JP2023167427A - コネクタ - Google Patents

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances

Abstract

【課題】小型化に対応できるコネクタを提供する。【解決手段】レバー70は、幅方向で対向する一対の側部72と各側部72をつなぐ連結部71とを有している。カバー50は、各側部72の幅方向内側に配置される一対のカバー側面部51を有している。ハウジング11は、引出面27の外周境界を介して各カバー側面部51の反対側の位置に、カバー側面部51に並んで配置される、一対のハウジング側面部22を有している。レバー70は、カバー側面部51とハウジング側面部22との並び方向に各ハウジング側面部22から離れている。【選択図】図3

Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1のコネクタは、ハウジング(ハウジング本体)と、ハウジングの後面を覆うようにハウジングに装着されるカバー(電線カバー)と、ハウジングに回動可能に支持されるレバーと、を備えている。ハウジングには、スライダが取り付けられている。スライダは、レバーの回動に応じてハウジングに対してスライド移動し、ハウジングと相手側ハウジング(第2ハウジング)との嵌合・離脱を行う。また、ハウジングには、複数の端子金具(第1端子金具)が収容されている。各端子金具は、電線の端末部に接続されている。電線カバーは、ハウジングの後面から引き出された各電線の配索方向を規定する。
レバーは、幅方向に一対の側部(アーム部)と、各側部をつなぐ連結部と、を有している。レバーは、カバーに跨がるように配置され、側部の一部をカバーの側面部の外側に配置させる。側部の他部は、ハウジングの側面部の外側に配置される。この種のコネクタは、特許文献2~4にも開示されている。
特開2018-195400号公報 特開2007-242251号公報 特開2008-218302号公報 特開2011-204494号公報
特許文献1~4のコネクタは、レバーの幅寸法をカバーの幅寸法に対応させており、レバーの側部をカバーの側面部に沿わせることにより、レバーの回動時の変形をカバーで抑える構造になっている。
ハウジングに収容される端子金具の個数が通常よりも減少する場合、カバーの内部に配置される電線の本数も減少するため、コネクタの小型化を図るべく、カバーの幅寸法を小さくすることが求められる。そこで、カバーの幅寸法を小さくし、さらにレバーの幅寸法を小さくしようとしても、ハウジングの幅寸法が変わらないため、ハウジング側と重なる部分(側部の他部)でレバーの幅寸法を変更できないという事情がある。このため、レバーの設計が難しくなり、コネクタの小型化に対応できないおそれがある。
そこで、本開示は、小型化に対応できるコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、電線の引出面を有するハウジングと、前記引出面を覆うように前記ハウジングに装着されるカバーと、前記ハウジングに回動可能に支持されるレバーと、を備え、前記レバーは、幅方向で対向する一対の側部と、一対の前記側部をつなぐ連結部と、を有し、前記カバーは、一対の前記側部の前記幅方向内側に配置される、一対のカバー側面部を有し、前記ハウジングは、前記引出面の外周の境界を介して一対の前記カバー側面部の反対側の位置に、前記カバー側面部に並んで配置される、一対のハウジング側面部を有し、前記レバーは、前記カバー側面部と前記ハウジング側面部との並び方向に一対の前記ハウジング側面部から離れている。
本開示によれば、小型化に対応できるコネクタを提供することが可能となる。
図1は、本開示の実施形態1において、コネクタの分解斜視図である。 図2は、レバーがハウジングに対して開始位置に配置されたコネクタの平面図である。 図3は、レバーがハウジングに対して嵌合位置に配置されたコネクタの平面図である。 図4は、レバーがハウジングに対して嵌合位置に配置されたコネクタの底面図である。 図5は、レバーがハウジングに対して嵌合位置に配置され、相手側ハウジングと嵌合状態にあるコネクタの一部の断面図である。 図6は、アウタハウジングの斜視図である。 図7は、カバーの斜視図である。 図8は、レバーの斜視図である。 図9は、レバーとカバーの幅寸法が小さい仕様形態のコネクタの図4相当図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)電線の引出面を有するハウジングと、前記引出面を覆うように前記ハウジングに装着されるカバーと、前記ハウジングに回動可能に支持されるレバーと、を備え、前記レバーは、幅方向で対向する一対の側部と、一対の前記側部をつなぐ連結部と、を有し、前記カバーは、一対の前記側部の前記幅方向内側に配置される、一対のカバー側面部を有し、前記ハウジングは、前記引出面の外周の境界を介して一対の前記カバー側面部の反対側の位置に、前記カバー側面部に並んで配置される、一対のハウジング側面部を有し、前記レバーは、前記カバー側面部と前記ハウジング側面部との並び方向に一対の前記ハウジング側面部から離れている。
上記構成によれば、レバーの幅寸法をハウジング側面部から制約を受けずに設定することができる。このため、ハウジングの引出面から引き出される電線の本数が減少する場合に、ハウジングの幅寸法を変えずに、カバーの幅寸法を小さくし、さらにカバーに応じてレバーの幅寸法を小さくすることができる。その結果、コネクタの小型化に対応することが可能となる。
(2)前記レバーは、前記側部の基端部に回動軸を有し、前記ハウジングは、前記ハウジング側面部に対して前記並び方向と交差する横方向の一側にずれた位置に、前記回動軸を受ける軸受け部を有しているのが好ましい。
上記構成によれば、回動軸から連結部までのレバー長を長くとることができるので、レバーの回動操作を小さい力で行うことができる。
(3)前記基端部は、前記カバーと前記ハウジングとに亘って前記並び方向に延びる形状であり、前記側部は、前記基端部における前記カバー側の位置から前記横方向の他側に延びる本体部を有しているのが良い。
上記によれば、レバーの側部を簡単な形状にすることができる。
(4)一対の前記カバー側面部は、前記並び方向に関して、前記ハウジングに近い側に位置する幅広部と、前記幅広部よりも幅狭であって前記ハウジングから離れた側に位置する幅狭部と、前記幅広部と前記幅狭部との間に位置する段差部と、を有し、前記本体部は、前記幅狭部に沿って配置されるのが良い。
上記構成によれば、幅狭部の幅狭分だけレバーの幅寸法を小さくでき、コネクタの小型化を実現することができる。
(5)前記ハウジングと相手側ハウジングとが嵌合状態にあるときに、前記本体部は、前記段差部と接触可能に対向しているのが良い。
上記構成によれば、ハウジングと相手側ハウジングとが嵌合状態に至ったときに、本体部が段差部に接触し、レバーの回動操作を停止させることができる。また、本体部が段差部に接触することで、カバーが段差部側で変形するのを抑えることができる。
(6)前記段差部は、前記並び方向に凹む凹部を有し、前記本体部は、前記嵌合状態で前記凹部に嵌合する凸部を有しているのが良い。
上記構成によれば、ハウジングと相手側ハウジングとが嵌合状態にあるときに、レバーがハウジングに対して位置ずれするのを規制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
本開示の実施形態1に係るコネクタ10は、図1および図2に示すように、ハウジング11、スライダ40、カバー50、レバー70、および端子金具90を備えている。ハウジング11は、図3に示すように、相手側ハウジング100に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、ハウジング11が相手側ハウジング100と嵌合する側を前側とする。図2、図3の下側が前側になる。幅方向は、図2、図3の紙面厚み方向であって、図4の左右方向に相当する。横方向は、前後方向および幅方向と交差する方向であって、図2、図3の左右方向に相当する。横方向一側は、図2、図3の右側に相当し、横方向他側は、図2、図3の左側に相当する。図1~図4、図9において、前側は符号F、後側は符号R、横方向一側は符号H1(図4、図9は非表示)、横方向他側は符号H2、でそれぞれ表示される。図1、図4、図9において、幅方向は符号Wで表示される。また、以下の説明において、本開示の内容と関連性の低いものについては図示を省略している。
(ハウジング、端子金具等)
ハウジング11は、合成樹脂製であって、図1に示すように、アウタハウジング12と、インナハウジング13と、リテーナ14と、フロントマスク15と、を有して構成される。
インナハウジング13は、横方向に長い角ブロック状をなしている。インナハウジング13の外周には、ゴム製のシールリング20が取り付けられている。ハウジング11と相手側ハウジング100とが嵌合状態にあるときに、シールリング20がインナハウジング13と相手側ハウジング100との間に挟み込まれ、ハウジング11と相手側ハウジング100との間が液密にシールされる。インナハウジング13の後端部には、ゴム製の一括ゴム栓30が取り付けられている。一括ゴム栓30は、アウタハウジング12の後述する後壁18とインナハウジング13との間に挟み込まれる。インナハウジング13には、前後方向に延びる複数のキャビティ16が形成されている。
端子金具90は、インナハウジング13の各キャビティ16に後方から挿入されて収容される。端子金具90は、導電金属製であって、電線Wの端末部に圧着して接続されている。電線Wは、一括ゴム栓30を液密に貫通し、アウタハウジング12の後述する引出面27から後方に引き出される。
リテーナ14は、インナハウジング13に取り付けられ、端子金具90を係止する。端子金具90は、リテーナ14によってインナハウジング13からの抜け出しが規制される。フロントマスク15は、インナハウジング13の前面を覆うようにインナハウジング13に取り付けられる。フロントマスク15にもインナハウジング13の各キャビティ16が同軸で貫通している。
アウタハウジング12は、横方向に長い角箱状をなしている。アウタハウジング12は、外周を包囲する周壁17と、後端を閉じる後壁18と、を有し、前方に開放されている。一括ゴム栓30は、後壁18によってインナハウジング13からの抜け出しが規制される。インナハウジング13は、アウタハウジング12の内部(周壁17と後壁18との内部空間)に前方から挿入されて収容される。図6に示すように、アウタハウジング12の周壁17には、係止孔19が形成されている。インナハウジング13は、横方向に突出する係止突起21(図1を参照)を係止孔19に嵌め入れることで、アウタハウジング12からの抜け出しが規制される。
アウタハウジング12の周壁17とインナハウジング13との間には、相手側ハウジング100のフード部101が嵌合される。
周壁17は、幅方向に対向する一対のハウジング側面部22(図4を参照、図6に1つのみ図示)と、横方向に対向する一対のハウジング端面部23(図4、図6に1つのみ図示)と、によって構成される。各ハウジング端面部23の幅方向の両端部には、図4に示すように、前後方向に長い挿通孔24が形成されている。挿通孔24には、スライダ40が収容される。
アウタハウジング12の内部には、挿通孔24と連通する挿入空間25(図5を参照)が形成されている。スライダ40は、横方向一側の挿通孔24から挿入空間25に挿入される。各ハウジング側面部22における幅方向内側の内面(挿入空間25に臨む面)および幅方向外側の外面は、それぞれ横方向および前後方向に沿って平坦に形成されている(図4を参照)。
後壁18には、図6に示すように、複数の貫通孔26が形成されている。各貫通孔26には、一括ゴム栓30から延びる電線Wが貫通して配置される。後壁18は、後方を向く後面に、各電線Wを引き出す引出面27を有している。後壁18は、引出面27の外周におけるハウジング側面部22との境界部位に、スライド部28を有している。スライド部28は、後壁18の後面における幅方向両側の端部に対をなして形成されている。スライド部28は、横方向に延びる溝部31と、溝部31を部分的に閉塞する複数の庇状の抜け止め部32と、を有している。図5に示すように、スライド部28の溝部31には、カバー50の後述するガイド部61がスライド可能に挿入される。各抜け止め部32は、ガイド部61と係合し、カバー50の、アウタハウジング12からの抜け出しを規制する。
図1および図6に示すように、アウタハウジング12は、前端に、周壁17に対して横方向一側にずれて配置される延設部33を有している。また、アウタハウジング12は、延設部33から後方に突出する支持部34を有している。支持部34には、図6に示すように、幅方向に一対の軸受け部35が形成されている。各軸受け部35は、断面U字形をなし、後方に開放されている。各軸受け部35には、レバー70の後述する回動軸82(図3を参照)が回動可能に挿入される。
(スライダ40)
スライダ40は、合成樹脂製であって、図1に示すように、横方向に長い板状をなし、幅方向の各挿通孔24と対応するように、ハウジング11に対をなして取り付けられる。そして、スライダ40は、ハウジング11に対し、ハウジング側面部22の内面に沿って横方向にスライド移動可能とされている。
スライダ40の内面(対向面)における横方向に間隔を置いた複数箇所には、カム溝41が凹設されている。各カム溝41は、横方向と交差する斜め方向に延び、スライダ40の前端に開口している。図5に示すように、各カム溝41には、相手側ハウジング100のフード部101に形成されたカムピン102が挿入される。スライダ40の移動時に各カムピン102が各カム溝41の溝面を摺動することにより、ハウジング11と相手側ハウジング100との嵌合・離脱を進めることが可能となっている。
図1に示すように、スライダ40の内面における横方向一側の端部には、押圧受け部43が凹設されている。押圧受け部43は、断面U字形をなし、後方に開放されている。図2および図3に示すように、スライダ40がハウジング11に取り付けられた状態において、押圧受け部43は、ハウジング側面部22に対して横方向一側にずれて配置される。押圧受け部43には、レバー70の後述する押圧部81が横方向に押圧可能に挿入される。
(カバー)
カバー50は、合成樹脂製であって、キャップ状をなし、横方向一側と前方とに亘って開放されている。カバー50は、図7に示すように、幅方向に一対のカバー側面部51と、各カバー側面部51の後端間をつなぐ背面部52とを有している。背面部52は、カバー50における横方向他側の端面と後端面とを閉塞する。ハウジング11の引出面27から引き出された各電線Wは、カバー50の内部において背面部52によって横方向一側に向けて屈曲させられる。そして、各電線Wは、カバー50の横方向一側の端部における導出端から導出される。カバー50の導出端の外周は、リブ53によって縁取られている。背面部52における横方向他側の端面には、詳細は図示しないが、弾性変形可能なロックアーム54が形成されている(図2および図7を参照)。
カバー50がハウジング11に取り付けられた状態において、カバー側面部51とハウジング側面部22とはスライド部28による境界を介して前後方向に並んで配置される。カバー50は、ハウジング11に近い前端側に幅広部55を有し、ハウジング11から離れた後端側に幅狭部56を有し、幅狭部56と幅広部55との間に幅方向に沿った段差部57を有している。幅広部55、幅狭部56および段差部57は、各カバー側面部51の外面部分のうち、カバー50の最大幅を構成する部分である。図4に示すように、幅狭部56の幅寸法(図4のd1を参照)は、幅広部55の幅寸法も小さくされている。
段差部57は、図2に示すように、幅方向外側から見た場合に、横方向に延びる直線部58と、直線部58に隣接して前方に凹む凹部59と、を有している。凹部59は、横方向に延びる底面部分を有している。
カバー50は、図7に示すように、幅広部55の反対側となる各カバー側面部51の前端側の内面に、横方向に延びるガイド部61を有している。図5に示すように、ガイド部61は、スライド部28の溝部31にスライド可能に嵌合される。また、レバー70は、ガイド部61に臨む位置に、弾性変形可能なカバーロック部62を有している。図7に示すように、カバーロック部62は、幅広部55および段差部57に露出している。図5に示すように、カバーロック部62が抜け止め部32に係止されることで、アウタハウジング12に対するカバー50の、横方向他側(図5の左側)への位置ずれが規制される。アウタハウジング12に対するカバー50の(図5の右側)への位置ずれは、抜け止め部32に幅広部55の一部が係止されることで規制される。
(レバー)
レバー70は、合成樹脂製であって矩形枠状をなし、ハウジング11に対して開始位置(図2を参照)と嵌合位置(図3を参照)との間を回動可能に支持される。なお、以下の説明において、レバー70の方向の基準は、ハウジング11に対してレバー70が嵌合位置に配置される状態を基準とする。
レバー70は、図8に示すように、幅方向に延びる連結部71と、連結部71の幅方向の両端から横方向一側に延びる一対の側部72と、各側部72における横方向一側の端部から前方に延びる一対の基端部73と、を有している。側部72と基端部73との連設部位は、L字形に交差している。
連結部71の内面(前方を向く面)には、ロックアーム54に係止されるレバーロック部74が形成されている。
各側部72の内面(幅方向内側の面)は、横方向および前後方向に沿って配置されている。各側部72の内面間寸法(離間寸法)は、幅狭部56の幅寸法に対応して設定されている。
各側部72は、連結部71から横方向一側へ向けて前方に傾斜する傾斜部75と、傾斜部75から基端部73にかけて横方向一側に延びる本体部76と、を有している。本体部76は、前端に、横方向に延びる複数の沿部77と、隣接する沿部77間である本体部76の横方向中間部において前方に突出する凸部78と、を有している。凸部78は、台形状をなし、横方向に延びる端面部分を有している。図3に示すように、凸部78は、嵌合位置で凹部59に嵌合される。本体部76は、後端における凸部78と対応する位置に、三角凹状の凹溝79を有している。図2に示すように、凹溝79は、開始位置で、カバー50のリブ53に係止される。凸部78は、凹溝79の形成に起因する側部72の横方向中間部における脆弱化を補強している。
図8に示すように、各基端部73は、各本体部76に対して幅方向内側にシフトして連設されている。各基端部73の外面(幅方向外側の面)は、各本体部76の外面に対して幅方向内側に配置される。各基端部73の外面の後端部には、一対の押圧部81(図8では1つのみ図示)が突出して形成されている。各押圧部81の突出方向の先端部(幅方向外側の端部)は、円形カム形状をなし、対応するスライダ40の押圧受け部43を押圧し、ハウジング11に対するスライダ40のスライド移動を可能ならしめる。
各基端部73の内面(幅方向内側の面)の前端部には、一対の回動軸82が突出して形成されている。各回動軸82は、円柱状をなし、互いに対向して配置される。各回動軸82は、各軸受け部35の内部に回動可能に挿入される。
各基端部73の内面の前後方向中間部には、一対の規制部83が突出して形成されている。各規制部83は、矩形板状をなし、互いに対向して配置される。各規制部83の突出方向の先端部は、凹凸状に噛み合って係止される。各規制部83が互いに係止されることにより、各側部72の前後方向の位置ずれが規制される。
(コネクタの作用)
ハウジング11と相手側ハウジング100との嵌合に先立ち、回動軸82が軸受け部35に嵌合して支持され、押圧部81が押圧受け部43に受けられて、レバー70がハウジング11に対して開始位置に支持される。図2に示すように、レバー70は、開始位置において、凹溝79にリブ53の端部を嵌め込むことで、カバー50に対して位置決めされる。また、レバー70は、開始位置において、全体としてハウジング側面部22に対して横方向一側にずれて配置される。
続いて、ハウジング11に相手側ハウジング100が浅く嵌合される。すると、相手側ハウジング100の各カムピン102がスライダ40の各カム溝41の入り口に挿入される。その状態で、レバー70がハウジング11に対して回動軸82を中心として図2の矢印A方向となる嵌合位置側に回動される。作業者は、連結部71を摘むことで、レバー70の回動操作を円滑に行うことができる。
レバー70が嵌合位置に向かう過程で、押圧部81が押圧受け部43を押圧し、スライダ40がハウジング11に対して横方向他側に向けてスライド移動する。この間、各カムピン102が各カム溝41の溝面を摺動し、ハウジング11と相手側ハウジング100との嵌合が進行する。
レバー70が嵌合位置に至ると、カバー50のロックアーム54にレバーロック部74が係止され、レバー70の回動操作が停止される。各カムピン102は各カム溝41の奥端側に到達し、ハウジング11と相手側ハウジング100とが正規に嵌合される。各端子金具90は、相手側ハウジング100に装着された図示しない各相手側端子に電気的に接続される。
レバー70が嵌合位置に至るとき、図3に示すように、側部72の本体部76の前端がカバー50の段差部57に載せられ、沿部77が直線部58に接触する。これにより、レバー70のそれ以上の回動操作が規制され、レバー70が嵌合位置に停止される。また、嵌合位置では、レバー70の凸部78がカバー50の凹部59に嵌合し、カバー50に対するレバー70の位置ずれも規制される。
さらに、嵌合位置では、レバー70における各基端部73を除く部分がカバー50の外面に沿って配置される。具体的には、各側部72が各カバー側面部51の幅狭部56に沿って配置され、連結部71が背面部52に沿って配置される。各基端部73は、各ハウジング側面部22の横方向一側に、各ハウジング側面部22に並んで配置される。各基端部73の一部は、各スライダ40の幅方向内側に配置される。他方、レバー70は、各ハウジング側面部22に重なる部分(覆う部分)を有さず、全体が各ハウジング側面部22からハウジング11およびカバー50の並び方向の後方に離れて配置される。
上記の場合は、インナハウジング13の各キャビティ16の全てに端子金具90を収容する仕様形態を想定している。この仕様形態においては、図4に示すように、レバー70は幅寸法D1に設定され、カバー50は幅寸法d1に設定される。
これに対し、インナハウジング13の各キャビティ16の一部のみに端子金具90を収容する仕様形態の場合、カバー50の内部に配置される電線Wの本数が上記よりも減少することになる。ここで、カバー50とレバー70のそれぞれの幅寸法を小さくできれば、コネクタ10を小型化することができ、好ましいと言える。
その点、本実施形態1においては、レバー70の全体が各ハウジング側面部22から後方に離れて配置されており、レバー70の幅寸法を、各ハウジング側面部22の幅方向外側の外面間寸法つまりハウジング11の幅寸法とは無関係に決めることができる。言い換えれば、各側部72の内面間寸法を各カバー側面部51の幅方向外側の外面間寸法(幅狭部56の幅寸法)に合わせるのみで、レバー70の幅寸法を決めることができる。
よって、少極時には、図9に示すように、ハウジング11の幅寸法を変更せず、カバー50の幅寸法d2を減少させ、さらに、カバー50の幅寸法d2の減少分、レバー70の幅寸法D2を減少させることができる。その結果、レバー70の幅寸法D2を上記幅寸法D1(図4を参照)よりも小さくし、カバー50の幅寸法d2を上記幅寸法d1よりも小さくすることができ、レバー70およびカバー50を有する後部側において、コネクタ10の小型化を実現することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態1によれば、レバー70の幅寸法を各ハウジング側面部22から制約を受けずに設定することができる。このため、電線Wの本数が減少する場合に、ハウジング11の幅寸法を変えずに、カバー50の幅寸法を小さくし、さらにカバー50に応じてレバー70の幅寸法を小さくすることができる。その結果、コネクタ10の小型化に対応することが可能となる。
また、本実施形態1の場合、レバー70は、ハウジング側面部22と重ならないように回動軸82から連結部71まで長く延びる形状をなしている。このため、レバー70の全長を長く確保することができ、レバー70の回動操作を小さい力で行うことができる。
また、側部72が基端部73の後端側から横方向他側に延びる本体部76を有し、レバー70が嵌合位置にあるときに、本体部76が段差部57と接触可能に対向しているため、カバー50が段差部57側で変形するのを本体部76で抑えることができる。
さらに、段差部57が前方に凹む凹部59を有し、本体部76が凸部78を有し、レバー70が嵌合位置にあるときに、凹部59に凸部78が嵌合するため、ハウジング11に対するレバー70の位置ずれを規制することができる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された上記実施形態1はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
上記実施形態1の場合、レバーは、カム溝を有するスライダを移動させる操作レバーとして構成されていた。これに対し、他の実施形態によれば、レバーは、自らカム溝等の倍力構造を有してハウジングと相手側ハウジングとの嵌合を行うものであっても良い。
上記実施形態1の場合、ハウジングは、インナハウジングとアウタハウジングとを有して構成されていた。これに対し、他の実施形態によれば、ハウジングは、分離不能な一体の構造であっても良い。他の実施形態の場合、ハウジングの幅方向外側の外面で、且つカバー側面部と前後方向で並ぶ位置に、ハウジング側面部が形成されていると良い。
上記実施形態1の場合、コネクタは、一括ゴム栓およびシールリングを有する防水コネクタであった。これに対し、他の実施形態によれば、コネクタは、一括ゴム栓およびシールリングを有さない非防水コネクタであっても良い。
上記実施形態1の場合、ハウジング側面部およびカバー側面部は、それぞれハウジングおよびカバーの板状部分として構成されていた。これに対し、他の実施形態によれば、ハウジング側面部およびカバー側面部は、それぞれハウジングおよびカバーの外面部分として構成されていても良い。
10…コネクタ
11…ハウジング
12…アウタハウジング
13…インナハウジング
14…リテーナ
15…フロントマスク
16…キャビティ
17…周壁
18…後壁
19…係止孔
20…シールリング
21…係止突起
22…ハウジング側面部
23…ハウジング端面部
24…挿通孔
25…挿入空間
26…貫通孔
27…引出面
28…スライド部
30…一括ゴム栓
31…溝部
32…抜け止め部
33…延設部
34…支持部
35…軸受け部
40…スライダ
41…カム溝
43…押圧受け部
50…カバー
51…カバー側面部
52…背面部
53…リブ
54…ロックアーム
55…幅広部
56…幅狭部
57…段差部
58…直線部
59…凹部
61…ガイド部
62…カバーロック部
70…レバー
71…連結部
72…側部
73…基端部
74…レバーロック部
75…傾斜部
76…本体部
77…沿部
78…凸部
79…凹溝
81…押圧部
82…回動軸
83…規制部
90…端子金具
100…相手側ハウジング
101…フード部
102…カムピン
D1,D2…レバーの幅寸法
d1,d2…カバーの幅寸法
W…電線

Claims (6)

  1. 電線の引出面を有するハウジングと、
    前記引出面を覆うように前記ハウジングに装着されるカバーと、
    前記ハウジングに回動可能に支持されるレバーと、を備え、
    前記レバーは、幅方向で対向する一対の側部と、一対の前記側部をつなぐ連結部と、を有し、
    前記カバーは、一対の前記側部の前記幅方向内側に配置される、一対のカバー側面部を有し、
    前記ハウジングは、前記引出面の外周の境界を介して一対の前記カバー側面部の反対側の位置に、前記カバー側面部に並んで配置される、一対のハウジング側面部を有し、
    前記レバーは、前記カバー側面部と前記ハウジング側面部との並び方向に一対の前記ハウジング側面部から離れている、コネクタ。
  2. 前記レバーは、前記側部の基端部に回動軸を有し、
    前記ハウジングは、前記ハウジング側面部に対して前記並び方向と交差する横方向一側にずれた位置に、前記回動軸を受ける軸受け部を有している、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記基端部は、前記カバーと前記ハウジングとに亘って前記並び方向に延びる形状であり、前記側部は、前記基端部における前記カバー側の位置から横方向他側に延びる本体部を有している、請求項2に記載のコネクタ。
  4. 一対の前記カバー側面部は、前記並び方向に関して、前記ハウジングに近い側に位置する幅広部と、前記幅広部よりも幅狭であって前記ハウジングから離れた側に位置する幅狭部と、前記幅広部と前記幅狭部との間に位置する段差部と、を有し、
    前記本体部は、前記幅狭部に沿って配置される、請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記ハウジングと相手側ハウジングとが嵌合状態にあるときに、前記本体部は、前記段差部と接触可能に対向している、請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記段差部は、前記並び方向に凹む凹部を有し、前記本体部は、前記嵌合状態で前記凹部に嵌合する凸部を有している、請求項5に記載のコネクタ。
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