JP2023166683A - 警報装置および警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被監視設備の異常と、監視側装置における動作不全とを、正確に作業者に報知できる警報装置を提供する。【解決手段】警報装置100は、被監視設備の異常を検知する監視部(監視装置10)と、音響装置(スピーカ24)を鳴動させる出力制御部(警報出力装置20)とを備える。出力制御部は、音響装置への接続を、監視部からの音声信号が伝達される第1制御ラインL1と、該出力制御部内に記録された警報信号音が伝達される第2制御ラインL2と、の間で切り換える第1切換器26を備える。監視部10を監視する監視信号において監視部10の正常動作が検知されている期間は、音響装置と、第1制御ラインとを接続した状態を維持するように第1切換器を制御し、監視信号において監視部10の異常動作が検知されると、音響装置と第2制御ラインとを接続するように第1切換器26を制御する。【選択図】図1

Description

本願は、警報装置および警報システムに関するものである。
従来より、水処理プラント設備等の状態を監視し、その状態に異常が生じた場合に警報を発報する警報装置が用いられている。プラント設備における異常を正確に警報発報して作業者に周知させることは、健全なプラント設備の運用、保全管理のために重要となる。しかしながら警報装置自体に動作不全が生じた場合には、プラント設備の状態監視が行えなくなる。そのため、警報装置の動作不全が生じた場合においても、継続してプラント設備を監視し、その異常を発報できる、以下のような警報装置としての環境監視システムが開示されている。
即ち、従来の警報装置としての環境監視システムにおいては、複数の各種センサが、温度、湿度等を検出する。複数の中継器は、各種センサのそれぞれが検出した検出レベルを収集し、所定の異常状態が発生すると異常信号を移報線により移報する。パソコンは、中継器がそれぞれ収集した検出レベルと異常信号を移報線を介して収集する。パソコンが警報の必要性を認識すると、ブザー鳴動の有無と音色とを選択し、警報ユニット制御部に対して該当のブザー鳴動信号を出力するよう指示する。一方、環境監視システムのいずれかの部位において異常状態が発生している場合、即ち、パソコンがブザー制御を実行することができない状態にある場合には、パソコンからの指令を受けずに、それぞれに対応するブザーが直接制御され、ブザー鳴動が実行される。これによって、パソコンがダウンする等、パソコンによるブザー鳴動動作を実行することができない場合を補う(例えば、特許文献1参照)。
特開平11-66454号公報(段落[0007]~[0041])
上記のような従来の環境監視システムにおいては、警報ユニット制御部は、温度、湿度などが警報が必要なレベルに達した場合にパソコンから指示されるブザー制御の指示に応じて、該当の音色のブザーを鳴動している。しかしながらこのように、警報ユニット制御部は、パソコンからのブザー制御の指示信号に基づき、該当の音色のブザーを鳴動させる制御を行うため、例えば、このブザー制御の指示信号においてノイズ等が重畳された場合に、警報ユニット制御部は、指示された音色のブザーを正確に選出して鳴動できない。そのため、作業者に正確な異常の報知が行えない場合が生じるという課題があった。
さらに、各種センサの検出レベルに基づき異常信号を送出する、監視側の装置である各中継器自体に動作不全が生じた場合では、被監視設備の状態把握が不能となり、またこの場合、作業者は、監視側装置に動作不全が生じていることを把握できないという課題もあった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、被監視設備の異常と、監視側装置における動作不全とを、正確に作業者に報知できる警報装置および警報システムを提供することを目的とする。
本願に開示される警報装置は、
被監視設備を監視する監視部と、
前記監視部からの出力信号に基づき、音響装置を鳴動させる出力制御部と、を備えた警報装置であって、
前記音響装置と前記出力制御部は、一つの筐体内に収納されて構成され、
前記監視部は、
前記被監視設備の異常を検知すると前記出力信号としての音声信号の出力を指示する監視制御部と、該監視部自体の動作状態を監視して前記出力信号としての監視信号を出力する計時機構と、を有し、
前記出力制御部は、
前記音響装置への接続を、入力された前記音声信号が伝達される第1制御ラインと、該出力制御部内に記録された警報信号音が伝達される第2制御ラインと、の間で切り換える第1切換器を備え、
前記監視信号において前記監視部の正常動作が検知されている期間は、前記音響装置と前記第1制御ラインとを接続した状態を維持するように前記第1切換器を制御し、前記監視信号において前記監視部の異常動作が検知されると、前記音響装置と前記第2制御ラインとを接続するように前記第1切換器を制御する、
ものである。
また、本願に開示される警報システムは、
上記のように構成された警報装置を複数個備えた警報システムであって、
各警報装置の各前記出力制御部は、
前記出力制御部がそれぞれ有する電源の状態を監視する電源監視部を備え、
各前記警報装置の前記電源監視部同士が第3制御ラインにより互いに接続され、
各前記警報装置の前記電源監視部は、他の前記警報装置の前記電源監視部により検知された他の前記警報装置の電源異常が前記第3制御ラインを介して伝達されると、該警報装置の前記音響装置と前記第2制御ラインとを接続するように前記第1切換器を制御する、
ものである。
本願に開示される警報装置によれば、被監視設備の異常と、監視側装置における動作不全とを、正確に作業者に報知できる警報装置を得られる。
また、本願に開示される警報システムによれば、特定の警報装置が有する電源に異常が生じた場合でも、その異常を正確に作業者に報知できる警報システムを得られる。
実施の形態1による警報装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1による警報装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1による警報装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1による警報装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態2による警報装置の概略構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による警報装置100の概略構成を示すブロック図である。
警報装置100は、水処理プラント等の被監視設備の状態を監視し、被監視設備において異常が検知された場合には、スピーカ等の音響装置から警報を発報して作業者に報知するものである。
警報装置100は、監視部としての監視装置10と、この監視装置10から出力される出力信号に基づき音響装置を鳴動させる出力制御部としての警報出力装置20と、を備える。
先ず、監視装置10の構成について説明する。
監視装置10は、監視制御部としての監視プログラム部11と、音声データ保持部12と、を有する、
監視プログラム部11は、例えば、水処理プラントなどの被監視設備における被処理水の水位などを検出する図示しない各種センサからの情報に基づき被監視設備の状態監視を行い、異常を検知すると、警報音声の発報を指示する異常情報を音声データ保持部12に送信する。
音声データ保持部12は、被監視設備における異常を作業者に報知する音声データを保持している。音声データ保持部12は、監視プログラム部11から異常情報を受信すると、保持している音声データを、出力信号としてのアナログ音声信号S1として音声出力部13から出力する。
なお、音声データ保持部12は、音声データとして、例えば、「水位異常」「流量異常」等をそれぞれ報知する複数種類の音声データを保持していてもよく、監視プログラム部11からの異常情報に応じて、保持している複数種類の音声データから対応する音声データを選出して出力するものでもよい。
また、監視装置10は、上記のように監視プログラム部11により異常検知を行う構成に限定するものではなく、例えば、図示しない下位のコントローラにより検知された異常を示す信号を受信し、この受信した信号に応じて音声信号S1を出力するものでもよい。監視装置10は、被監視設備における異常を報知する音声信号S1を出力する機能を有する構成であればよい。
更に、監視装置10には、この監視装置10自体の動作状態を監視する、計時機構としてのウォッチドッグタイマ14が設けられている。
ウォッチドッグタイマ14は、監視装置10の監視プログラム部11における動作を設定された期間毎に監視することで、監視プログラム部11がハングアップアップ状態等に陥っていないかを監視する。そして、ウォッチドッグタイマ14は、その監視結果を、WDT接点14Wの接点出力により、出力信号としての監視信号S2として、監視装置10の外部へ出力する。
WDT接点14Wは、常時閉路接点であり、監視装置10が正常動作している間はメイク状態(閉成状態)となり、監視装置10自体において何らかの動作不全を検知した場合にブレイク状態(解放状態)となる。
次に、警報出力装置20の構成について説明する。
警報出力装置20は、制御部21と、記憶装置である警報音ROM22と、AC/DC電源23と、音響装置としてのスピーカ24と、音声入力部25と、第1切換器としてのアナログスイッチ26と、伝達部30と、操作部40と、を有する。
制御部21は、詳細は後述するが、警報出力装置20における各種入出力を制御する。
警報音ROM22は、監視装置10の動作不全が検知された際に鳴らされる、警報信号音としての音源データを格納している。
AC/DC電源23は、外部から供給される交流電力を直流に変換し、警報出力装置20内の各機器に供給する。
音声入力部25は、監視装置10から出力されたアナログ音声信号S1を受信し、受信したアナログ音声信号S1を第1制御ラインL1に伝達する。
アナログスイッチ26は、その入力側が、第1制御ラインL1と、制御部21に接続される第2制御ラインL2とに接続され、その出力側が、スピーカ24の入力側に接続される。このように接続されるアナログスイッチ26は、制御部21による制御信号Dにより、スピーカ24の入力側への接続を、第1制御ラインL1と第2制御ラインL2との間で、排他的に切り換える。
伝達部30は、第1入力回路部としての第1コイル31aと、この第1コイル31aの励磁により開閉が切り換わる第1リレー接点31bと、を有する第1リレー回路31を備える。
第1コイル31aとWDT接点14Wは、AC/DC電源23の正極間に直列接続される構成となっている。そのため、WDT接点14Wの開閉により、第1コイル31aの通電状態が切り換わり、これに応じて第1リレー接点31bの開閉が切り換わる。
また、第1リレー接点31bは制御部21に接続されているため、その開閉によりウォッチドッグタイマ14のWDT接点14Wの開閉情報を制御部21に伝達できる。
即ち、伝達部30は、ウォッチドッグタイマ14による監視装置10の監視結果を、WDT接点14Wの接点出力である監視信号S2に応じた第1リレー接点31bの開閉により、制御部21に伝達する。これにより制御部21は、監視装置10の異常動作を検知できる。
操作部40は、音量調整部41と、スピーカ消音スイッチ42と、WDT無効スイッチ43とを有する。
音量調整部41は、スピーカ24により鳴動される警報音の音量を調節する。
スピーカ消音スイッチ42は、スピーカ24により鳴動される警報音を消音する。
WDT無効スイッチ43は、監視装置10の動作不全時におけるスピーカ24の鳴動実行を無効にする。
なお、記憶装置である警報音ROM22は、図示していないランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを備える。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を備えてもよい。
制御部21を構成するプロセッサは、記憶装置から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサにプログラムが入力される。また、プロセッサは、演算結果等のデータを記憶装置の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
上記のように構成された本実施の形態の警報装置100の動作について説明する。
前述のように、警報出力装置20の制御部21は、ウォッチドッグタイマ14から得られる監視装置10の監視結果に基づき、アナログスイッチ26の切り換えを制御する。
監視装置10が正常に動作しているとき、ウォッチドッグタイマ14のWDT接点14Wはメイク状態(閉成状態)に制御される。これにより、警報出力装置20内部のAC/DC電源23から第1コイル31aへ電圧が印加され、第1コイル31aが励磁される。これにより、第1リレー接点31bのリレー接点がブレイク状態(開放状態)となる。
制御部21は、第1リレー接点31bのリレー接点がブレイク状態(開放状態)となると、第1制御ラインL1とスピーカ24とを接続するようにアナログスイッチ26を制御する。即ち、制御部21は、監視装置10が正常に動作をしている期間中においては、スピーカ24と第1制御ラインL1との接続を維持する。
また、前述のように、監視装置10は、被監視設備における被処理水の水位などの状態異常を検知すると、異常を報知する音声データをアナログ音声信号S1として警報出力装置20に出力する。
よって警報出力装置20は、監視装置10が正常に動作をしている期間中においては、監視装置10からアナログ音声信号S1を受信する毎に、アナログスイッチ26を経由してアナログ音声信号S1を直接スピーカ24に伝達させる。
一方、監視装置10本体自体に何らかの動作不全が発生した場合、WDT接点14Wはブレイク状態(開放状態)に制御される。すると、第1コイル31aへの電圧印加が解除され、第1リレー接点31bのリレー接点がメイク状態(閉成状態)に制御される。
制御部21は、第1リレー接点31bのリレー接点がメイク状態(閉成状態)となると、警報音ROM22内に格納された警報信号音としての音源データを第2制御ラインL2に伝達させると共に、この第2制御ラインL2とスピーカ24とを接続するようにアナログスイッチ26を制御する。
こうして、監視装置10自体の動作不全が検知された際の警報信号音としての音源データが、スピーカ24へ伝わり、警報音が鳴動される。
以上のように、本実施の形態の警報装置100は、監視装置10が正常動作が検知されている期間中においては、被監視設備における異常を示すアナログ音声信号S1を受信する毎に、スピーカ24を鳴動して作業者に報知する。
また、警報装置100は、監視装置10自体の動作不全が検知されると、速やかに、第1制御ラインL1とスピーカ24との接続を遮断して、その動作不全をスピーカ24を鳴動して作業者に報知する。
また、作業者は、操作部40における、音量調整部41、スピーカ消音スイッチ42、WDT無効スイッチ43の操作によって、スピーカ24における警報音の音量調整等を一括して制御できる。
以下、上記警報装置100とは異なる構成の警報装置100aについて説明する。
図2は、実施の形態1による警報装置100aの概略構成を示すブロック図である。
上記警報装置100では、警報出力装置20の内部のスピーカ24から警報音を出力する場合について述べたが、図2に示す警報装置100aでは、警報出力装置20の筐体外部に設けられたスピーカ1を用いて警報音を出力することが可能である。
警報出力装置20は、第2切換器としてのアナログスイッチ26aと、外部のスピーカ1に警報音を出力する警報出力部27とを備える。
アナログスイッチ26aは、その入力側が、第1制御ラインL1と、第2制御ラインL2とに接続され、その出力側が警報出力部27の入力側に接続される。このように接続されるアナログスイッチ26aは、制御部21からの制御信号Dにより、スピーカ1の入力側への接続を、第1制御ラインL1と第2制御ラインL2との間で、排他的に切り換える。
こうして、警報装置100aの警報出力装置20は、監視装置10の正常動作が検知されている期間は、警報出力部27と第1制御ラインL1とを接続した状態を維持するようにアナログスイッチ26aを制御する。これにより、外部のスピーカ1において、被監視設備における異常を示すアナログ音声信号S1を鳴動させ、作業者に報知する。
そして、警報装置100aの警報出力装置20は、監視装置10の異常動作が検知されると、警報出力部27と第2制御ラインL2とを接続するようにアナログスイッチ26aを制御する。これにより、監視装置10の動作不全を示す警報信号音を外部のスピーカ1において鳴動させる。
以下、上記警報装置100とは異なる構成の警報装置100bについて説明する。
図3は、実施の形態1による警報装置100bの概略構成を示すブロック図である。
本図に示すように、第1リレー回路31は、前述の第1リレー接点31bに加え、更に第1コイル31aの通電により開閉が切り換わる、第1Aリレー接点31c、31dを更に備える。また、これら第1Aリレー接点31c、第1Aリレー接点31dにおける接点出力を筐体の外部に出力する第1A接点出力部28c、28dを備える。
ここで、第1Aリレー接点31cは、第1コイル31aの励磁によりメイク状態(閉成状態)となり、第1Aリレー接点31dは、第1コイル31aの励磁によりブレイク状態(開放状態)となる。
このように、WDT接点14Wの接点出力による監視信号S2を、第1リレー回路31の第1Aリレー接点31c、第1Aリレー接点31dにより警報出力装置20の外部に出力可能である。
これにより、例えば、外部の制御装置2を第1A接点出力部28cに接続することで、WDT接点14Wの接点出力を直接用いた、制御装置2による監視装置10の直接の状態監視が可能となる。また、外部のブザー3を第1A接点出力部28dに接続することで、WDT接点14Wの接点出力を直接用いたブザー鳴動が可能となる。
以下、上記警報装置100とは異なる構成の警報装置100cについて説明する。
図4は、実施の形態1による警報装置100cの概略構成を示すブロック図である。
伝達部30は、第2入力回路部としての第2コイル32aと、この第2コイル32aの励磁により開閉が切り換わる第2リレー接点32bと、を有する第2リレー回路32を備える。また、警報出力装置20の外部制御信号Doに基づき開閉が制御されるスピーカ鳴動停止スイッチ4を備える。
第2コイル32aとスピーカ鳴動停止スイッチ4は、AC/DC電源23の正極間に直列接続される構成となっている。そのため、スピーカ鳴動停止スイッチ4の開閉により、第2コイル32aの通電状態が切り換わり、これに応じて第2リレー接点32bの開閉が切り換わる。そして制御部21は、第2リレー接点32bの開閉に基づき、スピーカ24の鳴動停止を実行する。
前述の警報装置100~100bでは、スピーカ24鳴動を消音したい場合には、操作部40のスピーカ消音スイッチ42を作業者による手動操作により消音していた。しかしながら、例えば作業者が操作を行う制御場が子機場にある場合等において、親機側である本警報出力装置20では自動で鳴動を停止したい場合がある。この場合、外部制御信号Doに基づき短絡状態となるスピーカ鳴動停止スイッチ4を設け、スピーカ鳴動停止スイッチ4の短絡時に第2コイル32aを動作させることで、警報出力装置20が設けられる場所に作業者が赴く必要なく、スピーカ24の鳴動停止が可能になる。
なお、以上に示した警報装置100~100cでは、第1入力回路部、第2入力回路部として、コイルを用いた第1リレー回路31、第2リレー回路32を示した。しかしながらこれに限定するものではなく、第1リレー回路31、第2リレー回路32は、例えば半導体を用いた半導体リレーでもよい。
また、第1リレー接点31bは、第1コイル31aの励磁によりブレイク状態(開放状態)となるものを示した。しかしながらこれに限定するものではなく、例えば、第1リレー接点31bは、第1コイル31aの励磁によりメイク状態(閉成状態)となるものでもよく、第1コイル31aの通電状態に応じて、その開閉が切り換わればよい。
同様に、第1Aリレー接点31c、31dについても、第1コイル31aの通電状態に応じて、その開閉が切り換わればよい。
上記のように構成された本実施の形態の警報装置は、
被監視設備を監視する監視部と、
前記監視部からの出力信号に基づき、音響装置を鳴動させる出力制御部と、を備えた警報装置であって、
前記音響装置と前記出力制御部は、一つの筐体内に収納されて構成され、
前記監視部は、
前記被監視設備の異常を検知すると前記出力信号としての音声信号の出力を指示する監視制御部と、該監視部自体の動作状態を監視して前記出力信号としての監視信号を出力する計時機構と、を有し、
前記出力制御部は、
前記音響装置への接続を、入力された前記音声信号が伝達される第1制御ラインと、該出力制御部内に記録された警報信号音が伝達される第2制御ラインと、の間で切り換える第1切換器を備え、
前記監視信号において前記監視部の正常動作が検知されている期間は、前記音響装置と前記第1制御ラインとを接続した状態を維持するように前記第1切換器を制御し、前記監視信号において前記監視部の異常動作が検知されると、前記音響装置と前記第2制御ラインとを接続するように前記第1切換器を制御する、
ものである。
このように、出力制御部は、音響装置への接続を、入力された音声信号が伝達される第1制御ラインと、該出力制御部内に記録された警報信号音が伝達される第2制御ラインと、の間で切り換える第1切換器を備える。そして、出力制御部は、監視部の正常動作が検知されている期間は、音響装置と第1制御ラインとを接続した状態を維持するように第1切換器を制御している。
従って、出力制御部は、監視部が正常に動作している期間中においては、監視部が出力する音声信号を、第1切換器を介して直接、音響装置に伝達させる制御を行うものであり、例えば、監視部からの指示信号に応じて該当の音声信号を選出する等の制御を行っていない。
このため、例えば被監視設備において振動等が生じ、監視部からの指示信号にノイズが重畳されること等による不適切な警報音の選出とその鳴動を防止し、正確に、被監視設備の異常を作業者に報知できる。これにより、プラント設備の運用の健全性の確保、および適切な保全管理が可能となる。また、制御部における制御を簡素化できることからも、更に正確な警報音の鳴動が可能になる。
また、監視部は、被監視設備の異常を音声出力する。これにより、作業者は、被監視設備における警報と、監視装置自体の動作不全による警報との区別が容易となり、正確に警報の内容を認識できる。
また、出力制御部は、監視部自体の動作状態を監視して監視信号を出力する計時機構を備え、この監視信号において監視部の異常動作が検知されると、音響装置と、出力制御部内に記録された警報信号音が伝達される第2制御ラインとを接続するように第1切換器を制御する。このため、監視部において動作不全が生じている場合には、直ちに、第1制御ライン音響装置との接続を遮断し、監視部において動作不全が生じていることを報知する警報信号音を鳴動させる。これにより作業者は、監視側の設備において動作不全が生じていることを速やかに把握し、適切な被監視設備の保全業務を行える。
また、監視部の正常動作が検知されている期間は、音響装置と第1制御ラインとを接続した状態を維持するように第1切換器を制御している。これにより第1切換器の開閉回数を削減して、第1切換器の耐用寿命を長寿命化できる。こうして信頼性の高い監視装置を提供できる。
また、監視部の監視にウォッチドッグタイマなどの計時機構を用いることで、正確な監視部の動作把握が可能となる。
さらには、監視部の動作状態が正常である場合でも、異常である場合においても、それぞれの場合に異なる音響装置を用いるものではなく、制御部による上記第1切換器の切り換えにより1つの音響装置からの警報発報を可能にしている。これにより、使用機器数を削減して、省スペース化、コスト低減を図れる。
また、上記のように構成された本実施の形態の警報装置においては、
前記出力制御部は、
前記監視信号に基づき通電状態が切り換わるように設けられた第1入力回路部と、前記第1入力回路部の通電により開閉が切り換わる第1リレー接点と、を有する第1リレー回路を備え、
前記第1リレー接点の開閉に基づき、前記監視部の異常動作を検知する、
ものである。
このように、出力制御部は、第1リレー回路を備えて、監視部の異常動作を伝達する監視信号を、第1リレー接点の開閉に基づき検知可能な構成としている。
このように、リレー回路を用いて、監視部の異常動作を検知する監視側と、受信側の制御部とを電気的に絶縁した構成とすることで、受信側である制御部の安定的な制御動作を確保できる。これにより、被監視設備の異常と監視部の異常とを安定的に正確に作業者に報知できる。
また、上記のように構成された本実施の形態の警報装置においては、
前記第1リレー回路は、
前記第1入力回路部の通電により開閉が切り換わる、第1Aリレー接点を更に備え、
前記第1Aリレー接点における接点出力を前記筐体の外部に出力する第1A接点出力部を備える、
ものである。
このように、監視部の動作を示す接点出力を、出力制御部の外部に対しても出力可能な構成としたことで、出力制御部内の制御部を介さず、出力制御部の外部から直接、監視部の動作を示す接点出力が監視可能となる。
そのため、出力制御部の制御部の動作状態に依存することなく、安定的に監視部の動作を確認できる。これにより、被監視設備の異常と監視部の異常とを更に安定的且つ正確に作業者に報知できる。
また、上記のように構成された本実施の形態の警報装置においては、
前記第1リレー回路の前記第1Aリレー接点は、
前記第1入力回路部の通電により閉成状態となる前記第1Aリレー接点と、
前記第1入力回路部の通電により開放状態となる前記第1Aリレー接点と、のそれぞれを有して構成される、
ものである。
このように複数の第1Aリレー回路を備えることで、監視部の動作を示す接点出力を、出力制御部の外部に設けられる制御装置、ブザー等の、複数の機器により監視できるため、その監視精度を向上できる。
また、第1入力回路部の通電により閉成/開放状態となる第1Aリレー接点を共に備える構成とし、その接点出力を反転させた信号が出力可能であるため、出力制御部の外部に設けられる制御装置、ブザー等の複数の機器の仕様に応じた接点出力が可能となる。
また、上記のように構成された本実施の形態の警報装置においては、
前記出力制御部は、
外部制御信号に基づき通電状態が切り換わるように設けられた第2入力回路部と、前記第2入力回路部の通電により開閉が切り換わる第2リレー接点と、を有する第2リレー回路を備え、
前記第2リレー接点の開閉に基づき、前記音響装置の鳴動停止が実行される、
ものである。
これにより、外部制御信号により音響装置の鳴動停止を実行できるため、警報装置の設置場に作業者が居ない場合に対応でき、その操作性の向上を実現している。
また、上記のように構成された本実施の形態の警報装置においては、
前記出力制御部は、
前記音声信号あるいは前記警報信号音を前記筐体の外部に出力する警報出力部と、
前記警報出力部への接続を、前記第1制御ラインと前記第2制御ラインと、の間で切り換える第2切換器を備え、
前記監視信号において前記監視部の正常動作が検知されている期間は、前記警報出力部と前記第1制御ラインとを接続した状態を維持するように前記第2切換器を制御し、前記監視信号において前記監視部の異常動作が検知されると、前記警報出力部と前記第2制御ラインとを接続するように前記第2切換器を制御する、
ものである。
これにより、被監視設備の異常を示す音声信号、あるいは、監視部の動作不全を示す警報信号を、そのまま、出力制御部の外部の他の音響装置に対しても出力し、鳴動できる。
これにより、例えば、出力制御部内の音響装置に不具合が生じた場合でも、他の音響装置の鳴動によりこの不具合を補助できるため、更に安定的に、被監視設備の異常と監視部の異常とを作業者に報知できる。
実施の形態2.
以下、本願の実施の形態2を、上記実施の形態1と異なる箇所を中心に図を用いて説明する。上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
図5は、実施の形態2による警報装置200と、この警報装置200を複数備えて構成される警報システム1000の概略構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施の形態2による警報システム1000は、本願の実施の形態2による警報装置200を2つ、第3制御ラインL3により互いに接続して構成される。
なお、図5の図中下側における警報装置200においては、図面簡略化のため、その構成要素の図示を一部省略しているが、図中上側における警報装置200と同一の構成を有する。
本実施の形態の各警報装置200の各伝達部30は、第3入力回路部としての第3コイル33aと、この第3コイル33aの励磁により開閉が切り換わる第3リレー接点33bと、を有する第3リレー回路33を備える。
この第3コイル33aは、警報出力装置20内のAC/DC電源23の正極間に接続されており、AC/DC電源23からの電力供給が停止すると、その通電状態が切り換わる。
さらに、警報装置200の伝達部30は、第4入力回路部としての第4コイル34aと、この第4コイル34aの励磁により開閉が切り換わる第4リレー接点34bと、を有する第4リレー回路34を備える。
この第4コイル34aは、その第1端が第3制御ラインL3により他の警報装置200の第3リレー接点33bの接点出力部29の第1端に接続され、その第2端はAC/DC電源23の負極側に接続される。そのため、第4コイル34aは、他の警報装置200の第3リレー接点33bの開閉に基づき、その通電状態が切り換わる。
なお、第3リレー接点33bの接点出力部29の第2端は、他の警報装置200のAC/DC電源23の正極側に接続される。
第3リレー回路33と第4リレー回路34とで、本実施の形態における電源監視部が構成されており、警報装置200がそれぞれ備える電源監視部同士が、このように第3制御ラインL3により互いに接続された構成となる。
上記のように構成された電源監視部の動作について説明する。
先ず、2つの警報装置200がそれぞれ有するAC/DC電源23の内、一方の警報装置200のAC/DC電源23の電力供給が停止したとする。
この場合、電力供給が停止したAC/DC電源23を有する警報装置200において、第3リレーコイル33aへの電圧印加が解除され、第3リレー接点33bがメイク状態(閉成状態)となる。すると、他方の健全なAC/DC電源23を有する警報装置200側の第4リレーコイル34aが励磁され、第4リレー接点34bがメイク状態(閉成状態)となる。この信号が制御部21に入力されることで、健全なAC/DC電源23を有する警報装置200は、他の警報装置200における電源異常の検知が可能になる。
健全なAC/DC電源23を有する警報装置200の制御部21は、他の警報装置200における電源異常を検知すると、警報音ROM22内に格納された警報信号音としての音源データを第2制御ラインL2に伝達させると共に、この第2制御ラインL2とスピーカ24とを接続するようにアナログスイッチ26を制御する。
これにより、特定の警報装置200が有する電源に異常が生じた場合でも、他の健全な電源を有する警報装置20により、その異常を正確に作業者に報知できる。
なお、外部の制御装置2において表示部を設ける構成とし、電源監視部による監視結果を表示してもよい。なお、この表示部には、WDT接点14Wの接点出力を表示させてもよい。
上記のように構成された本実施の形態の警報システムは、
警報装置を複数個備えた警報システムであって、
各警報装置の各前記出力制御部は、
各警報装置の各前記出力制御部は、
前記出力制御部がそれぞれ有する電源の状態を監視する電源監視部を備え、
各前記警報装置の前記電源監視部同士が第3制御ラインにより互いに接続され、
各前記警報装置の前記電源監視部は、他の前記警報装置の前記電源監視部により検知された他の前記警報装置の電源異常が前記第3制御ラインを介して伝達されると、該警報装置の前記音響装置と前記第2制御ラインとを接続するように前記第1切換器を制御する、
ものである。
これにより、特定の警報装置が有する電源に異常が生じた場合でも、他の健全な電源を有する警報装置により、その異常を正確に作業者に報知できる。
また、上記のように構成された本実施の形態の警報システムにおいては、
各前記警報装置の前記電源監視部はそれぞれ、
前記出力制御部に電力を供給する前記電源からの電力の供給が停止すると通電状態が切り換わる第3入力回路部と該第3入力回路部の通電により開閉が切り換わる第3リレー接点とを有する第3リレー回路と、
他の前記警報装置の前記第3リレー接点に前記第3制御ラインを介して接続され該第3リレー接点の開閉に基づき、通電状態が切り換わる第4入力回路部と該第4入力回路部の通電により開閉が切り換わる第4リレー接点とを有する第4リレー回路部と、を備え、
前記出力制御部は、前記第4リレー接点の開閉に基づき、他の前記警報装置の前記電源の異常を検知する、
ものである。
このように、リレー回路を用いて、電源の異常を検知する監視側と、受信側の制御部とを電気的に絶縁した構成とすることで、受信側である制御部の安定的な制御動作を確保できる。
なお、第3リレー回路、第4リレー回路の、第3入力回路部、第4入力回路部として、コイルを用いたものを示したが、これに限定するものではない。第1リレー回路、第2リレー回路は、例えば半導体を用いた半導体リレーでもよい。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
以下、本開示の諸形態を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
被監視設備を監視する監視部と、
前記監視部からの出力信号に基づき、音響装置を鳴動させる出力制御部と、を備えた警報装置であって、
前記音響装置と前記出力制御部は、一つの筐体内に収納されて構成され、
前記監視部は、
前記被監視設備の異常を検知すると前記出力信号としての音声信号の出力を指示する監視制御部と、該監視部自体の動作状態を監視して前記出力信号としての監視信号を出力する計時機構と、を有し、
前記出力制御部は、
前記音響装置への接続を、入力された前記音声信号が伝達される第1制御ラインと、該出力制御部内に記録された警報信号音が伝達される第2制御ラインと、の間で切り換える第1切換器を備え、
前記監視信号において前記監視部の正常動作が検知されている期間は、前記音響装置と前記第1制御ラインとを接続した状態を維持するように前記第1切換器を制御し、前記監視信号において前記監視部の異常動作が検知されると、前記音響装置と前記第2制御ラインとを接続するように前記第1切換器を制御する、
警報装置。
(付記2)
前記出力制御部は、
前記監視信号に基づき通電状態が切り換わるように設けられた第1入力回路部と、前記第1入力回路部の通電により開閉が切り換わる第1リレー接点と、を有する第1リレー回路を備え、
前記第1リレー接点の開閉に基づき、前記監視部の異常動作を検知する、
付記1に記載の警報装置。
(付記3)
前記第1リレー回路は、
前記第1入力回路部の通電により開閉が切り換わる、第1Aリレー接点を更に備え、
前記第1Aリレー接点における接点出力を前記筐体の外部に出力する第1A接点出力部を備える、
付記2に記載の警報装置。
(付記4)
前記第1リレー回路の前記第1Aリレー接点は、
前記第1入力回路部の通電により閉成状態となる前記第1Aリレー接点と、
前記第1入力回路部の通電により開放状態となる前記第1Aリレー接点と、のそれぞれを有して構成される、
付記3に記載の警報装置。
(付記5)
前記出力制御部は、
外部制御信号に基づき通電状態が切り換わるように設けられた第2入力回路部と、前記第2入力回路部の通電により開閉が切り換わる第2リレー接点と、を有する第2リレー回路を備え、
前記第2リレー接点の開閉に基づき、前記音響装置の鳴動停止が実行される、
付記1から付記4のいずれか1項に記載の警報装置。
(付記6)
前記出力制御部は、
前記音声信号あるいは前記警報信号音を前記筐体の外部に出力する警報出力部と、
前記警報出力部への接続を、前記第1制御ラインと前記第2制御ラインと、の間で切り換える第2切換器を備え、
前記監視信号において前記監視部の正常動作が検知されている期間は、前記警報出力部と前記第1制御ラインとを接続した状態を維持するように前記第2切換器を制御し、前記監視信号において前記監視部の異常動作が検知されると、前記警報出力部と前記第2制御ラインとを接続するように前記第2切換器を制御する、
付記1から付記5のいずれか1項に記載の警報装置。
(付記7)
付記1から付記6のいずれか1項に記載の警報装置を複数個備えた警報システムであって、
各警報装置の各前記出力制御部は、
前記出力制御部がそれぞれ有する電源の状態を監視する電源監視部を備え、
各前記警報装置の前記電源監視部同士が第3制御ラインにより互いに接続され、
各前記警報装置の前記電源監視部は、他の前記警報装置の前記電源監視部により検知された他の前記警報装置の電源異常が前記第3制御ラインを介して伝達されると、該警報装置の前記音響装置と前記第2制御ラインとを接続するように前記第1切換器を制御する、
警報システム。
(付記8)
各前記警報装置の前記電源監視部はそれぞれ、
前記出力制御部に電力を供給する前記電源からの電力の供給が停止すると通電状態が切り換わる第3入力回路部と該第3入力回路部の通電により開閉が切り換わる第3リレー接点とを有する第3リレー回路と、
他の前記警報装置の前記第3リレー接点に前記第3制御ラインを介して接続され該第3リレー接点の開閉に基づき、通電状態が切り換わる第4入力回路部と該第4入力回路部の通電により開閉が切り換わる第4リレー接点とを有する第4リレー回路部と、を備え、
前記出力制御部は、前記第4リレー接点の開閉に基づき、他の前記警報装置の前記電源の異常を検知する、
付記7に記載の警報システム。
(付記9)
前記計時機構による計測値の結果と前記電源監視部による監視結果とを表示する表示部を備えた、
付記8に記載の警報システム。
2 制御装置(表示部)、10 監視装置(監視部)、
11 監視プログラム部(監視制御部)、14 ウォッチドッグタイマ(計時機構)、
20 警報出力装置(出力制御部)、24 スピーカ(音響装置)、
26 アナログスイッチ(第1切換器)、26a アナログスイッチ(第2切換器)、
31 第1リレー回路、31a 第1コイル31(第1入力回路部)、
31b 第1リレー接点、32 第2リレー回路、
32a 第2コイル32(第2入力回路部)、32b 第2リレー接点、
33 第3リレー回路(電源監視部)、33a 第3コイル33(第3入力回路部)、
33b 第3リレー接点、34 第4リレー回路(電源監視部)、
34a 第4コイル34(第4入力回路部)、34b 第4リレー接点、
100,100a,100b,100c,200 警報装置。

Claims (9)

  1. 被監視設備を監視する監視部と、
    前記監視部からの出力信号に基づき、音響装置を鳴動させる出力制御部と、を備えた警報装置であって、
    前記音響装置と前記出力制御部は、一つの筐体内に収納されて構成され、
    前記監視部は、
    前記被監視設備の異常を検知すると前記出力信号としての音声信号の出力を指示する監視制御部と、該監視部自体の動作状態を監視して前記出力信号としての監視信号を出力する計時機構と、を有し、
    前記出力制御部は、
    前記音響装置への接続を、入力された前記音声信号が伝達される第1制御ラインと、該出力制御部内に記録された警報信号音が伝達される第2制御ラインと、の間で切り換える第1切換器を備え、
    前記監視信号において前記監視部の正常動作が検知されている期間は、前記音響装置と前記第1制御ラインとを接続した状態を維持するように前記第1切換器を制御し、前記監視信号において前記監視部の異常動作が検知されると、前記音響装置と前記第2制御ラインとを接続するように前記第1切換器を制御する、
    警報装置。
  2. 前記出力制御部は、
    前記監視信号に基づき通電状態が切り換わるように設けられた第1入力回路部と、前記第1入力回路部の通電により開閉が切り換わる第1リレー接点と、を有する第1リレー回路を備え、
    前記第1リレー接点の開閉に基づき、前記監視部の異常動作を検知する、
    請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記第1リレー回路は、
    前記第1入力回路部の通電により開閉が切り換わる、第1Aリレー接点を更に備え、
    前記第1Aリレー接点における接点出力を前記筐体の外部に出力する第1A接点出力部を備える、
    請求項2に記載の警報装置。
  4. 前記第1リレー回路の前記第1Aリレー接点は、
    前記第1入力回路部の通電により閉成状態となる前記第1Aリレー接点と、
    前記第1入力回路部の通電により開放状態となる前記第1Aリレー接点と、のそれぞれを有して構成される、
    請求項3に記載の警報装置。
  5. 前記出力制御部は、
    外部制御信号に基づき通電状態が切り換わるように設けられた第2入力回路部と、前記第2入力回路部の通電により開閉が切り換わる第2リレー接点と、を有する第2リレー回路を備え、
    前記第2リレー接点の開閉に基づき、前記音響装置の鳴動停止が実行される、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の警報装置。
  6. 前記出力制御部は、
    前記音声信号あるいは前記警報信号音を前記筐体の外部に出力する警報出力部と、
    前記警報出力部への接続を、前記第1制御ラインと前記第2制御ラインと、の間で切り換える第2切換器を備え、
    前記監視信号において前記監視部の正常動作が検知されている期間は、前記警報出力部と前記第1制御ラインとを接続した状態を維持するように前記第2切換器を制御し、前記監視信号において前記監視部の異常動作が検知されると、前記警報出力部と前記第2制御ラインとを接続するように前記第2切換器を制御する、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の警報装置。
  7. 請求項6に記載の警報装置を複数個備えた警報システムであって、
    各警報装置の各前記出力制御部は、
    前記出力制御部がそれぞれ有する電源の状態を監視する電源監視部を備え、
    各前記警報装置の前記電源監視部同士が第3制御ラインにより互いに接続され、
    各前記警報装置の前記電源監視部は、他の前記警報装置の前記電源監視部により検知された他の前記警報装置の電源異常が前記第3制御ラインを介して伝達されると、該警報装置の前記音響装置と前記第2制御ラインとを接続するように前記第1切換器を制御する、
    警報システム。
  8. 各前記警報装置の前記電源監視部はそれぞれ、
    前記出力制御部に電力を供給する前記電源からの電力の供給が停止すると通電状態が切り換わる第3入力回路部と該第3入力回路部の通電により開閉が切り換わる第3リレー接点とを有する第3リレー回路と、
    他の前記警報装置の前記第3リレー接点に前記第3制御ラインを介して接続され該第3リレー接点の開閉に基づき、通電状態が切り換わる第4入力回路部と該第4入力回路部の通電により開閉が切り換わる第4リレー接点とを有する第4リレー回路部と、を備え、
    前記出力制御部は、前記第4リレー接点の開閉に基づき、他の前記警報装置の前記電源の異常を検知する、
    請求項7に記載の警報システム。
  9. 前記計時機構による計測値の結果と前記電源監視部による監視結果とを表示する表示部を備えた、
    請求項8に記載の警報システム。
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