JP2023157696A - 排気ユニット、冷凍機ユニット、及び保冷用車両 - Google Patents

排気ユニット、冷凍機ユニット、及び保冷用車両 Download PDF

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Abstract

【課題】排気ガスによって周囲を汚損する可能性が低減された排気ユニット、冷凍機ユニット、及び保冷用車両を提供する。【解決手段】排気ユニットは、排気ガスを上方に向かって排出する排気口を有する排気管と、排気管を外側から覆うとともに、内部に空間が形成され、上方を向く面に排気出口が形成されたダクトボックスと、排気口の上方に間隔をあけて配置され、排気口を覆うカバー部と、ダクトボックス内の空間を、排気管が位置する第一領域と、第一領域に連通するとともに排気出口が位置する第二領域とに区画する仕切板と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、排気ユニット、冷凍機ユニット、及び保冷用車両に関する。
貨物を低温状態で輸送するための保冷用車両には、車両の駆動用エンジンとは別に設けられた専用のエンジンで駆動される冷凍機ユニットが設けられている。エンジンから発生する排気ガスは、排気管を通じて外部に排出される。排気管には、雨水が浸入した場合にこれを排出するための装置が取り付けられることが一般的である。
この種の装置の具体例として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。下記特許文献1には、縦管と横管とを有する第一の管と、第二の縦管と第二の横管とを有する第二の管と、を備える排気管が開示されている。第二の横管の径は、第一の管の横管よりも径が大きい。また、第二の横管の内側に第一の横管が挿入されている。第二の縦管の上端から雨水が侵入すると、第二の横管と第一の横管との間の隙間から当該雨水が外部に排出されるとされている。
特開2003-314276号公報
しかしながら、上記の構成では、雨水を排出できる一方で、排気ガスの流れに雨水がぶつかることで、排気管の出口から煤を含んだ水分が周囲に飛散する虞がある。これにより、周囲の装置や設備が汚損してしまう。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、排気ガスによって周囲を汚損する可能性が低減された排気ユニット、冷凍機ユニット、及び保冷用車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る排気ユニットは、排気ガスを上方に向かって排出する排気口を有する排気管と、該排気管を外側から覆うとともに、内部に空間が形成され、上方を向く面に排気出口が形成されたダクトボックスと、前記排気口の上方に間隔をあけて配置され、該排気口を覆うカバー部と、前記ダクトボックス内の前記空間を、前記排気管が位置する第一領域と、該第一領域に連通するとともに前記排気出口が位置する第二領域とに区画する仕切板と、を備える。
本開示に係る冷凍機ユニットは、上記の排気ユニットと、前記排気管を流通する排気ガスを発生させるエンジンと、該エンジンによって駆動される冷凍機本体と、を備える。
本開示に係る保冷用車両は、貨物を収容するトレーラ本体と、前記トレーラ本体の壁面に設けられ、前記トレーラ本体内を冷却する上記の冷凍機ユニットと、を備える。
本開示によれば、排気ガスによって周囲を汚損する可能性が低減された排気ユニット、冷凍機ユニット、及び保冷用車両を提供することができる。
本開示の実施形態に係る保冷用車両の構成を示す模式図である。 本開示の実施形態に係る冷凍機ユニットの構成を示す模式図である。 本開示の実施形態に係る排気ユニットの構成を示す断面図である。
以下、本開示の実施形態に係る保冷用車両1、冷凍機ユニット2、及び排気ユニット3について、図1から図3を参照して説明する。
(保冷用車両の構成)
図1に示すように、本実施形態の保冷用車両1は、トラクタ10と、トレーラ11と、冷凍機ユニット2と、を備える。トラクタ10は、運転席であるキャブ12を有する。トラクタ10は、トレーラ11を牽引する。以下の説明では、トラクタ10から見てトレーラ11が位置する側を後側と呼び、その反対側を前側と呼ぶ。また、これら前側と後側をつなぐ方向を前後方向と呼ぶ。トラクタ10の下部には複数の車輪が設けられている。不図示のエンジンによって駆動されることで、トラクタ10は前後方向に移動することが可能である。
トレーラ11は、トレーラ本体13と、シャーシ14と、を有する。トレーラ本体13は、シャーシ14によって下方から支持された箱型の容器である。トレーラ本体13は、前後方向に長く延びて直方状をなすコンテナである。トレーラ本体13の内部には、保冷が必要な貨物(図示せず)を収容する空間が形成されている。
トレーラ本体13における前側を向く壁面(前壁15)には、冷凍機ユニット2が固定されている。冷凍機ユニット2の構成については後述する。シャーシ14は、トレーラ本体13の下面に設けられている。シャーシ14は、前後方向に延びている。シャーシ14の下部には複数の車輪が設けられいる。トラクタ10にけん引されることで、トレーラ11は前後方向に移動することが可能である。
(冷凍機ユニットの構成)
図2に示すように、冷凍機ユニット2は、ケーシング20と、冷凍サイクル21と、エンジン発電機22(エンジン)と、排気ユニット3と、を備えている。
詳しくは図示しないが、冷凍サイクル21は、圧縮機と、蒸発器と、膨張弁と、凝縮器と、を主に備えている。圧縮機は冷媒を圧縮する。蒸発器は、圧縮された冷媒とトレーラ本体13内の空気とを熱交換させる熱交換器である。膨張弁は、熱交換を経て高温となった冷媒の圧力を下げる。凝縮器は、冷媒を外気と熱交換させる熱交換器である。以上の冷媒の流れが連続的に生じることで、トレーラ本体13内の温度が低下する(冷却される)。
上記の圧縮機は、エンジン発電機22で発生した電力を用いて駆動される。エンジン発電機22は、トラクタ10のエンジンとは別に設けられた専用の装置である。エンジン発電機22は、例えば軽油を燃料とするディーゼルエンジンである。したがって、エンジン発電機22を駆動すると、排気ガスが発生する。この排気ガスは、排気ユニット3を通じて外部に放出される。
(排気ユニットの構成)
図3に示すように、排気ユニット3は、排気管30と、ダクトボックス31と、カバー部32と、仕切板33と、邪魔板34と、パネル35と、ドレンパイプ36と、ガード部37と、を有する。
排気管30は、上下方向に延びる管であり、その上側の端部は、排気ガスを上方に向かって排出する排気口38とされている。
ダクトボックス31は、排気管30を外側から覆う箱状をなしている。ダクトボックス31内には排気ガスが流れるための空間が形成されている。ダクトボックス31は、上側に位置する上側壁面41と、下側に位置する下側壁面42と、これら上側壁面41と下側壁面42とを上下方向に接続する一対の側壁面43と、不図示の前壁面、及び後壁面と、によって直方体状に形成されている。
ダクトボックス31の上側壁面41には、当該上側壁面41から下方に向かって延びる仕切板33が設けられている。仕切板33は、ダクトボックス31内の空間を、排気管30が位置する側である第一領域51と、排気出口60(後述)が位置する側である第二領域52とに区画している。仕切板33の下側の端部は、下側壁面42に対して上下方向に間隔をあけて対向している。この間隔は、排気ガスが流通するための連通路53とされている。
仕切板33は、前側から見て、上側壁面41の左側に偏った位置に配置されている。これにより、第二領域52の容積は、第一領域51の容積よりも大きくなっている。
上側壁面41における第二領域52側には、排気ガスを外部に排出するための排気出口60が形成されている。排気出口60には、ガード部37が取り付けられている。ガード部37は、格子状、又はメッシュ状をなしている。ガード部37は、雪や異物のダクトボックス31内への侵入を防ぐために設けられている。
ダクトボックス31の上側壁面41のうち、第一領域51側の部分は、カバー部32とされている。カバー部32は、排気管30の排気口38に対して上方から間隔をあけて対向している。カバー部32は、排気口38から排出された排気ガスの流れ方向を変えるため、及び、排気管内に凝縮した水をトラップするために設けられている。
一対の側壁面43のうち、第一領域51側の側壁面43の内側には、邪魔板34が取り付けられている。邪魔板34は、第一部材34aと、第二部材34bと、を有する。第一部材34aは、側壁面43から側方に向かって延びるとともに、下側壁面42に対して上下方向に間隔をあけて対向する板状をなしている。第一部材34aと下側壁面42との間の離間距離は、第一部材34aと上側壁面41との間の離間距離よりも小さい。つまり、第一部材34aは、下側壁面42に近接した位置に配置されている。また、第一部材34aには、排気管30が挿通される挿通孔70が形成されている。
第二部材34bは、第一部材34aに対して着脱可能に接続されている。第二部材34bは、第一部材34aよりも上方、又は下方に位置している。つまり、第一部材34aと第二部材34bとは上下方向に互いにずれて配置されている。第二部材34bは、第一部材34aと同様に、下側壁面42に対して上下方向に間隔をあけて対向する板状をなしている。また、この第二部材34bは、後述するパネル35に一体に固定されている。
ダクトボックス31の前面には、当該ダクトボックス31内部を点検・修理等するための開口部80が形成されている。開口部80は、第二領域52を臨むことができる位置に形成されている。この開口部80には、当該開口部80全域を覆うパネル35が着脱可能に取り付けられている。パネル35の裏面、つまりダクトボックス31内部を向く面には、上述した邪魔板34の第二部材34bが取り付けられている。したがって、パネル35を取り外すと、第一部材34aとの結合が解除されて、第二部材34bもパネル35とともに取り外される。
下側壁面42における第二領域52側には、ドレンパイプ36が設けられている。ドレンパイプ36は、下側壁面42を貫通する管である。ドレンパイプ36は、ダクトボックス31内に溜まった水分を外部に放出するために設けられている。ドレンパイプ36の上側の端部は、下側壁面42よりも上方に位置している。つまり、ダクトボックス31内に溜まる水の液面高さの最高位置は、図3中の二点鎖線で示すように、ドレンパイプ36の突出高さとなる。
(作用効果)
次いで、上記の冷凍機ユニット2、及び排気ユニット3の動作について説明する。冷凍機ユニット2を駆動するためには、まずエンジン発電機22を駆動する。エンジン発電機22が駆動されることで電力が発生する。この電力によって冷凍サイクル21の圧縮機が駆動する。圧縮機が駆動することで、冷媒が冷凍サイクル21の各装置を順に流通し、トレーラ本体13内の温度が低下する。
ここで、エンジン発電機22を駆動する際には、煤を含む排気ガスが発生する。排気ガスは、排気管30を通じて排出される。排気管30には、雨水が浸入した場合にこれを排出するための装置が取り付けられることが一般的である。他方、従来の装置では、雨水を排出できる一方で、排気ガスの流れに雨水がぶつかることで、排気管30の出口から煤を含んだ水分が周囲に飛散する虞があった。これにより、周囲の装置や設備が汚損してしまうという課題があった。そこで、本実施形態に係る排気ユニット3は上述の各構成を採っている。
上記構成によれば、排気管30の排気口38から排出されてダクトボックス31内に流れ込んだ排気ガスは、カバー部32にぶつかって第一領域51内を下方に向かって流通する。その後、仕切板33の連通路53を通じて第二領域52に流れる。この時、カバー部32に衝突して流れ方向が変化することで、第二領域52に流れ込む排気ガスの流速は、第一領域51内での流速に比べて低くなっている。このため、ダクトボックス31の排気出口60から外部に排出される際に、雨水(雨滴)が排気ガスの流れに接触しても、衝突する際のエネルギーが小さいため、水しぶきが周囲に飛散する可能性を低減することができる。特に、排気ガスには煤が含まれていることから、排気ガスに雨滴が触れると煤によって黒く汚れた水しぶきが生じやすい。上記構成によれば、このような汚れた水しぶきが生じにくいことから、周囲の装置や設備を汚損してしまう可能性を低減することが可能となる。
また、上記構成によれば、カバー部32は、ダクトボックス31の上側壁面41の一部によって形成されている。つまり、ダクトボックス31の上側壁面41の一部をカバー部32として機能させることができる。これにより、カバー部32を別の部品として構成した場合に比べて、部品点数の削減を図ることができるとともに、装置の小型化も実現することができる。
さらに、上記構成によれば、仕切板33が上側壁面41から下方に向かって延び、その下方の端部と下側壁面42との間には連通路53としての間隙が形成されている。これにより、ダストボックス内における排気ガスの流れる経路の長さが長くなるとともに経路形状が複雑化する。つまり、ダストボックス内の排気ガスの流路がラビリンス状となる。その結果、当該流路を流れる際の排気ガスの流れに圧力損失が生じる。したがって、排気出口60から排出される排気ガスの流速をさらに低く抑えることができる。
加えて、上記構成によれば、第二流路の容積が第一領域51の容積よりも大きいことから、第一領域51を経て当該第二領域52に流入した排気ガスの静圧が上昇し、動圧が低下する。つまり、第二領域52ではディフューザ効果が生じる。これにより、第二領域52を経てダクトボックス31の排気出口60から排出される排気ガスの流速をより一層低く抑えることができる。
また、上記構成によれば、邪魔板34が第二領域52に設けられていることから、排気出口60から浸入した雨水は下側壁面42にぶつからずに、邪魔板34に阻害される。これにより、ダクトボックス31内に雨水や、排気ガスに含まれる水分から生じた凝縮水が溜まっている場合であっても、当該貯まった水分に雨滴が直接衝突することを防ぐことができる。その結果、煤を含む汚れた水しぶきが生じてしまう可能性をさらに低減することができる。さらに、邪魔板34が設けられていることによって、カバー部32にぶつかって方向を変えた排気ガスの流れが、ダストボックス31内に溜まった水分に直接衝突することを防ぐこともできる。これにより、煤を含む汚れた水しぶきが生じてしまう可能性をさらに低減することができる。
さらに、上記構成によれば、ダクトボックス31に形成された開口部80を通じて、ダクトボックス31内の点検や修理を容易に行うことができる。また、邪魔板34がパネル35に一体に取り付けられていることから、当該パネル35を取り外すことで、邪魔板34を同時に取り外すことができる。これにより、ダクトボックス31内部へのアクセスがより容易となる。そのため、メンテナンス時に、各部品を交換したり、ダクトボックス31下部に溜まった水分や汚れを容易に取り除いたりすることができる。
加えて、上記構成によれば、ドレンパイプ36を通じてダクトボックス31内に溜まった水分を外部に排出することができる。また、ドレンパイプ36の上側の端部が下側壁面42よりも上方に位置していることから、一定程度の水分が溜まるまではドレンパイプ36を通じた排水が行われない。つまり、ドレンパイプ36から常態的に汚れた水が排出され続ける可能性を回避することができる。これにより、汚れた水によって周囲の装置や設備が常態的に汚損されてしまう可能性を低減することが可能となる。
また、上記構成によれば、排気出口60がメッシュ状、又は格子状のガード部37によって覆われていることから、排気ガスは流通させる一方で、雪や異物がダクトボックス31内に侵入することを防ぐことができる。これにより、排気ユニット3内部を清浄な状態で維持できるとともに、エンジン発電機22の運転に影響が及ぶ可能性を回避することが可能となる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上記のエンジン発電機22は、ディーゼルエンジンに限られず、ガソリンエンジンであってもよい。また、図3の例では、前側から見て排気管30、及び第一領域51が左側に位置し、排気出口60、及び第二領域52が右側に位置している構成について説明した。しかしながら、これら各部の構成が左右反対になっていてもよい。
<付記>
各実施形態に記載の排気ユニット3、冷凍機ユニット2、及び保冷用車両1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る排気ユニット3は、排気ガスを上方に向かって排出する排気口38を有する排気管30と、該排気管30を外側から覆うとともに、内部に空間が形成され、上方を向く面に排気出口60が形成されたダクトボックス31と、前記排気口38の上方に間隔をあけて配置され、該排気口38を覆うカバー部32と、前記ダクトボックス31内の前記空間を、前記排気管30が位置する第一領域51と、該第一領域51に連通するとともに前記排気出口60が位置する第二領域52とに区画する仕切板33と、を備える。
上記構成によれば、排気管30から排出された排気ガスは、カバー部32にぶつかって第一領域51内を流通した後、仕切板33を越えて第二領域52に流れる。この時、排気ガスの流速が低くなっている。このため、排気出口60から外部に排出される際に、雨水が排気ガスの流れに接触しても周囲に飛散する可能性を低減することができる。
(2)第2の態様に係る排気ユニット3は、(1)の排気ユニット3であって、前記カバー部32は、前記ダクトボックス31の上側壁面41の一部によって形成されている。
上記構成によれば、ダクトボックス31の上側壁面41の一部をカバー部32として機能させることができる。これにより、部品点数の削減と、装置の小型化とを実現することができる。
(3)第3の態様に係る排気ユニット3は、(1)又は(2)の排気ユニット3であって、前記仕切板33は、前記ダクトボックス31の上側壁面41から下方に向かって延び、該仕切板33の下方の端部は、前記ダクトボックス31の下側壁面42との間に間隔をあけて対向している。
上記構成によれば、仕切板33が上側壁面41から下方に向かって延び、その下方の端部と下側壁面42との間には間隙が形成されている。これにより、ダストボックス内における排気ガスの流れる経路の長さが長くなるとともに経路形状が複雑化する。その結果、流れに圧力損失が生じて、排気出口60から排出される排気ガスの流速をさらに小さく抑えることができる。
(4)第4の態様に係る排気ユニット3は、(1)から(3)のいずれか一態様に係る排気ユニット3であって、前記第二領域52の容積は、前記第一領域51の容積よりも大きい。
上記構成によれば、第二流路の容積が第一領域51の容積よりも大きいことから、当該第二領域52に流入した排気ガスの静圧が上昇し、動圧が低下する。これにより、排気出口60から排出される排気ガスの流速をより一層小さく抑えることができる。
(5)第5の態様に係る排気ユニット3は、(1)から(4)のいずれか一態様に係る排気ユニット3であって、前記第二領域52に設けられ、前記ダクトボックス31の下側壁面42に間隔をあけて対向するように配置された邪魔板34をさらに備える。
上記構成によれば、邪魔板34が第二領域52に設けられていることから、排気出口60から浸入した雨水は下側壁面42にぶつからずに、邪魔板34に阻害される。これにより、ダクトボックス31内に雨水や凝縮水が溜まっている場合であっても、当該貯まった水分に雨水が直接衝突して煤を含む汚れた水しぶきが生じてしまう可能性を低減することができる。さらに、邪魔板34が設けられていることによって、カバー部32にぶつかって方向を変えた排気ガスの流れが、ダストボックス31内に溜まった水分に直接衝突することを防ぐこともできる。これにより、煤を含む汚れた水しぶきが生じてしまう可能性をさらに低減することができる。
(6)第6の態様に係る排気ユニット3は、(5)の排気ユニット3であって、前記ダクトボックス31には前記第二領域52を臨む開口部80が形成され、該開口部80を覆うパネル35をさらに備え、前記邪魔板34は、前記パネル35に取り付けられている。
上記構成によれば、開口部80を通じて、ダクトボックス31内の点検や修理を容易に行うことができる。また、邪魔板34がパネル35に取り付けられていることから、当該パネル35を取り外すことで、邪魔板34を同時に取り外すことができる。これにより、ダクトボックス31下部に溜まった水分や汚れを容易に取り除くことができる。
(7)第7の態様に係る排気ユニット3は、(1)から(6)のいずれか一態様に係る排気ユニット3であって、前記ダクトボックス31の下側壁面42を貫通するドレンパイプ36をさらに備え、該ドレンパイプ36の上側の端部は、前記下側壁面42よりも上方に位置している。
上記構成によれば、ドレンパイプ36を通じてダクトボックス31内に溜まった水分を外部に排出することができる。また、ドレンパイプ36の上側の端部が下側壁面42よりも上方に位置していることから、一定程度の水分が溜まるまではドレンパイプ36を通じた排水が行われない。つまり、ドレンパイプ36から常態的に汚れた水が排出され続ける可能性を回避することができる。
(8)第8の態様に係る排気ユニット3は、(1)から(7)のいずれか一態様に係る排気ユニット3であって、前記排気出口60を覆うメッシュ状のガード部37をさらに備える。
上記構成によれば、排気出口60がガード部37によって覆われていることから、雪や異物がダクトボックス31内に侵入する可能性を低減することができる。
(9)第9の態様に係る冷凍機ユニット2は、(1)から(8)のいずれか一態様に係る排気ユニット3と、前記排気管30を流通する排気ガスを発生させるエンジンと、該エンジンによって駆動される冷凍機本体と、を備える。
上記構成によれば、排気ガスに含まれる煤による周囲への汚損が低減された冷凍機ユニット2を提供することができる。
(10)第10の態様に係る保冷用車両1は、貨物を収容するトレーラ本体13と、前記トレーラ本体13の壁面に設けられ、前記トレーラ本体13内を冷却する(9)の冷凍機ユニット2と、を備える。
上記構成によれば、排気ガスに含まれる煤による周囲への汚損が低減された保冷用車両1を提供することができる。
1…保冷用車両
2…冷凍機ユニット
3…排気ユニット
10…トラクタ
11…トレーラ
12…キャブ
13…トレーラ本体
14…シャーシ
15…前壁
20…ケーシング
21…冷凍サイクル
22…エンジン発電機
30…排気管
31…ダクトボックス
32…カバー部
33…仕切板
34…邪魔板
34a…第一部材
34b…第二部材
35…パネル
36…ドレンパイプ
37…ガード部
38…排気口
41…上側壁面
42…下側壁面
43…側壁面
51…第一領域
52…第二領域
53…連通路
60…排気出口
70…挿通孔
80…開口部

Claims (10)

  1. 排気ガスを上方に向かって排出する排気口を有する排気管と、
    該排気管を外側から覆うとともに、内部に空間が形成され、上方を向く面に排気出口が形成されたダクトボックスと、
    前記排気口の上方に間隔をあけて配置され、該排気口を覆うカバー部と、
    前記ダクトボックス内の前記空間を、前記排気管が位置する第一領域と、該第一領域に連通するとともに前記排気出口が位置する第二領域とに区画する仕切板と、
    を備える排気ユニット。
  2. 前記カバー部は、前記ダクトボックスの上側壁面の一部によって形成されている請求項1に記載の排気ユニット。
  3. 前記仕切板は、前記ダクトボックスの上側壁面から下方に向かって延び、該仕切板の下方の端部は、前記ダクトボックスの下側壁面との間に間隔をあけて対向している請求項1又は2に記載の排気ユニット。
  4. 前記第二領域の容積は、前記第一領域の容積よりも大きい請求項1に記載の排気ユニット。
  5. 前記第二領域に設けられ、前記ダクトボックスの下側壁面に間隔をあけて対向するように配置された邪魔板をさらに備える請求項1に記載の排気ユニット。
  6. 前記ダクトボックスには前記第二領域を臨む開口部が形成され、
    該開口部を覆うパネルをさらに備え、
    前記邪魔板は、前記パネルに取り付けられている請求項5に記載の排気ユニット。
  7. 前記ダクトボックスの下側壁面を貫通するドレンパイプをさらに備え、
    該ドレンパイプの上側の端部は、前記下側壁面よりも上方に位置している請求項1に記載の排気ユニット。
  8. 前記排気出口を覆うメッシュ状のガード部をさらに備える請求項1に記載の排気ユニット。
  9. 請求項1に記載の排気ユニットと、
    前記排気管を流通する排気ガスを発生させるエンジンと、
    該エンジンによって駆動される冷凍機本体と、
    を備える冷凍機ユニット。
  10. 貨物を収容するトレーラ本体と、
    前記トレーラ本体の壁面に設けられ、前記トレーラ本体内を冷却する請求項9に記載の冷凍機ユニットと、
    を備える保冷用車両。
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