JP2023151686A - ショベル - Google Patents

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Abstract

【課題】人がショベルに接近する要因を分析できるようにするショベルを提供すること。【解決手段】ショベル100は、下部走行体1と、下部走行体1に搭載された上部旋回体3と、上部旋回体3に搭載されたコントローラ30と、を備えている。そして、コントローラ30は、ショベル100の周囲にいる人を識別し、識別した人毎に、識別したときの位置に関する情報と時刻に関する情報とを対応付けて記録する。【選択図】図1

Description

本開示は、ショベルに関する。
周囲の所定の領域内に侵入した人を識別するショベルが知られている(例えば、特許文献1参照)。このショベルの制御装置は、所定の領域に人が侵入した際に、識別した人毎に所定の領域に侵入した回数を接近回数としてカウントし、所定の領域に人が侵入している状態において、接近回数に基づいてショベルの制御を行うように構成されている。
特開2021-55358号公報
しかしながら、このショベルの制御装置は、接近回数を数えるだけであり、その接近の要因を分析できない。
そこで、人がショベルに接近する要因を分析できるようにするショベルを提供することが望ましい。
本開示の一実施形態に係るショベルは、下部走行体と、前記下部走行体に搭載された上部旋回体と、前記上部旋回体に搭載された制御装置と、を備え、前記制御装置は、ショベルの周囲にいる人を識別し、識別した人毎に、識別した人の位置に関する情報と時刻に関する情報とを対応付けて記録する。
上述の手段により、人がショベルに接近する要因を分析できるようにするショベルが提供される。
ショベルの管理システムの構成例を示す概略図である。 ショベルの上面図である。 ショベルに搭載される基本システムの構成例を示す図である。 識別処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ショベルの周囲に設定される監視領域Zの構成例を示す図である。 ショベルの周囲で発生した事象とその観察結果との関係を示す図である。 コントローラが識別した人毎の監視領域への進入回数を示す棒グラフである。 表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
最初に、図1及び図2を参照して、本開示の実施形態に係る掘削機としてのショベル100の管理システムSYSについて説明する。図1は、管理システムSYSの構成例を示す概略図である。図2は、ショベル100の上面図である。
管理システムSYSは、ショベル100を管理するシステムである。図示例では、管理システムSYSは、主に、ショベル100、支援装置200、及び管理装置300で構成されている。ショベル100、支援装置200、及び管理装置300のそれぞれは、通信装置を備え、携帯電話通信網、衛星通信網、又は近距離無線通信網等を介して互いに直接的に或いは間接的に接続されている。管理システムSYSを構成するショベル100、支援装置200、及び管理装置300のそれぞれは、1台であってもよく、複数台であってもよい。図1に示す例では、管理システムSYSは、1台のショベル100と、1台の支援装置200と、1台の管理装置300とを含む。
支援装置200は、典型的には携帯端末装置であり、例えば、施工現場にいる作業者等が携帯するノートPC、タブレットPC、又はスマートフォン等である。支援装置200は、ショベル100の操作者が携帯する携帯端末装置であってもよい。但し、支援装置200は、固定端末装置であってもよい。
管理装置300は、典型的には固定端末装置であり、例えば、施工現場の外に位置する管理センタ等に設置されるサーバコンピュータである。管理装置300は、可搬性のコンピュータ(例えば、ノートPC、タブレットPC、又はスマートフォン等の携帯端末装置)であってもよい。
ショベル100は、クローラ式の下部走行体1の上に、旋回機構2を介して、上部旋回体3を旋回可能に搭載している。上部旋回体3には、作業要素としてのブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端には作業要素としてのアーム5が取り付けられ、アーム5の先端には作業要素及びエンドアタッチメントとしてのバケット6が取り付けられている。ブーム4はブームシリンダ7により駆動され、アーム5はアームシリンダ8により駆動され、バケット6はバケットシリンダ9により駆動される。ブーム4、アーム5、及びバケット6は、アタッチメントの一例である掘削アタッチメントを構成している。
上部旋回体3には、運転室としてのキャビン10が設けられ、且つ、エンジン11等の動力源が搭載されている。また、上部旋回体3には、旋回油圧モータ(図示せず)、コントローラ30、空間認識装置80、及び個人識別装置85等が取り付けられている。旋回油圧モータは旋回用電動発電機であってもよい。
キャビン10の内部には、操作装置26、表示装置40、及び警報装置49等が設けられている。なお、本明細書では、便宜上、上部旋回体3における、ブーム4等の作業要素が取り付けられている側を前側とし、カウンタウェイトが取り付けられている側を後側とする。
コントローラ30は、ショベル100を制御できるように構成されている。図1に示す例では、コントローラ30は、処理回路の一例であり、CPU、RAM、NVRAM、及びROM等を備えたコンピュータで構成されている。そして、コントローラ30は、各機能要素に対応するプログラムをROMから読み出してRAMに読み込み、対応する処理をCPUに実行させる。但し、各機能要素は、ハードウェアで構成されていてもよく、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせで構成されていてもよい。
空間認識装置80は、ショベル100の周囲の空間を認識するように構成されている。空間認識装置80は、例えば、単眼カメラ、ステレオカメラ、距離画像カメラ、赤外線カメラ、LIDAR、超音波センサ、ミリ波センサ、レーザレーダセンサ、赤外線センサ、又はそれらの組み合わせ等である。図1に示す例では、空間認識装置80は、上部旋回体3の上面の後端に取り付けられた後カメラ80B、上部旋回体3の上面の左端に取り付けられた左カメラ80L、上部旋回体3の上面の右端に取り付けられた右カメラ80R、及び、上部旋回体3(キャビン10)の上面の前端に取り付けられた前カメラ80Fを含む。なお、空間認識装置80は、後カメラ80B、左カメラ80L、及び右カメラ80Rを含む構成、すなわち、前カメラ80Fを含まない構成であってもよい。また、空間認識装置80は、上部旋回体3の側面に埋め込まれるように上部旋回体3に取り付けられていてもよい。
図示例では、後カメラ80B、前カメラ80F、左カメラ80L、及び右カメラ80Rはいずれも、光軸が斜め下方を向くように、且つ、上部旋回体3の一部が撮像範囲に含まれるように上部旋回体3に取り付けられている。そのため、後カメラ80B、前カメラ80F、左カメラ80L、及び右カメラ80Rのそれぞれの撮像範囲は、例えば、上面視で約180度の視野角を有する。図2に示す例では、撮像範囲ABは後カメラ80Bの撮像範囲の一例を表し、撮像範囲AFは前カメラ80Fの撮像範囲の一例を表し、撮像範囲ALは左カメラ80Lの撮像範囲の一例を表し、撮像範囲ARは右カメラ80Rの撮像範囲の一例を表す。
空間認識装置80は、ショベル100の周囲における所定領域内の所定物体を検出する物体検出装置として機能してもよい。この場合、空間認識装置80は、画像処理装置を含んでいてもよい。画像処理装置は、空間認識装置80が撮像した画像(入力画像)に既知の画像処理を施して入力画像に含まれる所定物体の画像を検出する。所定物体の画像を検出した場合、空間認識装置80は、その所定物体に関する情報をコントローラ30に対して出力する。所定物体に関する情報は、例えば、所定物体の種類、位置、又は大きさ等である。所定物体は、例えば、人、動物、車両、又は機械等である。画像処理装置は、動体を検出する構成であってもよい。画像処理装置は、コントローラ30に統合されていてもよい。また、空間認識装置80は、検出した所定物体と空間認識装置80との間の距離を算出するように構成されていてもよい。
また、ショベル100は、空間認識装置80(後カメラ80B、前カメラ80F、左カメラ80L、及び右カメラ80R)とは別に、物体検出装置(LIDAR、ミリ波レーダ、又はステレオカメラ等)を配置するように構成されていてもよい。この場合、ショベル100は、物体検出装置によって検出された所定物体に関する情報を表示装置40に表示させてもよい。
個人識別装置85は、ショベル100の周囲にいる人を識別するための装置である。図示例では、個人識別装置85は、非接触タグリーダの一例であるRFIDタグリーダである。具体的には、RFIDタグリーダは、ショベル100の周囲にいる人が携帯しているRFIDタグに保存されたデータを読み出すための装置であり、上部旋回体3に取り付けられている。そして、RFIDタグリーダは、周囲に向けて電波(搬送波)を発信し、その電波(搬送波)から電力を得て動作するRFIDタグからの電波(反射波)を受信することにより、そのRFIDタグに保存された情報を読み出すことができる。コントローラ30は、個人識別装置85が読み出した情報に基づき、ショベル100の周囲にいる人を識別するように構成されている。
但し、コントローラ30は、ショベル100の周囲にいる人が携帯しているスマートフォン等の携帯端末装置としての支援装置200から識別情報を受信することによってその人を識別するように構成されていてもよい。或いは、コントローラ30は、空間認識装置80としてのカメラが撮像した画像を利用する顔識別技術により、ショベル100の周囲にいる人を識別するように構成されていてもよい。これらの場合、個人識別装置85は省略されてもよい。
このように、コントローラ30は、様々な個人識別技術を利用し、ショベル100の周囲にいる人を識別することができるように構成されている。
次に、図3を参照して、ショベル100に搭載される基本システムについて説明する。図3は、ショベル100に搭載される基本システムの構成例を示す。図3において、機械的動力伝達ラインは二重線、作動油ラインは太い実線、パイロットラインは破線、電力ラインは細い実線、電気信号ラインは一点鎖線でそれぞれ示されている。
図3に示されるように、基本システムは、主に、エンジン11、メインポンプ14、パイロットポンプ15、コントロールバルブユニット17、操作装置26、操作センサ29、コントローラ30、切換弁35、表示装置40、警報装置49、ダイヤル75、ECOボタン76、ゲートロックレバーD4、及びキースイッチD5等を含む。
エンジン11は、負荷の増減に関わらずエンジン回転数を一定に維持するアイソクロナス制御を採用したディーゼルエンジンである。エンジン11における燃料噴射量、燃料噴射タイミング、及びブースト圧等は、エンジンコントロールユニット74により制御される。
エンジン11は、油圧ポンプとしてのメインポンプ14及びパイロットポンプ15のそれぞれに接続されている。メインポンプ14は、作動油ラインを介してコントロールバルブユニット17に接続されている。
コントロールバルブユニット17は、ショベル100の油圧系の制御を行う油圧制御装置である。コントロールバルブユニット17は、左走行油圧モータ、右走行油圧モータ、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、及び旋回油圧モータ等の油圧アクチュエータに接続されている。
具体的には、コントロールバルブユニット17は、各油圧アクチュエータに対応する複数の制御弁(スプール弁)を含む。各スプール弁は、PCポートの開口面積及びCTポートの開口面積を増減できるように、パイロットラインにおけるパイロット圧に応じて変位可能に構成されている。PCポートは、メインポンプ14と油圧アクチュエータとを連通させるポートである。CTポートは、油圧アクチュエータと作動油タンクとを連通させるポートである。
パイロットポンプ15は、パイロットラインを介して操作装置26に接続されている。操作装置26は、例えば、左操作レバー、右操作レバー、及び走行操作装置を含む。走行操作装置は、例えば、走行レバー及び走行ペダルを含む。図示例では、操作装置26のそれぞれは、油圧式操作装置であり、パイロットラインを介してコントロールバルブユニット17内にある対応するスプール弁のパイロットポートに接続されている。但し、操作装置26は、電気式操作装置であってもよい。この場合、操作装置26は、例えば、パイロットポンプ15と各スプール弁のパイロットポートとの間の油路に配置された電磁弁の開口面積を制御してパイロット圧を調整することによって油圧アクチュエータを作動させるように構成されていてもよい。
また、パイロットポンプ15は省略されてもよい。この場合、パイロットポンプ15が担っていた機能は、メインポンプ14によって実現されてもよい。すなわち、メインポンプ14は、コントロールバルブユニット17に作動油を供給する機能とは別に、絞り等により作動油の圧力を低下させた後で操作装置26等に作動油を供給する機能を備えていてもよい。
操作センサ29は、操作装置26の操作内容を検出するように構成されている。図示例では、操作センサ29は、操作装置26の操作内容を圧力の形で検出する圧力センサであり、検出値をコントローラ30に対して出力する。但し、操作装置26の操作内容は、電流センサ、傾斜センサ、又は抵抗センサ等の他のセンサを利用して検出されてもよい。
切換弁35は、操作装置26の有効状態と無効状態とを切り換えできるように構成されている。操作装置26の有効状態は、操作者が操作装置26を用いて油圧アクチュエータを操作できる状態である。このとき、ショベル100は動作可能状態となる。操作装置26の無効状態は、操作者が操作装置26を用いて油圧アクチュエータを操作できない状態である。このとき、ショベル100は動作不能状態となる。図示例では、切換弁35は、コントローラ30からの指令に応じて動作するように構成されているゲートロック弁である。具体的には、切換弁35は、パイロットポンプ15と操作装置26とを繋ぐパイロットラインに配置され、コントローラ30からの指令に応じてパイロットラインの遮断と連通とを切り換えできるように構成されている。操作装置26は、例えば、ゲートロックレバーD4が引き上げられて切換弁35(ゲートロック弁)が開かれたときに有効状態となり、ゲートロックレバーD4が押し下げられて切換弁35(ゲートロック弁)が閉じられたときに無効状態となる。
表示装置40は、各種の情報を表示するように構成されている。表示装置40は、CAN等の通信ネットワークを介してコントローラ30に接続されていてもよく、専用線を介してコントローラ30に接続されていてもよい。図示例では、表示装置40は、空間認識装置80が撮像した一つ又は複数の画像(撮像画像)と、メニュー画面とを表示できるように構成されている。表示装置40は、蓄電池70から電力の供給を受けて動作する。表示装置40は、制御部40a、画像表示部41、及び操作部42を有する。
制御部40aは、画像表示部41に表示される画像を制御する。図示例では、制御部40aは、処理回路の別の一例であり、CPU、RAM、NVRAM、及びROM等を備えたコンピュータで構成されている。そして、制御部40aは、各機能要素に対応するプログラムをROMから読み出してRAMに読み込み、対応する処理をCPUに実行させる。但し、各機能要素は、ハードウェアで構成されていてもよく、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせで構成されていてもよい。また、画像表示部41に表示される画像は、コントローラ30又は空間認識装置80によって制御(生成)されてもよい。
画像表示部41は、空間認識装置80が撮像した撮像画像とメニュー画面とを表示する。撮像画像は、後カメラ80Bが撮像した後方画像、前カメラ80Fが撮像した前方画像、左カメラ80Lが撮像した左方画像、及び、右カメラ80Rが撮像した右方画像のうちの少なくとも一つであってもよい。また、撮像画像は、後カメラ80B、前カメラ80F、左カメラ80L、及び右カメラ80Rのそれぞれが撮像した撮像画像の少なくとも二つに基づいて合成される俯瞰画像であってもよい。また、撮像画像は、後方画像、前方画像、左方画像、右方画像、及び俯瞰画像から選択される二つ以上の画像であってもよい。メニュー画面は、ショベル100の状態を示す状態画面、及び、ショベル100の各種設定を示す設定画面等の少なくとも一つを含む。
操作部42は、ショベル100の操作者の入力を受け付けるように構成されている。図示例では、操作部42は、ハードウェアスイッチを含むスイッチパネルである。操作部42は、タッチパネルであってもよい。図示例では、操作部42は、画像表示部41の下側に配置されており、画像表示部41が表示する画像を変更するためのスイッチ(例えば、メニュースイッチ)を含む。但し、操作部42の配置は、上記した例に限定されるものではなく、例えば、操作レバーに配置されていてもよいし、運転席の側方に設けられたシート左側コンソール又はシート右側コンソールに配置されていてもよい。また、表示装置40に設けられる操作部42に加えて、操作部42と同じ機能を有する第2操作部50が、操作レバー、シート左側コンソール、及びシート右側コンソールのうちの少なくとも一つに配置されていてもよい。
例えば、画像表示部41は、空間認識装置80が撮像した右方画像及び後方画像を表示している状態で操作部42のメニュースイッチが操作されると、メニュー画面を表示する。具体的には、画像表示部41は、操作部42のメニュースイッチが操作される前後で後方画像の大きさを変更することなく、右方画像の大きさを縮小するとともに、メニュー詳細項目を選択する画面を表示する。そして、メニュー詳細項目を選択する画面が表示された状態で操作部42の所定のスイッチが操作されると、画像表示部41は、右方画像を、ショベル100の状態を示す状態画面、又は、ショベル100の各種設定を示す設定画面等のメニュー画面に切り換える。このとき、画像表示部41は、後方画像の大きさを変更することなくその大きさを維持した状態で後方画像を表示する。
また、画像表示部41は、ショベル100の操作が可能な状態及びショベル100の操作が不能な状態のいずれであっても、操作部42のメニュースイッチが操作されるとメニュー画面を表示するように構成されていてよい。また、画像表示部41は、ショベル100の操作が不能な状態であるときに限り、操作部42のメニュースイッチが操作されるとメニュー画面を表示するように構成されていてもよい。すなわち、画像表示部41は、ショベル100の操作が可能な状態であるときには、操作部42のメニュースイッチが操作されたときであっても、メニュー画面を表示しないように構成されていてもよい。また、画像表示部41は、例えば、切換スイッチ等の切換手段によって、表示される画像が切り換わるように構成されていてもよい。ショベル100の操作が可能な状態とは、例えば、ゲートロックレバーD4が引き上げられて切換弁35が開かれることで操作装置26が有効になっている状態である。このときのゲートロックレバーD4の状態は、ロック解除状態と称される。また、ショベル100は動作可能状態となっている。ショベル100の操作が不能な状態とは、例えば、ゲートロックレバーD4が押し下げられて切換弁35が閉じられることで操作装置26が無効となっている状態である。このときのゲートロックレバーD4の状態は、ロック状態と称される。また、ショベル100は動作不能状態となっている。
蓄電池70は、例えば、オルタネータ11aで発電した電気で充電される。蓄電池70の電力は、コントローラ30等にも供給される。例えば、エンジン11のスタータ11bは、蓄電池70からの電力で駆動され、エンジン11を始動する。
エンジンコントロールユニット74は、冷却水温等、エンジン11の状態に関するデータをコントローラ30に送信する。メインポンプ14のレギュレータ14aは、斜板傾転角に関するデータをコントローラ30に送信する。なお、図示例では、レギュレータ14aは、コントローラ30からの制御指令に応じて斜板傾転角を変更するように構成されている。吐出圧センサ14bは、メインポンプ14の吐出圧に関するデータをコントローラ30に送信する。作動油タンクとメインポンプ14との間の管路に設けられた油温センサ14cは、その管路を流れる作動油の温度に関するデータをコントローラ30に送信する。操作センサ29は、操作装置26が操作されたときに生成されるパイロット圧に関するデータをコントローラ30に送信する。コントローラ30は一時記憶部(メモリ)にこれらのデータを蓄積しておき、必要なときに表示装置40に送信できる。
ダイヤル75は、エンジン11の目標回転数を調整できるように構成されている。具体的には、ダイヤル75は、エンジン11の目標回転数の設定状態を示す情報をコントローラ30に送信できるように構成されている。図示例では、ダイヤル75は、第1レベル(最も低い目標回転数に対応するレベル)から第10レベル(最も高い目標回転数に対応するレベル)の10段階で目標回転数を切り換えできるように構成されている。エンジン11の実際の回転数は、ダイヤル75で選択された目標回転数となるように制御される。
ECOボタン76は、ECOモードのON、OFFを切り換えるための操作具の一例である。ECOモードは、ショベル100の作業モードの一つであり、燃料の消費を抑制するための機能が実行される作業モードである。図示例では、ショベル100の作業モードは、ECOボタン76が押される度に、ECOモードと通常モードとの間で切り換わるように構成されている。通常モードは、ショベル100の作業モードの一つであり、燃料の消費を抑制するための機能が実行されない作業モードである。ECOモードで実行される機能は、例えば、アタッチメントの動きを遅くする機能を含む。アタッチメントの動きを遅くする機能が実行されると、操作レバーを中立位置から遠ざけたときのブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9のそれぞれの伸縮加速度が所定値以下に制限される。図示例では、最大伸縮速度は制限されないが、最大伸縮速度も制限されるように構成されてもよい。また、図示例では、操作レバーを中立位置に戻すときの伸縮加速度は制限されないが、操作レバーを中立位置に戻すときの伸縮加速度も制限されるように構成されてもよい。この機能は、例えば、スプール弁のストローク加速度(パイロット圧の増加率)を制限することによって実現される。このECOボタン76を使用することにより、ショベル100の操作者は、必要に応じて、燃料の消費を抑制することができる。そのため、ショベル100は、例えば、操作者がショベル100の作業性を制限してでも燃料の消費を抑制することを望む場合に対応できる。
警報装置49は、ショベル100の作業に携わる人の注意を喚起するための装置である。図示例では、警報装置49は、キャビン10内に設置される室内警報装置である。但し、警報装置49は、キャビン10の外に設置される室外警報装置であってもよく、室内警報装置と室外警報装置との組み合わせであってもよい。室内警報装置は、キャビン10内にいるショベル100の操作者の注意を喚起するための装置であり、例えば、キャビン10内に設けられた音出力装置、振動発生装置、及び発光装置の少なくとも一つを含む。室内警報装置は、表示装置40であってもよい。室外警報装置は、ショベル100の周囲で作業する作業者の注意を喚起するための装置であり、例えば、キャビン10の外に設けられた音出力装置及び発光装置の少なくとも一つを含む。室外警報装置としての音出力装置は、上部旋回体3の底面に取り付けられている走行アラーム装置であってもよい。また、室外警報装置は、上部旋回体3上に設けられる電光掲示板であってもよい。警報装置49は、例えば、物体検出装置として機能する空間認識装置80が所定物体を検出した場合に、ショベル100の作業に携わる人にその旨を知らせることができるように構成されていてもよい。
キースイッチD5は、ショベル100を始動させるための装置である。図3に示す例では、キースイッチD5は、メカニカルキーが差し込まれるキーシリンダで構成されている。但し、キースイッチD5は、スマートエントリーシステム等で用いられるボタン式の装置であってもよい。具体的には、キースイッチD5は、キーシリンダに差し込まれたメカニカルキーを回動させることによって4つの回動位置のうちの一つが選択されるように構成されている。4つの回動位置は、OFF位置、ACC位置、ON位置、及びSTART位置である。メカニカルキーの回動位置がOFF位置のときには、コントローラ30への電源供給が遮断される。メカニカルキーの回動位置がACC位置又はON位置のときには、コントローラ30への電源供給が行われる。メカニカルキーの回動位置がSTART位置のときには、エンジン11のスタータ11bへの電源供給が行われる。
次に、図4を参照し、コントローラ30が、ショベル100の周囲に設定された所定の領域内に進入した人を識別し、識別した人毎に、識別した人の位置に関する情報と時刻に関する情報とを対応付ける処理(以下、「識別処理」とする。)について説明する。図4は、識別処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4に示す例では、コントローラ30は、電力が供給されている間、エンジン11が動作中であるか否かにかかわらず、所定の制御周期で繰り返しこの識別処理を実行する。但し,コントローラ30は、エンジン11が動作中である場合に限り、所定の制御周期で繰り返しこの識別処理を実行するように構成されていてもよく、エンジン11が停止中である場合に限り、所定の制御周期で繰り返しこの識別処理を実行するように構成されていてもよい。
最初に、コントローラ30は、所定の領域内に人が進入しているか否かを判定する(ステップST1)。図示例では、コントローラ30は、空間認識装置80の出力に基づいて所定の監視領域Z内に人が進入しているか否かを判定する。なお、コントローラ30は、空間認識装置80及び個人識別装置85の少なくとも一方の出力に基づいて監視領域Z内に人が進入しているか否かを判定するように構成されていてもよい。
或いは、コントローラ30は、ショベル100の周囲にいる人が携帯しているスマートフォン等の携帯端末装置としての支援装置200から位置情報を受信することによって監視領域Z内に人が進入しているか否かを判定するように構成されていてもよい。
図5は、ショベル100の周囲に設定される監視領域Zの構成例を示す図である。図5に示す例では、監視領域Zは、上部旋回体3の旋回軸AXを中心とする円形の領域である内側監視領域ZAと、内側監視領域ZAの外側に隣接して位置する円環状の領域である外側監視領域ZBとを含む。また、監視領域Zは、上部旋回体3の旋回に伴って旋回するように、すなわち、上部旋回体3に対して相対移動不能に設定されている。但し、監視領域Zは、上部旋回体3の旋回に伴って旋回しないように、すなわち、上部旋回体3に対して相対移動可能に設定されていてもよい。
内側監視領域ZAは、五つの扇形の領域である第1内側監視領域ZA1~第5内側監視領域ZA5に五等分されている。同様に、外側監視領域ZBは、五つの部分円環状の領域である第1外側監視領域ZB1~第5外側監視領域ZB5に五等分されている。すなわち、監視領域Zは十個の小領域に分割されている。そして、第1外側監視領域ZB1は、第1内側監視領域ZA1の外側に隣接して配置され、第2外側監視領域ZB2は、第2内側監視領域ZA2の外側に隣接して配置され、第3外側監視領域ZB3は、第3内側監視領域ZA3の外側に隣接して配置され、第4外側監視領域ZB4は、第4内側監視領域ZA4の外側に隣接して配置され、第5外側監視領域ZB5は、第5内側監視領域ZA5の外側に隣接して配置されている。
所定の領域内に人が進入していないと判定した場合(ステップST1のNO)、コントローラ30は、今回の識別処理を終了する。識別対象となる人が存在しないためである。
所定の領域内に人が進入していると判定した場合(ステップST1のYES)、コントローラ30は、その人を識別する(ステップST2)。図示例では、コントローラ30は、個人識別装置85の出力に基づいてその人を識別する。具体的には、コントローラ30は、個人識別装置85としてのRFIDタグリーダによってその人が携帯しているRFIDタグに記憶されている識別情報を取得することによってその人を識別する。
所定の領域内に進入した人を識別した後で、コントローラ30は、識別した人毎に進入位置に関する情報と進入時刻に関する情報とを対応付けて記録する(ステップST3)。進入位置に関する情報は、例えば、十個の小領域のうちのどの小領域に進入したかに関する情報である。図示例では、コントローラ30は、識別した人が監視領域Z内の十個に分割された小領域のそれぞれに進入する度に進入時刻を記録するように構成されている。例えば、ショベル100の周囲で作業している作業者が監視領域Z(第3外側監視領域ZB3)内に進入し、第3内側監視領域ZA3、第4内側監視領域ZA4、及び第4外側監視領域ZB4を通過した後で監視領域Z外に退出した場合、コントローラ30は、その作業者を「作業者A」であると識別した上で、第3外側監視領域ZB3、第3内側監視領域ZA3、第4内側監視領域ZA4、及び第4外側監視領域ZB4のそれぞれに進入した時刻を別々に記録する。
なお、所定の領域内に人が進入していると判定した場合において、その人を識別できない場合、コントローラ30は、その人を「未識別者」として識別してもよい。その上で、コントローラ30は、その未識別者が監視領域Z内の十個に分割された小領域のそれぞれに進入する度に進入時刻を記録するように構成されていてもよい。
また、コントローラ30は、ショベル100の状態に関する情報を追加的に対応付けて記録するように構成されていてもよい。なお、ショベル100の状態に関する情報は、例えば、ショベル100が動作可能状態であるか若しくは動作不能状態であるか、エンジン11が動作中であるか若しくは停止中であるか、旋回操作が行われているか否か、ブーム上げ操作が行われているか否か、又は、後進操作が行われているか否かといった情報である。
また、コントローラ30は、監視領域Z内に人が進入しているときには、空間認識装置80が撮像した画像を対応付けて記録するように構成されていてもよい。
また、コントローラ30は、記録した情報を支援装置200又は管理装置300に送信するように構成されていてもよい。この場合、コントローラ30は、送信要求を受けた場合に送信するように構成されていてもよく、所定時間が経過する毎に送信するように構成されていてもよい。
ここで、図6を参照し、ショベル100の近くを作業者が通過したときにコントローラ30によって記録される情報の内容の一例について説明する。図6は、ショベル100の周囲で発生した事象とその観察結果との関係を示す図である。具体的には、図6の左図は、ショベル100が位置する作業現場の上面図であり、図6の右図は、監視領域Zを構成する十個の小領域のそれぞれに対する進入回数を示す図である。
図6の左図は、ショベル100と壁WLとの間の空間を通り抜ける二人の作業者の経路を矢印で示している。具体的には、作業者WK1は、矢印で示される経路RT1に沿い、ショベル100の後ろに位置する場所からショベル100の右側にある空間を通り抜けてショベル100の前に位置する場所に移動している。また、作業者WK2は、矢印で示される経路RT2に沿い、ショベル100の前に位置する場所からショベル100の右側にある空間を通り抜けてショベル100の後ろに位置する場所に移動している。
この場合、コントローラ30は、作業者WK1が第2外側監視領域ZB2内に進入し、その後に第2内側監視領域ZA2、第1内側監視領域ZA1、第1外側監視領域ZB1、及び第5外側監視領域ZB5を通過して監視領域Z外に退出したことを記録している。また、コントローラ30は、作業者WK2が第5外側監視領域ZB5内に進入し、その後に第5内側監視領域ZA5、第1内側監視領域ZA1、第2内側監視領域ZA2、及び第2外側監視領域ZB2を通過して監視領域Z外に退出したことを記録している。
図6の右図は、作業者WK1及び作業者WK2がショベル100の横を通り抜けた後の時点において、第1外側監視領域ZB1及び第5内側監視領域ZA5のそれぞれへの進入回数が1回であり、第1内側監視領域ZA1、第2内側監視領域ZA2、第2外側監視領域ZB2、及び第5外側監視領域ZB5のそれぞれへの進入回数が2回であることを示している。このように、コントローラ30は、識別情報を取得して記憶することで、それぞれの監視領域の間を作業者が直接移動する際に、同一の識別情報(作業者)に対して監視領域毎に進入回数をカウントしてしまうのを抑制できる。
このように、コントローラ30が記録した情報(例えば識別情報等)を利用すれば、管理者は、監視領域Zを構成する十個の小領域のそれぞれに対する進入回数を把握できる。また、管理者は、識別された人毎の各小領域への進入回数を把握できる。また、管理者は、各小領域における滞在時間、又は、識別された人が通った経路等を把握できる。
また、ショベル100の状態に関する情報をコントローラ30が追加的に対応付けて記録している場合には、管理者は、ショベル100に対してどのような操作が行われているときに作業者がショベル100に近づいたのか、又は、ショベル100に対してどのような操作が行われているときに作業者がショベル100から遠ざかったのか等を把握できる。
次に、図7を参照し、コントローラ30が記録した情報の利用方法の一例について説明する。図7は、所定の期間内にコントローラ30が識別した人毎の監視領域Zへの進入回数を示す棒グラフである。所定の期間は、例えば、一日、一週間、又は一ヶ月等である。
図示例では、監視領域Zへの進入回数は、図6の左図に示すように作業者WK1が監視領域Zを構成している五つの小領域(第5外側監視領域ZB5、第5内側監視領域ZA5、第1内側監視領域ZA1、第2内側監視領域ZA2、及び第2外側監視領域ZB2)を通り抜けた場合であっても、取得した識別情報を記憶することで、五回ではなく一回としてカウントされる。また、監視領域Zへの進入回数は、監視領域Zへの進入と監視領域Zからの退出が所定の短時間で複数回にわたって繰り返された場合には一回にまとめられてもよい。
このグラフは、例えば、コントローラ30が記録した情報を利用する管理装置300によって生成され、管理装置300に接続された表示装置に表示される。このグラフを見た人(例えば、ショベル100の管理者)は、所定の期間内にショベル100に接近した回数が最も多いのが作業者Bであることを認識できる。
なお、内側監視領域ZAへの進入回数と外側監視領域ZBへの進入回数とは別々にカウントされてもよい。また、十個の小領域のそれぞれへの進入回数は別々にカウントされてもよい。
また、進入位置に関する情報と進入時刻に関する情報とショベル100の状態に関する情報とが対応付けられて記録されている場合には、監視領域Zへの進入回数は、ショベル100の状態毎に分類された上でカウントされてもよい。例えば、ショベル100が動作可能状態にあるときの進入回数とショベル100が動作不能状態にあるときの進入回数とは別々にカウントされてもよい。また、旋回操作が行われているときの進入回数と後進操作が行われているときの進入回数とは別々にカウントされてもよい。
また、コントローラ30が記録した情報は、レーダチャート、折れ線グラフ、円グラフ、又は散布図等、棒グラフ以外の図を用いて表示されてもよい。
次に、図8を参照し、表示装置40の画像表示部41に表示される画面の一例について説明する。図8は、画像表示部41に表示される画面の一例を示す図である。図示例では、コントローラ30は、監視領域Z内に人が進入していると判定したときに図8に示す画面を表示する。図8に示す画面は、後カメラ80Bが撮像した後方画像を含む。図示例では、後方画像は、上部旋回体3の後端部の画像IM1を含んでいる。そのため、画面を見た人は、ショベル100と周囲の物体との間の距離を直感的に把握できる。
具体的には、コントローラ30は、後方画像に画像処理を施して後方画像に含まれる人の画像を検出する。図示例では、コントローラ30は、検出した作業者の画像IM2を取り囲むように枠G1を表示し、その作業者がショベル100(コントローラ30)によって検出されていることをショベル100の操作者に知らせるようにしている。
また、コントローラ30は、その作業者が携帯している携帯端末装置が発信する識別情報を受信することにより、その作業者の識別情報を取得する。識別情報は、その作業者の識別番号、氏名、又は所属先等である。そして、コントローラ30は、取得した識別情報を、その作業者の画像IM2の近くに表示する。図示例では、コントローラ30は、作業者の画像IM2よりも高い位置にテキストボックスG2を表示し、その作業者の氏名「####」をテキストボックスG2内に表示している。
この画面を見たショベル100の操作者は、後方からショベル100に近づいている作業者が「####」であることを容易に認識できる。なお、コントローラ30は、ショベル100と作業者との間の距離、又は、その作業者の監視領域Zへの進入回数等を表示してもよい。
上述のように、本開示の実施形態に係るショベル100は、下部走行体1と、下部走行体1に搭載された上部旋回体3と、上部旋回体3に搭載された制御装置としてのコントローラ30と、を備えている。そして、コントローラ30は、ショベル100の周囲にいる人を識別し、識別した人毎に、識別した人の位置に関する情報と時刻に関する情報とを対応付けて記録するように構成されている。
この構成では、ショベル100を管理する管理者は、記録された情報を利用することにより、識別された人がショベル100に接近する要因を分析できる。管理者は、記録された情報を利用することにより、各作業者がどのくらいの頻度でショベル100に近づいているのか、前後左右のいずれの方向からショベル100に近づいたか、又は、ショベル100から前後左右のいずれの方向に遠ざかったか等を認識できるためである。そして、管理者は、例えば、作業現場の安全性を向上させるため、各作業者に適切なアドバイスを行うことができる。
また、コントローラ30は、識別した人に関する情報を表示画面上に表示するように構成されていてもよい。例えば、コントローラ30は、図8に示すように、識別した人の名前を、表示装置40の画像表示部41に表示されたその人の画像の近くに表示してもよい。
この構成では、表示装置40の画像表示部41を見た人は、監視領域Zへ進入した人を容易に特定できる。
また、コントローラ30は、識別した人毎に、識別した人の位置に関する情報と時刻に関する情報とショベル100の状態に関する情報とを対応付けて記録するように構成されていてもよい。
この構成では、ショベル100を管理する管理者は、記録された情報を利用することにより、識別された人がショベル100に接近する要因を更に詳細に分析できる。
また、コントローラ30は、携帯端末装置が発信する信号を受信してその携帯端末装置を携帯している人を識別するように構成されていてもよい。また、コントローラ30は、非接触タグリーダが読み取った情報に基づいてショベル100の周囲にいる人を識別するように構成されていてもよい。また、コントローラ30は、空間認識装置80の一例であるカメラ等が撮像した画像に顔識別処理を施してショベル100の周囲にいる人を識別し、識別情報を生成するように構成されていてもよい。これらの構成により、コントローラ30は、監視領域Zへ進入した人を容易に識別できる。
また、管理システムSYSでは、ショベル100は、空間認識装置80で取得した画像も、管理装置300に送信し、管理装置300に記憶してもよい。この場合、画像には、撮像した時刻に関する情報も付加されていてもよい。これにより、管理システムSYSは、管理装置300において空間認識装置80が取得した画像を動画として再生できるようにする。
また、図8に示される表示装置40の画像表示部41に表示される画面は、管理装置300の表示装置に表示されてもよい。この場合、管理装置300の表示装置には、監視領域Zへの進入が検出された進入時刻毎に情報がリスト表示されてもよい。表示されるリストには、進入時刻毎に識別情報、作業者名、場所、及び、検知したショベルの機体識別情報等が含まれる。これにより、リストを見た管理者は、進入時刻を特定することで、確認すべき空間認識装置80の画像を特定することができる。これにより、管理者は、特定の進入時刻における図8で示されるような画像を、管理装置300において容易に再生できる。再生される画像の近くにはシークバーが表示されていてもよい。この場合、シークバー上の進入時刻に対応する箇所にはマーカが表示されていてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、後述する実施形態に制限されることもない。上述した或いは後述する実施形態は、本発明の範囲を逸脱することなしに、種々の変形又は置換等が適用され得る。また、別々に説明された特徴は、技術的な矛盾が生じない限り、組み合わせが可能である。
例えば、上述の実施形態では、ショベル100の周囲にいる人を識別する制御装置は、上部旋回体3に搭載されたコントローラ30であるが、支援装置200又は管理装置300に搭載された制御装置であってもよい。
1・・・下部走行体 2・・・旋回機構 3・・・上部旋回体 4・・・ブーム 5・・・アーム 6・・・バケット 7・・・ブームシリンダ 8・・・アームシリンダ 9・・・バケットシリンダ 10・・・キャビン 11・・・エンジン 11a・・・オルタネータ 11b・・・スタータ 14・・・メインポンプ 14a・・・レギュレータ 14b・・・吐出圧センサ 14c・・・油温センサ 15・・・パイロットポンプ 17・・・コントロールバルブユニット 26・・・操作装置 29・・・操作センサ 30・・・コントローラ 35・・・切換弁 40・・・表示装置 40a・・・制御部 41・・・画像表示部 42・・・操作部 49・・・警報装置 50・・・第2操作部 70・・・蓄電池 74・・・エンジンコントロールユニット 75・・・ダイヤル 76・・・ECOボタン 80・・・空間認識装置 80B・・・後カメラ 80F・・・前カメラ 80L・・・左カメラ 80R・・・右カメラ 85・・・個人識別装置 100・・・ショベル D4・・・ゲートロックレバー D5・・・キースイッチ

Claims (6)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に搭載された上部旋回体と、
    前記上部旋回体に搭載された制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、ショベルの周囲にいる人を識別し、識別した人毎に、識別した人の位置に関する情報と時刻に関する情報とを対応付けて記録する、
    ショベル。
  2. 前記制御装置は、識別した人に関する情報を表示画面上に表示させる、
    請求項1に記載のショベル。
  3. 前記制御装置は、識別した人毎に、識別した人の位置に関する情報と時刻に関する情報とショベルの状態に関する情報とを対応付けて記録する、
    請求項1又は2に記載のショベル。
  4. 前記制御装置は、携帯端末装置が発信する信号を受信して該携帯端末装置を携帯している人を識別する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のショベル。
  5. 前記制御装置は、非接触タグリーダが読み取った情報に基づいてショベルの周囲にいる人を識別する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のショベル。
  6. 前記制御装置は、カメラが撮像した画像に顔識別処理を施してショベルの周囲にいる人を識別する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のショベル。
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