JP2023167574A - モーションプラットフォーム及びレーシングシミュレータ - Google Patents

モーションプラットフォーム及びレーシングシミュレータ Download PDF

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Abstract

【課題】低床化を実現しながらモーションベースの自由度を高めることができるモーションプラットフォーム及びレーシングシミュレータを提供する。【解決手段】ダブルスライダーモーション機構20は、センターフレーム21と複数のリニア機構22とを備え、クランクモーション機構10は、ベースフレーム11と、センターフレーム21を囲むように設けられ、センターフレーム21を昇降及び傾動させる複数のクランク機構12とを備え、リニア機構22は、直線状のレールと、レールに沿って移動するキャリッジと、キャリッジを移動させる駆動部とを備える直動機構と、直動機構を、レールに対して直交する方向に移動可能にセンターフレーム21に支持するリニアガイドと、モーションフレーム24とキャリッジとを回動可能に連結するベアリングとを備え、複数のレールは、多角形の少なくとも2辺以上の辺を構成するように配されている。【選択図】図1

Description

本発明は、モーションプラットフォーム及びレーシングシミュレータに関する。
レーシングシミュレータやフライトシミュレータ等に用いられるモーションプラットフォームが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のモーションプラットフォームでは、アクチュエータが、2本の直線駆動アクチュエータを直角に交差させた3組のX-Yユニットで構成されており、各X-Yユニットの中立点が円周上の対向位置に相互に120度間隔で配置されている。また、当該モーションプラットフォームでは、モーションプレートの下部に、受け部が、円周上の対向位置に相互に120度間隔で配置されている。また、当該プラットフォームでは、上部に回転軸受構造、下部に球面軸受構造を有する3組の脚部により、3組のX-Yユニットと3組の受け部とが連結されている。さらに、当該モーションプラットフォームでは、回転運動の自由度を高める目的で、モーションプレートの上に回転運動機構を設置している。
特開2009-243631号公報
特許文献1に記載のモーションプラットフォームでは、モーションプレートと3組のX-Yユニットとを連結する3組の脚部が、モーションプレートの下方に位置する。そのため、位置及び角度の自由度を確保しながらモーションプラットフォームの高さを抑えるためには、脚部の傾斜角度を大きくする必要がある。しかしながら、脚部の傾斜角度が大きくなるほど、耐荷重、昇降時の加速度の制約が大きくなり、また、ベースプレートの面積が拡大する。さらに、特許文献1に記載のモーションプラットフォームでは、モーションプレートの上に回転運動機構を設置することで、回転運動の自由度を高めることに対応しており、モーションプラットフォームの高床化を招いている。
本発明は、上記事情に鑑み、低床化を実現しながらモーションベースの自由度を高めることができるモーションプラットフォーム及びレーシングシミュレータを提供することを目的とする。
本発明のモーションプラットフォームは、モーションベースと、前記モーションベースを面内で移動させる第1機構と、前記第1機構を昇降及び傾動させる第2機構とを備え、前記第1機構は、前記第2機構により昇降及び傾動される第1ベースと、前記第1ベースに設けられ、前記モーションベースを面内で移動させる複数の第1駆動機構とを備え、前記第2機構は、第2ベースと、前記第1ベースを囲むように前記第2ベースに設けられ、前記第1ベースを昇降及び傾動させる複数の第2駆動機構とを備え、前記第1駆動機構は、直線状のガイドと、前記ガイドに沿って移動する移動部と、前記移動部を移動させる第1駆動部とを備える直動機構と、前記直動機構を、前記ガイドに対して直交する方向に移動可能に前記第1ベースに支持する支持機構と、前記モーションベースと前記移動部とを回動可能に連結する軸受とを備え、複数の前記ガイドは、多角形の少なくとも2辺以上の辺を構成するように配されている。
本発明のレーシングシミュレータは、座席を支持するモーションベースと、前記モーションベースを面内で移動させる第1機構と、前記第1機構を昇降及び傾動させる第2機構とを備え、前記第1機構は、前記第2機構により昇降及び傾動される第1ベースと、前記第1ベースに設けられ、前記モーションベースを面内で移動させる複数の第1駆動機構とを備え、前記第2機構は、第2ベースと、前記第1ベースを囲むように前記第2ベースに設けられ、前記第1ベースを昇降及び傾動させる複数の第2駆動機構とを備え、前記第1駆動機構は、直線状のガイドと、前記ガイドに沿って移動する移動部と、前記移動部を移動させる第1駆動部とを備える直動機構と、前記直動機構を、前記ガイドに対して直交する方向に移動可能に前記第1ベースに支持する支持機構と、前記モーションベースと前記移動部とを回動可能に連結する軸受とを備え、複数の前記ガイドは、多角形の少なくとも2辺以上の辺を構成するように配されている。
本発明によれば、低床化を実現しながらモーションベースの自由度を高めることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るモーションプラットフォームを示す平面図である。 図2は、図1のモーションプラットフォームを示す側面図である。 図3は、ダブルスライダーモーション機構を示す平面図である。 図4は、ダブルスライダーモーション機構を示す平面図である。 図5は、クランク機構を示す平面図である。 図6は、図5のクランク機構を示す側面図である。 図7は、図5の7-7断面図である。 図8は、動作中のモーションプラットフォームを示す平面図である。 図9は、動作中のモーションプラットフォームを示す側面図である。 図10は、他の実施形態に係るダブルスライダーモーション機構を示す平面図である。 図11は、他の実施形態に係るモーションプラットフォームを示す平面図である。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用される。
図1は、本発明の一実施形態に係るモーションプラットフォーム1を示す平面図である。図2は、図1のモーションプラットフォーム1を示す側面図である。これらの図に示すように、本実施形態のモーションプラットフォーム1は、クランクモーション機構10と、ダブルスライダーモーション機構20とを備える。クランクモーション機構10は、ピッチング、ローリング、ヒービングの3DoF(Degree of Freedom)を表現し、ダブルスライダーモーション機構20は、サージング、スウェイング、ヨーイングの3DoFを表現する。即ち、モーションプラットフォーム1は、クランクモーション機構10とダブルスライダーモーション機構20とにより、6DoFを表現する。
本実施形態のモーションプラットフォーム1は、レーシングシミュレータのコックピット下に設置され、レーシングカーの走行中にドライバーが感じる体感を再現する。このモーションプラットフォーム1は、クランクモーション機構10とダブルスライダーモーション機構20とが同等の高さに配されることにより、低床化を実現し、乗降性の改善や映像装置を組み合わせたレーシングシミュレータのシステム全高の抑制を可能にしている。
図1に示すように、クランクモーション機構10は、ベースフレーム11と、3組のクランク機構12とを備える。ベースフレーム11は、モーションプラットフォーム1の床部を構成する平らなフレームである。また、ベースフレーム11の厚みは、外枠111及び外枠111に架け渡された桟112の太さと同等である。このようなベースフレーム11の上に、3組のクランク機構12とダブルスライダーモーション機構20とが設置されている。また、図2に示すように、ベースフレーム11の下面には、複数の車輪113及び脚部114が取り付けられている。
図1に示すように、3組のクランク機構12は、ダブルスライダーモーション機構20を囲むように120度間隔で配されている。ベースフレーム11の上面には、3組のベースプレート115,116が取り付けられている。3組のベースプレート115,116は、ダブルスライダーモーション機構20を囲むように120度間隔で配されている。各組のベースプレート115とベースプレート116とは、相互に離間して配されており、これらの上にクランク機構12が設置されている。クランク機構12の詳細については後述する。
ダブルスライダーモーション機構20は、センターフレーム21と、3組のリニア機構22と、3組のベアリング23(図4参照)と、モーションフレーム24とを備える。センターフレーム21は、平面視で正三角形、側面視で矩形のフレームであり、3組のクランク機構12に囲まれた空間に配され、3組のリニア機構22を収容している。
図1に示すように、センターフレーム21は、底部フレーム211と、側部フレーム212と、上部フレーム213とを備える。底部フレーム211は、センターフレーム21の底面を構成する平面視で正三角形の平らなフレームであり、外枠211Aと外枠211Aに架け渡された桟211Bとを備える。3組のリニア機構22は、桟211Bに取り付けられている。
図2に示すように、側部フレーム212は、センターフレーム21の側面を構成するフレームであり、外枠212Aと外枠212Aに架け渡された桟212Bとを備える。3組のクランク機構12は、側部フレーム212に連結されている。
図1に示すように、上部フレーム213は、センターフレーム21の上面を構成する平面視で正三角形の平らなフレームであり、外枠213Aと外枠213Aに架け渡された桟213Bとを備える。ここで、上部フレーム213の3つの角部を除く領域には、開口213Cが形成されており、この開口213Cを通じて、3組のリニア機構22とモーションフレーム24とが連結されている。
図3及び図4は、ダブルスライダーモーション機構20を示す平面図である。図4では、モーションフレーム24を破線で示している。図3及び図4に示すように、リニア機構22は、直動機構221と、3組のリニアガイド222とを備える。
直動機構221は、リニアガイド221Aと、駆動部221Bとを備える。リニアガイド221Aは、レール221Cとキャリッジ221Dと不図示のボールとを備える。移動部であるキャリッジ221Dの動きが、レール221Cとボールとにより支えられる。駆動部221Bは、モータ221Mとボールネジ(図示省略)とを備え、キャリッジ221Dをレール221Cに沿って直線的に移動させる。
3組のリニアガイド222は、相互に平行に配されている。また、3組のリニアガイド222は、直動機構221のリニアガイド221Aのレール221Cに対して直交するように配されている。リニアガイド222は、レール222Aとキャリッジ222Bと不図示のボールとを備える。移動部であるキャリッジ222Bの動きが、レール222Aとボールとにより支えられる。
3組のリニアガイド222のキャリッジ222Bの上面と、直動機構221のリニアガイド221Aのレール221Cの下面とが、相互に結合されている。これにより、直動機構221のリニアガイド221Aは、3組のリニアガイド222のレール222Aに沿って直線的に移動可能である。即ち、直動機構221は、リニアガイド221Aのレール221Cに対して直交する方向に直線的に移動可能である。
図4に示すように、ベアリング23は、直動機構221のリニアガイド221Aのキャリッジ221Dの上面中央部に取り付けられている。それに対して、モーションフレーム24は、平面視で正三角形のフレームであり、このモーションフレーム24の3つの角部には、ベアリング取付部241(図3参照)が設けられている。これにより、直動機構221のリニアガイド221Aのキャリッジ221Dとモーションフレーム24の角部とが、ベアリング23を介してベアリング23の回転軸の周りに相対的に回動可能に連結されている。ベアリング23の回転軸は、キャリッジ221Dの移動方向、及びキャリッジ222Bの移動方向に対して直角である。
3組の直動機構221のリニアガイド221Aのレール221Cは、平面視で正三角形の3辺を構成するように配されている。また、3本のレール221Cの各々は、センターフレーム21の3つの側部フレーム212の何れかに沿って延びるように配されている。
ここで、3組の直動機構221のキャリッジ221Dがベアリング23を介してモーションフレーム24により拘束されている。具体的には、3個のキャリッジ221Dの中心点を結んだ直線が正三角形を描くように、3個のキャリッジ221Dの相対位置が決定されている。それに対して、3組の直動機構221が、リニアガイド221Aのレール221Cに対して直交する方向に直線的に移動可能である。そのため、何れか一つの直動機構221において、駆動部221Bがキャリッジ221Dをレール221Cに沿って移動させた場合、他の直動機構221がリニアガイド221Aのレール221Cに対して直交する方向に従動する。この際、モーションフレーム24の角部は、ベアリング23の回転軸の回りに回転する。また、モーションフレーム24の全体は、3組の直動機構221の駆動状態に応じて、何れかのベアリング23の回転軸を支点として回転したり、モーションフレーム24の中心の周りに回転したりする。
図5は、クランク機構12を示す平面図であり、図6は、図5のクランク機構12を示す側面図である。また、図7は、図5の7-7断面図である。これらの図に示すように、クランク機構12は、クランクシャフト121と、一対の軸受部122と、リンク123と、モータ124(図5及び図6参照)と、減速機125(図5及び図6参照)とを備える。
図5に示すように、ベースプレート115とベースプレート116とが、クランクシャフト121の軸方向に離間して配されており、両者の間に空間117が形成されている。一対の軸受部122の一方は、ベースプレート115を介してベースフレーム11に固定され、一対の軸受部122の他方は、ベースプレート116を介してベースフレーム11に固定されている。また、一対の軸受部122は、空間117を挟んで対向するように配され、クランクシャフト121の軸部121Aの先端側を回転可能に支持している。
クランクシャフト121は、上述の軸部121Aと柄部121Bとを備える。軸部121Aの他端側は、減速機125を介してモータ124の回転軸に接続されている。モータ124の出力は減速機125により減速されてクランクシャフト121を回転させる。
柄部121Bは、軸部121Aから外径方向に延びている。この柄部121Bは、一対の軸受部122の間に配されている。ここで、図7に示すように、ダブルスライダーモーション機構20が最下位まで下降している状態で、柄部121Bは、軸部121Aの下方に位置する。また、当該状態で、柄部121Bの先端は、空間117に位置する。
リンク123は、フレーム123Aと、回転軸123Bと、ロッドエンド123Cとを備える。フレーム123Aは一対の長方形のプレートをシャフトやプレートで結合した長方形の枠体である。このフレーム123Aの一端側に回転軸123Bが結合されている。また、フレーム123Aの他端側にロッドエンド123Cが結合されている。
回転軸123Bは、クランクシャフト121の軸部121Aに対して平行に配され、柄部121Bの先端に相対的に回動可能に挿通されている。即ち、フレーム123Aの一端側と柄部121Bの先端側とは、回転軸123Bを介して相対的に回動可能に連結されている。
ここで、ダブルスライダーモーション機構20が最下位まで下降している状態で、回転軸123B及びフレーム123Aの一端は、空間117の高さ以下に位置する。具体的には、回転軸123Bは、空間117の高さに位置し、フレーム123Aの一端は、空間117の高さより下側に位置する。また、当該状態で、フレーム123Aの他端側は、軸部121Aの高さ以上に位置する。具体的には、フレーム123Aの他端側は、軸部121Aの高さより上側に位置する。
即ち、ダブルスライダーモーション機構20が最下位まで下降している際、フレーム123Aは、一端側をクランクシャフト121の軸部121Aの下方に潜り込ませ、他端側をセンターフレーム21の側部フレーム212に近接させた姿勢を取る。
ロッドエンド123Cは、先端側に球面滑り軸受を備える。このロッドエンド123Cは、フレーム123Aの他端側から側部フレーム212の上部に延びるように、フレーム123Aの他端側に固定されている。
側部フレーム212の上部には、軸212Cが支持されている。この軸212Cは、クランクシャフト121の軸部121Aに対して平行に配されており、ロッドエンド123Cにより揺動可能に支持されている。これにより、フレーム123Aの他端側と側部フレーム212の上部とが、ロッドエンド123Cを介して相対的に自在に変位可能に連結されている。
図8は、動作中のモーションプラットフォーム1を示す平面図である。図9は、動作中のモーションプラットフォーム1を示す側面図である。図8に示すように、ダブルスライダーモーション機構20により、モーションフレーム24が、センターフレーム21の上面の面内で移動及び回転される。これにより、モーションフレーム24のサージング、スウェイング、ヨーイングが表現される。
具体的には、3組のリニア機構22の少なくとも一つの駆動部221Bが駆動されて当該リニア機構22のキャリッジ221Dがレール221Cに沿って移動される。これにより、ベアリング23(図4参照)、及びモーションフレーム24を介して他のリニア機構22のリニアガイド221Aに力が伝達され、当該他のリニア機構22が、リニアガイド222のレール222Aに沿って移動する。従って、モーションフレーム24が、前後に動き(サージング)、左右に動き(スウェイング)、左右に傾斜する(ヨーイング)。
他方で、図9に示すように、クランクモーション機構10により、センターフレーム21が、昇降及び傾動される。これにより、モーションフレーム24のピッチング、ローリング、ヒービングが表現される。
具体的には、3組のクランク機構12の少なくとも一つのモータ124が駆動されて当該クランク機構12のクランクシャフト121が回転する。これにより、リンク123を介してセンターフレーム21の側部フレーム212の上部に力が伝達され、当該側部フレーム212が昇降する。ここで、側部フレーム212の上部とリンク123とが、ロッドエンド123Cにより、側部フレーム212が傾動できるように連結されている。従って、モーションフレーム24が、前後に傾斜し(ピッチング)、左右に傾斜し(ローリング)、上下に動く(ヒービング)。
以上説明したように、本実施形態のモーションプラットフォーム1では、複数のクランク機構12が、センターフレーム21を囲むようにベースフレーム11に設けられている。これにより、下降時のセンターフレーム21と複数のクランク機構12とを、同等の高さに配置することができ、モーションプラットフォーム1の低床化を実現できる。また、複数のクランク機構12により、センターフレーム21を、昇降及び傾動させることができ、モーションフレーム24のピッチング、ローリング、及び、ヒービングを表現することができる。
また、本実施形態のモーションプラットフォーム1では、センターフレーム21に設けられた複数のリニア機構22によりモーションフレーム24がセンターフレーム21の上面の面内で移動される。ここで、各リニア機構22が、リニアガイド221Aと、駆動部221Bと、リニアガイド222とを備える。リニアガイド222は、リニアガイド221A及び駆動部221Bを、リニアガイド221Aのレール221Cに対して直交する方向に移動可能に、センターフレーム21に支持する。また、モーションフレーム24が、ベアリング23を介してリニアガイド221Aのキャリッジ221Dに回動可能に連結されている。さらに、3組のリニアガイド221Aのレール221Cが、三角形の3辺を構成するように配されている。これにより、モーションフレーム24をセンターフレーム21の上面の面内で移動させる複数のリニア機構22を、上述の複数のクランク機構12と同等の高さに配することができ、モーションプラットフォーム1の低床化を実現できる。また、複数のリニア機構22により、モーションフレーム24を、前後左右及び斜めに移動させたり回転させたりすることができ、モーションフレーム24のサージング、スウェイング、及び、ヨーイングを表現することができる。
また、本実施形態のモーションプラットフォーム1では、クランク機構12が、水平方向に延びるクランクシャフト121と、クランクシャフト121を回転させるモータ124と、リンク123とを備える。このリンク123は、クランクシャフト121の柄部121Bとセンターフレーム21の側部とを、センターフレーム21が傾動できるように連結している。これにより、複数のクランク機構12を、下降時のセンターフレーム21を囲むように配して低床化を実現すると共に、センターフレーム21を昇降及び傾動させることができ、モーションフレーム24のピッチング、ローリング、及び、ヒービング等を表現することができる。
ここで、センターフレーム21が最下位まで下降した状態で、クランクシャフト121の柄部121Bは、軸部121Aの下方に位置し、リンク123は、軸部121Aの下方から軸部121Aの斜め上方まで延びる。即ち、センターフレーム21が最下位まで下降している際、リンク123は、一端側を軸部121Aの下方に潜り込ませ、他端側をセンターフレーム21の側部に近接させた姿勢を取る。これにより、センターフレーム21が最下位まで下降した状態でのクランク機構12の全高を効果的に抑えることができると共に、センターフレーム21の昇降のストロークを確保することができる。特に、本実施形態では、ベースフレーム11に空間117を設け、この空間117の高さ以下までリンク123の下端を下降させることができるので、上述の効果が増大する。
図10は、他の実施形態に係るダブルスライダーモーション機構20Aを示す平面図である。この図に示すように、本実施形態のダブルスライダーモーション機構20Aは、2組のリニア機構22を備える。これらの2組のリニア機構22は、リニアガイド221Aのレール221Cが三角形の2辺を構成するように配されている。
本実施形態のダブルスライダーモーション機構20Aは、3個のベアリング23を備える。2個のベアリング23は、それぞれ、リニアガイド221Aのキャリッジ221Dの上面に設けられている。それに対して、他の1個のベアリング23は、センターフレーム21上に、上記2個のベアリング23と高さを揃えて設けられている。
本実施形態のダブルスライダーモーション機構20Aでは、2組のリニア機構22の少なくとも一方の駆動部221Bが駆動されることにより、2組のリニア機構22が主動又は従動する。それにより、モーションフレーム24が、前後、左右、又は斜めに移動したり回転したりする。従って、モーションフレーム24のサージング、スウェイング、又は、ヨーイングを表現することができる。
図11は、他の実施形態に係るモーションプラットフォーム1Bを示す平面図である。この図に示すように、本実施形態のモーションプラットフォーム1Bでは、ダブルスライダーモーション機構20Bが、4組のリニア機構22を備える。また、クランクモーション機構10Bが、4個のクランク機構12を備える。
ダブルスライダーモーション機構20Bでは、4組のリニア機構22のリニアガイド221Aのレール221Cが、正方形の4辺を構成するように配されている。また、センターフレーム21Bが平面視で正方形状に構成されている。さらに、クランクモーション機構10Bでは、4個のクランク機構12が、センターフレーム21Bを囲むように90度間隔で配されている。
ここで、モーションフレーム24による4組のリニア機構22の過剰拘束を防止する構造を設けることが望ましい。当該構造としては、ベアリング23がベアリング取付部241にブッシュ(図示省略)を介して取り付けられた構造を例示できる。なお、4個のベアリング23が、ブッシュを介してベアリング取付部241に取り付けられていてもよいが、少なくとも1個のベアリング23が、ブッシュを介してベアリング取付部241に取り付けられていればよい。
以上、本発明に係るモーションプラットフォーム1,1Bを上記実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、他の技術を組み合わせてもよい。
例えば、ダブルスライダーモーション機構20,20A,20Bが、モーションフレーム24のサージング、スウェイング、及び、ヨーイングの全てを表現することは必須ではなく、これらの何れかを省略する等してもよい。同様に、クランクモーション機構10,10Bが、モーションフレーム24のピッチング、ローリング、及び、ヒービングの全てを表現することは必須ではなく、これらの何れかを省略する等してもよい。
また、上記実施形態では、複数のリニアガイド221Aのレール221Cを、三角形の3辺、三角形の2辺、四角形の4辺を構成するように配したが、四角形の3辺や五角形の4辺等、多角形の2辺以上の辺を構成するように配すればよい。
また、上記実施形態では、モーションフレーム24、センターフレーム21,21B、及びベースフレーム11を外枠と桟とからなるフレーム構成とすることにより、軽量化を実現した。しかしながら、これらをプレートで構成する等してもよい。
さらに、上記実施形態では、レーシングシミュレータ用のモーションプラットフォーム1,1Bを例に挙げたが、本発明は、VR(Virtual Reality)により運転、操縦、搭乗等をユーザーに体感させるためのモーションプラットフォーム全般に適用可能である。
1 モーションプラットフォーム
1B モーションプラットフォーム
10 クランクモーション機構(第2機構)
10B クランクモーション機構(第2機構)
11 ベースフレーム(第2ベース)
12 クランク機構(第2駆動機構)
121 クランクシャフト
121A 軸部
121B 柄部
123 リンク
124 モータ(第2駆動部)
20 ダブルスライダーモーション機構(第1機構)
20A ダブルスライダーモーション機構(第1機構)
20B ダブルスライダーモーション機構(第1機構)
21 センターフレーム(第1ベース)
21B センターフレーム(第1ベース)
22 リニア機構(第1駆動機構)
221 直動機構
221B 駆動部(第1駆動部)
221C レール(ガイド)
221D キャリッジ(移動部)
222 リニアガイド(支持機構)
23 ベアリング(軸受)
24 モーションフレーム(モーションベース)

Claims (7)

  1. モーションベースと、
    前記モーションベースを面内で移動させる第1機構と、
    前記第1機構を昇降及び傾動させる第2機構と
    を備え、
    前記第1機構は、前記第2機構により昇降及び傾動される第1ベースと、
    前記第1ベースに設けられ、前記モーションベースを面内で移動させる複数の第1駆動機構と
    を備え、
    前記第2機構は、第2ベースと、
    前記第1ベースを囲むように前記第2ベースに設けられ、前記第1ベースを昇降及び傾動させる複数の第2駆動機構と
    を備え、
    前記第1駆動機構は、
    直線状のガイドと、前記ガイドに沿って移動する移動部と、前記移動部を移動させる第1駆動部とを備える直動機構と、
    前記直動機構を、前記ガイドに対して直交する方向に移動可能に前記第1ベースに支持する支持機構と、
    前記モーションベースと前記移動部とを回動可能に連結する軸受と
    を備え、
    複数の前記ガイドは、多角形の少なくとも2辺以上の辺を構成するように配されているモーションプラットフォーム。
  2. 前記第1機構は、前記モーションベースのサージング、スウェイング、及び、ヨーイングを表現する請求項1に記載のモーションプラットフォーム。
  3. 前記第2機構は、前記モーションベースのピッチング、ローリング、及び、ヒービングを表現する請求項1又は2に記載のモーションプラットフォーム。
  4. 複数の前記ガイドは、三角形の3辺を構成するように配されている請求項1又は2に記載のモーションプラットフォーム。
  5. 前記第2駆動機構は、水平方向に延びるクランクシャフトと、
    前記クランクシャフトを回転させる第2駆動部と、
    前記クランクシャフトの柄部と前記第1ベースの側部とを、前記第1ベースが傾動できるように連結するリンクと
    を備える請求項1又は2に記載のモーションプラットフォーム。
  6. 前記第1ベースが最下位まで下降した状態で、前記柄部は、前記クランクシャフトの軸部の下方に位置し、前記リンクは、前記軸部の下方から前記軸部の斜め上方まで延びる請求項5に記載のモーションプラットフォーム。
  7. 座席を支持するモーションベースと、
    前記モーションベースを面内で移動させる第1機構と、
    前記第1機構を昇降及び傾動させる第2機構と
    を備え、
    前記第1機構は、前記第2機構により昇降及び傾動される第1ベースと、
    前記第1ベースに設けられ、前記モーションベースを面内で移動させる複数の第1駆動機構と
    を備え、
    前記第2機構は、第2ベースと、
    前記第1ベースを囲むように前記第2ベースに設けられ、前記第1ベースを昇降及び傾動させる複数の第2駆動機構と
    を備え、
    前記第1駆動機構は、
    直線状のガイドと、前記ガイドに沿って移動する移動部と、前記移動部を移動させる第1駆動部とを備える直動機構と、
    前記直動機構を、前記ガイドに対して直交する方向に移動可能に前記第1ベースに支持する支持機構と、
    前記モーションベースと前記移動部とを回動可能に連結する軸受と
    を備え、
    複数の前記ガイドは、多角形の少なくとも2辺以上の辺を構成するように配されているレーシングシミュレータ。
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