JP2023155600A - アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法 - Google Patents

アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法 Download PDF

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文平 原
Bumpei Hara
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Abstract

【課題】複数の素子を保持するための作業効率を向上させる。【解決手段】アレイアンテナの少なくとも一部分を構成する複数の素子と、前記複数の素子を一体的に保持するホルダと、を備えるアンテナ装置。【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法に関する。
近年、様々なアンテナ装置が開発されている。例えば特許文献1に記載されているアンテナ装置は、線形状又は棒形状の導体によって構成されているアンテナエレメントを備えている。例えば、当該アンテナエレメントは、ホルダによって保持されている。
国際公開第2018/212306号
例えば、放射素子及び無給電素子等の複数の素子によってアンテナが構成されることがある。例えば、複数の素子をホルダによって保持する場合、その複数の素子を保持するための作業効率を向上させることが求められる。
本発明の目的の一例は、複数の素子を保持するための作業効率を向上させることにある。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
本発明の一態様は、
アンテナの少なくとも一部分を構成する複数の素子と、
前記複数の素子を一体的に保持するホルダと、
を備えるアンテナ装置である。
本発明の一態様は、
アンテナの少なくとも一部分を構成する複数の素子をホルダによって一体的に保持する工程を備える、アンテナ装置の製造方法である。
本発明の上記態様によれば、複数の素子を保持するための作業効率を向上させることができる。
実施形態に係るアンテナ装置の分解斜視図である。 実施形態に係るアレイアンテナ組立体の分解斜視図である。 実施形態に係るアレイアンテナ組立体の製造方法を示す図である。 実施形態に係るアレイアンテナ組立体の製造方法を示す図である。 実施形態に係るアレイアンテナ組立体の下面図である。 、図5のA-A´断面図である。 変形例1に係るアレイアンテナ組立体の下面図である。 変形例2に係るアレイアンテナ組立体の下面図である。 比較例に係るアンテナ装置の斜視図である。 実施形態に係るアレイアンテナ及び比較例に係るアレイアンテナの水平面内の垂直偏波指向性を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態(以下、本実施形態という)及び変形例について、図面を用いて説明する。すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
本明細書において、「第1」、「第2」、「第3」等の序数詞は、特に断りのない限り、同様の名称が付された構成を単に区別するために付されたものであり、構成の特定の特徴(例えば、順番又は重要度)を意味するものではない。
図1は、本実施形態に係るアンテナ装置10の分解斜視図である。
図1において、第1方向X、第2方向Y又は第3方向Zを示す矢印は、矢印の基端から先端に向かう方向が当該矢印によって示される方向の正方向であり、矢印の先端から基端に向かう方向が当該矢印によって示される方向の負方向であることを示している。
第1方向Xは、アンテナ装置10が搭載される自動車(不図示)の前後方向である。第1方向Xの正方向は、自動車の後方から前方に向かう方向である。第1方向Xの負方向は、自動車の前方から後方に向かう方向である。第2方向Yは、第1方向Xに直交している。第2方向Yは、アンテナ装置10が搭載される自動車の左右方向である。第2方向Yの正方向は、自動車の右方から左方に向かう方向である。第2方向Yの負方向は、自動車の左方から右方に向かう方向である。第3方向Zは、第1方向X及び第2方向Yの双方に直交している。第3方向Zは、アンテナ装置10が搭載される自動車の上下方向である。第3方向Zの正方向は、自動車の下方から上方に向かう方向である。第3方向Zの負方向は、自動車の上方から下方に向かう方向である。
アンテナ装置10は、ベース110、アンテナケース120、アレイアンテナ組立体200、パッチアンテナ組立体300及びコリニアアンテナ組立体400を備えている。図1及び後述する図2に示すように、アレイアンテナ組立体200は、アレイアンテナ基板210、アレイアンテナ220及びアレイアンテナホルダ230を有している。パッチアンテナ組立体300は、パッチアンテナ基板310及びパッチアンテナ320を有している。コリニアアンテナ組立体400は、コリニアアンテナ基板410、コリニアアンテナ420及び無給電素子430を有している。
ベース110は、金属等の導体からなっている。ベース110は、パッドPを介在させて、アンテナ装置10が搭載される自動車のルーフの第3方向Zの正方向の上面側に配置されている。ベース110は、自動車のルーフ上面側に配置されると、締結部品を介してルーフと導通することによりグランドとなる。また、ベース110は、第3方向Zから見て、その長手方向が第1方向Xに略平行となっており、その短手方向が第2方向Yに略平行となっている。なお、ベース110は、金属等の導体のみで構成されてもよいが、絶縁部材である樹脂部品及び金属部品とから構成されてもよい。ベース110は、アレイアンテナ組立体200、パッチアンテナ組立体300及びコリニアアンテナ組立体400を固定している。
アンテナケース120は、電波透過性を有する合成樹脂(例えば、ABS樹脂)製の中空の部材である。アンテナケース120は、ベース110の第3方向Zの正方向側の上方を覆っている。アンテナケース120は、その周縁がベース110の周縁に複数箇所締結されることでベース110に取付けられている。これによって、アンテナケース120は、ベース110とともに収容空間を形成している。アンテナケース120の外形はシャークフィン状をなしている。上述した収納空間は、第1方向Xの負方向に向かうにつれて幅が広くなるとともに高さが高くなっている。そのため、当該収容空間は、後方部分の領域の方が前方部分の領域よりも広くなっている。当該収容空間には、アレイアンテナ組立体200、パッチアンテナ組立体300及びコリニアアンテナ組立体400が収容されている。
次に、パッチアンテナ組立体300の構成及びコリニアアンテナ組立体400の構成について順に説明する。アレイアンテナ組立体200の構成については、図2を用いて後述する。
まず、パッチアンテナ組立体300の構成について説明する。
パッチアンテナ基板310は、ベース110の第3方向Zの正方向の上面側に配置される基板であり、例えば、PCB(Printed Circuit Board)である。第3方向Zから見て、パッチアンテナ基板310は、ベース110の第1方向Xの略中央領域に配置されている。パッチアンテナ基板310には、パッチアンテナケーブル302の一端が電気的に接続されている。パッチアンテナケーブル302の他端は、引出孔112を介してベース110の第3方向Zの負方向側の下方に引き出されている。第3方向Zから見て、引出孔112は、ベース110のパッチアンテナ組立体300の第1方向Xの負方向側の後方に設けられている。
パッチアンテナ320は、GNSS(Global Navigation Satellite System)用アンテナである。ただし、パッチアンテナ320は、GNSSと異なる用途のアンテナであってもよい。第3方向Zから見て、パッチアンテナ320は、略正方形形状となっている。ただし、パッチアンテナ320の形状はこの例に限定されない。パッチアンテナ320の第3方向Zの正方向の上面側には、放射素子が配置されている。なお、GNSS用の電波は、円偏波の一例である。パッチアンテナ320は、円偏波を少なくとも送信又は受信すればよく、その電波はGNSS用の電波に限られず、例えば、SDARS(Satellite Digital Audio Radio Service)用の電波であってもよい。
本実施形態に係るパッチアンテナ320は、略四辺形である放射素子の各辺付近にミアンダ付きスロットを設けた4点給電方式となっている。しかしながら、パッチアンテナ320の構成は、これに限定されない。例えば、2点給電方式によるパッチアンテナや直線状のスロット、それらの組み合わせ等様々な構成、方式のパッチアンテナを採用することができる。
次に、コリニアアンテナ組立体400の構成について説明する。
コリニアアンテナ基板410は、ベース110の第3方向Zの正方向の上面側に配置される基板であり、例えば、例えば、PCB(Printed Circuit Board)である。第3方向Zから見て、コリニアアンテナ基板410は、ベース110の第1方向Xの負方向側の後方領域に配置されている。コリニアアンテナ基板410には、コリニアアンテナケーブル402の一端が電気的に接続されている。コリニアアンテナケーブル402の他端は、引出孔112を介してベース110の第3方向Zの負方向側の下方に引き出されている。
コリニアアンテナ420は、V2X(Vehicle-to-everything)用アンテナである。ただし、コリニアアンテナ420は、V2Xと異なる用途のアンテナであってもよい。なお、V2X用の電波は垂直偏波の一例である。コリニアアンテナ420は、垂直偏波を少なくとも送信すればよく、その電波はV2X用の電波に限られない。
無給電素子430は、コリニアアンテナ420から第2方向Yの負方向に所定距離離れた位置に配置されている。無給電素子430は、第2方向Yにおいてコリニアアンテナ420とアンテナケース120の内壁との間に配置されている。無給電素子430は、棒状であって、ベース110から第3方向Zの正方向に延在している。無給電素子430は、反射器として機能している。具体的には、無給電素子430は、コリニアアンテナ420から放射された第2方向Yの電波を第1方向Xの負方向に導波している。これによって、コリニアアンテナ420の第1方向Xの負方向(自動車の後方)への指向性が強められてる。
ベース110に搭載されるアンテナは、図1を用いて説明したパッチアンテナ320やコリニアアンテナ420に限定されない。例えば、図1を用いて説明したこれらのアンテナに代えて、又は図1を用いて説明したこれらのアンテナに加えて、TEL(Telephone)用、AM/FM、DAB(Digital Audio Broadcast)等のラジオ用のアンテナ等の他の用途のアンテナがベース110に搭載されていてもよい。
次に、アレイアンテナ組立体200の構成について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るアレイアンテナ組立体200の分解斜視図である。
アレイアンテナ基板210は、ベース110の第3方向Zの正方向の上面側に配置される基板であり、例えば、PCB(Printed Circuit Board)である。第3方向Zから見て、アレイアンテナ基板210は、ベース110の第1方向Xの正方向側の前方領域に配置されている。アレイアンテナ基板210には、アレイアンテナケーブル202の一端が電気的に接続されている。アレイアンテナケーブル202の他端は、引出孔112を介してベース110の第3方向Zの負方向側の下方に引き出されている。
アレイアンテナ220は、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cを含んでいる。放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cは、金属等の導体からなっている。導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cは、無給電素子である。図3及び図6を用いて後述するように、放射素子222には、放射素子接合孔222aが設けられている。図3及び図6を用いて後述するように、導波素子224には、導波素子接合孔224aが設けられている。図3及び図6を用いて後述するように、右方反射素子226bには、一対の反射素子接合孔226baが設けられている。左方反射素子226a及び後方反射素子226cにも、右方反射素子226bと同様にして、一対の反射素子接合孔が設けられている。
アレイアンテナホルダ230は、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cを一体的に保持している。これによって、これらの素子自体が物理的に互いに離間していても、これらの素子の位置はアレイアンテナホルダ230によって規制されている。したがって、これらの素子は、アレイアンテナホルダ230を介して物理的に結合している。アレイアンテナホルダ230は、ホルダ固定ねじ242によってアレイアンテナ基板210の第3方向Zの正方向側の上面に固定されている。ホルダ固定ねじ242は、アレイアンテナ基板210の第3方向Zの負方向側の下面からアレイアンテナ基板210を貫通してアレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向側の下面に挿通されている。アレイアンテナ基板210は、4つの基板固定ねじ244によってベース110の第3方向Zの正方向側の上面に固定されている。各基板固定ねじ244は、アレイアンテナ基板210の第3方向Zの正方向側の上方からアレイアンテナ基板210を貫通してベース110の第3方向Zの正方向側の上面に挿通されている。
放射素子222は、第3方向Zに略平行に延在している。すなわち、放射素子222の長手方向は第3方向Zに略平行となっており、放射素子222の短手方向は第3方向Zに略垂直な方向となっている。第3方向Zから見て、放射素子222は、アレイアンテナ基板210の第2方向Yの略中央に配置されている。放射素子222の第3方向Zの負方向側の下端は、アレイアンテナ基板210を第3方向Zに貫通している。放射素子222の第3方向Zの負方向側の下端は、アレイアンテナ基板210の第3方向Zの負方向側の下面にはんだ付けによって電気的に接続されている。放射素子222の第3方向Zの負方向側の下端は、アレイアンテナ基板210の第3方向Zの負方向側の下面に設けられた給電部と電気的に接続されている。
第3方向Zから見て、導波素子224は、放射素子222の第1方向Xの正方向側の前方に配置されている。導波素子224は、第3方向Zに略平行に延在している。すなわち、導波素子224の長手方向は第3方向Zに略平行となっており、第3方向Zの短手方向は第3方向Zに略垂直となっている。導波素子224の第3方向Zの高さは、放射素子222の第3方向Zの高さより低くなっている。
第3方向Zから見て、左方反射素子226aは、放射素子222の第1方向Xの負方向側かつ第2方向Yの正方向側の左斜め後方に配置されている。第3方向Zから見て、右方反射素子226bは、放射素子222の第1方向Xの負方向側かつ第2方向Yの負方向側の右斜め後方に配置されている。第3方向Zから見て、後方反射素子226cは、放射素子222の第1方向Xの負方向側の後方に配置されている。第3方向Zから見て、後方反射素子226cは、左方反射素子226a及び右方反射素子226bよりも、第1方向Xの負方向側の後方に配置されている。左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cは、第3方向Zに略平行に延在している。すなわち、各反射素子の長手方向は第3方向Zに略平行となっており、各反射素子の短手方向は第3方向Zに略垂直となっている。左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cの各々の第3方向Zの高さは、放射素子222の第3方向Zの高さより高くなっている。
導波素子224は、放射素子222から放射される電波を導波している。左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cは、放射素子222から放射される電波を遮蔽している。したがって、アレイアンテナ220は、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cによって、第1方向Xの正方向側の前方に指向性を有している。
アレイアンテナ220は、V2X用アンテナ等の移動体通信用アンテナである。ただし、アレイアンテナ220は、各素子の形状及び配置を適切に調整することで他のメディアにも利用可能である。例えば、アレイアンテナ220は、Wi-Fi(登録商標)アンテナやセルラーアンテナにも利用可能である。この例において、各素子の形状及び配置を適切に調整することで、アレイアンテナ220の指向性を調整することができる。
アレイアンテナホルダ230は、第3方向Zの正方向側の上方から、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cの少なくとも一部分を覆っている。したがって、アレイアンテナホルダ230が樹脂等の誘電体からなる場合、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226で動作する電波の波長を、アレイアンテナホルダ230を構成する誘電体によって短縮することができる。このため、各素子が誘電体によって覆われていない場合と比較して、所望の波長を得るための各素子の長手方向の長さを短くすることができる。
図3及び図4は、本実施形態に係るアレイアンテナ組立体200の製造方法を示す図である。図3及び図4においては、第3方向Zの負方向が鉛直方向の上側に向かう方向となっており、第3方向Zの正方向が鉛直方向の下側に向かう方向となっている。
アレイアンテナ組立体200は、以下のようにして製造されている。
まず、図3に示すように、アレイアンテナホルダ230を準備する。アレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向側の面には、中央挿通孔232、前方挿通孔234、左方挿通孔236a、右方挿通孔236b及び後方挿通孔236cが設けられている。各孔は、第3方向Zに略平行に延在している。中央挿通孔232、前方挿通孔234、左方挿通孔236a、右方挿通孔236b及び後方挿通孔236cの各々は、各挿通孔に挿通される放射素子や導波素子、反射素子がアレイアンテナ基板210に設置されたときに、それらの素子を放射素子222の指向性が良好になるような位置関係とするようにアレイアンテナホルダ230に設けられている。つまり、アレイアンテナホルダ230は、それらの素子の位置を規制することができ、アレイアンテナ220の指向性の低下を抑制し、安定化することを可能とする。
次いで、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cを、それぞれ、中央挿通孔232、前方挿通孔234、左方挿通孔236a、右方挿通孔236b及び後方挿通孔236cに略同一方向に挿通させる。これによって、アレイアンテナホルダ230は、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cを一体的に保持している。したがって、アレイアンテナホルダ230によって、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cを保持する作業が容易となる。このため、当該作業効率を向上させることができる。また、アレイアンテナホルダ230によって、これらの素子の、第1方向X、第2方向Y及び第3方向Zを含む全方向の位置を規制することができる。このため、アレイアンテナ220の指向性を安定化させることができる。具体的には、本実施形態では、中央挿通孔232、前方挿通孔234、左方挿通孔236a、右方挿通孔236b及び後方挿通孔236cを第3方向Zに略平行な略同一方向に揃えている。これによって、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cを第3方向Zに略平行な略同一方向に容易に揃えることができる。また、本実施形態では、各挿通孔に各素子を挿通する作業においてアレイアンテナホルダ230の向きや姿勢を変える必要がない。したがって、各素子をアレイアンテナホルダ230に組み付ける作業が容易となる。このため、当該作業効率を向上させることができる。
次いで、図4に示すように、アレイアンテナ基板210をアレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向側の面に取り付ける。具体的には、アレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向側の面には、2つのガイド突起238aが設けられている。アレイアンテナ基板210には、2つのガイド孔218aが設けられている。各ガイド突起238aを各ガイド孔218aに挿通させることで、アレイアンテナ基板210をアレイアンテナホルダ230に対して位置合わせすることができる。
放射素子222が中央挿通孔232に挿通された状態で、放射素子222の第3方向Zの負方向側の一端は、アレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向側の面より第3方向Zの負方向側に突出する。具体的には、アレイアンテナ基板210には、素子貫通孔212が設けられている。アレイアンテナ基板210がアレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向側の面に取り付けられた状態で、放射素子222の第3方向Zの負方向側の一端は、素子貫通孔212を貫通している。
次いで、アレイアンテナホルダ230が放射素子接合孔222a、導波素子接合孔224a、左方反射素子226a及び右方反射素子226bと第3方向Zに重なるように、アレイアンテナホルダ230とアレイアンテナ基板210とを、ホルダ固定ねじ242によって固定する。具体的には、アレイアンテナ基板210には、ホルダ固定ねじ貫通孔242aが設けられている。アレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向側の下面には、ホルダ固定ねじ孔242bが設けられている。ホルダ固定ねじ242は、アレイアンテナ基板210の第3方向Zの負方向側の面からホルダ固定ねじ貫通孔242aを貫通してホルダ固定ねじ孔242bに挿通されている。これによって、アレイアンテナ基板210は、アレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向側の面に固定されている。
本実施形態において、ホルダ固定ねじ242は、アレイアンテナ220の一部分を構成する無給電素子として動作可能になっている。上述したように、ホルダ固定ねじ242は、ホルダ固定ねじ孔242bに第3方向Zに略平行に挿通されている。これによって、アレイアンテナホルダ230は、ホルダ固定ねじ242、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cを略同一方向に一体的に保持している。
本実施形態において、ホルダ固定ねじ242は、第3方向Zにおいて放射素子222より低背の導波素子として動作可能な導体となっている。したがって、ホルダ固定ねじ242の第3方向Zの長さや、ホルダ固定ねじ242の位置に応じて、アレイアンテナ220の指向性を補正することができる。例えば、ホルダ固定ねじ242に代えて無給電素子をアレイアンテナホルダ230の外部に設ける場合、アレイアンテナホルダ230をアレイアンテナ基板210に取付けるための領域に加えてアレイアンテナホルダ230の周囲に無給電素子を設置するための領域が必要となる。よって、ホルダ固定ねじ242が無給電素子として動作可能とすれば、そのような領域が不要となり、アレイアンテナ組立体200の設置スペースを小さくすることができる。
本実施形態において、第3方向Zから見て、ホルダ固定ねじ242は、放射素子222の第1方向Xの正方向側かつ第2方向Yの負方向側の右斜め前方に配置されている。したがって、アレイアンテナ220は、第1方向Xの正方向側かつ第2方向Yの負方向側の右斜め前方に指向性を有することができる。ただし、ホルダ固定ねじ242の構成は、本実施形態に係る構成に限定されない。後述する図7及び図8に示すように、電気設計上の用途に応じて、ホルダ固定ねじ242の位置は適宜設定してもよい。
本実施形態では、アレイアンテナ220を構成する複数の素子がアレイアンテナホルダ230に設けられた複数の挿通孔に挿通された状態で、アレイアンテナホルダ230の向きや姿勢を変えずに、アレイアンテナホルダ230とアレイアンテナ基板210とを固定することができる。すなわち、当該複数の挿通時と略同一方向からアレイアンテナホルダ230とアレイアンテナ基板210とを固定することができる。したがって、これら複数の素子及びアレイアンテナホルダ230をアレイアンテナ基板210へ組み付ける作業が容易となる。このため、当該作業効率を向上させることができる。
次いで、放射素子222の第3方向Zの正方向側の一端をアレイアンテナ基板210の第3方向Zの正方向側の面にはんだ付けする。これによって、放射素子222のアレイアンテナ基板210と接続される箇所が放射素子222の給電部となる。また、アレイアンテナケーブル202の一端をアレイアンテナ基板210の第3方向Zの正方向側の面にはんだ付けする。これによって、アレイアンテナケーブル202から供給された電流がアレイアンテナ基板210に形成されたパターンを介して放射素子222の一端に通電される。
次いで、アレイアンテナ基板210とベース110とを、図2に示す4つの基板固定ねじ244によって固定する。具体的には、アレイアンテナ基板210には、4つの基板固定ねじ貫通孔244aが設けられている。4つの基板固定ねじ244は、アレイアンテナ基板210の第3方向Zの正方向側の面から4つの基板固定ねじ貫通孔244aを貫通してベース110の第3方向Zの正方向側の面に挿通されている。これによって、アレイアンテナ基板210は、ベース110の第3方向Zの正方向側の面に固定されている。
本実施形態においては、アレイアンテナ220を構成する複数の素子がアレイアンテナホルダ230に設けられた複数の挿通孔に挿通され、かつ、アレイアンテナホルダ230がアレイアンテナ基板210に固定された状態で、アレイアンテナ基板210とベース110とを固定することができる。したがって、アレイアンテナ基板210、アレイアンテナ220及びアレイアンテナホルダ230をベース110へ組み付ける作業が容易となる。このため、当該作業効率を向上させることができる。
このようにして、アレイアンテナ組立体200が製造される。
図5は、本実施形態に係るアレイアンテナ組立体200の下面図である。図5では、説明のため、アレイアンテナ基板210を透過させた状態で図示している。図5において、第3方向Zを示すX付き白丸は、紙面の手前から奥に向かう方向が第3方向Zの正方向であり、紙面の奥から手前に向かう方向が第3方向Zの負方向であることを示している。
第3方向Zから見て、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cの各々は、各素子の短手方向に沿って略対称形状に折り曲げられている。したがって、各素子が折り曲げられていない場合と比較して、各素子の剛性を向上させることができる。このため、各素子をアレイアンテナホルダ230に設けられた挿通孔に挿通させる場合における各素子の変形を抑制することができる。また、第3方向Zから見て、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cの各々の短手方向の幅は、各反射素子が単純な線形状又は棒形状である場合と比較して、広くなっている。したがって、各反射素子が単純な線形状又は棒形状である場合と比較して、各反射素子の電気的容量を増大させることができ、各反射素子の電気的な作用を維持しつつ各反射素子の長手方向の長さを短くすることができる。
第3方向Zから見て、導波素子224の折れ曲がりの角は、第1方向Xの正方向側の前方に向けられている。すなわち、第3方向Zから見て、導波素子224の折れ曲がりの角は、導波素子224の全体の中でアンテナケース120の内壁に最も近接している。導波素子224の折れ曲がりの角は、導波素子224の全体の中で電波の放射に最も寄与する部分である。この部分がアンテナケース120の内壁に近接するほど、アンテナケース120による影響を抑制し、アレイアンテナ220の利得偏差を低減することができる。
導波素子224と同様にして、第3方向Zから見て、放射素子222の折れ曲がりの角は、第1方向Xの正方向側の前方に向けられている。したがって、第3方向Zから見て、放射素子222の折れ曲がりの角は、放射素子222の全体の中でアンテナケース120の内壁に最も近接させることができる。第3方向Zから見て、左方反射素子226aの折れ曲がりの角は、第1方向Xの正方向側かつ第2方向Yの正方向側の左斜め前方に向けられている。したがって、第3方向Zから見て、左方反射素子226aの折れ曲がりの角は、左方反射素子226aの全体の中でアンテナケース120の内壁に最も近接させることができる。第3方向Zから見て、右方反射素子226bの折れ曲がりの角は、第1方向Xの正方向側かつ第2方向Yの負方向側の右斜め前方に向けられている。したがって、第3方向Zから見て、右方反射素子226bの折れ曲がりの角は、右方反射素子226bの全体の中でアンテナケース120の内壁に最も近接させることができる。
第3方向Zから見て、導波素子224の短手方向の両端は、アレイアンテナホルダ230の一対の第1リブ234b1及び第2リブ234b2によって固定されている。具体的には、導波素子224の短手方向の第2方向Yの正方向側の端部は、第2方向Yの正方向側の第1リブ234b1と、第2リブ234b2の第2方向Yの正方向側の端部と、によって挟持されている。導波素子224の短手方向の第2方向Yの負方向側の端部は、第2方向Yの負方向側の第1リブ234b1と、第2リブ234b2の第2方向Yの負方向側の端部と、によって挟持されている。すなわち、一対の第1リブ234b1及び第2リブ234b2は、導波素子224と、アレイアンテナホルダ230と、を導波素子224の短手方向に互いに固定する固定部となっている。したがって、一対の第1リブ234b1及び第2リブ234b2によって、導波素子224をアレイアンテナホルダ230に対して導波素子224の短手方向により強固に保持させることができる。図5に示す例では、放射素子222、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cの各々も、導波素子224について説明した構造と同様の構造によって、アレイアンテナホルダ230に対して各素子の短手方向に固定されている。
図6は、図5のA-A´断面図である。図6において、第2方向Yを示すX付き白丸は、紙面の手前から奥に向かう方向が第2方向Yの正方向であり、紙面の奥から手前に向かう方向が第2方向Yの負方向であることを示している。
以下、図6を参照し、必要な場合、図3を参照して、アレイアンテナ組立体200について説明する。
図3及び図6に示すように、導波素子224の第3方向Zの略中央には、導波素子接合孔224aが設けられている。図6に示すように、前方挿通孔234の第3方向Zの略中央には、導波素子接合部234aが設けられている。導波素子接合孔224a及び導波素子接合部234aは、導波素子224と、アレイアンテナホルダ230と、を導波素子224の長手方向に互いに固定する固定部となっている。したがって、導波素子接合孔224a及び導波素子接合部234aによって導波素子224をアレイアンテナホルダ230に対して導波素子224の長手方向により強固に保持させることができる。
図6に示すように、導波素子接合部234aは、第1傾斜面234a1及び第1段差234a2を含んでいる。第2方向Yの負方向から見て、第1傾斜面234a1は、第3方向Zに対して傾斜している。具体的には、第2方向Yの負方向から見て、第1傾斜面234a1は、第3方向Zの正方向に向かうにつれて第1方向Xの負方向側に向けて傾斜している。第1段差234a2は、第1傾斜面234a1の第3方向Zの正方向側の端部から第1方向Xの正方向側に向けて第3方向Zに対して傾斜している。第1傾斜面234a1及び第1段差234a2は、前方挿通孔234の導波素子224が挿通される挿通経路を干渉している。導波素子224が前方挿通孔234の第3方向Zの負方向側から前方挿通孔234に挿通されると、導波素子224の第3方向Zの正方向側の先端が第1傾斜面234a1に当接する。導波素子224の当該先端が第1傾斜面234a1に当接した状態で導波素子224がさらに挿通されると、導波素子224の当該先端が第1傾斜面234a1上で移動する。導波素子224の先端が第1傾斜面234a1の端部まで移動すると、第1段差234a2が導波素子224の導波素子接合孔224a内に侵入して、第1段差234a2と導波素子接合孔224aとが接合する。導波素子接合部234aは、このような構成におけるスナップフィットの動作によって導波素子接合孔224aに接合されている。
図3に示すように、導波素子224は、導波素子224の長手方向の中心に関して略対称な形状を有している。したがって、導波素子224は、導波素子224の長手方向の両端のいずれからも、中央挿通孔232に挿通させることができる。
図3及び図6に示すように、放射素子222の第3方向Zの正方向側には、放射素子接合孔222aが設けられている。図6に示すように、中央挿通孔232の第3方向Zの正方向側には、放射素子接合部232aが設けられている。放射素子接合孔222a及び放射素子接合部232aは、放射素子222と、アレイアンテナホルダ230と、を放射素子222の長手方向に互いに固定する固定部となっている。したがって、放射素子接合孔222a及び放射素子接合部232aによって放射素子222をアレイアンテナホルダ230に対して放射素子222の長手方向により強固に保持させることができる。
図6に示すように、放射素子接合部232aは、第2傾斜面232a1及び第2段差232a2を含んでいる。第2方向Yの負方向から見て、第2傾斜面232a1は、第3方向Zに対して傾斜している。具体的には、第2方向Yの負方向から見て、第2傾斜面232a1は、第3方向Zの正方向に向かうにつれて第1方向Xの負方向側に向けて傾斜している。第2段差232a2は、第2傾斜面232a1の第3方向Zの正方向側の端部から第1方向Xの正方向側に向けて第3方向Zに対して傾斜している。第2傾斜面232a1及び第2段差232a2は、中央挿通孔232の放射素子222が挿通される挿通経路を干渉している。放射素子222が中央挿通孔232の第3方向Zの負方向側から中央挿通孔232に挿通されると、放射素子222の第3方向Zの正方向側の先端が第2傾斜面232a1に当接する。放射素子222の当該先端が第2傾斜面232a1に当接した状態で放射素子222がさらに挿通されると、放射素子222の当該先端が第2傾斜面232a1上で移動する。放射素子222の先端が第2傾斜面232a1の端部まで移動すると、第2段差232a2が放射素子222の放射素子接合孔222a内に侵入して、第2段差232a2と放射素子接合孔222aとが接合する。放射素子接合部232aは、このような構成におけるスナップフィットの動作によって放射素子接合孔222aに接合されている。
放射素子接合孔222aは、放射素子222の第3方向Zの中心に対して、放射素子222の第3方向Zの正方向側に設けられている。したがって、放射素子222の中央挿通孔232への挿通において、放射素子接合部232aの放射素子222への接触の機会は、放射素子222の第3方向Zの正方向側の一端が中央挿通孔232の第3方向Zの正方向側の端部の近傍に達したときのみに限定することができる。このため、放射素子222を中央挿通孔232に挿通する場合における放射素子接合部232aの放射素子222への接触による干渉を低減することができる。したがって、挿通時の放射素子222の押し込み荷重を小さくしてアレイアンテナ組立体200の組立を容易にすることができる。
左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cの各々も、放射素子222について説明した構造とほぼ同様の構造によって、アレイアンテナホルダ230に対して各反射素子の長手方向に固定されている。具体的には、図3に示すように、右方反射素子226bには、一対の反射素子接合孔226baが設けられている。一対の反射素子接合孔226baは、右方反射素子226bの長手方向の中央に対して略対称に配置されている。すなわち、右方反射素子226bは、右方反射素子226bの長手方向の中心に関して略対称な形状を有している。第3方向Zの正方向側に位置する反射素子接合孔226baには、右方挿通孔236bに設けられた接合部がスナップフィットの動作によって接合されている。このため、右方反射素子226bは、右方反射素子226bの長手方向の両端のいずれからも、右方挿通孔236bに挿通させることができる。また、右方反射素子226bの右方挿通孔236bへの挿通において、上記接合部の右方反射素子226bへの接触の機会は、右方反射素子226bの第3方向Zの正方向側の一端が右方挿通孔236bの第3方向Zの正方向側の端部の近傍に達したときのみに限定することができる。このため、右方反射素子226bを右方挿通孔236bに挿通する場合における上記接合部の右方反射素子226bへの接触による干渉を低減することができる。したがって、挿通時の右方反射素子226bの押し込み荷重を小さくしてアレイアンテナ組立体200の組立を容易にすることができる。左方反射素子226a及び後方反射素子226cについても同様である。
図6に示す例において、放射素子222の第3方向Zの負方向側の端部の少なくとも一部分は、アレイアンテナ基板210の第3方向Zの正方向側の面から第3方向Zに離間している。同様にして、導波素子224の第3方向Zの負方向側の端部の少なくとも一部分は、アレイアンテナ基板210の第3方向Zの正方向側の面から第3方向Zに離間している。左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cについても同様にすることができる。したがって、各素子の第3方向Zの負方向側の端部がアレイアンテナ基板210の第3方向Zの正方向側の面に接触することを抑制することができる。このため、各素子の第3方向Zの負方向側の端部の干渉を受けることなく、アレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向の面側にアレイアンテナ基板210を確実に配置させることができる。したがって、アレイアンテナホルダ230及びホルダ固定ねじ242によってアレイアンテナ基板210を確実に挟み込むことができ、アレイアンテナ組立体200の第3方向Zの高さのばらつきを低減することができる。
図6に示す例において、アレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向側の面には、凹部230aが設けられている。凹部230aの少なくとも一部分は、アレイアンテナ基板210の第1方向Xの負方向側の端部の少なくとも一部分と第3方向Zに重なっている。凹部230aが設けられることで、アレイアンテナ基板210から第1方向Xの負方向側へ引き出されるアレイアンテナケーブル202がアレイアンテナホルダ230の第3方向Zの負方向側の面に干渉することを抑制することができる。
図7は、変形例1に係るアレイアンテナ組立体200Aの下面図である。変形例1に係るアレイアンテナ組立体200Aは、以下の点を除いて、本実施形態に係るアレイアンテナ組立体200と同様である。図7では、説明のため、アレイアンテナホルダ230Aの第2方向Yの中心を第1方向Xに略平行に通過する中心軸Cが仮想的に描写されている。
変形例1では、第3方向Zから見て、2つのホルダ固定ねじ242Aがアレイアンテナホルダ230Aの中心軸Cに関して略対称に配置されている。変形例1に係る2つのホルダ固定ねじ242Aは、本実施形態に係るホルダ固定ねじ242と同様にして、アレイアンテナ基板210Aの第3方向Zの負方向側の下面からアレイアンテナ基板210Aを貫通してアレイアンテナホルダ230Aの第3方向Zの負方向側の下面に挿通されている。第3方向Zから見て、変形例に係る2つのホルダ固定ねじ242Aは、放射素子222の第1方向Xの正方向側かつ第2方向Yの正方向側の左斜め前方及び放射素子222の第1方向Xの正方向側かつ第2方向Yの負方向側の右斜め前方に配置されている。
変形例1に係る2つのホルダ固定ねじ242Aは、本実施形態に係るホルダ固定ねじ242と同様にして、アレイアンテナ220Aの一部分を構成する無給電素子として動作可能になっている。変形例1に係るアレイアンテナホルダ230Aは、本実施形態に係るアレイアンテナホルダ230と同様にして、2つのホルダ固定ねじ242A、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cを略同一方向に一体的に保持している。変形例1においても、本実施形態と同様にして、2つのホルダ固定ねじ242Aの第3方向Zの長さや、2つのホルダ固定ねじ242Aの位置に応じて、アレイアンテナ220Aの指向性を補正することができる。例えば、変形例1では、第3方向Zから見て中心軸Cに略対称な指向性を実現することができる。
図8は、変形例2に係るアレイアンテナ組立体200Bの下面図である。変形例2に係るアレイアンテナ組立体200Bは、以下の点を除いて、本実施形態に係るアレイアンテナ組立体200と同様である。
変形例2では、第3方向Zから見て、ホルダ固定ねじ242Bがアレイアンテナホルダ230Bの中心軸C上に配置されている。変形例2に係るホルダ固定ねじ242Bは、本実施形態に係るホルダ固定ねじ242と同様にして、アレイアンテナ基板210Bの第3方向Zの負方向側の下面からアレイアンテナ基板210Bを貫通してアレイアンテナホルダ230Bの第3方向Zの負方向側の下面に挿通されている。第3方向Zから見て、変形例2に係るホルダ固定ねじ242Bは、放射素子222の第1方向Xの正方向側の前方に配置されている。
変形例2に係るホルダ固定ねじ242Bは、本実施形態に係るホルダ固定ねじ242と同様にして、アレイアンテナ220Bの一部分を構成する無給電素子として動作可能になっている。変形例2に係るアレイアンテナホルダ230Bは、本実施形態に係るアレイアンテナホルダ230と同様にして、ホルダ固定ねじ242B、放射素子222、導波素子224、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cを略同一方向に一体的に保持している。変形例2においても、本実施形態と同様にして、ホルダ固定ねじ242Bの第3方向Zの長さや、ホルダ固定ねじ242Bの位置に応じて、アレイアンテナ220Bの指向性を補正することができる。例えば、変形例2では、第3方向Zから見て中心軸Cに略対称な指向性を実現することができる。
図9は、比較例に係るアンテナ装置10Kの斜視図である。比較例に係るアンテナ装置10Kは、以下の点を除いて、本実施形態に係るアンテナ装置10と同様である。
比較例に係るアンテナ装置10Kは、ベース110K、アレイアンテナ基板210K、アレイアンテナ220K、前方ホルダ230aK及び後方ホルダ230bKを備えている
。比較例に係るアレイアンテナ220Kは、放射素子222K、導波素子224K、左方反射素子226aK、右方反射素子226bK及び後方反射素子226cKを有している。比較例に係るアレイアンテナ220Kは、アレイアンテナ基板210Kの第3方向Zの正方向の上面側に配置されている。アレイアンテナ基板210Kは、ベース110Kの第3方向Zの正方向側の上面に固定されている。
放射素子222K及び導波素子224Kは、前方ホルダ230aKを第3方向Zに挿通されている。放射素子222Kの第3方向Zの正方向側の上端は、前方ホルダ230aKの第3方向Zの正方向側の上面から突出している。左方反射素子226aK及び右方反射素子226bKは、後方ホルダ230bKの第1方向Xの正方向側の前面に取り付けられている。左方反射素子226aK及び右方反射素子226bKの第3方向Zの正方向側の上端は、第1方向Xの負方向側の後方へ向けて折り曲げられている。後方反射素子226cKは、後方ホルダ230bKの第1方向Xの負方向側の後面に取り付けられている。後方反射素子226cKの第3方向Zの正方向側の上端は、第1方向Xの正方向側の前方へ向けて折り曲げられている。
図10は、本実施形態に係るアレイアンテナ220及び比較例に係るアレイアンテナ220Kの水平面内の垂直偏波指向性を示すグラフである。水平面とは、第3方向Zに垂直な面である。
図10に示すグラフの円の周囲に付された数字は、方位(単位:°)を示している。図10に示すグラフの中心から方位270°にかけて付された数字は、利得(単位:dBi)を示している。図10に示すグラフにおいて、方位0°は、第1方向Xの正方向側の前方である。方位90°は、第2方向Yの正方向側の左方である。方位180°は、第1方向Xの負方向側の後方である。方位270°は、第2方向Yの負方向側の右方である。
図10に示すように、本実施形態におけるアレイアンテナ220は、比較例のアレイアンテナ220Kと同様に方位0°方向への指向性をもたせることができる。本実施形態の方位90°~270°の後方の利得は、比較例の方位90°~270°の後方の利得より低くなっている。したがって、本実施形態においては、比較例よりも、前方への指向性が実現されている。この結果は、アレイアンテナ220を構成する複数の素子をアレイアンテナホルダ230によって一体的に保持することで、アレイアンテナホルダ230による誘電短縮効果を奏し、左方反射素子226a、右方反射素子226b及び後方反射素子226cの電気的動作が強まってアレイアンテナ220の指向性が安定化されていることを示唆する。
本実施形態の方位300°及びその周辺の利得は、本実施形態の他の方位の利得及び比較例の方位300°及びその周辺の利得より高くなっている。この結果は、実施形態に係るホルダ固定ねじ242が導波素子として動作していることを示唆している。
本実施形態では、上述したように、第3方向Zから見て、ホルダ固定ねじ242は、放射素子222の第1方向Xの正方向側かつ第2方向Yの負方向側の右斜め前方に配置されている。したがって、上述したように、アレイアンテナ220は、第1方向Xの正方向側かつ第2方向Yの負方向側の右斜め前方に指向性を有することができる。これによって、良好なアンテナ特性を実現することができる。しかしながら、図7を用いて説明したように、第3方向Zから見て、2つのホルダ固定ねじ242Aをアレイアンテナホルダ230Aの中心軸Cに関して略対称に配置してもよい。或いは、図8を用いて説明したように、第3方向Zから見て、ホルダ固定ねじ242Bをアレイアンテナホルダ230Bの中心軸C上に配置してもよい。図7及び図8に示す例においては、第3方向Zから見て中心軸Cに略対称な指向性を有するアンテナを実現することが可能となる。
以上、図面を参照して本発明の本実施形態及び変形例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、本実施形態では、アンテナアレイホルダによって保持される複数の素子は、第3方向Zに略平行な長手方向を有している。しかしながら、各素子の形状は、この例に限定されない。例えば、各素子は、第3方向Zに垂直な長手方向を有する板形状であってもよい。
また、本実施形態では、アレイアンテナホルダは、複数の素子を略同一方向(第3方向Z)に保持している。しかしながら、アンテナアレイホルダによって保持される一部の素子は、アンテナアレイホルダによって保持される他の素子と異なる方向、例えば、第1方向Xや第2方向Yに向けられていてもよい。
本明細書によれば、以下の態様のアンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法が提供される。
(態様1)
態様1では、アンテナ装置は、アンテナの少なくとも一部分を構成する複数の素子と、
前記複数の素子を一体的に保持するホルダと、を備えている。
「複数の素子」は、上述の本実施形態及び変形例の「放射素子」、「導波素子」、「左方反射素子」、「右方反射素子」、「後方反射素子」、「ホルダ固定ねじ」に相当する。「ホルダ」は、上述の本実施形態及び変形例の「アレイアンテナホルダ」に相当する。
上述の態様によれば、ホルダによって、複数の素子を保持するための作業が容易となる。このため、複数の素子を保持するための作業効率を向上させることができる。
(態様2)
態様2では、前記複数の素子を挿通させる複数の挿通孔が前記ホルダに設けられている。
「複数の挿通孔」は、上述の本実施形態及び変形例の「中央挿通孔」、「前方挿通孔」、「左方挿通孔」、「右方挿通孔」、「後方挿通孔」、「ホルダ固定ねじ孔」に相当する。
上述の態様によれば、複数の挿通孔を略同一方向に揃えることで、複数の素子を略同一方向に挿通することができる。よって、複数の素子をホルダに組み付ける作業が容易となる。このため、複数の素子をホルダに組み付けるための作業効率を向上させることができる。さらに、各素子に挿通孔が設けられているため、当該挿通孔を用いて複数の素子を組み付けることができる。これによって、当該複数の素子の位置を規制することができる。
(態様3)
態様3では、アンテナ装置は、前記複数の挿通孔と重なる基板をさらに備え、前記ホルダと、前記基板と、が互いに固定されている。
「基板」は、上述の本実施形態及び変形例の「アレイアンテナ基板」に相当する。
上述の態様によれば、複数の素子の挿通時と略同一方向からホルダを基板に固定することができる。したがって、複数の素子及びホルダを基板へ組み付ける作業が容易となる。このため、複数の素子及びホルダを基板へ組み付けるための作業効率を向上させることができる。
(態様4)
態様4では、少なくとも1つの前記素子の前記基板が位置する側の端部の少なくとも一部分が前記基板から離間している。
上述の態様によれば、素子の端部が基板に接触することを抑制することができる。したがって、素子の端部の干渉を受けることなく、基板をホルダに確実に重ねることができ、基板をホルダに確実に固定することができる。
(態様5)
態様5では、アンテナ装置は、少なくとも1つの前記素子と、前記ホルダと、を互いに固定する固定部をさらに備えている。
「固定部」は、上述の本実施形態及び変形例の「第1リブ」、「第2リブ」、「導波素子接合孔」、「導波素子接合部」に相当する。
上述の態様によれば、固定部によって素子をホルダに対してより強固に保持させることができる。
(態様6)
態様6では、少なくとも1つの前記素子が前記素子の短手方向に沿って折り曲げられている。
上述の態様によれば、素子が折り曲げられていない場合と比較して、素子の剛性を向上させることができる。
(態様7)
態様7では、少なくとも1つの前記素子が前記素子の所定方向の中心に関して略対称な形状を有している。
上述の態様によれば、素子の所定方向の両端のいずれからも素子をホルダの挿通孔に挿通させることができる。
(態様8)
態様8では、前記ホルダが前記複数の素子の少なくとも一部分を覆っている。
上述の態様によれば、ホルダが誘電体からなる場合、素子で動作する電波の波長を、ホルダを構成する誘電体によって短縮することができる。よって、素子が誘電体によって覆われていない場合と比較して、所望の波長を得るための各素子の長手方向の長さを短くすることができる。
(態様9)
態様9では、アンテナ装置の製造方法は、アンテナの少なくとも一部分を構成する複数の素子をホルダによって一体的に保持する工程を備えている。
「複数の素子」は、上述の本実施形態及び変形例の「放射素子」、「導波素子」、「左方反射素子」、「右方反射素子」、「後方反射素子」、「ホルダ固定ねじ」に相当する。「ホルダ」は、上述の本実施形態及び変形例の「アレイアンテナホルダ」に相当する。
上述の態様によれば、ホルダによって、複数の素子を保持するための作業が容易となる。このため、複数の素子を保持するための作業効率を向上させることができる。
(態様10)
態様10では、前記ホルダによって前記複数の素子を保持する工程において、前記ホルダに設けられた複数の挿通孔に前記複数の素子を挿通させている。
「複数の挿通孔」は、上述の本実施形態及び変形例の「中央挿通孔」、「前方挿通孔」、「左方挿通孔」、「右方挿通孔」、「後方挿通孔」、「ホルダ固定ねじ孔」に相当する。
上述の態様によれば、複数の挿通孔を略同一方向に揃えることで、複数の素子を略同一方向に挿通することができる。したがって、複数の素子をホルダに組み付ける作業が容易となる。このため、複数の素子をホルダに組み付けるための作業効率を向上させることができる。
(態様11)
態様11では、アンテナ装置の製造方法は、前記ホルダが前記複数の挿通孔と重なるように、前記ホルダと前記基板とを固定する工程をさらに備えている。
上述の態様によれば、複数の素子の挿通時と略同一方向からホルダと基板を固定することができる。したがって、複数の素子及びホルダを基板へ組み付ける作業が容易となる。このため、複数の素子及びホルダを基板へ組み付けるための作業効率を向上させることができる。
(態様12)
態様12では、アンテナ装置の製造方法は、前記基板とベースとを固定する工程をさらに備えている。
上述の態様によれば、複数の素子が挿通孔に挿通され、かつ、ホルダが基板に固定された状態で、基板とベースとを固定することができる。したがって、基板、複数の素子及びホルダをベースへ組み付ける作業が容易となる。このため、基板、複数の素子及びホルダをベースへ組み付けるための作業効率を向上させることができる。
10,10K アンテナ装置
110,110K ベース
112 引出孔
120 アンテナケース
200,200A,200B アレイアンテナ組立体
202 アレイアンテナケーブル
210,210A,210B,210K アレイアンテナ基板
212 素子貫通孔
218a ガイド孔
220,220A,220B,220K アレイアンテナ
222,222K 放射素子
222a 放射素子接合孔
224,224K 導波素子
224a 導波素子接合孔
226a,226aK 左方反射素子
226b,226bK 右方反射素子
226ba 反射素子接合孔
226c,226cK 後方反射素子
230,230A,230B アレイアンテナホルダ
230a 凹部
230aK 前方ホルダ
230bK 後方ホルダ
232 中央挿通孔
232a 放射素子接合部
232a1 第2傾斜面
232a2 第2段差
234 前方挿通孔
234a 導波素子接合部
234a1 第1傾斜面
234a2 第1段差
234b1 第1リブ
234b2 第2リブ
236a 左方挿通孔
236b 右方挿通孔
236c 後方挿通孔
238a ガイド突起
242,242A,242B ホルダ固定ねじ
242a ホルダ固定ねじ貫通孔
242b ホルダ固定ねじ孔
244 基板固定ねじ
244a 基板固定ねじ貫通孔
300 パッチアンテナ組立体
302 パッチアンテナケーブル
310 パッチアンテナ基板
320 パッチアンテナ
400 コリニアアンテナ組立体
402 コリニアアンテナケーブル
410 コリニアアンテナ基板
420 コリニアアンテナ
430 無給電素子
C 中心軸
P パッド
X 第1方向
Y 第2方向
Z 第3方向

Claims (12)

  1. アンテナの少なくとも一部分を構成する複数の素子と、
    前記複数の素子を一体的に保持するホルダと、
    を備えるアンテナ装置。
  2. 前記複数の素子を挿通させる複数の挿通孔が前記ホルダに設けられている、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記複数の挿通孔と重なる基板をさらに備え、
    前記ホルダと、前記基板と、が互いに固定されている、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 少なくとも1つの前記素子の前記基板が位置する側の端部の少なくとも一部分が前記基板から離間している、請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 少なくとも1つの前記素子と、前記ホルダと、を互いに固定する固定部をさらに備える、請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 少なくとも1つの前記素子が前記素子の短手方向に沿って折り曲げられている、請求項1に記載のアンテナ装置。
  7. 少なくとも1つの前記素子が前記素子の所定方向の中心に関して略対称な形状を有する、請求項1に記載のアンテナ装置。
  8. 前記ホルダが前記複数の素子の少なくとも一部分を覆っている、請求項1に記載のアンテナ装置。
  9. アンテナの少なくとも一部分を構成する複数の素子をホルダによって一体的に保持する工程を備える、アンテナ装置の製造方法。
  10. 前記ホルダによって前記複数の素子を保持する工程において、前記ホルダに設けられた複数の挿通孔に前記複数の素子を挿通させる、請求項9に記載のアンテナ装置の製造方法。
  11. 前記ホルダが前記複数の挿通孔と重なるように、前記ホルダと前記基板とを固定する工程をさらに備える、請求項10に記載のアンテナ装置の製造方法。
  12. 前記基板とベースとを固定する工程をさらに備える、請求項11に記載のアンテナ装置の製造方法。
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