JP2023171021A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サービスに関する時刻情報を適切なタイムゾーン情報で補正する。【解決手段】情報処理システムは、端末装置と、ネットワークを介して接続する端末装置にサービスを提供する情報処理装置と、を含み、サービスを利用可能なアカウント情報にタイムゾーン情報を対応付けて管理する情報管理部と、端末装置がアカウント情報を用いてサービスを利用する場合に、基準時刻で取得したサービスに関する時刻情報を、アカウント情報に対応するタイムゾーン情報に基づき補正する時刻補正部と、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
画像形成装置等の電子機器は、ジョブIDにジョブ実行開始日時を対応付けたログ(履歴)を記録する。記録したログはサーバに転送され、電子機器、PC(Personal Computer)、及びモバイル端末等を含む種々の端末装置から参照される。ログは、一般にUTC(協定世界時)等の基準時刻で記録し、タイムゾーンに応じて補正して提示する。「タイムゾーン」とは、同じ標準時を使用する国又は地域である。
従来、電子機器で発生するログを外部機器(ログサーバ)から参照するため、外部機器(ログサーバ)にログを転送する際に、電子機器内に保持されているタイムゾーン情報と共に送信する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、電子機器内のタイムゾーンが正しく保持されていない場合又はサーバ上で動作するジョブを前記電子機器以外の端末装置から実行する場合等では、ジョブ実行開始日時等を適切なタイムゾーンで補正できない。
上記の点に鑑み、サービスに関する時刻情報を適切なタイムゾーン情報で補正することが求められている。
そこで上記課題を解決するため、本開示の一態様は、端末装置と、ネットワークを介して接続する前記端末装置にサービスを提供する情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、前記サービスを利用可能なアカウント情報にタイムゾーン情報を対応付けて管理する情報管理部と、前記端末装置が前記アカウント情報を用いて前記サービスを利用する場合に、基準時刻で取得した前記サービスに関する時刻情報を、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する時刻補正部と、を含む、情報処理システムを提供する。
本開示の一態様によれば、サービスに関する時刻情報を適切なタイムゾーン情報で補正できる。
一実施形態における情報処理システムのシステム構成例を示す図である。 一実施形態における第1の端末装置のハードウェア構成例を示す図である。 一実施形態における第2の端末装置のハードウェア構成例を示す図である。 一実施形態における情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 一実施形態における情報処理システムの機能構成例を示す図である。 一実施形態におけるアカウント情報に対応付けたタイムゾーン情報の一例を示す図である。 一実施形態におけるアプリケーション情報の一例を示す図である。 一実施形態におけるコンポーネント情報の一例を示す図である。 一実施形態におけるコンポーネントとアプリケーションとの関係を示す図である。 一実施形態におけるアプリケーション開発UI(ユーザインタフェース)の一例を示す図である。 実施例1の認証シーケンスを示す図である。 実施例1のアプリケーション実行シーケンスを示す図である。 実施例1のジョブ実行シーケンスを示す図である。 実施例1のアプリケーション開発シーケンスを示す図である。 実施例1のアプリケーション開発UIを示す図である。 変形例1のジョブログ記憶シーケンスを示す図である。 変形例2の時刻表示シーケンスを示す図である。 実施例2のアプリケーション実行シーケンスを示す図である。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、情報処理システム100のシステム構成例を示す図である。情報処理システム100は、端末装置20又は30と、ネットワークNを介して接続する端末装置20又は30にサービスSを提供する情報処理装置11~13と、を備えている。端末装置20又は30と情報処理装置11~13は、有線又は無線による通信機能を備えた装置である。
ネットワークNは、異なるタイムゾーンZ1~Z3に跨って接続するネットワークである。例えば、ネットワークNは、WAN(Wide Area Network)、又はインターネット等の各種ネットワークを含む。第1の端末装置20は、例えば、JP(日本)タイムゾーンZ1で管理され、第2の端末装置30は、例えば、FR(仏国)タイムゾーンZ2で管理され、情報処理装置11~13は、例えば、US(米国)タイムゾーンZ3で管理される。但し、第1の端末装置20又は第2の端末装置30は、異なる国又は地域等に移動して異なるタイムゾーンで管理することもある。なお、「タイムゾーン」とは、同じ標準時を使用する国又は地域等である。
サービスSは、認証サービス、印刷サービス、配信サービス、データ処理サービス、又はワークフロー(WF)サービス等の各種情報処理サービスである。「認証サービス」とは、サービスSの利用可否を認証するサービスである。「印刷サービス」とは、印刷データのジョブを登録し、印刷データを画像形成装置等に送信することで印刷するサービスである。「配信サービス」とは、各種データをストレージサーバ、メールサーバ、又はファクシミリサーバ等へ送信するサービスである。
「データ処理サービス」とは、文書データ等にOCR(Optical Character Recognition/Reader)又はPDF(Portable Document Format)変換等の各種処理を実行するサービスである。「WFサービス」とは、認証、印刷、配信、又はデータ処理等の各種処理の流れをカスタマイズしたアプリケーションの開発、実行、及び登録等を行うサービスである。なお、「アプリケーション」とは、OS(Operating System)上で動作するソフトウェアであり、各種サービスを提供するアプリケーションである。アプリケーションは、既存のアプリケーションだけではなく、ユーザが開発したWFアプリケーションを含む。
第1の端末装置20は、ブラウザ等の通信ソフトウェアを実行可能な装置であればよい。例えば、第1の端末装置20は、スキャン機能、コピー機能、印刷機能、及びファクシミリ機能等を一つの筐体に搭載したMFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)等の画像形成装置である。或いは、他の実施形態において、第1の端末装置20は、IWB(Interactive White Board)、又はビデオ会議端末等の他の画像形成装置でもよい。また、第1の端末装置20は、画像形成装置に限定されず、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ゲーム機、産業機械、又は医療機器等の他の電子機器でもよい。
第2の端末装置30は、ブラウザ等の通信ソフトウェアを実行可能な装置であればよい。例えば、第2の端末装置30は、携帯電話、スマートフォン、タブレット、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルデバイス、ノートPC、又はデスクトップPC等の情報処理端末である。或いは、他の実施形態において、第2の端末装置30は、第1の端末装置20と同じく、MFP、IWB、又はビデオ会議端末等の画像形成装置でもよい。また、第2の端末装置30は、ネットワーク家電、自動車、ゲーム機、産業機械、医療機器等の画像形成装置以外の電子機器でもよい。
第1の情報処理装置11と、第2の情報処理装置12と、第3の情報処理装置13とは、ネットワークNを介して相互に接続され、連携してサービスSを提供する。例えば、第1の情報処理装置11、第2の情報処理装置12、及び第3の情報処理装置13は、クラウドサービスを提供するクラウドシステム10を構成する。つまり、クラウドシステム10は、3台のクラウドサーバで構成し、各種処理の負荷を分散しているが、1台のクラウドサーバで構成してもよく、サーバの台数は制限されない。
第1の情報処理装置11は、例えば、サービスSを利用可能なアカウント情報を管理する情報管理サーバである。例えば、第1の情報処理装置11は、サービスSの利用可否を認証するための認証情報としてアカウント情報を管理する認証情報管理サーバである。なお、「アカウント」とは、サービスSを利用するためのID又は権利である。また、第1の情報管理装置11は、タイムゾーンに関するタイムゾーン情報をアカウント情報に対応付けることで、アカウント毎にタイムゾーン情報を管理する。
第2の情報処理装置12は、例えば、アプリケーションと、該アプリケーションに関するアプリケーション情報とを管理するアプリケーション管理サーバである。例えば、アプリケーションは、印刷アプリケーション、配信アプリケーション、データ処理アプリケーション、又はWFアプリケーション等の各種アプリケーションを含む。
第3の情報処理装置13は、例えば、アプリケーションを構成するコンポーネントと、該コンポーネントに関するコンポーネント情報とを管理するコンポーネント管理サーバである。「コンポーネント」とは、アプリケーションを構成する機能単位毎又は処理単位毎に用意されたプログラムである。例えば、コンポーネントは、印刷、配信、OCR処理、PDFページ結合、PDFページ分割、PDF変換等の各種処理をプロセッサに実行させるプログラムである。
また、情報処理装置11~13は、情報処理システム100の外部に存在する外部サービス装置40と連携し、サービスSを提供することもある。外部サービス装置40は、有線又は無線による通信機能を備えた装置である。外部サービス装置40は、ネットワークNを介して情報処理装置11~13に接続する。例えば、外部サービス装置40は、外部ストレージにデータを保存するストレージ機能を備えた外部ストレージサーバ、メール送信するメール機能を備えた外部メールサーバ、又はファクシミリ送信するファクシミリ機能を備えた外部ファクシミリサーバ等である。なお、クラウドシステム10は、外部サービス装置40の各種機能を兼ね備えていてもよい。
<ハードウェア構成>
以下、情報処理システム100のハードウェア構成例について、端末装置20又は30及び情報処理装置11~13(クラウドシステム)の順に説明する。
<<第1の端末装置>>
図2は、第1の端末装置20のハードウェア構成例を示す図である。以下では、第1の端末装置20のハードウェア構成例として、画像形成装置のハードウェア構成について説明する。但し、第1の端末装置20のハードウェア構成は、限定されず、他の装置のハードウェア構成を備えることもある。
第1の端末装置20は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、及びネットワークI/F(インタフェース)950を備えている。
コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU(Central Processing Unit)901、MEM-P(システムメモリ)902、NB(ノースブリッジ)903、及びSB(サウスブリッジ)904を備えている。コントローラ910は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、MEM-C(ローカルメモリ)907、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ908、及びHD(Hard Disk)909を備えている。コントローラ910は、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続している。
CPU901は、画像形成装置全体の制御を行う。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジである。NB903は、MEM-P902に対する読み書き等を制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを備えている。
MEM-P902は、コントローラ910の各種機能を実現するプログラム又はデータの格納用メモリであるROM(Read Only Memory)902aを備えている。また、MEM-P902は、プログラム又はデータの展開及びメモリ印刷時の描画用メモリ等として用いるRAM(Random Access Memory)902bを備えている。なお、RAM902bに記憶するプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、又はDVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
SB904は、NB903と、PCIデバイス、周辺デバイス等とを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)である。
ASIC906は、AGPバス921、PCIバス922、HDDコントローラ908、及びMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。ASIC906は、PCIターゲット及びAGPマスタ、ASIC906の中核をなすARB(アービタ)、MEM-C907等を制御するメモリコントローラを備えている。また、ASIC906は、ハードウェアロジック等で画像データの回転等を行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)を備えている。
さらに、ASIC906は、PCIバス922を介して、スキャナ931、プリンタ932、及びファクシミリ933とデータ転送を行うPCIユニットを備えている。なお、ASIC906には、USBインタフェース、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインタフェースを接続してもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、及びフォームの蓄積等を行うためのストレージである。HDDコントローラ908は、CPU901の制御に従ってHD909に対するデータの読出し又は書込みを制御する。
AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースである。AGPバス921は、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることでグラフィックスアクセラレータカードを高速化できる。
近距離通信回路920は、近距離通信アンテナ920aを備えている。近距離通信回路920は、NFC(Near Field Communication)、又はBluetooth(登録商標)等の通信回路である。
エンジン制御部930は、スキャナ部931、プリンタ部932、及びファクシミリ部933等を備えている。
操作パネル940は、現在の設定値、選択画面等を表示し、ユーザの入力を受付けるタッチパネル等のパネル表示部940aを備えている。また、操作パネル940は、濃度の設定条件等の画像形成に関する条件の設定値を受付けるテンキー、及びコピー開始指示を受付けるスタートキー等を含む操作部940bを備えている。
コントローラ910は、画像形成装置全体の制御を行い、例えば、描画、通信、又は操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931は、原稿等を読み取る読取装置である。プリンタ部932は、印刷データを印刷媒体に印刷する印刷装置である。スキャナ部931又はプリンタ部932は、誤差拡散、ガンマ変換等の画像処理機能を備えている。ファクシミリ部933は、スキャナ部931で読み取ったデータをファクシミリ送信するファクシミリ装置である。
なお、画像形成装置は、操作パネル940のアプリケーション切替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能を順次に切替えて選択可能である。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、ネットワークNを利用してデータ通信を行うためのインタフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介してASIC906に電気的に接続する。
<<第2の端末装置>>
図3は、第2の端末装置30のハードウェア構成例を示す図である。以下では、第2の端末装置30のハードウェア構成例として、スマートフォン又はタブレット等のモバイル端末のハードウェア構成について説明する。但し、第2の端末装置30のハードウェア構成は、限定されず、他の装置のハードウェア構成を備えることもある。
第2の端末装置30は、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404、CMOSセンサ405、撮像素子I/F406、加速度方位センサ407、メディアI/F409、及びGPS受信部411を備えている。
CPU401は、第2の端末装置30の全体の動作を制御する。ROM402は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU401の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用する。EEPROM404は、CPU401の制御に従ってプログラム等の各種データの読出し又は書込みを行う。
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ405は、CPU401の制御に従って被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F406は、CMOSセンサ405の駆動を制御する回路である。
加速度方位センサ407は、地磁気を検知する電子磁気コンパス、ジャイロコンパス、又は加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F409は、フラッシュメモリ等の記録メディア408に対するデータの読出し又は書込みを制御する。GPS受信部411は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、第2の端末装置30は、遠距離通信回路412、CMOSセンサ413、撮像素子I/F414、マイク415、スピーカ416、及び音入出力I/F417を備えている。第2の端末装置30は、ディスプレイ418、外部機器接続I/F419、近距離通信回路420、近距離通信アンテナ420a、及びタッチパネル421をさらに備えている。
遠距離通信回路412は、ネットワークNを介して他の機器とデータ通信する回路である。
CMOSセンサ413は、CPU401の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F414は、CMOSセンサ413の駆動を制御する回路である。
マイク415は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ416は、電気信号を物理振動に変えて音楽又は音声等の音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F417は、CPU401の制御に従ってマイク415とスピーカ416との間で音信号の入出力を処理する回路である。
ディスプレイ418は、被写体の画像又は各種アイコン等を表示する液晶又は有機EL(Electro Luminescence)等の表示手段の一種である。外部機器接続I/F419は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。近距離通信回路420は、NFC、又はBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル421は、ユーザがディスプレイ418をタッチすることで第2の端末装置30を操作する入力手段の一種である。
また、第2の端末装置30は、バスライン410を備えている。バスライン410は、CPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス又はデータバス等である。
なお、第2の端末装置30がノートPC又はデスクトップPCである場合、後述のコンピュータのハードウェア構成を有していてもよい。
<<情報処理装置>>
図4は、情報処理装置11~13のハードウェア構成例を示す図である。以下では、情報処理装置11~13のハードウェア構成例として、コンピュータのハードウェア構成について説明する。但し、情報処理装置11~13のハードウェア構成は、限定されず、他の装置のハードウェア構成を備えることもある。
情報処理装置11~13は、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、及びHDDコントローラ505を備えている。また、情報処理装置11~13は、ディスプレイ506、外部機器接続I/F508、ネットワークI/F509、及びデータバス510を備えている。さらに、情報処理装置11~13は、キーボード511、ポインティングデバイス512、光学ドライブ514、及びメディアI/F516を備えている。
CPU501は、情報処理装置11~13全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用する。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御に従ってHD504に対する各種データの読出し又は書込みを制御する。
ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像等の各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、プリンタ等を含む。ネットワークI/F509は、ネットワークNを利用してデータ通信を行うためのインタフェースである。データバス510は、CPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス、データバス等を含む。
キーボード511は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力部の一例である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択又は実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行う入力手段の一例である。光学ドライブ514は、着脱可能な記録媒体513に対する各種データの読出し又は書込みを制御する。なお、記録媒体513は、CD-R、CD-RW、DVD-R、又はDVD-RW等を含む。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読出し又は書込みを制御する。
<機能構成>
以下、情報処理システム100の機能構成例について、端末装置20又は30及びクラウドシステム10の順に説明する。図5は、情報処理システム100の機能構成例を示す図である。
<<第1の端末装置>>
第1の端末装置20は、UI部21と時刻補正部22を備えている。UI部21と時刻補正部22は、第1の端末装置20にインストールした1以上のプログラムがCPU901等のプロセッサに実行させる処理によって実現する。
UI部21は、操作パネル940等の表示装置上に、サービスSに関する情報の提示、選択、入力、又は実行等を行うUIを表示させる。例えば、UI部21は、WEBページを閲覧可能なブラウザ等のソフトウェアである。WEBページ等のUIは、情報処理装置11~13(クラウドシステム10)側で生成するが、第1の端末装置20側で生成してもよい。
時刻補正部22は、NTP(Network Time Protocol)サーバ等から基準時刻を取得する。なお、「基準時刻」とは、UTC、UT0、UT1、又はUT2等の世界時である。また、時刻補正部22は、基準時刻で取得したサービスSに関する時刻情報を、アカウント情報に対応するタイムゾーン情報に基づき補正する。例えば、時刻補正部22は、ブラウザ上で動作するJavaScript(登録商標)等のソフトウェアである。
なお、「サービスに関する時刻情報」とは、アプリケーション作成日時、ログイン日時(認証日時)、アプリケーション実行開始日時(ジョブ実行開始日時)、又はサービスSを利用している現在日時等の種々の時刻情報を含む。
<<第2の端末装置>>
第2の端末装置30は、UI部31を備えている。UI部31は、第2の端末装置30にインストールした1以上のプログラムがCPU401等のプロセッサに実行させる処理によって実現する。
UI部31は、ディスプレイ418等の表示装置上に、サービスSに関する情報の提示、選択、入力、又は実行等を行うUIを表示させる。例えば、UI部31は、WEBページを閲覧可能なブラウザ等のソフトウェアである。WEBページ等のUIは、情報処理装置11~13(クラウドシステム10)側で生成するが、第2の端末装置30側で生成してもよい。
<<クラウドシステム>>
クラウドシステム10(情報処理装置11~13)は、情報管理部51、アプリ管理部52、コンポーネント管理部53、第1の処理部54、及び第2の処理部55を備えている。また、クラウドシステム10は、時刻補正部56をさらに備えていてもよい。これら各種機能部は、情報処理装置11~13のいずれかにインストールした1以上のプログラムがCPU501等のプロセッサに実行させる処理によって実現する。
また、クラウドシステム10は、情報記憶部61、アプリケーション記憶部62、コンポーネント記憶部63、及びジョブログ記憶部64をさらに備えている。これら記憶部は、RAM503及びHD504等のメモリによって実現する。
情報管理部51は、アカウント情報、タイムゾーン情報、及びアプリケーション情報を対応付けて管理する。情報管理部51は、アカウント毎にタイムゾーンを管理し、アカウント毎に利用可能なアプリケーションを管理する。情報管理部51は、アカウント情報、タイムゾーン情報、及びアプリケーション情報を情報記憶部61に書込み、又はアカウント情報、タイムゾーン情報、及びアプリケーション情報を情報記憶部61から読出す。
アカウント情報は、例えば、テナントID、又はテナントIDとパスワードとを含む。「テナント」とは、サービスSの契約単位であり、例えば、サービスSを契約した企業、部署、又は研修クラス等の組織である。例えば、アカウント情報は、JPテナントT1のテナントIDとパスワード、又はFRテナントT2のテナントIDとパスワード等である。
或いは、アカウント情報は、テナントIDに対応付けたユーザID、又はテナントIDに対応付けたユーザIDとパスワードとを含んでいてもよい。「ユーザ」とは、テナントに所属する利用者、管理者等の個人である。例えば、アカウント情報は、JPテナントT1に所属するユーザのユーザIDとパスワード、又はFRテナントT2に所属するユーザのユーザIDとパスワード等であってもよい。
情報管理部51は、端末装置20又は30で入力したアカウント情報と、自身が管理しているアカウント情報とを照合することで認証サービスを提供する。情報管理部51は、第1の処理部54又は第2の処理部55からの認証要求に応じてユーザIDとパスワードでユーザ認証を行う。或いは、情報管理部51は、テナントIDとパスワードでテナント認証を行ってもよい。なお、パスワードは認証情報の一例であり、認証情報としては、ICカード、又は生体情報(例えば指紋又は虹彩等)等から読み取った情報でもよい。
また、情報管理部51は、タイムゾーン情報をアカウント情報に対応付けることで、アカウント毎にタイムゾーン情報を管理する。タイムゾーン情報は、タイムゾーン(同一の標準時を使用する国又は地域)、又はタイムゾーンにおける基準時刻からの時差、又はタイムゾーンと該タイムゾーンにおける基準時刻からの時差とを含む。例えば、タイムゾーン情報は、JP(+9時間)、FR(+1時間)、又はUS(-5時間)等である。例えば、情報管理部51は、JPタイムゾーンZ1をJPテナントT1に対応付け、FRタイムゾーンZ2をFRテナントT2に対応付けることで、テナント毎にタイムゾーン情報を管理する。
さらに、情報管理部51は、アプリケーション情報をアカウント情報に対応付けることで、アカウント毎に利用可能なアプリケーションを管理する。アプリケーション情報は、アプリケーション名等でよい。例えば、情報管理部51は、「アプリA1」と「アプリA2」という2つのアプリケーション名をJPテナントT1のテナントIDに対応付けることで、JPテナントT1が利用可能なアプリケーションを管理する。
アプリ管理部52は、アプリケーションとアプリケーション情報の管理を行う。アプリケーション情報は、後述するように、アプリケーションID、アプリケーション名、作成日時、作成者名、コンポーネント組合せ情報、パラメータ情報等を含む。アプリ管理部52は、第1の処理部54からのアプリケーション登録要求に応じてアプリケーションとアプリケーション情報を対応付けてアプリケーション記憶部62に書込む。また、アプリ管理部52は、第1の処理部54からのアプリケーション編集要求に応じてアプリケーションと該アプリケーションに対応するアプリケーション情報をアプリケーション記憶部62から読出す。さらに、アプリ管理部52は、第2の処理部55のアプリケーション実行要求に応じてアプリケーションと該アプリケーションに対応するアプリケーション情報をアプリケーション記憶部62から読出す。
コンポーネント管理部53は、コンポーネントとコンポーネント情報の管理を行う。コンポーネント情報は、後述するように、コンポーネントID、コンポーネント名、作成日時、作成者名等を含む。コンポーネント管理部53は、第1の処理部54のコンポーネント登録要求に応じてコンポーネントとコンポーネント情報を対応付けてコンポーネント記憶部63に書込む。また、コンポーネント管理部53は、第1の処理部54のコンポーネント編集要求に応じてコンポーネントと該コンポーネントに対応するコンポーネント情報をコンポーネント記憶部63から読出す。
第1の処理部54は、アプリ開発部54aと表示制御部54bを備えている。アプリ開発部54aは、アプリケーションの開発サービスを提供する。表示制御部54bは、ユーザ又はテナントの認証、及びアプリケーションの開発、実行、登録、又は提示等を行うアプリケーション開発UIを生成して端末装置20又は30に提供する。
例えば、アプリケーション開発UIは、ブラウザ等で閲覧可能なWEBページ等である。アプリケーション開発UIは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)、XHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)、CSS(Cascading Style Sheets)、JavaScript(登録商標)等で定義された画面情報と、JSON(JavaScript Object Notation)等で定義されたアプリケーション情報と、を含む。
アプリ開発部54aは、アプリケーション開発UIを介してコンポーネント登録要求を受信し、コンポーネントとコンポーネント情報をコンポーネント管理部53に送出して登録する。また、アプリ開発部54aは、アプリケーション開発UIを介してコンポーネント編集要求を受信し、コンポーネントとコンポーネント情報をコンポーネント管理部53から取得する。アプリ開発部54aは、アプリケーション開発UIを介してアプリケーション登録要求を受信し、アプリケーションとアプリケーション情報をアプリ管理部52に送出して登録する。また、アプリ開発部54aは、アプリケーション開発UIを介してアプリケーション編集要求を受信し、アプリケーションとアプリケーション情報をアプリ管理部52から取得する。
第2の処理部55は、アプリ実行部55aと表示制御部55bを備えている。アプリ実行部55aは、アプリケーションの実行サービスを提供する。表示制御部55bは、ユーザ又はテナントの認証、及びテナント毎に利用可能なアプリケーションの提示又は実行を行うアプリケーション実行UIを生成して端末装置20又は30に提供する。
例えば、アプリケーション実行UIは、ブラウザ等で閲覧可能なWEBページ等である。アプリケーション実行UIは、例えば、HTML、XHTML、CSS、JavaScript(登録商標)等で定義された画面情報と、JSON等で定義されたアプリケーション情報と、を含む。
アプリ実行部55aは、アプリケーション実行UIを介してアプリケーション実行開始指令を受信し、アプリ管理部52からアプリケーションを取得して実行する。また、アプリ実行部55aは、アプリケーション実行UIを介して実行したアプリケーションの実行ログをジョブログ記憶部64に書込む。
時刻補正部56は、NTP(Network Time Protocol)サーバ等からUTC等の基準時刻を取得する。また、時刻補正部56は、基準時刻で取得したサービスSに関する時刻情報を、アカウント情報に対応するタイムゾーン情報に基づき補正する。時刻補正部56は、第2の処理部55からの時刻補正指令に応じてサービスSに関する時刻情報を補正する。例えば、時刻補正部56は、サーバ側で動作するJava(登録商標)等のソフトウェアである。
情報記憶部61は、アカウント情報、タイムゾーン情報、及びアプリケーション情報を対応付けて記憶する。アプリケーション記憶部62は、アプリケーション及びアプリケーション情報を対応付けて記憶する。コンポーネント記憶部63は、コンポーネント及びコンポーネント情報を対応付けて記憶する。ジョブログ記憶部64は、アプリケーションの実行ログを記憶する。実行ログは、アプリケーションID、ジョブID、及びジョブ実行開始日時等を含む。
前述の各機能部は、クラウドシステム10が有していればよい。また、前述の各記憶部は、クラウドシステム10の外部にあるストレージサーバ等が有していればよい。例えば、情報管理部51と情報記憶部61は、第1の情報処理装置11が有し、例えば、アプリ管理部52と、第2の処理部55と、時刻補正部56と、アプリ記憶部62とは、第2の情報処理装置12が有している。また、例えば、コンポーネント管理部53と、第1の処理部54と、コンポーネント記憶部63とは、第3の情報処理装置13が有している。但し、各機能部の分散構成は制限されない。
外部サービス装置40は、ストレージ機能、メール機能、ファクシミリ機能等の各種機能部を備えている。
<データテーブル構成>
以下、情報処理システム100のデータテーブル構成例について説明する。
図6は、アカウント情報I1に対応付けたタイムゾーン情報I2の一例を示す図である。情報管理部51は、タイムゾーン情報I2をアカウント情報I1に対応付けて管理する。また、情報管理部51は、利用可能なアプリケーション情報I3をアカウント情報I1に対応付けて管理する。
アカウント情報I1は、テナントID(G_001等)、又はテナントIDとパスワード(123456等)を含む。或いは、アカウント情報I1は、テナントID(G_001等)に対応付けたユーザID(U_001等)、又はテナントID(G_001等)に対応付けたユーザID(U_001等)とパスワード(456789等)を含んでいてもよい。
第2の処理部55は、ユーザIDとパスワードによるユーザ認証を行った後、ユーザIDに対応付けたテナントIDを取得し、テナントIDに対応するタイムゾーン情報I2を取得する。或いは、第2の処理部55は、テナントIDとパスワードによるテナント認証を行った後、テナントIDに対応するタイムゾーン情報I2を取得してもよい。
タイムゾーン情報I2は、アカウント情報I1に対応する。タイムゾーン情報I2は、テナントID(G_001)に対応するタイムゾーン(JP等)、又はテナントID(G_001)に対応するタイムゾーンにおける基準時刻からの時差(+9時間等)、又はテナントID(G_001)に対応するタイムゾーン(JP等)と該タイムゾーンにおける基準時刻からの時差(+9時間等)とを含む。
或いは、タイムゾーン情報I2は、ユーザID(U_001等)に対応するタイムゾーン(JP等)、又はユーザID(U_001等)に対応するタイムゾーンにおける基準時刻からの時差(+9時間等)、又はユーザID(U_001等)に対応するタイムゾーン(JP)と該タイムゾーンにおける基準時刻からの時差(+9時間等)とを含んでいてもよい。
アプリケーション情報I3は、アカウント情報I1に対応する。つまり、アプリケーション情報I3は、テナントID(G_001等)で利用可能なアプリケーション名(アプリA1、アプリA2等)を含む。或いは、アプリケーション情報I3は、ユーザID(U_001)で利用可能なアプリケーション名(アプリA1、アプリA2等)を含んでいてもよい。
第2の処理部55は、ユーザIDとパスワードによるユーザ認証を行った後、ユーザIDに対応付けたテナントIDを取得し、テナントIDに対応するアプリケーション情報I3を取得する。或いは、第2の処理部55は、テナントIDとパスワードによるテナント認証を行った後、テナントIDに対応するアプリケーション情報I3を取得してもよい。
図7は、アプリケーション情報I3の一例を示す図である。アプリ管理部52は、各種アプリケーションに関するアプリケーション情報I3を管理する。
アプリケーション情報I3は、アプリケーションID(1等)、アプリケーション名(アプリA1等)、作成日時(2021/07/07等)、及び作成者名(XXX等)を含む。また、アプリケーション情報I3は、コンポーネント組合せ情報(ファクシミリ送信->メール送信等)、及びパラメータ情報(ファクシミリの宛先:12345678、メールの宛先:xxx@aaa.com)を含む。
第1の処理部54は、ユーザ認証又はテナント認証を行った後、作成したアプリケーションのアプリケーションID、アプリケーション名、作成日時、及び作成者名(ユーザ名)等を含むアプリケーション情報I3を作成する。第1の処理部54は、アプリケーション登録要求をアプリ管理部52に送出し、アプリケーションとアプリケーション情報を対応付けて登録する。
図8は、コンポーネント情報I4の一例を示す図である。コンポーネント管理部53は、各種コンポーネントに関するコンポーネント情報I4を管理する。
コンポーネント情報I4は、コンポーネントID(1等)、コンポーネント名(OCR処理等)、作成日時(2021/11/07等)、及び作成者名(XXX等)を含む。
第1の処理部54は、ユーザ認証又はテナント認証を行った後、作成したコンポーネントのコンポーネントID、コンポーネント名、作成日時、及び作成者名(ユーザ名)等を含むコンポーネント情報I4を作成する。第1の処理部54は、コンポーネント登録要求をコンポーネント管理部53に送出し、コンポーネントとコンポーネント情報を対応付けて登録する。
図9は、コンポーネントC1~C8とアプリA4~A6との関係を示す図である。アプリA4~A6は、1以上のコンポーネントC1~C8の組合せで構成する。
第1~第4のコンポーネントC1~C4は、クラウドシステム10(情報処理装置11~13)に実行させて各種処理を行うコンポーネントである。例えば、第1のコンポーネントC1は、OCR処理を実行するコンポーネントであり、第2のコンポーネントC2は、画像スタンプ処理を実行するコンポーネントである。また、第3のコンポーネントC3は、PDFページ結合を実行するコンポーネントであり、第4のコンポーネントC4は、PDFページ分割を実行するコンポーネントである。
第5~第8のコンポーネントC5~C8は、クラウドシステム10と外部サービス装置40に実行させて各種処理を行うコンポーネントである。例えば、第5のコンポーネントC5は、第1のストレージS1へアップロードするコンポーネントであり、第6のコンポーネントC6は、第1のストレージS1からダウンロードするコンポーネントである。また、第7のコンポーネントC7は、第2のストレージS2へアップロードするコンポーネントであり、第8のコンポーネントC8は、第2のストレージS2からダウンロードするコンポーネントである。
例えば、第4のアプリA4は、第3のコンポーネントC3、第1のコンポーネントC1、及び第5のコンポーネントC5を組合せたアプリケーションである。第4のアプリA4は、PDFページを結合し、OCR処理を行い、第1のストレージS1へアップロードを行う。第5のアプリA5は、第4のコンポーネントC4、第2のコンポーネント、及び第7のコンポーネントを組合せたアプリケーションである。第5のアプリA5は、PDFページを分割し、画像スタンプ処理を行い、第2のストレージS2へアップロードを行う。
第6のアプリA6は、第8のコンポーネントC8、第1のコンポーネントC1、及び第7のコンポーネントC7を組合せたアプリケーションである。第6のアプリA6は、第2のストレージS2からダウンロードを行い、OCR処理を行い、第2のストレージS2へアップロードする。
<アプリケーションの開発、実行、及び登録>
以下、WFアプリケーションの開発、実行、及び登録等の各種処理について説明する。
図10は、アプリケーション開発UI70の一例を示す図である。アプリケーション開発UI70は、例えば、WFアプリケーションを開発するUIである。例えば、アプリケーション開発UI70は、ブラウザ等で閲覧可能なWEBページ等でよい。
第1の処理部54は、アカウント情報I1に基づいてサービスSの利用可否を認証した後、テナント毎にアプリケーション開発UI70を生成する。或いは、第1の処理部54は、ユーザ毎にアプリケーション開発UI70を生成してもよい。
UI部31は、第2の端末装置30のディスプレイ418等の表示装置上に、アプリケーション開発UI70を表示させる。或いは、UI部21が、第1の端末装置20の操作パネル940等の表示装置上に、アプリケーション開発UI70を表示させる。
アプリケーション開発UI70は、アプリケーション名指定ボックス71、出力形式指定リスト72、コンポーネント表示ウィンドウ73、プログラミングウィンドウ74、ジョブ実行ボタン75、詳細設定ボタン76、及びアプリ登録ボタン77等を備えている。
アプリケーション名指定ボックス71は、アプリケーション名(例えば「アプリA1」)を指定するボックスである。出力形式指定リスト72は、クラウドシステム10からの出力形式を指定するドロップダウンリストである。コンポーネント表示ウィンドウ73は、印刷コンポーネント、OCRコンポーネント、外部ストレージ送信コンポーネント、PDF操作コンポーネント、PDF変換コンポーネント、及び認証コンポーネント等の各種コンポーネントを表示する。
プログラミングウィンドウ74は、コンポーネント表示ウィンドウ73に表示したコンポーネントのアイコン84~85を、直列に又は並列に配置してWFアプリケーションを開発するウィンドウである。
例えば、第1のアイコン84は、ファクシミリ送信コンポーネントを表すアイコンであり、第2のアイコン85はメール送信コンポーネントを表すアイコンである。つまり、アプリA1は、ファクシミリ送信を行い、送信失敗時にエラーメールをメール送信するWFアプリケーションである。
ジョブ実行ボタン75は、開発したWFアプリケーション(アプリA1)をクラウドシステム10に実行させるボタンである。ジョブ実行ボタン75により、開発したアプリケーションをクラウドシステム10でテスト実行させることができる。
詳細設定ボタン76は、コンポーネントのパラメータ情報等を設定する詳細設定ウィンドウを表示させるボタンである。詳細設定ボタン76は、ファクシミリ送信の宛先等のパラメータ情報を設定するウィンドウ、又はメール送信の宛先、件名、メール本文、添付ファイルの有無、添付ファイル名等のパラメータを設定するウィンドウを表示させる。
アプリ登録ボタン77は、開発したWFアプリケーション(アプリA1)をクラウドシステム10に登録するボタンである。開発したアプリA1をクラウドシステム10に登録すると、アプリ管理部52は、開発したアプリA1とアプリA1のアプリケーション情報I3をアプリケーション記憶部62に記憶させる(図5を参照)。
また、情報管理部51は、テナントが利用可能なアプリケーション情報I3として「アプリA1」をアカウント情報I1に対応付けて情報記憶部61に記憶させる(図5を参照)。
以下では、サービスSに関する時刻情報を補正する実施例について説明する。
<実施例1>
以下、実施例1について説明する。本実施例では、第1の端末装置20が、基準時刻で取得したアプリA1のジョブ実行開始日時をJPテナントT1のタイムゾーン情報I2で補正する実施例について説明する。
アプリA1は、外部サービス装置40(外部ファクシミリサーバ40a)を用いてファクシミリ送信を行い、送信失敗時に外部サービス装置40(外部メールサーバ40b)を用いてエラーメールをユーザのメールアドレス宛てに送信するWFアプリケーションである。
クラウドシステム10(情報処理装置11~13)は、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2で補正したジョブ実行開始日時をエラーメール本文に埋込む。なお、本実施例のジョブ実行開始日時は、ファクシミリ送信日時であるが、他の実施例において、印刷日時、又はメール送信日時等でもよい。
図11は、本実施例の認証シーケンスを示す図であり、図12は、本実施例のアプリケーション実行シーケンスを示す図であり、図13は、本実施例のジョブ実行シーケンスを示す図である。
図11に示すように、UI部21は、ユーザによるアカウント情報I1(JPテナントT1のユーザIDとパスワード)の入力に応じてクラウドシステム10にログインする(ステップS31)。第2の処理部55は、UI部21からアカウント情報I1を受信し、アカウント情報I1の照合(認証)を情報管理部51に要求する(ステップS32)。
情報管理部51は、アカウント情報I1の認証が成功した場合、アカウント情報I1に対応するタイムゾーン情報I2とアプリケーション情報I3を取得し(ステップS33)、第2の処理部55に送出する(ステップS34)。
第2の処理部55は、タイムゾーン情報I2とアプリケーション情報I3を含むアプリケーション実行UIを生成し、アプリケーション実行UIをUI部21に送信する(ステップS35)。UI部21は、JPテナントT1が利用可能なアプリケーションの一覧(アプリA1及びアプリA2等)を含むアプリケーション実行UIを、例えばブラウザ上に表示する(ステップS36)。また、UI部21は、タイムゾーン情報I2をRAM902b又はRAM403等のメモリに記憶して保持する(ステップS37)。
図12に示すように、UI部21は、ユーザによるアプリA1の実行開始指令を操作パネル940等の入力装置から入力する(ステップS40)。UI部21は、ユーザによるアプリA1の実行開始指令に応じてアプリA1のジョブ実行開始日時の取得指令を時刻補正部22に送出する(ステップS41)。
時刻補正部22は、ジョブ実行開始日時の取得指令に応じてジョブ実行開始日時をUTC等の基準時刻で取得する(ステップS42)。また、時刻補正部22は、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2をメモリから読出す(ステップS43)。つまり時刻補正部22は、JPテナントT1に所属するユーザの認証が成功した場合に、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2を取得する。時刻補正部22は、基準時刻で取得したジョブ実行開始日時(2021/07/22 10:00)を、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2(JPタイムゾーンZ1(+9時間))に基づき補正する(ステップS44)。
時刻補正部22は、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2で補正したジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)をUI部21に送出する(ステップS45)。UI部21は、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2で補正したジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)をジョブ登録リクエストに埋込み、ジョブ登録リクエストを第2の処理部55に送信する(ステップS46)。
ジョブ登録リクエストは、例えば、HTTP(Hyper Text Markup Language)リクエストである。UI部21は、HTTPリクエストのヘッダー情報に、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2で補正したジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)を埋込む。
第2の処理部55は、ジョブ実行開始日時を埋込んだジョブ登録リクエストを受信し、ジョブ登録リクエストをRAM503等のメモリに記憶して保持する(ステップS47)。
図13に示すように、第2の処理部55は、アプリA1のジョブを実行する。第2の処理部55は、ファクシミリ送信指令を外部ファクシミリサーバ40aに送信する(ステップS50)。なお、外部ファクシミリサーバ40aは、外部サービス装置40の一例である。外部ファクシミリサーバ40aは、ファクシミリ送信指令に応じてファクシミリ送信を実行する(ステップS51)。
外部ファクシミリサーバ40aがファクシミリ送信中にエラーを発生し、送信失敗の状態になった場合、外部ファクシミリサーバ40aは、送信失敗情報を第2の処理部55に送信する(ステップS52)。
第2の処理部55は、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2で補正したジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)を、ジョブ登録リクエストを記憶したメモリから取得する(ステップS53)。第2の処理部55は、送信失敗をユーザに通知するため、エラーメール本文に、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2で補正したジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)を埋込む(ステップS54)。第2の処理部55は、エラーメールを外部メールサーバ40bに送信する(ステップS55)。なお、外部メールサーバ40bは、外部サービス装置40の一例である。
本実施例のアプリケーション開発シーケンスとアプリケーション開発UI70は、以下の通りである。図14は、本実施例のアプリケーション開発UI70を示す図であり、図15は、本実施例のアプリケーション開発シーケンスを示す図である。
図14に示すように、アプリケーション開発UI70は、メール送信コンポーネントの詳細設定ウィンドウ90をさらに備えている。UI部31は、ユーザによる詳細設定ボタン74の押下指令に応じて詳細設定ウィンドウ90を表示する。詳細設定ウィンドウ90は、件名指定ボックス91、本文指定ボックス92、添付ファイル有無指定ボックス93、及び添付ファイル名指定ボックス94等を備えている。
図15に示すように、第1の処理部54は、アプリケーション開発UI70において、ユーザによるファクシミリ送信コンポーネントの追加指令に応じてファクシミリ送信コンポーネントを追加する(ステップS60)。また、第1の処理部54は、ユーザによるメール送信コンポーネントの追加指令に応じてメール送信コンポーネントを追加する(ステップS61)。
さらに、第1の処理部54は、エラー時のメール送信コンポーネントの起動指令に応じてエラー時にメール送信コンポーネントを起動する設定を行う(ステップS62)。次いで、第1の処理部54は、メール本文へのジョブ実行開始時刻の埋込指令に応じてメール本文にジョブ実行開始時刻を埋込む設定を行う(ステップS63)。第1の処理部54は、開発したWFアプリケーション(アプリA1)の登録指令に応じてWFアプリケーションの登録をアプリ管理部52に要求する(ステップS64)。
ステップS64において、ユーザは、図14に示す本文指定ボックス92に、HTTPリクエストのヘッダー情報にあるジョブ実行開始日時を格納する変数(${http.headers.x_job_createdat})を指定する。第1の処理部54は、ジョブ実行開始日時を格納する変数に基づき、メール本文にジョブ実行開始時刻を埋込む設定を行う。
第2の処理部55は、アプリA1のジョブ実行時に、ジョブ実行開始日時を格納する変数に基づき、HTTPリクエストのヘッダー情報を記憶するメモリからジョブ実行開始日時を取得する。第2の処理部55は、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2で補正したジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)をエラーメール本文に埋込む。
なお、第2の処理部55は、各種データを外部ストレージサーバにHTTPプロトコルで送信する場合も、HTTPリクエストのヘッダー情報にジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)を埋込むことができる。
<<実施例1の作用効果>>
本実施例によれば、第1の端末装置20がユーザIDとパスワードによるユーザ認証時に(又はテナントIDとパスワードによるテナント認証時に)、JPテナントT1に対応するタイムゾーン情報I3を取得する。従って、第1の端末装置20をJPタイムゾーンZ1とは異なるFRタイムゾーンZ2で管理する場合でも、JPテナントT1のJPタイムゾーンZ1でアプリA1のジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)を管理できる。
また、JPタイムゾーンZ1とは異なるFRタイムゾーンZ2にある第2の端末装置30がアプリA1を実行する場合でも、アプリA1のジョブ実行開始日時がクラウドシステム10のUSタイムゾーンZ3に依存しない。つまりJPテナントT1のJPタイムゾーンZ1でジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)を管理できる。
さらに、アプリケーション開発UIは、アプリA1のジョブ実行開始日時を格納する変数(${http.headers.x_job_createdat})を指定する指定ボックス(例えば本文指定ボックス92)を備えている。従って、ユーザは、タイムゾーンを意識することなく変数を指定するだけで、JPテナントT1のJPタイムゾーンZ1で補正したジョブ実行開始日時をWFアプリケーション(アプリA1)で使用できる。
<実施例1の変形例1>
以下、実施例1の変形例1について説明する。本変形例では、クラウドシステム10が、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2で補正したジョブ実行開始日時をジョブログに記憶する。
図16は、本変形例のジョブログ記憶シーケンスを示す図である。UI部21は、ユーザによるアプリA1の実行開始指令を操作パネル940等の入力装置から入力する(ステップS40)。UI部21は、ユーザによるアプリA1の実行開始指令に応じてジョブ実行開始日時の取得指令を時刻補正部22に送出するが、時刻情報の補正処理は前述と同じであるため省略する。UI部21は、JPテナントT1のJPタイムゾーンZ1で補正したジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)をジョブ登録リクエストに埋込み、ジョブ登録リクエストを第2の処理部55に送信する(ステップS46)。
第2の処理部55は、アプリA1のジョブを実行する。アプリA1の処理は前述と同じであるため省略する。第2の処理部55は、JPテナントT1のJPタイムゾーンZ1で補正したジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)を、ジョブ登録リクエストを記憶したメモリから取得する(ステップS53)。第2の処理部55は、JPテナントT1のJPタイムゾーンZ1で補正したジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)をジョブログに書込み(ステップS56)、ジョブログ記憶部64に記憶する。
<<変形例1の作用効果>>
本変形例によれば、第2の端末装置30がユーザIDとパスワードによるユーザ認証時に(又はテナントIDとパスワードによるテナント認証時に)、JPテナントT1に対応するタイムゾーン情報I3を取得する。従って、JPタイムゾーンZ1とは異なるFRタイムゾーンZ2にある第2の端末装置30がJPテナントT1のジョブログを参照する場合でも、JPテナントT1のJPタイムゾーンZ1でジョブ実行開始日時を参照できる。
<実施例1の変形例2>
以下、実施例1の変形例2について説明する。本変形例では、第1の端末装置20が、基準時刻で取得した現在日時をJPテナントT1のJPタイムゾーンZ1で補正して表示する。なお、「現在日時」とは、サービスSを利用している現在日時である。
図17は、本変形例の時刻表示シーケンスを示す図である。UI部21は、現在日時の取得指令を時刻補正部22に送出する(ステップS80)。
時刻補正部22は、現在日時の取得指令に応じて、現在日時をUTC等の基準時刻で取得する(ステップS81)。時刻補正部22は、認証時に取得したJPテナントT1のタイムゾーン情報I2をメモリから読出す(ステップS82)。時刻補正部22は、基準時刻で取得した現在日時(2021/07/22 10:00)を、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2(JPタイムゾーンZ1(+9時間))に基づき補正する(ステップS83)。
時刻補正部22は、JPテナントT1のタイムゾーン情報I2で補正した現在日時(2021/07/22 19:00)をUI部21に送出する(ステップS84)。UI部21は、JPテナントT1のJPタイムゾーンZ1で補正した現在日時(2021/07/22 19:00)を操作パネル940等の表示ディスプレイに表示する(ステップS85)。
<<変形例2の作用効果>>
本変形例によれば、第1の端末装置20がJPタイムゾーンZ1とは異なるFRタイムゾーンZ2を保持する場合でも、JPテナントT1のJPタイムゾーンZ1でサービスSを利用している現在日時(2021/07/22 19:00)を表示できる。なお、第2の端末装置30でも同様の作用効果が得られる。
<実施例1の変形例3>
以下、実施例1の変形例3について説明する。本変形例では、第1の端末装置20側ではなく、クラウドシステム10側(情報処理装置11~13側)で、基準時刻で取得したジョブ実行開始日時を補正する。
図18は、本変形例のアプリケーション実行シーケンスを示す図である。UI部21は、ユーザによるアプリA1の実行開始指令を操作パネル940等の入力装置から入力する(ステップS40)。UI部21は、アプリA1の実行開始指令に応じて、基準時刻で取得したジョブ実行開始日時(2021/07/22 10:00)をジョブ登録リクエストに埋込み、ジョブ登録リクエストを第2の処理部55に送信する(ステップS70)。
第2の処理部55は、ジョブ実行開始日時を埋込んだジョブ登録リクエストを受信し、ジョブ登録リクエストをRAM503等のメモリに記憶して保持する(ステップS47)。
第2の処理部55は、アプリA1のジョブを実行する。アプリA1の処理は前述と同じであるため省略する。第2の処理部55は、外部ファクシミリサーバ40aの送信失敗情報に応じて、ジョブ実行開始日時の補正指令を時刻補正部56に送出する(ステップS71)。
時刻補正部56は、ジョブ実行開始日時の補正指令に応じて、認証時に取得したアカウント情報I1に基づき(図11のステップS32参照)、JPテナントT1のタイムゾーン情報I1を取得する(ステップS72)。時刻補正部56は、ジョブ登録リクエストを記憶するメモリからジョブ実行開始日時を取得し、基準時刻で取得したジョブ実行開始日時(2021/07/22 10:00)をJPテナントT1のタイムゾーン情報I1に基づき補正する。時刻情報の補正処理は前述と同じであるため省略する。
時刻補正部56は、JPテナントT1のタイムゾーン情報I1で補正したジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)を第2の処理部55に送出する(ステップS73)。第2の処理部55は、エラーメール本文へのジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)の埋込み、ジョブログへのジョブ実行開始日時(2021/07/22 19:00)の書込み等を行う。ジョブ実行開始日時の用途は前述と同じであるため省略する。
<<変形例3の作用効果>>
本変形例によれば、認証時にタイムゾーン情報T2を端末装置20に送信しないため、ネットワークの通信トラフィックを低減できる。
なお、本変形例では、タイムゾーン情報T2を端末装置20に送信しないため、サービスSを利用している現在日時は、第1の端末装置20が保持しているタイムゾーン(例えばFRタイムゾーンZ2)に依存する。
<実施例1の変形例4>
端末装置20又は30は、ジョブ実行開始日時又はサービスSを利用している現在日時だけではなく、アプリケーション作成日時、又はログイン日時(認証日時)等を、JPテナントT1のタイムゾーン情報T2に基づき補正してもよい。また、クラウドシステム10(情報処理装置11~13)が、アプリケーション作成日時、又はログイン日時(認証日時)等を、JPテナントT1のタイムゾーン情報T2に基づき補正してもよい。
<<変形例4の作用効果>>
本変形例によれば、アプリケーション作成日時又はログイン日時(認証日時)等をJPテナントT1のタイムゾーンZ1で提示できる。
<実施例2>
情報管理部51は、タイムゾーン情報I2をユーザIDに対応付けることで、ユーザ毎にタイムゾーン情報I2を管理してもよい。また、情報管理部51は、ユーザが利用可能なアプリケーション情報I3をユーザIDに対応付けて管理してもよい。そして、UI部21又は31は、JPテナントT1に所属するユーザ毎に利用可能なアプリケーションを表示してもよい。また、時刻補正部22又は56は、サービスSに関する時刻情報を、JPテナントT1に所属するユーザIDに対応するタイムゾーン情報I2に基づき補正してもよい。
<<実施例2の作用効果>>
本変形例によれば、サービスSに関する時刻情報を、JPテナントT1に所属する特定のユーザのタイムゾーン(例えばFRタイムゾーンZ2)で提示できる。変形例5は、例えば、ユーザがテナントのタイムゾーンとは異なる国又は地域へ出張し、サービスに関する時刻情報を、出張先のタイムゾーンで参照したい場合に好適である。
上記で説明した実施形態の各種機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」は、電子回路で実装するプロセッサのようにソフトウェアで各機能を実行するようにプログラミングしたプロセッサを含む。或いは、「処理回路」は、各機能を実行するように設計したASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又は従来の回路モジュール等のデバイスを含む。
本開示の態様は、例えば以下の通りである。
<1> 端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置にサービスを提供する情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、
前記サービスを利用可能なアカウント情報にタイムゾーン情報を対応付けて管理する情報管理部と、
前記端末装置が前記アカウント情報を用いて前記サービスを利用する場合に、基準時刻で取得した前記サービスに関する時刻情報を、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する時刻補正部と、
を含む、情報処理システムである。
<2> 前記アカウント情報は、前記サービスを契約したテナントの識別情報を含み、前記時刻補正部は、前記サービスに関する前記時刻情報を、前記テナントの識別情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する、前記<1>に記載の情報処理システムである。
<3>
前記時刻補正部は、前記アカウント情報の認証が成功した場合に、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報を取得する、前記<1>又は<2>に記載の情報処理システム。
<4> 前記時刻補正部は、前記サービスを提供するアプリケーションのジョブ実行開始日時を、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する、前記<1>~<3>のいずれかに記載の情報処理システムである。
<5> 前記サービスを提供するアプリケーションを実行するアプリケーション実行部をさらに含み、前記アプリケーション実行部は、前記アプリケーションのジョブ実行開始日時を前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づきジョブログに書込む、前記<1>~<4>のいずれかに記載の情報処理システム。
<6> アプリケーション開発ユーザインタフェースをさらに含み、前記アプリケーション開発ユーザインタフェースは、前記サービスに関する前記時刻情報を格納する変数を指定可能な指定ボックスを備える、前記<1>~<5>のいずれかに記載の情報処理システムである。
<7> 前記サービスを利用している現在日時を表示装置に表示するユーザインタフェース部をさらに含み、前記ユーザインタフェース部は、前記現在日時を前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報で前記表示装置に表示する、前記<1>~<6>のいずれかに記載の情報処理システムである。
<8> ネットワークを介して接続する端末装置にサービスを提供する情報処理装置であって、
前記サービスを利用可能なアカウント情報にタイムゾーン情報を対応付けて管理する情報管理部と、
前記端末装置が前記アカウント情報を用いて前記サービスを利用する場合に、基準時刻で取得した前記サービスに関する時刻情報を、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する時刻補正機能を備えたユーザインタフェースを前記端末装置に提供する表示制御部と、
を含む、情報処理装置である。
<9> ネットワークを介して接続する端末装置にサービスを提供する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
サービスを利用可能なアカウント情報にタイムゾーン情報を対応付けて管理するステップと、
前記端末装置が前記アカウント情報を用いて前記サービスを利用する場合に、基準時刻で取得した前記サービスに関する時刻情報を、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する時刻補正機能を備えたユーザインタフェースを前記端末装置に提供するステップと、
を含む、情報処理方法である。
<10> 前記<9>に記載の方法をコンピュータに実行させる、プログラムである。
100 情報処理システム
10 クラウドシステム
11~13 情報処理装置
20 端末装置
21 UI部
22 時刻補正部
30 端末装置
31 UI部
40 外部サービス装置
40a 外部ファクシミリサーバ
40b 外部メールサーバ
51 情報管理部
52 アプリ管理部
53 コンポーネント管理部
54 処理部
54a アプリ開発部
54b 表示制御部
55 処理部
55a アプリ実行部
55b 表示制御部
56 時刻補正部
61 情報記憶部
62 アプリ記憶部
63 コンポーネント記憶部
64 ジョブログ記憶部
70 アプリケーション開発UI
71 アプリケーション名指定ボックス
72 出力形式指定ボックス
73 コンポーネント表示ウィンドウ
74 プログラムウィンドウ
75 ジョブ実行ボタン
76 詳細設定ボタン
77 アプリ登録ボタン
84~85 アイコン
90 詳細設定ウィンドウ
91 件名指定ボックス
92 本文指定ボックス
93 添付ファイル有無指定ボックス
94 添付ファイル名指定ボックス
N ネットワーク
T1~T2 テナント
Z1~Z3 タイムゾーン
I1 アカウント情報
I2 タイムゾーン情報
I3 アプリケーション情報
I4 コンポーネント情報
特開2008-278092号公報

Claims (10)

  1. 端末装置と、ネットワークを介して接続する前記端末装置にサービスを提供する情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、
    前記サービスを利用可能なアカウント情報にタイムゾーン情報を対応付けて管理する情報管理部と、
    前記端末装置が前記アカウント情報を用いて前記サービスを利用する場合に、基準時刻で取得した前記サービスに関する時刻情報を、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する時刻補正部と、
    を含む、情報処理システム。
  2. 前記アカウント情報は、前記サービスを契約したテナントの識別情報を含み、前記時刻補正部は、前記サービスに関する前記時刻情報を、前記テナントの前記識別情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記時刻補正部は、前記アカウント情報の認証が成功した場合に、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報を取得する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記時刻補正部は、前記サービスを提供するアプリケーションのジョブ実行開始日時を、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  5. 前記サービスを提供するアプリケーションを実行するアプリ実行部をさらに含み、前記アプリ実行部は、前記アプリケーションのジョブ実行開始日時を前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づきジョブログに書込む、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  6. アプリケーション開発ユーザインタフェースをさらに含み、前記アプリケーション開発ユーザインタフェースは、前記サービスに関する前記時刻情報を格納する変数を指定可能な指定ボックスを備える、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  7. 前記サービスを利用している現在日時を表示装置に表示するユーザインタフェース部をさらに含み、前記ユーザインタフェース部は、前記現在日時を前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報で前記表示装置に表示する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  8. ネットワークを介して接続する端末装置にサービスを提供する情報処理装置であって、
    前記サービスを利用可能なアカウント情報にタイムゾーン情報を対応付けて管理する情報管理部と、
    前記端末装置が前記アカウント情報を用いて前記サービスを利用する場合に、基準時刻で取得した前記サービスに関する時刻情報を、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する時刻補正機能を備えたユーザインタフェースを前記端末装置に提供する表示制御部と、
    を含む、情報処理装置。
  9. ネットワークを介して接続する端末装置にサービスを提供する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    サービスを利用可能なアカウント情報にタイムゾーン情報を対応付けて管理するステップと、
    前記端末装置が前記アカウント情報を用いて前記サービスを利用する場合に、基準時刻で取得した前記サービスに関する時刻情報を、前記アカウント情報に対応する前記タイムゾーン情報に基づき補正する時刻補正機能を備えたユーザインタフェースを前記端末装置に提供するステップと、
    を含む、情報処理方法。
  10. 請求項9に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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