JP2023172505A - 光電変換装置 - Google Patents

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Daiki Shirahige
寛 関根
Hiroshi Sekine
昌弘 小林
Masahiro Kobayashi
周平 林
Shuhei Hayashi
一 池田
Hajime Ikeda
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Abstract

【課題】面積効率がより向上された光電変換装置を提供する。【解決手段】複数の光電変換部と、前記複数の光電変換部のそれぞれから出力された信号をそれぞれ保持する複数の容量素子と、を有し、前記複数の容量素子のうちの第1容量素子及び第2容量素子が、前記複数の容量素子が形成される基板の主面に垂直な方向に並ぶ互いに異なる層に配されており、前記第1容量素子が、前記主面に垂直な方向からの平面視において、前記複数の光電変換部のうちの少なくとも2つに重なるように配されている。【選択図】図3

Description

本発明は、光電変換装置に関する。
特許文献1には、光電変換部と容量素子とを有する固体撮像装置が開示されている。特許文献1の固体撮像装置では、光電変換部の直上に重なるように容量素子が配されているため、面積効率が向上されており、高感度化と画素の微細化が両立されている。
特開2011-204797号公報
特許文献1に開示されているような容量素子を有する光電変換装置においては、平面視において、隣接する容量素子間に間隙が存在する。光電変換装置内にこの間隙が多く存在すると、面積効率が低下し得る。
本発明は、面積効率がより向上された光電変換装置を提供することを目的とする。
本明細書の一開示によれば、複数の光電変換部と、前記複数の光電変換部のそれぞれから出力された信号をそれぞれ保持する複数の容量素子と、を有し、前記複数の容量素子のうちの第1容量素子及び第2容量素子が、前記複数の容量素子が形成される基板の主面に垂直な方向に並ぶ互いに異なる層に配されており、前記第1容量素子が、前記主面に垂直な方向からの平面視において、前記複数の光電変換部のうちの少なくとも2つに重なるように配されている、光電変換装置が提供される。
本発明によれば、面積効率がより向上された光電変換装置を提供することができる。
第1実施形態に係る光電変換装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る光電変換装置の画素の等価回路図である。 第1実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。 第1実施形態に係る光電変換装置の平面模式図である。 第2実施形態に係る光電変換装置の画素の等価回路図である。 第2実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。 第3実施形態に係る光電変換装置の画素の等価回路図である。 第4実施形態に係る光電変換装置の画素の等価回路図である。 第4実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。 第4実施形態に係る光電変換装置の平面模式図である。 第5実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。 第6実施形態に係る光電変換装置の等価回路図である。 第6実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。 第7実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。 第7実施形態に係る光電変換装置の平面模式図である。 第8実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。 第9実施形態に係る機器のブロック図である。 第10実施形態に係る機器のブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。複数の図面にわたって同一の要素又は対応する要素には共通の符号が付されており、その説明は省略又は簡略化されることがある。
以下に述べる第1実施形態乃至第8実施形態では、光電変換装置の一例として、撮像装置を中心に説明する。しかしながら、各実施形態における光電変換装置は撮像装置に限定されるものではなく、光電変換に基づく他の光検出装置にも適用可能である。他の光検出装置の例としては、測距装置、測光装置が挙げられる。測距装置は、例えば、焦点検出装置、TOF(Time-Of-Flight)を用いた距離測定装置等であり得る。測光装置は、装置に入射する光の光量を測定する装置であり得る。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る光電変換装置の概略構成を表すブロック図である。光電変換装置は、画素アレイ10、垂直走査回路20、列増幅回路30、水平走査回路40、出力回路50及び制御回路60を有している。光電変換装置は、シリコン基板等の半導体基板に形成される半導体装置であり、本実施形態においてはCMOSイメージセンサである。
制御回路60は、垂直走査回路20、列増幅回路30及び水平走査回路40に垂直同期信号、水平同期信号、クロック信号等の制御信号を出力する。これにより、制御回路60は、これらの回路の動作を制御する。
画素アレイ10は、行方向(図1において横方向)及び列方向(図1において縦方向)に複数の行及び複数の列をなすように配された複数の画素11を有している。複数の画素11の各々は後述する光電変換部を有している。これにより、複数の画素11の各々は、入射光に基づく信号を出力する。
画素アレイ10の各行には、行方向に延在して、制御線13が配されている。制御線13は、行方向に並ぶ複数の画素11に接続され、これらの画素11に共通の制御線をなしている。制御線13は、垂直走査回路20に接続されている。
画素アレイ10の各列には、列方向に延在して、列信号線12が配されている。列信号線12は、列方向に並ぶ複数の画素11に接続され、これらの画素11に共通の信号線をなしている。列信号線12は、列増幅回路30及び列信号線12に駆動電流を供給する電流源(不図示)に接続されている。
垂直走査回路20は、シフトレジスタ、ゲート回路、バッファ回路等の論理回路を含む走査回路である。垂直走査回路20は、垂直同期信号、水平同期信号、クロック信号等に基づいて、制御線13を介して制御信号を画素11に供給する。これにより、垂直走査回路20は、画素11から行ごとに信号を順次出力させる走査を行う。また、垂直走査回路20は、画素11における電荷の蓄積期間を制御する。
列増幅回路30は、増幅回路、信号保持回路等を含む。列増幅回路30は、各列の画素11から列信号線12を介して入力される電気信号に対して、列ごとに信号増幅等の処理を行う。列増幅回路30が行う処理は、画素11のリセット時の信号及び光電変換時の信号に基づく相関二重サンプリング処理を含み得る。列増幅回路30は、水平走査回路40の制御に応じて、列ごとに順次、出力回路50に処理後の信号を出力する。
水平走査回路40は、シフトレジスタ、ゲート回路、バッファ回路等の論理回路を含む走査回路である。水平走査回路40は、列増幅回路30から処理後の信号を出力回路50に順次出力させるための制御信号を、列増幅回路30に供給する。
出力回路50は、バッファアンプ、差動増幅器等を含む。出力回路50は、列増幅回路30から入力された信号を、光電変換装置の外部の記憶装置又は信号処理装置に所定の形式で出力する。
なお、図1に示されている光電変換装置の構成は例示であり、画素11からの信号を読み出すことが可能な構成であれば適宜変更可能である。例えば、光電変換装置は、AD変換部を更に有することによりデジタル信号を出力可能な構成であってもよい。
図2は、本実施形態に係る光電変換装置の画素11の等価回路図である。画素11は、光電変換部PD、転送トランジスタM1、リセットトランジスタM2、第1増幅トランジスタM3、定電流トランジスタM4、サンプルホールドトランジスタM5、容量素子C1、第2増幅トランジスタM6及び選択トランジスタM7を有している。これらのトランジスタを制御する制御信号は、図1に示されている垂直走査回路20から、制御線13を介して対応するトランジスタのゲートに入力される。同じ行の複数の画素11は、共通の制御線13に接続されており、共通の制御信号により同時に制御される。
光電変換部PDは、例えばフォトダイオードである。光電変換部PDのアノードは接地ノードに接続されている。光電変換部PDのカソードは、転送トランジスタM1のソースに接続されている。転送トランジスタM1のドレインは、リセットトランジスタM2のソース及び第1増幅トランジスタM3のゲートに接続されている。転送トランジスタM1のドレイン、リセットトランジスタM2のソース及び第1増幅トランジスタM3のゲートが接続されるノードは、フローティングディフュージョンFDである。フローティングディフュージョンFDは、容量成分(フローティングディフュージョン容量)を含み、光電変換部PDから転送された電荷を保持する機能を有する。フローティングディフュージョン容量には、転送トランジスタM1からフローティングディフュージョンFDを介して第1増幅トランジスタM3に至る電気的経路の寄生容量が含まれる。図2には、このフローティングディフュージョン容量が容量素子の回路記号により等価的に示されている。
リセットトランジスタM2のドレイン及び第1増幅トランジスタM3のドレインは、電圧VDDが供給される電源電圧ノードに接続されている。第1増幅トランジスタM3のソースは、定電流トランジスタM4のドレイン及びサンプルホールドトランジスタM5のソースに接続されている。定電流トランジスタM4のソースは、接地ノードに接続されている。定電流トランジスタM4は、第1増幅トランジスタM3を駆動するためのバイアス電流を供給する。
サンプルホールドトランジスタM5のドレインは、容量素子C1の第1端子及び第2増幅トランジスタM6のゲートに接続されている。容量素子C1の第2端子は、接地ノードに接続されている。第2増幅トランジスタM6のドレインは、電圧VDDが供給される電源電圧ノードに接続されている。第2増幅トランジスタM6のソースは、選択トランジスタM7のドレインに接続されている。選択トランジスタM7のソースは、列信号線12に接続されている。列信号線12には、不図示の電流源が接続されている。この電流源は、電流値が切り替え可能な電流源であってもよいし、電流値が一定の定電流源であってもよい。
本実施形態では、画素11を構成する各トランジスタはN型のMOSトランジスタであるものとしている。したがって、垂直走査回路20からハイレベルの制御信号が供給されると対応するトランジスタがオンになる。また、垂直走査回路20からローレベルの制御信号が供給されると対応するトランジスタがオフになる。また、MOSトランジスタのソース及びドレインの呼称はトランジスタの導電型又は着目する機能によって異なることがある。本実施形態において使用するソース及びドレインの名称の一部又は全部は、逆の名称で呼ばれることもある。
光電変換部PDは、入射光をその光量に応じた量の電荷に変換(光電変換)する。転送トランジスタM1は、オンになることにより光電変換部PDが保持する電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。光電変換部PDから転送された電荷は、フローティングディフュージョンFDの容量(フローティングディフュージョン容量)に保持される。その結果、フローティングディフュージョンFDは、フローティングディフュージョン容量による電荷電圧変換によって、光電変換部PDから転送された電荷の量に応じた電位となる。
第1増幅トランジスタM3は、ドレインに電圧VDDが供給され、ソースに定電流トランジスタM4からバイアス電流が供給される構成となっており、ゲートを入力ノードとする増幅部(ソースフォロワ回路)を構成する。これにより第1増幅トランジスタM3は、フローティングディフュージョンFDの電位に基づく信号を出力する。サンプルホールドトランジスタM5は、オンになることにより、第1増幅トランジスタM3から出力されている信号の電位を容量素子C1に保持させる。
選択トランジスタM7は、オンになることにより第2増幅トランジスタM6を列信号線12に接続する。第2増幅トランジスタM6は、ドレインに電圧VDDが供給され、ソースに選択トランジスタM7を介して電流源からバイアス電流が供給される構成となっており、ゲートを入力ノードとする増幅部(ソースフォロワ回路)を構成する。これにより第2増幅トランジスタM6は、容量素子C1に保持されている電位に基づく信号を選択トランジスタM7を介して列信号線12に出力する。このように、サンプルホールドトランジスタM5、容量素子C1、第2増幅トランジスタM6及び選択トランジスタM7は光電変換部PDから出力された信号を一時的に保持するサンプルホールド回路として機能する。
リセットトランジスタM2は、電圧(電圧VDD)のフローティングディフュージョンFDへの供給を制御することによりフローティングディフュージョンFDをリセットする機能を備える。リセットトランジスタM2はオンになることによりフローティングディフュージョンFDを電圧VDDに応じた電圧にリセットする。
本実施形態では、複数の画素11の各々が容量素子C1を有している。容量素子C1は、光電変換部PDに蓄積された電荷に基づく信号を一時的に保持することができる。これにより、電荷の蓄積の開始時刻及び終了時刻を全画素で共通にするグローバルシャッタ機能が実現される。
図3は、本実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。図3には、基板の主面に垂直な断面における、互いに隣接する2つの画素11の近傍の構造が模式的に示されている。以下、画素11-1及び画素11-2のように対応する画素を示す枝番号を符号の末尾に付すことにより2つの画素を区別することがある。他の要素の符号についても同様に枝番号が付されることがある。
光電変換装置は、互いに積層された第1基板111及び第2基板121を有している。第1基板111は、光電変換部PDが形成されている半導体基板であり、その第1主面(図3における第1基板111の下側の面)には配線層112が配されている。第1基板111の第1主面と対向する第2主面(図3における第1基板111の上側の面)には複数の光電変換部PDにそれぞれ対応する複数のマイクロレンズMLが配されている。すなわち、本実施形態の光電変換装置は、配線層112が配されている第1主面と対向する第2主面から入射する光に対して感度を有する裏面照射型の光電変換装置であり、配線に起因する光損失が低減されている。第2基板121は、光電変換装置を構成するトランジスタの一部が形成されている半導体基板であり、その第1主面には配線層122が配されている。
配線層112には、ハイブリッドボンディング部HB1-1、HB1-2が配されている。配線層122には、ハイブリッドボンディング部HB2-1、HB2-2が配されている。第1基板111と第2基板121は、ハイブリッドボンディング部HB1-1、HB1-2とハイブリッドボンディング部HB2-1、HB2-2とが互いに向かい合うようにして、接合されている。
配線層122には、2つの容量素子C1-1、C1-2(第1容量素子、第2容量素子)が配されている。容量素子C1-1、C1-2には、図3に示されているような、MIM(Metal-Insulator-Metal)構造を有するMIM容量が用いられ得る。容量素子C1-1、C1-2の各々は、2つの金属電極131、133と、これらの間に挟まれた絶縁体132とを有している。このようなMIM容量は、比較的単純な構造を有しており、配線層内に容易に形成することができる点で好適である。なお、容量素子C1-1、C1-2は、MIM容量に限られず、例えば、MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)構造を有するMOS容量であってもよい。
画素11-1の光電変換部PD-1から電荷が転送されるフローティングディフュージョンFD-1は、配線層112、122内の配線と、ハイブリッドボンディング部HB1-1、HB2-1を介して容量素子C1-1に接続されている。画素11-2の光電変換部PD-2から電荷が転送されるフローティングディフュージョンFD-2は、配線層112、122内の配線と、ハイブリッドボンディング部HB1-2、HB2-2を介して容量素子C1-2に接続されている。
図3に示されているように、2つの容量素子C1-1、C1-2は、配線層122内の互いに異なる層に、厚さ方向に重なるように配されている。また、容量素子C1-1は、光電変換部PD-1と重なる位置から、光電変換部PD-2と重なる位置まで延在するように配されている。容量素子C1-2は、光電変換部PD-2と重なる位置から、光電変換部PD-1と重なる位置まで延在するように配されている。このように、2つの容量素子C1-1、C1-2の各々は、2つの画素11-1、11-2の領域にわたって、2つの光電変換部PD-1、PD-2と重なるように配されている。
図4(a)及び図4(b)は、本実施形態に係る光電変換装置の平面模式図である。図4(a)及び図4(b)には、基板の主面に垂直な方向からの平面視における互いに隣接する2つの画素11-1、11-2の構造が模式的に示されている。
図4(a)は、画素11-1、11-2内の2つの容量素子C1-1、C1-2の配置を示す平面模式図であり、これら以外の要素については図示が省略されている。図4(a)に示されているように、平面視において、2つの容量素子C1-1、C1-2の各々は、2つの画素11-1、11-2の領域にわたって配されている。
図4(b)は、2つの容量素子C1-1、C1-2、2つの光電変換部PD-1、PD-2及びハイブリッドボンディング部HB1-1、HB1-2の画素11-1、11-2における配置を示す平面模式図である。これら以外の要素については図示が省略されている。図4(b)に示されているように、平面視において、2つの容量素子C1-1、C1-2はいずれも、光電変換部PD-1及び光電変換部PD-2の両方と重なるように配されている。また、平面視において、ハイブリッドボンディング部HB1-1は、容量素子C1-1、C1-2及び光電変換部PD-1と重なるように配されている。ハイブリッドボンディング部HB1-2は、容量素子C1-1、C1-2及び光電変換部PD-2と重なるように配されている。
一般的に、異なる信号を保持する2つの容量素子を同じ層に配置する場合には、2つの容量素子の間に間隙(容量素子を構成する電極等が配されていない領域)を配する必要がある。この間隙の大きさは、例えば、0.2μmから0.5μm程度である。光電変換装置内にこのような間隙が多く配されていると面積効率が低下し得る。
これに対し、本実施形態では、平面視において、容量素子C1-1(第1容量素子)が複数の光電変換部PD-1、PD-2に重なるように配されている。これにより、光電変換部PD-1、PD-2の間にも容量素子を配することができるため、容量素子の間隙の個数が低減され、面積効率が向上する。また、容量素子C1-1とは異なる層に配された容量素子C1-2(第2容量素子)も、平面視において、複数の光電変換部PD-1、PD-2に重なるように配されている。これにより、複数層において容量素子の間隙の個数を低減する効果が得られ、面積効率が更に向上する。したがって、本実施形態によれば、面積効率がより向上された光電変換装置が提供される。
また、本実施形態においては、容量素子C1-1、C1-2の面積を大きくすることができるため、迷光等に起因する寄生光感度を低減し得る。また、容量素子C1-1、C1-2の容量を大きくすることができるため、リセット時に生じ得るkTCノイズも低減し得る。これらの少なくとも1つにより、本実施形態によれば、光電変換装置のノイズが低減し得る。本実施形態では、1つの容量素子が2つの光電変換部に重なるように配されていることから、平面視において1つの容量素子の面積を2つの光電変換部のうちの1つの面積よりも大きくすることができる。容量素子の面積を光電変換部の面積よりも大きくすることで、上述のノイズ低減の効果をより好適なものとすることができる。
図3、図4(a)及び図4(b)においては、容量素子C1-1、C1-2が2層に配されており、かつ、容量素子C1-1、C1-2は、平面視において2つの光電変換部PD-1、PD-2に重なるように配されている。しかしながら、容量素子C1-1、C1-2の積層数及び平面視において重なる光電変換部の数はこの例に限定されず、2以上であればよい。例えば、4つの容量素子が4層に配されており、かつ、4つの容量素子が平面視において4つの光電変換部に重なるように配されていてもよい。これらの例のように、容量素子の積層数と、容量素子が平面視において重なる光電変換部の数は等しいことが望ましく、この場合、配線層内のレイアウト効率がより向上し、面積効率がより向上する。
本実施形態では、容量素子C1-1、C1-2が異なる層に配されるため、各層の製造ばらつき等により、容量素子C1-1、C1-2の容量がばらつく可能性がある。このばらつきは、容量素子C1-1、C1-2に保持される信号の品質に影響を与え得る。そこで、容量素子に保持される信号の品質にばらつきが与える影響が大きい場合には、そのような信号を保持する容量素子を同じ層に配してもよい。例えば、光路内にカラーフィルタを配することにより画素ごとに異なる色の光に感度を有するように構成されたカラー撮像用の光電変換装置の場合には、同じ色の信号間のばらつきを低減することが望まれる。このような場合には、同じ色の信号を保持する複数の容量素子を同じ層に配することにより出力信号の品質が向上し得る。また、同じ画素から2つ以上の種類の信号を出力する場合においては、同じ種類の信号間のばらつきを低減することが望まれる。この場合には、同じ画素における2つ以上の種類の信号をそれぞれ保持する容量素子を同じ層に配することにより出力信号の品質が向上し得る。
また、容量素子C1-1、C1-2を構成する誘電体材料は互いに異なっていてもよい。容量素子C1-1、C1-2は互いに異なる層に配されているため、これらの誘電体材料を異ならせても追加の工程を要しない。この構成は、例えば、容量素子C1-1、C1-2に要求される容量が異なる場合に好適である。
[第2実施形態]
図5は、本実施形態に係る光電変換装置の画素11の等価回路図である。本実施形態においては、第1実施形態におけるサンプルホールド回路が2組配されている。すなわち、本実施形態の光電変換装置は、2つのサンプルホールドトランジスタM5A、M5B、2つの容量素子C1A、C1B、2つの第2増幅トランジスタM6A、M6B及び2つの選択トランジスタM7A、M7Bを有している。
サンプルホールドトランジスタM5Aのソース及びサンプルホールドトランジスタM5Bのソースは、第1増幅トランジスタM3のソースと定電流トランジスタM4のドレインの接続ノードに接続されている。サンプルホールドトランジスタM5A、容量素子C1A、第2増幅トランジスタM6A及び選択トランジスタM7Aの接続関係は、第1実施形態のサンプルホールド回路と同様である。また、サンプルホールドトランジスタM5B、容量素子C1B、第2増幅トランジスタM6B及び選択トランジスタM7Bも第1実施形態のサンプルホールド回路と同様の接続関係を有している。選択トランジスタM7Aのソース及び選択トランジスタM7Bのソースは、1つの列信号線12に接続されている。このように、本実施形態の画素11は、並列接続された2組のサンプルホールド回路を有しており、2つの異なる信号を保持可能である。
図6は、本実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。図6には、基板の主面に垂直な断面における、互いに隣接する2つの画素11-1、11-2の近傍の構造が模式的に示されている。
配線層122には、4つの容量素子C1A-1、C1A-2、C1B-1、C1B-2が配されている。画素11-1の光電変換部PD-1から電荷が転送されるフローティングディフュージョンFD-1は、配線層112、122内の配線と、ハイブリッドボンディング部HB1-1、HB2-1を介して容量素子C1A-1、C1B-1に接続されている。画素11-2の光電変換部PD-2から電荷が転送されるフローティングディフュージョンFD-2は、配線層112、122内の配線と、ハイブリッドボンディング部HB1-2、HB2-2を介して容量素子C1A-2、C1B-2に接続されている。
図6に示されているように、4つの容量素子C1A-1、C1A-2、C1B-1、C1B-2は、配線層122内の互いに異なる層に、厚さ方向に重なるように配されている。また、容量素子C1A-1、C1B-1は、光電変換部PD-1と重なる位置から、光電変換部PD-2と重なる位置まで延在するように配されている。容量素子C1A-2、C1B-2は、光電変換部PD-2と重なる位置から、光電変換部PD-1と重なる位置まで延在するように配されている。このように、4つの容量素子C1A-1、C1A-2、C1B-1、C1B-2の各々は、2つの画素11-1、11-2の領域にわたって配されている。
本実施形態では、1つの画素11に2つのサンプルホールド回路が配されている。これにより、1つの光電変換部PDに基づく異なる2つの信号を、2つの容量素子C1A、C1Bに保持することができる。この2つの信号は、例えば、画素11のリセット状態に基づく信号と光電変換により生成された電荷に基づく信号であり得る。これらの2つの信号は相関二重サンプリングに用いられ得る。また、別の例としては、2つの信号は、露光時間の異なる2つの信号又はコンバージョンゲインの異なる2つの信号であり得る。これらの2つの信号は、ダイナミックレンジの拡大に用いられ得る。以上のように、本実施形態では、1つの画素11が2つの信号を保持することができるため、光電変換装置がより高機能化される。
以上のように、本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。またこれに加えて、本実施形態においては、1つの画素11が2つの信号を保持することができるため、より高機能化された光電変換装置が提供される。
なお、本実施形態では1つの画素11にサンプルホールド回路が2組配されているが、1つの画素11に3組以上のサンプルホールド回路が配されていてもよい。これにより、より多くの異なる信号を保持することができ、光電変換装置がより高機能化される。
[第3実施形態]
図7は、本実施形態に係る光電変換装置の画素11の等価回路図である。本実施形態の画素11は、第1実施形態の画素11に加えて、容量付加トランジスタM8と、容量素子C2を更に有している。また、本実施形態の画素11においては、定電流トランジスタM4、サンプルホールドトランジスタM5、容量素子C1及び第2増幅トランジスタM6が配されていない。
容量付加トランジスタM8のソースは、フローティングディフュージョンFDのノードに接続されている。容量付加トランジスタM8のドレインは、リセットトランジスタM2のソース及び容量素子C2の第1端子に接続されている。容量素子C2の第2端子は、接地ノードに接続されている。第1増幅トランジスタM3のソースは、選択トランジスタM7のドレインに接続されている。その他の接続関係は図2と同様であるため説明を省略する。
容量付加トランジスタM8を制御する制御信号は、図1に示されている垂直走査回路20から、制御線13を介して容量付加トランジスタM8のゲートに入力される。容量付加トランジスタM8がオンになると、フローティングディフュージョンFDと容量素子C2が電気的に接続され、フローティングディフュージョンFDのノードにおける容量が増加する。したがって、容量付加トランジスタM8は、フローティングディフュージョンFDのノードにおける容量を変化させるための制御機能を有する。
フローティングディフュージョンFDに蓄積可能な電荷量と電荷電圧変換時のコンバージョンゲインとは、いずれもフローティングディフュージョンFDの容量に依存する。低照度時には、SN比を向上させる観点から、容量は小さいことが望ましい。これに対し、高照度時には、飽和電荷量を向上させる観点から、容量は大きいことが望ましい。低照度時には容量付加トランジスタM8をオフにしてフローティングディフュージョンFDの容量を小さくし、高照度時には容量付加トランジスタM8をオンにしてフローティングディフュージョンFDの容量を大きくすることでこれらを両立することができる。したがって、ダイナミックレンジを拡大することができる。
本実施形態における容量素子C2も、第1実施形態のC1と同様に、平面視において複数の光電変換部に重なるように配される。これにより、第1実施形態における容量素子C1と同様に、面積効率を向上させることができる。容量素子C2の面積が大きいほどダイナミックレンジを拡大させる効果が向上するため、面積効率の向上は、ダイナミックレンジの拡大に寄与し得る。
以上のように、本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。またこれに加えて、本実施形態においては、フローティングディフュージョンFDの容量を制御することにより、よりダイナミックレンジが拡大された光電変換装置が提供される。
なお、本実施形態の画素11は、光電変換部PDで発生した電荷が容量素子C2にリークするような構造(横型オーバーフロードレイン)であってもよい。この構造においては、高照度時において光電変換部PDで電荷が過剰に生じた場合であっても、その電荷が容量素子C2にオーバーフローすることで飽和による影響が低減される。これにより、ダイナミックレンジがより拡大し得る。
[第4実施形態]
図8は、本実施形態に係る光電変換装置の画素11の等価回路図である。本実施形態においては、第2実施形態の図5の画素11の回路に光電変換部及び転送トランジスタが追加されている。すなわち、本実施形態の光電変換装置は、2つの光電変換部PDA、PDB及び2つの転送トランジスタM1A、M1Bを有している。
光電変換部PDA、PDBのアノードは接地ノードに接続されている。光電変換部PDAのカソードは転送トランジスタM1Aのソースに接続されており、光電変換部PDBのカソードは転送トランジスタM1Bのソースに接続されている。転送トランジスタM1Aのドレイン及び転送トランジスタM1Bのドレインは、フローティングディフュージョンFDに接続されている。その他の接続関係は図5と同様であるため説明を省略する。このように、本実施形態では2つの光電変換部PDA、PDBが1つのフローティングディフュージョンFDを共有している。また、第2実施形態と同様に、画素11は、2つの信号を保持できるように、2組のサンプルホールド回路を有している。
転送トランジスタM1Aを制御する制御信号は、図1に示されている垂直走査回路20から、制御線13を介して転送トランジスタM1Aのゲートに入力される。転送トランジスタM1Aがオンになると、光電変換部PDAに蓄積されている電荷がフローティングディフュージョンFDに転送される。また、転送トランジスタM1Bを制御する制御信号は、図1に示されている垂直走査回路20から、制御線13を介して転送トランジスタM1Bのゲートに入力される。転送トランジスタM1Bがオンになると、光電変換部PDBに蓄積されている電荷がフローティングディフュージョンFDに転送される。
図9は、本実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。図9には、基板の主面に垂直な断面における、1つの画素11の近傍の構造が模式的に示されている。
配線層122には、2つの容量素子C1A、C1Bが配されている。光電変換部PDA、PDBから電荷が転送されるフローティングディフュージョンFDは、配線層112、122内の配線と、ハイブリッドボンディング部HB1、HB2を介して2つの容量素子C1A、C1Bに接続されている。
図9に示されているように、2つの容量素子C1A、C1Bは、配線層122内の互いに異なる層に、厚さ方向に重なるように配されている。また、容量素子C1A、C1Bは、光電変換部PDBと重なる位置から、光電変換部PDAと重なる位置まで延在するように配されている。このように、2つの容量素子C1A、C1Bの各々は、2つの光電変換部PDA、PDBの領域にわたって配されている。
図10(a)及び図10(b)は、本実施形態に係る光電変換装置の平面模式図である。図10(a)及び図10(b)には、基板の主面に垂直な方向からの平面視における1つの画素11の構造が模式的に示されている。
図10(a)は、画素11内の2つの容量素子C1A、C1Bの配置を示す平面模式図であり、これら以外の要素については図示が省略されている。図10(a)に示されているように、平面視において、2つの容量素子C1A、C1Bの各々は、1つの画素11の概ね全体にわたって配されている。
図10(b)は、2つの容量素子C1A、C1B、2つの光電変換部PDA、PDB、ハイブリッドボンディング部HB1及びマイクロレンズMLの画素11における配置を示す平面模式図である。これら以外の要素については図示が省略されている。図10(b)に示されているように、平面視において、2つの容量素子C1A、C1Bはいずれも、光電変換部PDA及び光電変換部PDBの両方と重なるように配されている。また、平面視において、ハイブリッドボンディング部HB1は、容量素子C1A、C1B及び光電変換部PDA、PDBと重なるように配されている。また、マイクロレンズMLは、2つの光電変換部PDA、PDBの両方と重なるように配されている。
本実施形態では、光電変換部PDAと光電変換部PDBが1つのマイクロレンズMLを共有するように配されている。すなわち、これにより、1つのマイクロレンズMLの異なる位置を通過した光束が2つの光電変換部PDA、PDBに導かれる。2つの光電変換部PDA、PDBのそれぞれに対応する信号量から位相差を検出することにより、像面位相差オートフォーカスを行うことができる。したがって、本実施形態の画素11は、像面位相差オートフォーカスに用いられ得る信号を出力可能である。
以上のように、本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。またこれに加えて、本実施形態においては、像面位相差オートフォーカス用の信号を出力可能な光電変換装置が提供される。
[第5実施形態]
図11は、本実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。図11には、基板の主面に垂直な断面における、互いに隣接する2つの画素11-1、11-2の近傍の構造が模式的に示されている。本実施形態の画素11-1、11-2が第2実施形態のそれらと異なる点は、容量素子C1A-1、C1A-2が第2基板121側の配線層122ではなく、第1基板111側の配線層112に配されている点である。これ以外の構成は第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、第1基板111側の配線層112と第2基板121側の配線層122の両方に容量素子を形成することにより、より多くの層を容量素子に用いることができる。これにより、面積効率がより向上する。
以上のように、本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。またこれに加えて、本実施形態においては、面積効率がより向上された光電変換装置が提供される。
なお、図11では容量素子が配線層112と配線層122の両方に配されている例を示しているが、容量素子が配される層はこの例に限定されるものではない。例えば、第1実施形態のように第2基板121側の配線層122のみに容量素子が配されていてもよく、第1基板111側の配線層112のみに容量素子が配されていてもよい。
[第6実施形態]
図12は、本実施形態に係る光電変換装置の画素11の等価回路図である。第4実施形態の図8の回路との相違点は、光電変換部PDAと光電変換部PDBの入射光に対する感度が互いに異なる点である。図12には、光電変換部PDAの感度が光電変換部PDBの感度よりも高いことが、ダイオードの回路記号の大きさにより模式的に示されている。その他の回路構成は図8と同様であるため説明を省略する。
図13は、本実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。図13に示されているように、相対的に高感度な光電変換部PDAを構成する半導体領域は、相対的に低感度な光電変換部PDBを構成する半導体領域よりも大きい。また、マイクロレンズMLA、MLBは、光電変換部PDAと光電変換部PDBのそれぞれに対応して設けられており、光電変換部PDA用のマイクロレンズMLAは、光電変換部PDB用のマイクロレンズMLBよりも大きい。このように、本実施形態では、2つの光電変換部PDAと光電変換部PDBの平面視における面積が互いに異なっている。
本実施形態の光電変換装置は、感度が互いに異なる2つの光電変換部PDAと光電変換部PDBに基づく2つの信号を出力可能である。これらの2つの信号は、ダイナミックレンジの拡大に用いられ得る。例えば、低照度の被写体に対しては相対的に高感度な光電変換部PDAから出力された信号を用い、高照度の被写体に対しては相対的に低感度な光電変換部PDBから出力された信号を用いることでダイナミックレンジを拡大することができる。
以上のように、本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。またこれに加えて、本実施形態においては、感度が互いに異なる2つの光電変換部PDAと光電変換部PDBが配されていることにより、ダイナミックレンジの拡大に用いられる信号を出力可能な光電変換装置が提供される。
なお、光電変換部PDAに基づく信号は容量素子C1Aに保持され、光電変換部PDBに基づく信号は容量素子C1Bに保持される。感度の違いにより、容量素子C1Aに要する容量と、容量素子C1Bに要する容量は互いに異なる。そこで、容量素子C1Aの容量と、容量素子C1Bの容量とが互いに異なっていてもよい。例えば、相対的に高感度な光電変換部PDAに対応する容量素子C1Aの容量が、相対的に低感度な光電変換部PDBに対応する容量素子C1Bの容量よりも大きくてもよい。
[第7実施形態]
図14は、本実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。図14には、基板の主面に垂直な断面における、4つの画素11-1、11-2、11-3、11-4の近傍の構造が模式的に示されている。本実施形態における第1実施形態に対する相違点は、5つの容量素子C1-1から容量素子C1-5の配置である。平面視において、容量素子C1-1から容量素子C1-5は、少なくとも一方向において間隙が重ならないように配されている。
図14に示されているように、2つの容量素子C1-2、C1-4と、3つの容量素子C1-1、C1-3、C1-5は、配線層122内の互いに異なる層に配されている。一方の層の容量素子の少なくとも一部は他方の層の容量素子の少なくとも一部と厚さ方向に重なるように配されている。容量素子C1-2は、光電変換部PD-2と重なる位置から、光電変換部PD-1と重なる位置まで延在するように配されている。容量素子C1-3は、光電変換部PD-3と重なる位置から、光電変換部PD-2と重なる位置まで延在するように配されている。容量素子C1-4は、光電変換部PD-4と重なる位置から、光電変換部PD-3と重なる位置まで延在するように配されている。容量素子C1-5は、光電変換部PD-5(不図示)と重なる位置から、光電変換部PD-4と重なる位置まで延在するように配されている。このように、各容量素子は、2つの画素の領域にわたって配されている。
図15(a)及び図15(b)は、本実施形態に係る光電変換装置の平面模式図である。図15(a)及び図15(b)には、基板の主面に垂直な方向からの平面視における4つの画素11-1、11-2、11-3、11-4の構造が模式的に示されている。
図15(a)は、画素11-1、11-2、11-3、11-4内の5つの容量素子C1-1、C1-2、C1-3、C1-4、C1-5の配置を示す平面模式図であり、これら以外の要素については図示が省略されている。図15(a)に示されているように、平面視において、各容量素子は、2つの画素の領域にわたって配されている。
図15(b)は、容量素子C1-1、C1-2、C1-3、C1-4、C1-5、光電変換部PD-1、PD-2、PD-3、PD-4及びハイブリッドボンディング部HB1-1、HB1-2、HB1-3、HB1-4の配置を示す平面模式図である。これら以外の要素については図示が省略されている。図15(b)に示されているように、平面視において、各容量素子は、2つの光電変換部に重なるように配されている。
図15(a)及び図15(b)から理解されるように、平面視において、容量素子C1-1から容量素子C1-5は、これらの容量素子が延在する方向(図中の横方向)の線上において間隙が重ならないように配されている。より具体的には、平面視において、第1層に配された容量素子C1-2、C1-4の間隙が、第2層に配された、容量素子C1-1、C1-3の間隙及び容量素子C1-3、C1-5の間隙のいずれとも重ならないように配されている。これにより、容量素子の間隙を介して光が通過しにくくなるため、第2基板121側から入射する迷光を容量素子により効果的に遮光することができる。したがって、迷光に起因するノイズが低減され得る。
以上のように、本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。またこれに加えて、本実施形態においては、容量素子の間隙が重ならないように配されていることにより、迷光に起因するノイズが低減された光電変換装置が提供される。
なお、図15(a)及び図15(b)では、図中横方向において容量素子の間隙が重ならないような配置となっているが、この配置に限定されるものではない。例えば図15(a)及び図15(b)の図中縦方向に容量素子の間隙が重ならないような配置であってもよい。
[第8実施形態]
図16は、本実施形態に係る光電変換装置の断面模式図である。図16には、基板の主面に垂直な断面における、2つの画素11-1、11-2の近傍の構造が模式的に示されている。本実施形態における第1実施形態に対する相違点は、容量素子C1-1、C1-2がトレンチ容量である点である。トレンチ容量は、絶縁体135内にトレンチ状に形成された金属電極134、136により構成される。一般的に、トレンチ容量は、MIM容量及びMOS容量よりも大きい容量を有するため、より面積効率が向上し得る。
以上のように、本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。またこれに加えて、本実施形態においては、面積効率がより向上された光電変換装置が提供される。
[第9実施形態]
上述の実施形態における光電変換装置は種々の機器に適用可能である。機器として、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、カメラヘッド、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星、監視カメラ等があげられる。図17に、機器の例としてデジタルスチルカメラのブロック図を示す。
図17に示す機器70は、バリア706、レンズ702、絞り704、撮像装置700(光電変換装置の一例)を含む。また、機器70は、更に、信号処理部(処理装置)708、タイミング発生部720、全体制御・演算部718(制御装置)、メモリ部710(記憶装置)、記録媒体制御I/F部716、記録媒体714、外部I/F部712を含む。バリア706、レンズ702、絞り704の少なくとも1つは、機器に対応する光学装置である。バリア706はレンズ702を保護し、レンズ702は被写体の光学像を撮像装置700に結像させる。絞り704はレンズ702を通った光量を可変にする。撮像装置700は上述の実施形態のように構成され、レンズ702により結像された光学像を画像データ(画像信号)に変換する。信号処理部708は撮像装置700より出力された撮像データに対し各種の補正、データ圧縮等を行う。タイミング発生部720は撮像装置700及び信号処理部708に、各種タイミング信号を出力する。全体制御・演算部718はデジタルスチルカメラ全体を制御し、メモリ部710は画像データを一時的に記憶する。記録媒体制御I/F部716は記録媒体714に画像データの記録又は読み出しを行うためのインターフェースであり、記録媒体714は撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体である。外部I/F部712は外部コンピュータ等と通信するためのインターフェースである。タイミング信号等は機器の外部から入力されてもよい。また、更に機器70は光電変換装置で得られた情報を表示する表示装置(モニター、電子ビューファインダ等)を備えてもよい。機器は少なくとも光電変換装置を備える。更に、機器70は、光学装置、制御装置、処理装置、表示装置、記憶装置、及び光電変換装置で得られた情報に基づいて動作する機械装置の少なくともいずれかを備える。機械装置は、光電変換装置の信号を受けて動作する可動部(たとえばロボットアーム)である。
それぞれの画素が、複数の光電変換部(第1の光電変換部と、第2の光電変換部)を含んでもよい。信号処理部708は、第1の光電変換部で生じた電荷に基づく画素信号と、第2の光電変換部で生じた電荷に基づく画素信号とを処理し、撮像装置700から被写体までの距離情報を取得するように構成されてもよい。
[第10実施形態]
図18(a)、図18(b)は、本実施形態における車載カメラに関する機器のブロック図である。機器80は、上述した実施形態の撮像装置800(光電変換装置の一例)と、撮像装置800からの信号を処理する信号処理装置(処理装置)を有する。機器80は、撮像装置800により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部801と、機器80より取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差算出部802を有する。また、機器80は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離計測部803と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部804とを有する。ここで、視差算出部802、距離計測部803は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部804はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
機器80は車両情報取得装置810と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、機器80には、衝突判定部804での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU820が接続されている。また、機器80は、衝突判定部804での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置830とも接続されている。例えば、衝突判定部804の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU820はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置830は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステム等の画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。機器80は上述のように車両を制御する動作の制御を行う制御手段として機能する。
本実施形態では車両の周囲、例えば前方又は後方を機器80で撮像する。図18(b)は、車両前方(撮像範囲850)を撮像する場合の機器を示している。撮像制御手段としての車両情報取得装置810が、撮像動作を行うように機器80又は撮像装置800に指示を送る。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上述では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御、車線からはみ出さないように自動運転する制御等にも適用可能である。更に、機器は、自動車等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機、人工衛星、産業用ロボット及び民生用ロボット等の移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)、監視システム等、広く物体認識又は生体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上述の実施形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
本明細書の開示内容は、本明細書に記載した概念の補集合を含んでいる。すなわち、本明細書に例えば「AはBである」旨(A=B)の記載があれば、「AはBではない」旨(A≠B)の記載を省略しても、本明細書は「AはBではない」旨を開示又は示唆しているものとする。なぜなら、「AはBである」旨を記載している場合には、「AはBではない」場合を考慮していることが前提だからである。
本明細書の開示内容は、以下の構成を含む。
(構成1)
複数の光電変換部と、
前記複数の光電変換部のそれぞれから出力された信号をそれぞれ保持する複数の容量素子と、
を有し、
前記複数の容量素子のうちの第1容量素子及び第2容量素子が、前記複数の容量素子が形成される基板の主面に垂直な方向に並ぶ互いに異なる層に配されており、
前記第1容量素子が、前記主面に垂直な方向からの平面視において、前記複数の光電変換部のうちの少なくとも2つに重なるように配されている
ことを特徴とする光電変換装置。
(構成2)
前記平面視において、前記第1容量素子の面積は、前記複数の光電変換部のうちの1つの面積よりも大きい
ことを特徴とする構成1に記載の光電変換装置。
(構成3)
前記第1容量素子が前記平面視において重なる光電変換部の数は、前記複数の容量素子が配されている層の数と等しい
ことを特徴とする構成1又は2に記載の光電変換装置。
(構成4)
前記平面視における一方向において、前記複数の容量素子のうちの第1層に配されている複数の容量素子の間隙と、前記複数の容量素子のうちの第2層に配されている複数の容量素子の間隙とが重ならないように、前記複数の容量素子が配されている
ことを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成5)
前記複数の光電変換部のうちの一部が、前記複数の光電変換部のうちの他の一部と互いに異なる色の光に感度を有し、
同じ色の光に感度を有する一部の光電変換部から出力された信号を保持する複数の容量素子が同一の層に配されている
ことを特徴とする構成1乃至4のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成6)
前記複数の光電変換部のうちの1つに基づく少なくとも2つの信号が、前記複数の容量素子のうちの少なくとも2つの容量素子にそれぞれ保持される
ことを特徴とする構成1乃至5のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成7)
前記少なくとも2つの信号をそれぞれ保持する前記少なくとも2つの容量素子は、互いに異なる層に配されている
ことを特徴とする構成6に記載の光電変換装置。
(構成8)
前記少なくとも2つの信号をそれぞれ保持する前記少なくとも2つの容量素子は、同一の層に配されている
ことを特徴とする構成6に記載の光電変換装置。
(構成9)
前記複数の光電変換部は、第1基板に配され、
前記複数の容量素子は、前記第1基板に積層された第2基板に配されている
ことを特徴とする構成1乃至8のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成10)
前記複数の光電変換部は、第1基板に配され、
前記複数の容量素子の一部が前記第1基板に配され、
前記複数の容量素子の他の一部が前記第1基板に積層された第2基板に配されている
ことを特徴とする構成1乃至8のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成11)
前記光電変換部が配される基板は、配線層が配される第1主面と、前記第1主面に対向する第2主面とを有し、
前記光電変換部は、前記第2主面に入射する光に対して感度を有する
ことを特徴とする構成1乃至10のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成12)
前記複数の容量素子の各々は、MIM(Metal-Insulator-Metal)容量である
ことを特徴とする構成1乃至11のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成13)
前記複数の容量素子の各々は、トレンチ容量である
ことを特徴とする構成1乃至11のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成14)
前記第1容量素子及び前記第2容量素子が互いに異なる誘電体材料を含む
ことを特徴とする構成1乃至13のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成15)
前記複数の容量素子の各々は、対応する光電変換部で生成された電荷が転送されるフローティングディフュージョンに接続されることにより、前記フローティングディフュージョンの容量を変化させる
ことを特徴とする構成1乃至14のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成16)
マイクロレンズを更に有し、
1つの前記マイクロレンズが、前記複数の光電変換部のうちの少なくとも2つに入射光を導く
ことを特徴とする構成1乃至15のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成17)
前記複数の光電変換部は、感度が互いに異なる少なくとも2つの光電変換部を含む
ことを特徴とする構成1乃至16のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成18)
感度が互いに異なる前記少なくとも2つの光電変換部は、前記平面視における面積が互いに異なる
ことを特徴とする構成17に記載の光電変換装置。
(構成19)
構成1乃至18のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
前記光電変換装置に対応した光学装置、
前記光電変換装置を制御する制御装置、
前記光電変換装置から出力された信号を処理する処理装置、
前記光電変換装置で得られた情報を表示する表示装置、
前記光電変換装置で得られた情報を記憶する記憶装置、及び
前記光電変換装置で得られた情報に基づいて動作する機械装置、の少なくともいずれかと、
を備えることを特徴とする機器。
(構成20)
前記処理装置は、複数の光電変換部にて生成された画像信号をそれぞれ処理し、前記光電変換装置から被写体までの距離情報を取得する
ことを特徴とする構成19に記載の機器。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 画素
111 第1基板
112、122 配線層
121 第2基板
131、133 金属電極
132 絶縁体
C1 容量素子
FD フローティングディフュージョン
HB1、HB2 ハイブリッドボンディング部
M1 転送トランジスタ
ML マイクロレンズ
PD 光電変換部

Claims (20)

  1. 複数の光電変換部と、
    前記複数の光電変換部のそれぞれから出力された信号をそれぞれ保持する複数の容量素子と、
    を有し、
    前記複数の容量素子のうちの第1容量素子及び第2容量素子が、前記複数の容量素子が形成される基板の主面に垂直な方向に並ぶ互いに異なる層に配されており、
    前記第1容量素子が、前記主面に垂直な方向からの平面視において、前記複数の光電変換部のうちの少なくとも2つに重なるように配されている
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記平面視において、前記第1容量素子の面積は、前記複数の光電変換部のうちの1つの面積よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記第1容量素子が前記平面視において重なる光電変換部の数は、前記複数の容量素子が配されている層の数と等しい
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  4. 前記平面視における一方向において、前記複数の容量素子のうちの第1層に配されている複数の容量素子の間隙と、前記複数の容量素子のうちの第2層に配されている複数の容量素子の間隙とが重ならないように、前記複数の容量素子が配されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  5. 前記複数の光電変換部のうちの一部が、前記複数の光電変換部のうちの他の一部と互いに異なる色の光に感度を有し、
    同じ色の光に感度を有する一部の光電変換部から出力された信号を保持する複数の容量素子が同一の層に配されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  6. 前記複数の光電変換部のうちの1つに基づく少なくとも2つの信号が、前記複数の容量素子のうちの少なくとも2つの容量素子にそれぞれ保持される
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  7. 前記少なくとも2つの信号をそれぞれ保持する前記少なくとも2つの容量素子は、互いに異なる層に配されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の光電変換装置。
  8. 前記少なくとも2つの信号をそれぞれ保持する前記少なくとも2つの容量素子は、同一の層に配されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の光電変換装置。
  9. 前記複数の光電変換部は、第1基板に配され、
    前記複数の容量素子は、前記第1基板に積層された第2基板に配されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  10. 前記複数の光電変換部は、第1基板に配され、
    前記複数の容量素子の一部が前記第1基板に配され、
    前記複数の容量素子の他の一部が前記第1基板に積層された第2基板に配されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  11. 前記光電変換部が配される基板は、配線層が配される第1主面と、前記第1主面に対向する第2主面とを有し、
    前記光電変換部は、前記第2主面に入射する光に対して感度を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  12. 前記複数の容量素子の各々は、MIM(Metal-Insulator-Metal)容量である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  13. 前記複数の容量素子の各々は、トレンチ容量である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  14. 前記第1容量素子及び前記第2容量素子が互いに異なる誘電体材料を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  15. 前記複数の容量素子の各々は、対応する光電変換部で生成された電荷が転送されるフローティングディフュージョンに接続されることにより、前記フローティングディフュージョンの容量を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  16. マイクロレンズを更に有し、
    1つの前記マイクロレンズが、前記複数の光電変換部のうちの少なくとも2つに入射光を導く
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  17. 前記複数の光電変換部は、感度が互いに異なる少なくとも2つの光電変換部を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  18. 感度が互いに異なる前記少なくとも2つの光電変換部は、前記平面視における面積が互いに異なる
    ことを特徴とする請求項17に記載の光電変換装置。
  19. 請求項1乃至18のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置に対応した光学装置、
    前記光電変換装置を制御する制御装置、
    前記光電変換装置から出力された信号を処理する処理装置、
    前記光電変換装置で得られた情報を表示する表示装置、
    前記光電変換装置で得られた情報を記憶する記憶装置、及び
    前記光電変換装置で得られた情報に基づいて動作する機械装置、の少なくともいずれかと、
    を備えることを特徴とする機器。
  20. 前記処理装置は、複数の光電変換部にて生成された画像信号をそれぞれ処理し、前記光電変換装置から被写体までの距離情報を取得する
    ことを特徴とする請求項19に記載の機器。
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