JP2023150995A - 電動式建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス時の安全性を向上させる。【解決手段】水平方向に延びるベースプレートと、ベースプレート上の後部領域に設けられたバッテリユニットと、後部領域におけるバッテリユニットの前方に設けられ、ベースプレートの幅方向に空気を送風可能なクーリングファン、及び、クーリングファンの幅方向に設けられたオイルクーラを有するクーリングユニットと、後部領域におけるクーリングユニットの幅方向に順次配列された複数の機器を有する空冷コンポーネントと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電動式建設機械に関する。
特許文献1には、電動式建設機械の一例として電動式油圧ショベルが開示されている。電動式油圧ショベルの上部旋回体の内部には、油圧ポンプ、電動モータ、クーリングファン及びオイルクーラが配列されている。上部旋回体内の電気機器は、外部からの給電ケーブルからの給電、または上部旋回体内に設けられたバッテリユニットからの給電によって駆動される。
特開2013-234475号公報
ところで、上記特許文献1では、上部旋回体内で電動モータ等の電気機器を駆動するバッテリユニットをどのように配置するかは明示されていない。したがって、バッテリユニットと他の機器(電動モータ、油圧ポンプ等)の位置関係についても特定されていない。
このような電動式油圧ショベルでは機械の安定性を確保するため、比重の高いバッテリユニットを後方に配置して、機械質量を減量することで電力消費を抑えることが望まれている。さらに、電動モータや油圧ポンプ等の電気機器、バッテリユニットへのメンテナンス時のアクセス性を担保しながら、各機器の耐久性を向上させることが望まれている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、各機器のメンテナンス性を担保しながら機器の耐久性を向上させることができる電動式建設機械を提供することを目的とする。
本発明の一の態様に係る電動式建設機械は、水平方向に延びるベースプレートと、前記ベースプレート上の後部領域に設けられたバッテリユニットと、前記後部領域における前記バッテリユニットの前方に設けられ、前記ベースプレートの幅方向に空気を送風可能なクーリングファン、及び、前記クーリングファンの前記幅方向に一体に設けられたオイルクーラを有するクーリングユニットと、前記後部領域における前記クーリングユニットの前記幅方向に順次配列された複数の機器を有する空冷コンポーネントと、を備える。
上記態様の電動式建設機械によれば、各機器のメンテナンス性を担保しながら機器の耐久性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る電動式油圧ショベルの側面図である。 本発明の実施形態に係る電動式油圧ショベルの上部旋回体の内部構造を示す模式的な平面図である。 本発明の実施形態に係る電動式油圧ショベルの上部旋回体の左側面図であるである。 本発明の実施形態に係る電動式油圧ショベルの上部旋回体の右側面図である。 本発明の実施形態に係る電動式油圧ショベルの上部旋回体における後部領域の内部構造を示す左側面図である。 図5のVII-VII断面図である。
以下、本発明の実施形態について図1~図6を参照して詳細に説明する。
<電動式油圧ショベル(電動式建設機械)>
図1に示すように、電動式建設機械の一例としての電動式油圧ショベル200は、下部走行体210及び上部旋回体220を備えている。以下では、電動式油圧ショベル200が水平面に設置された状態における重力が作用する方向を上下方向と称する。
<下部走行体>
下部走行体210は、一対の履帯211を有している。これら履帯211が走行用油圧モータ(図示省略)によって駆動されることで下部走行体210が走行する。下部走行体210の走行方向を前後方向、走行方向前方側(通常の前進方向、下記ブレード212が設けられている側)を前方、当該前方の反対側である走行方向後方を後方と称する。また、前進方向を見て右方を「右」、左方を「左」と称する。履帯211は、左右に一対が設けられている。
下部走行体210の前部には、下部走行体210の車幅方向(以下、単に幅方向と称する。)に延びる排土板としてのブレード212が設けられている。ブレード212は、油圧シリンダによって駆動されることで高さ位置が調整可能とされている。
<上部旋回体>
図1に示ように、上部旋回体220は、下部走行体210上に設けられている。上部旋回体220は、スイングサークル215を介して下部走行体210に接続されている。スイングサークル215は、上下方向に延びる旋回軸線を中心とした円環状をなしている。上部旋回体220は、スイングサークル215によって、下部走行体210に対して旋回軸線回りに旋回可能とされている。
図1及び図2に示すように、上部旋回体220は、作業機221、旋回フレーム10、旋回モータ30、油圧バルブ31、オイルタンク32、運転空間40、バッテリユニット50、バッテリマネジメントシステムユニット51、クーリングユニット60、空冷コンポーネント70、プロテクタ80及び外装パネル90を備えている。
<作業機>
作業機221は、図1に示すように、ブーム222、アーム223及びバケット224を有する。作業機221は、ブーム222、アーム223及びバケット224がそれぞれ各油圧シリンダにより駆動されることで掘削等の各種作業を行う。以下では、作業機221が電動式油圧ショベル200の前方を向いている状態における上部旋回体220の幅方向を単に「幅方向」と称する。また、幅方向の中央に向かう方向を「幅方向内側」と称し、幅方向の中央から左側(幅方向一方側)又は右側(幅方向他方側)に向かう方向を「幅方向外側」と称する。
<旋回フレーム>
図2に示すように、旋回フレーム10は、ベースプレート20、横仕切りプレート21、前部縦仕切りプレート22、前部補強プレート23及びブラケット24を有している。
<ベースプレート>
ベースプレート20は、水平方向に延びる板状をなす部材である。即ち、ベースプレート20は、前後方向及び幅方向に延びている。ベースプレート20は、一枚の鋼板によって構成されていてもよいし、複数の鋼板を一体に組み合わせることで構成されていてもよい。ベースプレート20の下面はスイングサークル215上に固定されている。これによって、旋回フレーム10はスイングサークル215によって下方から支持されている。
<横仕切りプレート>
横仕切りプレート21は、ベースプレート20の上面から上方に向かって突出するとともに幅方向にわたって延びる板状の部材である。横仕切りプレート21は、幅方向を長手方向として延びている。横仕切りプレート21は、ベースプレート20の前端及び後端から離れたベースプレート20の前後方向の中央付近に設けられている。横仕切りプレート21は、ベースプレート20の幅方向両側の端部、即ち、左右両側の端部にわたって延びている。
ここで、ベースプレート20上の領域のうち、横仕切りプレート21よりも前方側の領域を前部領域Fと称する。ベースプレート20上の領域のうち、横仕切りプレート21よりも後方側の領域を後部領域Rと称する。即ち、ベースプレート20上の領域は、横仕切りプレート21によって前方側の前部領域Fと後方側の後部領域Rとに区画されている。
<前部縦仕切りプレート>
前部縦仕切りプレート22は、ベースプレート20の上面から突出するとともに前後方向に延びる板状の部材である。前部縦仕切りプレート22は、ベースプレート20の上面における横仕切りプレート21の前方側で、幅方向に互いに離間して一対が設けられている。前部縦仕切りプレート22は、後方側の端部が横仕切りプレート21の前方側を向く面に接続されている。一対の前部縦仕切りプレート22は、横仕切りプレート21との接続箇所である後方側の端部から前方側に向かうに従って、互いに近接するように設けられている。
<前部補強プレート>
前部補強プレート23は、一対の前部縦仕切りプレート22の前部で、これら一対の前部縦仕切りプレート22に一体に固定されている。
<ブラケット>
ブラケット24は、一対の前部縦仕切りプレート22及び前部補強プレート23の前端に固定されている。ブラケット24は、上下方向に貫通する円筒状をなす部材である。ブラケット24を介して作業機221がベースプレート20に支持されている。
<旋回モータ>
旋回モータ30は、油圧駆動式のモータである。旋回モータ30は、ベースプレート20における一対の前部縦仕切りプレート22の間の位置で、ベースプレート20を貫通するように設けられている。旋回モータ30の回転軸は上下方向延びている。旋回モータ30が油圧によって駆動されることで、当該旋回モータ30の駆動力は、図示しないスイングピニオンを介してスイングサークル215に伝達される。これによって、上部旋回体220が下部走行体210に対して旋回駆動する。
<油圧バルブ>
油圧バルブ31はベースプレート20の前部領域Fにおける前部縦仕切りプレート22の左側の部分に設けられている。作動油を各種油圧シリンダ及び旋回モータ30等の油圧機器に分配する。
<オイルタンク>
オイルタンク32は、ベースプレート20の前部領域Fにおける前部縦仕切りプレート22の右側の部分に設けられているオイルタンク32には、各油圧シリンダ及び油圧モータ等の油圧機器に供給される作動油が貯留されている。
<運転空間>
ベースプレート20の前部領域Fの上方には、図3に示す運転空間40が設けられている。運転空間40はオペレータが搭乗し、該オペレータによる電動式油圧ショベル200の操縦が行われる空間である。運転空間40は、上部旋回体220の上部における左寄りの部分に設けられている。
運転空間40は、フロアパネル41、運転席42、操作レバー45、操作ペダル46及びキャノピー47を有する。
フロアパネル41は、水平方向に延びており、運転空間40の床面を形成する。フロアパネル41は、ベースプレート20の前部領域Fの上方に配置されている。
運転席42は、オペレータが電動式油圧ショベル200を操縦する際に着座する部分であって、座部43及び背もたれ部44を有している。運転席42の後部は、ベースプレート20の後部領域Rの上方に位置している。
運転空間40は旋回フレーム10の前部とフロアパネル41の前部とを接続するように設けられた幅方向に延びる回転軸を中心にチルトアップが可能とされている。即ち、運転空間40は、旋回フレーム10に対して前方かつ上方の斜め方向に向かって傾斜するように回動する。これにより、上部旋回体220の内部に設けられた各機器は外部に露出した状態となる。即ち、本実施形態では、運転空間40をチルトアップさせることで、各機器に容易にアクセス可能な構造とされている。
操作レバー45は、オペレータが操作するレバーであって、運転席42の前方に設けられている。
操作ペダル46はフロアパネル41の前部に複数が設けられている。
キャノピー47は、運転空間40を上方から覆うように設けられている。
<バッテリユニット>
バッテリユニット50は、電動式油圧ショベル200の電源である。図2~図6に示すように、バッテリユニット50はベースプレート20の後部領域Rに設けられている。バッテリユニット50は、それぞれがバッテリとして機能する複数のバッテリモジュールを上下、前後及び左右に一体配列されることで構成されている。バッテリユニット50は全体として直方体形状をなしている。
バッテリユニット50の底面は水平方向に延びており、ベースプレート20上に載置されている。バッテリユニット50は図示しないボルトによってベースプレート20上に固定されている。
バッテリユニット50における後方を向く背面は、上下方向及び幅方向に延びており、平面視でベースプレート20の後端に沿って配置されている。
バッテリユニット50における幅方向を向く一対の側面は、前後方向及び上下方向に延びている。バッテリユニット50の幅方向の寸法、即ち、一対の側面の間隔は、ベースプレート20の幅方向の間隔よりも小さい。これにより、バッテリユニット50の一対の側面は、それぞれ対応するベースプレート20の側部から間隔をあけて配置されている。
バッテリユニット50における前方を向く前面は、上下方向及び幅方向に延びており、横仕切りプレート21から後方に離間して配置されている。これにより、バッテリユニット50の前面と横仕切りプレート21との間には、空間が形成されている。バッテリユニット50の前後方向の寸法、即ち、バッテリユニット50の前面と背面との間隔は、後部領域Rの前後寸法よりも小さい。
バッテリユニット50の上面は、水平方向に延びている。バッテリユニット50の上面の高さ位置は運転席42の座部43よりやや下方の位置とされている。
<バッテリマネジメントシステムユニット>
バッテリマネジメントシステムユニット51(図2にて図示省略)は、図3~図6に示すように、バッテリユニット50と一体に設けられている。バッテリマネジメントシステムユニット51は、バッテリユニット50の各バッテリモジュールの充電状態を検知し、最適な充放電制御や安全制御を行う。
バッテリマネジメントシステムユニット51は、バッテリの前面の上部における左側(幅方向一方側)の部分に設けられている。バッテリマネジメントシステムユニット51は直方体状をなしており、上面及び左側の側面がバッテリユニット50の上面及び左側の側面と面一となるように配置されている。バッテリマネジメントシステムユニット51の幅方向の寸法及び上下方向の寸法は、バッテリユニット50よりも小さい。バッテリマネジメントシステムユニット51の前面は、横仕切りプレート21よりもやや後方に位置している。即ち。バッテリマネジメントシステムユニット51は、ベースプレート20の後部領域R上に収まっている。バッテリマネジメントシステムユニット51の下方には、該バッテリユニット50、横仕切りプレート21及びバッテリユニット50によって区画されるようにして空間が形成されている。
<クーリングユニット>
クーリングユニット60は、図2~図6に示すように、ベースプレート20上の後部領域Rにおけるバッテリユニット50の前方かつ右側(幅方向他方側)の部分に設けられている。クーリングユニット60はバッテリユニット50と前後に重なってはおらず、バッテリユニット50の右側に外れた位置、即ち、ベースプレート20の右側の側部に沿った位置に設けられている。
クーリングユニット60は、クーリングファン61及びオイルクーラ62を有している。
<クーリングファン>
クーリングファン61は、幅方向に延びる軸線回りに回転駆動される。クーリングファン61が駆動されることで、右側から左側に向かって、幅方向に吹き出すように送風が行われる。
<オイルクーラ>
オイルクーラ62は、クーリングファン61の左側に一体に設けられている。オイルクーラ62は、油圧ポンプ71で吐出される作動油が流通する熱交換器である。オイルクーラ62には、幅方向に空気が流通する連通部が形成されている。連通部をクーリングファン61により送風される空気が流通することで作動油が冷却される。
<空冷コンポーネント>
空冷コンポーネント70は、空気による冷却が必要となる各種機器の集合体である。空冷コンポーネント70は、図2から7に示すように、ベースプレート20上のバッテリユニット50の前方側かつクーリングユニット60の幅方向一方側に設けられている。
より詳細には、空冷コンポーネント70は、幅方向から見てクーリングユニット60を重なる位置に設けられている。空冷コンポーネント70は、バッテリユニット50と前部縦仕切りプレート22との間の空間に幅方向に延びるように設けられている。空冷コンポーネント70は、バッテリマネジメントシステムユニット51の下方の空間を幅方向に貫通するように設けられている。空冷コンポーネント70は、バッテリユニット50よりも左側の位置からバッテリユニット50よりも右側にわたって、クーリングユニット60の手前まで延びている。即ち、空冷コンポーネント70は、バッテリユニット50の幅方向にわたってバッテリユニット50に対向するように設けられている。
空冷コンポーネント70は、右側から左側に向かって順に、油圧ポンプ71、電動モータ72及びコントローラユニット73が幅方向に延びるように直線状に配列されることで構成されている。
<油圧ポンプ>
油圧ポンプ71は、回転駆動されることで、オイルタンク32から供給される作動油を吐出する。油圧ポンプ71は、回転軸が幅方向に延びるように配置されている。油圧ポンプ71は、前後方向から見てバッテリユニット50とは重ならない位置、即ち、バッテリユニット50よりも左側の位置に設けられている。
<電動モータ>
電動モータ72は、供給される交流電力によって回転駆動され、これによって一体に設けられた油圧ポンプ71を回転させる。電動モータ72は、該電動モータ72の駆動軸が幅方向に延びるように設けられている。即ち、電動モータ72の駆動軸と油圧ポンプ71の回転軸と同軸に設けられている。電動モータ72は、図示しない支持部を介してベースプレート20上の後部領域Rに固定されている。電動モータ72は、前後方向から見てバッテリユニット50の左側の部分と重なる位置に設けられている。
ここで図2に示すように、ベースプレート20における電動モータ72の上下方向に重なる部分には、ベースプレート20を上下に貫通する空気吸込口20aが形成されている。
<コントローラユニット>
コントローラユニット73は、バッテリユニット50から供給される直流電力を交流電力に変換して電動モータ72に出力するインバータを有している。コントローラユニット73は、さらにコンタクタ及びその他の電気機器を有している。コントローラユニット73では、これら電気機器が幅方向に延びる冷却面を有するヒートシンクに固定されることで構成されている。例えば対向する冷却面を有する一対のヒートシンクにおける冷却面と反対側の搭載面に、各電気機器が搭載されていてもよい。コントローラユニット73は、前後方向から見てバッテリユニット50の右側の部分に一部が重なるように設けられている。コントローラユニット73の右側の端部は、バッテリユニット50よりも右側に位置しており、クーリングユニット60に幅方向から対向している。
<プロテクタ>
プロテクタ80は、図3及び図4に示すように、上部旋回体220の後部かつ下部の両角部に幅方向に間隔をあけて一対が設けられている。プロテクタ80は、例えば鋼材等の高強度部材によって形成されている。プロテクタ80は、ベースプレート20の後端の両側の角部に一体に固定されている。
<外装カバー>
外装パネル90は、上部旋回体220の外形を形成するカバーである。該外装パネル90の内側に上部旋回体220の各種機器が収容されている。
外装パネル90は、後部カバー91、左カバー92及び右カバー93を有している。後部カバー91は、外装パネル90の後部を形成している。左カバー92は、外装パネル90の左側部分を形成している。右カバー93は、外装パネル90の右側部分を形成している。図4に示すように、右カバー93におけるクーリングユニット60のクーリングファン61に対応する箇所、即ち、幅方向から見てクーリングファン61と重なる位置には、右カバー93を幅方向に連通する開口部93aが形成されている。
<作用効果>
上記構成の電動式油圧ショベル200が稼働する際には、バッテリユニット50からの直流電力がコントローラユニット73のインバータにより交流電力に変換されて電動モータ72に供給される。これによって電動モータ72が回転駆動されることで油圧ポンプ71が回転し、オイルタンク32からの作動油が吐出される。油圧ポンプ71から吐出された作動油は、油圧バルブ31によって、油圧シリンダや旋回モータ30等の油圧機器に供給され、電動式油圧ショベル200の動作が行われる。
各油圧機器で仕事を行った作動油は、クーリングユニット60のオイルクーラ62で冷却された後にオイルタンク32に戻される。即ち、クーリングユニット60のクーリングファン61が回転に伴って空気がオイルクーラ62を通過するように流通し、その際に空気と作動油とで熱交換が行われることで作動油が冷却される。
ここで、電動式油圧ショベル200の稼働時には、発熱する空冷コンポーネント70の冷却を行う必要がある。本実施形態ではオイルクーラ62での作動油の冷却を主目的としたクーリングユニット60により、空冷コンポーネント70の冷却が行われる。
即ち、図2及び図6に示すように、クーリングファン61の回転により上部旋回体220の内部の空気を外部に排出しようとすると、上部旋回体220の内部が負圧になることにより、外装パネル90の隙間等を介して上部旋回体220内に空気が導入される。これにより、上部旋回体220の内部では、左側から右側に向かう幅方向にわたっての空気の流れが形成される。この空気が空冷コンポーネント70に沿って流通することで、油圧ポンプ71、電動モータ72及びコントローラを順次冷却することができる。これらの機器を冷却した空気は、オイルクーラ62を通過した後、上部旋回体220外に排出される。
以上のように本実施形態の電動式油圧ショベル200によれば、クーリングファン61による空気の流通方向に空冷コンポーネント70を直線的に配置することにより、オイルクーラ62の冷却に伴って各種機器を冷却することができる。したがって、各種機器を冷却するための他のファンや水冷設備を設けることなく、各種機器を効率的に冷却することができる。
ここで従前の電動式の油圧ショベルでは、ベースプレート20の後部領域Rの前後方向の前後にわたってバッテリユニット50が配置されることが一般的であった。近年ではバッテリモジュールの高密度・小型化に伴って、バッテリユニット50のコンパクト化することが可能となってきた。本実施形態ではこれに伴って、ベースプレート20の後部領域Rの後方側にバッテリユニット50を配置し、後部領域Rの前方側に空間を形成している。そして、当該空間に各種機器からなる空冷コンポーネント70を配置することで、ベースプレート20の後部領域Rに各種機器の効率的な配置を実現している。
特に空冷コンポーネント70を構成する各種機器の後方側に堅牢な筐体で保護されたバッテリユニット50が存在することで、例えば予期せぬ衝撃が上部旋回体220の後部に付与された場合であっても、空冷コンポーネント70を守ることができる。即ち、空冷コンポーネント70を構成する各種機器をバッテリユニット50が後方から覆うように配置されていることで、電気機器・精密機器からなる各種機器を保護することができ、これら機器の耐久性を向上させることができる。
さらに、空冷コンポーネント70をバッテリユニット50の前方に配置したことにより、電動式油圧ショベル200を稼働するための各種機器をバッテリユニット50の側方、即ち、右側及び左側に置く必要はない。そのため、外装パネル90の一部を取り外し、運転空間40をフロアパネル41ごとチルトアップさせることで、前方及び幅方向両側から空冷コンポーネント70、コントローラユニット73、電動モータ72、油圧ポンプ71、バッテリマネジメントシステムユニット51及びバッテリユニット50の各機器にアクセスすることができる。これによって、各機器へのメンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、クーリングファン61による空気の流れの上流側から順に油圧ポンプ71、電動モータ72及びコントローラユニット73が配置されていることにより、特に高温となる油圧ポンプ71や電動モータ72に加熱されていない比較的温度の低い空気を供給することができる。これにより、全体としての効率的な冷却を行うことが可能となる。
さらに、本実施形態では、前後方向から見た際に、バッテリユニット50に対して油圧ポンプ71やオイルクーラ62は重なっていない。そのため、万が一、予期せぬ衝撃等によってバッテリユニット50が、ベースプレート20から前方にずれるように移動した場合であっても、当該バッテリユニット50が油圧ポンプ71やオイルクーラ62等にぶつかってしまうことはない。したがって、作動油の漏れ等の重大な故障を回避することができる。
また、電動モータ72の下方には空気吸込口20aが形成されていることで、当該空気吸込口20aから上部旋回体220に導入される新鮮な空気を電動モータ72に直接的に供給することができる。これによって、電動式油圧ショベル200の駆動源となる電動モータ72の冷却を促進させ、エネルギー効率の向上を図ることができる。
さらに、空冷コンポーネント70の上方にバッテリマネジメントシステムユニット51を設けたことで、空間の有効活用を図ることができるとともに、バッテリマネジメントシステムユニット51へのアクセス性を向上させることができる。
そして、空冷コンポーネント70を構成する各種機器は、バッテリユニット50と横仕切りプレート21に挟まれるように設けられている。即ち、空冷コンポーネント70は、旋回フレーム10の強度部材である横仕切りプレート21に沿って設けられている。そのため、空冷コンポーネント70を構成する機器に対してベースプレート20の振動やたわみ等の影響を最小限とすることができる。これにより、各種機器の耐久性をさらに向上させることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、実施形態のクーリングユニット60は、空気の流れの最下流側に設けられているが、空気の流れの最上流側に設けられていてもよく、即ち、吹出式のクーリングユニット60ではなく、吸込式のクーリングユニット60であってもよい。
また、空冷コンポーネント70を構成する機器の幅方向の配列順序は、実施形態の順序のみならず、他の順序であってもよい。
実施形態では、電動式建設機械の例として、電動式油圧ショベル200について説明したがこれに限定されることはない。例えば作業機221等の駆動も全て電動で行う電動式ショベルや他の電動式建設機械に本発明を適用してもよい。
10…旋回フレーム 20…ベースプレート 20a…空気吸込口 21…横仕切りプレート 22…前部縦仕切りプレート 23…前部補強プレート 24…ブラケット 30…旋回モータ 31…油圧バルブ 32…オイルタンク 40…運転空間 41…フロアパネル 42…運転席 43…座部 44…背もたれ部 45…操作レバー 46…操作ペダル 47…キャノピー 50…バッテリユニット 51…バッテリマネジメントシステムユニット 60…クーリングユニット 61…クーリングファン 62…オイルクーラ 70…空冷コンポーネント 71…油圧ポンプ 72…電動モータ 73…コントローラユニット 80…プロテクタ 90…外装パネル 91…後部カバー 92…左カバー 93…右カバー 93a…開口部 200…電動式油圧ショベル 210…下部走行体 211…履帯 212…ブレード 215…スイングサークル 220…上部旋回体 221…作業機 222…ブーム 223…アーム 224…バケット F…前部領域 R…後部領域

Claims (7)

  1. 水平方向に延びるベースプレートと、
    前記ベースプレート上の後部領域に設けられたバッテリユニットと、
    前記後部領域における前記バッテリユニットの前方に設けられ、前記ベースプレートの幅方向に空気を送風可能なクーリングファン、及び、前記クーリングファンの前記幅方向に設けられたオイルクーラを有するクーリングユニットと、
    前記後部領域における前記クーリングユニットの前記幅方向に順次配列された複数の機器を有する空冷コンポーネントと、
    を備える電動式建設機械。
  2. 前記空冷コンポーネントは、前記バッテリユニットの前方かつ前記クーリングユニットの幅方向一方側に、前記バッテリユニットの前記幅方向にわたって配列されており、
    前記クーリングユニットは、前記バッテリユニットよりも前記幅方向他方側に設けられている請求項1に記載の電動式建設機械。
  3. 前記空冷コンポーネントは、前記複数の機器として、前記幅方向一方側から他方側に向かって順次配列された油圧ポンプ、電動モータ及びコントローラユニットを有する請求項2に記載の電動式建設機械。
  4. 前記油圧ポンプ、電動モータ及びコントローラユニットとのうち、前記油圧ポンプのみが前記バッテリユニットと前後に重ならない位置に設けられている請求項3に記載の電動式建設機械。
  5. 前記ベースプレートは、
    前記電動モータの下方の部分に前記ベースプレートを上下に貫通する空気吸込孔を有する請求項3又は4に記載の電動式建設機械。
  6. 前記バッテリユニットの上部から前方に向かって突出するように前記バッテリユニットに一体に設けられて、前記空冷コンポーネントの少なくとも一部を上方から覆うバッテリマネジメントシステムをさらに備える請求項1から5のいずれか一項に記載の電動式建設機械。
  7. 前記ベースプレート上から突出するように前記ベースプレートの前記幅方向にわたって設けられて、前記ベースプレート上の領域を後方側の前記後部領域と前方側の前部領域とに区画する横仕切りプレートをさらに備え、
    前記空冷コンポーネントは、前記バッテリユニット及び前記横仕切りプレートによって前後から挟まれるように設けられている請求項1から6のいずれか一項に記載の電動式建設機械。
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