JP2023172404A - 周波数掃引特性測定装置、LiDAR装置および周波数掃引特性測定方法 - Google Patents

周波数掃引特性測定装置、LiDAR装置および周波数掃引特性測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光の周波数掃引特性を精度良く測定することが可能な周波数掃引特性測定装置を実現すること。【解決手段】周波数掃引特性測定装置2は、非対称MZI120と、受光器121と、AD変換器122と、第2信号処理部123と、によって構成されている。第2信号処理部123は、AD変換器122からのビート信号を信号処理することにより、LD100の出力するレーザー光の周波数掃引特性を算出し、非線形成分を算出するものである。第2信号処理部123は、波形調整部124と、ヒルベルト変換部125と、瞬時位相算出部126と、周波数算出部127と、非線形成分算出部128と、LD駆動信号制御部129と、を有している。波形調整部124によって、ビート信号の両端で振幅と位相が一致するように波形調整する。【選択図】図1

Description

本発明は、周波数を掃引した光の周波数掃引特性を測定する周波数掃引特性測定装置および周波数掃引特性測定方法に関するものである。また、FMCW方式のLiDAR装置に関するものである。
レーザー光を用いて対象物を検出し、その対象物までの距離を測定する技術としてLiDAR(Light Detection and Ranging)がある。LiDARの測距方式はTOF方式とFMCW方式がある。FMCW方式は、光の周波数を三角波状に変調させ、参照光と受信光のビート信号から対象物までの距離や対象物の速度を測定する技術である。
レーザー光の周波数の掃引は、入力電流を三角波状に掃引することで行う。しかし、レーザーの放熱特性と注入電流に伴うキャリア濃度の変化によって、周波数-時間特性(周波数掃引特性)のグラフは時間に対して非線形なカーブを描く。このような非線形成分が小さい場合には、ビート信号の周波数もほぼ一定となり、スペクトル幅が狭く、感度や分解能も良好である(図8参照)。一方、非線形成分が大きい場合には、ビート信号の周波数が広がりを持ち、スペクトル幅が拡大するため、感度や分解能が低下してしまう(図9参照)。
また、周囲の環境の温度変化などの影響でレーザーの周波数特性は変動する。そこで、常時、または定期的にレーザーの周波数掃引特性を解析し、周波数掃引特性が線形となるように補正する必要がある。
非特許文献1には、以下のようにして周波数掃引特性の線形性を改善することが記載されている。まず、電磁波を非対称マッハツェンダー干渉計に通した後で受光器により受光してビート信号を生成する。そして、ビート信号をヒルベルト変換して直交成分(Q成分)を測定する。次に、直交成分と元のビート信号(I成分)の逆接を計算することにより、ビート信号の瞬時位相を算出する。そして、テーラー展開による近似式を用いて、ビート信号の瞬時位相からレーザーの周波数掃引特性を算出する。この算出した周波数掃引特性を用いて、Voltage Update Algorithmでレーザーへの入力信号を更新し、周波数掃引特性が線形となるように補正している。ここで、非理想的な遷移の影響を最小限に抑えるために、ビート信号の両端20%はVoltage Update Algorithmへの入力に使用せず、残りの80%を入力する。
X. Zhang, J. Pouls, and M. C. Wu, "Laser frequency sweep linearization by iterative learning pre-distortion for FMCW LiDAR," Optics Express, 27(7) 9965 (2019)
しかし、非特許文献1ではビート信号のROI(Region of Interest;周波数掃引特性の解析をしている割合)を80%に限定している。これは、ヒルベルト変換によって生じる直交信号両端の歪み(大きなオフセットとリップル)によって非理想的な遷移が起こってしまうので、その直交信号両端の歪みを計算に含めないようにしているためである。そのため、ROI外の20%の領域を十分に線形化することができず、信号の一部を測距に利用することができない。その結果、検出感度の低下を引き起こしてしまう。
直交信号両端の歪みは、窓関数を乗算することで改善することはできるが、効果は限定的であり、測定結果に誤差が生じてしまう。また、両端近傍の振幅を0に近づけるため、熱擾乱など別の要因による誤差が相対的に大きくなりやすい。
ビート信号の直交成分を得る方法として、直交検波を用いることも考えられる。しかし、直交検波には音響光学効果型周波数シフタなどの高価な機器が必要となり、追加の部品が必要となってしまう。
そこで本発明の目的は、光の周波数掃引特性を精度よく測定することが可能な周波数掃引特性測定装置を実現することである。
本発明は、周波数掃引したレーザー光の周波数掃引特性を測定する周波数掃引特性測定装置において、前記レーザー光を分岐して所定の光路長差を与えた後で合波して合波光を生成する非対称マッハツェンダー干渉計と、前記非対称マッハツェンダー干渉計から出力された前記合波光を受光し、電気信号であるビート信号に変換して出力する受光器と、前記ビート信号の両端の振幅と位相が一致するように波形を調整する波形調整部と、前記ビート信号をヒルベルト変換して直交成分を算出するヒルベルト変換部と、前記ヒルベルト変換部からの直交成分と、前記ビート信号の逆正接を算出することで前記ビート信号の瞬時位相を算出する瞬時位相算出部と、前記瞬時位相と前記光路長差とから前記レーザー光の周波数掃引特性を算出する周波数算出部と、を有することを特徴とする周波数掃引特性測定装置である。
本発明において、前記波形調整部は、前記ビート信号の両端近傍それぞれから、ゼロクロス点であってそのゼロクロス点における微分値の符号が一致する2点を抽出し、その2点よりも外側のビート信号を削除することによって、前記ビート信号の両端の振幅と位相が一致するように波形を調整する、ものであってもよい。
また本発明において、前記非対称マッハツェンダー干渉計は、前記光路長差が可変であり、前記波形調整部は、前記光路長差を制御することによって、前記ビート信号の両端の振幅と位相が一致するように波形を調整する、ものであってもよい。
また本発明において、前記非対称マッハツェンダー干渉計は、互いに光路長が異なる複数の光路を切り替える光路切り替えスイッチを有し、前記光路切り替えスイッチによって前記光路を切り替えることで前記光路長差が可変となっており、前記波形調整部は、前記光路切り替えスイッチにおける前記光路の選択を制御することによって、前記ビート信号の両端の振幅と位相が一致するように波形を調整する、ものであってもよい。
また本発明は、レーザー光を放射するLDと、前記請求項1から請求項4までに記載の周波数掃引特性測定装置と、を有したFMCW方式のLiDAR装置であって、
前記周波数掃引特性測定装置により算出した前記レーザー光の周波数掃引特性に基づき、前記レーザー光の非線形成分が低減するように前記LDの駆動信号を校正するレーザー駆動信号制御部を有する、ことを特徴とするLiDAR装置である。
また本発明は、周波数掃引したレーザー光の周波数掃引特性を測定する周波数掃引特性測定方法において、前記レーザー光を分岐して所定の光路長差を与えた後で合波して合波光を生成し、前記合波光を受光し、電気信号であるビート信号に変換し、前記ビート信号の両端の振幅と位相が一致するように波形を調整し、波形が調整された前記ビート信号をヒルベルト変換して直交成分を算出し、前記直交成分と、波形が調整された前記ビート信号の逆正接を算出することで前記ビート信号の瞬時位相を算出し、前記瞬時位相と前記光路長差とから前記レーザー光の周波数掃引特性を算出する、ことを特徴とする周波数掃引特性測定方法である。
本発明によれば、光の周波数掃引特性を精度よく測定することができる。
第1実施形態の周波数掃引特性測定装置の構成を示した図。 周波数掃引特性の解析結果を示したグラフ。 周波数掃引特性の解析結果を示したグラフ。 ビート信号の両端が連続するように波形調整する方法を示した図。 第2実施形態の周波数掃引特性測定装置の構成を示した図。 非対称MZI220の構成を示した図。 ΔLとνnlの最大値の関係を示したグラフ。 周波数掃引特性の非線形成分が小さい場合の説明を示した図。 周波数掃引特性の非線形成分が大きい場合の説明を示した図。
以下、本発明の実施形態について図を参照に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のFMCW-LiDAR装置の構成を示した図であり、周波数掃引特性をリアルタイムで測定して、FMCW-LiDAR装置における周波数掃引特性を線形に校正することが可能なものである。
第1実施形態のFMCW-LiDAR装置は、図1のように、LiDAR装置1と、周波数掃引特性測定装置2とによって構成されている。LiDAR装置1は、LD(レーザーダイオード)100と、光カプラ101~103と、光送信アンテナ104と、光受信アンテナ105と、受光器106と、AD変換器107と、第1信号処理部108と、DA変換器109と、LD駆動回路110と、によって構成されている。また、周波数掃引特性測定装置2は、非対称MZI(非対称マッハツェンダー干渉計)120と、受光器121と、AD変換器122と、第2信号処理部123と、によって構成されている。
(LiDAR装置1の構成)
まず、LiDAR装置1の各構成について説明する。
LD100は、レーザー光を放射する周波数可変のレーザーダイオードである。周波数はLD駆動回路110によって制御され、周波数の時間特性(周波数掃引特性)は三角形状が周期的に繰り返すように制御される。つまり、周波数が時間に対して線形に増加する区間と、線形に減少する区間とを繰り返すように制御される。レーザー光の波長帯は任意であるが、たとえば赤外線帯域である。
光カプラ101は、LD100からのレーザー光を2分岐する光デバイスである。2分岐されたレーザー光の一方は光カプラ102に入力され、他方は非対称MZI120に入力される。
光カプラ102は、光カプラ101と同様の光デバイスであり、光カプラ101からのレーザー光を送信光と参照光に分岐する光デバイスである。送信光は光送信アンテナ104に入力され、参照光は光カプラ103に入力される。
光送信アンテナ104は、光カプラ102からの送信光を対象物に照射する光デバイスである。
光受信アンテナ105は、対象物によって反射された送信光(受信光)を受光する光デバイスである。受信光は光カプラ103に入力される。
光カプラ103は、光カプラ102からの参照光と光受信アンテナ105からの受信光を合波して出力する光デバイスである。
受光器106は、光カプラ103からの合波光を受光して電気信号に変換し、参照光と受信光との干渉により生じるうなり(ビート信号)を生成して出力する装置である。受光器106は、たとえばGeフォトダイオードである。受光器106は、差動型のバランス検出器とすることが好ましい。あるいは、受光器106とAD変換器107の間にDC成分をカットするフィルタを挿入することが好ましい。
AD変換器107は、受光器106からのビート信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して出力する装置である。
第1信号処理部108は、AD変換器107からのビート信号について信号処理することにより、対象物までの距離と対象物の相対速度を算出するものである。また、LD100を駆動するためのLD駆動信号を生成するものである。第1信号処理部108は、フーリエ変換部111と、ピーク検出部112と、距離・速度算出部113と、LD駆動基準信号生成部114と、を有している。これらの機能・動作については後述する。
DA変換器109は、第1信号処理部108からのLD駆動信号をデジタルからアナログに変換して出力する装置である。
LD駆動回路110は、第1信号処理部108からのLD駆動信号に基づきLD100の放射するレーザー光の周波数を制御する回路である。具体的には、LD100への入力電流を制御することによって周波数を制御する。
(周波数掃引特性測定装置2の構成)
次に、周波数掃引特性測定装置2の各構成について説明する。
非対称MZI120は、光カプラ101からのレーザー光を2分岐して所定の光路長差ΔLを与えた後で合波する光デバイスである。
受光器121は、非対称MZI120からの合波光を受光して電気信号に変換し、所定の光路長差ΔLを与えた2つの光の干渉により生じるビート信号を生成して出力する装置である。受光器121は、たとえばGeフォトダイオードである。受光器121は、差動型のバランス検出器とすることが好ましい。あるいは、受光器121とAD変換器122の間にDC成分をカットするフィルタを挿入することが好ましい。
非対称MZI120と受光器121をまとめて1つの光集積回路チップとして実装してもよい。装置構成の簡略化、低コスト化を図ることができる。光集積回路における光導波路は、Si、SiNなどであり、受光器121はGeフォトダイオードである。非対称MZI120から受光器121までの一部を光集積回路化してもよい。
AD変換器122は、受光器121からのビート信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して出力する装置である。
第2信号処理部123は、AD変換器122からのビート信号を信号処理することにより、LD100の出力するレーザー光の周波数掃引特性を算出し、非線形成分を算出するものである。第2信号処理部123は、波形調整部124と、ヒルベルト変換部125と、瞬時位相算出部126と、周波数算出部127と、非線形成分算出部128と、LD駆動信号制御部129と、を有している。これらの機能・動作については後述する。
(LiDAR装置1の動作)
次に、第1実施形態のFMCW-LiDAR装置の動作について説明する。まず、LiDAR装置1による測距の動作を説明する。
第1信号処理部108からのLD駆動信号に基づきLD駆動回路110によってLD100を駆動し、LD100の放射するレーザー光の周波数掃引特性が、三角形状が周期的に繰り返すように制御する。ここでLD駆動信号は、LD駆動基準信号生成部114によって生成されるLD駆動基準信号を、第2信号処理部123のLD駆動信号制御部129によって校正したものである。また、LD駆動基準信号は、電圧値が三角形状に繰り返し変化する信号である。
次に、LD100からのレーザー光を光カプラ101によって2分岐し、さらに光カプラ102によって参照光と送信光に2分岐する。送信光は光送信アンテナ104から外部の対象物に照射される。送信光は対象物によって反射され、その反射光である受信光は光受信アンテナ105によって受光される。そして、光カプラ102によって分岐された参照光と、光受信アンテナ105からの受信光とを光カプラ103によって合波し、受光器106によって電気信号であるビート信号を生成する。
次に、ビート信号をAD変換器107によってアナログ信号からデジタル信号に変換する。そして、第1信号処理部108によって信号処理して、対象物までの距離と対象物の相対速度を算出する。信号処理は、具体的には次の通りである。
まず、フーリエ変換部111によってビート信号をフーリエ変換し、ビート信号の周波数スペクトルを算出する。次に、ピーク検出部112によって、周波数スペクトルにおけるピークの周波数を検出する。これにより、周波数が線形に増加する区間におけるビート周波数と、線形に減少する区間のビート周波数を求める。そして、距離・速度算出部113によって、2つのビート信号の周波数から対象物までの距離と対象物の相対速度を算出する。
(周波数掃引特性測定装置2の動作)
次に、周波数掃引特性測定装置2の動作について説明する。
光カプラ101によって2分岐されたレーザー光の一方を、非対称MZI120に通した後、受光器121によって受光してビート信号を生成する。そして、ビート信号をAD変換器122によってアナログ信号からデジタル信号に変換する。
次に、波形調整部124によって、ビート信号の両端で波形が連続するように、つまり、両端で振幅と位相が一致するように波形調整する。具体的な波形調整の方法は以下の通りである。
まず、移動平均によってビート信号の高周波ノイズを除去する。その後、ビート信号の両端近傍で、隣接する2つのゼロクロス点(振幅が0の点)をそれぞれ抽出する(図4(a)参照)。受光器121としてバランス型を用いたり、DCブロックフィルタを用いてDC成分をカットしたりすることで、ゼロクロス点の検出を容易に行うことができる。
次に、抽出した4つのゼロクロス点におけるビート信号の微分値を算出する。そして、4つのゼロクロス点のうち、微分値の符号が一致する2点を選ぶ(図4(b)参照)。符号が+の2点と-の2点のどちらでも構わない。図4(b)の例では、1と3、または2と4を選ぶ。
次に、選んだ2点よりも外側の測定点をビート信号から削除する(図4(c)参照)。図4(c)の例では、1と3の2点を選び、その外側の測定点を削除している。以上によって、ビート信号の両端で振幅と位相が一致するように波形調整することができる。また、ビート信号の波形をカットする領域を最小限に抑えることができる。
ビート信号の波形調整方法は上記方法に限らず、任意の方法でビート信号の両端近傍において振幅と位相が一致する点をそれぞれ抽出し、その点の外側を削除すればよい。ただし上記方法によれば、ビート信号の両端近傍において振幅と位相が一致する点を容易に抽出することができる。なお、振幅と位相は完全に一致させる必要はなく、本発明の効果を奏する範囲で誤差があってもよい。たとえば、両端の振幅差の絶対値が振幅最大値に対して1%以下、位相差の絶対値が0.01π以下となるようにすればよい。
次に、ヒルベルト変換部125によってビート信号をヒルベルト変換し、直交成分(Q成分)を算出する。ここで、ヒルベルト変換前にビート信号の両端が連続するように波形調整しているため、Q成分の両端の歪みや周波数のアップ区間とダウン区間の境目での歪みが低減されている。
次に、瞬時位相算出部126によってビート信号の瞬時位相φb(t)を算出する。ビート信号の瞬時位相φb(t)は、元のビート信号(I成分)とビート信号のQ成分の逆正接を計算することで得られる。すなわち、φb(t)=arctan(Q/I)を計算することで得られる。なお、これによって得られるビート信号の瞬時位相は、±πで折り返した波形になるため、アンラップ処理を行う。
次に、周波数算出部127によってビート信号の瞬時周波数ν(t)、つまりビート信号の周波数掃引特性を算出する。瞬時周波数ν(t)は、瞬時位相φb(t)を微分することで得られ、2πν(t)=d(φb(t))/dtである。ここで、φb(t-τ)をτでテーラー展開して一次の近似を行うことで、ν(t)=φb(t)/(2πτ)となる。τは非対称MZI120における伝搬遅延時間であり、τ=ΔL/c(cは光速)である。τは1ns~100nsであり、十分に小さいので、このように近似できる。この近似式を用いてν(t)を算出する。
次に、非線形成分算出部128によって瞬時周波数の非線形成分を算出する。ν(t)は、ν(t)=γt+νnl(t)、で表される。ここでγは周波数変化率、νnl(t)はν(t)の非線形成分であり、γは既知である。よってこの式から、ν(t)の非線形成分νnl(t)を算出する。
次に、LD駆動信号制御部129によってLD駆動基準信号を校正してLD駆動信号を生成する。具体的には、LD駆動基準信号に、νnl(t)に対応する歪みを付加してLD駆動信号を生成する。これによってLD100が放射するレーザー光の周波数掃引特性における非線形成分をあらかじめ差し引いておく。このようにして校正したLD駆動信号に基づきLD100を駆動すると、レーザー光の周波数掃引特性における非線形成分を低減することができる。
LD駆動基準信号の校正は常時行ってもよいし、随時行うようにしてもよい。
以上、第1実施形態のFMCW-LiDAR装置では、波形調整部124によってビート信号が両端で連続するように波形調整しており、これによってレーザー光の周波数掃引特性を精度よく測定することができる。そのため、測定した周波数掃引特性を用いてレーザー光の掃引周波数を校正することで、レーザー光の掃引周波数の線形性を向上させることができ、測距性能を向上させることができる。また、従来の方法に比べてROIが広いので、レーザー光を校正できる範囲が広く、FMCW-LiDAR装置の感度や距離分解能を向上させることができる。また、周波数シフタなどの高価な機器を使用せずにレーザー光の周波数掃引特性を測定することができるので、低コスト化を図ることができる。
次に、第1実施形態に関するビート信号の解析結果を説明する。
γ=1.0GHz/125μs、νnl(t)=9×10・sin[2π・4×10t]とするビート信号V(t)∝cos[2πν(t)τ]を生成し、レーザー光の周波数掃引特性を解析した。ここで、τを調整することで両端が不連続なビート信号と連続なビート信号をそれぞれ生成した。レーザー光の基本発振波長は1550nmとした。図2、3はレーザー光の周波数掃引特性の解析結果と非線形成分の解析結果を示したグラフであり、図2はビート信号が両端で不連続な場合、図3はビート信号が両端で連続な場合である。
図2のように、ビート信号が両端で不連続な場合は、周波数のアップ区間とダウン区間の境目と両端において急峻なオフセットが生じていて、そのオフセットの前後にリップルが継続的に発生していることがわかった。つまり、周波数のアップ区間とダウン区間の境目や両端では、レーザー光の周波数掃引特性を精度よく測定することができないことがわかった。その結果、オフセットやリップルの区間はレーザー光の周波数掃引特性が線形となるように補正できないことがわかった。
一方、図3のように、ビート信号が両端で連続な場合、オフセットやリップルの発生は見られなかった。したがって、第1実施形態によれば、レーザー光の周波数掃引特性を精度よく測定できることがわかり、レーザー光の周波数掃引特性を十分に広い範囲で線形に補正可能であることがわかった。
(第2実施形態)
第2実施形態のFMCW-LiDAR装置は、第1実施形態のFMCW-LiDAR装置におけるビート信号の両端を連続とするための機構を変更するものである。図5に示すように、第2実施形態のFMCW-LiDAR装置は、第1実施形態のFMCW-LiDAR装置において非対称MZI120、波形調整部124を、非対称MZI220、波形調整部224に変更したものである。他の構成は第1実施形態と同様である。
非対称MZI220は、光路長差を制御可能な非対称MZIである。光路長差の制御機構の1例を図6に示す。非対称MZI220は、図6に示すように、光カプラ201~203と、光路切り替えスイッチ204と、を有している。
光カプラ201は、光カプラ101からのレーザー光を2分岐する光デバイスである。2分岐されたレーザー光の一方は光路切り替えスイッチ204に入力され、他方は光カプラ203に入力される。
光路切り替えスイッチ204は、互いに光路長の異なる複数の光路のうち1つを選択して、その光路に光カプラ201からのレーザー光を出力する光デバイスであり、光路の選択は波形調整部124によって制御される。光路切り替えスイッチ204は、たとえば、マルチモード干渉カプラと位相シフタを組み合わせたスイッチや、リング共振器の共振を利用したスイッチである。光路切り替えスイッチ204によって選択された光路からのレーザー光は、光カプラ202に入力される。
光カプラ202は、光路切り替えスイッチからの複数の光路と接続され、それらの光路から入力されたレーザー光を1つの光路に出力する光デバイスである。光カプラ202は、たとえば、マルチモード干渉カプラ(MMI)やスターカプラである。光カプラ202からのレーザー光は、光カプラ203に入力される。
光カプラ203は、光カプラ201からのレーザー光と光カプラ202からのレーザー光を合波して出力する光デバイスである。合波光は受光器121に入力される。
波形調整部224は、光路切り替えスイッチ204における光路の選択を制御する制御信号を生成し出力する。そして、その制御信号に基づき光路切り替えスイッチ204における光路の選択を制御し、ビート信号が両端で連続となるように制御する。具体的には、次のようにして光路切り替えスイッチ204の制御信号を生成し、その制御信号によって光路切り替えスイッチ204における光路の選択を制御する。
光路切り替えスイッチ204によって選択される光路はN+1本存在し、光路長が小さい順に0、1、…、i、…、Nとする。そして、波形調整部124からi番目の光路を選択する旨の制御信号が出力され、その制御信号の基づき光路切り替えスイッチ204によってi番目の光路が選択されているものとする。
ここで、光路長のきざみ幅(i番目と(i+1)番目の光路長差)は、オフセットやリップルが生じない光路長差の幅(つまり瞬時周波数の非線形成分νnl(t)の最大値が最小となる光路長差の幅)の範囲をaとしてa/2以下とするのがよい。
まず、AD変換器122からのビート信号について、移動平均によって高周波ノイズを除去する。そして、ビート信号の両端の誤差δ(両端の振幅の差)を検出する。
次に、誤差δの絶対値が所定値以下であるかどうか判定する。誤差δは、ビート信号の両端が十分に連続となるように設定されていればよい。たとえば、両端の振幅差の絶対値が振幅最大値に対して1%以下となるような値に設定する。
誤差δの絶対値が所定値以下であれば、制御信号を更新せず、ビート信号をヒルベルト変換部125、瞬時位相算出部126に出力する。
一方、誤差δの絶対値が所定値よりも大きい場合、ビート信号の両端における微分値a1、a2を算出する。そして、sgn{δ×sgn(a1・a2)}を算出する。
次に、i=i+sgn{δ×sgn(a1・a2)}として、i番目の光路を選択する旨の制御信号を更新する。以下、誤差δの絶対値が所定値以下となるまで制御信号の更新を繰り返す。
もちろん、このようにして制御信号を更新する必要はなく、単にiを1ずつ増加させていって誤差δの絶対値が所定値以下となるまで繰り返してもよい。
以上、第2実施形態では、非対称MZI220として光路長差を制御可能なものを用い、波形調整部224によって光路長差を制御することによって、ビート信号の両端が連続となるように制御している。
次に、第2実施形態に関するビート信号の解析結果を説明する。
γ=1.0GHz/125μs、νnl(t)=9×10・sin[2π・4×10t]とするビート信号を生成し、非対称MZIにおける光路長差ΔLを掃引してνnlの最大値を算出した。
図7は、ΔLとνnlの最大値の関係を示したグラフである。図7のように、νnlの最大値が小さくなるピークが約20cmごとに現れ、νnlの最大値が小さくなるときの幅は約8mmであることがわかった。このνnlの最大値が小さくなるときの幅から外れると、νnlの最大値は1桁以上大きくなった。これはビート信号の両端が不連続となって大きなオフセットが現れ、測定誤差を与えているためである。また、この場合、非対称MZI220における光路長のきざみ幅は4mm以下とするのがよいとわかった。
光ファイバーの実効屈折率を1.46とすると、光ファイバーを8mm通過するのに必要な時間は約39psである。よって、非対称MZI220において伝搬遅延時間が39psの範囲に収まるように制御すれば、ビート信号の両端を連続にして測定誤差を低減できることがわかった。
(変形例)
なお、第1、第2実施形態では、本発明の周波数掃引特性測定装置をFMCW-LiDAR装置に適用した例を示したが、本発明は周波数掃引特性の測定が必要な例であれば適用できる。たとえば、分光装置に本発明を適用することができる。また、第1、第2実施形態では、周波数を線形に掃引した場合であるが、本発明は線形以外でも適用できる。
本発明の周波数掃引特性測定装置は、LiDARや分光装置に利用することができ、周波数掃引特性の線形性改善に利用することができる。
1:LiDAR装置
2:周波数掃引特性測定装置
100:LD
101~103、201~203:光カプラ
104:光送信アンテナ
105:光受信アンテナ
106、121:受光器
107、122:AD変換器
108:第1信号処理部
109:DA変換器
110:LD駆動回路
111:フーリエ変換部
112:ピーク検出部
113:距離・速度算出部
114:LD駆動基準信号生成部
120、220:非対称MZI
123:第2信号処理部
124、224:波形調整部
125:ヒルベルト変換部
126:瞬時位相算出部
127:周波数算出部
128:非線形成分算出部
129:LD駆動信号制御部
204:光路切り替えスイッチ

Claims (6)

  1. 周波数掃引したレーザー光の周波数掃引特性を測定する周波数掃引特性測定装置において、
    前記レーザー光を分岐して所定の光路長差を与えた後で合波して合波光を生成する非対称マッハツェンダー干渉計と、
    前記非対称マッハツェンダー干渉計から出力された前記合波光を受光し、電気信号であるビート信号に変換して出力する受光器と、
    前記ビート信号の両端の振幅と位相が一致するように波形を調整する波形調整部と、
    前記ビート信号をヒルベルト変換して直交成分を算出するヒルベルト変換部と、
    前記ヒルベルト変換部からの直交成分と、前記ビート信号の逆正接を算出することで前記ビート信号の瞬時位相を算出する瞬時位相算出部と、
    前記瞬時位相と前記光路長差とから前記レーザー光の周波数掃引特性を算出する周波数算出部と、
    を有することを特徴とする周波数掃引特性測定装置。
  2. 前記波形調整部は、前記ビート信号の両端近傍それぞれから、ゼロクロス点であってそのゼロクロス点における微分値の符号が一致する2点を抽出し、その2点よりも外側のビート信号を削除することによって、前記ビート信号の両端の振幅と位相が一致するように波形を調整する、ことを特徴とする請求項1に記載の周波数掃引特性測定装置。
  3. 前記非対称マッハツェンダー干渉計は、前記光路長差が可変であり、
    前記波形調整部は、前記光路長差を制御することによって、前記ビート信号の両端の振幅と位相が一致するように波形を調整する、ことを特徴とする請求項1に記載の周波数掃引特性測定装置。
  4. 前記非対称マッハツェンダー干渉計は、互いに光路長が異なる複数の光路を切り替える光路切り替えスイッチを有し、前記光路切り替えスイッチによって前記光路を切り替えることで前記光路長差が可変となっており、
    前記波形調整部は、前記光路切り替えスイッチにおける前記光路の選択を制御することによって、前記ビート信号の両端の振幅と位相が一致するように波形を調整する、ことを特徴とする請求項3に記載の周波数掃引特性測定装置。
  5. レーザー光を放射するLDと、請求項1から請求項4までに記載の周波数掃引特性測定装置と、を有したFMCW方式のLiDAR装置であって、
    前記周波数掃引特性測定装置により算出した前記レーザー光の周波数掃引特性に基づき、前記レーザー光の非線形成分が低減するように前記LDの駆動信号を校正するレーザー駆動信号制御部を有する、
    ことを特徴とするLiDAR装置。
  6. 周波数掃引したレーザー光の周波数掃引特性を測定する周波数掃引特性測定方法において、
    前記レーザー光を分岐して所定の光路長差を与えた後で合波して合波光を生成し、
    前記合波光を受光し、電気信号であるビート信号に変換し、
    前記ビート信号の両端の振幅と位相が一致するように波形を調整し、
    波形が調整された前記ビート信号をヒルベルト変換して直交成分を算出し、
    前記直交成分と、波形が調整された前記ビート信号の逆正接を算出することで前記ビート信号の瞬時位相を算出し、
    前記瞬時位相と前記光路長差とから前記レーザー光の周波数掃引特性を算出する、
    ことを特徴とする周波数掃引特性測定方法。
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