JP2023150603A - レフィル容器およびそれを収納した二重容器 - Google Patents

レフィル容器およびそれを収納した二重容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2023150603A
JP2023150603A JP2022059801A JP2022059801A JP2023150603A JP 2023150603 A JP2023150603 A JP 2023150603A JP 2022059801 A JP2022059801 A JP 2022059801A JP 2022059801 A JP2022059801 A JP 2022059801A JP 2023150603 A JP2023150603 A JP 2023150603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
annular body
refill container
sealing material
refill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022059801A
Other languages
English (en)
Inventor
和寿 吉村
Kazuhisa Yoshimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2022059801A priority Critical patent/JP2023150603A/ja
Publication of JP2023150603A publication Critical patent/JP2023150603A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】専用の充填設備を必要とすることなく、内容物を密封保持することのできるレフィル容器と、該レフィル容器を収納した二重容器を提供すること。【解決手段】内容物が充填された容器本体10を備え、容器本体10の上端部に形成された開口を通して該内容物の取り出しを可能とするレフィル容器1であって、容器本体10の上端部に嵌合可能に配設される環状体2と、環状体2の上端に引き剥がし可能に設けられ、その引き剥がしによって環状体2の内側に、容器本体10に充填された内容物の取り出し口を形成するシール材26と、を備え、シール材26は、外周部26aと、外周部26aの内側で前記取り出し口を覆うとともに、外周部26aよりも下方に位置する中央部26bと、からなること。【選択図】図1

Description

本発明は、クリーム状や粘稠状の化粧品や医薬品、洗剤等を充填したレフィル容器と、該レフィル容器を収納した二重容器に関する。
フェイスクリームや整髪クリームのようなクリーム状の内容物の収納容器としては、内容物を収容する有底筒状の容器本体に、蓋体を螺合してなるジャー型の容器が広く利用されている。この種のジャー型容器としては、特許文献1に示されるように、容器本体を内容物が充填された内容器と、該内容器を着脱可能に収納する外容器とからなる二重容器にして、内容物を使い終えた際に、消費者によって内容器を取り外して新たな内容器(レフィル容器)に交換できるように構成されたものが知られている。このようなレフィル容器を用いたジャー型二重容器は、外容器を再利用することができるため、該外容器として、装飾性やデザイン性に優れたものを用いて商品に付加価値を与えることができるとともに、ごみの減容化を図ることができ、その利用が期待されている。
特開2010-195484号公報
このようなジャー型二重容器に使用されるレフィル容器の口部には、通常、流通時や取扱時等における密封性を付与するためにシール材が設けられている。
シール材としては、プラスチックフィルムや金属箔等からなるシート等が用いられているが、内容器に内容物を充填すると共に、該内容器の上端開口部にシートを貼着等するための専用の充填設備が必要になる点に問題があった。
そこで、本発明は、上記問題を解決することを課題とし、専用の充填設備を必要とすることなく、内容物を密封保持することのできるレフィル容器と、該レフィル容器を収納した二重容器を提供することを目的とする。
上記目的を実現するために開発した本発明のレフィル容器は、内容物が充填された容器本体を備え、該容器本体の上端部に形成された開口を通して該内容物の取り出しを可能とするレフィル容器であって、前記容器本体の上端部に嵌合可能に配設される環状体と、該環状体の上面に引き剥がし可能に設けられ、その引き剥がしによって該環状体の内側に、前記容器本体に充填された内容物の取り出し口を形成するシール材と、を備え、該シール材は、外周部と、該外周部の内側で前記取り出し口を覆うとともに、前記外周部よりも下方に位置する中央部と、からなることを特徴とする。
なお、本発明のレフィル容器においては、前記シール材は、インサート成形により前記環状体の上面に引き剥がし可能に固着されたものであり、該環状体は、その上面に、該シール材を水平に密着させる平坦面部と、該平坦面部の内側端につながり、該シール材を、該平坦面部の径方向内側に向けて該平坦面部よりも低くなるように傾けて密着させる傾斜面部と、を有することが好ましい。
また、本発明のレフィル容器においては、前記環状体は、前記シール材の外縁部に、前記平坦面と同等もしくは該平坦面よりも高い面からなるシール部を有することが好ましい。
また、本発明のレフィル容器においては、前記環状体は、対向位置にそれぞれ垂下保持された1対のレバーを少なくとも1組有することが好ましい。
また、本発明は、前記レフィル容器を収納した二重容器であって、筒状部に設けられた上部開放端を経てその内部空間に前記レフィル容器を収納する本体容器と、該筒状部および該上部開放端に覆い被さり、該内部空間を密封保持する蓋体と、を備えることを特徴とする。
本発明のレフィル容器によれば、上端部にキャップとなる環状体を、嵌合して取り付けることができるため、専用の充填設備を必要とすることなく密封することができる。
また、本発明のレフィル容器によれば、前記環状体の上面に、手指によって引き剥がし可能なシール材を設けたことで、使用に際し、該シール材を引き剥がすだけで簡単に内容物の取り出し口を形成することができる。
しかも、前記シール材を、外周部と、その内側に位置する中央部とにより構成し、内容物の取り出し口を覆う該中央部を、外周部よりも下方に位置するように設けたことで、前記環状体をレフィル容器の容器本体の上端部に、例えば打栓によって取り付けた際に、レフィル容器内の内圧の上昇によって前記中央部が上方に撓むものの、前記環状体よりも上方に突出することがなく、また該シール材が上方に撓むことでレフィル容器の内圧の上昇を抑制されて、該内圧によって環状体が外れるおそれがない。
また、本発明のレフィル容器によれば、前記シール材をインサート成形によって、前記環状体の上面に設けた場合において、前記環状体の内側部に傾斜面部を設け、該傾斜面部にシール材を密着させたことで、インサート成形後に該環状体が収縮しても、前記シール材を、前記傾斜面部に沿って下方側に凹ませることができるため、該シール材がさらに撓みやすくなって、環状体を打栓によってレフィル容器の容器本体の上端部に嵌合させた際の、該容器本体の内圧の上昇を効果的に抑制することができる。
また、本発明の二重容器によれば、内容物を使い切った際に、レフィル容器を環状体に垂下保持したまま本体容器から取り外し、内容物が充填された上端部に環状体を取り付けてなる新たなものに交換することで前記本体容器を繰り返し使用することができ、ごみの減容化を図ることができる。
本発明にしたがうレフィル容器の一実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 (a)は、図1に示すレフィル容器のA-A位置における断面図、(b)はB-B位置における断面図である。 本発明にしたがうレフィル容器の上端部に設けられる環状体の一実施形態であり、(a)は平面図、(b)は、(a)のC-C位置における断面図、(c)は、底面図である。 本発明にしたがうレフィル容器を収納保持した二重容器の一実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 (a)は、図4に示す二重容器のD-D位置における断面図であり、(b)は、図4に示す二重容器のE-E位置における断面図である。 本発明にしたがう二重容器を構成する本体容器であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図6に示す本体容器内に図1に示すレフィル容器を収納した状態を示す正面図である。 (a)は、本発明にしたがう二重容器を構成するレフィル容器の上端部に設けられる環状体の他の実施形態を示す断面図であり、(b)は、(a)の環状体を上端部に嵌合してなるレフィル容器の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図中の軸線Oは、本発明の二重容器の中心軸線であり、軸線Oに沿った方向を“軸方向”とし、軸線Oに直交する方向を“径方向”という。
図1は、本発明にしたがうレフィル容器の一実施形態を示す図であり、図1(a)は平面図であり、図1(b)は正面図である。図2(a)は、図1のレフィル容器のA-A位置における断面図であり、図2(b)はB-B位置における断面図である。図3は、本発明にしたがうレフィル容器の上端部に設けられる環状体であり、図3(a)は、平面図であり、図3(b)は、図3(a)のC-C位置における断面図であり、図3(c)は、底面図である。図4は、本発明にしたがう二重容器の一実施形態を示す図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は正面図である。図5(a)は、図4のD―D位置における断面図であり、図5(b)は、図4のE-E位置における断面図である。また、図6は、本発明にしたがう二重容器を構成する本体容器であり、図6(a)は平面図、図6(b)は正面図である。
符号1は、本発明のレフィル容器であり、内容物を充填した容器本体10と、容器本体10の上端部に、好ましくは打栓によって嵌合してなる環状体2と、を備えている。なお、環状体2は、各種の方法によってレフィル容器1の上端部に嵌合することができるが、以下は、環状体2を打栓によってレフィル容器1の上端部に嵌合してなる場合を一例として説明する。
容器本体10は、上端が開放された有底筒状体であり、円筒状の周壁部11と、該周壁部11の下端に連接された底壁部12とを有している。なお、本実施形態では、周壁部11が円筒状からなるものを一例として示しているが、クリーム状やゼリー状等の内容物を充填保持することができればどのような形状であってもよい。また、本体容器10の材質についてはとくに限定されないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂を射出成形等によって成形することや、金属材料をプレス成形等して薄肉の金属製の容器としてもよい。
環状体2は、中央部に容器本体10内の内容物の取り出し口となる開口21を有し、天面壁23と、天面壁23の径方向内側の縁部から軸方向に垂下し、レフィル容器1の上端部と嵌合可能な垂下壁24と、天面壁23の径方向外側の縁部から軸方向に垂下し、本体容器3の上端部と嵌合可能な垂下壁25と、からなる嵌合連結部を有している。
環状体2の上面には、開口21を覆うようにシール材26が設けられている。シール材26は、開口21を密封することができる一方、手指で引っ張って剥離することができる接合強度を有し、例えばPシールやインサート成形などの方法を用いて環状体2の上面に貼着、溶着することができ、その方法についてはとくに限定されない。また、シール材26は、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂のほか、金属箔など各種のものを用いることができ、とくに可撓性を有するものが好ましい。
垂下壁24は、内側面に環状リブ24aを有し、垂下壁24の内側面を、レフィル容器1の周壁部11の外側面に当接させた状態で、環状体2を上方から押圧して打栓することで、環状リブ24aが、レフィル容器1の周壁部11の上部に設けられた環状リブ11aにアンダーカット嵌合され、環状体2を、容器本体10の上端部に取り付けることができる。
なお、シール材26は、前記環状体2の上面に引き剥がし可能に固着され、径方向の外側に位置する外周部26aと、該外周部26aの内側に位置する中央部26bとからなり、図2および図3(b)に示すように中央部26bが、開口21内において軸方向に凹んで、外周部26aよりも下方に位置している。これによれば、環状体2を打栓によって容器本体10の上端部に取り付けた際に、圧縮した容器本体10内の空気が、軸方向に凹んだシール材26の中央部26bを上方に押し上げ、容器本体10の内圧の上昇を緩和することができ、環状体2の打栓が緩むことを抑制することができる。なお、図2に二点鎖線で示したシール材26は、容器本体10に打栓によって取り付ける前のものであり、環状体2の打栓による取り付けによって、該シール材26が実線で示した位置まで上昇することになる。
シール材26は、手指による引き剥がしを容易にするため、外周部26aの一部を径方向外側に突出させて摘み部を形成したり、外周部26aの少なくとも一部に非溶着部(非接着部)を設け、該部分を引き剥がしの手がかりとすることが好ましい。
垂下壁25は、内側面に環状リブ25aを有する。環状リブ25aは、環状体2を上端部に設けてなる上記のレフィル容器1を、後述するように本体容器3の内部空間に、打栓によって押し込んで収納した際に、本体容器3の上端に位置する係止壁36の外側面に設けられた環状リブ36aに着脱可能にアンダーカット嵌合され、これによってレフィル容器1を、本体容器3内に保持することができる。
垂下壁25は、径方向の対向位置にそれぞれ、その下端から軸方向に垂下した1対のレバー27を有している。なお、本実施形態では、垂下壁25に1対のレバー27を1組設けているが、該レバー27は、複数組設けてもよい。なお、レバー27は、レフィル容器1内の内容物が消費され、新たなものに付け替える際に、レフィル容器1を、上端部に環状体2を嵌合したまま取り出す際の手がかりとなるものである。
本実施形態では、レバー27の外側面に、本体容器3の口部35に設けられた螺旋状の雄ネジ35aの傾斜に合わせて傾斜させた複数(図では2つ)の長円状の凸部27aが設けられている。この凸部27aは、蓋体4を取り付ける際の雄ネジとしての働きをする他、レフィル容器1を環状体2と共に取り外す際のスベリ止めとしての役割を有している。
図4の符号Vは、レフィル容器1を収納保持してなる本発明の二重容器であり、上記したように上端部に打栓によって環状体2が嵌合してなるレフィル容器1と、レフィル容器1を収納する本体容器3と、本体容器3の上部を覆うように設けられる蓋体4と、を備えている。また、本実施形態では、二重容器が円筒形からなる場合を一例として示しているが、これに限定されるものではなく、楕円形や角形、多角形など各種のものを用いることができる。
本体容器3は、上部開放端30を有する有底筒状体であり、円筒状の筒状部31と、該筒状部31の下端に連接された円盤状の底壁部32と、本体容器3の口部を形成すると共にレフィル容器1を収納保持するための保持部33と、を有している。
なお、保持部33は、筒状部31の内壁に沿った筒状の周壁部34と、該周壁部34の上端から軸方向に立設したの口部35と、口部35の上端から軸方向に立設した係止壁36と、係止壁36の下端に連接し、収納するレフィル容器1の外周を覆って保持するための収納殻37と、が一体に成形されてなる。本実施形態では、保持部33を構成する周壁部34、口部35、係止壁36および収納殻37を一体で成形しているが、これらを別体で形成してもよい。
筒状部31は、上端内縁に切欠き部31aを有し、該切欠き部31aに周壁部34の外側面に設けた凸部34aが係合される。また、底壁部32は、軸方向に立設するリング部32aを有し、該リング部32aの内側面に設けた環状リブ32bを、収納殻37から垂下するリング部37aの外側面に設けた凹部37bに嵌合させる。これにより、保持部33は、周壁部34および収納殻37の2か所において筒状部31に固定されることになり、取扱時等において、保持部33が筒状部31から外れるのを阻止することができる。なお、本実施形態では、筒状部31と保持部33とを別体で形成しているが、これらを一体で形成してもよく、その場合には、本体容器3の構造をシンプルなものにすることができる。
本体容器3の材質はとくに限定されないが、筒状体31は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂を射出成形やブロー成形することで形成される他、金属やガラス等を用いることもできる。
口部35は、蓋体4を被せたときに、該蓋体4の外周面と筒状部31の外周面が面一になるように、筒状部31の内径よりも小さくなっている。また、口部35の外周面には、螺旋状に雄ネジ35aが形成され、その径方向の対向位置にそれぞれ、切欠き凹部35bが設けられている。切欠き凹部35bは、後述するように上端部に環状体2が嵌合されてなるレフィル容器1を、本体容器3の上部開放端30から嵌め入れて収納した際に、切欠き凹部35b内に、レフィル容器1の1対のレバー27がそれぞれ入り込むように設けられ、これにより蓋体4を、口部35に螺合させる際に、レバー27が邪魔になることがない。
係止壁36は、外側面に、環状体2の垂下壁25の内側面に設けた環状リブ25aと着脱可能に嵌合する環状リブ36aを有する。レフィル容器1の本体容器3内への収納に際し、上端部に環状体2が嵌合されてなる該レフィル容器1を、本体容器3内に上部開放端30から挿入し、環状体2の垂下壁24と垂下壁25との隙間に、係止壁36を例えば打栓により嵌め入れると、垂下壁25の環状リブ25aと本体容器3の環状リブ36aとが嵌合し、レフィル容器1を本体容器3内に固定、保持することができる。
また、レフィル容器1内の内容物を使い切った際には、環状体2の一対のレバー27を手指で挟持し、径方向内側に押し込む。これにより、レバー27の下端27bが、周壁部34と収納殻37とを連結する連結部38に当接し、傾斜部分38aに沿って上方に移動することで、環状体2が押し上げられて、環状体2の環状リブ25aと本体容器3の環状リブ36aとの嵌合が外れ、レフィル容器1を環状体2と共に、取り外すことができる。
保持殻37は、収納するレフィル容器1の外周を覆って保持するため、本実施形態では、レフィル容器1と同形からなるが、それに限定されない。
蓋体4は、本体容器3の口部35に螺着される有頂筒状のキャップ体であり、径方向に配設された円盤状の天面壁41と、天面壁41の外縁から垂下された円筒形状の周壁部42と、を備えている。周壁部42の内周面には、本体容器3の口部35に設けられた雄ネジ35aに螺合される雌ネジ42aが形成されている。なお、本実施形態では、蓋体4を、本体容器3に螺着させる場合を一例として示しているが、これに限定されるものではなく、例えば、蓋体4をアンダーカット嵌合によって本体容器3に取り付けるようにしてもよい。
また、天面壁41の下面には、円盤状のパッキン43が嵌合されている。このパッキン43は、蓋体4の天面壁41の下面と環状体2の上面との間に挟み込まれ、使用開始後において、シール材26を剥がして開放された環状体2の開口21をシールして、レフィル容器1内の内容物が漏れ出すことを阻止する役割を有している。なお、パッキン43を設けず、例えば、蓋体4を、弾性を有する材料によって構成し、該蓋体4の天面壁41によって直接、開放された環状体2の開口21をシールするようにしてもよい。
次に、このように構成されたレフィル容器および二重容器の使用方法について説明する。なお、図7は、図6に示す本体容器3内に図1のレフィル容器1を収納した状態を示す正面図である。
まず、内容物を充填したレフィル容器1の上端部に、環状体2を上方から被せ、該環状体2を、下垂壁24の内側面が、レフィル容器1の周壁部11の外側面に沿うように配置し、環状体2を上方から押圧して打栓する。これにより、周壁部11の環状リブ11aと、下垂壁24の環状リブ24aとが嵌合し、レフィル容器1が環状体2に垂下保持される。
環状体2に垂下保持されたレフィル容器1を、本体容器3の上部開放端30から挿入し、図7に示すように環状体2のレバー27が、本体容器3の口部35に設けた切欠き凹部35bに一致するように位置合わせする。この状態で、環状体2を上方から押圧し、本体容器3の係止壁36を、環状体2の下垂壁24と下垂壁25との隙間に嵌め入れて、係止壁36の環状リブ36aと、下垂壁25の環状リブ25aとを嵌合させて、レフィル容器1を、環状体2を介して本体容器3内に収納保持させる。
使用にあたり、環状体2の上面に設けたシール材26を図7に矢印で示すように手指で上方に引き上げて剥離し、開口21を形成する。レフィル容器1内の内容物は、開口21を介して、指やスプーン等を用いてすくい上げて使用に供する。
使用後は、蓋体4を本体容器3の口部35に螺合(雌ネジ42aと雄ネジ35aとの螺合)により取り付ける。なお、蓋体4の天面壁41の下面にパッキン43が嵌合されているため、レフィル容器1内に内容物が残存している場合にも、該パッキン43によって開口21を密閉することができるため、内容物が漏れ出すことを阻止することができる。
また、レフィル容器1内の内容物を使い切った際には、環状体2の1対のレバー27を手指で挟持し、径方向内側に押し込むと、環状体2が上方に押し上げられて係止壁36の環状リブ36aと、下垂壁25の環状リブ25aとの嵌合が外れ、レフィル容器1が環状体2に垂下保持された状態で取り外される。そして、内容物が充填されてなる新規なレフィル容器1を、上端部に環状体2が嵌合された状態で、上記と同様に環状体2を介して、本体容器3の係止壁36に取り付け、本体容器3内に収納保持させる。これにより、レフィル容器1を付け替えることで本体容器3を繰り返し使用することができ、商品コストの削減とごみの減容化を図ることができる。
図8は、レフィル容器1の容器本体10の上端部に嵌合される環状体2の他の実施形態を示す図であり、図8(a)は、環状体2の上面にインサート成形によってシール材26を設けた場合の環状体2の断面図であり、図8(b)は、図8(a)の環状体2を上端部に嵌合してなるレフィル容器1において、シール材26を引き剥がす方法を示した図である。
環状体2は、天面壁23の上面がシール材26を水平に密着させる平坦面部28aと、平坦面部28aの内側端につながり、軸方向に下方に傾斜した傾斜面部28bとを有する。このように傾斜面部28bを設け、該傾斜面部28bにシール材26を密着させることで、インサート成形後に環状体2が収縮した場合にも、傾斜面部28bによってシール材26の中央部26bを下方に凹ませることができ、シール材26の中央部26bを、開口21において、平坦面部28aよりも低くなるように凹んだ状態で維持することができる。
シール材26をインサート成形によって環状体2の上面に取り付けた場合、シール材26を取り外した後の、環状体2の上面が粗面となっていることがあり、蓋体4の天面壁41の下面に設けたパッキン43との密閉性が低くなる場合がある。そのため、環状体2の天面壁23の、平坦面部28aの径方向外側に、平坦面部28aと同等もしくは平坦面部28aよりも高い環状のシール部28cを設け、該シール部28cと蓋体4のパッキン43とを当接させることで、開口21を密封させることが好ましい。
また、シール材26は、外周部26aの少なくとも一部を、径方向内側に折り返して摘み部を形成する他、外周部26aの少なくとも一部を、環状体2よりも径方向外側に突出させて摘み部を形成し、該摘み部を手指で把持して引っ張ることで、引き剥がすようにすることができ、シール材26の引き剥がし方法についてはとくに限定されない。
本発明のレフィル容器および二重容器は、クリーム状や粘稠状の化粧品や医薬品、洗剤等を収容するための容器として広く利用することができる。
V 二重容器
1 レフィル容器
10 容器本体
11 周壁部
11a 環状リブ
12 底壁部
2 環状体
21 開口
23 天面壁
24 垂下壁
24a 環状リブ
25 垂下壁
25a 環状リブ
26 シール材
26a 外周部
26b 中央部
27 レバー
27a 凸部
28a 平坦面部
28b 傾斜面部
28c シール部
3 本体容器
30 上部開放端
31 筒状部
31a 切欠き部
32 底壁部
32a リング部
32b 環状リブ
33 保持部
34 周壁部
34a 凸部
35 口部
35a 雄ネジ
35b 切欠き凹部
36 係止壁
36a 環状リブ
37 収納殻
37a リング部
38 連結部
38a 傾斜部分
4 蓋体
41 天面壁
42 周壁部
42a 雌ネジ
43 パッキン

Claims (5)

  1. 内容物が充填された容器本体を備え、該容器本体の上端部に形成された開口を通して該内容物の取り出しを可能とするレフィル容器であって、
    前記容器本体の上端部に嵌合可能に配設される環状体と、該環状体の上面に引き剥がし可能に設けられ、その引き剥がしによって該環状体の内側に、前記容器本体に充填された内容物の取り出し口を形成するシール材と、を備え、
    該シール材は、外周部と、該外周部の内側で前記取り出し口を覆うとともに、前記外周部よりも下方に位置する中央部と、からなることを特徴とするレフィル容器。
  2. 前記シール材は、インサート成形により前記環状体の上面に引き剥がし可能に固着されたものであり、
    該環状体は、その上面に、該シール材を水平に密着させる平坦面部と、該平坦面部の内側端につながり、該シール材を、該平坦面部の径方向内側に向けて該平坦面部よりも低くなるように傾けて密着させる傾斜面部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のレフィル容器。
  3. 前記環状体は、前記シール材の外縁部に、前記平坦面と同等もしくは該平坦面よりも高い面からなるシール部を有することを特徴とする請求項2に記載のレフィル容器。
  4. 前記環状体は、対向位置にそれぞれ垂下保持された1対のレバーを少なくとも1組有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のレフィル容器。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載のレフィル容器を収納した二重容器であって、
    筒状部に設けられた上部開放端を経てその内部空間に前記レフィル容器を収納する本体容器と、
    該筒状部および該上部開放端に覆い被さり、該内部空間を密封保持する蓋体と、を備えることを特徴とするレフィル容器を収納した二重容器。
JP2022059801A 2022-03-31 2022-03-31 レフィル容器およびそれを収納した二重容器 Pending JP2023150603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022059801A JP2023150603A (ja) 2022-03-31 2022-03-31 レフィル容器およびそれを収納した二重容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022059801A JP2023150603A (ja) 2022-03-31 2022-03-31 レフィル容器およびそれを収納した二重容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023150603A true JP2023150603A (ja) 2023-10-16

Family

ID=88326459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022059801A Pending JP2023150603A (ja) 2022-03-31 2022-03-31 レフィル容器およびそれを収納した二重容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023150603A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106458352B (zh) 用于柔性容器的配件
US3285461A (en) Composite receptacle
JP6177791B2 (ja) 膜および膜を備える首部
JP2007176577A (ja) 注出キャップ
RU2467937C2 (ru) Упаковочная емкость, прежде всего емкость баночного типа
JP6183683B2 (ja) 注出容器
JP2018140788A (ja) 詰め替え容器
JP2007197030A (ja) パウチ用口栓、口栓付きパウチ、および包装体
US2969896A (en) Cap or closure for containers or tubes
JP2023150603A (ja) レフィル容器およびそれを収納した二重容器
JP7416442B2 (ja) 二重容器
US3467282A (en) Mixing tube
JP2020055562A (ja) 吐出容器
JP6497802B2 (ja) 容器
KR101800239B1 (ko) 재활용 가능한 말통 용기
JP7246831B2 (ja) 注出キャップ
JPH0627606U (ja) 分離収納蓋
CN216970581U (zh) 容器盖及储物容器
JPS5856207Y2 (ja) 再封鎖可能な替え蓋
JP2004244066A (ja) 合成樹脂製蓋体
JP2024035602A (ja) 連結容器
JP2022176592A (ja) 収容容器及び包装体
JP3015143U (ja) 円柱状容器
JP6434358B2 (ja) キャップ及びキャップ付き容器
JP2022181096A (ja) 収容容器及び包装体