JP2023172654A - 電力変換装置、電力変換装置のスイッチ故障検知方法、及びプログラム - Google Patents

電力変換装置、電力変換装置のスイッチ故障検知方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電圧検出器を用いずに、突入電流抑制回路に用いられているスイッチの短絡故障及び開放故障を検出すること。【解決手段】電力変換装置1は、直流電源部2の直流母線に接続された平滑コンデンサ21と、平滑コンデンサ21に流れる突入電流を抑制するための抵抗22と、抵抗22と並列に接続されたスイッチ23とを備える。電力変換装置1は、スイッチ23と直列に接続され、スイッチ23に流れる電流を検出する電流センサ26と、運転開始時においてスイッチ23を開放状態とし、その後、所定の条件を満たした場合にスイッチ23を閉じるスイッチ制御部と、電流センサ26の検出値に基づいて、スイッチの故障を検知する故障検知部とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、電力変換装置、電力変換装置のスイッチ故障検知方法、及びプログラムに関するものである。
従来、電力変換装置では、直流電力の変動成分を平滑化するために、平滑コンデンサが設けられている。このような平滑コンデンサを備える電力変換装置では、電源の投入時において、平滑コンデンサを充電するために、短時間に定常状態よりもはるかに高い電流(以下「突入電流」という。)が発生する。
このような突入電流を抑制するために、電力変換装置には、突入電流抑制回路が設けられている。突入電流抑制回路は、例えば、平滑コンデンサの入力側に設けられた抵抗器と、その抵抗器と並列に接続されたスイッチとを備える構成とされている。そして、電力変換装置の起動時には、スイッチを開放状態として抵抗器を経由して平滑コンデンサを充電し、充電が完了した後に、スイッチを閉じ、通常運転に入ることとしている(特許文献1,2参照)。
ここで、突入電流抑制回路に用いられるスイッチが故障した場合には、電力変換装置の素子の劣化や損傷等を防ぐために、迅速にその故障を検知する必要がある。
例えば、特許文献1には、突入電流抑制回路を構成する抵抗器の両端の抵抗電圧又は抵抗器に流れる抵抗電流を検出し、スイッチを閉じてから予め決められた所定時間が経過しても、抵抗電圧又は抵抗電流が第2閾値以下にならない場合に、スイッチが故障していると判定することが開示されている。
また、特許文献2には、スイッチとしてGTO(Gate Turn-Off thyristor)サイリスタ等の自己消弧形素子を採用するとともに、突入電流抑制回路の入力側の電圧と、出力側の電圧とをそれぞれ検出するための電圧検出器を設け、電圧センサによって検出された電圧と、スイッチのゲート制御信号とに基づいて、スイッチの短絡故障を検出する方法が開示されている。具体的には、特許文献2には、電力変換装置の停止時において、スイッチをオフした後に、電力変換装置を停止させることによって、スイッチがオフしている期間を設け、その期間において、電圧検出器によって検出された入力側電圧と出力側電圧とに電圧差が生じなかった場合に、スイッチの短絡故障を検出することが開示されている。
特開2020-145809号公報 特開2001-245401号公報
特許文献1に開示されているスイッチの故障判定方法では、スイッチの開放故障は容易に検知することができるが、スイッチの半断線故障を判定することは難しかった。
また、特許文献2に開示されるスイッチの故障判定方法では、スイッチの短絡故障を迅速に検知できるが、突入電流抑制回路の入力側と出力側とに電圧検出器を設ける必要があった。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、電圧検出器を用いずに、突入電流抑制回路に用いられているスイッチの短絡故障及び開放故障を検出することのできる電力変換装置、電力変換装置のスイッチ故障検出方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の第1態様は、直流電源部の直流母線に接続された平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサに流れる突入電流を抑制するための抵抗と、前記抵抗と並列に接続されたスイッチとを備える電力変換装置であって、前記スイッチと直列に接続され、前記スイッチに流れる電流を検出する電流センサと、運転開始時において前記スイッチを開放状態とし、その後、所定の条件を満たした場合に前記スイッチを閉じるスイッチ制御部と、前記電流センサの検出値に基づいて、前記スイッチの故障を検知する故障検知部とを具備する電力変換装置である。
本開示の第2態様は、コンピュータを上記故障検知部として機能させるためのプログラムである。
本開示の第3態様は、直流電源部の直流母線に接続された平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサに流れる突入電流を抑制するための抵抗と、前記抵抗と並列に接続されたスイッチとを備える電力変換装置のスイッチ故障検知方法であって、前記スイッチと直列に接続された電流センサによって、前記スイッチに流れる電流を検出し、コンピュータが、運転開始時において前記スイッチを開放状態とし、その後、所定の条件を満たした場合に前記スイッチを閉じるように、スイッチの開閉を制御し、前記スイッチの開閉制御と、前記電流センサの検出値とに基づいて、前記スイッチの故障を検知する電力変換装置のスイッチ故障検知方法である。
電圧検出器を用いずに、突入電流抑制回路に用いられているスイッチの短絡故障及び開放故障を検出することができるという効果を奏する。
本開示の第1実施形態に係る電力変換装置の概略構成を示した回路図である。 本開示の第1実施形態に係る制御装置によって実行される電力変換装置の起動時における制御の一例について説明するためのフローチャートである。 本開示の第1実施形態に係る制御装置によって実行される電力変換装置の起動時における制御の一例について説明するためのフローチャートである。 本開示の第1実施形態に係る電力変換装置が正常である場合を仮定した場合に、スイッチを開放のままメインコンタクタをオンしたときの電流の流れるルートを示した図である。 本開示の第1実施形態に係る電力変換装置が正常である場合を仮定した場合に、メインコンタクタがオンしている状態でスイッチを閉じたときの電流の流れるルートを示した図である。 本開示の第2実施形態に係る電力変換装置の概略構成を示した回路図である。 本開示の第2実施形態に係る制御装置によって実行される電力変換装置の起動時における制御の一例について説明するためのフローチャートである。 本開示の第2実施形態に係る制御装置によって実行される電力変換装置の起動時における制御の一例について説明するためのフローチャートである。
〔第1実施形態〕
以下に、本開示の第1実施形態に係る電力変換装置、電力変換装置のスイッチ故障検知方法、及びプログラムについて、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る電力変換装置は、例えば、電動コンプレッサを駆動するモータ駆動に用いられる。また、電動コンプレッサの用途の一例として、陸上輸送用冷凍ユニットが挙げられる。
以下、本実施形態に係る電力変換装置を陸上輸送用冷凍ユニットに搭載された電動コンプレッサを駆動するためのモータ駆動装置に適用する場合を例示して説明する。
なお、本開示の電力変換装置は、以下に示す用途に限らず、電力変換を必要とする様々な装置に適用することが可能である。
図1は、本開示の第1実施形態に係る電力変換装置1の概略構成を示した回路図である。図1に示すように、電力変換装置1は、直流電源部2と、直流電源部2からの直流電力を交流電力に変換するインバータ3とを備える。インバータ3からの交流電力は、例えば、モータ4に印加され、モータ4を駆動する。更に、電力変換装置1は、電力変換装置1を構成する各素子を制御する制御装置5を備えている。
直流電源部2には、直流電力の変動成分を平滑化するための平滑コンデンサ21が設けられている。平滑コンデンサ21は、一端が直流電源部2の正極電路に、他端が直流電源部の負極電路に接続されている。また、直流電源部2には、電源投入時において、平滑コンデンサ21に流れる突入電流を抑制するための突入電流抑制回路が設けられている。突入電流抑制回路は、例えば、平滑コンデンサ21よりも電源側に設けられた抵抗22と、抵抗22と並列に接続されたスイッチ23とを備えている。抵抗22は、例えば、直流電源部2の正極電路に接続されている。スイッチ23は、例えば、リレースイッチ等の機械式スイッチである。
また、直流電源部2は、抵抗22と直列に接続されたコイル24及びメインコンタクタ25を備えている。メインコンタクタ25のオンオフ(開閉)は、例えば、車両の制御装置(例えば、車両側ECU(Electronic Control Unit))により制御される。コイル24及び平滑コンデンサ21により、フィルタ回路が構成される。フィルタ回路は、出力側へのノイズや高調波電流を抑制する。
スイッチ23には、電流センサ26が直列に接続されている。電流センサ26は、スイッチ23に流れる電流を検出し、その電流検出値を制御装置5に出力する。電流センサ26は、例えば、絶縁電流センサである。絶縁電流センサの一例として、ホール素子、絶縁アンプ等が挙げられる。
インバータ3を構成するブリッジ回路のスイッチング及びスイッチ23の開閉等は、制御装置5によって制御される。
制御装置5は、例えば、通信線を介して上位のECUと接続され、上位のECUとの間で制御信号を送受信する。制御装置5は、上位のECUからの制御信号に基づいてインバータ3を駆動することにより、モータ4に印加する交流電力を制御する。制御装置5は、上位のECUからの制御信号及び平滑コンデンサ21の両端電圧に基づいて、スイッチ23の開閉を制御する。
ここで、「上位のECU」は、陸上輸送用冷凍ユニット内に設置されているメイン基板に搭載されているECUであってもよいし、車両側ECUであってもよいし、これら両方を含んでいてもよい。
また、制御装置5には、直流電源部2の正極電圧に応じた電圧検出値が出力される。電圧検出値は、例えば、平滑コンデンサ21の両端電圧を所定の抵抗比で分圧した電圧検出値である。また、制御装置5には、電流センサ26によって検出された電流検出値が出力される。
制御装置5は、上述の電圧検出値及び電流検出値を用いて、メインコンタクタ25及びスイッチ23の故障を検知する故障検知機能(故障検知部)を備えている。
制御装置5は、例えば、マイクロコンピュータである。制御装置5は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、キャッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の書き込み可能なメモリで構成された主記憶装置(Main Memory)、二次記憶装置(Secondary storage:メモリ)などを備えている。二次記憶装置は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体(non-transitory computer readable storage medium)である。非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の一例として、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリなどが挙げられる。
次に、図2及び図3を参照して、制御装置5によって実行される電力変換装置1の起動時における制御について説明する。図2及び図3は、電力変換装置1の起動時における処理手順の一例を示したフローチャート図である。後述する一連の処理は、一例として、プログラムの形式で制御装置5の二次記憶装置に記憶されており、このプログラムをCPU(プロセッサ)が主記憶装置に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。
まず、電力変換装置1は、電源投入前において、メインコンタクタ25がオフ(開状態)、かつ、スイッチ23が開状態とされている(SA1)。制御装置5は、この状態において、電圧検出値が第1電圧閾値Vth1よりも大きいか否かを判定する(SA2)。この結果、電圧検出値が第1電圧閾値Vth1よりも大きい場合には(SA2:YES)、メインコンタクタ25の短絡故障と判定し(SA3)、ECUへ故障内容を含むエラー通知を行う(SA4)。これにより、メインコンタクタ25とは異なるコンタクタ等によって電力変換装置1への電源供給が遮断される。また、スイッチ23はオフ状態とされる。
一方、ステップSA2において、電圧検出値が第1電圧閾値Vth1以下である場合には(SA2:NO)、電流検出値が所定の第1電流閾値(第1閾値)Ith1よりも大きいか否かを判定する(SA5)。この結果、電流検出値が第1電流閾値Ith1よりも大きい場合(SA5:YES)、電流が流れていないにもかかわらず電流を誤検知しているため、電流センサ26の故障と判定し(SA6)、ECUに対して故障内容を含むエラー通知を行う(SA7)。このとき、メインコンタクタ25は開放され、スイッチは開放された状態とされる。
次に、ステップSA5において、電流検出値が所定の第1電流閾値Ith1以下である場合には(SA5:NO)、制御装置5は、スイッチ23を開状態としたまま、メインコンタクタ25をオンさせる(SA8)。これにより、正常な状態であれば、図4に示すように、電源(例えば、車載の高電圧バッテリ)30からの直流電力が電力変換装置1に供給される。これにより、電源30からメインコンタクタ25、コイル24、抵抗22を経由して平滑コンデンサ21に電流が流れる。このとき、抵抗22により、突入電流は抑制される。
続いて、制御装置5は、電流検出値が第2電流閾値Ith2よりも大きいか否かを判定する(図3のSA9)。この結果、電流検出値が第2電流閾値Ith2よりも大きい場合には(SA9:YES)、スイッチ23の短絡故障を検知し(SA10)、図2のステップSA7に移行する。
一方、電流検出値が第2電流閾値Ith2以下である場合には(SA9:NO)、平滑コンデンサ21の充電が完了したかを判定する(SA11)。これは、例えば、電圧検出値が予め設定されている充電閾値以上であるか否かによって判定されてもよい。また、メインコンタクタ25をオンしてからの時間で判定してもよい。この点については、公知の技術であるから、公知の技術を適宜採用すればよい。
続いて、平滑コンデンサ21の充電が完了したと判定した場合には(SA11:YES)、制御装置5は、メインコンタクタ25をオン状態で維持したまま、スイッチ23を閉じる(SA12)。これにより、正常な状態であれば、図5に示すように、電源30からメインコンタクタ25、コイル24、電流センサ26、スイッチ23を経由してインバータ3に電流が流れることとなる。
続いて、制御装置5は、電流検出値が第3電流閾値Ith3以下か否かを判定する(SA13)。この結果、電流検出値が第3電流閾値Ith3以下である場合には(SA13:YES)、スイッチ23の開放故障を検知し(SA14)、図2のステップSA7に戻る。
一方、制御装置5は、電流検出値が第3電流閾値Ith3よりも大きい場合には(SA13:NO)、スイッチ23は正常と判断し(SA15)、起動時の処理を終了する。この後、制御装置5は、通常の運転制御、すなわち、インバータ制御等を行うことにより、車両のECUからの制御信号に基づくモータ駆動制御を引き続き行う。
以上説明してきたように、本実施形態に係る電力変換装置1、スイッチ故障検知方法、及びプログラムによれば、以下の作用効果を奏する。
電力変換装置1は、スイッチ23と直列に接続され、スイッチ23に流れる電流を検出する電流センサ26と、電流センサ26の検出値に基づいて、スイッチ23の故障を検知する制御装置(故障検知部)5とを備えている。電流センサ26は、スイッチ23と直列に接続されているので、スイッチ23に流れる電流を直接的に検出することができる。これにより、スイッチ23の開放故障及び短絡故障の両方を迅速に検知することが可能となる。また、電圧センサを用いずに、スイッチ23の故障検知を行うことができる。
〔第2実施形態〕
次に、本開示の第2実施形態に係る電力変換装置1a、電力変換装置1aのスイッチ故障検知方法、及びプログラムについて図面を参照して説明する。本実施形態に係る電力変換装置1aは、スイッチ23aとして半導体スイッチを用いる点で、上述した第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と共通の構成については同一の符号を付して説明を省略し、異なる点について主に説明する。
図6は、本開示の第2実施形態に係る電力変換装置1aの概略構成を示した回路図である。図6に示すように、本実施形態に係る電力変換装置1aの直流電源部2aは、スイッチ23aを備えている。スイッチ23aは、半導体スイッチであり、一例として、SiC-MOSFET、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)等が挙げられる。
更に、電力変換装置1aは、スイッチ23aを駆動するためのゲートドライバ(スイッチ駆動部)28を備えている。ゲートドライバ28は、例えば、絶縁ゲートドライバである。ゲートドライバ28は、制御装置5a(例えばマイコン)からのスイッチ制御信号に基づいてスイッチ23aのオンオフを制御する。ここで、スイッチ23aのオン状態は、スイッチ23aが閉じた状態で電流が流れることを意味し、スイッチ23aのオフ状態は、スイッチ23aが開放された状態で電流が流れないことを意味する。
ゲートドライバ28は、内部異常診断機能を備えている。例えば、ゲートドライバ28は、入力電圧に対する出力電圧が所定の電圧値以外(入出力論理不一致)となった場合に、入出力異常と判定し、RDY信号を「L」(LOW)にして出力する。なお、内部異常が検知されていない場合、すなわち、正常状態では、RDY信号は「H」(HIGH)とされる。
また、ゲートドライバ28は、スイッチ23aが過電流状態であることを検知する機能を有しており、過電流状態であることを検知すると、FLT信号を「L」(LOW)にする。例えば、スイッチ23aに過電流が流れると、スイッチ23a(SiC-MOSFET)のドレイン-ソース間に所定値以上の電圧(電位差)が発生する。この所定値は、スイッチ23aの電気的特性と分圧抵抗29により設定される。所定値以上のドレイン-ソース間電圧が発生すると、分圧抵抗29からゲートドライバ28に出力される電圧が変化して所定の閾値以上となる。ゲートドライバ28は、この電圧が閾値以上であることを検知すると、スイッチ23aの過電流を検知して、FLT信号を「L」にして出力する。なお、スイッチ23aの過電流が検知されていない場合、すなわち、正常状態では、FLT信号は、「H」(HIGH)とされる。
次に、図7及び図8を参照して、本実施形態に係る制御装置5aによって実行される電力変換装置1の起動時における制御方法について説明する。図7及び図8は、電力変換装置1の起動時における処理手順の一例を示したフローチャート図である。後述する一連の処理は、一例として、プログラムの形式で制御装置5aの二次記憶装置に記憶されており、このプログラムをCPU(プロセッサ)が主記憶装置に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。
なお、ステップSB1~SB7については、上述した第1実施形態に係るステップSA1~SA7にそれぞれ対応するため、ここでの説明を省略する。
ステップSB8において、制御装置5aは、ゲートドライバ28からのRDY信号が「H」、すなわち、正常状態を示しているか否かを判定する(SB8)。この結果、RDY信号が「L」である場合には(SB8:NO)、ゲートドライバ内部異常と判定し(SB9)、ステップSB7に移行する。一方、RDY信号が「H」である場合には(SB8:YES)、続いて、FLT信号が「H」、すなわち、正常状態を示しているか否かを判定する(SB10)。
この結果、FLT信号が「L」である場合には(SB10:NO)、メインコンタクタ25がオンしておらず電圧が印加されていないにもかかわらず、ゲートドライバ28は、スイッチ23aに過電流が流れていると判定していることとなるから、ゲートドライバ28の故障と判定し(SB11)、ステップSB7に移行する。一方、FLT信号が「H」である場合には(SB10:YES)、スイッチ23aは開状態とされたまま、メインコンタクタ25がオンされる(図8のSB12)。これにより、正常な状態であれば、電源(例えば、車載の高電圧バッテリ)30からの直流電力が電力変換装置1に供給される(図4参照)。
そして、続くステップSB13において、制御装置5aは、電流検出値が第2電流閾値Ith2よりも大きいか否かを判定するとともに、FLT信号が「L」であるか否かを判定する(SB13)。この結果、両方の条件を満たしていた場合には、制御装置5aは、スイッチ短絡故障と判定し(SB14)、ステップSB7(図7参照)に移行する。これにより、メインコンタクタ25はオフ状態とされ、スイッチ23aはオフ状態が維持される。
ここで、実際にスイッチ23aに短絡故障が生じていた場合、電流検出値が第2電流閾値Ith2よりも大きく、かつ、FLT信号も「L」になるはずである。つまり、ステップSB13の2つの条件は、両方満たされるはずである。したがって、2つの条件のアンドを取ることにより、スイッチ23aの短絡故障の検知精度を向上させることができる。
一方、上記2つの条件のうち、一方の条件しか満たしていない場合には、電流センサ26及びゲートドライバ28の検出結果に整合性が取れていないということになる。この場合には、スイッチ23aに短絡故障が生じているか否かが判定できず、更に、電流センサ26又はゲートドライバ28に故障が生じていると判定することができる。したがって、ステップSB13において、両方の条件がアンドで満たされていない場合には、スイッチ23aの短絡故障、電流センサ26の故障、ゲートドライバ28の故障の少なくともいずれか1つが発生していると判定する。
一方、ステップSB13において、いずれの条件も満たしていない場合には(SB13:NO)、平滑コンデンサ21の充電が完了したかを判定する(SB15)。この判定条件については、第1実施形態のSA11と同様である。
続いて、平滑コンデンサ21の充電が完了したと判定した場合には(SB15:YES)、メインコンタクタ25がオン状態で維持されたまま、制御装置5aは、スイッチ23aをオン状態とする(SB16)。具体的には、制御装置5aは、ゲートドライバ28に対してスイッチ23aをオンとするスイッチ制御信号を出力する。これにより、ゲートドライバ28がスイッチ23aのゲートにゲート電圧を印加することにより、スイッチ23aがオン状態とされる。これにより、正常な状態であれば、電源30からメインコンタクタ25、コイル24、電流センサ26、スイッチ23aを経由して電流が流れることとなる(図5参照)。
続いて、制御装置5aは、ゲートドライバ28からのRDY信号が「H」、すなわち、正常状態を示しているか否かを判定する(SB17)。この結果、RDY信号が「L」である場合には(SB17:NO)、ゲートドライバ内部異常と判定し(SB18)、図7のステップSB7に移行する。一方、RDY信号が「H」である場合には(SB17:YES)、続いて、電流検出値が第3電流閾値Ith3以下か否かを判定する(SB19)。この結果、電流検出値が第3電流閾値Ith3以下である場合には(SB19:YES)、スイッチ23の開放故障を検知し(SB20)、図7のステップSB7に移行する。
一方、制御装置5は、電流検出値が第3電流閾値Ith3よりも大きい場合には(SB19:NO)、スイッチ23aは正常と判断し(SB21)、起動時の処理を終了する。この後、制御装置5aは、通常の運転制御、すなわち、インバータ制御等を行うことにより、車両のECUからの制御信号に基づくモータ駆動制御を引き続き行う。
以上説明してきたように、本実施形態に係る電力変換装置1a、スイッチ故障検知方法、及びプログラムによれば、以下の作用効果を奏する。
電力変換装置1aにおいて、スイッチ23aは半導体スイッチとされており、半導体スイッチを駆動するためのゲートドライバ28を備えている。ゲートドライバ28は、スイッチ23aに過電流が流れているか否かを判定する機能(スイッチ23aの過電流検知部)、自身の異常を診断する異常診断機能(異常診断部)を備えている。したがって、制御装置5aは、過電流が検知されたことを通知するためのFLT信号と、ゲートドライバ28が異常であることを通知するためのRDY信号とに基づいて、スイッチ23aの故障判定、電流センサ26の故障判定、ゲートドライバ28の故障判定を行うことができる。
以上、本開示について実施形態を用いて説明したが、本開示の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。開示の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本開示の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、上記実施形態で説明した起動時における処理の流れも一例であり、本開示の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
例えば、上述した実施形態では、電源30から直流電力が供給される場合を例示して説明したが、この例に限られない。例えば、電源30は、交流電源であってもよい。この場合、例えば、特許文献1に開示されているように、電力変換装置1,1aは、交流電力を直流電力に変換するための整流器を更に備えていてもよい。
また、上述した各実施形態における第1電流閾値Ith1、第2電流閾値Ith2、第3電流閾値Ith3は、全て同じ値に設定されていてもよいし、一部が同じ値に設定されていてもよいし、全てが異なる値に設定されていてもよい。これらの閾値の決め方は、設計事項である。
また、上述した各実施形態では、電流センサ26から電流値が出力される場合を例示して説明したが、これに限られない。例えば、電流センサ26は、電流値を電圧値に変換する電流-電圧変換特性を有しており、この変換特性に基づいて電流値を電圧値に変換して、制御装置5、5aに出力することとしてもよい。この場合、第1電流閾値Ith1、第2電流閾値Ith2、第3電流閾値Ith3についても、共通の電流―電圧変換特性を用いて電流を電圧に変換した後の値を用いればよい。
以上説明した実施形態に記載の電力変換装置1、電力変換装置のスイッチ故障検知方法、及びプログラムは、例えば以下のように把握される。
本開示の第1態様に係る電力変換装置(1,1a)は、直流電源部(2,2a)の直流母線に接続された平滑コンデンサ(21)と、前記平滑コンデンサに流れる突入電流を抑制するための抵抗(22)と、前記抵抗と並列に接続されたスイッチ(23,23a)とを備える電力変換装置であって、前記スイッチと直列に接続され、前記スイッチに流れる電流を検出する電流センサ(26)と、運転開始時において前記スイッチを開放状態とし、その後、所定の条件を満たした場合に前記スイッチを閉じるスイッチ制御部(5,5a)と、前記電流センサの検出値に基づいて、前記スイッチの故障を検知する故障検知部(5,5a)とを具備する。
本開示の電力変換装置によれば、電流センサは、スイッチと直列に接続されているので、スイッチに流れる電流を直接的に検出することができる。これにより、スイッチの開放故障及び短絡故障の両方を迅速に検知することが可能となる。また、電圧センサを用いずに、スイッチの故障検知を行うことができる。
本開示の第2態様に係る電力変換装置は、前記第1態様において、前記スイッチ(23a)は、半導体スイッチとされ、前記電力変換装置は、前記スイッチ制御部からの指令に基づいて、前記半導体スイッチを駆動するスイッチ駆動部(28)を備えることとしてもよい。
半導体スイッチを用いることにより、機械式スイッチを用いる場合に比べて反応速度を向上させることができる。また、耐電流特性の優れた機械式スイッチは大型化する上、高コストである。これに比べて、半導体スイッチを用いることにより、素子の小型化、コスト低減を図ることが可能となる。
本開示の第3態様に係る電力変換装置は、前記第1態様又は前記第2態様において、前記電流センサは、例えば、絶縁電流センサである。
絶縁電流センサとすることで、耐電流特性を向上させることができる。特に、車載の空気調和機等に用いられる電力変換装置の場合、電源は、車載の高圧バッテリから供給されるため、高電圧電源となる。このような場合でも、絶縁電流センサを用いることにより、スイッチに流れる電流を確実に検出することが可能となる。
本開示の第4態様に係る電力変換装置は、前記第1態様から前記第3態様のいずれかにおいて、前記故障検知部は、前記直流電源部に電圧が印加されていない状態において、前記電流センサの検出値が所定の第1閾値よりも大きい場合に、前記電流センサの故障を検知することとしてもよい。
直流電源部に電圧が印加されていない状態とは、すなわち、スイッチに電流が流れていない状態である。このような場合に、電流センサの検出値が第1閾値よりも大きい場合には、電流センサ自体の故障として判定する。
本開示の第5態様に係る電力変換装置は、前記第1態様から前記第4態様のいずれかにおいて、前記故障検知部は、前記直流電源部に電圧が印加されているとともに、前記スイッチ制御部によって前記スイッチが開放状態に制御されている場合において、前記電流センサの検出値が所定の第2閾値よりも大きい場合に、前記スイッチの短絡故障を検知することとしてもよい。
直流電源部に電圧が印加されている場合であって、スイッチが開放状態に制御されている場合には、スイッチに電流が流れていない状態を意味する。この場合において、電流センサによって第2閾値よりも大きい検出値が検出された場合には、スイッチが短絡故障していると判定する。
本開示の第6態様に係る電力変換装置は、前記第1態様から前記第4態様のいずれかにおいて、前記故障検知部は、前記直流電源部に電圧が印加されているとともに、前記スイッチ制御部によって前記スイッチが閉状態に制御されている場合において、前記電流センサの検出値が所定の第3閾値以下である場合に、前記スイッチの開放故障を検出することとしてもよい。
直流電源部に電圧が印加されている場合であって、スイッチが閉状態に制御されている場合には、スイッチに電流が流れている状態を意味する。この場合において、電流センサによって第3閾値以下の検出値が検出された場合には、スイッチが開放故障していると判定する。
本開示の第7態様に係る電力変換装置は、前記第2態様において、前記スイッチ駆動部は、異常診断部を備え、前記故障検知部は、前記スイッチ駆動部から出力される異常通知信号(RDY信号「L」)に基づいて、前記スイッチ駆動部の異常を検知することとしてもよい。
スイッチ駆動部が異常診断部を備えているので、スイッチ駆動部の異常を容易に検知することができる。
本開示の第8態様に係る電力変換装置は、前記第2態様又は前記第7態様において、前記スイッチ駆動部は、前記スイッチ(23a)に過電流が流れているかを検知する過電流検知部を備え、前記故障検知部は、前記スイッチ駆動部から出力される過電流通知信号(FLT信号「L」)と前記電流センサの検出値に基づく故障検知との整合性を評価することにより、前記スイッチの故障を検知することとしてもよい。
スイッチに短絡故障が生じている場合、電流センサの検出値は第2閾値よりも大きく、かつ、スイッチ駆動部からの過電流通知信号も過電流を示す信号となる。したがって、これら2つの結果がアンドである場合に、スイッチの故障と判定することで、スイッチの短絡故障の検知精度を向上させることができる。
この一方で、これらの条件に整合性が取れていない場合には、スイッチの短絡故障、電流センサの故障、ゲートドライバの故障の少なくともいずれか1つが発生していると判定する。
本開示の第9態様に係る電力変換装置は、前記第8態様において、前記故障検知部は、前記直流電源部に電圧が印加されていない状態において、前記スイッチ駆動部から過電流通知信号が通知された場合に、前記スイッチ駆動部の故障を検知することとしてもよい。
直流電源部に電圧が印加されていない状態とは、すなわち、スイッチに電流が流れていない状態である。このような場合に、スイッチ駆動部から過電流を通知する過電流通知信号が通知された場合には、スイッチ駆動部自体の故障として判定する。
本開示のプログラムは、コンピュータを前記第1態様から前記第9態様のいずれかに係る故障検知部として機能させるためのプログラムである。
本開示の電力変換装置のスイッチ故障検知方法は、直流電源部の直流母線に接続された平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサに流れる突入電流を抑制するための抵抗と、前記抵抗と並列に接続されたスイッチとを備える電力変換装置のスイッチ故障検知方法であって、前記スイッチと直列に接続された電流センサによって、前記スイッチに流れる電流を検出し、コンピュータが、運転開始時において前記スイッチを開放状態とし、その後、所定の条件を満たした場合に前記スイッチを閉じるように、スイッチの開閉を制御し、前記スイッチの開閉制御と、前記電流センサの検出値とに基づいて、前記スイッチの故障を検知する。
1 :電力変換装置
1a :電力変換装置
2 :直流電源部
2a :直流電源部
3 :インバータ
4 :モータ
5 :制御装置
5a :制御装置
21 :平滑コンデンサ
22 :抵抗
23 :スイッチ
23a :スイッチ
24 :コイル
25 :メインコンタクタ
26 :電流センサ
28 :ゲートドライバ
29 :分圧抵抗
30 :電源
Ith1 :第1電流閾値
Ith2 :第2電流閾値
Ith3 :第3電流閾値

Claims (11)

  1. 直流電源部の直流母線に接続された平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサに流れる突入電流を抑制するための抵抗と、前記抵抗と並列に接続されたスイッチとを備える電力変換装置であって、
    前記スイッチと直列に接続され、前記スイッチに流れる電流を検出する電流センサと、
    運転開始時において前記スイッチを開放状態とし、その後、所定の条件を満たした場合に前記スイッチを閉じるスイッチ制御部と、
    前記電流センサの検出値に基づいて、前記スイッチの故障を検知する故障検知部と
    を具備する電力変換装置。
  2. 前記スイッチは、半導体スイッチであり、
    前記スイッチ制御部からの指令に基づいて、前記半導体スイッチを駆動するスイッチ駆動部を備える請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記電流センサは、絶縁電流センサである請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記故障検知部は、前記直流電源部に電圧が印加されていない状態において、前記電流センサの検出値が所定の第1閾値よりも大きい場合に、前記電流センサの故障を検知する請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記故障検知部は、前記直流電源部に電圧が印加されているとともに、前記スイッチ制御部によって前記スイッチが開放状態に制御されている場合において、前記電流センサの検出値が所定の第2閾値よりも大きい場合に、前記スイッチの短絡故障を検知する請求項1に記載の電力変換装置。
  6. 前記故障検知部は、前記直流電源部に電圧が印加されているとともに、前記スイッチ制御部によって前記スイッチが閉状態に制御されている場合において、前記電流センサの検出値が所定の第3閾値以下である場合に、前記スイッチの開放故障を検出する請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 前記スイッチ駆動部は、異常診断部を備え、
    前記故障検知部は、前記スイッチ駆動部から出力される異常通知信号に基づいて、前記スイッチ駆動部の異常を検知する請求項2に記載の電力変換装置。
  8. 前記スイッチ駆動部は、前記スイッチに過電流が流れているかを検知する過電流検知部を備え、
    前記故障検知部は、前記スイッチ駆動部から出力される過電流通知信号と前記電流センサの検出値に基づく故障検知との整合性を評価することにより、前記スイッチの故障を検知する請求項2に記載の電力変換装置。
  9. 前記故障検知部は、前記直流電源部に電圧が印加されていない状態において、前記スイッチ駆動部から過電流通知信号が通知された場合に、前記スイッチ駆動部の故障を検知する請求項8に記載の電力変換装置。
  10. コンピュータを請求項1に記載の故障検知部として機能させるためのプログラム。
  11. 直流電源部の直流母線に接続された平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサに流れる突入電流を抑制するための抵抗と、前記抵抗と並列に接続されたスイッチとを備える電力変換装置のスイッチ故障検知方法であって、
    前記スイッチと直列に接続された電流センサによって、前記スイッチに流れる電流を検出し、
    コンピュータが、
    運転開始時において前記スイッチを開放状態とし、その後、所定の条件を満たした場合に前記スイッチを閉じるように、スイッチの開閉を制御し、
    前記スイッチの開閉制御と、前記電流センサの検出値とに基づいて、前記スイッチの故障を検知する電力変換装置のスイッチ故障検知方法。
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