JP2023154567A - 両軸受リール - Google Patents

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【課題】ハンドルの操作中にスプールの回転を容易に変更することができる両軸受リールが、提供される。【解決手段】両軸受リール1は、リール本体3と、ハンドル軸9と、スプール7と、伝達機構13と、ハンドル組立体11と、変速機構15と、を備える。伝達機構13は、ハンドル軸9の回転を、第1変速比、及び、第1変速比とは異なる少なくとも1つの第2変速比で、スプール7に選択的に伝達する。ハンドル組立体11は、ハンドル軸9に装着されるハンドルアーム33と、ハンドルアーム33に装着されるハンドル把手35と、を有する。変速機構15は、変速操作部53を有する。変速操作部53は、伝達機構13の第1変速比、及び、伝達機構13の第2変速比を選択的に切り換えるために用いられる。変速操作部53は、ハンドル把手35に設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、両軸受リールに関する。
従来の両軸受リールでは、ハンドル軸は、リール本体に対して回転可能に支持される。スプールは、ハンドル軸の回転に連動して回転する。伝達機構は、ハンドル軸の回転を高低2速でスプールに選択的に伝達する。
ハンドル組立体は、ハンドル軸に装着されるハンドルアームと、ハンドルアームに装着されるハンドル把手と、を有する。変速機構は、変速操作部を有する。変速操作部は、ハンドルアームに設けられる。変速操作部は、ハンドル軸の回転速度を選択的に切り換えるために用いられる。
特許第5474428号公報
従来の両軸受リールでは、釣り人がハンドル把手を把持している際にスプールの回転速度を変更しようとすると、釣り人は、ハンドル把手から手を放して、ハンドルアームの変速操作部を操作する必要があった。このため、ハンドルの操作中にスプールの回転をスムーズに変更すること難しいという問題があった。
本発明の目的は、ハンドルの操作中にスプールの回転を容易に変更することができる両軸受リールを、提供することにある。
本発明の第1側面に係る両軸受リールは、リール本体と、ハンドル軸と、スプールと、伝達機構と、ハンドル組立体と、変速機構と、を備える。
ハンドル軸は、リール本体に対して回転可能に支持される。スプールは、リール本体に対して回転可能に装着される。スプールは、ハンドル軸の回転に連動して回転する。伝達機構は、ハンドル軸の回転を、第1変速比、及び、第1変速比とは異なる少なくとも1つの第2変速比で、スプールに選択的に伝達する。
ハンドル組立体は、ハンドル軸に装着されるハンドルアームと、ハンドルアームに装着されるハンドル把手と、を有する。変速機構は、変速操作部を有する。変速操作部は、伝達機構の第1変速比、及び、伝達機構の第2変速比を選択的に切り換えるために用いられる。変速操作部は、ハンドル把手に設けられる。
本両軸受リールでは、変速操作部はハンドル把手に設けられるので、釣り人は、ハンドル把手を把持した状態で、変速操作部を容易に操作することができる。すなわち、本両軸受リールでは、釣り人はハンドルの操作中にスプールの回転を容易に変更することができる。
本発明の第1側面に従う第2側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、変速操作部は、第1変速比から第2変速比に切り換えるための第1操作部と、第2変速比から第1変速比に切り換えるための第2操作部と、を有する。
この構成では、変速比が、第1操作部の操作によって第1変速比から第2変速比に切り換えられ、第2操作部の操作によって第2変速比から第1変速比に切り換えられる。これにより、釣り人はハンドルの操作中にスプールの回転を容易に変更することができる。
本発明の第2側面に従う第3側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、第1操作部、及び、第2操作部の少なくともいずれか一方は、ハンドル把手に対して進退可能に配置される。この構成では、釣り人は、第1操作部、及び/又は、第2操作部をハンドル把手に対して進退させることによって、変速比を容易に切り換えることができる。
本発明の第1から第3側面のいずれか1つに従う第4側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、変速操作部は、第1操作状態、及び、第2操作状態に、ハンドル把手に対して進退可能に配置される。第1操作状態は、第1変速比から第2変速比に切り換え可能な状態である。第2操作状態は、第2変速比から第1変速比に切り換え可能な状態である。
この構成では、釣り人は、変速操作部をハンドル把手に対して進退させることによって、変速比を容易に切り換えることができる。
本発明の第1から第4側面のいずれか1つに従う第5側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、変速操作部は、第1ラック軸と、第1ピニオン軸と、第2ラック軸と、第2ピニオン軸と、を有する。
第1ラック軸は、第1操作部によって操作される。第1ラック軸は、第1ラック軸本体、及び、ラック軸本体に設けられる第1ラックギア部を含む。第1ピニオン軸は、第1ラック軸によって操作される。第1ピニオン軸は、第1ピニオン軸本体、第1ピニオン軸本体に設けられ第1ラックギア部に係合する第1ピニオンギア部、及び、第1ピニオン軸本体に設けられる第2ピニオンギア部を含む。
第2ラック軸は、第1ピニオン軸によって操作される。第2ラック軸は、第2ラック軸部、第2ラック軸部に設けられ第2ピニオンギア部に係合する円周ラック部、及び、第2ラック軸部に設けられる第2ラックギア部を含む。第2ピニオン軸は、第2ラック軸によって操作される。第2ピニオン軸は、第2ピニオン軸本体、第2ピニオン軸本体に設けられ第2ラックギア部に係合する第3ピニオンギア部、及び、第2ピニオン軸本体に設けられる第4ピニオンギア部を含む。
この構成では、特に、第2ラック軸に円周ラック部を設けることによって、第2ピニオンギア部を第2ラック軸の軸中心まわりに回転させることが可能となる。つまりは、ハンドル把手を、ハンドルアーム33に対して、回転可能に装着することができる。
本発明の第1から第4側面のいずれか1つに従う第6側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、変速機構は、変速操作部からの操作信号によって、伝達機構の第1変速比、及び、伝達機構の第2変速比を選択的に切り換える変速モータ、を有する。
この構成では、釣り人は、変速操作部を操作することによって、変速比を容易に切り換えることができる。
本発明の第1から第6側面のいずれか1つに従う第7側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、伝達機構は、ピニオンギアと、駆動ギアと、を有する。ピニオンギアは、第1ピニオンギア、及び、第1ピニオンギアと異なる第2ピニオンギアを含む。駆動ギアは、ハンドル軸に設けられる。駆動ギアは、第1ピニオンギアと噛み合う第1駆動ギア、及び、第2ピニオンギアと噛み合う第2駆動ギアを含む。
伝達機構は、第1伝達状態、及び、第2伝達状態を選択的に切り換える。第1伝達状態は、第1駆動ギアを介してハンドル軸の回転を第1ピニオンギアに伝達可能な状態である。第2伝達状態は、第2駆動ギアを介してハンドル軸の回転を第2ピニオンギアに伝達可能な状態である。
この構成では、釣り人が変速操作部を操作した際に、第1伝達状態、及び、第2伝達状態が選択的に切り換えられる。これにより、変速比を容易に切り換えることができる。
本発明によれば、両軸受リールにおいて、ハンドルの操作中にスプールの回転を容易に変更することができる。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの斜視図。 両軸受リールの断面図。 切換構造を説明するための部分拡大断面図。 変速機構を説明するための斜視図。 ロック部材を説明するための側面図。 前記実施形態の変形例1を説明するための、ハンドル組立体、ハンドル軸、及び、変速機構の上面図。 前記実施形態の変形例2を説明するための、ハンドル組立体、ハンドル軸、及び、変速機構の上面図。
以下、本発明に係る両軸受リールの実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、両軸受リール1は、リール本体3と、スプール軸5(図2を参照)と、スプール7と、ハンドル軸9(図2を参照)と、ハンドル組立体11と、伝達機構13(図2を参照)と、変速機構15(図2を参照)と、を備える。
以下の説明では、図2に示すように、第1軸方向は、スプール軸5の第1軸心X1が延びる軸方向を意味する。第1径方向は、スプール軸5の第1軸心X1から離れる径方向を意味する。第1周方向は、スプール軸5の第1軸心X1まわりの周方向を意味する。第1周方向は、スプール軸5の回転方向を含む。
第2軸方向は、ハンドル軸9の第2軸心X2が延びる軸方向を意味する。第2径方向は、ハンドル軸9の第2軸心X2から離れる径方向を意味する。第2周方向は、ハンドル軸9の第2軸心X2まわりの周方向を意味する。第2周方向は、ハンドルの回転方向を含む。
図1に示すように、リール本体3は、フレーム17と、第1カバー19と、第2カバー21と、を有する。フレーム17は、第1本体部17aと、第2本体部17bと、連結部17cと、を有する。第1本体部17aは、環状に形成される。第2本体部17bは、環状に形成される。第2本体部17bは、第1軸方向において第1本体部17aと間隔を隔てて配置される。連結部17cは、第1本体部17a、及び、第2本体部17bを連結する。連結部17cは、第1本体部17a、及び、第2本体部17bと一体的に形成される。
第1カバー19は、第1本体部17aの第1軸方向外側面を覆う。第1カバー19は、第1本体部17aに装着される。第2カバー21は、第2本体部17bの第1軸方向外側面を覆う。第2カバー21は、第2本体部17bに装着される。第2カバー21は、第1カバー本体21aと、第2カバー本体21bと、を有する。第1カバー本体21aは、第2本体部17bに装着される。第2カバー本体21bは、第1カバー本体21aに装着される。
図2に示すように、スプール軸5は、第1軸心X1を有する。スプール軸5は、第1軸方向において、第1カバー19、及び、第2カバー21の間に配置される。例えば、スプール軸5は、第1軸方向において、第1カバー19、及び、第2カバー本体21bの間に配置される。
スプール軸5は、軸受23a,23bを介して、第1カバー19、及び、第2カバー21に回転可能に各別に支持される。例えば、スプール軸5の一方の端部は、軸受23aを介して、第1カバー19に回転可能に支持される。スプール軸5の他方の端部は、軸受23bを介して、第2カバー本体21bに回転可能に支持される。スプール軸5は、第1カバー19及び第2カバー本体21bに対して第1軸方向に移動可能に、軸受23a,23bに支持される。
スプール7は、ハンドル軸9の回転に連動して回転する。図2に示すように、スプール7は、第1軸方向において、第1カバー19、及び、第2カバー21の間に配置される。スプール7の一方のフランジ7aは、フレーム17の第1本体部17aの内周部に配置される。スプール7の他方のフランジ7bは、フレーム17の第2本体部17bの内周部に配置される。
スプール7は、リール本体3に対して回転可能に装着される。例えば、スプール7は、軸受25a,25bを介して、スプール軸5に対して回転可能に支持される。スプール7は、ドラグ構造27を介して、スプール軸5に連結される。ドラグ構造27は、スプール軸5、及び、スプール7の間に配置される。
図2に示すように、ドラグ構造27は、制動ディスク27aと、摩擦ディスク27bと、を有する。制動ディスク27aは、スプール軸5と一体的に回転するように、スプール軸5に装着される。摩擦ディスク27bは、少なくとも1つの摩擦ディスクを含む。摩擦ディスク27bは、第1軸方向において、スプール7のフランジ7aの側面、及び、制動ディスク27aの間に配置される。
図1、及び、図2に示すように、ドラグレバー29は、リール本体3に揺動可能に設けられる。例えば、ドラグレバー29は、第2カバー21に揺動可能に設けられる。例えば、ドラグレバー29は、第2カバー本体21bに揺動可能に設けられる。ドラグレバー29を第2カバー本体21bに対して揺動することによって、図2に示す移動機構31を介して、スプール軸5、及び、制動ディスク27aは第1軸方向に往復移動する。
移動機構31は、ドラグレバー29の揺動方向に応じて、スプール軸5、及び、制動ディスク27aを、ドラグレバー29から離れる第1軸方向、及び、ドラグレバー29からに近づく第1軸方向に、移動する。
例えば、ドラグレバー29の揺動によって制動ディスク27aがドラグレバー29に近づく第1軸方向に移動した場合、制動ディスク27aはスプール7のフランジ7aに接近する。この場合、スプール7のフランジ7aに対する摩擦ディスク27bの圧接力が大きくなる。これにより、スプール軸5の回転が摩擦ディスク27bを介してスプール7に伝達される。
ドラグレバー29の揺動によって制動ディスク27aがドラグレバー29から離れる第1軸方向に移動した場合、制動ディスク27aはスプール7のフランジ7aから離れる。この場合、スプール7のフランジ7aに対する摩擦ディスク27bの圧接力が小さくなる。ここで、制動ディスク27aが摩擦ディスク27bから離れると、スプール軸5の回転はスプール7に伝達されず、スプール7は自由に回転する。
図2に示すように、ハンドル軸9は、第2軸心X2を有する。第2軸心X2は、スプール軸5の第1軸心X1と平行に配置される。すなわち、ハンドル軸9は、スプール軸5と平行に配置される。ハンドル軸9は、リール本体3に対して回転可能に支持される。例えば、ハンドル軸9は、第2カバー21の第2カバー本体21bに対して回転可能に支持される。ハンドル軸9は、筒状に形成される。ハンドル軸9の内周部には、後述する切換構造41の操作軸51が、配置される。
図2に示すように、ハンドル組立体11はハンドル軸9に装着される。例えば、ハンドル組立体11は、ハンドルアーム33と、ハンドル把手35と、を有する。ハンドルアーム33は、ハンドル軸9に装着される。例えば、ハンドルアーム33は、ハンドル軸9と一体的に回転可能に装着される。
ハンドル把手35は、ハンドルアーム33に装着される。ハンドル把手35は、ハンドルアーム33に対して、後述する第2ラック軸65を中心として回転可能に装着される。詳細には、ハンドル把手35は、把持部35aと、連結部35bと、を含み、連結部35b内を貫通する第2ラック軸65を中心として、軸受69aを介して第2ラック軸65の周囲を回転する。把持部35aは、釣り人によって把持される部分である。連結部35bは、把持部35aから突出し、把持部35a及びハンドルアーム33の間に配置される。
図2、及び、図3に示す伝達機構13は、ハンドル軸9の回転を、第1変速比、及び、第1変速比とは異なる第2変速比で、スプール7に選択的に伝達する。図2、及び、図3に示すように、伝達機構13は、伝達ギア37と、駆動ギア39と、切換構造41と、を有する。
図2に示すように、伝達ギア37はスプール軸5に設けられる。伝達ギア37は、第1伝達ギア37aと、第2伝達ギア37bと、を含む。第1伝達ギア37aは、筒状に形成される。第1伝達ギア37aは、スプール軸5と一体的に回転するようにスプール軸5の外周面に装着される。
第2伝達ギア37bは、第1伝達ギア37aとは異なる。第2伝達ギア37bは、第1伝達ギア37aより大径に形成される。第2伝達ギア37bは、筒状に形成される。第2伝達ギア37bは、第1軸方向において、第1伝達ギア37aと並べて配置される。第2伝達ギア37bは、スプール軸5と一体的に回転するように第1伝達ギア37aの外周面に装着される。第2伝達ギア37bは、スプール軸5と一体的に回転するようにスプール軸5の外周面に装着されてもよい。
図2、及び、図3に示すように、駆動ギア39は、ハンドル軸9に設けられる。駆動ギア39は、第1駆動ギア39aと、第2駆動ギア39bと、を含む。第1駆動ギア39aは、高速巻き取り用の駆動ギアである。第1駆動ギア39aは、ハンドル軸9に対して回転可能に装着される。第1駆動ギア39aは、第1伝達ギア37aと噛み合う。第1駆動ギア39a、及び、第1伝達ギア37aのギア比によって、第1変速比が決定される。
第2駆動ギア39bは、低速巻き取り用の駆動ギアである。第2駆動ギア39bは、第1駆動ギア39aより小径に形成される。第2駆動ギア39bは、ハンドル軸9に対して回転可能に装着される。第2駆動ギア39bは、第2伝達ギア37bと噛み合う。第2駆動ギア39bは、第1駆動ギア39aとは異なる。第2駆動ギア39b、及び、第2伝達ギア37bのギア比によって、第2変速比が決定される。
図3に示すように、ハンドル軸9の先端部には、第1位置決め部材43aが装着される。第1位置決め部材43aは、ハンドル軸9に対して第2駆動ギア39bを位置決めする。第1駆動ギア39a、及び、第2駆動ギア39bの第2軸方向間には、第2位置決め部材43bが配置される。第2位置決め部材43bは、第2駆動ギア39bに対して第1駆動ギア39aを位置決めする。これにより、第1駆動ギア39a、及び、第2駆動ギア39bは、第2軸方向において互いに間隔を隔てて配置され、ハンドル軸9に対して位置決めされる。
図3に示すように、切換構造41は、係合片45を、第1駆動ギア39a、又は、第2駆動ギア39bに係合させるために、用いられる。切換構造41は、ハンドル軸9に配置される。例えば、切換構造41は、フレーム17の第2本体部17b、及び、ハンドル組立体11の間に、配置される。
切換構造41は、係合片45と、第1付勢部材47と、第2付勢部材49と、操作軸51と、を有する。係合片45は、第2軸方向において、フレーム17、及び、操作軸51の間に配置される。例えば、係合片45は、第2軸方向において、フレーム17の第2本体部17b、及び、操作軸51の間に配置される。
係合片45は、ハンドル軸9と一体的に回転するように、ハンドル軸9に装着される。係合片45は、ハンドル軸9に対して第2軸方向に移動するように、ハンドル軸9に装着される。例えば、図3に示すように、係合片45は、ハンドル軸9において第2軸方向に延びるスリット9aの内部に、配置される。係合片45は、スリット9aに沿って第2軸方向に移動する。
係合片45は、第1駆動ギア39a、及び、第2駆動ギア39bに選択的に係合する。第1駆動ギア39aに対する係合片45の係合、及び、第2駆動ギア39bに対する係合片45の係合は、後述する操作軸51の移動によって選択される。
図3は、係合片45が第1駆動ギア39aに係合した状態を示す。係合片45が第1駆動ギア39aに係合する場合、第1駆動ギア39aはハンドル軸9と一体的に回転する。この場合、第1伝達ギア37aが第1駆動ギア39aとともに回転する。この構成によって、ハンドル軸9の回転が、第1駆動ギア39aを介して、第1伝達ギア37aに伝達される。この状態が第1伝達状態である。
第1伝達状態では、第1駆動ギア39aが第1伝達ギア37aと噛み合った状態で回転することによって、スプール軸5、及び、ドラグ構造27を介して、スプール7は高速回転する。
係合片45が操作軸51の移動によって第2軸方向(図3の左方向)に移動し、係合片45が第2駆動ギア39bと係合する場合、第2駆動ギア39bはハンドル軸9と一体的に回転する。この場合、第2伝達ギア37bが第2駆動ギア39bとともに回転する。この構成によって、ハンドル軸9の回転が、第2駆動ギア39bを介して、第2伝達ギア37bに伝達される。この状態が第2伝達状態である。
第2伝達状態では、第2駆動ギア39bが第2伝達ギア37bと噛み合った状態で回転することによって、スプール軸5、及び、ドラグ構造27を介して、スプール7は低速回転する。このように、伝達機構13では、第1伝達状態、及び、第2伝達状態が、係合片45を介して選択的に切り換えられる。
図3に示すように、第1付勢部材47は、バネ保持部材44、及び、係合片45の第2軸方向間において、圧縮状態で配置される。第2付勢部材49は、係合片45、及び、操作軸51の先端部の第2軸方向間において、圧縮状態で配置される。係合片45は、第2軸方向において、第1付勢部材47、及び、第2付勢部材49の間に配置される。
この状態において、操作軸51は、第1付勢部材47、及び、第2付勢部材49によって、バネ保持部材44から離れる第2軸方向に付勢される。第1付勢部材47、及び、第2付勢部材49は、例えば、コイルバネである。
図3に示すように、操作軸51は係合片45を移動させるために用いられる。操作軸51は、ハンドル軸9の内周部に配置される。例えば、操作軸51は、後述する変速機構15の動作に応じて、ハンドル軸9の内周部でハンドル軸9に対して第2軸方向に移動する。
係合片45が第1駆動ギア39aに係合した状態において、操作軸51が、バネ保持部材44に近づく第2軸方向に移動した場合、係合片45は第2付勢部材49によってバネ保持部材44側に付勢される。これにより、係合片45がバネ保持部材44に向けて移動し、係合片45が第2駆動ギア39bに係合する。係合片45が第2駆動ギア39bに係合した場合、上述したように、ハンドル軸9の回転が、第2駆動ギア39bを介して、第2伝達ギア37bに伝達される。
係合片45が第2駆動ギア39bに係合した状態において、操作軸51が、ハンドル組立体11に近づく第2軸方向に移動した場合、係合片45は第1付勢部材47によってハンドル組立体11側に付勢される。これにより、係合片45がバネ保持部材44から離れるように移動し、係合片45が第1駆動ギア39aに係合する。係合片45が第1駆動ギア39aに係合した場合、上述したように、ハンドル軸9の回転が、第1駆動ギア39aを介して、第1伝達ギア37aに伝達される。
図4に示すように、変速機構15は、変速操作部53と、ロック部材55と、第1操作構造57と、第2操作構造59と、を有する。変速機構15は、操作軸51を含んでいてもよい。変速操作部53は、伝達機構13の第1変速比、及び、伝達機構13の第2変速比を選択的に切り換えるために用いられる。例えば、変速操作部53は、上述した切換構造41を動作させることによって、第1変速比、及び、第2変速比を選択的に切り換える。
図1に示すように、変速操作部53は、ハンドル把手35に設けられる。変速操作部53は、第1操作ボタン53a(第1操作部の一例)と、第2操作ボタン53b(第1操作部の一例)と、を有する。
第1操作ボタン53aは、伝達機構13の第1変速比から伝達機構13の第2変速比に切り換えるために用いられる。第1操作ボタン53aは、ハンドル把手35に対して進退可能に配置される。例えば、図4に示すように、第1操作ボタン53aは、後述する第1ラック軸61に固定される。第1操作ボタン53aは、第1ラック軸61とともにハンドル把手35に対して進退可能に配置される。
第2操作ボタン53bは、伝達機構13の第2変速比から伝達機構13の第1変速比に切り換えるために用いられる。第2操作ボタン53bは、ハンドル把手35に対して進退可能に配置される。例えば、図4に示すように、第2操作ボタン53bは、ロック部材55に固定される。第2操作ボタン53bは、ロック部材55とともに、ハンドル把手35に対して進退可能に配置される。
ロック部材55は、把持部35aに配置される。図4に示すように、ロック部材55は、後述する第1ラック軸61に係合する。図5に示すように、ロック部材55は、第1孔部56と、第2孔部58と、を有する。第1孔部56には、第1ラック軸61が挿通される。第1孔部56には、係合部56aが形成される。係合部56aは、第1ラック軸61の係合凹部61cに、係合する。係合凹部61cは、第1ラック軸61の外周面に形成される溝部である。
係合部56aが係合凹部61cに係合した状態では、第1ラック軸61に固定される第1操作ボタン53aは、押圧不能状態である。第2操作ボタン53bは押圧可能状態である。係合部56a、及び、係合凹部61cの係合が解除された状態では、第1操作ボタン53aは押圧状態であり、第2操作ボタン53bは押圧不能状態である。
第2孔部58の内周部には、把持部35aに設けられる被当接部35cが、配置される。第2孔部58には、バネ部材60を保持するための突起58aが、形成される。突起58aの外周部には、バネ部材60の一端が配置される。バネ部材60の他端は、被当接部35cに当接する。これにより、ロック部材55、及び、第2操作ボタン53bは、バネ部材60によって、把持部35aの被当接部35cから離れる方向に付勢される。
図2に示すように、第1操作構造57は、把持部35aの内部に配置される。図4に示すように、第1操作構造57は、第1ラック軸61、及び、第1ピニオン軸63、を含む。図2に示すように、第1ラック軸61は、把持部35aの内部に配置される。第1ラック軸61は、第1操作ボタン53aによって操作される。例えば、第1ラック軸61は、第1操作ボタン53aの操作によって移動する。
図4に示すように、第1ラック軸61は、第1ラック軸本体61aと、第1ラックギア部61bと、係合凹部61cと、を含む。第1ラック軸本体61aは、一方向に長い軸部材である。第1ラック軸本体61aの一端部は、第1操作ボタン53aに固定される。第1ラックギア部61bは、第1ラック軸本体61aの他端部に設けられる。
図5に示す第1ラック軸61の係合凹部61cは、第1ラック軸本体61aの一端部、及び、第1ラックギア部61bの間において、第1ラック軸本体61aの外周面に設けられる。第1ラック軸61の係合凹部61cには、ロック部材55の係合部56aが係合する。
図2に示すように、第1ピニオン軸63は、把持部35aの内部に配置される。第1ピニオン軸63は、第1ラック軸61によって操作される。例えば、第1ピニオン軸63は、第1ラック軸61の移動によって回転する。図4に示すように、第1ピニオン軸63は、第1ピニオン軸本体63aと、第1ピニオンギア部63bと、第2ピニオンギア部63cと、を含む。
第1ピニオン軸本体63aは、一方向に長い軸部材である。第1ピニオン軸本体63aは、軸受64a,64bを介して、把持部35aの内面に回転可能に支持される。第1ピニオンギア部63bは、第1ピニオン軸本体63aの一端部に設けられる。第1ピニオンギア部63bは、第1ラックギア部61bに係合する。例えば、第1ピニオンギア部63bは、第1ラックギア部61bと噛み合う。第2ピニオンギア部63cは、第1ピニオン軸本体63aの他端部に設けられる。
図4に示すように、第2操作構造59は、第2ラック軸65、及び、第2ピニオン軸67、を含む。図2に示すように、第2ラック軸65は、ハンドル把手35、及び、ハンドルアーム33の内部に配置される。第2ラック軸65は、第1ピニオン軸63によって操作される。例えば、第2ラック軸65は、第1ピニオン軸63の回転によって移動する。
図4に示すように、第2ラック軸65は、第2ラック軸本体65aと、円周ラック部65bと、第2ラックギア部65cと、を含む。第2ラック軸本体65aは、一方向に長い軸部材である。図2に示すように、第2ラック軸本体65aは、軸受69aを介して、把持部35aの内面を支持する。
詳細には、第2ラック軸本体65a、及び、把持部35aの内面の間には、ボス部材66が配置される。第2ラック軸本体65aは、ボス部材66の内周部に挿通される。軸受69aは、ボス部材66、及び、把持部35aの内面の間に配置される。
図4に示すように、円周ラック部65bは、第2ラック軸本体65aの一端部に設けられる。円周ラック部65bでは、複数のラック歯が第2ラック軸本体65aの一端部の外周面に形成される。円周ラック部65bは、第2ピニオンギア部63cに係合する。第2ラックギア部65cは、第2ラック軸本体65aの他端部に設けられる。
このように、第2ラック軸65には円周ラック部65bが設けられているので、第2ピニオンギア部63cが円周ラック部65bに係合した状態で、第1ピニオン軸63(第1ピニオン軸本体63a)が、第2ラック軸65(第2ラック軸本体65a)を中心として、第2ラック軸65(第2ラック軸本体65a)まわりに回転することができる。この構成によって、ハンドル把手35は、ハンドルアーム33に対して回転可能に装着される。
図2に示すように、第2ピニオン軸67は、ハンドルアーム33の内部に配置される。第2ピニオン軸67は、第2ラック軸65によって操作される。例えば、第2ピニオン軸67は、第2ラック軸65の移動によって回転する。また、第2ピニオン軸67は、操作軸51によって操作される。例えば、第2ピニオン軸67は、操作軸51の移動によって回転する。
図4に示すように、第2ピニオン軸67は操作軸51に係合する。第2ピニオン軸67の回転によって、操作軸51は第2軸方向に移動する。第2ピニオン軸67は、第2ピニオン軸本体67aと、第3ピニオンギア部67bと、第4ピニオンギア部67cと、を含む。
第2ピニオン軸本体67aは、一方向に長い軸部材である。第2ピニオン軸本体67aは、軸受68a,68bを介して、ハンドルアーム33内面に回転可能に支持される。第3ピニオンギア部67bは、第2ピニオン軸本体67aの一端部に設けられる。第3ピニオンギア部67bは、第2ラックギア部65cに係合する。例えば、第3ピニオンギア部67bは、第2ラックギア部65cと噛み合う。第4ピニオンギア部67cは、第2ピニオン軸本体67aの他端部に設けられる。第4ピニオンギア部67cは操作軸51に接続される。
詳細には、操作軸51は、操作軸本体51aと、第3ラックギア部51bと、を含む。操作軸本体51aは、一方向に長い軸部材である。第3ラックギア部51bは、操作軸本体51aの一端部に設けられる。図3に示すように、第3ラックギア部51bは、第2軸方向において、ハンドル軸9から突出する。第3ラックギア部51bは、第4ピニオンギア部67cに噛み合う。
上記の変速機構15が動作した場合、上記の切換構造41は以下のように動作する。切換構造41の係合片45が第1駆動ギア39aに係合した状態(図3の状態)では、図5に示すロック部材55の係合部56a、及び、第1ラック軸61の係合凹部61cの係合は、解除されている。この状態では、第1操作ボタン53aは押圧状態であり、第2操作ボタン53bは押圧不能状態である。
まず、変速操作部53の第1操作ボタン53aが押圧されると、第1操作構造57の第1ラック軸61が押圧方向に移動し、第1操作構造57の第1ピニオン軸63が回転する。この際に、変速機構15のロック部材55の係合部56aが、第1ラック軸61の係合凹部61cに係合する。これにより、第1操作ボタン53aは押圧不能状態になり、第2操作ボタン53bは押圧可能状態になる。
次に、第1ピニオン軸63の回転によって、第2操作構造59の第2ラック軸65がリール本体3側に移動し、第2操作構造59の第2ピニオン軸67が回転する。この第2ピニオン軸67の回転によって、操作軸51が、バネ保持部材44に近づく第2軸方向に、移動する。これにより、係合片45が、第2付勢部材49によって押圧され、第2駆動ギア39bに係合する。この状態で、ハンドル組立体11が回転すると、ハンドル軸9、係合片45、及び、第2駆動ギア39bが、回転する。この場合、スプール7は低速回転する。
続いて、変速操作部53の第2操作ボタン53bが押圧されると、ロック部材55の係合部56a、及び、第1ラック軸61の係合凹部61cの係合が、解除される。この状態では、第2操作ボタン53bは押圧不能状態である。ロック部材55の係合部56a、及び、第1ラック軸61の係合凹部61cの係合解除によって、係合片45は、第1付勢部材47によって押圧され、第1駆動ギア39aに係合する。続いて、操作軸51が、第2付勢部材49によって押圧され、バネ保持部材44から離れる第2軸方向に、移動する。
この操作軸51の移動によって第2ピニオン軸67が回転し、第2ラック軸65がリール本体3から離れる方向に移動する。これにより、第1ピニオン軸63が回転し、第1ラック軸61が上記の押圧方向とは反対の方向に移動する。この第1ラック軸61の移動によって、第1操作ボタン53aは押圧不能状態から押圧可能状態に復帰する。この状態で、ハンドル組立体11が回転すると、ハンドル軸9、係合片45、及び、第1駆動ギア39aが、回転する。この場合、スプール7は高速回転する。
上述した両軸受リール1では、第1操作ボタン53a、及び、第2操作ボタン53bは、ハンドル把手35に設けられるので、釣り人は、ハンドル把手35を把持した状態で、第1操作ボタン53a、及び、第2操作ボタン53bを、容易に操作することができる。すなわち、両軸受リール1では、釣り人はハンドルの操作中にスプール7の回転を容易に変更することができる。
(変形例)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
・変形例1
前記実施形態の変速操作部53は、以下のように構成してもよい。図6に示すように、変速操作部53は、第3操作ボタン153aを含む。第3操作ボタン153aは、ハンドル把手35に対して進退可能に配置される。
第3操作ボタン153aを操作することによって、第3操作ボタン153aは、第1操作状態、及び、第2操作状態に切り換えられる。第1操作状態は、第1変速比から第2変速比に切り換え可能な状態である。第2操作状態は、第2変速比から第1変速比に切り換え可能な状態である。
例えば、第3操作ボタン153aは、ノック式ボールペンのような押圧/復帰機構154を介して、第1ラック軸61に接続される。第3操作ボタン153aがハンドル把手35の把持部35aから突出した第1操作状態において、第3操作ボタン153aが押圧されると、第3操作ボタン153aの操作状態は、ハンドル把手35の把持部35aに接近した第2操作状態に、変化する。
図3に示す係合片45が第1駆動ギア39aに係合した状態で、第3操作ボタン153aの操作状態が第1操作状態から第2操作状態に変化すると、変速機構15、及び、切換構造41が、前記実施形態と同様に動作し、係合片45が第2駆動ギア39bに係合する。
この状態で、第3操作ボタン153aが再び押圧されると、第3操作ボタン153aの操作状態が第2操作状態から第1操作状態に復帰する。この場合、変速機構15、及び、切換構造41が、前記実施形態と同様に動作し、係合片45が第1駆動ギア39aに係合する。このように構成しても、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・変形例2
前記実施形態の変速機構15は、以下のように構成してもよい。図7に示す変速機構115は、変速操作部53からの操作信号によって、伝達機構13の第1変速比、及び、伝達機構13の第2変速比を選択的に切り換える。
例えば、変速機構115は、送信部155a,155bと、受信部156と、変速モータ157と、カム部材158と、連結ベルト159と、を有する。送信部155a,155bは、ハンドル把手35に設けられる。受信部156、変速モータ157、カム部材158、及び連結ベルト159は、ハンドルアーム33に設けられる。
変速モータ157は、第1操作ボタン53a、又は、第2操作ボタン53bが押された場合に回転する。変速モータ157を回転させることによって、連結ベルト159を介して、カム部材158は回転する。カム部材158は、第2軸方向において、操作軸51の端部に対向して配置される。連結ベルト159は、変速モータ157のモータ軸、及び、カム部材158に架け渡される。
第1操作ボタン53aが押された場合、送信部155aから受信部156に向けて、変速モータ157の回転を制御するための第1操作信号が、送信される。この第1操作信号によって、変速モータ157が回転し、カム部材158が連結ベルト159を介して回転する。これにより、操作軸51がバネ保持部材44に近づき、係合片45が第2駆動ギア39bに係合する。
第2操作ボタン53bが押された場合、送信部155bから受信部156に向けて、変速モータ157の回転を制御するための第2操作信号が、送信される。この第2操作信号によって、変速モータ157が回転し、カム部材158が連結ベルト159を介して回転する。これにより、操作軸51がバネ保持部材44から離れ、係合片45が第1駆動ギア39aに係合する。このように構成しても、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
(A)前記実施形態では、伝達機構13が1つの第2変速比を有する場合の例が、示されている。第2変速比は、複数の第2変速比を有していてもよい。複数の第2変速比は、互いに異なる変速比である。
この場合、複数の第2伝達ギア37b、及び、複数の第2駆動ギア39bが用意される。各第2伝達ギア37b、及び、各第2伝達ギア37bに噛み合う各第2駆動ギア39bのギア比が異なるように、複数の第2伝達ギア37b、及び、複数の第2駆動ギア39bが形成される。この構成によって、複数の第2変速比を実現することができる。
(B)前記実施形態では、第2ラック軸65の円周ラック部65bが第2ラック軸本体65aの一端部に設けられ、第2ラック軸65の第2ラックギア部65cが第2ラック軸本体65aの他端部に設けられる場合の例が、示されている。
円周ラック部65bが第2ラック軸本体65aに設けられる位置と、第2ラックギア部65cが第2ラック軸本体65aに設けられる位置は、入れ換えられてもよい。例えば、第2ラックギア部65cが上記の第2ラック軸本体65aの一端部に設けられ、円周ラック部65bが上記の第2ラック軸本体65aの他端部に設けられてもよい。
この場合、第2ラックギア部65cが第2ピニオンギア部63cに係合する。円周ラック部65bは第3ピニオンギア部67bに係合する。このように構成しても、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 両軸受リール
3 リール本体
7 スプール
9 ハンドル軸
11 ハンドル組立体
13 伝達機構
15,115 変速機構
33 ハンドルアーム
35 ハンドル把手
37 ピニオンギア
37a 第1伝達ギア
37b 第2伝達ギア
39 駆動ギア
39a 第1駆動ギア
39b 第2駆動ギア
41 切換構造
53 変速操作部
53a 第1操作ボタン
53b 第2操作ボタン
153a 第3操作ボタン
157 変速モータ

Claims (7)

  1. リール本体と、
    前記リール本体に対して回転可能に支持されるハンドル軸と、
    前記リール本体に対して回転可能に装着され前記ハンドル軸の回転に連動して回転するスプールと、
    前記ハンドル軸の回転を、第1変速比、及び、前記第1変速比とは異なる少なくとも1つの第2変速比で、前記スプールに選択的に伝達する伝達機構と、
    前記ハンドル軸に装着されるハンドルアームと、前記ハンドルアームに装着されるハンドル把手と、を有するハンドル組立体と、
    前記伝達機構の前記第1変速比、及び、前記伝達機構の前記第2変速比を選択的に切り換えるために用いられ前記ハンドル把手に設けられる変速操作部、を有する変速機構と、
    を備える両軸受リール。
  2. 前記変速操作部は、前記第1変速比から前記第2変速比に切り換えるための第1操作部と、前記第2変速比から前記第1変速比に切り換えるための第2操作部と、を有する、
    請求項1に記載の両軸受リール。
  3. 前記第1操作部、及び、前記第2操作部の少なくともいずれか一方は、前記ハンドル把手に対して進退可能に配置される、
    請求項2に記載の両軸受リール。
  4. 前記変速操作部は、前記第1変速比から前記第2変速比に切り換え可能な第1操作状態、及び、前記第2変速比から前記第1変速比に切り換え可能な第2操作状態、に前記ハンドル把手に対して進退可能に配置される、
    請求項1に記載の両軸受リール。
  5. 前記変速操作部は、
    第1ラック軸本体、及び、前記ラック軸本体に設けられる第1ラックギア部を含み、前記第1操作部によって操作される第1ラック軸と、
    第1ピニオン軸本体、前記第1ピニオン軸本体に設けられ前記第1ラックギア部に係合する第1ピニオンギア部、及び、前記第1ピニオン軸本体に設けられる第2ピニオンギア部を含み、前記第1ラック軸によって操作される第1ピニオン軸と、
    第2ラック軸部、前記第2ラック軸部に設けられ前記第2ピニオンギア部に係合する円周ラック部、及び、前記第2ラック軸部に設けられる第2ラックギア部を含み、前記第1ピニオン軸によって操作される第2ラック軸と、
    第2ピニオン軸本体、前記第2ピニオン軸本体に設けられ前記第2ラックギア部に係合する第3ピニオンギア部、及び、前記第2ピニオン軸本体に設けられる第4ピニオンギア部を含み、前記第2ラック軸によって操作される第2ピニオン軸と、を有する、
    請求項2に記載の両軸受リール。
  6. 前記変速機構は、前記変速操作部からの操作信号によって、前記伝達機構の前記第1変速比、及び、前記伝達機構の前記第2変速比を選択的に切り換える変速モータ、を有する、
    請求項1に記載の両軸受リール。
  7. 前記伝達機構は、
    第1伝達ギア、及び、前記第1伝達ギアと異なる第2伝達ギアを含む伝達ギアと、
    前記第1伝達ギアと噛み合う第1駆動ギア、及び、前記第2伝達ギアと噛み合う第2駆動ギアを含み、前記ハンドル軸に設けられる駆動ギアと、
    を有し、
    前記第1駆動ギアを介して前記ハンドル軸の回転を前記第1伝達ギアに伝達可能な第1伝達状態、及び、前記第2駆動ギアを介して前記ハンドル軸の回転を前記第2伝達ギアに伝達可能な第2伝達状態を選択的に切り換える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の両軸受リール。
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