JP2023172305A - 遮光部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】より加飾性の高い遮光部材を提供する。【解決手段】遮光部材1は、第1面Fを有する基材2と、第1面Fに形成される第1多層膜4と、を備えている。第1多層膜4は、誘電体金属交互膜部10と、誘電体金属交互膜部10より反基材側に配置された反射膜部12と、を有している。誘電体金属交互膜部10は、複数の誘電体層Dと、1以上の金属層Mを有している。金属層Mは、Cr、Ni、及びTiの少なくとも何れかを含む層である。反射膜部12は、1以上の反射層Rを有している。反射層Rは、Al、Ag、Au、及びCuの少なくとも何れかを含む層である。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車部材、車両部材、家電部材、携帯機器部材、コンピュータ部材、オーディオ機器部材、カーナビゲーション部材、事務機器部材、スポーツ用品部材、雑貨部材、眼鏡(サングラスを含む)部材、カメラ部材、光学機器部材、計測機器部材等において、遮光及び加飾の少なくとも一方等のために用いられる遮光部材に関する。
特許文献1(特許第5849719号公報)の参考例1([0101]~[0103],表4,図21)として、白板ガラス基板の一方の面に、全5層の遮光膜を形成した光吸収体が開示されている。その遮光膜の各層は、スパッタ法で形成されている。各層の材料は、基板に最も近い層を1層目として、1層目から順に、Cr(クロム)、CrO(酸化クロム)、Cr、CrO、SiOである。
特許第5849719号公報
上述の遮光部材は、可視光全域で透過率が低く、更に反射率も低いため、遮光しつつ金属光沢のような質感を有する加飾部材とはならない。
本開示の主な目的は、より加飾性の高い遮光部材を提供することである。
本明細書は、遮光部材を開示する。この遮光部材は、第1面を有する基材と、第1面に直接又は中間膜を介して形成される第1多層膜と、を備えている。第1多層膜は、誘電体金属交互膜部と、誘電体金属交互膜部より反基材側に配置された反射膜部と、を有していても良い。誘電体金属交互膜部は、複数の誘電体層と、1以上の金属層を有していても良い。金属層は、Cr、Ni、及びTiの少なくとも何れかを含む層であっても良い。反射膜部は、1以上の反射層を有していても良い。反射層は、Al、Ag、Au、及びCuの少なくとも何れかを含む層であっても良い。
本開示の主な効果は、より加飾性の高い遮光部材が提供されることである。
本開示に係る遮光部材の模式的な断面図である。 実施例1における第2多層膜単独での可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例1-1における第1面側から第2面側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例1-1における第1面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例1-1における第2面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例1-2における第1面側から第2面側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例1-2における第1面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例1-2における第2面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例1-3における第1面側から第2面側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例1-3における第1面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例1-3における第2面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例2-1における第1面側から第2面側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例2-1における第1面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例2-1における第2面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例2-2における第1面側から第2面側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例2-2における第1面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例2-2における第2面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例3-1における第1面側から第2面側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例3-1における第1面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例3-1における第2面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例3-2における第1面側から第2面側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例3-2における第1面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例3-2における第2面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例4における第1面側から第2面側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例4における第1面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例4における第2面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例5における第1面側から第2面側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例5における第1面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例5における第2面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例6における第1面側から第2面側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例6における第1面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。 実施例6における第2面側からの可視光の分光反射率分布(シミュレーション値)を示すグラフである。
以下、本開示に係る実施の形態の例が、適宜図面を用いて説明される。
尚、本開示は、以下の例に限定されない。
図1に示されるように、本開示の遮光部材1は、基材2と、第1多層膜4と、第2多層膜6と、を備えている。
遮光部材1は、所定波長域(ここでは可視域)の光を透過せず、当該光の遮断を行う部材である。
可視域の下限は、例えば380,390,400,410,420nm(ナノメートル)の何れかである。可視域の上限は、例えば650,680,700,720,740,750,780,800nmの何れかである。ここでは、可視域は、400nm以上700nm以下とする。
光の遮断は、例えば可視域での透過率の平均が10,8,5,3,2,1%の何れかの値以下となることである。
基材2は、第1面Fと、第2面Bと、を有する。第2面Bは、第1面Fの反対側に配置されている。第2面Bは、第1面Fと向かい合っている。基材2は、好ましくは板状(基板)である。
第1面Fの上側(空気側,反基材側)には、第1多層膜4が形成されている。
第2面Bの上側(空気側,反基材側)には、第2多層膜6が形成されている。
尚、第1面Fと第1多層膜4との間、及び第2面Bと第2多層膜6との間の少なくとも一方には、中間膜が配置されても良い。中間膜は、例えばハードコート膜である。中間膜がこれらの双方に配置される場合、各中間膜の構成(種類)は、互いに同一であっても良いし、互いに異なっていても良い。又、第1多層膜4の上側及び第2多層膜6の上側の少なくとも一方に、最表膜が配置されても良い。最表膜は、例えば防水防油膜(防汚膜)及び保護膜の少なくとも一方である。最表膜がこれらの双方に配置される場合、各最表膜の構成(種類)は、互いに同一であっても良いし、互いに異なっていても良い。
第1多層膜4は、基材2側から順に、誘電体金属交互膜部10と、反射膜部12と、を有している。
第1多層膜4は、例えば物理蒸着により形成され、より詳しくは真空蒸着法あるいはイオンアシスト蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法等により形成される。
第1多層膜4は、より容易に形成する観点から、好ましくは蒸着により形成される。即ち、基材2における第1面Fに、第1多層膜4が蒸着される。尚、第1多層膜4の一部の製法は、他の部分の製法と異なっていても良い。例えば、反射膜部12が蒸着で形成され、誘電体金属交互膜部10がスパッタで形成されても良い。
誘電体金属交互膜部10は、複数の誘電体層D、及び1以上の金属層Mを有する多層膜である。誘電体金属交互膜部10において、誘電体層D及び金属層Mは、交互に配置される。
誘電体金属交互膜部10は、主に第2面Bから入射した可視光の反射を、吸収により抑制する。
各誘電体層Dは、誘電体を含む。誘電体は、例えば金属酸化物及び金属フッ化物並びに半導体の少なくとも何れかである。
各誘電体層Dは、例えば低屈折率層及び高屈折率層の少なくとも一方を含む。
低屈折率層は、比較的に低屈折率である低屈折率材料から形成されている。
高屈折率層は、比較的に高屈折率である高屈折率材料から形成されている。
より製造を容易にする観点から、低屈折率層は、複数設けられる場合、好ましくは同じ材料から形成される。同様に、高屈折率層は、複数設けられる場合、好ましくは同じ材料から形成される。
尚、比較的に中屈折率である中屈折率材料から形成された1層以上の中屈折率層が、更に設けられても良い。
低屈折率材料は、例えば、酸化ケイ素(SiO)、フッ化カルシウム(CaF)、若しくはフッ化マグネシウム(MgF)、又はこれらの二種以上の混合物である。
又、高屈折率材料は、例えば、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化チタン(TiO)、酸化タンタル(Ta)、酸化ニオブ(Nb)、酸化ハフニウム(HfO)、チタン酸ランタン(LaOTi)、若しくはシリコン(Si)、又はこれらの二種以上の混合物である。
中屈折率材料は、例えば、酸化アルミニウム(Al)、酸化プラセオジム(Pr)、酸化ランタン(La)、酸化アルミニウムと酸化プラセオジムとの組合せ(Al-Pr)、酸化アルミニウムと酸化ランタンとの組合せ(Al-La)、若しくは酸化アルミニウムと酸化タンタルとの組合せ(Al-Ta)、又はこれらの二種以上の混合物といった中屈折率材料から形成される。
尚、低屈折材料、高屈折材料、及び中屈折率材料の区別は、相対的なものである。例えばAlのように、中屈折率材料の少なくとも何れかは、低屈折率材料あるいは高屈折率材料の何れか一方に属するものと扱われても良い。
金属層Mは、金属材料から形成されている。
金属層Mの金属材料は、例えば、クロム(Cr)若しくはその合金、ニッケル(Ni)若しくはその合金、チタン(Ti)若しくはその合金、又はこれらの二種以上の合金である。
より製造を容易にする観点から、金属層Mは、複数設けられる場合、好ましくは同じ材料から形成される。
金属層Mは、低廉性及び質を両立する観点から、好ましくは真空蒸着により形成され、又少なくとも何れかの誘電体層Dと同じ製法で形成される。尚、金属層Mは、真空蒸着以外の他の物理蒸着等により形成されても良いし、誘電体層Dと異なる製法で形成されても良い。又、金属層Mは、複数存在する場合、一部の金属層Mが他の金属層Mと異なる製法で形成されても良い。
又、第2面B側の可視光反射率をより良好にする観点から、金属層Mの物理膜厚は、30nm以下であることが好ましい。更に、同様の観点から、Ti及びNiの少なくとも一方を材料とする金属層Mは3層以上設けられることが好ましい。
反射膜部12は、1以上の反射層Rを有する部分である。
反射膜部12は、主に第1面F側から入射した可視光を反射する部分である。
光の反射は、例えば可視域での反射率の平均が60,65,70,75,80,85,90,95%の何れかの値以上となることである。
反射膜部12において反射及び吸収がなされなかった第1面F側からの可視光は、誘電体金属交互膜部10において遮光される。
反射膜部12は、より製造を容易にし、又コストを低減する観点から、好ましくは1つの反射層Rを有する。
反射層Rは、可視光の反射をより効率的に行う観点から、好ましくは金属材料により形成される。
反射層Rの金属材料は、例えば、アルミニウム(Al)若しくはその合金、銀(Ag)若しくはその合金、金(Au)若しくはその合金、銅(Cu)若しくはその合金、又はこれらの二種以上の合金である。
可視光の反射をより容易且つ低廉に行う観点から、反射層Rの材料は、好ましくはAlとされる。
可視光をより十分に反射する観点から、反射層Rの物理膜厚は、好ましくは100nm以上とされる。
反射膜部12の少なくとも何れかの層は、低廉性及び質を両立する観点から、好ましくは真空蒸着により形成され、又誘電体金属交互膜部10の少なくとも何れかの層と同じ製法で形成される。尚、反射膜部12の少なくとも何れかの層は、真空蒸着以外の他の物理蒸着等により形成されても良いし、誘電体金属交互膜部10の少なくとも何れかの層と異なる製法で形成されても良い。又、反射膜部12は、複数の反射層Rを有する場合、一部の反射層Rが他と異なる製法で形成されても良い。
耐環境性及び長期安定性を確保する観点から、反射膜部12の最表層又は最表膜は、好ましくは低屈折率層とされる。
他方、第2多層膜6は、従来の反射防止膜であり、例えば、図1に示されるように、低屈折率層Lと高屈折率層Hの交互膜である。
例えば、第2多層膜6における可視光の平均反射率は、10,8,5,3,2,1%の何れかの値以下となる。
第2多層膜6は、変更例も含め、第1多層膜4(特に誘電体層D)と同様に形成される。
尚、第2多層膜6の製法は、第1多層膜4と異なっていても良い。第2面Bに形成される反射防止膜は、1つの層から成る単層膜であっても良い。第2面Bへの成膜は、省略されても良い。第2面Bに、反射防止膜以外の膜が形成されても良い。
遮光部材1は、第1面F側からの可視光につき、第1面F側へ反射すると共に、第2面B側への透過を抑制する。
又、遮光部材1は、第2面B側からの可視光につき、第2面B側への反射を抑制すると共に、第1面F側への透過を抑制する。
かような特性に基づき、遮光部材1は、第1面F側から見ると光沢のある金属色を呈し、第2面B側から見ると光沢のない黒色を呈する。
遮光部材1は、例えば、光沢のない黒色の第2面Bの外観等に基づく加飾部材として用いられる。
次いで、本開示の好適な実施例が説明される。
尚、本開示は、以下の実施例に限定されない。又、本開示の捉え方により、下記の実施例が実質的には比較例となったり、好適な実施例に属さない下記の比較例が実質的には好適な実施例となったりすることがある。
[実施例1-1~1-3(実施例1)]
≪実施例1-1~1-3の構成等≫
実施例1-1~1-3(実施例1)は、上述の実施形態又は変更例に対応する。
実施例1は、シミュレーションにおいて仮想的に形成され、テストされる。
実施例1の基材2は、ガラス製であり、ボロシリケートクラウンガラス(BK7)製である。実施例1の基材2は板状(基板)であって、その第1面F及び第2面Bは何れも円形であり、それらの直径の大きさは30mm(ミリメートル)である。又、実施例1の基材2の肉厚は1.8mmである。
又、次の表1に示されるように、実施例1-1~1-3の第1多層膜4がそれぞれ形成される。
Figure 2023172305000002
即ち、実施例1において、各第1多層膜4は、図1の構成を有しており、全4層の構成を有している。
実施例1の各第1多層膜4の反射層Rは、何れもAl製のAl層であり、それらの物理膜厚は、何れも100nmである。
実施例1-1,1-2の各金属層Mは、何れもCr製のCr層である。実施例1-3の金属層Mは、Ni製のNi層である。
実施例1-1,1-3の各誘電体層Dは、何れも高屈折率層であり、TiO製のTiO層である。実施例1-2の一対の誘電体層Dは、何れも低屈折率層であり、SiO製のSiO層である。
実施例1の各第1多層膜4の各層は、真空蒸着法により形成され得る。
加えて、次の表2に示されるように、実施例1の各第2多層膜6が形成される。
Figure 2023172305000003
即ち、実施例1の各第2多層膜6は、同一の構成を有しており、全5層の構成を有している。
実施例1の各第2多層膜6は、SiO製の低屈折率層Lと、TiO製の高屈折率層Hの交互膜である。実施例1の各第2多層膜6の1層目は、低屈折率層Lである。
実施例1の各第2多層膜6の各層は、真空蒸着法により形成され得る。
≪実施例1-1~1-3の特性等≫
図2は、第2多層膜6単独での可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
反射率は、可視域全域において1%以下となっており、より詳しくは0.6%以下となっている。
図3は、実施例1-1における第1面F側から第2面B側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布を示すグラフである。図4は、実施例1-1における第1面F側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。図5は、実施例1-1における第2面B側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
実施例1-1の可視光の透過率は、ほぼ0である。
実施例1-1の第1面F側の反射率は、全域で90%以上である。
実施例1-1の第2面B側の反射率は、ほぼ0である。
実施例1-1は、第1面F側で光沢を有し、第2面B側で光沢を有さない、加飾性の高い遮光部材1となっている。実施例1-1の第1多層膜4は、全4層の比較的にシンプルな構成を有している。実施例1-1の金属層Mは、1つのみ設けられたCr層である。Cr層の物理膜厚は、比較的に薄く、4.9nmである。
尚、実施例1-1の第1変更例として、第2面Bの第2多層膜6を単層の反射防止膜に代えた(それ以外の構成は実施例1-1と同じ)ものを作成し、各種の反射率及び透過率を調べたところ、第2面B側の可視域での分光反射率を除き実施例1-1と同様であった。第1変更例の第2面B側の可視域での反射率の平均は、実施例1-1と比べ、2ポイント程度上昇した。
又、実施例1-1の第2変更例として、第2面Bの第2多層膜6を省略した(それ以外の構成は実施例1-1と同じ)ものを作成し、各種の反射率及び透過率を調べたところ、第2面B側の可視域での分光反射率を除き実施例1-1と同様であった。第2変更例の第2面B側の可視域での反射率の平均は、実施例1-1と比べ、4ポイント程度上昇した。
図6は、実施例1-2における第1面F側から第2面B側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布を示すグラフである。図7は、実施例1-2における第1面F側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。図8は、実施例1-2における第2面B側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
実施例1-2の可視光の透過率は、ほぼ0である。
実施例1-2の第1面F側の反射率は、全域で90%以上である。
実施例1-2の第2面B側の反射率は、ほぼ0であり、実施例1-1と比較すると、可視域の両端部で最大2~4%程度の反射率が存在する。
実施例1-2は、第1面F側で光沢を有し、第2面B側で光沢を有さない、加飾性の高い遮光部材1となっている。実施例1-2の第1多層膜4は、全4層の比較的にシンプルな構成を有している。実施例1-2の金属層Mは、1つのみ設けられたCr層である。Cr層の物理膜厚は、比較的に薄く、2.5nmである。
図9は、実施例1-3における第1面F側から第2面B側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布を示すグラフである。図10は、実施例1-3における第1面F側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。図11は、実施例1-3における第2面B側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
実施例1-3の可視光の透過率は、ほぼ0である。
実施例1-3の第1面F側の反射率は、全域で90%以上である。
実施例1-3の第2面B側の反射率の平均は、30%以下である。
実施例1-3は、第1面F側で光沢を有し、第2面B側で光沢を殆ど有さない、加飾性の高い遮光部材1となっている。実施例1-3の第1多層膜4は、全4層の比較的にシンプルな構成を有している。実施例1-3の金属層Mは、1つのみ設けられたNi層である。Ni層の物理膜厚は、比較的に厚く、84.7nmである。
[実施例2-1~2-2(実施例2)]
≪実施例2-1~2-2の構成等≫
実施例2-1~2-2(実施例2)は、上述の実施形態又は変更例に対応する。
実施例2は、シミュレーションにおいて仮想的に形成され、テストされる。
実施例2の基材2は、実施例1と同様である。
又、次の表3に示されるように、実施例2-1~2-2の第1多層膜4がそれぞれ形成される。
Figure 2023172305000004
即ち、実施例2において、各第1多層膜4は、全8層の構成を有している。
実施例2の各第1多層膜4における反射膜部12の反射層Rは、何れもAl製のAl層であり、何れも7層目に配置されていて、それらの物理膜厚は、何れも100nmである。各反射膜部12は、Al層に加え、Al層の上側に、最表層として低屈折率層(SiO層)を有している。かような最表層は、可視光反射率等を調整する光学要素調整機能を有しており、又反射層R等を保護する保護機能を有している(保護層)。尚、これらの最表層の少なくとも一方は、第1多層膜4の構成要素と扱われなくても良い。
実施例2-1の金属層Mは、3層に分かれており、2,4,6層目に配置されている。各金属層Mは、何れもNi層である。実施例2-2の金属層Mは、同様に3層に分かれており、何れもTi層である。
実施例2の各誘電体層Dは、何れも低屈折率層(SiO層)であり、1,3,5層目に配置されている。
実施例2の各第1多層膜4の各層は、真空蒸着法により形成され得る。
尚、実施例2の各第2多層膜6は、実施例2と同様である。
≪実施例2-1~2-2の特性等≫
図12は、実施例2-1における第1面F側から第2面B側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布を示すグラフである。図13は、実施例2-1における第1面F側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。図14は、実施例2-1における第2面B側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
実施例2-1の可視光の透過率は、ほぼ0である。
実施例2-1の第1面F側の反射率は、全域で80%以上であり、可視域での反射率の平均は、85%以上である。
実施例2-1の第2面B側の反射率は、ほぼ0である。
実施例2-1は、第1面F側で光沢を有し、第2面B側で光沢を有さない、加飾性の高い遮光部材1となっている。実施例2-1の第1多層膜4では、金属層Mを3層に分けることで、金属層MがNi層であっても第2面B側の反射率をほぼ0に低減することができる。各Ni層の物理膜厚は、比較的に薄く、基材2側から順に、3.7,14.0,1.0nmである。
図15は、実施例2-2における第1面F側から第2面B側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布を示すグラフである。図16は、実施例2-2における第1面F側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。図17は、実施例2-2における第2面B側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
実施例2-2の可視光の透過率は、ほぼ0である。
実施例2-2の第1面F側の反射率は、全域で80%以上であり、可視域での反射率の平均は、85%以上である。
実施例2-2の第2面B側の反射率は、ほぼ0である。
実施例2-2は、第1面F側で光沢を有し、第2面B側で光沢を有さない、加飾性の高い遮光部材1となっている。実施例2-2の第1多層膜4では、金属層Mを3層に分けることで、金属層MがTi層であっても第2面B側の反射率をほぼ0に低減することができる。各Ni層の物理膜厚は、比較的に薄く、基材2側から順に、5.3,18.3,28.7nmである。
[実施例3-1~3-2(実施例3)]
≪実施例3-1~3-2の構成等≫
実施例3-1~3-2(実施例3)は、上述の実施形態又は変更例に対応する。
実施例3は、シミュレーションにおいて仮想的に形成され、テストされる。
実施例3の基材2は、実施例1と同様である。
又、次の表4に示されるように、実施例3-1~3-2の第1多層膜4がそれぞれ形成される。
Figure 2023172305000005
即ち、実施例3において、各第1多層膜4は、全7層の構成を有している。
実施例3の各第1多層膜4における反射膜部12の反射層Rは、何れもAl製のAl層であり、何れも6層目に配置されていて、それらの物理膜厚は、何れも100nmである。各反射膜部12は、実施例2と同様に、最表層として低屈折率層(SiO層)を有している。
実施例3-1の金属層Mは、2層に分かれており、2,4層目に配置されている。各金属層Mは、何れもNi層である。実施例3-2の金属層Mは、同様に2層に分かれており、何れもTi層である。
実施例3の各誘電体層Dは、何れも高屈折率層(TiO層)であり、1,3,5層目に配置されている。
実施例3の各第1多層膜4の各層は、真空蒸着法により形成され得る。
尚、実施例3の各第2多層膜6は、実施例3と同様である。
≪実施例3-1~3-2の特性等≫
図18は、実施例3-1における第1面F側から第2面B側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布を示すグラフである。図19は、実施例3-1における第1面F側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。図20は、実施例3-1における第2面B側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
実施例3-1の可視光の透過率は、ほぼ0である。
実施例3-1の第1面F側の反射率は、全域で80%以上であり、可視域での反射率の平均は、85%以上である。
実施例3-1の第2面B側の反射率は、実施例1-3の第2面B側の反射率の3分の1程度である。
実施例3-1は、第1面F側で光沢を有し、第2面B側で光沢が低減された、加飾性の高い遮光部材1となっている。実施例3-1の第1多層膜4では、金属層Mを2層に分けることで、金属層MがNi層であっても、第2面B側の反射率を、金属層Mが1層の場合(実施例1-3)より低減することができる。
図21は、実施例3-2における第1面F側から第2面B側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布を示すグラフである。図22は、実施例3-2における第1面F側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。図23は、実施例3-2における第2面B側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
実施例3-2の可視光の透過率は、ほぼ0である。
実施例3-2の第1面F側の反射率は、全域で80%以上であり、可視域での反射率の平均は、85%以上である。
実施例3-2の第2面B側の反射率は、実施例3-1の第2面B側の反射率と同程度である。
実施例3-2は、第1面F側で光沢を有し、第2面B側で光沢が低減された、加飾性の高い遮光部材1となっている。実施例3-2の第1多層膜4では、金属層Mを2層に分けることで、金属層MがTi層であっても、第2面B側の反射率を、金属層Mが1層の場合に比べて低減することができる。
[実施例4~6]
≪実施例4~6の構成等≫
実施例4~6は、上述の実施形態又は変更例に対応する。
実施例4~6は、シミュレーションにおいて仮想的に形成され、テストされる。
実施例4~6の各基材2は、実施例1と同様である。
又、次の表5に示されるように、実施例4~6の第1多層膜4がそれぞれ形成される。
Figure 2023172305000006
即ち、実施例4~5において、各第1多層膜4は、全7層の構成を有している。又、実施例6において、第1多層膜4は、全4層の構成を有している。
実施例4~6の第1多層膜4における反射層Rは、順にAg製のAg層、Au製のAu層、Cu製のCu層であり、何れも4層目に配置されていて、それらの物理膜厚は、何れも120nmである。実施例4~5の各反射膜部12は、何れも反射層Rを含めて4層で構成されており、何れも5層目には120nmの物理膜厚を呈するAl製のAl層を有し、6層目には75nmの物理膜厚を呈するSiO製のSiO層を有し、7層目には90nmの物理膜厚を呈するTiO製のTiO層を有している。実施例6の反射膜部12は、反射層Rのみとなっている。かような実施例4~5における各反射膜部12の5~7層目は、主に反射層Rを保護するために設けられる。
実施例4~6の金属層Mは、何れも、1層のCr層であり、2層目に配置されている。
実施例4~6の各誘電体層Dは、何れも、高屈折率層(TiO層)であり、1,3層目に配置されている。
実施例6の第1多層膜4の構造は、実施例1-1に類似している。
実施例4~6の各第1多層膜4の各層は、真空蒸着法により形成され得る。
尚、実施例4~6の各第2多層膜6は、実施例4~6と同様である。
≪実施例4の特性等≫
図24は、実施例4における第1面F側から第2面B側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布を示すグラフである。図25は、実施例4における第1面F側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。図26は、実施例4における第2面B側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
実施例4の可視光の透過率は、ほぼ0である。
実施例4の第1面F側の反射率は、全域で80%以上であり、可視域での反射率の平均は、90%以上である。
実施例4の第2面B側の反射率は、ほぼ0である。
実施例4は、第1面F側で光沢を有し、第2面B側で光沢が低減された、加飾性の高い遮光部材1となっている。実施例4の第1多層膜4では、反射層RがAg層であるところ、実施例4の透過率及び第2面B側の反射率は、反射層RがAl層である実施例1-1と同様にほぼ0となっている。
≪実施例5の特性等≫
図27は、実施例5における第1面F側から第2面B側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布を示すグラフである。図28は、実施例5における第1面F側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。図29は、実施例5における第2面B側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
実施例5の可視光の透過率は、ほぼ0である。
実施例5の第1面F側の反射率は、Au特有の色味により、400nm以上500nm未満において殆ど70%以下となるものの、500nm以上700nmで70%以上であり、第1面F側における光沢の具備に寄与する。
実施例5の第2面B側の反射率は、ほぼ0である。
実施例5は、第1面F側で光沢を有し、第2面B側で光沢が低減された、加飾性の高い遮光部材1となっている。実施例5の第1多層膜4では、反射層RがAu層であるところ、実施例5の透過率及び第2面B側の反射率は、反射層RがAl層である実施例1-1と同様にほぼ0となっている。
≪実施例6の特性等≫
図30は、実施例6における第1面F側から第2面B側へ抜けようとする可視光の分光透過率分布を示すグラフである。図31は、実施例6における第1面F側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。図32は、実施例6における第2面B側からの可視光の分光反射率分布を示すグラフである。
実施例6の可視光の透過率は、ほぼ0である。
実施例6の第1面F側の反射率は、Cu特有の色味により、400nm以上550nm未満において70%以下となるものの、580nm以上700nmで90%以上であり、第1面F側における光沢の具備に寄与する。
実施例6の第2面B側の反射率は、ほぼ0である。
実施例6は、第1面F側で光沢を有し、第2面B側で光沢が低減された、加飾性の高い遮光部材1となっている。実施例6の第1多層膜4では、反射層RがCu層であるところ、実施例6の透過率及び第2面B側の反射率は、反射層RがAl層である実施例1-1と同様にほぼ0となっている。実施例6では、実施例4~5の5~7層目のような保護膜は設けられていない。
≪まとめ等≫
実施例1~6(及び実施例1-1の2つの変更例)の遮光部材1は、第1面Fを有する基材2と、第1面Fに直接形成される第1多層膜4と、を備えている。第1多層膜4は、誘電体金属交互膜部10と、誘電体金属交互膜部10より反基材側に配置された反射膜部12と、を有している。誘電体金属交互膜部10は、複数の誘電体層Dと、1以上の金属層Mを有している。金属層Mは、Cr、Ni、及びTiの少なくとも何れかを含む層である。反射膜部12は、1以上の反射層Rを有している。反射層Rは、Al、Ag、Au、及びCuの少なくとも何れかを含む層である。
よって、遮光部材1は、遮光すると共に第1面F側で金属光沢のような質感を有しつつ第2面B側で光沢の抑制された質感を有するものとなり、より加飾性の高い遮光部材1が提供される。
又、実施例1~6(及び実施例1-1の第1変更例)の遮光部材1において、基材2は、第1面Fと向かい合う第2面Bを有しており、第2面Bには、直接、光の反射を抑制する反射防止膜が形成されている。加えて、実施例1~6の遮光部材1において、反射防止膜は、複数の層を有する第2多層膜6である。よって、第2面B側において、光沢がより抑制される。
更に、実施例2~3において、金属層Mは、複数設けられる。又、金属層Mは、Ni、及びTiの少なくとも何れかを含む層であり、3層以上設けられる。よって、第2面B側において、光沢がより抑制される。
又更に、実施例2~5において、反射膜部12は、反射層Rより反基材側に配置された保護層を有する。よって、反射層R等がより一層保護される。
加えて、実施例1~6(及び実施例1-1の2つの変更例)において、可視域での透過率の平均が10%以下であり、第1面F側における可視域での反射率の平均が60%以上であり、第2面B側における可視域での反射率の平均が10%以下である。よって、十分に加飾性の高い遮光部材1が提供される。
1・・遮光部材、2・・基材、4・・第1多層膜、6・・第2多層膜(反射防止膜)、10・・誘電体金属交互膜部、12・・反射膜部、B・・第2面、D・・誘電体層、F・・第1面、M・・金属層、R・・反射層。

Claims (7)

  1. 第1面を有する基材と、
    前記第1面に直接又は中間膜を介して形成される第1多層膜と、
    を備えており、
    前記第1多層膜は、誘電体金属交互膜部と、当該誘電体金属交互膜部より反基材側に配置された反射膜部と、を有しており、
    前記誘電体金属交互膜部は、複数の誘電体層と、1以上の金属層を有しており、
    前記金属層は、Cr、Ni、及びTiの少なくとも何れかを含む層であり、
    前記反射膜部は、1以上の反射層を有しており、
    前記反射層は、Al、Ag、Au、及びCuの少なくとも何れかを含む層である
    ことを特徴とする遮光部材。
  2. 前記基材は、前記第1面と向かい合う第2面を有しており、
    前記第2面には、直接又は中間膜を介して、光の反射を抑制する反射防止膜が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遮光部材。
  3. 前記反射防止膜は、複数の層を有する第2多層膜である
    ことを特徴とする請求項2に記載の遮光部材。
  4. 前記金属層は、複数設けられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の遮光部材。
  5. 前記金属層は、Ni、及びTiの少なくとも何れかを含む層であり、3層以上設けられる
    ことを特徴とする請求項4に記載の遮光部材。
  6. 前記反射膜部は、前記反射層より反基材側に配置された保護層を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遮光部材。
  7. 可視域での透過率の平均が10%以下であり、
    前記第1面側における可視域での反射率の平均が60%以上であり、
    前記第2面側における可視域での反射率の平均が10%以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の遮光部材。
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