JP2023170161A - 気体噴射装置 - Google Patents

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篤史 津野田
Atsushi Tsunoda
朋久 古石
Tomohisa Furuishi
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Abstract

【課題】噴射部から装置内への液体の浸入を抑制することが可能な気体噴射装置を提供する。【解決手段】気体噴射装置は、軸方向一端部に噴射部を有するシリンダと、軸方向に沿って往復移動可能なピストンと、ピストンを噴射部に接近させる方向に付勢する付勢部材と、ピストンを噴射部から離間させる方向に移動させる駆動部と、ピストンの噴射部との対向領域に配置されて径方向に広がる封止部材と、を備える。シリンダは、軸方向一端部の径方向に広がる内端壁に、噴射部へと続く径方向に広がる開口部を有する。封止部材は、径方向外周部に配置されて内端壁に向かって延び、内端壁との隣接時に開口部の径方向外周縁よりも外側の内端壁に接触する環状の突起部を有し、開口部を閉塞する。【選択図】図6

Description

本発明は、気体噴射装置に関する。
従来、車両に搭載されたカメラやセンサー等の表面に付着した付着物に対し、気体を噴射して付着物を除去する気体噴射装置がある。例えば、筐体内に収納されたピストンを駆動することで、圧縮空気をカメラのレンズに噴射し、レンズに付着した雨滴、塵埃等の付着物を除去する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2020-33982号公報
しかしながら、従来技術では、例えば車両の洗浄時や、雨天時等において、液体がレンズに空気を噴射するノズルから筐体内に浸入する虞があることが課題であった。
本発明は、上記の課題に鑑み、噴射部から装置内への液体の浸入を抑制することが可能な気体噴射装置を提供することを目的とする。
例示的な本発明の気体噴射装置は、軸方向一端部に噴射部を有するシリンダと、前記シリンダ内に配置され、前記軸方向に沿って往復移動可能なピストンと、前記ピストンを前記噴射部に接近させる方向に付勢する付勢部材と、前記ピストンを前記噴射部から離間させる方向に移動させる駆動部と、弾性体で構成され、前記ピストンにおける前記噴射部との前記軸方向の対向領域に配置されて前記軸方向と交差する径方向に広がる封止部材と、を備える。前記シリンダは、前記軸方向一端部に位置する前記径方向に広がる内端壁に、前記噴射部へと続く前記径方向に広がる開口部を有する。前記封止部材は、前記径方向外周部に配置されて前記内端壁に向かって延び、前記内端壁との隣接時に前記開口部の径方向外周縁よりも外側の前記内端壁に接触する環状の突起部を有し、前記開口部を閉塞する。
本発明の構成によれば、噴射部からシリンダ内への液体の浸入を抑制することが可能になる。
第1実施形態の気体噴射装置の第1の断面側面図 図1の気体噴射装置の第2の断面側面図 図2の気体噴射装置の部分断面側面図 図3の気体噴射装置の封止部材の断面側面図 図4の封止部材の斜視図 図2の気体噴射装置のピストンをシリンダの内端壁に隣接させた状態を示す断面側面図 図6の気体噴射装置の部分断面側面図 図2の気体噴射装置の部分断面側面図であって、吸気時のシリンダ内の圧力状態を示す説明図 図2の気体噴射装置の部分断面側面図であって、噴射時のシリンダ内の圧力状態を示す説明図 第2実施形態の気体噴射装置の封止部材の断面側面図 第3実施形態の気体噴射装置の封止部材の断面側面図
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この説明では、後述するシリンダ2が延びる方向を「軸方向」と呼び、この軸方向を表す矢線Dxを図中に記載した。軸方向Dxのプラス側が「一端部側」であり、マイナス側が「他端部側」である。さらに、軸方向Dxに関して、直交座標系を表す矢線Dy、Dzを図中に記載した。また、軸方向Dxと交差する方向を「径方向」と呼ぶ。径方向は、軸方向Dxと直交する方向Dy、Dz、すなわちDy-Dz平面を含み、厳密に直交に限定されるわけではなく、略直交も含む。
<1.第1実施形態>
図1及び図2は、第1実施形態の気体噴射装置1の第1及び第2の断面側面図である。
なお、図1及び図2のそれぞれは、気体噴射装置1の軸方向Dxと交差する径方向(図1及び図2の紙面奥行き方向Dy)において異なる箇所で気体噴射装置1を切断した断面図である。方向Dyに対し、図2は、図1よりも紙面手前側に位置する。また、図1は後述するピストン3をシリンダ2の内端壁21aに隣接させた状態を示す図であり、図2は、ピストン3をシリンダ2の内端壁21aから離間させた状態を示す図である。
気体噴射装置1は、例えば車両に搭載されたカメラやセンサー等の表面に付着した付着物に対し、気体を噴射して当該付着物を除去する。気体噴射装置1は、車両以外の、例えば船舶、航空機、ロボット等の移動体に搭載されても良いし、移動体以外のものに搭載されても良い。
気体噴射装置1は、シリンダ2と、ピストン3と、付勢部材4と、駆動部5と、封止部材6Aと、を備える。
シリンダ2は、気体噴射装置1の筐体であり、ピストン3と、付勢部材4と、駆動部5と、封止部材6Aと、を収容する。シリンダ2は、本体部21と、蓋部22と、を含む。
本体部21は、軸方向Dxに延びる筒形状に形成される。本体部21の軸方向Dx一端部は、閉塞され、内端壁21aを備える。内端壁21aは、本体部21の軸方向Dx一端部に位置し、径方向に広がる。本体部21の軸方向Dx他端部は、開口している。本体部21は、噴射部211を有する。
噴射部211は、本体部21の軸方向Dx一端部に配置される。噴射部211は、本体部21から外側に向かって突出し、軸方向Dxの先端に噴射口211pを有する。内端壁21aは、噴射部211へと続く径方向に広がる開口部211wを有する。これにより、本体部21の内部は、噴射口211pまで連通する。気体噴射装置1は、噴射口211pから気体を噴射する。
蓋部22は、本体部21の軸方向Dx他端部の開口に取り付けられる。蓋部22は、本体部21の軸方向Dx他端部の開口を閉塞する。蓋部22は、軸部221を有する。
軸部221は、本体部21内に配置される。軸部221は、軸方向Dx一端部側に向かって延びる円柱形状である。軸部221は、ピストン3の、軸方向Dxに沿う往復移動を案内する。なお、ピストン3の往復移動を案内する軸部は、蓋部22に設けられていても良いし、本体部21に設けられていても良い。本実施形態において、一例として、軸部221は、蓋部22に設けられている。
ピストン3は、シリンダ2内に配置される。ピストン3は、ピストンヘッド31と、軸受部32と、ラック部33と、を有する。
ピストンヘッド31は、ピストン3の軸方向Dx一端部側に配置される。ピストンヘッド31は、本体部21の内周壁21bに沿って軸方向Dxに延びる柱形状である。ピストンヘッド31の外周面は、本体部21の内周壁21bに接触する。なお、ピストンヘッド31の外周面は、本体部21内の、ピストンヘッド31を挟んで軸方向Dx一端部側と他端部側との間で容易に気体が流通できないようになっており、且つピストン3が円滑に往復移動できる程度に本体部21の内周壁21bに接触していれば良い。
軸受部32は、ピストンヘッド31から軸方向Dx他端部側に向かって延びる円筒形状である。軸受部32は、蓋部22の軸部221が軸方向Dxに沿って挿入される。ピストン3は、本体部21内において軸受部32を介して軸部221に案内され、軸方向Dxに沿って往復移動可能である。
ラック部33は、ピストンヘッド31よりも軸方向Dx他端部側に配置される。ラック部33は、駆動部5と連結される。
付勢部材4は、ピストン3に対し、軸方向Dx他端部側であって、蓋部22側に配置される。付勢部材4は、例えば圧縮コイルばねで形成され、軸方向Dxに沿って伸縮可能である。付勢部材4は、軸方向Dx一端部側がピストン3に接続され、軸方向Dx他端部側が蓋部22に接続される。付勢部材4は、ピストン3を軸方向Dx一端部側に、すなわち噴射部211に接近させる方向に付勢する。
駆動部5は、シリンダ2内に配置される。駆動部5は、モータ51と、ギヤ部52と、を有する。ギヤ部52は、例えば互いに噛み合わされた複数のギヤによって構成される。モータ51は、ギヤ部52に連結され、ギヤ部52の複数のギヤそれぞれを回転させる。
ギヤ部52は、モータ51の駆動力の伝達方向の末端にピニオン521を有する。ピニオン521は、ピストン3のラック部33と噛み合う欠歯歯車である。なお、ピニオン521は、常に、図2における時計方向に回転する。
駆動部5においてモータ51が駆動すると、ピニオン521が、図2における時計方向に回転し、ラック部33と噛み合う。これにより、駆動部5は、ピストン3を噴射部211から離間させる方向(図2の右方向)に、付勢部材4の付勢力に抗して移動させる。
引き続きピニオン521が回転し、ピニオン521の欠歯領域がラック部33と対向すると、ピニオン521とラック部33との噛み合わせが解除される。これにより、ピストン3は、付勢部材4の付勢力によって噴射部211に接近する方向(図2の左方向)に移動される。ピストン3が付勢部材4に付勢されて噴射部211に接近すると、本体部21の気室21c内の気体が圧縮され、当該気体が噴射口211pから噴射される。
なお、さらにピニオン521が図2における時計方向に回転すると、再度ラック部33と噛み合い、次の気体の噴射のために、ピストン3が噴射部211から離間する方向(図2の右方向)に移動される。
封止部材6Aは、例えばゴム等の弾性体で構成され、ピストン3に取り付けられる。
続いて、封止部材6Aの、さらに詳細な構成について、図3から図7を用いて説明する。図3は、図2の気体噴射装置1の部分断面側面図である。図4及び図5は、図3の気体噴射装置1の封止部材6Aの断面側面図及び斜視図である。図6は、図2の気体噴射装置1のピストン3をシリンダ2の内端壁21aに隣接させた状態を示す断面側面図である。図7は、図6の気体噴射装置1の部分断面側面図である。なお、図6では、後述する制御部7の描画を省略した。
封止部材6Aは、ピストン3のピストンヘッド31の、軸方向Dx一端部側の端面に配置される。言い換えれば、封止部材6Aは、ピストン3における噴射部211との軸方向Dxの対向領域に配置される。封止部材6Aは、軸方向Dxと交差する径方向に広がる。封止部材6Aは、平板部61と、ボス部62と、突起部63Aと、を有する。
平板部61は、ピストンヘッド31の軸方向Dx一端部側の端面に隣接し、当該端面に沿って延びる。平板部61は、本実施形態において、例えば軸方向Dxから見て円形であり、径方向に広がる円板状に形成される。平板部61の外径は、ピストンヘッド31の外径よりも小さい。なお、平板部61は、軸方向Dxから見て円形に限定されるわけではなく、例えば矩形や他の多角形など、他の形状であっても良い。
ボス部62は、円形である平板部61の、軸方向Dxから見て中心部に配置される。ボス部62は、平板部61に対し、軸方向Dx他端部側に向かって、すなわちピストン3に向かって突出する。ボス部62は、径方向中心部に、軸方向Dxに貫通する孔部62hを有する。孔部62hは、ピストン3の、軸方向Dx一端部側に向かって延びる接続軸311が挿入され、ピストン3に接続される。
突起部63Aは、円形である平板部61の径方向外周部に配置される。突起部63Aは、平板部61の径方向外周部において、周方向の全域にわたって延びる環状に形成される。突起部63Aは、軸方向Dxに対し、シリンダ2の内端壁21aに向かって延びる。言い換えれば、突起部63Aは、平板部61に対し、軸方向Dx一方側に向かって、すなわち内端壁21aに向かって突出する。
図6及び図7に示すように、内端壁21aとの隣接時において、突起部63Aは、開口部211wの径方向外周縁よりも外側の内端壁21aに接触する。これにより、封止部材6Aは、開口部211wを閉塞する。この構成によれば、噴射部211からシリンダ2内への液体の浸入を抑制することが可能になる。
また、突起部63Aが平板部61に対して内端壁21aに向かって突出することで、ピストン3が内端壁21aに隣接したときの衝撃を緩和することができ、衝突音の発生を抑制することが可能である。また、突起部63Aが内端壁21aに接触するため、平板部61が内端壁21aに直接接触する場合と比較して接触面積を小さくすることができる。これにより、内端壁21aに接触した封止部材6Aを内端壁21aから離間させるときに、抵抗が小さくなり、離間し易くすることができる。
また、突起部63Aは、環状の平面部631Aを有する。平面部631Aは、内端壁21aと軸方向Dxに対向する。ピストン3が内端壁21aに隣接すると、平面部631Aの一面が周方向の全域にわたって内端壁21aに接触する。突起部63Aの、内端壁21aとの接触領域が平滑な平面部631Aで構成されることで、突起部63Aと内端壁21aとの密着性を高めることができる。これにより、噴射部211からシリンダ2内への液体の浸入を抑制する効果を向上させることが可能になる。
気体噴射装置1による気体の噴射時、図7に示すように、ピストン3は、付勢部材4によって軸方向Dx一端部側に付勢され、内端壁21aに押し付けられる。ピストン3がシリンダ2の内端壁21aに隣接すると、封止部材6Aの突起部63Aは、内端壁21aに押し付けられる。さらに、突起部63Aは、内端壁21aと、ピストンヘッド31の端面との間に挟まれる。このようにして、封止部材6Aは、突起部63Aを介してシリンダ2の内端壁21aに密着し、噴射部211の開口部211wを閉塞する。封止部材6Aは、噴射部211からシリンダ2内への液体の浸入を抑制する。
また、図3及び図7に示すように、ピストン3は、気体流路312を有する。気体流路312は、ピストン3のピストンヘッド31に配置される。詳細に言えば、気体流路312は、ピストンヘッド31に配置された封止部材6Aの径方向外周縁よりも内側に配置される。気体流路312は、ピストンヘッド31を軸方向Dxに貫通し、気体が流通可能である。気体流路312は、軸方向Dxにおいて、封止部材6Aの平板部61と対向する。
図8及び図9は、図2の気体噴射装置1の部分断面側面図であって、吸気時及び噴射時のシリンダ2内の圧力状態を示す説明図である。なお、図8及び図9には、シリンダ2内の圧力状態を表す白抜き矢印を描画した。
ピストン3を、シリンダ2の内端壁21aに隣接した状態(図6及び図7参照)から、軸方向Dx他端部側(蓋部22側)に向かって移動させると、図8に示すように、シリンダ2の本体部21内に気室21cが生じる。このとき、本体部21内において、気室21c内の圧力(低圧)と、ピストン3よりも軸方向Dx他端部側の空間内の圧力(高圧)とに圧力差が生じる。この圧力差により、弾性体で構成された封止部材6Aは湾曲し易くなり、気体流路312を開放し、気室21cと気体流路312とを連通させる。そして、図8に破線矢印で示したように、気体gは、気体流路312を通過し、ピストン3の軸方向Dx他端部側から気室21c内へ流入する。
すなわち、封止部材6Aは、シリンダ2内への吸気時に、気体をピストン3の軸方向Dx他端部側から気室21c内へ流入させるバルブの役割を果たす。封止部材6Aは、容易に気体流路312を開放することができ、気体を気室21c内へと流入させることが可能である。
一方、ピストン3を、シリンダ2の軸方向Dx他端部側(蓋部22側)から一端部側(噴射部211側)に向かって移動させると、図9に示すように、気室21c内が高圧となる。この気室21c内の圧力により、封止部材6Aは、ピストンヘッド31に押し付けられ、ピストンヘッド31の軸方向Dx一端部側の端面に密着し、気体流路312を閉塞する。これにより、気室21cと気体流路312との連通が妨げられ、気室21c内の気体の、ピストン3の軸方向Dx他端部側への流出が阻止される。
すなわち、封止部材6Aは、噴射部211からの噴射時に、気体の、気室21c内からピストン3の軸方向Dx他端部側への流出を阻止する逆流防止バルブの役割を果たす。封止部材6Aは、容易に気体流路312を閉塞することができ、気室21c内の気体の流出を阻止することが可能である。気体噴射装置1は、封止部材6Aによって高圧噴射を実現することができる。
また、気体噴射装置1は、図1及び図2に示すように、制御部7を備える。制御部7は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)を備えるコンピュータである。制御部7は、予め記憶されたプログラムに基づいてCPUが演算処理を行い、駆動部5の動作を制御する。
制御部7は、駆動部5の動作停止時に、ピストン3を内端壁21aに隣接させる。詳細に言えば、ピストン3は、付勢部材4により、封止部材6Aを介して内端壁21aに押し付けられる。駆動部5の動作停止時に、封止部材6Aは、噴射部211の開口部211wを閉塞する。この構成によれば、気体噴射装置1の動作停止時に、例えば車両の洗浄や雨天等の理由により、噴射部211からシリンダ2内へ液体が浸入することを抑制することが可能になる。
<2.第2実施形態>
図10は、第2実施形態の気体噴射装置1の封止部材6Bの断面側面図である。なお、第2実施形態から第4実施形態までの基本的な構成は、先に説明した第1実施形態と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
第2実施形態の気体噴射装置1は、封止部材6Bを備える。封止部材6Bは、平板部61と、ボス部62と、突起部63Bと、を有する。
突起部63Bは、円形である平板部61の径方向外周部に配置される。突起部63Bは、平板部61の径方向外周部において、周方向の全域にわたって延びる環状に形成される。突起部63Bは、軸方向Dxに対し、シリンダ2の内端壁21aに向かって延びる。
突起部63Bは、内端壁21aに向かって突出する環状の湾曲部631Bを有する。湾曲部631Bは、内端壁21aと軸方向Dxに対向する。言い換えれば、湾曲部631Bの、軸方向Dx一端部側の先端に位置して環状に延びる湾曲面が、内端壁21aと軸方向Dxに対向する。ピストン3が内端壁21aに隣接すると、湾曲部631Bの先端の湾曲面が周方向の全域にわたって内端壁21aに接触する。
上記の構成によれば、突起部63Bの軸方向Dxの先端部が平面である場合よりも、衝突時の荷重を分散させる形状となる。これにより、衝突音の発生を抑制することが可能である。
<3.第3実施形態>
図11は、第3実施形態の気体噴射装置1の封止部材6Cの断面側面図である。第3実施形態の気体噴射装置1は、封止部材6Cを備える。封止部材6Cは、平板部61と、ボス部62と、突起部63Cと、を有する。
突起部63Cは、円形である平板部61の径方向外周部に配置される。突起部63Cは、平板部61の径方向外周部において、周方向の全域にわたって延びる環状に形成される。突起部63Cは、軸方向Dxに対し、シリンダ2の内端壁21aに向かって延びる。
突起部63Cは、内端壁21aに向かって突出する環状の三角柱部631Cを有する。三角柱部631Cは、内端壁21aと軸方向Dxに対向する。言い換えれば、三角柱部631Cの、軸方向Dx一端部側の先端に位置して環状に延びる稜線が、内端壁21aと軸方向Dxに対向する。ピストン3が内端壁21aに隣接すると、三角柱部631Cの先端の稜線が周方向の全域にわたって内端壁21aに接触する。
上記の構成によれば、突起部63Cの軸方向Dxの先端部が平面である場合よりも、衝突時の荷重を分散させる形状となる。これにより、衝突音の発生を抑制することが可能である。
<4.留意事項等>
本明細書中で実施形態として開示された種々の技術的特徴は、その技術的創作の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれる。また、本明細書中で示した複数の実施形態は、可能な範囲で適宜組み合わせて実施して良い。
1 気体噴射装置
2 シリンダ
3 ピストン
4 付勢部材
5 駆動部
6A、6B、6C 封止部材
7 制御部
21 本体部
21a 内端壁
21b 内周壁
21c 気室
22 蓋部
31 ピストンヘッド
63A、63B、63C 突起部
211 噴射部
211p 噴射口
211w 開口部
312 気体流路
631A 平面部
631B 湾曲部
631C 三角柱部
Dx 軸方向

Claims (6)

  1. 軸方向一端部に噴射部を有するシリンダと、
    前記シリンダ内に配置され、前記軸方向に沿って往復移動可能なピストンと、
    前記ピストンを前記噴射部に接近させる方向に付勢する付勢部材と、
    前記ピストンを前記噴射部から離間させる方向に移動させる駆動部と、
    弾性体で構成され、前記ピストンにおける前記噴射部との前記軸方向の対向領域に配置されて前記軸方向と交差する径方向に広がる封止部材と、
    を備え、
    前記シリンダは、前記軸方向一端部に位置する前記径方向に広がる内端壁に、前記噴射部へと続く前記径方向に広がる開口部を有し、
    前記封止部材は、前記径方向外周部に配置されて前記内端壁に向かって延び、前記内端壁との隣接時に前記開口部の径方向外周縁よりも外側の前記内端壁に接触する環状の突起部を有し、前記開口部を閉塞する、気体噴射装置。
  2. 前記突起部は、前記内端壁と前記軸方向に対向する環状の平面部を有する、請求項1に記載の気体噴射装置。
  3. 前記突起部は、前記内端壁と前記軸方向に対向し、前記内端壁に向かって突出する環状の湾曲部を有する、請求項1に記載の気体噴射装置。
  4. 前記突起部は、前記内端壁と前記軸方向に対向し、前記内端壁に向かって突出する環状の三角柱部を有する、請求項1に記載の気体噴射装置。
  5. 前記ピストンは、前記封止部材の径方向外周縁よりも内側に配置され、軸方向に貫通して気体が流通可能な気体流路を有する、請求項1に記載の気体噴射装置。
  6. 前記駆動部の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記駆動部の動作停止時に、前記ピストンを前記内端壁に隣接させる、請求項1から請求項5のいずれかに記載の気体噴射装置。
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