JP2023151634A - 建設機械の作業支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自由かつ簡便に仮想壁を設定することを目的とする。【解決手段】建設機械と、管理装置と、支援装置とを含む建設機械の作業支援システムであって、前記管理装置は、前記支援装置において取得された空間中の複数の点の座標値に基づき特定された面を、仮想壁として前記建設機械に設定させる設定指示部を有する、建設機械の作業支援システムである。【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械の作業支援システムに関する。
従来では、ショベル等の掘削機の作業範囲を区切る仮想的な壁である仮想壁を設定し、仮想壁の外側にある物体とショベルとの接触を防止する技術が知られている。
国際公開2019/189030号
上述した従来の技術では、仮想壁を設定するために、ショベルの作業範囲にロードコーン等の目印を設置する必要があり、自由かつ簡便に仮想壁を設定することができない。
そこで、上記課題に鑑み、自由かつ簡便に仮想壁を設定することを目的とする。
本発明の実施形態に係る建設機械の作業支援システムは、建設機械と、管理装置と、支援装置とを含む建設機械の作業支援システムであって、前記管理装置は、前記支援装置において取得された空間中の複数の点の座標値に基づき特定された面を、仮想壁として前記建設機械に設定させる設定指示部を有する、建設機械の作業支援システムである。
本発明の実施形態に係る建設機械の作業支援システムは、建設機械と、支援装置とを含む建設機械の作業支援システムであって、前記支援装置は、空間中の複数の点の座標値を取得し、取得した前記空間中の複数の点の座標値に基づき特定された面を仮想壁として前記建設機械に設定させる設定指示部を有する、建設機械の作業支援システムである。
自由かつ簡便に仮想壁を設定することができる。
建設機械の作業支援システムのシステム構成の一例を示す図である。 ショベルに搭載される油圧システムの構成例を示す図である。 管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 作業支援システムの有する各装置の機能構成を説明する図である。 仮想壁の設定の仕方を説明する図である。 作業支援システムの動作を説明するシーケンス図である。 支援装置の画面遷移を説明する第一の図である。 支援装置の画面遷移を説明する第二の図である。 支援装置の画面遷移を説明する第三の図である。 ショベルの表示例を示す図である。
以下に、図面を参照して、本実施形態の建設機械の作業支援システムについて説明する。図1は、建設機械の作業支援システムのシステム構成の一例を示す図である。本実施形態では、ショベル100を建設機械の一例として説明する。
本実施形態の建設機械の作業支援システムSYSは、ショベル100と、管理装置200と、支援装置300とを含む。以下の説明では、建設機械の作業支援システムSYSを、単に作業支援システムSYSと表現する。
本実施形態の作業支援システムSYSにおいて、ショベル100と、管理装置200と、支援装置300とは、ネットワーク等を介して接続される。
本実施形態のショベル100は、自機の稼働状況を示す稼働情報を取得し、管理装置200に送信し、管理装置200から各種の情報を受信する。
ショベル100の稼働情報とは、具体的には、自機の現在位置を示す位置情報、自機の向きを示す向き情報、自機の姿勢を示す姿勢情報、作業内容を示す作業内容情報、負荷率を記す負荷率情報、稼働時間の累積時間を示す累積時間情報、燃料噴射量を含む燃料情報、CO排出量、作業量等を含む。
また、本実施形態のショベル100は、支援装置300を用いて設定された仮想壁に自機が接触しないように、動作を制御する。本実施形態の仮想壁とは、ショベル100の作業範囲を区切る仮想的な壁である。言い換えれば、仮想壁とは、ショベル100が跨ぐことが禁止された面である。
本実施形態のショベル100は、支援装置300を用いて仮想壁が設定されると、仮想壁の位置にあたかも実際の壁が存在するかのように周囲の環境を認識し、ショベル100がその(実在しない)壁に接触しないようにショベル100の動きを制限する。つまり、仮想壁は、仮想壁の先にある物体とショベル100との接触を防止する仮想的な防護壁として機能する。
管理装置200は、ショベル100から、稼働情報を受信し、稼働情報に含まれる状態情報が示すショベル100の作業内容毎に、稼働情報を集計する。そして、管理装置200は、ショベル100が作業を休止している状態である期間の内、エンジンが駆動中に各アクチュエータ動作を停止している期間(アイドリング状態の期間)を特定し、特定された期間における燃料に関する情報を、ショベル100の表示装置40に表示させる。
ショベル100が作業を休止している状態である期間には、エンジン駆動中に各アクチュエータ動作を停止している期間(アイドリング状態の期間)の他に、エンジンを停止している期間も存在する。
上記の如く、ショベル100の各アクチュエータ動作を停止している状態とは、ショベル100の原動機としてのエンジン11がオンとされ、且つ、レバー操作が行われていない状態と、エンジン11がオフとされている状態と、を含む。
尚、原動機として、エンジンを用いずに電動モータを利用してもよい。この場合、電動モータへ電力を供給するため蓄電装置も搭載される。蓄電装置は、電力を蓄えるための装置であり、例えば、電気二重層キャパシタ、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等である。この場合、ショベル100は、インバータを用いて電動モータを制御することで、蓄電装置にて蓄電された電力によりメインポンプ14を回転駆動させる。
また、本実施形態の管理装置200は、支援装置300に対し、空間中の複数の点を設定させるためのガイド画像を表示させる。そして、管理装置200は、支援装置300において、複数の点が設定され、各点の座標値が入力されると、各点の座標値から面を特定し、特定された面を仮想壁として、ショベル100に設定させる。
支援装置300は、例えば、ショベル100の作業を支援するための端末装置である。具体的には、本実施形態の支援装置300は、ショベル100の作業を支援する作業者Pに装着される眼鏡型のウェアラブル端末等であり、拡張現実機能を有するAR(Augmented Reality)グラスであってもよい。作業者Pは、ショベル100を操作するオペレータとは別の人物であってもよい。
本実施形態の支援装置300の表示装置には、仮想壁となる面を特定する空間中の複数の点を設定するためのガイド画像が表示され、支援装置300の装着者により、複数の点を設定する操作が行われると、各点の座標値を取得し、管理装置200に送信する。なお、本実施形態の座標値とは、空間中の点を示す3次元座標であり、世界座標系の座標値である。
なお、図1の例では、管理装置200は1台の情報処理装置により実現されるものとしたが、これに限定されない。管理装置200は、複数の情報処理装置により実現されてもよい。言い換えれば、管理装置200により実現される機能は、複数の情報処理装置により実現されてもよい。
また、図1の例では、支援装置300は、作業者Pに装着されるARグラスとしたが、これに限定されない。本実施形態の支援装置300は、例えば、スマートフォン等のような、可搬型のタブレット型端末であってもよい。
次に、本実施形態のショベル100について説明する。図1では、ショベル100の側面図を示す。
ショベル100は、下部走行体1、旋回機構2、上部旋回体3を有する。ショベル100において、下部走行体1には旋回機構2を介して上部旋回体3が旋回可能に搭載されている。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはエンドアタッチメントとしてのバケット6が取り付けられている。
ブーム4、アーム5、バケット6は、アタッチメントの一例としての掘削アタッチメントを構成している。そして、ブーム4は、ブームシリンダ7により駆動され、アーム5は、アームシリンダ8により駆動され、バケット6は、バケットシリンダ9により駆動される。ブーム4にはブーム角度センサS1が取り付けられ、アーム5にはアーム角度センサS2が取り付けられ、バケット6にはバケット角度センサS3が取り付けられている。
ブーム角度センサS1はブーム4の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、ブーム角度センサS1は加速度センサであり、上部旋回体3に対するブーム4の回動角度(以下、「ブーム角度」とする。)を検出できる。ブーム角度は、例えば、ブーム4を最も下げたときに最小角度となり、ブーム4を上げるにつれて大きくなる。
アーム角度センサS2はアーム5の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、アーム角度センサS2は加速度センサであり、ブーム4に対するアーム5の回動角度(以下、「アーム角度」とする。)を検出できる。アーム角度は、例えば、アーム5を最も閉じたときに最小角度となり、アーム5を開くにつれて大きくなる。
バケット角度センサS3はバケット6の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、バケット角度センサS3は加速度センサであり、アーム5に対するバケット6の回動角度(以下、「バケット角度」とする。)を検出できる。バケット角度は、例えば、バケット6を最も閉じたときに最小角度となり、バケット6を開くにつれて大きくなる。
ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、及び、バケット角度センサS3はそれぞれ、可変抵抗器を利用したポテンショメータ、対応する油圧シリンダのストローク量を検出するストロークセンサ、連結ピン回りの回動角度を検出するロータリエンコーダ、ジャイロセンサ、又は、加速度センサとジャイロセンサの組み合わせ等であってもよい。
ブームシリンダ7にはブームロッド圧センサS7R及びブームボトム圧センサS7Bが取り付けられている。アームシリンダ8にはアームロッド圧センサS8R及びアームボトム圧センサS8Bが取り付けられている。
バケットシリンダ9にはバケットロッド圧センサS9R及びバケットボトム圧センサS9Bが取り付けられている。ブームロッド圧センサS7R、ブームボトム圧センサS7B、アームロッド圧センサS8R、アームボトム圧センサS8B、バケットロッド圧センサS9R及びバケットボトム圧センサS9Bは、集合的に「シリンダ圧センサ」とも称される。
ブームロッド圧センサS7Rはブームシリンダ7のロッド側油室の圧力(以下、「ブームロッド圧」とする。)を検出し、ブームボトム圧センサS7Bはブームシリンダ7のボトム側油室の圧力(以下、「ブームボトム圧」とする。)を検出する。アームロッド圧センサS8Rはアームシリンダ8のロッド側油室の圧力(以下、「アームロッド圧」とする。)を検出し、アームボトム圧センサS8Bはアームシリンダ8のボトム側油室の圧力(以下、「アームボトム圧」とする。)を検出する。
バケットロッド圧センサS9Rはバケットシリンダ9のロッド側油室の圧力(以下、「バケットロッド圧」とする。)を検出し、バケットボトム圧センサS9Bはバケットシリンダ9のボトム側油室の圧力(以下、「バケットボトム圧」とする。)を検出する。
上部旋回体3には運転室であるキャビン10が設けられ且つエンジン11等の動力源が搭載されている。また、エンジン11の排出機構の近傍には、CO排出量を検出するためのセンサが設けられていてもよい。
さらに、上部旋回体3には、コントローラ30、表示装置40、入力装置42、音声出力装置43、記憶装置47、測位装置P1、機体傾斜センサS4、旋回角速度センサS5、撮像装置S6及び通信装置T1が取り付けられている。
上部旋回体3には、電力を供給する蓄電部、及び、エンジン11の回転駆動力を用いて発電する電動発電機等が搭載されていてもよい。蓄電部は、例えば、キャパシタ、又は、リチウムイオン電池等である。電動発電機は、電動機として機能して機械負荷を駆動してもよく、発電機として機能して電気負荷に電力を供給してもよい。
コントローラ30は、ショベル100の駆動制御を行う主制御部として機能する。本実施形態では、コントローラ30は、CPU、RAM及びROM等を含むコンピュータで構成されている。コントローラ30の各種機能は、例えば、ROMに格納されたプログラムをCPUが実行することで実現される。各種機能は、例えば、オペレータによるショベル100の手動操作をガイド(案内)するマシンガイダンス機能、及び、オペレータによるショベル100の手動操作を自動的に支援するマシンコントロール機能の少なくとも1つを含んでいてもよい。
表示装置40は、各種情報を表示するように構成されている。表示装置40は、CAN等の通信ネットワークを介してコントローラ30に接続されていてもよく、専用線を介してコントローラ30に接続されていてもよい。
入力装置42は、オペレータが各種情報をコントローラ30に入力できるように構成されている。入力装置42は、キャビン10内に設置されたタッチパネル、ノブスイッチ及びメンブレンスイッチ等の少なくとも1つを含む。
音声出力装置43は、音声を出力するように構成されている。音声出力装置43は、例えば、コントローラ30に接続される車載スピーカであってもよく、ブザー等の警報器であってもよい。本実施形態では、音声出力装置43は、コントローラ30からの音声出力指令に応じて各種情報を音声出力するように構成されている。
記憶装置47は、各種情報を記憶するように構成されている。記憶装置47は、例えば、半導体メモリ等の不揮発性記憶媒体である。記憶装置47は、ショベル100の動作中に各種機器が出力する情報を記憶してもよく、ショベル100の動作が開始される前に各種機器を介して取得する情報を記憶してもよい。
記憶装置47は、例えば、通信装置T1等を介して取得される目標施工面に関するデータを記憶していてもよい。目標施工面は、ショベル100のオペレータが設定したものであってもよく、施工管理者等が設定したものであってもよい。
測位装置P1は、上部旋回体3の位置を測定するように構成されている。測位装置P1は、上部旋回体3の向きを測定できるように構成されていてもよい。本実施形態では、測位装置P1は、例えばGNSSコンパスであり、上部旋回体3の位置及び向きを検出し、検出値をコントローラ30に対して出力する。そのため、測位装置P1は、上部旋回体3の向きを検出する向き検出装置としても機能し得る。向き検出装置は、上部旋回体3に取り付けられた方位センサであってもよい。
機体傾斜センサS4は上部旋回体3の傾斜を検出するように構成されている。本実施形態では、機体傾斜センサS4は仮想水平面に対する上部旋回体3の前後軸回りの前後傾斜角及び左右軸回りの左右傾斜角を検出する加速度センサである。上部旋回体3の前後軸及び左右軸は、例えば、ショベル100の旋回軸上の一点であるショベル中心点で互いに直交する。
旋回角速度センサS5は、上部旋回体3の旋回角速度を検出するように構成されている。旋回角速度センサS5は、上部旋回体3の旋回角度を検出或いは算出するように構成されていてもよい。本実施形態では、旋回角速度センサS5は、ジャイロセンサである。旋回角速度センサS5は、レゾルバ、ロータリエンコーダ等であってもよい。
撮像装置S6は、空間認識装置の一例であり、ショベル100の周辺の画像を取得するように構成されている。本実施形態では、撮像装置S6は、ショベル100の前方の空間を撮像する前カメラS6F、ショベル100の左方の空間を撮像する左カメラS6L、ショベル100の右方の空間を撮像する右カメラS6R、及び、ショベル100の後方の空間を撮像する後カメラS6Bを含む。
撮像装置S6は、例えば、CCD又はCMOS等の撮像素子を有する単眼カメラであり、撮像した画像を表示装置40に出力する。撮像装置S6は、ステレオカメラ、距離画像カメラ等であってもよい。また、撮像装置S6は、3次元距離画像センサ、超音波センサ、ミリ波レーダ、LIDAR又は赤外線センサ等の他の空間認識装置で置き換えられてもよく、他の空間認識装置とカメラとの組み合わせで置き換えられてもよい。
前カメラS6Fは、例えば、キャビン10の天井、すなわちキャビン10の内部に取り付けられている。但し、前カメラS6Fは、キャビン10の屋根、ブーム4の側面等、キャビン10の外部に取り付けられていてもよい。左カメラS6Lは、上部旋回体3の上面左端に取り付けられ、右カメラS6Rは、上部旋回体3の上面右端に取り付けられ、後カメラS6Bは、上部旋回体3の上面後端に取り付けられている。
通信装置T1は、ショベル100の外部にある外部機器との通信を制御するように構成されている。本実施形態では、通信装置T1は、衛星通信網、携帯電話通信網又はインターネット網等を介した外部機器との通信を制御する。外部機器は、例えば、外部施設に設置されたサーバ等の管理装置200や、ショベル100の周囲の作業者が携帯しているスマートフォン等の支援装置300である。
次に図2を参照し、ショベル100に搭載される油圧システムの構成例について説明する。図2は、ショベルに搭載される油圧システムの構成例を示す図である。図2は、機械的動力伝達ライン、作動油ライン、パイロットライン、及び電気制御ラインを、それぞれ二重線、実線、破線及び点線で示している。
油圧システムは、エンジン11によって駆動される左メインポンプ14Lから、左センターバイパス管路40L又は左パラレル管路42Lを経て作動油タンクまで作動油を循環させ、且つ、エンジン11によって駆動される右メインポンプ14Rから右センターバイパス管路40R又は右パラレル管路42Rを経て作動油タンクまで作動油を循環させている。
左センターバイパス管路40Lは、コントロールバルブユニット17内に配置された制御弁171、173、175L及び176Lを通る作動油ラインである。右センターバイパス管路40Rは、コントロールバルブユニット17内に配置された制御弁172、174、175R及び176Rを通る作動油ラインである。
制御弁171は、左メインポンプ14Lが吐出する作動油を左側走行用油圧モータ1Lへ供給し、且つ、左側走行用油圧モータ1Lが吐出する作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁172は、右メインポンプ14Rが吐出する作動油を右側走行用油圧モータ1Rへ供給し、且つ、右側走行用油圧モータ1Rが吐出する作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁173は、左メインポンプ14Lが吐出する作動油を旋回用油圧モータ2Aへ供給し、且つ、旋回用油圧モータ2Aが吐出する作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁174は、右メインポンプ14Rが吐出する作動油をバケットシリンダ9へ供給し、且つ、バケットシリンダ9内の作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁175Lは、左メインポンプ14Lが吐出する作動油をブームシリンダ7へ供給するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁175Rは、右メインポンプ14Rが吐出する作動油をブームシリンダ7へ供給し、且つ、ブームシリンダ7内の作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁176Lは、左メインポンプ14Lが吐出する作動油をアームシリンダ8へ供給し、且つ、アームシリンダ8内の作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
制御弁176Rは、右メインポンプ14Rが吐出する作動油をアームシリンダ8へ供給し、且つ、アームシリンダ8内の作動油を作動油タンクへ排出するために作動油の流れを切り換えるスプール弁である。
左パラレル管路42Lは、左センターバイパス管路40Lに並行する作動油ラインである。左パラレル管路42Lは、制御弁171、173、175Lの何れかによって左センターバイパス管路40Lを通る作動油の流れが制限或いは遮断された場合に、より下流の制御弁に作動油を供給できる。右パラレル管路42Rは、右センターバイパス管路40Rに並行する作動油ラインである。右パラレル管路42Rは、制御弁172、174、175Rの何れかによって右センターバイパス管路40Rを通る作動油の流れが制限或いは遮断された場合に、より下流の制御弁に作動油を供給できる。
左レギュレータ13Lは、左メインポンプ14Lの吐出量を制御できるように構成されている。本実施形態では、左レギュレータ13Lは、例えば、左メインポンプ14Lの吐出圧に応じて左メインポンプ14Lの斜板傾転角を調節することによって、左メインポンプ14Lの吐出量を制御する。右レギュレータ13Rは、右メインポンプ14Rの吐出量を制御できるように構成されている。本実施形態では、右レギュレータ13Rは、例えば、右メインポンプ14Rの吐出圧に応じて右メインポンプ14Rの斜板傾転角を調節することによって、右メインポンプ14Rの吐出量を制御する。左レギュレータ13Lは、例えば、左メインポンプ14Lの吐出圧の増大に応じて左メインポンプ14Lの斜板傾転角を調節して吐出量を減少させる。右レギュレータ13Rについても同様である。吐出圧と吐出量との積で表されるポンプ吸収馬力がエンジン11の出力馬力を超えないようにするためである。なお、ポンプ吸収馬力は、左メインポンプ14Lの吸収馬力と右メインポンプ14Rの吸収馬力との合計である。
左吐出圧センサ28Lは、吐出圧センサ28の一例であり、左メインポンプ14Lの吐出圧を検出し、検出した値をコントローラ30に対して出力する。右吐出圧センサ28Rについても同様である。
ここで、図2の油圧システムで採用されるネガティブコントロール制御について説明する。
左センターバイパス管路40Lには、最も下流にある制御弁176Lと作動油タンクとの間に左絞り18Lが配置されている。左メインポンプ14Lが吐出した作動油の流れは、左絞り18Lで制限される。そして、左絞り18Lは、左レギュレータ13Lを制御するための制御圧を発生させる。左制御圧センサ19Lは、制御圧を検出するためのセンサであり、検出した値をコントローラ30に対して出力する。右センターバイパス管路40Rには、最も下流にある制御弁176Rと作動油タンクとの間に右絞り18Rが配置されている。右メインポンプ14Rが吐出した作動油の流れは、右絞り18Rで制限される。そして、右絞り18Rは、右レギュレータ13Rを制御するための制御圧を発生させる。右制御圧センサ19Rは、制御圧を検出するためのセンサであり、検出した値をコントローラ30に対して出力する。
コントローラ30は、制御圧に応じて左メインポンプ14Lの斜板傾転角を調節することによって、左メインポンプ14Lの吐出量を制御する。コントローラ30は、制御圧が大きいほど左メインポンプ14Lの吐出量を減少させ、制御圧が小さいほど左メインポンプ14Lの吐出量を増大させる。右メインポンプ14Rの吐出量も同様に制御される。
具体的には、図2で示されるように、ショベル100における油圧アクチュエータが何れも操作されていない待機状態の場合、左メインポンプ14Lが吐出する作動油は、左センターバイパス管路40Lを通って左絞り18Lに至る。そして、左メインポンプ14Lが吐出する作動油の流れは、左絞り18Lの上流で発生する制御圧を増大させる。その結果、コントローラ30は、左メインポンプ14Lの吐出量を許容最小吐出量まで減少させ、吐出した作動油が左センターバイパス管路40Lを通過する際の圧力損失(ポンピングロス)を抑制する。一方、何れかの油圧アクチュエータが操作された場合、左メインポンプ14Lが吐出する作動油は、操作対象の油圧アクチュエータに対応する制御弁を介して、操作対象の油圧アクチュエータに流れ込む。そして、左メインポンプ14Lが吐出する作動油の流れは、左絞り18Lに至る量を減少或いは消失させ、左絞り18Lの上流で発生する制御圧を低下させる。その結果、コントローラ30は、左メインポンプ14Lの吐出量を増大させ、操作対象の油圧アクチュエータに十分な作動油を循環させ、操作対象の油圧アクチュエータの駆動を確かなものとする。右メインポンプ14Rが吐出する作動油についても同様である。
上述のような構成により、図2の油圧システムは、待機状態においては、左メインポンプ14L及び右メインポンプ14Rのそれぞれにおける無駄なエネルギ消費を抑制できる。無駄なエネルギ消費は、左メインポンプ14Lが吐出する作動油が左センターバイパス管路40Lで発生させるポンピングロス、及び、右メインポンプ14Rが吐出する作動油が右センターバイパス管路40Rで発生させるポンピングロスを含む。また、図2の油圧システムは、油圧アクチュエータを作動させる場合には、左メインポンプ14L及び右メインポンプ14Rのそれぞれから必要十分な作動油を作動対象の油圧アクチュエータに供給できる。
次に、アクチュエータを自動的に動作させる構成について説明する。ブーム操作レバー26Aは、操作装置26としての電気式操作レバーの一例であり、ブーム4を操作するために用いられる。ブーム操作レバー26Aは、操作方向及び操作量を検出し、検出した操作方向及び操作量を操作データ(電気信号)としてコントローラ30に対して出力する。手動制御時において、ブーム上げ方向にブーム操作レバー26Aが操作された場合、コントローラ30は、ブーム操作レバー26Aの操作量に応じて比例弁31ALの開度を制御する。
これにより、パイロットポンプ15が吐出する作動油を利用し、ブーム操作レバー26Aの操作量に応じたパイロット圧を制御弁175Lの右側パイロットポートと制御弁175Rの左側パイロットポートに作用させる。また、手動制御時において、ブーム下げ方向にブーム操作レバー26Aが操作された場合、コントローラ30は、ブーム操作レバー26Aの操作量に応じて比例弁31ARの開度を制御する。これにより、パイロットポンプ15が吐出する作動油を利用し、ブーム操作レバー26Aの操作量に応じたパイロット圧を制御弁175Rの右側パイロットポートに作用させる。
比例弁31AL、31ARは、電磁弁としての比例弁31の一例であるブーム比例弁31Aを構成する。比例弁31ALは、コントローラ30が調節する電流指令に応じて動作する。コントローラ30は、パイロットポンプ15から比例弁31ALを介して制御弁175Lの右側パイロットポート及び制御弁175Rの左側パイロットポートに導入される作動油によるパイロット圧を調節する。
比例弁31ARは、コントローラ30が調節する電流指令に応じて動作する。コントローラ30は、パイロットポンプ15から比例弁31ARを介して制御弁175Rの右側パイロットポートに導入される作動油によるパイロット圧を調節する。比例弁31AL、31ARは、制御弁175L、175Rを任意の弁位置で停止できるようにパイロット圧を調節可能である。
この構成により、コントローラ30は、自動掘削制御の際には、操作者によるブーム上げ操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31ALを介し、制御弁175Lの右側パイロットポート及び制御弁175Rの左側パイロットポートに供給できる。すなわち、コントローラ30は、ブーム4を自動的に上げることができる。また、コントローラ30は、操作者によるブーム下げ操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31ARを介し、制御弁175Rの右側パイロットポートに供給できる。すなわち、コントローラ30は、ブーム4を自動的に下げることができる。
アーム操作レバー26Bは、操作装置26としての電気式操作レバーの別の一例であり、アーム5を操作するために用いられる。アーム操作レバー26Bは、操作方向及び操作量を検出し、検出した操作方向及び操作量を操作データ(電気信号)としてコントローラ30に対して出力する。手動制御時において、アーム開き方向にアーム操作レバー26Bが操作された場合、コントローラ30は、アーム操作レバー26Bの操作量に応じて比例弁31BRの開度を制御する。
これにより、パイロットポンプ15が吐出する作動油を利用し、アーム操作レバー26Bの操作量に応じたパイロット圧を制御弁176Lの左側パイロットポートと制御弁176Rの右側パイロットポートに作用させる。また、手動制御時において、アーム閉じ方向にアーム操作レバー26Bが操作された場合、コントローラ30は、アーム操作レバー26Bの操作量に応じて比例弁31BLの開度を制御する。これにより、パイロットポンプ15が吐出する作動油を利用し、アーム操作レバー26Bの操作量に応じたパイロット圧を制御弁176Lの右側パイロットポートと制御弁176Rの左側パイロットポートとに作用させる。
比例弁31BL、31BRは、比例弁31の一例であるアーム比例弁31Bを構成する。比例弁31BLは、コントローラ30が調節する電流指令に応じて動作する。コントローラ30は、パイロットポンプ15から比例弁31BLを介して制御弁176Lの右側パイロットポート及び制御弁176Rの左側パイロットポートに導入される作動油によるパイロット圧を調節する。比例弁31BRは、コントローラ30が調節する電流指令に応じて動作する。コントローラ30は、パイロットポンプ15から比例弁31BRを介して制御弁176Lの左側パイロットポート及び制御弁176Rの右側パイロットポートに導入される作動油によるパイロット圧を調節する。比例弁31BL、31BRは、制御弁176L、176Rを任意の弁位置で停止できるようにパイロット圧を調節可能である。
この構成により、コントローラ30は、操作者によるアーム閉じ操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31BLを介し、制御弁176Lの右側パイロットポート及び制御弁176Rの左側パイロットポートに供給できる。すなわち、コントローラ30は、アーム5を自動的に閉じることができる。また、コントローラ30は、操作者によるアーム開き操作とは無関係に、パイロットポンプ15が吐出する作動油を、比例弁31BRを介し、制御弁176Lの左側パイロットポート及び制御弁176Rの右側パイロットポートに供給できる。すなわち、コントローラ30は、アーム5を自動的に開くことができる。
これにより、自動掘削制御においては、アーム操作レバー26Bの操作量に応じて、アームシリンダ8及びブームシリンダ7が自動で動作することにより、作業部位の速度制御、若しくは、位置制御が実行される。
ショベル100は、上部旋回体3を自動的に左旋回・右旋回させるための構成、バケット6を自動的に開閉させるための構成、及び、下部走行体1を自動的に前進・後進させるための構成を備えていてもよい。この場合、旋回用油圧モータ2Aに関する油圧システム部分、バケットシリンダ9の操作に関する油圧システム部分、左側走行用油圧モータ1Lの操作に関する油圧システム部分、及び、右側走行用油圧モータ1Rの操作に関する油圧システム部分は、ブームシリンダ7の操作に関する油圧システム部分等と同じように構成されてもよい。
次に、図3を参照して、本実施形態の管理装置200のハードウェア構成について説明する。図3は、管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の管理装置200は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置201、出力装置202、ドライブ装置203、補助記憶装置204、メモリ装置205、演算処理装置206及びインターフェース装置207を含むコンピュータである。
入力装置201は、各種の情報の入力を行うための装置であり、例えばタッチパネル等により実現される。出力装置202は、各種の情報の出力を行うためものであり、例えばディスプレイ等により実現される。インターフェース装置207は、ネットワークに接続する為に用いられる。
後述する各部により実現される作業支援プログラムは、管理装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。作業支援プログラムは、例えば、記憶媒体208の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。作業支援プログラムを記録した記憶媒体208は、情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
また、作業支援プログラムは、作業支援プログラムを記録した記憶媒体208がドライブ装置203にセットされると、記憶媒体208からドライブ装置203を介して補助記憶装置204にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた作業支援プログラムは、インターフェース装置207を介して補助記憶装置204にインストールされる。
補助記憶装置204は、管理装置200にインストールされた作業支援プログラムを格納すると共に、管理装置200による各種の必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置205は、管理装置200の起動時に補助記憶装置204から作業支援プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置206はメモリ装置205に格納された作業支援プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
また、本実施形態の支援装置300は、管理装置200と同様に、演算処理装置とメモリ装置とを含むコンピュータである。また、支援装置300は、出力装置としての表示装置を含み、入力装置としてのハードウェアスイッチ等を有してもよい。ハードウェアスイッチは、例えば、支援装置300において、空間中の点を設定する際に操作される操作ボタン等であってよい。
また、支援装置300は、図3に示す各装置に加え、GPS(Global Positioning System)機能を実現するGPS受信部や、IMU(Inertial Measurement Unit)、撮像装置を含む。GPS受信部は、GPS衛星からGPS信号を受信する。IMUは、支援装置300の加速度と支援装置300が向いている方向とを検出する慣性計測装置である。さらに、本実施形態の支援装置300は、集音装置を有しており、音声データを取得してもよい。
次に、図4を参照して、本実施形態の作業支援システムSYSの有する各装置の機能構成について説明する。図4は、作業支援システムの有する各装置の機能構成を説明する図である。
はじめに、支援装置300の機能構成から説明する。本実施形態の支援装置300は、入力受付部310、表示制御部320、座標値取得部330、通信制御部340を有する。
入力受付部310は、支援装置300に対する各種の入力を受け付ける。具体的には、入力受付部310は、入力装置に対する作業者Pからの入力操作や、集音装置により取得された音声データによる操作指示を受け付ける。
表示制御部320は、通信制御部340を介して管理装置200から受信した画像データを表示装置に表示させる。ここで管理装置200から受信した画像データとは、空間中の点の設定をガイドするガイド画像であってもよいし、管理装置200において設定された仮想壁の画像であってもよい。
座標値取得部330は、入力受付部310により、空間中の点を設定する操作を受け付けると、このときの支援装置300の位置を示す位置情報と、支援装置300の装着者である作業者Pの視線方向とに基づき、空間中の点の座標値を取得する。
言い換えれば、座標値取得部330は、支援装置300の位置を示す位置情報と、支援装置300が向いている方向に基づき、空間中の点の座標値を取得する。なお、支援装置300が向いている方向とは、作業者Pの視線方向である。以下の説明では、作業者Pの視線方向を視線ベクトルと表現する。
通信制御部340は、支援装置300と管理装置200との通信を制御する。また、通信制御部340は、支援装置300とショベル100との通信を制御してもよい。
次に、管理装置200の機能構成について説明する。管理装置200は、表示制御部210、通信制御部220、座標値保持部230、面特定部240、設定指示部250を有する。
表示制御部210は、支援装置300からの要求に応じて、座標点の設定をガイドするガイド画像を示す画像データを支援装置300に送信し、支援装置300の表示装置に表示させる。また、表示制御部210は、設定指示部250により設定された仮想壁の画像を支援装置300の表示装置や、ショベル100の表示装置40に表示させる。
通信制御部220は、管理装置200と支援装置300との通信を制御する。また、通信制御部220は、管理装置200とショベル100との通信を制御する。
座標値保持部230は、支援装置300において設定された座標値を取得して保持する。座標値保持部230には、仮想壁の設定に必要となる複数の座標値が保持される。
面特定部240は、座標値保持部230に保持された複数の座標値のそれぞれが示す複数の点から面を特定する。
なお、本実施形態では、面を特定するための複数の座標値として、3点の座標値を設定してもよい。また、本実施形態では、面を特定するための座標値として、2点の座標値を設定し、2点の座標値と、重力方向とに基づき面を特定してもよい。
設定指示部250は、特定された面を仮想壁とし、仮想壁を示す情報を支援装置300とショベル100とに送信する。仮想壁を示す情報とは、面を特定する3点の座標値であってもよい。また、仮想壁を示す情報とは、面を特定する2点の座標値と、重力方向とを示す情報であってもよい。
次に、ショベル100の機能構成について説明する。ショベル100の機能構成は、コントローラ30が、ROM等の記憶装置に格納されたプログラムを読み込むことで実現される。
ショベル100は、仮想壁設定部110、動作制御部120、表示制御部130を有する。
仮想壁設定部110は、管理装置200から取得した仮想壁を示す情報を取得し、仮想壁を設定する。具体的には、仮想壁設定部110は、管理装置200から取得した仮想壁を示す情報を記憶装置47に格納し、ショベル100が動作する際に、仮想壁となる面とショベル100との位置関係とに基づき動作を制御させる。
動作制御部120は、仮想壁設定部110が設定した仮想壁に自機が接触しないように、動作を制御する。言い換えれば、本実施形態の動作制御部120は、仮想壁とショベル100との位置関係に基づいてアクチュエータの動きを制限する。具体的には、動作制御部120は、ショベル100が、仮想壁までの距離が所定の距離以内となる位置まで仮想壁に接近した場合に、ショベル100の動作を停止させてもよい。
表示制御部130は、ショベル100の表示装置40における表示を制御する。具体的には、表示制御部130は、ショベル100の表示装置40に、仮想壁を示す情報に基づき設定される仮想壁の画像を表示させる。
ここで、図5を参照して、本実施形態の仮想壁の設定の仕方について説明する。図5は、仮想壁の設定の仕方を説明する図である。
本実施形態では、例えば、作業者Pに、支援装置300を装着した状態で、複数の位置の異なる地点から空間中の点を視認させ、視線ベクトルが交わった位置を、空間中の点として定義する。
本実施形態では、例えば、作業環境内に設置された電柱、フェンス、及び地面等の対象物にマーカを配置し、このマーカを作業者Pに視認させることで、マーカの位置を空間中の点の位置とする。
図5の例では、電柱51a、51bのそれぞれに、マーカM1、マーカM2、マーカM3が取り付けられている。
本実施形態では、まず、作業者Pが地点E1からマーカM1、マーカM2、マーカM3のそれぞれを、支援装置300を介して視認する。このとき、作業者Pは、支援装置300に表示されたガイド画像内にマーカM1、マーカM2、マーカM3のそれぞれが入るように、視線方向を調整する。
このとき、支援装置300では、地点E1からマーカM1に向かう視線ベクトルYm11、地点E1からマーカM2に向かう視線ベクトルYm21、地点E1からマーカM3に向かう視線ベクトルYm31が特定される。
次に、作業者Pが地点E2からマーカM1、マーカM2、マーカM3のそれぞれを、支援装置300を介して視認する。このとき、作業者Pは、支援装置300に表示されたガイド画像内にマーカM1、マーカM2、マーカM3のそれぞれが入るように視線方向を調整する。
このとき、支援装置300では、地点E2からマーカM1に向かう視線ベクトルYm12、地点E2からマーカM2に向かう視線ベクトルYm22、地点E2からマーカM3に向かう視線ベクトルYm32が特定される。
このように、複数の異なる地点から、各マーカを視認すると、マーカ上で視線ベクトルが交差する。なお、図5の例では、作業者Pが、複数の異なる地点からマーカを視認する例を説明したが、この作業は、複数の作業者によって行われてもよい。具体的には、例えば、地点E1から各マーカを視認する作業者と、地点E2から各マーカを視認する作業者とが、別々の人物であってもよい。また、各地点からマーカを視認する作業は、各地点毎に独立したタイミングで行われてもよい。
図5の例では、視線ベクトルYm11と視線ベクトルYm21とがマーカM1の位置で交差し、視線ベクトルYm12と視線ベクトルYm22とはマーカM2の位置で交差し、視線ベクトルYm13と視線ベクトルYm23とはマーカM3の位置で交差する。
本実施形態では、このように、空間中において、視線ベクトルが交差した3点の座標値を取得する。つまり、本実施形態では、空間中において視線ベクトルが交差した点を、仮想壁を設定するための空間中の点とする。そして、本実施形態では、座標値を取得した3点を含む面を、仮想壁VMとする。
なお、本実施形態では、空間中の点を示す位置に、マーカを設置するものとして説明したが、これに限定されない。本実施形態では、マーカが設置されていなくてもよく、作業者Pが視認できるものがあればよい。具体的には、例えば、電柱51a、51bの模様等のように、既に存在するものをマーカの代わりとしてもよい。
また、図5の例では、作業環境内に電柱が設置されているものとしたが、これに限定されない。本実施形態では、作業環境内にマーカを配置する対象物が設置されていなくてもよい。その場合には、例えば、作業環境内にドローン等の飛行体を飛行させ、この飛行体をマーカの代わりとしてもよい。
このように、本実施形態では、作業環境内にマーカを配置しなくても、仮想壁の設定を行うことができる。また、本実施形態では、作業者Pが、作業領域内の特定の点を視認するだけで仮想壁を設定することができ、仮想壁を設定するための設備(ロードコーン等)が不要となる。
また、図5の例では、作業者Pが空間中の3点を2つの異なる地点から視認するものとしたが、これに限定されない。本実施形態では、空間中において4点以上の点が設定されてもよい。この場合、管理装置200の面特定部240は、点との距離が最短となる面を特定し、設定指示部250により、特定された面を仮想壁に設定すればよい。
また、本実施形態では、作業者Pが視認する空間中の点は、2つであってもよい。この場合、支援装置300は、2つの点の座標値と、重力方向とに基づき、仮想壁VMとなる面を特定できる。
次に、図6を参照して、本実施形態の作業支援システムSYSの動作について説明する。図6は、作業支援システムの動作を説明するシーケンス図である。
本実施形態の作業支援システムSYSにおいて、支援装置300は、管理装置200に対して、仮想壁の設定の開始要求を送信する(ステップS601)。なお、設定の開始要求は、支援装置300の入力装置に対する操作によって行われてもよい。
管理装置200は、開始要求を受けて、支援装置300に対してメニュー画面の表示指示を送信する(ステップS602)。支援装置300は、表示指示を受けて、表示装置にメニュー画面を表示させる(ステップS603)。
支援装置300は、メニュー画面において、仮想壁の設定の選択を受け付けると、管理装置200に対して仮想壁の設定要求を送信する(ステップS604)。管理装置200は、この要求を受けて、設定画面の表示指示を支援装置300に送信する(ステップS605)。
支援装置300は、表示指示を受け付けて、仮想壁の設定画面を表示装置に表示させる(ステップS606)。続いて、支援装置300は、仮想壁を設定するための操作を受け付ける(ステップS607)。
具体的には、支援装置300は、入力受付部310により、複数の点を設定する操作を受け付けて、座標値取得部330により、各点の座標値を取得する。
続いて、支援装置300は、取得した各点の座標値を管理装置200に送信する(ステップS608)。
管理装置200は、座標値を取得すると、座標値保持部230により、取得した座標値を保持する(ステップS609)。続いて、管理装置200は、面特定部240により、保持された座標値に基づき、仮想壁となる面を特定する(ステップS610)。
続いて、管理装置200は、表示制御部210により、支援装置300に対して、仮想壁の表示指示を送信する(ステップS611)。仮想壁の表示指示には、仮想壁を示す情報が含まれてよい。
支援装置300は、この表示指示を受け付けて、表示制御部320により、仮想壁を示す情報に基づき表示装置に仮想壁の画像を表示させる(ステップS612)。なお、仮想壁の画像は、管理装置200において生成されて、支援装置300に仮想壁の画像を示す画像データが送信されてもよい。
また、管理装置200は、設定指示部250により、ショベル100に対して、仮想壁の設定指示を送信する(ステップS613)。仮想壁の設定指示には、仮想壁を示す情報が含まれてよい。
ショベル100は、仮想壁設定部110により、仮想壁の設定指示を受け付けると、動作制御部120により、仮想壁を示す情報に基づき仮想壁を設定する(ステップS614)。このとき、ショベル100は、表示制御部130により、設定された仮想壁の画像を表示装置40に表示させてもよい。
続いて、ショベル100は、動作制御部120により、仮想壁から自機までの距離が所定の距離未満となった場合に、自機の動作を停止させる動作制御を開始する(ステップS615)。
次に、図7乃至図9を参照して、支援装置300の表示装置における画面遷移について説明する。図7は、支援装置の画面遷移を説明する第一の図である。
図7に示す画面301は、図6のステップS603において、支援装置300の表示装置に表示されるメニュー画面の一例である。
画面301には、作業支援の種類を示す一覧301aが表示されている。作業支援の種類としては、例えば、既存仮想壁表示、新規仮想壁設定、メンテナンス情報表示等が含まれる。画面301では、「新規仮想壁設定」が選択されている。
なお、支援装置300が透過型の表示装置を有するARグラスである場合には、一覧301aは、支援装置300を装着している作業者Pが見ている風景の上に重ねて表示されるAR画像として表示される。
また、支援装置300が一般的なスマートフォンである場合には、一覧301aは、スマートフォンのディスプレイに表示される。
画面301において、「新規仮想壁設定」が選択された状態で、支援装置300から設定要求を送信する操作が行われると、画面301は、画面302に遷移する。
画面302は、図6のステップS606で支援装置300に表示される設定画面の一例である。また、画面302から後述する画面305までは、図6のステップS607において行われる設定において、支援装置300に表示される画面の例を示す。
画面302には、空間中の点を設定させめためのガイド画像302aと、ガイド画像内に目印を入れるように作業者Pに指示するメッセージ302bが表示される。
画面303は、作業者Pが、メッセージ302bに従って、マーカM1がガイド画像302a内に入る(ガイド画像302aと重なる)方向を向いた状態を示している。本実施形態では、マーカM1がガイド画像302aと重なると、作業者Pによって、支援装置300に対し、1つの目の点を設定する操作が行われる。
画面303では、1つ目の点が設定されたことを示すメッセージ303aが表示されている。この状態は、例えば、図5において、地点E1からマーカM1までの視線ベクトルYm11が特定された状態である。
本実施形態では、同様にして、作業者Pが、地点E1において、マーカM2、M3がガイド画像302aと重なる方向を向き、2つ目、3つ目の点を設定する操作が行われる。
ここで、支援装置300が透過型の表示装置を有するARグラスである場合には、ガイド画像302aとメッセージ302b、303aとは、支援装置300を装着している作業者Pが見ている風景の上に重ねて表示されるAR画像として画面302、303に表示される。つまり、ガイド画像302aとメッセージ302b、303aとは、実際の風景である電柱51aとマーカM1、M3に重畳された状態で作業者Pに視認される。
また、支援装置300が一般的なスマートフォンである場合には、画面302、303に表示される画像は、支援装置300が有する撮像装置により撮像された風景の画像と、AR画像であるガイド画像302aとメッセージ302b、303aとが重畳された画像となる。
図8は、支援装置の画面遷移を説明する第二の図である。図8に示す画面304は、地点E1において、3つの点が設定された後に支援装置300に表示される画面の一例である。画面304では、他の計測地点に移動することを指示するメッセージ304aが表示されている。
画面305は、地点E2において、作業者Pが、マーカM2がガイド画像302aと重なる方向を向き、マーカM2を3つ目の点に設定する操作を行った状態を示している。画面305では、地点E2における3つ目の点が設定されたことを示すメッセージ305aが表示されている。
この状態は、例えば、図5において、地点E2からマーカM1までの視線ベクトルYm12、地点E2からマーカM2までの視線ベクトルYm22、地点E2からマーカM2までの視線ベクトルYm32が特定された状態である。
本実施形態の支援装置300は、このように、位置が異なる複数の地点のそれぞれにおいて、複数の空間中の点が設定されると、座標値取得部330により、各地点から、空間中の各点までの視線ベクトルを求める。そして、支援装置300は、座標値取得部330により、視線ベクトルが交差する点の3次元座標を取得する。
なお、支援装置300が透過型の表示装置を有するARグラスである場合には、ガイド画像302aとメッセージ304a、305aとは、支援装置300を装着している作業者Pが見ている風景の上に重ねて表示されるAR画像として画面304、305に表示される。つまり、ガイド画像302aとメッセージ304a、305aとは、実際の風景である電柱51bとマーカM2に重畳された状態で作業者Pに視認される。
また、支援装置300が一般的なスマートフォンである場合には、画面304、305に表示される画像は、支援装置300が有する撮像装置により撮像された風景の画像と、AR画像であるガイド画像302aとメッセージ304a、305aとが重畳された画像となる。
図9は、支援装置の画面遷移を説明する第三の図である。図9に示す画面306は、図6のステップS612において支援装置300に表示される画面の一例である。画面306では、図8までの設定により取得された、3点の座標値に基づき特定された面が、仮想壁VMとして表示されている。言い換えれば、画面306では、仮想壁を示す情報に基づき仮想壁VMの画像が表示されている。
なお、本実施形態では、仮想壁VMが設定されときに、仮想壁VMに対して規制される方向が設定されてもよい。具体的には、例えば、画面306において、仮想壁VMは、矢印B1が示す方向への進入を禁止し、矢印B2方向への進入は許容するように設定されてもよいし、矢印B2が示す方向への進入を禁止し、矢印B1方向への進入は許容するように設定されてもよい。この設定は、例えば、画面301に示すメニュー画面などにおいて、設定項目として設けられていてもよいし、画面306に示すように、仮想壁VMの画像が表示された状態において、作業者Pによって行われてもよい。
また、本実施形態では、仮想壁VMの画像が表示された後に、支援装置300を装着した作業者Pが移動した場合に、作業者Pの視点に合わせた形状で仮想壁VMの画像を表示させる。
図8の画面307は、支援装置300を装着した作業者Pが、電柱51bの真横に移動し、電柱51bの方向(画面306に示す矢印A方向)を向いたときに、支援装置300に表示される画面の一例を示す。
画面307では、電柱51bの左側に仮想壁VMの画像が表示されている。本実施形態では、このように仮想壁VMを設定することで、例えば、ショベル100が、仮想壁VMまでの距離が所定の距離以内となる位置まで仮想壁VMに接近した場合に、ショベル100の動作を停止させることができる。したがって、ショベル100が電柱51bに接触することを防止できる。
また、本実施形態では、複数の座標値に基づき仮想壁VMの画像が表示された後に、仮想壁VMの画像の表示位置を移動させる指示を受け付けて、仮想壁VMの画像の表示位置を移動させてもよい。
画面308は、画面307において表示された仮想壁VMの画像の表示位置が、電柱51bから所定の距離離れた場所に移動された状態を示す。
本実施形態では、例えば、支援装置300に画面307が表示された状態において、作業者Pにより、仮想壁VMの画像の表示位置を移動させる距離と方向を指示する操作を受け付けて、指示に応じた位置に仮想壁VMの画像を表示させてもよい。言い換えれば、本実施形態の支援装置300は、画面307が表示された状態において、作業者Pにより、仮想壁VMの画像の表示位置を変更する操作を受け付けて、仮想壁VMの画像の表示の位置を変更させてもよい。
仮想壁VMの画像の表示位置を変更することとは、具体的には、仮想壁を示す情報に含まれる座標値を、表示位置の変更後と対応する座標値に変換することである。
仮想壁VMの画像を移動させる距離と方向を指示する操作(仮想壁の位置を変更する操作)は、例えば、音声データによって行われてもよい。この場合、支援装置300は、集音装置により音声データを取得して音声認識を行い、認識結果に応じて仮想壁VMの画像を移動させてもよい。
この処理は、管理装置200において行われてもよい。具体的には、管理装置200は、支援装置300から音声データを受信し、受信した音声データに対する音声認識を行った結果が示す指示を支援装置300に送信してもよい。支援装置300は、管理装置200から送信された指示に応じて、仮想壁VMの画像を移動させてもよい。
このように、本実施形態では、設定された仮想壁VMの画像を表示させた後に、表示された仮想壁の画像の位置等を修正することができる。
なお、支援装置300が透過型の表示装置を有するARグラスである場合には、仮想壁VMの画像は、支援装置300を装着している作業者Pが見ている風景の上に重ねて表示されるAR画像として画面306、307、308に表示される。つまり、仮想壁VMの画像は、実際の風景である電柱51bと重畳された状態で作業者Pに視認される。
また、支援装置300が一般的なスマートフォンである場合には、画面306、307、308に表示される画像は、支援装置300が有する撮像装置により撮像された風景の画像と、AR画像である仮想壁VMの画像とが重畳された画像となる。
本実施形態では、このように、3点の座標値に基づき特定された面から離れた位置に仮想壁VMを設定することができる。このように仮想壁VMを設定することで、例えば、ショベル100のアタッチメントの一部が電柱51b等の対象物に接触することを防止でき、より安全性を向上させることができる。
次に、仮想壁がショベル100に設定された場合について説明する。図10は、ショベルの表示例を示す図である。図10に示す画像表示部41は、図6のステップS614において、ショベル100に表示装置40に表示される画面の一例である。
図10に示す表示装置40は、画像表示部41と、入力装置42とを有する。画像表示部41は、各種の画像が表示される画面である。入力装置42は、各種のメニュースイッチが含まれる。
まず、画像表示部41について説明する。図10に示されるように、画像表示部41は、日時表示領域41a、走行モード表示領域41b、アタッチメント表示領域41c、燃費表示領域41d、エンジン制御状態表示領域41e、エンジン稼働時間表示領域41f、冷却水温表示領域41g、燃料残量表示領域41h、回転数モード表示領域41i、尿素水残量表示領域41j、作動油温表示領域41k、エアコン運転状態表示領域41m、画像表示領域41n、及びメニュー表示領域41pを含む。
走行モード表示領域41b、アタッチメント表示領域41c、エンジン制御状態表示領域41e、回転数モード表示領域41i、及びエアコン運転状態表示領域41mは、ショベル100の設定状態に関する情報である設定稼働情報を表示する領域である。燃費表示領域41d、エンジン稼働時間表示領域41f、冷却水温表示領域41g、燃料残量表示領域41h、尿素水残量表示領域41j、及び作動油温表示領域41kは、ショベル100の稼動状態に関する情報である稼動稼働情報を表示する領域である。
具体的には、日時表示領域41aは、現在の日時を表示する領域である。走行モード表示領域41bは、現在の走行モードを表示する領域である。アタッチメント表示領域41cは、現在装着されているアタッチメントを表す画像を表示する領域である。燃費表示領域41dは、コントローラ30によって算出された燃費情報を表示する領域である。燃費表示領域41dは、生涯平均燃費又は区間平均燃費を表示する平均燃費表示領域41d1、瞬間燃費を表示する瞬間燃費表示領域41d2を含む。
エンジン制御状態表示領域41eは、エンジン11の制御状態を表示する領域である。エンジン稼働時間表示領域41fは、エンジン11の累積稼働時間を表示する領域である。冷却水温表示領域41gは、現在のエンジン冷却水の温度状態を表示する領域である。燃料残量表示領域41hは、燃料タンクに貯蔵されている燃料の残量状態を表示する領域である。
回転数モード表示領域41iは、エンジン回転数調整ダイヤル75によって設定された現在の回転数モードを画像で表示する領域である。尿素水残量表示領域41jは、尿素水タンクに貯蔵されている尿素水の残量状態を画像で表示する領域である。作動油温表示領域41kは、作動油タンク内の作動油の温度状態を表示する領域である。
エアコン運転状態表示領域41mは、現在の吹出口の位置を表示する吹出口表示領域41m1、現在の運転モードを表示する運転モード表示領域41m2、現在の設定温度を表示する温度表示領域41m3、及び現在の設定風量を表示する風量表示領域41m4を含む。
画像表示領域41nは、撮像装置S6が撮像した画像を表示する領域である。図6の例では、画像表示領域41nは、設定された仮想壁VMの画像を含む画像FV1及び後方画像CBTを表示している。
画像FV1は、例えば、前カメラS6Fによって撮像された画像に、仮想壁を示す情報に基づき生成された仮想壁VMの画像を重畳した画像である。仮想壁VMの画像は、例えば、仮想壁を示す情報と、ショベル100の現在の位置を示す位置情報と、ショベル100の向きと、に基づき、表示制御部130により、AR画像として生成された画像である。
また、画像表示領域41nは、上方に位置する第1画像表示領域41n1と下方に位置する第2画像表示領域41n2を有する。図10の例では、仮想壁VMの画像を含む画像FV1を第1画像表示領域41n1に配置し、且つ、後方画像CBTを第2画像表示領域41n2に配置している。但し、画像表示領域41nは、仮想壁VMの画像を含む画像FV1を第2画像表示領域41n2に配置し、且つ、後方画像CBTを第1画像表示領域41n1に配置してもよい。
また、画像表示領域41nでは、第1画像表示領域41n1に表示させる画像を、仮想壁VMの画像を含む画像FV1から俯瞰画像へ、また、俯瞰画像から仮想壁VMの画像を含む画像FV1へ、切り換えることができる。切り換えの操作は、入力装置42の何れかのスイッチにより行われてもよい。
本実施形態の俯瞰画像とは、例えば、表示制御部130によって生成される仮想視点画像であり、後カメラS6B、左カメラS6L、及び右カメラS6Rのそれぞれが取得した画像に基づいて生成される。
また、図10の例では仮想壁VMの画像を含む画像FV1又は俯瞰画像と後方画像CBTとは上下に隣接して配置されているが、間隔を空けて配置されていてもよい。また、図10の例では、画像表示領域41nが縦長の領域であるが、画像表示領域41nは横長の領域であってもよい。
画像表示領域41nが横長の領域である場合、画像表示領域41nは、左側に第1画像表示領域41n1として仮想壁VMの画像を含む画像FV1又は俯瞰画像を配置し、右側に第2画像表示領域41n2として後方画像CBTを配置してもよい。この場合、左右に間隔を空けて配置してもよいし、仮想壁VMの画像を含む画像FV1又は俯瞰画像と、後方画像CBTと、の位置を入れ換えてもよい。
さらに、本実施形態では、第1画像表示領域41n1と第2画像表示領域41n2のそれぞれに、アイコン画像41xが表示される。アイコン画像41xは、撮像装置S6の位置と上部旋回体3のアタッチメントの向きとの相対的関係を表す画像である。
本実施形態のアイコン画像41xは、ショベル100の画像41xMと、ショベル100の前方を示す画像41xF、ショベル100の後方を示す画像41xB、を含む。また、アイコン画像41xは、ショベル100の左側を示す画像41xL、ショベル100の右側を示す画像41xR、キャビン10内を示す画像41xIを含む。
画像41xF、41xB、41xL、41xR、41xIは、それぞれが、ショベル100の前方を撮像する前カメラS6F、ショベル100の後方を撮像する後カメラS6B、ショベル100の左方を撮像する左カメラS6L、ショベル100の右方を撮像する右カメラS6Rに対応している。また、画像41xIは、キャビン10内部のカメラに対応している。
本実施形態では、アイコン画像41xにおいて、各カメラと対応付けられた画像が選択されると、選択された画像と対応するカメラによって撮像された画像データが画像表示領域41nに表示される。
図10の例では、第1画像表示領域41n1では、画像41xFの表示態様が、画像41xB、41xL、41xR、画像41xIの表示態様と異なっている。このため、第1画像表示領域41n1には、画像41xFと対応する前カメラS6Fで撮像された画像データに基づく画像FV1が表示されていることがわかる。
また、第2画像表示領域41n2では、画像41xBの表示態様が、画像41xF、41xL、41xR、41xIの表示態様と異なっている。このため、第2画像表示領域41n2には、画像41xBと対応する後カメラS6Bで撮像された画像データが示す画像が表示されていることがわかる。
メニュー表示領域41pは、タブ41p1~41p7を有する。図10の例では、画像表示部41の最下部に、タブ41p1~41p7が左右に互いに間隔を空けて配置されている。タブ41p1~41p7には、各種情報を表示するためのアイコン画像が表示される。
タブ41p1には、メニュー詳細項目を表示するためのメニュー詳細項目アイコン画像が表示されている。オペレータによりタブ41p1が選択されると、タブ41p2~41p7に表示されているアイコン画像がメニュー詳細項目に関連付けされたアイコン画像に切り換わる。
タブ41p4には、デジタル水準器に関する情報を表示するためのアイコン画像が表示されている。オペレータによりタブ41p4が選択されると、後方画像CBTがデジタル水準器に関する情報を示す画面に切り換わる。但し、後方画像CBTに重畳したり、後方画像CBTが縮小したりしてデジタル水準器に関する情報を示す画面が表示されてもよい。
また、本実施形態では、俯瞰画像を表示させた際に、俯瞰画像がデジタル水準器に関する情報を示す画面に切り換わってもよく、俯瞰画像に重畳したり、俯瞰画像が縮小したりしてデジタル水準器に関する情報を示す画面が表示されてもよい。
タブ41p5には、画像表示部41に表示されているメイン画面を積み込み作業画面に遷移させるためのアイコン画像が表示されている。オペレータにより、後述するタブ41p5と対応する入力装置42が選択されると、画像表示部41に表示されたメイン画面が積み込み作業画面に遷移する。なお、このとき、画像表示領域41nは継続して表示され、メニュー表示領域41pが、積み込み作業に関する情報を表示させる領域に切り替わる。
タブ41p6には、情報化施工に関する情報を表示するためのアイコン画像が表示されている。オペレータによりタブ41p6が選択されると、後方画像CBTが情報化施工に関する情報を示す画面に切り換わる。但し、後方画像CBTに重畳したり、後方画像CBTが縮小したりして情報化施工に関する情報を示す画面が表示されてもよい。また、俯瞰画像又は仮想壁VMの画像を含む画像FV1が情報化施工に関する情報を示す画面に切り換わってもよく、仮想壁VMの画像を含む画像FV1又は俯瞰画像に重畳したり、仮想壁VMの画像を含む画像FV1又は俯瞰画像が縮小したりしてデジタル水準器に関する情報を示す画面が表示されてもよい。
タブ41p7には、クレーンモードに関する情報を表示するためのアイコン画像が表示されている。オペレータによりタブ41p7が選択されると、後方画像CBTがクレーンモードに関する情報を示す画面に切り換わる。但し、後方画像CBTに重畳したり、後方画像CBTが縮小したりしてクレーンモードに関する情報を示す画面が表示されてもよい。また、仮想壁VMの画像を含む画像FV1又は俯瞰画像がクレーンモードに関する情報を示す画面に切り換わってもよく、仮想壁VMの画像を含む画像FV1又は俯瞰画像に重畳したり、仮想壁VMの画像を含む画像FV1又は俯瞰画像が縮小したりしてクレーンモードに関する情報を示す画面が表示されてもよい。
タブ41p2、41p3には、アイコン画像が表示されていない。このため、オペレータによりタブ41p2、41p3が操作されても、画像表示部41に表示される画像に変化は生じない。
なお、タブ41p1~41p7に表示されるアイコン画像は上記した例に限定されるものではなく、他の情報を表示するためのアイコン画像が表示されていてもよい。
次に、入力装置42について説明する。図10に示されるように、入力装置42は、オペレータによるタブ41p1~41p7の選択、設定入力等が行われる1又は複数のボタン式のスイッチにより構成されている。
図10の例では、入力装置42は、上段に配置された7つのスイッチ42a1~42a7と、下段に配置された7つのスイッチ42b1~42b7と、を含む。スイッチ42b1~42b7は、スイッチ42a1~42a7のそれぞれの下方に配置されている。
但し、入力装置42のスイッチの数、形態、及び配置は、上記した例に限定されるものではなく、例えば、ジョグホイール、ジョグスイッチ等により複数のボタン式のスイッチの機能を1つにまとめた形態であってもよいし、入力装置42が表示装置40と別体になっていてもよい。また、画像表示部41と入力装置42が一体となったタッチパネルでタブ41p1~41p7を直接操作する方式でもよい。
スイッチ42a1~42a7は、タブ41p1~41p7の下方に、それぞれタブ41p1~41p7に対応して配置されており、それぞれタブ41p1~41p7を選択するスイッチとして機能する。
スイッチ42a1~42a7がそれぞれタブ41p1~41p7の下方に、それぞれタブ41p1~41p7に対応して配置されているので、オペレータは直感的にタブ41p1~41p7を選択できる。
図10では、例えば、スイッチ42a1が操作されるとタブ41p1が選択されて、メニュー表示領域41pが1段表示から2段表示に変更されて第1メニューに対応するアイコン画像がタブ41p2~41p7に表示される。また、メニュー表示領域41pが1段表示から2段表示に変更されたことに対応して、後方画像CBTの大きさが縮小される。このとき、仮想壁VMの画像を含む画像FV1又は俯瞰画像の大きさは変更されることなく維持されるので、オペレータがショベル100の周囲を確認するときの視認性が悪化しない。
また、表示制御部130は、スイッチ42a5が操作されると、タブ41p5が選択されたものとし、画像表示部41の表示を積み込み作業画面に遷移させる。
具体的には、表示制御部130は、スイッチ42a5が操作されると、画像表示領域41nは維持したまま、メニュー表示領域41pを積み込み作業に関する情報を表示させる作業情報表示領域とする。
このように、本実施形態では、積み込み作業画面においても、画像表示領域41nに継続して撮像画像が表示されるため、オペレータがショベル100の周囲を確認するときの視認性が悪化しない。
スイッチ42b1は、画像表示領域41nに表示される撮像画像を切り換えるスイッチである。スイッチ42b1が操作されるごとに画像表示領域41nの第1画像表示領域41n1に表示される撮像画像が、例えば、後方画像、左方画像、右方画像、及び俯瞰画像の間で切り換わるように構成されている。
また、スイッチ42b1が操作されるごとに画像表示領域41nの第2画像表示領域41n2に表示される撮像画像が、例えば、後方画像、左方画像、右方画像、及び俯瞰画像の間で切り換わるように構成されていてもよい。
また、表示制御部130は、スイッチ42b1の操作に応じて、アイコン画像41xにおける画像41xF、41xB、41xL、41xR、41xIの表示態様を変更してもよい。
また、スイッチ42b1が操作されるごとに画像表示領域41nの第1画像表示領域41n1に表示される撮像画像と第2画像表示領域41n2に表示される撮像画像とが入れ換わるように構成されていてもよい。
このように、入力装置42としてのスイッチ42b1は、第1画像表示領域41n1又は第2画像表示領域41n2に表示される画面を切り換えてもよいし、第1画像表示領域41n1と第2画像表示領域41n2に表示される画面を切り換えてもよい。また、第2画像表示領域41n2に表示される画面を切り換えるためのスイッチを別に設けてもよい。
スイッチ42b2、42b3は、エアコンの風量を調節するスイッチである。図10の例では、スイッチ42b2が操作されるとエアコンの風量が小さくなり、スイッチ42b3が操作されるとエアコンの風量が大きくなるように構成されている。
スイッチ42b4は、冷房・暖房機能のON・OFFを切り換えるスイッチである。図10の例では、スイッチ42b4が操作されるごとに冷房・暖房機能のON・OFFが切り換わるように構成されている。
スイッチ42b5、42b6は、エアコンの設定温度を調節するスイッチである。図10の例では、スイッチ42b5が操作されると設定温度が低くなり、スイッチ42b6が操作されると設定温度が高くなるように構成されている。
スイッチ42b7は、エンジン稼働時間表示領域41fの表示を切り換得るスイッチである。
また、スイッチ42a2~42a6、42b2~42b6は、それぞれのスイッチ又はスイッチ近傍に表示された数字を入力可能に構成されている。また、スイッチ42a3、42a4、42a5、42b4は、メニュー画面にカーソルが表示された際、カーソルをそれぞれ左、上、右、下に移動させることが可能に構成されている。
なお、スイッチ42a1~42a7、42b1~42b7に与えられる機能は一例であり、他の機能が実行できるように構成されていてもよい。
このように、本実施形態では、画像表示領域41nに仮想壁VMの画像を含む画像FV1(又は俯瞰画像)及び後方画像CBTが表示されている状態で、タブ41p1が選択されると、これらの画像を表示した状態でタブ41p2~41p7に第1メニュー詳細項目が表示される。このため、オペレータは、仮想壁VMの画像を含む画像FV1(又は俯瞰画像)及び後方画像CBTを確認しながら、第1メニュー詳細項目を確認できる。
また、画像表示領域41nには、タブ41p1が選択される前後で大きさが変更されることなく仮想壁VMの画像を含む画像FV1又は俯瞰画像が表示される。オペレータがショベル100の周囲を確認するときの視認性が悪化しない。
以上のように、本実施形態では、仮想壁VMの画像を含む画像FV1をショベル100の表示装置40に表示させることで、ショベル100のオペレータに対して、仮想壁VMが設定されたことを把握させることができる。
また、本実施形態では、例えば、ショベル100が仮想壁VMに接近し、ショベル100の動作が停止された場合に、ショベル100が仮想壁VMに接近したことを示す通知を表示させてもよい。このとき、表示装置40には、仮想壁VMの画像が共に表示されてもよい。
本実施形態では、このように、仮想壁への接近をショベル100のオペレータに通知することで、オペレータに対し、ショベル100の動作が停止した理由を把握させることができる。
このように、本実施形態では、AR機能を有する支援装置300を用いて、作業者Pに、空間中の任意の複数の点を設定させ、この複数の点に基づき、ショベル100が跨ぐことが禁止された面である仮想壁を設定する。
したがって、本実施形態によれば、仮想壁を設定するための事前の計測や設備の設置が不要となる。また、本実施形態では、支援装置300を装着した作業者Pが、視認できる点であれば、任意の点を空間中の点に設定でき、仮想壁を設定できる。したがって、本実施形態では、例えば、ロードコーン等の設備を設定することが困難な場所や、作業者Pが立ち入ることが困難な場所であっても、容易に仮想壁を設定することができる。
また、本実施形態では、仮想壁を設定するめたに、ロードコーン等を常設する必要がなく、一時的なマーカ等を設置するだけでよい。また、本実施形態では、マーカの代わりに、既存の物体を目印に用いて仮想壁を設定することもできる。したがって、本実施形態によれば、作業環境に、仮想壁を設定するためだけに配置されるものをなくすことができ、作業環境を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、仮想壁を設定する作業と、ショベル100の操作とを独立として行うことができる。したがって、本実施形態によれば、ショベル100による作業を行う前の段階で、作業環境に仮想壁を設定することができる。
また、本実施形態の作業支援システムSYSでは、支援装置300において取得された複数の点の座標値が、管理装置200に送信され、管理装置200を介して、ショベル100に仮想壁が設定されるものとしたが、これに限定されない。
本実施形態では、支援装置300は、管理装置200の機能を有していてもよい。この場合、支援装置300は、複数の空間中の点の座標値を取得すると、この座標値に基づき特定された面を仮想壁とし、ショベル100に対して仮想壁の設定指示を行えばよい。つまり、本実施形態の支援装置300は、管理装置200の有する面特定部240、設定指示部250を有していてもよい。
また、本実施形態では、ショベル100が管理装置200の機能を有してもよい。この場合、支援装置300は、複数の空間中の点の座標値を取得すると、取得した座標値をショベル100に送信する。ショベル100は、支援装置300から複数の空間中の点の座標値を受信すると、この座標情報に基づき面を特定し、特定された面を仮想壁として自機に設定する。つまり、本実施形態のショベル100は、管理装置200の有する面特定部240、設定指示部250を有していてもよい。
このように、支援装置300とショベル100とが直接通信を行うようにすれば、通信の負荷を軽減することができる。また、例えば、インターネット等に接続することが困難な地域等においても、仮想壁を簡単に設定することができる。
以上のように、本実施形態によれば、自由かつ簡便に仮想壁を設定することができる。
なお、本実施形態では、ショベル100を建設機械の一例としたが、本実施形態は、ショベル100以外の建設機械にも適用することができる。具体的には、例えば、本実施形態は、クレーン等の建設機械にも適用することができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
1 下部走行体
2 旋回機構
3 上部旋回体
30 コントローラ
40 表示装置
100 ショベル
110 仮想壁設定部
120 動作制御部
130 表示制御部
200 管理装置
230 座標値保持部
240 面特定部
250 設定指示部
300 支援装置
320 表示制御部
330 座標値取得部

Claims (8)

  1. 建設機械と、管理装置と、支援装置とを含む建設機械の作業支援システムであって、
    前記管理装置は、
    前記支援装置において取得された空間中の複数の点の座標値に基づき特定された面を、仮想壁として前記建設機械に設定させる設定指示部を有する、建設機械の作業支援システム。
  2. 建設機械と、支援装置とを含む建設機械の作業支援システムであって、
    前記支援装置は、
    空間中の複数の点の座標値を取得し、取得した前記空間中の複数の点の座標値に基づき特定された面を仮想壁として前記建設機械に設定させる設定指示部を有する、建設機械の作業支援システム。
  3. 前記建設機械は、
    前記仮想壁と前記建設機械との位置関係に基づいて、前記建設機械の動きを制限する動作制御部を有する、請求項1又は2記載の建設機械の作業支援システム。
  4. 前記空間中の複数の点の座標値は、
    前記支援装置に表示された、前記空間中の複数の点を設定するためのガイド画像と、前記空間中の複数の点と対応する複数の目印のそれぞれと、が重なったことを示す操作を、前記支援装置が受け付けたときの、前記支援装置の位置を示す位置情報と、前記支援装置の向きとに基づき設定される、請求項3記載の建設機械の作業支援システム。
  5. 前記支援装置は、
    特定された前記面の画像を、前記仮想壁の画像として表示させる、請求項3又は4記載の建設機械の作業支援システム。
  6. 前記支援装置は、
    前記仮想壁の画像が表示された後に、前記仮想壁の位置を変更する操作を受け付けて、前記仮想壁の画像の位置を変更させる、請求項5記載の建設機械の作業支援システム。
  7. 前記建設機械は、
    撮像装置を有し、前記撮像装置により撮像された画像と、設定された前記仮想壁の画像とを重畳して表示装置に表示させる、請求項3乃至5の何れか一項に記載の建設機械の作業支援システム。
  8. 前記空間中の複数の点は2つの点であり、
    前記仮想壁とされる前記面は、前記2つの点の座標値と、重力方向とに基づき特定される、請求項3乃至6の何れか一項に記載の建設機械の作業支援システム。
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