JP2023166109A - ビーコンシェアコンピューティングシステム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】人流特性を有するビーコンシェアエリアのビーコンを、ビーコンのオーナー以外のシェア参加者が活用できるシステム及びプログラムを提供する。【解決手段】ビーコンシェアコンピューティングシステム20は、特定ビーコンシェアエリア10Aについてのビーコン情報のシェアが許可された特定シェア参加者39Aの参加者識別情報、特定シェア参加者が運営するアプリケーションを搭載した携帯端末40の端末識別情報及び特定ビーコンシェアエリアのエリア識別情報を、互いに紐づけて記憶する識別データベース22と、ビーコン11からの信号に応答して携帯端末から送信される端末識別情報、ビーコン識別情報及び受信時刻を含むビーコン受信情報を蓄積する蓄積部24と、ビーコン受信情報の提供要求に応じて、特定シェア参加者と紐づけられた端末識別情報が付されたビーコン受信情報のみを蓄積部から読み出して提供する情報提供部26と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ビーコンの識別情報や設置位置などのビーコン情報をシェアするコンピューティングシステム及びプログラムに関し、特に、駅改札等の人流特性を有するエリアに設置されたビーコンのビーコン情報のシェアに適したコンピューティングシステム及びプログラムに関する。
スマートフォン等の携帯端末のビーコン信号受信機能を利用したビーコンシステムは公知である。
例えば、特許文献1には、ショッピングセンターの各フロアの各店舗や通路その他の各所にビーコンを設置しておき、顧客の携帯端末がビーコン信号を受信したら、その受信情報をシステムサーバへ送信することによって、顧客の動線情報として役立てることが記載されている。
特開2016-085667号公報
例えば、駅改札等の特定エリアにおいては、そこを通る人の多さ、流れ方向、属性分布(年齢層、社会的立場(社会人、学生など)、性別等)が時間帯等に応じて、ある傾向(人流特性)を示すことが予想される。そのようなエリアにビーコンを設置すれば、ある事業者にとっては利用価値の高い情報が得られると思われる。しかし、エリアに設置されたビーコンのオーナーは、通常、そのエリアの所有者ないしは管理者であり、情報を取得又は利用したい事業者とは必ずしも一致しない。情報を取得又は利用したい事業者が、エリアの所有者ないしは管理者から許諾を得てビーコンを設置するとしたら、かなりの資金と労力を要する。許諾を得た事業者ごとにビーコンを設置するのも設備資源の観点から無駄が多い。
本発明は、かかる事情に鑑み、駅改札等の人流特性を有するエリアのビーコンを、そのビーコンのオーナー以外の事業者が活用できるようにすることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、人流特性を有するビーコンシェアエリアに設置されたビーコンのビーコン識別情報及び設置位置情報を含むビーコン情報をシェア参加者にシェアさせるビーコンシェアコンピューティングシステムであって、
前記ビーコンシェアエリアのうち特定ビーコンシェアエリアについての前記ビーコン情報のシェアが許可された特定シェア参加者を識別する参加者識別情報と、前記特定シェア参加者が運営するアプリケーションを搭載した携帯端末を識別する端末識別情報と、前記特定ビーコンシェアエリアを識別するエリア識別情報とを、互いに紐づけて記憶する識別データベースと、
前記特定ビーコンシェアエリアにおけるビーコンからの信号に応答して前記携帯端末から送信される前記端末識別情報、前記ビーコン識別情報及び受信時刻を含むビーコン受信情報を受け付ける受信情報受付部と、
受け付けたビーコン受信情報を蓄積する蓄積部と、
前記特定シェア参加者のシェア参加端末システムからの前記特定ビーコンシェアエリアにおけるビーコン受信情報の提供要求を受け付ける要求受付部と、
前記提供要求に応じて、前記識別データベースから前記特定シェア参加者と紐づけられた端末識別情報を読み出し、当該端末識別情報が付されたビーコン受信情報のみを前記蓄積部から読み出して前記シェア参加端末システムへ提供する情報提供部と、
を備えたことを第1特徴とする。
「シェア」とは、ビーコン情報の受け渡し、貸し借り、利用、共有などを含む。
当該ビーコンシェアコンピューティングシステムの稼働によって、ビーコンシェアエリアのビーコン情報を、そのビーコンのオーナー以外のシェア参加者がシェアできる。ビーコンのオーナーは、ビーコン情報を貸し出すことによって、マネタイズの手段とすることができる。
1つのビーコンシェアエリアのビーコン情報を複数のシェア参加者が同時にシェアできる。一方、ビーコン受信情報は、シェア参加者間で共有されない。各シェア参加者は、自身の運営するアプリケーションのユーザーによるビーコン受信情報のみを取得でき、他のシェア参加者のアプリケーションユーザーによるビーコン受信情報については取得できないようにして、シェア参加者間の情報流出をブロックできる。
本発明は、人流特性を有するビーコンシェアエリアに設置されたビーコンのビーコン識別情報及び設置位置情報を含むビーコン情報を、アプリケーションを運営するシェア参加者にシェアさせるビーコンシェアコンピューティングシステムであって、
前記ビーコンシェアエリアにおけるビーコンからの信号に応答して、特定アプリケーションが動作している携帯端末から送信される、当該携帯端末を識別する端末識別情報、前記ビーコン識別情報、前記特定アプリケーションを識別するアプリ識別情報及び受信時刻を含むビーコン受信情報を受け付ける受信情報受付部と、
受け付けたビーコン受信情報を蓄積する蓄積部と、
前記シェア参加者のシェア参加端末システムからの、前記特定アプリケーションと紐付いたビーコン受信情報の提供要求を受け付ける要求受付部と、
前記提供要求に応じて、前記特定アプリケーションのアプリ識別情報が付されたビーコン受信情報のみを前記蓄積部から読み出して前記シェア参加端末システムへ提供する情報提供部と、
を備えたことを第2特徴とする。
当該第2特徴を備えたビーコンシェアコンピューティングシステムによれば、特定アプリケーションの動作中の携帯端末によって収集されたビーコン受信情報のみを、その特定アプリケーションを運営するシェア参加者に提供できる。シェア参加者側のシェア参加端末システムにおいては、例えばビーコン識別情報とビーコンシェアエリアとを紐付けるデータベースを備えることによって、提供されたビーコン受信情報と対応するビーコンシェアエリアを特定できる。
前記ビーコンシェアコンピューティングシステムは、前記ビーコン受信情報に基づいて、前記人流特性を解析する特性解析部を、さらに備えていることが好ましい。
前記ビーコン受信情報を集積することによって、ビーコンシェアエリアの時間帯ごとの人流量、人流方向、さらにはその人流を構成する人々の属性分布等の人流特性が解析できる。
前記人流特性は、例えばサンキーダイアグラムによって表される。
前記特性解析部が、更に、前記ビーコン受信情報の受信後の前記携帯端末のトレース情報に基づいて、前記解析を行なうことが好ましい。
トレース情報としては、例えば携帯端末向けに発行されたクーポンの利用情報が挙げられる。前記クーポンは、例えば、前記特定ビーコンシェアエリアにおけるビーコンからの信号又は前記ビーコン受信情報に応じて、前記アプリケーション又は前記シェア参加端末システムによって発行される。その利用情報は、例えば前記アプリケーションに組み込まれたソフトウェア開発キットの働きによって、前記ビーコンシェアコンピューティングシステムへ通知される。
本発明に係るプログラムは、人流特性を有するビーコンシェアエリアに設置されたビーコンのビーコン識別情報及び設置位置情報を含むビーコン情報をシェア参加者にシェアさせるビーコンシェアコンピューティングシステム用のプログラムであって、
前記ビーコンシェアエリアのうち特定ビーコンシェアエリアについての前記ビーコン情報のシェアが許可された特定シェア参加者を識別する参加者識別情報と、前記特定シェア参加者が運営するアプリケーションを搭載した携帯端末を識別する端末識別情報と、前記特定ビーコンシェアエリアを識別するエリア識別情報とを、互いに紐づけて識別データベースに記憶する処理と、
前記特定ビーコンシェアエリアにおけるビーコンからの信号に応答して前記携帯端末から送信される前記端末識別情報、前記ビーコン識別情報及び受信時刻を含むビーコン受信情報を受け付ける処理と、
受け付けたビーコン受信情報を蓄積部に蓄積する処理と、
前記特定シェア参加者のシェア参加端末システムからの前記特定ビーコンシェアエリアにおけるビーコン受信情報の提供要求を受け付ける処理と、
前記提供要求に応じて、前記識別データベースから前記特定シェア参加者と紐づけられた端末識別情報を読み出し、当該端末識別情報が付されたビーコン受信情報のみを前記蓄積部から読み出して前記シェア参加端末システムへ提供する処理と、
を前記ビーコンシェアコンピューティングシステムを構成するコンピュータに実行させることを第1特徴とする。
本発明に係るプログラムは、人流特性を有するビーコンシェアエリアに設置されたビーコンのビーコン識別情報及び設置位置情報を含むビーコン情報を、アプリケーションを運営するシェア参加者にシェアさせるビーコンシェアコンピューティングシステム用のプログラムであって、
前記ビーコンシェアエリアにおけるビーコンからの信号に応答して、特定アプリケーションが動作している携帯端末から送信される、当該携帯端末を識別する端末識別情報、前記ビーコン識別情報、前記特定アプリケーションを識別するアプリ識別情報及び受信時刻を含むビーコン受信情報を受け付ける処理と、
受け付けたビーコン受信情報を蓄積部に蓄積する処理と、
前記シェア参加者のシェア参加端末システムからの、前記特定アプリケーションと紐付いたビーコン受信情報の提供要求を受け付ける処理と、
前記提供要求に応じて、前記特定アプリケーションのアプリ識別情報が付されたビーコン受信情報のみを前記蓄積部から読み出して前記シェア参加端末システムへ提供する処理と
を前記ビーコンシェアコンピューティングシステムを構成するコンピュータに実行させることを第2特徴とする。
本発明によれば、駅改札等の人流特性を有するビーコンシェアエリアのビーコンを、そのビーコンのオーナー以外のシェア参加者が活用できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るビーコンシェアコンピューティングシステムを含むビーコンシェアシステムの概略を示す構成図である。 図2は、前記ビーコンシェアコンピューティングシステムのシェアエリア情報格納部のデータ構造を例示した表である。 図3は、前記ビーコンシェアコンピューティングシステムの識別データベースのデータ構造を例示した表である。 図4は、前記ビーコンシェアコンピューティングシステムの蓄積部のデータ構造を例示した表である。 図5は、前記ビーコンシェアシステムのシェア参加フローを示すフローチャートである。 図6は、前記ビーコンシェアシステムの端末参加フローを示すフローチャートである。 図7は、前記ビーコンシェアシステムの情報収集フローを示すフローチャートである。 図8は、前記ビーコンシェアシステムの情報提供フローを示すフローチャートである。 図9は、前記ビーコンシェアコンピューティングシステムの人流特性解析フローを示すフローチャートである。 図10は、本発明の第2実施形態に係るビーコンシェアコンピューティングシステムを含むビーコンシェアシステムの概略を示す構成図である。 図11は、前記第2実施形態に係るビーコンシェアコンピューティングシステムの識別データベースのデータ構造を例示した表である。 図12は、前記第2実施形態に係るビーコンシェアコンピューティングシステムの蓄積部のデータ構造を例示した表である。 図13は、前記第2実施形態に係るビーコンシェアシステムのシェア参加フローを示すフローチャートである。 図14は、前記第2実施形態に係るビーコンシェアシステムの端末参加フローを示すフローチャートである。 図15は、前記第2実施形態に係るビーコンシェアシステムの情報収集フローを示すフローチャートである。 図16は、前記第2実施形態に係るビーコンシェアシステムの情報提供フローを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態(図1~図9)>
図1に示すように、ビーコンシェアシステム1は、1又は複数のビーコンシェアエリア10にそれぞれ設けられた1又は複数のビーコン11と、ビーコンシェアコンピューティングシステム20と、1又は複数のシェア参加端末システム30と、1又は複数のユーザー携帯端末40とによって構成されている。
ビーコンシェアエリア10は、好ましくは大人数が頻繁に集散したり通過したりする場所であり、しかも、そこを通る人の流れ方向、人流量、属性分布(性別、年齢層、社会的立場など)が時間帯等に応じて一定の傾向(人流特性)を示す場所である。本実施形態におけるビーコンシェアエリア10は、駅改札である。
ビーコンシェアエリア10の各所には、ビーコン11が設置されている。ビーコン11は、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信規格のビーコン信号13を一定時間間隔で発信している。ビーコン信号13は、発信元のビーコン11を特定するビーコン識別情報(以下適宜「ビーコンID」と称す)を表す。ビーコンIDと、当該ビーコン11の設置位置の情報とは、当該ビーコン11のビーコン情報を構成する。
通常、ビーコン11のオーナー(所有権者)は、ビーコンシェアエリア10のオーナー19と一致している。駅改札の場合は鉄道事業者である。
シェア参加端末システム30は、ビーコンシェアシステム1の前記ビーコン情報等の情報をシェアしようとするシェア参加者39のクラウド、サーバ、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット等のコンピュータによって構成されている。シェア参加者39としては、例えば、携帯端末用のアプリケーション32を運営するアプリケーションベンダーが挙げられる。シェア参加者39には、当該シェア参加者39を識別する参加者識別情報として、認証情報(ログインID及びパスワード)が配布されている。認証情報を用いて、シェア参加端末システム30をビーコンシェアコンピューティングシステム20にログインさせることができる。
システム参加者39には、ビーコンシェアシステム1における複数のビーコンシェアエリア10のうち、1又は複数の特定のビーコンシェアエリア10Aのビーコン情報のシェアが許可されている。許可されたシステム参加者39を「特定システム参加者39A」と称す。特定システム参加者39Aが認証情報を用いてビーコンシェアコンピューティングシステム20にログインしたシェア参加端末システム30を「特定シェア参加端末システム30A」と称す。
携帯端末40は、アプリケーション32のユーザー49が所持するスマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどの携帯可能なコンピュータである。携帯端末40には、前記アプリケーション32がインストールされている。アプリケーション32には、携帯端末40をビーコンシェアシステム1に参加させるためのソフトウェア開発キット33(以下「SDK33」と称す)が組み込まれている。携帯端末40には、SDK33の働きによって、それを識別する端末識別情報が付されている。
更に、SDK33の働きによって、携帯端末40には、アプリケーション32を運営するシステム参加者39Aに許可された特定ビーコンシェアエリア10Aに設けられたビーコン11のビーコン識別情報が記憶されている。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20は、クラウド、サーバなどのコンピュータによって構成されている。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20は、シェアエリア情報格納部21と、識別データベース22と、受信情報受付部23と、蓄積部24と、要求受付部25と、情報提供部26と、特性解析部27、特性更新部28を含む。
図2に示すように、シェアエリア情報格納部21は、シェアエリア情報を格納するデータベースである。シェアエリア情報は、ビーコンシェアエリア10に関する基本情報、エリア識別情報、ビーコン情報、人流特性情報を含む。
基本情報は、ビーコンシェアエリア10の名称、住所、エリア10内のマップなどのデータを含む。
エリア識別情報は、ビーコンシェアエリア10を識別する情報である。
ビーコン情報は、ビーコンシェアエリア10に設置された各ビーコン11の識別情報(ビーコンID)、及び各ビーコン11の設置位置の情報を含む。
人流特性情報は、ビーコンシェアコンピューティングシステム20によって解析されたビーコンシェアエリア10の前記人流特性の情報である。人流特性情報は、例えばサンキーダイアグラムによって表される。
図3に示すように、識別データベース22には、前記特定ビーコンシェアエリア10Aのエリア識別情報と、そのビーコンシェアエリア10Aのビーコン情報のシェアが許可された特定シェア参加者39Aの認証情報(参加者識別情報)と、そのシェア参加者39Aが運営するアプリケーションを搭載した携帯端末40の端末識別情報とが互いに紐づけて記憶されている。
図1に示すように、受信情報受付部23は、システム20の通信機能及びCPU機能によって構成され、特定ビーコンシェアエリア10Aにおけるビーコン信号に応答して携帯端末40から送信されるビーコン受信情報を受け付ける処理を実行する。
図4に示すように、蓄積部24は、受け付けたビーコン受信情報を蓄積するデータロガーである。ビーコン受信情報は、前記ビーコン信号によって表されたビーコン識別情報及び受信時刻に加えて、送信元の携帯端末40の端末識別情報を含む。
図1に示すように、要求受付部25は、システム20の通信機能及びCPU機能によって構成され、シェア参加端末システム30ひいてはシェア参加者39から、特定ビーコンシェアエリア10Aのビーコン受信情報の提供要求を受け付ける処理を実行する。
情報提供部26は、提供要求に応じて、識別データベース22から、そのシェア参加者39の参加者識別情報と紐づけられた端末識別情報を読み出し、当該端末識別情報が付されたビーコン受信情報のみを蓄積部24から読み出して、提供要求のあったシェア参加端末システム30へ提供する処理を実行する。
特性解析部27は、ビーコン受信情報に基づいて、人流特性を解析する処理を実行する。
特性更新部28は、シェアエリア情報格納部21の人流特性情報を、前記解析結果に応じて更新する処理を実行する。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20には、ビーコンシェアシステム1用のプログラムが搭載されている。該プログラムは、前記構成要素21~28の各処理を、ビーコンシェアコンピューティングシステム20を構成するコンピュータに実行させる。
ビーコンシェアシステム1の処理の流れを、図5~図9のフローチャートにしたがって説明する。
<シェア参加フロー>
図5に示すように、シェア参加者39(又はその希望者)は、配布された認証情報を用いて、シェア参加端末システム30のビーコンシェアコンピューティングシステム20へのログイン操作を行なう(ステップ101)。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20は、そのログイン認証処理を行なう(ステップ102)。
ログインしたシェア参加端末システム30によって、ビーコンシェアエリアの閲覧要求を出すと(ステップ103)、その閲覧要求を受け付けたビーコンシェアコンピューティングシステム20が(ステップ104)、シェアエリア情報格納部21に登録されているシェアエリア情報のうち少なくともビーコンシェアエリア基本情報をシェア参加端末システム30に対して開示する(ステップ105)。この段階ではビーコン識別情報については非開示とされる。
これによって、シェア参加者39は、ビーコンシェアエリア基本情報を閲覧し(ステップ106)、情報シェアを希望するビーコンシェアエリア10を選択して、ビーコン情報のシェアを申し込むことができる(ステップ107)。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20が、そのシェア申し込みを受け付ける(ステップ108)。
その後、シェア参加端末システム30をログアウトさせる(ステップ109)。
シェア参加者39の申し込みに対しては、ビーコンシェアシステム1の運営者による審査がなされる。
特定のビーコンシェアエリア10Aのビーコン情報のシェアを許可された特定シェア参加者39Aには、システム運営者から前記特定ビーコンシェアエリア10Aに特定したSDK33が配布される。
シェア参加者39は、アプリケーション32にSDK33を組み込んだうえで、そのアプリケーション32をアプリケーションユーザー49に配布する。
<端末参加フロー>
図6に示すように、アプリケーションユーザー49が、携帯端末40Aにアプリケーション32をインストールすると(ステップ121)、SDK33によって、当該携帯端末40Aについての端末識別情報(端末ID)が発行される(ステップ122)。発行された端末識別情報は、携帯端末40Aに登録されるとともに(ステップ123)、ビーコンシェアコンピューティングシステム20へ通知される(ステップ124)。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20は、その端末識別情報を受信したら(ステップ130)、特定シェア参加者39Aの認証情報(参加者識別情報)及び特定ビーコンシェアエリア10Aのエリア識別情報と、その端末識別情報とを互いに紐づけて、識別データベース22(図3)に格納する(ステップ131)。更に、ビーコンシェアコンピューティングシステム20は、特定ビーコンシェアエリア10Aに設けられた各ビーコン11のビーコン識別情報を携帯端末40Aへ送信する(ステップ132)。
携帯端末40Aは、そのビーコン識別情報を受信して(ステップ140)、SDK33によって確保された記憶領域に登録する(ステップ141)。
<情報収集フロー>
図7に示すように、携帯端末40Aを所持したアプリケーションユーザー49が、特定ビーコンシェアエリア10Aへ入構又は通過したとする。携帯端末40Aは、そのエリア10Aのビーコン11からのビーコン信号13の有効伝播範囲に入ったとき、そのビーコン信号13を受信する(ステップ201)。
受信した携帯端末40Aは、SDK33の働きによって、そのビーコン信号13によって表されたビーコン識別情報が、前記記憶領域に登録されたものである否かを照会する(ステップ202)。つまり、発信元のビーコン11が特定ビーコンシェアエリア10Aに設置されたものか否かを確認する。
ビーコン識別情報が登録されたものであると判定した場合、携帯端末40は、そのビーコン識別情報及び受信時刻を含むビーコン受信情報をビーコンシェアコンピューティングシステム20へ送信する(ステップ203)。
ビーコン識別情報が登録されたものでないと判定した場合、携帯端末40は、送信を行わない。
したがって、アプリケーション32を運営するシェア参加者39Aに許諾されたビーコンシェアエリア10Aのビーコン受信情報のみが、そのアプリケーション32を搭載した携帯端末40によって収集される。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20においては、受信情報受付部23が、携帯端末40Aからの前記ビーコン受信情報を受け付ける(ステップ210)。
受け付けたビーコン受信情報は、蓄積部24に蓄積される(ステップ211)。
<情報提供フロー>
図8に示すように、特定シェア参加者39Aは、ビーコン受信情報を得たい場合、認証情報(参加者識別情報)を用いて、シェア参加端末システム30Aのビーコンシェアコンピューティングシステム20へのログイン操作を行なう(ステップ301)。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20は、受け取った認証情報を照会することによって、シェア参加端末システム30Aのログインを受け付ける(ステップ302)。
シェア参加者39Aは、ログインしたシェア参加端末システム30Aからビーコンシェアコンピューティングシステム20へ、特定ビーコンシェアエリア10Aのビーコン受信情報の提供要求を出す(ステップ310)。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20においては、要求受付部25が、その提供要求を受け付ける(ステップ311)。
続いて、ビーコンシェアコンピューティングシステム20の情報提供部26が、前記提供要求に応じて、識別データベース22から、認証情報すなわちシェア参加者39Aの参加者識別情報と紐づけられた端末識別情報を読み出す(ステップ312)。さらに、情報提供部26は、当該端末識別情報が付されたビーコン受信情報のみを蓄積部24から読み出す(ステップ313)。読み出したビーコン受信情報を、提供要求のあったシェア参加端末システム30Aへ提供する(ステップ314)。
シェア参加端末システム30Aは、そのビーコン受信情報の提供を受ける(ステップ315)。その後、ログアウトする(ステップ316)。
提供の態様としては、シェア参加端末システム30Aへのビーコン受信情報の送信、ビーコンシェアコンピューティングシステム20のブラウザ上での閲覧などが挙げられる。
要するに、特定ビーコンシェアエリア10Aのビーコン受信情報を受け取ることができるのは、その特定ビーコンシェアエリア10Aの情報シェアを許可された特定シェア参加者39のみである。
しかも、特定シェア参加者39Aが受け取ることができるビーコン受信情報は、自らが運営するアプリケーション32がインストールされた携帯端末40Aによるビーコン受信情報だけであり、他のシェア参加者39に関連する携帯端末40によるビーコン受信情報は受け取ることができない。したがって、シェア参加者39間の情報流出を防止することができる。
ビーコンシェアシステム1によれば、ビーコンシェアエリア10のビーコン情報を、そのビーコン11のオーナー19以外のシェア参加者39がシェアできる。ビーコンオーナー19は、ビーコン情報を貸し出すことによって、マネタイズの手段とすることができる。
シェア参加端末システム30は、取得したビーコン受信情報を利用して、予め定めた動作(携帯端末40へのコンテンツ配信など)を行うことができる。
<人流特性解析フロー>
図9に示すように、ビーコンシェアコンピューティングシステム20の特性解析部27は、定期的又は指令に応じて、ビーコン受信情報に基づいて、人流特性を解析する(ステップ400)。これによって、時間帯ごとの人流量、人流方向、その人流を構成する人々の属性の傾向などの情報を得ることができる。
好ましくは、特性解析部27は、ビーコン受信情報に加えて、ビーコン受信情報の受信後の携帯端末40のトレース情報に基づいて、人流特性の解析を行なう。トレース情報としては、例えば、ビーコン受信情報に応答してアプリケーション32によって発行されたクーポンの利用情報、配信コンテンツの閲覧情報などが挙げられる。これらトレース情報は、SDK33の働きによって、携帯端末40からビーコンシェアコンピューティングシステム20へフィードバックされる。
これによって、例えば一定の属性を有する人々がビーコンシェアエリア10を通過後、どのような行動をするか、クーポンや配信コンテンツが、その人々に対してどの程度の商業的効果を生んでいるか等の情報を得ることができる。
特性解析部27は、同一のビーコンシェアエリア10について情報利用を許可された複数のシェア参加者39の各種アプリケーション32を搭載した各携帯端末40からのビーコン受信情報を用いて人流を解析できる。したがって、人流特性の解析の精度を高めることができ、得られた人流特性の品質を高めることができる。
更に、前記解析結果に応じて、特性更新部28が、シェアエリア情報格納部21の人流特性情報を更新する(ステップ401)。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の実施形態と重複する構成に関しては図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態(図10~図16>
図10は、本発明の第2実施形態に係るビーコンシェアシステム1Bを示したものである。ビーコンシェアシステム1Bにおいては、第1実施形態の「エリア識別情報」に代えて、「アプリ識別情報」を用いてビーコン受信情報が取得されてシステム参加者に提供される。図11に示すように、ビーコンシェアシステム1Bのビーコンシェアコンピューティングシステム20Bの識別データベース22Bには、「エリア識別情報(図3)」に代えて、「アプリ識別情報」が、シェア参加者39の認証情報及び携帯端末40Bの端末識別情報と紐付けられて格納されている。
なお、第2実施形態においては、ビーコンシェアコンピューティングシステム20Bが識別データベース22Bを必要構成として有している必要は無い。
図12に示すように、ビーコンシェアコンピューティングシステム20Bの蓄積部24Bには、ビーコン受信情報として、第1実施形態(図4)と同様のビーコン識別情報、受信時刻及び端末識別情報に加えて、特定アプリケーション32Bに付与されたアプリ識別情報が格納されている。
特定アプリケーション32Bとは、特定ビーコンシェアエリア10Bのビーコン情報のシェアが許可された特定シェア参加者39Bが運営するアプリケーション32のうち、ビーコン受信情報の収集に用いられることが許可されたアプリケーションを言う。ビーコン受信情報が、特定アプリケーション32Bのアプリ識別情報を用いて収集されてシェア参加者39Bに提供される。アプリ識別情報は、特定アプリケーション32Bごとに固有(ユニーク)であり、異なるシェア参加者のアプリケーション間で重複しないことはもちろんのこと、同一シェア参加者の複数のアプリケーション間でも重複することはない。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20Bには、ビーコンシェアシステム1B用のプログラムが搭載されている。該プログラムは、構成要素21,22B~26B,27,28の各処理を、ビーコンシェアコンピューティングシステム20Bを構成するコンピュータに実行させる。
図13に示すように、ビーコンシェアシステム1Bのシェア参加フローにおいて、シェア参加者39は、ビーコン情報のシェアを希望するビーコンシェアエリア10を選択するとともに(ステップ107B)、そのビーコンシェアエリア10におけるビーコン受信情報の提供に用いられることを希望する特定アプリケーション32Bに関する情報をもビーコンシェアコンピューティングシステム20Bへ送る(ステップ107B)。ビーコンシェアコンピューティングシステム20Bは、それを受け付ける(ステップ108B)。
システム運営者の審査を経て、特定シェア参加者39Bに配布される特定ビーコンシェアエリア10B用のSDK33Bには、ステップ107Bで申し込んだ特定アプリケーション32Bのアプリ識別情報が組み込まれている。これにより、ビーコンシェアリングシステム20Bは、特定ビーコンシェアエリア10Bと、その特定ビーコンシェアエリア10Bに設けられた各ビーコン11と、特定アプリケーション32Bとの関連付けが可能となる。
図10に示すように、シェア参加端末システム30Bにおいては、特定ビーコンシェアエリア10Bの識別情報と、その特定ビーコンシェアエリア10Bに設けられた各ビーコン11の識別情報とを紐付けるデータベース34が設けられる。
第2実施形態に係るビーコンシェアシステム1Bの処理の流れを、第1実施形態とは異なる部分を中心に、図13~図16のフローチャートにしたがって説明する。
<端末参加フロー>
図14に示すように、端末参加フローにおいて、アプリケーションユーザー49が、携帯端末40Bに特定アプリケーション32Bをインストールすると(ステップ121B)、SDK33Bによる端末識別情報の発行(ステップ122)及び携帯端末40Bへの端末識別情報の登録(ステップ123)を経て、その端末識別情報と共に、SDK33Bに組み込まれたアプリ識別情報がビーコンシェアコンピューティングシステム20Bへ通知される(ステップ124B)。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20Bは、端末識別情報及びアプリ識別情報を受信したら(ステップ130B)、これら端末識別情報及びアプリ識別情報と特定シェア参加者39Bの認証情報(参加者識別情報)を互いに紐づけて、識別データベース22B(図11)に格納する(ステップ131B)。その後、当該アプリ32Bでシェアが許可されている特定ビーコンシェアエリア10Bのビーコン識別情報を携帯端末40Bへ送信する(ステップ132)。
該ビーコン識別情報を受信した携帯端末40Bは(ステップ140)、SDK33Bによって確保された記憶領域(データベース)に、そのビーコン識別情報とアプリ識別情報とを互いに紐付けた形で登録する(ステップ141B)。
<情報収集フロー>
図15に示すように、情報収集フローにおいては、携帯端末40Bが、特定ビーコンシェアエリア10B内でビーコン信号13を受信したら(ステップ201)、SDK33Bの働きによって、そのビーコン信号13のビーコン識別情報が前記記憶領域に登録されているか否かが確認されるとともに(ステップ202)、そのビーコン識別情報と対応する特定アプリケーション32Bが当該携帯端末40B上で動作(バックグラウンド動作を含む)しているか否かが確認される(ステップ202B)。ビーコン識別情報が登録されており、かつ特定アプリケーション32Bが動作している場合、携帯端末40Bからビーコンシェアコンピューティングシステム20へビーコン受信情報が送信される(ステップ203B)。送信するビーコン受信情報には、ビーコン識別情報及び受信時刻、並びに端末識別情報に加えて、アプリ識別情報が含まれる。
ビーコン識別情報が登録されていない場合(ステップ202の「no」)だけでなく、携帯端末40B上で特定アプリケーション32Bが動作していない場合(ステップ202Bの「no」)にも、ビーコン受信情報の送信(ステップ203B)は行われない。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20Bにおいては、ビーコン受信情報が、受信情報受付部23Bによって受け付けられ(ステップ210B)、蓄積部24Bに蓄積される(ステップ211B)。受け付けられるビーコン受信情報、ひいては蓄積されるビーコン受信情報には、ビーコン識別情報及び受信時刻、並びに端末識別情報に加えて、アプリ識別情報が含まれる(図12)。
<情報提供フロー>
図16に示すように、情報提供フローにおいては、特定シェア参加者39Bの操作によって、ログイン処理後(ステップ301~302)のシェア参加端末システム30Bからビーコンシェアコンピューティングシステム20へ、特定アプリケーション32Bと紐付いたビーコン受信情報の提供要求が出される(ステップ310B)。当該提供要求には、特定アプリケーション32Bのアプリ識別情報が付される。
ビーコンシェアコンピューティングシステム20においては、要求受付部25Bが、そのアプリ識別情報が付された提供要求を受け付ける(ステップ311B)。
続いて、ビーコンシェアコンピューティングシステム20の情報提供部26Bが、前記提供要求と同じアプリ識別情報が付されたビーコン受信情報のみを蓄積部24Bから読み出す(ステップ313B)。読み出したビーコン受信情報を、提供要求のあったシェア参加端末システム30Bへ提供する(ステップ314B)。
したがって、特定シェア参加者39Bは、自ら運営する特定アプリケーション32Bが動作している携帯端末40Bによって特定ビーコンシェアエリア10Bから収集されたビーコン受信情報を受け取ることができる(ステップ315B)。要するに、特定アプリケーション32Bと紐付いたビーコン受信情報を受け取ることができるのは、その特定アプリケーション32Bを運営する特定シェア参加者39Bのみである。特定シェア参加者39Bが複数のアプリケーションを運営している場合、ビーコン受信情報の提供要求の際に、アプリ識別情報を用いて特定アプリケーション32Bを指定することにより、所望の特定アプリケーション32Bと紐付いたビーコン受信情報のみを受け取ることが出来る。
シェア参加端末システム30Bにおいては、データベース34によって、受け取ったビーコン受信情報と対応するビーコンシェアエリア10を特定できる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、ビーコンシェアエリア10は、駅改札に限らず、多数の人が集まる公園、待ち合わせ場所として一般利用されている広場等であってもよい。
本発明は、例えば、ビーコンを用いた人流解析システムに適用できる。
1,1B ビーコンシェアシステム
10 ビーコンシェアエリア
10A,10B 特定ビーコンシェアエリア
11 ビーコン
13 ビーコン信号
19 ビーコンオーナー
20,20B ビーコンシェアコンピューティングシステム
21 シェアエリア情報格納部
22,22B 識別データベース
23,23B 受信情報受付部
24,24B 蓄積部
25,25B 要求受付部
26,26B 情報提供部
27 特性解析部
28 特性更新部
30 シェア参加端末システム
30A 特定シェア参加端末システム
32 アプリケーション
33,33B ソフトウェア開発キット(SDK)
39,39B シェア参加者
39A 特定シェア参加者
40,40B ユーザー携帯端末
49 ユーザー

Claims (6)

  1. 人流特性を有するビーコンシェアエリアに設置されたビーコンのビーコン識別情報及び設置位置情報を含むビーコン情報をシェア参加者にシェアさせるビーコンシェアコンピューティングシステムであって、
    前記ビーコンシェアエリアのうち特定ビーコンシェアエリアについての前記ビーコン情報のシェアが許可された特定シェア参加者を識別する参加者識別情報と、前記特定シェア参加者が運営するアプリケーションを搭載した携帯端末を識別する端末識別情報と、前記特定ビーコンシェアエリアを識別するエリア識別情報とを、互いに紐づけて記憶する識別データベースと、
    前記特定ビーコンシェアエリアにおけるビーコンからの信号に応答して前記携帯端末から送信される前記端末識別情報、前記ビーコン識別情報及び受信時刻を含むビーコン受信情報を受け付ける受信情報受付部と、
    受け付けたビーコン受信情報を蓄積する蓄積部と、
    前記特定シェア参加者のシェア参加端末システムからの前記特定ビーコンシェアエリアにおけるビーコン受信情報の提供要求を受け付ける要求受付部と、
    前記提供要求に応じて、前記識別データベースから前記特定シェア参加者と紐づけられた端末識別情報を読み出し、当該端末識別情報が付されたビーコン受信情報のみを前記蓄積部から読み出して前記シェア参加端末システムへ提供する情報提供部と、
    を備えたことを特徴とするビーコンシェアコンピューティングシステム。
  2. 人流特性を有するビーコンシェアエリアに設置されたビーコンのビーコン識別情報及び設置位置情報を含むビーコン情報を、アプリケーションを運営するシェア参加者にシェアさせるビーコンシェアコンピューティングシステムであって、
    前記ビーコンシェアエリアにおけるビーコンからの信号に応答して、特定アプリケーションが動作している携帯端末から送信される、当該携帯端末を識別する端末識別情報、前記ビーコン識別情報、前記特定アプリケーションを識別するアプリ識別情報及び受信時刻を含むビーコン受信情報を受け付ける受信情報受付部と、
    受け付けたビーコン受信情報を蓄積する蓄積部と、
    前記シェア参加者のシェア参加端末システムからの、前記特定アプリケーションと紐付いたビーコン受信情報の提供要求を受け付ける要求受付部と、
    前記提供要求に応じて、前記特定アプリケーションのアプリ識別情報が付されたビーコン受信情報のみを前記蓄積部から読み出して前記シェア参加端末システムへ提供する情報提供部と、
    を備えたことを特徴とするビーコンシェアコンピューティングシステム。
  3. 前記ビーコン受信情報に基づいて、前記人流特性を解析する特性解析部を、さらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のビーコンシェアコンピューティングシステム。
  4. 前記特性解析部が、更に、前記ビーコン受信情報の受信後の前記携帯端末のトレース情報に基づいて、前記解析を行なうことを特徴とする請求項3に記載のビーコンシェアコンピューティングシステム。
  5. 人流特性を有するビーコンシェアエリアに設置されたビーコンのビーコン識別情報及び設置位置情報を含むビーコン情報をシェア参加者にシェアさせるビーコンシェアコンピューティングシステム用のプログラムであって、
    前記ビーコンシェアエリアのうち特定ビーコンシェアエリアについての前記ビーコン情報のシェアが許可された特定シェア参加者を識別する参加者識別情報と、前記特定シェア参加者が運営するアプリケーションを搭載した携帯端末を識別する端末識別情報と、前記特定ビーコンシェアエリアを識別するエリア識別情報とを、互いに紐づけて識別データベースに記憶する処理と、
    前記特定ビーコンシェアエリアにおけるビーコンからの信号に応答して前記携帯端末から送信される前記端末識別情報、前記ビーコン識別情報及び受信時刻を含むビーコン受信情報を受け付ける処理と、
    受け付けたビーコン受信情報を蓄積部に蓄積する処理と、
    前記特定シェア参加者のシェア参加端末システムからの前記特定ビーコンシェアエリアにおけるビーコン受信情報の提供要求を受け付ける処理と、
    前記提供要求に応じて、前記識別データベースから前記特定シェア参加者と紐づけられた端末識別情報を読み出し、当該端末識別情報が付されたビーコン受信情報のみを前記蓄積部から読み出して前記シェア参加端末システムへ提供する処理と、
    を前記ビーコンシェアコンピューティングシステムを構成するコンピュータに実行させるプログラム。
  6. 人流特性を有するビーコンシェアエリアに設置されたビーコンのビーコン識別情報及び設置位置情報を含むビーコン情報を、アプリケーションを運営するシェア参加者にシェアさせるビーコンシェアコンピューティングシステム用のプログラムであって、
    前記ビーコンシェアエリアにおけるビーコンからの信号に応答して、特定アプリケーションが動作している携帯端末から送信される、当該携帯端末を識別する端末識別情報、前記ビーコン識別情報、前記特定アプリケーションを識別するアプリ識別情報及び受信時刻を含むビーコン受信情報を受け付ける処理と、
    受け付けたビーコン受信情報を蓄積部に蓄積する処理と、
    前記シェア参加者のシェア参加端末システムからの、前記特定アプリケーションと紐付いたビーコン受信情報の提供要求を受け付ける処理と、
    前記提供要求に応じて、前記特定アプリケーションのアプリ識別情報が付されたビーコン受信情報のみを前記蓄積部から読み出して前記シェア参加端末システムへ提供する処理と
    を前記ビーコンシェアコンピューティングシステムを構成するコンピュータに実行させるプログラム。
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