JP2023159973A

JP2023159973A - 照明装置

Info

Publication number: JP2023159973A
Application number: JP2022069935A
Authority: JP
Inventors: 諒加藤; Ryo Kato
Original assignee: Hitachi Global Life Solutions Inc
Current assignee: Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority date: 2022-04-21
Filing date: 2022-04-21
Publication date: 2023-11-02

Abstract

【課題】複数のメモリ点灯機能を備えた、操作性が良い照明装置を提供すること。【解決手段】本発明に係る照明装置は、メモリ点灯機能を有するリモコン送信機に任意の点灯状態を時間帯別に記憶させ、同一ボタンで複数のメモリ点灯を行うことを特徴とする。【選択図】図４

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)素子を光源として備えるLED照明装置に関するものである。

従来、照明装置において任意の明るさや光色による点灯状態を記憶し、任意の点灯状態で点灯できるメモリ点灯機能を有した照明装置が知られている。

特開2019-208150号公報

特許文献１に記載の照明装置では、点灯状態を切り替えるための複数の操作ボタンを有したリモコン送信機を備え、前記複数の操作ボタンの各操作に対応する通常の第１操作信号と、特定の点灯状態に対応する第２操作信号とが含まれ、特定の時間内においては、前記複数の操作ボタンから操作される任意のボタンが操作されたときに、当該ボタンの操作に対応する前記第１操作信号を出力せず、前記第２操作信号を出力することで、例えば夜間におけるボタン操作を間違えて意図しない点灯状態に切り替わることを抑制する。しかしながら、当該手法においては、特定の点灯状態に限られてしまうため、ユーザーが任意の点灯状態を設定することができない。

本発明では、前述の課題を解決し、メモリ点灯機能を有するリモコン送信機において、時間帯別に任意の点灯状態を記憶し、時間帯別に任意の点灯状態で点灯可能なユーザビリティの高いLED照明装置の提供を目的とするものである。

本発明は、メモリ点灯機能を有するリモコン送信機に任意の点灯状態を時間帯別に記憶させ、同一ボタンで複数のメモリ点灯を行うことを特徴とする。

本発明では、メモリ点灯機能を有するリモコン送信機に任意の点灯状態を時間帯別に記憶させることで、同一ボタンで複数のメモリ点灯ができるLED照明装置を提供することができる。これにより、簡単な操作でユーザーの生活シーンに合わせた明かりで点灯できるLED照明装置を提供することができる。

本発明の実施形態に係るLED照明装置を示す図であり、LED照明装置を斜め下方向から見たときの状態を示す分解斜視図である。 LED光源基板の正面図である。リモコン送信機を示した図である。時間帯別の信号発信例及び点灯状態を示した図である。

次に、本発明の実施形態に係るLED照明装置(LEDシーリングライト)について説明する。なお、本実施形態では、LED照明装置１の一例をして、平面視して円形のものを例に挙げて説明するが、形状はこれに限定されず、例えば、四角形、六角形、八角形等の多角形のものにも提供することもできる。また、本実施形態では、以下、主照明用光源としてLEDを用いたLED照明装置１として説明するが、主照明光源はLEDに限定されるものではない。

図１に示すように、LED照明装置１は、バックボーン２、絶縁板３、電源基板４、反射板５、LED光源基板６、反射シート７、LEDカバー８、透光カバー９を備えて構成されている。

バックボーン２は、略環形状の鋼板部品であり、中央部には取付けアダプタ(図示省略)を係止させるための取付け孔２aを有している。

絶縁板３は、難燃性及び電気絶縁性を有する構成樹脂で形成され、バックボーン２にねじで固定される。また、絶縁板３はLED照明装置１を天井面や所定位置に固定し、取付けアダプタに接続するための筒状の突起３aを有する。

電源基板４は、制御部を含む点灯回路を有し、絶縁板３を介してバックボーン２にねじ止めされている。絶縁板３を介することで、電気絶縁性を維持した状態で配置される。また、電源基板４から電線(図示省略)を介して取付けアダプタと電気的に接続される。さらに、電源基板４は電線により接続され、LED光源基板６の点灯状態を制御し、調色や調光等の点灯状態の切り替えを行うことができる。

反射板５は、略環形状の鋼板部品であり、中央部には、バックボーン２と絶縁板３の取付け孔２a及び筒状の突起３aと対応する貫通孔５aを有している。

貫通孔５aを中心とした左右上下対称の位置にねじ用の穴を有しており、この穴を介してLED光源基板６と反射シート７とLEDカバー８が共締め固定される。

また、反射板５は中央部に向かって台形状に凸部を有しており、この凸部にLED光源基板６を取り付けることでLED光源基板６の熱を放熱して冷却する役割を果たす。

LED光源基板６は、略環形状の部品であり、中央部には、バックボーン２と絶縁板３と反射板５の取付け孔２a及び筒状の突起３a、貫通孔５aに対応する貫通孔６aを有している。

また、前記光源基板６の平面部における円周上の複数列にLED素子を複数個有している。LED素子は昼光色LED６bと電球色LED６cの２種類から構成され、昼光色LED６ｂはピーク波長430～460nmの昼光色光を発光することを特徴とし、電球色LED６ｃはピーク波長550nm～650nmの電球色光を発光することを特徴とする。

なお、LEDの配置等については後記する。また、LED素子はこれに限定されるものではない。

反射シート７は、LED素子群６dから出射された光のうち、LEDカバー８や透光カバー９からの天井側への戻り光を床側へ反射させる機能を有し、LED光源基板６の形状に対応するように、略環形状であり、貫通孔７a及びLED素子群６dを避けるための楕円状の穴(図示省略)を複数有している。

LEDカバー８は、円形の板面を有し、板面上にはLED素子の配列に対応したレンズ機能を持つ凸部を複数有しており、特定のレンズの表面あるいは裏面にはシボを有しており、LED素子群６dからの出射光を拡散させ色ムラ等を軽減する機能を有する。円形の板面の側面には反射板５の台形状の凸部に沿う壁面を有しており、LED光源基板６との絶縁の役割を果たす。

また、LEDカバー８の板面部の外径と内径の中央に位置する円周上にねじ穴を有しており、LED光源基板６及び反射シート７とともに反射板５にねじにより共締め固定される。

透光カバー９は、バックボーン２の外周部に合わさり、径方向に回転させることで、透光カバー９の凸部が受け具(図示省略)と嵌合し、着脱可能に取付けられる。透光カバー９は光を拡散させる効果があり、まぶしさの軽減や、空間にムラなく光を広げる効果がある。

図２は、LED光源基板６の正面図を示しており、略環形状の平面部を有し、平面部にはLED素子群６dが円周上の複数列に渡り配置されている。また、平面部には電源基板４と電線(図示省略)を介して接続するためのコネクタ部６eやリモコン送信機１０の送信部１０aから送信された信号を受信するための受光部６fを有している。LED素子群６dは昼光色LED６bと、電球色LED６cから構成され、各LED素子は発光した際に万遍なく広がり、色ムラを軽減させるようにそれぞれの配置列ごとに一定の間隔で配置されている。

図３は、LED照明装置１を操作するためのリモコン送信機１０を示しており、前記リモコン送信機１０は送信部１０aと、時刻表示機能を持った液晶画面１０bと、複数の操作ボタン群１０cとを有する。操作ボタン群１０cは全灯ボタン１０d及びメモリ点灯機能を有する点灯ボタン１０e、明るさを調節するボタン１０f、光色を調節するボタン１０g、点灯状態を記憶するメモリーボタン１０h、時刻表示操作ボタン１０i等から構成される。前記操作ボタン群１０cを押下することで、押下したボタンに対応した信号が１０aから送信され、LED光源基板６の受信部６fが信号を受信することで、電源基板４がLED素子群６dに流す電流等を制御し、任意の点灯状態に切り替えることができる。例えば、全灯ボタン１０dを押すと、定格光束の明るさで点灯する点灯状態に切り替えることができる。

また、LED照明装置１が点灯している状態で、明るさを調節するボタン１０fを押下することで、LED素子群６dに流す電流を調整し、照射光の明るさを明るくしたり、暗くしたりすることができ、光色を調節するボタン１０gを押下することで、昼光色LED６bと電球色LED６cに流す電流を調整し、照射光の色を調色することができる。

なお、前記リモコン送信機１０は自立した時刻表示機能を有し、その時刻設定は時刻表示操作ボタン１０iを操作することで任意に設定可能であり、時間の経過とともに１分単位で液晶画面１０bに時刻を表示することができる。時刻表示は一般的に7SEG表示を用いることが多い。

また、メモリ点灯機能を有する点灯ボタン１０eを押下すると、液晶画面に表示される時刻に応じて、あらかじめメモリした任意の点灯状態に切り替えることができる。本照明装置におけるメモリ点灯機能では、液晶画面に表示される時刻帯ごとにそれぞれ任意の点灯状態を記憶することができる。

図４に３つの時間帯(a)午前6：00～午前11：59、(b)午後0：00～午後6：59、(c)午後7：00～午前5：59に分けてメモリした場合について説明する。メモリーボタン１０hを押下後、時刻表示操作ボタン１０iを押下し、液晶の時刻表示をそれぞれ午前6：00、午後0：00、午後7：00に合わせて、当該時刻表示のときに明るさを調節するボタン１０fおよび光色を調節するボタン１０gを押下し、任意の点灯状態にしてからメモリーボタン１０hを長押しして記憶させる。ここでは、午前6：00、午後0：00、午後18：00の時間にそれぞれ、昼光色のみ全灯（点灯状態A）、昼光色と電球色を全灯（点灯状態B）、電球色のみ全灯（点灯状態C）でメモリした場合を例に説明する。前述の時刻にそれぞれの点灯状態をメモリした後、(a)午前6：00～午前11：59の時間帯にメモリ点灯機能を有する点灯ボタン１０eを押下すると、リモコン送信機１０から昼光色LED６bのみ全灯となる信号を、(b)午後0：00～午後6：59の時間帯に点灯ボタン１０eを押下すると昼光色LED６bと電球色６cが全灯となる信号を、(c)午後7：00～午前5：59の時間帯に点灯ボタン１０eを押下すると電球色LED６cのみ全灯となる信号をそれぞれ送信する。なお、時間帯の区別は３つに限らず、メモリ容量に応じて、分刻みで設定することも可能であり、多数の点灯状態をメモリすることが可能である。

実現方法として、例えば、時刻表示の7SEGの値を用いて、送信信号の切り替えを制御することで実現できる。もしくは、時間帯に応じて器具本体側のメモリ内容を書き換えることで実現する。なお、7SEG表示のない液晶画面については、これに限らない。

このように、時間帯別に点灯状態を記憶することで１つのボタンで様々な点灯状態に切り替えできるとともに、操作性の単純化や、他のボタンに他機能を割り当てることが可能となり、機能追加の余地を与えることができる。また、時間帯別に点灯状態を切り替えることで、例えば夜に点灯させると、落ち着いた雰囲気である暖色系の明かりで点灯させるなど、煩わしい操作をせずに、生活シーンに合わせた明かりで点灯させることが可能となる。

なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にもおよぶことは勿論である。

例えば、実施例は床側にのみ光源を有しているが、照明装置の背面(天井側)に本発明同様のLED素子構成を有したLED光源基板を有してもよい。このとき、LED光源基板は照明装置背面の外周に沿うような略環形状であり、前記LED光源基板は照明装置背面の外周側平面部に配置され、照射光を拡散するための拡散カバー(図示省略)がLED光源基板を覆うように取り付けられる。LED光源基板上には出射光が天井側を向くように出射面を天井側に向けてLED素子が円周上に一様に配置される。前記拡散カバーを介して、天井側に向かって出射されるLED素子からの出射光が拡散され、照明装置の全周方向へ照射される。このように照明装置の全周方向への照射が可能になるようにLED素子が円周上に一様に配置されたLED光源基板を照明装置の背面上に配置することで、照明装置の全周方向へ光を出射し、周方向において光らない部分や影部等をなくし、照明装置設置の方向性をなくすことができるとともに、照射空間の光ムラ等を低減することが可能である。

１ LED照明装置
２バックボーン
２a 取付け孔
３絶縁板
３a 筒状の突起
４電源基板
５反射板
５a 貫通孔
６光源基板
６a 貫通孔
６b 昼光色LED
６c 電球色LED
６d LED素子群
６e コネクタ部
６f 受光部
７反射シート
７a 貫通孔
８ LEDカバー
９透光カバー
１０リモコン
１０a 送信部
１０b 液晶画面
１０c 操作ボタン群
１０d 全灯ボタン
１０e 点灯ボタン
１０f 明るさを調節するボタン
１０g 光色を調節するボタン
１０h メモリーボタン
１０i 時刻表示操作ボタン

Claims

リモコン送信機で点灯状態を切り替えることが可能な照明装置において、複数の点灯状態を時間帯別に記憶し、点灯させる時間に応じて任意の点灯状態で点灯できることを特徴とする照明装置。
請求項１に記載の照明装置において、リモコン送信機の同一ボタンで、時間に応じた点灯状態に切り替えができることを特徴とする照明装置。