JP2023148184A - 減速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非常に大きな減速比を有し減速比の設定自由度が高い減速装置を得る。【解決手段】ハウジング3に設けられ、第1サンギアgs1および第2サンギアgs2を有する入力軸1と、複数段の歯部を有し第2サンギアgs2に歯合する第2プラネタリギアgp2と、一段の歯部を有し第1サンギアgs1に歯合する第1プラネタリギアgp1と、第2プラネタリギアgp2に歯合する第2リングギアgr2と、第1プラネタリギアgp1に歯合する第1リングギアgr1とを備えたリング部材Rと、を備え、第2プラネタリギアgp2を支持する第2キャリヤC2および第1プラネタリギアgp1を支持する第1キャリヤC1のうち一方がハウジング3に固定され、他方が出力軸2とされる減速装置G。【選択図】図2

Description

本発明は、複数のプラネタリギアを組み合わせて極めて大きな減速比を得る減速装置に関する。
従来、このような減速装置としては例えば特許文献1に示すものがある(〔0005〕、〔0006〕図1参照)。
この装置は、トルクが入力されまたは出力する第1軸と、トルクを出力しまたは入力される第2軸との間で、トルクを増幅しもしくは減少させるものである。
具体的には、第1軸に連結されたキャリヤと、このキャリヤに自転可能に保持された複数の第1ピニオンギアと、所定の固定部に連結されかつ第1ピニオンギアに噛み合う第1リングギアと、第1ピニオンギアに噛み合う第1サンギアとを備えている。この第1サンギアには一体回転する第2サンギアが形成されており、これらはキャリヤの回転軸の周りに回転可能である。
第2サンギアには、キャリヤに自転可能に保持される第2ピニオンギアが歯合する。この第2ピニオンギアには第3ピニオンギアが一体形成されており、2段のピニオンギアが形成されている。第3ピニオンギアには第2軸に連結された第2リングギアが歯合している。
この構成によれば、装置を大型化することなく、大きな入出力比を設定することができ、入出力比の選択あるいは設定の自由度が向上するとのことである。
特開2018-194122号公報
ただし、上記従来の減速装置は、第1ピニオンギア乃至第3ピニオンギアの全てのピニオンギアが一つのキャリヤに支持されている。このため、第1~第3のピニオンギアが当然に同じ回転速度で公転する。そのため、大きな減速比を得るためには夫々のピニオンギアに歯合するギアの形状や、それらの歯数を検討する必要がある。
しかしながら、全てのピニオンギアの交点速度が同じという条件の存在により、各ギアの歯数の調整の自由度が制限されることとなり、また、ピニオンギア以外のギアの形状が複雑になる。さらに、それらのギアの体格が大きくなるばかりか、ハウジングへの組付け性も煩雑となる。
このように、従来の減速装置では、減速比の調整の煩雑さなどに起因して種々の解決すべき課題を有しており、非常に大きな減速比を有し減速比の設定自由度が高い減速装置が求められていた。
(特徴構成)
本発明に係る減速装置の特徴構成は、
ハウジングに設けられ、第1サンギアおよび第2サンギアを有する入力軸と、
一段の歯部を有し前記第1サンギアに歯合する第1プラネタリギアと、
複数段の歯部を有し前記第2サンギアに歯合する第2プラネタリギアと、
前記第1プラネタリギアに歯合する第1リングギアおよび前記第2プラネタリギアに歯合する第2リングギアを備えたリング部材と、を備え、
前記第1プラネタリギアを支持する第1キャリヤおよび前記第2プラネタリギアを支持する第2キャリヤのうち一方が前記ハウジングに固定され、他方が出力軸とされている点にある。
(効果)
本構成の減速装置は、一つの入力軸に対して第1プラネタリギアと第2プラネタリギアが歯合し、双方のプラネタリギアには一つのリング部材が歯合してある。第1プラネタリギアを支持する第1キャリヤおよび第2プラネタリギアを支持する第2キャリヤのうち一方がハウジングに固定されて反力受部となり、他方が出力軸となる。このように、共にプラネタリギアを支持する第1キャリヤと第2キャリヤとが独立に構成されるから、入力軸から出力軸に至るギアどうしの調整に係る因子が増え、非常に大きな減速比の設定が容易となる。
本構成の場合、出力軸となる第1キャリヤあるいは第2キャリヤの回転速度は、第1プラネタリギアに歯合する第1サンギアと第1リングギアとの作動、および、第2プラネタリギアに歯合する第2サンギアと第2リングギアとの作動によって決定される。この場合、第1サンギアと第2サンギアの組、および、1段目ギアと2段目ギアの組、および、第1リングギアと第2リングギアの組のうち少なくとも何れか一組において歯数差を設けることで、非常に大きな減速比を有し減速比の設定自由度が高い減速装置を得ることができる。
(特徴構成)
本発明に係る減速装置にあっては、前記第1リングギアの歯数と前記第2リングギアの歯数とを異なるものにできる。
(効果)
リング部材は、第1プラネタリギアと第2プラネタリギアに歯合しつつ回転可能であり、出力軸となる第1キャリヤあるいは第2キャリヤの回転速度を設定する部材である。第1リングギアの歯数と第2リングギアの歯数の設定は、一つのリング部材に対して歯数の異なる二つのギアを形成することであり、部品点数を増加することなく減速比設定の調整因子を増やすことができる。よって、減速装置の構成を複雑化することなく、また、組付け性を悪化させることなく大きな減速比の減速装置を得ることができる。
(特徴構成)
本発明に係る減速装置にあっては、前記第1サンギアの歯数と前記第2サンギアの歯数を異なるものにできる。
(効果)
上記リング部材の場合と同様に、一つの入力軸において第1サンギアの歯数と第2サンギアの歯数を設定する場合にも減速装置の部品点数を増やさず減速比の設定が容易となる。特に、リング部材と入力軸との双方で二箇所の歯数を設定する場合には、各ギアの歯数どうしの組み合わせが増え全体の減速比の設定がより容易となる。
(特徴構成)
本発明に係る減速装置にあっては、車両に固定されるサブフレームと、前記車両の前後方向に延出すると共に前記サブフレームに回転支持されて前記車両の車輪を揺動支持するアームと、前記サブフレームと前記アームとの間に設けられて前記アームの揺動を緩和する棒状の捩じりばねと、を備えたサスペンションに取り付け可能であり、前記ハウジングには、前記出力軸が前記捩じりばねと同心状になるよう前記サブフレームに取り付けられる固定部が設けられていると好都合である。
(効果)
本構成のように、減速装置の出力軸がアームの揺動を緩和する捩じりばねと同心状であれば、出力軸と捩じりばねとを一体回転可能に接続すること等が可能となり、アームの揺動制御に係る構成が極めて単純なものとなる。
また、減速装置を予めサブフレームに取り付けておくことができ、車両に対するサスペンションの組付け性が向上する。
第1実施形態に係る減速装置の使用例を示す斜視図 第1実施形態に係る減速装置の構造を示す断面図 第2実施形態に係る減速装置の構造を示す断面図
(概要)
本発明に係る減速装置Gは、例えば10,000 程度の減速比を有し、モータMなどから入力される回転駆動を大幅に減速しつつ他の回転駆動対象に伝達するものである。以下、当該減速装置Gの実施形態を図1および図2を参照しつつ説明する。尚、図1は、当該減速装置Gが取り付けられる車両4のサスペンション8の一例が示され、図2には、当該減速装置Gの一例の構造が示されている。
本実施形態の減速装置Gは車両4の車高制御装置の一部として用いることができる。ここでは左右の前輪および後輪を支持するアーム6が捩じりばね7の先端に接続されており、捩じりばね7の弾性力によって車輪の上下動が安定化される。車高制御装置Sは、モータMの駆動によってアーム6を積極的に揺動操作し、車高を変更したり、車両4の走行姿勢を安定化することができる。モータMは、車両4に別途設けられた制御装置ECUからの駆動信号によって駆動される。左右の捩じりばね7は独立しており、モータMおよび減速装置Gが夫々の捩じりばね7に設けられている。
捩じりばね7は、サブフレーム5に回転可能に軸支され、このサブフレーム5が車両4に固定される。モータMと減速装置Gはハウジング3に内装され、取付部3aを介して予めサブフレーム5に取り付けられている。また、サブフレーム5には、車両4への取り付けに用いる固定部9が設けられており、固定部9には、取り付け用のボルト孔9aが形成されている。本構成であれば、アーム6およびサブフレーム5を備えるサスペンション部材を車両4に取り付けるだけで車高制御装置Sの取り付けが完了する。
また、モータMおよび減速装置Gを内装するハウジングがサブフレーム5に固定されていることで、ハウジング3とサブフレーム5の強度を相互に高めることができる。しかも、ハウジング3やサブフレーム5の材厚を減らすことができ、全体寸法や重量の縮小化が図れるなど、より合理的な車高制御装置Sを得ることができる。
(モータ)
図2に示すように、モータMは例えば12Vバッテリーで駆動する直流ブラシレスモータMが用いられる。モータMの駆動軸Maは捩じりばね7と同軸心状に配置され、サブフレーム5に対してコンパクトに構成されている。モータMの種類に特に制限はないが、例えば回転数等をカウントできるものであればアーム6の揺動角度を知ることができるため好都合である。このように、モータMを用いることでアーム6の昇降制御の応答性が極めて高く車輪の迅速な昇降駆動が可能となる。
(減速装置)
アーム6が揺動する角度はモータMの回転量に比べて僅かである。よって、モータMによる駆動回転を適切に捩じりばね7に伝えるには減速装置Gによって回転速度を下げる必要がある。ただし、減速装置Gの構成は任意であり、モータMの比較的速い駆動回転を大きく減速し、アーム6の姿勢を応答性良く変更制御できるものであれば何れの構成でもよい。
減速装置Gとしては、モータMに通電しない状態で、車輪から捩じりばね7への逆入力によってモータMの駆動軸Maが回転しないものが好ましい。これにより、モータMに通電しない状態では、捩じりばね7は所定の基本姿勢を維持することとなり、車高維持機能が発揮される。一方、モータMに通電する場合には、アーム6の角度が積極的に変更されて車高調節が可能となる。
(減速装置の設置態様)
本実施形態の構成では、減速装置Gの出力軸2およびモータMの駆動軸Maが捩じりばね7の軸心Xと一致している。本構成であれば、捩じりばね7と出力軸2との接続が容易となり、モータMから捩じりばね7に至る回転駆動力の伝達経路が簡便に構成される。よって、減速装置Gを取り付ける対象装置が複雑化することなく全体をコンパクトに構成することができる。
また、ハウジング3がサブフレーム5に固定され、これ等が一体で車両4に取り付く構成であるから車両4に対する減速装置Gの組付け性も向上する。
本実施形態では、このようなモータMおよび減速装置Gが、前輪および後輪の夫々に設けられている。車高を変更する場合には、モータMを駆動し、アーム6を所定の角度だけ揺動させる。アーム6の揺動角度は、モータMの回転速度と駆動時間により、あるいは、モータMの回転角度等に基づいて制御部ECUが算出する。
例えば、前後の一方のモータMだけを駆動制御することで、車両4のピッチ姿勢を容易に調節することができる。勿論、前後のモータMを逆方向に駆動制御することで、車両4のピッチ姿勢をより迅速に調節することができる。また、前後のモータMを同方向に制御することで車両4の車高を調節することができる。
モータMを駆動制御する場合、モータMの回転数や入力電力をモニタすることでモータMの仕事量が特定でき、アーム6の昇降状態が把握できる。ただし、モータMから得られる駆動情報のみでは、あくまでも車両4の姿勢を推測するに過ぎず、現実の姿勢を把握できない可能性がある。そこで、車両4の少なくとも一箇所にGセンサ等を用いた車高センサ10を備え、モータMの制御量と、車高センサ10の検出値とを比較することで、車両4の姿勢や車高のより正確な制御が可能となる。
(減速装置の具体的構成)
減速装置Gとしては、例えば図2に示すように遊星歯車機構を用いることができる。ここでは、モータMの駆動軸Maの回転が、先ず、駆動軸Maに一体回転するように接続された入力軸1に伝達される。入力軸1は、モータMに近い側の端部がベアリング11を介してハウジング3に軸支されており、他方の端部が後述の出力軸2およびベアリング11を介してハウジング3に軸支されている。
入力軸1はサンギアとして機能し、モータMに近い第2サンギアgs2と、出力軸2に近い第1サンギアgs1とを備えている。第2サンギアgs2と第1サンギアgs1との歯数は異ならせてあるが、差は僅かに設定することが多い。
第2サンギアgs2は、第2プラネタリギアgp2に歯合している。第2プラネタリギアgp2は1段目ギアgp21と2段目ギアgp22を備えており、ハウジング3に固定された複数の第2キャリヤに軸支されている。1段目ギアgp21の歯数と2段目ギアgp22の歯数とは異なるものとし、ただし、歯数差は1~数歯に設定することが多い。第2サンギアgs2は1段目ギアgp21に歯合している。
一方の2段目ギアgp22は、その外側に配置されたリング部材Rに歯合している。リング部材Rは、夫々内歯として形成された第2リングギアgr2と第1リングギアgr1を備えており、2段目ギアgp22は第2リングギアgr2に歯合している。リング部材Rは、ハウジング3に対して相対回転可能である。第2リングギアgr2の歯数と第1リングギアgr1の歯数もそれ程大きな差はない。
第1リングギアgr1に対しては第1プラネタリギアgp1が歯合する。第1プラネタリギアgp1はハウジング3に対して相対回転する第1キャリヤC1に軸支されており、減速装置Gの軸心Xの周囲に複数個が設けられている。また、第1プラネタリギアgp1の更に内側には第1サンギアgs1が歯合している。第1キャリヤC1は、モータMの側の端部を第2キャリヤC2の端部によって軸支され、他方の端部である出力軸2の外周面をベアリング11を介してハウジング3に軸支されている。
本実施形態では、第1キャリヤC1と第2キャリヤC2のうち第2キャリヤC2がハウジング3に固定した例を示している。ただし、第1キャリヤC1と第2キャリヤC2は、何れか一方がハウジング3に固定されて反力受け部となり、固定されない他方は減速装置Gの出力軸2となることができる。
このように、共にプラネタリギアを支持する第1キャリヤC1と第2キャリヤC2とが独立に構成されるから、入力軸1から出力軸2に至るギアどうしの調整に係る因子が増える。例えば、減速比の算出に必要なギアどうしの噛み合い態様として、遊び歯車を備えるギア列や作動歯車を備えるギア列の条件選択の幅が広がる。この結果、他の構成要素である例えばリング部材Rを一つ設けると共に、ここに第1リングギアgr1と第2リングギアgr2を同時に形成することが可能となるなど、構成部材が効率化されるうえ非常に大きな減速比の設定が容易となる。
本実施形態では、第1サンギアgs1の回転方向と、第1リングギアgr1の回転方向とが反対となり、これ等に歯合された第1プラネタリギアgp1が第1サンギアgs1と反対方向に回転する。ただし、第1プラネタリギアgp1の第1キャリヤC1は、各ギアの歯数の構成によっては軸心Xを中心に何れの方向にも回転するように設定可能である。
特に、第2サンギアgs2と第1サンギアgs1の組、および、1段目ギアgp21と2段目ギアgp22の組、および、第2リングギアgr2と第1リングギアgr1の組のうち少なくとも何れか一組において歯数差を設けることで、第1サンギアgs1と第1リングギアgr1との作動設定が容易となり、入力軸1から出力軸2に至る減速比を極めて大きな任意の値に設定することができる。
このうち入力軸1の第2サンギアgs2の歯数と第1サンギアgs1の歯数の設定は、一つの入力軸1に対して歯数の異なる二つのギアを形成することであり、部品点数を増加することなく、減速比設定の調整因子を増やすことができる。よって、減速装置Gの構成を複雑化することなく、また、組付け性を悪化させることなく、大きな減速比の減速装置Gを得ることができる。
この点は、一つのリング部材Rにおいて、第2リングギアgr2の歯数と第1リングギアgr1の歯数を設定する場合にも、減速装置Gの部品点数を増やさず減速比の設定が容易となる。特に、入力軸1とリング部材Rの双方で二つの歯数を設定する場合には、各ギアの歯数どうしの組み合わせが増え全体の減速比の設定がより容易となる。
(実施例)
減速装置Gを構成する各ギアの歯数は例えば以下の様に構成することができる。
即ち、第1サンギアgs1の歯数Zs1:23、第2サンギアgs2の歯数Zs2:25、第1プラネタリギアgp1の歯数Zp1:22、第2プラネタリギアgp2の1段目ギアgp21の歯数Zp2s:23、2段目ギアgp22の歯数Zp2r:24、第1リングギアgr1の歯数Zr1:67、第2リングギアgr2の歯数Zr2:76とする。
この場合、
第1キャリヤC1の正転側減速率=1/(Zr1/Zs1+1) であり、
第1キャリヤC1の逆転側減速率=
1/(Zr1/Zs1+1)/(Zs1/Zr1)×(Zs2×Zp2r/Zp2s/Zr2) であり、
トータル減速比=
1/(1/(Zr1/Zs1+1)-1/(Zr1/Zs1+1)/(Zs1/Zr1)×(Zs2×Zp2r/Zp2s/Zr2))
= 39330となる。
当該減速装置Gであれば、減速比を、例えば10,000以上に設定することができる。例えば、アーム6が接続された捩じりばね7を回転させて車高調節を行う場合、アーム6の長さを勘案してアーム6を小さく正確に回転させる必要があるが、本構成の減速装置Gであれば、そのような駆動制御が容易となる。
また、減速比が極めて大きい場合、捩じりばね7に接続された出力軸2はアーム6からの逆入力によって回転しない。よって、当該減速装置Gを車高制御装置Sに用いた場合、捩じりばね7のロック機構となり、モータMに通電しない状態でも車高の維持機能を発揮することができる。
尚、遊星歯車機構の各ギアの構成によっては、アーム6からの逆入力によって減速装置Gの出力軸2が回転する場合がある。その場合には、モータMに通電し逆入力に対抗できる所定の駆動力を発生させることで、減速装置Gの従動回転を確実にロックすることができる。
〔第2実施形態〕
本発明の減速装置Gは、図2に示したものとは別に、第1キャリヤC1をハウジング3に固定し、第2キャリヤC2を出力軸2とすることもできる。その場合には、例えば、図3に示すように、図2における減速装置Gの部分を左右反転させたものとすればよい。
本発明の減速装置は、モータ等の回転駆動装置の回転動作を、回転速度を大幅に減速しつつ他の作動対象に伝達するものとして広く用いることができる。
1 入力軸
2 出力軸
3 ハウジング
4 車両
5 サブフレーム
6 アーム
7 捩じりばね
8 サスペンション
9 固定部
C1 第1キャリヤ
C2 第2キャリヤ
gp1 第1プラネタリギア
gp2 第2プラネタリギア
gr1 第1リングギア
gr2 第2リングギア
gs1 第1サンギア
gs2 第2サンギア
R リング部材

Claims (4)

  1. ハウジングに設けられ、第1サンギアおよび第2サンギアを有する入力軸と、
    一段の歯部を有し前記第1サンギアに歯合する第1プラネタリギアと、
    複数段の歯部を有し前記第2サンギアに歯合する第2プラネタリギアと、
    前記第1プラネタリギアに歯合する第1リングギアおよび前記第2プラネタリギアに歯合する第2リングギアを備えたリング部材と、を備え、
    前記第1プラネタリギアを支持する第1キャリヤおよび前記第2プラネタリギアを支持する第2キャリヤのうち一方が前記ハウジングに固定され、他方が出力軸とされる減速装置。
  2. 前記第1リングギアの歯数と前記第2リングギアの歯数を異ならせてある請求項1に記載の減速装置。
  3. 前記第1サンギアの歯数と前記第2サンギアの歯数を異ならせてある請求項1または2に記載の減速装置。
  4. 車両に固定されるサブフレームと、
    前記車両の前後方向に延出すると共に前記サブフレームに回転支持されて前記車両の車輪を揺動支持するアームと、
    前記サブフレームと前記アームとの間に設けられて前記アームの揺動を緩和する棒状の捩じりばねと、を備えたサスペンションに取り付け可能であり、
    前記ハウジングには、前記出力軸が前記捩じりばねと同心状になるよう前記サブフレームに取り付けられる固定部が設けられている請求項1から3の何れか一項に記載の減速装置。
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