JP2023149250A - 測量機 - Google Patents
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Abstract
【課題】省サイズな器械高計測部を搭載した測量機を提供する。【解決手段】光を測量機本体の鉛直軸下方へ照射して測距を行い、器械高を算出する器械高計測部を有する測量機において、前記器械高計測部は、光を出射する送光部と、前記送光部から出射した光を入射して、参照光と測距光に分割し、前記参照光を参照光路へ送出し、前記測距光を測距光路に送出するビームスプリッタと、前記参照光を受光する第1受光部と、前記測距光が前記測量機本体の鉛直軸下方に出射されて、測距対象物に反射して戻ってきた光を受光する第2受光部と、前記第1受光部と前記第2受光部による受光信号の差分に基づいて、前記器械高を算出する演算部とを有する測量機を提供する。参照光と測距光を択一的に出射するシャッターおよびシャッターの駆動部が不要な構成で、省サイズに構成される。【選択図】図1
Description
本願発明は、測距をおこない器械高を算出する器械高計測部を備えた測量機に関する。
測量作業では、まず整準作業および求心作業により、測量機本体を基準点の鉛直上に水平に配置し、ついで測量機本体の光学中心から鉛直下方の基準点までの高さである器械高を求める。器械高を計測するための測距装置を器械高計測部として有し、測量機本体の鉛直下方に測距光を出射して計測し、自動で器械高を算出する測量機がある。
ここで、従来の測距装置について、図4を用いて説明する。図4は、従来の測距装置940の光学的構成図である。
測距装置940は、送光部951と、コリメートレンズ952、ダイクロックプリズムであるビームスプリッタ954、受光部955、シャッター956、対物レンズ957を有する。送光部951から出射された光は、コリメートレンズ952で平行光となり、ビームスプリッタ954に入射して、測距光L2と参照光R2に分割されて、シャッター956により択一的に出射される。参照光R2は受光部955に向かって受光され、測距光Lは対物レンズ957通過して測量機本体の鉛直軸下方に出射され、測距対象物であり基準点である測標902に反射され戻り、受光部955で受光される。参照光R2および測距光L2の受光信号の差分から対象物までの距離が算出される。
ここで、シャッター956による択一的な測距光L2と参照光R2の出射は、切り替え板の移動によって行われる(例えば特許文献1)。切り替え板が駆動部によって移動して、光の出射される二つの光路の一方を塞ぎ、他方を通すことで、出射光の光路を参照光路/出射光路に択一的に切り替えている。
しかし、シャッターは電子部品などではなく、可動型の切り替え板であり、切り替え板を移動させる駆動部も必要となるため、シャッターを含む測距装置は比較的サイズの大きな装置となる。測量機本体に組み込まれるため、測距装置として器械高計測部は省サイズであることが望ましい。
本発明は、これを鑑みてなされたものであり、省サイズな器械高計測部を搭載した測量機を提供する。
上記問題を解決するため、本開示のある構成においては、光を測量機本体の鉛直軸下方へ照射して測距を行い、器械高を算出する器械高計測部を有する測量機において、前記器械高計測部は、光を出射する送光部と、前記送光部から出射した光を入射して、参照光と測距光に分割し、前記参照光を参照光路へ送出し、前記測距光を測距光路に送出するビームスプリッタと、前記参照光を受光する第1受光部と、前記測距光が前記測量機本体の鉛直軸下方に出射されて、測距対象物に反射して戻ってきた光を受光する第2受光部と、前記第1受光部と前記第2受光部による受光信号に基づいて、前記器械高を算出する演算部と、を有するように測量機を構成した。
この態様によれば、二つの受光部を用いており、参照光が第1受光部で受光され、測距光が第2受光部で受光され、参照光路と測距光路とが異なることから、シャッターを用いて参照光路と測距光路を択一的に切り替える必要がなくなる。シャッターおよびシャッターを駆動させる駆動部が不要となり、器械高計測部の大きさを従来よりも省サイズにすることができる。また、従来は、シャッターによる光路の切り替え中には測距を行うことができない、という問題があったが、二つの受光部を用いることで、光路の切り替え時間がなくなり、計測結果が連続出力できるようになった。加えて、光を用いた測距装置は、参照光と測距光を受光するまでの時間差を利用して距離を算出するTime of Flight方式(ToF方式)を用いており、これには反射光を検出するまでの時間差をシンプルに計測するDirect ToF方式(DToF方式)と、位相差から距離を算出するIndirect ToF方式(iToF方式)がある。シャッターを用いる測距装置では、iToF方式が好ましいが、本構成の器械高計測部ではシャッターを用いておらず、dToF方式とiToF方式のどちらの方式も用いることができる。
また、ある態様によれば、 前記送光部が出射する光は、可視レーザ光であり、前記測距光は、前記測量機本体の鉛直軸下方に、レーザ求心点として照射されるように構成した。この態様によれば、鉛直下方に照射される可視光をレーザ求心点として、これを目印に求心作業を行うことができる。
また、ある態様においては、 前記第1受光部および前記第2受光部の受光素子は、同等の温度特性を有するように構成した。受光部に用いられている光学素子は、温度特性、即ち光電変換時間の温度変化特性を有し、この特性はそれぞれの光学素子によりずれがある。測距光と参照光をひとつの受光部で受光することで、この特性のずれを正確にキャンセルすることができるが、反面、参照光と測距光(測距反射物で反射された光)では受光信号量の差が大きいため、測定のレンジには限界があった。これを解決するため、発光光量を可変とするアプリケーションや部品を用いてフィルターをかけていたが、その分だけ部品点数が増加し、測距装置のサイズも大きいものとなっていた。本構成においては、二つの受光部を用いても、温度特性が同等な受光素子をそれぞれに用いて、信号処理することで、回路規模を小さくすることができる。
以上の説明から明らかなように、省サイズな器械高計測部を搭載した測量機を提供できる。
以下、本発明の具体的な実施形態を、図面を参照しながら説明する。実施形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述されるすべての特徴やその組合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。また、以下の実施形態および変形例の説明において、同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
(測量機1)
図1は、本発明の好適な実施形態に係る測量機1と測標2の斜視図である。図2は測量機1と測標2の概略構成を示する説明図である。図2では一部破断図となっている。
図1は、本発明の好適な実施形態に係る測量機1と測標2の斜視図である。図2は測量機1と測標2の概略構成を示する説明図である。図2では一部破断図となっている。
測量機1は、測距・測角機能を備えたトータルステーションである。測標2は、測量基準点であり、標石3の点上に設けられている。
測量機1は、測量機の筐体としての本体ケーシング12を備えている。本体ケーシング12は、本件請求項の測量機本体にあたる。本体ケーシング12は、2本の支柱14を備えており、2本の支柱14の間には水平軸Hに回動可能に、視準望遠鏡16が軸支されている。
本体ケーシング12の下部には、ディスプレイ20と操作キー群21が配設されている。ディスプレイ20は、必要な情報を画面上に表示する。操作キー群21は、必要な設定条件や命令を入力する入力手段である。
また、本体ケーシング12は整準台25に配設されており、整準台25は三脚8に載置された状態で、三脚8に固定されるようになっている。
本体ケーシング12の下部にある固定部24には、軸筒26が配設されている。軸筒26は、その内側に、本体ケーシング12に垂直に設けられた鉛直軸28が挿通され、ボールベアリングを介して固定部24に回動可能に軸支されている。これにより、本体ケーシング12は、固定部24に対して鉛直軸28を中心として回動可能となっている。整準台25は、傾きを微調整する調整ねじを有し、その上に固定部24が固定される。調整ねじの回動により、測量機1が水平に調整される。
軸筒26の上端部と鉛直軸28の上端部には、互いに対向するフランジ部が形成されており、ここにロータリーエンコーダ22が設けられている。ロータリーエンコーダ22は水平角センサであり、本体ケーシング12の回転量が検出される。
鉛直軸28は中空円筒状に形成されており、鉛直軸28の中心線Vは、延長上で水平軸Hと直交する。水平軸Hと中心線Vの直交点を測量機1の中心点Oとする。視準望遠鏡16を軸支する本体ケーシング12が、中心線V周りに回動することから、水平軸Hに設けられた角度センサ18と上記ロータリーエンコーダ22により、視準望遠鏡16の水平軸H周りの回転量と、中心線V周りに回転量とが検出される。即ち、中心線Vは、測量機本体の鉛直軸である。
鉛直軸28の上方には、測量機1の器械高Tを算出するための器械高計測部40が配置されている。器械高計測部40は、測距対象物に測距光Lを出射し、反射して戻ってきた光を解析して測距対象物までの距離を計測するノンプリズム光波距離装置である。器械高計測部40の光軸は、中心線Vと一致するように構成されており、器械高計測部40から出射された測距光Lは、鉛直軸28の中空部を通過して、測量機1の底面から下方へ出射される。
(器械高計測部40)
図3は、器械高計測部40の光学系の構成図である。
図3は、器械高計測部40の光学系の構成図である。
器械高計測部40は、送光部51、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ53、第1受光部54、ハーフミラー55、対物レンズ56、第2受光部57を有する。
送光部51は可視レーザ光を出射する光源であり、レーザーダイオード(LD)からなる。コリメートレンズ52は、送光部51の前方に配置され、送光部51から出射した光はコリメートレンズ52で平行光となる。コリメートレンズ52の光軸は中心線Vと一致し、光軸線は測量機1の中心点Oを通るように構成されている。ビームスプリッタ53、ハーフミラー55、および対物レンズ56は、コリメートレンズ52の光軸上に順に配置されている。
ビームスプリッタ53はダイクロックプリズムからなり、入射光の一部を反射し、残りの一部を通過させることで、光を分割する光学部材である。コリメートレンズ52から出射した光は、ビームスプリッタ53に入射して、参照光Rと測距光Lに分割される。参照光Rは第1受光部54へと向かう参照光路に送出されて第1受光部54に受光される。測距光Lはそのまま通過する測距光路へ送出されてハーフミラー55へ向かう。
ハーフミラー55へ向かった測距光Lは、そのままハーフミラー55を通過して、対物レンズ56へ向かい、これを通過して、測量機本体の鉛直軸下方に出射される。そして、測量機1下方の測距対象物(本実施形態においては測標2)に反射され、測量機1に同経路で戻ると、今度はハーフミラー55で反射され第2受光部57へ向かい、第2受光部57に受光される。
器械高計測部40は、演算部90を有する。第1受光部54および第2受光部57は、アバランシェフォトダイオード(APD)からなり、第1受光部54および第2受光部57での受光信号は、演算部90(図2参照)に出力される。演算部90は、メモリとCPUを有するマイクロコンピュータである。解析プログラムがメモリに収納されている。演算部90は、第1受光部54および第2受光部57による受光信号を解析し、両受光信号の差分から測標2までの距離が求められる。測量機1の中心点Oと、器械高計測部40の光学部材の配置関係(特に送光部51の送光点)は把握されており、測距結果に、中心点Oから器械高計測部40までの高さを加えることで、器械高Tが算出される。算出された器械高Tは、ディスプレイ20に表示される。
(算出方法)
ここで、第1受光部54および第2受光部57の二つの受光体を用いた器械高計測部40の測距装置としての距離算出方法について説明する。以下の演算が演算部90にて実施される。
ここで、第1受光部54および第2受光部57の二つの受光体を用いた器械高計測部40の測距装置としての距離算出方法について説明する。以下の演算が演算部90にて実施される。
図4に示すような、従来の構成の測距装置940においては、一つの受光部955で測距光と参照光を受光する。測距装置940によって計測される距離Daは、以下の通りである。
Da=C/2×(T光路1-T光路2)
C:光速、T:光の飛行時間、光路1:参照光路、光路2:測距光路
これに対し、器械高計測部40で計測される距離Dは、以下の通りである。
D=Da=C/2×(T光路1-(T光路2-ΔT))
ΔT=T基準-T光路2
ΔT:第1受光部の受光と第2受光部の受光の時間差
ΔTを補正することで、従来の計算方法と同等となる。
Da=C/2×(T光路1-T光路2)
C:光速、T:光の飛行時間、光路1:参照光路、光路2:測距光路
これに対し、器械高計測部40で計測される距離Dは、以下の通りである。
D=Da=C/2×(T光路1-(T光路2-ΔT))
ΔT=T基準-T光路2
ΔT:第1受光部の受光と第2受光部の受光の時間差
ΔTを補正することで、従来の計算方法と同等となる。
このため、まず、器械高計測部40を用いて、距離が既知である測距対象物へ測距を行うことにより、既知の距離におけるΔTを算出する。これをT基準として演算部90のメモリに記憶させておく。器械高計測部40にて測距を行うごとに、ΔTを算出して補正を行うことで、従来と同等の精度で測距を行うことができる。
ここで、第1受光部54の受光素子と第2受光部57の受光素子は、同等の特性を有すると好ましい。光学素子の光電変換時間は温度特性を有し、この温度特性は受光素子によってずれがあるが、この特性が同等の受光部を用いることで、このずれがキャンセルされ、距離測定を高精度に行うことができる。具体的には、第1受光部54と第2受光部57は、同一製品が好ましく、さらに同一型番であるとより好ましい。また、これにより、フィルタリングや信号処理の回路が不要となるため、回路規模を小さくすることができる。
また、器械高計測部40には、dToF方式またはiToF方式のどちらを用いてもよい。dToF方式については、高周波の必要のないTDC(Time To Digital Converter)技術、iToF方式については、OC1-Burst等の信号処理技術を用いることで、回路規模を小さく、比較的安価で、信号処理を行うことができる。
本実施形態においては、送光部51が出射する光は可視光であり、測量機1の下方に照射される測距光Lは、求心レーザ光としても用いられる。即ち、コリメートレンズ52の光軸は鉛直軸28の中心線Vと一致し、測距光Lは測量機1の底面から下方へ出射されるため、測量機1の下方の被計測物に照射された測距光Lは、中心点Oを通る測量機本体の鉛直軸下方の目印であるレーザ求心点として視認される。求心作業においては、この照射されたレーザ求心点と測標2の中心を合わせることで、測量機1を測標2の鉛直軸上に配置することができる。
作業者が測標2を基準点として測量機1を設置する場合、測標2のおおむね鉛直上方に、三脚8にて測量機1を配置し、整準台25の調整ネジで測量機1を水平とする整準作業を行う。ついで送光部51から出射された光の一部が測距光Lとして測標2に照射されるため、整準状態を保ちながら、測標2に照射された測距光Lの中心に測標2の中心が合致するように測量機1をスライドさせて、位置調整を行う。この求心作業により水平状態から傾くことがあり、整準作業と求心作業を繰り返し、測量機1を測標2の鉛直上に水平に配置する。測距光Lは、器械高計測部40はシャッターを含まず、光路切り替えが不要で、連続して計測値も算出できるため、求心作業時に、器械高Tの算出も行われる。切り替え作業は不要で、求心作業と器械高計測作業を同時に行うことができ、測量機1の設置作業を効率良く行うことができる。
本実施形態においては、器械高計測部40は、器械高計測機能のみならず、求心作業用の求心レーザ光照射機能も備えている。これに限られず、器械高計測部40は器械高計測機能のみ備え、求心作業は別途行うように構成してもよい。例えば、求心望遠鏡を備えるなど、求心作業には従来の構成を用いても問題ない。
本実施形態においては、器械高計測部40は、鉛直軸28の上方に配置され、その光学部材も全て鉛直軸28の上方に配置される。これに限られず、送光部51を、本体ケーシング12に取付け、コリメートレンズ52や対物レンズ56を中空の鉛直軸28の内部に配置するなど、器械高計測部40の光学部材の一部を鉛直軸28や固定部24などに配置してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について述べたが、上記の実施形態は本発明の一例であり、これらを当業者の知識に基づいて組合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。
1 :測量機
12 :本体ケーシング(測量機本体)
28 :鉛直軸
40 :器械高計測部
51 :送光部
53 :ビームスプリッタ
54 :第1受光部
57 :第2受光部
90 :演算部
L :測距光
R :参照光
T :器械高
12 :本体ケーシング(測量機本体)
28 :鉛直軸
40 :器械高計測部
51 :送光部
53 :ビームスプリッタ
54 :第1受光部
57 :第2受光部
90 :演算部
L :測距光
R :参照光
T :器械高
Claims (3)
- 光を測量機本体の鉛直軸下方へ照射して測距を行い、器械高を算出する器械高計測部を有する測量機において、
前記器械高計測部は、
光を出射する送光部と、
前記送光部から出射した光を入射して、参照光と測距光に分割し、前記参照光を参照光路へ送出し、前記測距光を測距光路に送出するビームスプリッタと、
前記参照光を受光する第1受光部と、
前記測距光が前記測量機本体の鉛直軸下方に出射されて、測距対象物に反射して戻ってきた光を受光する第2受光部と、
前記第1受光部と前記第2受光部による受光信号に基づいて、前記器械高を算出する演算部と、
を有する、
ことを特徴とする測量機。 - 前記送光部が出射する光は、可視レーザ光であり、
前記測距光は、前記測量機本体の鉛直軸下方に、レーザ求心点として照射される、
ことを特徴とする請求項1に記載の測量機。 - 前記第1受光部の受光素子および前記第2受光部の受光素子は、同等の温度特性を有する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の測量機。
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