JP2023160135A - 光学センサ、シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

光学センサ、シート搬送装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品の実装性を確保しつつ、迷光を低減可能な光学センサを提供すること。【解決手段】光学センサは、発光手段と受光手段とが実装された基板と、発光手段の電極に対して電気的に接続されるランドを有し、基板上に形成された導電性パターンと、を輸する。さらに、光学センサは、導電性パターンまたは基板の上層として設けられたレジストと、レジストの上層として設けられた遮光層と、を有する。基板の実装面の法線方向において、ランドの一部と遮光層の一部とが重なっている。これにより、発光手段から基板に向かう迷光を遮光する遮光領域が形成されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、光学センサ、シート搬送装置および画像形成装置に関する。
基板に実装された発光素子から被照射部に光を照射し、被照射部からの反射光を受光素子で受光する光学センサが知られている。このような光学センサでは、発光素子からの意図しない光(迷光)が基板を介して受光素子に入射することがある。迷光が受光素子に入射すると光学センサの検知精度が低下しうる。特許文献1によれば、迷光が受光素子に入射することを抑制するために、黒色レジストで基板表面を覆うことが提案されている。特許文献2によれば、遮光塗料(シルク)で基板表面を覆うことが提案されている。特許文献3によれば、パターンで基板表面を覆うことが提案されている。
特開平11-354832号公報 特開2006-267644号公報 特開2019-197072号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に記載された発明では、発光素子と受光素子とが実装される、基板上のランドの近傍では、基板製造上の制約を理由に、黒レジストまたは遮光塗料で基板を覆えない部分(隙間)が生じるだろう。したがって、特許文献1、2ではこの隙間で発生する迷光について改善の余地がある。特許文献3の発明では、実装用のランドを拡大したことに起因して、発光素子および受光素子の実装時に熱が逃げやすくなり、実装不良が発生しうる。そこで、本発明は、電子部品の実装性を確保しつつ、迷光を低減することを目的とする。
本発明は、たとえば、
光を発光して出力する発光手段と、
前記発光手段から出力され、被照射物により反射された光を受光する受光手段と、
前記発光手段と前記受光手段とが実装された基板と、
前記発光手段の電極に対して電気的に接続されるランドを有し、前記基板上に形成された導電性パターンと、
前記導電性パターンまたは前記基板の上層として設けられたレジストと、
前記レジストの上層として設けられた遮光層と、
前記基板の実装面の法線方向において、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なることで形成された遮光領域であって、前記発光手段から前記基板に向かう迷光を遮光する遮光領域と、を有することを特徴とする光学センサを提供する。
本発明によれば、電子部品の実装性を確保しつつ、迷光を低減することが可能となる。
光学センサの概略図 実装例1における光学センサの迷光対策を示す図 実装例1の効果を説明する図 実施例2における光学センサの迷光対策を示す図 実装位置ずれを示す図 実施例2の効果を説明する図 実装例3における光学センサの迷光対策を示す図 実装例3の効果を説明する図 実施例4における光学センサの迷光対策を示す図 実装位置ずれを示す図 実施例4の効果を説明する図 シート搬送装置を含む画像形成装置の概略図
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<実施例1>
[光学センサ]
図1は実施形態における光学センサ1を示す。zは光学センサ1の高さ方向を示す。xは、光学センサ1の基板105の実装面と平行な方向を示す。
基板105の実装面に発光素子であるLED100と、受光素子であるPD110とが実装されている。LEDはLight Emitting Diodeの略称である。PDはPhoto Diodeの略称である。基板105の実装面には、さらに、アパーチャ120は、光学的な絞りである。アパーチャ120は、開口部121a、121bと、遮光壁122を有する。遮光壁122は、LED100と、PD110とをそれぞれ囲むように設けられている。開口部121aは、LED100から出力される光が通過する。開口部121bは、外部から到来する光が通過する。アパーチャ120は、LED100から出力される光と、外部から到来する光とを絞るように作用する。基板105に対向するように反射板140を有している。LED100より出力された光は、光路160に沿って反射板140に入射する。当該光は反射板140により反射され、反射光は光路170に沿ってPD110に入射する。PD110は、受光された光に応じた信号を出力する。
[迷光対策]
図2(A)はLED100の近傍を示す平面図である。図2(B)はLED100の近傍のB-B’断面図である。図2(C)はLED100の近傍のC-C’断面図である。yは、z方向とx方向に対して直交し、かつ、基板105の実装面に対して平行な方向である。
基板105の表面は銅箔によるパターン104が形成または積層されている。パターン104のz方向における厚みは、たとえば、35umである。umはマイクロメートルの略称である。LED100とパターン104との間には半田103が存在する。半田103により、LED100の電極107a、107bとパターン104とが接合され、電気的に導通する。レジスト101は、基板105およびパターン104の上層に設けられる絶縁層である。レジスト101のz方向における厚みは、たとえば、30umである。黒シルク102は、レジスト101の上に形成される。黒シルク102は、たとえば、非導電性のエポキシインクなどで形成される。黒シルク102のz方向における厚みは、たとえば、30umである。これらの厚みの数値は、一例にすぎず、製造条件に応じて変更可能である。
基板105上に形成されたパターン104の一部はランドを形成している。LED100の底面に設けられた電極107a、107bが当該ランドに対して半田付けされる。パターン104の表面のうち、半田付けされない領域はレジスト101で覆われている。このように、レジスト101は、基板105の表面を覆っている部分と、パターン104を覆っている部分とを含む。パターン104のうちレジスト101によって覆われている部分、または、レジスト101のうちパターン104を覆っている部分はオーバーレジスト部108と称される。図2(B)および図2(C)が示すように、レジスト101の下層として形成されるパターン104の面積は、LED100の電極107a、107bの面積よりも大きい。
パターン104と黒シルク102はLED100から照射される光に対して、高い遮光効果を有している。そのため、パターン104と黒シルク102は、基板105を介した迷光を効果的に抑制できる。レジスト101は、一般に、透光性を有し、高い遮光性を持たない。たとえば、レジスト101の色は緑色等である。
矢印109が示すようなルートを通過する光は、黒シルク102によって遮光され、基板105を通過することを阻止される。ここでは、シルクとして黒シルク102が採用されているが、これは一例にすぎない。LED100の発光色(波長)に対して遮光性(減光性)を有する色のシルクであれば、黒シルク102に代えて採用可能である。たとえば、LED100の発光色が赤色であれば、シルク色として青が選択されてもよい。パターン104または黒シルク102等の遮光性を有する物質で基板105の表面を隙間無く覆うことができれば、迷光が十分に低減される。
電極107a、107bの表面積に対してランドの表面積が大きいが、ランドのうち、半田付けされない部分はレジスト101により覆われている。そのため、ランドの外へ半田が広がりにくい。よって、ランド付近での実装の不良が発生しにくい。
設計上、オーバーレジスト部108と黒シルク102との重なり距離Δx、Δyは、それぞれ0.3mm以上確保される。つまり、基板製造過程において、パターン104と黒シルク102との間の位置ずれが無い場合、重なり距離Δx、Δyは、それぞれ0.3mm以上である。もし基板製造過程において位置ずれが発生しても、基板105の表面はパターン104と黒シルク102とによって覆われ、基板105に向かう迷光が十分に低減される。ここで挙げられた数値は、一例にすぎず、基板105上でパターン104と黒シルク102の形成位置誤差がそれぞれ±0.1mmであることを前提とした数値である。基板製造の精度に応じて、これらの数値は変更可能である。形成位置誤差を考慮して、オーバーレジスト部108と黒シルク102とで隙間なく基板105の表面を覆うことで、迷光が低減される。たとえば、迷光が発生しない最小の重なり距離xmin、ymin(例:0.1mm)と、形成位置誤差xerr、yerr(例:0.1mm)とから、設計上のΔx、Δyは次式から求められる。
Δx ≧ 2 × xmin + xerr ・・・(1)
Δy ≧ 2 × ymin + yerr ・・・(2)
このようにオーバーレジスト部108と黒シルク102とが重なり合うことで形成される枠領域は、遮光領域106と呼ばれてもよい。つまり、重なり距離Δx、Δyは、遮光領域106の枠の幅を示している。
図3(A)から図3(C)は、図2(A)から図2(C)が示すLED100の近傍に関してパターン104と黒シルク102の位置ずれが最大となる場合を示す。とりわけ、パターン104は設計上の理想位置に対して矢印301aが示す方向(-x方向)にずれている。黒シルク102は設計上の理想位置に対して矢印301bが示す方向(+x方向)にずれている。レジスト101の位置ずれは無いものと仮定されている。図3(B)などが示すように、パターン104と黒シルク102とが逆方向に位置ずれした場合、左右のオーバーレジスト部108のうち右側のオーバーレジスト部108と黒シルク102との間の重なり距離が減少する。ここで、重なり距離は、位置ずれを考慮して決定されている。そのため、形成位置のずれ量が最大となっても、重なり距離は、0.1mmとなる。図3(B)において、矢印109が示す迷光は、パターン104と黒シルク102との間の隙間に向かうが、パターン104によって遮光される。このように、パターン104と黒シルク102とが重なる距離は、実際に発生する迷光を抑制できる程度の距離に設定されればよく、上記の数値は一例にすぎない。
位置ずれが無い状態おいてオーバーレジスト部108と黒シルク102が一定以上重なるようにオーバーレジスト部108と黒シルク102が設計される。これにより、基板製造過程において位置ずれが発生したとしても、ランド近傍での迷光が抑制される。つまり、オーバーレジスト部108と黒シルク102が一定以上重なることで、位置ずれが発生したとしても黒シルク102とパターン104の少なくともいずれか一方が迷光を遮光できる。本実施例では、上方から基板105を見下ろしたときに、オーバーレジスト部108と黒シルク102が一定距離以上重なっていればよいため、LED100の実装性は阻害されない。
<実施例2>
図4(A)はLED100の近傍を示す平面図である。図4(B)はLED100の近傍のB-B’断面図である。図4(C)はLED100の近傍のC-C’断面図である。実施例2において実施例1と同一または類似する事項には同一参照符号が付与され、その説明は援用される。
図4(A)と図2(A)とを比較すると、実施例2では、黒シルク102の面積が増加している。とりわけ、x方向においてLED100の両脇に黒シルク102が追加されている。これにより、遮光領域106の面積が増えている。図4(B)において矢印409は迷光のルートを示す。
図5(A)は、図4(A)に示されたLED100の実装位置が+x方向にずれたことを示している。図5(A)に示された領域501は、迷光が発生しうる領域である。図5(B)が示すように、実施例2では、LED100の二つの電極107a、107bに対応する二つのパターン104が存在し、この二つのパターン104間にはわずかな隙間(絶縁距離)が確保されている。そのため、領域501を介して基板105へ向かう迷光が発生しうる。
図5(A)が示す領域502は実装位置ずれが発生した際に、迷光の原因となる領域である。領域502も、二つのパターン104間に存在するわずかな隙間に対応している。図5(B)が示すように矢印409aは領域501を通過する迷光のルートを示す。矢印409bは、領域502を通過する迷光のルートを示す。
実施例2では、位置ずれが無い状態おいて、図4(C)が示す通り、オーバーレジスト部108aと黒シルク102との間の重なり距離Δyaが0.3mmである。同様に、オーバーレジスト部108bと黒シルク102との間の重なり距離Δybが0.3mmである。これにより、基板製造過程において位置ずれが発生しても、領域501が黒シルク102により隙間なく覆われるため、基板105の表面が露出しない。パターン104と黒シルク102との形成位置誤差の考え方は、実施例2でも実施例1と同じであるため、その説明は省略される。
図6(A)から図6(C)は、図4(A)から図4(C)が示すLED100の近傍に関してパターン104と黒シルク102の位置ずれが発生した場合を示す。この例では、位置ずれが+x方向に発生している。
図6(A)から図6(C)が示すように、+x方向にLED100の実装位置がずれたとしても、基板105の表面(領域502)は露出しない。なぜなら、領域502は、オーバーレジスト部108a、108bと黒シルク102とにより形成される追加の遮光領域により覆われているためである。よって、領域502において迷光の発生が抑制される。
実施例1では、中央の黒シルク102が採用されていない。この理由は、LED100の下に配置された黒シルク102に起因して、部品浮き等が発生するからである。つまり、実施例1では部品浮き等を防ぐための別の工夫が必要になる。
実施例2ではオーバーレジスト部108a、108bと黒シルク102とが0.3mm以上重なるように配置されている。しかし、数値は一例にすぎない。基板製造過程において位置ずれが発生したとしても、LED100の二つの電極間に向かう迷光が基板105へ侵入することが抑制可能であればよい。そのため、オーバーレジスト部108a、108bと黒シルク102とが重なる距離(面積)は、他の数値であってもよい。
このように、実施例2では、LED100の二つの電極間にもオーバーレジスト部108a、108bと黒シルク102とが重なるように配置される。これにより、実施例2では、実施例1と比較してさらに迷光を低減できる。
<実施例3>
図7(A)はPD110の近傍を示す平面図である。図7(B)はPD110の近傍のB-B’断面図である。図7(C)はPD110の近傍のC-C’断面図である。図7(A)から図7(C)は、図2(A)から図2(C)のLED100がPD110に置換可能であることを示している。つまり、実施例1の技術思想はPD110に適用可能である。
基板105の表面は銅箔によるパターン104が形成または積層されている。パターン104のz方向における厚みは、たとえば、35umである。PD110の電極107a、107bとパターン104との間には半田103が存在する。半田103により、PD110の電極107a、107bとパターン104とが接合され、電気的に導通する。レジスト101は、基板105およびパターン104の上層に設けられる絶縁層である。レジスト101は半田103の側面も覆っている。レジスト101のz方向における厚みは、たとえば、30umである。黒シルク102は、レジスト101の上に形成される。黒シルク102は、たとえば、非導電性のエポキシインクなどで形成される。黒シルク102のz方向における厚みは、たとえば、30umである。これらの厚みの数値は、一例にすぎず、製造条件に応じて変更可能である。
基板105上に形成されたパターン104の一部はランドを形成しており、PD110の底面に設けられた電極107a、107bが当該ランドに対して半田付けされる。パターン104の表面のうち、半田付けされない領域はレジスト101で覆われている。このように、レジスト101は、基板105の表面を覆っている部分と、パターン104を覆っている部分とを含む。パターン104のうちレジスト101によって覆われている部分、または、レジスト101のうちパターン104を覆っている部分はオーバーレジスト部108と称される。図7(B)および図7(C)が示すように、レジスト101の下層として形成されるパターン104の面積は、PD110の電極107a、107bの面積よりも大きい。
パターン104と黒シルク102は基板105からPD110に向かおうとする迷光に対して、高い遮光効果を有している。そのため、パターン104と黒シルク102は、基板105を介した迷光を効果的に抑制できる。レジスト101は、一般に、透光性を有し、高い遮光性を持たない。たとえば、レジスト101の色は緑色等である。
矢印709が示すようなルートを通過する光は、黒シルク102によって遮光され、基板105からPD110に入射することを阻止される。ここでは、シルクとして黒シルク102が採用されているが、これは一例にすぎない。PD110の受光色(波長)に対して遮光性(減光性)を有する色のシルクであれば、黒シルク102に代えて採用可能である。たとえば、PD110の受光色が赤色であれば、シルク色として青が選択されてもよい。パターン104または黒シルク102等の遮光性を有する物質で基板105の表面を隙間無く覆うことができれば、迷光が十分に低減される。
電極107a、107bの表面積に対してランドの表面積が大きいが、ランドのうち、半田付けされない部分はレジスト101により覆われている。そのため、ランドの外へ半田が広がりにくい。よって、ランド付近での実装の不良が発生しにくい。
設計上、オーバーレジスト部108と黒シルク102との重なり距離Δx、Δyは、それぞれ0.3mm以上確保される。つまり、基板製造過程において、パターン104と黒シルク102との間の位置ずれが無い場合、重なり距離Δx、Δyは、それぞれ0.3mm以上である。もし基板製造過程において位置ずれが発生しても、基板105の表面はパターン104と黒シルク102とによって覆われ、基板105に向かう迷光が十分に低減される。ここで挙げられた数値は、一例にすぎず、基板105上でパターン104と黒シルク102の形成位置誤差がそれぞれ±0.1mmであることを前提とした数値である。基板製造の精度に応じて、これらの数値は変更可能である。形成位置誤差を考慮して、オーバーレジスト部108と黒シルク102とで隙間なく基板105の表面を覆うことで、迷光が低減される。たとえば、迷光が発生しない最小の重なり距離xmin、ymin(例:0.1mm)と、形成位置誤差xerr、yerr(例:0.1mm)とから、設計上のΔx、Δyは次式から求められる。
Δx ≧ 2 × xmin + xerr ・・・(3)
Δy ≧ 2 × ymin + yerr ・・・(4)
このようにオーバーレジスト部108と黒シルク102とが重なり合うことで形成される枠領域は、遮光領域106と呼ばれてもよい。つまり、重なり距離Δx、Δyは、遮光領域106の枠の幅を示している。
図8(A)から図8(C)は、図7(A)から図7(C)が示すPD110の近傍に関してパターン104と黒シルク102の位置ずれが最大となる場合を示す。とりわけ、パターン104は設計上の理想位置に対して矢印301aが示す方向(-x方向)にずれている。黒シルク102は設計上の理想位置に対して矢印301bが示す方向(+x方向)にずれている。レジスト101の位置ずれは無いものと仮定されている。図8(B)などが示すように、パターン104と黒シルク102とが逆方向に位置ずれした場合、左右のオーバーレジスト部108のうち右側のオーバーレジスト部108と黒シルク102との間の重なり距離が減少する。ここで、重なり距離は、位置ずれを考慮して決定されている。そのため、形成位置のずれ量が最大となっても、重なり距離は、0.1mmとなる。図8(B)において、矢印709が示す迷光は、パターン104または黒シルク102によって阻止される。このように、パターン104と黒シルク102とが重なる距離は、実際に発生する迷光を抑制できる程度の距離に設定されればよく、上記の数値は一例にすぎない。
位置ずれが無い状態おいてオーバーレジスト部108と黒シルク102が一定以上重なるようにオーバーレジスト部108と黒シルク102が設計される。これにより、基板製造過程において位置ずれが発生したとしても、ランド近傍での迷光が抑制される。つまり、オーバーレジスト部108と黒シルク102が一定以上重なることで、位置ずれが発生したとしても黒シルク102とパターン104の少なくともいずれか一方が迷光を遮光できる。本実施例では、上方から基板105を見下ろしたときに、オーバーレジスト部108と黒シルク102が一定距離以上重なっていればよいため、PD110の実装性は阻害されない。
<実施例4>
図9(A)はPD110の近傍を示す平面図である。図9(B)はPD110の近傍のB-B’断面図である。図9(C)はPD110の近傍のC-C’断面図である。実施例2において実施例1と同一または類似する事項には同一参照符号が付与され、その説明は援用される。図9(A)から図9(C)は、図4(A)から図4(C)のLED100がPD110に置換可能であることを示している。
図9(A)と図7(A)とを比較すると、実施例2では、黒シルク102の面積が増加している。とりわけ、x方向においてPD110の両脇に黒シルク102が追加されている。これにより、遮光領域106の面積が増えている。図9(B)において矢印809は迷光のルートを示す。
図10(A)は、図9(A)に示されたPD110の実装位置が+x方向にずれたことを示している。図10(A)に示された領域501は、迷光が発生しうる領域である。図10(A)と図10(C)が示すように、PD110の二つの電極107a、107bに対応する二つのパターン104が存在し、この二つのパターン104間にはわずかな隙間(絶縁距離)が確保されている。そのため、領域501を介して基板105からPD110へ向かう迷光が発生しうる。
図10(A)が示す領域502は実装位置ずれが発生した際に、迷光の原因となる領域である。領域502も、二つのパターン104間に存在するわずかな隙間に対応している。図10(B)が示すように矢印409aは領域501を通過する迷光のルートを示す。矢印409bは、領域502を通過する迷光のルートを示す。
実施例4では、位置ずれが無い状態おいて、図9(C)が示す通り、オーバーレジスト部108aと黒シルク102との間の重なり距離Δyaが0.3mmである。同様に、オーバーレジスト部108bと黒シルク102との間の重なり距離Δybが0.3mmである。これにより、基板製造過程において位置ずれが発生しても、領域501が黒シルク102により隙間なく覆われるため、基板105の表面が露出しない。パターン104と黒シルク102との形成位置誤差の考え方は、実施例4でも実施例3と同じであるため、その説明は省略される。
図11(A)から図11(C)は、図9(A)から図9(C)が示すPD110の近傍に関してパターン104と黒シルク102の位置ずれが発生した場合を示す。この例では、位置ずれが+x方向に発生している。
図11(A)から図11(C)が示すように、+x方向にPD110の実装位置がずれたとしても、基板105の表面(領域502)は露出しない。なぜなら、領域502は、オーバーレジスト部108a、108bと黒シルク102とにより形成される追加の遮光領域により覆われているためである。よって、領域502において迷光の発生が抑制される。
実施例3では、中央の黒シルク102が採用されていない。この理由は、PD110の下に配置された黒シルク102に起因して、部品浮き等が発生するからである。つまり、部品浮き等を防ぐための別の工夫が必要になるからである。
実施例4ではオーバーレジスト部108a、108bと黒シルク102とが0.3mm以上重なるように配置されている。しかし、数値は一例にすぎない。基板製造過程において位置ずれが発生したとしても、PD110の二つの電極間を介して基板105からPD110に向かう迷光が抑制可能であればよい。そのため、オーバーレジスト部108a、108bと黒シルク102とが重なる距離(面積)は、他の数値であってもよい。
このように、実施例4では、PD110の二つの電極間にもオーバーレジスト部108a、108bと黒シルク102とが重なるように配置される。これにより、実施例4では、実施例3と比較してさらに迷光を低減できる。
<実施例5>
図12は、電子写真方式の画像形成装置1200を示している。感光ドラム18は、OPC感光層(有機光半導体)を持つ像担持体である。感光ドラム18は、所定のプロセススピードで矢印方向に回転する。帯電ローラ2は、感光ドラム18の表面の電位が所定電位となるように、帯電ローラ2の表面を帯電させる。レーザービームスキャナー3は、画像信号にしたがってレーザ光を出力することで、感光ドラム18の表面を露光し、静電潜像を形成する。
現像容器5はトナー4を収容している。現像剤担持部材6は、トナー4を用いて静電潜像を現像し、トナー画像を形成する。
感光ドラム18が回転することでトナー画像が転写部19に搬送される。転写部19は、感光ドラム18と転写ローラ7とにより構成されている。シートカセット11は、多数のシート8を収容する収容庫である。給送ローラ12は、シートカセット11から一枚のシート8を搬送経路10aへ給送する。搬送ローラ13は、搬送経路10aに沿ってシート8を転写部19へ搬送する。なお、搬送ローラ13の下流側にはシートセンサ16aが配置されている。レーザービームスキャナー3は、シートセンサ16aがシート8の先端を検知したタイミングを基準としてレーザ光を出力する。これにより、転写部19にトナー画像が到着するタイミングと、シート8が到着するタイミングとが同期する。
転写部19は、トナー画像を感光ドラム18からシート8へ転写する。感光ドラム18の残存したトナー4はクリーニング容器9に回収される。感光ドラム18、帯電ローラ2、現像容器5、クリーニング容器9は、一体化されて提供され、プロセスカートリッジと呼ばれることがある。
シート8は、転写部19から定着器17へ搬送される。定着器17が、トナー画像およびシート8に熱と圧力を加えることで、トナー画像がシート8上に定着する。排出ローラ14が、シート8を画像形成装置1200の外部に排出する。両面印刷では、第一面に画像が形成されたシート8の後端をシートセンサ16bが検知すると、排出ローラ14の回転方向が正転から逆転に切り替わる。これにより、シート8は、搬送経路10aから搬送経路10bへ送り込まれる。(スイッチバック搬送)。搬送経路10bに設けられた搬送ローラ15は、シート8を搬送ローラ13へ受け渡す。搬送ローラ13は、シート8を再び転写部19へ送り込む。転写部19は、シート8の第二面に対して感光ドラム18からトナー画像を転写する。その後、シート8は定着器17へ搬送される。定着器17は、シート8の第二面にトナー画像を定着させる。排出ローラ14が、両面印刷の完了したシート8を画像形成装置1200の外部へ排出する。
なお、トナー4は定着器17により熱を与えられ、かつ、加圧されながら、シート8上に定着する。これにより、シート8およびトナー画像からなる印刷物が抗菌処理される。
図12には、モノクロ画像を形成する画像形成装置1200が示されているが、本発明の技術思想は、フルカラー画像を形成する画像形成装置にも適用可能である。また、シート8は、既に印刷済のプレプリント紙であってもよい。
シートセンサ16a、16bは、上述された光学センサ1によって実現される。光学センサ1は迷光の影響が低減されている。そのため、光学センサ1によって実現されるシートセンサ16a、16bによるシート8の検知精度が向上する。その結果、シート8の搬送精度が向上し、シート8上に形成されるトナー画像の形成位置の精度も向上する。
このように本実施例では、シート8の先端や後端を検知するシートセンサ16a、16bに光学センサ1を適用する例が説明された。しかしこれは一例にすぎない。
例えば、シート8の表面に光を照射し、その反射光を受光することによって、シート8の表面状態を検知するメディアセンサとして光学センサ1が適用されてもよい。ここで、シート8の表面状態とはシート8の凹凸の深さや間隔などの情報を示す。メディアセンサによって得られた情報は制御部1201に送信される。そして、制御部1201は得られた情報に基づいて、シート8の搬送速度、シート8にトナー像を転写する際の転写バイアス、シート8にトナー像を定着する際の定着温度などを設定する。このように、シート8の表面状態に合わせて画像形成条件を設定することにより、高品質な画像をシート8に形成することが可能となる。
また、光学センサ1の適用例としては、濃度検知センサがある。濃度検知センサとは、シート8に形成されたトナー像の光学濃度が所定の範囲に入っているかをチェックするためのセンサである。濃度検知センサは発光部と受光部(正反射光用と拡散反射光用の少なくとも2つの受光部)を備える。濃度センサは、シート8に形成された濃度検知用のトナーパターンに光を照射し、その反射光を受光するように構成されている。このセンサによって得られた情報は制御部1201に送信される。そして、制御部1201は得られた情報に基づいて、画像信号、ひいては感光ドラム18への露光量を調整することにより、トナーパターンの濃度を調整することができる。
光学センサ1のさらなる適用例としては、カラーセンサがある。カラーセンサとは、シート8に形成されたカラートナー像の色味が所定の範囲に入っているかをチェックするためのセンサである。カラーセンサは発光部と分光部と受光部(ラインセンサが好ましい)を備える。カラーセンサは、シート8に形成されたカラートナー像に光を照射し、その反射光を受光するように構成されている。カラーセンサによって得られた情報は制御部1201に送信される。そして、制御部1201は得られた情報に基づいて、画像信号、ひいては感光ドラム18への露光量を調整することにより、カラートナー像の色味を調整することができる。
<実施例から導き出される技術思想>
[観点1]
光を発光して出力する発光手段と、
前記発光手段から出力され、被照射物により反射された光を受光する受光手段と、
前記発光手段と前記受光手段とが実装された基板と、
前記発光手段の電極に対して電気的に接続されるランドを有し、前記基板上に形成された導電性パターンと、
前記導電性パターンまたは前記基板の上層として設けられたレジストと、
前記レジストの上層として設けられた遮光層と、
前記基板の実装面の法線方向において、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なることで形成された遮光領域であって、前記発光手段から前記基板に向かう迷光を遮光する遮光領域と、を有することを特徴とする光学センサ。
図1などが示すように、LED100は光を発光して出力する発光手段の一例である。PD110は、発光手段から出力され、被照射物(例:反射板140、シート8)により反射された光を受光する受光手段の一例である。基板105は、発光手段と受光手段とが実装された基板の一例である。図2(C)などが示すように、パターン104は、発光手段の電極107a、107bに対して電気的に接続されるランドを有し、基板上に形成された導電性パターンの一例である。図2(B)などが示すように、レジスト101は、導電性パターンまたは基板の上層として設けられたレジストの一例である。黒シルク102は、レジスト101の上層として設けられた遮光層の一例である。遮光領域106は、基板105の実装面の法線方向(z方向)において、ランドの一部と遮光層の一部とが重なることで形成された遮光領域の一例である。遮光領域106は、発光手段から基板に向かう迷光を遮光する。これにより、電子部品(例:LED100)の実装性を確保しつつ、迷光を低減することが可能となる。
[観点2]
前記遮光層は、シルクであることを特徴とする観点1に記載の光学センサ。
[観点3]
前記シルクは、前記発光手段の光に対して遮光性を有していることを特徴とする観点2に記載の光学センサ。
遮光層は、シルク(例:黒シルク102)であってもよい。シルクは、発光手段の光に対して遮光性を有していればよい。そのため、シルクの色は黒とは異なってもよい。なお、遮光とは、対象となる光を完全に阻止すること、および、光学センサ1の精度を低下させない程度に光を減衰させること、を言う。
[観点4]
前記ランドの形成位置と前記遮光層の形成位置との間の誤差が基板製造過程で想定される最大の誤差となったときに、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっている領域の幅が0.1mm以上となるように、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっていることを特徴とする観点1から3のいずれか一項に記載の光学センサ。
ランドの形成位置と遮光層の形成位置との間の誤差が基板製造過程で想定される最大の誤差(例:xerr、yerr)となったと仮定する。この場合、ランドの一部と遮光層の一部とが重なっている領域の幅(例:Δx、Δy)が0.1mm以上となるように、ランドの一部と遮光層の一部とが重なっている。なお、0.1mmはxminとyminとの一例にすぎない。
[観点5]
前記ランドは、
前記発光手段の第一電極が接続された第一ランドと、
前記発光手段の第二電極が接続された第二ランドと
を有し、
前記基板の実装面の法線方向において、前記第一ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっており、前記第二ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっていることを特徴とする観点1から4のいずれか一項に記載の光学センサ。
図2(C)が示すように、ランド(例:パターン104)は、発光手段の第一電極(例:電極107a)が接続された第一ランドと、発光手段の第二電極(例:電極107b)が接続された第二ランドとを有してもよい。図4(C)が示すように、基板の実装面の法線方向において、第一ランドの一部と遮光層の一部とが重なっており、第二ランドの一部と遮光層の一部とが重なっている。これにより、さらに遮光性能が向上するであろう。
[観点6]
前記遮光層は、
前記第一ランドの前記一部と重なり、かつ、前記第二ランドの前記一部との両方に重なる部分遮光層を有していることを特徴とする観点5に記載の光学センサ。
[観点7]
前記部分遮光層は、前記基板の実装面の法線方向において、前記発光手段と前記レジストとの間に存在することを特徴とする観点6に記載の光学センサ。
遮光層は、第一ランドの一部と重なり、かつ、第二ランドの一部との両方に重なる部分遮光層(例:図4(C)において中央の黒シルク102)を有していてもよい。図4(B)が示すように、部分遮光層は、基板の実装面の法線方向において、発光手段とレジストとの間に存在してもよい。これにより、さらに遮光性能が向上するであろう。
[観点8]
光を発光して出力する発光手段と、
前記発光手段から出力され、被照射物により反射された光を受光する受光手段と、
前記発光手段と前記受光手段とが実装された基板と、
前記受光手段の電極に対して電気的に接続されるランドを有し、前記基板上に形成された導電性パターンと、
前記導電性パターンまたは前記基板の上層として設けられたレジストと、
前記レジストの上層として設けられた遮光層と、
前記基板の実装面の法線方向において、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なることで形成された遮光領域であって、前記基板から前記受光手段に向かう迷光を遮光する遮光領域と、を有すことを特徴とする光学センサ。
図7(B)と図7(C)が示すように、パターン104は、受光手段(例:PD110)の電極107a、107bに対して電気的に接続されるランドを有し、基板上に形成された導電性パターンの一例である。図7(A)などが示すように、遮光領域106は、基板の実装面の法線方向において、ランドの一部と遮光層の一部とが重なることで形成された遮光領域の一例である。図7(B)が示すように、遮光領域106は、基板から受光手段に向かう迷光を遮光する。これにより、電子部品(例:PD110)の実装性を確保しつつ、迷光を低減することが可能となる。なお、PD110はCMOSイメージセンサまたはCCDイメージセンサなどであってもよい。CMOSは相補型金属酸化膜半導体の略称である。CCDは電荷結合素子の略称である。
[観点9]
前記遮光層は、シルクであることを特徴とする観点8に記載の光学センサ。
[観点10]
前記シルクは、前記発光手段の光に対して遮光性を有していることを特徴とする観点9に記載の光学センサ。
[観点11]
前記ランドの形成位置と前記遮光層の形成位置との間の誤差が基板製造過程で想定される最大の誤差となったときに、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっている領域の幅が0.1mm以上となるように、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっていることを特徴とする観点8から10のいずれか一項に記載の光学センサ。
[観点12]
前記ランドは、
前記受光手段の第一電極が接続された第一ランドと、
前記受光手段の第二電極が接続された第二ランドと
を有し、
前記基板の実装面の法線方向において、前記第一ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっており、前記第二ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっていることを特徴とする観点8から10のいずれか一項に記載の光学センサ。
図7(C)が示すように、ランド(パターン104)は、受光手段の第一電極(例:電極107a)が接続された第一ランドと、受光手段の第二電極(例:電極107b)が接続された第二ランドを含む。図7(C)が示すように、基板の実装面の法線方向において、第一ランドの一部と遮光層の一部とが重なっており、第二ランドの一部と遮光層の一部とが重なっている。
[観点13]
前記遮光層は、
前記第一ランドの前記一部と重なり、かつ、前記第二ランドの前記一部との両方に重なる部分遮光層を有していることを特徴とする観点12に記載の光学センサ。
[観点14]
前記部分遮光層は、前記基板の実装面の法線方向において、前記発光手段と前記レジストとの間に存在することを特徴とする観点13に記載の光学センサ。
図9(C)が示すように、遮光層は、第一ランドの一部と重なり、かつ、第二ランドの一部との両方に重なる部分遮光層を有してもよい。図7(B)が示すように、部分遮光層は、基板の実装面の法線方向において、発光手段とレジストとの間に存在してもよい。
[観点15]
光を発光して出力する発光手段と、
前記発光手段から出力され、被照射物により反射された光を受光する受光手段と、
前記発光手段と前記受光手段とが実装された基板と、
前記発光手段の電極に対して電気的に接続される第一ランドと、前記受光手段の電極に対して電気的に接続される第二ランドと、を有し、前記基板上に形成された導電性パターンと、
前記導電性パターンまたは前記基板の上層として設けられたレジストと、
前記レジストの上層として設けられた遮光層と、を有し、
前記基板の実装面の法線方向において、前記第一ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっており、かつ、前記第二ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっていることを特徴とする光学センサ。
図2(C)が示すように、電極107a、107bは、発光手段の電極に対して電気的に接続される第一ランドの一例である。図7(C)が示すように、電極107a、107bは、受光手段の電極に対して電気的に接続される第二ランドの一例である。
図2(B)および図2(C)などが示すように、基板の実装面の法線方向において、第一ランドの一部と遮光層の一部とが重なっている。図7(B)および図7(C)などが示すように、第二ランドの一部と遮光層の一部とが重なっている。これにより、発光手段と受光手段の双方について、実装性を確保しつつ、迷光を低減することが可能となる。
[観点16]
観点1から15のいずれか一項に記載の光学センサを備えたシート搬送装置。
画像形成装置1200はシート搬送装置の一例である。画像形成装置1200の搬送ローラ13、15は、シート8を搬送路に沿って搬送する搬送手段の一例である。光学センサ1を含むシートセンサ16a、16bは、搬送手段により搬送されるシート8を検知する光学センサの一例である。これにより、シート8の検知精度が向上するであろう。
[観点17]
観点1から15のいずれか一項に記載の光学センサを備えた画像形成装置。
感光ドラム18、および転写部19などは、シートに画像を形成する画像形成手段の一例である。光学センサ1を含むシートセンサ16aの検知結果に基づいて画像がシート8に形成されるため、シート8に対する画像の形成位置の誤差が小さくなろう。
[観点18]
前記光学センサは、前記搬送手段により搬送される前記シートの通過を検知するシートセンサである、ことを特徴とする観点17に記載の画像形成装置。
[観点19]
前記光学センサは、前記シートの表面状態を検知するメディアセンサである、ことを特徴とする観点17に記載の画像形成装置。
[観点20]
前記光学センサは、前記シートに形成された画像の光学濃度を検知する濃度センサである、ことを特徴とする観点17に記載の画像形成装置。
[観点21]
前記光学センサは、前記シートに形成された画像の色味を検知するカラーセンサである、ことを特徴とする観点17に記載の画像形成装置。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:LED、101:レジスト、102:黒シルク、105:基板、110:PD

Claims (21)

  1. 光を発光して出力する発光手段と、
    前記発光手段から出力され、被照射物により反射された光を受光する受光手段と、
    前記発光手段と前記受光手段とが実装された基板と、
    前記発光手段の電極に対して電気的に接続されるランドを有し、前記基板上に形成された導電性パターンと、
    前記導電性パターンまたは前記基板の上層として設けられたレジストと、
    前記レジストの上層として設けられた遮光層と、
    前記基板の実装面の法線方向において、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なることで形成された遮光領域であって、前記発光手段から前記基板に向かう迷光を遮光する遮光領域と、を有することを特徴とする光学センサ。
  2. 前記遮光層は、シルクであることを特徴とする請求項1に記載の光学センサ。
  3. 前記シルクは、前記発光手段の光に対して遮光性を有していることを特徴とする請求項2に記載の光学センサ。
  4. 前記ランドの形成位置と前記遮光層の形成位置との間の誤差が基板製造過程で想定される最大の誤差となったときに、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっている領域の幅が0.1mm以上となるように、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光学センサ。
  5. 前記ランドは、
    前記発光手段の第一電極が接続された第一ランドと、
    前記発光手段の第二電極が接続された第二ランドと
    を有し、
    前記基板の実装面の法線方向において、前記第一ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっており、前記第二ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光学センサ。
  6. 前記遮光層は、
    前記第一ランドの前記一部と重なり、かつ、前記第二ランドの前記一部との両方に重なる部分遮光層を有していることを特徴とする請求項5に記載の光学センサ。
  7. 前記部分遮光層は、前記基板の実装面の法線方向において、前記発光手段と前記レジストとの間に存在することを特徴とする請求項6に記載の光学センサ。
  8. 光を発光して出力する発光手段と、
    前記発光手段から出力され、被照射物により反射された光を受光する受光手段と、
    前記発光手段と前記受光手段とが実装された基板と、
    前記受光手段の電極に対して電気的に接続されるランドを有し、前記基板上に形成された導電性パターンと、
    前記導電性パターンまたは前記基板の上層として設けられたレジストと、
    前記レジストの上層として設けられた遮光層と、
    前記基板の実装面の法線方向において、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なることで形成された遮光領域であって、前記基板から前記受光手段に向かう迷光を遮光する遮光領域と、を有すことを特徴とする光学センサ。
  9. 前記遮光層は、シルクであることを特徴とする請求項8に記載の光学センサ。
  10. 前記シルクは、前記発光手段の光に対して遮光性を有していることを特徴とする請求項9に記載の光学センサ。
  11. 前記ランドの形成位置と前記遮光層の形成位置との間の誤差が基板製造過程で想定される最大の誤差となったときに、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっている領域の幅が0.1mm以上となるように、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっていることを特徴とする請求項8から10のいずれか一項に記載の光学センサ。
  12. 前記ランドは、
    前記受光手段の第一電極が接続された第一ランドと、
    前記受光手段の第二電極が接続された第二ランドと
    を有し、
    前記基板の実装面の法線方向において、前記第一ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっており、前記第二ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっていることを特徴とする請求項8から10のいずれか一項に記載の光学センサ。
  13. 前記遮光層は、
    前記第一ランドの前記一部と重なり、かつ、前記第二ランドの前記一部との両方に重なる部分遮光層を有していることを特徴とする請求項12に記載の光学センサ。
  14. 前記部分遮光層は、前記基板の実装面の法線方向において、前記発光手段と前記レジストとの間に存在することを特徴とする請求項13に記載の光学センサ。
  15. 光を発光して出力する発光手段と、
    前記発光手段から出力され、被照射物により反射された光を受光する受光手段と、
    前記発光手段と前記受光手段とが実装された基板と、
    前記発光手段の電極に対して電気的に接続される第一ランドと、前記受光手段の電極に対して電気的に接続される第二ランドと、を有し、前記基板上に形成された導電性パターンと、
    前記導電性パターンまたは前記基板の上層として設けられたレジストと、
    前記レジストの上層として設けられた遮光層と、を有し、
    前記基板の実装面の法線方向において、前記第一ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっており、かつ、前記第二ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なっていることを特徴とする光学センサ。
  16. シートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記シートを検知する光学センサと、を有し、
    前記光学センサは、
    光を発光して出力する発光手段と、
    前記発光手段から出力され、被照射物により反射された光を受光する受光手段と、
    前記発光手段と前記受光手段とが実装された基板と、
    前記発光手段の電極に対して電気的に接続されるランドを有し、前記基板上に形成された導電性パターンと、
    前記導電性パターンまたは前記基板の上層として設けられたレジストと、
    前記レジストの上層として設けられた遮光層と、
    前記基板の実装面の法線方向において、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なることで形成された遮光領域であって、前記発光手段から前記基板に向かう迷光を遮光する遮光領域と、を有することを特徴とするシート搬送装置。
  17. シートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記シートを検知する光学センサと、
    前記シートに画像を形成する画像形成手段と、を有し、
    前記光学センサは、
    光を発光して出力する発光手段と、
    前記発光手段から出力され、被照射物により反射された光を受光する受光手段と、
    前記発光手段と前記受光手段とが実装された基板と、
    前記発光手段の電極に対して電気的に接続されるランドを有し、前記基板上に形成された導電性パターンと、
    前記導電性パターンまたは前記基板の上層として設けられたレジストと、
    前記レジストの上層として設けられた遮光層と、
    前記基板の実装面の法線方向において、前記ランドの一部と前記遮光層の一部とが重なることで形成された遮光領域であって、前記発光手段から前記基板に向かう迷光を遮光する遮光領域と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記光学センサは、前記搬送手段により搬送される前記シートの通過を検知するシートセンサである、ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記光学センサは、前記シートの表面状態を検知するメディアセンサである、ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  20. 前記光学センサは、前記シートに形成された画像の光学濃度を検知する濃度センサである、ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  21. 前記光学センサは、前記シートに形成された画像の色味を検知するカラーセンサである、ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
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