JP2023170624A - ドローン測定装置 - Google Patents

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Mitsutoshi Tsuru
修司 竹下
Shuji Takeshita
俊彦 中村
Toshihiko Nakamura
裕久 山田
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Abstract

【課題】軽量な装置で、簡易に被測定物とセンサーとの位置合わせを行うことができ、またセンサーが被測定物の壁面に正対して接触して被測定物の特性を測定することができるドローン測定装置を提供する。【解決手段】ドローン測定装置1Aは、ドローン本体2と、ドローン本体2に撮像装置3と、被測定物の特性を測定するセンサー4と、センサー4を屈曲可能に支持するドローン本体2から前方に延びるアーム6と、少なくとも2個のレーザーポインター5A、5Bと、を備えており、レーザーポインター5A、5Bは、レーザーポインター5A、5Bのレーザー光がドローン本体2の前後方向に略垂直で、かつセンサー4の先端部を通る平面上で交わるように配置され、被測定物から反射するレーザー光を撮像装置3で取り込んで、その形態から被測定物とセンサー4との位置合わせを行なう特徴を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、センサーを備えたドローンを用いて、構造物の壁面等の特性を測定するドローン測定装置に関し、特に被測定物にセンサーを接触させて特性を測定するドローン測定装置に関する。
ドローンを用いて煙突やタンクの壁面の特性を測定するには、煙突やタンクの測定ポイントとする壁面にドローンを接近させ、センサー部を壁面に押し当てて、板厚等の特性を測定する必要がある。
特許文献1には、ドローンと壁面との間隔を一定に保つために走行車輪を備え、壁面を転接状態で飛行に伴って走行する壁面検査装置が開示されている。
特開2019-181972号公報
しかしながら、一般的にドローンは前進の場合には、後方側のロータの回転数を上げて、10°程度前方が低く傾いた姿勢で進行し、また壁面に接触して壁面の特性を測定するセンサーの場合は、センサーが測定中に壁面から離れないよう常に前方に押圧する必要があり、ドローンは、10°以下の角度で前方が低く傾いた姿勢で測定をすることになる。
走行車輪を備えたドローンにおいて、ドローンの前方が低く傾いた姿勢では、押圧の垂直成分が残り、ドローンは壁面との間隔が一定のまま壁面の下方向に移動してしまう懸念がある。そのため、この場合には、ドローンは水平姿勢を保ちながらセンサーを押圧する必要がある。また、壁面にセンサーを接触させて壁面の特性を測定する場合には、壁面とセンサーとの距離を把握して壁面へのセンサーの接触を確保し、センサーの壁面への接触の際の衝撃を小さくして、センサーの寿命を長持ちさせる必要がある。
上記課題の解決方法としては、ドローンが水平姿勢を保って移動できるように、水平方向への推力を生ずるスラスターを設ける手法や複数のロータをチルトさせる機構等を設ける手法があるが、ドローン本体の構造と制御が複雑化して高額になる欠点がある。また壁面とセンサーとの距離を把握して壁面へのセンサーの接触を確保し、センサーの壁面への接触の際の衝撃を小さくするために壁面とセンサーとの距離を正確に測定しようとするとレーザー距離計等を備える必要があり、この場合は、ドローン本体の自重が増して、ドローンの飛行時間が短くなる等の欠点がある。
本発明は、上記の点に鑑み、第1に軽量な装置で、簡易に被測定物とセンサーとの位置合わせを行えるドローン測定装置を提供することを目的とする。これにより壁面の特性を測定する際に被測定物の壁面とセンサーの先端部との接触を確保し、センサーの壁面への接触の際の衝撃を小さくでき、センサーの長寿命化を図ることができる。また、第2にドローンの前方が低く傾いた姿勢でも、センサーは正対して被測定物の壁面に接触して被測定物の特性を測定することができるドローン測定装置を提供することを目的とする。これにより、前方が低く傾いた姿勢で測定を行なう通常のドローンでも壁面に接触しているセンサーが、壁面に正対するため測定精度が向上する。
本発明のドローン測定装置は、ドローン本体と、前記ドローン本体に撮像装置と、被測定物の特性を測定するセンサーと、少なくとも2個のレーザーポインターと、を備え、前記レーザーポインターは、前記レーザーポインターのレーザー光が前記ドローン本体の前後方向に略垂直で、かつ前記センサーの先端部を通る平面上で交わるように配置され、被測定物から反射する前記レーザー光を前記撮像装置で取り込んで、その形態から被測定物と前記センサーとの位置合わせを行なうことを特徴とする。
このような構成とすることで、被測定物から反射するレーザー光を撮像装置で取り込んで、その観測されたレーザー光が2点であれば、センサーの先端部から被測定物までの距離がまだ離れていることが確認でき、その観測されたレーザー光が1点に収束すれば、センサーの先端部が被測定物に接触する位置に達したことが判定できるため、被測定物とセンサーとの位置合わせが、簡易に実行でき、被測定物の壁面とセンサーの先端部との接触を確保し、センサーの先端部が被測定物と接触する際の衝撃が小さくなり、センサーの長寿命化を図ることができる。
更に、本発明のドローン測定装置は、ドローン本体と、前記ドローン本体に撮像装置と、被測定物の特性を測定するセンサーと、前記センサーを屈曲可能に支持する前記ドローン本体から前方に延びるアームと、少なくとも2個のレーザーポインターと、を備え、前記レーザーポインターは、前記レーザーポインターのレーザー光が前記ドローン本体の前後方向に略垂直で、かつ前記センサーの先端部を通る平面上で交わるように配置され、被測定物から反射する前記レーザー光を前記撮像装置で取り込んで、その形態から被測定物と前記センサーとの位置合わせを行なうことを特徴とする。
更に、センサーを屈曲可能に支持するドローン本体から前方に延びるアームを備えたため、ドローン本体が測定中に上下左右に揺動しても、壁面に接触しているセンサーが、壁面に正対するため、測定精度が向上する。
更に、前記ドローン本体に2本の補助アームを備え、前記2本の補助アームは、前記ドローン本体から前方に延びるアームと水平方向に並行に設置され、前記2本の補助アーム先端部と前記ドローン本体から前方に延びるアームに屈曲可能に支持されているセンサーの先端部とが、被測定物に3点で接触するように支持して、前記被測定物の特性を測定するようにしたことを特徴とする。
2本の補助アーム先端部とドローン本体から前方に延びるアームに屈曲可能に支持されているセンサーの先端部とが、被測定物に3点で接触するように押圧が加わりながら支持する構成のため、被測定物に対し、センサーの先端部が測定中に動くことがないので、測定精度が更に向上する。
本発明において、前記センサーが板厚を測定する超音波板厚計であることが好ましい。
センサーが板厚を測定する超音波板厚計では、センサーである探触子を壁面に超音波伝達媒体を介して密着させて測定する必要があり、本発明に好適である。
また、本発明において、前記レーザーポインターのレーザー光の色を異なるようにすることが好ましい。
レーザーポインターのレーザー光の色を異なるようにしておけば、被測定物から反射する前記レーザー光を前記撮像装置で取り込んで、その色の形態からドローン本体の壁面からの距離や角度のずれ等を同一色の場合に比べ、より容易に確認することができる。
本発明のドローン測定装置によれば、軽量な装置で、簡易に被測定物とセンサーとの位置合わせを行えるため、被測定物の壁面とセンサーの先端部との接触を確保し、センサーの先端部が被測定物の壁面と接触する際の衝撃を小さくすることができ、また、センサーが壁面に正対して接触して壁面の特性を測定することができるドローン測定装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るドローン測定装置の平面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係るドローン測定装置の正面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係るドローン測定装置の左側面図である。 図4は、本発明に係るレーザーポインターの説明図であり、図4(a)は、2個のレーザーポインターを用いた場合、図4(b)は、3個のレーザーポインターを用いた場合である。 図5は、本発明のアーム先端部の構造の説明図であり、図5(a)は、アーム先端部の平面図、図5(b)は、図5(a)のA-A線断面図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係るドローン測定装置の平面図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係るドローン測定装置の正面図である。 図8は、本発明の第2の実施形態に係るドローン測定装置の左側面図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
図1、図2及び図3は、本発明の第1の実施形態に係るドローン測定装置の平面図、正面図及び左側面図である。
第1の実施形態では、ドローン測定装置1Aは、ドローン本体2と、ドローン本体2に撮像装置3と、被測定物の特性を測定するセンサー4と、センサー4を屈曲可能に支持するドローン本体2から前方に延びるアーム6と、少なくとも2個のレーザーポインター5A、5Bと、を備えており、レーザーポインター5A、5Bは、レーザーポインター5A、5Bのレーザー光がドローン本体2の前後方向に略垂直で、かつセンサー4の先端部を通る平面上で交わるように配置され、被測定物から反射する前記レーザー光を撮像装置3で取り込んで、その形態から被測定物とセンサー4との位置合わせを行なう特徴を有している。
本実施形態のドローン本体2は、クワッドX字型のフレーム21に4つのモータ22A、22B、22C、22Dが取り付けられており、それぞれ2枚羽の4つのロータ23A、23B、23C、23Dを回転駆動する。各ロータの回転により揚力を生ずるが、隣り合うロータはお互いに逆回転になるようにして、ドローン本体2に生ずる回転モーメントを打ち消し合うようになっている。また、各ロータが、障害物に直接接触しないように、各ロータ部分を覆って保護するガードワイヤ25がフレーム21上に設けられたガードワイヤ固定部26で固定される。なお、図示はしないが、ドローン本体2には、バッテリ、飛行制御装置、無線送受信装置が組み込まれており、飛行制御装置により、各モータの駆動状態を制御して、ドローンの姿勢や移動方向、移動速度等を制御する。また無線送受信装置により、作業者の送信機による飛行指示の受信及びモニターへの撮像装置3の画像転送等を行う。
ドローン本体2が、前進(撮像装置3のある側)する場合には、前側のモータ22A、22Bの回転数より後側のモータ22C、22Dの回転数を上げて、水平方向の移動速度に対応し、10°程度まで前方が低く傾いた姿勢で水平方向に推力を得て進行する。
撮像装置3は、FPV(First Person View)の画像を得ることのできるカメラであり、本実施形態では、後述する被測定物から反射するレーザー光の形態を取り込んで、その形態から被測定物とセンサー4との位置合わせを行なう。
被測定物の壁面Wに接触して被測定物の特性を測定するセンサー4の場合、センサー4が測定中に壁面Wから離れないよう常に前方に押圧する必要があり、ドローン本体2は、10°以下の角度で前方が低く傾いた姿勢で測定をすることになる。そのため被測定物の特性を測定するセンサー4を屈曲可能に支持するドローン本体2から前方に延びるアーム6によって、傾きを補償してセンサー4が被測定物の壁面Wに正対して接触することを可能にする。また、センサー4を屈曲可能に支持するドローン本体2から前方に延びるアーム6は、ドローン本体2の前後の傾きばかりでなく、ドローン本体2の上下左右の傾きも補償してセンサー4が被測定物の壁面Wに正対して接触することを可能にする。なお、センサー4自体に屈曲可能な機構が備わっている場合又はセンサー4が被測定物の壁面Wに近接で、接触しなくても特性を測定できる場合は、センサー4は、ドローン本体2の前面で支持又はドローン本体2から前方に延びる単なるアームで支持される構成でも良い。
図4(a)により、2個のレーザーポインターを用いた場合について、被測定物の壁面Wとセンサー4の先端部との位置合わせについて平面図で説明する。2個のレーザーポインター5A、5Bは、撮像装置3の前方のガードワイヤ25にドローン本体2の中心線上から等距離の位置に取り付けられており、レーザーポインター5A、5Bは、レーザーポインター5A、5Bのレーザー光がドローン本体2の前後方向に略垂直で、かつセンサー4の先端部を通る平面上で交わるように配置される。ドローン本体2の前後方向に略垂直な平面とは、ドローン本体2が、α°の角度で前方が低く傾いた姿勢の場合には、ドローン本体2の前後方向と(90-α)°の角度をなす平面と言う意味である。なお、ここで、α°の角度は0°~10°程度であり、ドローン本体2の水平飛行の姿勢等の特性によって調整される。例えば、ドローン本体2が、5°の角度で前方が低く傾いた姿勢の場合には、対応する平面はドローン本体2の前後方向と85°をなし、かつセンサー4の先端部を通る平面である。このような平面上にレーザーポインター5A、5Bのレーザー光が交わるようにレーザーポインター5A、5Bは配置されるので、ドローン本体2の前方が低く傾いた姿勢でも、被測定物の壁面Wとセンサー4の先端部との位置合わせがより正確にできる。
センサー4の先端部が、被測定物の壁面Wから離れている場合は、レーザーポインター5Aは、壁面Wの位置Xに、レーザーポインター5Bは、壁面Wの位置Yにレーザー光の反射点を生じ、撮像装置3は、2つのレーザー光の反射点形態を観測する。ドローン本体2が更に壁面Wに近づくと2つのレーザー光の反射点X-Yの間隔は、小さくなり、遂には、1つのレーザー光の反射点形態に収束する。このレーザー光が交わる位置Fがセンサー4の先端部が、被測定物の壁面Wに接触する位置であり、軽量な装置で、簡易に被測定物の壁面Wとセンサー4の先端部との位置合わせを行うことができ、被測定物の壁面Wとセンサー4の先端部との接触を確保し、センサー4の先端部が被測定物の壁面Wと接触する際の衝撃を小さくできる。
図4(b)により、3個のレーザーポインターを用いた場合について、被測定物の壁面Wとセンサー4の先端部との位置合わせについて平面図で説明する。なお、図4(b)の場合は、図4(a)のように被測定物の壁面Wに正対して接近する場合と異なり、被測定物の壁面Wに斜めに接近する場合である。3個のレーザーポインター5A、5B、5Cは、撮像装置3の前方のガードワイヤ25に取り付けられており、レーザーポインター5A、5B、5Cのレーザー光がドローン本体2の前後方向に略垂直で、かつセンサー4の先端部を通る平面上で交わるように配置される。
センサー4の先端部が、被測定物の壁面Wから離れている場合は、レーザーポインター5Aは、壁面Wの位置Xに、レーザーポインター5Bは、壁面Wの位置Yに、レーザーポインター5Cは、壁面Wの位置Zに、レーザー光の反射点を生じ、撮像装置3は、3つのレーザー光の反射点形態を観測する。ドローン本体2が更に壁面Wに近づくと3つのレーザー光の反射点X、Y、ZのX-Zの間隔及びY-Zの間隔は、小さくなり、遂には、1つのレーザー光の反射点形態に収束する。このレーザー光が交わる位置Fがセンサー4の先端部が、被測定物の壁面Wに接触する位置であり、簡易に被測定物の壁面Wとセンサー4の先端部との位置合わせを行うことができる。また、図4(b)から解るように3つのレーザー光の反射点X、Y、ZのX-Zの間隔とY-Zの間隔の違いからドローン本体2の姿勢が左右どちらかに方向が傾いていることが解るため、1つのレーザー光の反射点形態に収束する前に、X-Zの間隔とY-Zの間隔が等しくなるように制御すれば、壁面Wに対してドローン本体2が正対しながら、被測定物の壁面Wとセンサー4の先端部との位置合わせを行うことがことができる。なお、本図面の場合は、レーザーポインター5A、5B、5Cが、同じガードワイヤ25の位置にあるため、レーザー光の反射点X、Y、Zは、一直線に並ぶが、例えばレーザーポインター5Cが、レーザーポインター5A、5Bの下方の位置にある場合は、レーザー光の反射点X、Y、Zは、3角形状を形成するので、壁面Wに対するドローン本体2の姿勢がより解りやすくなる。
被測定物の壁面Wとセンサー4の先端部との位置合わせは、撮像装置3で取り込まれたレーザー光の反射点形態を、作業者がモニター等で見ながら送信機で飛行制御しても良いし、ドローン本体2で、画像処理を行い、数点の反射点が1点に収束するように飛行制御装置を自動制御するようにしても良い。
レーザーポインターの数は、2個以上あれば良いが、最大でも6個までで十分である。それを超えても重量が重くなるだけであり、位置合わせに対する効果は期待できないからである。例えばレーザーポインターの数が4個であれば、右側の2個のレーザーポインターのレーザー光が、ドローン本体2の前後方向に略垂直で、かつセンサー4の先端部を通る平面上のある点で交わるように配置し、左側の2個のレーザーポインターのレーザー光も前記の平面上の別の点で交わるように配置すると、右側の2個のレーザーポインターのレーザー光の反射点がある点で、左側の2個のレーザーポインターのレーザー光の反射点が別の点で、同時に収束する場合は、壁面Wに対してドローン本体2が正対して、センサー4の先端部が被測定物に接触する位置に達したことが判定できる。更に、レーザーポインターの数が最大の6個であれば、2個のレーザーポインターの組み合わせで、ドローン本体2の前後方向に略垂直で、かつセンサー4の先端部を通る平面上の位置でレーザー光が交わる3個の収束する点を作ることができ、被測定物の壁面Wとセンサー4の先端部との位置合わせの精度が更に向上する。
また、レーザーポインターの色を異なるようにすると1点に収束するときの観測が行い易くなり好適である。例えば2個のレーザーポインター5A、5Bの場合は、レーザーポインター5Aを赤色のレーザーポインターに、レーザーポインター5Bを緑色のレーザーポインターにすると、1点に収束すると反射光は混合色の黄色になるため、収束するF点の位置の確認が容易になる。3個のレーザーポインター5A、5B、5Cの場合は、レーザーポインター5Aを赤色のレーザーポインターに、レーザーポインター5Bを緑色のレーザーポインターに、レーザーポインター5Cを青色のレーザーポインターにすると、1点に収束すると反射光は混合色の白色になるため、レーザー光が交わる位置Fの確認が容易になる。
図5は、本発明のアーム先端部の構造の説明図であり、図5(a)は、アーム先端部の平面図、図5(b)は、図5(a)のA-A線断面図である。本発明のアーム6は、ドローン本体2から前方に延び、センサー4を屈曲可能に支持する特徴を有する。本実施形態では、アーム6は、センサー4として超音波板厚計41を保持するセンサーホルダー64を取り付ける前アーム61と一端が前アーム61と屈曲用バネ66で連結され、他端がドローン本体2に取り付けられる後アーム62から構成されている。屈曲用バネ66はバネコイルが密に巻かれているので、前アーム61はこの屈曲用バネ66により屈曲可能に動くことができる。更に、前アーム61には、超音波板厚計41を保護し、被測定物の壁面Wに正対して接触するセンサーカバー63が取り付けられ、センサーカバー63は、バネコイルが疎に巻かれている前後用バネ65で前側に押されている。なお、アーム6は内部が中空であり、図示していないが、中空部には、センサー4との電気信号配線や、超音波板厚計41の場合は、超音波伝達媒体供給用の配管等も通っている。
本実施形態のアーム構成により、アーム6の方向、即ちセンサー4の接触方向が、当初、被測定物の壁面Wに正対していなくても、被測定物の壁面Wにセンサー4が近づくと、前アーム61のセンサーカバー63が被測定物の壁面Wに正対して接触するように屈曲用バネ66が屈曲し、ドローン本体2からの押圧を受けて、その後センサーカバー63は前後用バネ65を押しながら後退して、最終的にはセンサー4が被測定物の壁面Wに直接正対して接触し、被測定物の特性を測定できるようになる。
なお、本実施形態では、センサー4を屈曲可能に支持するアーム6の機構として、屈曲用バネ66を用いたが、これに限らず、屈曲用バネ66に代わり、高弾性を示すゴム等を用いても良い。
また、前アーム61及び後アーム62には、ドローン本体2の外殻やフレーム21と同様に軽量、かつ強度も要求されるため、炭素繊維強化プラスチック等の素材が好適である。
第1の実施形態のドローン測定装置1Aはレーザーポインター5A、5Bの被測定物から反射するレーザー光を撮像装置で取り込んで、その反射光の形態から、被測定物の壁面Wとセンサー4の先端部との位置合わせを行うことができ、センサー4の先端部が被測定物と接触する際の衝撃が小さくなる。更に、センサー4を屈曲可能に支持するドローン本体2から前方に延びるアーム6を備えたため、ドローン本体2が測定中に上下左右に揺動しても、被測定物の壁面に接触しているセンサー4は、壁面に正対するため、測定精度が向上する。
<第2の実施形態>
図6、図7及び図8は、本発明の第2の実施形態に係るドローン測定装置の平面図、正面図及び左側面図である。
第2の実施形態のドローン測定装置1Bでは、第1の実施形態のドローン測定装置1Aの構成で、レーザーポインターを2本から3本の構成に変更し、更にドローン本体2に2本の補助アーム7を備え、2本の補助アーム7は、ドローン本体2から前方に延びるアーム6と水平方向に並行に設置され、2本の補助アーム7の先端部とドローン本体2から前方に延びるアーム6に屈曲可能に支持されているセンサー4の先端部とが、被測定物に3点で接触するように支持して、被測定物の特性を測定するようにしたことを特徴とする。
レーザーポインターを3本にした構成の特徴と効果については、図4(b)の説明で記載したので、ここでは、補助アーム7の特徴と効果について以下記載する。
補助アーム7は、ドローン本体2の脚部24に補助アーム固定部72で、ドローン本体2から前方に延びるアーム6と水平方向に並行に取り付けられる。補助アーム7の先端部には、補助アーム脚部71が取り付けられ、この補助アーム脚部71の位置が、センサー4の先端部の位置とほぼ等距離になるように設定される。ここでのほぼ等距離とは、例えば、ドローン本体2が、5°の角度で前方が低く傾いた姿勢で測定をする場合に、アーム6と補助アーム7の高さ方向の距離が10cmとすると、壁面Wに3点で接触するには、補助アーム脚部71の位置が、センサー4の先端部の位置より、約0.9cm前に出る必要があり、この差を含む意味である。
上記のように取り付けられると、2本の補助アーム7の補助アーム脚部71とドローン本体2から前方に延びるアーム6に屈曲可能に支持されているセンサー4の先端部とが、被測定物に3点で接触するように押圧が加わりながら支持する構成のため、被測定物の壁面Wに対し、センサー4の先端部が測定中に動くことがないので、測定精度が更に向上する。
実施形態としてドローン本体2を4つのロータのクワッドコプターで説明したが、この型に限らず、6つのロータのヘキサコプター、8つのロータのオクタコプター等でも同様に適用できる。
以上、本発明のドローン測定装置について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、適宜その構成を変更することができる。
1A、1B ドローン測定装置
2 ドローン本体
3 撮像装置
4 センサー
5A、5B、5C レーザーポインター
6 アーム
7 補助アーム
21 フレーム
22A、22B、22C、22D モータ
23A、23B、23C、23D ロータ
24 脚部
25 ガードワイヤ
26 ガードワイヤ固定部
41 超音波板厚計
61 前アーム
62 後アーム
63 センサーカバー
64 センサーホルダー
65 前後用バネ
66 屈曲用バネ
71 補助アーム脚部
72 補助アーム固定部
F レーザー光が交わる位置
W 壁面
X、Y、Z レーザー光の反射点

Claims (8)

  1. ドローン本体と、前記ドローン本体に撮像装置と、被測定物の特性を測定するセンサーと、少なくとも2個のレーザーポインターと、を備えたドローン測定装置であって、前記レーザーポインターは、前記レーザーポインターのレーザー光が前記ドローン本体の前後方向に略垂直で、かつ前記センサーの先端部を通る平面上で交わるように配置され、被測定物から反射する前記レーザー光を前記撮像装置で取り込んで、その形態から被測定物と前記センサーとの位置合わせを行なうドローン測定装置。
  2. ドローン本体と、前記ドローン本体に撮像装置と、被測定物の特性を測定するセンサーと、前記センサーを屈曲可能に支持する前記ドローン本体から前方に延びるアームと、少なくとも2個のレーザーポインターと、を備えたドローン測定装置であって、前記レーザーポインターは、前記レーザーポインターのレーザー光が前記ドローン本体の前後方向に略垂直で、かつ前記センサーの先端部を通る平面上で交わるように配置され、被測定物から反射する前記レーザー光を前記撮像装置で取り込んで、その形態から被測定物と前記センサーとの位置合わせを行なうドローン測定装置。
  3. 前記センサーが板厚を測定する超音波板厚計であることを特徴とする請求項1又は2に記載のドローン測定装置。
  4. 前記レーザーポインターのレーザー光の色を異なるようにしたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のドローン測定装置。
  5. 前記レーザーポインターのレーザー光の色を異なるようにしたことを特徴とする請求項3に記載のドローン測定装置。
  6. 更に、前記ドローン本体に2本の補助アームを備え、前記2本の補助アームは、前記ドローン本体から前方に延びるアームと水平方向に並行に設置され、前記2本の補助アーム先端部と前記ドローン本体から前方に延びるアームに屈曲可能に支持されているセンサーの先端部とが、被測定物に3点で接触するように支持して、前記被測定物の特性を測定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のドローン測定装置。
  7. 前記センサーが板厚を測定する超音波板厚計であることを特徴とする請求項6に記載のドローン測定装置。
  8. 前記レーザーポインターのレーザー光の色を異なるようにしたことを特徴とする請求項6又は7のいずれかに記載のドローン測定装置。
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