JP2023156837A - ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】スパウト付きパウチを確実に保持できるホルダを提供する。【解決手段】ホルダ1は、スパウト付きパウチ100を吊り下げて保持する。ホルダ1は、スパウト付きパウチ100のスパウト部110を着脱可能にする第1開口部20と、第1開口部20に連続して形成され、第1開口部20から移動してきたスパウト部110を受け入れる第2開口部30と、第2開口部30においてスパウト部110の移動を規制するロック部である突部40、41と、を備える。また、突部40、41は、第2開口部30に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、スパウト付きパウチを吊り下げ可能に保持するホルダに関する。
従来、スパウト付きパウチを吊り下げ可能に保持するフック(ホルダ)がある。たとえば、特許文献1に記載のホルダは、第1開口部に連続する第2開口部に、第1開口部と反対側に爪部を有する。使用者は、スパウト部を第1開口部に通した後、第2開口部に移動させ、第2開口部とスパウト部の管部とを嵌め合わせる。使用者がスパウト部を第2開口部からさらに爪部側に移動させると、第2開口部の幅方向の両端部にスパウト付きパウチの自重が掛かる。これにより、第2開口部の幅方向の両端部が下方に若干押し下げられ、第2開口部側の爪部の端部がスパウト部の管部に沿って上方へ押し上げられる。これにより、スパウト付きパウチはホルダに保持される。
使用者がスパウト付きパウチからホルダを取り外すときは、使用者はスパウト付きパウチを第2開口部から第1開口部の方へ移動させてから、スパウト付きパウチを下方へ引き抜く。このように、特許文献1に記載のホルダによれば、使用者はスパウト付きパウチを簡単に取り付けることも取り外すこともできるとされている。
特開2009-165534号公報
特許文献1には、予め販促用パネル(商品棚)に取り付けられたホルダに対して、上述した方法で使用者がスパウト付きパウチの取り付け作業および取り外し作業を行うことが記載されている。このことから、特許文献1では、店員がホルダにスパウト付きパウチを取り付ける作業を行い、客がホルダからスパウト付きパウチを取り外す作業を行うことが想定されていると考えられる。この場合、上記の作業は商品棚の前でしか行うことができないため、店員がホルダにスパウト付きパウチを取り付ける際の作業スペースが限られる。
しかしながら、店員が商品棚以外の場所で予めホルダにスパウト付きパウチを取り付けておけば、スパウト付きパウチの陳列の作業効率が上がる。
また、たとえば、客がスパウト付きパウチをホルダに取り付けられた状態で商品棚から取り外し、このスパウト付きパウチを店員に渡した場合、店員がホルダからスパウト付きパウチを取り外す。こうすると、店員はホルダを回収できる。これにより、回収されたホルダは再利用に供され得る。
このように、ホルダが予め商品棚に取り付けられていないことが好ましい場合がある。
上述のとおり、特許文献1に記載のホルダは、スパウト付きパウチの自重を利用して爪部でスパウト部を保持する。しかし、この特許文献1に記載の構成では、使用者(店員および客)が、スパウト付きパウチの姿勢が上下逆になるように持ち替えると、スパウト部が爪部から離れて、爪部にスパウト付きパウチの自重が掛からない場合がある。この場合、ホルダはスパウト付きパウチを保持できない。
たとえば、使用者である店員がホルダに取り付けられたスパウト付きパウチを持ち運びしている間に、スパウト付きパウチの姿勢が変化すると、ホルダはスパウト付きパウチを確実に保持できない虞がある。仮に、スパウト付きパウチがホルダから外れた場合、店員は、再度、ホルダにスパウト付きパウチを取り付ける作業を行わなければならず、作業に手間が掛かる。
また、客が商品棚からホルダごとスパウト付きパウチを取り外し、店員にスパウト付きパウチを渡すまでの間に、スパウト付きパウチの姿勢が変化する場合もある。このような場合も、ホルダはスパウト付きパウチを確実に保持できない虞がある。スパウト付きパウチがホルダから外れた場合、店員はホルダからスパウト付きパウチを取り外す作業を行うことができず、ホルダを回収することができない。よって、ホルダの回収効率が下がる。
このように、特許文献1に記載のホルダは、使用場面によってはスパウト付きパウチを確実に保持できない虞があるため、改善の余地がある。
かかる課題に鑑み、本発明は、スパウト付きパウチを確実に保持できるホルダを提供することを目的とする。
本発明の主たる態様は、スパウト付きパウチを吊り下げて保持するホルダに関する。本態様に係るホルダは、スパウト付きパウチのスパウト部を着脱可能にする第1開口部と、前記第1開口部に連続して形成され、前記第1開口部から移動してきた前記スパウト部を受け入れる第2開口部と、前記第2開口部において前記スパウト部の移動を規制するロック部と、を備える。
本態様に係るホルダによれば、第1開口部から第2開口部へ移動してきたスパウト付きパウチのスパウト部は、ロック部によって第2開口部内での移動が規制される。すなわち、スパウト部が第2開口部内に留まる。よって、本構成のホルダによれば、スパウト付きパウチを確実に保持できる。
本態様に係るホルダにおいて、前記ロック部は、前記第2開口部に設けられる突部であり、前記第1開口部および前記第2開口部の並び方向に対して略直交する方向であって、前記突部の頂部を通るときの前記第2開口部の幅方向の長さは、前記スパウト部の管部の幅よりも短く構成され得る。
上述したとおり、スパウト付きパウチのスパウト部は、第1開口部から第2開口部へ移動する。このとき、スパウト部はロック部である突部を通って第2開口部へ移動する。上記の構成によれば、第1開口部および第2開口部の並び方向に対して略直交する方向において、突部の頂部を通るときの第2開口部の幅方向の長さは、スパウト部の管部の幅よりも短い。このため、第2開口部に移動したスパウト部は、突部に堰き止められるため、第2開口部から第1開口部への移動が規制される。これにより、スパウト部は第2開口部内に保持される。すなわち、ホルダはスパウト付きパウチを確実に保持できる。
本態様に係るホルダにおいて、前記突部は、前記第2開口部内に向かって凸の湾曲形状を有するように構成され得る。
上記の構成によれば、第2開口部内に保持されているスパウト部は、突部の湾曲部分に沿って第2開口部から第1開口部へ滑らかに移動できる。そして、スパウト部が第2開口部から第1開口部に移動すると、スパウト部は第1開口部から退避できる。すなわち、ホルダからスパウト付きパウチを取り外すことができる。このように、ホルダに保持されたスパウト付きパウチをホルダから容易に取り外すことができる。
本態様に係るホルダにおいて、前記突部は、前記第2開口部を挟んで対称な位置に設けられるように構成され得る。
上記の構成によれば、ロック部として少なくとも2つの突部が第2開口部に設けられる。よって、ホルダはスパウト付きパウチをより確実に保持できる。
本態様に係るホルダにおいて、前記ロック部は、前記第1開口部を介して前記第2開口部と反対側に設けられる切欠き部であり、前記切欠き部は、前記第2開口部が前記スパウト部を受け入れた状態で前記第1開口部と前記切欠き部との間を折り曲げたとき、前記スパウト部の管部を前記第2開口部の周縁に押し付けるように形成され得る。
上記の構成によれば、スパウト部が第2開口部内に保持されているとき、スパウト部の管部が切欠き部によって第2開口部の周縁に押し付けられる。これにより、スパウト部は切欠き部によって移動が規制される。このため、使用者がホルダにスパウト付きパウチを取り付けて、スパウト付きパウチを持ち運びしている間に、スパウト付きパウチの姿勢が変化しても、スパウト付きパウチはホルダから外れ難い。このように、本構成のホルダによれば、スパウト付きパウチを確実に保持できる。
本発明によれば、スパウト付きパウチを確実に保持できるホルダを提供することができる。
図1は、第1実施形態に係るホルダの構成を示す平面図である。 図2(a)、(b)は、それぞれ、第1実施形態に係るホルダに保持されるスパウト付きパウチの構成を説明するための図である。図2(a)は、第1実施形態に係るホルダが保持するスパウト付きパウチの概略構成を示す斜視図である。図2(b)は、第1実施形態に係るホルダが保持するスパウト付きパウチのスパウト部の形状を説明するために模式的に示した上面図である。 図3(a)、(b)は、それぞれ、第1実施形態に係るホルダの使用について説明するための斜視図である。図3(a)は、第1実施形態に係るホルダにスパウト付きパウチが取り付けられる前の様子を示す斜視図である。図3(b)は、第1実施形態に係るホルダにスパウト付きパウチが取り付けられたときの様子を示す斜視図である。 図4(a)、(b)は、それぞれ、第1実施形態に係るホルダがスパウト付きパウチを保持しているときの、ホルダに対するスパウト部の配置について説明するための模式図である。図4(a)は、第1実施形態に係るホルダおよびスパウト部を模式的に示した上面図である。図4(b)は、第1実施形態に係るホルダおよびスパウト部を模式的に示した側面図である。 図5は、第2実施形態に係るホルダの構成を示す平面図である。 図6(a)、(b)は、それぞれ、第2実施形態に係るホルダがスパウト付きパウチを保持しているときの、ホルダおよびスパウト部の配置について説明するための模式図である。図6(a)は、第2実施形態に係るホルダおよびスパウト部を模式的に示した上面図である。図6(b)は、第2実施形態に係るホルダおよびスパウト部を模式的に示した側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、ホルダおよびスパウト付きパウチの構成を説明する際、便宜上、「左右」、「上下」、「手前」、「奥」の方向を示す表現を用いている。これらは、各図の紙面における方向を示す。
<第1実施形態>
[ホルダの構成]
図1は、第1実施形態に係るホルダ1の平面図である。図1に示すように、ホルダ1は、シート状の台紙10から構成される。台紙10には、第1開口部20と、第2開口部30と、突部40、41と、孔50と、が形成されている。
台紙10は、矩形状であり、4つの角部は、丸みを帯びている。これにより、使用者がホルダ1を取り扱う際、台紙10の角部で手や指等の怪我を防止できる。
台紙10の材質は、スパウト付きパウチ100を吊り下げて保持できる程度の強度を有していれば、とくに限定されない。台紙10の材質としては、たとえば、ポリプロピレンやポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂、および厚紙等が挙げられる。
第1開口部20は、後で図2(a)、(b)を参照して説明するスパウト付きパウチ100のスパウト部110を通すための孔である。本実施形態では、第1開口部20は、スパウト部110の形状(具体的には、フランジ113、114である。)に合わせて八角形状に形成されているが、スパウト部110を通すことができれば、八角形状に限られず、円形状や八角形状以外の多角形状であってもよい。
第2開口部30は、スパウト部110を保持するための孔である。第2開口部30は、第1開口部20から連続して形成されている。本実施形態では、第2開口部30の形状は、矩形状である。
突部40、41は、第2開口部30において、第1開口部20との境界付近に設けられている。本実施形態では、突部40、41は、図1において、左右方向に対称な位置に配置されている。
また、突部40、41は、第2開口部30内に向かって凸であり、湾曲形状に形成されている。より具体的に突部40、41の形状を説明する。突部40、41は、第2開口部30内に最も近い頂部40a、41aを境として、第1開口部20側の湾曲部40A、41Aと、第2開口部30側の湾曲部40B、41Bとに区分される。湾曲部40A、41Aおよび湾曲部40B、41Bの曲率は同じか、湾曲部40B、41Bの曲率の方が湾曲部40A、41Aの曲率よりも大きくなるように形成されている。
なお、この突部40、41は、特許請求の範囲に記載の「ロック部」に相当する。突部40、41の機能に関しては、後で詳細に説明する。
孔50は、使用者がスパウト付きパウチ100を商品棚に陳列する際、ホルダ1をフック等に通すための孔である。本実施形態では、孔50は、第1開口部20に連続するように形成された半円状の孔である。孔50は、上述のフック等に通すことができれば、サイズや形状は半円状に限られない。
また、孔50は、必ずしも第1開口部20と連続して形成される必要はない。たとえば、孔50は、第1開口部20の上方に形成されてもよい。
[スパウト付きパウチ]
次に、本実施形態に係るホルダ1が吊り下げて保持するスパウト付きパウチ100の構成について、図2(a)、(b)を参照して説明する。図2(a)は、スパウト付きパウチ100の概略構成を示す斜視図である。図2(b)は、スパウト付きパウチ100のスパウト部110の形状を説明するために模式的に示した上面図である。なお、図2(b)において、破線部は、スパウト部110の管112である。また、図2(a)のスパウト付きパウチ100は、一般に流通しているスパウト付きパウチの一例であって、これに限られない。
図2(a)に示すように、スパウト付きパウチ100は、スパウト部110と、容器120と、を備えている。容器120は、たとえば、飲料物や化粧品、液体洗剤等が充填される可撓性の袋状の容器である。容器120の材質は、たとえば、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂やアルミニウムである。
スパウト部110は、容器120の内容物を他の容器等に抽出するための抽出口であり、容器120に設けられる。スパウト部110は、キャップ111と、管112と、フランジ113、114と、を備えている。フランジ113、114は、所定の隙間を設けた状態で管112の外周に沿って設けられる。これにより、管112、およびフランジ113、114は一体物として構成される。
キャップ111は、ネジキャップである。キャップ111は、管112の外周面の上部に形成されている雄ネジ(不図示)と螺合し、容器120を封止する。
図2(b)に示すように、本実施形態では、スパウト部110のフランジ113、114は、八角形状に形成されており、同一のサイズである。そのため、図2(b)では、フランジ113のみが図示されている。また、キャップ111の上面のサイズは、フランジ113、114よりも若干小さい。
ここで、スパウト部110およびホルダ1の第2開口部30のサイズについて説明する。図1における第2開口部30の左右方向の幅W1は、図2(b)における管112の左右方向の幅D1と略同じか、若干大きい。また、図1における突部40の頂部40aと突部41の頂部41aとの間の幅W2は、図2(b)における管112の幅D1より若干小さい。さらに、図1において、突部40の終端40b(あるいは、突部41の終端41b)と、第2開口部30の下端部との間の幅W3は、図2(b)における管112の上下方向の幅D2と略同じか若干大きい。
なお、上記した終端40b、41bは、突部40、41における湾曲部40B、41Bの下端部である。また、第2開口部30の下端部は、第2開口部30の外周縁のうち、第1開口部20から最も離れて位置する周縁部である。以下、本明細書では、第2開口部30の下端部は同様の意味で用いる。
また、本実施形態では、図2(a)、(b)に示すように、フランジ113、114が八角形状に形成されているが、形状やサイズはこれに限られない。上述したように、ホルダ1の第1開口部20は、フランジ113、114の形状に合わせて形成される。すなわち、スパウト付きパウチ100のスパウト部110の仕様によって、第1開口部20は適切な形状およびサイズに形成される。
[スパウト付きパウチのホルダへの取り付け]
次に、図3(a)~図4(b)を参照して、使用者によるスパウト付きパウチ100のホルダ1への取り付けおよび取り外しについて説明する。図3(a)、(b)は、それぞれ、ホルダ1の使用について説明するための図である。図3(a)は、ホルダ1にスパウト付きパウチ100が取り付けられる前の状態を示した斜視図であり、図3(b)は、ホルダ1にスパウト付きパウチ100が取り付けられた後の状態を示した斜視図である。
図4(a)、(b)は、それぞれ、ホルダ1がスパウト付きパウチ100を保持しているときの、ホルダ1に対するスパウト部110の配置について説明するための模式図である。図4(a)は、ホルダ1およびスパウト部110を模式的に示した上面図であり、図4(b)は、ホルダ1およびスパウト部110を模式的に示した側面図である。なお、図4(a)では、説明の便宜上、ホルダ1、管112、およびフランジ113のみが示されており、ホルダ1は実線、管112は破線、フランジ113は一点鎖線で示される。
図3(a)に示すように、使用者は、ホルダ1の第1開口部20にスパウト部110のキャップ111を上から通し(図3(a)中の破線矢印Xの向き。)、第1開口部20の外周縁がフランジ113とフランジ114との間に位置するように、ホルダ1を移動させる。次に、使用者がホルダ1を破線の矢印Yの向きにスライドさせると、図3(b)に示すように、第2開口部30内にスパウト部110が収まる。このようにして、スパウト付きパウチ100がホルダ1に取り付けられる。
そして、図1および図2(b)を参照して説明したように、第2開口部30の幅W1は、管112の幅D1と略同じか、若干大きい。また、第2開口部30の幅W3は、管112の幅D2と略同じか、若干大きい。このため、図4(a)に示すように、第2開口部30に移動してきたスパウト部110(すなわち、フランジ113、114の間に位置する管112である。)は、第2開口部30内に完全に収まる。
これにより、スパウト部110は、突部40、41によって第2開口部30内での移動が規制されるため、第1開口部20へ容易に移動し難い。よって、スパウト部110は第2開口部30に保持される。すなわち、ホルダ1はスパウト付きパウチ100を保持する。
このような状態のスパウト付きパウチ100を使用者が吊り下げると、図4(b)に示すように、スパウト付きパウチ100の自重により、スパウト部110は斜め下を向くように傾斜する。上述のとおり、第2開口部30の幅W1は、管112の幅D1と略同じか、若干大きい。このため、ホルダ1が吊り下げられたとき、管112と第2開口部30の下端部との当接部分(つまり、ホルダ1において、スパウト付きパウチ100の自重が掛かる部分である。)が、図4(a)において左右方向(図4(b)では、手前から奥にかけての方向である。)にぐらつき難い。これにより、スパウト部110は第2開口部30内でほぼ固定された状態を維持する。よって、ホルダ1は、より確実にスパウト付きパウチ100を保持できる。
使用者がホルダ1からスパウト付きパウチ100を取り外す場合は、上述した取り付けの手順と逆のことを行えばよい。まず、使用者は、図3(b)に示される状態のスパウト付きパウチ100のスパウト部110を支持しつつ、ホルダ1を、第1開口部20の方(つまり、図3(a)中の破線の矢印Yの向きと反対方向。)にホルダ1をスライドさせる。これにより、スパウト部110は、第2開口部30から第1開口部20へ移動する。
スパウト部110が第1開口部20に移動すると、使用者は、図3(a)中の破線の矢印Xの向きと反対方向にホルダ1を移動させる。このようにして、使用者は、ホルダ1からスパウト付きパウチ100を取り外す。
図1および図2(b)を参照して説明したとおり、第2開口部30の幅W2は、管112の幅D1よりも若干小さい。上述のとおり、ホルダ1は、ポリプロピレン等の合成樹脂や厚紙等の曲げ性を有する台紙10により構成されている。このため、使用者がホルダ1に所定の力でホルダ1をスパウト部110に対してスライドさせると、スパウト部110は突部40、41を第2開口部30の外方に押しながら通ることができる。
しかしながら、スパウト部110が突部40、41を通過する際、突部40、41に過剰な負荷が掛かると、突部40、41が第2開口部30の外方に向かって折れる等の破損が生じる場合がある。
この点、本実施形態に係るホルダ1は、突部40、41が湾曲部を有する。図1を参照して説明したように、スパウト部110が第1開口部20から第2開口部30に移動する際、湾曲部40A、41Aを通る。このとき、湾曲部40A、41Aは、緩やかな曲線形状に形成されているため、スパウト部110は湾曲部40A、41Aに沿って滑らかに移動できる。このため、スパウト部110から突部40、41に過剰な負荷が掛かることはない。
また、スパウト部110は湾曲部40A、41Aに沿って滑らかに移動できるため、使用者は、ホルダ1を無理やりスライドさせる必要はなく、少しの力をホルダ1に掛けるだけでホルダ1をスパウト部110に対してスライドできる。よって、使用者は、簡単にホルダ1にスパウト付きパウチ100を取り付けることができる。
一方、スパウト部110が第2開口部30から第1開口部20に移動する際、湾曲部40B、41Bを通る。このとき、湾曲部40B、41Bも、湾曲部40A、41Aと同様に緩やかな曲線形状に形成されているため、スパウト部110から突部40、41に過剰な負荷が掛かることはなく、スパウト部110は湾曲部40B、41Bに沿って滑らかに移動できる。このため、使用者は、ホルダ1を無理やりスライドさせる必要はなく、少しの力をホルダ1に掛けるだけで簡単にホルダ1からスパウト付きパウチ100を取り外すことができる。
このように、突部40、41は、スパウト部110の移動を円滑にガイドする機能を有する。
また、湾曲部40B、41Bは、第2開口部30側に位置しており、第2開口部30内でスパウト部110の移動を確実に規制する必要がある。この点、第2開口部30において、湾曲部40B、41Bの方が湾曲部40A、41Aよりも曲率が大きく設定された場合、湾曲部40B、41Bの方が湾曲部40A、41Aよりも第2開口部30内に突出する。このため、本実施形態に係るホルダ1では、突部40、41において、湾曲部40B、41Bの方が湾曲部40A、41Aよりも曲率が大きく設定されることが好ましい。
仮に、突部が湾曲形状ではなく、V字状(つまり、エッジが効いた形状である。)に形成されている場合について検討する。この場合、スパウト部110は、第1開口部20から第2開口部30、あるいは第2開口部30から第1開口部20に移動する際、突部の頂点(角)で引っ掛かり、先に進み難い。
また、上述のとおり、スパウト部110が突部を通るときは、突部には第2開口部30の外方に向かう力が掛かる。突部の頂部がV字状であると、スパウト部110とが点接触するため、突部の頂点に過剰な力が付与されて、突部が湾曲形状の場合よりも大きな負荷が第2開口部30の外方に掛かり、突部が破損する虞がある。
このため、本実施形態に係るホルダ1において、突部40、41が湾曲形状であることは非常に有用である。
また、湾曲部40A、41Aおよび湾曲部40B、41Bの曲率の差が大きいと、湾曲部40A、41Aと湾曲部40B、41Bとの境に位置する頂部40a、41aは、エッジが効いた形状に近づく。この場合、上述した問題(頂部40a、41a付近での引っ掛かり、および突部40、41の破損のことである。)が生じる虞がある。このため、湾曲部40A、41Aおよび湾曲部40B、41Bの曲率の差は、若干程度で収まるように設定される。このような曲率は、保持したいスパウト付きパウチ100のサイズや重量、およびスパウト部110のサイズや形状によって適切に設定される。
なお、スパウト部110の移動を規制し、かつ、スパウト部110の移動を円滑にガイドできるのであれば、湾曲部40A、41Aおよび湾曲部40B、41Bの曲率は同一に設定されてもよい。
[ホルダの使用例]
次に、上記のようなホルダ1の使用例について、ホルダ1の使用者が小売業等の店員である場合について説明する。店員は、たとえば、バックヤードにて上記した手順でホルダ1に商品であるスパウト付きパウチ100を取り付けた後、スパウト付きパウチ100を商品棚に陳列する作業を行う。このとき、店員は、商品棚のフック等に、ホルダ1の孔50を引っ掛けて、スパウト付きパウチ100を商品棚に吊り下げる(図3(b)参照)。
このようにして陳列されたスパウト付きパウチ100を客が購入する場合、客はホルダ1ごとスパウト付きパウチ100を取り、店員に渡す。店員は、スパウト付きパウチ100を上記した手順で取り外す。そして、店員は、商品であるスパウト付きパウチ100を客に渡し、ホルダ1を回収する。このようにすると、ホルダ1を他のスパウト付きパウチ100に再利用できる。
上記の例では、店員がスパウト付きパウチ100をホルダ1に取り付ける作業をバックヤードで行うとしたが、これに限らず、店員が手隙のときに作業ができる場所であればどこでも行うことができる。このため、取り付けの作業場所を選ぶ必要がない。また、客自身がホルダ1からスパウト付きパウチ100を取り外してもよいが、上記の例のように、客がホルダ1ごとスパウト付きパウチ100を店員に渡せば、店員はホルダ1を確実に回収することができるため、コスト削減におおいに繋がる。
[実施形態の効果]
図1、図2(b)、および図4(a)に示すように、ホルダ1の第2開口部30には、第2開口部30内に向かって、スパウト付きパウチ100のスパウト部110の移動を規制するためのロック部として、突部40、41が設けられる。第2開口部30の幅W2は、管112の幅D1より小さい。また、第2開口部30の幅W3は、管112の幅D2と略同じか、若干大きい。
この構成により、ホルダ1の第1開口部20に通されたスパウト部110は、ロック部である突部40、41を通って第2開口部30に移動する。第2開口部30に移動してきたスパウト部110は、突部40、41に堰き止められるため、第2開口部30から第1開口部20への移動が規制される。これにより、第2開口部30すなわちホルダ1にスパウト付きパウチ100を確実に保持できる。
たとえば、使用者がホルダ1にスパウト付きパウチ100を取り付けて、スパウト付きパウチ100を持ち運びしている間に、スパウト付きパウチ100の姿勢が変化することが起こり得る。とくに、スパウト付きパウチ100の姿勢が上下逆さになると、突部40、41が設けられていない場合、スパウト付きパウチ100はホルダ1から外れ易い。
しかしながら、本構成のホルダ1は、突部40、41を備えるため、スパウト付きパウチ100の姿勢が変化しても、ホルダ1はスパウト付きパウチ100を確実に保持できる。
また、図1、図2(b)、および図4(a)に示すように、突部40、41は、第2開口部30内に向かって凸の湾曲形状に形成されている。より具体的には、突部40、41は、頂部40a、41aを境に、第1開口部20側に湾曲部40A、41Aと第2開口部30側に湾曲部40B、41Bとを有する。
上記の構成により、スパウト部110が第1開口部20と第2開口部30との間を移動するとき、スパウト部110は、湾曲部40A、41Aおよび湾曲部40B、41Bを、第2開口部30の外方に押しながら通る。このとき、スパウト部110は突部40、41(すなわち、湾曲部40A、41Aおよび湾曲部40B、41B)の湾曲形状に沿って滑らかに移動できる。これにより、使用者が過剰な負荷を掛けてホルダ1をスライドさせることなく、スパウト部110は簡単に第1開口部20と第2開口部30とを移動できる。
よって、使用者は、ホルダ1にスパウト付きパウチ100を取り付ける作業や、ホルダ1からスパウト付きパウチ100を取り外す作業を容易に行うことができる。
とくに、湾曲部40A、41Aおよび湾曲部40B、41Bの曲率は同じか、湾曲部40B、41Bの曲率の方が湾曲部40A、41Aよりも若干大きく設定されている。この構成により、湾曲部40B、41Bは、スパウト部110を第1開口部20へ導くための経路として機能するとともに、第2開口部30内でスパウト部110の移動を確実に規制できる。
また、図1、図4(a)に示すように、突部40、41は、第2開口部30において、左右方向に対称な位置に配置されている。
この構成により、スパウト部110が第2開口部30に移動すると、突部40、41の2つでスパウト部110の移動を規制できる。よって、スパウト部110は第2開口部30から第1開口部20へ容易に戻ることはできない。その結果、第2開口部30すなわちホルダ1によってスパウト付きパウチ100はより確実に保持される。
また、突部40、41が上記のような位置に配置されていると、スパウト部110が第1開口部20から第2開口部30に移動する際、同じタイミングで突部40、41に当接する。このため、スパウト部110は突部40、41に対して第2開口部30の外方に押す力を均等に掛け得る。これにより、スパウト部110は、突部40、41をより円滑に移動することができ、また、突部40、41が破損する虞をより低減できる。
[変更例]
上記実施形態に係るホルダ1では、図1、図4(a)に示すように、突部40、41が、第2開口部30において、左右方向に対称な位置に配置されていたが、必ずしも対称な位置でなくてもよい。たとえば、第2開口部30に配置される2つの突部であって、凸の湾曲形状の部分が互いに向き合うように配置される場合、一方の突部は他方の突部より第1開口部20側に配置されてもよい。このような場合でも、スパウト部110は、第1開口部20から2つの突部をそれぞれ通って第2開口部30に移動できる。そして、第2開口部30に移動してきたスパウト部110は、少なくとも第2開口部30側に配置されている突部によって移動が規制される。これにより、ホルダ1はスパウト付きパウチ100を保持できる。
上述のように突部を配置した場合、万が一、第2開口部30内に保持されていたスパウト部110が第2開口部30側に配置された突部を越えて、第1開口部20の方に移動してきても、第1開口部20側に配置されている突部でスパウト部110を堰き止め得る。
あるいは、スパウト部110の移動を規制する突部は、ホルダ1に少なくとも1つ設けられればよい。この場合、突部は1つのみであるため、スパウト部110は第1開口部20から第2開口部30により円滑に移動できる。しかしながら、スパウト部110の移動を規制する点から、図1、および図4(a)に示すように、突部40、41は左右方向に対称な位置に配置されることが好ましい。
また、上記実施形態に係るホルダ1において、図1、および図4(a)に示すように、第2開口部30は長方形状に形成されている。しかしながら、第2開口部30の下端部は、第2開口部30の外方に膨らむ湾曲形状に形成されてもよい。
あるいは、図1、および図2(b)を参照して説明したように、第2開口部30の幅W1と管112の幅D1との関係、および第2開口部30の幅W2と管112の幅D1との関係を維持できるなら、第2開口部30の下端部から突部40、41の終端40b、41bにかけて窄まるようなテーパ状であってもよい。第2開口部30がこれらの形状であっても、第2開口部30に移動してきたスパウト部110は、突部40、41によって移動が規制される。このため、ホルダ1はスパウト付きパウチ100を保持できる。
なお、第2開口部30の下端部の幅の方が管112の幅D1よりも大きい場合、第2開口部30の下端部に当接した管112(より具体的には、フランジ113、114の間に位置する管部112である。)が、第2開口部30の下端部に沿って(つまり、図4(a)において左右方向であり、図4(b)では、手前から奥にかけての方向である。)ぐらつきやすい。このため、第2開口部30の下端部の幅は、管112の幅D1と同程度に形成されていることが好ましい。
<第2実施形態>
[ホルダの構成]
上記第1実施形態に係るホルダ1は、第2開口部30にスパウト部110の移動を規制するロック部として、突部40、41を備えていた。第2実施形態に係るホルダ2は、突部40、41に替えて、切欠き部70を備える。以下、第2実施形態について、図5~図6(b)を参照して説明する。
図5は、第2実施形態に係るホルダ2の構成を示す平面図である。図5に示すように、ホルダ2は、シート状の台紙11から構成されている。台紙11は、長方形状に形成されており、図5において、上下方向に台紙11を略2等分する位置に折り曲げ線60が設けられている。台紙11は、折り曲げ線60を介して、面3および面4に区分される。
面3は、第1実施形態に係るホルダ1と略同様の構成である。つまり、面3には、ホルダ1と同様に、第1開口部20、第2開口部30、および孔50が形成されている。そのため、第1開口部20、第2開口部30、および孔50の構成については、説明を省略する。なお、上記のとおり、ホルダ2には、突部40、41は設けられない。また、面3の4つの角部は、丸みを帯びるように形成されている。
図5に示すように、面4は、4つの角部は丸みを帯びるように形成されている。また、面4は、切欠き部70、および孔51を備える。
切欠き部70は、面4に、折り曲げ線60を挟んで第2開口部30の反対側に形成される。切欠き部70は矩形状であり、切欠き部70の角部のうち面4に続く部分の2つの角部71は、丸みを帯びるように形成されている。
図5において、切欠き部70の最深部の左右方向の幅W4は、管112の幅D1(図2(b)参照。)と略同じか、若干大きく形成されている。また、切欠き部70の角部71と最深部までの幅W5は、管112の幅D2(図2(b)参照。)の半分程度の大きさである。
孔51は、孔50と同様に、スパウト付きパウチ100を商品棚に陳列する際、商品棚のフック等にホルダ2を通すための孔である。孔51は、円形状に形成されている。
[スパウト付きパウチのホルダへの取り付け]
次に、図6(a)、(b)を参照して、使用者がスパウト付きパウチ100をホルダ2に取り付ける際の取り付け方について説明する。なお、第1実施形態に係るホルダ1と説明が重なる部分については、図3(a)も参照する。図6(a)、(b)は、それぞれ、ホルダ2がスパウト付きパウチ100を保持しているときの、ホルダ2に対するスパウト部110の配置について説明するための模式図である。図6(a)は、ホルダ2およびスパウト部110を模式的に示した上面図であり、図6(b)は、ホルダ2およびスパウト部110を模式的に示した側面図である。なお、図6(a)には、説明の便宜上、ホルダ2、および管112のみが示されており、ホルダ2の面3は実線、面4は破線、管112は一点鎖線で示される。
図3(a)を参照して説明したように、第1実施形態に係るホルダ1と同様、使用者はまず、ホルダ2の第1開口部20をスパウト部110のキャップ111の上から通し(破線の矢印Xの向き。)、第2開口部30の方にスライドさせる(破線の矢印Yの向き。)。これにより、スパウト部110が第1開口部20から第2開口部30へ移動する。
そして、使用者は、折り曲げ線60に従ってホルダ2の面4を、面3の裏側(図5において、紙面の奥側が面3の裏側である。以下、同様の意味である。)に重ねる。このとき、使用者は面4を少し撓ませながら、切欠き部70の最深部を管112(つまり、フランジ113、114の間に位置する管112である。)に当接させるようにして、面4を面3に重ねる。
このようにして面3と面4とが重ねられると、面3の孔50と面4の孔51とが重なる。これにより、孔50と孔51とが連通するため、使用者はホルダ2を商品棚のフック等に引っ掛けることができる。
図2(b)、および図5を参照して説明したように、切欠き部70の幅W4は、管112の幅D1と略同じか、若干大きく形成されている。また、切欠き部70の幅W5は、管112の幅D2の半分程度に形成されている。このため、面4が面3の裏側に重ねられると、切欠き部70の内周縁に管112が当接し、切欠き部70に管112の半分程度が収まる。
これにより、管112は後方部分(図2(a)において、奥側の部分であり、図6(b)においては、管112の左側の部分に対応する。以下同様の意味で用いる。)が切欠き部70に挟み込まれる。このため、スパウト部110は、切欠き部70によって移動が規制されるため、第1開口部20へ移動することができない。これにより、第2開口部30にスパウト部110が保持される。すなわち、ホルダ2はスパウト付きパウチ100を保持できる。
また、第1実施形態に係るホルダ1と同様に、第2開口部30の幅W1は、管112の幅D1と略同じか若干大きい。このため、図6(b)に示すように、ホルダ2が吊り下げられた場合、スパウト付きパウチ100の自重により、スパウト部110は斜め下を向くように傾斜し、管112と第2開口部30の下端部との当接部分はぐらつき難い。これにより、スパウト部110は第2開口部30内でほぼ固定された状態を維持する。よって、ホルダ2は、より確実にスパウト付きパウチ100を保持できる。
使用者がホルダ2からスパウト付きパウチ100を取り外す場合は、上述した取り付けの手順と逆のことを行えばよい。まず、使用者は、スパウト付きパウチ100のスパウト部110を支持しつつ、ホルダ2の面4を少しだけ撓ませながら伸ばす。そして、ホルダ1のときと同様に、使用者は、ホルダ1を、第1開口部20の方(つまり、図3(a)中の破線の矢印Yの向きと反対方向。)にホルダ1をスライドさせる。これにより、スパウト部110は、第2開口部30から第1開口部20へ移動する。
ホルダ2の使用例に関しては、上記したホルダ1と同様である。
[実施形態の効果]
図5~図6(b)に示すように、ホルダ2の面4に切欠き部70が形成されている。これにより、スパウト付きパウチ100がホルダ2に取り付けられると、スパウト部110の管112の後方部分がホルダ2に挟み込まれる。このため、スパウト部110は切欠き部70によって、第2開口部30内での移動が規制される。よって、ホルダ2はスパウト付きパウチ100をより確実に保持できる。
[変更例]
図1、および図6(a)に示すように、上記第2実施形態では、切欠き部70が矩形状に形成されていた。しかしながら、ホルダ2をスパウト付きパウチ100に取り付けた際、切欠き部70で管112の後方部分を挟み込むようにしてスパウト部110を保持できれば矩形状以外の形状であってもよい。たとえば、切欠き部70の最深部が円弧状(ただし、図5において、第1開口部20の方に向かって膨らむような円弧である。)に形成されてもよい。この場合、切欠き部70は、図5において左右方向における切欠き部70の幅のうち、管112の幅D1と同じ大きさの部分を有するように形成される。これは、管112の後方部分が切欠き部70に挟み込まれるようにするためである。
また、上記第2実施形態では、図5~図6(b)に示すように、切欠き部70の幅W5は、管112の幅D2の半分程度であった。しかしながら、管112の後方部分が切欠き部70に挟み込まれるように構成されれば、とくに限定されない。たとえば、切欠き部70の幅W5は、管112の幅D2と同程度に形成されてもよい。この場合、管112は切欠き部70に嵌まり込む。よって、ホルダ2は、スパウト部110をより確実に保持できる。
なお、切欠き部70の幅W5が短い場合、管112は切欠き部70に挟み込まれ難くなる。これにより、ホルダ2はスパウト部110を十分に保持できない虞が生じる。このため、上記第2実施形態のように、切欠き部70の幅W5は、少なくとも管112の幅D2の半分程度に形成されることが好ましい。
また、上記第2実施形態のホルダ2には、上記第1実施形態のホルダ1に設けられていた突部が設けられてもよい。この場合、ホルダ2に、突部40、41(図1参照。)の2つが設けられてもよく、あるいは、突部40、41のどちらか一方が設けられてもよい。
また、上記第1実施形態に係るホルダ1および上記第2実施形態に係るホルダ2に、持ち手部を設けてもよい。たとえば、上記第1実施形態に係るホルダ1の場合、図1において、台紙10の2つの長手方向のそれぞれに窪みが設けられよう構成され得る(不図示。)。これにより、使用者は窪みに指を置いて作業できるため、ホルダ1をスライドし易い。
上記第2実施形態に係るホルダ2の場合であれば、図5において、面3および面4の長手方向のそれぞれに、窪みが設けられる(不図示。)。つまり、ホルダ2には合計で4つの窪みが設けられる。具体的には、面3と面4とが重なったときに、面3および面4において同一の長手方向に設けられている窪みどうしが重なるように、ホルダ2に窪みを設けることが必要である。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
本発明は、特に、スパウト付きパウチを吊り下げるホルダに有用である。
1、2 ホルダ
20 第1開口部
30 第2開口部
40、41 突部(ロック部)
70 切欠き部(ロック部)
100 スパウト付きパウチ
110 スパウト部



Claims (6)

  1. スパウト付きパウチを吊り下げて保持するホルダであって、
    前記スパウト付きパウチのスパウト部を着脱可能にする第1開口部と、
    前記第1開口部に連続して形成され、前記第1開口部から移動してきた前記スパウト部を受け入れる第2開口部と、
    前記第2開口部において前記スパウト部の移動を規制するロック部と、を備える、ことを特徴とするホルダ。
  2. 前記ロック部は、前記第2開口部に設けられる突部であり、
    前記第1開口部および前記第2開口部の並び方向に対して略直交する方向であって、前記突部の頂部を通るときの前記第2開口部の幅方向の長さは、前記スパウト部の管部の幅よりも短い、請求項1に記載のホルダ。
  3. 前記突部は、前記第2開口部内に向かって凸の湾曲形状を有する、請求項1または2に記載のホルダ。
  4. 前記突部は、前記第2開口部を挟んで対称な位置に設けられる、請求項1または2に記載のホルダ。
  5. 前記突部は、前記第2開口部を挟んで対称な位置に設けられる、請求項3に記載のホルダ。
  6. 前記ロック部は、前記第1開口部を介して前記第2開口部と反対側に設けられる切欠き部であり、
    前記切欠き部は、前記第2開口部が前記スパウト部を受け入れた状態で前記第1開口部と前記切欠き部との間を折り曲げたとき、前記スパウト部の管部を前記第2開口部の周縁に押し付けるように形成される、請求項1に記載のホルダ。
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