JP2023156786A - ポートフォリオ管理装置、ポートフォリオ管理方法、ポートフォリオ管理プログラム、及び端末プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許法第30条第2項適用申請有り (A1)令和3年7月19日掲載,アプリケーションダウンロードページ(参照用URL:https://apps.apple.com/us/app/game-stock-%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF/id1559669680) (B1)令和3年7月20日掲載,アプリケーションダウンロードページ(参照用URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.seren.playgamestock) (C1)令和3年7月22日掲載,ランディングページ(https://playgamestock.com/)
本発明は、ポートフォリオ管理装置、ポートフォリオ管理方法、ポートフォリオ管理プログラム、及び端末プログラムに関する。
近年、若年層も含め、株式等の投資商品への投資に対する関心が高まりつつある。一方、大部分の投資商品は元本保証されておらず、投資の損得は自己責任となる。そのため、投資を始めるときには、インターネット、書籍、雑誌、及び投資講座等で投資についての学習をするのが望まれる。但し、実際にどの銘柄を選択するかは他人から教わるものではなく、自分で決定するものであるから、学習には限度がある。
複数の投資商品の組み合わせのことをポートフォリオと呼び、最適なポートフォリオを決定する方法も提案されている(特許文献1)。
他人のポートフォリオは活きた実際の情報であり、多数の事例をすることができれば学習に有効活用することができる。一部のブロガーや投資家は自己のポートフォリオの一部を公開しているが、現状では多種多様かつ多数の人のポートフォリオを入手して学習する仕組みが存在しない。
本発明は、このような現状を鑑みてなされたものであり、投資に関してより効果的な学習を行うことができる新規な仕組みを提供することを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。
上記課題を解決すべく、本発明の一態様に係るポートフォリオ管理装置は、配置領域における少なくとも1つの表示位置にそれぞれ関連付けて表示させる少なくとも1つの投資商品を、ユーザごとに受け付ける表示位置管理部と、第1のユーザにより選択された第2のユーザに係る前記各投資商品および前記各表示位置に基づき、前記配置領域における前記各表示位置に前記各投資商品を配置した画面を端末装置に表示させる出力部とを有する。
前記表示位置管理部は、前記配置領域における複数の前記表示位置の変更を個別に受け付けることができる。
前記表示位置管理部は、フォーメーションの指定を受け付けて、前記配置領域における複数の前記表示位置を前記指定されたフォーメーションに従って配置することができる。
ポートフォリオ情報の登録を前記ユーザごとに受け付けるポートフォリオ管理部を有し、前記表示位置管理部は、前記ポートフォリオ情報に含まれる投資商品の中から、前記配置領域に表示させる前記投資商品の選択を受け付けることができる。
前記出力部は、前記投資商品の評価額に応じた表示ステータスに基づき、前記配置領域における前記投資商品の前記表示位置に関連付けて前記表示ステータスを表す画像を前記端末装置に表示させることができる。
前記出力部は、前記投資商品に関する指標に基づき、前記配置領域における前記投資商品の前記表示位置に関連付けて前記指標を前記端末装置に表示させることができる。
前記配置領域は、チームスポーツのプレイエリアに相当し、前記投資商品は、前記チームスポーツのプレイヤーに相当することができる。
前記ユーザの投資スタイルを示す検索タグを含むユーザ情報を前記ユーザごとに記憶する記憶部と、前記第1のユーザが指定した検索タグと前記ユーザ情報に基づき、前記第2のユーザを検索する検索部とを有することができる。
ソーシャルネットワークサービスへの投稿指示を前記ユーザから受け付け、当該ユーザに関して前記配置領域に前記投資商品を前記表示位置に配置した画像を、前記ソーシャルネットワークサービスに投稿する投稿部を有することができる。
本発明の他の態様に係るポートフォリオ管理方法は、コンピュータが、配置領域における少なくとも1つの表示位置にそれぞれ関連付けて表示させる少なくとも1つの投資商品を、ユーザごとに受け付けるステップと、第1のユーザにより選択された第2のユーザに係る前記各投資商品および前記各表示位置に基づき、前記配置領域における前記各表示位置に前記各投資商品を配置した画面を端末装置に表示させるステップとを行う。
本発明の更に他の態様に係るポートフォリオ管理プログラムは、配置領域における少なくとも1つの表示位置にそれぞれ関連付けて表示させる少なくとも1つの投資商品を、ユーザごとに受け付けるステップと、第1のユーザにより選択された第2のユーザに係る前記各投資商品および前記各表示位置に基づき、前記配置領域における前記各表示位置に前記各投資商品を配置した画面を端末装置に表示させるステップとをコンピュータに実行させる。
本発明の別の態様に係る端末プログラムは、配置領域における少なくとも1つの表示位置にそれぞれ関連付けて表示させる少なくとも1つの投資商品をユーザから受け付け、ポートフォリオ管理装置に通知するステップと、前記各投資商品および前記各表示位置をユーザごとに格納した前記ポートフォリオ管理装置からの情報に基づき、前記ユーザが選択した他のユーザに関して、前記配置領域における前記各表示位置に前記各投資商品を配置した画面を表示するステップとをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、投資に関してより効果的な学習を行うことができる新規な仕組みを提供することができる。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、一実施形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。
<本実施形態>
図1は、本実施形態に係るポートフォリオ管理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図1は、本実施形態に係るポートフォリオ管理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
ポートフォリオ管理システム1は、第1のユーザ40aと第2のユーザ40bの各々のポートフォリオを管理するシステムであって、ポートフォリオ管理装置2、端末装置3、及び外部データベース4を備える。これらの各部はインターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク5を介して相互に接続される。
ポートフォリオ管理装置2は、物理サーバや仮想サーバ等のコンピュータである。一方、端末装置3は、スマートフォン等の携帯端末であって、各ユーザ40a、40bの入力操作を受け付けるタッチパネル等の入力部と表示部とを有する。ポートフォリオ管理装置2は、ユーザの入力操作を端末装置3を介して受け付けて種々の情報を登録したり、端末装置3の表示部に画像を表示するのに要する種々の情報を生成したりする。
本実施形態では、ポートフォリオ管理装置2が端末装置3のユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功した端末装置3がポートフォリオ管理装置2にログインできる。そして、各ユーザ40a、40bが、ポートフォリオ管理装置2にログインした端末装置3を操作して、自分が管理したい投資商品をポートフォリオ管理装置2に登録する。ポートフォリオ管理装置2は、第1のユーザ40aの求めに応じて、第2のユーザ40bが登録した投資商品を第1のユーザ40aの端末装置3に表示する。この際、端末装置3は、サッカーフィールド等のプレイエリアに投資商品を模した選手を表示する。これにより、第1のユーザ40aは、ゲーム感覚で第2のユーザ40bの投資商品を知ることができ、楽しみながら投資について学習することができる。
なお、ユーザの人数は2人に限らず、3人以上のユーザがポートフォリオ管理システム1を使用してもよい。
また、外部データベース4は、株価等の投資商品の価格を記憶した外部の記憶装置である。例えば、東京証券取引所やニューヨーク株式市場等が日々の株価を管理するデータベースが外部データベース4である。
次に、ポートフォリオ管理システム1の各部について説明する。
ポートフォリオ管理装置2は、処理部11、記憶部12、及び通信部13を備える。
このうち、通信部13は、ポートフォリオ管理装置2をネットワーク5に接続するためのインターフェースである。
また、記憶部12は、ユーザ情報21、ポートフォリオ情報22、表示制御情報23、表示ステータス情報24、及び全銘柄情報25を記憶する。
図2は、ポートフォリオ管理装置2に格納される各情報21~25の一例を示す模式図である。図2に示すように、ユーザ情報21は、各ユーザに係る情報が格納された情報である。各ユーザに係る情報としては、例えば、ユーザ認証に使用するユーザID、ユーザ名等の基本情報、検索タグ、及び設定情報がある。設定情報は、後述のプロフィール画面を公開するか否かを設定するための情報である。なお、ユーザ情報21は、端末装置3が初めてポートフォリオ管理装置2にログインしたときにユーザが登録する。また、ユーザ情報21を既に登録した場合であっても、ユーザは任意のタイミングでユーザ情報21を更新できる。
ポートフォリオ情報22は、ユーザが管理する投資商品の銘柄リストであって、ユーザ情報における各ユーザと対応付けられる。銘柄リストには、銘柄ID、データ参照先、売買日付、売買単価、株数、評価額、変動額、変動率、及び終値が登録される。
このうち、銘柄IDは、投資商品を識別するティッカーシンボルである。データ参照先は、株価や会社情報等の投資商品に関する情報の取得先である。この例では、ニューヨーク証券取引所や東京証券取引所が管理する外部データベース4がデータ参照先となる。本実施形態では、銘柄IDが米国市場のティッカーシンボルの場合には、データ参照先がニューヨーク証券取引所の外部データベース4に設定される。
売買日付は、ユーザが投資商品の売買を行った日付である。売買単価は、ユーザが投資商品を売買した時点における、当該投資商品の単位数量あたりの単価である。株数は、ユーザが管理している投資商品の株数である。
また、評価額は、ユーザが管理している投資商品の現在価格である。変動額は、投資商品の現在の価格と前日終値との差額である。そして、変動率は、前日終値を基準としたときの投資商品の現在価格の上昇率や減少率の百分率である。そして、前日終値は、投資商品の株価等の前日の終値である。
なお、ポートフォリオ情報22は、端末装置3が初めてポートフォリオ管理装置2にログインした時点では空である。
表示制御情報23は、端末装置3の表示内容を制御する情報である。表示内容としては、例えば、プレイエリアとして表示するフィールド、フィールド上の選手のユニフォーム、選手のフォーメーション、及び選手リストがある。なお、端末装置3が初めてポートフォリオ管理装置2にログインした時点では、表示制御情報23にデフォルトの値が設定されている。
表示ステータス情報24は、各選手の表示態様を管理する情報であって、ポートフォリオ管理システム1の管理者によって予め登録される情報である。
この例では、投資商品の含み損や含み益が閾値を超えたときの選手の表示種別とその閾値とが表示ステータス情報24に格納される。例えば、投資商品の含み損が閾値を超えたときには選手の横にイエローカードを表示したり、選手を炎上表現したりする。また、投資商品の含み益が閾値を超えたときには選手の横にカップを表示する。
全銘柄情報25は、ある市場における全ての銘柄の銘柄IDを格納した情報である。銘柄IDとしては、投資商品のティッカーシンボルがある。例えば、ニューヨーク証券取引所が取り扱う全てのティッカーシンボルが全銘柄情報25に格納される。なお、ポートフォリオ管理装置2は、市場の引け後の所定の時刻に外部データベース4を参照し、全銘柄の終値を全銘柄情報25に登録してもよい。この場合、ポートフォリオ管理装置2は、全銘柄情報25における終値を、ポートフォリオ情報22における終値にコピーしてもよい。
再び図1を参照する。
処理部11は、ポートフォリオ管理装置2の各部を制御する機能部である。一例として、処理部11は、ポートフォリオ管理部14、表示位置管理部15、検索部16、出力部17、及びSNS(Social Network Service)投稿部18を備える。
このうち、ポートフォリオ管理部14は、ポートフォリオ情報22の登録をユーザごとに受け付ける機能部である。また、表示位置管理部15は、端末装置3に表示させる少なくとも一つの投資商品をユーザごとに受け付ける機能部である。
検索部16は、第1のユーザ40aが指定した選択タグとユーザ情報21とに基づいて、第2のユーザ40bを検索する機能部である。出力部17は、ポートフォリオ情報22、表示制御情報23、及び表示ステータス情報24を端末装置3に出力することで、当該端末装置3に種々の画面を表示させる機能部である。
SNS投稿部18は、ソーシャルネットワークサービス(SNS)への投稿指示をユーザから受け付け、当該ユーザに関する後述のプロフィール画面をSNSに投稿する機能部である。
一方、端末装置3は、処理部31、記憶部32、入力部33、表示部34、及び通信部35を備える。
このうち、処理部31は、端末装置3の各部を制御する機能部であって、表示処理部36と操作受付部37とを有する。
表示処理部36は、出力部17が出力したポートフォリオ情報22や表示制御情報23に基づいて種々の画面を生成し、それを表示部34に表示する処理を行う機能部である。
操作受付部37は、ユーザが入力部33に対して行った入力操作を受け付け、その入力操作をポートフォリオ管理装置2に通知する機能部である。例えば、操作受付部37は、画面上で投資商品を入力する入力操作を受け付け、その投資商品をポートフォリオ管理装置2に通知する。
一方、記憶部32は、本実施形態に係る端末プログラムや種々のアプリケーションプログラムを記憶する。なお、本実施形態に係る端末プログラムは、スマートフォン等の端末装置3が実行するアプリケーションプログラムである。
入力部33は、タッチパネル等のようにユーザが入力操作を行うインターフェースである。
また、表示部34は、種々の画面を表示する液晶ディスプレイ等である。そして、通信部35は、端末装置3をネットワーク5に接続するためのインターフェースである。
以下の例では、端末装置3の画面を構成するアイコン等の個々の画面部品は端末装置3の記憶部32に予め登録されているものとする。そして、表示処理部36が、表示制御情報23に従って個々の画面部品を所定の位置に配置することで、表示部34が表示する種々の画面を生成する。
但し、本実施形態はこれに限定されず、ポートフォリオ管理装置2の出力部17が表示制御情報23に基づいて種々の画面部品が埋め込まれた画面情報を生成し、表示処理部36がその画面情報に基づいて種々の画面を表示部34に表示する処理を行ってもよい。画面情報は、例えばHTML(HyperText Markup Language)で構成できる。
次に、ポートフォリオ管理装置2の各部が行う処理の詳細について、端末装置3の表示部34における画面表示例を参照しながら説明する。
図3及び図4は、端末装置3のホーム画面の一例を示す模式図である。
図3に示すように、ホーム画面50は配置領域51とリスト領域52とを有する。配置領域51は、サッカーフィールドに相当する領域であり、投資商品に相当する選手のアイコン53が配置される領域である。
なお、配置領域51はサッカーフィールドに限定されず、任意のチームスポーツのプレイエリアを配置領域51としてよく、そのチームスポーツのプレイヤーをアイコン53で表してもよい。そのようなチームスポーツとしては、ラグビー、アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、バレーボール、及びハンドボール等がある。
このようにチームスポーツのプレイエリアを配置領域51とし、そのチームスポーツのプレイヤーで投資商品を表すことで、投資のゲーミフィケーションを実現でき、ユーザがゲーム感覚で楽しみながら投資について学習することができる。
一方、リスト領域52には、ポートフォリオ情報22に含まれる銘柄リストが表示される。ここでは、投資商品を示す「AAAA」等のティッカーシンボルが、銘柄名(選手名)としてリスト領域52に表示される。
デフォルトの状態では、配置領域51のアイコン53が示す選手は、リスト領域52における銘柄と関連付けられていない。選手と銘柄とを関連付けるには、以下のような銘柄配置操作をユーザが行えばよい。
まず、ユーザは、端末装置3がポートフォリオ管理装置2にログインした状態で、その端末装置3の入力部33に対して入力操作を行うことにより、配置領域51の表示位置54に表示させる投資商品を選択する。例えば、ユーザは、表示位置54にあるアイコン53をタップしてそれを選択状態にし、次いでリスト領域52におけるいずれかの銘柄をタップして選択することで、選手と銘柄との関連付けを行う。
表示位置管理部15は、このような投資商品の選択を受け付けて、ログインしているユーザに対応した表示制御情報23(図2参照)における選手リストに、選手ID、位置、及び銘柄IDを対応付けて登録する。このうち、選手IDは、配置領域51にある複数のアイコン53からユーザが選択したアイコン53を識別する識別子である。位置は、ユーザが選択したアイコン53の表示位置54(例えば座標情報)である。そして、銘柄IDは、ユーザがリスト領域52から選択した銘柄のティッカーシンボルである。
例えば、図3において一番上のアイコン53が選択状態にあるとする。この場合にリスト領域52の「AAAA」の銘柄をユーザがタップすると、図4に示すように、選択状態にあるアイコン53と「AAAA」の銘柄とが関連付けられて、当該アイコン53の下にティッカーシンボル「AAAA」と会社名「AAAA Inc」とが表示される。
これにより、アイコン53の表示位置54と投資商品との関連付けを行うことができ、各アイコン53が示す投資商品をユーザが視覚的に把握することができる。
なお、配置領域51には複数の表示位置54があるが、表示位置管理部15は、これらの表示位置54のうちの少なくとも1つを投資商品と関連付ければよく、投資商品と関連付けられていない表示位置54が存在してもよい。また、表示位置54と関連付けられる投資商品の個数も特に限定されず、少なくとも1つの投資商品がいずれかの表示位置54に関連付けられればよい。また、同じ投資商品が複数の表示位置54に関連付けられてもよい。
リスト領域52における銘柄を追加するには、ユーザは、「+資産を追加する」ボタン55をタップすればよい。これにより、銘柄を追加するための登録画面(不図示)が端末装置3に表示される。ユーザは、追加したい銘柄の銘柄IDとしてティッカーシンボルをその登録画面に入力する。ポートフォリオ管理部14は、その入力操作を受け付けて、当該ユーザに係るポートフォリオ情報22に銘柄IDを追加する。
本例では、出力部17が、表示制御情報23を端末装置3に出力する。そして、端末装置3の表示処理部36が、表示制御情報23に含まれる選手リストの位置を表示位置54として特定し、その表示位置54に銘柄IDに対応したアイコン53を表示する処理を行う。
更に、出力部17はポートフォリオ情報22を端末装置3に出力し、そのポートフォリオ情報22に基づいて表示処理部36がリスト領域52を表示する処理を行う。
また、表示位置管理部15は、端末装置3からアイコン53のフォーメーションの指定も受け付ける。
図5は、フォーメーションの指定を受け付けるときの端末装置3のホーム画面の一例を示す図である。
フォーメーションは、配置領域51における各アイコン53の並びである。ここでは、ポートフォリオ管理システム1の管理者が、複数のフォーメーションの各々を識別するフォーメーションIDと、そのフォーメーションにおける各アイコン53の位置とを対応付けたフォーメーション情報(不図示)を予め記憶部12に格納しておく。そして、フォーメーションIDが指定されると、表示位置管理部15は、そのフォーメーションIDに対応した位置に表示制御情報23の選手リストの位置を更新する。
フォーメーションを指定するには、ユーザは、ホーム画面50中のフォーメーションボタン60をタップする。これにより、配置領域51の下にフォーメーション選択領域61が表示される。
フォーメーション選択領域61には、サッカーの種々のフォーメーションが表示される。ユーザは、端末装置3の入力部33に対して入力操作を行うことにより、これらのフォーメーションのうちの一つを選択する。表示位置管理部15は、その選択を受け付けて、表示制御情報23におけるフォーメーションを更新する。その表示制御情報23におけるフォーメーションには、複数のフォーメーションの各々を識別するフォーメーションIDが格納される。そして、表示位置管理部15は、不図示のフォーメーション情報を参照することにより、そのフォーメーションIDに対応した各アイコン53の位置を特定し、特定した位置に表示制御情報23の選手リストの位置を更新する。
そして、出力部17が表示制御情報23を端末装置3に出力し、その表示制御情報23の選手リストの位置に従って、端末装置3の表示処理部36が各アイコン53の配置を更新する。
例えば、ユーザが4-3-3のフォーメーション62を選択すると、表示位置管理部15は、表示制御情報23におけるフォーメーションを4-4-3のフォーメーションに更新すると共に、4-4-3のフォーメーションに対応した各アイコン53の位置に表示制御情報23の選手リストの位置を更新する。これにより、配置領域51における表示位置54も4-4-3のフォーメーションに従って配置されるようになる。
また、図6は、ユーザが4-5-1のフォーメーション62を選択したときのホーム画面50の一例を示す図である。
この場合は、配置領域51における表示位置54が、4-5-1のフォーメーションに従って配置される。
フォーメーションはチームプレイにおける攻守の定石を表すため、このように表示位置54を種々のフォーメーションで配置することで、各アイコン53が示す投資商品が全体として守備的なのか攻撃的なのかをユーザが視覚的に把握することができる。
なお、表示位置管理部15は、配置領域51における表示位置54の変更をアイコン53ごとに個別に受け付けることもできる。例えば、ユーザがホーム画面50中の一つのアイコン53をドラッグする入力操作を行うと、表示位置管理部15は、表示制御情報23の選手リストにおける位置をドラッグ後のアイコン53の位置に更新する。
これにより、ユーザは、自分の好みに応じて各アイコン53の表示位置54を自由に変更することにより、既定のフォーメーションに捕らわれずにアイコン53が示す投資商品が守備的なのか攻撃的なのかを表現することができる。
更に、表示位置管理部15は、アイコン53のユニフォームの指定も受け付ける。
図7及び図8は、ユニフォームの指定を受け付けるときの端末装置3のホーム画面50の一例を示す図である。
図7に示すように、ユニフォームを指定するときは、ユーザは、ホーム画面50中のユニフォームボタン64をタップする。これにより、配置領域51の下にユニフォーム選択領域65が表示される。
この状態で、ユーザは、ユニフォームを指定したいアイコン53をタップする。これにより、タップしたアイコン53が選択状態にあることを示す円53aが当該アイコン53の周囲に表示される。
次いで、ユーザは、ユニフォーム選択領域65に表示された種々のユニフォームのうちの一つを選択する。例えば、図8に示すように、縦縞のユニフォーム68をユーザが選択したとする。すると、表示位置管理部15は、その選択を受け付けて、表示制御情報23におけるユニフォームを更新する。表示制御情報23におけるユニフォームは、各アイコン53に着せるユニフォームを特定する情報である。
そして、出力部17が表示制御情報23を端末装置3に出力し、その表示制御情報23のユニフォームに従って端末装置3が各アイコン53のユニフォームを更新する。これにより、選択状態にあるアイコン53のユニフォームとして、ユーザが選択されたユニフォーム68が表示されるようになる。
更に、表示位置管理部15は、配置領域51のフィールドの表示パターンの指定も受け付ける。
図9は、フィールドの表示パターンの指定を受け付けるときの端末装置3のホーム画面50の一例を示す図である。
図9に示すように、フィールドの表示パターンを指定するときは、ユーザは、ホーム画面50中のフィールドボタン70をタップする。これにより、配置領域51の下にフィールド選択領域71が表示される。
フィールド選択領域71には色彩やパターンが異なる種々のフィールドが表示される。ユーザがこれらのフィールドのいずれかをタップして選択すると、その選択を表示位置管理部15が受け付ける。そして、表示位置管理部15は、表示制御情報23におけるフィールドを、ユーザが選択したフィールドに更新する。表示制御情報23におけるフィールドは、配置領域51に表示するフィールドを特定する情報である。
そして、出力部17が表示制御情報23を端末装置3に出力し、その表示制御情報23のフィールドに従って端末装置3が配置領域51のフィールドを更新する。これにより、配置領域51におけるフィールドとして、ユーザが選択したフィールドが表示されるようになる。
図10は、ユニフォームの指定とフィールドの表示パターンの指定とを終えた後のホーム画面50の一例を示す図である。
ホーム画面50におけるリスト領域52にはポートフォリオ情報22の各項目が表示される。本実施形態では、前述のようにポートフォリオ管理部14がポートフォリオ情報22の登録を受け付ける。例えば、ポートフォリオ情報22の銘柄リストにおける銘柄ID、売買単価、及び株数をユーザが端末装置3に入力すると、ポートフォリオ管理部14は、入力された値をポートフォリオ情報22に登録する。そして、そのポートフォリオ情報22を出力部17が端末装置3に出力することで、ホーム画面50のリスト領域52にユーザが入力した銘柄ID(銘柄名)と株数が表示されるようになる。
更に、ポートフォリオ管理部14は、ポートフォリオ情報22のデータ参照先を参照することにより各投資商品の現在価格を取得し、その現在価格と株数とを乗じた額を評価額としてポートフォリオ情報22に登録する。これにより、ホーム画面50のリスト領域52には、ポートフォリオ情報22に登録された評価額が表示される。
また、ポートフォリオ管理部14は、データ参照先から取得した投資商品の現在価格と前日終値とに基づいて変動額と変動率を算出し、これらをポートフォリオ情報22に登録する。このようにしてポートフォリオ情報22に登録された変動額と変動率とがリスト領域52に表示される。
次に、検索部16の機能について説明する。
図11は、検索タグを登録するときの端末装置3の画面の一例を示す図である。
図11に示すように、検索タグを登録するときは、各ユーザが端末装置3を操作してタグ設定画面73を開く。
タグ設定画面73は、タグ選択領域74と選択済タグ表示領域75とを備える。このうち、タグ選択領域74は、ポートフォリオ管理システム1の管理者が予め登録しておいたタグ74aを表示する領域である。各々のタグ74aには投資スタイルを示す文字列が表示されており、各ユーザは自分の投資スタイルに合ったタグ74aをタップして選択する。検索部16は、タグ74aの選択を受け付けて、それをユーザ情報21に登録する。これにより、選択済タグ表示領域75に、ユーザ情報21に登録されたタグ74aが表示されるようになる。
図12は、第1のユーザ40aが第2のユーザ40bを検索するときの端末装置3の画面の一例を示す図である。
図12に示すように、第2のユーザ40bを検索するときは、第1のユーザ40aが端末装置3を操作してユーザ検索画面76を開く。
ユーザ検索画面76は、検索領域77と検索結果表示領域78とを有する。検索領域77は、検索対象となる複数のタグ74aを表示して、ユーザにタグ74aの指定を促す領域である。ユーザは、自分が検索したい投資スタイルを示すタグ74aをタップして指定する。これにより、指定されたタグ74aの色彩が変化し、当該タグ74aが指定済であることをユーザが把握できる。この状態でユーザが検索ボタン80をタップすると、検索部16は、指定されたタグ74aと対応付けられているユーザIDをユーザ情報21から特定する。そして、出力部17が、そのユーザIDに対応付けられたユーザ名を端末装置3に出力し、そのユーザ名を端末装置3が検索結果表示領域78に表示する。
図12の例では、第1のユーザ40aが「個別株」のタグ74aを指定し、検索部16による検索で「YOKOHAMA」、「〇〇さん」、及び「△△△」のユーザ名を有する3人の第2のユーザ40bが特定された場合を想定している。これにより、第1のユーザ40aは、タグ74aで指定した投資スタイルで投資を行っている第2のユーザ40bを知ることができる。
また、第1のユーザ40aは、検索結果表示領域78に表示された複数の第2のユーザ40bのいずれかのユーザ名をタップして選択できる。出力部17は、このように選択された第2のユーザ40bに係る表示制御情報23を端末装置3に出力する。
そして、端末装置3の表示処理部36は、表示制御情報23に基づいて第2のユーザ40bに係るプロフィール画面を生成し、それを表示部34に表示させる処理を行う。
図13は、ユーザ名が「YOKOHAMA」の第2のユーザ40bのプロフィール画面90の一例を示す図である。プロフィール画面90は、配置領域51における表示位置54に投資商品を表すアイコン53を配置した画面である。アイコン53の表示位置54や、アイコン53が示す投資商品の銘柄IDは、第2のユーザ40bに対応した表示制御情報23に基づいて出力部17が第1のユーザ40aの端末装置3に出力する。
第1のユーザ40aは、このプロフィール画面90に基づいて、第2のユーザ40bが管理している投資商品を知ることができる。更に、表示位置54は、投資商品が攻撃的か守備的かの位置づけを示すため、第2のユーザ40bが各投資商品をどのような位置づけで管理しているのかを第1のユーザ40aが知ることもできる。
なお、出力部17は、第2のユーザ40bのプロフィール情報や運用状況を第1のユーザ40aの端末装置3に出力してもよい。
図14は、プロフィール情報と運用状況の一例を示す図である。
この例では、出力部17が、第2のユーザ40bに係るレーダチャート90aを出力する。レーダチャート90aは、プロフィール情報の一例であって、第2のユーザ40bが登録した検索タグが示す第2のユーザ40bの趣向を表す。また、出力部17は、第2のユーザ40bの運用状況としてパイチャート90bと運用実績90cも出力する。パイチャート90bは、ユーザが管理している各投資商品の評価額が全投資額に占める割合を示すチャートである。また、運用実績90cは、ユーザが管理している全投資商品の合計の評価額の時間的な推移を示すグラフである。
端末装置3は、出力部17がレーダチャート90a、パイチャート90b、及び運用実績90cを出力すると、これらをプロフィール画面90に含めて表示する。
図15は、プロフィール画面90に含め得るプロフィール情報の別の例を示す図である。
この例では、ユーザの自己紹介、web、投資の目標額、及び投資開始年と月がプロフィール情報としてプロフィール画面90に含められる。なお、プロフィール情報は、ユーザ情報21に格納されている。
更に、出力部17は、次のようにホーム画面50に追加の情報を表示する機能も有する。
図16は、出力部17によって情報が追加されたホーム画面50の一例を示す図である。
図16の例では、出力部17は、投資商品に関する指標53cに基づいて、アイコン53の表示位置54に関連付けて指標53cを表示部34に表示させる。指標53cは特に限定されない。例えば、投資商品の変動額、変動率、株数、含み損、含み益、及び保有割合のいずれかを指標53cとして採用し得る。
これにより、ユーザは、各アイコン53が示す投資商品の日々の値動き等を知ることができる。
また、出力部17は、投資商品の評価額に応じた表示ステータスに基づき、その表示ステータスを表す画像を表示位置54に関連つけて表示部34に表示させてもよい。
図17は、表示ステータスを表す画像が表示されたホーム画面50の一例を示す図である。
図17の例では、出力部17が表示ステータスを端末装置3に出力することにより、表示ステータスを表す画像としてカップ50dやイエローカード50eを端末装置3が表示する。
例えば、出力部17は、表示ステータス情報24における閾値を投資商品の含み益が超えた場合に、その投資商品に関連付けてカップ50dを表示する指示を端末装置3の表示処理部36に出力する。これにより、端末装置3の表示処理部36は、含み益が閾値を超えた投資商品に係るアイコン53の横にカップ50dを表示する処理を行う。
なお、出力部17は、投資商品の評価額、株数、及び売買単価をポートフォリオ情報22から特定し、株数と売買単価との積を評価額から引いた差額が正のときにその差額を含み益として算出し、差額が負のときにその差額を含み損として算出する。
更に、出力部17は、表示ステータス情報24における閾値を投資商品の含み損が超えた場合、その投資商品に関連付けてイエローカード50eを表示する指示を端末装置3の表示処理部36に出力する。これにより、端末装置3の表示処理部36は、含み損が閾値を超えた投資商品に係るアイコン53の横にイエローカード50eを表示する処理を行う。
このようにカップ50dやイエローカード50eを表示することで、ユーザは、自身が管理している投資商品にどのくらいの利益や損失が発生しているのかを把握することができる。なお、カップ50dやイエローカード50eをプロフィール画面90(図13参照)に含めてもよい。これにより、プロフィール画面90を見た他のユーザが、プロフィール画面90に係るユーザの投資成績を知ることができる。
再び図1を参照する。
SNS投稿部18は、SNSへの投稿指示をユーザから受け付け、当該ユーザに関するプロフィール画面90(図13参照)のうちの配置領域51の画面をSNSに投稿する機能部である。
例えば、ユーザが投稿ボタン95(図13参照)をタップする投稿指示を行うと、SNS投稿部18は、その投稿指示を受け付けて、ユーザ情報21に予め登録されてある当該ユーザ自身のSNSアカウントに配置領域51の画面を投稿する。プロフィール画面90における個々の投資商品の表示位置54は、ユーザが投資商品に担わせている守備的役割や攻撃的役割をしている。そのため、SNSにプロフィール画面90を投稿することで、ユーザの投資スタンスをフォロワーが把握することができる。
なお、配置領域51の画面に代えて、プロフィール画面90の全体をSNS投稿部18がSNSに投稿してもよい。
次に、本実施形態に係るポートフォリオ管理方法について説明する。
図18は、本実施形態に係るポートフォリオ管理方法のフローチャートの一例を示す図である。
まず、ポートフォリオ管理部14が、銘柄の登録指示があったかを判定する(ステップS10)。例えば、ポートフォリオ管理部14は、ホーム画面50(図4参照)の「+資産を追加する」ボタン55をタップする入力操作があったときに銘柄の登録指示があったと判定し、当該入力操作がないときには銘柄の登録指示がないと判定する。
ここで、銘柄の登録指示があったとき(ステップS10:YES)はステップS12に移る。ステップS12においては、ポートフォリオ管理部14が銘柄の入力を受け付ける。例えば、ユーザが登録画面(不図示)にティッカーシンボルを入力すると、その入力をポートフォリオ管理部14が受け付ける。
次いで、ポートフォリオ管理部14が、登録指示に係る銘柄の銘柄IDとしてその銘柄のティッカーシンボルをポートフォリオ情報22(図2参照)に登録する(ステップS14)。その後、ステップS10に戻る。
一方、銘柄の登録指示がなかった場合(ステップS10:NO)はステップS16に移る。ステップS16においては、表示位置管理部15が、表示位置54の変更の指示があったかを判定する。例えば、表示位置管理部15は、ホーム画面50(図5参照)のフォーメーションボタン60をタップする入力操作があったときに表示位置54の変更の指示があったと判定し、当該入力操作がないときには表示位置54の変更の指示がないと判定する。また、表示位置管理部15は、ホーム画面50中の一つのアイコン53をドラッグすることで表示位置54を個別に変更する入力操作があったときに表示位置54の変更の指示があったと判定し、当該入力操作がないときには表示位置54の変更の指示がないと判定してもよい。
ここで、表示位置54の変更の指示があったとき(ステップS16:YES)はステップS18に移る。ステップS18においては、表示位置管理部15が表示位置54の変更を受け付ける。上述のとおり、表示位置54は、フォーメーションの選択により、又は個別に、変更することができる。
次いで、表示位置管理部15が、表示制御情報23(図2参照)の選手リストにおける位置を、ステップS18で受け付けた変更後の位置に更新する(ステップS20)。その後、ステップS10に戻る。
一方、表示位置54の変更の指示がなかった場合(ステップS16:NO)はステップS22に移る。
ステップS22においては、表示位置管理部15が、銘柄と選手を関連付ける指示があったかを判定する。例えば、表示位置管理部15は、図3及び図4を参照して説明したような配置領域51のいずれかのアイコン53をタップした後にリスト領域52のいずれかの銘柄をタップする操作があったかを判定する。
ここで、銘柄と選手を関連付ける指示があった場合(ステップS22:YES)はステップS24に移る。ステップS24においては、表示位置管理部15が、選択された選手の選手IDと、選択された銘柄の銘柄IDとを関連付けて表示制御情報23の選手リストに登録する。このとき、表示位置管理部15は、選択された選手に対応したアイコン53の表示位置も、選手IDと銘柄IDの各々と関連付けて選手リストに登録する。
一方、銘柄と選手を関連付ける指示がなかった場合(ステップS22:NO)はステップS30に移る。ステップS30においては、検索部16が、ユーザ検索の指示があったかを判定する。例えば、検索部16は、図12のユーザ検索画面76において、一つ以上のタグ74aが選択されたときにユーザ検索の指示があったと判定し、当該入力操作がないときにはユーザ検索の指定がないと判定する。
ここで、ユーザ検索の指示があった場合(ステップS30:YES)はステップS32に移る。ステップS32においては、検索部16が、検索ボタン80をタップする検索指示を受け付ける。
次に、検索部16が、記憶部12内のユーザ情報21を検索して、タグ74aと対応付けられているユーザIDを特定する(ステップS34)。
続いて、出力部17が、特定したユーザIDに対応付けられたユーザ名を、検索結果表示領域78(図12参照)に検索結果として表示する(ステップS36)。
続いて、出力部17が、検索結果表示領域78に表示されたユーザ名のいずれかをタップする入力操作があったときに、そのユーザ名の指定を受け付ける(ステップS38)。
次に、出力部17が、指定されたユーザ名に係る表示制御情報23を、ステップS38の入力操作が行われた端末装置3に出力する(ステップS40)。その後、ステップS10に戻る。同様に、ユーザ検索の指示がなかった場合(ステップS30:NO)もステップS10に戻る。
以上により、本実施形態に係るポートフォリオ管理方法の基本的なステップを終える。
上記した本実施形態によれば、第1のユーザ40aが検索結果表示領域78(図12参照)に表示された第2のユーザ40bを選択すると、出力部17がその選択を受け付けて、第2のユーザ40bに係る表示制御情報23を第1のユーザ40aの端末装置3に出力する。第1のユーザ40aの端末装置3は、第2のユーザ40bに係る表示制御情報23を取得して、表示部34にプロフィール画面90(図13参照)を表示する。
これにより、第1のユーザ40aは、プロフィール画面90から第2のユーザ40bのポートフォリオを知ることができる。その結果、第1のユーザ40aは、第2のユーザ40bのポートフォリオを参考にしつつ、自分のポートフォリオをどのように構築するかを自分で考えることで、投資に関して効果的に学習を行うことができる。
<その他の実施形態>
本実施形態は上記に限定されず、ゲーミフィケーションによって更にユーザが楽しめるようにするために、ユーザからの指示に基づいて、ポートフォリオ情報22(図2参照)の各銘柄IDに対応した複数の選手を複数のチームに分けてもよい。同じ選手を複数のチームに重複して登録できてもよい。この場合は、例えば表示制御情報23(図2参照)をチームごとに作成し、各々の表示制御情報23をチームID又はチーム名で識別すればよい。これにより、例えばユーザからチームの指定を受け付けた操作受付部37が、そのチームのチームID又はチーム名に対応した表示制御情報23を読み出すように表示処理部36に指示することで、端末装置3の表示部34の配置領域51にユーザが指定したチームが表示される。
本実施形態は上記に限定されず、ゲーミフィケーションによって更にユーザが楽しめるようにするために、ユーザからの指示に基づいて、ポートフォリオ情報22(図2参照)の各銘柄IDに対応した複数の選手を複数のチームに分けてもよい。同じ選手を複数のチームに重複して登録できてもよい。この場合は、例えば表示制御情報23(図2参照)をチームごとに作成し、各々の表示制御情報23をチームID又はチーム名で識別すればよい。これにより、例えばユーザからチームの指定を受け付けた操作受付部37が、そのチームのチームID又はチーム名に対応した表示制御情報23を読み出すように表示処理部36に指示することで、端末装置3の表示部34の配置領域51にユーザが指定したチームが表示される。
また、ユーザからの指示に基づいて、ポートフォリオ情報22の各銘柄IDに対応した複数の選手の一部をベンチ入り選手として登録してもよい。一例として、フィールド上にいる選手のチームの表示制御情報23とは別に、ベンチ入り選手のチームの表示制御情報23を作成してもよい。これにより、ユーザからベンチ入り選手を表示する指示を受け付けた操作受付部35が、ベンチ入り選手の表示制御情報23を読み出すように表示処理部36に指示することで、端末装置3の表示部34の配置領域51にベンチ入り選手を表示することができる。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係るポートフォリオ管理装置2のハードウェア構成について説明する。
次に、本実施形態に係るポートフォリオ管理装置2のハードウェア構成について説明する。
図19は、本実施形態に係るポートフォリオ管理装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。
図19に示すように、ポートフォリオ管理装置2は、記憶装置2a、メモリ2b、プロセッサ2c、通信インターフェース2d、及び媒体読み取り装置2fを有する。これらの各部はバス2gにより相互に接続される。
このうち、記憶装置2aは、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶装置であって、本実施形態に係るポートフォリオ管理プログラム100を記憶する。
なお、ポートフォリオ管理プログラム100をコンピュータが読み取り可能な記録媒体2hに記録させておき、プロセッサ2cに記録媒体2hのポートフォリオ管理プログラム100を読み取らせるようにしてもよい。
そのような記録媒体2hとしては、例えばCD-ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の物理的な可搬型記録媒体がある。また、フラッシュメモリ等の半導体メモリやハードディスクドライブを記録媒体2hとして使用してもよい。
更に、公衆回線、インターネット、及びLAN(Local Area Network)等に接続された装置にポートフォリオ管理プログラム100を記憶させてもよい。その場合は、プロセッサ2cがそのポートフォリオ管理プログラム100を読み出して実行すればよい。
一方、メモリ2bは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のようにデータを一時的に記憶するハードウェアであって、その上にポートフォリオ管理プログラム100が展開される。
プロセッサ2cは、ポートフォリオ管理装置2の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphical Processing Unit)である。そのプロセッサ2cがメモリ2bと協働してポートフォリオ管理プログラム100を実行することにより図1の処理部11が実現される。
また、図1の記憶部12は、記憶装置2aとメモリ2bにより実現される。更に、通信インターフェース2dは、ポートフォリオ管理装置2をネットワーク5に接続するためのNIC(Network Interface Card)等のハードウェアである。その通信インターフェース2dにより図1の通信部13が実現される。
そして、媒体読み取り装置2fは、記録媒体2hに記録されているデータを読み取るためのUSBリーダ等のハードウェアである。
次に、本実施形態に係る端末装置3のハードウェア構成について説明する。
図20は、本実施形態に係る端末装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。
図20に示すように、端末装置3は、メモリ3a、プロセッサ3b、表示装置3c、及び通信インターフェース3fを備える。これらの各部はバス3gにより相互に接続される。
このうち、メモリ3aは、図1の記憶部32を実現するためのDRAM等のハードウェアであって、その上に本実施形態に係る端末プログラムが展開される。
プロセッサ3bは、端末装置3の各部を制御するCPUである。そのプロセッサ3bがメモリ3aと協働して端末プログラムを実行することにより図1の処理部31が実現される。
表示装置3cは、タッチパネル3dと表示パネル3eとが一体となったハードウェアである。タッチパネル3dは、図1の入力部33を実現するデバイスであり、ユーザのタップ操作やドラッグ操作を所定の信号に変換する。また、表示パネル3eは、図1の表示部34を実現するための液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルである。
通信インターフェース3fは、端末装置3をネットワーク5に接続するためのNIC等のハードウェアである。その通信インターフェース3fにより図1の通信部35が実現される。
本実施形態は、典型的には例えば、端末装置に各種の操作画面を備える専用アプリケーションをインストールし、ポートフォリオ管理装置が各種の操作画面に表示させる一部内容(表示制御情報やポートフォリオ情報などのデータ)を端末装置に送信することで、端末装置の専用アプリケーションに各種操作画面を表示させることができる。しかし、この態様に限られない。例えば、ポートフォリオ管理装置がWebページとして各種の操作画面を用意し、端末装置のWebブラウザに表示させることができる。この場合、端末装置への専用アプリケーションのインストールが不要である。すなわち、本発明のポートフォリオ管理装置は、端末装置に画面を表示させることができる様々な態様を含むことができる。
本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、さらに様々な変形が可能である。例えば、上述した実施形態や変形例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある変形例の一部を他の変形例に置き換えたり、変形例を組み合わせたりすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…ポートフォリオ管理システム、2…ポートフォリオ管理装置、3…端末装置、4…外部データベース、5…ネットワーク、11…処理部、12…記憶部、13…通信部、14…ポートフォリオ管理部、15…表示位置管理部、16…検索部、17…出力部、18…SNS投稿部、21…ユーザ情報、22…ポートフォリオ情報、23…表示制御情報、24…表示ステータス情報、25…全銘柄情報、31…処理部、32…記憶部、33…入力部、34…表示部、35…通信部、36…表示処理部、37…操作受付部、40a…第1のユーザ、40b…第2のユーザ、50…ホーム画面、50d…カップ、50e…イエローカード、51…配置領域、52…リスト領域、53…アイコン、53a…円、53c…指標、54…表示位置、55…ボタン、60…フォーメーションボタン、61…フォーメーション選択領域、62…フォーメーション、64…ユニフォームボタン、65…ユニフォーム選択領域、68…ユニフォーム、70…フィールドボタン、71…フィールド選択領域、73…タグ設定画面、74…タグ選択領域、74a…タグ、75…選択済タグ表示領域、76…ユーザ検索画面、77…検索領域、78…検索結果表示領域、80…検索ボタン、90…プロフィール画面、90a…レーダチャート、90b…パイチャート、90c…運用実績、100…ポートフォリオ管理プログラム。
Claims (12)
- 配置領域における少なくとも1つの表示位置にそれぞれ関連付けて表示させる少なくとも1つの投資商品を、ユーザごとに受け付ける表示位置管理部と、
第1のユーザにより選択された第2のユーザに係る前記各投資商品および前記各表示位置に基づき、前記配置領域における前記各表示位置に前記各投資商品を配置した画面を端末装置に表示させる出力部と、
を有するポートフォリオ管理装置。 - 請求項1に記載のポートフォリオ管理装置であって、
前記表示位置管理部は、前記配置領域における複数の前記表示位置の変更を個別に受け付ける
ポートフォリオ管理装置。 - 請求項1に記載のポートフォリオ管理装置であって、
前記表示位置管理部は、フォーメーションの指定を受け付けて、前記配置領域における複数の前記表示位置を前記指定されたフォーメーションに従って配置する
ポートフォリオ管理装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載のポートフォリオ管理装置であって、
ポートフォリオ情報の登録を前記ユーザごとに受け付けるポートフォリオ管理部を有し、
前記表示位置管理部は、前記ポートフォリオ情報に含まれる投資商品の中から、前記配置領域に表示させる前記投資商品の選択を受け付ける
ポートフォリオ管理装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載のポートフォリオ管理装置であって、
前記出力部は、前記投資商品の評価額に応じた表示ステータスに基づき、前記配置領域における前記投資商品の前記表示位置に関連付けて前記表示ステータスを表す画像を前記端末装置に表示させる
ポートフォリオ管理装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載のポートフォリオ管理装置であって、
前記出力部は、前記投資商品に関する指標に基づき、前記配置領域における前記投資商品の前記表示位置に関連付けて前記指標を前記端末装置に表示させる
ポートフォリオ管理装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載のポートフォリオ管理装置であって、
前記配置領域は、チームスポーツのプレイエリアに相当し、
前記投資商品は、前記チームスポーツのプレイヤーに相当する
ポートフォリオ管理装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載のポートフォリオ管理装置であって、
前記ユーザの投資スタイルを示す検索タグを含むユーザ情報を前記ユーザごとに記憶する記憶部と、
前記第1のユーザが指定した検索タグと前記ユーザ情報に基づき、前記第2のユーザを検索する検索部と
を有するポートフォリオ管理装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載のポートフォリオ管理装置であって、
ソーシャルネットワークサービスへの投稿指示を前記ユーザから受け付け、当該ユーザに関して前記配置領域に前記投資商品を前記表示位置に配置した画像を、前記ソーシャルネットワークサービスに投稿する投稿部
を有するポートフォリオ管理装置。 - コンピュータが、
配置領域における少なくとも1つの表示位置にそれぞれ関連付けて表示させる少なくとも1つの投資商品を、ユーザごとに受け付けるステップと、
第1のユーザにより選択された第2のユーザに係る前記各投資商品および前記各表示位置に基づき、前記配置領域における前記各表示位置に前記各投資商品を配置した画面を端末装置に表示させるステップと、
を行うポートフォリオ管理方法。 - 配置領域における少なくとも1つの表示位置にそれぞれ関連付けて表示させる少なくとも1つの投資商品を、ユーザごとに受け付けるステップと、
第1のユーザにより選択された第2のユーザに係る前記各投資商品および前記各表示位置に基づき、前記配置領域における前記各表示位置に前記各投資商品を配置した画面を端末装置に表示させるステップと、
をコンピュータに実行させるためのポートフォリオ管理プログラム。 - 配置領域における少なくとも1つの表示位置にそれぞれ関連付けて表示させる少なくとも1つの投資商品をユーザから受け付け、ポートフォリオ管理装置に通知するステップと、
前記各投資商品および前記各表示位置をユーザごとに格納した前記ポートフォリオ管理装置からの情報に基づき、前記ユーザが選択した他のユーザに関して、前記配置領域における前記各表示位置に前記各投資商品を配置した画面を表示するステップと、
をコンピュータに実行させるための端末プログラム。
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