JP2023158330A - カーシェアリングシステムにおける認証装置、カーシェアリングシステムにおける認証方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

カーシェアリングシステムにおける認証装置、カーシェアリングシステムにおける認証方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】カーシェアリングにおいて、利用カードを用いることなく認証処理を行うことができるようにする。【解決手段】複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証装置において、カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードと、2次元コードを読み取る読み取り手段と、読み取り手段により読み取られた2次元コードに記録されたカーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う認証手段とを有するようにした。【選択図】 図2

Description

本発明は、カーシェアリングシステムにおける認証装置、カーシェアリングシステムにおける認証方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体に関する。
さらに詳細には、本発明は、カーシェアリングシステムにおいて、利用者(ユーザー)が実際に車両内に乗車する際や車両から降車する際の認証処理に用いて好適なカーシェアリングシステムにおける認証装置、カーシェアリングシステムにおける認証方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、自動車などのような車両の新しい利用形態として、一台あるいは複数台の車両を複数の会員が共同で利用する、所謂、カーシェアリングが注目されている。
ここで、カーシェアリングとは、利用者は自ら車両を所有せず、カーシェアリング管理者(本明細書ならびに特許請求の範囲においては、「カーシェアリング管理者」を、単に「管理者」と適宜に称する。)の会員となり、必要に応じてその管理者から提供された車両を借りるというものである。
また、カーシェアリングは、ある地域に限定したコミュニティーの中で会員同士で車両を共有し、インターネットなどの情報通信ネットワークを通じて当該車両の利用状態の確認や利用の予約などを行うようにする例が多く、このため、貸し出し手続に時間を必要とせず、貸し出し場所や返却場所は、会員の居住しているマンションの駐車場であったり、あるいは、会員が通勤で利用する駅の近くであったりと、会員が利用するにあたって便利な場所に設定されていることが多い。
こうしたカーシェアリングにより、利用者は、自動車などのような車両を所有する場合に比べて、当該車両の取得費用や維持経費ならびに駐車料金といった各種の費用を削減することができるようになる。
さらに、カーシェアリングが広く普及されることにより、自動車などのような車両の総台数の低減が見込まれ、都市部における交通渋滞の緩和やエネルギー消費量の低減により、二酸化炭素による地球温暖化を抑止する効果も期待されている。
ところで、上記したようなカーシェアリングを可能とするシステム(本明細書ならびに特許請求の範囲においては、「カーシェアリングを可能とするシステム」を、「カーシェアリングシステム」と適宜に称する。)においては、管理者が事業目的で車載器を搭載した自動車などのような車両を準備し、管理者は当該車両を会員登録済みの複数の利用者に提供するものである。
ここで、上記した車載器とは、カーシェリングシステムにより車両を管理するための装置である。
そして、利用者は車載器を搭載した車両を共用し、当該車両の利用に伴って生じた料金を管理者に対して支払うものである。
即ち、こうしたカーシェアリングシステムにおいては、管理者が、カーシェアリングシステムの管理を行うとともに、当該カーシェアリングシステムによる管理を行うための車載器を搭載した自動車などのような車両の維持や管理を行う。
また、管理者は、車両を共用する利用者を募集し、募集に応じた複数の利用者と管理者との間で車両の利用に関する契約を交わし、車載器が搭載された車両を当該複数の利用者に提供する。
そして、利用者はそれぞれ、管理者から提供された自動車などの車両(つまり、車載器が搭載された車両である。)の利用の予約を行ってから実際の利用を開始するようにして、利用者間で当該車両を共用することとなる。
なお、こうした車両の利用の予約ならびに予約を行うための予約サイトの管理などについても、管理者が行うこととなる。
そして、カーシェアリングシステムにおいて、車両の利用者は、利用した車両の返却にともない、当該車両の利用により生じた料金を管理者に支払うものである。
従来、上記したようなカーシェアリングシステムにおいては、例えば、図1に示すようなカーシェアリングシステムを構築し、当該カーシェアリングシステムによって、利用者が自動車などのような車両の利用の予約を行うための予約処理、利用者による予約が可能な車両を管理するための予約可能車両管理処理、利用者が予約した車両の利用開始前に当該車両の利用の予約を取り消すためのキャンセル処理、利用者が利用した車両を返却するための返却処理ならびに車両の運行を管理するための運行管理処理などを含む各種の処理が適宜に実行されている。
即ち、図1には、従来の技術によるカーシェアリングシステムを模式的に示す説明図があらわされており、この従来の技術によるカーシェアリングシステム100は、カーシェアリングシステム100の管理者のパーソナルコンピューター102や管理者の会員となった利用者のパーソナルコンピューター104や当該利用者の携帯電話、スマートフォンあるいはタブレットなどを含むディスプレイ106aを備えた情報端末106などのような各種の通信機器と携帯電話網やインターネットなどの情報通信ネットワーク(図1においては、情報通信ネットワークとしてインターネット用いた場合が図示されている。)を介して接続されるサーバー108と、会員が共用する自動車などのようなカーシェアリングに供される車両110に搭載されていて携帯電話網やインターネットなどの情報通信ネットワーク(図1においては、情報通信ネットワークとして携帯電話網のLTE通信を用いた場合が図示されている。)を介してサーバー108と接続される車載器112と、車両110のリアウインドウ近傍などの予め設定された位置に取り付けられるとともに車載器112に接続されたカードリーダー114と、車両110のダッシュボード内などの予め設定された位置に設けられるとともに車載器112に接続されたキーボックス116とを有して構成されている。
以上の構成において、カーシェアリングシステム100を利用して車両110の予約や利用を行うには、まず、利用者が管理者に対して会員登録を行う。
こうした会員登録の処理は、例えば、利用者がパーソナルコンピューター104や情報端末106を用いて情報通信ネットワーク経由でサーバー108にアクセスしてネット上で行うようにしてもよいし、あるいは、利用者と管理者とが郵送などにより手続を進めるようにしてもよいし、あるいは、利用者が管理者と対面により手続を進めるようにしてもよい。
上記した会員登録の際には、管理者は、各利用者に対して利用者固有の登録コードを作成するとともに、カーシェアリングシステム100を利用するための利用カード118として、当該登録コードを認証用コードとして記憶したICカードを発行し、各利用者に提供するものである。
なお、上記したような登録コードを認証用コードとして記憶したICカードを各利用者に提供する手法に代えて、利用者の運転免許証に記録されている運転免許証情報を登録コードや認証用コードとして利用することにより、当該運転免許証を上記ICカードと同様な上記利用カード118として用いる手法も提案されている。
また、上記した各手法の他に、利用者が初めてカーシェアリングシステム100を利用する際に、利用者が既に所有しているICカードに基づいて登録コードや認証用コードを生成して、当該利用者が既に所有しているICカードを上記利用カード118として用いる手法も提案されている。
ここで、利用者が車両110の予約を行う場合には、利用者がパーソナルコンピューター104あるいは情報端末106などを利用してサーバー108に設けられた予約サイトにアクセスし、車両110の予約状況を確認し、利用者の要望にあった車両110の予約を行う。
その後、予約した利用開始時間になると、情報通信ネットワークを利用して予約情報がサーバー108から車載器112に送られて、カードリーダー114が起動される。
そして、利用者が、予約した利用開始時間に車両110が駐車された駐車場まで行って実際に車両110内に乗車しようとするときには、当該利用者は、カードリーダー114に上記した利用カード118を翳して、カードリーダー114に当該利用カード118を読み取らせる。
そうすると、カードリーダー114により当該利用カード118から読み取られた情報は車載器112に送られ、車載器112に送られた当該情報は情報通信ネットワーク経由で車載器112からサーバー108に送信され、サーバー108に記憶されている予約情報などの登録情報と突合して利用開始のための認証判定をする認証処理、即ち、車両110の利用開始時である貸し出し時の認証処理(本明細書ならびに特許請求の範囲においては、「車両の利用開始時である貸し出し時の認証処理」を、「貸し出し時認証処理」と適宜に称する。)が行われる。
このサーバー108における貸し出し時認証処理において、当該利用カード118から読み取った当該情報とサーバー108に記憶されている予約情報などの登録情報とが一致するとの認証結果、即ち、認証一致を示す認証判定がなされた場合には、その認証結果である認証一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
車載器112は、当該利用カード118から読み取った当該情報とサーバー108に記憶されている予約情報などの登録情報とが一致するとの認証結果を受信すると、車両110のドアの施錠を解錠するとともに、キーボックス116からキーが取り出せるように制御するなどの貸し出し処理を行い、これにより利用者は車両110内に乗車して車両110の利用が可能となる。
一方、上記したサーバー108における貸し出し時認証処理において、当該利用カード118から読み取った当該情報とサーバー108に記憶されている予約情報などの登録情報とが一致しないとの認証結果、即ち、認証不一致を示す認証判定がなされた場合には、その認証結果である認証不一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
車載器112は、当該利用カード118から読み取った当該情報とサーバー108に記憶されている予約情報などの登録情報とが一致しないとの認証結果である認証不一致を受信すると、車両110のドアの施錠を解錠せず、キーボックス116からキーが取り出せないように制御して、これにより車両110の不正利用を防止することができる。
また、利用者は、予約した利用終了時間まで車両110を利用するものであるが、予約した利用終了時間までに車両110を所定の駐車場に駐車させて、キーをキーボックス116に収納するとともに全てのドアを閉め、カードリーダー114に上記した利用カード118を読み取らせて認証を受けることにより、車両110の返却処理が完了し、車両110の利用が終了することとなる。
即ち、利用者は、車両110を所定の駐車場に駐車させて下車してから、カードリーダー114に利用カード118を翳して、カードリーダー114に当該利用カード118を読み取らせる。
そうすると、カードリーダー114により当該利用カード118から読み取られた情報は車載器112に送られ、車載器112に送られた当該情報は情報通信ネットワーク経由で車載器112からサーバー108に送信され、サーバー108に記憶されている予約情報などの登録情報と突合して利用終了のための認証判定をする認証処理、即ち、車両110の利用終了である返却時の認証処理(本明細書ならびに特許請求の範囲においては、「車両の利用終了である返却時の認証処理」を、「返却時認証処理」と適宜に称する。)が行われる。
このサーバー108における返却時認証処理において、当該利用カード118から読み取った当該情報とサーバー108に記憶されている予約情報などの登録情報とが一致するとの認証結果、即ち、認証一致を示す認証判定がなされた場合には、その認証結果である認証一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
車載器112は、当該利用カード118から読み取った当該情報とサーバー108に記憶されている予約情報などの登録情報とが一致するとの認証結果である認証一致を受信すると、車両110のドアを施錠して車両110の利用を終了させる。
一方、上記したサーバー108における返却時認証処理において、当該利用カード118から読み取った当該情報とサーバー108に記憶されている予約情報などの登録情報とが一致しないとの認証結果、即ち、認証不一致を示す認証判定がなされた場合には、その認証結果である認証不一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
車載器112は、当該利用カード118から読み取った当該情報とサーバー108に記憶されている予約情報などの登録情報とが一致しないとの認証結果である認証不一致を受信すると、車両110のドアを施錠せず利用を終了させない。
そして、車両110の利用を終了させると、その後の返却処理として、車載器112において利用時間、走行距離ならびに車両110の状態などを確認し、確認された利用時間などに応じた時間料金に、走行距離などに応じた距離料金などを加算して、車両110の利用により生じる料金を算出し、算出した料金を利用者のパーソナルコンピューター104や情報端末106などに通知する。
また、管理者は、こうした利用者による利用状況をパーソナルコンピューター102などで確認することができる。
さらに、管理者は、このパーソナルコンピューター102などにおいて、カーシェアリングシステム100上の各種のトラブルについても確認することができる。
ここで、こうした従来の技術によるカーシェアリングシステム100においては、上記した貸し出し時認証処理や返却時認証処理において、利用カード118を用いて認証処理を行っていた。
このため、車両110の利用開始の際に、利用者が利用カード118を持参するのを失念したような場合には、車両110を利用することができないという問題点があった。
同様に、車両110の利用終了の際に、利用者が利用カード118を紛失してしまったような場合には、車両110を返却することができないという問題点があった。
なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用カードを用いることなく認証処理を行うことができるようにしたカーシェアリングシステムにおける認証装置、カーシェアリングシステムにおける認証方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、利用カードに代えて、車両に配設した2次元コードや利用者の情報端末などのような各種の通信機器に表示した2次元コードを読み取るようにして、その読み取った読み取り結果を利用して認証処理を行うようにしてものである。
なお、2次元コードには、例えば、QRコード(登録商標)やデータマトリックスなどの種々の種類があり、いずれの2次元コードを用いるかは適宜に決定すればよい。
従って、本発明によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるようになる。
また、本発明によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるので、利用者の情報端末などのような各種の通信機器のみを用いることにより、カーシェリングシステムへ入会するための会員登録の処理や、車両を利用するための予約の処理や、車両の利用を開始するための当該車両の利用開始時における貸し出し時の貸し出し時認証処理や、車両の利用を終了のための当該車両の返却時の返却時認証処理などについて、利用者の情報端末などのような各種の通信機器のみを用いて完了することができるようになる。
このため、カーシェアリングシステムを構成する車両内にカードリーダーを設置する必要がないため、カーシェアリングシステム全体の構成を簡潔化してコストダウンを図ることができる。
即ち、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置は、複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証装置において、カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードと、上記2次元コードを読み取る読み取り手段と、上記読み取り手段により読み取られた上記2次元コードに記録された上記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う認証手段とを有するようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置は、複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証装置において、カーシェアリングに供される車両に配設されるとともに、上記カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードと、上記2次元コードを読み取る読み取り手段と、上記読み取り手段により読み取られた上記2次元コードに記録された上記カーシェアリングに関する情報を通信可能な通信手段と、上記通信手段により通信された上記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う認証手段とを有するようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置は、複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証装置において、カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードを表示する表示手段と、上記カーシェアリングに供される車両に配設されるとともに、上記表示手段に表示された上記2次元コードを読み取る読み取り手段と、上記読み取り手段により読み取られた上記2次元コードに記録された上記カーシェアリングに関する情報を通信可能な通信手段と、上記通信手段により通信された上記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う認証手段とを有するようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置は、複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証装置において、カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードを表示する表示手段と、上記カーシェアリングに供される車両に配設されるとともに、上記表示手段に表示された上記2次元コードを読み取る読み取り手段と、上記カーシェアリングに供される上記車両に配設されるとともに、上記読み取り手段により読み取られた上記2次元コードに記録された上記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う認証手段とを有するようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置は、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置において、上記カーシェアリングに関する情報は、利用者の会員登録情報であり、上記認証手段は、上記利用者の予約に関する情報たる予約情報を記憶しておき、上記会員登録情報と上記予約情報とに基づき認証処理を行うようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置は、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置において、上記カーシェアリングに関する情報は、利用者の予約に関する認証用の情報たる予約認証用情報であり、上記認証手段は、上記予約認証用情報と上記利用者の予約に関する情報とが一致するか否かを判定するための情報たる突合情報を記憶しておき、上記予約認証用情報と上記突合情報とに基づき認証処理を行うようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証方法は、複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証方法において、カーシェアリングに関する情報について2次元コードに記録し、読み取り手段により上記2次元コードを読み取り、上記読み取り手段により読み取られた上記2次元コードに記録された上記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行うようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証方法は、複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証方法において、カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードを車両に配設し、読み取り手段により上記2次元コードを読み取り、上記読み取り手段により読み取られた上記2次元コードに記録された上記カーシェアリングに関する情報を認証手段に送信し、上記認証手段において、上記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行うようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証方法は、複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証方法において、カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードを表示手段に表示し、上記表示手段に表示された上記2次元コードをカーシェアリングに供される車両に配設された読み取り手段により読み取り、上記読み取り手段により読み取られた上記2次元コードに記録された上記カーシェアリングに関する情報を認証手段に送信し、上記認証手段において、上記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行うようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証方法は、複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証方法において、カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードを表示手段に表示し、上記表示手段に表示された上記2次元コードをカーシェアリングに供される車両に配設された読み取り手段により読み取り、上記カーシェアリングに供される上記車両に配設された認証手段において、上記読み取り手段により読み取られた上記2次元コードに記録された上記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行うようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証方法は、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証方法において、上記カーシェアリングに関する情報は、利用者の会員登録情報であり、上記認証手段は、上記利用者の予約に関する情報たる予約情報を記憶しておき、上記会員登録情報と上記予約情報とに基づき認証処理を行うようにしたものである。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証方法は、上記した本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証方法において、上記カーシェアリングに関する情報は、利用者の予約に関する認証用の情報たる予約認証用情報であり、上記認証手段は、上記予約認証用情報と上記利用者の予約に関する情報とが一致するか否かを判定するための情報たる突合情報を記憶しておき、上記予約認証用情報と上記突合情報とに基づき認証処理を行うようにしたものである。
また、本発明によるプログラムは、上記したカーシェアリングシステムにおける認証装置としてコンピューターを機能させるためのプログラムである。
また、本発明によるプログラムは、上記したカーシェアリングシステムにおける認証方法をコンピューターに実行させるためのプログラムである。
また、本発明によるコンピューター読み取り可能な記録媒体は、上記したプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体である。
本発明は、以上説明したように構成されているので、利用カードを用いることなく認証処理を行うことができるようになるという優れた効果を奏するものである。
図1は、従来の技術によるカーシェアリングシステムを模式的に示す説明図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムを模式的に示す説明図である。 図3は、本発明の第2の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムを模式的に示す説明図である。 図4は、本発明の第3の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムを模式的に示す説明図である。 図5は、本発明の第4の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムを模式的に示す説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置、カーシェアリングシステムにおける認証方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
なお、以下の説明においては、本発明の実施に関連する処理として、車両の利用を開始するための当該車両の利用開始時における貸し出し時の貸し出し時認証処理や、車両の利用を終了のための車両の返却時の返却時認証処理などの認証処理について詳細に説明することとし、従来の技術を用いればよいカーシェリングシステムへ入会するための会員登録の処理や、車両を利用するための予約の処理や、貸し出し時認証処理後の貸し出し処理や、返却時認証処理後の返却処理などについてはその説明を適宜に省略することとする。
また、以下の説明においては、図1を参照しながら説明した従来の技術によるカーシェアリングシステムと同一または相当する構成や作用については、上記において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、それらの詳細な構成ならびに作用の説明は適宜に省略することとする。
(I) 本発明の第1の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムの説明
図2には、本発明の第1の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムを模式的に示す説明図があらわされている。
この図2に示す本発明の第1の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステム10は、以下の相違点において、上記した従来のカーシェアリング100とは異なる。
具体的には、第1の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム10においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、車両110のフロント部分、サイド部分あるいはリア部分などの任意の適宜の場所に、カーシェアリングに関する情報として当該車両110を特定するための情報(本明細書ならびに特許請求の範囲においては、「車両を特定するための情報」を、「車両特定情報」と適宜に称する。)を記録した2次元コード12を貼付するなど方法により配設している。
次に、第2の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム10は、従来のカーシェアリング100とは異なり、通信機器として利用者が用いるディスプレイ14aを備えた情報端末14が、従来の情報端末106と同様に当該情報端末106を使用する会員を特定するための情報(本明細書ならびに特許請求の範囲においては、「会員を特定するための情報」を、「会員登録情報」と適宜に称する。)を記憶するとともに、従来の情報端末106の機能に加えて2次元コード12を読み取るカメラなどの読み取り装置を備えていて、当該読み取り装置により読み取られた2次元コード12に記録された車両特定情報と会員登録情報とを紐付けて、紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とをサーバー108へ送信する。
次に、第3の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム10は、従来のカーシェアリング100とは異なり、サーバー108は、情報端末106から紐付けられて送られてきた車両特定情報と会員登録情報とを用いて認証処理を行う。
次に、第4の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム10は、従来のカーシェアリング100とは異なり、カードリーダー114を備えていない。
即ち、カーシェアリングシステム10においては、車両110に2次元コード12を配設しておき、利用者が情報端末14によりその2次元コード12を読み取ると、情報端末14は読み取った読み取り結果である車両特定情報と会員登録情報とを紐付けてサーバー108へ送信し、サーバー108において車両特定情報と会員登録情報とを用いて貸し出し時認証処理ならびに返却時認証処理を行うものである。
より詳細には、利用者が、予約した利用開始時間に車両110が駐車された駐車場まで行って実際に車両110内に乗車しようとするときには、車両110に配設されている2次元コード12を情報端末14により読み取り、情報端末14は情報通信ネットワーク経由でサーバー108に接続し、情報端末14は読み取った読み取り結果である車両特定情報を当該情報端末14に記憶されている会員登録情報と紐付けて、当該車両特定情報と当該会員登録情報とをサーバー108へ送信する。
ここで、情報端末14により読み取った車両特定情報と当該情報端末14に記憶されている会員登録情報とを紐付けてサーバー108に送信するには、例えば、情報端末14においてカーシェアリングシステム10を利用するために会員がログインしているサイトから、当該情報端末14を用いて2次元コード12を読み取るようにすればよい。
あるいは、サーバー108において、ID/パスワードによる利用者の確認を実施するようにしてもよい。
カーシェアリングシステム10においては、上記のようにして紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを受信したサーバー108が、受信した紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを用いて貸し出し時認証処理を行う。
具体的には、サーバー108は、貸し出し時認証処理として、車両特定情報に紐付けられた会員登録情報と予約情報における会員登録情報とが一致し、かつ、会員登録情報に紐付けられた車両特定情報と予約情報における車両特定情報とが一致するとの認証結果、即ち、認証一致を示す認証判定をした場合には、その認証結果である認証一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された後の処理は、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
一方、上記したサーバー108における貸し出し時認証処理において、車両特定情報に紐付けられた会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致しない、および/または、会員登録情報に紐付けられた車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致しないとの認証結果、即ち、認証不一致を示す認証判定をした場合には、その認証結果である認証不一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された後の処理は、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、サーバー108における貸し出し時認証処理の認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、サーバー108から情報通信ネットワーク経由で情報端末14へ送信し、情報端末14のディスプレイ14aに認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かを表示するようにして、利用者の利便性を図るようにしてもよい。
また、カーシェアリングシステム10においては、上記のようにして紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを受信したサーバー108が、受信した紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを用いて返却時認証処理を行う。
より詳細には、利用者は、予約した利用終了時間まで車両110を利用するものであるが、予約した利用終了時間までに車両110を所定の駐車場に駐車させて、キーをキーボックス116に収納するとともに全てのドアを閉め、車両110に配設されている2次元コード12を情報端末14により読み取り、情報端末14は情報通信ネットワーク経由でサーバー108に接続し、情報端末14は読み取った読み取り結果である車両特定情報を当該情報端末14に記憶されている会員登録情報と紐付けて、当該車両特定情報と当該会員登録情報とをサーバー108へ送信する。
ここで、情報端末14により読み取った車両特定情報と当該情報端末14に記憶されている会員登録情報とを紐付けてサーバー108に送信するには、例えば、情報端末14においてカーシェアリングシステム10を利用するために会員がログインしているサイトから、当該情報端末14を用いて2次元コード12を読み取るようにすればよい。
あるいは、サーバー108において、ID/パスワードによる利用者の確認を実施するようにしてもよい。
カーシェアリングシステム10においては、上記のようにして紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを受信したサーバー108が、受信した紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを用いて返却時認証処理を行う。
具体的には、サーバー108は、返却時認証処理として、車両特定情報に紐付けられた会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致し、かつ、会員登録情報に紐付けられた車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致するとの認証結果、即ち、認証一致を示す認証判定をした場合には、その認証結果である認証一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された後の処理は、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
一方、上記したサーバー108における返却時認証処理において、車両特定情報に紐付けられた会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致しない、および/または、会員登録情報に紐付けられた車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致しないとの認証結果、即ち、認証不一致を示す認証判定をした場合には、その認証結果である認証不一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された後の処理は、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、サーバー108における返却時認証処理の認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、サーバー108から情報通信ネットワーク経由で情報端末14へ送信し、情報端末14のディスプレイ14aに認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かを表示するようにして、利用者の利便性を図るようにしてもよい。
上記において説明したように、本発明の第1の実施の形態によるカーシェアリングシステム10によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるようになる。
また、本発明の第1の実施の形態によるカーシェアリングシステム10によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるので、利用者の情報端末14などのような各種の通信機器のみを用いることにより、カーシェリングシステムへ入会するための会員登録の処理や、車両を利用するための予約の処理や、車両の利用を開始するための当該車両の利用開始時における貸し出し時の貸し出し時認証処理や、車両の利用を終了のための当該車両の返却時の返却時認証処理などについて完了することができるようになり、利用者の利便性が向上する。
さらに、本発明の第1の実施の形態によるカーシェアリングシステム10によれば、カーシェアリングシステム10を構成する車両110内にカードリーダーを設置する必要がないため、カーシェアリングシステム全体の構成を簡潔化してコストダウンを図ることができるようになる。
(II) 本発明の第2の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムの説明
図3には、本発明の第2の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムを模式的に示す説明図があらわされている。
この図3に示す本発明の第2の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステム20は、以下の相違点において、上記した従来のカーシェアリング100とは異なる。
具体的には、第1の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム20においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、利用者が管理者に対して会員登録を行うと、管理者がカーシェアリングに関する情報として会員登録情報を記録した2次元コード(図3における符号22bを参照する。)を各会員毎に発行する。
次に、第2の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム20においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、利用者が用いるディスプレイ22aを備えた情報端末22が、従来の情報端末106の機能に加えて、会員登録情報を記録した2次元コード22bをディスプレイ22aに表示する。
次に、第3の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム20においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、車両110のフロント部分、サイド部分あるいはリア部分などの任意の適宜の場所に、2次元コード22bを読み取るカメラなどの読み取り装置24を備えている。
次に、第4の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム20においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、カードリーダー114を備えていない。
なお、従来のカーシェアリング100の車載器112においては、車両110を特定するための車両特定情報を予め保持して記憶しているものであるが、同様に、カーシェアリングシステム20の車載器112においても、車両110を特定するための車両特定情報を予め保持して記憶している。
即ち、カーシェアリングシステム10においては、車両110に2次元コード22bを読み取る読み取り装置24を配設しておき、読み取り装置24により利用者が情報端末22のディスプレイ22aに表示した2次元コード22bを読み取り、読み取り装置24が読み取った読み取り結果である会員登録情報を車載器112へ送信し、車載器112は当該読み取り結果である会員登録情報と車両特定情報とを紐付けてサーバー108へ送信し、サーバー108において会員登録情報と車両特定情報とを用いて貸し出し時認証処理ならびに返却時認証処理を行うものである。
より詳細には、利用者が、予約した利用開始時間に車両110が駐車された駐車場まで行って実際に車両110内に乗車しようとするときには、利用者は情報端末22のディスプレイ22aに会員登録情報を記録した2次元コード22bを表示させ、この2次元コード22bを車両110に配設されている読み取り装置24により読み取らせる。
読み取り装置24は、2次元コード22bの読み取り結果である会員登録情報を車載器112へ送信し、車載器112は情報通信ネットワーク経由でサーバー108に接続し、読み取り装置24で読み取った読み取り結果である会員登録情報と記憶している車両特定情報とを紐付けて、当該会員登録情報と当該車両特定情報とをサーバー108へ送信する。
カーシェアリングシステム20においては、上記のようにして紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを受信したサーバー108が、受信した紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを用いて貸し出し時認証処理を行う。
具体的には、サーバー108は、貸し出し時認証処理として、車両特定情報に紐付けられた会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致し、かつ、会員登録情報に紐付けられた車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致するとの認証結果、即ち、認証一致を示す認証判定をした場合には、その認証結果である認証一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された後の処理は、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
一方、上記したサーバー108における貸し出し時認証処理において、車両特定情報に紐付けられた会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致しない、および/または、会員登録情報に紐付けられた車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致しないとの認証結果、即ち、認証不一致を示す認証判定をした場合には、その認証結果である認証不一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された後の処理は、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、サーバー108における貸し出し時認証処理の認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、サーバー108から情報通信ネットワーク経由で情報端末22へ送信し、情報端末22のディスプレイ22aに認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かを表示するようにして、利用者の利便性を図るようにしてもよい。
また、カーシェアリングシステム20においては、上記のようにして紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを受信したサーバー108が、受信した紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを用いて返却時認証処理を行う。
より詳細には、利用者は、予約した利用終了時間まで車両110を利用するものであるが、予約した利用終了時間までに車両110を所定の駐車場に駐車させて、キーをキーボックス116に収納するとともに全てのドアを閉め、利用者は情報端末22のディスプレイ22aに会員登録情報を記録した2次元コード22bを表示させ、この2次元コード22bを車両110に配設されている読み取り装置24により読み取らせる。
読み取り装置24は、2次元コード22bの読み取り結果である会員登録情報を車載器112へ送信し、車載器112は情報通信ネットワーク経由でサーバー108に接続し、読み取り装置24で読み取った読み取り結果である会員登録情報と記憶している車両特定情報とを紐付けて、当該会員登録情報と当該車両特定情報とをサーバー108へ送信する。
カーシェアリングシステム20においては、上記のようにして紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを受信したサーバー108が、受信した紐付けられた車両特定情報と会員登録情報とを用いて返却時認証処理を行う。
具体的には、サーバー108は、返却時認証処理として、車両特定情報に紐付けられた会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致し、かつ、会員登録情報に紐付けられた車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致するとの認証結果、即ち、認証一致を示す認証判定をした場合には、その認証結果である認証一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された後の処理は、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合と同様の処理であるので、その詳細な説明は省略する。
一方、上記したサーバー108における返却時認証処理において、車両特定情報に紐付けられた会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致しない、および/または、会員登録情報に紐付けられた車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致しないとの認証結果、即ち、認証不一致を示す認証判定をした場合には、その認証結果である認証不一致が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信される。
認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された後の処理は、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、サーバー108における返却時認証処理の認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、サーバー108から情報通信ネットワーク経由で情報端末22へ送信し、情報端末22のディスプレイ22aに認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かを表示するようにして、利用者の利便性を図るようにしてもよい。
上記において説明したように、本発明の第2の実施の形態によるカーシェアリングシステム20によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるようになる。
また、本発明の第2の実施の形態によるカーシェアリングシステム20によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるので、利用者の情報端末22などのような各種の通信機器のみを用いることにより、カーシェリングシステムへ入会するための会員登録の処理や、車両を利用するための予約の処理や、車両の利用を開始するための当該車両の利用開始時における貸し出し時の貸し出し時認証処理や、車両の利用を終了のための当該車両の返却時の返却時認証処理などについて完了することができるようになる。
さらに、カーシェアリングシステム20を構成する車両110内にカードリーダーを設置する必要がないため、カーシェアリングシステム全体の構成を簡潔化してコストダウンを図ることができるようになる。
(III) 本発明の第3の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムの説明
図4には、本発明の第3の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムを模式的に示す説明図があらわされている。
この図4に示す本発明の第3の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステム30は、以下の相違点において、上記した従来のカーシェアリング100とは異なる。
具体的には、第1の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム30においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、利用者が管理者に対して会員登録を行うと、カーシェアリングに関する情報として管理者が会員登録情報を記録した2次元コード(図4における符号32bを参照する。)を各会員毎に発行する。
次に、第2の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム30においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、利用者が用いるディスプレイ32aを備えた情報端末32が、従来の情報端末106の機能に加えて、管理者が発行した会員登録情報を記録した2次元コード32bをディスプレイ32aに表示する。
次に、第3の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム30においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、車両110のフロント部分、サイド部分あるいはリア部分などの任意の適宜の場所に、2次元コード32bを読み取るカメラなどの読み取り装置34を備えている。
次に、第4の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム30においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、会員の予約に関する情報たる予約情報がサーバー108から車載器36へ送信され、この予約情報が車載器36において保持し記憶されているとともに、車載器36において認証処理を行う。
次に、第5の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム30においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、カードリーダー114を備えていない。
なお、従来のカーシェアリング100の車載器112においては、車両110を特定するための車両特定情報を予め保持して記憶しているものであるが、同様に、カーシェアリングシステム30の車載器36においても、車両110を特定するための車両特定情報を予め保持して記憶している。
即ち、カーシェアリングシステム30においては、車両110に2次元コード32bを読み取る読み取り装置34を配設おき、読み取り装置34により利用者が情報端末32のディスプレイ32aに表示した2次元コード32bを読み取り、読み取り装置34が読み取った読み取り結果である会員登録情報を車載器36へ送信し、車載器36において当該読み取り結果と当該車載器36に記憶した車両特定情報および予約情報とを用いて貸し出し時認証処理ならびに返却時認証処理を行うものである。
より詳細には、利用者が、予約した利用開始時間に車両110が駐車された駐車場まで行って実際に車両110内に乗車しようとするときには、利用者は情報端末32のディスプレイ32aに当該利用者の会員登録情報を記録した2次元コード32bを表示させ、この2次元コード32bを車両110に配設されている読み取り装置34により読み取らせる。
読み取り装置34は、2次元コード32bの読み取り結果である会員登録情報を車載器36へ送信し、車載器36は、読み取り装置34で読み取った読み取り結果である会員登録情報と記憶している車両特定情報および予約情報とを用いて貸し出し時認証処理を行う。
具体的には、車載器36は、貸し出し時認証処理として、会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致し、かつ、車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致するとの認証結果、即ち、認証一致を示す認証判定をした場合には、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様の処理を行う。
一方、上記した車載器112における貸し出し時認証処理において、会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致しない、および/または、車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致しないとの認証結果、即ち、認証不一致を示す認証判定をした場合には、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様の処理を行う。
なお、車載器36における認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、車載器36から情報通信ネットワーク経由で情報端末32へ送信し、情報端末32のディスプレイ32aに認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かを表示するようにして、利用者の利便性を図るようにしてもよい。
さらに、車載器36における認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、適宜のタイミングで車載器36から情報通信ネットワーク経由でサーバー108へ送信し、車載器36とサーバー108とにおいて情報の共有を図るようにすることが好ましい。
また、カーシェアリングシステム30においては、読み取り装置34で読み取った読み取り結果である会員登録情報と記憶している車両特定情報および予約情報とを用いて返却時認証処理を行う。
より詳細には、利用者は、予約した利用終了時間まで車両110を利用するものであるが、予約した利用終了時間までに車両110を所定の駐車場に駐車させて、キーをキーボックス116に収納するとともに全てのドアを閉め、利用者は情報端末32のディスプレイ32aに当該利用者である会員の会員登録情報を記録した2次元コード32bを表示させ、この2次元コード32bを車両110に配設されている読み取り装置34により読み取らせる。
読み取り装置34は、2次元コード32bの読み取り結果である会員登録情報を車載器36へ送信し、車載器36は、読み取り装置34で読み取った読み取り結果である会員登録情報と記憶している車両特定情報および予約情報とを用いて返却時認証処理を行う。
具体的には、車載器36は、返却時認証処理として、会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致し、かつ、車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致するとの認証結果、即ち、認証一致を示す認証判定をした場合には、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様の処理を行う。
一方、上記した車載器36における返却時認証処理において、会員登録情報と予約情報の会員登録情報とが一致しない、および/または、車両特定情報と予約情報の車両特定情報とが一致しないとの認証結果、即ち、認証不一致を示す認証判定をした場合には、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様の処理を行う。
なお、車載器36における認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、車載器112から情報通信ネットワーク経由で情報端末32へ送信し、情報端末32のディスプレイ32aに認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かを表示するようにして、利用者の利便性を図るようにしてもよい。
さらに、車載器36における認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、適宜のタイミングで車載器36から情報通信ネットワーク経由でサーバー108へ送信し、車載器36とサーバー108とにおいて情報の共有を図るようにすることが好ましい。
上記において説明したように、本発明の第3の実施の形態によるカーシェアリングシステム30によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるようになる。
また、本発明の第3の実施の形態によるカーシェアリングシステム30によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるので、利用者の情報端末32などのような各種の通信機器のみを用いることにより、カーシェリングシステムへ入会するための会員登録の処理や、車両を利用するための予約の処理や、車両の利用を開始するための当該車両の利用開始時における貸し出し時の貸し出し時認証処理や、車両の利用を終了のための当該車両の返却時の返却時認証処理などについて完了することができるようになる。
さらに、カーシェアリングシステム30を構成する車両110内にカードリーダーを設置する必要がないため、カーシェアリングシステム全体の構成を簡潔化してコストダウンを図ることができるようになる。
さらにまた、本発明の第3の実施の形態によるカーシェアリングシステム30によれば、車載器36において認証処理を完結することができるため、認証処理のために車載器36とサーバー108との間で通信する必要がなくなるので、情報通信ネットワークに障害が発生したような場合でも貸し出し時認証処理および返却時認証処理を確実に行うことができるようになる。
このため、カーシェアリングシステム30によれば、情報通信ネットワークに障害が発生した場合においても、利用者に対して車両110の貸し出しや返却を滞りなく実施することができるようになる。
(IV) 本発明の第4の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムの説明
図5には、本発明の第4の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステムを模式的に示す説明図があらわされている。
この図5に示す本発明の第4の実施の形態によるカーシェアリングシステムにおける認証装置を備えたカーシェアリングシステム40は、以下の相違点において、上記した従来のカーシェアリング100とは異なる。
具体的には、第1の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム40においては、従来のカーシェアリング100とは異なり、利用者が予約の手続を行うと、サーバー108は、カーシェアリングに関する情報として当該予約に関する認証用の情報を記録した2次元コード(図5における符号42bを参照する。なお、本明細書ならびに特許請求の範囲においては、「予約に関する認証用の情報」を、単に「予約認証用情報」と適宜に称する。)を発行して利用者の情報端末42に送信する。なお、予約認証用情報には、車両110のドアの解錠ならびに施錠の指示内容が含まれている。
次に、第2の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム40においては、利用者が用いるディスプレイ42aを備えた情報端末42が、従来の情報端末106の機能に加えて、サーバー108が送信した2次元コード42bをディスプレイ42aに表示する。
次に、第3の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム40においては、車両110のフロント部分、サイド部分あるいはリア部分などの任意の適宜の場所に、2次元コード42bを読み取るカメラなどの読み取り装置44を備えている。
次に、第4の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム40においては、サーバー108が、2次元コード42bに記録された予約認証用情報と利用者の予約に関する情報たる予約情報とが一致するか否かを判定するための情報(本明細書ならびに特許請求の範囲においては、「予約認証用情報と利用者の予約に関する情報たる予約情報とが一致するか否かを判定するための情報」を、「突合情報」と適宜に称する。)を車載器46に送信する。
次に、第5の相違点について説明すると、カーシェアリングシステム40においては、突合情報が車載器46において保持し記憶されているとともに、車載器46において認証処理を行う。
次に、第6相違点について説明すると、カーシェアリングシステム40においては、カードリーダー114を備えていない。
即ち、カーシェアリングシステム40においては、車両110に2次元コード42bを読み取る読み取り装置44を配設おき、読み取り装置44により利用者が情報端末42のディスプレイ42aに表示した2次元コード42bを読み取り、読み取り装置44が読み取った読み取り結果である予約認証用情報を車載器46へ送信し、車載器46において当該読み取り結果である予約認証用情報と当該車載器46に記憶した突合情報とを用いて貸し出し時認証処理ならびに返却時認証処理を行うものである。
より詳細には、利用者が、予約した利用開始時間に車両110が駐車された駐車場まで行って実際に車両110内に乗車しようとするときには、利用者は情報端末42のディスプレイ42aに2次元コード42bを表示させ、この2次元コード42bを車両110に配設されている読み取り装置44により読み取らせる。
読み取り装置44は、2次元コード42bの読み取り結果である予約認証用情報を車載器46へ送信し、車載器46は、読み取り装置44で読み取った読み取り結果である予約認証用情報と記憶している突合情報とを用いて貸し出し時認証処理を行う。
具体的には、車載器46は、貸し出し時認証処理として、当該読み取り結果である予約認証用情報と突合情報とが一致した場合、即ち、認証一致を示す認証判定をした場合には、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様の処理を行う。
なお、2次元コード42bには、車両110のドアの解錠の指示内容が含まれているため、車載器46は車両110のドアを解錠することができる。
一方、上記した車載器46における貸し出し時認証処理において、当該読み取り結果である予約認証用情報と突合情報とが一致しない場合、即ち、認証不一致を示す認証判定をした場合には、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様の処理を行う。
なお、車載器46における認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、車載器46から情報通信ネットワーク経由で情報端末42へ送信し、情報端末42のディスプレイ42aに認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かを表示するようにして、利用者の利便性を図るようにしてもよい。
さらに、車載器46における認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、適宜のタイミングで車載器46から情報通信ネットワーク経由でサーバー108へ送信し、車載器46とサーバー108とにおいて情報の共有を図るようにすることが好ましい。
また、カーシェアリングシステム40においては、読み取り装置44で読み取った読み取り結果である予約認証用情報と突合情報とを用いて返却時認証処理を行う。
より詳細には、利用者は、予約した利用終了時間まで車両110を利用するものであるが、予約した利用終了時間までに車両110を所定の駐車場に駐車させて、キーをキーボックス116に収納するとともに全てのドアを閉め、利用者は情報端末42のディスプレイ42aに2次元コード42bを表示させ、この2次元コード42bを車両110に配設されている読み取り装置44により読み取らせる。
読み取り装置44は、2次元コード42bの読み取り結果である予約認証用情報を車載器46へ送信し、車載器46は、読み取り装置34で読み取った読み取り結果である予約認証情報と記憶している突合情報とを用いて返却時認証処理を行う。
具体的には、車載器46は、返却時認証処理として、当該読み取り結果である予約認証情報と突合情報とが一致した場合、即ち、認証一致を示す認証判定をした場合には、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様の処理を行う。
なお、2次元コード42bには、車両110のドアの施錠の指示内容が含まれているため、車載器112は車両110のドアを施錠することができる。
一方、上記した車載器46における返却時認証処理において、当該読み取り結果である予約認証情報と突合情報とが一致しない場合、即ち、認証不一致を示す認証判定をした場合には、上記した従来の技術によるカーシェアリングシステム100において認証不一致の認証結果が情報通信ネットワーク経由でサーバー108から車載器112へ送信された場合の処理と同様の処理を行う。
なお、車載器46における認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、車載器46から情報通信ネットワーク経由で情報端末42へ送信し、情報端末42のディスプレイ42aに認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かを表示するようにして、利用者の利便性を図るようにしてもよい。
さらに、車載器46における認証結果、即ち、認証一致か認証不一致かについては、適宜のタイミングで車載器46から情報通信ネットワーク経由でサーバー108へ送信し、車載器46とサーバー108とにおいて情報の共有を図るようにすることが好ましい。
上記において説明したように、本発明の第4の実施の形態によるカーシェアリングシステム40によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるようになる。
また、本発明の第4の実施の形態によるカーシェアリングシステム40によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるので、利用者の情報端末42などのような各種の通信機器のみを用いることにより、カーシェリングシステムへ入会するための会員登録の処理や、車両を利用するための予約の処理や、車両の利用を開始するための当該車両の利用開始時における貸し出し時の貸し出し時認証処理や、車両の利用を終了のための当該車両の返却時の返却時認証処理などについて完了することができるようになる。
さらに、カーシェアリングシステム40を構成する車両110内にカードリーダーを設置する必要がないため、カーシェアリングシステム全体の構成を簡潔化してコストダウンを図ることができるようになる。
さらにまた、本発明の第4の実施の形態によるカーシェアリングシステム40によれば、車載器46において認証処理を完結することができるため、認証処理のために車載器46とサーバー108との間で通信する必要がなくなるので、情報通信ネットワークに障害が発生したような場合でも貸し出し時認証処理および返却時認証処理を確実に行うことができるようになる。
このため、カーシェアリングシステム40によれば、情報通信ネットワークに障害が発生した場合においても、利用者に対して車両110の貸し出しや返却を滞りなく実施することができるようになる。
(V) 本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置、カーシェアリングシステムにおける認証方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体の作用効果の説明
以上において説明したように、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置、カーシェアリングシステムにおける認証方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるようになる。
また、本発明によるカーシェアリングシステムにおける認証装置、カーシェアリングシステムにおける認証方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体によれば、利用カードを必要とすることなく認証処理を行うことができるので、利用者の情報端末などのような各種の通信機器のみを用いることにより、カーシェリングシステムへ入会するための会員登録の処理や、車両を利用するための予約の処理や、車両の利用を開始するための当該車両の利用開始時における貸し出し時の貸し出し時認証処理や、車両の利用を終了のための当該車両の返却時の返却時認証処理などについて、利用者の情報端末などのような各種の通信機器のみを用いて完了することができるようになる。
さらに、カーシェアリングシステムを構成する車両内にカードリーダーを設置する必要がないため、カーシェアリングシステム全体の構成を簡潔化してコストダウンを図ることができる。

(VI) その他の実施の形態および変形例の説明
上記した各実施の形態は例示に過ぎないものであり、本発明は他の種々の形態で実施することができる。即ち、本発明は、上記した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。
例えば、上記した実施の形態は、以下の(VI-1)乃至(VI-5)に示すように変形するようにしてもよい。
(VI-1) 上記した各実施の形態においては、2次元コードに記録するカーシェアリングに関する情報について、カーシェアリングに関する情報そのものを2次元コードに記録するようにした場合について説明したが、これに限られものではないことは勿論である。例えば、2次元コードには、各種の情報へアクセスするためのアドレスのみを記憶するようにしておき、各種情報については当該アドレスの示す領域に記憶しておくようにしてもよい。
(VI-2) 上記した実施の形態においては、利用者が用いる通信機器として情報端末を例示して説明したが、利用者が用いる通信機器は情報端末に限られものではないことは勿論であり、既存の種々の通信機器を利用することができる。
(VI-3) 上記した実施の形態においては、利用者が用いる情報端末の形態についての詳細な説明は省略してが、情報端末としては携帯電話、スマートフォンあるいはタブレットなどを含む種々の形態のものを用いてよいことは勿論である。
(VI-4) 上記した実施の形態においては、情報通信ネットワークとしてLTE通信やインターネットを例示したが、これに限られものではないことは勿論であり、既存の種々の情報通信ネットワークを利用することができる。
(VI-5) 上記した実施の形態ならびに上記した(VI-1)乃至(VI-4)に示す各種の他の実施の形態や変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよいことは勿論である。
本発明は、複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムに利用することができる。
10 カーシェアリングシステム
12 2次元コード
14 情報端末(読み取り手段、通信手段)
14a ディスプレイ
20 カーシェアリングシステム
22 情報端末(表示手段)
22a ディスプレイ(表示手段)
22b 2次元コード
24 読み取り装置(読み取り手段)
30 カーシェアリングシステム
32 情報端末(表示手段)
32a ディスプレイ(表示手段)
32b 2次元コード
34 読み取り装置(読み取り手段)
36 車載器(認証手段)
40 カーシェアリングシステム
42 情報端末(表示手段)
42a ディスプレイ(表示手段)
42b 2次元コード
44 読み取り装置(読み取り手段)
46 車載器(認証手段)
100 カーシェアリングシステム
102 パーソナルコンピューター
104 パーソナルコンピューター
106 情報端末
106a ディスプレイ
108 サーバー(認証手段)
110 車両
112 車載器(通信手段)
114 カードリーダー
116 キーボックス
118 利用カード

Claims (16)

  1. 複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証装置において、
    カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードと、
    前記2次元コードを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られた前記2次元コードに記録された前記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う認証手段と
    を有することを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証装置。
  2. 複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証装置において、
    カーシェアリングに供される車両に配設されるとともに、前記カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードと、
    前記2次元コードを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られた前記2次元コードに記録された前記カーシェアリングに関する情報を通信可能な通信手段と、
    前記通信手段により通信された前記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う認証手段と
    を有することを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証装置。
  3. 複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証装置において、
    カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードを表示する表示手段と、
    前記カーシェアリングに供される車両に配設されるとともに、前記表示手段に表示された前記2次元コードを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られた前記2次元コードに記録された前記カーシェアリングに関する情報を通信可能な通信手段と、
    前記通信手段により通信された前記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う認証手段と
    を有することを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証装置。
  4. 複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証装置において、
    カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードを表示する表示手段と、
    前記カーシェアリングに供される車両に配設されるとともに、前記表示手段に表示された前記2次元コードを読み取る読み取り手段と、
    前記カーシェアリングに供される前記車両に配設されるとともに、前記読み取り手段により読み取られた前記2次元コードに記録された前記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う認証手段と
    を有することを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証装置。
  5. 請求項4に記載のカーシェアリングシステムにおける認証装置において、
    前記カーシェアリングに関する情報は、利用者の会員登録情報であり、
    前記認証手段は、前記利用者の予約に関する情報たる予約情報を記憶しておき、前記会員登録情報と前記予約情報とに基づき認証処理を行う
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証装置。
  6. 請求項4に記載のカーシェアリングシステムにおける認証装置において、
    前記カーシェアリングに関する情報は、利用者の予約に関する認証用の情報たる予約認証用情報であり、
    前記認証手段は、前記予約認証用情報と前記利用者の予約に関する情報とが一致するか否かを判定するための情報たる突合情報を記憶しておき、前記予約認証用情報と前記突合情報とに基づき認証処理を行う
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証装置。
  7. 複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証方法において、
    カーシェアリングに関する情報について2次元コードに記録し、
    読み取り手段により前記2次元コードを読み取り、
    前記読み取り手段により読み取られた前記2次元コードに記録された前記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証方法。
  8. 複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証方法において、
    カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードを車両に配設し、
    読み取り手段により前記2次元コードを読み取り、
    前記読み取り手段により読み取られた前記2次元コードに記録された前記カーシェアリングに関する情報を認証手段に送信し、
    前記認証手段において、前記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証方法。
  9. 複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証方法において、
    カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードを表示手段に表示し、
    前記表示手段に表示された前記2次元コードをカーシェアリングに供される車両に配設された読み取り手段により読み取り、
    前記読み取り手段により読み取られた前記2次元コードに記録された前記カーシェアリングに関する情報を認証手段に送信し、
    前記認証手段において、前記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証方法。
  10. 複数の利用者により車両を共用するカーシェアリングシステムにおける認証方法において、
    カーシェアリングに関する情報について記録した2次元コードを表示手段に表示し、
    前記表示手段に表示された前記2次元コードをカーシェアリングに供される車両に配設された読み取り手段により読み取り、
    前記カーシェアリングに供される前記車両に配設された認証手段において、前記読み取り手段により読み取られた前記2次元コードに記録された前記カーシェアリングに関する情報に基づき認証処理を行う
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証方法。
  11. 請求項10に記載のカーシェアリングシステムにおける認証方法において、
    前記カーシェアリングに関する情報は、利用者の会員登録情報であり、
    前記認証手段は、前記利用者の予約に関する情報たる予約情報を記憶しておき、前記会員登録情報と前記予約情報とに基づき認証処理を行う
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証方法。
  12. 請求項10に記載のカーシェアリングシステムにおける認証方法において、
    前記カーシェアリングに関する情報は、利用者の予約に関する認証用の情報たる予約認証用情報であり、
    前記認証手段は、前記予約認証用情報と前記利用者の予約に関する情報とが一致するか否かを判定するための情報たる突合情報を記憶しておき、前記予約認証用情報と前記突合情報とに基づき認証処理を行う
    ことを特徴とするカーシェアリングシステムにおける認証方法。
  13. 請求項1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載のカーシェアリングシステムにおける認証装置としてコンピューターを機能させるためのプログラム。
  14. 請求項7、8、9、10、11または12のいずれか1項に記載のカーシェアリングシステムにおける認証方法をコンピューターに実行させるためのプログラム。
  15. 請求項13に記載のプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
  16. 請求項14に記載のプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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