JP2023172486A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】施設に対する入場及び退場のどちらかをより優先させることができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両の走行履歴情報を取得する取得部と、施設から複数の方向に所定距離離れた位置に車両通過判定領域を設定する領域設定部と、取得部によって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口と、その入口へ車両が入場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第1方向と、出口と、その出口から車両が退場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第2方向との連関性に関する連関情報を生成する生成部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、出発地から目的地までの経路を案内するナビゲーション装置が存在する。特許文献1に記載された装置は、複数の出口を有する駐車場を目的地とする場合、出発地から駐車場までの移動コストと、複数の出口までの駐車場内の各経路の移動コストと、いずれかの出口を出た後の経路の移動コストとに基づいて、最適な経路を案内する。
特開2016-105051号公報
施設を利用するユーザは、その施設への入場と退場とのそれぞれをスムーズに通行することを希望する場合があるが、その施設についての往路及び復路を含めた経路全体の最適化よりも、施設への入場及び施設からの退場のうちいずれか一方をより優先することを希望する場合がある。特許文献1に記載された装置は、経路全体の最適化を目指すものと考えられ、施設に対する入場及び退場のどちらかを優先して経路案内を行うものではない。
本開示は、施設に対する入場及び退場のどちらかをより優先させることができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
一態様の情報処理装置は、入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両の走行履歴情報を取得する取得部と、施設から複数の方向に所定距離離れた位置に車両通過判定領域を設定する領域設定部と、取得部によって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口と、その入口へ車両が入場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第1方向と、出口と、その出口から車両が退場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第2方向との連関性に関する連関情報を生成する生成部と、を備える。
一態様によれば、入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両の走行履歴情報に基づいて特定されるその施設の入退場等に関する種々の連関性(連関情報)を生成するので、連関性に基づいて、施設に対する入場及び退場のどちらかをより優先させることができる。
一実施形態に係る情報処理装置について説明するための図である。 車両通過判定領域の一例について説明するための図である。 一実施形態に係る情報処理装置について説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
以下、一実施形態について説明する。
[情報処理装置100の概要]
まず、一実施形態に係る情報処理装置100の概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理装置100について説明するための図である。
図2は、車両通過判定領域の一例について説明するための図である。
情報処理装置100は、例えば、施設400の入口411及び出口412と、その入口411に進入する際の所定距離離れた地点の方向(例えば、施設400に対する方角等)と、その出口412から退場する際の所定距離離れた地点の方向(例えば、施設400に対する方角等)との連関性を特定する連関性特定装置等として構成されてもよい。情報処理装置100は、例えば、特定される連関性に基づいて、経路の探索を行う経路探索装置等として構成されてもよい。また、情報処理装置100は、連関性を地図情報に登録する登録装置等として構成されてもよい。情報処理装置100は、上述した一例の装置に限らず、種々の装置等を構成してもよい。
情報処理装置100は、例えば、サーバ、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等のコンピュータであってもよい。
情報処理装置100は、車両200、サーバ300及びユーザ端末(図示せず)等と共に、情報処理システムを構成してもよい。
図1に例示するように、情報処理装置100は、入口411及び出口412を有する施設400に入退場を行う車両200の走行履歴情報を取得する。なお図1に例示する場合のように、入口411及び出口412の両方が同一箇所に有る場合に限らず、入口411及び出口412が異なる場所に有ってもよい。また、入口411及び出口412は、例えば、施設の敷地への入口及び出口等であってもよい。一例として、入口411及び出口412は、施設の施設内エリア(例えば、駐車場等)への入口及び出口等であってもよい。また、図1に示す、入場方向及び退場方向を示す矢印は例示である。情報処理装置100は、例えば、車両200又はサーバ300から、走行履歴情報を取得してもよい。施設400には、入口411及び出口412の少なくとも一方が複数有ってもよい。情報処理装置100は、車両通過判定領域500(図2参照)を設定する。車両通過判定領域500は、例えば、施設400から複数の方向に所定距離離れた位置に設定されてもよい。一例として図2に示すように、車両通過判定領域500としては、施設400を基準に、東西南北それぞれの方角に応じた矩形(具体的な一例として、正方形等)の領域、円形の領域、楕円形の領域又は多角形の領域等が設定されてもよい。
情報処理装置100は、例えば、走行履歴情報に基づいて、施設400の入口411と、その入口411へ車両200が入場したときに車両通過判定領域500を通過した際の第1方向D1(D1A,D1B,D1C…)と、施設400の出口412と、その出口412から車両200が退場したときに車両通過判定領域500を通過した際の第2方向D2(D2A、D2B,D2C…)との連関性を取得する。換言すると、情報処理装置100は、走行履歴情報に基づいて、施設400の入口411と、その入口411に対応する第1方向D1と、施設400の出口412と、その出口412に対応する第2方向D2との連関性を特定する。
より具体的な一例として、情報処理装置100は、走行履歴情報に基づいて、施設の入口411(411A)と、その入口411(411A)に入場した際に車両通過判定領域500を通過した時の第1方向D1(D1A)と、その施設から退場した出口412(412A)と、その出口412(412A)から退場した後に車両通過判定領域500を通過した時の第2方向D2(D2A)との連関性を特定してもよい。
第1方向D1及び第2方向D2それぞれは、例えば、施設400に対する方向であってもよい。一例として、第1方向D1及び第2方向D2それぞれは、施設400に対する東西南北のいずれかの方角等であってもよい。情報処理装置100は、取得した連関性に関する連関情報を生成する。
情報処理装置100は、例えば、連関情報に基づいて、施設400についての経路探索を行う。また、情報処理装置100は、例えば、連関情報を地図情報に登録する。
[情報処理装置100の詳細]
次に、一実施形態に係る情報処理装置100について詳細に説明する。
図3は、一実施形態に係る情報処理装置100について説明するためのブロック図である。
情報処理装置100は、例えば、通信部121、記憶部122、表示部123及び制御部110等を備える。通信部121、記憶部122及び表示部123は、出力部の一実施形態であってもよい。制御部110は、例えば、取得部111、領域設定部112、生成部113、経路探索部114及び出力制御部115等を備える。制御部110は、例えば、情報処理装置100の演算処理装置等によって構成されてもよい。制御部110(例えば、演算処理装置等)は、例えば、記憶部122等に記憶される各種プログラム等を適宜読み出して実行することにより、各部(取得部111、領域設定部112、生成部113、経路探索部114及び出力制御部115等)の機能を実現してもよい。
なお、経路探索部114は、上述したように情報処理装置100の内部に配されてもよく、又は、情報処理装置100の外部に配されてもよい。経路探索部114が情報処理装置100の外部に配される場合、経路探索部114は、車両200又はユーザ端末(図示せず)に配されてもよい。この場合、情報処理装置100、車両200、サーバ300及びユーザ端末等は、情報処理システムを構成してもよい。すなわち、情報処理装置100の外部にある経路探索部114は、情報処理装置100等と共に、情報処理システムを構成してもよい。
通信部121は、例えば、情報処理装置100の外部にある装置(外部装置)等との間で種々の情報の送受信が可能な通信インターフェースである。外部装置は、例えば、サーバ300及び車両200(図1参照)、並びに、ユーザ端末(図示せず)等であってもよい。ユーザ端末は、例えば、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等のポータブル端末等であってもよい。
記憶部122は、例えば、種々の情報及びプログラムを記憶してもよい。記憶部122の一例は、メモリ、ソリッドステートドライブ及びハードディスクドライブ等であってもよい。なお、記憶部122は、例えば、クラウド上にある記憶領域及びサーバ等であってもよい。
記憶部122は、道路地図に関する地図情報を記憶する。道路地図は、例えば、道路及び施設が記録される地図等であってもよい。また、道路地図は、例えば、経路探索及び経路案内等に利用される地図等であってもよい。
表示部123は、例えば、種々の文字、記号及び画像等を表示することが可能なディスプレイである。
取得部111は、入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両200の走行履歴情報を取得する。取得部111は、例えば、通信部121を介して、車両200、サーバ300及びユーザ端末(図示せず)の少なくとも1つから走行履歴情報を取得してもよい。又は、取得部111は、例えば、走行履歴情報が記録される外部メモリ(図示せず)等が情報処理装置100に配されるインターフェース(図示せず)に挿入された場合、その外部メモリから走行履歴情報を取得してもよい。
走行履歴情報は、例えば、車両200が走行する際の位置情報、時刻情報、並びに、出発地及び目的地等の経路情報等の走行履歴が記録される情報であってもよい。また、走行履歴情報は、例えば、車両200の走行に関するCAN情報及びプローブ情報等の種々の情報を含んでもよい。走行履歴情報は、例えば、車両200によって取得される。車両200は、例えば、走行履歴情報を情報処理装置100又はサーバ300に送信してもよい。
ここで、車両200は、例えば、GNSS等の位置情報取得装置を備え、GNSSを利用して位置情報及び時刻情報等を取得してもよい。また、車両200に搭載される経路案内装置(例えば、ナビゲーション装置等)は、経路探索及び経路案内等を行う際に入力される出発地及び目的地等の経路情報を取得してもよい。
なお、走行履歴情報は、車両200によって取得されるばかりでなく、車両200に搭載可能なユーザ端末(図示せず)等によって取得されてもよい。そのユーザ端末は、例えば、ナビゲーション機能等を有してもよい。
領域設定部112は、施設から複数の方向に所定距離離れた位置に車両通過判定領域500を設定する。領域設定部112は、例えば、施設を基準に東西南北の方向に車両通過判定領域500を設定してもよい。一例として、車両通過判定領域500は、施設に対して東西南北それぞれの方向に設定される通過判定線を有してもよい。車両通過判定領域500は、例えば、車両200が施設に向かう際の方向、及び、車両200が施設から出た際の方向を特定する領域であってもよい。具体的な一例として、制御部110(例えば、後述する生成部113等)は、施設に向かう車両200がその施設の西側に設定される車両通過判定領域500を通過した場合、その車両200は、施設の西側からその施設に入場したと推定してもよい。同様に具体的な一例として、制御部110(例えば、後述する生成部113等)は、施設から退場した車両200がその施設の北側に設定される車両通過判定領域500を通過した場合、その車両200は、施設の北側へ向けて退場したと推定してもよい。車両通過判定領域500は、例えば、施設を基準とした矩形(一例として、正方形等)の領域であってもよく、円形の領域、楕円形の領域及び多角形の領域等であってもよい。また、車両通過判定領域500は、例えば、上述した一例に限らず、種々の形状をした領域であってもよい。
所定距離は、例えば、予め設定される種々の距離であってもよい。
生成部113は、取得部111によって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口と、その入口へ車両200が入場したときに通過した車両通過判定領域500に対応する第1方向D1と、出口と、その出口から車両200が退場したときに通過した車両通過判定領域500に対応する第2方向D2との連関性に関する連関情報を生成する。施設には、入口及び出口の少なくとも一方が複数有ってもよい。第1方向D1及び第2方向D2それぞれは、例えば、施設に対する方向であってもよい。第1方向D1は、例えば、施設の入口に入場した車両200が、その施設から所定距離の位置に設定される車両通過判定領域500を通過した際の施設に対する方向等であってもよい。第2方向D2は、例えば、施設の出口から退場した車両200が、その施設から所定距離の位置に設定される車両通過判定領域500を通過した際の施設に対する方向等であってもよい。
一例として、第1方向D1及び第2方向D2それぞれは、施設に対する東西南北のいずれかの方角等であってもよい。すなわち具体的な一例として、生成部113は、施設に向かう車両200が車両通過判定領域500の西側を通過した場合、その車両200は、施設の西側(第1方向D1)からその施設の入口に入場したと推定してもよい。また同様に具体的な一例として、生成部113は、施設から退場した車両200が車両通過判定領域500の北側を通過した場合、その車両200は、施設の北側(第2方向D2)へ向けて退場したと推定してもよい。
生成部113は、例えば、入口、第1方向D1、出口及び第2方向D2の連関性を特定することとして、車両200の一連の走行に関する走行履歴情報(例えば、1トリップの走行履歴情報等)に基づいて、その車両200が施設に入場する際の入口と、第1方向D1と、その車両200が施設から退場する出口と、第2方向D2とを関連付けることを行ってもよい。また、「関連付け」は、例えば、「対応付け」と言い換えてもよい。
生成部113は、取得部111によって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口から車両200が向かう施設内エリアと、施設内エリアから車両200が向かう出口との連関性を連関情報に記録してもよい。施設内エリアは、例えば、駐車場等であってもよい。すなわち、生成部113は、例えば、走行履歴情報に基づいて、施設の入口と、その入口から入場する際に車両200が来た方向(第1方向D1)と、その入口から入場した後に向かう施設内エリア(例えば、駐車場等)と、その施設内エリアから出た後に向かう施設の出口と、その出口から出た後に向かう方向(第2方向D2)との連関性を特定して、連関情報を生成してもよい。
この場合の「連関性」の特定は、例えば、上述した場合と同様に「関連付け」又は「対応付け」と言い換えてもよい。
生成部113は、取得部111によって取得した走行履歴情報に基づいて、施設と、その施設からの方向別に車両通過判定領域500に対応する位置との間の移動時間を取得して、連関情報に含ませてもよい。すなわち、生成部113は、走行履歴情報に記録される位置情報及び時刻情報に基づいて、車両通過判定領域500の施設に対する複数の方向別(例えば、東西南北等の方角別)に、施設と車両通過判定領域500に対応する位置との間の車両200の移動時間を取得してもよい。一例として、生成部113は、施設に配される1又は複数の入口それぞれに向かう方向別に、各入口と車両通過判定領域500に対応する位置との間の移動時間を取得してもよい。また同様に一例として、生成部113は、施設に配される1又は複数の出口それぞれから向かう方向別に、各出口と車両通過判定領域500に対応する位置との間の移動時間を取得してもよい。
生成部113は、走行履歴情報に基づいて、時間帯に応じた、施設と、その施設からの方向別に所定距離離れた位置との間の移動時間を取得して、連関情報に含ませてもよい。すなわち、生成部113は、例えば、時刻情報等に基づいて、車両200が施設に入場した時間帯、及び、車両200が施設から退場した時間帯のうち少なくとも一方を特定し、時間帯毎の、施設と車両通過判定領域に対応する位置との間の移動時間を取得してもよい。換言すると、生成部113は、時間帯毎の、入場に際する方向別の移動時間、及び、退場に際する方向別の移動時間を連関情報に含ませてもよい。なお、上述した「時間帯」には、「曜日毎」等の概念が含まれてもよい。
ここで、上述した所定距離は、例えば、施設から車両通過判定領域500までの距離等であってもよく、車両通過判定領域500を除く他の位置までの距離であってもよい。
生成部113は、例えば、走行履歴情報に基づいて、施設からの方向別に、車両通過判定領域500から施設の入口までの移動時間(第1移動時間)を取得してもよい。同様に、生成部113は、例えば、走行履歴情報に基づいて、施設からの方向別に、施設から車両通過判定領域500までの移動時間(第2移動時間)を取得してもよい。生成部113は、例えば、時間帯別(例えば、「曜日毎」等の概念を含むこととしてもよい)に、上述した移動時間を取得してもよい。
生成部113は、例えば、施設からの方向別に、第1移動時間と第2移動時間との差に閾値以上の差がある場合、方向別に、施設への入場と施設からの退場とが両立しないという属性(属性情報)を付与してもよい。具体的な一例として、施設への西方向からの入場と、その施設からの西方向への退場とが両立しないという、その施設についての属性を付与してもよい。閾値は、例えば、施設、施設が配される地域、施設付近の交通量等の種々の状況を勘案して、適宜設定されてもよい。生成部113は、例えば、属性情報を連関情報に含ませてもよい。
生成部113は、生成した連関情報を地図情報に記録してもよい。すなわち、生成部113は、例えば、施設の入口と、その入口から入場する際に車両200が来た方向(第1方向D1)と、施設の出口と、その出口から出た後に向かう方向(第2方向D2)との連関性に関する連関情報を、記憶部122に記憶される道路地図(地図情報)に記録してもよい。同様に、生成部113は、例えば、施設の入口と、第1方向D1と、その入口から入場した後に向かう施設内エリア(例えば、駐車場等)と、その施設内エリアから出た後に向かう施設の出口と、第2方向D2との連関性に関する連関情報を、記憶部122に記憶される道路地図(地図情報)に記録してもよい。この場合、生成部113は、例えば、施設と、車両通過判定領域500に対応する位置との間の移動時間も地図情報に記録してもよい。
経路探索部114は、生成部113によって生成される連関情報に基づいて、施設に対する経路探索を行う。すなわち、経路探索部114は、例えば、記憶部122に記憶される地図情報(例えば、連関情報が記録される地図情報等)に基づいて、出発地から施設への入退場に際する経路探索を行ってもよい。
具体的な一例として、施設から北側に有る目的地に向かう場合、まず、経路探索部114は、連関情報に基づいて、施設に対して北側の車両通過判定領域を通過する第2方向D2を特定し、特定された第2方向D2に連関する出口を特定してもよい。次に、経路探索部114は、例えば、連関情報に基づいて、特定された出口に対応する入口を特定してもよい。次に、経路探索部114は、例えば、特定された入口までの経路探索行ってもよい。
また、具体的な一例として、施設の西側に有る出発地からその施設に向かう場合、経路探索部114は、連関情報に基づいて、施設に対して西側の車両通過判定領域を通過する第1方向D1を特定し、特定された第1方向D1に連関する入口までの経路探索を行ってもよい。
この場合、経路探索部114は、出発地と施設との間の経路探索を行う際に施設からの退場を優先する場合、連関情報に基づいて、施設から目的地に向かう方向に応じて相対的に短い移動時間となる出口を選択し、その出口に対して連関性が相対的に高い入口を特定し、その入口までの経路探索を行ってもよい。施設から目的地への、その施設からの退場を優先する場合は、例えば、施設から目的地への移動時間及び移動距離の少なくとも一方を短くしたい場合等であってもよい。
ここで、経路探索部114は、例えば、上述した移動時間として、上述した生成部113で取得される、施設と、その施設からの方向別に所定距離離れた位置(車両通過判定領域500)との間の移動時間に基づいて、施設から目的地に向かう方向に応じた相対的に短い移動時間を特定してもよい。換言すると、経路探索部114は、例えば、方向別に、生成部113によって取得される施設と車両通過判定領域500との間の移動時間を、施設から目的地への移動時間としてもよい。さらに、経路探索部114は、例えば、複数の方向に対応する施設から目的地への移動時間の中から、より短い移動時間を特定してもよい。
この場合、経路探索部114は、例えば、記憶部122に記録される地図情報(例えば、連関情報が記録される地図情報等)を参照し、施設から目的地への移動時間及び移動距離の少なくとも一方が相対的に短くなる出口を特定する。さらに、経路探索部114は、例えば、連関情報を参照し、特定した出口に対して連関性が相対的に高い(又は、連関性が最も高い)入口を特定する。経路探索部114は、例えば、地図情報を参照し、出発地から、特定した入口までの移動経路を探索する。
なお、経路探索部114は、例えば、出発地と施設とを往復する場合に限らず、出発地から施設を経由して目的地に向かう場合(出発地と目的地とが異なる場合)についても、上述したように連関情報に基づいて施設からの退場を優先するようなその施設の入口までの経路探索を行ってもよい。すなわち、経路探索部114は、例えば、出発地と施設とを往復する場合のような復路を優先する経路探索を行ってもよい。また、経路探索部114は、例えば、施設を経由して出発地から目的地に向かう場合に、施設から目的地への経路を優先する経路探索を行ってもよい。
また、経路探索部114は、出発地と施設との間の経路探索を行う際に施設への入場を優先する場合、連関情報に基づいて、出発地から施設に向かう方向に応じて相対的に短い移動時間となる入口を選択し、その入口までの経路探索を行ってもよい。出発地から施設への、その施設への入場を優先する場合は、例えば、出発地から施設への移動時間及び移動距離の少なくとも一方を短くしたい場合等であってもよい。
ここで、経路探索部114は、例えば、上述した移動時間として、上述した生成部113で取得される、施設と、その施設からの方向別に所定距離離れた位置(車両通過判定領域500)との間の移動時間に基づいて、出発地から施設に向かう方向に応じて相対的に短い移動時間を特定してもよい。換言すると、経路探索部114は、例えば、方向別に、生成部113によって取得される施設と車両通過判定領域500との間の移動時間を、出発地から施設への移動時間としてもよい。さらに、経路探索部114は、例えば、複数の方向に対応する出発地から施設への移動時間の中から、より短い移動時間を特定してもよい。
この場合、経路探索部114は、例えば、記憶部122に記録される地図情報(例えば、連関情報が記録される地図情報等)を参照し、出発地から施設への移動時間及び移動距離の少なくとも一方が相対的に短くなる入口を特定する。また、経路探索部114は、例えば、入口を通過した後の施設内エリアまでの移動時間及び移動距離の少なくとも一方が相対的に短くなる入口を特定してもよい。経路探索部114は、例えば、地図情報を参照し、出発地から、特定した入口までの移動経路を探索する。
なお、上述した退場を優先する場合と同様に、経路探索部114は、例えば、出発地と施設とを往復する場合に限らず、出発地から施設を経由して目的地に向かう場合(出発地と目的地とが異なる)についても、上述したように連関情報に基づいて施設への入場を優先するようなその施設の入口までの経路探索を行ってもよい。すなわち、経路探索部114は、例えば、出発地と施設とを往復する場合のような往路を優先する経路探索を行ってもよい。また、経路探索部114は、例えば、施設を経由して出発地から目的地に向かう場合に、出発地から施設への経路を優先する経路探索を行ってもよい。
経路探索部114は、施設内エリアと施設の代表位置との距離、施設内エリアの混雑状況、及び、施設内エリアで必要となる駐車料金のうち少なくとも1つと、連関情報とに基づいて、施設の入口までの経路探索を行ってもよい。施設内エリアは、例えば、駐車場等であってもよい。
施設の代表位置は、例えば、施設がスーパーマーケット、百貨店及び量販店等の商業施設、並びに、博物館、美術館、図書館、市町村役場及び国都道府県庁舎等の公共施設等の場合には、それらの施設が入る建物等であってもよい。また、施設の代表位置は、例えば、施設が遊園地、動物園、水族館等の観光施設等の場合には、その施設の入場口及びチケット売場等であってもよい。経路探索部114は、例えば、施設内エリアと施設の代表位置との距離を、記憶部122に記憶される道路地図(地図情報)等から取得してもよく、通信ネットワーク上に公開される内容(例えば、Web情報)から通信部121を介して取得してもよい。
施設内エリアの混雑状況は、例えば、駐車場の混雑状況等であってもよい。経路探索部114は、例えば、施設内エリアの混雑状況を、駐車場の混雑状況を提供するサイト(例えば、施設等が提供するサイト等)から、又は、通信ネットワーク上に公開される内容(例えば、Web情報等)から、通信部121を介して取得してもよい。
経路探索部114は、例えば、駐車料金を、記憶部122に記憶される道路地図(地図情報)等から、駐車料金の情報を提供するサイト(例えば、施設等が提供するサイト等)から、又は、通信ネットワーク上に公開される内容(例えば、Web情報等)から、通信部121を介して取得してもよい。
経路探索部114は、例えば、施設内エリアと施設の代表位置との距離が相対的に短い状況、施設内エリアが混雑していない状況、及び、駐車料金が相対的に低い状況のうち、少なくとも1つの状況を満たす施設内エリアを特定する。さらに、経路探索部114は、例えば、連関情報(例えば、連関情報が記録された地図情報等)を参照し、特定した施設内エリアに対して連関性が相対的に高い(例えば、連関性が最も高い)入口を特定し、その入口までの経路探索を行ってもよい。
なお、経路探索部114は、例えば、一方通行路が相対的に多い市街地の駐車場(例えば、コインパーキング等)を所定領域(エリア)別に検索し、複数の候補が得られる場合には、駐車場の入場及び退場のうち一方のスムーズさを優先させるか、ユーザに入力を促すような出力を行ってもよい。
この場合、経路探索部114は、例えば、目的となる施設と駐車場との距離(一例として、徒歩で移動する際の距離等)、駐車場に入場した後に車両200を駐車させるまでに掛かる時間(例えば、駐車場の空き具合等に応じて掛かる時間等)、及び、駐車料金のグループから選択される少なくとも1つを比較要素としてユーザに提供してもよい。この場合、経路探索部114は、例えば、少なくとも1つの比較要素と、駐車場の入場及び退場のうちの一方のスムーズさとをユーザに考慮させて、そのユーザから入力を受け付けてもよい。
なお、経路探索部114は、例えば、ユーザによる入力を、ソフトキー及びハードキー等を始めとする種々の入力装置(入力部)(図示せず)を介して、又は、通信部121を介して、受け付けてもよい。
上述した比較要素となる「駐車場の空き具合」は、相対的に短時間で更新されている情報(例えば、リアルタイム性を有する情報等)であってもよい。
出力制御部115は、例えば、生成部113によって生成される連関情報(連関性)、及び、経路探索部114によって探索された経路のうち少なくとも一方を出力するよう出力部を制御してもよい。出力部は、例えば、通信部121、記憶部122及び表示部123等であってもよい。
すなわち、出力制御部115は、例えば、連関情報(連関性)及び経路のうちの少なくとも一方を外部装置に送信するよう通信部121を制御してもよい。ここで、外部装置は、例えば、サーバ300、車両200及びユーザ端末(図示せず)等であってもよい。
出力制御部115は、例えば、連関情報(連関性)及び経路のうちの少なくとも一方を記憶するよう記憶部122を制御してもよい。
出力制御部115は、例えば、連関情報(連関性)及び経路のうちの少なくとも一方を表示するよう表示部123を制御してもよい。
また、出力制御部115は、例えば、連関情報が記録された地図情報を出力するよう出力部を制御してもよい。すなわち、出力制御部115は、例えば、連関情報が記録された地図情報を外部装置に送信するよう通信部121を制御してもよく、連関情報が記録された地図情報を表示するよう表示部123を制御してもよい。外部装置は、上述したように、例えば、サーバ300、車両200及びユーザ端末(図示せず)等であってもよい。
[情報処理方法]
次に、一実施形態に係る情報処理方法について説明する。
図4は、一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
ステップST101において、取得部111は、入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両200の走行履歴情報を取得する。
ステップST102において、生成部113は、ステップST101で取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口と、その入口へ車両200が入場したときに通過した車両通過判定領域500に対応する第1方向D1と、出口と、その出口から車両200が退場したときに通過した車両通過判定領域500に対応する第2方向D2との連関性に関する連関情報を生成する。
ここで、領域設定部112は、上述した生成部113による連関情報の生成に先立って、施設から複数の方向に所定距離離れた位置に車両通過判定領域500を設定してもよい。
また、生成部113は、ステップST101で取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口から車両200が向かう施設内エリアと、施設内エリアから車両200が向かう出口との連関性を連関情報に記録してもよい。施設内エリアは、例えば、駐車場等であってもよい。
また、生成部113は、ステップST101で取得した走行履歴情報に基づいて、施設と、その施設からの方向別に車両通過判定領域500に対応する位置との間の移動時間を取得して、連関情報に含ませてもよい。
この場合、生成部113は、走行履歴情報に基づいて、時間帯に応じた、施設と、その施設からの方向別に所定距離離れた位置(例えば、車両通過判定領域500に対応する位置等)との間の移動時間を取得して、連関情報に含ませてもよい。なお、上述した「時間帯」には、「曜日毎」等の概念が含まれてもよい。
生成部113は、生成した連関情報を地図情報に記録してもよい。
ステップST103において、経路探索部114は、ステップST102で生成される連関情報に基づいて、施設に対する経路探索を行う。
経路探索部114は、出発地と施設との間の経路探索を行う際に施設からの退場を優先する場合、連関情報に基づいて、施設から目的地に向かう方向に応じて相対的に短い移動時間となる出口を選択し、その出口に対して連関性が相対的に高い入口を特定し、その入口までの経路探索を行ってもよい。
又は、経路探索部114は、出発地と施設との間の経路探索を行う際に施設への入場を優先する場合、連関情報に基づいて、出発地から施設に向かう方向に応じて相対的に短い移動時間となる入口を選択し、その入口までの経路探索を行ってもよい。
経路探索部114は、施設内エリアと施設の代表位置との距離、施設内エリアの混雑状況、及び、施設内エリアで必要となる駐車料金のうち少なくとも1つと、連関情報とに基づいて、施設の入口までの経路探索を行ってもよい。
ステップST104において、出力制御部115は、例えば、ステップST102で生成される連関情報(連関性)、及び、ステップST103で探索された経路のうち少なくとも一方を出力するよう出力部を制御してもよい。
また、出力制御部115は、例えば、ステップST102で生成部113によって連関情報が地図情報に記録された場合、その連関情報が記録された地図情報を出力するよう出力部を制御してもよい。
出力部は、例えば、通信部121、記憶部122及び表示部123等であってもよい。
上述した情報処理装置100の各部は、コンピュータの演算処理装置等の機能として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置100の取得部111、領域設定部112、生成部113、経路探索部114及び出力制御部115(制御部110)は、コンピュータの演算処理装置等による取得機能、領域設定機能、生成機能、経路探索機能及び出力制御機能(制御機能)としてそれぞれ実現されてもよい。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、例えば、メモリ、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体等に記録されていてもよい。記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体と言い換えてもよい。
また、上述したように、情報処理装置100の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理装置100の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置100の取得部111、領域設定部112、生成部113、経路探索部114及び出力制御部115(制御部110)は、コンピュータの演算処理装置等を構成する取得回路、領域設定回路、生成回路、経路探索回路及び出力制御回路(制御回路)として実現されてもよい。
また、情報処理装置100の通信部121、記憶部122及び表示部123(出力部)は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能、記憶機能及び表示機能(出力機能)として実現されもよい。また、情報処理装置100の通信部121、記憶部122及び表示部123(出力部)は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路、記憶回路及び表示回路(出力回路)として実現されてもよい。また、情報処理装置100の通信部121、記憶部122及び表示部123(出力部)は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置、記憶装置及び表示装置(出力装置)として構成されてもよい。
情報処理装置100は、上述した複数の各部のうち1又は任意の複数を組み合わせることが可能である。
本開示では、「情報」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
[本実施形態の態様及び効果]
次に、本実施形態の一態様及び各態様が奏する効果について説明する。なお、以下に記載する各態様は出願時の一例であり、本実施形態は以下に記載する態様に限定されることはない。すなわち、本実施形態は以下に記載する各態様に限定されることはなく、上述した各部を適宜組み合わせて実現されてもよい。また、下位の態様は、それよりも上位の態様のいずれでも引用できる場合がある。
また、以下に記載する効果は一例であり、各態様が奏する効果は以下に記載するものに限定されることはない。また、各態様は、例えば、以下に記載する少なくとも1つの効果を奏してもよい。
(態様1)
一態様の情報処理装置は、入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両の走行履歴情報を取得する取得部と、施設から複数の方向に所定距離離れた位置に車両通過判定領域を設定する領域設定部と、取得部によって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口と、その入口へ車両が入場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第1方向と、出口と、その出口から車両が退場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第2方向との連関性に関する連関情報を生成する生成部と、を備える。
すなわち、情報処理装置は、施設に入口及び出口の少なくとも一方が複数有る場合、入場(入口)と退場(出口)との連関性を特定することができる。この際に、情報処理装置は、施設の入口に向かう方向(例えば、施設を基準にした方角等)(第1方向)と、施設の出口から出た後の方向(例えば、施設を基準にした方角等)(第2方向)との連関性も特定することができる。
これにより、施設への入場又は施設からの退場を優先させた、最適な出入口の案内を実現することができる。
また、情報処理装置は、連関情報に記録される連関性により、入口、その入口に向かう前の車両の進行方向(第1方向)、出口、及び、その出口から出た後の車両の進行方向(第2方向)の、車両が通行可能な経路を対応付けることができる。すなわち、情報処理装置は、車両が走行可能な、入口、第1方向、出口及び第2方向の組み合わせを特定することができる。
(態様2)
一態様の情報処理装置では、生成部は、取得部によって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口から車両が向かう施設内エリアと、施設内エリアから車両が向かう出口との連関性を連関情報に記録することとしてもよい。
すなわち、情報処理装置は、連関情報に記録される連関性により、入口、その入口に向かう前の車両の進行方向(第1方向)、出口、及び、その出口から出た後の車両の進行方向(第2方向)に加えて、施設内エリアの連関性を生成することができる。換言すると、情報処理装置は、車両が走行可能な、入口、第1方向、その入口を通過した後の施設内エリア、その施設内エリアを出た後の出口及び第2方向の組み合わせを特定することができる。
(態様3)
一態様の情報処理装置では、生成部は、取得部によって取得した走行履歴情報に基づいて、施設と、その施設からの方向別に車両通過判定領域に対応する位置との間の移動時間を取得して、連関情報に含ませることとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、移動時間が相対的に短くなるような経路探索を行うことができる。
(態様4)
一態様の情報処理システムは、上述した一態様の情報処理装置に含まれる生成部によって生成される連関情報に基づいて、施設に対する経路探索を行う経路探索部を備えることとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、施設への入場又は施設からの退場を優先させた、出発地から施設への経路探索を行うことができる。
(態様5)
一態様の情報処理システムでは、経路探索部は、出発地と施設との間の経路探索を行う際に施設からの退場を優先する場合、連関情報に基づいて、施設から目的地に向かう方向に応じて相対的に短い移動時間となる出口を選択し、その出口に対して連関性が相対的に高い入口を特定し、その入口までの経路探索を行うこととしてもよい。
これにより、情報処理システムは、施設からの退場及びその後の走行等をスムーズに行うことができる経路を探索できる。すなわち、情報処理装置は、往路及び復路を含めた経路全体の最適化よりも、施設への入場及び施設からの退場のうち退場を優先させた経路探索を行うことができる。
具体的な一例として、ユーザは、施設がスーパーマーケット等の際には、夏場に冷凍食品した場合、及び、冬場にたこやき等のホットスナックを購入した場合等、施設からより早く自宅等に帰ることを希望する場合がある。このような一例の場合、情報処理システムは、ユーザが自宅を出発する前の経路探索において、施設からの退場を優先した経路探索を行うと、施設からの退場及びその後の走行がスムーズになるような出口を特定し、その特定した出口に連関する入口までの経路探索を行うことができる。
(態様6)
一態様の情報処理システムでは、経路探索部は、出発地と施設との間の経路探索を行う際に施設への入場を優先する場合、連関情報に基づいて、出発地から施設に向かう方向に応じて相対的に短い移動時間となる入口を選択し、その入口までの経路探索を行うこととしてもよい。
これにより、情報処理システムは、施設への入場及びその前の走行等をスムーズに行うことができる経路を探索できる。
具体的な一例として、ユーザは、施設がスーパーマーケット等の際には、より早く施設に到着したい場合、より早く施設で開催されるイベントに並びたい場合、及び、子供が居るので移動時間をより短くした場合等、施設により早く到着することを希望する場合がある。このような一例の場合、情報処理システムは、ユーザが自宅を出発する前の経路探索において、施設への入場を優先した経路探索を行うと、施設への入場及びその前の走行がスムーズになるような入口を特定し、その特定した入口までの経路探索を行うことができる。
(態様7)
一態様の情報処理装置は、道路地図に関する地図情報を記憶する記憶部を備え、生成部は、生成した連関情報を地図情報に記録することとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、連関情報が記録された地図情報を利用して、施設への経路探索を行うことができる。
(態様8)
一態様の情報処理装置では、生成部は、走行履歴情報に基づいて、時間帯に応じた、施設と、その施設からの方向別に所定距離離れた位置との間の移動時間を取得して、連関情報に含ませることとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、時間帯に応じて、道路及び施設内エリア等の混雑状況が変化する場合でも、時間帯に応じて適切な経路探索を行うことができる。すなわち、情報処理装置は、例えば、渋滞の無い(又は、渋滞が相対的に酷くない)経路を探索することができる。
(態様9)
一態様の情報処理システムでは、経路探索部は、施設内エリアと施設の代表位置との距離、施設内エリアの混雑状況、及び、施設内エリアで必要となる駐車料金のうち少なくとも1つと、連関情報とに基づいて、施設の入口までの経路探索を行うこととしてもよい。
これにより、情報処理システムは、例えば、施設内エリアと施設の代表位置との距離が相対的に短い施設内エリア、混雑が相対的に少ない施設内エリア、及び、駐車料金が相対的に低い施設内エリアのうち少なくとも1つを選択して、その施設内エリアと連関性のある施設の入口を特定することができる。情報処理システムは、特定した入口までの経路探索を行うことができる。
(態様10)
一態様の情報処理方法では、コンピュータが、入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両の走行履歴情報を取得する取得ステップと、施設から複数の方向に所定距離離れた位置に車両通過判定領域を設定する領域設定ステップと、取得ステップによって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口と、その入口へ車両が入場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第1方向と、出口と、その出口から車両が退場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第2方向との連関性に関する連関情報を生成する生成ステップと、を実行する。
これにより、情報処理方法は、上述した一態様の情報処理装置及び情報処理システムと同様の効果を奏することができる。
(態様11)
一態様の情報処理プログラムは、コンピュータに、入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両の走行履歴情報を取得する取得機能と、施設から複数の方向に所定距離離れた位置に車両通過判定領域を設定する領域設定機能と、取得機能によって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口と、その入口へ車両が入場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第1方向と、出口と、その出口から車両が退場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第2方向との連関性に関する連関情報を生成する生成機能と、を実現させる。
これにより、情報処理プログラムは、上述した一態様の情報処理装置及び情報処理システムと同様の効果を奏することができる。
100 情報処理装置
110 制御部
111 取得部
112 領域設定部
113 生成部
114 経路探索部
115 出力制御部
121 通信部
122 記憶部
123 表示部
200 車両
300 サーバ
400 施設
500 車両通過判定領域
411 入口
412 出口
D1 第1方向
D2 第2方向

Claims (11)

  1. 入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両の走行履歴情報を取得する取得部と、
    前記施設から複数の方向に所定距離離れた位置に車両通過判定領域を設定する領域設定部と、
    前記取得部によって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口と、当該入口へ車両が入場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第1方向と、出口と、当該出口から車両が退場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第2方向との連関性に関する連関情報を生成する生成部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記生成部は、前記取得部によって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、前記入口から車両が向かう施設内エリアと、施設内エリアから車両が向かう前記出口との連関性を連関情報に記録する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生成部は、前記取得部によって取得した走行履歴情報に基づいて、施設と、当該施設からの方向別に前記車両通過判定領域に対応する位置との間の移動時間を取得して、連関情報に含ませる
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置に含まれる前記生成部によって生成される連関情報に基づいて、施設に対する経路探索を行う経路探索部を備える
    情報処理システム。
  5. 前記経路探索部は、出発地と施設との間の経路探索を行う際に施設からの退場を優先する場合、連関情報に基づいて、施設から目的地に向かう方向に応じて相対的に短い移動時間となる出口を選択し、当該出口に対して連関性が相対的に高い入口を特定し、当該入口までの経路探索を行う
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記経路探索部は、出発地と施設との間の経路探索を行う際に施設への入場を優先する場合、連関情報に基づいて、出発地から施設に向かう方向に応じて相対的に短い移動時間となる入口を選択し、当該入口までの経路探索を行う
    請求項4に記載の情報処理システム。
  7. 道路地図に関する地図情報を記憶する記憶部を備え、
    前記生成部は、生成した連関情報を地図情報に記録する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  8. 前記生成部は、走行履歴情報に基づいて、時間帯に応じた、施設と、当該施設からの方向別に所定距離離れた位置との間の移動時間を取得して、連関情報に含ませる
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記経路探索部は、施設内エリアと施設の代表位置との距離、施設内エリアの混雑状況、及び、施設内エリアで必要となる駐車料金のうち少なくとも1つと、連関情報とに基づいて、施設の入口までの経路探索を行う
    請求項4に記載の情報処理システム。
  10. コンピュータが、
    入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両の走行履歴情報を取得する取得ステップと、
    前記施設から複数の方向に所定距離離れた位置に車両通過判定領域を設定する領域設定ステップと、
    前記取得ステップによって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口と、当該入口へ車両が入場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第1方向と、出口と、当該出口から車両が退場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第2方向との連関性に関する連関情報を生成する生成ステップと、
    を実行する情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    入口及び出口の少なくとも一方が複数有る施設に入退場を行う車両の走行履歴情報を取得する取得機能と、
    前記施設から複数の方向に所定距離離れた位置に車両通過判定領域を設定する領域設定機能と、
    前記取得機能によって取得した走行履歴情報に基づいて特定される、入口と、当該入口へ車両が入場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第1方向と、出口と、当該出口から車両が退場したときに通過した車両通過判定領域に対応する第2方向との連関性に関する連関情報を生成する生成機能と、
    を実現させる情報処理プログラム。
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