JP2023148740A - 熱交換器及び移動体用ヒートポンプ装置 - Google Patents

熱交換器及び移動体用ヒートポンプ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】積層方向の大型化や部品点数の増加を生じることなく、一定の熱交換能力を発揮可能な熱交換器を提供する。また、移動体への搭載性に優れ、コストの低廉化を実現可能な移動体用ヒートポンプ装置を提供する。【解決手段】本発明のプレート式熱交換器1では、各スペーサ5は、第1~4開口31b31e~のうちの二つの開口と第1熱交換域31aとにより、及び、第5~8開口32b~32eのうちの二つの開口と第2熱交換域32aとにより、第1熱交換域31a及び第2熱交換域32aに第1流体Rを流通させる第1流体路F11、21を熱交換プレート3に形成する。また、各スペーサ5は、同様に、第1熱交換域31a及び第2熱交換域32aに第2流体Lを流通させる第2流体路F12、22を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器と、移動体用ヒートポンプ装置とに関する。
特許文献1に従来の熱交換器が開示されている。この熱交換器は、複数枚の熱交換プレートと、複数個のガスケットと、第1エンドプレートと、第2エンドプレートと、固定フレームと、支え棒と、ガイドロックと、可動フレームとを備えている。
各熱交換プレートは板状をなしている。各熱交換プレートは、熱交換域が区画されているとともに、熱交換域周りに第1開口、第2開口、第3開口及び第4開口が貫設されている。各ガスケットは熱交換プレートの表面又は裏面に装着される。第1エンドプレート及び第2エンドプレートは各熱交換プレート及び各ガスケットを挟持する。固定フレーム、支え棒、ガイドロック及び可動フレームは、各熱交換プレート、各ガスケット、第1エンドプレート及び第2エンドプレートを積層して締結する。
各熱交換プレートとしては、交互に積層される2組ずつが用意されている。各ガスケットは、一方側の熱交換プレートに対し、第1開口及び第2開口と熱交換域とを第1流体路として連通させるとともに、第3開口及び第4開口と熱交換域とを非連通とする。また、各ガスケットは、他方側の熱交換プレートに対し、第3開口及び第4開口と熱交換域とを第2流体路として連通させるとともに、第1開口及び第2開口と熱交換域とを非連通とする。
第1エンドプレート及び第2エンドプレートの少なくとも一つには、第1流体路に第1流体を供給可能な第1流体供給口と、第1流体路から第1流体を排出可能な第1流体排出口と、第2流体路に第2流体を供給可能な第2流体供給口と、第2流体路から第2流体を排出可能な第2流体排出口とが設けられる。
この熱交換器では、各熱交換プレートをろう付けする必要なく、第1流体路内の第1流体と第2流体路内の第2流体とで熱交換を行うことができる。このため、この熱交換器は、ろう付けの手間を省いて製造コストの低廉化を実現できるとともに、各熱交換プレートの材料の選定に自由度を確保できる。
特開平3-91695号公報
しかし、上記従来の熱交換器では、熱交換プレートが単一の熱交換域しか有していないため、第1流体又は第2流体が熱交換プレート等の積層方向で1度しか流通できない。このため、一定の熱交換能力を発揮させるために、熱交換プレートの積層枚数を増やさざるを得ず、積層方向の大型化を生じてしまう場合がある。また、一定の熱交換能力を発揮させるため、複数の熱交換器を採用することとすれば、部品点数が増えてしまう。
また、上記従来のような熱交換器を備えた移動体用ヒートポンプ装置は、車両等の移動体への搭載性に欠けるとともに、コストの高騰化を生じてしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、積層方向の大型化や部品点数の増加を生じることなく、一定の熱交換能力を発揮可能な熱交換器を提供することを解決すべき課題としている。また、本発明は、このような熱交換器を備え、移動体への搭載性に優れ、コストの低廉化を実現可能な移動体用ヒートポンプ装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の熱交換器は、板状をなし、第1熱交換域と第2熱交換域とがプレート仕切部により区画されているとともに、前記第1熱交換域周りに第1開口、第2開口、第3開口及び第4開口が貫設され、前記第2熱交換域周りに第5開口、第6開口、第7開口及び第8開口が貫設された複数枚の熱交換プレートと、
前記熱交換プレートを間に挟む板状をなし、前記第1~4開口のうちの二つの開口と前記第1熱交換域とにより、及び、前記第5~8開口のうちの二つの開口と前記第2熱交換域とにより、前記第1熱交換域及び前記第2熱交換域に第1流体を流通させる第1流体路と、前記第1~4開口のうちの前記第1流体路を構成する開口以外の二つの開口と前記第1熱交換域とにより、及び、前記第5~8開口のうちの前記第1流体路を構成する開口以外の二つの開口と前記第2熱交換域とにより、前記第1熱交換域及び前記第2熱交換域に第2流体を流通させる第2流体路とを前記熱交換プレートに形成し、かつ前記プレート仕切部に対応するスペーサ仕切部を有する複数枚のスペーサと、
前記各熱交換プレート及び前記各スペーサを挟持する第1エンドプレート及び第2エンドプレートとを備え、
前記第1エンドプレート又は前記第2エンドプレートには、前記第1流体路に前記第1流体を供給可能な第1流体供給口と、前記第1流体路から前記第1流体を排出可能な第1流体排出口と、前記第2流体路に前記第2流体を供給可能な第2流体供給口と、前記第2流体路から前記第2流体を排出可能な第2流体排出口とが設けられ、
前記第1流体路内の前記第1流体と前記第2流体路内の前記第2流体とで熱交換を行うことを特徴とする。
本発明の熱交換器は、スペーサ、熱交換プレート、スペーサ、熱交換プレート、…、スペーサというように、スペーサと熱交換プレートとが積層される。また、第1エンドプレート及び第2エンドプレートが各熱交換プレート及び各スペーサを挟持する。各熱交換プレートをろう付けしてもよく、複数の締結部材が各熱交換プレート、各スペーサ、第1エンドプレート及び第2エンドプレートを締結してもよい。
この際、各熱交換プレートには第1熱交換域と第2熱交換域とが区画されている。そして、各スペーサは、第1熱交換域及び第2熱交換域に第1流体路を形成して第1流体を流通させたり、第1熱交換域及び第2熱交換域に第2流体路を形成して第2流体を流通させたりする。この間、第1流体路と第2流体路とは熱交換プレートによって仕切られているだけである。このため、第1流体路内の第1流体と第2流体路内の第2流体とで熱交換が行われる。
また、第1熱交換域の第1流体路又は第2流体路と、第2熱交換域の第1流体路又は第2流体路との間には、熱交換プレートのプレート仕切部とスペーサのスペーサ仕切部とが対応して存在している。このため、第1熱交換域に存在する第1流体と第2熱交換域に存在する第1流体との温度が異なっても、これらの第1流体が混ざり合うことはない。同様に、第1熱交換域に存在する第2流体と第2熱交換域に存在する第2流体との温度が異なっても、これらの第2流体が混ざり合うこともない。
このため、この熱交換器では、第1流体又は第2流体が熱交換プレート等の積層方向で2度流通できる。本発明の熱交換器は、熱交換プレートが第3熱交換域、第4熱交換域等を有し、第1流体又は第2流体が熱交換プレート等の積層方向で3、4度等流通してもよい。
このため、この熱交換器では、一定の熱交換能力を発揮させるために熱交換プレートの積層枚数を従来よりも増やす必要がない。また、一定の熱交換能力を発揮させるために複数の熱交換器を採用する必要もない。
したがって、本発明の熱交換器は、積層方向の大型化や部品点数の増加を生じることなく、一定の熱交換能力を発揮できる。
本発明の熱交換器は、各熱交換プレート、各スペーサ、第1エンドプレート及び第2エンドプレートを積層して締結する複数の締結部材を備えていることが好ましい。この場合、各熱交換プレートをろう付けする必要がなくなり、本発明の熱交換器がプレート式熱交換器になる。このため、このプレート式熱交換器は、ろう付けの手間を省いて製造コストの低廉化を実現できるとともに、各熱交換プレートの材料の選定に自由度を確保できる。
締結部材は、プレート仕切部及びスペーサ仕切部で各熱交換プレート、各スペーサ、第1エンドプレート及び第2エンドプレートを締結していることが好ましい。この場合、第1熱交換域と第2熱交換域との封止性が高まり、第1流体や第2流体が混ざり合うこともない。また、第1流体や第2流体が漏れ難い。
第1エンドプレート又は第2エンドプレートには、第1流体供給口、第1流体排出口、第2流体供給口及び第2流体排出口が設けられ得る。また、第1エンドプレート又は第2エンドプレートには、第1熱交換域における第1流体路と第2熱交換域における第1流体路とを連通させる第1流体接続路と、第1流体接続路と非連通で、第1熱交換域における第2流体路と第2熱交換域における第2流体路とを連通させる第2流体接続路とが設けられ得る。この場合、第1熱交換域における第1流体路と第2熱交換域における第1流体路とが第1流体接続路によって連通するため、第1流体が積層方向で往復移動することとなる。また、第1熱交換域における第2流体路と第2熱交換域における第2流体路とが第2流体接続路によって連通するため、第2流体が積層方向で往復移動することとなる。
各スペーサは、枠部と、枠部内に形成された第1連通口と、枠部から第1連通口を狭めるように形成された第1壁部と、第1壁部に貫設された第1挿通口と、枠部内に形成された第2連通口と、枠部から第2連通口を狭めるように形成された第2壁部と、第2壁部に貫設された第2挿通口と、第1連通口と第2連通口との間に形成されたスペーサ仕切部とを有し得る。
この場合、第1壁部は、第1開口及び第3開口を第1熱交換域に非連通としつつ第2開口及び第4開口を第1熱交換域に連通するか、又は第2開口及び第4開口を第1熱交換域に非連通としつつ第1開口及び第3開口を第1熱交換域に連通し得る。
また、第2壁部は、第5開口及び第8開口を第2熱交換域に非連通としつつ第6開口及び第7開口を第2熱交換域に連通するか、又は第6開口及び第7開口を第2熱交換域に非連通としつつ第5開口及び第8開口を第2熱交換域に連通し得る。
そして、第1挿通口は、第1壁部が第1開口及び第3開口を第1熱交換域に非連通とすれば、一方側の第1開口を他方側の第1開口に連通するとともに一方側の第3開口を他方側の第3開口に連通し得る。また、第1挿通口は、第1壁部が第2開口及び第4開口を第1熱交換域に非連通とすれば、一方側の第2開口を他方側の第2開口に連通するとともに一方側の第4開口を他方側の第4開口に連通し得る。
また、第2挿通口は、第2壁部が第5開口及び第8開口を第2熱交換域に非連通とすれば、一方側の第5開口を他方側の第5開口に連通するとともに一方側の第8開口を他方側の第8開口に連通し得る。また、第2挿通口は、第2壁部が第6開口及び第7開口を第2熱交換域に非連通とすれば、一方側の第6開口を他方側の第6開口に連通するとともに一方側の第7開口を他方側の第7開口に連通し得る。
本発明の移動体用ヒートポンプ装置は、上記熱交換器と、ハウジング内に圧縮機構及び電動モータが設けられた電動圧縮機とが締結部材によって締結されていることを特徴とする。
この移動体用ヒートポンプ装置は、本発明の熱交換器と電動圧縮機とが一体となり、車両等の移動体への搭載性が向上する。また、締結部材により、第1エンドプレート、各熱交換プレート、各スペーサ及び第2エンドプレートに締結力を加えることで、プレート式熱交換器の封止力を向上させることができる。また、同一の締結部材により、電動圧縮機と一体化することができる。
第1エンドプレート及び第2エンドプレートの少なくとも一方がハウジングを構成していることが好ましい。この場合、移動体用ヒートポンプ装置の一体性が高まり、移動体への搭載性がより向上する。
本発明の熱交換器は、積層方向の大型化や部品点数の増加を生じることなく、一定の熱交換能力を発揮できる。また、本発明の移動体用ヒートポンプ装置は、移動体への搭載性に優れ、コストの低廉化を実現できる。
図1は、実施例のプレート式熱交換器を分解し、一方側から見た斜視図である。 図2は、実施例のプレート式熱交換器を分解し、他方側から見た斜視図である。 図3は、実施例のプレート式熱交換器に用いる熱交換プレートの一方側の面の平面図である。 図4は、実施例のプレート式熱交換器に用いるスペーサの平面図である。 図5は、実施例のプレート式熱交換器に用いる第2エンドプレートの平面図である。 図6は、実施例のプレート式熱交換器を一方側から見た斜視図である。 図7は、実施例のプレート式熱交換器を他方側から見た斜視図である。 図8は、実施例のプレート式熱交換器における冷媒とクーラントとの流れを示す模式斜視図である。 図9は、実施例のプレート式熱交換器の拡大断面図である。 図10は、実施例の移動体用ヒートポンプ装置の正面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に示すように、実施例のプレート式熱交換器1は、6枚の熱交換プレート3と、7枚のスペーサ5と、1枚の第1エンドプレート7と、1枚の第2エンドプレート9と、9本のボルト11とからなる。
各熱交換プレート3は、図3に示すように、平面視で縦辺及び横辺が等しい正方形状の板状をなしている。各熱交換プレート3の四つの角部は面取りされている。各熱交換プレート3はアルミニウム合金製又はステンレス製である。
各熱交換プレート3は、図中、上部中央に第1凹凸部31aが形成され、下部中央に第2凹凸部32aが形成されている。第1凹凸部31a及び第2凹凸部32aは同一幅で平行に整列している。第1凹凸部31aと第2凹凸部32aとの間には平坦なプレート仕切部3pが第1凹凸部31a及び第2凹凸部32aと平行に形成されている。
熱交換プレート3の一方側の面3Sを表面とすると、第1凹凸部31a及び第2凹凸部32aは、一方側の面3Sから手前に突出する山や一方側の面3Sから奥に凹む谷がそれぞれ複数列で形成されている。第1凹凸部31a及び第2凹凸部32aは、図中、V字形状に形成されている。一方側の面3Sでは、第1凹凸部31aはV字が右に倒れ、第2凹凸部32aはV字が左に倒れている。図1及び図2に示すように、熱交換プレート3の他方側の面3Bを裏面とすると、他方側の面3Bでは、第1凹凸部31aはV字が左に倒れ、第2凹凸部32aはV字が右に倒れている。第1凹凸部31aが第1熱交換域に相当し、第2凹凸部32aが第2熱交換域に相当する。
各熱交換プレート3は、表裏を反転することによって第1凹凸部31aの形状と第2凹凸部32aの形状とを逆にすることはできるものの、反転又は回転不要なものである。
図3に示すように、第1凹凸部31aの長手方向の一端側には第1開口31b及び第2開口31cが縦辺に沿って貫設され、第1凹凸部31aの長手方向の他端側には第3開口31d及び第4開口31eも縦辺に沿って貫設されている。また、第2凹凸部32aの長手方向の一端側には第5開口32b及び第6開口32cが縦辺に沿って貫設され、第2凹凸部32aの長手方向の他端側には第7開口32d及び第8開口32eも縦辺に沿って貫設されている。第1開口31b、第2開口31c、第3開口31d、第4開口31e、第5開口32b、第6開口32c、第7開口32d及び第8開口32eは全て同一径の円孔である。
各熱交換プレート3の四隅と、各辺近傍の中央と、中心とには、計9個のボルト穴3kが貫設されている。各ボルト穴3kは全て同一径の円孔である。
第1~4開口31b~31e、第5~8開口32b~32e、第1凹凸部31a、第2凹凸部32a及び各ボルト穴3kは板材をプレス成形することによって形成されている。
各スペーサ5は、図9に示すように、板状をなすステンレス製のスペーサ本体5Bと、スペーサ本体5Bの両面に形成されたゴム製のシール層5S、5Sとからなる。
各スペーサ5は、図4に示すように、熱交換プレート3と外周が一致する枠部5aと、枠部5a内に形成された第1連通口51bと、枠部5aから第1連通口5bを図中で右上から狭めるように形成された第1外側壁部51mと、枠部5aから第1連通口5bを図中で左下から狭めるように形成された第1内側壁部51nと、第1外側壁部51mに貫設された第1挿通口51dと、第1内側壁部51nに貫設された第1挿通口51eと、枠部5a内に形成された第2連通口52bと、枠部5aから第2連通口52bを図中で右下から狭めるように形成された第2外側壁部52mと、枠部5aから第2連通口52bを図中で左上から狭めるように形成された第2内側壁部52nと、第2外側壁部52mに貫設された第2挿通口52dと、第2内側壁部52nに貫設された第2挿通口52eと、第1連通口51bと第2連通口52bの間に設けられたスペーサ仕切部5gとからなる。
第1外側壁部51m及び第2外側壁部52mは外側に位置して枠部5aと一体になっており、第1内側壁部51n及び第2内側壁部52nは内側に位置してスペーサ仕切部5gと一体になっている。
各スペーサ5は、縦片と平行で第1連通口51b及び第2連通口52bを横切るように延びるスペーサ軸O2を有している。このため、各スペーサ5は、スペーサ軸O2周りで表と裏とが反転されることにより、図中において、右上の第1外側壁部51mを左上の第1連通口51bとするとともに、左上の第1連通口51bを右上の第1外側壁部51mとする。また、右中央の第1連通口51bを左中央の第1内側壁部51nとするとともに、左中央の第1内側壁部51nを右中央の第1連通口51bとする。また、右下の第2外側壁部52mを左下の第2連通口52bとするとともに、左下の第2連通口52bを右下の第2外側壁部52mとする。さらに、右中央の第2連通口52bを左中央の第2内側壁部52nとするとともに、左中央の第2内側壁部52nを右中央の第2連通口52bとする。
第1、2挿通口51d、51e、52d、52eは同一径の円孔である。各スペーサ5が表であるか、裏であるかにかかわらず、第1挿通口51dは熱交換プレート3の第1開口31b及び第3開口31dと整合し、第1挿通口51eは熱交換プレート3の第2開口31c及び第4開口31eと整合している。また、第2挿通口52dは熱交換プレート3の第6開口32c及び第8開口32eと整合し、第2挿通口52eは熱交換プレート3の第5開口32b及び第7開口32dと整合している。
各スペーサ5の四隅と、各辺近傍の中央と、中心とには、計9個のボルト穴5fが貫設されている。各ボルト穴5fは、全て同一径の円孔であり、それぞれ熱交換プレート3のボルト穴3kと整合している。
第1連通口51b、第2連通口52b、第1、2挿通口51d、51e、52d、52e及び各ボルト穴3fはシール層5Sを形成する前の板材をプレス成形することによって形成されている。
図1及び図2に示すように、第1エンドプレート7には計9個のボルト穴7aが貫設されている。各ボルト穴7aは、全て同一径の円孔であり、それぞれ熱交換プレート3のボルト穴3k及びスペーサ5のボルト穴5fと整合している。
第2エンドプレート9には、図5に示すように、計9個のボルト穴9aが凹設されている。各ボルト穴9aは、全て同一径の雌ねじであり、それぞれ熱交換プレート3のボルト穴3k、スペーサ5のボルト穴5f及び第1エンドプレート7のボルト穴7aと整合している。各ボルト穴9aは、ボルト11の雄ねじと螺合する。
また、第2エンドプレート9には、第1流体供給口9b及び第2流体供給口9dが第2エンドプレート9の厚さ方向で直線状に貫設されている。また、第2エンドプレート9には、第1流体排出口9c及び第2流体排出口9eが形成されている。第1流体排出口9c及び第2流体排出口9eは、第2エンドプレート9の一つの側面に開口しているとともに、第2エンドプレート9内で一方側に屈曲し、第2エンドプレート9の一方側の面に開口している。
第1流体供給口9bは熱交換プレート3の第1開口31b又は第3開口31dと整合し、第1流体排出口9cにおける第2エンドプレート9の一方側の面の開口は熱交換プレート3の第6開口32c又は第8開口32eと整合している。また、第2流体供給口9dは熱交換プレート3の第3開口31d又は第1開口31bと整合し、第2流体排出口9eにおける第2エンドプレート9の一方側の面の開口は熱交換プレート3の第8開口32e又は第6開口32cと整合している。
また、第2エンドプレート9には、第1流体接続路9fと第2流体接続路9gとが凹設されている。第1流体接続路9fは、熱交換プレート3の第4開口31eと第7開口32dとが連通するように、スペーサ5の第1挿通口51eと第2挿通口52eとを連通するか、又はスペーサ5の第1連通口51bと第2連通口52bとを連通するようになっている。また、第2流体接続路9gは、熱交換プレート3の第2開口31cと第5開口32bとが連通するように、スペーサ5の第1連通口51bと第2連通口52bとを連通するか、又はスペーサ5の第1挿通口51eと第2挿通口52eとを連通するようになっている。
このプレート式熱交換器1は、図1及び図2に示すように、スペーサ5、熱交換プレート3、スペーサ5、熱交換プレート3、…、スペーサ5というように、スペーサ5と熱交換プレート3とが交互に積層される。この際、スペーサ5は交互にスペーサ軸O2で反転される。
また、第1エンドプレート7及び第2エンドプレート9が各熱交換プレート3及び各スペーサ5を挟持する。そして、9本のボルト11がボルト穴7a、5f、3kを挿通し、ボルト穴9aに螺合される。こうして、各熱交換プレート3、各スペーサ5、第1エンドプレート7及び第2エンドプレート9を締結する。各ボルト11が締結部材に相当する。
得られたプレート式熱交換器1では、図6及び図7に示すように、第2エンドプレート9の第1流体供給口9bには冷媒Rの供給路が接続され、第1流体排出口9cには冷媒Rの排出路が接続される。冷媒Rが第1流体である。また、第2エンドプレート9の第2流体供給口9dにはクーラントLの供給路が接続され、第2流体排出口9eにはクーラントLの排出路が接続される。クーラントLが第2流体である。
この際、各熱交換プレート3には第1凹凸部31aと第2凹凸部32aとがプレート仕切壁3pにより区画されている。また、各スペーサ5は、枠部5aの他、第1連通口51b、第1外側壁部51m、第1内側壁部51n、第2連通口52b、第2外側壁部52m、第2内側壁部52n及びスペーサ仕切部5gを有している。スペーサ仕切部5gはプレート仕切壁3pに対応している。
また、各スペーサ5は、スペーサ軸O2を有しており、スペーサ軸O2周りで反転されることにより、一方側の第1外側壁部51m及び第1内側壁部51nを他方側の第1連通口51bとする。また、一方側の第2外側壁部52m及び第2内側壁部52nを他方側の第2連通口52bとする。また、各スペーサ5は、その反転により、一方側の第1連通口51bを他方側の第1外側壁部51m及び第1内側壁部51nとする。また、一方側の第2連通口52bを他方側の第2外側壁部52m及び第2内側壁部52nとする。
このため、図4及び図9に示すように、各スペーサ5は、第1外側壁部51mが図4のように右側にあり、第1内側壁部51nが図4のように左側にあれば、第1外側壁部51m及び第1内側壁部51nが第1開口31b及び第4開口31eを第1凹凸部31aに非連通としつつ、第2開口31c及び第3開口31dを第1凹凸部31aに連通する。この際、第1挿通口51d、51eは、一方側の第1開口31bを他方側の第1開口31bに連通するとともに、一方側の第4開口31eを他方側の第4開口31eに連通する。
この際、各スペーサ5は、第2外側壁部52mが図4の右側にあり、第2内側壁部52nが図4の左側にあるため、第2外側壁部52m及び第2内側壁部52nが第6開口32c及び第7開口32dを第2凹凸部32aに非連通としつつ、第5開口32b及び第8開口32eを第2凹凸部32aに連通する。この際、第2挿通口52d、52eは、一方側の第6開口32cを他方側の第6開口32cに連通するとともに、一方側の第7開口32dを他方側の第7開口32dに連通する。
また、各スペーサ5は、第1外側壁部51mが図4の左側にあり、第1内側壁部51nが図4の右側にあれば、第1外側壁部51m及び第1内側壁部51nが第2開口31c及び第3開口31dを第1凹凸部31aに非連通としつつ、第1開口31b及び第4開口31eを第1凹凸部31aに連通する。この際、第1挿通口51d、51eは、一方側の第2開口31cを他方側の第2開口31cに連通するとともに、一方側の第3開口31dを他方側の第3開口31dに連通する。
この際、各スペーサ5は、第2外側壁部52mが図4の左側にあり、第2内側壁部52nが図4の右側にあるため、第2外側壁部52m及び第2内側壁部52nが第5開口32b及び第8開口32eを第2凹凸部32aに非連通としつつ、第6開口32c及び第7開口32dを第2凹凸部32aに連通する。この際、第2挿通口52d、52eは、一方側の第5開口32bを他方側の第5開口32bに連通するとともに、一方側の第8開口32eを他方側の第8開口32eに連通する。
つまり、各スペーサ3は、図9に示すように、第1連通口51b内で一対の熱交換プレート3で挟まれる第1凹凸部31aに第1流体路F11を連通させて冷媒Rを流通させたり、第2流体路F12を連通させてクーラントLを流通させたりする。また、各スペーサ3は、第2連通口52b内で一対の熱交換プレート3で挟まれる第2凹凸部32aに第1流体路F21を連通させて冷媒Rを流通させたり、第2流体路F22を連通させてクーラントLを流通させたりする。熱交換プレート3と第1エンドプレート7とで挟まれる部分及び熱交換プレート3と第2エンドプレート9とで挟まれる部分も同様である。
こうして、このプレート式熱交換器1では、図8に示すように、第1流体供給口9bから供給された冷媒Rの一部は他方側の第1流体路F11に流入する。他方側の第1流体路F11内の冷媒Rは第2流体接続路9gから排出される。また、第1流体供給口9bから供給された冷媒Rのうち他方側の第1流体路F11内に流入した冷媒R以外の冷媒Rは、第1挿通口51dを経て他方側から2段目の第1流体路F11に流入する。他方側から2段目の第1流体路F11内の冷媒Rは第1挿通口51e及び第2流体接続路9gから排出される。さらに、第1流体供給口9bから供給された冷媒Rのうち、他方側の第1流体路F11内及び他方側から2段目の第1流体路F11内に流入した冷媒R以外の冷媒Rは、第1挿通口51dを経て一方側の第1流体路F11に流入する。一方側の第1流体路F11内の冷媒Rは第1挿通口51e及び第2流体接続路9gから排出される。
第2流体接続路9gから供給された冷媒Rの一部は他方側の第1流体路F21に流入する。他方側の第1流体路F21内の冷媒Rは第1流体排出口9cから排出される。また、第2流体接続路9gから供給された冷媒Rのうち他方側の第1流体路F21内に流入した冷媒R以外の冷媒Rは、第2挿通口52eを経て他方側から2段目の第1流体路F21に流入する。他方側から2段目の第1流体路F21内の冷媒Rは第2挿通口52d及び第1流体排出口9cから排出される。さらに、第2流体接続路9gから供給された冷媒Rのうち、他方側の第1流体路F21内及び他方側から2段目の第1流体路F21内に流入した冷媒R以外の冷媒Rは、第2挿通口52eを経て一方側の第1流体路F21に流入する。一方側の第1流体路F21内の冷媒Rは第2挿通口52d及び第1流体排出口9cから排出される。
同時に、第2流体供給口9dから供給されたクーラントLの一部は第1挿通口51dを経て他方側の第2流体路F12に流入する。他方側の第2流体路F12内のクーラントLは第1挿通口51e及び第1流体接続路9fから排出される。また、第2流体供給口9dから供給されたクーラントLのうち他方側の第2流体路F12内に流入したクーラントL以外のクーラントLは、第1挿通口51dを経て一方側の第2流体路F12に流入する。一方側の第2流体路F12内のクーラントLは第1挿通口51e及び第1流体接続路9fから排出される。
第1流体接続路9fから供給されたクーラントLの一部は他方側の第2流体路F22に流入する。他方側の第2流体路F22内のクーラントLは第2挿通口52d及び第2流体排出口9eから排出される。また、第1流体接続路9fから供給されたクーラントLのうち他方側の第2流体路F22内に流入したクーラントL以外のクーラントLは、第2挿通口52eを経て一方側の第2流体路F22に流入する。一方側の第2流体路F22内のクーラントLは第2挿通口52d及び第2流体排出口9eから排出される。
この間、第1流体路F11と第2流体路F12とは熱交換プレート3によって仕切られているだけである。また、第1流体路F21と第2流体路F22とも熱交換プレート3によって仕切られているだけである。そして、第1流体路F11、21を流通する冷媒Rは接触面積の大きな第1、2凹凸部31a、32aによって熱交換プレート3に対して効果的に吸熱又は放熱を行う。また、第2流体路F12、22を流通するクーラントLも接触面積の大きな第1、2凹凸部31a、32aによって熱交換プレート3に対して効果的に放熱又は吸熱を行う。こうして、第1流体路F11、21内の冷媒Rと第2流体路F12、22内のクーラントLとで熱交換が行われる。
第1流体路F11、21を流通する冷媒Rや第2流体路F12、22を流通するクーラントLは、スペーサ5における第1連通口51bや第2連通口52bをそれらの対角線方向に流れ、しかも第1凹凸部31aや第2凹凸部32aがV字形状であるため、熱交換効率が高い。
また、第1凹凸部31aの第1流体路F11又は第2流体路F12と、第2凹凸部32aの第1流体路F11又は第2流体路F22との間には、熱交換プレート3のプレート仕切部3pとスペーサ5のスペーサ仕切部5gとが対応して存在している。このため、第1凹凸部31aに存在する冷媒Rと第2凹凸部32aに存在する冷媒Rとの温度が異なっても、これらの冷媒Rが混ざり合うことはない。同様に、第1凹凸部31aに存在するクーラントLと第2凹凸部32aに存在するクーラントLとの温度が異なっても、これらのクーラントLが混ざり合うこともない。
このため、このプレート式熱交換器1では、冷媒R又はクーラントLが熱交換プレート3等の積層方向で2度流通できる。このため、このプレート式熱交換器1では、一定の熱交換能力を発揮させるために熱交換プレート3の積層枚数を従来よりも増やす必要がない。また、一定の熱交換能力を発揮させるために複数の熱交換器を採用する必要もない。
したがって、このプレート式熱交換器1は、積層方向の大型化や部品点数の増加を生じることなく、一定の熱交換能力を発揮できる。
また、このプレート式熱交換器1は、複数本のボルト11によって各熱交換プレート3、各スペーサ5、第1エンドプレート7及び第2エンドプレート9を積層して締結しているため、各熱交換プレート3をろう付けする必要がない。このため、このプレート式熱交換器1は、ろう付けの手間を省いて製造コストの低廉化を実現できるとともに、各熱交換プレート3の材料の選定に自由度を確保できる。
さらに、このプレート式熱交換器1では、熱交換プレート3のプレート仕切部3p及びスペーサ5のスペーサ仕切部5gでもボルト11が各熱交換プレート3、各スペーサ5、第1エンドプレート7及び第2エンドプレート9を締結しているため、第1凹凸部31aと第2凹凸部32aとの封止性が高まり、冷媒RやクーラントLが漏れ難い。
また、このプレート式熱交換器1では、第2エンドプレート9には、第1流体供給口9b、第1流体排出口9c、第2流体供給口9d及び第2流体排出口9eが設けられているとともに、第1流体接続路9f及び第2流体接続路9gが設けられている。このため、第1流体路F11、21が第1流体接続路9fによって連通するため、冷媒Rが積層方向で往復移動することとなる。また、第2流体路F12、22が第2流体接続路9gによって連通するため、クーラントLも積層方向で往復移動することとなる。
図10は、実施例のプレート式熱交換器1と同様のプレート式熱交換器10、20を用いた移動体用ヒートポンプ装置30の正面図である。
この移動体用ヒートポンプ装置30は、蒸発器21とされるプレート式熱交換器10と、凝縮器23とされるプレート式熱交換器20と、電動圧縮機25とを備えている。
電動圧縮機25は、ハウジング25a内に圧縮機構25b及び電動モータ25cが設けられている。蒸発器21はハウジング25aの電動モータ25c側にボルト11によって一体に締結されている。プレート式熱交換器10の第2エンドプレート9が移動体用ヒートポンプ装置30のハウジングを構成している。また、凝縮器23はハウジング25aの圧縮機構25b側にボルト11によって一体に締結されている。プレート式熱交換器20の第2エンドプレート9が移動体用ヒートポンプ装置30のハウジングを構成している。
この移動体用ヒートポンプ装置30は、実施例のプレート式熱交換器10、20と電動圧縮機25とが容易に一体とされている。特に、第2エンドプレート9がハウジングを構成しているため、高い一体性を有している。そして、移動体用ヒートポンプ装置30の配管や流路は簡素化されている。このため、この移動体用ヒートポンプ装置30は、車両等の移動体に対して優れた搭載性を発揮する。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
すなわち、上記実施例のプレート式熱交換器1では、熱交換プレート3において、図3中、第1凹凸部31aと第2凹凸部32aとを上下に配置し、第1開口31b、第2開口31c、第5開口32b及び第6開口32cを縦辺に沿って貫設し、第3開口31d、第4開口31e、第7開口32d及び第8開口32eも他の縦辺に沿って貫設したが、第1~4開口31b~31e及び第5~8開口32b~32eの配置順序はこれに限られない。
例えば、同様の正方形であっても、第1凹凸部31aと第2凹凸部32aとを上下に配置し、第1開口及び第2開口並びに第5開口及び第6開口を横辺に沿って貫設し、第3開口及び第4開口並びに第7開口及び第8開口も横辺に沿って貫設してもよい。この場合、スペーサ5のスペーサ軸O2は縦辺と平行にすればよい。
また、上記実施例のプレート式熱交換器1、10、20では、熱交換プレート3を反転又は回転不要なものとしたが、縦辺又は横辺と平行に延びたり、中心から垂直に設けられたりする熱交換軸を設定し、熱交換軸周りで反転したり、回転させて積層してもよい。また、上記実施例のプレート式熱交換器1、10、20では、スペーサ5をスペーサ軸O2周りで反転したが、スペーサ5をスペーサ5に垂直で紙面奥行き方向に延びる軸線周りで180°回転させてもよい。
さらに、本発明の熱交換器は、第1熱交換域と第2熱交換域とは大きさが異なってもよい。また、熱交換プレート3が第3熱交換域、第4熱交換域等を有し、第1流体又は第2流体が熱交換プレート等の積層方向で3、4度等流通してもよい。
上記実施例のプレート式熱交換器1、10、20では、スペーサ5の両面にシール層5Sを設けたが、シール層5Sを設けないスペーサと、金属製のガスケット本体の両面にシール層を設けたガスケットとを用意し、スペーサと熱交換プレート3との間にそのガスケットを設けてもよい。
本発明は、電動車両等の移動体における空調及びシステム加熱冷却装置等に利用可能である。
31a…第1熱交換域(凹凸部)
32a…第2熱交換域(凹凸部)
3p…プレート仕切部
31b…第1開口
31c…第2開口
31d…第3開口
31e…第4開口
32b…第5開口
32c…第6開口
32d…第7開口
32e…第8開口
3…熱交換プレート
F11、F21…第1流体路
F12、F22…第2流体路
R…第1流体(冷媒)
L…第2流体(クーラント)
5g…スペーサ仕切部
5…スペーサ
7…第1エンドプレート
9…第2エンドプレート
11…締結部材(ボルト)
9b…第1流体供給口
9c…第1流体排出口
9d…第2流体供給口
9e…第2流体排出口
1、10、20…プレート式熱交換器
5a…枠部
51b…第1連通口
52b…第2連通口
51m、51n…第1壁部(51m…第1外側壁部、51n…第1内側壁部)
51d、51e…第1挿通口
52m、52n…第2壁部(52m…第2外側壁部、52n…第2内側壁部)
52d、52e…第2挿通口
25…ハウジング
25b…圧縮機構
25c…電動モータ
25…電動圧縮機

Claims (7)

  1. 板状をなし、第1熱交換域と第2熱交換域とがプレート仕切部により区画されているとともに、前記第1熱交換域周りに第1開口、第2開口、第3開口及び第4開口が貫設され、前記第2熱交換域周りに第5開口、第6開口、第7開口及び第8開口が貫設された複数枚の熱交換プレートと、
    前記熱交換プレートを間に挟む板状をなし、前記第1~4開口のうちの二つの開口と前記第1熱交換域とにより、及び、前記第5~8開口のうちの二つの開口と前記第2熱交換域とにより、前記第1熱交換域及び前記第2熱交換域に第1流体を流通させる第1流体路と、前記第1~4開口のうちの前記第1流体路を構成する開口以外の二つの開口と前記第1熱交換域とにより、及び、前記第5~8開口のうちの前記第1流体路を構成する開口以外の二つの開口と前記第2熱交換域とにより、前記第1熱交換域及び前記第2熱交換域に第2流体を流通させる第2流体路とを前記熱交換プレートに形成し、かつ前記プレート仕切部に対応するスペーサ仕切部を有する複数枚のスペーサと、
    前記各熱交換プレート及び前記各スペーサを挟持する第1エンドプレート及び第2エンドプレートとを備え、
    前記第1エンドプレート又は前記第2エンドプレートには、前記第1流体路に前記第1流体を供給可能な第1流体供給口と、前記第1流体路から前記第1流体を排出可能な第1流体排出口と、前記第2流体路に前記第2流体を供給可能な第2流体供給口と、前記第2流体路から前記第2流体を排出可能な第2流体排出口とが設けられ、
    前記第1流体路内の前記第1流体と前記第2流体路内の前記第2流体とで熱交換を行うことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記各熱交換プレート、前記各スペーサ、前記第1エンドプレート及び前記第2エンドプレートを積層して締結する複数の締結部材を備えている請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記締結部材は、前記プレート仕切部及び前記スペーサ仕切部で前記各熱交換プレート、前記各スペーサ、前記第1エンドプレート及び前記第2エンドプレートを締結している請求項2記載の熱交換器。
  4. 前記第1エンドプレート又は前記第2エンドプレートには、前記第1流体供給口、前記第1流体排出口、前記第2流体供給口及び前記第2流体排出口が設けられ、
    前記第1エンドプレート又は前記第2エンドプレートには、前記第1熱交換域における前記第1流体路と前記第2熱交換域における前記第1流体路とを連通させる第1流体接続路と、前記第1流体接続路と非連通で、前記第1熱交換域における前記第2流体路と前記第2熱交換域における前記第2流体路とを連通させる第2流体接続路とが設けられている請求項1乃至3のいずれか1項記載の熱交換器。
  5. 前記各スペーサは、枠部と、前記枠部内に形成された第1連通口と、前記枠部から前記第1連通口を狭めるように形成された第1壁部と、前記第1壁部に貫設された第1挿通口と、前記枠部内に形成された第2連通口と、前記枠部から前記第2連通口を狭めるように形成された第2壁部と、前記第2壁部に貫設された第2挿通口と、前記第1連通口と前記第2連通口との間に形成された前記スペーサ仕切部とを有し、
    前記第1壁部は、前記第1開口及び前記第3開口を前記第1熱交換域に非連通としつつ前記第2開口及び前記第4開口を前記第1熱交換域に連通するか、又は前記第2開口及び前記第4開口を前記第1熱交換域に非連通としつつ前記第1開口及び前記第3開口を前記第1熱交換域に連通し、
    前記第2壁部は、前記第5開口及び前記第8開口を前記第2熱交換域に非連通としつつ前記第6開口及び前記第7開口を前記第2熱交換域に連通するか、又は前記第6開口及び前記第7開口を前記第2熱交換域に非連通としつつ前記第5開口及び前記第8開口を前記第2熱交換域に連通し、
    前記第1挿通口は、
    前記第1壁部が前記第1開口及び前記第3開口を前記第1熱交換域に非連通とすれば、一方側の前記第1開口を他方側の前記第1開口に連通するとともに一方側の前記第3開口を他方側の前記第3開口に連通し、
    前記第1壁部が前記第2開口及び前記第4開口を前記第1熱交換域に非連通とすれば、一方側の前記第2開口を他方側の前記第2開口に連通するとともに一方側の前記第4開口を他方側の前記第4開口に連通し、
    前記第2挿通口は、
    前記第2壁部が前記第5開口及び前記第8開口を前記第2熱交換域に非連通とすれば、一方側の前記第5開口を他方側の前記第5開口に連通するとともに一方側の前記第8開口を他方側の前記第8開口に連通し、
    前記第2壁部が前記第6開口及び前記第7開口を前記第2熱交換域に非連通とすれば、一方側の前記第6開口を他方側の前記第6開口に連通するとともに一方側の前記第7開口を他方側の前記第7開口に連通する請求項1乃至4のいずれか1項記載の熱交換器。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の熱交換器と、ハウジング内に圧縮機構及び電動モータが設けられた電動圧縮機とが前記締結部材によって締結されていることを特徴とする移動体用ヒートポンプ装置。
  7. 前記第1エンドプレート及び前記第2エンドプレートの少なくとも一方が前記ハウジングを構成している請求項6記載の移動体用ヒートポンプ装置。
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