JP2023163974A - 作業機 - Google Patents

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哲也 門前
Tetsuya Monzen
祐樹 石川
Yuki Ishikawa
憲一郎 吉田
Kenichiro Yoshida
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Abstract

【課題】作業性を向上する。【解決手段】電動切断機10では、ブレード60の被加工材Wへの切断後に、コントローラ90によって、ブレード60が保持停止位置に停止する。また、保持機構である第1ヘッドプレート81のカエリ支持部80Bが、切断後の一方の被加工材W1を、保持停止位置のブレード60と協働して保持する。具体的には、ブレード60の保持停止位置において、カエリ支持部80Bとブレード60とによって、被加工材W1の切断部に形成されたカエリBを挟んで、被加工材W1を保持する。このため、被加工材Wの切断直後に被加工材W1が電動切断機10から切り離れることを抑制できる。これにより、被加工材W1を被加工材W2から切り離した後に、作業者の手で被加工材W1を支えながらブレード60を初期位置に戻すことで、被加工材W1が床等に落下することを抑制できる。【選択図】図5

Description

本発明は、作業機に関するものである。
下記特許文献1に記載の電動往復動工具(作業機)は、モータと、モータに連結されたスクリューシャフトと、スクリューシャフトにネジ篏合されたシャトルスクリューと、シャトルスクリューに装着された可動刃と、を含んで構成されている。可動刃は、ホルダに移動可能に保持されており、ホルダの前側には、受け板が設けられている。そして、被加工材を受け板にセットし、モータを駆動することで、可動刃が前方へ移動して、被加工材に対して切断加工を施す。
特開2001-277039号公報
しかしながら、上記電動往復動工具では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、例えば、天井等に固定された軽天材等の被加工材に対して切断加工を行うときには、切り落とし側の被加工材が、切断加工直後に落下し、被加工材によって床等が損傷する虞がある。このため、作業者が切り落とし側の被加工材を支えながら切断加工を行う必要がある。これにより、作業性が低下する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、作業性を向上することができる作業機を提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、モータと、第1方向に対向して配置された一対の支持部材を含んで構成され、加工時に被加工材の一部が一対の前記支持部材の間に配置される加工部と、前記モータの駆動によって前記第1方向と交差する第2方向に往復移動可能に構成され、前記第2方向の一方側へ移動することで前記加工部の内部に挿入されて前記被加工材を切断する切断具と、作業者の操作によってオン状態とオフ状態が切替る操作部と、前記操作部の状態に基づいて前記モータの駆動を制御することで前記切断具の移動を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記操作部に対する前記モータを駆動させる操作に基づき前記切断具を移動させて前記被加工材を切断するように構成されるとともに、前記モータを駆動させる操作が維持されている場合でも、切断後の被加工材を前記切断具と前記加工部が協働して保持するように、前記被加工材への切断後に前記切断具を停止させるように構成されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、一対の前記支持部材には、前記被加工材が前記第1方向に挿通される挿通部が形成されて、一方の前記支持部材における前記挿通部の縁部と前記切断具とによって、一方の前記被加工材の切断部に形成されたカエリを挟んで、一方の前記被加工材を保持するように構成された作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記支持部材及び前記切断具は、前記第1方向を板厚方向とする板状に形成され、前記切断具の一対の前記支持部材への挿入状態では、前記第1方向において、一方の前記支持部材と前記切断具との間に間隙が形成されており、前記間隙が前記切断具の板厚以上である作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記切断具は、前記切断具に設けられた突当部を有しており、前記停止位置では、前記突当部によって、一方の前記被加工材における前記第2方向の他方側への移動を制限する作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記コントローラは、前記停止位置を検出するための位置検出部を有しており、前記位置検出部の検出に基づいて、前記停止位置において前記切断具を停止させる作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記コントローラは、前記切断具の前記被加工材に対する切断完了を検出するための切断完了検出部を有しており、前記コントローラは、前記切断具による前記被加工材への切断後に前記切断具の速度を第1速度から低速の第2速度に切替えて、切替後に前記切断具を前記停止位置に停止させる作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記コントローラは、前記切断具の前記停止位置での停止後に前記切断具を前記第2方向の他方側へ移動させ、前記第2方向の他方側へ移動開始時には、前記切断具を前記第2速度で移動させ、前記第2方向の他方側へ移動中に前記第2速度から前記第1速度に切替える作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、操作することで前記モータの駆動と停止とを切換え可能な操作部を有し、前記コントローラは、切断後において前記被加工材が保持されてから、操作部を操作しない限り前記被加工材の保持状態を維持するように構成された作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記操作部は押圧操作することでオンとなり、押圧操作を解除する押圧解除操作をするとオフになるように構成され、前記コントローラは、前記操作部がオンの状態では前記被加工材の保持状態を維持するとともに、前記操作部がオンからオフになったことを契機として前記被加工材の保持状態を解除するように構成されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記コントローラは、前記操作部がオンからオフに切り替わり、その後オンに切り替わった場合において前記被加工材の保持状態を解除する作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記コントローラは、前記モータへの電力供給量を低減させることで、前記切断具を停止させるように構成されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記コントローラは、前記モータへの電力供給を停止させることで、前記切断具を停止させるように構成されている作業機である。
上記構成の作業機によれば、作業性を向上することができる。
本実施形態に係る電動切断機を示す左側から見た側面図である。 図1に示される電動切断機の内部を示す左側から見た一部破断した側面図である。 図1に示されるヘッド部周辺を拡大して示す下側から見た下面図である。 本実施形態に係る電動切断機の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る電動切断機の切断加工時における被加工材の状態を説明するための説明図である。 変形例のコントローラを用いた場合の電動切断機の動作を説明するためのフローチャートである。 図2に示されるブレードの変形例を示す2面図である。
以下、図面を用いて、本実施形態に係る作業機としての電動切断機10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印UP、矢印FR、及び矢印LHは、それぞれ電動切断機10の上側、前側、及び左側を示している。そして、以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、電動切断機10の上下方向、前後方向、左右方向を示すものとする。そして、左右方向が本発明の第1方向に対応し、前後方向が本発明の第2方向に対応している。
図1及び図2に示されるように、電動切断機10は、建物の吊り天井に用いられる軽天材などの被加工材Wに切断加工を施す電動工具として構成されている。この被加工材Wは、長尺柱状に形成されており、その長手方向から見て、略U字形状に形成されている。電動切断機10は、ハウジング20と、モータ40と、送りネジ機構50(広義には、移動機構として把握される要素である)と、切断具としてのブレード60と、ガイド機構70と、コントローラ90と、を含んで構成されている。以下、電動切断機10の各構成について説明する。
(ハウジング20について)
ハウジング20は、電動切断機10の外郭を構成しており、全体として前後方向に延在されている。ハウジング20は、ハウジング20の前部を構成するハンドルハウジング部20Aと、ハウジング20の後部を構成するモータハウジング部20Bと、を含んで構成されている。ハンドルハウジング部20Aは、前後方向に延在された略矩形筒状に形成されている。ハンドルハウジング部20Aの前端部には、上下方向両側へ張り出された一対の張出部20A1が形成されている。ハンドルハウジング部20Aの下側には、ハンドルガード20Cが設けられている。ハンドルガード20Cは、前後方向に延在された略矩形筒状に形成されている。ハンドルガード20Cの前端部は、上側へ屈曲されてハンドルハウジング部20Aの下側の張出部20A1に接続されており、ハンドルガード20Cの後端部は、上斜め後方側へ屈曲されて、ハンドルハウジング部20Aの後端部に接続されている。そして、ハンドルハウジング部20Aにおけるハンドルガード20Cの前端部と後端部との間の部分が、作業者が把持する把持部A2として構成されている。すなわち、把持部A2は、張出部20A1の後側において前後方向に延在されている。
モータハウジング部20Bは、左右方向を厚み方向とする略偏平状に形成されている。モータハウジング部20Bの厚み寸法は、ハンドルハウジング部20Aの厚み寸法(左右方向の寸法)よりも大きく設定されている。モータハウジング部20Bの上端部は、ハンドルハウジング部20Aよりも上側へ突出しており、モータハウジング部20Bの下端部は、ハンドルガード20Cよりも上側に位置している。
把持部A2の前端部には、トリガ30(広義には、操作部として把握される要素である)が設けられている。トリガ30は、上側へ引き操作可能に把持部A2から下側へ突出している。ハンドルハウジング部20Aの前端部には、トリガ30の下側において、トリガスイッチ32が設けられている。そして、トリガ30が引き操作されることで、トリガスイッチ32が、オフからオンに切替るようになっている。なお、トリガ30への引き操作を解除することで、トリガスイッチ32がオンからオフに切替わる。
トリガスイッチ32は、後述するコントローラ90に電気的に接続されており、コントローラ90は、モータハウジング部20Bの後端部に収容されている。そして、トリガスイッチ32がオンされると、トリガスイッチ32が、オン信号をコントローラ90に出力する。
また、モータハウジング部20Bの下端部には、ハンドルガード20Cの後側において、バッテリ装着部20Dが設けられている。バッテリ装着部20Dには、バッテリターミナル22が設けられており、バッテリターミナル22は、後述するコントローラ90に電気的に接続されている。バッテリ装着部20Dには、バッテリ24が着脱可能に装着されており、バッテリ24は、バッテリターミナル22と接続されるコネクタ(図示省略)を有している。これにより、コントローラ90を介して後述するモータ40に電力が供給される構成になっている。また、上下方向におけるバッテリ24の下端の位置がハンドルガード20Cの下端の位置と一致するようになっている。換言すると、バッテリ24がハンドルガード20Cよりも下側に突出しないように設定されている。
モータハウジング部20Bの上端部には、トリガ30への誤操作を抑制するためのサブトリガ34(広義には、誤操作抑制部として把握される要素である)が設けられている。サブトリガ34は、前側へスライド可能に構成されている。モータハウジング部20Bの上端部内には、サブトリガ34の下側において、サブトリガスイッチ36が設けられており、サブトリガスイッチ36は、後述するコントローラ90に電気的に接続されている。そして、サブトリガ34がスライド操作されることで、サブトリガスイッチ36が、オフからオンに切替わり、オン信号をコントローラ90に出力する。なお、サブトリガ34へのスライド操作を解除することで、サブトリガ34が後側へ移動して、サブトリガスイッチ36が、オンからオフに切替わる。また、電動切断機10では、切断加工開始時にサブトリガスイッチ36のオン後にトリガスイッチ32がオンされることで、後述するモータ40の正転駆動が許可されるように構成されている。すなわち、サブトリガ34は、切断加工開始時におけるトリガ30の誤操作を抑制するための操作部として構成されている。
ハンドルハウジング部20Aの前端部には、インナガイド38が設けられており、インナガイド38は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。インナガイド38の後部が、ハンドルハウジング部20Aに支持されており、インナガイド38の前部がハンドルハウジング部20Aから前側へ突出している。インナガイド38の前部には、後述するブレード60を配置するための上下一対のスリット38Aが形成されている。スリット38Aは、前後方向に延在され且つ上下方向に貫通しており、スリット38Aの前端部が、前側へ開放されている。
(モータ40について)
モータ40は、ブラシレスモータとして構成されて、モータハウジング部20Bの前部に収容されている。モータ40は、前後方向を軸方向とする駆動軸40Aを有しており、駆動軸40Aの後端部が、ハウジング20に保持されたモータ軸受42に回転可能に支持され、駆動軸40Aの前端側部分が、ハウジング20に保持されたモータ軸受44に回転可能に支持されている。駆動軸40Aの前端部には、ピニオンギヤ40Bが形成されている。モータ40は、コントローラ90に電気的に接続されており、コントローラ90の制御によって駆動する。
(送りネジ機構50について)
送りネジ機構50は、伝達ギヤ51と、ドライブシャフト53(広義には、出力軸として把握される要素である)と、リフタ55(広義には、移動部材として把握される要素である)と、リフタ55の初期位置を検出するためのリフタ検出スイッチ58(広義には、初期位置検出部として把握される要素である)と、を含んで構成されている。
伝達ギヤ51は、前後方向を軸方向とする略段付き円柱状に形成されており、伝達ギヤ51の前部の直径が、伝達ギヤ51の後部の直径よりも大きく設定されている。伝達ギヤ51の前面の中央部には、前側へ開放されたギヤ凹部51Aが形成されている。伝達ギヤ51は、モータ40の駆動軸40Aの前端部の下側に配置され、伝達ギヤ51の後部が、ハウジング20に保持されたギヤ軸受52によって回転可能に支持されている。伝達ギヤ51の前部の外周部には、ギヤ部51Bが形成されており、ギヤ部51Bが駆動軸40Aのピニオンギヤ40Bに噛合されている。
ドライブシャフト53は、前後方向を軸方向とする略円柱状に形成されている。ドライブシャフト53は、ハンドルハウジング部20A内に収容されると共に、伝達ギヤ51の前側で且つ伝達ギヤ51と同軸上に配置されている。そして、ドライブシャフト53の後端部が、伝達ギヤ51のギヤ凹部51A内に一体回転可能に嵌入されており、ドライブシャフト53の後端側部分が、ハウジング20に保持されたシャフト軸受54によって回転可能に支持されている。これにより、モータ40が駆動することで、ドライブシャフト53が回転する。ドライブシャフト53の外周部には、後端部を除く部分において、雄ネジ53Aが形成されている。
リフタ55は、全体として前後方向に延在された略長尺状に形成されている。リフタ55は、リフタ本体56と、リフタ55の後端部を構成するリフタ連結部57と、を含んで構成されている。リフタ連結部57は、前後方向を軸方向とする略段付き円筒状に形成されている。リフタ連結部57の後部の内周部には、雌ネジ57Aが形成されている。そして、ドライブシャフト53の前部が、リフタ連結部57の内部に挿入され、ドライブシャフト53の雄ネジ53Aとリフタ連結部57の雌ネジ57Aとが螺合されている。すなわち、ドライブシャフト53とリフタ55とがネジ嵌合している。
これにより、ドライブシャフト53が回転することで、リフタ55が前後方向に移動する構成になっている。具体的には、リフタ55が、初期位置(図2において実線にて示される位置)と、保持停止位置(図2において2点鎖線にて示される位置)と、の間を往復移動する。そして、保持停止位置が、本発明の停止位置に対応する。また、リフタ連結部57における後端部の外周部は、被検出部57Bとして構成されている。
リフタ本体56は、後側へ開放された略有底円筒状に形成されている。リフタ本体56の後端部はリフタ連結部57の前部内に嵌入されて、リフタ連結部57とリフタ本体56とが相対移動不能に連結されている。リフタ55の初期位置では、ドライブシャフト53の前部が、リフタ本体56の内部に相対移動可能に挿入されている。リフタ本体56の前端部は、ハンドルハウジング部20Aの前端部に設けられたインナガイド38によって前後方向に相対移動可能に支持されている。
リフタ本体56の後端側部分の外周部には、リフタフランジ56Aが形成されており、リフタフランジ56Aは、リフタ本体56の径方向外側へ突出した円板状に形成されている。そして、図示は省略するが、リフタ55の(被加工材を保持する)保持停止位置では、リフタフランジ56Aがインナガイド38の後側に近接して配置される。
リフタ検出スイッチ58は、レバー式のマイクロスイッチとして構成されて、ハンドルガード20Cの後端部に収容されている。リフタ検出スイッチ58の上側には、球状のボール59が設けられており、ボール59は、ハンドルハウジング部20Aの外周下端部に形成されたボール用孔部20E内に配置されている。ボール用孔部20Eは、上下方向に貫通しており、ボール用孔部20Eの直径が下側へ向かうに従い大きくなっている。そして、リフタ検出スイッチ58のオフ状態では、ボール59の外周面が、リフタ検出スイッチ58のレバー部及びボール用孔部20Eの内周面に当接している。また、この状態では、ボール59の外周部の一部が、ハンドルハウジング部20A内に配置されるように、ハンドルハウジング部20Aの内周面に対して径方向内側へ突出している。
そして、リフタ55が、初期位置に配置されたときには、リフタ55の被検出部57Bがボール59を径方向外側(下側)へ押圧して、ボール59がリフタ検出スイッチ58側(下側)へ変位する。すなわち、リフタ55の保持停止位置から初期位置への復路側への移動時にリフタ55が初期位置に到達すると、ボール59がリフタ検出スイッチ58のレバー部を押圧して、リフタ検出スイッチ58がオフからオンに切替る設定になっている。リフタ検出スイッチ58は、コントローラ90に電気的に接続されており、検出信号をコントローラ90に出力する。
(ブレード60について)
ブレード60は、左右方向を板厚方向とする板状に形成されており、ブレード60の後端部が、リフタ55の前端部にねじ61によって固定されている。これにより、ブレード60は、リフタ55と一体に初期位置と保持停止位置との間を移動可能に構成されている。なお、ブレード60の後端部は、インナガイド38のスリット38Aに挿入されている。ブレード60の前端部には、被加工材Wを切断するための刃部60Aが形成されており、刃部60Aは、片刃として構成されると共に、左右方向から見て、前側へ凸となる略V字形状に形成されている。
そして、ブレード60の初期位置では、ブレード60が、ハウジング20の前側に隣接配置されると共に、被加工材Wの後側に配置され、ブレード60が初期位置から前側へ移動することで、被加工材Wに対する切断加工が施される。さらに、ブレード60の保持停止位置では、被加工材Wに対する切断加工が完了する設定になっている。
(ガイド機構70について)
ガイド機構70は、ブレードホルダ72と、連結部材76と、加工部としてのヘッド部80と、を含んで構成されている。ヘッド部80は、被加工材Wを支持する部材(支持部)として機能する。なお、軽天材等の被加工材Wは特定の箇所(壁や天井など)に固定されている場合があるが、本発明においては、そのような固定状態の被加工材Wとヘッド部80を係合させた状態も、ヘッド部80によって被加工材Wを支持している状態とする。
ブレードホルダ72は、左右一対のホルダプレート74を有している。ホルダプレート74は、左右方向を板厚方向とする略矩形板状に形成されている。ホルダプレート74の上下方向中間部には、固定部74Aが形成されており、固定部74Aは、前側から見て、左右方向外側へ凸となる略円弧状に形成されている。そして、固定部74Aが、インナガイド38の径方向外側に配置されて、前後一対のボルトBL1によってインナガイド38に締結固定されている。これにより、ホルダプレート74がインナガイド38に固定されている。
一対のホルダプレート74は、左右方向に所定の隙間を空けて対向して配置されている。一対のホルダプレート74の下部における対向距離は、ブレード60の板厚よりも僅かに長く設定されており、ブレード60が、一対のホルダプレート74の間に配置されている。これにより、ドライブシャフト53の回転時において、リフタ55及びブレード60がドライブシャフト53と共に回転することをブレードホルダ72の下部により制限して、ブレードホルダ72によってブレード60の前後方向の往復移動をガイドするようになっている。
連結部材76は、左右方向を板厚方向とし且つ前後方向に延在された略長尺板状に形成されている。そして、連結部材76が、一対のホルダプレート74の上端部の間に配置されて、ボルトBL2によってホルダプレート74に締結固定されている。
図3にも示されるように、ヘッド部80は、支持部材としての第1ヘッドプレート81及び第2ヘッドプレート82を含んで構成されており、第1ヘッドプレート81及び第2ヘッドプレート82は、左右方向を板厚方向とする板状に形成されると共に、同一形状に形成されている。第1ヘッドプレート81及び第2ヘッドプレート82は、ホルダプレート74の前側で且つ連結部材76の左右方向外側に配置されており、第1ヘッドプレート81及び第2ヘッドプレート82の上端部が、ボルトBL2によって連結部材76の前端部に締結固定されている。これにより、第1ヘッドプレート81及び第2ヘッドプレート82が左右方向に所定の間隔を空けて対向して配置されている。具体的には、第1ヘッドプレート81が連結部材76の右側に配置され、第2ヘッドプレート82が連結部材76の左側に配置されている。
第1ヘッドプレート81及び第2ヘッドプレート82の後端部には、複数(本実施の形態では、4箇所)の挿通部としてのヘッド凹部80A(切り欠き)が形成されており、ヘッド凹部80Aは、後側へ開放された凹状に形成されると共に、左右方向に貫通している。被加工材Wへの切断加工時には、被加工材Wの長手方向から見た被加工材Wの両端部をヘッド凹部80Aに挿入して、被加工材Wをヘッド部80にセット(支持)するようになっている。このように、被加工材Wはその一部をヘッド凹部80Aに位置されながら、ヘッド部80に支持される。本実施の形態では4箇所にヘッド凹部80Aを設けているので、凹部の組み合わせに対応した幅の被加工材Wの切断に対応可能となっている。
第1ヘッドプレート81と第2ヘッドプレート82との間の対向距離(左右方向の離間距離)は、一対のホルダプレート74の間の離間距離よりも大きく設定されている。具体的には、左側の第2ヘッドプレート82の内周面(第1ヘッドプレート81と対向する面)が、左側のホルダプレート74の内周面と面一に配置されており、右側の第1ヘッドプレート81の内周面が、右側のホルダプレート74の内周面よりも右側に配置されている。すなわち、被加工材Wに対する切断加工時にブレード60が第1ヘッドプレート81と第2ヘッドプレート82の間に挿入するときには、ブレード60が第2ヘッドプレート82に対して右側に隣接して配置され、ブレード60と第1ヘッドプレート81との間には、所定の間隙Gが形成されるように設定されている(図3参照)。
このブレード60と第1ヘッドプレート81との間の間隙Gは、ブレード60の板厚以上に設定されている。より詳しくは、ブレード60と第1ヘッドプレート81との間の間隙Gが、ブレード60の板厚の3倍~5倍に設定されている。また、第1ヘッドプレート81のヘッド凹部80Aにおける内周面側(ブレード60側)の縁部は、カエリ支持部80Bとして構成されており、カエリ支持部80Bが本発明の保持機構に対応している。詳細については後述するが、被加工材Wに対する切断加工後には、切断後における第1ヘッドプレート81側の被加工材Wを、カエリ支持部80B及びブレード60によって保持して、切断加工直後における後被加工材Wの電動切断機10からの落下を抑制するようになっている。
(コントローラ90について)
図2に示されるように、コントローラ90は、ハウジング20のモータハウジング部20Bの後端部に収容されて、ハウジング20に保持されている。コントローラ90には、トリガスイッチ32、サブトリガスイッチ36、モータ40、及びリフタ検出スイッチ58が電気的に接続されている。コントローラ90は、リフタ検出スイッチ58の検出信号に基づいて、リフタ55の初期位置を検知する。また、コントローラ90は、トリガスイッチ32、サブトリガスイッチ36、及びリフタ検出スイッチ58からの出力信号に基づいて、モータ40を駆動制御する。そして、コントローラ90がモータ40を正転駆動させることで、リフタ55(ブレード60)が前方側へ移動し、コントローラ90がモータ40を逆転駆動させることで、リフタ55(ブレード60)が後方側へ移動するようになっている。
また、コントローラ90は、モータ40の正転駆動中にトリガ30の操作が解除されてトリガスイッチ32がオンからオフに切替わったときには、モータ40を逆転駆動させるようになっている。さらに、コントローラ90は、モータ40の駆動軸40Aの回転数を検出する位置検出部としてのモータ駆動検出部90Aを有している。モータ駆動検出部90Aからの検出信号によって、モータ40が初期位置から何回転したかを、コントローラ90が検知する。これによって、コントローラ90は、リフタ55の初期位置を起点としたモータ40の回転数に基づいてリフタ55(ブレード60)の保持停止位置を検知する。さらに、コントローラ90は、リフタ55(ブレード60)の保持停止位置を検知すると、モータ40の駆動を停止するようになっている。
(作用効果)
次に、電動切断機10の動作を説明しつつ、本実施の形態の電動切断機10の作用効果について説明する。
図4には、電動切断機10のフローチャートが記載されている。この図に示されるように、電動切断機10の動作では、ステップ1(S1)において、コントローラ90が、サブトリガスイッチ36からの出力信号に基づいて、サブトリガスイッチ36がオンであるか否かを検出する。すなわち、サブトリガスイッチ36が操作されたか否かを、コントローラ90が判別する。ステップ1において、サブトリガスイッチ36がオンされていない場合(ステップ1のNoの場合)には、ステップ1に戻る。ステップ1において、サブトリガスイッチ36がオンされた場合(ステップ1のYesの場合)には、ステップ2(S2)に移行する。
ステップ2では、トリガスイッチ32からの出力信号に基づいて、トリガスイッチ32がオンであるか否かを検出する。すなわち、サブトリガスイッチ36がオンの状態で、トリガ30が操作されたか否かを、コントローラ90が判別する。ステップ2において、トリガスイッチ32がオンされていない場合(ステップ2のNoの場合)には、ステップ1に戻る。ステップ2において、トリガスイッチ32がオンされた場合(ステップ2のYesの場合)には、ステップ3(S3)に移行する。なお、ステップ3以降において、サブトリガスイッチ36がオンからオフに切り替わっても、電動切断機10の動作は継続される。
ステップ3では、コントローラ90が、リフタ検出スイッチ58からの出力信号に基づいて、リフタ検出スイッチ58がオンされたか否かを検出する。すなわち、リフタ55が初期位置に配置されているか否かを、コントローラ90が判別する。ステップ3において、リフタ検出スイッチ58がオンである場合(ステップ3のYesの場合)には、ステップ4(S4)に移行する。
ステップ4では、コントローラ90によってモータ40を正転駆動させる。すなわち、コントローラ90が、リフタ55の初期位置を検知すると、モータ40を正転駆動させる。これにより、リフタ55及びブレード60が前方側(往路側)へ移動して、ブレード60が被加工材Wに接近する。ステップ4の処理後、ステップ5(S5)に移行する。
ステップ5では、コントローラ90が、トリガスイッチ32からの出力信号に基づいて、トリガスイッチ32のオン状態が継続されているか否かを検出する。すなわち、トリガ30への操作が継続されているか否かを、コントローラ90が判別する。ステップ5において、トリガスイッチ32のオン状態が継続されている場合(ステップ5のYesの場合)には、ステップ6(S6)に移行する。
ステップ6では、コントローラ90が、リフタ検出スイッチ58からの出力信号に基づいて、リフタ検出スイッチ58がオンからオフに切替わったか否かを検出する。ステップ6において、リフタ検出スイッチ58がオフに切替わった場合(ステップ6のYesの場合)には、ステップ7(S7)に移行する。すなわち、本実施の形態では、リフタ検出スイッチ58がオンからオフに切替わったリフタ55の位置を、往路移動するリフタ55の初期位置における起点(以下、リフタ55のこの位置を初期起点位置という)としており、ステップ6では、コントローラ90が、リフタ55の初期起点位置を検知する。一方、ステップ6において、リフタ検出スイッチ58がオフに切替わっていない場合(ステップ6のNoの場合)には、ステップ5に戻る。すなわち、初期位置において往路移動するリフタ55が初期起点位置に到達していない場合には、ステップ5に戻る。
ステップ7では、コントローラ90が、モータ40の回転数計測を開始する。具体的には、コントローラ90が、モータ駆動検出部90Aからの信号に基づいてモータ40の回転数の計測(カウント)を開始する。ステップ7の処理後、ステップ8(S8)に移行する。
ステップ8では、コントローラ90が、トリガスイッチ32からの出力信号に基づいて、トリガスイッチ32のオン状態が継続されているか否かを検出する。すなわち、トリガ30の操作が継続されているか否かを、コントローラ90が判別する。ステップ8において、トリガスイッチ32のオン状態が継続されている場合(ステップ8のYesの場合)には、ステップ9(S9)に移行する。
ステップ9では、コントローラ90が、モータ40の回転数(回転回数)が所定回転数以上になったか否かを判別する。すなわち、リフタ55が保持停止位置に到達したか否かを、コントローラ90が判別する。ステップ9において、モータ40の回転数が所定回転数以上でない場合(ステップ9のNoの場合)には、ステップ8に戻る。ステップ9において、モータ40の回転数が所定回転数以上である場合(ステップ9のYesの場合)には、ステップ10(S10)に移行する。
ステップ10では、コントローラ90によって、モータ40への電力供給を停止し、モータ40の正転駆動を停止する。ステップ10の処理後、ステップ11(S11)に移行する。
ステップ11では、モータ40を待機状態にする。すなわち、モータ40の正転駆動の停止後、コントローラ90によるモータ40の駆動制御を行わず、モータ40を待機状態にする。ステップ11の処理後、ステップ12(S12)に移行する。具体的には、モータ40の正転駆動の停止後、所定時間経過後にステップ12に移行する。
ステップ12では、トリガスイッチ32からの出力信号に基づいて、トリガスイッチ32がオンであるか否かを検出する。ステップ12において、トリガスイッチ32がオンされていない場合(ステップ12のNoの場合)には、ステップ12に戻る。ステップ12において、トリガスイッチ32がオンされた場合(ステップ12のYesの場合)には、ステップ13(S13)に移行する。
ステップ13では、コントローラ90によって、モータ40を逆転駆動させる。これにより、リフタ55及びブレード60が後方側(復路側)へ移動して被加工材Wから離間する。すなわち、リフタ55及びブレード60が、保持停止位置において反転して、リフタ55及びブレード60の復路移動が開始する。ステップ13の処理後、ステップ14(S14)に移行する。
ステップ14では、コントローラ90が、リフタ検出スイッチ58からの出力信号に基づいて、リフタ検出スイッチ58がオンされたか否かを検出する。すなわち、リフタ55が初期位置に到達したか否かを、コントローラ90が判別する。ステップ14において、リフタ検出スイッチ58がオンでない場合(ステップ14のNoの場合)には、ステップ14に戻る。一方、ステップ14において、リフタ検出スイッチ58がオンである場合(ステップ14のYesの場合)には、ステップ15(S15)に移行する。
ステップ15では、コントローラ90によるモータ40の逆転駆動を停止する。これにより、リフタ55が初期位置において停止する。ステップ15の処理後、ステップ16(S1)に移行する。
ステップ16では、コントローラ90が、トリガスイッチ32からの出力信号に基づいて、トリガスイッチ32がオンからオフに切替わったか否かを検出する。すなわち、トリガ30の操作が解除されたか否かを、コントローラ90が検出する。ステップ16において、トリガスイッチ32がオフでない場合(ステップ16のNoの場合)には、ステップ16に戻る。一方、ステップ16において、トリガスイッチ32がオフである場合(ステップ16のYesの場合)には、トリガ30の操作が解除されたため、電動切断機10の動作を終了する。
なお、ステップ3において、リフタ検出スイッチ58がオンでない場合(ステップ3のNoの場合)には、ステップ13に移行する。すなわち、この場合には、電動切断機10の動作開始時において、リフタ55が初期位置に復帰していないため、ステップ13に移行させて、リフタ55を初期位置に復帰させる。
また、ステップ5及びステップ8において、トリガスイッチ32のオン状態が継続されていない場合(ステップ5及びステップ8のNoの場合)には、ステップ17に移行する。ステップ17では、コントローラ90によって、モータ40の正転駆動を停止し、モータ40の正転駆動の停止後にステップ18に移行する。ステップ18では、ステップ11と同様に、モータ40を待機状態にし、モータ40の待機状態後にステップ13に移行する。すなわち、この場合は、リフタ55の往路移動中に作業者のトリガ30に対する操作が解除された場合である。このため、コントローラ90によってモータ40の正転駆動を停止して、所定時間経過後にモータ40を逆転駆動させて、リフタ55を初期位置に戻す。
次に、天井等に固定された被加工材Wに対して切断加工を施すときの被加工材Wの状態を、図5を用いて時系列で説明する。なお、この場合には、前後方向を鉛直方向と一致させた状態に電動切断機10を配置して、電動切断機10に対して鉛直方向上側に配置された加工材Wに対して切断加工を施す。
図5の(1)に示されるように、ブレード60の初期位置では、被加工材Wが第1ヘッドプレート81及び第2ヘッドプレート82のヘッド凹部80Aに収容されて、被加工材Wが、第1ヘッドプレート81及び第2ヘッドプレート82から左右方向外側へ延出される。そして、被加工材Wへの切断加工時には、被加工材Wにおけるブレード60に対して第1ヘッドプレート81側の部分が、切断後の切り落とし側の被加工材W1とされ、被加工材Wにおけるブレード60に対して第2ヘッドプレート82側の部分が、切断後の切り残し側の被加工材W2とされる。すなわち、被加工材Wに対する切断加工時には、被加工材W2が天井等に固定され、切断加工後に被加工材W1を被加工材W2から切り離す。
そして、図5の(2)に示されるように、ブレード60が、初期位置から鉛直方向上側の保持停止位置へ移動して、被加工材Wを切断すると、前方側へ突出するカエリB(バリ)が、被加工材W1の切断部に発生する。すなわち、ブレード60と第1ヘッドプレート81との間には、所定の間隙Gが形成されているため、被加工材W1の切断部が、前方側へ捲れ上がるように変形する。これにより、図3に示されるように、被加工材W1の切断部が変形することによる抗力F1が被加工材W1からブレード60に作用する。一方、被加工材W1には、鉛直方向下側への重力F2が作用するため、被加工材W1とブレード60との間には、鉛直方向上側への摩擦力F3が作用する。また、被加工材W1には、重力F2によって曲げモーメントMが作用するため、第1ヘッドプレート81のカエリ支持部80B(図3の矢印aで示される部分)と、ブレード60における被加工材W1の鉛直方向下側端部との接触部(図3の矢印bで示される部分)と、によって被加工材W1を保持するようになる。すなわち、カエリ支持部80B及びブレード60によって被加工材W1のカエリBを挟んで保持する。よって、被加工材W1が被加工材W2から切り離されても、被加工材W1が電動切断機10に保持された状態が維持される(図5の(3)の状態を参照)。
そして、図5の(3)の状態からブレード60を初期位置側へ移動させても、ブレード60が被加工材W1に接触している状態では、カエリ支持部80B及びブレード60によって被加工材W1が電動切断機10に保持される(図5の(4)の状態を参照)。そして、ブレード60の全体が被加工材W1を通過して、ブレード60の被加工材W1への接触が解除されると、電動切断機10の被加工材W1に対する保持状態が解除される。すなわち、被加工材W1が電動切断機10から切り離される(図5の(5)の状態を参照)。
以上説明したように、本実施の形態の電動切断機10によれば、ブレード60の被加工材Wへの切断後には、トリガ30への押圧操作が継続されていたとしても、コントローラ90によって、ブレード60が保持停止位置に停止する。また、保持機構である第1ヘッドプレート81のカエリ支持部80Bが、切断後の一方の被加工材W1を、保持停止位置のブレード60と協働して保持する。具体的には、ブレード60の保持停止位置において、カエリ支持部80Bとブレード60とによって、被加工材W1の切断部に形成されたカエリBを挟んで、被加工材W1を保持する。このため、被加工材Wの切断直後に被加工材W1が電動切断機10から切り離れることを抑制できる。これにより、被加工材W1を被加工材W2から切り離した後に、作業者の手で被加工材W1を支えながらブレード60を初期位置に戻すことで、被加工材W1が床等に落下することを抑制できる。その結果、例えば、切断後の被加工材W1の落下を防止するために、作業者が被加工材W1を支えながら切断作業を行う必要がなくなる。したがって、電動切断機10の作業性を向上することができる。また、被加工材W1の保持状態は、トリガ30をオフしてからオンしないと解除されないように構成されている(図4のS12)ため、不意に保持状態が解除されてしまうことを抑制することができる。本願発明では、トリガ30への引き操作(押圧操作)が継続されていたとしてもブレード60が保持停止位置に停止するように構成されているところ、トリガ30の押圧を解除する操作(押圧解除操作)によって保持状態が解除されるように構成してもよい。すなわち、トリガ30を引いている間は被加工材を保持し、トリガ30の引き操作を解除する(トリガ30から指を離す)と被加工材の保持状態を解除するように構成してもよい。この場合、トリガ30への操作が、物を把持して移動させて置く際の手の動き、すなわち握って離す動きに近くなるため、作業性の面で好適な場合がある。本実施の形態では、不意に保持状態が解除されてしまうことを抑制する点に重きを置き、上記制御内容としている。本実施の形態のコントローラ90は、トリガ30への引き操作(押圧操作)を継続することで被加工材を切断して被加工材を保持するとともに、継続されていたトリガ30に対する引き操作の解除(押圧解除操作)を契機として被加工材に対する保持状態が解除されるように構成されているため、不意に保持状態が解除されてしまうことを抑制することができる。
また、ブレード60のヘッド部80への挿入状態では、第2ヘッドプレート82が、ブレード60に対して左側に隣接配置され、第1ヘッドプレート81が、ブレード60に対して右側に間隙Gを空けて離間して配置される。さらに、間隙Gがブレード60の板厚以上に設定されている。これにより、切断後の被加工材W1の切断部に所定のカエリBを発生させて、カエリ支持部80B及びブレード60によってカエリBを良好に挟んで、被加工材W1を保持することができる。
また、コントローラ90は、モータ駆動検出部90Aを有しており、モータ駆動検出部90Aによって、モータ40の駆動軸40Aの回転数を計測して、ブレード60の保持停止位置を検出する。これにより、電動切断機10の切断加工後において、ブレード60を自動的に保持停止位置に停止させることができる。したがって、作業者に対する利便性を向上することができる。なお、ブレード60を停止させるためにモータ40を制御する場合、例えばブレード60の動きが止まる(モータ40の回転が止まる)程度までモータ40への電力供給量を低減させてもよい。
(コントローラ90の変形例1)
次に、コントローラ90の変形例1について説明する。コントローラ90の変形例1では、以下に示す点を除いて本実施形態と同様に構成されている。すなわち、コントローラ90の変形例1では、モータ駆動検出部90Aが、モータ40の駆動電流を検出する検出部として構成されている。すなわち、モータ駆動検出部90Aが、本発明の切断完了検出部に対応する。そして、コントローラ90が、モータ駆動検出部90Aからの信号に基づいて、ブレード60による被加工材Wに対する切断加工の開始及び完了を検知するようになっている。具体的には、ブレード60の往路移動中において被加工材Wに対する切断加工が開始されると、切断時の負荷によりモータ40の駆動電流値が上昇する。このため、ブレード60の往路移動中において、モータ40の駆動電流値が第1閾値以上となる時点を、ブレード60による被加工材Wに対する切断加工の開始時として検知する。また、ブレード60への切断加工が完了すると、切断時の負荷がなくなるため、モータ40の駆動電流値が低くなる。このため、モータ40の駆動電流値が第1閾値を超えた後、モータ40の駆動電流値が第1閾値よりも低い第2閾値以下になる時点を、被加工材Wに対する切断加工完了時として検知する。また、コントローラ90の変形例1では、被加工材Wに対する切断加工完了後に、コントローラ90によって、モータ40の回転速度を低速に切替えるようになっている。
以下、図6に記載されたフローチャートを用いて、変形例のコントローラ90を用いた電動切断機10の動作について説明する。このフローチャートに示されるように、電動切断機10の動作におけるステップ1(S1)からステップ5(S5)までは、図4のステップ1(S1)からステップ5(S5)までの処理と同様であるため、ステップ1からステップ5までの動作の説明は省略する。
そして、ステップ5において、トリガスイッチ32のオン状態が継続されている場合(ステップ5のYesの場合)には、ステップ6(S6)に移行する。
ステップ6では、コントローラ90が、モータ駆動検出部90Aからの信号に基づいて、モータ40の駆動電流を検出する。ステップ6の処理後、ステップ7(S7)に移行する。
ステップ7では、コントローラ90が、モータ駆動検出部90Aからの信号に基づいて、モータ40の駆動電流値が第1閾値以上であるか否かを判別する。ステップ7において、モータ40の駆動電流値が第1閾値以上でない場合(ステップ7のNoの場合)には、ステップ5に戻る。ステップ7において、モータ40の駆動電流値が第1閾値以上である場合(ステップ7のYesの場合)には、ステップ8(S8)に移行する。
ステップ8では、コントローラ90が、モータ駆動検出部90Aからの信号に基づいて、モータ40の駆動電流値が第2閾値以下であるか否かを判別する。ステップ8において、モータ40の駆動電流値が第2閾値以下でない場合(ステップ8のNoの場合)には、ステップ5に戻る。ステップ8において、モータ40の駆動電流値が第2閾値以下である場合(ステップ8のYesの場合)には、ステップ9(S9)に移行する。
ステップ9では、コントローラ90が、モータ40の回転速度を低速に切替える。すなわち、切断完了までのブレード60の移動速度を第1速度とすると、コントローラ90によって、ブレード60の移動速度を、第1速度よりも低速の第2速度にする。そして、ステップ9の処理後、ステップ10(S10)に移行する。
ステップ10では、コントローラ90が、トリガスイッチ32からの出力信号に基づいて、トリガスイッチ32がオフ状態に切替わったか否かを検出する。ステップ10において、トリガスイッチ32がオフ状態に切替わっていない場合(ステップ8のNoの場合)には、ステップ10に戻る。ステップ10において、トリガスイッチ32がオフ状態に切替わった場合(ステップ10のYesの場合)には、ステップ11(S11)に移行する。
ステップ11では、コントローラ90によって、モータ40の正転駆動を停止する。ステップ10の処理後、ステップ12(S12)に移行する。
ステップ12では、モータ40を待機状態にする。すなわち、モータ40の正転駆動の停止後、コントローラ90によるモータ40の駆動制御を行わず、モータ40を待機状態にする。ステップ12の処理後、ステップ13(S13)に移行する。具体的には、モータ40の正転駆動の停止後、所定時間経過後にステップ13に移行する。
ステップ13では、トリガスイッチ32からの出力信号に基づいて、トリガスイッチ32がオンであるか否かを検出する。ステップ13において、トリガスイッチ32がオンされていない場合(ステップ13のNoの場合)には、ステップ13に戻る。ステップ13において、トリガスイッチ32がオンされた場合(ステップ13のYesの場合)には、ステップ14(S14)に移行する。
そして、ステップ14以降の処理は、図4のステップ13以降の処理と同様であるため、説明を省略する。
なお、ステップ5において、トリガスイッチ32のオン状態が継続されていない場合(ステップ5のNoの場合)には、ステップ18に移行する。ステップ18では、コントローラ90によって、モータ40の正転駆動を停止し、モータ40の正転駆動の停止後にステップ19に移行する。ステップ19では、モータ40を待機状態にし、待機状態後にステップ14に移行する。
以上説明したように、コントローラ90の変形例1では、コントローラ90によって、ブレード60の被加工材Wに対する切断完了を検知する。また、被加工材Wに対する切断完了後には、ブレード60の速度が低速の第2速度に切り替わる。このため、作業者が低速で移動するブレード60を目視で確認しつつ、ブレード60を停止させることができる。すなわち、作業者が、手動操作によって、ブレード60の保持停止位置を任意に設定することができる。
なお、コントローラ90の変形例1では、ステップ10において、トリガスイッチ32がオフ状態に切替わった場合にステップ11に移行して、モータ40を停止するようになっている。これに代えて、ステップ10において、モータ40の駆動電流値が第2閾値よりも高い第3閾値以上になったときに、モータ40を停止させてもよい。すなわち、作業者のトリガ30への操作が継続された場合には、リフタ55のリフタフランジ56Aがインナガイド38の後端部に当接して、モータ40の駆動電流値が上昇する。このため、コントローラ90が、モータ駆動検出部90Aからの信号に基づいて、リフタ55のインナガイド38への当接を検知して、モータ40を停止させてもよい。
(コントローラ90の変形例2)
コントローラ90の変形例2では、モータ駆動検出部90Aにおいて、モータ40の回転数及び駆動電流を検出する。そして、コントローラ90の変形例2では、コントローラ90によって、ブレード60の保持停止位置を自動的に検知しつつ、ブレード60の移動速度を切替えるように構成されている。
すなわち、コントローラ90の変形例2では、変形例1と同様に、コントローラ90が被加工材Wへの切断完了を検知すると、コントローラ90によってブレード60の移動速度が第1速度から第2速度に切替わる。また、このときには、コントローラ90が、モータ駆動検出部90Aからの検出信号に基づきモータ40の回転数計測を開始して、被加工材Wに対する切断完了時からのブレード60の位置を検出する。そして、モータ40の回転数が所定回転数に達した時点を保持停止位置とみなして、保持停止位置においてモータ40の駆動を停止させる。
保持停止位置への到達後は、所定時間経過後に、モータ40を逆転駆動させる。このときには、ブレード60の移動速度を第2速度に設定して、ブレード60を保持停止位置から復路移動させる。さらに、このときには、コントローラ90が、モータ駆動検出部90Aからの検出信号に基づきモータ40の回転数計測を開始して、コントローラ90によってブレード60の保持停止位置からの位置を検知する。そして、モータ40の回転数が所定回転数に達した時点で、モータ40の回転数を上げて、ブレード60の移動速度を第2速度から第1速度に切替える。
このように、コントローラ90の変形例2では、自動で、ブレード60を保持停止位置に停止させ、停止後にブレード60を復路移動させることができる。これにより、作業者に対する利便性を向上することができる。また、ブレード60の保持停止位置の手前と保持停止位置との間において、ブレード60の速度が低速に切替わる。このため、被加工材Wへの切断完了時から被加工材W1への保持状態が解除されるまでの時間を長く設定することができる。これにより、保持停止位置におけるブレード60の停止時間を比較的短く設定しても、切断後の被加工材W1を作業者が支えるまでの時間を確保することができる。
なお、コントローラ90の変形例2では、被加工材Wに対する切断完了後に、モータ駆動検出部90Aによってモータ40の回転数を計測し、モータ40の回転数が所定回転数に達した時点をブレード60の保持停止位置としているが、この所定回転数を任意に設定できるようにしてもよい。例えば、回転数を設定することができるタッチパネル等を、電動切断機10の外周部に設けてもよい。これにより、作業者によって保持停止位置を任意に設定することができる。すなわち、被加工材Wに対する切断完了から被加工材W1に対する保持状態が解除されるまでの時間を任意に設定することができる。
(ブレード60の変形例)
次に、図7を用いて、ブレード60の変形例について説明する。この図に示されるように、ブレード60の変形例では、保持機構としての突当部100がブレード60に設けられている。突当部100は、ブレード60の略中央部を右側(第1ヘッドプレート81側)へ切り起こして形成されている。具体的には、突当部100は、前後方向を板厚方向とし且つ上下方向を長手方向とする略矩形板状に形成されて、ブレード60の中央部から右側へ突出している。ブレード60の突出高さは、間隙Gよりも大きく設定されている。そして、ブレード60の保持停止位置では、突当部100が被加工材W1の後端面に当接して、突当部100によって被加工材W1の後側への移動を制限するようになっている。このため、ブレード60の変形例では、保持停止位置において、第1ヘッドプレート81のカエリ支持部80Bとブレード60とによって、被加工材W1を一層良好に保持することができる。
なお、本実施の形態では、コントローラ90がモータ40の回転数を計測することで、ブレード60の保持停止位置を検知しているが、ブレード60の保持停止位置を検知する方法はこれに限らない。例えば、リフタ検出スイッチ58と同様に構成されたスイッチ(マイクロスイッチ)を送りネジ機構50に設けて、当該スイッチによってリフタ55の保持停止位置を直接的に検出して、コントローラ90によってブレード60の保持停止位置を検知してもよい。
10 電動切断機(作業機)
40 モータ
60 ブレード(切断具)
80 ヘッド部(加工部)
80A ヘッド凹部(挿通部)
80B カエリ支持部(保持機構)
81 第1ヘッドプレート(支持部材)
82 第2ヘッドプレート(支持部材)
G 間隙(支持部材と切断具との間の間隙)
90 コントローラ
90A モータ駆動検出部(位置検出部、切断完了検出部)
100 突当部
B カエリ
W 被加工材

Claims (12)

  1. モータと、
    第1方向に対向して配置された一対の支持部材を含んで構成され、加工時に被加工材の一部が一対の前記支持部材の間に配置される加工部と、
    前記モータの駆動によって前記第1方向と交差する第2方向に往復移動可能に構成され、前記第2方向の一方側へ移動することで前記加工部の内部に挿入されて前記被加工材を切断する切断具と、
    作業者の操作によってオン状態とオフ状態が切替る操作部と、
    前記操作部の状態に基づいて前記モータの駆動を制御することで前記切断具の移動を制御するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、前記操作部に対する前記モータを駆動させる操作に基づき前記切断具を移動させて前記被加工材を切断するように構成されるとともに、前記モータを駆動させる操作が維持されている場合でも、切断後の被加工材を前記切断具と前記加工部が協働して保持するように、前記被加工材への切断後に前記切断具を停止位置に停止させるように構成されている作業機。
  2. 一対の前記支持部材には、前記被加工材が前記第1方向に挿通される挿通部が形成されて、
    一方の前記支持部材における前記挿通部の縁部と前記切断具とによって、一方の前記被加工材の切断部に形成されたカエリを挟んで、一方の前記被加工材を保持するように構成された請求項1に記載の作業機。
  3. 前記支持部材及び前記切断具は、前記第1方向を板厚方向とする板状に形成され、
    前記切断具の一対の前記支持部材への挿入状態では、前記第1方向において、一方の前記支持部材と前記切断具との間に間隙が形成されており、前記間隙が前記切断具の板厚以上である請求項2に記載の作業機。
  4. 前記切断具は、前記切断具に設けられた突当部を有しており、
    前記停止位置では、前記突当部によって、一方の前記被加工材における前記第2方向の他方側への移動を制限する請求項3に記載の作業機。
  5. 前記コントローラは、前記停止位置を検出するための位置検出部を有しており、前記位置検出部の検出に基づいて、前記停止位置において前記切断具を停止させる請求項1~請求項4の何れか1項に記載の作業機。
  6. 前記コントローラは、前記切断具の前記被加工材に対する切断完了を検出するための切断完了検出部を有しており、
    前記コントローラは、前記切断具による前記被加工材への切断後に前記切断具の速度を第1速度から低速の第2速度に切替えて、切替後に前記切断具を前記停止位置に停止させる請求項5に記載の作業機。
  7. 前記コントローラは、前記切断具の前記停止位置での停止後に前記切断具を前記第2方向の他方側へ移動させ、前記第2方向の他方側へ移動開始時には、前記切断具を前記第2速度で移動させ、前記第2方向の他方側へ移動中に前記第2速度から前記第1速度に切替える請求項6に記載の作業機。
  8. 操作することで前記モータの駆動と停止とを切換え可能な操作部を有し、
    前記コントローラは、切断後において前記被加工材が保持されてから、操作部を操作しない限り前記被加工材の保持状態を維持するように構成された請求項1に記載の作業機。
  9. 前記操作部は押圧操作することでオンとなり、押圧操作を解除する押圧解除操作をするとオフになるように構成され、
    前記コントローラは、前記操作部がオンの状態では前記被加工材の保持状態を維持するとともに、前記操作部がオンからオフになったことを契機として前記被加工材の保持状態を解除するように構成されている請求項8に記載の作業機。
  10. 前記コントローラは、前記操作部がオンからオフに切り替わり、その後オンに切り替わった場合において前記被加工材の保持状態を解除する請求項9に記載の作業機。
  11. 前記コントローラは、前記モータへの電力供給量を低減させることで、前記切断具を停止させるように構成されている請求項1に記載の作業機。
  12. 前記コントローラは、前記モータへの電力供給を停止させることで、前記切断具を停止させるように構成されている請求項11に記載の作業機。
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