JP2023170127A - 情報提示装置及び情報提示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】動揺病につながる車両運動を生じさせるような運転操作を運転手が行うことを抑制しつつ、ユーザが情報提示を煩雑に感じることを抑制することが可能な情報提示装置及び情報提示方法を提供する。【解決手段】情報提示装置及び情報提示方法は、車両の乗員ごとに、乗員の姿勢または運転操作の変化を促す揺動体が移動または変形する量である作動量と、揺動体が移動または変形する向きである作動方向とを、車両又は乗員に作用する加速度に関連するパラメータに基づいて算出する。そして、乗員ごとに、揺動体を提示する優先度を示す優先レベルを算出する。作動量、作動方向、及び、優先レベルに基づいて、揺動体の動作を乗員に対して出力する際、車両の運転手に対して出力される動作は、乗員のうち運転手以外の同乗者に対して出力される動作と異なる。【選択図】図1
Description
本発明は、情報提示装置及び情報提示方法に関する。
画像を見るユーザの姿勢が慣性力に係る加速度の向きとは反対に傾くことを促すように、所定の図形画像を慣性力に係る加速度の向きとは反対の向きに対応する変形の向きをもって変形させて表示させることで、ユーザにおける動揺病の発生を防止若しくは低減する技術が知られている(特許文献1)。
特許文献1に記載された発明は、乗員の認知と実際の車両運動が乖離することを抑制する一方で、動揺病につながる車両運動を生じさせるような運転操作を運転手が行うことを抑制することができないという課題を有する。さらに、動揺病が生じる可能性の有無に関わらず図形画像などの情報を提示するため、ユーザにとって情報提示が煩雑に感じられるという課題を有する。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものである。その目的とするところは、動揺病につながる車両運動を生じさせるような運転操作を運転手が行うことを抑制しつつ、ユーザが情報提示を煩雑に感じることを抑制することが可能な情報提示装置及び情報提示方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る情報提示装置及び情報提示方法は、車両の乗員ごとに、乗員の姿勢または運転操作の変化を促す揺動体が移動または変形する量である作動量と、揺動体が移動または変形する向きである作動方向とを、車両又は乗員に作用する加速度に関連するパラメータに基づいて算出する。そして、乗員ごとに、揺動体を提示する優先度を示す優先レベルを算出する。作動量、作動方向、及び、優先レベルに基づいて、揺動体の動作を乗員に対して出力する際、車両の運転手に対して出力される動作は、乗員のうち運転手以外の同乗者に対して出力される動作と異なる。
本発明によれば、動揺病につながる車両運動を生じさせるような運転操作を運転手が行うことを抑制しつつ、ユーザが情報提示を煩雑に感じることを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
[情報提示装置の構成]
図1は、本実施の形態にかかる情報提示装置100の構成の一例を示すブロック図である。図1のブロック図に示すように、本実施形態が適用される情報提示装置100の構成は、該構成のうち本実施形態に関係する部分のみを概念的に示している。
図1は、本実施の形態にかかる情報提示装置100の構成の一例を示すブロック図である。図1のブロック図に示すように、本実施形態が適用される情報提示装置100の構成は、該構成のうち本実施形態に関係する部分のみを概念的に示している。
本実施形態の一実施例として、本発明が適用された情報提示装置100が搭載された自動車を考える。図1は、本発明が適応された情報提示装置100の構成であり、情報提示装置100は、センサ20、コントローラ50、出力部70から構成される。
なお、情報提示装置100は、1又は複数の台数の出力部70を備えていてもよい。情報提示装置100は、車両の乗員ごとに出力部70を備えていてもよい。
コントローラ50は、運転状態に応じて変化する、車両又は車両に搭乗する乗員(乗員)に作用する少なくとも加速度に関連するパラメータを入力値として、乗り物酔いに関する出力値(制御値)を演算する。車両又は乗員に作用する少なくとも加速度に関連するパラメータとしては、以下が挙げられる。
・Δv:乗員が感じる鉛直方向の速度の誤差(後述の参考文献参照)
・車両の車体に作用する加速度(例:ロールとヨー)
・乗員の頭部に作用する加速度(例:車両の加速度)
・Δv:乗員が感じる鉛直方向の速度の誤差(後述の参考文献参照)
・車両の車体に作用する加速度(例:ロールとヨー)
・乗員の頭部に作用する加速度(例:車両の加速度)
図1に示すように、本実施形態においては、コントローラ50は、取得部51と、算出部53と、判定部55と、を備える。
センサ20は、車両または乗員が装着するデバイスに搭載されたセンサであり、一例として、加速度センサ、速度センサ、ヨー軸角速度センサ、ロール軸角速度センサ等が挙げられる。
その他、センサ20は、乗員の姿勢を検出するセンサを含んでいてもよい。乗員の姿勢を検出するセンサの例としては加速度センサ、GPS、着座センサ、パルスオキシメータ等のストレスセンサが挙げられる。センサ20は、カメラ、赤外線センサを介して乗員を撮影した画像に基づいて、乗員の姿勢を画像認識で検出するものであってもよい。
取得部51は、センサ20を介して運転状態に関する計測値を取得する。特に、取得部51は、車両又は車両に搭乗する乗員に作用する加速度に関連するパラメータを取得する。
算出部53は、取得部51により取得された計測値から、車両又は車両に搭乗する乗員に作用するパラメータを入力値として取得して、上述したパラメータに応じた出力値、又は、乗り物酔いに関する指標値に応じた出力値などを算出する。
乗り物酔いに関する指標値は、乗り物酔いの懸念度合いを示すものであり、一例としてSVC(Subjective Vertical Conflict Theory)モデルなど公知の手法により求めることができる。ここで、SVCモデルとは、移動体の乗員について、頭部に生じる加速度から認知される主観的な移動感覚と、ヒトの内部モデルによる移動感覚の推定値との乖離を時間蓄積することで、乗り物酔いに対する懸念の度合い(MSI:Motion Sickness Incidence)を算出するモデルである(参考文献:藤澤、和田、今野、土居(2012) “ドライバの頭位制御戦略の解析と姿勢制御装置への応用”,計測自動制御学会論文集, Vol.48, No.1, pp.60-66参照)。一例として、乗り物酔いに関する指標値は、SVCモデルで算出される以下の値(「指標値a」と呼ぶ。)またはMSI値であってもよい(参考文献のFig.1参照)。
上記の式により求められる値は、単一処理フレームごとの主観的感覚と推定値の乖離を非線形関数によって正規化されており、この算出値は、現在の運転行動に対する乗り物酔いの懸念度合いの瞬間値と捉えることができる。このように、一例として、SVCモデルを適用することで、算出部53における乗り物酔いの懸念度合いをより適切に算出できる。
また、算出部53は、出力値として、乗員ごとに、揺動体が移動または変形する量である作動量と、揺動体が移動または変形する向きである作動方向とを、パラメータに基づいて算出する。ここで、揺動体とは、乗員の姿勢または運転操作の変化を促すために、出力部70を介して乗員に提示されるキャラクタ、エージェント、図形などである。
より具体的には、算出部53は、乗員のうち、運転者に対応付けられる作動量及び作動方向と、同乗者に対応付けられる作動量及び作動方向を、それぞれ個別に算出する。運転者に対応付けられる作動量及び作動方向と、同乗者に対応付けられる作動量及び作動方向は、異なるものであってもよい。
例えば、算出部53は、上述の加速度のうち車両の横方向(車両の進行方向と略直交する方向)の成分とは反対方向となるよう、同乗者に対して算出される作動方向を算出する。また、算出部53は、上述の加速度のうち車両の横方向の成分とは同方向となるよう、運転者に対して算出される作動方向を算出する。
さらに、算出部53は、乗員ごとに、揺動体を提示する優先度を示す優先レベルを算出する。後述するように、出力部70は、優先レベルに基づいて、作動量及び作動方向に基づく揺動体の動作の出力(情報提示)を調整する。
なお、算出部53は、パラメータに基づいて算出された乗員の酔いの程度を表す指標値に基づいて、優先レベルを算出してもよい。特に、算出部53は、乗員に係る指標値が大きいほど、当該乗員に係る優先レベルが大きくなるよう、優先レベルを算出してもよい。また、算出部53は、乗員の人数に基づいて優先レベルを算出してもよい。
算出部53は、運転手の運転時間に基づいて、優先レベルを算出してもよい。特に、算出部53は、運転手の運転時間が長いほど、乗員に係る優先レベルが大きくなるよう、優先レベルを算出してもよい。算出部53は、乗員のストレスレベルを算出し、算出したストレスレベルに基づいて、優先レベルを算出してもよい。特に、算出部53は、乗員のストレスレベルが大きいほど、乗員に係る優先レベルが大きくなるよう、優先レベルを算出してもよい。ストレスレベルは、例えば、乗車時間、車両の揺れの頻度、車両の速度、車両の周囲の障害物との距離等に基づいて算出されるものであってもよい。
また、算出部53は、運転手の運転性向の変化に基づいて、優先レベルを算出するものであってもよい。運転手の運転性向は、例えば、運転中のアクセルの頻度、ブレーキの頻度、アクセルを踏む1回あたりの継続時間、ブレーキを踏む1回あたりの継続時間などに基づいて推定されるものであってもよい。
さらに、算出部53は、車両が走行する道路の道路特性に基づいて、優先レベルを算出してもよい。ここで、車両が走行する道路の道路特性は、図示されていない地図データベースなどから取得されてもよい。算出部53は、乗員によって設定されたフラグに基づいて、優先レベルを算出してもよい。
なお、算出部53は、上述したパラメータ、又は、乗り物酔いに関する指標値に対して、各種適応処理を行うことにより、出力値を得てもよい。例えば、算出部53は、取得部51により取得されたセンサ20の計測値に基づいて、車酔いの懸念度として指標値の算出を行った上で、指標値の大きさに合わせて出力値を適応する処理を行ってもよい。指標値の適応処理の演算は、一例として、ローパスフィルタによるノイズ除去や、出力値への変換に伴う正規化などが挙げられる。
ここで、図3は、算出部53で算出された指標値(指標値a等)を、単調増加関数によって0以上1以下の値に正規化した例を示す図である。
図3に示すように、指標値が0付近の領域を領域1(以下「OK領域」、又は、「第1範囲」)とし、それ以上の領域を領域2(以下「NG領域」、又は、「第2範囲」)とする。例えば、上述したパラメータ、又は、指標値が設定値以下である第1範囲を領域1とし、上述したパラメータ、又は、指標値が設定値よりも大きい範囲である第2範囲を領域2とするものであってもよい。
領域1では酔いの懸念が十分小さいのに対し、領域2では酔いの懸念が一定以上であるため、運転手に懸念を効果的に出力する必要がある。換言すれば、領域1と領域2の境界の入力値である境界入力値(設定値)は、乗り物酔いに対する懸念が一定以上となるような入力値である。したがって、設定値は、加速度と乗員の酔いの懸念(酔いの程度)の間に成立する関係に基づいて設定される。
なお、算出部53は、運転への習熟が未熟な運転者の場合、上達している運転者に比べて、領域1の領域を大きくしてもよい。例えば、コントローラ50は、一定期間の指標値の平均が所定値よりも大きい運転者を、未熟な運転者と判断して、領域1の領域をより大きく、すなわち境界入力値をより大きく設定してもよい。
このように、算出部53による演算は、入力値が大きいほど、出力値が大きくなる演算であって、入力値が0を含む領域1では、より大きな入力値に対応する領域2における、入力値の増加に対する出力値の増加の傾きが小さいものであってもよい。言い換えれば、領域2では、領域1より、入力値の増加に対する出力値の増加の傾きが大きいといえる。つまり、第1範囲におけるパラメータの単位変化量当たりの作動量の変化量よりも、第2範囲におけるパラメータの単位変化量当たりの作動量の変化量が大きいといえる。
なお、コントローラ50は、入力値の大きさが領域2にある場合、出力部70に対し、当該入力値から演算される出力値とともに、境界入力値または領域1の入力値から演算される出力値を与えてもよい(以下、境界入力値または領域1の入力値を、「比較用パラメータ」と呼ぶ)。これにより、出力部70は、現在の入力値から演算される出力値とともに、境界入力値(OK領域とNG領域の境界の入力値)または領域1(OK領域)の入力値から演算される出力値を出力する。したがって、酔いへの懸念が大きい場合(すなわちNG領域の場合)に、酔いへの懸念が小さい領域(OK領域)との乖離を表示出力等することで、運転者等の乗員は、現在の運転が酔わない運転から乖離していると気付くことができる。
すなわち、算出部53は、パラメータが第2範囲にある場合に、第1範囲にある比較用パラメータに基づいて作動量及び作動方向を算出してもよい。そして、コントローラ50は、出力部70に対し、パラメータに基づいて算出される作動量及び作動方向に加えて、比較用パラメータに基づいて算出される作動量及び作動方向を与えてもよい。
算出部53による演算は、領域2よりも大きい入力値に対応する領域3において、入力値の増加に対する出力値の増加の傾きが小さいものであってもよい。図4は、領域2(NG領域)のうち指標値が十分大きい領域を領域3に細分化した例を示す図である。領域3では、すでに酔いへの懸念が十分大きいため、コントローラ50は、指標値の変化に関わらず出力値を一定値としてもよい。まとめると、一例として、領域1~3は、以下の性質をもつ。この例では、領域2においては、最大傾き(MaxDeg:例えば90°)に、指標値a(=0~1)を乗ずることにより、出力時の傾きθを得る。これにより、酔いに繋がる指標値a等の大きさに比例した情報提示を行うことができる。
領域1: 0付近、不感帯(例:出力時の傾きθ=0°)
領域2: 単調増加(例:出力時の傾きθ=MaxDeg*a)
領域3: 飽和(例:出力時の傾きθ=MaxDeg)
領域1: 0付近、不感帯(例:出力時の傾きθ=0°)
領域2: 単調増加(例:出力時の傾きθ=MaxDeg*a)
領域3: 飽和(例:出力時の傾きθ=MaxDeg)
判定部55は、後述する出力部70による情報提示の対象となる乗員が、運転者または同乗者のいずれであるのかを判定する。例えば、判定部55は、出力部70ごとに設定されたフラグに基づいて判定を行ってもよい。また、判定部55は、算出部53によって算出された優先レベルに基づいて、判定を行ってもよい。
また、判定部55は、センサ20を介して取得した乗員の姿勢及び行動の変化が、揺動体の動作に対応するか否かを判定するものであってもよい。より具体的には、乗員の姿勢及び行動の変化が、揺動体の動作に事前に対応付けられた所定の変化と一致又は類似しているかどうかを判定するものであってもよい。
例えば、算出部53は、センサ計測値に基づいて、現在の情報提示の対象である運転手または同乗者について、対象者が出力部に提示された情報に沿った行動をできているかを判定する。算出部53は、運転手については操舵の角速度や車両に生じる加速度に基づいて、情報提示前と比較して横加速度の大きさや頻度が減じているかを判定するものであってもよい。算出部53は、同乗者については、提示された情報の教示通りに体を傾かせることができているかを判定するものであってもよい。
出力部70は、コントローラ50により演算された、運転状態に応じて変化する出力値を、乗員(運転者および/または同乗者)に知覚可能に出力する。出力部70は、コントローラ50での演算結果である出力値に応じて、乗員に対して車酔いの懸念に関する出力を行う。特に、出力部70は、作動量、作動方向、及び、優先レベルに基づいて、揺動体の動作を乗員に対して出力する。出力部70による出力の際、車両の運転手に対して出力される動作は、乗員のうち運転手以外の同乗者に対して出力される動作と異なるものであってもよい。
出力部70は、乗員の姿勢または運転操作の変化を促すために乗員に提示する揺動体として、キャラクタ、エージェント、図形などを出力する。出力部70は、乗員が運転手であるか否かに基づいて、揺動体の種別、及び、動作のタイミングのうち少なくとも一方を変更するものであってもよい。
出力部70による出力値に応じた出力形態としては、キャラクタないしエージェントの頭部の傾き、図形の形状、画像、色、光、または、音の変化によって、出力値を表現してもよい。このため、出力部70としては、ディスプレイなどの表示部、LED等の発光装置、スピーカなどの音出力部などであってもよい。一例として、車両のダッシュボードに複数のLEDがライン状に配列されており、左右の横加速度による出力値に応じて点灯するLEDが左右に増減するものであってもよい。さらに、領域1では緑色LED、領域2では赤色LEDとなるように配色することによって、領域2に到達したことを乗員に知覚可能に提示してもよい。
ここで、出力時の傾きは、図5の「動きの方向」の欄で示すように、運転者に対する場合と、同乗者に対する場合で、反対方向であってもよい。例えば、出力部70は、運転者向けの場合、横加速度(加速度)の方向に傾け、他の乗員向けの場合は、横加速度(加速度)と反対方向に傾けてもよい。これにより、各乗員の感覚(主観的感覚)とのずれを適切に表現することができる。
出力形態の具体例としては、乗員にかかる加速度が酔いの原因となることから、乗員の体が車両運動に応じて揺れるさまを模擬した態様で、キャラクタの体の傾きとして出力する方法が挙げられる。
例えば、運転者に対して揺動体の動作を出力する場合、出力部70は、車両又は車両に搭乗する乗員に作用する横加速度が生じるタイミングで、揺動体が車両の前方を向くよう変化させ、加速度の生じる方向へ揺動体を傾かせる動作を出力してもよい。図5の「揺動体の向き」の欄では、揺動体が運転者と同じ車両の前方を向くことが示されている。また、「タイミング」の欄では、揺動体の動作の出力が、横加速度が生じるタイミングで開始されることが示されている。
同乗者に対して揺動体の動作を出力する場合、出力部70は、横加速度が生じるタイミングよりも手前のタイミングで、揺動体が車両の後方を向いて、揺動体の正面が同乗者に向き合うよう変化させ、加速度の生じる方向とは反対方向へ揺動体を傾かせる動作を出力してもよい。図5の「揺動体の向き」の欄では、揺動体が同乗者に向き合うことが示されている。また、「タイミング」の欄では、揺動体の動作の出力が、横加速度が生じるタイミングの手前で開始されることが示されている。
ここで、横加速度が生じるタイミングを基準として所定時間だけ手前の時刻を手前のタイミングとして設定してもよい。また、横加速度が生じる地点を基準として所定距離だけ手前の地点を車両が通過するタイミングを手前のタイミングとして設定してもよい。
なお、出力部70は、揺動体の動作の出力(情報提示)の対象となる乗員を選択する。例えば、出力部70は、二以上の乗員のうち、優先レベルが大きい乗員を優先して選択し、選択された乗員に係る作動量及び作動方向に基づいて、揺動体の動作を出力するものであってもよい。
例えば、情報提示装置100が備える出力部70の台数が、乗員の人数よりも少ない場合には、優先レベルが大きい乗員を優先して選択し、選択された乗員に係る作動量及び作動方向に基づいて、揺動体の動作を出力する。より具体的には、出力部70は、運転手に対して算出された優先レベルと、同乗者に対して算出された優先レベルを比較して、大きい優先レベルを有する乗員(運転手及び同乗者のうちの一方)を選択するものであってもよい。そして、出力部70は、選択された乗員に係る作動量及び作動方向に基づいて、揺動体の動作を出力するものであってもよい。
また、出力部70は、所定閾値よりも大きな優先レベルに係る作動量及び作動方向に基づいて、揺動体の動作を出力するものであってもよい。これにより、出力部70が揺動体の動作を出力する機会を減少させ、揺動体の動作の出力に対して乗員が煩雑に感じることを抑制することができる。特に、所定閾値を適宜選択することにより、乗員に対して揺動体の動作を出力することが必要な場合にのみ、出力部70が揺動体の動作を出力するよう、設定することができる。
その他、揺動体の動作に対応する乗員の姿勢の変化が検出された場合、出力部70は、乗員の姿勢が所定の姿勢であることを示す通知を、乗員に対して出力するものであってもよい。
乗員が揺動体の動作の出力に沿った行動をとっていない場合、出力部70は、非達成出力を実行し、乗員が情報提示に沿った行動をとるよう促すものであってもよい。例えば、出力部70は、所望の体の傾きと現在の同乗者の体の傾きの差分を表示し、所望の体の傾きに誘導する情報提示を行ってもよい。
乗員が情報提示に沿った行動をできた場合、出力部70は、達成出力を実行し、乗員が望ましい行動を達成したことを伝達するものであってもよい。例えば、出力部70は、キャラクタ、エージェント、図形などで示される揺動体の正面に表情を示すデザインを表示するものであってもよい。そして、乗員が情報提示に沿った行動をできた場合、出力部70は、揺動体が笑顔を示すよう当該デザインを変化させ、乗員が望ましい行動を達成したことを表現する音声が出力される等の処理を行ってもよい。
情報提示装置100は、ECU(engine control unit)や、CPU等を含む、マイクロコンピュータや、パーソナルコンピュータ、サーバ用コンピュータなどであってもよい。また、情報提示装置100は、CPU等の演算手段のほか、図示しない、SRAM(Static Random Access Memory)、小容量高速メモリ(例えば、キャッシュメモリ)等や、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶部を備えてもよい。また、コントローラ50等の制御手段、OS(Operating System)等の制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム、および所要データを格納するための内部メモリを有し、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行うCPU等のプロセッサであってもよい。
[情報提示装置の処理手順]
次に、本実施形態に係る情報提示装置の処理手順を、図2のフローチャートを参照して説明する。図2に示す情報提示装置の処理は、ユーザの指示に基づいて開始されるものであってもよいし、所定の周期で繰り返し実行されるものであってもよい。
次に、本実施形態に係る情報提示装置の処理手順を、図2のフローチャートを参照して説明する。図2に示す情報提示装置の処理は、ユーザの指示に基づいて開始されるものであってもよいし、所定の周期で繰り返し実行されるものであってもよい。
まず、ステップS101において、取得部51は、車両又は車両に搭乗する乗員に作用する加速度に関連するパラメータを取得する。
ステップS103において、算出部53は、乗員ごとに作動量及び作動方向を、パラメータに基づいて算出する。
ステップS105において、算出部53は、乗員ごとに、揺動体を提示する優先度を示す優先レベルを算出する。
ステップS107において、出力部70は、揺動体の動作の出力(情報提示)の対象となる乗員を選択する。その際、判定部55は、出力部70による情報提示の対象となる乗員が、運転者または同乗者のいずれであるのかを判定するものであってもよい。
ステップS109において、乗員ごとに算出された作動量及び作動方向のうち、情報提示の対象となる乗員として選択された乗員に係る作動量及び作動方向を取得する。
ステップS111において、出力部70は、作動量、作動方向、及び、優先レベルに基づいて、揺動体の動作を乗員に対して出力する。その後、図2に示す情報提示装置の処理を終了する。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法は、車両の乗員ごとに、乗員の姿勢または運転操作の変化を促す揺動体が移動または変形する量である作動量と、揺動体が移動または変形する向きである作動方向とを、車両又は乗員に作用する加速度に関連するパラメータに基づいて算出する。そして、乗員ごとに、揺動体を提示する優先度を示す優先レベルを算出する。作動量、作動方向、及び、優先レベルに基づいて、揺動体の動作を乗員に対して出力する際、車両の運転手に対して出力される動作は、乗員のうち運転手以外の同乗者に対して出力される動作と異なる。
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法は、車両の乗員ごとに、乗員の姿勢または運転操作の変化を促す揺動体が移動または変形する量である作動量と、揺動体が移動または変形する向きである作動方向とを、車両又は乗員に作用する加速度に関連するパラメータに基づいて算出する。そして、乗員ごとに、揺動体を提示する優先度を示す優先レベルを算出する。作動量、作動方向、及び、優先レベルに基づいて、揺動体の動作を乗員に対して出力する際、車両の運転手に対して出力される動作は、乗員のうち運転手以外の同乗者に対して出力される動作と異なる。
これにより、動揺病につながる車両運動を生じさせるような運転操作を運転手が行うことを抑制しつつ、ユーザが情報提示を煩雑に感じることを抑制することができる。また、状況に応じて運転手、運転手以外の同乗者のそれぞれに対して、適切に酔いを低減する情報提示ができる。
また、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法において、同乗者に対して算出される作動方向は、加速度のうち車両の横方向の成分とは反対方向であってもよい。これにより、運転手以外の同乗者に対して、揺動体を参照して自身の体をコントロールすることで酔い低減を行うための情報を提供することができる。
さらに、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法において、運転手に対して算出される作動方向は、加速度のうち車両の横方向の成分と同方向であってもよい。これにより、運転手に対して、運転手以外の乗員の体の動きを模擬する揺動体を提示することができる。その結果、酔いに繋がる運転行動から生じる体の揺れについての情報を提供することができる。
また、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法は、二以上の乗員のうち、優先レベルが大きい乗員を優先して選択し、選択された乗員に係る作動量及び作動方向に基づいて、揺動体の動作を出力するものであってもよい。これにより、出力部の台数が乗員の人数よりも少ない場合において、酔いに繋がる可能性の高い乗員に対して、酔い低減を行うための情報を提供することができる。
さらに、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法は、所定閾値よりも大きな優先レベルに係る作動量及び作動方向に基づいて、揺動体の動作を出力するものであってもよい。これにより、出力部が二つ以上の場合において、各出力部の出力要否を適切に選択できる。特に、揺動体の動作を出力する機会を減少させ、揺動体の動作の出力に対して乗員が煩雑に感じることを抑制することができる。
また、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法は、パラメータに基づいて、乗員の酔いの程度を表す指標値を算出し、指標値に基づいて、優先レベルを算出するものであってもよい。乗員の人数に基づいて、優先レベルを算出するものであってもよい。運転手の運転時間に基づいて、優先レベルを算出するものであってもよい。車両が走行する道路の道路特性に基づいて、優先レベルを算出するものであってもよい。運転手の運転性向の変化に基づいて、優先レベルを算出するものであってもよい。乗員のストレスレベルを算出し、ストレスレベルに基づいて、優先レベルを算出するものであってもよい。乗員によって設定されたフラグに基づいて、優先レベルを算出するものであってもよい。これらにより、乗員(運転者および/または同乗者)に対する情報提示の優先レベルを適切に算出することができる。
さらに、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法は、乗員が運転手であるか否かに基づいて、揺動体の種別、及び、動作のタイミングのうち少なくとも一方を変更するものであってもよい。これにより、乗員(運転者および/または同乗者)に合わせて、揺動体による情報提示をより適切に行うことができる。
また、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法において、パラメータの絶対値が設定値以下である第1範囲におけるパラメータの単位変化量当たりの作動量の変化量よりも、パラメータの絶対値が設定値よりも大きい第2範囲におけるパラメータの単位変化量当たりの作動量の変化量が大きいものであってもよい。これにより、車酔いへの懸念が小さい第1範囲と大きい第2範囲に分割し、第1範囲と第2範囲における出力制御を調整できる。さらに、ユーザが情報提示を煩雑に感じることを抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法において、設定値は、加速度と乗員の酔いの程度の間に成立する関係に基づいて設定されるものであってもよい。これにより、酔いの懸念が一定以上となる設定値が設定され、乗員に酔いの懸念を適切に伝達することができる。
また、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法は、パラメータが第2範囲にある場合に、第1範囲にある比較用パラメータに基づいて作動量及び作動方向を算出し、パラメータに基づいて算出される作動量及び作動方向に加えて、比較用パラメータに基づいて算出される作動量及び作動方向を出力するものであってもよい。これによい、酔いへの懸念が大きい場合、酔いへの懸念が小さい領域との乖離を表示することができ、運転者に対して、現在の運転が酔わない運転から乖離していると気付かせることができる。
さらに、本実施形態に係る情報提示装置及び情報提示方法は、乗員の姿勢を検出する検出部を介して、揺動体の動作に対応する乗員の姿勢の変化が検出された場合、乗員の姿勢が所定の姿勢であることを示す通知を出力するものであってもよい。これにより、情報提示に乗員が対応できたかどうかを、乗員に伝達することができる。
[その他の実施形態]
さて、これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
さて、これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、情報提示装置100は、スタンドアローンの形態で処理を行うよう一体として構成された例について説明を行ったが、これに限られず、外部のサーバ等として、車両内クライアント端末からの要求に応じて処理を行い、その処理結果を当該車両内クライアント端末に返却してもよい。換言すれば、情報提示装置100は、車両内の任意の場所に設置されてもよく、あるいは、車両とは遠隔の場所に設置され、通信ネットワークなどを介して指標値が車両へ送信され、車両の乗員に出力されてもよい。
また、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、情報提示装置100等に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、情報提示装置100の各装置が備える処理機能、特にコントローラ50にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサおよび当該プロセッサにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアプロセッサとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する、コンピュータに本発明に係る方法を実行させるためのプログラム化された命令を含む、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体(ROMまたはHDD等)に記録されており、必要に応じて情報提示装置100に機械的に読み取られる。
また、このコンピュータプログラムは、情報提示装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USBメモリ、SDカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD-ROM、MO、DVD、および、Blu-ray(登録商標)Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。プログラムが、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラム製品として本発明を構成してもよい。
また、情報提示装置100は、既知のパーソナルコンピュータ、ECU、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、情報提示装置100は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
20 センサ
50 コントローラ
51 取得部
53 算出部
55 判定部
70 出力部
100 情報提示装置
50 コントローラ
51 取得部
53 算出部
55 判定部
70 出力部
100 情報提示装置
Claims (18)
- 取得部と、コントローラと、出力部と、を備える情報提示装置であって、
前記取得部は、
車両又は前記車両に搭乗する乗員に作用する加速度に関連するパラメータを取得し、
前記コントローラは、
前記乗員ごとに、前記乗員の姿勢または運転操作の変化を促す揺動体が移動または変形する量である作動量と、前記揺動体が移動または変形する向きである作動方向とを、前記パラメータに基づいて算出し、
前記乗員ごとに、前記揺動体を提示する優先度を示す優先レベルを算出し、
前記出力部は、
前記作動量、前記作動方向、及び、前記優先レベルに基づいて、前記揺動体の動作を前記乗員に対して出力し、
前記車両の運転手に対して出力される前記動作は、前記乗員のうち前記運転手以外の同乗者に対して出力される前記動作と異なること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1に記載の情報提示装置であって、
前記同乗者に対して算出される前記作動方向は、前記加速度のうち前記車両の横方向の成分とは反対方向であること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1に記載の情報提示装置であって、
前記運転手に対して算出される前記作動方向は、前記加速度のうち前記車両の横方向の成分と同方向であること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記出力部は、二以上の前記乗員のうち、前記優先レベルが大きい前記乗員を優先して選択し、選択された前記乗員に係る前記作動量及び前記作動方向に基づいて、前記揺動体の動作を出力すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記出力部は、所定閾値よりも大きな前記優先レベルに係る前記作動量及び前記作動方向に基づいて、前記揺動体の動作を出力すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記コントローラは、
前記パラメータに基づいて、前記乗員の酔いの程度を表す指標値を算出し、
前記指標値に基づいて、前記優先レベルを算出すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記コントローラは、前記乗員の人数に基づいて、前記優先レベルを算出すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記コントローラは、前記運転手の運転時間に基づいて、前記優先レベルを算出すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記コントローラは、前記車両が走行する道路の道路特性に基づいて、前記優先レベルを算出すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記コントローラは、前記運転手の運転性向の変化に基づいて、前記優先レベルを算出すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記コントローラは、
前記乗員のストレスレベルを算出し、
前記ストレスレベルに基づいて、前記優先レベルを算出すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記コントローラは、前記乗員によって設定されたフラグに基づいて、前記優先レベルを算出すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記出力部は、
前記乗員が前記運転手であるか否かに基づいて、前記揺動体の種別、及び、前記動作のタイミングのうち少なくとも一方を変更すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記パラメータの絶対値が設定値以下である第1範囲における前記パラメータの単位変化量当たりの前記作動量の変化量よりも、前記パラメータの絶対値が前記設定値よりも大きい第2範囲における前記パラメータの単位変化量当たりの前記作動量の変化量が大きいこと
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項14に記載の情報提示装置であって、
前記設定値は、前記加速度と前記乗員の酔いの程度の間に成立する関係に基づいて設定されること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項14に記載の情報提示装置であって、
前記コントローラは、
前記パラメータが前記第2範囲にある場合に、前記第1範囲にある比較用パラメータに基づいて前記作動量及び前記作動方向を算出し、
前記出力部は、
前記パラメータに基づいて算出される前記作動量及び前記作動方向に加えて、前記比較用パラメータに基づいて算出される前記作動量及び前記作動方向を出力すること
を特徴とする情報提示装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の情報提示装置であって、
前記乗員の姿勢を検出する検出部を更に備え、
前記検出部を介して、前記揺動体の動作に対応する前記乗員の姿勢の変化が検出された場合、前記出力部は、前記乗員の姿勢が所定の姿勢であることを示す通知を出力すること
を特徴とする情報提示装置。 - 車両又は前記車両に搭乗する乗員に作用する加速度に関連するパラメータを取得し、
前記乗員ごとに、前記乗員の姿勢または運転操作の変化を促す揺動体が移動または変形する量である作動量と、前記揺動体が移動または変形する向きである作動方向とを、前記パラメータに基づいて算出し、
前記乗員ごとに、前記揺動体を提示する優先度を示す優先レベルを算出し、
前記作動量、前記作動方向、及び、前記優先レベルに基づいて、前記揺動体の動作を前記乗員に対して出力し、
前記車両の運転手に対して出力される前記動作は、前記乗員のうち前記運転手以外の同乗者に対して出力される前記動作と異なること
を特徴とする情報提示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022081620A JP2023170127A (ja) | 2022-05-18 | 2022-05-18 | 情報提示装置及び情報提示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022081620A JP2023170127A (ja) | 2022-05-18 | 2022-05-18 | 情報提示装置及び情報提示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023170127A true JP2023170127A (ja) | 2023-12-01 |
Family
ID=88928087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022081620A Pending JP2023170127A (ja) | 2022-05-18 | 2022-05-18 | 情報提示装置及び情報提示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023170127A (ja) |
-
2022
- 2022-05-18 JP JP2022081620A patent/JP2023170127A/ja active Pending
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