JP2023158927A - 画像形成システム、及び、記録材の剛度算出方法 - Google Patents

画像形成システム、及び、記録材の剛度算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像品質の低下を抑制することが可能な画像形成システムを提供する。【解決手段】記録材に画像を形成する画像形成部と、記録材の記録材特性として、記録材の第1面の剛度と、剛度以外の少なくとも1以上の記録材特性とを検出する検出部と、検出部で検出した記録材特性を基に画像形成条件を設定し、第1面の剛度と、剛度以外の少なくとも1以上の記録材特性、画像形成条件、及び、環境条件の少なくとも1つ以上とから、記録材の第2面の剛度を算出する制御部とを備える画像形成システムを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成システム、及び、記録材の剛度算出方法に係わる。
画像形成装置では、多種多様な記録材に対応する為、記録材の物性値毎に制御パラメータを適切に設定することで、記録材のしわや詰まり等による画質低下等のない高品質の成果物を提供している。このような画像形成装置として、例えば、記録材搬送経路に、記録材の種類や物性値等の特性(以下、記録材特性)を検出するための検出部を配置する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
記録材の物性値において、特に剛度はトナー像の転写の際の影響が大きく、記録材の剛度に適した転写電流や押圧等の制御を行わないと、記録材にダメージを与え、画質が低下しやすい。このため、画像形成装置では、従来から記録材の剛度を検出することが知られている。
剛度の検出は記録材を搬送しながら検出する方法もあるが、高い検出精度で剛度を検出するためには記録材を停止して検出する必要がある。例えば、記録材の前端をローラに突き当て記録材を停止させ、撓んだ記録材に検出針が押された移動量で剛度を検出する構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2020-128269号公報 特開2009-069456号公報
しかしながら、検出した記録材の剛度に合わせて画像形成条件を設定した画像形成において、記録材の両面に画像形成する場合、記録材の裏面に正常な画像が得られない場合がある。このため、画像形成において、画像の品質が低下してしまう。
上述した問題の解決のため、本発明においては、画像品質の低下を抑制することが可能な画像形成システム、及び、記録材の剛度算出方法を提供する。
本発明の画像形成システムは、記録材に画像を形成する画像形成部と、記録材の記録材特性として、記録材の第1面の剛度と、剛度以外の少なくとも1以上の記録材特性とを検出する検出部と、検出部で検出した記録材特性を基に画像形成条件を設定し、第1面の剛度と、剛度以外の少なくとも1以上の記録材特性、画像形成条件、及び、環境条件の少なくとも1つ以上とから、記録材の第2面の剛度を算出する制御部とを備える。
また、本発明の記録材の剛度算出方法は、記録材の記録材特性の検出を行う検出部と、記録材に画像形成を行う画像形成部とを備える画像形成システムにおける記録材の剛度算出方法である。検出部において、記録材特性として、記録材の第1面の剛度と、剛度以外の少なくとも1以上の記録材特性とを検出し、検出した記録材特性を基に画像形成条件を設定し、第1面の剛度と、剛度以外の少なくとも1以上の記録材特性、画像形成条件、及び、環境条件の少なくとも1つ以上とから、記録材の第2面の剛度を算出する。
本発明によれば、画像品質の低下を抑制することが可能な画像形成システム、及び、記録材の剛度算出方法を提供ことができる。
第1実施形態の画像形成システムの概略構成図を示す図である。 第1検出部を構成する水分率検出ユニットの構成を示す図である。 第2検出部を構成する剛度検出ユニットの構成を示す斜視図である。 第2検出部を構成する剛度検出ユニットの構成を示す側面図である。 第1実施形態の画像形成システムのシステムブロック図である。 第1実施形態の画像形成システムの制御部の機能ブロック図である。 定着温度と剛度変化率との関係を表すグラフである。 環境条件、記録材種類、及び、定着温度等における剛度変化率の測定結果のデータテーブルの一例である。 坪量の小さい記録材における剛度変化率の測定結果のデータテーブルの一例である。 坪量の大きい記録材における剛度変化率の測定結果のデータテーブルの一例である。 記録材Sの第1面と第2面の剛度、及び、剛度の差の一例を示す図である。 第1実施形態の画像形成システムにおける記録材特性の検出方法のフローチャートである。 第2実施形態の画像形成システムの概略構成図を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の例を説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.画像形成システムの第1実施形態
2.画像形成システムの第2実施形態
〈1.画像形成システムの実施の形態〉
図1に、本実施の形態の画像形成システムの概略構成図を示す。
図1に示す画像形成システム10は、記録材供給装置100、記録材搬送装置400、画像形成装置200、及び、後処理装置300を備える。
画像形成システム10は、記録材供給装置100内に積載された記録材Sが記録材搬送装置400を介して画像形成装置200に供給される。そして、画像形成装置200で記録材Sに画像が形成された後、記録材Sが画像形成装置200から後処理装置300に搬出される。そして、後処理装置300において画像形成処理後の記録材Sに所定の後処理が行われた後、後処理装置300から画像形成システム10の外部に記録材Sが排出される。
[記録材供給装置]
記録材供給装置100は、画像形成システム10において、画像形成用の記録材を収容し、画像形成ジョブに応じて画像形成装置200に記録材Sを供給する。図1に示すように、記録材供給装置100は、搬送部50、及び、記録材収容納部としての記録材供給部59等を備えている。
記録材供給部59は、例えば、記録材供給装置100内に配置された複数の給紙トレイ等によって構成される。記録材供給部59は、積層状態で複数枚の記録材Sを積載することが可能である。図1では上下に並んだ四つの記録材供給部59を備える構成を例示している。各記録材供給部59には、種類やサイズが異なる記録材が個別に収容される。
搬送部50は、各記録材供給部59から記録材を取り出す取り出しローラー(図示略)と、所定の記録材搬送経路に沿って設けられた、記録材を搬送するための複数の搬送ローラー54等を備えている。このため、搬送部50の搬送経路は、複数の記録材供給部59から1つに経路に合流し、記録材搬送装置400に接続している。これにより、搬送部50は、搬送ローラー54を駆動することにより、記録材供給部59から繰り出された記録材Sを記録材搬送装置400に搬送する。
[記録材搬送装置]
記録材搬送装置400は、記録材搬送装置400に記録材Sが搬入される搬入口55と、記録材Sを搬送する搬送部51と、記録材Sを搬出する搬出口57と、記録材Sの特性を検出する検出部として第1検出部71、及び、第2検出部72とを備える。
(搬送部)
記録材搬送装置400は、搬送部51を備える。搬送部51は、搬送経路に沿って記録材Sを搬送するための複数の搬送ローラー54等を備える。
搬送部51は、記録材供給装置100から記録材搬送装置400に記録材Sが搬入される搬入口55から、搬出口57までの搬送経路を構成する。搬送部51で搬送された記録材Sは、搬出口57を通過して記録材搬送装置400から画像形成装置200に搬送される。
搬送部51には、記録材Sの特性を検出する検出部70として、第1検出部71と第2検出部72とを備える。
搬送部51を搬送される記録材Sは、経路内に配置された第1検出部71と、第2検出部72とで記録材特性が検出される。第1検出部71、及び、第2検出部72は、搬送部51の搬送経路に沿って配置されている。図1に示す構成では、搬送部51において、記録材搬送方向の上流側に第1検出部71が配置され、下流側に第2検出部72が配置されている。
(検出部)
図1に示す画像形成システム10には、検出部70として、第1検出部71、及び、第2検出部72の2つの検出部を備える構成を例示している。画像形成システム10の検出部70は、少なくとも、搬送部51を搬送される記録材Sの剛度を検出する。
検出部70は、制御部90(図5)の制御に基づいて、搬送部51を搬送される記録材Sの記録材特性を検出する。検出部70は、記録材特性として少なくとも記録材Sの剛度を検出する。また、検出部70は、記録材特性として剛度と共に、搬送部51を搬送される記録材Sの水分率を検出することが好ましい。
以下、水分率等の剛度以外の記録材特性を検出する検出部70として第1検出部71を備え、剛度を検出する検出部70として第2検出部72を備える構成について説明する。なお、画像形成システム10は、検出する記録材特性に合わせて複数の検出部70を備える構成とすることができる。
第1検出部71、及び、第2検出部72は、制御部90(図5)の制御に基づいて搬送部51に搬送された記録材Sの記録材特性を検出する。第1検出部71、及び、第2検出部72は、例えば、公知のメディアセンサー等によって構成される。
第1検出部71は、記録材特性として、記録材Sの種類(例えば、普通紙、上質紙、光沢紙等)や大きさ、記録材Sの物性等を検出する。記録材Sの物性としては、例えば、厚さ、坪量、平滑度等の表面の状態(表面性)、帯電量、抵抗、水分率、及び、流れ目(記録材の繊維方向の角度)等を検出する。
第1検出部71は、画像形成の際の通常搬送速度で記録材Sを搬送させた状態で、記録材特性を検出することが好ましい。通常搬送速度で記録材特性を検出することにより、画像形成ジョブの生産性を低下させずに、記録材特性を検出することができる。このため、第1検出部71には、搬送状態の記録材Sの記録材特性を検出するセンサーが配置されることが好ましい。
また、第1検出部71は、記録材特性を検出するための各種センサーを備える。例えば、第1検出部71、は、記録材Sの種類を検出するための撮像式センサーを備える。撮像式センサーは、記録材Sの表面に光照射を行う光源と記録材Sの裏面から光照射を行う光源と記録材Sの表面を撮像する撮像素子とを備えている。そして、記録材Sの表照射時の反射状態の画像と記録材Sの裏照射時の透過状態の画像とを取得する。
また、第2検出部72は、記録材特性として、記録材Sの剛度を検出する。第2検出部72は、記録材Sの搬送を停止した状態、又は、記録材Sの搬送を画像形成の通常搬送速度よりも低下させた状態で、記録材特性(剛度)を検出することが好ましい。記録材Sを停止状態や、低速搬送状態で記録材特性を検出することにより、記録材特性の検出精度と高めることができる。このため、第2検出部72には、記録材特性の検出精度と高めることが可能な、記録材Sの搬送を停止した状態、又は、搬送速度を低下させた状態で記録材特性を検出するセンサーが配置されることが好ましい。
[画像形成装置]
図1に示す画像形成装置200は、操作表示部220、スキャナー230、画像形成部240、環境測定部249、及び、搬送部250等を備えている。
操作表示部220は、操作部と表示部とから構成される。
表示部は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置により構成され、制御部90から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示する。
操作部は、表示部の表示画面上を覆うように形成されたタッチパネルや、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ユーザーの操作に基づく操作信号を後述する制御部90に出力する。操作部は、ユーザーからの操作指示を受け付ける。
スキャナー230は、ADF(Auto Document Feeder:自動原稿供給装置)からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、光源から原稿へ照明走査した光の反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取り、読み取った画像をA/D変換し、画像データを生成する。
画像形成部240は、画像データに基づいて、記録材Sに画像を形成する。画像形成部240は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体ドラム241Y,241M,241C,241K、帯電部242Y,242M,242C,242K、露光部243Y,243M,243C,243K、現像部244Y,244M,244C,244K、一次転写ローラー245Y,245M,245C,245Kを備える。また、画像形成部240は、中間転写ベルト246、二次転写ローラー247、定着部248を備える。
帯電部242Y,242M,242C,242Kは、感光体ドラム241Y,241M,241C,241Kを一様に帯電させる。
露光部243Y,243M,243C,243Kは、レーザー光源、ポリゴンミラー、レンズ等から構成され、各色の画像データに基づいて感光体ドラム241Y,241M,241C,241Kの表面をレーザービームにより走査露光して静電潜像を形成する。
現像部244Y,244M,244C,244Kは、感光体ドラム241Y,241M,241C,241K上の静電潜像に各色のトナーを付着させ、現像を行う。
一次転写ローラー245Y,245M,245C,245Kは、感光体ドラム241Y,241M,241C,241K上に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト246上に逐次転写させる(一次転写)。すなわち、中間転写ベルト246上には、4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
二次転写ローラー247は、中間転写ベルト246上のカラートナー像を、供給トレイから供給された記録材Sの一方の面上に一括して転写させる(二次転写)。
定着部248は、定着ローラーと加圧ローラーにより形成されるニップ部に記録材Sを通過させることで、加熱・加圧により、記録材S上にトナー像を定着させる。
環境測定部249は、画像形成装置200の筐体内に配置され、画像形成部240付近の環境条件、例えば、温度や湿度を測定する。
搬送部250は、所定の搬送経路に沿って設けられた、記録材Sを搬送するための複数の搬送ローラー54等を備えている。搬送部250は、搬送ローラー54を駆動することにより、画像形成装置200内で記録材Sを所定の搬送経路に沿って搬送する。そして、画像形成後の記録材Sを後処理装置300に搬出する。
また、搬送部250は、定着部248を通過した記録材Sを表裏反転させて再び画像形成部240に送るための反転搬送部251を備える。反転搬送部251は、定着部248の記録材搬送方向下流側で搬送部250から分岐する。そして、反転搬送部251は、搬送路内で記録材Sをスイッチバックさせることにより、画像形成部240での記録材Sの画像形成面を第1面側から第2面側に入れ替える。また、反転搬送部251は、二次転写ローラー247の記録材搬送方向上流側で搬送部250に合流することにより、1つの搬送路を形成する。
[後処理装置]
後処理装置300は、画像形成装置200において画像形成された記録材Sが搬入される。後処理装置300は、例えば、複数の後処理ユニットを備え、ジョブによって指定された後処理ユニットにおいて所定の後処理が行われる。例えば、後処理装置300は、ミシン目加工、折り加工、箔押し加工、バインディング、断裁処理、ステープル、糊付け、綴じ等の処理を行う後処理ユニットを備える。
後処理装置300において、画像形成装置200から搬送された画像形成処理済みの記録材Sが搬送部350によって図示しない後処理ユニットに搬送され、記録材Sに対して所定の後処理が行われる。搬送部350で搬送された記録材Sは、搬送経路に沿って設けられた排出部351から排紙トレイ352に排出される。
[第1検出部]
記録材Sの記録材特性を検出する第1検出部71として、記録材Sの水分率を検出する水分率検出ユニットの例を説明する。水分率検出ユニットの一例の概略構成を図2に示す。なお、第1検出部71は、水分率検出ユニットだけでなく、例えば、厚さ、坪量、平滑度等の表面の状態(表面性)、帯電量、抵抗、及び、流れ目(記録材の繊維方向の角度)等を検出するための各ユニットを備えていてもよい。
図2に示すように、第1検出部71(水分率検出ユニット)は、筐体となるカバー711と、このカバー内に配置された近赤外発光素子712、レンズ・アパーチャー713、及び、反射光検出素子714を備える。
水分率検出ユニットでは、まず、カバー711内に搬入された記録材Sに対し、近赤外発光素子712から水分率検出用の光線を照射する。近赤外発光素子712は、例えばLED素子等から構成される。近赤外発光素子712から射出された光線は、光学系であるレンズ・アパーチャー713によって記録材Sの表面で収束するように調整されている。
記録材Sに照射された光線は、記録材Sによって特定の波長が減衰された状態で反射される。そして、この反射光を反射光検出素子714が受光する。反射光検出素子714は各波長ごとに反射光の受光量に応じた電気信号を生成し、制御部90(図5参照)に送信する。その後、制御部90は、受信した各波長の電気信号から、記録材Sに含まれる水分率の値を算出する。
[第2検出部]
次に、記録材Sの記録材特性を検出する第2検出部72として、記録材Sの剛度を検出する剛度検出ユニットの例を説明する。剛度検出ユニットの一例の概略構成を図3、及び、図4に示す。図3は剛度取得ユニットの斜視図であり、図4は剛度取得ユニットの側面図である。
図3および図4に示すように、第2検出部72(剛度取得ユニット)は、記録材Sを保持する記録材保持部721と、記録材保持部721によって保持された記録材Sを押圧する押圧部722とを備えている。
記録材保持部721は、一対の記録材保持ローラ721a,721bによって構成されている。各々の記録材保持ローラ721aの中心軸は、記録材搬送方向Yと平行に配置されている。すなわち、記録材保持部721は、記録材搬送方向Yと平行に配置されている。一対の記録材保持ローラ721a,721bは、所定の圧力で記録材Sを挟み込むことにより、記録材Sを保持するローラである。一対の記録材保持ローラ721a,721bは、好ましくは搬送ローラによって構成される。
押圧部722は、記録材Sを押し上げる押し上げ部材723と、押圧力を検出する押圧力検出部724と、押し上げ部材723をZ方向(記録材Sの第1面に対して垂直な方向)に移動可能に支持する支持機構725と、支持機構725を介して押し上げ部材723をZ方向に移動させる押圧駆動部726とを備えている。押し上げ部材723は、記録材幅方向Xに長い長尺状の部材である。記録材幅方向Xは、記録材搬送方向Yに直交する方向である。押し上げ部材723は、記録材搬送方向Yに搬送される記録材Sの全幅に接触し得るように長尺の板状に形成されている。押圧力検出部724は、記録材Sを押し上げ部材723によって曲げるべく、押し上げ部材723によって記録材Sを押し上げるときの押圧力を検出する、例えば圧力センサーによって構成される。支持機構725は、押し上げ部材723及び押圧力検出部724をZ方向に移動可能に支持する。Z方向は、記録材幅方向X及び記録材搬送方向Yの両方に直交する方向である。本実施形態においては、一例として、記録材幅方向Xおよび記録材搬送方向Yが水平二軸方向となっており、Z方向が鉛直方向となっている。押圧駆動部726は、押し上げ部材723および押圧力検出部724をZ方向に移動させるための駆動源であり、例えばステッピング押圧駆動部によって構成される。
上記構成からなる剛度取得ユニットは、以下のように動作することにより記録材Sの剛度を取得する。
まず、記録材搬送方向Yの所定の位置で記録材Sの搬送を停止する。このとき、記録材保持部721は、一対の記録材保持ローラ721a,721bの間に記録材Sを挟み込んで記録材Sを保持した状態になる。また、一対の記録材保持ローラ721a,721bは、記録材幅方向Xの全幅にわたって記録材Sを保持した状態になる。記録材保持部721は、記録材Sの前端部から第1の距離だけ離れた位置で記録材Sを保持する。記録材Sの前端部とは、記録材搬送方向Yにおいて下流側を向いて配置される記録材Sの端部をいう。
次に、押圧部722は、押圧駆動部726の駆動によって押し上げ部材723を上方に移動する。これにより、記録材Sは、図4に示すように押し上げ部材723により押し上げられて曲がる。このとき、記録材Sが曲がっていない状態で押し上げ部材723が記録材Sの第2面(裏面)に接触し始めるポジションを、Z方向における押し上げ部材723のホームポジションとする。そして、このホームポジションから押し上げ部材723により記録材Sを所定量(例えば、3mm)だけ曲げたときに記録材Sから受ける押圧力を押圧力検出部724によって検出する。押圧部722は、記録材Sの前端部から上記第1の距離よりも短い第2の距離だけ離れた位置で押し上げ部材723を記録材Sに押し当てることにより、記録材Sを押圧する。押し上げ部材723による記録材Sの押し上げ量は、押圧駆動部726のドライバに入力するパルス信号の数によって把握することが可能である。
そして、剛度取得ユニットは、押し上げ部材723が記録材Sを曲げた際の押圧力を押圧力検出部724で検出して電気信号に変換し、制御部90(図5参照)に送信する。そして、制御部90は、受信した押圧力の電気信号から、記録材Sの剛度の値を算出する。
[システムブロック図]
上述の図1に示す画像形成システム10を構成する各装置のシステムブロック図を図5に示す。図5に示すように、画像形成システム10は、制御部90、記憶部81、通信部82、操作表示部220、スキャナー230、画像処理部80、記録材供給部59、画像形成部240、検出部70(第1検出部71、第2検出部72)、及び、搬送部50,51,250,251,350を備える。なお、以下では上述の図1に示す画像形成システム10の説明と重複する構成は説明を省略する。
制御部90は、例えば、CPU(Central Processing Unit)91、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)93等から構成される。CPU91は、ROM92に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM93に展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成システム10の各部の動作を集中制御する。
ROM92は、画像形成システム10の各部を制御するための各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやデータテーブル、各種のファイル等を記憶している。
RAM93は、揮発性の半導体メモリにより構成され、CPU91により実行制御される各種処理において、ROM92から読み出された各種処理プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部81は、例えば、外部装置から受信した画像データ等が記憶される。また、記憶部81は、CPU91により実行される各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要な自装置の処理機能に関する情報、スキャナー230が読み取った画像データ、図示しないクライアント装置などから入力された画像データ、第1検出部71や第2検出部72が検出した記録材Sの記録材特性、制御部90が演算に用いる各種データテーブル等を記憶する。記憶部81は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリで構成してもよい。
通信部82は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、記録材供給装置100、記録材搬送装置400、画像形成装置200、及び、後処理装置300を、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続し、外部の情報機器(例えばクライアント装置)との間で各種データの送受信を行う。
操作表示部220は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示部上に、透明電極が格子状に配置された感圧式や静電容量式などの操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどで構成され、表示部及び操作部として機能する。表示部は、制御部90から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面の表示を行う。操作部は、ユーザによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部90に出力する。
スキャナー230は、コンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサの受光面上に結像させて原稿画像を読み取る。スキャナー230によって読み取られた画像(アナログ画像信号)は、画像処理部80において所定の画像処理が施される。
画像処理部80は、アナログデジタル(A/D)変換処理を行う回路及びデジタル画像処理を行う回路などで構成される。画像処理部80は、スキャナー230からのアナログ画像信号にA/D変換処理を施すことによりデジタル画像データを生成する。また、画像処理部80は、外部の情報機器(例えばクライアント装置)から取得した印刷ジョブを解析し、原稿の各ページをラスタライズしてデジタル画像データを生成する。そして、画像処理部80は、必要に応じて、画像データに対して、色変換処理、初期設定又はユーザ設定に応じた補正処理(シェーディング補正等)、及び圧縮処理等の画像処理を施し、画像処理後の画像データを画像形成部240に出力する。
[制御部の機能構成]
次に、制御部90の機能構成について説明する。図6に、制御部90の機能ブロック図を示す。図6に示すように、制御部90は、演算部94、第1検出制御部95、画像形成制御部96、第2検出制御部97を備える。
図6に示すように、演算部94は、水分率算出部941、剛度算出部942、画像形成条件設定部943、及び、定着後剛度算出部944を備え、演算処理が可能なCPU91等によって処理される。演算部94は、検出部70(第1検出部71、第2検出部72)の各センサーが検出した各種データを受け取り、これらのデータを基に記録材Sの記録材特性の値を算出する。例えば、画像形成システム10が検出部70として複数の検出ユニットを備える構成では、演算部94は、複数の検出ユニットから取得したデータを結合し、記録材Sの記録材特性の値を算出する。
水分率算出部941は、第1検出部71が備える水分率検出ユニットの反射光検出素子714から、受光量に応じた電気信号を受信する。水分率算出部941は、受信した電気信号に基づき、反射光検出素子714が受光した波長の光強度や受光量等から、記録材Sに含まれる水分率の値を算出する。
剛度算出部942は、第2検出部72が備える剛度検出ユニットの押圧力検出部724から、押圧力を応じて検出した電気信号を受信する。剛度算出部942は、受信した電気信号に基づき、押圧駆動部726による押圧部722の押上量、押圧力検出部724が検出した押圧量等から、記録材Sの剛度の値を算出する。
画像形成条件設定部943は、剛度算出部942が算出した記録材Sの剛度に応じて、画像形成条件を設定する。また、画像形成条件設定部943は、記録材Sの剛度に加えて、第1検出部71で検出して水分率算出部941が算出した水分率や、第1検出部71で検出した、記録材Sの厚さ、坪量、表面性、帯電量、抵抗、及び、流れ目等のその他の記録材特性、環境測定部249が測定した環境温度等に基づいて、画像形成条件を設定する。
さらに、画像形成条件設定部943は、定着後剛度算出部944が算出する、画像形成によって定着部248を通過した後の記録材Sの剛度(以下、定着後剛度)に応じて、画像形成条件を設定する。記録材Sの第2面に画像を形成する場合等のように、定着部248を通過した後の記録材Sに画像を形成する場合、画像形成条件設定部943は、剛度算出部942が算出した記録材Sの剛度にかえて、定着後剛度算出部944が算出した記録材Sの定着後剛度を用いて、画像形成条件を設定する。その際、画像形成条件設定部943は、定着後剛度に加えて、記録材Sの水分率、厚さ、坪量、表面性、帯電量、抵抗、及び、流れ目等の記録材特性、環境測定部249が測定した環境条件等に基づいて、画像形成条件を設定してもよい。
画像形成条件設定部943は、剛度、水分率、その他の記録材特性、及び、環境温度等に応じた画像形成条件を、記憶部81等に格納されたデータから取得する。そして、画像形成条件設定部943は、記憶部81等から取得したデータに基づいて、例えば、定着部248での定着温度、及び、定着ニップ圧、搬送部250での記録材Sの搬送速度、並びに、画像形成部240の一次転写部での転写電流等の中間転写ベルト246へのトナー像(1次転写画像)の転写条件、及び、二次転写部での転写電流等の中間転写ベルト246から記録材Sへの画像(2次転写画像)の転写条件を、画像形成条件として設定する。
画像形成制御部96は、画像形成装置200の画像形成部240における画像形成動作を制御する。例えば、演算部94の画像形成条件設定部943が設定した動作条件に従って、搬送部250の各構成の動作を制御し、画像データに基づいて記録材Sに画像を形成する。例えば、画像形成制御部96は、画像形成条件設定部943が設定した一次転写電流、二次転写電流等の画像形成条件に従って、画像形成部240を駆動する。さらに、画像形成制御部96は、画像形成条件設定部943が設定した定着温度、及び、定着ニップ圧等の画像形成条件に従って、定着部248を駆動する。
第1検出制御部95は、第1検出部71による記録材Sの記録材特性の検出を制御する。また、第2検出制御部97は、第2検出部72による記録材Sの記録材特性の検出を制御する。
第1検出制御部95は、第1検出部71に記録材Sが搬送された際に、第1検出部71に対して記録材特性の検出の実行、即ち、水分率検出ユニットに対して水分率検出の実行を指示する。例えば、第1検出制御部95は、近赤外発光素子712から水分率検出用の光線を照射させ、反射光検出素子714に反射光の受光量に応じた電気信号を生成して水分率算出部941に送信させる。
なお、第1検出部71において、記録材Sの厚さ、坪量、表面性、帯電量、抵抗、及び、流れ目等のその他の記録材特性を検出する場合には、第1検出制御部95は、各記録材特性を検出する各ユニットの駆動を制御する。
また、第2検出制御部97は、第2検出部72に記録材Sが搬送された際に、第2検出部72に対して記録材特性の検出の実行、即ち、剛度検出ユニットに対して剛度検出の実行を指示する。例えば、第2検出制御部97は、記録材保持部721において記録材Sの搬送を停止させ、押圧駆動部726を駆動させ、押圧力検出部724において押圧力に応じた電気信号を生成して剛度算出部942に送信させる。
(定着後剛度算出部)
定着後剛度算出部944は、剛度算出部942が算出した剛度、及び、水分率等のその他の記録材特性、画像形成条件設定部943が設定した画像形成条件、及び、環境条件に基づいて、画像形成によって定着部248を通過した後の記録材Sの剛度(定着後剛度)の値を算出する。
剛度算出部942が算出する記録材Sの剛度は、第2検出部72に搬送されたときの記録材Sの剛度である。このため、第2検出部72の剛度検出ユニット、及び、剛度算出部942では、画像形成部240や定着部248を通過していない記録材Sの第1面の剛度、又は、第1面と第2面との両面の剛度(以下、定着前剛度)を取得している。
しかし、画像形成後、特に、定着部248を通過した記録材Sは、定着部248での加熱及び加圧により、記録材特性が変化する。このため、記録材Sの第1面及び第2面の剛度も定着部248を通過後に変化する。
記録材Sの剛度は、画像形成の精度への影響が大きく、転写電流や定着ニップ圧等に適した制御ができていないと記録材Sへのダメージや画像形成不良の原因となる。このため、記録材Sの第2面(裏面)側にも画像形成を行う場合には、定着部248を通過した後の記録材Sの第2面の剛度を精度よく求める必要がある。
しかし、記録材Sの剛度の測定では、記録材Sを停止させる必要がある。このため、定着処理後に記録材Sの搬送を停止して剛度を検知する構成では、画像形成の生産性が著しく低下してしまう。また、画像形成装置の反転搬送部251に剛度検出ユニットを配置すると、剛度検出ユニットの実装スペースが大きくなりすぎ、画像形成システム10の装置の増大化やコストの増加が起こる。
そこで、画像形成システム10では、記録材Sの記録材特性、画像形成条件、及び、環境情報の各情報毎に、定着部248を通過前の記録材Sの剛度(定着前剛度)と、通過後の記録材Sの剛度(定着後剛度)との変化率を予め求めておく。そして、定着後剛度算出部944は、剛度の変化率を用いて、定着部248を通過する前の記録材Sの剛度を補正し、定着部248を通過した後の記録材Sの剛度(定着後剛度)の値を算出する。
(定着後剛度の算出)
定着後剛度算出部944が、記録材Sの定着後剛度の値を算出する方法を説明する。
図7に、定着温度と剛度変化率との関係を表すグラフを示す。図7において、横軸が定着部248における定着温度[℃]、縦軸が定着部248を通過する前の記録材Sの剛度からの定着後剛度の変化率[%]である。図7では、3種類の環境温度(LL、NN、HH)下において、4種類の記録材S(記録材1、記録材2、記録材3、記録材4)について定着温度を変化させた場合の定着後剛度の変化率を示している。
図7に示すように、記録材Sの種類毎に異なるが、定着温度が高くなると剛度変化率[(定着前後の剛度差/定着前の剛度)×100]が増加する傾向にある。このように、定着温度が高くなると、定着後の記録材Sの含水率が低くなるため、剛度は高くなる。また、記録材Sが置かれている環境によって、記録材Sの含水率も変化するため、定着後剛度の変化率も変化する。
このため、記録材の種類、環境温度、記録材特性、及び、定着温度等の各条件ごとに、定着前剛度から定着後剛度の変化率を予め求めておき、この定着後剛度の変化率の測定結果をデータテーブルとして記憶部81(図5)等に格納する。そして、定着後剛度算出部944は、画像形成ジョブにおいて設定された各種条件や、検出部70によって検出された各種の記録材特性、環境測定部249によって検出された環境条件、及び、画像形成条件設定部943が設定した定着温度等の画像形成条件に適合する剛度変化率のデータを記憶部81から読み出す。
そして、定着後剛度算出部944は、第2検出部72で検出して剛度算出部942で算出した記録材Sの第1面側の剛度と、記憶部81から読み出した剛度変化率のデータとから、記録材Sの第2面側の定着後剛度の値を算出する。
例えば、定着後剛度算出部944は、図8に示すように、画像形成ジョブにおける環境条件(LL、NN、HH)、記録材種類(記録材1)、及び、定着温度(165℃。175℃、185℃)等の条件に合う剛度変化率を、測定結果のデータテーブルから読み出す。そして、定着後剛度算出部944は、第2検出部72で検出して剛度算出部942で算出した記録材Sの第1面側の剛度と、データテーブルから読み出した剛度変化率とから、[定着後剛度=定着前の剛度×剛度変化率(%)]を算出する。
また、図9に示すように坪量の小さい記録材S、即ち厚さの小さい(薄い)記録材Sでは、定着後剛度の変化率が大きくなる傾向がある。一方、図10に示すように、坪量の大きい記録材S、即ち厚さの大きい記録材Sでは、定着後剛度の変化率が小さくなる傾向がある。このため、記録材Sの記録材特性として、坪量に従って剛度変化率の平均値を参照することで[定着前の剛度値×剛度変化率(坪量ごとの平均値)(%)=定着後剛度]を算出してもよい。また、この方法は、坪量に限らす、定着後剛度の変化率に一定の傾向がある記録材特性であれば、各記録材特性における剛度変化率の平均値を用いて、定着後剛度の値を算出することができる。
また、定着部248を通過する前であっても、記録材Sの第1面と第2面とで剛度に差がある場合がある。定着部248を通過する前の記録材Sの第1面と第2面の剛度[gf]、第1面と第2面との剛度の差[gf]、及び、第1面と第2面との剛度の差[%]の一例を図11に示す。
図11に示すように、記録材Sの第1面と第2面とで剛度に差がある場合には、第2検出部72において、記録材Sの第1面側だけでなく第2面側でも剛度の検出を行い、剛度算出部942において、記録材Sの第1面側の剛度の値と、第2面側の剛度の値とを算出する。
そして、定着後剛度算出部944は、第2検出部72で検出して剛度算出部942で算出した記録材Sの第2面側の剛度と、データテーブルから読み出した剛度変化率とから、[定着後剛度=定着前の剛度(第2面)×剛度変化率(%)]を算出してもよい。
[記録材特性の検出]
次に、画像形成システム10における記録材特性の検出処理について説明する。図12に記録材Sの剛度を算出するフローチャートを示す。なお、図12に示すフローチャートでは、主に記録材Sの記録材特性の検出と、記録材Sの剛度の算出とについて説明する。
まず、画像形成システム10において、制御部90は、記録材供給装置100の搬送部50から記録材搬送装置400の搬送部51に記録材Sを搬送する(ステップS1)。
次に、第1検出制御部95は、第1検出部71を用いて搬送部51に搬送された記録材Sの記録材特性を検出する(ステップS2)。第1検出部71では、記録材特性の検出として、水分率検出ユニットでの記録材Sの水分率の検出、及び、その他の記録材特性の検出ユニットでの記録材Sの厚さ、坪量、表面性、帯電量、抵抗、及び、流れ目等の検出を行う。
次に、第1検出部71の水分率検出ユニットでの検出結果を基に、水分率算出部941が記録材Sの水分率の値を算出する(ステップS3)。なお、第1検出部71で、水分率とともに、厚さ、坪量、表面性、帯電量、抵抗、及び、流れ目等の記録材特性の検出を行った場合には、演算部94において各記録材特性の値を算出してもよい。
次に、第2検出制御部97は、第2検出部72の剛度検出ユニットを用いて、記録材Sの剛度を検出する(ステップS4)。
そして、第2検出部72の剛度検出ユニットでの検出結果を基に、剛度算出部942が記録材Sの剛度の値を算出する(ステップS5)。なお、ステップS4、及び、ステップS5では、第2検出制御部97、及び、剛度算出部942は、少なくとも記録材Sの第1面側の剛度の検出及び算出を行う。第2検出制御部97、及び、剛度算出部942は、第1面側の剛度の検出及び算出にあわせて、第2面側の剛度の検出及び算出を行ってもよい。
次に、画像形成条件設定部943は、剛度算出部942が算出した記録材Sの剛度に応じて、画像形成条件を設定する(ステップS6)。なお、画像形成条件設定部943は、記録材Sの剛度だけでなく、第1検出部71で検出した水分率や、記録材Sの厚さ、坪量、表面性、帯電量、抵抗、及び、流れ目等のその他の記録材特性、環境測定部249が測定した環境温度等に基づいて、画像形成条件を設定してもよい。
次に、画像形成制御部96は、画像形成条件設定部943が設定した画像形成条件に従って画像形成部240を駆動し、記録材Sの第1面に画像形成を行う(ステップS7)。
次に、制御部90は、画像形成ジョブにおいて記録材Sの第2面側への画像形成が指示されているかどうかを判定する(ステップS8)。
記録材Sの第2面側への画像形成が指示されている場合(ステップS8のYes)、定着後剛度算出部944は、記録材Sの定着前剛度、剛度以外の記録材特性、画像形成条件、及び、環境条件等を基に、記録材Sの定着後剛度の算出を行う(ステップS9)。
そして、画像形成条件設定部943は、定着後剛度算出部944が算出した記録材Sの定着後剛度に応じて、記録材Sの第2面に画像形成を行う際の画像形成条件を設定する(ステップS10)。なお、画像形成条件設定部943は、定着後剛度だけでなく、上述の記録材Sの水分率、厚さ、坪量、表面性、帯電量、抵抗、及び、流れ目等の記録材特性、環境条件等に基づいて、画像形成条件を設定してもよい。
次に、画像形成制御部96は、画像形成条件設定部943が設定した記録材Sの第2面の画像形成条件に従って画像形成部240を駆動し、記録材Sの第2面に画像形成を行う(ステップS11)。
記録材Sの第2面への画像形成が完了後、又は、記録材Sの第2面に画像形成を行わない場合(ステップS8のNo)、後処理装置300の排出部351から記録材Sを排出し、本フローチャートによる処理を終了する。
上述のフローチャートによる処理では、第1検出部71で記録材Sの水分率や、その他の記録材特性を検出し、第2検出部72で記録材Sの剛度(定着前の剛度)を検出し、制御部90(演算部94、剛度算出部942、水分率算出部941等)においてこれらの記録材特性の値を算出する。そして、算出した剛度、水分率、及び、環境条件等を基に制御部90(演算部94、画像形成条件設定部943)が画像形成条件を設定する。この画像形成条件に従って、画像形成部240が記録材Sの第1面に画像形成を行う。
さらに、記録材Sの第2面に画像形成を行う場合、算出した剛度や水分率等の記録材特性、記録材Sの第1面の画像形成で設定された画像形成条件、及び、環境条件等を基に、定着部248を通過した後の記録材Sの第2面側の剛度の値を算出(推定)する。そして、算出(推定)した定着後剛度、水分率、及び、環境条件等を基に制御部90(演算部94、画像形成条件設定部943)が画像形成条件を設定する。この画像形成条件に従って、画像形成部240が記録材Sの第2面に画像形成を行う。
このように、剛度や水分率等の記録材特性、画像形成条件、及び、環境条件等を基に定着後剛度の値を算出することにより、記録材Sの第1面への画像形成の際に定着部248を通過して剛度が変化した記録材Sに対しても、第2面の画像形成に適切な画像形成条件を設定することができる。このため、記録材Sの両面に画像形成する画像形成ジョブにおいても、記録材Sの第1面、第2面ともに適切な画像形成条件を設定することができ、記録材Sの両面に正常な画像が形成することができる。
また、上述の構成では、定着部248を通過した記録材Sの定着後剛度を実際に剛度検出ユニットで検出及び算出する構成に比べ、記録材Sの搬送停止や低速搬送が不要となる。このため、記録材Sの定着後剛度を算出(推定)することにより、反転搬送部251において記録材Sを通常の搬送速度で搬送することができるため、画像形成ジョブの生産性を低下させずに、記録材Sの第2面に画像形成を行うことができる。
〈2.画像形成システムの第2実施形態〉
次に、記録材搬送装置、及び、画像形成システムの第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の画像形成システムでは、上述の第1実施形態の画像形成システムにおいて、記録材搬送装置の記録材搬送部の構成と、第2検出部の配置のみが異なる。このため、記録材搬送装置の記録材搬送部、及び、検出部に係わる構成のみを説明し、上述の第1実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
第2実施形態に係わる画像形成システムの構成を図13に示す。図13に示すように、画像形成システム20は、記録材供給装置100、記録材搬送装置500、画像形成装置200、及び、後処理装置300から構成されている。図13に示す画像形成システム20において、記録材供給装置100、画像形成装置200、及び、後処理装置300は、上述の第1実施形態と同様の構成である。
[記録材搬送装置]
記録材搬送装置500は、記録材搬送装置500に記録材Sが搬入される搬入口55と、記録材Sを搬送する第1搬送部51A、第2搬送部52、及び、第3搬送部53と、記録材Sを搬出する第2排出部56、及び、搬出口57と、記録材Sの特性を検出する検出部70として第1検出部71、及び、第2検出部72とを備える。なお、画像形成システム20では、後処理装置300に配置された排出部を第1排出部351とし、記録材搬送装置500に配置された排出部を第2排出部56として説明する。
(搬送部)
記録材搬送装置500は、第1搬送部51A、第2搬送部52、及び、第3搬送部53を備える。第1搬送部51A、第2搬送部52、及び、第3搬送部53は、各搬送部を構成する搬送経路に沿って記録材Sを搬送するための複数の搬送ローラー54等を備える。
第1搬送部51Aは、記録材供給装置100から記録材搬送装置500に記録材Sが搬入される搬入口55と、第1搬送部51Aから第2搬送部52と第3搬送部53とが分岐する分岐部58との間の搬送経路を構成する。すなわち、第1搬送部51A及び分岐部58の記録材搬送方向の下流側で、記録材Sの搬送経路が第2搬送部52と第3搬送部53とに分岐する。この構成により、第1搬送部51Aで搬送された記録材Sが、分岐部58の下流側において、第2搬送部52又は第3搬送部53のいずれかに搬送される。
第2搬送部52は、第1搬送部51Aの記録材搬送方向の下流側において、分岐部58から、記録材搬送装置500の上部に設けられた第2排出部56までの間の搬送経路を構成する。第1搬送部51Aから分岐部58を通過して第2搬送部52に搬送された記録材Sは、第2排出部56から記録材搬送装置500及び画像形成システム20の外部に排出される。
第3搬送部53は、第1搬送部51Aの記録材搬送方向の下流側において、分岐部58から、搬出口57までの搬送経路を構成する。第1搬送部51Aから分岐部58を通過して第3搬送部53に搬送された記録材Sは、搬出口57を通過して画像形成装置200に搬送される。
第1搬送部51Aには、記録材Sの特性を検出する第1検出部71を備える。また、第2搬送部52には、記録材Sの特性を検出する第2検出部72を備える。
第1搬送部51Aを搬送される記録材Sは、経路内に配置された第1検出部71で記録材特性が検出される。さらに、第1搬送部51Aから分岐部58を通過して第2搬送部52に搬送された記録材Sは、経路内に配置された第2検出部72で記録材特性が検出される。第1検出部71は、搬入口55から分岐部58までの間において、第1搬送部51Aの搬送経路に沿って配置されている。第2検出部72は、分岐部58から第2排出部56までの間において、第2搬送部52の搬送経路に沿って配置されている。
すなわち、分岐部58の記録材搬送方向上流側に第1検出部71が配置され、分岐部58の記録材搬送方向下流側の第2搬送部52に第2検出部72が配置されている。また、第2検出部72には第1搬送部51Aから第2搬送部52に搬送される記録材Sのみが搬送される。一方、第1検出部71には、第1搬送部51Aを搬送される全ての記録材Sが搬送されるため、第1搬送部51Aから分岐部58を通過して第2搬送部52に搬送される記録材Sとともに、第1搬送部51Aから分岐部58を通過して第3搬送部53に搬送される記録材Sも搬送される。
このため、第2検出部72は、記録材搬送装置500に搬送されたのうち、分岐部58を通過して第2搬送部52で搬送される一部の記録材Sのみ記録材特性を検出する。そして、第1検出部71は、分岐部58を通過後の搬送経路が第2搬送部52、第3搬送部53のいずれの搬送経路であっても、記録材搬送装置500に搬送される全ての記録材Sの記録材特性を検出することが可能である。
第2搬送部52は、分岐部58の下流側の記録材Sの搬送距離が、記録材供給装置100に収容可能であり、記録材搬送装置500で搬送可能な記録材Sの長辺の長さ以上に構成されていることが好ましい。例えば、第2搬送部52は、ロール紙等の長尺紙を除く、定型の最大サイズの長辺以上の長さに構成されていることが好ましい。
なお、第1搬送部51Aの分岐部58の上流側の記録材Sの搬送距離については、必要な数の第1検出部71を配置でき、記録材Sを安定して搬送することができれば特に限定されない。
第3搬送部53は、分岐部58から搬出口57までの記録材Sの搬送距離が、第2搬送部52の長さよりも短く構成されていることが好ましい。第3搬送部53は、分岐部58から搬出口57までの記録材Sの搬送距離が最短となる長さで構成されていることが好ましい。
[制御部の機能構成]
画像形成システム20における制御部90の機能構成は、記録材搬送装置500での記録材搬送制御を除き、上述の第1実施形態と同様の構成とすることができる。
制御部90は、記録材搬送装置500の第1搬送部51A、第2搬送部52、及び、第3搬送部53の搬送部の駆動を制御することにより、記録材Sの搬送を制御する。制御部90は、記録材搬送装置500において、第1搬送部51Aで搬送した記録材Sの搬送経路を分岐部58において切り替えて、記録材Sの搬送経路を第2搬送部52又は第3搬送部53から選択する。そして、搬送経路として選択した第2搬送部52、又は、第3搬送部53の駆動を制御し、記録材Sを搬送する。制御部90は、画像形成ジョブにおいて、複数の記録材Sを搬送する際に、少なくとも1枚以上の記録材Sを第2搬送部52に搬送する。
さらに、制御部90は、第1搬送部51A、及び、第3搬送部53では、記録材Sの搬送速度を画像形成時の通常速度で駆動させる。そして、制御部90は、第1搬送部51A、及び、第3搬送部53で記録材Sを搬送することにより、記録材搬送装置500から画像形成装置200に記録材Sを搬送する。
また、制御部90は、第2搬送部52では、記録材Sの全体が第2搬送部52に搬送された後、即ち、記録材Sの後端が分岐部58を通過した後、搬送速度を低下させる。そして、記録材Sが、記録材特性を検出する第2検出部72に到達した後、第2検出部72で精度の高い検出が可能な速度に低下させて搬送する。また、制御部90は、第2検出部72で記録材特性を検出できる位置まで記録材Sを搬送した後、第2検出部72での記録材特性の検出が終了するまで記録材Sの搬送を停止してもよい。
さらに、制御部90は、第2検出部72で記録材特性を検出後の記録材Sに対し、第2搬送部52での搬送を継続することで、第2排出部56から記録材搬送装置500の外部に排出する。
すなわち、上述の第1実施形態の画像形成システム10(図1)では、第2検出部72の剛度検出ユニットにおいて剛度を検出した記録材Sを、記録材搬送装置400から画像形成装置200及び後処理装置300に搬送し、後処理装置300の排出部351から排出している。
これに対し、第2実施形態の画像形成システム20では、第2検出部72の剛度検出ユニットにおいて剛度を検出した記録材Sを、記録材搬送装置500から画像形成システム20の外部に排出している。この構成により、剛度を検出した記録材Sを画像形成装置200や後処理装置300に搬送することなく外部に排出することができるため、画像形成システム20における生産性が向上する。
また、上述の構成の画像形成システム20では、第1搬送部51A、第2搬送部52、及び、第3搬送部53を設け、第1搬送部51Aに第1検出部71を配置し、第2搬送部52に第2検出部72を配置ることにより、分岐部58を通過した記録材Sの記録材特性を第2検出部72で検出中に、次の記録材Sを、第1搬送部51Aから第3搬送部53に搬送して画像形成装置200に搬出することができる。このため、第2検出部72において記録材Sの記録材特性(剛度)の検出が完了した後、予め画像形成装置200に搬送した第2の記録材Sに、記録材特性を反映させた条件で、画像形成を実行することができる。
従って、記録材特性を検出する際に発生する時間の損失を抑制することができ、記録材特性の検出による画像形成精度の向上と、画像形成の生産性の低下の抑制とが可能な画像形成システムを実現できる。
例えば、第2検出部72で記録材特性を検出する記録材S(1枚目、又は、第1の記録材S)を、分岐部58において第1搬送部51Aから第2搬送部52に搬送する。そして、記録材Sの後端部が分岐部58を通過した後、第2検出部72で記録材特性の検出を行う。そして、第2検出部72で記録材特性の検出を行った記録材Sを、画像形成装置200に搬送せずに、記録材搬送装置500の第2排出部56から排出する。
これにより、第2検出部72で記録材S(1枚目、又は、第1の記録材S)の記録材特性の検出を開始する前に、次の記録材S(2枚目、又は、第2の記録材S)を記録材供給装置100から記録材搬送装置500の第1搬送部51A、及び、第3搬送部53への搬送を行うことができる。このため、第2検出部72において、記録材Sの搬送を停止、又は、低速搬送を行って記録材特性を検出した場合にも、次の記録材Sの搬送を停滞させることなく、画像形成装置200に搬送することができ、画像形成システム20での生産性の低下を抑制することができる。また、第2検出部72において記録材Sの搬送を停止、又は、低速搬送した状態で記録材Sの剛度を検出できるため、より精度の高い検出が可能となる。
なお、本発明は上述の実施形態例において説明した構成に限定されるものではなく、その他本発明の構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能である。
10,20 画像形成システム、50,51,250,350 搬送部、51A 第1搬送部、52 第2搬送部、53 第3搬送部、54 搬送ローラー、55 搬入口、56 第2排出部、57 搬出口、58 分岐部、59 記録材供給部、70 検出部、71 第1検出部、72 第2検出部、80 画像処理部、81 記憶部、82 通信部、90 制御部、91 CPU、92 ROM、93 RAM、94 演算部、95 第1検出制御部、96 画像形成制御部、97 第2検出制御部、100 記録材供給装置、200 画像形成装置、220 操作表示部、230 スキャナー、240 画像形成部、241Y,241M,241C,241K 感光体ドラム、242Y,242M,242C,242K 帯電部、243Y,243M,243C,243K 露光部、244Y,244M,244C,244K 現像部、245Y,245M,245C,245K 一次転写ローラー、246 中間転写ベルト、247 二次転写ローラー、248 定着部、249 環境測定部、251 反転搬送部、300 後処理装置、351 排出部(第1排出部)、352 排紙トレイ、400,500 記録材搬送装置、711 カバー、712 近赤外発光素子、713 レンズ・アパーチャー、714 反射光検出素子、721 記録材保持部、721a,721b 記録材保持ローラ、722 押圧部、723 押し上げ部材、724 押圧力検出部、725 支持機構、726 押圧駆動部、941 水分率算出部、942 剛度算出部、943 画像形成条件設定部、944 定着後剛度算出部

Claims (12)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録材の記録材特性として、前記記録材の第1面の剛度と、剛度以外の少なくとも1以上の前記記録材特性とを検出する検出部と、
    前記検出部で検出した前記記録材特性を基に画像形成条件を設定し、前記第1面の剛度と、前記剛度以外の少なくとも1以上の前記記録材特性、前記画像形成条件、及び、環境条件の少なくとも1つ以上とから、前記記録材の第2面の剛度を算出する制御部と、を備える
    画像形成システム。
  2. 前記検出部は、前記記録材特性として、前記記録材の水分率とを検出し、
    前記制御部は、前記第1面の剛度と前記水分率とを用いて、前記第2面の剛度を算出する
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記検出部において前記記録材の定着前の前記第1面の剛度を検出し、
    前記制御部は、前記定着前の前記第1面の剛度剛度と、前記剛度以外の少なくとも1以上の前記記録材特性、前記画像形成条件、及び、環境条件の少なくとも1つ以上から、前記記録材の定着後の前記第2面の剛度を算出する
    請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御部は、前記記録材の定着後の前記第2面の剛度を基に、前記記録材の前記第2面の前記画像形成条件を設定する
    請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記検出部が検出した前記記録材特性と、前記記録材の定着後の前記第2面の剛度との関係を示すデータテーブルを格納する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記データテーブルを基に、前記定着後の前記第2面の剛度を算出する
    請求項3に記載の画像形成システム。
  6. 前記制御部は、前記環境条件として、環境温度を取得する
    請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 前記制御部は、前記画像形成条件として、前記画像形成部での定着温度、定着ニップ圧、搬送速度、及び、転写電流の少なくとも1つ以上を取得する
    請求項1に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御部は、前記剛度以外の前記記録材特性として、坪量、厚さ、表面性、抵抗、及び、水分率の少なくとも1以上を取得する
    請求項1に記載の画像形成システム。
  9. 記録材の記録材特性の検出を行う検出部と、前記記録材に画像形成を行う画像形成部とを備える画像形成システムにおける前記記録材の剛度算出方法であって、
    前記検出部において、前記記録材特性として、前記記録材の第1面の剛度と、剛度以外の少なくとも1以上の前記記録材特性とを検出し、
    検出した前記記録材特性を基に画像形成条件を設定し、
    前記第1面の剛度と、前記剛度以外の少なくとも1以上の前記記録材特性、前記画像形成条件、及び、環境条件の少なくとも1つ以上とから、前記記録材の第2面の剛度を算出する
    記録材の剛度算出方法。
  10. 前記記録材特性として、前記第1面の剛度と前記記録材の水分率とを用いて、前記第2面の剛度を算出する
    請求項9に記載の記録材の剛度算出方法。
  11. 前記検出部で前記記録材の定着前の前記第1面の剛度を検出し、
    前記定着前の前記第1面の剛度剛度と、前記剛度以外の少なくとも1以上の前記記録材特性、前記画像形成条件、及び、環境条件の少なくとも1つ以上から、前記記録材の定着後の前記第2面の剛度を算出する
    請求項9に記載の記録材の剛度算出方法。
  12. 前記検出部が検出した前記記録材特性と、前記記録材の定着後の前記第2面の剛度との関係を示すデータテーブルとを基に、前記定着後の前記第2面の剛度を算出する
    請求項9に記載の記録材の剛度算出方法。
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