JP2023163418A - 回転電機 - Google Patents

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宏之 服部
Hiroyuki Hattori
武志 北山
Takeshi Kitayama
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Abstract

【課題】スリップリングとブラシとの導通が不安定になることを抑制できる回転電機を提供すること。【解決手段】本発明の回転電機は、界磁巻線がロータコアに巻装されたロータと、ロータコアを貫通して設けられた回転軸と、回転軸の外周に配置されて界磁巻線に電気的に接続された正極スリップリング及び負極スリップリングと、正極スリップリング及び負極スリップリングのそれぞれの外周を摺動する複数の正極ブラシ及び複数の負極ブラシと、複数の正極ブラシ及び複数の負極ブラシのそれぞれを正極スリップリング及び負極スリップリングに所定の押圧力で当接させる複数の正極ばね及び複数の負極ばねと、を備え、正極側の複数のブラシ―ばね系毎で固有振動数を異ならせて設定し、負極側の複数のブラシ―ばね系毎で固有振動数を異ならせて設定した。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機に関する。
従来、界磁巻線がロータコアに巻装されたロータを備える回転電機では、ロータコアを貫通して設けられた回転軸の外周に配置され、前記界磁巻線に電気的に接続されたスリップリングに対して、電源装置と電気的に接続されたブラシをばねによって所定の押圧力で当接させることが知られている(例えば、特許文献1など)。
特開2007-110785号公報
しかしながら、ブラシとばねとによって形成されるブラシ―ばね系で共振周波数の振動により、スリップリングからブラシが離間して導通が不安定になるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、スリップリングとブラシとの導通が不安定になることを抑制できる回転電機を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に回転電機は、界磁巻線がロータコアに巻装されたロータと、前記ロータコアを貫通して設けられた回転軸と、前記回転軸の外周に配置されて前記界磁巻線に電気的に接続された正極スリップリングと、前記回転軸の外周に配置されて前記界磁巻線に電気的に接続された負極スリップリングと、前記正極スリップリングの外周を摺動する複数の正極ブラシと、前記負極スリップリングの外周を摺動する複数の負極ブラシと、前記複数の正極ブラシのそれぞれを前記正極スリップリングに所定の押圧力で当接させる複数の正極ばねと、前記複数の負極ブラシのそれぞれを前記負極スリップリングに所定の押圧力で当接させる複数の負極ばねと、を備え、前記複数の正極ブラシと前記複数の正極ばねとによってそれぞれ形成される正極側の複数のブラシ―ばね系毎で固有振動数を異ならせて設定し、前記複数の負極ブラシと前記複数の負極ばねとによってそれぞれ形成される負極側の複数のブラシ―ばね系毎で固有振動数を異ならせて設定したことを特徴とするものである。
本発明に係る回転電機は、スリップリングとブラシとの導通が不安定になることを抑制できるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る回転電機を回転軸を含む平面で切断した断面図である。 図2は、正極側のブラシ―ばね系を示した図である。 図3は、負極側のブラシ―ばね系を示した図である。
以下に、本発明に係る回転電機の実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る回転電機1を回転軸4を含む平面で切断した断面図である。実施形態に係る回転電機1は、ステータ2と、ステータ2に対して相対回転可能なロータ3とを有する同期モータである。ステータ2は、ロータ3よりも径方向外側の位置にロータ3と間隔をあけて配置されている。
ステータ2は、ステータコア21と、ステータコア21にその周方向に沿って配設された複数相(例えば3相)のステータ巻線(固定子巻線)22と、を有している。ステータコア21には、径方向内側へ突出した複数のティースがステータ周方向に沿って間隔をあけて配列されており、各ステータ巻線22がこれらのティースに巻き回されていることによって磁極が構成される。そして、電源装置からの電力供給により、複数相のステータ巻線22に複数相(例えば3相)の交流電流が流れることによって、ステータ巻線22は、ステータ周方向にロータ3が回転するための回転磁界を発生することができる。
ロータ3は、回転軸4が貫通して設けられたロータコア31と、ロータコア31にその周方向に沿って配設された界磁巻線であるロータ巻線(回転子巻線)32と、を有している。ロータコア31には、径方向外側へ突出した複数のティースがロータ周方向に沿って間隔をあけて配列されており、ロータ巻線32がこれらのティースに巻き回されていることによって磁極が構成される。そして、電源装置からの電力供給により、ロータ巻線32に電流が流れることによって、ロータ巻線32は、ロータ周方向に回転するための回転磁界を発生することができる。
正極スリップリング51及び負極スリップリング52は、回転軸4の軸線AX方向に所定間隔をあけて並んで回転軸4の外周に配置され、回転軸4と機械的に連結されている。さらに、正極スリップリング51及び負極スリップリング52は、ロータ巻線32の両端に配線10を介してそれぞれ電気的に接続されている。
正極ブラシ61A,61B,61Cは、例えば、電源装置の正極端子と電気的に接続されており、負極ブラシ62A,62B,62Cは、電源装置の負極端子と電気的に接続されている。正極ブラシ61A,61B,61Cは、例えば、直方体形状であって、一端部が正極スリップリング51の外周に当接しており、回転軸4の回転と共に回転する正極スリップリング51の回転に伴って正極スリップリング51の外周を摺動する。正極ブラシ61A,61B,61Cの正極スリップリング51に当接する側とは反対側の端部(他端部)には、正極ばね71A,71B,71Cの一端が接続されている。正極ばね71A,71B,71Cの他端は、それぞれ固定部材9A,9B,9Cに接続されており、正極ばね71A,71B,71Cによって正極ブラシ61A,61B,61Cが正極スリップリング51に所定の押圧力で当接されている。
また、負極ブラシ62A,62B,62Cは、例えば、直方体形状であって、一端部が負極スリップリング52の外周に当接しており、回転軸4の回転と共に回転する負極スリップリング52の回転に伴って負極スリップリング52の外周を摺動する。負極ブラシ62A,62B,62Cの負極スリップリング52に当接する側とは反対側の端部(他端部)には、負極ばね72A,72B,72Cの一端が接続されている。負極ばね72A,72B,72Cの他端は、それぞれ固定部材9A,9B,9Cに接続されており、負極ばね72A,72B,72Cによって負極ブラシ62A,62B,62Cが負極スリップリング52に所定の押圧力で当接されている。
実施形態に係る回転電機1においては、正極スリップリング51及び負極スリップリング52に対して、それぞれ複数の正極ブラシ61及び複数の負極ブラシ62、具体的には、3つの正極ブラシ61A,61B,61C、及び、3つの負極ブラシ62A,62B,62Cを設けている。なお、複数の正極ブラシ61及び複数の負極ブラシ62の数としては、3つに限定されるものではなく、2つ以上設ければよい。また、以下の説明において、正極ブラシ61A,61B,61Cを特に区別しないときには、単に正極ブラシ61とも記す。また、以下の説明において、負極ブラシ62A,62B,62Cを特に区別しないときには、単に負極ブラシ62とも記す。
そして、実施形態に係る回転電機1では、電源装置からの電力が、正極ブラシ61及び負極ブラシ62とそれぞれ当接する正極スリップリング51及び負極スリップリング52と、配線10とを介してロータ巻線32に供給される。
実施形態に係る回転電機1においては、図2に示すように、正極側の振動系として、正極ブラシ61Aと正極ばね71Aとによってブラシ―ばね系81Aが形成されており、正極ブラシ61Bと正極ばね71Bとによってブラシ―ばね系81Bが形成されており、正極ブラシ61Cと正極ばね71Cとによってブラシ―ばね系81Cが形成されている。そして、ブラシ―ばね系81Aの固有振動数をf11とし、ブラシ―ばね系81Bの固有振動数をf12とし、ブラシ―ばね系81Cの固有振動数をf13としたとき、正極側のブラシ―ばね系81A,81B,81C毎で固有振動数f11,f12,f13を異ならせて(f11≠f12≠f13)設定している。
また、実施形態に係る回転電機1においては、図3に示すように、負極側の振動系として、負極ブラシ62Aと負極ばね72Aとによってブラシ―ばね系82Aが形成されており、負極ブラシ62Bと負極ばね72Bとによってブラシ―ばね系82Bが形成されており、負極ブラシ62Cと負極ばね72Cとによってブラシ―ばね系82Cが形成されている。そして、ブラシ―ばね系82Aの固有振動数をf21とし、ブラシ―ばね系82Bの固有振動数をf22とし、ブラシ―ばね系82Cの固有振動数をf23としたとき、負極側のブラシ―ばね系82A,82B,82C毎で固有振動数f21,f22,f23を異ならせて(f21≠f22≠f23)設定している。
ここで、振動系であるブラシ―ばね系(マス―ばね系)の固有振動数fは、ばねのばね定数をkとし、ブラシの質量をmとしたとき、下記数式(1)で算出することができる。
Figure 2023163418000002
そのため、実施形態に係る回転電機1では、正極側の振動系において、正極ばね71A,71B,71Cのばね定数を異ならせたり、正極ブラシ61A,61B,61Cの質量を異ならせたりすることによって、正極側のブラシ―ばね系81A,81B,81C毎で固有振動数f11,f12,f13を異ならせている。同様に、実施形態に係る回転電機1では、負極側の振動系において、負極ばね72A,72B,72Cのばね定数を異ならせたり、負極ブラシ62A,62B,62Cの質量を異ならせたりすることによって、負極側のブラシ―ばね系82A,82B,82C毎で固有振動数f21,f22,f23を異ならせている。
実施形態に係る回転電機1においては、正極側の振動系において、ブラシ―ばね系81A,81B,81Cの固有振動数f11,f12,f13が異なっているため、個々のブラシ―ばね系81A,81B,81Cが同時に(同じ周波数で)共振しない。そのため、ブラシ―ばね系81A,81B,81Cをそれぞれ形成する正極ブラシ61A,61B,61Cのうちの少なくとも1つ以上が、正極スリップリング51と接触した状態を維持させることができる。これにより、実施形態に係る回転電機1では、正極スリップリング51と正極ブラシ61との導通が不安定になることを抑制して、正極スリップリング51と正極ブラシ61とを確実に導通させることができる。
同様に、実施形態に係る回転電機1においては、負極側の振動系において、ブラシ―ばね系82A,82B,82Cの固有振動数f21,f22,f23が異なっているため、個々のブラシ―ばね系82A,82B,82Cが同時に(同じ周波数で)共振しない。そのため、ブラシ―ばね系82A,82B,82Cをそれぞれ形成する負極ブラシ62A,62B,62Cのうちの少なくとも1つ以上が、負極スリップリング52と接触した状態を維持させることができる。これにより、実施形態に係る回転電機1では、負極スリップリング52と負極ブラシ62との導通が不安定になることを抑制して、負極スリップリング52と負極ブラシ62とを確実に導通させることができる。
よって、実施形態に係る回転電機1では、正極スリップリング51と正極ブラシ61、及び、負極スリップリング52と負極ブラシ62を、確実に導通させてロータ巻線32に電力供給を行うことができ、回転電機1の出力を安定させることができる。
また、実施形態に係る回転電機1においては、正極側の振動系において、個々のブラシ―ばね系81A,81B,81Cが同時に(同じ周波数で)共振しないことにより、正極スリップリング51に対する正極ブラシ61A,61B,61Cのそれぞれの設置面積が小さくなって、正極ブラシ61A,61B,61Cの異常摩耗や焼き付きが発生するのを抑制することができる。これにより、正極ブラシ61A,61B,61Cの耐久性を向上させることができる。
同様に、実施形態に係る回転電機1においては、負極側の振動系において、個々のブラシ―ばね系82A,82B,82Cが同時に(同じ周波数で)共振しないことにより、負極スリップリング52に対する負極ブラシ62A,62B,62Cのそれぞれの設置面積が小さくなって、負極ブラシ62A,62B,62Cの異常摩耗や焼き付きが発生するのを抑制することができる。これにより、負極ブラシ62A,62B,62Cの耐久性を向上させることができる。
1 回転電機
2 ステータ
3 ロータ
4 回転軸
21 ステータコア
22 ステータ巻線
31 ロータコア
32 ロータ巻線
51 正極スリップリング
52 負極スリップリング
61,61A,61B,61C 正極ブラシ
62,62A,62B,62C 負極ブラシ
71A,71B,71C 正極ばね
72A,72B,72C 負極ばね
81A,81B,81C,82A,82B,82C ブラシ―ばね系
9A,9B,9C 固定部材
10 配線

Claims (1)

  1. 界磁巻線がロータコアに巻装されたロータと、
    前記ロータコアを貫通して設けられた回転軸と、
    前記回転軸の外周に配置されて前記界磁巻線に電気的に接続された正極スリップリングと、
    前記回転軸の外周に配置されて前記界磁巻線に電気的に接続された負極スリップリングと、
    前記正極スリップリングの外周を摺動する複数の正極ブラシと、
    前記負極スリップリングの外周を摺動する複数の負極ブラシと、
    前記複数の正極ブラシのそれぞれを前記正極スリップリングに所定の押圧力で当接させる複数の正極ばねと、
    前記複数の負極ブラシのそれぞれを前記負極スリップリングに所定の押圧力で当接させる複数の負極ばねと、
    を備え、
    前記複数の正極ブラシと前記複数の正極ばねとによってそれぞれ形成される正極側の複数のブラシ―ばね系毎で固有振動数を異ならせて設定し、
    前記複数の負極ブラシと前記複数の負極ばねとによってそれぞれ形成される負極側の複数のブラシ―ばね系毎で固有振動数を異ならせて設定したことを特徴とする回転電機。
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