JP2023148921A - 材積推定システム及び材積推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】丸太の材積の推定を簡便に精度高く行う方法を提供する。【解決手段】算出制御部104は、複数の丸太の一端側において各丸太毎の一方の木口の画像に関係する点群の二次元座標にあてはめた円を、各丸太毎の一方の木口を示す木口円として算出し、当該算出した各丸太毎の一方の木口円における中心点の三次元座標と直径とを算出する。繰り返し制御部105は、各丸太の他端側で処理を繰り返す。関連付け制御部106は、各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とのうち、基準となる基準丸太の一方の木口円の中心点の三次元座標と、当該基準丸太の他方の木口円の中心点の三次元座標とを結ぶ基準ベクトルを用いて、各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とを関連付ける。推定制御部107は、各丸太毎の一方の木口円における中心点の三次元座標と直径と、関連付けられた他方の木口円における中心点の三次元座標と直径とに基づいて、各丸太毎の材積を推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、材積推定システム及び材積推定方法に関する。
森や林から丸太(木材、立木等)が伐採され、複数の丸太が収集された場合、収集された複数の丸太の価値は、その材積(体積、実積)で評価される。そのため、複数の丸太の体積(実積)を精度高く算出することは、丸太の価値を見極める上で極めて重要である。
従来から、丸太の評価方法に関する技術は存在する。例えば、特表2017-527057号公報(特許文献1)には、丸太の積載物(丸太積載物)を走査するための丸太走査システムであって、丸太積載物におけるそれぞれの個々の丸太は、少なくとも1つの丸太端面上に一意の丸太IDデータを含むID要素を備える丸太走査システムが開示されている。このシステムは、丸太積載物の積載物端面上での操作者による自由形式の走査のためのハンドヘルドスキャナユニットであり、スキャナユニットと、データプロセッサ(複数を含む)とを備える。スキャナユニットは、積載物端面走査の間、積載物端面の一連の深度画像をキャプチャするように構成される深度センサーと、積載物端面走査の間、積載物端面の一連のテクスチャ画像をキャプチャするように構成されるテクスチャセンサとを備える。データプロセッサは、走査からキャプチャされた一連の深度画像及びテクスチャ画像を受信し、深度画像を積載物端面のデータモデルに融合し、データモデルを処理することにより、積載物端面において視認され得る個々の丸太の丸太端部境界を決定する。又、このデータプロセッサは、走査された積載物端面において視認され得る任意のID要素を識別及び復号化し、丸太積載物における個々の丸太に対する個々の丸太IDデータを抽出するために、テクスチャ画像を処理し、決定された丸太端部境界及び抽出された丸太IDデータに基づいて、丸太積載物を表す出力データを生成するように構成される。これにより、丸太の山もしくは丸太積載物における個々の丸太を識別、測定及び/もしくは計数することが容易になるとしている。
特表2017-527057号公報
国によって丸太の評価方法は、多種多様に存在するものの、日本では、例えば、日本農林規格(JAS)に基づく評価方法により算出されている。JASに基づく評価方法では、具体的には、丸太の末口(丸太の小端部、丸太の細い方の小口、丸太の先端に近い端部)の直径と丸太全体の長さとを測定し、末口の直径を二乗した値に丸太全体の長さを乗算した値を算出し、この値を丸太の材積として推定している。この評価方法を末口二乗法とも称する。
このような評価方法では、丸太評価者が、メジャー等を用いて、積載された複数の丸太の一つ一つを手作業で丸太の両端の木口(丸太Lの材軸に直角な断面)と丸太全体の長さとを測定して、小さい木口を末口として丸太の材積を算出するため、非常に時間と手間が掛かるという課題がある。例えば、木材運搬トラックに積載された複数の丸太を一人の丸太評価者が評価する場合、数日を要することもある。一方で、丸太評価者が手作業で行えば、人的ミスも発生する可能性もあり、算出した材積の精度にもバラつきが生じ、材積の精度にも限界があるという課題がある。
特許文献1に記載の技術では、深度センサーとテクスチャセンサとを組み合わせることで、丸太の端部境界を決定して丸太IDを抽出し、丸太積載物の出力データを生成するが、丸太の材積を具体的に算出する方法が不明である。
又、近年、丸太の一端部を画像で撮影することで、丸太の一端部の直径を測定することが出来るソフトウェアも登場してきているが、画像だけによる寸法測定では、その精度に限界があるという課題がある。又、複数の丸太が積載されている場合、全ての丸太が撮影された画像を取得する必要があり、画像の繋ぎ合わせが困難であったり、寸法精度が悪化したりするという課題がある。
一方、近年、レーザースキャナーやカメラ付き携帯端末装置の普及により、点群の三次元座標と二次元撮影画像とを並行して取得することで、リアルタイムに対象物を確認しながら対象物の所定点を三次元測量することが出来るようになってきている。このようなレーザースキャナーやカメラ付き携帯端末装置を活用することで、丸太の材積の推定を簡便に、且つ、精度高く行うことが出来る可能性がある。
そこで、本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、丸太の材積の推定を簡便に、且つ、精度高く行うことが可能な材積推定システム及び材積推定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る材積推定システムは、三次元レーザースキャナーとカメラとが同等の方向を向いて付属された携帯端末装置を備えた材積推定システムであって、第一の取得制御部と、第二の取得制御部と、変換制御部と、算出制御部と、繰り返し制御部と、関連付け制御部と、推定制御部と、を備える。第一の取得制御部は、前記三次元レーザースキャナーによって、複数の丸太の一端側における点群の三次元座標を取得する。第二の取得制御部は、前記カメラによって、前記複数の丸太の一端側における二次元撮影画像を取得する。変換制御部は、前記取得された複数の丸太の一端側における点群の三次元座標の三次元座標系を、前記二次元撮影画像のカメラ座標系に対応付けることで、前記複数の丸太の一端側における点群の三次元座標を二次元座標に変換する。算出制御部は、前記変換された複数の丸太の一端側における点群の二次元座標のうち、各丸太毎の一方の木口の画像に関係する点群の二次元座標にあてはめた円を、各丸太毎の一方の木口を示す木口円として算出し、当該算出した各丸太毎の一方の木口円における中心点の三次元座標と直径とを算出する。繰り返し制御部は、前記複数の丸太の他端側における点群の三次元座標の取得と、二次元撮影画像の取得と、点群の二次元座標の変換と、各丸太毎の他方の木口円における中心点の三次元座標と直径との算出とを繰り返す。関連付け制御部は、各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とのうち、基準となる基準丸太の一方の木口円の中心点の三次元座標と、当該基準丸太の他方の木口円の中心点の三次元座標とを結ぶ基準ベクトルを用いて、各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とを関連付ける。推定制御部は、各丸太毎の一方の木口円における中心点の三次元座標と直径と、当該一方の木口円に関連付けられた他方の木口円における中心点の三次元座標と直径とに基づいて、各丸太毎の材積を推定する。
本発明に係る材積推定方法は、三次元レーザースキャナーとカメラとが同等の方向を向いて付属された携帯端末装置を備えた材積推定システムの材積推定方法であって、第一の取得制御工程と、第二の取得制御工程と、変換制御工程と、算出制御工程と、繰り返し制御工程と、関連付け制御工程と、推定制御工程と、を備える。材積推定方法の各制御工程は、材積推定システムの各制御部に対応する。
本発明によれば、丸太の材積の推定を簡便に、且つ、精度高く行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係る材積推定システムの一例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る材積推定方法の実行手順を示すためのフローチャートである。 スキャン開始画面とRTK受信機の一例を示す図(図3A)と、丸太評価者が三次元レーザースキャナーとカメラとを複数の丸太の一端側に向けて処理している場合の一例を示す図(図3B)と、である。 点群の三次元座標の三次元座標系と、二次元撮影画像のカメラ座標系との関係を示す場合の一例を示す図である。 二次元撮影画像から各丸太毎の一方の木口の画像を検出する場合の一例を示す図(図5A)と、丸太の一方の木口の画像に関係する点群の二次元座標に円をあてはめる場合の一例を示す図(図5B)と、である。 各丸太毎の一方の木口の画像に関係する点群の二次元座標に円をあてはめる場合の一例を示す図(図6A)と、丸太評価者が三次元レーザースキャナーとカメラとを複数の丸太の他端側に向けて処理している場合の一例を示す図(図6B)と、である。 二次元撮影画像から各丸太毎の他方の木口の画像を検出する場合の一例を示す図(図7A)と、各丸太毎の他方の木口の画像に関係する点群の二次元座標に円をあてはめる場合の一例を示す図(図7B)と、である。 一方の木口円の中心点の三次元座標と他方の木口円の中心点の三次元座標とを結ぶ基準ベクトルを作成する場合の一例を示す図(図8A)と、基準ベクトルを用いて、各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とを関連付ける場合の一例を示す図(図8B)と、である。 関連付けた一方の木口円と他方の木口円との一組に識別番号を付与する場合の一例を示す図(図9A)と、リストの一例を示す図(図9B)と、である。 実施例におけるスキャン開始画面の一例を示す図(図10A)と、実施例における三次元レーザースキャナーとカメラとにより取得された複数の丸太の一端側の点群と二次元撮影画像の一例を示す図(図10B)と、である。 実施例における各丸太毎の一方の木口の画像に関係する点群の二次元座標に円をあてはめる場合の一例を示す図(図11A)と、実施例における三次元レーザースキャナーとカメラとにより取得された複数の丸太の他端側の点群と二次元撮影画像の一例を示す図(図11B)と、である。 実施例における各丸太毎の他方の木口の画像に関係する点群の二次元座標に円をあてはめる場合の一例を示す図(図12A)と、実施例における各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円の一例を示す図(図12B)と、である。 実施例における一方の木口円の中心点の三次元座標と他方の木口円の中心点の三次元座標とを結ぶ基準ベクトルを作成する場合の一例を示す図(図13A)と、実施例において基準ベクトルを用いて各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とを関連付ける場合の一例を示す図(図13B)と、である。 実際の現場における所定数の丸太が積載された場所の一例を示す図(14A)と、実施例において実際の現場における各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とを関連付けた場合の一例を示す図(図14B)と、である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明に係る材積推定システム1は、図1に示すように、携帯端末装置10と、三次元レーザースキャナー11と、カメラ12と、位置通信装置13とから基本的に構成される。ここで、図1では、三次元レーザースキャナー11と、カメラ12と、位置通信装置13とは、携帯端末装置10に付属(内蔵)の形態であるが、各部が別体としてそれぞれ携帯端末装置10に接続された形態であっても構わない。
ここで、携帯端末装置10は、画面を表示する表示部と、ユーザの操作により所定の指示キーの入力を受け付ける受付部(入力部)と、データを記憶させる記憶部と、各部を制御する制御部と、データを出力する出力部と、通信部と、を備えている。携帯端末装置10は、例えば、タブレット型端末装置、携帯用のノートパソコン、タッチパネル付きの携帯端末装置(スマートフォン)等を挙げることが出来る。
又、三次元レーザースキャナー11は、レーザー照射部と、散乱光検出部と、点群算出部と、を備える。ここで、レーザー照射部は、対象物にパルス状のレーザーを発光する。散乱光検出部は、対象物に照射したレーザーに対する散乱光を検出する。点群算出部は、検出された散乱光に基づいて、三次元レーザースキャナー10から対象物までの距離や対象物の表面における散乱光が散乱した位置の点群の三次元データを算出する。三次元レーザースキャナー10は、例えば、Lidar(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)センサーを挙げることが出来る。三次元レーザースキャナー11で取得される点群の三次元座標(位置情報)は、複数の三次元位置情報の集合体である。
又、カメラ12は、可視光カメラを基本とし、デジタル写真を撮影することが出来れば、どのような種類のカメラでも良い。又、位置通信装置13は、携帯端末装置10の世界座標系の三次元座標を取得することが出来れば、どのような種類の位置通信装置13でも良いが、例えば、GPS受信装置(1周波GNSS受信機)や2周波マルチGNSS受信機を挙げることが出来る。
ここで、三次元レーザースキャナー11とカメラ12とは同等の方向を向いて携帯端末装置10に付属されている。そのため、三次元レーザースキャナー11とカメラ12とを所定の対象物に向けると、三次元レーザースキャナー11とカメラ12とが同一の計測対象領域に対する三次元点群データと二次元画像の撮影画像とを得ることが出来る。
さて、携帯端末装置10は、図示しないCPU、ROM、RAM、HDD、SSD等を内蔵しており、CPUは、例えば、RAMを作業領域として利用し、ROM、HDD、SSD等に記憶されているプログラムを実行する。又、後述する各部についても、CPUがプログラムを実行することで当該各部を実現する。
次に、図1-図9を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。先ず、丸太評価者が、携帯端末装置10を携帯して、複数の丸太Lが積載(はい積み)された場所に訪れ、携帯端末装置10を起動させる。そして、丸太評価者は、携帯端末装置10の三次元レーザースキャナー11とカメラ12とを、複数の丸太Lの長手方向の両端側のうち、一端側La(複数の丸太Lの長手方向の一方の領域)へ向けて、携帯端末装置10に測定キーを入力する。
すると、携帯端末装置10の第一の取得制御部101は、スキャン開始画面を携帯端末装置10(表示部)に表示させる。スキャン開始画面300は、図3Aに示すように、三次元レーザースキャナー11によるスキャンを開始する旨のメッセージ301(「スキャンの開始」)と、データを保存するための保存名を入力するためのメッセージ302(「保存名」)と、保存名の入力欄303と、三次元レーザースキャナー11による点群の取得を自動的に行うためのオートキー304と、三次元レーザースキャナー11による点群の取得をシャッターの選択により行うためのマニュアルキー305とが表示される。ここで、オートキー304と、マニュアルキー305とは、いずれかが選択される。
丸太評価者は、例えば、入力欄303に保存名(「aaa」)を入力し、オートキー304を選択すると、第一の取得制御部101が、保存名(「aaa」)の入力とオートキー304の選択を受け付け、三次元レーザースキャナー11によって、複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の三次元座標を取得する(図2:S101)。
ここで、第一の取得制御部101の取得方法に特に限定は無い。例えば、丸太評価者は、図3Bに示すように、三次元レーザースキャナー11のレーザー照射部を複数の丸太Lの一端側Laに向けると、第一の取得制御部101は、三次元レーザースキャナー11のレーザーを照射する。照射されたレーザーは、三次元レーザースキャナー11に対向する複数の丸太Lの一端側Laの一部で反射して散乱光として散乱する。そして、三次元レーザースキャナー11の散乱光検出部は、散乱光を検出し、三次元レーザースキャナー11の点群算出部は、散乱光が散乱した位置の点群の三次元座標を取得する。
ここで、点群の三次元座標は、散乱光が三次元レーザースキャナー11に戻ってきた位置の点を含み、散乱光が三次元レーザースキャナー11に戻ってこなかった位置の点は含まれない。又、点群のうち、任意の点P1の三次元座標(xp1、yp1、zp1)は、携帯端末装置10の位置を基準(原点)とした端末座標系で表現される。
さて、第一の取得制御部101が点群の三次元座標を取得すると、次に、携帯端末装置10の第二の取得制御部102は、カメラ12によって、複数の丸太Lの一端側Laにおける二次元撮影画像Iaを取得する(図2:S102)。
ここで、第二の取得制御部102の取得方法に特に限定は無い。例えば、丸太評価者は、図3Bに示すように、カメラ12を複数の丸太Lの一端側Laに向けているため、第二の取得制御部102は、複数の丸太Lの一端側Laを撮影して、複数の丸太Lの一端側Laを示した二次元画像の撮影画像Iを取得する。
ここで、三次元レーザースキャナー11とカメラ12とは同等の方向を向いているため、三次元レーザースキャナー11により取得された点群の三次元座標は、カメラ12により取得された二次元撮影画像Iaに含まれる複数の丸太Lの一端側Laの一部に対応することになる。
尚、丸太評価者が、マニュアルキー305を選択した場合は、シャッターキーを選択することで、第一の取得制御部101が、三次元レーザースキャナー11によって、点群の三次元座標を取得し、第二の取得制御部102が、カメラ12によって、二次元撮影画像を取得することになる。そのため、この場合は、丸太評価者が、取得のタイミングを調整することが出来る。
さて、第二の取得制御部102が二次元撮影画像を取得すると、次に、携帯端末装置10の変換制御部103は、取得された複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の三次元座標の三次元座標系を、二次元撮影画像Iaのカメラ座標系に対応付けることで、複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の三次元座標を二次元座標に変換する(図2:S103)。
ここで、変換制御部103の変換方法に特に限定は無い。例えば、変換制御部103は、先ず、携帯端末装置10に付属の位置通信装置13で取得した地理座標系の携帯端末装置10の三次元座標を取得し、その携帯端末装置10の三次元座標を用いて、端末座標系の点群の三次元座標を、地理座標系の点群の三次元座標に変換する。具体的には、変換制御部103は、図3Bに示すように、携帯端末装置10に付属(内蔵)の位置通信装置13を介して、携帯端末装置10の現地点P0における地理座標系の三次元座標(xp0、yp0、zp0)を取得する。次に、変換制御部103は、端末座標系の点群の任意の点P1の三次元座標(xp1、yp1、zp1)から、携帯端末装置10の現地点P0における地理座標系の三次元座標(xp0、yp0、zp0)を減算して、その減算値(xp1-xp0、yp1-yp0、zp1-zp0)を、地理座標系を基準とした点群の任意の点P2の三次元座標(xp2、yp2、zp2)として算出する。つまり、変換制御部103は、端末座標系の点群の各点の三次元座標の基準点を、携帯端末装置10の現地点P0の基準点から地理座標系の基準点に変更することで、端末座標系の点群の各点の三次元座標を地理座標系の点群の各点の三次元座標に変換する。これにより、携帯端末装置10の現地点P0を基準とする端末座標系の三次元座標を、地理座標系の三次元座標(一般的なデータ)として取り扱うことが可能となる。
ここで、位置通信装置13に特に限定は無いが、例えば、図3Aに示すように、位置通信装置13が、携帯端末装置10に付属のGPS受信装置(1周波GNSS受信機)である場合、変換制御部103が取得する携帯端末装置10の現地点P0における地理座標系の三次元座標(xp0、yp0、zp0)の精度(測定限界)は、一般的に、10m程度になる。一方、携帯端末装置10にRTK受信機40を取り付けて、位置通信装置13が、RTK受信機40の2周波マルチGNSS受信機である場合は、第一の変換制御部104が取得する携帯端末装置10の現地点P0における地理座標系の三次元座標(xp0、yp0、zp0)の精度は、数cm程度になり、極めて向上する。この場合、変換される複数の丸太Lの一端側Laにおける地理座標系の三次元座標の精度も向上するため、材積の推定結果の精度を向上させることが出来る。
次に、変換制御部103は、複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の三次元座標の地理座標系を、二次元撮影画像Iaのカメラ座標系に対応付ける。ここで、図4に示すように、地理座標系での複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の任意の点P2の三次元座標(xp2、yp2、zp2)と、カメラ座標系での二次元撮影画像Ia内に示された複数の丸太Lの一端側Laにおける対応点Q2の二次元座標(vq2、uq2)とは、三次元レーザースキャナー11とカメラ12の撮影位置や姿勢情報、カメラ12の焦点距離f、キャリブレーションマトリックスなどの変換情報に基づいて対応付けることが出来る。
地理座標系は、地理座標における特定の点を原点として、横軸をx軸とし、縦軸をyとし、奥行軸(視野軸)をz軸とする。z軸は、ここでは、三次元レーザースキャナー11から複数の丸太Lの一端側Laに向かった方向の軸を意味する。又、カメラ座標系は、二次元撮影画像Iaにおける所定の点を原点として、横軸をv軸とし、縦軸をu軸とする。そして、二次元撮影画像Iaは、カメラ12の中心から複数の丸太Lの一端側Laに向かってz軸方向に焦点距離fだけ離れた位置で、z軸に対して垂直に位置する。ここで、x軸方向は、例えば、地理座標系の横方向(左右方向)であり、z軸方向は、地理座標系の奥行方向(前後方向)であり、y軸方向は、地理座標系の上下方向(垂直方向)である。
変換制御部103は、変換情報を用いて、複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の各点P2の三次元座標(xp2、yp2、zp2)の地理座標系を、二次元撮影画像Iaのカメラ座標系に対応付けることで、地理座標系における点群の各点P2の三次元座標(xp2、yp2、zp2)を、カメラ座標系における点群の各点Q2の二次元座標(vq2、uq2)に変換する。これにより、点群の三次元座標をカメラ座標系の二次元座標で取り扱うことが可能となる。
さて、変換制御部103が三次元座標を二次元座標に変換すると、次に、携帯端末装置10の算出制御部104は、変換された複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の二次元座標のうち、各丸太L毎の一方の木口の画像に関係する点群の二次元座標にあてはめた円を、各丸太L毎の一方の木口を示す木口円として算出し、当該算出した各丸太L毎の一方の木口円における中心点の三次元座標と直径とを算出する(図2:S104)。
ここで、算出制御部104の算出方法に特に限定は無い。例えば、算出制御部104は、図5Aに示すように、基準となる丸太Lの基準木口画像500を用いて、二次元撮影画像Iaのうち、丸太Lの木口画像501を検出する。丸太Lの木口画像501の検出方法に特に限定は無いが、例えば、人工知能502を活用することが出来る。人工知能502とは、学習用の基準画像の特徴量(数値データ、パラメータ等)に基づいて、入力された入力画像の特徴量が基準画像の特徴量に同一又は近似する場合に、入力画像を基準画像として分類し、検出するツールであり、いわば、分類器として機能する。人工知能502は、例えば、機械学習や深層学習を採用しても良いし、サポートベクターマシーン、ニューラルネットワーク等を採用しても良い。
本発明では、図5Aに示すように、人工知能502に、検出対象となる丸太Lの基準木口画像500を教師データとして予め入力しておくことで、人工知能502が、基準木口画像500の特徴量を抽出し、その特徴量を学習する。そして、算出制御部104が、二次元撮影画像Iaを人工知能502に入力すると、人工知能502によって二次元撮影画像Iaの内部の所定の対象画像から、対象画像の特徴量を抽出し、抽出した対象画像の特徴量が、学習させた基準木口画像500の特徴量に一致又は近似する場合、対象画像を丸太Lの木口画像501として分類して検出する。一方、対象画像の特徴量が基準木口画像500の特徴量に一致又は近似しない場合、何ら物体を検出しない。ここで、算出制御部104は、二次元撮影画像Iaの内部における対象画像のサイズを適宜変更することで、どんなサイズの丸太Lの木口画像502であっても検出することが出来る。
尚、丸太Lの木口画像501の検出方法は、人工知能502の活用の他に、単純に、二次元撮影画像Iaの内部の所定の対象画像と基準木口画像500とを比較することで、丸太Lの木口画像501を検出する方法を採用しても構わない。
さて、算出制御部104が、丸太Lの木口画像501を検出すると、図5Bに示すように、検出した丸太Lの木口画像501のうち、第一の木口画像501aを選択し、選択した第一の木口画像501aの周辺に存在する点群の二次元座標を配置させ、配置させた点群の二次元座標を抽出する。点群の二次元座標の抽出方法に特に限定は無いが、例えば、算出制御部104は、第一の木口画像501aの内部に存在する(第一の木口画像501aと重なり合った)点群の二次元座標を、一方の木口における点群の二次元座標として抽出する。これにより、一方の木口を構成する点群のみを抽出することが出来る。算出制御部104は、このような処理を、検出した全ての丸太Lの木口画像501について行うことで、各丸太L毎の一方の木口画像501内に含まれる点群の二次元座標を、各丸太L毎の一方の木口における点群の二次元座標として抽出することが出来る。
尚、算出制御部104は、第一の木口画像501aの内部に存在する点群の二次元座標のみを抽出する必要は無く、第一の木口画像501aに関係する点群の二次元座標を抽出出来れば、どのような抽出方法でも構わない。
さて、算出制御部104が点群の二次元座標を抽出すると、次に、抽出した丸太Lの一方の木口における点群の二次元座標にあてはめた円を、丸太Lの一方の木口を示す木口円として算出する。
ここで、算出制御部104の算出方法に特に限定は無い。例えば、算出制御部104は、図5Bに示すように、抽出された丸太Lの一方の木口における点群の二次元座標のうち、一方の木口の画像の境界付近に存在する点群の二次元座標に、円の式をあてはめる(フィッティングする)ことで、点群の二次元座標にあてはめることが可能な円Ca1を見つけ出す。そして、算出制御部104は、見つけ出した円Ca1を、丸太Lの一方の木口を示す木口円Ca1として算出する。
一方の木口の画像の境界付近に存在する点群の二次元座標に特に限定は無いが、例えば、一方の木口画像501内に含まれる点群のうち、最も外側に存在する点群の二次元座標を挙げることが出来る。あてはめる方法に特に限定は無いが、例えば、点群の二次元座標に対して円の最小二乗法を適用する方法を挙げることが出来る。
そして、算出制御部104は、木口円Ca1を算出すると、上述した変換情報を用いて、算出した丸太Lの一方の木口円Ca1における中心点OCa1の二次元座標(vca1、uca1)のカメラ座標系を、三次元座標の地理座標系に対応付けることで、カメラ座標系における中心点OCa0の二次元座標(vca1、uca1)を、地理座標系における中心点OCa0の三次元座標(xca1、yca1、zca1)に変換する。又、算出制御部104は、算出した丸太Lの一方の木口円Ca1から、その直径RCa1を算出する。これにより、丸太Lの一方の木口円Ca1における中心点OCa1の三次元座標(xca1、yca1、zca1)と直径RCa1とを算出することが出来る。算出制御部104は、このような処理を、抽出された全ての丸太Lの一方の木口における点群の二次元座標について行うことで、図6Aに示すように、二次元撮影画像Iaの丸太Lの木口画像501から、各丸太L毎の一方の木口円Ca1、Ca2、、、を算出し、各丸太L毎の一方の木口円Ca1、Ca2、、、における中心点OCa1、OCa2、、、の三次元座標と、各丸太L毎の一方の木口Ca1、Ca2、、、の直径RCa1、RCa2、、、とを算出することが出来る。
尚、算出制御部104が、各丸太L毎の一方の木口円Ca1、Ca2、、、を算出すると、算出した各丸太L毎の一方の木口円Ca1、Ca2、、、を二次元撮影画像Iaの丸太Lの木口画像501に重ねて表示させることで、丸太評価者に一方の木口円Ca1、Ca2、、、のサイズや位置を知らせるようにしても構わない。
さて、算出制御部104が中心点の三次元座標と直径とを算出すると、携帯端末装置10の繰り返し制御部105は、複数の丸太Lの他端側Lbにおける点群の三次元座標の取得と、二次元撮影画像の取得と、点群の二次元座標の変換と、各丸太毎の他方の木口円における中心点の三次元座標と直径との算出とを繰り返す(図2:S105)。
ここで、繰り返し制御部105の繰り返し方法に特に限定は無い。例えば、繰り返し制御部105は、丸太Lの他方の木口について処理を行ったか否かを判定する(図2:S105)。
判定の結果、現時点では、丸太Lの一方の木口について処理が完了しており、他方の木口について処理は行われていない。そのため、繰り返し制御部105は、丸太Lの他方の木口について処理を行っていないと判定し(図2:S105NO)、例えば、複数の丸太Lの他端側Lbをスキャンする旨のメッセージを携帯端末装置10(表示部)に表示させる。これにより、丸太評価者に複数の丸太Lの他端側Lbのスキャンを促すことが可能となる。
ここで、丸太評価者は、携帯端末装置10を携帯して、複数の丸太Lの他端側Lbに周り込んで、図6Bに示すように、携帯端末装置10の三次元レーザースキャナー11とカメラ12とを、複数の丸太Lの他端側Lbへ向ける。すると、第一の取得制御部101は、三次元レーザースキャナー11によって、複数の丸太Lの他端側Lbにおける点群の三次元座標を取得する(図2:S101)。続いて、第二の取得制御部102は、カメラ12によって、複数の丸太Lの他端側Lbにおける二次元撮影画像Ibを取得する(図2:S102)。
次に、変換制御部103は、取得された複数の丸太Lの他端側Lbにおける点群の三次元座標の三次元座標系を、二次元撮影画像Iのカメラ座標系に対応付けることで、複数の丸太Lの他端側Lbにおける点群の三次元座標を二次元座標に変換する(図2:S103)。又、算出制御部104は、変換された複数の丸太Lの他端側Lbにおける点群の二次元座標のうち、各丸太L毎の他方の木口の画像に関係する点群の二次元座標にあてはめた円を、各丸太L毎の他方の木口を示す木口円として算出し、当該算出した各丸太L毎の他方の木口円における中心点の三次元座標と直径とを算出する(図2:S104)。
ここで、算出制御部104は、図7Aに示すように、二次元撮影画像Ibのうち、丸太Lの木口画像700を検出し、各丸太L毎の木口画像700の周辺に存在する点群の二次元座標を、各丸太L毎の他方の木口における点群の二次元座標として抽出する。そして、算出制御部104は、図7Bに示すように、抽出された各丸太L毎の他方の木口における点群の二次元座標にあてはめた円を、各丸太L毎の他方の木口円Cb1、Cb2、、、として算出し、算出した各丸太毎の他方の木口円Cb1、Cb2、、、における中心点OCb1、OCb2、、、の三次元座標と直径RCb1、RCb2、、、とを算出する。そして、繰り返し制御部105は、丸太Lの他方の木口について処理を行ったか否かを判定する(図2:S105)。
判定の結果、現時点では、丸太Lの他方の木口について処理が完了しているため、繰り返し制御部105は、丸太Lの他方の木口について処理を行っていると判定する(図2:S105YES)。
さて、繰り返し制御部105が繰り返しを完了すると、携帯端末装置10の関連付け制御部106は、各丸太L毎の一方の木口円と他方の木口円とのうち、基準となる基準丸太Lの一方の木口円の中心点の三次元座標と、当該基準丸太Lの他方の木口円の中心点の三次元座標とを結ぶ基準ベクトルを用いて、各丸太L毎の一方の木口円と他方の木口円とを関連付ける(図2:S106)。
ここで、関連付け制御部106の関連付け方法に特に限定は無い。例えば、関連付け制御部106は、複数の丸太Lの一方の木口円Ca1、Ca2、、、と他方の木口円Cb1、Cb2、、、とを選択可能に表示させる。丸太評価者は、複数の丸太Lの一方の木口円Ca1、Ca2、、、と他方の木口円Cb1、Cb2、、、とのうち、一本の丸太Lの両端に対応すると考えられる手前側の第一の一方の木口円Ca1と手前側の第一の他方の木口円Cb1とをそれぞれ選択すると、関連付け制御部106は、基準となる丸太Lの一方の木口と他方の木口との選択を確定する旨のメッセージ(例えば、「径級の両端合わせをしますか?」)を表示させる。そこで、丸太評価者は、OKキーを選択すると、関連付け制御部106は、選択された第一の一方の木口円Ca1と第一の他方の木口円Cb1とを両端部とする丸太Lを基準丸太Lとし、基準丸太Lの第一の一方の木口円Ca1における中心点OCa1の三次元座標と、基準丸太Lの第一の他方の木口円Cb1における中心点OCb1の三次元座標とを結ぶ基準ベクトルVを作成する。ここで、基準ベクトルVの始点を第一の一方の木口円Ca1における中心点OCa1とし、基準ベクトルVの終点を第一の他方の木口円Cb1における中心点OCb1とする。
尚、丸太評価者が、第一の一方の木口円Ca1と第一の他方の木口円Cb1とをそれぞれ選択して、キャンセルキーを選択すると、第一の一方の木口円Ca1と第一の他方の木口円Cb1との選択が解除され、丸太評価者が、再度、任意の一方の木口円Ca1、Ca2、、、と他方の木口円Cb1、Cb2、、、とを選択することが可能となる。
さて、基準ベクトルVが作成されると、関連付け制御部106は、第二の一方の木口円Ca2を選択する。関連付け制御部106の選択方法に特に限定は無いが、例えば、関連付け制御部106は、第一の一方の木口円Ca1に最も近接する第二の一方の木口円Ca2を選択する。そして、関連付け制御部106は、選択された第二の一方の木口円Ca2における中心点OCa2に、基準ベクトルVの始点を合せるように、基準ベクトルVを平行移動させる。そして、関連付け制御部106は、平行移動した基準ベクトルVの終点又は基準ベクトルVの終点から延長した延長線が含まれる第二の他方の木口円Cb2を、第二の一方の木口円Ca2と関連付ける。ここでは、平行移動した基準ベクトルVの終点は、第一の他方の木口円Cb1に近接する第二の他方の木口円Cb2に含まれるため、第二の一方の木口円Ca2と第二の他方の木口円Cb2とが関連付けられる。
ここで、一方の木口のサイズ(直径)と他方の木口のサイズ(直径)とは、多少異なるものの、複数の丸太Lが積載されている場合は、各丸太L毎の材軸は、相互にほぼ平行に配置される。そのため、一本の丸太Lを基準丸太Lにして、その基準丸太Lで作成される基準ベクトルVは、各丸太L毎の材軸に方向にほぼ一致することから、基準ベクトルVを使うことで、複数の一方の木口円と複数の他方の木口円とが存在したとしても、特定の一方の木口円に対応する他方の木口円を一義的に関連付けることが可能となる。
そして、関連付け制御部106は、このような処理を、存在する全ての一方の木口円と他方の木口円とについて行うことで、複数の丸太Lの一方の木口円のそれぞれと、複数の丸太Lの他方の木口円のそれぞれとを関連付けることが出来る。
ここで、関連付け制御部106は、基準ベクトルVの一方の木口円と他方の木口円と、一度関連付けた一方の木口円と他方の木口円とを、関連付け対象から除外する。例えば、第二の一方の木口円Ca2と第二の他方の木口円Cb2とを関連付けた後は、関連付け制御部106は、第一と第二の一方の木口円Ca1、Ca2以外の一方の木口円と、第一と第二の他方の木口円とを関連付け対象にする。これにより、一度関連付けた一方の木口円と他方の木口円とが再度重複して関連付けられることを防止することが出来る。
さて、関連付け制御部106が関連付けを完了すると、携帯端末装置10の推定制御部107は、関連付けられた丸太Lの一方の木口円Ca1、Ca2、、、における中心点OCa1、OCa2、、、の三次元座標と直径RCa1、RCa2、、、と、他方の木口円Cb1、Cb2、、、における中心点OCb1、OCb2、、、の三次元座標と直径RCb1、RCb2、、、とに基づいて、各丸太L毎の材積を推定する(図2:S107)。
ここで、推定制御部107の推定方法に特に限定は無い。例えば、推定制御部107は、図9Aに示すように、関連付けた一方の木口円と他方の木口円との一組に識別情報(識別番号)を付与する。例えば、推定制御部107は、基準ベクトルVとなった第一の一方の木口円Ca1と第一の他方の木口円Cb1との一組に第一の識別番号(「1」)を付与し、次に関連付けた第二の一方の木口円Ca2と第二の他方の木口円Cb2との一組に第二の識別番号(「2」)を付与する。推定制御部107は、このような処理を、関連付けた全ての一方の木口円と他方の木口円との一組について識別番号を順番に付与することで、一方の木口円と他方の木口円との一組の数に対応する丸太Lの数を簡単に把握することが可能となる。ここでは、8つの一組が存在するため、それぞれの一組に対して第一の識別番号(「1」)から第八の識別番号(「8」)までの識別番号が付与される。
次に、推定制御部107は、特定の識別番号(例えば、「1」)が付与された特定の一組に対応する特定の丸太Lの一方の木口円Ca1と他方の木口円Cb1とにおいて、一方の木口円Ca1の直径RCa1と、他方の木口円Cb1の直径RCb1とを比較して、小さい直径を特定の丸太Lの末口(丸太の小端部)の直径として選択する。尚、推定制御部107は、大きい直径をと特定の丸太Lの元口(丸太の大端部)の直径とする。又、推定制御部107は、一方の木口円Ca1における中心点OCa1の三次元座標と他方の木口円Cb1における中心点OCb1の三次元座標との距離を特定の丸太Lの長さとして算出する。そして、推定制御部107は、特定の丸太Lの末口の直径を二乗した値に、特定の丸太Lの長さを乗算した値を算出し、この値を特定の丸太Lの材積として推定する。推定制御部107は、このような処理を、識別番号が付与された全ての一組の一方の木口円と他方の木口円とについて、丸太Lの材積を算出して推定することで、各丸太L毎の材積を推定することが出来る。
ここで、推定制御部107の各丸太L毎の材積の出力方法に特に限定は無いが、例えば、推定制御部107は、保存名(「aaa」)に対してリスト(例えば、木材検収一覧)を作成し、当該作成したリストに、識別番号の順番に、識別番号の元口の直径と末口の直径と丸太の長さと丸太の材積とを関連付けて記憶させる。リスト900には、図9Bに示すように、識別番号901と、元口の直径902と、末口の直径903と、丸太の長さ904と、丸太の材積905とが記憶されている。推定制御部107は、この保存名(「aaa」)のリストを携帯端末装置10(表示部)に表示させる。これにより、丸太評価者は、複数の丸太Lの材積を簡便に確認することが可能となる。
このように、本発明では、複数の丸太Lの両端側La、Lbをそれぞれスキャンすることで、各丸太L毎の材積を簡便に推定することが可能となる。又、本発明では、丸太Lの木口に関係する木口円を用いて、丸太Lの材積を算出しているものの、本発明による材積の値と、従来の方法による材積の値とを比較すると、本発明による材積の値の誤差は、従来の方法による材積の値に対して5%以下であった。従って、本発明では、従来の方法に近い材積の値を推定することが可能であり、丸太Lの材積を精度高く推定することが可能となる。
さて、本発明に係る実施例について説明する。図1-図2に示す材積推定システム1及び材積推定方法を携帯端末装置10に具現化し、複数の丸太Lについて各丸太L毎の材積を推定した。先ず、丸太評価者は、携帯端末装置10を起動すると、携帯端末装置10は、カメラ12での二次元撮影画像Iを表示するとともに、二次元撮影画像Iの右上に設けられ、三次元レーザースキャナー11で取得した点群の三次元座標を表示する小型ウィンドウWを表示する。現時点では、点群の三次元座標が取得されていないため、小型ウィンドウWには何も表示されない。又、携帯端末装置10は、図10Aに示すように、スキャン開始画面1000を表示する。スキャン開始画面1000には、所定のメッセージ1001と、保存名の入力欄1002と、オートキー1003と、マニュアルキー1004と、キャンセルキー1005とが表示される。
丸太評価者は、所定の保存名を入力欄1002にキーボードキーで入力し、オートキー1003を選択すると、携帯端末装置10は、図10Bに示すように、三次元レーザースキャナー11によって、複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の三次元座標を取得するとともに、カメラ12によって、複数の丸太Lの一端側Laにおける二次元撮影画像Iaを取得する。ここで、三次元レーザースキャナー11によって取得された複数の丸太Lの一端側Laにおける点群は小型ウィンドウWに表示される。
次に、携帯端末装置10は、取得された複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の三次元座標の三次元座標系を、二次元撮影画像Iaのカメラ座標系に対応付けることで、複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の三次元座標を二次元座標に変換する。
そして、携帯端末装置10は、変換された複数の丸太Lの一端側Laにおける点群の二次元座標のうち、各丸太L毎の一方の木口の画像に関係する点群の二次元座標にあてはめた円を、各丸太毎の一方の木口を示す木口円として算出し、当該算出した各丸太L毎の一方の木口円における中心点の三次元座標と直径とを算出する。
ここで、携帯端末装置10は、図11Aに示すように、二次元撮影画像Iaの複数の丸太Lの上に、算出した木口円Ca1、、、を表示させるが、特定の色(例えば、赤色)で表示させる。これにより、丸太評価者は、木口円Ca1、、、が算出されたことを確認することが出来る。
さて、複数の丸太Lの他端側Lbについて処理は行われていないため、携帯端末装置10は、丸太Lの他方の木口について処理を行っていないと判定する。丸太評価者は、携帯端末装置10を携帯して、複数の丸太Lの他端側Lbに周り込むと、携帯端末装置10は、図11Bに示すように、三次元レーザースキャナー11によって、複数の丸太Lの他端側Lbにおける点群の三次元座標を取得するとともに、カメラ12によって、複数の丸太Lの他端側Lbにおける二次元撮影画像Ibを取得する。ここでも、三次元レーザースキャナー11によって取得された複数の丸太Lの他端側Lbにおける点群は小型ウィンドウWに表示される。
そして、携帯端末装置10は、取得された複数の丸太Lの他端側Lbにおける点群の三次元座標の三次元座標系を、二次元撮影画像Ibのカメラ座標系に対応付けることで、複数の丸太Lの他端側Lbにおける点群の三次元座標を二次元座標に変換する。
次に、携帯端末装置10は、変換された複数の丸太Lの他端側Lbにおける点群の二次元座標のうち、各丸太L毎の他方の木口の画像内に含まれる点群の二次元座標にあてはめた円を、丸太Lの他方の木口を示す木口円として算出し、算出した丸太の他方の木口円における中心点の三次元座標と直径とを算出する。
ここで、携帯端末装置10は、図12Aに示すように、二次元撮影画像Ibの複数の丸太Lの上に、算出した木口円Cb1、、、を表示させるが、一方の木口円の色(赤色)と異なる他方の木口円の色(例えば、青色)で表示させる。これにより、丸太評価者は、一方の木口円と他方の木口円とを見分けることが可能となる。
さて、丸太Lの他方の木口について処理が完了すると、携帯端末装置10は、図12Bに示すように、複数の丸太Lの一方の木口円と、複数の丸太Lの他方の木口円とを選択可能に表示させる。ここでは、複数の丸太Lの一方の木口円と、複数の丸太Lの他方の木口円とには、それぞれの直径と、順次付与された識別番号とが表示される。
次に、丸太評価者は、複数の丸太Lの一方の木口円と、複数の丸太Lの他方の木口円とのうち、基準となる基準丸太Lの一方の木口円と他方の木口円の中心点とを選択すると、携帯端末装置10は、図13Aに示すように、選択された一方の木口円の中心点の三次元座標と他方の木口円の中心点の三次元座標とを結ぶ基準ベクトルVを作成する。そして、携帯端末装置10は、図13Bに示すように、基準ベクトルVを用いて、複数の丸太Lの一方の木口円のそれぞれと、複数の丸太Lの他方の木口円のそれぞれとを関連付ける。
そして、携帯端末装置10は、関連付けられた丸太Lの一方の木口円における中心点の三次元座標と直径と、他方の木口円における中心点の三次元座標と直径とに基づいて、各丸太L毎の材積を推定する。
さて、実施例を用いて、従来法と本発明とを比較した。丸太評価者は、具体的には、実際の現場において、図14Aに示すように、所定数(例えば、106本)の丸太Lが積載された場所へ行って、これらの丸太Lの材積を従来法により算出するとともに、本発明により算出し、両者の結果を比較した。従来法により算出した所定数の各丸太L毎の材積を合計した合計値は、22,107mであった。一方、本発明により算出した所定数の各丸太L毎の材積を合計した合計値は、22,611mであった。従来法に対する本発明の誤差を算出すると、{(22611/22,107)-1}×100=2.3%となり、本発明の結果が、従来法の結果に極めて近いことが分かった。これにより、本発明では、丸太の材積の推定を簡便に、且つ、精度高く行うことが可能となることが分かった。
尚、本発明の実施形態では、携帯端末装置10が各制御部を備えるよう構成したが、当該各部を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、プログラムを装置に読み出させ、当該装置が各制御部を実現する。その場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各制御部が実行する工程をハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る材積推定システム及び材積推定方法は、計測分野、測量分野、土木分野、建築分野等、丸太の材積に関係するあらゆる分野に有用であり、丸太の材積の推定を簡便に、且つ、精度高く行うことが可能な材積推定システム及び材積推定方法として有効である。
1 材積推定システム
10 携帯端末装置
11 三次元レーザースキャナー
12 カメラ
13 位置通信装置
101 第一の取得制御部
102 第二の取得制御部
103 変換制御部
104 算出制御部
105 繰り返し制御部
106 関連付け制御部
107 推定制御部

Claims (4)

  1. 三次元レーザースキャナーとカメラとが同等の方向を向いて付属された携帯端末装置を備えた材積推定システムであって、
    前記三次元レーザースキャナーによって、複数の丸太の一端側における点群の三次元座標を取得する第一の取得制御部と、
    前記カメラによって、前記複数の丸太の一端側における二次元撮影画像を取得する第二の取得制御部と、
    前記取得された複数の丸太の一端側における点群の三次元座標系を、前記二次元撮影画像のカメラ座標系に対応付けることで、前記複数の丸太の一端側における点群の三次元座標を二次元座標に変換する変換制御部と、
    前記変換された複数の丸太の一端側における点群の二次元座標のうち、各丸太毎の一方の木口の画像に関係する点群の二次元座標にあてはめた円を、各丸太毎の一方の木口を示す木口円として算出し、当該算出した各丸太毎の一方の木口円における中心点の三次元座標と直径とを算出する算出制御部と、
    前記複数の丸太の他端側における点群の三次元座標の取得と、二次元撮影画像の取得と、点群の二次元座標の変換と、各丸太毎の他方の木口円における中心点の三次元座標と直径との算出とを繰り返す繰り返し制御部と、
    各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とのうち、基準となる基準丸太の一方の木口円の中心点の三次元座標と、当該基準丸太の他方の木口円の中心点の三次元座標とを結ぶ基準ベクトルを用いて、各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とを関連付ける関連付け制御部と、
    各丸太毎の一方の木口円における中心点の三次元座標と直径と、当該一方の木口円に関連付けられた他方の木口円における中心点の三次元座標と直径とに基づいて、各丸太毎の材積を推定する推定制御部と、
    を備える材積推定システム。
  2. 前記算出制御部は、基準となる丸太の基準木口画像を用いて、前記二次元撮影画像のうち、各丸太毎の一方の木口の画像を検出し、前記変換された複数の丸太の一端側における点群の二次元座標のうち、前記検出した各丸太毎の一方の木口の画像に関係する点群の二次元座標に、円をあてはめることで、あてはめた円を、各丸太毎の一方の木口を示す木口円として算出する、
    請求項1に記載の材積推定システム。
  3. 前記関連付け制御部は、前記基準丸太の第一の一方の木口円における中心点を前記基準ベクトルの始点とし、前記基準丸太の第一の他方の木口円における中心点を前記基準ベクトルの終点とし、第二の一方の木口円を選択し、前記選択された第二の一方の木口円における中心点に、前記基準ベクトルの始点を合せるように、前記基準ベクトルを平行移動させ、前記平行移動した基準ベクトルの終点又は前記基準ベクトルの終点から延長した延長線が含まれる第二の他方の木口円を、前記第二の一方の木口円と関連付ける、
    請求項1に記載の材積推定システム。
  4. 三次元レーザースキャナーとカメラとが同等の方向を向いて付属された携帯端末装置を備えた材積推定システムの材積推定方法であって、
    前記三次元レーザースキャナーによって、複数の丸太の一端側における点群の三次元座標を取得する第一の取得制御工程と、
    前記カメラによって、前記複数の丸太の一端側における二次元撮影画像を取得する第二の取得制御工程と、
    前記取得された複数の丸太の一端側における点群の三次元座標の三次元座標系を、前記二次元撮影画像のカメラ座標系に対応付けることで、前記複数の丸太の一端側における点群の三次元座標を二次元座標に変換する変換制御工程と、
    前記変換された複数の丸太の一端側における点群の二次元座標のうち、各丸太毎の一方の木口の画像に関係する点群の二次元座標にあてはめた円を、各丸太毎の一方の木口を示す木口円として算出し、当該算出した各丸太毎の一方の木口円における中心点の三次元座標と直径とを算出する算出制御工程と、
    前記複数の丸太の他端側における点群の三次元座標の取得と、二次元撮影画像の取得と、点群の二次元座標の変換と、各丸太毎の他方の木口円における中心点の三次元座標と直径との算出とを繰り返す繰り返し制御工程と、
    各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とのうち、基準となる基準丸太の一方の木口円の中心点の三次元座標と、当該基準丸太の他方の木口円の中心点の三次元座標とを結ぶ基準ベクトルを用いて、各丸太毎の一方の木口円と他方の木口円とを関連付ける関連付け制御工程と、
    各丸太毎の一方の木口円における中心点の三次元座標と直径と、当該一方の木口円に関連付けられた他方の木口円における中心点の三次元座標と直径とに基づいて、各丸太毎の材積を推定する推定制御工程と、
    を備える材積推定方法。
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