JP2023148951A - 検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スパッタの付着位置を具体的に検出することができる検出装置を提供する。【解決手段】溶接を行う際にシールドガスを流す溶接トーチにおいて、溶接トーチのノズルの詰まりを検出する検出装置は、第1圧力測定部と、第2圧力測定部と、判定部と、出力部と、を備える。第1圧力測定部は、ノズルの内部の第1位置におけるシールドガスの圧力を測定するよう構成される。第2圧力測定部は、ノズルの内部における第1位置とは異なる第2位置において、ノズルの内部のシールドガスの圧力を測定するよう構成される。判定部は、第1圧力測定部の測定値と、第2圧力測定部の測定値と、に基づき、ノズルの詰まりが生じているか否かを判定するよう構成される。【選択図】図1
Description
本開示は、溶接トーチのノズルの詰まりを検出する検出装置に関する。
アーク溶接作業において、溶接部で発生したスパッタが飛散し、溶接トーチのノズルの内周面に付着することがある。スパッタがノズルの内周面に付着すると、シールドガスの流れに影響を与える可能性がある。特許文献1には、ガス供給路に配置された流量検出器を用いて、ガス供給路内を流れるシールドガスの流量を検出する、溶接トーチのノズル詰まり検出装置が開示されている。当該検出装置は、予め設定されているシールドガス流量の判定値と、流量検出器で検出されたシールドガス流量を比較して、ガス供給路内を流れるシールドガスの流量が判定値よりも小さくなったとき、溶接を中断させるとともに溶接トーチの清掃時期であることを表示する。
しかしながら、ガス供給路内を流れるシールドガスの流量が判定値よりも大きい場合でも、ガス供給路内の一部分にスパッタが偏って付着した場合、シールドガスの流れが乱れることがある。シールドガスの流れが乱れると、十分なシールド効果が得られなくなることから、溶接不良を招く可能性がある。よって、スパッタが付着した箇所を清掃する必要があるが、引用文献1の検出装置では、スパッタの付着位置を具体的に検出することができなかった。
本開示の一局面では、スパッタの付着位置を具体的に検出することができる検出装置を提供する。
本開示の一態様は、溶接を行う際にシールドガスを流す溶接トーチにおいて、溶接トーチのノズルの詰まりを検出する検出装置であって、第1圧力測定部と、第2圧力測定部と、判定部と、出力部と、を備える。第1圧力測定部は、ノズルの内部の第1位置におけるシールドガスの圧力を測定するよう構成される。第2圧力測定部は、ノズルの内部における第1位置とは異なる第2位置において、ノズルの内部のシールドガスの圧力を測定するよう構成される。判定部は、第1圧力測定部の測定値と、第2圧力測定部の測定値と、に基づき、ノズルの詰まりが生じているか否かを判定するよう構成される。出力部は、判定部によりノズルの詰まりが生じていると判定された場合、所定の出力を行うよう構成される。このような構成によれば、検出装置は、ノズルの内部における複数の位置において、シールドガスの圧力を測定する。複数の位置におけるシールドガスの圧力の測定値を比較することにより、第1位置と第2位置とのいずれの位置にスパッタが付着したかを検出することができる。よって、スパッタの付着位置を具体的に検出することができる。
本開示の一態様では、第1位置と、第2位置と、はノズルの内部において、周方向における異なる位置に位置してもよい。このような構成によれば、第1位置と第2位置とのどちらかにノズルの詰まりが生じていなければ、第1位置と第2位置とでシールドガスの圧力の測定値はほぼ同じ値となるが、詰まりが生じていれば、第1位置と第2位置とでシールドガスの圧力の測定値が異なる。よって、第1位置と第2位置とのいずれの位置にスパッタが付着したかを検出することができる。
上述した構成において、判定部は、第1圧力測定部の測定値と、第2圧力測定部の測定値と、の差が、所定の差以上である場合、ノズルの詰まりが生じていると判定してもよい。このような構成によれば、第1位置と第2位置とのいずれかで、ノズルの詰まりが生じていることを検出することができる。
本開示の一態様では、第1位置及び第2位置は、ノズルの先端近傍に位置してもよい。このような構成によれば、最もノズルの詰まりが生じやすいノズルの先端近傍において、ノズルの詰まりを検出することができる。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す溶接システム1は、消耗電極式のガスシールドアーク溶接を行うよう構成されている。溶接システム1は、アーク溶接を行う際にシールドガス70を流す溶接トーチ13において、溶接トーチ13のガスノズル31の詰まりを検出する。ガスノズル31の詰まりとは、シールドガス70の流れに影響が生じる程度にスパッタがガスノズル31の内部に堆積することである。溶接システム1は、溶接電源装置11と、送給装置12と、溶接トーチ13と、シールドガス供給源14と、判定部15と、出力部16と、を備える。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す溶接システム1は、消耗電極式のガスシールドアーク溶接を行うよう構成されている。溶接システム1は、アーク溶接を行う際にシールドガス70を流す溶接トーチ13において、溶接トーチ13のガスノズル31の詰まりを検出する。ガスノズル31の詰まりとは、シールドガス70の流れに影響が生じる程度にスパッタがガスノズル31の内部に堆積することである。溶接システム1は、溶接電源装置11と、送給装置12と、溶接トーチ13と、シールドガス供給源14と、判定部15と、出力部16と、を備える。
溶接電源装置11には、溶接システム1のオンオフを設定するボタンが設けられている。また、溶接電源装置11には、溶接電圧、ワイヤ送給速度などを設定する調整つまみが設けられている。溶接電源装置11から、バルブ142のオンオフを指示する信号や、送給装置12への溶接指示の信号が出力される。バルブ142がオンのとき、送給装置12にシールドガス70の送給が指示される。
送給装置12は、溶接電源装置11の設定に基づいて、溶接ワイヤ60及びシールドガス70を溶接トーチ13に送給する。溶接ワイヤ60は、一例としてソリッドワイヤであり、消耗電極として機能する。なお、溶接ワイヤ60の種類はこれに限定されるものではない。例えば、溶接ワイヤ60は、フラックス入りワイヤであってもよい。また、溶接ワイヤ60の材質も限定されるものではない。例えば、溶接ワイヤ60の材質は、軟鋼でもよいし、ステンレスやアルミニウム、チタンでもあってもよい。
図2に示されるように、溶接トーチ13は、ガスノズル31と、コンタクトチップ32と、チップボディ33と、ノズルインシュレータ34と、チップボディ取付ネジ35と、コンジットチューブ36と、を備える。
ガスノズル31は、コンタクトチップ32の外側において、環状空間を形成する筒状部材である。ガスノズル31の先端は開放している。ガスノズル31は、シールドガス70をガイドするように構成されている。
コンタクトチップ32は、溶接ワイヤ60を通すための挿通孔が基端から先端まで貫通状に形成されている。コンタクトチップ32は、溶接ワイヤ60に通電すると共に、溶接ワイヤ60をガイドするように構成されている。
チップボディ33は、チップボディ取付ネジ35の先端部に位置し、コンタクトチップ32とネジ手段によって連結されている。チップボディ33は、コンタクトチップ32に挿通した溶接ワイヤ60を固定するように構成されている。
ノズルインシュレータ34は、チップボディ取付ネジ35の長手方向における中間部外面に外嵌されている。ノズルインシュレータ34は、シールドガス70が溶接トーチ13から漏れるのを抑制するように構成されている。
チップボディ取付ネジ35は、図示しないトーチボディの先端に取り付けられている。チップボディ取付ネジ35がトーチボディに取り付けられると、チップボディ33がコンタクトチップ32の方へ押される。
コンジットチューブ36は、溶接電源装置11からの電力を溶接トーチ13に送るとともに、シールドガス供給源14からのシールドガス70を溶接トーチ13に送るチューブである。
溶接電源装置11からの電力は、送給装置12に送られ、送給装置12からコンジットチューブ36を介して溶接トーチ13に送られる。そして、当該電力は、コンタクトチップ32を介して溶接ワイヤ60に供給される。なお、溶接作業時の電流は、直流又は交流のいずれであってもよく、また、その波形は特に問わない。溶接ワイヤ60は、コンタクトチップ32からの通電により、先端からアークを発生する。
図1に示されるように、溶接トーチ13は、図2にて説明したほかに、第1圧力測定部21と、第2圧力測定部22と、第3圧力測定部23と、第4圧力測定部24と、を備える。
図3に示されるように、第1圧力測定部21は、ガスノズル31の内部の第1位置41におけるシールドガス70の圧力を測定するよう構成されている。なお、図3は、図2に示す溶接トーチ13に第1圧力測定部21~第4圧力測定部24を装着したときの図である。図3は、シールドガス70の流れ方向と直交する方向の断面の模式図であって、ガスノズル31及び溶接ワイヤ60以外の構成は省略している。
第2圧力測定部22は、ガスノズル31の内部の第2位置42におけるシールドガス70の圧力を測定するよう構成されている。第3圧力測定部23は、ガスノズル31の内部の第3位置43におけるシールドガス70の圧力を測定するよう構成されている。第4圧力測定部24は、ガスノズル31の内部の第4位置44におけるシールドガス70の圧力を測定するよう構成されている。第1圧力測定部21~第4圧力測定部24は、測定した圧力の値を判定部15にフィードバックする。
図4に示されるように、第1位置41から第4位置44は、周方向において異なる位置に位置する。より詳しくは、第1位置41から第4位置44は、シールドガス70の流れ方向に垂直な同一平面S1上に位置する。図4は、図3の平面S1を基準とした端面図である。第1位置41から第4位置44は、ガスノズル31の先端近傍に位置する。ガスノズル31の先端とは、シールドガス70を噴出する開口のことである。また、先端近傍とはガスノズル31の第1位置41から第4位置44にスパッタが付着したり堆積したりしない程度の位置である。第1位置41~第4位置44には、ガスノズル31を貫通する孔が形成されている。第1圧力測定部21~第4圧力測定部24は、管状部211と、圧力センサ212と、を備える。管状部211は、第1位置41~第4位置44に形成される孔に接続される管状の部材である。管状部211は、一例としてゴムホースである。圧力センサ212は、管状部211における、第1位置41~第4位置44とは反対側の端部に設けられる。
説明を図1に戻る。シールドガス供給源14は、シールドガス70が封入された容器141及びバルブ142等により構成される。シールドガス供給源14から、シールドガス70が、送給装置12へ送られる。送給装置12に送られたシールドガス70は、コンジットチューブ36を介して溶接トーチ13に送られる。溶接トーチ13に送られたシールドガス70は、溶接トーチ13内を流れ、ガスノズル31に案内されて、溶接トーチ13の先端から噴出する。シールドガス70は、一例としてアルゴンである。なお、シールドガス70として用いられるガスの種類はこれに限定されるものではない。例えば、窒素、ヘリウムのような不活性ガスであってもよいし、炭酸ガスであってもよいし、これらを混合したガスであってもよい。
判定部15は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。CPUは、非遷移的実体的記録媒体であるROMに格納されたプログラムを実行する。当該プログラムが実行されることで、当該プログラムに対応する方法が実行される。具体的には、判定部15は当該プログラムに従い、後述する図5に示すばらつき判定処理を実行する。なお、判定部15は、1つのマイクロコンピュータを備えてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えてもよい。
判定部15に含まれる各部の機能を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の機能は、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。例えば、上記機能がハードウェアである電子回路によって実現される場合、その電子回路は、デジタル回路、又はアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現されてもよい。
判定部15は、ばらつき判定処理において、ガスノズル31の詰まりを検出したときには、出力部16に清掃信号を出力する。また、判定部15は、ばらつき判定処理において、ガスノズル31の詰まりを検出したときには、溶接電源装置11に、溶接システム1がオフとなるように設定するための信号を出力してもよい。
出力部16は、ガスノズル31に対して清掃が必要であることを使用者に知らせる装置である。出力部16は、一例としてモニタである。判定部15から清掃信号が入力されたときに、出力部16は、「ノズルを清掃してください」とモニタに表示する。なお、ガスノズル31の清掃時期であることを使用者に知らせる手段はこれに限定されるものではない。例えば、出力部16は、アラームを鳴らすことにより使用者に知らせてもよいし、警告灯を点灯させることにより使用者に知らせてもよい。
[1-2.清掃タイミングの判断及び清掃チェック]
以下、図5のフローチャートを参照しつつ、溶接システム1を用いて実行する処理の一例について説明する。
以下、図5のフローチャートを参照しつつ、溶接システム1を用いて実行する処理の一例について説明する。
まず、S101で、使用者は、溶接システム1を用いて溶接作業を実施する。
続いて、S102で、溶接作業を実行中に、第1圧力測定部21~第4圧力測定部24は、第1位置41~第4位置44において、ガスノズル31を流れるシールドガス70の圧力を測定する。
続いて、S102で、溶接作業を実行中に、第1圧力測定部21~第4圧力測定部24は、第1位置41~第4位置44において、ガスノズル31を流れるシールドガス70の圧力を測定する。
続いて、S103で、判定部15は、第1圧力測定部21~第4圧力測定部24の測定値について、ばらつきの有無を判定する。具体的には、判定部15は、第1圧力測定部21~第4圧力測定部24の測定値を全て比較し、測定値における最大値と最小値との差が、所定の差以上である場合、ばらつきがあると判定する。判定部15は、ばらつきがあると判定した場合、ガスノズル31の詰まりが生じていると判定する。
なお、ばらつきを判定する方法は上記の方法に限定されるものではない。例えば、判定部15は、第1圧力測定部21~第4圧力測定部24における一定期間の測定値の平均値を全て比較し、平均値における最大値と最小値との差が、所定の差以上である場合、ばらつきがあると判定してもよい。
判定部15は、S103でばらつきがあると判定した場合、S104に移行し、清掃信号を出力部16に出力する。これにより、出力部16は、「ノズルを清掃してください」とモニタに表示する。その後、S105に移行する。
一方、判定部15は、S103でばらつきがないと判定した場合、S101に戻る。
S105で、使用者は、ガスノズル31の清掃を行う。
続いて、S106で、使用者は、テストガスチェックが行う。具体的には、使用者は、溶接ワイヤ60の送給や電流を流すことをせず、シールドガス70のみを流す。
S105で、使用者は、ガスノズル31の清掃を行う。
続いて、S106で、使用者は、テストガスチェックが行う。具体的には、使用者は、溶接ワイヤ60の送給や電流を流すことをせず、シールドガス70のみを流す。
続いて、S105で、判定部15は、S102と同様に、第1圧力測定部21~第4圧力測定部24の測定値について、ばらつきの有無を判定する。
判定部15は、S105でばらつきがあると判定した場合、S103に移行する。一方、判定部15は、S105でばらつきがないと判定した場合、S101に移行する。
判定部15は、S105でばらつきがあると判定した場合、S103に移行する。一方、判定部15は、S105でばらつきがないと判定した場合、S101に移行する。
[1-3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1圧力測定部21~第4圧力測定部24は、シールドガス70の流れ方向に垂直な同一平面S1上に位置する第1位置41~第4位置44において、ガスノズル31を流れるシールドガス70の圧力を測定する。このような構成によれば、第1位置41~第4位置44のいずれかにガスノズル31の詰まりが生じていれば、シールドガス70の圧力の測定値が他の測定値とは大きく異なる値が検出される。よって、シールドガス70の流れの偏りを検出することができる。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1圧力測定部21~第4圧力測定部24は、シールドガス70の流れ方向に垂直な同一平面S1上に位置する第1位置41~第4位置44において、ガスノズル31を流れるシールドガス70の圧力を測定する。このような構成によれば、第1位置41~第4位置44のいずれかにガスノズル31の詰まりが生じていれば、シールドガス70の圧力の測定値が他の測定値とは大きく異なる値が検出される。よって、シールドガス70の流れの偏りを検出することができる。
(1b)判定部15は、第1圧力測定部21~第4圧力測定部24の測定値を全て比較し、いずれかの測定値の差が、所定の差以上である場合、ばらつきがあると判定する。このような構成によれば、第1位置41~第4位置44のいずれかで、ガスノズル31の詰まりが生じていることを検出することができる。
(1c)第1位置41~第4位置44は、ガスノズル31の先端近傍に位置する。このような構成によれば、最もガスノズル31の詰まりが生じやすいガスノズル31の先端近傍において、ガスノズル31の詰まりを検出することができる。
[2.第2実施形態]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第1実施形態では、第1位置41~第4位置44において、ガスノズル31を貫通する孔が形成されていた。一方、第2実施形態では、第1位置41~第4位置44を起点に、ガスノズル31の部材の内部に流路50が形成される。図6を用いて、第1位置41~第4位置44のうち、第1位置41における構成について説明する。図6は、溶接トーチ13のシールドガス70の流れ方向における中心線を基準に片側半分を取り出した図である。第2位置42~第4位置44についても、第1位置41と同様の構成である。流路50は、ガスノズル31から、ノズルインシュレータ34の外側面におけるガス流れ方向の中間部まで延びる。ノズルインシュレータ34の外側面における中間部に設けられた孔は、管状部211に接続している。なお、第2実施形態のチップボディ133は、ノズルインシュレータ34の長さよりも長く形成されている。
上述した構成によれば、第1実施形態の効果に加え、次の効果を奏する。管状部211は、ノズルインシュレータ34の中間部に設けられる。よって、ガスノズル31には管状部211のような付属物が設けられないことから、溶接トーチ13の操作性を抑制することがない。したがって、溶接トーチ13の操作性を維持したまま、ガスノズル31の詰まりを検出することができる。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(3a)上記実施形態では、第1位置41~第4位置44の4箇所において、第1圧力測定部21~第4圧力測定部24によりガスノズル31を流れるシールドガス70の圧力を測定する構成を例示した。しかし、ガスノズル31を流れるシールドガス70の圧力を測定する位置の個数はこれに限定されるものではない。例えば、ガスノズル31の任意の2箇所又は任意の3箇所において、ガスノズル31を流れるシールドガス70の圧力が測定されてもよい。また、ガスノズル31の任意の5箇所以上において、ガスノズル31を流れるシールドガス70の圧力が測定されてもよい。
また、上記実施形態では、第1圧力測定部21~第4圧力測定部24は、周方向において異なる位置、より詳しくは、シールドガス70の流れ方向に垂直な同一平面S1上に位置する第1位置41~第4位置44において、ガスノズル31を流れるシールドガス70の圧力を測定する構成を例示した。しかし、ガスノズル31を流れるシールドガス70の圧力を測定する位置はこれに限定されるものではない。例えば、ガスノズル31における、シールドガス70の流れ方向において異なる2箇所の位置の圧力を測定する構成であってもよい。ここで、シールドガス70の流れ方向における異なる2箇所においては、測定位置の近傍にガスノズル31の内側に配置される部品が存在するか否か、流路の断面積の相違による流速の変化、圧力損失などにより、スパッタが堆積していないときでも測定値が同じ値とならないことがある。よって、2箇所の測定値の差が、所定の差以上である場合であっても、ノズルの詰まりがあると判定することはできない。そこで、2箇所の測定値の、それぞれの変化分を求め、2箇所の変化分の差が、所定の差以上である場合、ノズルの詰まりがあると判定してもよい。より詳しくは、当該2箇所において、第1のタイミングと、第1のタイミングよりも後のタイミングである第2のタイミングとにてシールドガス70の圧力を測定し、それぞれの変化分を求めてもよい。そして、一方の箇所における第1変化分と、他方の箇所における第2変化分とを比較して、第1変化分と第2変化分との差が、所定の差以上である場合、ノズルの詰まりがあると判定してもよい。シールドガス70の流れ方向における異なる3箇所以上においてシールドガス70の圧力を測定する場合も同様に、全ての箇所における変化分を比較し、いずれかの変化分同士の差が所定の差以上である場合、ノズルの詰まりがあると判定してもよい。
また例えば、第1位置41~第4位置44は、シールドガス70の流れ方向に異なる位置であって、かつ、周方向に異なる位置に配置されていてもよい。例えば、第1位置41は、シールドガス70の流れ方向に垂直な第1平面上に位置し、第2位置42~第4位置44は、シールドガス70の流れ方向に垂直な、第1平面とは異なる第2平面上に位置してもよい。また、第2位置42~第4位置44のうちのいずれかが第2平面上に位置してもよく、残りは、シールドガス70の流れ方向に垂直な、第1平面及び第2平面とは異なる第3平面上に位置してもよいし、いずれにも配置されなくてもよい。このような構成によっても、複数の位置におけるシールドガス70の圧力の測定値を比較することにより、いずれの位置にスパッタが付着したかを検出することができる。よって、スパッタの付着位置を具体的に検出することができる。
また例えば、第1位置41~第4位置44は、シールドガス70の流れ方向に垂直な第1平面上に位置しており、さらに、シールドガス70の流れ方向に垂直な、第1平面とは異なる第2平面上においても、周方向において第1位置41~第4位置44と同じ位置にて圧力を測定する構成であってもよい。
(3b)上記実施形態では、消耗電極式のガスシールドアーク溶接を行う構成を例示した。しかし、溶接の種類はこれに限定されるものではない。例えば、ティグ溶接、プラズマ溶接等といった、非消耗電極式のアーク溶接を行う構成であってもよい。また、シールドガス70を用いる他の溶接を行う構成であってもよい。
(3c)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
(3d)本開示は、前述した検出装置の他、当該検出装置を構成要素とするシステム、当該検出装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、圧力測定の方法など、種々の形態で実現することができる。
1…溶接システム、11…溶接電源装置、12…送給装置、13…溶接トーチ、14…シールドガス供給源、15…判定部、16…出力部、21…第1圧力測定部、22…第2圧力測定部、23…第3圧力測定部、24…第4圧力測定部、31…ガスノズル、32…コンタクトチップ、33,133…チップボディ、34…ノズルインシュレータ、35…チップボディ取付ネジ、36…コンジットチューブ、50…流路、60…溶接ワイヤ、70…シールドガス、141…容器、142…バルブ、211…管状部、212…圧力センサ、S1…平面。
Claims (4)
- 溶接を行う際にシールドガスを流す溶接トーチにおいて、前記溶接トーチのノズルの詰まりを検出する検出装置であって、
前記ノズルの内部の第1位置における前記シールドガスの圧力を測定するよう構成された第1圧力測定部と、
前記ノズルの内部における前記第1位置とは異なる第2位置において、前記ノズルの内部の前記シールドガスの圧力を測定するよう構成された第2圧力測定部と、
前記第1圧力測定部の測定値と、前記第2圧力測定部の測定値と、に基づき、前記ノズルの詰まりが生じているか否かを判定するよう構成された判定部と、
前記判定部により前記ノズルの詰まりが生じていると判定された場合、所定の出力を行うよう構成された出力部と、
を備える、検出装置。 - 請求項1に記載の検出装置であって、
前記第1位置と、前記第2位置と、は前記ノズルの内部において、周方向における異なる位置に位置する、検出装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の検出装置であって、
前記判定部は、前記第1圧力測定部の測定値と、前記第2圧力測定部の測定値と、の差が、所定の差以上である場合、前記ノズルの詰まりが生じていると判定する、検出装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の検出装置であって、
前記第1位置及び前記第2位置は、前記ノズルの先端近傍に位置する、検出装置。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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JP2022057249A Pending JP2023148951A (ja) | 2022-03-30 | 2022-03-30 | 検出装置 |
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-
2022
- 2022-03-30 JP JP2022057249A patent/JP2023148951A/ja active Pending
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