JP2023167204A - 台車 - Google Patents

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Hiroshi Ueno
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Abstract

【課題】本発明は、圃場等における使用性に優れる台車を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の一態様に係る台車は、平面視矩形状の荷台と、上記荷台の下方で車幅方向に対向して配置される一対の車輪と、上記荷台の走行方向一方側の端部に配置され、上記荷台の下方に突出する第1脚部と、上記荷台の走行方向他方側の端部に配置され、上記荷台の下方に突出する第2脚部と、上記荷台の走行方向他方側の端部から上方に突出する積み荷支持柱とを備え、上記荷台を水平面に対して平行に配置した状態で、上記第1脚部が少なくとも上記水平面に当接する高さに保持可能に構成されており、かつ上記第2脚部が少なくとも上記水平面から離間した高さに保持可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、台車に関する。
圃場等で苗箱や収穫箱等を運搬するために台車が使用される。この台車として、作業者が手押しで操作する手押し台車が公知である(特許文献1参照)。
実用新案登録第3127597号公報
特許文献1には、下フレームに車輪(前輪及び後輪)が配置されると共に、この下フレームの一辺に作業者が操作するための手押しハンドルが配置された構成が記載されている。特許文献1には、下フレームにブレーキ機構が設けられており、フットレバーの踏み込みによって車輪を固定できることが記載されている。
特許文献1に記載されているような従来の台車は、ハンドル部とフットレバーとが同じ側に位置しており、ハンドル部の操作によって台車を移動させ、かつフットレバーによるブレーキ操作によって台車を停止させるように構成されている。
特許文献1に記載されている台車は、ハンドル部が配置されている側が走行方向後ろ側になる。例えばこの台車を反対向きに走行させたい場合には、ハンドル部を把持して円を描くように180°旋回することを要する。しかしながら、ハウス内や、ハウス周辺の通路、圃場等においては、十分な旋回スペースが得られないことがある。
上記不都合に鑑みて、本発明は、圃場等における使用性に優れる台車を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る台車は、平面視矩形状の荷台と、上記荷台の下方で車幅方向に対向して配置される一対の車輪と、上記荷台の走行方向一方側の端部に配置され、上記荷台の下方に突出する第1脚部と、上記荷台の走行方向他方側の端部に配置され、上記荷台の下方に突出する第2脚部と、上記荷台の走行方向他方側の端部から上方に突出する積み荷支持柱とを備え、上記荷台を水平面に対して平行に配置した状態で、上記第1脚部が少なくとも上記水平面に当接する高さに保持可能に構成されており、かつ上記第2脚部が少なくとも上記水平面から離間した高さに保持可能に構成されている。
本発明の一態様に係る台車は、圃場等における使用性に優れる。
図1は、本発明の一実施形態に係る台車を示す模式的側面図である。 図2は、図1の台車における車輪の配置を示すA-A線断面図である。 図3は、図1の台車における第2脚部の配置を示すB-B線断面図である。 図4は、図1の台車における第1脚部の配置を示すC-C線断面図である。 図5は、図1の台車における第1脚部の変形例を示すA-A線断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係る台車は、平面視矩形状の荷台と、上記荷台の下方で車幅方向に対向して配置される一対の車輪と、上記荷台の走行方向一方側の端部に配置され、上記荷台の下方に突出する第1脚部と、上記荷台の走行方向他方側の端部に配置され、上記荷台の下方に突出する第2脚部と、上記荷台の走行方向他方側の端部から上方に突出する積み荷支持柱とを備え、上記荷台を水平面に対して平行に配置した状態で、上記第1脚部が少なくとも上記水平面に当接する高さに保持可能に構成されており、かつ上記第2脚部が少なくとも上記水平面から離間した高さに保持可能に構成されている。
当該台車は、例えば上記第1脚部が水平面から離間するように荷台を傾けた状態で容易に走行することができる。当該台車は、上記荷台を水平面と平行に維持することで、上記第1脚部を水平面に接地することができ、従来の台車のようにブレーキ操作によって台車を停止することを要しないので、所望の位置で容易に停止することができる。また、当該台車は、上記積み荷支持柱が上記荷台の走行方向他方側の端部に配置されているので、上記第1脚部が水平面から離間するように荷台を傾けた場合でも、上記荷台から積み荷が落下することを容易に抑制することができる。さらに、当該台車は、上記荷台の走行方向他方側の端部に上記第2脚部が配置されているので、当該台車の走行容易性を損なうことなく、かつ当該台車が転倒することを容易に抑制することができる。従って、当該台車は、圃場等における使用性に優れる。
上記第1脚部は、上記走行方向一方側の端部の中央部、又は左右両側部に配置されているとよい。このように、上記第1脚部が、上記走行方向一方側の端部の中央部、又は左右両側部に配置されていることによって、上記第1脚部を接地した状態における当該台車の安定性を向上できる。
上記第2脚部は、上記走行方向他方側の端部の中央部、又は左右両側部に配置されているとよい。このように、上記第2脚部が、上記走行方向他方側の端部の中央部、又は左右両側部に配置されていることによって、上記第2脚部を接地した状態における当該台車の安定性を向上できる。
上記一対の車輪の回転軸が、走行方向における上記荷台の中心位置よりも上記第2脚部側にオフセットされているとよい。当該台車は、上記積み荷支持柱によって積み荷を支持しつつ走行し又は停止することがある。この際に、上記積み荷支持柱側の重量が大きくなることがある。また、上記荷台に積み荷が積載されていない場合等には、上記積み荷支持柱に起因して、上記積み荷支持柱側の重量が大きくなりやすい。このような場合であっても、上記一対の車輪の回転軸が、走行方向における上記荷台の中心位置よりも上記第2脚部側にオフセットされていることによって、上記荷台及びこの荷台に積載される積み荷全体の重量バランスを上記回転軸の上方或いは上記回転軸よりも上記第1脚部側が大きくなるように制御しやすい。その結果、上記第1脚部を接地することで、当該台車を安定的に停止しやすい。
上記荷台の車幅方向の両端部に各一対配置され、上記荷台の下方に突出し、上記車輪を両側から挟み込んだ状態で上記荷台と上記車輪とに連結される車輪支持柱を備えており、上記一対の車輪が、上記荷台の直下に保持されているとよい。このように、上記荷台の車幅方向の両端部に各一対配置され、上記荷台の下方に突出し、上記車輪を両側から挟み込んだ状態で上記荷台と上記車輪とに連結される車輪支持柱を備えており、上記一対の車輪が、上記荷台の直下に保持されていることによって、車幅を小さくしつつ、上記荷台への積み荷の積載及び積み下ろし作業の容易化を図ることができる。
上記荷台が平板状であるとよい。このように、上記荷台が平板状であることによって、上記荷台に所望の積み荷を積載しやすい。
なお、本発明において、「下」とは、荷台を水平面に対して平行に保持した状態における下を意味し、「上」とは、荷台を水平面に対して平行に保持した状態における上を意味する。「荷台が平板状」とは、荷台が全体として平らであることを意味しており、例えば荷台にフレームに起因する開口や部分的な段差が形成されている構成を含む。「荷台の走行方向一方側の端部に配置される」とは、走行方向における荷台の長さをLとし、この長さLを1/5ずつ5分割した場合(1つの領域の走行方向における長さがL/5になるように、荷台を走行方向に5等分した場合)において、最も走行方向一方側に位置する領域に、少なくとも一部分が配置されていることを意味する。「荷台の走行方向他方側の端部に配置される」とは、走行方向における荷台の長さをLとし、この長さLを1/5ずつ5分割した場合(1つの領域の走行方向における長さがL/5になるように、荷台を走行方向に5等分した場合)において、最も走行方向他方側に位置する領域に、少なくとも一部分が配置されていることを意味する。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[台車]
図1から図4に示す台車10は、平面視矩形状の荷台1と、荷台1の下方で車幅方向(図1のY方向)に対向して配置される一対の車輪2と、荷台1の走行方向一方側(図1のX方向右側。以下、走行方向一方側のことを「第1方向」ともいう。)の端部に配置され、荷台1の下方に突出する第1脚部3と、荷台1の走行方向他方側(図1のX方向左側。以下、走行方向他方側のことを「第2方向」ともいう。)の端部に配置され、荷台1の下方に突出する第2脚部4と、荷台1の走行方向他方側(第2方向)の端部から上方に突出する積み荷支持柱5とを備える。
当該台車10は、図2に示すように、車幅方向に対向する一対の車輪2のみによって走行可能な2輪台車である。当該台車10は、一対の車輪2のみによって走行できるので小回りが利く。当該台車10は、例えば第1脚部3側が高くなるように荷台1を傾けて、第1脚部3及び第2脚部4がいずれも地面から離間するように保持した状態で走行する。当該台車10は、例えば作業者が荷台1の一部を把持して走行することができる。すなわち、作業者は、第1方向の端部側を把持してもよく、第2方向の端部側を把持してもよい。当該台車10は、従来の台車のようなハンドル部を有しておらず、従来の台車のようにハンドル部を把持しなくてもよいので、使用性に優れる。また、後述するように、当該台車10は、第1脚部3及び第2脚部4の一方又は両方が伸縮可能に構成されていてもよい。例えば第1脚部3が伸縮可能である場合、当該台車10は、走行時には第1脚部3の長さを短くして、荷台1が略水平に保たれるようにしてもよい。この場合、第1脚部3及び第2脚部4と地面との間隔が略等しくなるように、走行時における第1脚部3の長さと第2脚部4の長さとを略同じにすることも好ましい。
当該台車10は、例えば露地、ハウス等の育苗場、圃場、これらの場所の周辺の狭い通路などで好適に使用できる。また、当該台車10の用途や使用場所は、特に限定されるものではなく、農業用途以外に使用することもでき、例えば工場内で長尺物の運搬等に使用することも可能である。
(荷台)
荷台1は、複数の骨材を組み合わせたフレームを用いて構成されてもよく、1又は複数の板材を用いて構成されてもよい(図1から図4ではフレームを図示)。上述のように、荷台1は平面視矩形状であり、より詳しくは走行方向を長手方向とする長方形状である。
荷台1は平板状である。すなわち、荷台1の上面は略平面である。荷台1が平板状であることによって、荷台1に所望の積み荷を積載しやすい。また、この構成によると、荷台1及び荷台1に積載される積み荷の重量バランスを制御しやすい。
(車輪)
一対の車輪2は、走行方向における荷台1の中央部に配置されている。例えば一対の車輪2の回転軸は、荷台1を走行方向に2等分した場合の中心位置に配置されていてもよい。
一方で、一対の車輪2の回転軸は、走行方向における荷台1の中心位置よりも第2脚部4側(第2方向)にオフセットされていることも好ましい。当該台車10は、上述の積み荷支持柱5によって積み荷を支持しつつ走行し又は停止することがある。この際に、積み荷支持柱5側の重量が大きくなることがある。また、荷台1に積み荷が積載されていない場合等には、積み荷支持柱5に起因して、積み荷支持柱5側の重量が大きくなりやすい。このような場合であっても、一対の車輪2の回転軸が、走行方向における荷台1の中心位置よりも第2脚部4側にオフセットされていることによって、荷台1及びこの荷台1に積載される積み荷全体の重量バランスを上記回転軸の上方或いは上記回転軸よりも第1方向が大きくなるように制御しやすい。その結果、第1脚部3を接地することで、当該台車10を安定的に停止しやすい。
一対の車輪2の回転軸が、第2脚部4側にオフセットされている場合、車輪2の回転軸は、走行方向における荷台の長さをLとし、この長さLを1/5ずつ5分割した場合(1つの領域の走行方向における長さがL/5になるように、荷台を走行方向に5等分した場合)において、最も中央に位置する領域であって、荷台1の走行方向における中心位置よりも第2方向側に配置されることが好ましい。なお、車輪2の回転軸の走行方向位置は一定の位置に固定されていてもよく、調整可能に設けられていてもよい。車輪2の回転軸の位置を調整可能とする手段としては、荷台の骨材を回転軸の位置に対応して配置する方法が挙げられる。また、荷台1に後述の車輪支持柱6の締結箇所を複数設けておくことで、車輪2の車幅方向位置や車輪2の車輪幅を調整できるように構成されていてもよい。
各車輪2は、それぞれ一対の車輪支持柱6によって荷台1に連結されている。以下に、車輪2の連結機構について説明する。
図2に示すように、車輪支持柱6は、荷台1の車幅方向の両端部に各一対配置されている。車輪支持柱6は、荷台1の下方に突出し、車輪2を両側から挟み込んだ状態で荷台1と車輪2とに連結されている。かかる構成を備えることで、車輪2は、それぞれ荷台1の直下に保持されている。その結果、当該台車10は、車輪2に起因する車幅の増加を抑えることができると共に、車輪2が積み荷作業等の妨げになることを抑制できる。従って、当該台車10は、車幅を小さくしつつ、荷台1への積み荷の積載及び積み下ろし作業の容易化を図ることができる。
車輪支持柱6は、荷台1の下面に配置されている取付座7(車輪支持柱用取付座)に固定されている。車輪支持柱6は、ボルト及びナット等の締結具によって取付座7に着脱可能に固定されている。この構成によると、当該台車10は、用途に応じて異なる長さの車輪支持柱6を用いることができる。その結果、車輪支持柱6の長さを変更することが容易となり、ひいては車輪径の変更によって転がり抵抗を容易に選択することができる。また、当該台車10は、車幅方向における両側の車輪支持柱6の長さを変えることで、車輪2の高さを個別に調整することができる。当該台車10は、例えば斜面で使用する際に、斜面の傾斜に応じて車輪支持柱6の長さを調整してもよい。なお、車輪支持柱6の長さは同じとしつつ、一対の車輪2の車輪径を変更することで、斜面(傾斜方向と等高線方向の両方)に対応することも可能である。さらに、斜面等に適切に対応できるように、車幅方向の両側において、車輪支持柱6の長さと車輪2の車輪径との両方を任意に選択することも可能である。加えて、当該台車10は、傾斜地等で使用する場合に、後述の停止脚として使用される脚部(通常は第1脚部3であるが第2脚部4であってもよい)側の積載荷重を大きくすることで、停止脚によるブレーキ効果を高めることもできる。
取付座7には、複数の締結箇所が設けられていることも好ましい。例えば車幅方向に複数の締結箇所を設けることで、一対の車輪2間の間隔や、車輪2のボス幅を変更することができる。この構成によると、車幅間隔や、車輪幅を用途に応じて調整することができる。その結果、畝幅の異なる圃場への適用や、接地面積の調整が容易になる。
(第1脚部)
図1及び図4に示すように、第1脚部3は、荷台1を水平面に対して平行に配置した状態で、上記水平面に対して垂直方向(垂直下方)に突出している。また、第1脚部3は、少なくとも上記水平面に当接する高さに保持可能に構成されている。第1脚部3は、上記水平面に当接する高さに保持できるように高さ調整可能に構成されていてもよい。すなわち、第1脚部3は伸縮可能に構成されていてもよい。
第1脚部3は、当該台車10を停止する際に接地するように設けられている。すなわち、第1脚部3は、積載荷重を保持すると共に、当該台車10の意図しない移動を防止するための停止脚である。なお、当該台車10において、荷台1への積み荷の積み付けは、第1脚部3が接地している状態で、第1脚部3側から行うことが想定される。また、当該台車10において、積み荷の荷下ろしは、第1脚部3が接地している状態で、第2脚部4側から行うことが想定される。このように、第1脚部3は、積み荷の積み付け時及び荷下ろし時における荷台1の支柱として機能する。なお、当該台車10は、例えば積み荷の積み付け作業を第2脚部4側から行うことや、荷下ろしを第1脚部3側から行うことを排除するものではない。この場合、荷台1に積載される積み荷全体の重量バランスが車輪2よりも第2脚部4側にシフトすることがある。第1脚部3は、このようなケースにおいては、転倒防止手段として機能し得る。すなわち、第1脚部3と第2脚部4との機能は、使用態様に応じて入れ替わってもよい。
第1脚部3は、荷台1の下面に配置されている取付座(第1脚部用取付座、不図示)に固定されている。このように構成されていることで、当該台車10は、用途に応じて第1脚部3の配置や種類(支持柱の長さや第1脚部3に配置され得るコマの直径等)を変更可能に構成されている。
図4では、第1脚部3は、荷台1の走行方向一方側の中央部に配置されている。このように構成されていることで、第1脚部3を接地した状態における当該台車10の安定性を向上できる。
一方で、図5に示すように、第1脚部3は、荷台1の走行方向一方側の左右両側部に配置されていることも好ましい。この構成によっても、第1脚部3を接地した状態における当該台車10の安定性を向上できる。
第1脚部3が、荷台1の左右両側部に配置される場合、荷台1の左右両側部からそれぞれ第1脚部3が突出していてもよい。また、荷台1の中央部から1本の支持柱が突出し、この支持柱から2又に分かれて一対の第1脚部3が荷台1の左右両側部から突出するように設けられていてもよい。
第1脚部3が荷台1の左右両側部に配置される場合、図5に示すように、これらの第1脚部3同士の間隔は、一対の車輪2同士の間隔と同じであることが好ましい。すなわち、一対の第1脚部3は、一対の車輪2を第1方向に投影した位置に配置されていることが好ましい。また、第1脚部3同士の間隔としては、例えば畝立てピッチのn倍(nは整数)とすることが好ましく、畝立てピッチの1倍又は2倍とすることがより好ましい。このように構成されることで、当該台車10を圃場で使用する際に、一対の車輪2と第1脚部3との両方を畝溝等に接地させやすい。
第1脚部3の接地部分の断面形状としては、特に限定されるものではなく、例えば矩形状、円形状、筒状等が挙げられる。また、上記接地部分は、他の部分と一体的に設けられていてもよく、他の部分とは別の部材で構成されていてもよい。さらに、上記接地部分には、車輪2と同じ方向に回転するコマ又は旋回式コマが配置されていてもよい。なお、上記接地部分にコマ又は旋回式コマが配置されている場合、これらの部材には回転を停止させるためのストッパーが設けられていてもよい。
(第2脚部)
図1及び図3に示すように、第2脚部4は、荷台1を水平面に対して平行に配置した状態で、上記水平面に対して垂直方向(垂直下方)に突出している。また、第2脚部4は、少なくとも上記水平面から離間した高さに保持可能に構成されている。当該台車10は、第2脚部4を備えることで、当該台車10の走行容易性を損なうことなく、当該台車10の転倒及び積み荷の荷崩れを容易に抑制することができる。
第2脚部4は、上記水平面に当接する高さに保持できるように高さ調整可能に構成されていてもよい。すなわち、第2脚部4は伸縮可能に構成されていてもよい。第2脚部4は、上記水平面に当接する高さに保持できるように構成されていることで、積み荷の積み付け状態において荷台1の停止手段として機能させやすい。
第2脚部4は、荷台1の下面に配置されている取付座(第2脚部用取付座、不図示)に固定されている。このように構成されていることで、当該台車10は、用途に応じて第2脚部4の配置や種類を変更可能に構成されている。
第2脚部4は、荷台1の走行方向他方側の中央部、又は左右両側部に配置されていることが好ましい(図3では中央部を図示)。このように構成されていることで、第2脚部4を接地した状態における当該台車の安定性を向上できる。
第2脚部4が、荷台1の左右両側部に配置される場合、荷台1の左右両側部からそれぞれ第2脚部4が突出していてもよい。また、荷台1の中央部から1本の支持柱が突出し、この支持柱から2又に分かれて一対の第2脚部4が荷台1の左右両側部から突出するように設けられていてもよい。
第2脚部4が、荷台1の左右両側部に配置される場合、これらの第2脚部4同士の間隔は、一対の車輪2同士の間隔と同じであることが好ましい。すなわち、一対の第2脚部4は、一対の車輪2を第2方向に投影した位置に配置されていることが好ましい。また、第2脚部4同士の間隔としては、例えば畝立てピッチのn倍(nは整数)とすることが好ましく、畝立てピッチの1倍又は2倍とすることがより好ましい。
第2脚部4の接地部分の断面形状としては、特に限定されるものではなく、例えば矩形状、円形状、筒状等が挙げられる。また、上記接地部分は、他の部分と一体的に設けられていてもよく、他の部分とは別の部材で構成されていてもよい。さらに、上記接地部分には、車輪2と同じ方向に回転するコマ又は旋回式コマが配置されていてもよい。なお、上記接地部分にコマ又は旋回式コマが配置されている場合、これらの部材には回転を停止させるためのストッパーが設けられていてもよい。
(積み荷支持柱)
積み荷支持柱5は、当該台車10の走行時等に荷台1から積み荷が意図せず落下することを抑制する。当該台車10は、例えば第1脚部3側を上方に持ち上げた状態で走行する。この際に、積み荷支持柱5が第1脚部3と反対側に配置されていることで、積み荷の落下を容易に抑制することができる。
積み荷支持柱5は、荷台1に直交するように、荷台1の上方に突出している。積み荷支持柱5の突出長さとしては、例えば40cm以上とすることができる。
積み荷支持柱5は、荷台1に対して着脱可能であってもよく、荷台1に対して着脱困難に固定されていてもよい。積み荷支持柱5が着脱可能である場合、積み荷支持柱5は、例えば荷台1に対して差し込み可能に設けられていてもよい。具体的には、荷台1の上面に積み荷支持柱5を差し込むための差込み穴が設けられており、この差込み穴に積み荷支持柱5が差し込まれるように設けられていてもよい。
積み荷支持柱5の本数としては、特に限定されるものではなく、例えば1本であってもよい。この場合、積み荷支持柱5は、荷台1の車幅方向の中央部に配置されることが好ましい。一方で、積み荷支持柱5は、積み荷の種類によっては複数本設けられていることが好ましい場合がある。この場合、積み荷支持柱5は、荷台1の車幅方向に等間隔で配置されることが好ましい。
<車幅及び脚部の配置例>
当該台車10の好ましい車幅及び脚部の配置例について説明する。例えば畝立てピッチPが600mm以下の圃場において、1つの畝を跨いで使用する場合であれば、第1脚部3及び第2脚部4を荷台1の左右両側部に配置したうえで、車輪2同士の間隔及び脚部同士の間隔を畝幅に調整し、第1脚部3の下面を畝溝に接地できる高さとすることができる。
また、例えば畝立てピッチが600mm以下の圃場において、2つの畝を跨いで使用する場合であれば、車輪2同士の間隔を隣接する2つの畝の外側の畝溝の間隔に調整し、かつ荷台1の車幅方向の中央部に配置されている脚部(例えば第1脚部3)の下面を2つの畝の間の畝溝に接地できる高さに調整することができる(なお、荷台1の車幅方向の両側に脚部が配置されている場合、脚部同士の間隔を車輪2と同様の間隔に調整すると共に、脚部の下面を隣接する2つの畝の外側の畝溝に接地できる高さとすることができる)。
<利点>
当該台車10は、例えば第1脚部3が水平面から離間するように荷台1を傾けた状態で容易に走行することができる。当該台車10は、荷台1を水平面と平行に維持することで、第1脚部3を水平面に接地することができ、従来の台車のようにブレーキ操作によって台車を停止することを要しないので、所望の位置で容易に停止することができる。また、当該台車10は、積み荷支持柱5が荷台1の走行方向他方側の端部に配置されているので、第1脚部3が水平面から離間するように荷台1を傾けた場合でも、荷台1から積み荷が落下することを容易に抑制することができる。さらに、当該台車10は、荷台1の走行方向他方側の端部に第2脚部4が配置されているので、当該台車10の走行容易性を損なうことなく、かつ当該台車10が転倒することを容易に抑制することができる。従って、当該台車10は、圃場等における使用性に優れる。
当該台車10は、荷台1の面積を大きくしつつ小回りが利く。すなわち、当該台車10は、従来の1輪台車や2輪台車よりも大量の荷物を積載できると共に、その場旋回が可能であり、方向転換も容易である。また、当該台車10は、第1方向及び第2方向のいずれの方向にも容易に走行することができる。さらに、当該台車10は、傾斜地(傾斜方向は、走行方向であってもよく、走行方向と垂直な方向であってもよい)における使用性に優れる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上記実施形態では、当該台車がハンドル部を有しない構成について説明した。但し、当該台車は、ハンドル部を有する構成を除外するものではない。また、当該台車がハンドル部を有する場合、ハンドル部の配置は特に限定されるものではなく、例えば走行方向における荷台の一端に配置されていてもよく、荷台の両端に配置されていてもよい。
当該台車は、モータ又は原動機によって駆動するように構成されていてもよい。当該台車は、車幅方向の両側にそれぞれ複数の車輪が配置されており、これらの車輪にクローラ(例えばゴムクローラ)が掛け回された構成を採用することも可能である。
上記実施形態では、荷台の第2脚部側にのみ積み荷支持柱が設けられる構成について説明した。但し、当該台車は、荷台の走行方向の両側の端部にそれぞれ積み荷支持柱を備えていてもよい。さらに、当該台車は、荷台の車幅方向の端部に積み荷支持柱を備える構成とすることも可能である。
荷台の車幅方向における上記第1脚部及び上記第2脚部の配置は上記実施形態の構成に限定されない。例えば上記第1脚部及び上記第2脚部が2又に分かれている場合等であれば、上記第1脚部及び上記第2脚部はそれぞれ、車幅方向における中央位置を基準として左右対称に配置される構成を採用することが可能である。
上記車輪を上記荷台に連結するための機構は上記実施形態に記載の構成に限定されない。また、上記荷台の具体的な形状については、用途に応じて変更可能である。
当該台車において、上記第1脚部及び上記第2脚部の機能は、具体的な使用態様に基づいて入れ替わってもよい。すなわち、当該台車は、荷台の重量バランス等に応じて接地する側の脚部を停止脚として使用することができ、例えば上記第2脚部を停止脚として使用してもよい。
本発明の一態様に係る台車は、圃場等における使用性に優れる。
1 荷台
2 車輪
3 第1脚部
4 第2脚部
5 積み荷支持柱
6 車輪支持柱
7 取付座
10 台車

Claims (6)

  1. 平面視矩形状の荷台と、
    上記荷台の下方で車幅方向に対向して配置される一対の車輪と、
    上記荷台の走行方向一方側の端部に配置され、上記荷台の下方に突出する第1脚部と、
    上記荷台の走行方向他方側の端部に配置され、上記荷台の下方に突出する第2脚部と、
    上記荷台の走行方向他方側の端部から上方に突出する積み荷支持柱と
    を備え、
    上記荷台を水平面に対して平行に配置した状態で、上記第1脚部が少なくとも上記水平面に当接する高さに保持可能に構成されており、かつ上記第2脚部が少なくとも上記水平面から離間した高さに保持可能に構成されている台車。
  2. 上記第1脚部は、上記走行方向一方側の端部の中央部、又は左右両側部に配置されている請求項1に記載の台車。
  3. 上記第2脚部は、上記走行方向他方側の端部の中央部、又は左右両側部に配置されている請求項1又は請求項2に記載の台車。
  4. 上記一対の車輪の回転軸が、走行方向における上記荷台の中心位置よりも上記第2脚部側にオフセットされている請求項1又は請求項2に記載の台車。
  5. 上記荷台の車幅方向の両端部に各一対配置され、上記荷台の下方に突出し、上記車輪を両側から挟み込んだ状態で上記荷台と上記車輪とに連結される車輪支持柱を備えており、
    上記一対の車輪が、上記荷台の直下に保持されている請求項1又は請求項2に記載の台車。
  6. 上記荷台が平板状である請求項1又は請求項2に記載の台車。
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