JP2023163720A - 電子機器ユニット - Google Patents

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【課題】第1の電子部品を効率良く冷却できる電子機器ユニットを提供すること。【解決手段】電子機器ユニット100の電力変換部10は、基板20と、基板20に実装されるスイッチング素子30と、トランス40と、を備える。電子機器ユニット100は、電力変換部10を冷却するための冷却部11を有する。トランス40は、基板20と冷却部11との間に設けられる。また、電子機器ユニット100は、トランス40に対し、冷却部11に向かう方向に付勢力を与える付勢部材50と、付勢部材50よりも剛性が低く、かつ、熱伝導性が高い金属製の材料で形成され、スイッチング素子30から発生する熱を吸収するとともに冷却部11によって冷却される金属部材60と、を備える。電子機器ユニット100において、冷却部11、トランス40、金属部材60、基板20の順に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器ユニットに関する。
特許文献1に開示の電子機器は、スイッチング素子及びコイルが実装された基板と、基板の取り付けられた金属製のケースと、コイルとケースとの間に介在する伝熱部材と、を備える。伝熱部材は、コイルとケースの底壁との間に挿入されている。電子機器では、ケースの底壁、伝熱部材、コイル、及び基板の順に配置されるとともに、互いに密着している。コイルとスイッチング素子は、基板に形成された導電パターンによって接続されている。また、コイルは、巻線と、巻線を内包するコア材と、を備える。
スイッチング素子から発生した熱は、導電パターンに伝わる。導電パターンに伝わった熱は、コイルに伝わる。コイルに伝わった熱は、巻線を介してコイルのコア材に伝わる。そして、コア材に伝わった熱は、伝熱部材に伝わるとともに、伝熱部材からケースに伝わる。その結果、スイッチング素子が冷却される。
特開2008-211043号公報
しかし、コア材の放熱性能が低いため、スイッチング素子で発生した熱をコア材を介してケースに伝えるだけでは、スイッチング素子を十分に冷却できない。
上記問題点を解決するための電子機器ユニットは、基板と、前記基板に実装される第1の電子部品と、第2の電子部品と、を備える電力変換部と、当該電力変換部を冷却するための冷却部とを有し、前記基板と前記冷却部との間に前記第2の電子部品が設けられる電子機器ユニットであって、前記第2の電子部品に対し、前記冷却部に向かう方向に付勢力を与える付勢部材と、前記付勢部材よりも剛性が低く、かつ、熱伝導性が高い金属製の材料で形成され、前記第1の電子部品から発生する熱を吸収するとともに前記冷却部によって冷却される金属部材と、を備え、前記冷却部、前記第2の電子部品、前記金属部材、前記基板の順に配置されることを要旨とする。
これによれば、金属部材は、第1の電子部品から発生する熱を吸収するとともに冷却部によって冷却される。したがって、第1の電子部品を効率良く冷却できる。
電子機器ユニットについて、前記付勢部材と前記金属部材とは、同一の締結部材によって前記冷却部に締結されていてもよい。
これによれば、付勢部材及び金属部材の双方を一括して冷却部に締結できる。付勢部材と金属部材を別々に冷却部に締結する場合と比べると、付勢部材及び金属部材の締結作業が容易になる。
電子機器ユニットについて、前記基板と前記金属部材との間には放熱部材が設けられていてもよい。
これによれば、第1の電子部品から発生した熱は、基板及び放熱部材を介して金属部材に伝わる。基板と金属部材の離間距離が、予め設定された値から異なっても、放熱部材によって差異を吸収できる。
本発明によれば、第1の電子部品を効率良く冷却できる。
実施形態の電子機器ユニットを示す断面図である。 実施形態の電子機器ユニットを示す平面図である。
以下、電子機器ユニットを具体化した一実施形態を図1~図2にしたがって説明する。
<電子機器ユニット>
図1及び図2に示すように、電子機器ユニット100は、電力変換部10と、電力変換部10を冷却するための冷却部11と、付勢部材50と、金属部材60と、を有する。
<冷却部>
冷却部11は、例えば、アルミニウムで形成されている。冷却部11は、冷却面12bを有する本体部12と、冷却面12bから突出する複数の第1ボス13及び複数の第2ボス14と、を備える。本体部12には、冷媒流路12aが設けられている。冷媒流路12aには冷媒が流れる。冷媒は、空気のような気体状のものであってもよいし、冷却水のような液体状のものであってもよい。冷媒によって本体部12が冷却されるため、第1ボス13及び第2ボス14も冷却される。
第1ボス13及び第2ボス14の各々は筒状である。第1ボス13は先端面13aを備えるとともに、第2ボス14は先端面14aを備える。第1ボス13には、先端面13aから冷却面12bに向かって延設する図示しない雌ねじが形成されている。第2ボス14には、先端面14aから冷却面12bに向かって延設する図示しない雌ねじが形成されている。冷却面12bから第1ボス13の先端面13aまでの長さは、冷却面12bから第2ボス14の先端面14aまでの長さより長い。複数の第1ボス13の先端面13aには、後述の基板20が載置されているとともに、各第1ボス13の雌ねじには、基板20を貫通した基板用締結部材15がねじ込まれている。これにより、基板20は、冷却部11に締結されている。
複数の第2ボス14は、後述する第2の電子部品としてのトランス40を挟む位置に配置されている。複数の第2ボス14の先端面14aには、後述する付勢部材50及び金属部材60が載置されているとともに、各第2ボス14の雌ねじには、付勢部材50及び金属部材60を貫通した締結部材70がねじ込まれている。これにより、付勢部材50及び金属部材60は、締結部材70によって一括して冷却部11に締結されている。したがって、付勢部材50及び金属部材60は、冷却部11によって冷却される。
<電力変換部>
電力変換部10は、例えばDC-DCコンバータである。電力変換部10は、基板20と、第1の電子部品としての複数のスイッチング素子30と、第2の電子部品としてのトランス40と、を備える。なお、電力変換部10は、スイッチング素子30及びトランス40の他に、図示しない平滑コンデンサ、整流回路等を備える。
<基板及びスイッチング素子>
基板20は、第1実装面21と、第2実装面22と、を備える。第1実装面21と第2実装面22とは、基板20の板厚方向に互いに反対となる面である。第1実装面21には、スイッチング素子30が実装されている。すなわち、スイッチング素子30は、第1実装面21に設けられた図示しない配線パターンに接続されている。基板20の第2実装面22は、トランス40の後述する巻線41が接続される図示しない配線パターンを備える。
基板20は、前述の複数の第1ボス13の先端面13aに載置されている。すなわち、基板20の第2実装面22のうち、第1ボス13の先端面13aに載置された部位は、冷却部11に接触している。基板20の第2実装面22のうち、第1ボス13の先端面13aに載置された部位以外は、冷却部11から離間している。
<トランス>
トランス40は、基板20と冷却部11との間に設けられている。すなわち、トランス40は、第2実装面22と、冷却部11の冷却面12bとの間に設けられている。トランス40は、巻線41と、巻線41が巻かれる磁性材製のコア42と、を備える磁性部品である。コア42は、EIコアである。コア42は、第1コア44と、第2コア45と、を備える。第1コア44は、Iコアである。第1コア44は平板状である。第1コア44は、第1面44aと、第2面44bと、を備える。第1面44aと第2面44bとは、第1コア44の板厚方向に互いに反対となる面である。第1面44aは、冷却面12bに接触している。したがって、トランス40は、冷却部11に載置されており、冷却部11によって冷却される。なお、第1コア44の第1面44aと、冷却面12bとの間には放熱グリスが介在していてもよい。
第2コア45は、Eコアである。第2コア45は、平板状の基部46と、基部46から突出する第1突出部47、第2突出部48、及び第3突出部49を備える。第1突出部47、第2突出部48、及び第3突出部49は、基部46から、基部46の板厚方向に突出している。第1突出部47、第2突出部48、及び第3突出部49は、互いに間隔を空けて並んで設けられている。第2突出部48は、第1突出部47及び第3突出部49に比べて、基部46からの突出方向への長さが短い。
第1突出部47及び第3突出部49の先端面は、第1コア44の第2面44bに接触している。第2突出部48の先端面は、第1コア44の第2面44bから離間している。巻線41は、第2突出部48に巻かれている。第2コア45は、巻線41を巻くための寸法を有する。
<付勢部材>
付勢部材50は、平板状の部材である。付勢部材50は、トランス40に対し、冷却部11に向かう方向に付勢力を与える部材である。本実施形態の付勢部材50は、平面形状がコの字形状となるように形成されているが、付勢部材50の形状は適宜変更可能である。
付勢部材50は、後述する金属部材60よりも剛性が高く、かつ熱伝導性の低い金属製の材料で形成されている。例えば、付勢部材50は、ステンレスで形成されている。本実施形態の付勢部材50は、帯板状のステンレス板を成形して形成されている。
付勢部材50は、取付部51と、一対のバネ部54と、を備える。付勢部材50は、板バネとして機能する。本実施形態の取付部51は、平面形状がコの字形状となるように形成されている。詳述すると、取付部51は、中央付近の貫通孔51aを有する連結部52と、連結部52の両端部から第2コア45に向かって延設する一対の延出部53とから構成されている。取付部51は、貫通孔51aに挿通された締結部材70が第2ボス14の雌ねじにねじ込まれることで冷却部11に締結される。
一対のバネ部54は、一対の延出部53各々から延出している。バネ部54は、延出部53における連結部52側の端部とは反対側の端部から基板20に向けて膨らむように湾曲する第1湾曲部54aと、第1湾曲部54aにおける延出部53とは反対側の端部から第2コア45に向けて膨らむように湾曲する第2湾曲部54bとから構成されている。すなわち、第1湾曲部54aは、延出部53から基板20に向かう凸形状であり、第2湾曲部54bは、第1湾曲部54aから第2コア45に向かう凸形状であるといえる。
バネ部54の第2湾曲部54bの頂部54cは、第2コア45の端面45aを押圧している。詳述すると、一対の付勢部材50のうちの片方の付勢部材50は、第2コア45の端面45aにおける第1突出部47と第2突出部48の間の部分を押圧している。片方の付勢部材50は、第2コア45に対し、第1コア44に向かう方向に付勢力を与えている。一対の付勢部材50のうちの残りの付勢部材50は、第2コア45の端面45aにおける第3突出部49と第2突出部48の間の部分を押圧している。残りの付勢部材50は、第2コア45に対し、第1コア44に向かう方向に付勢力を与えている。一対の付勢部材50の付勢力によって、第1突出部47及び第3突出部49は、第1コア44の第2面44bに接触している。すなわち、一対の付勢部材50は、トランス40に対し、冷却部11に向かう方向に付勢力を与えているといえる。
<金属部材>
金属部材60は、平板状の部材である。金属部材60は、スイッチング素子30から発生した熱を吸収するとともに、冷却部11によって冷却される部材である。金属部材60は、付勢部材50よりも剛性が低く、かつ熱伝導性の高い金属製の材料で形成されている。例えば、金属部材60は、銅で形成されている。本実施形態の金属部材60は帯板状の銅板を成形して形成されている。
金属部材60は、金属部材60の端部である一対の取付部61と、一対の突部62と、一対の突部62を繋ぐ四角板状の連結部63と、を備える。取付部61は、四角板状である。本実施形態の取付部51は、矩形平板状である。取付部61は、貫通孔61aを備える。取付部61は、付勢部材50の貫通孔51aと、貫通孔61aとが連通するように付勢部材50の取付部51と第2ボス14との間に挟持されている。そして、取付部61は、付勢部材50の貫通孔51a及び貫通孔61aに挿通された締結部材70が第2ボス14の雌ねじにねじ込まれることで付勢部材50と共に冷却部11に締結される。したがって、付勢部材50と金属部材60とは、同一の締結部材70によって冷却部11に締結されているとともに、冷却部11によって冷却されている。また、金属部材60は、冷却部11によって冷却されやすいように、付勢部材50を介さずに第2ボス14の先端面14aに接触するように配置されている。なお、金属部材60は、一対の第2ボス14に掛け渡されていると言える。また、金属部材60は、付勢部材50の一対の延出部53及びバネ部54の間に配置されている。
一対の突部62の各々は、取付部61から基板20に向けて延出する第1延出部62aと、第1延出部62aにおける取付部61側とは反対側の端部から他方に向かって延設する第2延出部62bと、第2延出部62bにおける第1延出部62a側とは反対側の端部からトランス40に向かって延出する第3延出部62c、を備える。すなわち、一対の突部62の各々は、取付部61から基板20に向かう凸形状であるといえる。
第2延出部62b及び第3延出部62cは、基板20とトランス40との間に設けられている。詳述すると、第2延出部62b及び第3延出部62cは、基板20の第2実装面22と第2コア45の端面45aとの間に位置している。更に詳述すると、一方の第2延出部62bは、上視したときに、基板20を介して一方のスイッチング素子30と重なり合う位置に設けられている。また、他方の第2延出部62bは、上視したときに、基板20を介して他方のスイッチング素子30と重なり合う位置に設けられている。また、第2延出部62bは、第2コア45の端面45aから離間している。すなわち、第2延出部62bと、第2コア45の端面45aとの間には空隙Kが存在している。第1延出部62aの長さは、第3延出部62cの長さよりも長い。第2延出部62bと基板20との間には、後述する放熱部材80が介在している。したがって、スイッチング素子30から発生した熱は、放熱部材80及び基板20を介して金属部材60(第2延出部62b)に吸収される。
連結部63は、一対の第3延出部62cにおける第2延出部62b側とは反対側の端部間を接続する。連結部63は、四角板状である。連結部63は、第2コア45の端面45aに接触している。第2延出部62bは、放熱部材80を介して基板20からの力を受けるため、変形し易くなる。そこで、連結部63を第2コア45の端面45aに接触させるとともに、第1延出部62a、第2延出部62b、第3延出部62cの長さ及び金属部材60の板厚が調節されている。
<放熱部材>
放熱部材80は、熱伝導性を有する。放熱部材80は、基板20からの力によって変形するものである。放熱部材80は、基板20と、第2延出部62bとの間に設けられている。放熱部材80は、第2延出部62b及び基板20と接触している。放熱部材80は、基板20の導電部分とトランス40とを絶縁している。
<電子機器ユニットの全体>
電子機器ユニット100では、冷却部11、トランス40、金属部材60、放熱部材80、基板20の順に配置されているとともに、第2ボス14は冷却部11の一部であるため冷却される。このため、スイッチング素子30から発生した熱は、基板20及び放熱部材80を介して金属部材60に吸収され、その後、冷却部11に吸収される。すなわち、スイッチング素子30から発生した熱は、トランス40を介することなく冷却部11に吸収される。
[実施形態の作用]
電力変換部10の駆動に伴い、スイッチング素子30が駆動する。スイッチング素子30の駆動に伴いスイッチング素子30から熱が発生する。スイッチング素子30から発生した熱は、基板20から放熱部材80を介して金属部材60の第2延出部62bに伝わる。第2延出部62bに伝わった熱は、第1延出部62a及び取付部61を介して第2ボス14に伝わる。第2ボス14に伝わった熱は、本体部12に伝わるとともに、冷媒流路12aを流れる冷媒に放出される。その結果、金属部材60は、スイッチング素子30から発生した熱を吸収するとともに、冷却部11によって冷却される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)金属部材60は、スイッチング素子30から発生した熱を吸収するとともに冷却部11によって冷却される。したがって、スイッチング素子30を効率良く冷却できる。
(2)基板20と冷却部11との間にトランス40を設ける構成の場合、トランス40は体格が大きい電子部品のため、基板20と冷却部11との間隔が広くなってしまう。このため、基板20に実装されたスイッチング素子30から発生した熱を冷却部11に吸収させるために使用する金属部材が大型となる。そこで、電子機器ユニット100では、金属部材60をトランス40と基板20との間に設ける構成とした。この構成により、金属部材60における基板20とトランス40との間の部分の体格を小さくできる。
(3)付勢部材50と金属部材60は、同一の締結部材70によって冷却部11の第2ボス14に締結される。このため、付勢部材50及び金属部材60の双方を一括して冷却部11の第2ボス14に締結できる。付勢部材50と金属部材60を別々に冷却部11に締結する場合と比べると、付勢部材50及び金属部材60の締結作業が容易になる。
(4)付勢部材50は、トランス40を冷却部11側に押さえ保持するために設けられるものであるため、剛性が必要となる。一般的に剛性が高い材料は、熱伝導性が悪いため、付勢部材50が介在すると冷却性能が落ちる。そこで、電子機器ユニット100では、第2ボス14上に金属部材60、付勢部材50の順に配置している。この構成によれば、付勢部材50を介することなく、金属部材60を冷却部11によって冷却することができるため、スイッチング素子30を効率良く冷却できる。
(5)基板20と第2延出部62bとの間には放熱部材80が設けられる。このため、スイッチング素子30から発生した熱は、基板20及び放熱部材80を介して第2延出部62bに伝わる。基板20の厚さや、第1ボス13の高さや、金属部材60の厚さ等の公差を原因として、基板20と第2延出部62bとの離間距離が、予め設定された値と異なる場合がある。このような離間距離の差異が生じても、放熱部材80によって差異を吸収することができる。
(6)金属部材60は、第2延出部62bと連結部63を有する。このため、第2延出部62bとトランス40との間に空隙Kを生じさせることができる。この構成によれば、基板20から金属部材60に掛かる力を吸収することができる。
(7)金属部材60は、銅板によって形成されている。銅板は、ステンレスと比べて剛性が低い。この構成によれば、基板20から金属部材60に掛かる力を吸収することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○金属部材60は、第1の電子部品から発生する熱を吸収するとともに冷却部11によって冷却されるものであればどのような形状でもよい。
○付勢部材50と金属部材60は、別々に冷却部11に締結されていてもよい。この場合、冷却部11は、付勢部材50を締結するためのボスと、金属部材60を締結するためのボスとを別々に備える。
○第1の電子部品は、基板20に実装されるとともに発熱する部品であれば、スイッチング素子30以外でもよい。
○第2の電子部品は、第1の電子部品よりも体格の大きい部品であればよく、コンデンサやコイルであってもよい。
○コア42の形状は、EIコア以外でもよく、EEコア、EERコア、トロイダルコア、UIコア、ドラムコア等であってもよい。
○電力変換部10はインバータであってもよい。要は、電力変換部10は、基板20と、発熱する第1の電子部品と、第2の電子部品を備えていれば、その種類は適宜変更してもよい。
○冷却部11は、冷媒流路12aを備えていなくてもよい。その場合、冷却部11は、放熱フィンを備えているのが好ましい。
○放熱部材80は、設けられていなくてもよい。
○基板20は、第1実装面21と第2実装面22を備えているが、どちらか一方のみでもよい。
○トランス40の巻線41は、第2実装面22の配線パターンに接続されているが、これに限られず、第1実装面21の配線パターンと接続されていてもよいし、基板20とは異なる基板の配線パターンに接続されていてもよい。すなわち、第2の電子部品は、第1の電子部品が接続される配線パターンが設けられた第1実装面の配線パターンと接続されていてもよいし、第1の電子部品が接続される配線パターンが設けられた第1実装面とは異なる第2実装面の配線パターンと接続されてもよいし、第1の電子部品が実装された基板とは異なる基板に設けられた配線パターンと接続されていてもよい。
○スイッチング素子30は、基板20の第2実装面22に実装されていてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記金属部材は、前記第2の電子部品に対し、前記冷却部に向かう方向に付勢力を与えることを特徴とする電子機器ユニット。
10…電力変換部、11…冷却部、20…基板、30…第1の電子部品としてのスイッチング素子、40…第2の電子部品としてのトランス、50…付勢部材、60…金属部材、70…締結部材、80…放熱部材、100…電子機器ユニット。

Claims (3)

  1. 基板と、前記基板に実装される第1の電子部品と、第2の電子部品と、を備える電力変換部と、
    当該電力変換部を冷却するための冷却部とを有し、
    前記基板と前記冷却部との間に前記第2の電子部品が設けられる電子機器ユニットであって、
    前記第2の電子部品に対し、前記冷却部に向かう方向に付勢力を与える付勢部材と、
    前記付勢部材よりも剛性が低く、かつ、熱伝導性が高い金属製の材料で形成され、前記第1の電子部品から発生する熱を吸収するとともに前記冷却部によって冷却される金属部材と、を備え、
    前記冷却部、前記第2の電子部品、前記金属部材、前記基板の順に配置されることを特徴とする電子機器ユニット。
  2. 前記付勢部材と前記金属部材とは、同一の締結部材によって前記冷却部に締結される請求項1に記載の電子機器ユニット。
  3. 前記基板と前記金属部材との間には放熱部材が設けられる請求項1又は請求項2に記載の電子機器ユニット。
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