JP2023170351A - 船舶の建造方法 - Google Patents

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宏之 武田
Hiroyuki Takeda
崇公 三好
Takakimi Miyoshi
祐紀 木村
Yuki Kimura
宏輔 関
Kosuke Seki
洋明 前田
Hiroaki Maeda
梨花子 後藤
Rikako Goto
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Abstract

【課題】工期の短縮が可能な船舶の建造方法を提供する。【解決手段】一実施形態に係る、液化ガスを燃料とする推進用エンジンを含む船舶1の建造方法では、まず、前記推進用エンジンの上流側で前記燃料の温度および圧力を調整する機器を収容する燃料調整室4を、船体11の製造場所と異なる場所で製造する。ついで、製造された燃料調整室4を船体11の製造場所まで輸送し、船体11上に設置する。例えば、燃料調整室4の幅に対する長さの比であるアスペクト比は、0.5以上10.0以下である。【選択図】図1

Description

本開示は、船舶の建造方法に関する。
近年、環境負荷低減を目的として、LNG(Liquefied Natural Gas)やLPG(Liquefied Petroleum Gas)などの液化ガスを燃料とする推進用エンジンを含む船舶が積極的に開発されている。液化ガスは、液体のまま推進用エンジンへ供給される場合もあるし、気体または超臨界流体にされて推進用エンジンへ供給される場合もある。
例えば、特許文献1には、推進用エンジンの燃料である液化ガスを貯留する2つの燃料タンクを船体の上面を構成する甲板上に配置した船舶が開示されている。この船舶では、甲板上の船尾部分に上部構造体が設けられ、船幅方向において上部構造体の両側に燃料タンクが配置されている。
また、特許文献1の船舶では、上部構造体および燃料タンクの後方に燃料調整室が配置されている。特許文献1には、燃料調整室について「液化ガス燃料を主推進機関や発電用機関まで供給するための関連機器を設置する」と記載されている。
特開2020-50135号公報
特許文献1のような燃料調整室を、船体がある程度製造された後に船体の上で製造した場合には、船舶の建造にかかる工期が長くなる。
そこで、本開示は、工期の短縮が可能な船舶の建造方法を提供することを目的とする。
本開示は、液化ガスを燃料とする推進用エンジンを含む船舶の建造方法であって、前記推進用エンジンの上流側で前記燃料の温度および圧力を調整する機器を収容する燃料調整室を、船体の製造場所と異なる場所で製造し、製造された前記燃料調整室を前記船体の製造場所まで輸送し、前記船体上に設置する、船舶の建造方法を提供する。
本開示によれば、工期の短縮が可能な船舶の建造方法が提供される。
図1Aは一実施形態に係る船舶の側面図、図1Bは同船舶の平面図である。 燃料タンクから推進用エンジンであるメインエンジンおよび発電用エンジンまでの配管系統図である。 図3Aは燃料調整室の側面図、図3Bは同燃料調整室の正面図である。 図4Aは変形例の船舶の側面図、図4Bは同船舶の平面図である。
図1A,1Bに、一実施形態に係る船舶1を示す。本実施形態では、船舶1が、オイルや液化ガスなどの液体である積荷を輸送する液体タンカーである。ただし、船舶1の用途はこれに限られるものではなく、適宜変更可能である。
具体的に、船舶1は、甲板12を有する船体11を含む。甲板12は船体11の上面を構成する。本実施形態では、甲板12が船体11の全長に亘ってフラットであるが、甲板12は、船首部および船尾部の一方または双方が中間部よりも高くなるか低くなるように構成されてもよい。
船体11内には、船長方向に並ぶ複数のカーゴタンク13が設けられており、これらのカーゴタンク13に積荷である液体が貯留される。また、船体11内には、船尾(すなわちカーゴタンク13の後方)にエンジンルーム14が設けられている。さらに、甲板12上の船尾部分には、上部構造体15が設けられている。上部構造体15は、ブリッジや居住区を含む。
エンジンルーム14内には、プロペラ16を駆動する推進用エンジンが配置される。本実施形態では、船舶1が機械推進船であるため、推進用エンジンが、プロペラ16を直接的に駆動するメインエンジン51(図2参照)である。また、エンジンルーム14内には、図2に示すように、船内電力を生成するための複数の発電用エンジン52と、余剰の燃料を処理するための補助ボイラ53も配置されている。
ただし、船舶1が電気推進船である場合は、メインエンジン51が省略されて発電用エンジン52が発電機およびモータを介してプロペラ16を駆動するため、発電用エンジン52が推進用エンジンとなる。
推進用エンジンであるメインエンジン51および発電用エンジン52は、液化ガスを燃料とする。本実施形態では、その液化ガスを貯留する2つの燃料タンク2が甲板12上に配置されている。ただし、燃料タンク2の数は1つであっても3つ以上であってもよい。燃料である液化ガスは、例えば、LNG、LPG、LH2などである。積荷が液化ガスである場合は、燃料は積荷と同じであってもよいし、異なってもよい。
本実施形態では、メインエンジン51および発電用エンジン52が、燃料噴射圧が0.5~10MPa程度のオットーサイクルのレシプロエンジンである。また、本実施形態では、図2に示すように、液化ガスを強制的に気化した気化ガスおよび燃料タンク2内で気化したBOG(Boil Off Gas)が燃料としてメインエンジン51および発電用エンジン52へ供給される。ただし、液化ガスがLPGの場合は、LPGが液体のまま燃料としてメインエンジン51へ供給されてもよい。
メインエンジン51は、燃料噴射圧が25~35MPa程度のディーゼルサイクルのレシプロエンジンであってもよい。この場合、液化ガスに由来する超臨界流体が燃料としてメインエンジン51へ供給されてもよい。あるいは、メインエンジン51は、ガスタービンエンジンであってもよいし、ボイラと蒸気タービンの組み合わせであってもよい。
メインエンジン51および発電用エンジン52は、気化ガスおよびBOGである燃料ガスのみを燃料とするガス専焼エンジンであってもよい。あるいは、メインエンジン51および発電用エンジン52は、燃料を燃料ガスと燃料油の一方または双方に切り換え可能な二元燃料エンジンであってもよい。
燃料タンク2は、本実施形態では、船長方向に長い筒状であり、船長方向において船体11の略中央に配置されている。ただし、燃料タンク2の形状および位置は適宜変更可能である。
本実施形態では、燃料タンク2が船幅方向に互いに離間しており、左舷側および右舷側にそれぞれ位置している。燃料タンク2の間には、燃料調整室4が配置されている。燃料調整室4は、メインエンジン51および発電用エンジン52の上流側で燃料の温度および圧力を調整する機器を収容する。ただし、燃料タンク2および燃料調整室4の配置はこれに限られるものではなく適宜変更可能である。
図2に示すように、各燃料タンク2へは、燃料受入配管5を通じて液化ガスが導かれる。各燃料タンク2から燃料調整室4へは、液体配管6を通じて液化ガスが導かれる。液体配管6の上流端は、燃料タンク2内に配置されたポンプ21に接続されている。また、各燃料タンク2から燃料調整室4へは、燃料タンク2内で気化したBOGがBOG配管7を通じて導かれる。BOG配管7からは返送配管71が分岐しており、燃料タンク2内への液化ガスの供給時にはその返送配管71を通じて供給量と同程度の量のガスが液化ガスの供給源へ返送される。
燃料調整室4内では、液体配管6が気化器81に接続されている。気化器81では液化ガスが気化されて気化ガスが生成され、生成された気化ガスが配管82を通じてバッファ容器83へ導かれる。気化器81は、気化ガスの温度および圧力を調整する役割を果たす。
また、燃料調整室4内では、BOG配管7が加熱器85に接続されている。加熱器85で加熱されたBOGは、配管86を通じてバッファ容器83へ導かれる。配管86には圧縮機87が設けられている。加熱器85および圧縮機87は、BOGの温度および圧力を調整する役割を果たす。
バッファ容器83には、気化ガスとBOGの混合体である燃料が一時的に貯留される。燃料調整室4で温度および圧力が調整された燃料、つまりバッファ容器83に一時的に貯留された燃料は、第1燃料供給配管9Aを通じて燃料調整室4からメインエンジン51へ導かれ、第2燃料供給配管9Bを通じて燃料調整室4から発電用エンジン52へ導かれ、第3燃料供給配管9Cを通じて燃料調整室4から補助ボイラ53へ導かれる。
第1燃料供給配管9Aには、複数の弁を含む弁ユニット91が設けられている。同様に、第2燃料供給配管9Bおよび第3燃料供給配管9Cのそれぞれにも弁ユニット91が設けられている。本実施形態では、弁ユニット91がエンジンルーム14内に位置しているが、弁ユニット91は燃料調整室4内に位置してもよい。あるいは、弁ユニット91専用の部屋がある場合は、弁ユニット91はそこに配置されてもよい。
図3A,3Bに示すように、燃料調整室4の屋根には、当該燃料調整室4内の圧力が閾値を超えたときに開かれる安全弁40が設けられている。また、燃料調整室4の屋根には、吸気用の第1ベンチレーター41と排気用の第2ベンチレーター42が設けられている。燃料調整室4の下面には複数の支柱3が設けられている。
本実施形態では、大気に対する開口を形成する第1ベンチレーター41および第2ベンチレーター42がマッシュルームベンチレーターである。ただし、第1ベンチレーター41および第2ベンチレーター42としては、種々の形状のベンチレーターが採用可能である。例えば、第1ベンチレーター41および第2ベンチレーター42は、燃料調整室4の側壁に設けられた、フード付きのルーバーベンチレーターであってもよい。
さらに、燃料調整室4内には、第1ベンチレーター41と接続された吸気ダクト43と、第2ベンチレーター42と接続された排気ダクト44が設けられている。これらの吸気ダクト43および排気ダクト44は金属製である。
燃料調整室4のサイズは適宜決定可能であるが、燃料調整室4の幅Wに対する長さLの比であるアスペクト比R(R=L/W)は0.5以上10.0以下であることが望ましい。また、燃料調整室4の高さは1.0m以上10.0m以下であることが望ましい。
次に、船舶1の建造方法を説明する。まず、燃料調整室4を船体11の製造場所(例えば、ドック)と異なる場所で製造する。燃料調整室4の製造場所は、例えば、ドックや製缶工場である。
ついで、製造された燃料調整室4を船体11の製造場所まで輸送し、船体11上に設置する。燃料調整室4は、一体のまま輸送されてもよいし、輸送時に分割されてもよい。後者の場合、燃料調整室4が大きい場合でも陸上輸送が可能である。
このような船舶1の建造方法であれば、燃料調整室4の製造と船体11の製造とを同時に行うことができる。従って、船舶1の建造にかかる工期を短縮することができる。
(変形例)
本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、図4A,4Bに示すように、燃料タンク2が船尾に横向きで配置され、この燃料タンク2の前方に燃料調整室4が配置されてもよい。
(まとめ)
第1の態様として、本開示は、液化ガスを燃料とする推進用エンジンを含む船舶の建造方法であって、前記推進用エンジンの上流側で前記燃料の温度および圧力を調整する機器を収容する燃料調整室を、船体の製造場所と異なる場所で製造し、製造された前記燃料調整室を前記船体の製造場所まで輸送し、前記船体上に設置する、船舶の建造方法を提供する。
上記の構成によれば、燃料調整室の製造と船体の製造とを同時に行うことができる。従って、船舶の建造にかかる工期を短縮することができる。
第2の態様として、第1の態様において、例えば、前記燃料調整室の幅に対する長さの比であるアスペクト比は、0.5以上10.0以下であってもよい。
第3の態様として、第1または第2の態様において、例えば、前記燃料調整室の高さは、1.0m以上10.0m以下であってもよい。
第4の態様として、第1乃至第3の態様の何れかにおいて、例えば、前記燃料調整室内には、金属製の吸気ダクトおよび排気ダクトが設けられてもよい。
第5の態様として、第1乃至第4の態様の何れかにおいて、前記燃料調整室は、輸送時に分割されもよい。この構成によれば、燃料調整室が大きい場合でも陸上輸送が可能である。
1 船舶
11 船体
4 燃料調整室
43 吸気ダクト
44 排気ダクト
51 メインエンジン(推進用エンジン)

Claims (5)

  1. 液化ガスを燃料とする推進用エンジンを含む船舶の建造方法であって、
    前記推進用エンジンの上流側で前記燃料の温度および圧力を調整する機器を収容する燃料調整室を、船体の製造場所と異なる場所で製造し、
    製造された前記燃料調整室を前記船体の製造場所まで輸送し、前記船体上に設置する、
    船舶の建造方法。
  2. 前記燃料調整室の幅に対する長さの比であるアスペクト比は、0.5以上10.0以下である、請求項1に記載の船舶の建造方法。
  3. 前記燃料調整室の高さは、1.0m以上10.0m以下である、請求項1または2に記載の船舶の建造方法。
  4. 前記燃料調整室内には、金属製の吸気ダクトおよび排気ダクトが設けられている、請求項1または2に記載の船舶の建造方法。
  5. 前記燃料調整室は、輸送時に分割される、請求項1または2に記載の船舶の建造方法。
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