JP2023151480A - 回転斜板式液圧ポンプ - Google Patents

回転斜板式液圧ポンプ Download PDF

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勇 吉村
Isamu Yoshimura
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Abstract

Figure 2023151480000001
【課題】吐出容量を変更可能であってコンパクトに形成することができる回転斜板式液圧ポンプを提供する。
【解決手段】回転斜板式液圧ポンプは、ケーシングと、シリンダボアを含み、ケーシング内に相対回転不能に配置されるシリンダブロックと、シリンダボアに挿入されるピストンと、ケーシング内に軸線周りに回転可能に収容され、ピストンを往復運動させる回転斜板と、ピストンの有効ストローク長を変える可変容量機構と、を備え、可変容量機構は、対応するシリンダボアの開閉を調整することによってピストンの有効ストローク長を変えるスプールを含み、シリンダブロックは、スプールが挿入されるスプール孔を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転斜板を回転させることによってピストンを往復運動させる回転斜板式液圧ポンプに関する。
ピストンポンプとして、例えば特許文献1のような回転斜板式のピストンポンプが知られている。特許文献1のピストンポンプでは、回転斜板が回転するとピストンが往復運動する。これにより、圧油がピストンポンプから吐出される。
特開2016-205266号公報
特許文献1のピストンポンプでは、吐出容量が一定である。ピストンポンプでは、状況に応じて吐出容量が変えられることが望まれている。また、吐出容量が変更可能な回転斜板式のピストンポンプは、コンパクトであることが望まれている。
そこで本発明は、吐出容量を変更可能であってコンパクトに形成することができる回転斜板式液圧ポンプを提供することを目的としている。
本発明の回転斜板式液圧ポンプは、ケーシングと、シリンダボアを含み、前記ケーシング内に相対回転不能に配置されるシリンダブロックと、前記シリンダボアに挿入されるピストンと、前記ケーシング内に軸線周りに回転可能に収容され、前記ピストンを往復運動させる回転斜板と、前記ピストンの有効ストローク長を変える可変容量機構と、を備え、前記可変容量機構は、対応する前記シリンダボアの開閉を調整することによって前記ピストンの有効ストローク長を変えるスプールを含み、前記シリンダブロックは、前記スプールが挿入されるスプール孔を含むものである。
本発明に従えば、可変容量機構がピストンの有効ストローク長を変えるスプールを含む。それ故、回転斜板式液圧ポンプの吐出容量を変更することができる。シリンダブロックは、スプールが挿入されるスプール孔を含む。それ故、シリンダブロックの外側にあるケーシングに配置する場合に比べてスプール孔をコンパクトに配置することができるので、回転斜板式液圧ポンプをコンパクトに形成することができる。これにより、吐出容量を変更可能な回転斜板式液圧ポンプをコンパクトに形成することができる。
本発明の回転斜板式液圧ポンプは、ケーシングと、シリンダボアを含み、前記ケーシング内に相対回転不能に配置されるシリンダブロックと、前記シリンダボアに挿入されるピストンと、前記ケーシング内に軸線周りに回転可能に収容され、前記ピストンを往復運動させる回転斜板と、前記ピストンの有効ストローク長を変える可変容量機構と、前記シリンダボアへの一方向の作動液の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する吸入チェック弁と、前記シリンダボアから吐出される一方向の作動液の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する吐出チェック弁と、を備え、前記ピストンは、前記シリンダボアの軸線方向一方側に挿入され、前記シリンダボアは、軸線方向他方側において吸入通路に繋がり、前記吸入チェック弁は、前記シリンダボアの軸線方向他方側部分に挿入され、前記吐出チェック弁は、軸線方向に見て前記吸入側チェックの径方向外側に配置されるものである。
本発明に従えば、吸入チェック弁は、シリンダボアの軸線方向他端側部分に挿入される。これにより、吸入チェック弁がシリンダボアと吸入通路とを繋ぐので、シリンダポートをなくすことができる。吐出チェック弁が軸線方向に見て吸入側チェックの径方向外側に配置され、且つ吐出チェック弁が径方向外側に延在する。それ故、回転斜板式液圧ポンプを更にコンパクトに形成することができる。
本発明によれば、回転斜板式液圧ポンプを吐出容量を変更可能、かつ、コンパクトに形成することができる。
本発明の実施形態の回転斜板式液圧ポンプを示す断面図である。 図1に示す切断線II-IIで回転斜板式液圧ポンプを切断して示す断面図である。 図1に示す切断線III-IIIでケーシングを切断して見た断面図である。 図1に示す領域Xを拡大して示す拡大断面図である。
以下、本発明に係る実施形態の回転斜板式液圧ポンプ1について前述する図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明する回転斜板式液圧ポンプ1は、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
<回転斜板式液圧ポンプ>
図1及び図2に示す回転斜板式液圧ポンプ(以下、「ポンプ」という)1は、ショベルやクレーン等の建設機械、フォークリフト等の産業機械、トラクター等の農業機械、及びプレス機等の油圧機械等、様々な機械に備わっている。本実施形態において、ポンプ1は、回転斜板式であって可変容量形の液圧ポンプである。ポンプ1は、ケーシング11と、シリンダブロック12と、回転斜板13と、複数のピストン21と、可変容量機構15と、を備えている。また、ポンプ1は、複数の吸入チェック弁16と、複数の吐出チェック弁17と、複数のシュー22と、押え板23と、球面ブッシュ24と、複数の付勢部材25とを備えている。なお、複数のピストン21は、複数のシュー22と、押え板23と、球面ブッシュ24と、複数の付勢部材25と共にピストン機構14を構成している。ポンプ1は、駆動源(例えばエンジン、電動機、又はその両方)によって駆動される。これにより、ポンプ1は、作動液を吐出する。
<ケーシング>
ケーシング11は、シリンダブロック12と、回転斜板13と、ピストン機構14と、可変容量機構15とを収容している。ケーシング11は、吸入通路19及び吐出通路20を含んでいる。ケーシング11は、筒状の部材であって、所定の軸線L1に沿って延在している。ケーシング11は、軸線L1が延びる軸線方向一方側にある一端及び他方側にある他端にて夫々開口している。
吸入通路19は、ケーシング11において他端側部分に形成されている。より詳細に説明すると、吸入通路19は、シリンダブロック12の軸線方向他方側に配置されている。吸入通路19は、後で詳述するシリンダブロック12の複数のシリンダボア12aに接続されている。また、吸入通路19は、吸入ポート19aを介してタンク30に接続されている。吸入通路19は、吸入ポート19aを介してタンク30から作動液を吸入する。吸入通路19には、タンク30から吸入した作動液が流れる。
吐出通路20は、複数の分岐部20aと、環状部20bとを有している。吐出通路20は、ケーシング11において中間部分に形成されている。吐出通路20は、後で詳述するシリンダブロック12のシリンダボア12aの各々に繋がっている。分岐部20aの各々は、対応するシリンダボア12aに繋がっている。より詳細に説明すると、分岐部20aの各々は、対応するシリンダボア12aの側面に繋がっている。分岐部20aの各々は、シリンダボア12aから径方向外側に立ち上がった後、屈曲して軸線方向一方に延在している。環状部20bは、シリンダブロック12、より詳しくはシリンダブロック12のシリンダボア12aを外側から囲むように配置されている。環状部20bは、分岐部20aに繋がっている。それ故、環状部20bには、シリンダボア12aから分岐部20aを介して作動液が導かれる。環状部20bは、吐出ポート20cを介して、例えば液圧アクチュエータに接続されている。環状部20bに導かれる作動液は、吐出ポート20cを介して液圧アクチュエータに吐出される。
<シリンダブロック>
シリンダブロック12は、図3に示すように複数のシリンダボア12aと、複数のスプール孔12bとを含んでいる。また、シリンダブロック12は、複数の収容孔12cと、複数の連通路12dと、軸挿通孔12eと、複数の連通孔12fとを更に含んでいる。シリンダブロック12は、ケーシング11内に相対回転不能に配置されている。より詳細に説明すると、シリンダブロック12は、ケーシング11に固定されている。本実施形態において、シリンダブロック12は、ケーシング11の軸線方向中間部分に一体的に形成されている。但し、シリンダブロック12は、ケーシング11と別体であってもよい。なお、別体の場合、シリンダブロック12は、例えば、圧入、スプライン結合、キー結合、締結、又は接合によってケーシング11に固定されている。シリンダブロック12の一端面12gには、軸線L1の周りに突出部12iが形成されている(図1及び図2も参照)。シリンダブロック12の他端面12hは、吸入通路19に臨んでいる。他端面12hは、シリンダブロック12の軸線方向他方側にある端面である。
<シリンダボア>
シリンダボア12aの各々は、シリンダブロック12の一端面12gにて開口している。一端面12gは、シリンダブロック12の軸線方向一方側の端面である。本実施形態において、シリンダブロック12の一端面12gには、9つのシリンダボア12aが開口している。但し、シリンダボア12aの数は、9つに限定されない。
シリンダボア12aの各々は、軸線L1の周りに周方向に間隔(本実施形態において等間隔)をあけて配置されている。シリンダボア12aは、一端面12gから他端面12hに向かって軸線方向他方に延在している。なお、他端面12hは、シリンダブロック12の軸線方向他方側の端面である。シリンダボア12aは、軸線方向他方側において吸入通路19に繋がっている。より詳細に説明すると、シリンダボア12aは、図1及び図2に示すようにシリンダブロック12の他端面12hにて開口する吸入側口12jを有している。シリンダボア12aは、吸入側口12jを介して吸入通路19に繋がっている。
<スプール孔>
スプール孔12bの各々は、シリンダブロック12に形成されている。より詳細に説明すると、シリンダブロック12には、シリンダボア12aと同数(本実施形態において9つ)のスプール孔12bが形成されている。スプール孔12bの各々は、タンク30に繋がっている。より詳細に説明すると、スプール孔12bは、吸入通路19を介してタンク30に繋がっている。スプール孔12bもまた軸線L1の周りに周方向に間隔(本実施形態において等間隔)をあけて配置されている。より詳細に説明すると、スプール孔12bは、シリンダブロック12において他端面12hから一端面12gまで延在している。スプール孔12bは、図3に示すように一端面12gでも開口している。スプール孔12bは、突出部12iの周りに等間隔をあけて配置されている。スプール孔12bは、シリンダボア12aの内側(本実施形態において、径方向内側)に配置されている。ここでは、スプール孔12bの各々は、シリンダボア12aの各々と対応付けられている。スプール孔12bは、対応するシリンダボア12aに対して径方向内方に配置されている。即ち、対応するスプール孔12bとシリンダボア12aとは、互いに径方向に直列するように配置されている。スプール孔12bは、シリンダボア12aの容量の一部を逃すためのものである。例えば、スプール孔12bの径は、シリンダボア12aの径よりも小さい。
<収容孔>
収容孔12cの各々は、後で詳述する付勢部材25の各々が収容されている。収容孔12cの各々は、シリンダブロック12の一端面12gにて開口している。本実施形態において、9つの収容孔12cがシリンダブロック12の一端面12gにて開口している。但し、収容孔12cの数は、9つに限定されない。収容孔12cもまた軸線L1の周りに周方向に間隔(本実施形態において等間隔)をあけて配置されている。より詳細に説明すると、収容孔12cは、スプール孔12bの周りに等間隔をあけて配置されている。収容孔12cは、径方向においてスプール孔12bとシリンダボア12aとの間に配置されている。より詳細に説明すると、収容孔12cの各々の中心軸線は、スプール孔12bとシリンダボア12aとの間に位置している。更に詳細に説明すると、収容孔12cの各々は、シリンダボア12a及びスプール孔12bに対して千鳥状に配置されている。これにより、シリンダブロック12の外径寸法及びケーシング11の外径寸法が大きくなることが抑制されている。
<連通路>
図1及び図2に示すように連通路12dの各々は、互いに対応するシリンダボア12aとスプール孔12bとを繋いでいる。即ち、シリンダブロック12には、シリンダボア12a及びスプール孔12bと同数(本実施形態において9つ)の連通路12dが形成されている。連通路12dは、径方向に延びている。連通路12dは、シリンダブロック12において他端面12h側に位置している。
<軸挿通孔>
軸挿通孔12eは、シリンダブロック12において軸線L1に沿って形成されている。軸挿通孔12eは、突出部12iの先端面から他端面12hまでシリンダブロック12を軸線方向に貫通している。
<連通孔>
連通孔12fの各々は、シリンダブロック12を一端面12gから他端面12hまで貫通している。本実施形態において、連通孔12fは、図3に示すようにシリンダブロック12に3つ形成されている。但し、連通孔12fの数は、3つに限定されない。連通孔12fの各々は、シリンダボア12aの径方向外側に配置されている。連通孔12fは、周方向に間隔(本実施形態において等間隔)をあけて配置されている。連通孔12fは、吸入通路19に繋がっており、吸入通路19の作動液を後述する回転斜板13の回転斜板側傾斜面13aに導く。これにより、回転斜板側傾斜面13aが冷却される。
<回転斜板>
図1及び図2に示すように回転斜板13は、回転斜板側傾斜面13aを含んでいる。回転斜板13は、軸線L1まわりに回転可能にケーシング11内に収容されている。より詳細に説明すると、回転斜板13は、ケーシング11内において軸線方向一方側に収容されている。回転斜板13は、軸線L1に沿って延在している。回転斜板13は、軸線L1を中心に回転可能にケーシング11に支持されている。回転斜板13は、シリンダブロック12の一端面12gに面するように配置されている。回転斜板13の一端側部分は、ケーシング11の一端から突出している。回転斜板13の一端側部分は、軸線方向一方側の部分において前述する駆動源に連結されている。そして、回転斜板13は、駆動源によって回転駆動される。回転斜板13は、回転することによって後で詳述するピストン21を往復運動させる。本実施形態において、回転斜板13は、回転斜板側傾斜面13aを有する円板部分と、回動可能に支持される軸部分とが一体的に形成されているが、別体で形成されてもよい。
回転斜板側傾斜面13aは、回転斜板13の他端側に形成されている。回転斜板側傾斜面13aは、シリンダブロック12の一端面12gに面している。回転斜板側傾斜面13aは、第1直交軸L2を中心にシリンダブロック12の一端面12gの方に傾倒している。第1直交軸L2は、軸線L1に直交する軸である。本実施形態において、回転斜板側傾斜面13aは、回転斜板側傾斜面13aの傾倒角度は固定されている。なお、説明の便宜上、図2に示す回転斜板側傾斜面13aの傾きは、図1の回転斜板側傾斜面13aの傾きと異なって示されている。
<ピストン機構>
ピストン機構14は、図2に示すように複数のピストン21と、複数のシュー22と、押え板23と、球面ブッシュ24と、複数の付勢部材25とを含んでいる。ピストン21の各々は、シリンダブロック12のシリンダボア12aの各々の軸線方向一方側に挿入されている。即ち、シリンダブロック12には、シリンダボア12aと同数のピストン(本実施形態において9つのピストン)21が挿入されている。ピストン21の各々は、回転斜板13が回転することによってシリンダボア12aを往復運動する。
シュー22の各々は、ピストン21の各々に回動可能に連結されている。より詳細に説明すると、シュー22は、ピストン21の先端部分に回動可能に連結されている。本実施形態において、ピストン機構14には、ピストン21と同数、即ち9つのシュー22が備わっている。シュー22の各々は、回転斜板13に当接する。シュー22は、ピストン21と同じく軸線L1の周りに等間隔をあけて配置され、回転斜板13の回転斜板側傾斜面13aに当接している。そして、シュー22に対して回転斜板側傾斜面13aが摺動する。
押え板23は、シュー22に取り付けられている。より詳細に説明すると、押え板23は、円環の板状部材である。押え板23は、シュー挿通孔23aを有している。本実施形態において、押え板23は、シュー22と同数(即ち、9つ)のシュー挿通孔23a有している。シュー挿通孔23aの各々には、シュー22の各々が挿通されている。
球面ブッシュ24は、押え板23を転動可能に支持している。より詳細に説明すると、球面ブッシュ24は、突出部12iに外装されている。球面ブッシュ24の先端部分、即ち軸線方向一端側部分である部分球状部分24aが部分球面状に形成されている。球面ブッシュ24の部分球状部分24aには、押え板23が転動可能に外装されている。これにより、押え板23が回転斜板側傾斜面13aの動きに合わせて球面ブッシュ24の部分球状部分24a上を転動する。
付勢部材25の各々は、収容孔12cに収容されている。付勢部材25の各々は、押え板23を回転斜板13の方に付勢する。これにより、付勢部材25は、押え板23を介してシュー22の各々を回転斜板13に押し付けている。より詳細に説明すると、付勢部材25は、球面ブッシュ24を介して押え板23を回転斜板13の方に付勢する。これにより、シュー22が回転斜板13に押し付けられている。本実施形態において、ピストン機構14は、収容孔12cと同数、即ち9つの付勢部材25を含んでいる。但し、ピストン機構14が含む付勢部材25の数は、9つに限定されない。ここでは、付勢部材25の各々は、圧縮コイルばねである。付勢部材25は、収容孔12cに圧縮された状態で収容孔12cに挿通されている。
<可変容量機構>
可変容量機構15は、図1に示すように、複数のスプール26と、複数のばね27と、斜板回転軸28とを含んでいる。本実施形態において、可変容量機構15は、スプール孔12bと同数、即ち9つのスプール26及びばね27を含んでいる。可変容量機構15は、9つのピストン21の各々の有効ストローク長Sを調整する。本実施形態では、可変容量機構15は、シリンダボア12aを開閉して、ピストン21の有効ストローク長Sを変える。有効ストローク長Sを変えることにより、ポンプ1の吐出容量が変わる。
より詳細に説明すると、可変容量機構15は、ピストン21が下死点から上死点に向かってストロークする際に(即ち、ポンプ1の吐出工程において)シリンダボア12aをタンク30との間の開閉を調整する。本実施形態において、可変容量機構15は、連通路11dの開閉を調整する。これにより、可変容量機構15は、ピストン21の各々の有効ストローク長Sを調整する。但し、可変容量機構15は、9つのピストン21の全ての有効ストローク長Sを調整するものに限定されない。なお、上死点はピストン21が最も一方側に位置する点であり、下死点はピストン21が最も一方側に位置する点である。
<スプール>
スプール26の各々は、シリンダボア12aの各々に対応させて配置されている。より詳細に説明すると、スプール26は、シリンダブロック12のスプール孔12bの各々に往復運動可能に挿入されている。スプール26は、対応するシリンダボア12aを開閉する。より詳細に説明すると、スプール26は、往復運動することによって対応するシリンダボア12aとタンク30との間を開閉する。本実施形態において、スプール26は、開閉することによって対応するシリンダボア12aと吸入通路19とを繋ぐ。これにより、シリンダボア12aが吸入通路19を介してタンク30に繋がる。スプール26は、吐出工程においてシリンダボア12aとタンク30との間の開閉を調整することによってピストン21の各々の有効ストローク長Sを調整する。
<ばね>
ばね27の各々は、スプール孔12bの各々に圧縮された状態で挿入されている。より詳細に説明すると、ばね27は、スプール孔12bにおいてスプール26より軸線方向一方側に配置されている。ばね27は、スプール26を、後述する斜板回転軸28へ付勢している。
<斜板回転軸>
斜板回転軸28は、回転斜板13に連動するように回転する。また、斜板回転軸28は、回転することによってスプール26の各々を往復運動させる。これにより、斜板回転軸28は、スプール26にシリンダボア12aとタンク30との間を開閉させる。ここでは、斜板回転軸28は、スプール26に連通路12dを開閉させる。また、斜板回転軸28は、スプール26の各々の開閉位置を変えることができる。スプール26の開閉位置は、スプール26が連通路12dを開き始める位置及び閉じる位置である。
より詳細に説明すると、斜板回転軸28は、斜板回転軸側傾斜面28aを有している。斜板回転軸28は、シリンダブロック12の軸挿通孔12eに挿通され且つ軸線L1に沿って延在している。斜板回転軸28の軸線方向一端側部分は、軸挿通孔12eから回転斜板13に向かって突き出ている。斜板回転軸28の軸線方向一端部分は、回転斜板13に相対回転不能に連結されている。それ故、斜板回転軸28は、回転斜板13に連動するように軸線L1まわりに回転する。斜板回転軸28の軸線方向他端部分もまた軸挿通孔12eから吸入通路19へ突き出ている。
斜板回転軸側傾斜面28aは、斜板回転軸28において軸線方向中間部分に位置している。斜板回転軸側傾斜面28aは、シリンダブロック12の他端面12hに面している。より詳細に説明すると、斜板回転軸側傾斜面28aは、スプール孔12bの軸線方向他方側の開口に面している。斜板回転軸側傾斜面28aは、第1直交軸L2に平行する第2直交軸L3を中心に傾倒している。第2直交軸L3もまた軸線L1に直交する軸である。本実施形態において、斜板回転軸側傾斜面28aは、回転斜板側傾斜面13aと同じ方向に傾倒し、且つ傾倒角度が固定されている。斜板回転軸側傾斜面28aには、ばね27によって付勢されるスプール26の軸線方向他端が当接している。斜板回転軸側傾斜面28aがスプール26に対して摺動回転する。それ故、斜板回転軸28が回転すると、斜板回転軸側傾斜面28aの傾倒角に応じたストロークでスプール26がスプール孔12bにおいて往復運動する。
斜板回転軸側傾斜面28aは、軸線方向に進退することができる。斜板回転軸側傾斜面28aは、進退することによってシリンダボア12aとタンク30との間の開閉を調整する。より詳細に説明すると、斜板回転軸側傾斜面28aは、進退することによってスプール26による開閉位置を調整する。斜板回転軸28には、軸線方向他端部に直動アクチュエータ18が接続されている。なお、直動アクチュエータ18は、電気式及び油圧式の何れの直動アクチュエータであってもよい。斜板回転軸側傾斜面28aは、直動アクチュエータ18によってシリンダブロック12の他端面12hに近接及び離反するように進退することができる。これにより、シリンダボア12aにおけるスプール26の死点位置(より詳しくは、死点の軸線方向位置)を変えることができる。例えば、斜板回転軸側傾斜面28aが軸線方向一方に前進することによって、シリンダボア12aにおけるスプール26の死点位置が軸線方向一方側にずれる。他方、斜板回転軸側傾斜面28aが軸線方向他方に後退することによって、シリンダボア12aにおけるスプール26の死点位置が軸線方向他方側にずれる。それ故、シリンダボア12aにおけるスプール26による開閉位置を軸線方向にずらすことができる。
ピストン21の有効ストローク長Sは、シリンダボア12aから作動液を吐出可能なストロークの範囲である。それ故、スプール26による開閉位置を軸線方向にずらすことによって、ピストン21の有効ストローク長Sを変えることができる。従って、斜板回転軸側傾斜面28aを軸線方向に進退させることによってシリンダボア12aにおける吐出容量を変えることができる。
<吸入チェック弁>
吸入チェック弁16の各々は、吸入通路19からシリンダボア12aへの一方向の作動液の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する。吸入チェック弁16は、シリンダボア12aに設けられている。本実施形態において、吸入チェック弁16は、シリンダボア12aと同数、つまり9本ある。吸入チェック弁16は、シリンダボア12aの軸線方向他方側に挿入されている。本実施形態において、吸入チェック弁16は、図4に示すように一端側部分を吸入側口12jに挿入されている。吸入チェック弁16の他端側部分は、シリンダボア12aから吸入通路19に突き出ている。吸入チェック弁16は、ピストン21に軸線方向他方側に対向するように配置されている。吸入チェック弁16は、軸線方向から見てシリンダボア12aより小径に形成されている。吸入チェック弁16は、互いに軸線が一致するようにシリンダボア12aに配置されている。
更に詳細に説明すると、吸入チェック弁16の各々は、スリーブ16aと、弁体16bと、ばね16cとを有している。スリーブ16aは、円筒状に形成されている。スリーブ16aの一端側部分がシリンダボア12aに挿入されており、スリーブ16aの一端部が弁座16dを成している。スリーブ16aには、内通路16eが形成されている。内通路16eは、吸入通路19とシリンダボア12aとを繋いでいる。
弁体16bは、傘部16fと弁軸部16gとを有する。弁体16bは、ポペット型の弁体である。弁体16bは、弁座16dに着座し、また弁座16dに対してピストン21側に離反する。これにより、弁体16bは、吸入通路19とシリンダボア12aとの間を開閉する。弁体16bは、吸入側口12jから軸線方向他方に突き出ている。
傘部16fは、弁体16bにおいてシリンダボア12a側に形成されている。傘部16fは、弁座16dに着座する。そして、傘部16fは、弁座16dに対してピストン21側に離反する。弁軸部16gは、スリーブ16aに挿通されており、傘部16fから軸線方向他方に延在している
ばね16cは、弁体16bが弁座16dに着座するように弁体16bを付勢する。より詳細に説明すると、ばね16cは、吸入通路19から吸入チェック弁16(より詳しくはスリーブ16a)に導入される作動液の圧力に抗するように弁体16bを付勢している。それ故、吸入チェック弁16は、ピストン21が上死点から下死点に移動する吸入工程においてシリンダボア12aと吸入通路19との間を開き、吐出工程においてシリンダボア12aと吸入通路19との間を閉じる。ばね16cは、弁座16dの上流側に配置されている。より詳細に説明すると、ばね16cは、弁体16bの軸線方向他方側部分(吸入側口12jから突き出た部分)に配置されている。
<吐出チェック弁>
図1に示す吐出チェック弁17の各々は、シリンダボア12aから吐出ポート20cへの一方向の作動液の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する。吐出チェック弁17の各々は、シリンダボア12aの各々に対して設けられている。即ち、吐出チェック弁17は、本実施形態においてシリンダボア12aと同数、つまり9本ある。吐出チェック弁17は、軸線方向に見て吸入チェック弁16の径方向外側に配置されている。より詳細に説明すると、吐出チェック弁17の弁体17aの最も径方向外側の部分が、吸入チェック弁16の弁体16bの最も径方向外側の部分よりも外側にある。ここでは、吸入チェック弁16の軸心よりも、外側に吐出チェック弁17の弁座20dがある。吐出チェック弁17は、径方向外側に延在している。吐出チェック弁17は、吐出通路20の分岐部20aに設けられている。本実施形態において、吐出チェック弁17は、ケーシング11の外周面から分岐部20aの径方向に延在する部分に挿入されている。これにより、吐出チェック弁17を環状部20bから離れた位置で吐出通路20を開閉することができる。それ故、吐出チェック弁17の開閉動作に関して、他のシリンダボア12aから環状部20bに導入される作動液の影響を受けることが抑制される。
より詳細に説明すると、吐出チェック弁17は、図4に示すように弁体17aを有している。弁体17aは、分岐部20aにある弁座20dに着座している。弁体17aは、ばね17cによってシリンダボア12aに向かって付勢されている。ここでは、ばね17cは、弁座20dの下流側に配置されている。弁体17aは、内通路17bを有している。弁体17aは、内通路17bによって弁体17aの下流圧を背圧室17dに導く。これにより、弁体17aには、弁体17aの前後圧が作用する。それ故、弁体17aは、吐出工程において弁座20dから離反する。そうすると、吐出通路20(より詳しくは、分岐部20a)が開かれる。これにより、シリンダボア12aから吐出ポート20cへ一方向の作動液の流れが許容される。つまり、吐出工程においてシリンダボア12aから吐出ポート20cに作動液が流される。他方、吐出チェック弁17は、逆方向の流れを阻止する。それ故、吸入工程において、シリンダボア12aから吐出ポート20cへの作動液の流れが止められる。
<ポンプの動作>
ここから、ポンプ1の動作が説明される。回転斜板13が駆動源により回転駆動されると、それに応じて各ピストン21がシリンダボア12aにおいて往復運動する。これにより、各ピストン21は、吸入工程において吸入通路19から吸入チェック弁16を介してシリンダボア12aに作動液を吸入する。他方、各ピストン21は、吐出工程においてシリンダボア12aから吐出チェック弁17及び吐出通路20を介して作動液を吐出する。より詳細に説明すると、吐出工程においてシリンダボア12aの作動液がピストン21によって加圧されると、やがて吐出チェック弁17によって吐出通路20が開かれる。これにより、作動液がシリンダボア12aから分岐部20aを介して環状部20bに導かれる。その後、作動液は、吐出ポート20cから吐出される。
また、ポンプ1では、回転斜板13の回転に連動して斜板回転軸28が回転することによって、スプール26の各々がスプール孔12bにおいて対応するピストン21に同期するように往復運動する。そうすると、各ピストン21の吸入工程の途中で連通路12dが開かれ、また各ピストン21が吐出工程の途中において連通路12dを閉じられる。これにより、吐出工程において連通路12dが閉じられるまでの間(即ち、ピストン21が開ストローク長S2移動するまでの間)、シリンダボア12aと連通路12dとの間が連通する。連通路12dが閉じられるまでの間、シリンダボア12aから吐出ポート20cへの作動液の吐出が制限される。それ故、ピストン21の各々の有効ストローク長Sは、開ストローク長S2の分だけ実ストローク長S1より短くなり、ポンプ1は有効ストローク長Sに応じた吐出容量の作動液を吐出する。ポンプ1では、直動アクチュエータ18によって斜板回転軸側傾斜面28aが軸線方向に動かすことによって、スプール26の開閉位置が変えられる。これにより、各ピストン21の有効ストローク長Sが変えられるので、ポンプ1において吐出容量が増減する。
本実施形態のポンプ1では、可変容量機構15がピストン21の有効ストローク長Sを変えるスプール26を含む。それ故、ポンプ1の吐出容量を変更することができる。シリンダブロック12は、スプール26の各々が往復運動可能に挿入されるスプール孔12bを含む。それ故、シリンダブロック12の外側にあるケーシング11にスプール孔12bを配置する場合に比べてスプール孔12bをコンパクトに配置することができるので、ポンプ1をコンパクトに形成することができる。これにより、吐出容量を変更可能なポンプ1をコンパクトに形成することができる。
また、本実施形態のポンプ1では、スプール孔12bがシリンダボア12aの内側に配置されている。それ故、ポンプ1を更にコンパクトに形成することができる。
更に、本実施形態のポンプ1では、収容孔12cが径方向においてスプール孔12bとシリンダボア12aとの間に配置される。それ故、シリンダブロック12に収容孔12cを形成すべく別途スペースを確保する必要がないので、ポンプ1を更にコンパクトに形成することができる。
更に、本実施形態のポンプ1では、吸入チェック弁16がシリンダボア12aの軸線方向他端側部分に挿入される。これにより、吸入チェック弁16がシリンダボア12aと吸入通路19とを繋ぐので、シリンダボア12aと吸入通路19とを繋ぐシリンダポートをなくすことができる。それ故、ポンプ1を更にコンパクトに形成することができる。
更に、本実施形態のポンプ1では、吸入チェック弁16がピストン21に軸線方向他方側に対向するように配置される。それ故、ポンプ1のスペースを有効活用することができる。
更に、本実施形態のポンプ1では、吐出チェック弁17が軸線方向に見て吸入チェック弁16の径方向外側に配置されている。そうすると、吐出チェック弁17と吸入チェック弁16とを軸線方向に近づけて配置することができる。それ故、ポンプ1を軸線方向においてコンパクトに形成することができる。
更に、本実施形態のポンプ1では、吐出チェック弁17が径方向外側に延在する。それ故、ポンプ1を軸線方向においてコンパクトに形成することができる。
更に、本実施形態のポンプ1では、吸入チェック弁16の弁体16bが吸入通路19から軸線方向他方に突き出ており、ばね16cが弁体16bの軸線方向他方側の部分に配置される。それ故、吸入チェック弁16の構成をシリンダボア12a外に配置することができる。これにより、シリンダボア12aが長くなることを抑制できるので、ポンプ1を軸線方向においてコンパクトに形成することができる。
更に、本実施形態のポンプ1では、吸入チェック弁16がシリンダボア12aの軸線方向他端側部分に挿入される。これにより、吸入チェック弁16がシリンダボア12aと吸入通路19とを繋ぐので、シリンダポートをなくすことができる。また、吐出チェック弁17が軸線方向に見て吸入側チェックの径方向外側に配置され、且つ吐出チェック弁17が径方向外側に延在する。それ故、ポンプ1を更にコンパクトに形成することができる。
<その他の実施形態>
本実施形態のポンプ1では、複数のシリンダボア12aの外側に複数のスプール孔12bが配置されてもよい。スプール孔12bの各々は、対応するシリンダボア12aに対して径方向内方から周方向にずれた位置に配置されてもよい。本実施形態のポンプ1では、必ずしも複数のシュー22と、押え板23と、球面ブッシュ24と、複数の付勢部材25とが必ずしも備わっている必要はなく、ピストン21が回転斜板13に直接当接してもよい。吸入チェック弁16は、シリンダボア12aの吸入側口12jに必ずしも挿入されている必要はなく、別途形成されるシリンダポート等に取り付けられてもよい。また、吐出通路20の形状も前述する形状に限定されない。例えば、分岐部20aが環状部20bから径方向内方に延在してシリンダボア12aに繋がってもよい。この場合、吐出チェック弁17の各々は、環状部20bを貫通するように分岐部20aに配置される。
1 回転斜板式液圧ポンプ
11 ケーシング
12 シリンダブロック
12a シリンダボア
12b スプール孔
12c 収容孔
13 回転斜板
14 ピストン機構
15 可変容量機構
16 吸入チェック弁
16b 弁体
16c ばね
16d 弁座
17 吐出チェック弁
17c ばね
19 吸入通路
21 ピストン
22 シュー
23 押え板
25 付勢部材
26 スプール
27 ばね
30 タンク

Claims (9)

  1. ケーシングと、
    シリンダボアを含み、前記ケーシング内に相対回転不能に配置されるシリンダブロックと、
    前記シリンダボアに挿入されるピストンと、
    前記ケーシング内に軸線周りに回転可能に収容され、前記ピストンを往復運動させる回転斜板と、
    前記ピストンの有効ストローク長を変える可変容量機構と、を備え、
    前記可変容量機構は、対応する前記シリンダボアの開閉を調整することによって前記ピストンの有効ストローク長を変えるスプールを含み、
    前記シリンダブロックは、前記スプールが挿入されるスプール孔を含む、回転斜板式液圧ポンプ。
  2. 前記スプール孔は、前記シリンダボアの内側に配置される、請求項1に記載の回転斜板式液圧ポンプ。
  3. 前記ピストンに回動可能に連結され、且つ前記回転斜板に摺動可能に当接するシューと、
    前記シューに取り付けられる押え板と、
    前記押え板を前記回転斜板の方に付勢することによって前記シューを前記回転斜板に押し付ける付勢部材と、を更に含み、
    前記シリンダブロックは、前記付勢部材の各々が収容される収容孔を含み、
    前記収容孔は、径方向において前記シリンダボアと前記スプール孔の間に配置される、請求項1又は2に記載の回転斜板式液圧ポンプ。
  4. 前記シリンダボアへの一方向の作動液の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する吸入チェック弁を更に備え、
    前記ケーシングは、作動液が流れる吸入通路を含み、
    前記ピストンは、前記シリンダボアの軸線方向一方側に挿入され、
    前記シリンダボアは、軸線方向他方側において前記吸入通路に繋がり、
    前記吸入チェック弁は、前記シリンダボアの軸線方向他方側部分に挿入される、請求項1乃至3の何れか1つに記載の回転斜板式液圧ポンプ。
  5. 前記シリンダボアは、軸線方向に延在し、
    前記吸入チェック弁は、前記ピストンに軸線方向他方側に対向するように配置される、請求項4に記載の回転斜板式液圧ポンプ。
  6. 前記シリンダボアから吐出される一方向の作動液の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する吐出チェック弁を更に備え、
    前記吐出チェック弁は、軸線方向に見て前記吸入チェック弁の径方向外側に配置される、請求項4又は5に記載の回転斜板式液圧ポンプ。
  7. 前記吐出チェック弁は、径方向に延在する、請求項6に記載の回転斜板式液圧ポンプ。
  8. 前記吸入チェック弁は、前記シリンダボアにある弁座に着座する弁体と、該弁体が前記弁座に着座するように前記弁体を付勢するばねとを有し、
    前記弁体は、前記シリンダボアから前記吸入通路に突き出ており、
    前記ばねは、前記弁体の軸線方向他方側部分に配置される、請求項4乃至7の何れか1つに記載の回転斜板式液圧ポンプ。
  9. ケーシングと、
    シリンダボアを含み、前記ケーシング内に相対回転不能に配置されるシリンダブロックと、
    前記シリンダボアに挿入されるピストンと、
    前記ケーシング内に軸線周りに回転可能に収容され、前記ピストンを往復運動させる回転斜板と、
    前記ピストンの有効ストローク長を変える可変容量機構と、
    前記シリンダボアへの一方向の作動液の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する吸入チェック弁と、
    前記シリンダボアから吐出される一方向の作動液の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する吐出チェック弁と、を備え、
    前記ピストンは、前記シリンダボアの軸線方向一方側に挿入され、
    前記シリンダボアは、軸線方向他方側において吸入通路に繋がり、
    前記吸入チェック弁は、前記シリンダボアの軸線方向他方側部分に挿入され、
    前記吐出チェック弁は、軸線方向に見て前記吸入チェック弁の径方向外側に配置される、回転斜板式液圧ポンプ。
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