JP2023149021A - 電動圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】スイッチング素子の冷却性能を向上できる電動圧縮機を提供する。【解決手段】スイッチング素子70は、導電部材71と直方体状の樹脂部材72とを有する。樹脂部材72は、長手方向の端面であるとともに導電部材71の一部が突出する第1端面72aと、第1端面72aとは反対側の端面である第2端面72bと、第1端面72aと第2端面72bとを繋ぐ第1側面72cとを有する。導電部材71は、第1側面72cにおいて露出する発熱部73aを有する。スイッチング素子70は、樹脂部材72の長手方向が回転軸の軸方向に延びるようにインバータ収容室S1に配置される。スイッチング素子70と区画壁22との間には、金属製の放熱部材80が配置される。放熱部材80は、発熱部73aと区画壁22との間に配置される第1放熱部81と、第1放熱部81と連続するとともに第2端面72bと区画壁22との間に配置される第2放熱部82とを有する。【選択図】図4
Description
本発明は、電動圧縮機に関する。
電動圧縮機は、回転軸と、回転軸を回転させる電動モータと、回転軸の回転によって流体を圧縮する圧縮部と、電動モータを駆動させるインバータと、ハウジングとを備えている。インバータは、スイッチング素子を有している。ハウジングは、電動モータを収容するとともに流体が吸入される吸入室とインバータを収容するインバータ収容室とを隔てる区画壁を有している。
特許文献1に開示された電動圧縮機において、スイッチング素子は、押圧固定具によって区画壁に押し付けられている。これにより、スイッチング素子は、区画壁を介して吸入室に吸入された流体によって冷却される。
このような電動圧縮機では、スイッチング素子の冷却性能の向上が望まれている。
上記問題点を解決するための電動圧縮機は、回転軸と、前記回転軸を回転させる電動モータと、前記回転軸の回転によって流体を圧縮する圧縮部と、前記電動モータを駆動させるとともにスイッチング素子を有するインバータと、前記電動モータを収容するとともに前記流体が吸入される吸入室と前記インバータを収容するインバータ収容室とを隔てる区画壁を有する金属製のハウジングと、を備える電動圧縮機であって、前記スイッチング素子は、主部及び前記主部から突出するピンを有する導電部材と、前記主部を収容する直方体状の樹脂部材とを有し、前記樹脂部材は、長手方向の端面であるとともに前記ピンが突出する第1端面と、前記長手方向において前記第1端面とは反対側の端面である第2端面と、前記第1端面と前記第2端面とを繋ぐ側面とを有し、前記主部は、前記側面において前記樹脂部材の外部に露出する発熱部を有し、前記スイッチング素子は、前記樹脂部材の長手方向が前記回転軸の軸方向に延びるように前記インバータ収容室に配置され、前記スイッチング素子と前記区画壁との間には、金属製の放熱部材が配置され、前記放熱部材は、前記発熱部と前記区画壁との間に配置される第1放熱部と、前記第1放熱部と連続するとともに前記第2端面と前記区画壁との間に配置される第2放熱部とを有することを要旨とする。
スイッチング素子の熱は、第1放熱部を介して区画壁に放熱されるだけでなく、第1放熱部と連続する第2放熱部を介して区画壁に放熱される。よって、スイッチング素子の冷却性能を向上できる。
また、スイッチング素子は、樹脂部材の長手方向が回転軸の軸方向に延びるようにインバータ収容室に配置されている。このため、樹脂部材の長手方向が回転軸の軸方向と直交する方向に延びるようにスイッチング素子が配置されている場合と比較して、回転軸の軸方向から見たときのスイッチング素子の面積を小さくできる。
上記電動圧縮機において、前記区画壁は、前記回転軸の軸方向における前記区画壁の端面であるとともに前記インバータ収容室内に露出する第1壁面と、前記回転軸の軸方向において前記第1壁面と反対に位置する第2壁面と、前記第1壁面から凹むとともに前記第2壁面から突出する収容凹部を有し、前記スイッチング素子は、前記収容凹部内に配置されていてもよい。
区画壁における吸入室に露出する面積が増大するため、区画壁は、吸入室に吸入された流体によってより冷却されやすくなる。よって、スイッチング素子の放熱性がより向上する。
上記電動圧縮機において、前記側面は、前記発熱部が露出する第1側面と、前記第1側面とは反対側の面である第2側面と、前記第1側面と前記第2側面とを繋ぐ一対の第3側面とを有し、前記放熱部材は、前記第1放熱部と連続するとともに前記第3側面と前記区画壁との間に配置される一対の第3放熱部を有していてもよい。
スイッチング素子の熱は、第1放熱部と連続する一対の第3放熱部を介しても区画壁に放熱される。よって、スイッチング素子の冷却性能をより向上できる。
上記電動圧縮機において、前記スイッチング素子と前記放熱部材とは、前記第2端面と前記第2放熱部との間、及び前記一対の第3側面と前記一対の第3放熱部との間に設けられたゴム製の絶縁部材によって一体化されていてもよい。
上記電動圧縮機において、前記スイッチング素子と前記放熱部材とは、前記第2端面と前記第2放熱部との間、及び前記一対の第3側面と前記一対の第3放熱部との間に設けられたゴム製の絶縁部材によって一体化されていてもよい。
スイッチング素子と放熱部材とが別体である場合と比較して、スイッチング素子及び放熱部材を扱いやすい。
上記電動圧縮機において、前記インバータは、前記スイッチング素子を複数有し、複数の前記スイッチング素子の前記主部はそれぞれ、前記第2側面及び前記第3側面において前記樹脂部材の外部に露出する露出部を有し、前記絶縁部材は、前記第2側面を覆っていてもよい。
上記電動圧縮機において、前記インバータは、前記スイッチング素子を複数有し、複数の前記スイッチング素子の前記主部はそれぞれ、前記第2側面及び前記第3側面において前記樹脂部材の外部に露出する露出部を有し、前記絶縁部材は、前記第2側面を覆っていてもよい。
露出部が絶縁部材によって覆われているため、複数のスイッチング素子の露出部同士の絶縁距離を確保しやすい。複数のスイッチング素子同士の間隔を広げることによって、露出部同士の絶縁距離を確保する場合と比較して、インバータが大型化し難くなる。また、スイッチング素子は、絶縁部材によって、第1放熱部に向けて押圧される。よって、発熱部と第1放熱部とを密着させることができる。
本発明によれば、スイッチング素子の冷却性能を向上できる。
以下、電動圧縮機を具体化した一実施形態を図1~図5にしたがって説明する。本実施形態の電動圧縮機は、例えば、車両空調装置に用いられる。
図1に示すように、電動圧縮機10は、ハウジング11と、軸支部材12と、回転軸13と、電動モータ14と、圧縮部15と、インバータ16とを備えている。ハウジング11は、金属製である。本実施形態のハウジング11は、アルミニウム製である。ハウジング11は、軸支部材12と、回転軸13と、電動モータ14と、圧縮部15と、インバータ16とを収容している。電動モータ14は、回転軸13を回転させる。圧縮部15は、回転軸13が回転することによって流体としての冷媒を圧縮する。インバータ16は、電動モータ14を駆動する。
図1に示すように、電動圧縮機10は、ハウジング11と、軸支部材12と、回転軸13と、電動モータ14と、圧縮部15と、インバータ16とを備えている。ハウジング11は、金属製である。本実施形態のハウジング11は、アルミニウム製である。ハウジング11は、軸支部材12と、回転軸13と、電動モータ14と、圧縮部15と、インバータ16とを収容している。電動モータ14は、回転軸13を回転させる。圧縮部15は、回転軸13が回転することによって流体としての冷媒を圧縮する。インバータ16は、電動モータ14を駆動する。
<ハウジング>
ハウジング11は、第1ハウジング構成体11aと、第2ハウジング構成体11bと、カバー11cとを有している。
ハウジング11は、第1ハウジング構成体11aと、第2ハウジング構成体11bと、カバー11cとを有している。
第1ハウジング構成体11aは、円筒状の周壁21と、区画壁22とを有している。周壁21は、第1端部21a及び第2端部21bを有している。第1端部21a及び第2端部21bは、周壁21の軸方向の端部である。第2端部21bは、周壁21の軸方向において第1端部21aの反対に位置している。区画壁22は、周壁21内の空間を軸方向に区画する。区画壁22は、第1壁面22a及び第2壁面22bを有している。第1壁面22a及び第2壁面22bは、周壁21の軸方向に対して略垂直な面である。第2壁面22bは、周壁21の軸方向において第1壁面22aの反対側に位置している。
区画壁22は、ボス23を有している。ボス23は、区画壁22の第2壁面22bから突出した部分である。ボス23は、ボス23の先端面から凹む軸受収容部23aを有している。軸受収容部23aは、第1軸受17を収容している。
図2(a)に示すように、区画壁22は、収容凹部24を有している。本実施形態の区画壁22は、3つの収容凹部24を有している。3つの収容凹部24は、V字状に配置されている。
図3及び図4に示すように、収容凹部24は、第1壁面22aから凹むとともに第2壁面22bから突出している。収容凹部24は、内底面24aと、内底面24aと第1壁面22aとを接続する内側面とを有している。内底面24aは、第2壁面22bを挟んで第1壁面22aとは反対側に位置している。
図2(a)及び図2(b)に示すように、周壁21の軸方向から見たとき、収容凹部24は長方形状である。収容凹部24の内側面は、第1内側面24bと、第2内側面24cと、第3内側面24dと、第4内側面24eとを有している。第1内側面24b及び第2内側面24cは、収容凹部24の長手方向に延びる面である。第3内側面24d及び第4内側面24eは、収容凹部24の短手方向に延びる面である。
図1に示すように、第2ハウジング構成体11bは、周壁21の第1端部21aに連結されている。第2ハウジング構成体11bは、周壁21の第1端部21aに位置する開口を閉塞している。
カバー11cは、周壁21の第2端部21bに連結されている。カバー11cは、周壁21の第2端部21bに位置する開口を閉塞している。周壁21の内周面と、区画壁22の第1壁面22aと、カバー11cの内面とによって、インバータ収容室S1が区画されている。インバータ収容室S1には、インバータ16が収容されている。区画壁22の第1壁面22aは、インバータ収容室S1に露出している。
ハウジング11は、吸入口111と吐出口112とを有している。吸入口111は、周壁21に設けられている。吸入口111は、周壁21の軸方向において区画壁22よりも第1端部21a側に位置している。吐出口112は、第2ハウジング構成体11bに設けられている。吸入口111には、図示しない外部冷媒回路の一端が接続されるとともに、吐出口112には、外部冷媒回路の他端が接続される。
<軸支部材>
軸支部材12は、周壁21内に収容されている。軸支部材12は、周壁21の軸方向において区画壁22よりも第1端部21a側に位置している。軸支部材12は、軸挿通孔12aと、連通孔12bとを有している。軸挿通孔12aには、第2軸受18が収容されている。
軸支部材12は、周壁21内に収容されている。軸支部材12は、周壁21の軸方向において区画壁22よりも第1端部21a側に位置している。軸支部材12は、軸挿通孔12aと、連通孔12bとを有している。軸挿通孔12aには、第2軸受18が収容されている。
周壁21の内周面と、区画壁22の第2壁面22bと、軸支部材12とによって、吸入室S2が区画されている。吸入室S2には、電動モータ14が収容されている。つまり、吸入室S2は、電動モータ14を収容するモータ収容室でもある。吸入室S2は、インバータ収容室S1と周壁21の軸方向に並んでいる。区画壁22は、インバータ収容室S1と吸入室S2とを隔てている。区画壁22の第2壁面22b、及び収容凹部24を区画する壁部における内底面24a、各内側面24b,24c,24d,24eとは反対側に位置する面は、吸入室S2に露出している。
<回転軸>
回転軸13は、周壁21内に収容されている。回転軸13は、周壁21の軸方向に沿って延びている。すなわち、回転軸13の軸方向は、周壁21の軸方向と一致している。回転軸13の第1端部は、軸受収容部23aに挿入されている。回転軸13の第1端部は、第1軸受17を介してボス23に回転可能に支持されている。回転軸13の第1端部とは反対側の端部である第2端部は、軸支部材12の軸挿通孔12aに挿通されている。回転軸13の第2端部は、第2軸受18を介して軸支部材12に回転可能に支持されている。
回転軸13は、周壁21内に収容されている。回転軸13は、周壁21の軸方向に沿って延びている。すなわち、回転軸13の軸方向は、周壁21の軸方向と一致している。回転軸13の第1端部は、軸受収容部23aに挿入されている。回転軸13の第1端部は、第1軸受17を介してボス23に回転可能に支持されている。回転軸13の第1端部とは反対側の端部である第2端部は、軸支部材12の軸挿通孔12aに挿通されている。回転軸13の第2端部は、第2軸受18を介して軸支部材12に回転可能に支持されている。
<電動モータ>
電動モータ14は、ロータ41と、ステータ42とを有している。ロータ41は、円筒状のロータコア41aと、複数の永久磁石41bとを有している。ロータコア41aは、回転軸13に固定されている。複数の永久磁石41bは、ロータコア41aに埋設されている。各永久磁石41bは、ロータコア41aの周方向に等ピッチに設けられている。ステータ42は、ロータ41を取り囲んでいる。ステータ42は、円筒状のステータコア42aと、3相のモータコイル42bとを有している。ステータコア42aは、周壁21の内周面に固定されている。モータコイル42bは、ステータコア42aに巻回されている。ロータ41は、モータコイル42bに電流が流れることにより回転する。回転軸13は、ロータ41と一体的に回転する。
電動モータ14は、ロータ41と、ステータ42とを有している。ロータ41は、円筒状のロータコア41aと、複数の永久磁石41bとを有している。ロータコア41aは、回転軸13に固定されている。複数の永久磁石41bは、ロータコア41aに埋設されている。各永久磁石41bは、ロータコア41aの周方向に等ピッチに設けられている。ステータ42は、ロータ41を取り囲んでいる。ステータ42は、円筒状のステータコア42aと、3相のモータコイル42bとを有している。ステータコア42aは、周壁21の内周面に固定されている。モータコイル42bは、ステータコア42aに巻回されている。ロータ41は、モータコイル42bに電流が流れることにより回転する。回転軸13は、ロータ41と一体的に回転する。
<圧縮部>
圧縮部15は、周壁21内に収容されている。圧縮部15は、回転軸13の軸方向において軸支部材12を挟んで電動モータ14の反対側に位置している。本実施形態の圧縮部15は、スクロール式である。圧縮部15は、固定スクロール51と可動スクロール52とを有している。固定スクロール51は、周壁21の内周面に固定されている。可動スクロール52は、固定スクロール51と対向するように配置されている。
圧縮部15は、周壁21内に収容されている。圧縮部15は、回転軸13の軸方向において軸支部材12を挟んで電動モータ14の反対側に位置している。本実施形態の圧縮部15は、スクロール式である。圧縮部15は、固定スクロール51と可動スクロール52とを有している。固定スクロール51は、周壁21の内周面に固定されている。可動スクロール52は、固定スクロール51と対向するように配置されている。
固定スクロール51と可動スクロール52との間には容積変更可能な圧縮室S3が区画されている。圧縮室S3は、軸支部材12の連通孔12bを介して吸入室S2と連通している。固定スクロール51と第2ハウジング構成体11bの内面とによって吐出室S4が区画されている。圧縮室S3と吐出室S4とは連通している。
冷媒は、吸入口111から吸入室S2内に吸入される。吸入室S2に吸入された冷媒は、連通孔12bを介して圧縮室S3に流入する。圧縮室S3に流入した冷媒は、圧縮室S3の容積変更によって圧縮される。圧縮された冷媒は、吐出室S4に吐出される。吐出室S4に吐出された冷媒は、吐出口112から外部冷媒回路へ流出する。外部冷媒回路に流出した冷媒は、外部冷媒回路の熱交換器や膨張弁を経て吸入口111から吸入室S2内に還流する。電動圧縮機10及び外部冷媒回路は、車両用空調装置を構成している。
<インバータ>
図2に示すように、インバータ16は、6つのスイッチングモジュール61と、コイル62と、コンデンサ63と、回路基板64とを有している。3相のスイッチングモジュール61については後述する。コンデンサ63及びコイル62は、LC回路を構成している。LC回路は、外部からの入力電流に含まれるノイズを低減するためのフィルタ回路である。6つのスイッチングモジュール61、コイル62、及びコンデンサ63は、回路基板64に実装されている。
図2に示すように、インバータ16は、6つのスイッチングモジュール61と、コイル62と、コンデンサ63と、回路基板64とを有している。3相のスイッチングモジュール61については後述する。コンデンサ63及びコイル62は、LC回路を構成している。LC回路は、外部からの入力電流に含まれるノイズを低減するためのフィルタ回路である。6つのスイッチングモジュール61、コイル62、及びコンデンサ63は、回路基板64に実装されている。
6つのスイッチングモジュール61、コイル62、コンデンサ63、及び回路基板64は、区画壁22上に配置されている。すなわち、インバータ16全体が区画壁22上に配置されている。6つのスイッチングモジュール61、コイル62、コンデンサ63は、回転軸13の軸方向において区画壁22と回路基板64との間に配置されている。
区画壁22上には、気密端子65が配置されている。気密端子65は、区画壁22を貫通する貫通孔22hに挿通されている。気密端子65は、3相の接続端子65aと端子絶縁部65bを有している。接続端子65aの一端は、回路基板64に接続されるとともに、接続端子65aの他端は、同相のモータコイル42bに接続される。接続端子65aは、インバータ16と電動モータ14とを接続する。端子絶縁部65bは、各接続端子65aと区画壁22とを絶縁する。
<スイッチングモジュール>
図5に示すように、スイッチングモジュール61は、スイッチング素子70と、放熱部材80と、絶縁部材90とを有している。本実施形態のスイッチング素子70は、IGBTである。6つのスイッチング素子70は、電動モータ14を駆動するためにスイッチング動作を行う。6つのスイッチング素子70はそれぞれ、U相の上アーム、U相の下アーム、V相の上アーム、V相の下アーム、W相の上アーム、及びW相の下アームを構成している。放熱部材80は、金属製である。本実施形態の放熱部材80は、アルミニウム製である。絶縁部材90は、絶縁性を有する材料によって形成されている。本実施形態の絶縁部材90は、ゴム製である。
図5に示すように、スイッチングモジュール61は、スイッチング素子70と、放熱部材80と、絶縁部材90とを有している。本実施形態のスイッチング素子70は、IGBTである。6つのスイッチング素子70は、電動モータ14を駆動するためにスイッチング動作を行う。6つのスイッチング素子70はそれぞれ、U相の上アーム、U相の下アーム、V相の上アーム、V相の下アーム、W相の上アーム、及びW相の下アームを構成している。放熱部材80は、金属製である。本実施形態の放熱部材80は、アルミニウム製である。絶縁部材90は、絶縁性を有する材料によって形成されている。本実施形態の絶縁部材90は、ゴム製である。
スイッチング素子70は、導電部材71と、直方体状の樹脂部材72とを有している。導電部材71は、板状の主部73と、主部73から延出する3本のピン74とを有している。樹脂部材72は、主部73を収容している。
樹脂部材72は、第1端面72aと、第2端面72bとを有している。第1端面72a及び第2端面72bは、樹脂部材72の長手方向における端面である。第2端面72bは、樹脂部材72の長手方向において第1端面72aの反対に位置する端面である。導電部材71の3本のピン74は、樹脂部材72の第1端面72aから突出している。
樹脂部材72は、第1端面72aと第2端面72bとを長手方向に繋ぐ側面を有している。側面は、第1側面72cと、第2側面72dと、一対の第3側面72eとを有している。第1側面72c及び第2側面72dは、第1端面72aの長辺及び第2端面72bの長辺と繋がっている。各第3側面72eは、第1端面72aの短辺及び第2端面72bの短辺と繋がっている。第1側面72c及び第2側面72dの面積はそれぞれ、第3側面72eの面積よりも大きい。
図3に示すように、樹脂部材72は、第2側面72dと一方の第3側面72eとを接続する角部、及び第2側面72dと他方の第3側面72eとを接続する角部に窓部72gを有している。
図5に示すように、主部73は、発熱部73aを有している。発熱部73aは、主部73において最も発熱しやすい部分である。発熱部73aは、第1側面72cにおいて樹脂部材72の外部に露出している。
図3に示すように、主部73は、窓部72gによって樹脂部材72の外部に露出する露出部73bを有している。露出部73bは、第2側面72d及び一対の第3側面72eにおいて樹脂部材72の外部に露出している。
図3及び図4に示すように、放熱部材80は、第1放熱部81と、第2放熱部82と、一対の第3放熱部83とを有している。第1放熱部81は、長方形状である。第2放熱部82は、第1放熱部81の一対の短辺のうちの一方から第1放熱部81の板厚方向に立設されている。第2放熱部82は、第1放熱部81と連続している。一対の第3放熱部83は、第1放熱部81の一対の長辺から第1放熱部81の板厚方向に立設されている。一対の第3放熱部83は、第1放熱部81と連続している。また、一対の第3放熱部83は、第2放熱部82によって第1放熱部81の短手方向に接続されている。一対の第3放熱部83は、第2放熱部82と連続している。
スイッチング素子70は、第1放熱部81と第2放熱部82と一対の第3放熱部83とによって囲まれる空間に配置されている。樹脂部材72の第2端面72bは、第2放熱部82と向かい合っている。樹脂部材72の第1側面72c及び発熱部73aは、第1放熱部81と向かい合っている。本実施形態では、第1側面72c及び発熱部73aと第1放熱部81との間には、放熱シート91が配置されている。放熱シート91の一方の面は、第1側面72c及び発熱部73aに当接するとともに、放熱シート91の他方の面は、第1放熱部81に当接している。樹脂部材72の一対の第3側面72eは、一対の第3放熱部83と向かい合っている。
本実施形態では、絶縁部材90は、スイッチング素子70が放熱部材80に配置された状態でインサート成形されている。これにより、スイッチング素子70と放熱部材80とは、絶縁部材90によって一体化されている。
絶縁部材90は、樹脂部材72の第2端面72bと第2放熱部82との間、及び樹脂部材72の一対の第3側面72eと一対の第3放熱部83との間に介在している。また、絶縁部材90は、樹脂部材72の第1端面72a及び第2側面72dを覆っている。つまり、絶縁部材90は、樹脂部材72の第1側面72cを除く5面を覆っている。したがって、露出部73bは、絶縁部材90によって覆われている。
図2(a)に示すように、6つのスイッチングモジュール61は、樹脂部材72の長手方向が回転軸13の軸方向に延びるようにインバータ収容室S1に収容されている。スイッチング素子70の各ピン74は、回路基板64に接続されている。6つのスイッチングモジュール61は、収容凹部24に収容されている。本実施形態では、同相のスイッチングモジュール61が1つの収容凹部24に収容されている。以下、同相のスイッチングモジュール61のうち、一方のスイッチングモジュール61を第1スイッチングモジュール61aとし、他方のスイッチングモジュール61を第2スイッチングモジュール61bとする。
図2(b)及び図4に示すように、第1スイッチングモジュール61aと第2スイッチングモジュール61bとは、樹脂部材72の第2側面72dが絶縁部材90を介して向かい合うように配置されている。
第1スイッチングモジュール61aの第1放熱部81は、放熱グリス92を介して収容凹部24の第1内側面24bと向かい合っている。第1スイッチングモジュール61aの第2放熱部82は、放熱グリス92を介して収容凹部24の内底面24aと向かい合っている。第1スイッチングモジュール61aの一対の第3放熱部83のうち、一方は、放熱グリス92を介して収容凹部24の第3内側面24dと向かい合うとともに、他方は、放熱グリス92を介して収容凹部24の第4内側面24eと向かい合っている。
第2スイッチングモジュール61bの第1放熱部81は、放熱グリス92を介して収容凹部24の第2内側面24cと向かい合っている。第2スイッチングモジュール61bの第2放熱部82は、放熱グリス92を介して収容凹部24の内底面24aと向かい合っている。第2スイッチングモジュール61bの一対の第3放熱部83のうち、一方は、放熱グリス92を介して収容凹部24の第3内側面24dと向かい合うとともに、他方は、放熱グリス92を介して収容凹部24の第4内側面24eと向かい合っている。
つまり、各スイッチングモジュール61において、第1放熱部81は、スイッチング素子70の発熱部73aと区画壁22との間に配置されている。第2放熱部82は、スイッチング素子70の第2端面72bと区画壁22との間に配置されている。一対の第3放熱部83は、スイッチング素子70の一対の第3側面72eと区画壁22との間に配置されている。
[本実施形態の作用]
本実施形態の作用を説明する。
スイッチング素子70の導電部材71は、インバータ16の動作時に発熱する。スイッチング素子70の熱は、放熱シート91を介して第1放熱部81に伝わる。第1放熱部81に伝わった熱は、放熱グリス92を介して区画壁22に伝わる。区画壁22は、吸入室S2に露出している。このため、区画壁22は、吸入室S2に吸入された冷媒によって冷却される。よって、スイッチング素子70は、第1放熱部81及び区画壁22を介して、吸入室S2に吸入された冷媒によって冷却される。
本実施形態の作用を説明する。
スイッチング素子70の導電部材71は、インバータ16の動作時に発熱する。スイッチング素子70の熱は、放熱シート91を介して第1放熱部81に伝わる。第1放熱部81に伝わった熱は、放熱グリス92を介して区画壁22に伝わる。区画壁22は、吸入室S2に露出している。このため、区画壁22は、吸入室S2に吸入された冷媒によって冷却される。よって、スイッチング素子70は、第1放熱部81及び区画壁22を介して、吸入室S2に吸入された冷媒によって冷却される。
また、第1放熱部81に伝わったスイッチング素子70の熱は、第1放熱部81と連続する第2放熱部82にも伝わる。第2放熱部82に伝わった熱は、放熱グリス92を介して区画壁22に伝わる。つまり、スイッチング素子70は、第2放熱部82及び区画壁22を介して吸入室S2に吸入された冷媒によって冷却される。よって、スイッチング素子70の冷却性能は向上する。
さらに、第1放熱部81に伝わったスイッチング素子70の熱は、第1放熱部81と連続する一対の第3放熱部83にも伝わる。一対の第3放熱部83に伝わった熱は、放熱グリス92を介して区画壁22に伝わる。つまり、スイッチング素子70は、一対の第3放熱部83及び区画壁22を介して吸入室S2に吸入された冷媒によって冷却される。よって、スイッチング素子70の冷却性能はより向上する。
[本実施形態の効果]
本実施形態の効果を説明する。
(1)スイッチング素子70と区画壁22との間には、金属製の放熱部材80が配置されている。放熱部材80は、発熱部73aと区画壁22との間に配置される第1放熱部81と、第1放熱部81と連続するとともに樹脂部材72の第2端面72bと区画壁22との間に配置される第2放熱部82とを有している。スイッチング素子70の熱は、第1放熱部81を介して区画壁22に放熱されるだけでなく、第1放熱部81と連続する第2放熱部82を介しても区画壁22に放熱される。よって、スイッチング素子70の冷却性能が向上する。
本実施形態の効果を説明する。
(1)スイッチング素子70と区画壁22との間には、金属製の放熱部材80が配置されている。放熱部材80は、発熱部73aと区画壁22との間に配置される第1放熱部81と、第1放熱部81と連続するとともに樹脂部材72の第2端面72bと区画壁22との間に配置される第2放熱部82とを有している。スイッチング素子70の熱は、第1放熱部81を介して区画壁22に放熱されるだけでなく、第1放熱部81と連続する第2放熱部82を介しても区画壁22に放熱される。よって、スイッチング素子70の冷却性能が向上する。
(2)スイッチング素子70は、樹脂部材72の長手方向が回転軸13の軸方向に延びるようにインバータ収容室S1に配置されている。このため、発熱部73aが区画壁22の第1壁面22aに当接するように樹脂部材72の長手方向が回転軸13の軸方向と直交する方向に延びている場合と比較して、回転軸13の軸方向から見たときのスイッチング素子70の面積が減少する。これにより、回転軸13の軸方向から見たときにインバータ16が大型化することを抑制できる。その結果、回転軸13の軸方向から見たときにハウジング11が大型化することを抑制できる。また、本実施形態では区画壁22上にインバータ16全体を配置することができるため、スイッチング素子70だけでなく、コイル62やコンデンサ63などの他の発熱部材も冷却できる。
(3)区画壁22は、第1壁面22aから凹むとともに第2壁面22bから突出する収容凹部24を有している。スイッチング素子70は、収容凹部24内に配置されている。区画壁22における吸入室S2に露出する面積が増大するため、区画壁22は、吸入室S2に吸入された冷媒によってより冷却されやすくなる。よって、スイッチング素子70の冷却性能がより向上する。
(4)放熱部材80は、第1放熱部81と連続するとともに一対の第3側面72eと区画壁22との間に配置される一対の第3放熱部83を有している。このため、スイッチング素子70の熱は、第1放熱部81及び第2放熱部82だけでなく、一対の第3放熱部83を介しても区画壁22に放熱される。よって、スイッチング素子70の冷却性能をより向上できる。
(5)スイッチング素子70と放熱部材80とは、第2端面72bと第2放熱部82との間、及び一対の第3側面72eと一対の第3放熱部83との間に設けられたゴム製の絶縁部材90によって一体化されている。よって、スイッチング素子70と放熱部材80とが別体である場合と比較して、スイッチング素子70及び放熱部材80を扱いやすい。
(6)各スイッチング素子70の主部73は、第2側面72d及び第3側面72eにおいて露出する露出部73bを有している。このため、複数のスイッチング素子70をインバータ収容室S1に収容する際には、露出部73b同士の絶縁距離を確保する必要がある。本実施形態のスイッチング素子70は、高電圧下で使用されるIGBTであるため、絶縁距離の確保が特に求められる。
本実施形態では、絶縁部材90は、樹脂部材72の第2端面72b及び一対の第3側面72eに加えて第2側面72dも覆っている。このため、露出部73bは、絶縁部材90によって覆われている。したがって、露出部73b同士の絶縁距離を確保しやすい。この場合、複数のスイッチング素子70同士の間隔を広げることによって、露出部73b同士の絶縁距離を確保する場合と比較して、インバータ16が大型化しにくい。
(7)絶縁部材90は、樹脂部材72の第1側面72cを除いた5面を覆っている。このため、スイッチング素子70は、絶縁部材90によって、第1放熱部81に向けて押圧される。よって、発熱部73aと放熱シート91とを密着させることができるとともに、放熱シート91と第1放熱部81とを密着させることができる。
(8)例えば、放熱部材80は、第1~第3放熱部81~83に加えて、樹脂部材72の第2側面72dと向かい合う第4放熱部を有していてもよい。しかしながら、第4放熱部を設ける場合、放熱部材80は第2放熱部82を底壁とした有底四角筒状になるため、放熱部材80の形成が難しくなる。また、第4放熱部は、第1放熱部81と連続しない部分であるため、第2放熱部82や第3放熱部83と比較して、スイッチング素子70の冷却効果への寄与が小さい。したがって、放熱部材80は、放熱部として第1放熱部81、第2放熱部82、及び一対の第3放熱部83を有するのが好適である。
[変更例]
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施できる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施できる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施できる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施できる。
○ 区画壁22は、収容凹部24の代わりに、第1壁面22aから突出する突出部を有していてもよい。突出部は、例えば、回転軸13の軸方向に延びる四角筒状である。スイッチングモジュール61は、突出部の内側に配置される。詳しくは、第1放熱部81は、発熱部73aと突出部の内面との間に配置される。第2放熱部82は、樹脂部材72の第2端面72bと区画壁22の第1壁面22aとの間に配置される。各第3放熱部83は、樹脂部材72の第3側面72eと突出部の内面との間に配置される。
この場合、スイッチング素子70の熱は、第1放熱部81に伝わるとともに、第1放熱部81と連続する第2放熱部82及び一対の第3放熱部83にも伝わる。第2放熱部82に伝わった熱は、区画壁22に伝わる。第1放熱部81及び各第3放熱部83に伝わった熱は、突出部に伝わる。突出部は、区画壁22の一部である。このため、突出部は、吸入室S2に吸入された冷媒によって冷却される。その結果、スイッチング素子70は、区画壁22を介して吸入室S2に吸入された冷媒によって冷却される。
○ ハウジング11の構成は適宜変更されてもよい。
例えば、ハウジング11は、第1ハウジング構成体11aの代わりに、有底円筒状のモータハウジングと、モータハウジングの底壁に連結された筒状のインバータハウジングとを有していてもよい。この場合、吸入室S2は、モータハウジングの内面と軸支部材12とによって区画される。インバータ収容室S1は、インバータハウジングの内面とカバー11cの内面とによって区画される。モータハウジングの底壁は、吸入室S2とインバータ収容室S1とを隔てる区画壁である。
例えば、ハウジング11は、第1ハウジング構成体11aの代わりに、有底円筒状のモータハウジングと、モータハウジングの底壁に連結された筒状のインバータハウジングとを有していてもよい。この場合、吸入室S2は、モータハウジングの内面と軸支部材12とによって区画される。インバータ収容室S1は、インバータハウジングの内面とカバー11cの内面とによって区画される。モータハウジングの底壁は、吸入室S2とインバータ収容室S1とを隔てる区画壁である。
○ 区画壁22が有する収容凹部24の数は適宜変更されてもよい。
例えば、上記実施形態の3つの収容凹部24は互いに繋げられることにより、1つの収容凹部24とされてもよい。
例えば、上記実施形態の3つの収容凹部24は互いに繋げられることにより、1つの収容凹部24とされてもよい。
例えば、区画壁22は、6つの収容凹部24を有していてもよい。この場合、1つの収容凹部24に対し、1つのスイッチングモジュール61が収容される。
○ 区画壁22におけるスイッチングモジュール61の配置は、他のインバータ16の構成部品の配置に応じて適宜変更してもよい。例えば、U相のスイッチングモジュール61、V相のスイッチングモジュール61、及びW相のスイッチングモジュール61は、一列に並んでいてもよい。
○ 区画壁22におけるスイッチングモジュール61の配置は、他のインバータ16の構成部品の配置に応じて適宜変更してもよい。例えば、U相のスイッチングモジュール61、V相のスイッチングモジュール61、及びW相のスイッチングモジュール61は、一列に並んでいてもよい。
○ スイッチング素子70は、IGBT以外のスイッチング素子であってもよい。
○ スイッチングモジュール61は、絶縁部材90を有していなくてもよい。この場合、スイッチング素子70と放熱部材80とは、別体でもよいし、接着剤等によって互いに固定されることによって一体化されていてもよい。
○ スイッチングモジュール61は、絶縁部材90を有していなくてもよい。この場合、スイッチング素子70と放熱部材80とは、別体でもよいし、接着剤等によって互いに固定されることによって一体化されていてもよい。
○ 放熱部材80は、熱伝導率の高い金属によって形成されていれば、アルミニウム製でなくてもよい。
○ 放熱部材80は、第1放熱部81及び第2放熱部82を有していれば、一対の第3放熱部83の両方又は一方を有していなくてもよい。
○ 放熱部材80は、第1放熱部81及び第2放熱部82を有していれば、一対の第3放熱部83の両方又は一方を有していなくてもよい。
○ 放熱部材80は、第1放熱部81、第2放熱部82、及び一対の第3放熱部83に加えて、樹脂部材72の第2側面72dと向かい合う第4放熱部を有していてもよい。この場合、放熱部材80は、第2放熱部82を底壁とした有底四角筒状となる。
○ 絶縁部材90は、絶縁性を有する材料によって形成されていれば、ゴム製でなくてもよい。
○ 放熱シート91は省略されてもよい。この場合、樹脂部材72の第1側面72c及び発熱部73aは、第1放熱部81に当接する。
○ 放熱シート91は省略されてもよい。この場合、樹脂部材72の第1側面72c及び発熱部73aは、第1放熱部81に当接する。
○ 放熱グリス92をポッティング(樹脂盛り)に変更してもよい。また、放熱グリス92は省略されてもよい。この場合、各放熱部81~83は、区画壁22に当接する。
○ 圧縮部15は、回転軸13の回転によって冷媒を圧縮するのであれば、スクロール式に限定されない。
○ 圧縮部15は、回転軸13の回転によって冷媒を圧縮するのであれば、スクロール式に限定されない。
○ 上記実施形態の電動圧縮機10は、車両空調装置に用いられていたが、これに限らない。例えば、電動圧縮機10は、燃料電池車に搭載されるとともに、燃料電池に供給される流体としての空気を圧縮部15により圧縮するものであってもよい。
10…電動圧縮機、11…ハウジング、13…回転軸、14…電動モータ、15…圧縮部、16…インバータ、22…区画壁、22a…第1壁面、22b…第2壁面、24…収容凹部、70…スイッチング素子、71…導電部材、72…樹脂部材、72a…第1端面、72b…第2端面、72c…側面としての第1側面、72d…側面としての第2側面、72e…側面としての第3側面、73…主部、73a…発熱部、73b…露出部、74…ピン、80…放熱部材、81…第1放熱部、82…第2放熱部、83…第3放熱部、90…絶縁部材、S1…インバータ収容室、S2…吸入室。
Claims (5)
- 回転軸と、
前記回転軸を回転させる電動モータと、
前記回転軸の回転によって流体を圧縮する圧縮部と、
前記電動モータを駆動させるとともにスイッチング素子を有するインバータと、
前記電動モータを収容するとともに前記流体が吸入される吸入室と前記インバータを収容するインバータ収容室とを隔てる区画壁を有する金属製のハウジングと、
を備える電動圧縮機であって、
前記スイッチング素子は、主部及び前記主部から突出するピンを有する導電部材と、前記主部を収容する直方体状の樹脂部材とを有し、
前記樹脂部材は、長手方向の端面であるとともに前記ピンが突出する第1端面と、前記長手方向において前記第1端面とは反対側の端面である第2端面と、前記第1端面と前記第2端面とを繋ぐ側面とを有し、
前記主部は、前記側面において前記樹脂部材の外部に露出する発熱部を有し、
前記スイッチング素子は、前記樹脂部材の長手方向が前記回転軸の軸方向に延びるように前記インバータ収容室に配置され、
前記スイッチング素子と前記区画壁との間には、金属製の放熱部材が配置され、
前記放熱部材は、前記発熱部と前記区画壁との間に配置される第1放熱部と、前記第1放熱部と連続するとともに前記第2端面と前記区画壁との間に配置される第2放熱部とを有することを特徴とする電動圧縮機。 - 前記区画壁は、前記回転軸の軸方向における前記区画壁の端面であるとともに前記インバータ収容室内に露出する第1壁面と、前記回転軸の軸方向において前記第1壁面と反対に位置する第2壁面と、前記第1壁面から凹むとともに前記第2壁面から突出する収容凹部を有し、
前記スイッチング素子は、前記収容凹部内に配置されている請求項1に記載の電動圧縮機。 - 前記側面は、前記発熱部が露出する第1側面と、前記第1側面とは反対側の面である第2側面と、前記第1側面と前記第2側面とを繋ぐ一対の第3側面とを有し、
前記放熱部材は、前記第1放熱部と連続するとともに前記第3側面と前記区画壁との間に配置される一対の第3放熱部を有する請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機。 - 前記スイッチング素子と前記放熱部材とは、前記第2端面と前記第2放熱部との間、及び前記一対の第3側面と前記一対の第3放熱部との間に設けられたゴム製の絶縁部材によって一体化されている請求項3に記載の電動圧縮機。
- 前記インバータは、前記スイッチング素子を複数有し、
複数の前記スイッチング素子の前記主部はそれぞれ、前記第2側面及び前記第3側面において前記樹脂部材の外部に露出する露出部を有し、
前記絶縁部材は、前記第2側面を覆っている請求項4に記載の電動圧縮機。
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- 2023-03-27 WO PCT/JP2023/012254 patent/WO2023190366A1/ja unknown
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WO2023190366A1 (ja) | 2023-10-05 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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