JP2023147876A - システムおよびプログラム等 - Google Patents

システムおよびプログラム等 Download PDF

Info

Publication number
JP2023147876A
JP2023147876A JP2022055627A JP2022055627A JP2023147876A JP 2023147876 A JP2023147876 A JP 2023147876A JP 2022055627 A JP2022055627 A JP 2022055627A JP 2022055627 A JP2022055627 A JP 2022055627A JP 2023147876 A JP2023147876 A JP 2023147876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
user
face
pattern
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022055627A
Other languages
English (en)
Inventor
勇喜 清水
Yuki Shimizu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yupiteru Corp
Original Assignee
Yupiteru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yupiteru Corp filed Critical Yupiteru Corp
Priority to JP2022055627A priority Critical patent/JP2023147876A/ja
Publication of JP2023147876A publication Critical patent/JP2023147876A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ユーザが複数のパターンの中から所望のパターンを選択するだけで、顔の異なる複数の部位に対して一括して画像処理を加えることができるシステム及びプログラムを提供する。【解決手段】少なくとも顔の一部を含む顔画像に対して、所定の画像処理を行うシステムであって、顔の異なる複数の部位に対して一括して加える画像処理の内容をのパターンを複数備える。ユーザの操作によっていずれのパターンを適用するかの選択がなされた場合、選択されたパターンの画像処理を顔の異なる複数の部位に対して一括して加える。【選択図】図4

Description

本発明は、例えばシステムおよびプログラム等に関する。
利用者をカメラで撮影し、その撮影画像に対して利用者の操作に基づいて編集を行い、編集後の画像である編集済み画像を、ネットワークを介して外部のシステムに送信したり、シール紙等の媒体に印刷して提供したりする写真撮影編集装置が知られている。
例えば、複数の利用者を含む被写体をカメラで複数回撮影し、その撮影画像を利用者がタッチペン等を用いて編集し、編集された画像をシール紙に印刷するプリントシール機やその画像をネットワークを介して外部の装置に送信したりすることができるプリントシール機を用いたサービスが知られている。このようなシステムでは、撮影された被写体画像を生成して、この被写体画像に利用者が選択した背景画像を合成した上で、目の大きさ、肌の色、顔の輪郭などに、補正を加えたり、「落書き」と呼ばれる文字や模様を重ねる等の編集処理を行い、印刷用の画像を生成する。また「落書き」を、一緒に撮影した複数の利用者が、表示画面に複数のタッチペンや指によるマルチタッチ操作等のタッチ操作が行えるようにして、撮影から編集まで友人同士が一緒に楽しむことができるシステムがある。これに限らず、従来より、さまざまな写真撮影やその撮影した写真を編集するシステムが提案されている。
特開2015-207114号公報
しかしながら、従来のシステムには、様々な問題があった。
そこで、本発明は従来よりも優れた特性を有するシステム及びプログラム等を提供することを目的とする。
本発明の目的はこれに限定されず、本明細書及び図面等に開示される構成の部分から奏する効果を得ることを目的とする構成についても分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。例えば本明細書において「~できる」「~可能である」などと記載した箇所を「~が課題である」と読み替えた課題が本明細書には開示されている。課題はそれぞれ独立したものとして記載しているものであり、各々の課題を解決するための構成についても単独で分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。課題が明細書の記載から黙示的に把握されるものであっても、本出願人は本明細書に記載の構成の一部を補正又は分割出願にて特許請求の範囲とする意思を有する。またこれら独立の課題を組み合わせた課題を解決する構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
(1)少なくとも顔の一部を含む顔画像に対して、所定の画像処理を行うシステムであって、顔の異なる複数の部位に対して一括して加える画像処理の内容のパターンを複数備え、ユーザの操作によっていずれのパターンを適用するかの選択がなされた場合、選択されたパターンの画像処理を顔の異なる複数の部位に対して一括して加えるとよい。
このようにすれば、ユーザは複数のパターンの中から所望のパターンを選択するだけで、顔の異なる複数の部位に対して一括して画像処理を加えることができる。
例えば、顔の部分ごとに、盛っていくのは楽しいが時間がかかるが、このようにすれば楽しさを維持しつつ、盛るのにかかる時間を短縮できる。したがって、例えば単位時間当たりの客数を増やすことが可能となり、売り上げを高めることができる。
(2)選択されたパターンの画像処理を顔の異なる複数の部位に対して一括して加える処理は、撮影した顔画像に対してユーザの操作に基づき顔の少なくとも1つの部位への画像処理を適用した後の顔画像に対して行う機能を備えるとよい。
このようにすれば、ユーザは撮影した顔画像に対して顔の所望の部位への画像処理を適用した後に、その適用後の画像に対して、さらにユーザは複数のパターンの中から所望のパターンを選択するだけで、その適用後の画像の顔の異なる複数の部位に対して一括して画像処理を加えることができる。
よって、ユーザは特に画像処理を加えたい顔の部位について、まず個別に画像処理を適用した上で、その適用後の画像に対して簡単に顔の複数の部位に対して一括して画像処理をさらに加えることができる。
(3)撮影した顔画像に対して前記選択されたパターンの画像処理を顔の異なる複数の部位に対して一括して加える処理を行った後、ユーザの操作に基づき顔の少なくとも1つの部位への画像処理をさらに適用する機能を備えるとよい。
このようにすれば、ユーザは複数のパターンの中から所望のパターンを選択するだけで、その適用後の画像の顔の異なる複数の部位に対して一括して画像処理を加えることができるとともに、その顔の異なる複数の部位に対して一括して画像処理を加えた後の画像中のユーザが特に画像処理を加えたい顔の部位についてさらに画像処理を加えて自分の理想に近い盛り画像を得ることができる。
(4)前記パターン適用前と適用後の見本画像を表示する機能を備えるとよい。このようにすれば、ユーザは見本画像を見て、顔の異なる複数の部位に対して一括して加える画像処理の内容の複数のパターンの中からどのパターンを選ぶかを見本画像を見てイメージしながら決定することができる。
(5)前記複数のパターンの選択は1の画面内でワンタッチ入力で行う機能を備えるとよい。このようにすれば、顔の異なる複数の部位に対して一括して加える画像処理の内容の複数のパターンの中から選択するパターンを用意に指定することができる。
(6)受付部と、撮影部と、編集部と、印刷部とを備え、前記選択を行う機能を前記受付部に備え、前記編集部では前記受付部で選択されたパターンを適用した画像処理後の画像を表示する機能を備えるとよい、このようにすれば、ユーザは、受付部で選択したパターンを適用した画像処理後の画像を撮影後に編集部ですぐにみることができる。
また、例えば、受付部で選択したパターンを編集部では変更できない構成とすれば、ユーザは再度別のパターンを受付部で選択しなおして撮影する必要があるため、再課金が必要となり、本システムを設置した店舗の売り上げ向上に寄与する。
上記(1)から(6)の例として、例えば、顔の構成要素(部位)に対して一括して盛りを行うプリセットパターンを用意しておき、ユーザが選択したら、一括して適用する構成とするとよい。落書きブースの端末で行うようにするとよいが、受付機で予め一括適用しておいてもよい。プリセットパターンは複数の中から適用する対象のプリセットパターンを選択できるようにするとよい。プリセットパターンは撮影した写真映像自体に適用するようにしてもよいが、ユーザが盛った後の画像に適用するようにしてもよい。プリセットパターンを適用後に、目を盛るなど個別部位の盛りを適用できるようにするとよい。(個別部位の盛り後のものをベースとして全体に適用するようにしてもよい(プリセットパターンを適用したときに個別の盛りの状態をリセットしない構成とするとよい)。)
また、パーツごとに盛り具合をユーザが決定したあと(個別に盛ったあと)、一括で全パーツの盛り具合を変更する構成としてもよい。テンプレート機能とは異なり単に部分の変形度を一括で上げ下げする構成とするとよい。
(7)前記所定の画像処理を行う前の顔画像と前記所定の画像処理を行った後の顔画像の双方の画像に基づくNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を生成するための処理を行う構成とするとよい。
このようにすれば、所定の画像処理を行う前の顔画像と前記所定の画像処理を行った後の顔画像の双方の画像に基づく1つの唯一無二のNFTを生成できる。
NFTを生成するための処理としては、撮影部で撮影された画像に基づく画像とその画像に所定の画像処理を行った後の画像の双方を含む1枚の画像ファイルを生成し、その画像ファイルを、NFTを生成するサーバに対して送信して、NFTを生成させるとよい。また例えばサーバに生成したNFTをダウンロードするURLを生成させ、生成されたURLをそのユーザのあらかじめ登録されたメールアドレスへ送信する処理を行うとよい。
前記所定の画像処理を行う前の顔画像と前記所定の画像処理を行った後の顔画像の双方の画像を1つのシートに印刷する機能を備えるとよい。
(8)(1)から(7)のいずれかに記載のシステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムとするとよい。
上述した(1)から(8)に示した発明は、任意に組み合わせることができる。例えば、(1)に示した発明の全て又は一部の構成に、(2)以降の少なくとも1つの発明の少なくとも一部の構成を加える構成としてもよい。特に、(1)に示した発明に、(2)以降の少なくとも1つの発明の少なくとも一部の構成を加えた発明とするとよい。また、(1)から(8)に示した発明から任意の構成を抽出し、抽出された構成を組み合わせてもよい。本願の出願人は、これらの構成を含む発明について権利を取得する意思を有する。また「~の場合」「~のとき」という記載があったとしても、その場合やそのときに限られる構成として記載はしているものではない。これらはよりよい構成の例を示しているものであって、これらの場合やときでない構成についても権利取得する意思を有する。また順番を伴った記載になっている箇所もこの順番に限らない。一部の箇所を削除したり、順番を入れ替えたりした構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
本発明によれば、従来よりも優れたシステム等を提供できる。
なお、本願の発明の効果はこれに限定されず、本明細書及び図面等に開示される構成の部分から奏する効果についても開示されており、当該効果を奏する構成についても分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。例えば本明細書において「~できる」「~可能である」などと記載した箇所などは奏する効果を明示する記載であり、また「~できる」「~可能である」などといった記載がなくとも効果を示す部分が存在する。またこのような記載がなくとも当該構成よって把握される効果が存在する。
本発明に係る装置の好適な一実施形態である画像処理機能を有するシステムの全体構成を示す図である。 (A)プリントシール機の斜視図、(B)プリントシール機を上から見た平面図である。 プリントシール機のブロック図である。 一括盛り処理のフローチャートである。 第一一括盛り処理の選択画面を表した図である。 撮影処理で表示される撮影処理画面と加工後画像を表した図である。 一括盛り・個別部位盛り選択画面を表した図である。 第二一括盛り処理の選択画面を表した図である。 個別盛り画面を表した図である。 一括盛り度合い調整画面を表した図である。 落書き画面を表した図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明を提供した一つの実施形態であり、以下の記載に基づいて本願発明の内容が限定して解釈されるものではない。
<画像処理機能を有するシステムの説明>
以下に、図1を用いて、本発明の一実施形態の画像処理機能を有するシステムについて説明する。システムは、プリントシール機100とサーバー200とから構成されている。プリントシール機100とサーバー200は、有線や無線の通信手段300によって通信可能に接続されている。有線や無線の通信手段には、インターネット、携帯電話回線、Wi-Fi(登録商標)、LAN(Local Area Network)等が含まれる。
プリントシール機100は、全世界の観光地、商店街、ショッピングモール内に設置され、各プリントシール機100は通信手段300に接続されている。通信手段300にはこれらのプリントシール機からアクセスされるクラウド上のサーバ200が接続されている。このサーバ200には、プリントシール機100を販売する会社の端末、プリントシール機100の設置場所での管理等をするオペレーター端末600、プリントシール機の利用者のユーザ端末500等が、通信手段300を介して接続されている。また、サーバ200には、観光地、商店街、ショッピングモール内といったプリントシール機100の設置された場所と所定の場所的近接関係を持つ、他の店舗の端末も通信手段300を介して接続されている。上述したオペレーター端末600には、タッチパネルと通信機能を有するスマートフォンや、携帯タブレット、パーソナルコンピュータ等が含まれる。
プリントシール機100には、自社のプリントシール機100と、複数の他社のプリントシール機100とがある。自社(A社)及び他社(B社、C社、D社・・)のプリントシール機100は、それぞれ複数の機種がある。以下、本明細書では区別を容易にするため、各プリントシール機100に名称を付す。その名称で記載された箇所は各々のプリントシール機100を示すものである。自社のプリントシール機100には、すでに販売済みのプリントシール機「Mizu」と、今回発売する「CubeFIT」等がある。他社のプリントシール機100には、B社の「105%」「盛ルル」「アオアザ」「Mix目」「秀4」等、C社の「ミンナ」「Boys&Girls」「HenshinTime」「MV」等、D社の「モテモテ」「プリスギガ」「ポテト」等がある。上述したサーバ200は各社が設置・管理しており、プリントシール機100については基本的には自社のプリントシール機100が自社のサーバ200にアクセス可能となっている。
<プリントシール機100の構造>
以下に、図2を用いて、今回主に説明する機種であるCubeFitについてプリントシール機100を説明する。図2に示すように、プリントシール機100は、受付部110、撮影部120、編集部130、印刷部140を有している。以下で説明するタッチパネルは、いずれも表示画面と表示画面上に設けられ表示画面のタッチ位置を出力する静電容量方式等のタッチセンサを備える。以下、記載を省略しているが、特筆しない限り、各機能を実現するためのプログラウを記憶しており、記憶されたプログラムに基づいてコンピュータを備える制御部が各部を制御することで各機能を実現している。
受付部110は、第一タッチパネル111、料金支払部112、第一スピーカ113を有している。第一タッチパネル111には、設定に関する情報を表示する。ユーザによる、第一タッチパネル111のタッチ操作を検出することによって、プリントシール機100の設定を変更する機能を備える。料金支払部112は、紙幣や硬貨が投入される現金投入口112a、クレジットカードやデビットカードを読み取るカード読取部112b、電子マネーを読み取る電子マネー読取部112c、硬貨が返却される硬貨返却部112dを有している。
料金支払部112への現金、クレジットカード、デビットカード、電子マネー等によるユーザの料金の支払いのための処理を実行し、支払いが完了したら、第一タッチパネル111のタッチ操作を検出して、プリントシール機100の設定を決定するとともに、ユーザのE-mailアドレスの入力処理を行う。ユーザのE-mailアドレスの入力処理を完了すると、プリントシール機100は、そのユーザのIDを発行する処理を行う。このIDは、ユーザ端末500に送信される。プリントシール機100の設定には、全身撮影やアップ撮影の選択や、背景の選択が含まれる。ユーザが、プリントシール機100の設定を決定した後に、第一タッチパネル111に案内を表示し、第一スピーカ113から案内を再生する処理を行い、ユーザはこの案内に従って、図2(B)のM1の矢印に示すように、撮影部120に移動する。
撮影部120には、箱型の空間である撮影空間121と、この撮影空間121の開口部である出入口122が形成されている。撮影部120には、出入口122を塞ぐカーテン123が設けられている。なお、図2(A)においては、便宜的に、カーテン123の上部のみを表し、撮影部120の内部が見えるように表している。ユーザは、カーテン123を捲って、出入口122から撮影空間121内に入ることができる。
撮影部120の撮影空間121の奥側の壁面には、第一カメラ124、ライト125、第二タッチパネル126、第二表示部127、第二スピーカ128が設けられている。第一カメラ124は、撮影空間121内のユーザの静止画を撮影して取得する。ライト125は、第一カメラ124によって撮影する際に発光して、ユーザを照らす。第二タッチパネル126には、ユーザに対する操作指示や、撮影されたユーザの画像が表示される。第二スピーカ128からは、ユーザに対する操作案内が再生される。
第二タッチパネル126には”撮影開始”のボタンを表示し、第二スピーカ128からは”撮影開始”のボタンをタップすると撮影を開始する旨の音声を出力する。ユーザによって”撮影を開始”のボタンがタップされたことを検出すると、第一カメラ124による撮影を開始する。第二表示部127は、第二タッチパネル126の横に配置されている。第二表示部127には、第一カメラ124によって撮影されたユーザの顔画像を盛ったり落書き処理した後のユーザの顔画像をプレビュー表示させる。第一カメラ124による撮影が完了すると、第二タッチパネル126には、撮影部120を出て編集部130に移動する旨の指示を表示し、第二スピーカ128から前記指示の音声を再生して出力させる。前記指示に従ってユーザは編集部130に移動する。
編集部130には、第三タッチパネル131、2つのスタイラスペン132、第三スピーカ133、第二カメラ134、マイク135が設けられている。第三タッチパネル131には、撮影部120の第一カメラ124によって撮影したユーザの画像を表示する。ユーザは、第三タッチパネル131に表示されて編集対象である自身の画像に対して、スタイラスペン132又は指により、落書き等の装飾加工を施したり、スタンプを追加したり、自分の顔の各パーツに対して装飾・変形・色付けを施す所謂”盛り”等の編集を行う。本システムでは、異なる部位に対して一括して編集する一括盛り機能も備える。第二カメラ134は、編集部130において盛ったり加工したりしているユーザの姿を撮像する。マイク135は、編集部130において盛ったり加工したりしているユーザの喋り声を取得する。後述の図2(A)に示す制御部700は、編集結果を、後述の印刷装置141に出力するとともに、通信手段300を介してサーバ200にアップロードする。
印刷部140は、印刷装置141、印刷装置141によって印刷されたプリントシールが排出される受取部142を有している。印刷装置141は、第一カメラ124によって撮影され、編集部130によって編集されたユーザの画像をプリントシールに印刷する。
<プリントシール機100のブロック図>
以下に、図3を用いて、プリントシール機100のブロック図について説明する。図3に示すように、プリントシール機100は、制御部700を有している。制御部700は、プリントシール機100を統括制御するものである。制御部700は、CPU701、RAM702、ROM703を有している。CPU701は、演算処理等を実行する演算処理装置として機能し、ROM703に記憶された各種プログラムを実行することにより各種機能を実現している。RAM702は、CPU701のワークエリアとして使用される。ROM703には、CPU701にて実行される各種プログラムやマッピングデータ等が記憶されている。
制御部700は、第一タッチパネル111、第二タッチパネル126、第三タッチパネル131、料金支払部112、第一カメラ124、第二カメラ134、印刷装置141、通信部150と通信可能に接続している。また、制御部700は、第一スピーカ113、第二スピーカ128、ライト125、第二表示部127、第三スピーカ133に信号を出力する。制御部700には、マイク135が取得した音声信号が入力される。通信部150は、通信手段300を介してサーバ200と通信をする。通信部150は、ユーザ端末500と直接通信してもよい。
<一括盛りテンプレート機能>
以下に、一括盛りテンプレート機能の実施形態について説明する。以下の説明において、盛るとは、顔画像の各部位に画像処理を施すことにより、より可愛くとか、より美人に、或いは、よりハンサムに見えるような変更を施すことをいう。なお、以下の処理に登場する図面において、1人のユーザがプリントシール機100を利用している状態を表しているが、複数人が同時にプリントシール機100を利用してもよい。
以下に、図4を用いて、「一括盛り処理」のフローチャートを説明する。なお、「一括盛り処理」と並行して、制御部700は、受付部110におけるユーザの料金の支払いや、ユーザによる設定の変更を受け付ける「受付処理」や、撮影部120においてユーザを撮影する「撮影処理」を実行する。
プリントシール機100に電源が投入されると、S111に進み、制御部700は、受付部110において受付が開始したと判断した場合には(S111:YES)、プログラムをS112に進め、受付部110において受付が開始していないと判断した場合には(S111:NO)、S111の処理を繰り返す。制御部700は、ユーザが料金支払部112において料金を支払ったと判断した場合に、受付が開始したと判断する。
S112において、制御部700は、第一タッチパネル111に、ROM703に記憶されている「第一一括盛り選択画面」を読み込んで、図5に示すような第一一括盛り選択画面を表示させる。第一一括盛り選択画面には、ユーザが女性であるか男性であるかを選択する画面を表示させる。ユーザが女性又は男性のいずれかが選択されると、選択された性別が強調表示させるとともに、性別に対応する複数の一括盛りパターンを表示する。この一括盛りパターンは、顔の異なる部位(例えば、目、花、口等)に対して一括して変更を加えるパターンであり、パターン適用前とパターン適用後の見本顔画像を表示させている。各一括盛りパターンにおけるパターン適用前の見本顔画像は、ユーザの顔画像では無く、予め保存されている女性又は男性の顔画像である。選択された性別が女性である場合には、複数の一括盛りパターンには、ナチュラル、ギャル風、お姉さん風、ハーフ風、エスニック風が含まれる。選択された性別が男性である場合には、複数の一括盛りパターンには、ナチュラル、ギャル男風、お兄さん風、ハーフ風、エスニック風が含まれる。ユーザは、複数の一括盛りパターンのうち1の一括盛りパターンをタップして選択する。1の一括盛りパターンが選択されたことが検出されると、選択された一括盛りパターンを強調表示させる。一括盛り選択画面には、「次に進む」ボタンと、「後で選択する」ボタンを表示させる。ユーザによって「次に進む」ボタンが選択されると、制御部700は、選択された一括盛りパターンをRAM702に記憶し、実行するプログラムはS121に進む。一方で、ユーザによって「後で選択する」ボタンが選択されたことが検出されると、制御部700は、ユーザが編集部において一括盛りパターンを選択することを選択したことをRAM702に記憶し、プログラムはS121に進む。このように、ユーザは、第一タッチパネル111に表示された複数の一括盛りパターンの選択のうち1の一括盛りパターンをワンタッチ入力で行うことができる。
S121において、制御部700は、撮影処理を実行する。具体的には、制御部700は、図6に示すように、第二タッチパネル126に撮影処理画面126aを表示するとともに、第二表示部127に加工後画像127aを表示する。撮影処理画面126aには、第一カメラ124によってリアルタイムに撮影されているユーザの顔画像126bと、撮影開始ボタン126cが表示されている。加工後画像127aは、第一カメラ124によってリアルタイムに撮影されているユーザの顔画像に盛りや落書き等の加工を施したユーザの顔画像である。S112において、ユーザが、一括盛りパターンを選択していない場合には、図6に示すように、複数の一括盛りパターンを適用した後のユーザの顔画像を加工後画像127aとして表示させる。S112において、ユーザが、一括盛りパターンを選択していた場合には、その選択された一括盛りパターンを適用した後のユーザの顔画像を加工後画像127aとして表示させる。ユーザは、撮影部120において撮影している時に、盛られて落書きが施された後の出来上がり画像がイメージし難いが、ユーザは第二表示部127に表示されたプレビュー画像である加工後画像127aを見ることにより、出来上がり画像をイメージすることができる。ユーザが撮影開始ボタン126cをタップすると、その瞬間に第一カメラ124によって撮影されたユーザの顔画像がRAM702に記憶され、プログラムはS131に進む。
S131において、制御部700は、S112において、ユーザが「第一一括盛り選択画面」の「後で選択する」を選択していたと判断した場合には、プログラムをS132に進め、「後で選択する」を選択していなかったと判断した場合には、プログラムをS151に進める。
S132において、制御部700は、ROM703から「一括盛り・個別部位盛り選択画面」のデータを読み込んで、図7に示すような「一括盛り・個別部位盛り選択画面」を第三タッチパネル131に表示する。「一括盛り・個別部位盛り選択画面」には、「先に一括して盛る?」のボタンと、「先に個別の部位を盛る?」のボタンを表示させる。制御部700は、ユーザが「先に一括して盛る?」のボタンをタップしたと判断した場合には、プログラムをS133に進める。一方で、制御部700は、ユーザが「先に個別の部位を盛る?」のボタンをタップしたと判断した場合には、プログラムをS141に進める。
S133において、制御部700は、ROM703から「第二一括盛り選択画面」を読み込んで、図8に示すような「第二一括盛り選択画面」を第三タッチパネル131に表示させる。「第二一括盛り選択画面」は、図5に示す「第一一括盛り選択画面」と基本的に同じであるが、以下の点で「第一一括盛り選択画面」と異なる。「第二一括盛り選択画面」には、「後で選択する」ボタンが無い。また、「第二一括盛り選択画面」の各一括盛りパターンにおけるパターン適用前の見本顔画像は、撮影部120の第一カメラ124で撮影されたユーザの顔画像である。更に、「第二一括盛り選択画面」の各一括盛りパターンにおけるパターン適用後の見本顔画像は、第一カメラ124で撮影されたユーザの顔画像の各部位を変更して盛った画像である。ユーザが女性又は男性のいずれかを選択すると、選択された性別が強調表示されるとともに、性別に対応する複数の一括盛りパターンが表示される。ユーザは、複数の一括盛りパターンのうち1の一括盛りパターンを選択する。一括盛りパターンが選択されると、選択された一括盛りパターンが強調表示される。ユーザが「次に進む」ボタンをタップすると、制御部700は、選択された一括盛りパターンをRAM702に記憶し、プログラムをS135に進める。このように、ユーザは、第三タッチパネル131に表示された複数の一括盛りパターンの選択のうち1の一括盛りパターンをワンタッチ入力で行うことができる。
S135において、制御部700は、ROM703から「個別盛り画面」を読み込んで、図9に示すような「個別盛り画面」を第三タッチパネル131に表示させる。「個別盛り画面」は、目、鼻、口、眉毛、まつ毛等の人の顔の各部位を個別に盛るための画面であり、S133において選択された一括盛りパターンの画像処理をユーザの顔の異なる複数の部位に対して一括して加えたユーザの顔131kが表示される。そして、ユーザが、人の顔の部位をタップすると、その部位の盛りの度合いに対応するスライダー131mが表示され、ユーザのスライダーの移動操作を検出し、ユーザの顔の各部位の盛りの度合いを個別に調整する処理を行う。このようにして、ユーザは、一括盛りパターンが適用された後の自分の顔の各部位の盛りの度合いを微調整することができる。1の顔の部位に対して、盛りの度合いを調整するパラメータは、1種類であっても良いが、複数種類あっても良い。制御部700は、ユーザの顔の各部位の盛りの度合いを個別に調整した結果を、RAM702に記憶させる。
また、「個別盛り画面」では、コラボしているモデルやタレント、キャラクターなどの顔画像131nを表示し、その口あたりからの吹き出しに、「盛り過ぎかも~」、「いい感じ」、「もっとまつ毛を伸ばそう!」等のユーザの個別盛りの盛り具合に応じたアドバイスの文字列を表示する。制御部700は、ROM703に記憶された「個別盛りアドバイスデータ」を参照して、調整している部位とは他の部位とのバランスから、その部位の調整中に、個別盛りの盛り具合に応じたパーツの盛り具合のアドバイスをリアルタイムで表示するとともに、第一スピーカ113、第二スピーカ128、第三スピーカ133にアドバイスの音声信号を出力する。ROM703には、比較用のやり過ぎ盛り具合の外像を学習された学習モデルのプログラムである「学習モデルプログラム」が記憶されている。制御部700は、この「学習モデルプログラム」を実行して、現在調整済みのユーザの顔画像と、やり過ぎ画像との一致確率を推定する。制御部700は、一致確率が規定値以上のときに、「盛りすぎかも~」とのアドバイスを報知する。
アドバイスが第一スピーカ113~第三スピーカ133で報知されるので、加工を行っているユーザに対してだけでなく、このユーザ以外のプリントシール機100を利用するためにプリントシール機100の周辺にいる人に対しても、上記アドバイスが報知される。このように、編集部130に有る第三スピーカ133だけでなく、第一スピーカ113及び第二スピーカ128でもアドバイスが再生されるので、プリントシール機100の周りにいる人にプリントシール機100への着目をしてもらうことができ、新規顧客の開拓できる。つまり、プリントシール機100は、通常2人から数名までのグループで撮影するが、プリントシール機100の報知は現在利用しているユーザへの報知が中心であって、グループ外に向けての広報が弱いが、プリントシール機100の利用を待っている人に、前のユーザのプリントシール機100の使用の様子を知らせて話題とさせることができ、プリントシール機100のリピート率を高めたりすることに貢献できる。上記したアドバイスを報知するスピーカを、プリントシール機100とは独立した位置に配置してもよい。「個別盛り画面」には、「個別盛り終了」ボタンが表示され、ユーザが「個別盛り終了」ボタンをタップすると、S135の処理が終了して、プログラムはS155に進む。
S141において、制御部700は、ROM703から「個別盛り画面」を読み込んで、図9に示すような「個別盛り画面」を第三タッチパネル131に表示させる。S141の処理は、上述のS135の処理と同様であるが、第一カメラ124で撮影されたユーザの顔画像が表示され、ユーザはこの顔画像に個別盛りを加える。制御部700は、ユーザがユーザの顔の各部位の盛りの度合いを個別に調整した結果を、RAM702に記憶させる。ユーザが「個別盛り終了」ボタンをタップすると、S141の処理が終了して、プログラムはS142に進む。
S142において、制御部700は、ROM703から「第二一括盛り選択画面」を読み込んで、図8に示すような「第二一括盛り選択画面」を第三タッチパネル131に表示させる。S142の処理は、上述したS133の処理と同様であるが、パターン適用前の見本顔画像は、S141において個別盛りが適用されたユーザの顔画像である。ユーザが「次に進む」ボタンを選択すると、制御部700は、選択された一括盛りパターンをRAM702に記憶する。ユーザが、「次に進む」ボタンをタップした場合には、プログラムは、S155に進む。このように、ユーザは、第三タッチパネル131に表示された複数の一括盛りパターンの選択のうち1の一括盛りパターンをワンタッチ入力で行うことができる
S151において、制御部700は、ROM703から「個別盛り画面」を読み込んで、図9に示すような「個別盛り画面」を第三タッチパネル131に表示させる。S151の処理は、上述のS135の処理と同様であるが、第一カメラ124で撮影されたユーザの顔画像に、S112においてユーザが選択した一括盛りパターンの画像処理をユーザの顔の異なる複数の部位に対して一括して加えられたユーザの顔画像が表示され、ユーザはこの一括盛りが適用されたユーザの顔画像に、個別盛りを加える。制御部700は、ユーザがユーザの顔の各部位の盛りの度合いを個別に調整した結果を、RAM702に記憶させる。ユーザが「個別盛り終了」ボタンをタップすると、S151の処理が終了して、プログラムはS155に進む。
S155において、制御部700は、ROM703から「一括盛り度合い調整画面」を読み込んで、図10に示すような「一括盛り度合い調整画面」を第三タッチパネル131に表示させる。「一括盛り度合い調整画面」では、一括盛り度合い調整前のユーザの顔画像131f、一括盛り度合い調整後のユーザの顔画像131g、一括盛りの度合いを調整するスライダー131h、「一括盛り度合い調整終了」ボタン131iが表示される。一括盛り度合い調整前のユーザの顔画像131fは、S133、S135、S141、S142、S151で盛った後のユーザの顔画像である。ユーザは、スライダー131hをスライドさせることにより、一括盛りの度合いを調整することができる。一括盛り度合い調整後のユーザの顔画像131gは、ユーザによるスライダー131hをスライドさせた結果がリアルタイムに反映される。ユーザが「一括盛り度合い調整終了」ボタン131iをタップすると、制御部700は、ユーザによる一括盛りの度合いの調整結果をRAM702に記憶し、プログラムはステップS161に進む。
S161において、制御部700は、ROM703から「落書き画面」を読み込んで、図11に示すような「落書き画面」を第三タッチパネル131に表示させる。「落書き画面」では、ユーザの顔画像131a、複数のスタンプ131b、ペンの色の選択画面131c、ペンの太さの選択画面131d、「印刷」ボタン131e、「お友達に落書き依頼」ボタン131pが表示されている。ユーザの顔画像131aは、S133、S135、S141、S142、S151で盛られ、S155で一括盛りの度合いが調整されたのユーザの顔画像である。ユーザは、複数のスタンプ131bのうち1のスタンプをタップして選択し、盛った後のユーザの顔画像131aの所望の位置にドラッグすることによって、盛った後のユーザの顔画像131aにスタンプを追加することができる。ユーザは、ペンの色の選択画面131c及びペンの太さ選択画面131dをタップすることによって、所望のペンの色と太さを選択することができる。そして、ユーザは、スタイラスペン132によって、盛った後のユーザの顔画像131aに落書きをすることができる。
S161において、ユーザが「お友達に落書き依頼」ボタン131pをタップすると、制御部700は、通信部150及び通信手段300を介して、予めアプリで登録されている友達のSNS(Social networking service)アカウントに、メッセージと落書きサイトのリンクを送信する。ユーザの友達が上記リンクをタップすると、落書き画面サイトが開き、ユーザの友達は落書き画面サイト上で、ユーザの顔画像131aに落書きをすることができる。この落書きには、スタンプの追加が含まれる。落書きサイト上でのユーザの友達の落書きの内容は、通信手段300及び通信部150を介して、制御部700に送信される。制御部700は、ユーザの友達の落書きの内容を、「落書き画面」のユーザの顔画像131aに反映させる。このように、編集部130に居ない人もユーザの顔に落書きをすることができる。上述した例では、ユーザの友達に落書きをしてもらう例を説明したが、ユーザのお友達では無く、アーティスト等のプロフェッショナル等のSNSアカウントにメッセージと落書きサイトのリンクを送信し、このプロフェッショナル等に落書きをしてもらう実施形態であってもよい。
S161において、制御部700は、ユーザによる落書きした内容(例えばスタイラスペン132の第三タッチパネル131における位置情報に基づく落書き内容等)を、時刻データ、ユーザのID、及びプリントシール機100のIDと紐付けして落書きデータ時系列データとしてRAM702に記憶する。そして、制御部700は、ユーザが「印刷」ボタン131eをタップした場合に、RAM702に記憶されている落書き時系列データを通信部150及び通信手段300を介して、サーバ200に送信する。なお、ユーザによる落書きには、スタンプの追加も含まれる。サーバ200は、落書き時系列データに基づいてユーザが自身の顔画像に落書きを追加している動画を生成する。ユーザがバーコード又は二次元コードが表示されたユーザ端末500の画面を第二カメラ134にかざすと、制御部700は第二カメラ134によって読み取られたバーコード又は二次元コードからユーザのIDを認識する。そして、制御部700は、上記認識したユーザのID及びプリントシール機100のIDを、通信部150及び通信手段300を介して、サーバー200に送信する。ユーザのID及びプリントシール機100のIDを受信したサーバー200は、これらIDと一致する動画が再生されるURLが記載されたメールを、通信手段300を介して、ユーザのメールアドレスに送信する。ユーザがメールに記載されたURLをタップすると、ユーザが自身の顔画像に落書きを追加している動画が再生される。この動画は、逆再生することができ、逆再生で落書き無しの状態に戻してたり、通常再生で落書きしている状態へ変化させることを繰り返すことができる。このように、ユーザは、プリントシール機100を利用した後に、ユーザが自身の顔画像に落書きを追加している動画を見ることができる。このため、ユーザは、落書きの手順を後から考察したり、仲間でその動画を見て盛り上がったりできる。また、口コミで、プリントシール機100の宣伝を行うことができる。ユーザの落書きに加えて、一括盛りや、個別盛り、一括盛り度合いの調整がユーザの顔画像に追加される動画を生成される実施形態であってもよい。また、マイク135にてユーザが発する声等の音声を記憶して、上記動画とともに音声が再生される実施形態であってもよい。
なお、S161においては、第二カメラ134は落書きしているユーザの姿を撮像して、ユーザIDと紐付けしてRAM702に記憶している。落書きしているユーザの姿には、静止画及び動画の両方が含まれる。制御部700は、ユーザによる盛った後のユーザの顔画像131aへのスタンプの追加や落書きによる編集結果をRAM702に記憶する。ユーザによって「印刷」ボタン131eがタップされると、プログラムはS162に進む。
S162において、制御部700は、RAM702に記憶されている盛られてユーザによって編集されたユーザの顔画像のデータ及び、RAM702に記憶されている落書きしているユーザの姿のデータを印刷装置141に出力して、印刷装置141においてプリントシールを印刷させる。なお、落書きしているユーザの姿のデータは、ユーザが選択した一括盛り及び個別盛りを適用したものであってもよい。印刷装置141によって印刷されたプリントシールは受取部に排出される。プリントシールには、盛られてユーザによって編集されたユーザの顔画像と落書きしているユーザの姿の両方が同一のシートに印刷されている。また、制御部700は、RAM702に記憶されている盛られてユーザによって編集されたユーザの顔画像のデータ及び落書きしているユーザの姿のデータを、ユーザのID及びユーザのメールアドレスと紐付けさせて通信部150に出力して、通信部150にサーバー200に送信する。S162の処理が終了すると、「一括盛り処理」のプログラムが終了する。
(別の実施形態)
図4のS155の処理は、S133の後や、S151の前に実行されてもよい。
また次のように構成されてもよい。
(A―1)少なくとも顔の一部を含む顔画像に対して、所定の画像処理を行うシステムであって、顔の異なる複数の部位に対して一括して加える画像処理の内容のパターンを複数備え、ユーザの操作によっていずれのパターンを適用するかの選択がなされた場合、選択されたパターンの画像処理を顔の異なる複数の部位に対して一括して加えるとよい。
このようにすれば、ユーザは複数のパターンの中から所望のパターンを選択するだけで、顔の異なる複数の部位に対して一括して画像処理を加えることができる。
例えば、顔の部分ごとに、盛っていくのは楽しいが時間がかかるが、このようにすれば楽しさを維持しつつ、盛るのにかかる時間を短縮できる。したがって、例えば単位時間当たりの客数を増やすことが可能となり、売り上げを高めることができる。
(A―2)選択されたパターンの画像処理を顔の異なる複数の部位に対して一括して加える処理は、撮影した顔画像に対してユーザの操作に基づき顔の少なくとも1つの部位への画像処理を適用した後の顔画像に対して行う機能を備えるとよい。
このようにすれば、ユーザは撮影した顔画像に対して顔の所望の部位への画像処理を適用した後に、その適用後の画像に対して、さらにユーザは複数のパターンの中から所望のパターンを選択するだけで、その適用後の画像の顔の異なる複数の部位に対して一括して画像処理を加えることができる。
よって、ユーザは特に画像処理を加えたい顔の部位について、まず個別に画像処理を適用した上で、その適用後の画像に対して簡単に顔の複数の部位に対して一括して画像処理をさらに加えることができる。
(A―3)撮影した顔画像に対して前記選択されたパターンの画像処理を顔の異なる複数の部位に対して一括して加える処理を行った後、ユーザの操作に基づき顔の少なくとも1つの部位への画像処理をさらに適用する機能を備えるとよい。
このようにすれば、ユーザは複数のパターンの中から所望のパターンを選択するだけで、その適用後の画像の顔の異なる複数の部位に対して一括して画像処理を加えることができるとともに、その顔の異なる複数の部位に対して一括して画像処理を加えた後の画像中のユーザvが特に画像処理を加えたい顔の部位についてさらに画像処理を加えて自分の理想に近い盛り画像を得ることができる。
(A―4)前記パターン適用前と適用後の見本画像を表示する機能を備えるとよい。このようにすれば、ユーザは見本画像を見て、顔の異なる複数の部位に対して一括して加える画像処理の内容の複数のパターンの中からどのパターンを選ぶかを見本画像を見てイメージしながら決定することができる。
(A―5)前記複数のパターンの選択は1の画面内でワンタッチ入力で行う機能を備えるとよい。このようにすれば、顔の異なる複数の部位に対して一括して加える画像処理の内容の複数のパターンの中から選択するパターンを用意に指定することができる。
(A―6)受付部と、撮影部と、編集部と、印刷部とを備え、前記選択を行う機能を前記受付部に備え、前記編集部では前記受付部で選択されたパターンを適用した画像処理後の画像を表示する機能を備えるとよい、このようにすれば、ユーザは、受付部で選択したパターンを適用した画像処理後の画像を撮影後に編集部ですぐにみることができる。
また、例えば、受付部で選択したパターンを編集部では変更できない構成とすれば、ユーザは再度別のパターンを受付部で選択しなおして撮影する必要があるため、再課金が必要となり、本システムを設置した店舗の売り上げ向上に寄与する。
上記(1)から(6)の例として、例えば、顔の構成要素(部位)に対して一括して盛りを行うプリセットパターンを用意しておき、ユーザが選択したら、一括して適用する構成とするとよい。落書きブースの端末で行うようにするとよいが、受付機で予め一括適用しておいてもよい。プリセットパターンは複数の中から適用する対象のプリセットパターンを選択できるようにするとよい。プリセットパターンは撮影した写真映像自体に適用するようにしてもよいが、ユーザが盛った後の画像に適用するようにしてもよい。プリセットパターンを適用後に、目を盛るなど個別部位の盛りを適用できるようにするとよい。(個別部位の盛り後のものをベースとして全体に適用するようにしてもよい(プリセットパターンを適用したときに個別の盛りの状態をリセットしない構成とするとよい)。)
また、パーツごとに盛り具合をユーザが決定したあと(個別に盛ったあと)、一括で全パーツの盛り具合を変更する構成としてもよい。テンプレート機能とは異なり単に部分の変形度を一括で上げ下げする構成とするとよい。
(A―7)前記所定の画像処理を行う前の顔画像と前記所定の画像処理を行った後の顔画像の双方の画像に基づくNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を生成するための処理を行う構成とするとよい。
このようにすれば、所定の画像処理を行う前の顔画像と前記所定の画像処理を行った後の顔画像の双方の画像に基づく1つの唯一無二のNFTを生成できる。
NFTを生成するための処理としては、撮影部で撮影された画像に基づく画像とその画像に所定の画像処理を行った後の画像の双方を含む1枚の画像ファイルを生成し、その画像ファイルを、NFTを生成するサーバに対して送信して、NFTを生成させるとよい。また例えばサーバに生成したNFTをダウンロードするURLを生成させ、生成されたURLをそのユーザのあらかじめ登録されたメールアドレスへ送信する処理を行うとよい。
前記所定の画像処理を行う前の顔画像と前記所定の画像処理を行った後の顔画像の双方の画像を1つのシートに印刷する機能を備えるとよい。
(A―8)(A―1)から(A―7)のいずれかに記載のシステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムとするとよい。
(B―1)人の顔を含む領域を撮影した撮影画像に対してユーザ操作に応じて加工を加えるシステムであって、
前記撮影された人とは異なる人の画像を表示させるとともに、当該撮影された人とは異なる人によって前記ユーザ操作または前記加工についてのアドバイス情報が出力されている態様の出力を行う機能を備える構成とするとよい。
このようにすれば、ユーザである撮影された人とは異なる人によって、ユーザ操作または加工についてのアドバイス情報が出力されている態様の出力がなされる。したがって、ユーザは第三者によるアドバイスに基づいてユーザ自身の撮影した画像の加工の内容を変えることができる。
例えば、比較用のやりすぎ盛り具合の画像を学習させた学習モデルを備え、現在調整済みの画像と、やりすぎ画像との一致確率を推論して求める。確率が所定値以上のとき、「盛りすぎかも~」の報知を行う。
特に、自分の盛り操作への評価を出力する構成とするとよい。このようにすれば、評価を知って調整することも容易にできる。エンターテイメント性を付加できる。
画面上に例えばコラボしているモデルやタレント、キャラクタなどの画像を表示し、その口のあたりからの吹き出しに、「盛りすぎかも~」「いい感じ」「もっとまつげを伸ばそう!」などユーザ操作の場所、度合に応じたアドバイスの文字列や絵を表示する構成とするとよい。
(B―2)前記ユーザ操作または前記加工についてのアドバイス情報として、前記ユーザ操作がなされた顔の場所ごとの加工量の度合に応じて異なる情報を出力する機能を備える構成とするとよい。
このようにすれば、ユーザは、顔の場所、例えば顔のパーツごとの加工量の度合に応じてアドバイスを受けることできる。
特にユーザが個別のパーツの盛り具合を調整しているときに、他のパーツの加工度合(盛り具合ともいう)とのバランスから、その調整中のパーツの加工度合の具合のアドバイスをリアルタイムに行うとよい。アドバイスはそのユーザに聞こえる音声でおこなうようにしてもよい。
(B―3)前記ユーザ操作または前記加工についてのアドバイス情報として、前記ユーザ操作がなされた第一の顔のパーツの加工量に応じて第二の顔のパーツの加工量に応じたアドバイス情報を出力する程度を可変させる機能を備える構成とするとよい。
(B―4)前記加工の程度として、前記顔が不自然に加工される程度を備え、
前記不自然に加工される程度まで前記ユーザ操作がなされたときに、前記アドバイス情報として、不自然なまでに加工されている旨の情報を出力する機能を備える構成とするとよい。
(B―5)当該撮影された人とは異なる人による前記ユーザ操作または前記加工についてのアドバイス情報の出力は、前記ユーザの操作中に行う構成とするとよい。
(B―6)前記ユーザ操作または前記加工についてのアドバイス情報の出力は、前記ユーザ以外の前記撮影をするための装置の周辺にいる人に対して出力する機能を備える構成とするとよい。
特に、システム(プリ機ともいう)は通常2人から数名までのグループで撮影するが、プリ機の報知は現在プレー中の人への報知が中心であって、グループ外に向けての広報が弱い。盛りがやり過ぎている場合、「盛りすぎです!盛りすぎです!」と、プレイ中のユーザ以外のプリ機の外にいる人にも聞こえるスピーカまたは音量で、報知する構成とするとよい。加工を行っているユーザに対してではなくユーザ以外の撮影をするための装置の周辺にいる人に対して出力する構成とするとよい。
筐体の外部に向けたスピーカを、落書きブースから離れた位置に設置する。プリ機の周辺でプリ機とは独立した位置にスピーカを設置してもよい。
プリ機の周りにいる人にプリ機への着目をしてもらうことができ、新規顧客を開拓できる。プリ機の利用を待っている組の人に、前の組のプリの様子を知らせて話題とさせることができ、リピート率を高めたりすることに貢献できる。
(B―7)前記ユーザに対してではなく前記ユーザ以外の前記撮影をするための装置の周辺にいる人に対する出力は、前記加工を行う編集機とは場所に設置されたスピーカーからの音声出力によって行う構成とするとよい。
(B―8)(B―1)から(B―7)のいずれかに記載のシステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムとするとよい。
(C―1)撮影部が設置された撮影空間とは別の場所に、撮影部で撮影した画像を表示部に表示しその表示した画像に対するユーザの操作に応じた編集を行う編集部を備えるシステムであって、前記撮影空間に前記編集部の表示部とは別の表示部である第二表示部を備え、前記編集部による編集の際に当該編集部の表示部に表示可能な種類の加工を施した画像を前記第二表示部に表示する機能を備えるとよい。
このようにすれば、撮影空間で撮影しているときに、編集部の表示部に表示可能な種類の加工を施した画像を見ることができる。よって、例えば編集部での編集(例えば加工や落書き)後のできあがりの画像を撮影時にイメージしやすい。例えば複数枚連続して撮影空間で撮影する機能を備えるとき、落書き後のできあがりの画像を、1枚目の撮影時にイメージしながら、2枚目のポーズ等を決めて、次の撮影するといったことを撮影空間で繰り返すことができる。
例えば、撮影空間である撮影ブースで撮影しているとき、撮影の直後に、自動的に盛りを適用した画像のサンプルを撮影ブース内の画面に表示する。ブース内に表示した自動的に盛りを適用した画像はそのままシールとして印刷させたるようにしてもよいが、さらなるユーザによる加工を施すために、編集機の表示部に表示させる機能を備えるとよい。
例えば、撮影ブース内に、ディスプレイを少なくとも2枚設け、1枚をカメラの下、1枚をそのディスプレイの横などに設置する。カメラの下のディスプレイは撮影中の映像を表示する一方、もう一枚の別のディスプレイには編集ブースの表示部に表示可能な種類の加工を施した画像を表示するとよい。
(C―2)前記第二表示部には、前記編集部による編集の際に当該編集部の表示部に表示可能な複数の異なるパターンの種類の加工を施した画像を同時に表示させる機能を備えるとよい。
このようにすれば、異なる加工を施した複数のパターンを意識しながら、撮影することができる。例えば異なる加工を施した複数のパターンから1つのパターンを編集部等で選択する機能を備えるとき、自己が選択するパターンをどれにするか撮影中に見定めながら撮影することができる。
(C―3)前記表示部には、前記第二表示部に表示した加工を施した画像を、さらなる加工対象または印刷対象の少なくともいずれか一方のために表示させる機能を備えるとよい。
このようにすれば、撮影ブースに表示した加工を施した画像に対してさらに加工したり、印刷したりすることができる。この機能は編集部に備えると特によい。
(C―4)前記編集部の表示部に表示可能な複数の異なるパターンの種類の加工を施した画像のうち、少なくとも2つの異なるパターンの種類の加工を施した画像を1つのシートに印刷する機能を備える構成とするとよい。
このようにすれば、ユーザは、撮影空間において見た複数の異なるパターンの種類の加工を施した画像を1つのシートに印刷されて得ることができる。
特に前記編集部の表示部に表示可能な複数の異なるパターンの種類の加工を施した画像のうち、すべての異なるパターンの種類の加工を施した画像を1つのシートに印刷する機能を備えるとよい。
(C―5)前記編集部の表示部に表示可能な複数の異なるパターンの種類の加工を施した画像のうち、少なくとも2つの異なるパターンの種類の加工を施した画像に基づくNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を生成するための処理を行う構成とするとよい。
このようにすれば、前記編集部の表示部に表示可能な複数の異なるパターンの種類の加工を施した画像のうち、少なくとも2つの異なるパターンの種類の加工を施した画像に基づく1つの唯一無二のNFTを生成できる。
NFTを生成するための処理としては、例えば編集部の表示部に表示可能な複数の異なるパターンの種類の加工を施した画像のうち、少なくとも2つの異なるパターンの種類の加工を施した画像を含む1枚の画像ファイルを生成し、その画像ファイルを、NFTを生成するサーバに対して送信して、NFTを生成させるとよい。また例えばサーバに生成したNFTをダウンロードするURLを生成させ、生成されたURLをそのユーザのあらかじめ登録されたメールアドレスへ送信する処理を行うとよい。
(C―6)(C―1)から(C―5)のいずれかに記載のシステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムとするとよい。
(D―1) 画像を撮影する第一カメラを備えた撮影部と、前記撮影部によって撮影される撮影空間とは別の場所に設置され前記撮影部の第一カメラで撮影された画像をユーザの操作に応じて編集する編集部を備えるシステムであって、
編集部による編集をしているユーザを撮影するための第二カメラを備え、前記第二カメラで撮影した画像に基づく画像と前記撮影部で撮影された画像に基づく画像とを関連づけて処理する機能を備えるとよい。
このようにすれば、撮影部で撮影した画像を編集部で編集しているユーザの様子を画像として関連づけて処理させることができる。
前記第二カメラで撮影した画像に基づく画像としては、第二カメラで撮影した画像そのものでもよいが、第二カメラで撮影した画像に基づく画像に加工を施した画像としてもよい。
前記撮影部で撮影された画像に基づく画像としては、撮影部で撮影された画像に基づく画像そのものでもよいが、前記撮影部で撮影された画像に加工処理を施した画像としてもよい。
第二カメラで撮影した画像に基づく画像と撮影部で撮影された画像に基づく画像とを関連づけて処理する機能としては、例えば後述する(2)のように、前記第二カメラで撮影した画像に基づく画像と前記撮影部の前記第一カメラで撮影された画像に基づく画像とを同一のシートに印刷する機能とするとよい。
第二カメラで撮影した画像に基づく画像と撮影部で撮影された画像に基づく画像とを関連づけて処理する機能としては、第二カメラで撮影した画像に基づく画像と撮影部で撮影された画像に基づく画像とを関連づけて記憶する機能としてもよい。特に関連付けて記憶された第二カメラで撮影した画像に基づく画像と撮影部で撮影された画像に基づく画像とを、ユーザのスマートフォンで関連付けて表示可能にダウンロード可能なサーバーにアップロードする機能を備えるとよい。関連付けて表示可能とする方法としては、例えばスマートフォンのアプリの画面で上段に撮影部で撮影された画像に基づく画像を表示しその画像に関連付けられた第二カメラで撮影した画像に基づく画像を同じ画面の下段に表示するとよい。例えば、落書きブースで友達と、わちゃわちゃと、画像に加工を加えているときの楽しいようすが蘇る。
また、例えば、撮影部で撮影された画像に基づく画像として、撮影部で撮影された画像に基づく画像の隅などにその画像のID(あるいはURL)または対応する関連付けられた第二カメラで撮影した画像に基づく画像のID(あるいはURL)のQRコード等を含めた画像を生成してサーバーにアップロードするようにしてもよい。またこの画像を印刷する処理を行うとよい。例えば、印刷された画像を含むプリクラ(以下プリともいう)にスマホのカメラをかざすと、プリのQRコード内のURLへアクセスし、そのプリの落書きしている様子のムービーをそのURLからダウンロードしてスマホに表示する。同様に音声も録音しておき再生するとよい。撮影空間はあくまで盛りのための撮影なのでその様子はあえて撮影しないということで、ハレとケを実現できる。プリにスマホをかざすだけで、落書きブースで友達と、わちゃわちゃと書き込んでいるときの楽しいようすが蘇る。またその楽しい様子を別の友達に見せることで、その友達もプリを撮影したいと思うようになり、ユーザーを広げることにも貢献する。
第二カメラで撮影した画像に基づく画像と撮影部で撮影された画像に基づく画像とを関連づけて処理する機能としては、第二カメラで撮影した画像に基づく画像と撮影部で撮影された画像に基づく画像とを一つの画像ファイルに保存する機能とするとよい。特に一つの画像データとする処理をするとよい。
第二カメラで撮影した画像に基づく画像と撮影部で撮影された画像に基づく画像とを関連づけて処理する機能としては、例えば後述する(6)のように、第二カメラで撮影した画像に基づく画像と撮影部で撮影された画像に基づく画像の双方に基づくNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を生成するための処理とするとよい。NFTを生成するための処理としては、例えば第二カメラで撮影した画像に基づく画像と撮影部で撮影された画像に基づく画像の双方を含む1枚の画像ファイルを生成し、その画像ファイルを、NFTを生成するサーバに対して送信して、NFTを生成させるとよい。また例えばサーバに生成したNFTをダウンロードするURLを生成させ、生成されたURLをそのユーザのあらかじめ登録されたメールアドレスへ送信する処理を行うとよい。
画像としては、静止画像としてもよいが、動画像とするとよい。画像としては、写真としてもよいが、ムービーとするとよい。特に、第一カメラで撮影する画像は静止画像とし、第二カメラで撮影する画像は動画像とするとよい。例えば前述のスマートフォンのアプリの画面で上段に撮影部で撮影された静止画像に基づく画像を表示しその画像に関連付けられた第二カメラで撮影した画像に基づく画像を同じ画面の下段に表示するとよい。
撮影空間としては、いわゆる撮影ブースとするとよい。撮影空間とは別の場所としては、撮影空間外で撮影空間の近傍の場所とするとよい。撮影空間とは別の場所としては例えば編集ブースとするとよい。
編集としては、加工とするとよい。編集としては、画像に対していわゆる盛りを行う加工とするとよい。編集としては、特に、ユーザの操作を検出して、ユーザの操作に応じて加工を行う構成とするとよい。
(D―2)前記第二カメラで撮影した画像に基づく画像と前記撮影部の前記第一カメラで撮影された画像に基づく画像とを同一のシートに印刷する機能を備えるとよい。
このようにすれば、撮影空間で撮影した画像と編集部で撮影した画像を一枚のシートをみるだけで、一目で把握できる。例えば撮影ブース内ではきちんとポーズをとって撮影した画像と、編集部でそのポーズをとって撮影した映像に対して編集を加えている様子の画像とを同じシートで見ることができる。よって、ユーザは一目で撮影したときの状況を思い出すことが容易になる。
(D―3) 前記第二カメラで撮影した画像に基づく画像は、前記第二カメラで撮影した画像に対して前記第一カメラで撮影された画像に対するユーザの加工の状態を加味して加工した画像とした構成とするとよい。
このようにすれば、第二カメラで撮影した画像に基づく画像は、第一カメラで撮影された画像に対するユーザの加工の状態を加味して加工した画像とすることができる。したがって、編集中の自己の姿を撮影した画像が無加工で印刷されたり、サーバーにアップロードされたりすることを防止でき、プライバシーを守ることが可能となるとともに、自己を撮影した画像に基づく画像であるからその面影を残すことも可能となる。
なお「加味して加工」する処理としては、顔の各パーツの位置を画像認識し、第一カメラで撮影された画像に対するユーザの顔の各パーツへの加工の状態を、第二カメラで撮影された画像に対するユーザの顔の各パーツの加工の状態へ適用する処理とするとよい。
(D―4)前記第一カメラで撮影された画像に基づく画像を前記編集部以外の端末にネットワークを介して送信する機能と、前記編集部以外の端末で前記ネットワークを介して受信した前記第一カメラで撮影された画像に基づく画像を編集する機能と、当該編集した画像を前記撮影空間とは別の場所に設置された印刷部であって撮影空間に隣接する場所で印刷する機能とを備えるとよい。
このようにすれば、編集部以外の端末で、第一カメラで、撮影された画像に基づく画像を編集することができる。例えばネットワークを介して別の場所にいるアーティストのスマホやタブレット等の端末で編集を行うことができる。特に第二カメラをアーティストのスマホやタブレット等の端末のカメラとすれば、アーティストが編集している様子を撮影した画像をユーザを撮影した画像とともに関連づけて処理させることができる。例えば、両者の画像を1枚のシートに印刷したり、例えば前述のスマートフォンのアプリの画面で上段に撮影部で撮影されたユーザの画像に基づく画像を表示しその画像に関連付けられた第二カメラで撮影したアーティストの画像に基づく画像を同じ画面の下段に表示するようにするとよい。また、特に後述する(6)の構成も備えるようにすれば、アーティストとユーザーとのコラボとなるNFTを生成させることができる。
(D―5)前記編集部による前記第一カメラで撮影された画像の加工の順番と加工の程度の履歴の情報を記録しておき、前記編集部に有する表示部とは別の表示部でその履歴の情報と前記撮影空間のカメラで撮影された画像に基づく画像を取得し、取得した前記撮影空間のカメラで撮影された画像に基づく画像に対して前記履歴の情報の少なくとも一部を適用して前記別の端末で加工の様子を再生する処理を行う構成とするとよい。
このようにすれば、加工の順番と加工の程度を別の端末で再現して再生できる。例えば、編集部である落書き機での操作データを、プリのID、時刻データとともに記憶する。ペンでの書き込み位置の時刻データ等も操作データとして記憶する。プリを印刷する際に操作データそのものまたは操作データを特定するためのプリのIDをQRコードとして画像の近傍に印刷する。プリにスマホをかざすと、プリのIDをQRコード等から特定し、そのプリのIDに関連付けられた操作データに基づき、落書きの時系列の操作とそれに伴う盛りの変化の様子をスマホで再生する。またはプリにスマホをかざすと、プリの操作データをQRコード等から読み出し、落書きの時系列の操作とそれに伴う盛りの変化の様子をスマホで再生する。音声を同様に記録して、操作と同期して再生するようにしてもよい。プリの状態(盛り済みの状態)から逆再生で、盛りなしの状態に戻して、また通常再生で盛りの状態へと変化させることを繰り返す機能をスマホアプリ等に備えると、特におもしろい。
(D―6)前記第二カメラで撮影した画像に基づく画像と前記撮影部の前記第一カメラで撮影された画像に基づく画像の双方に基づくNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を生成するための処理を行う構成とするとよい。
このようにすれば、撮影空間で撮影した画像に基づく画像と、編集部で編集時の様子を撮影した画像との双方の画像に基づく1つの唯一無二のNFTを生成できる。
NFTを生成するための処理としては、例えば第二カメラで撮影した画像に基づく画像と撮影部で撮影された画像に基づく画像の双方を含む1枚の画像ファイルを生成し、その画像ファイルを、NFTを生成するサーバに対して送信して、NFTを生成させるとよい。また例えばサーバに生成したNFTをダウンロードするURLを生成させ、生成されたURLをそのユーザのあらかじめ登録されたメールアドレスへ送信する処理を行うとよい。
(D―7)(D―1)から(D―6)のいずれかに記載のシステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムとするとよい。
上述した(A―1)から(A―8)、(C―1)から(C―6)(D―1)から(D―7)、(B―1)から(B―8)に示した構成は、それぞれ任意に組み合わせることができる。また、(A―1)から(A―8)、(C―1)から(C―6)(D―1)から(D―7)、(B―1)から(B―8)に示した構成から任意の構成を抽出し、抽出された構成を組み合わせてもよい。
本願の出願人は、これらの構成を含む発明について権利を取得する意思を有する。また「~の場合」「~のとき」という記載があったとしても、その場合やそのときに限られる構成として記載はしているものではない。これらはよりよい構成の例を示しているものであって、これらの場合やときでない構成についても権利取得する意思を有する。また順番を伴った記載になっている箇所もこの順番に限らない。一部の箇所を削除したり、順番を入れ替えたりした構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
なお、本発明の範囲は、明細書に明示的に説明された構成や限定されるものではなく、本明細書に開示される本発明の様々な側面の組み合わせをも、その範囲に含むものである。本発明のうち、特許を受けようとする構成を、添付の特許請求の範囲に特定したが、現在の処は特許請求の範囲に特定されていない構成であっても、本明細書に開示される構成を、将来的に特許請求の範囲とする意思を有する。
本願発明は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素又は発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正又は分割出願等において権利取得する意思を有する。「~の場合」「~のとき」という記載があったとしてもその場合やそのときに限られる構成として記載はしているものではない。これらの場合やときでない構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。また順番を伴った記載になっている箇所もこの順番に限らない。一部の箇所を削除したり、順番を入れ替えた構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
また、意匠登録出願への変更により、全体意匠又は部分意匠について権利取得する意思を有する。図面は本装置の全体を実線で描画しているが、全体意匠のみならず当該装置の一部の部分に対して請求する部分意匠も包含した図面である。例えば当該装置の一部の部材を部分意匠とすることはもちろんのこと、部材と関係なく当該装置の一部の部分を部分意匠として包含した図面である。当該装置の一部の部分としては、装置の一部の部材としても良いし、その部材の部分としても良い。全体意匠はもちろんのこと、図面の実線部分のうち任意の部分を破線部分とした部分意匠を、権利化する意思を有する。また、装置の筐体の内部のモジュール・部材・部品等についても、図面に表示されているものは、いずれも独立して取引の対象となるものであって、同様に、意匠登録出願への変更を行って権利化を行う意思を有するものである。
100 プリントシール機
110 受付部
111 第一タッチパネル
112 料金支払部
112a 現金投入口
112b カード読取部
112c 電子マネー読取部
112d 硬貨返却部
113 第一スピーカ
120 撮影部
121 撮影空間
122 出入口
123 カーテン
124 第一カメラ
125 ライト
126 第二タッチパネル
126a 撮影処理画面
126b 顔画像
126c 撮影開始ボタン
127 第二表示部
127a 加工後画像
128 第二スピーカ
130 編集部
131 第三タッチパネル
132 スタイラスペン
133 第三スピーカ
134 第二カメラ
135 マイク
140 印刷部
141 印刷装置
142 受取部
150 通信部
200 サーバー
300 通信手段
500 ユーザ端末
600 オペレーター端末
700 制御部

Claims (8)

  1. 少なくとも顔の一部を含む顔画像に対して、所定の画像処理を行うシステムであって、
    顔の異なる複数の部位に対して一括して加える画像処理の内容を複数のパターンを備え、ユーザの操作によっていずれのパターンを適用するかの選択がなされた場合、選択されたパターンの画像処理を顔の異なる複数の部位に対して一括して加えることを特徴とするシステム。
  2. 選択されたパターンの画像処理を顔の異なる複数の部位に対して一括して加える処理は、撮影した顔画像に対してユーザの操作に基づき顔の少なくとも1つの部位への画像処理を適用した後の顔画像に対して行う機能を備えること
    を特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 撮影した顔画像に対して前記選択されたパターンの画像処理を顔の異なる複数の部位に対して一括して加える処理を行った後、ユーザの操作に基づき顔の少なくとも1つの部位への画像処理をさらに適用する機能を備えること
    を特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記パターン適用前と適用後の見本画像を表示する機能を備えること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシステム。
  5. 前記複数のパターンの選択は1の画面内でワンタッチ入力で行う機能を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシステム。
  6. 受付部と、撮影部と、編集部と、印刷部とを備え、前記選択を行う機能を前記受付部に備え、前記編集部では前記受付部で選択されたパターンを適用した画像処理後の画像を表示する機能を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のシステム。
  7. 前記所定の画像処理を行う前の顔画像と前記所定の画像処理を行った後の顔画像の双方の画像に基づくNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を生成するための処理を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のシステム。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のシステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。

JP2022055627A 2022-03-30 2022-03-30 システムおよびプログラム等 Pending JP2023147876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022055627A JP2023147876A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 システムおよびプログラム等

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022055627A JP2023147876A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 システムおよびプログラム等

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023147876A true JP2023147876A (ja) 2023-10-13

Family

ID=88288166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022055627A Pending JP2023147876A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 システムおよびプログラム等

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023147876A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003298803A (ja) 画像提供サーバ、画像提供システム、および画像提供方法
JP2021078133A (ja) 遊戯用撮影装置、画像処理装置、および画像処理方法
JP5896385B1 (ja) 写真撮影遊戯装置、写真シール作成装置、コンテンツ提供システム、写真撮影遊戯装置の制御方法、及び写真撮影遊戯装置の制御プログラム
JP6467778B2 (ja) 管理サーバ、プログラム、及び、記録媒体
JP2018031860A (ja) 写真作成ゲーム機および情報処理方法
JP2015185878A (ja) 情報提供装置、画像分析システム、サーバ、情報提供装置の制御方法、サーバの制御方法、画像分析方法、制御プログラム、および記録媒体
JP2017027258A (ja) 情報配信装置、通信端末、情報配信システム、情報配信装置の制御方法、通信端末の制御方法、制御プログラム、および記録媒体
JP2016116245A (ja) 写真撮影遊戯装置、写真シール作成装置、コンテンツ提供システム、写真撮影遊戯装置の制御方法、及び写真撮影遊戯装置の制御プログラム
JP2023147876A (ja) システムおよびプログラム等
JP2023147879A (ja) システムおよびプログラム等
JP2023147877A (ja) システムおよびプログラム等
JP2023147878A (ja) システムおよびプログラム等
JP6269759B1 (ja) サービス提供システム、サービス提供方法、画像生成装置、および、サービス提供装置
JP6254400B2 (ja) 写真シール払出装置
JP2019032601A (ja) 管理装置、管理装置の制御方法、および制御プログラム
JP2018081590A (ja) サービス提供装置
JP6889366B2 (ja) 管理装置、管理装置の制御方法
JP4770567B2 (ja) 画像編集出力装置およびその制御方法、写真撮影プリント装置、画像編集出力装置制御プログラム、ならびに該プログラムを記録した記録媒体
JP2007282862A (ja) 占い処理システム、占い処理方法、写真占いシステム、写真撮影プリント装置、占い処理プログラム、および記録媒体
JP6369076B2 (ja) 管理装置および管理装置の制御方法、並びに、端末装置、制御プログラムおよび記録媒体
JP6183721B2 (ja) 写真撮影遊戯機、及び制御プログラム
JP7120277B2 (ja) 遊戯画像撮影装置
JP6369073B2 (ja) 管理サーバ、写真シール作成装置、画像管理システム、画像管理方法、画像送信方法、プログラム、及び、記録媒体
JP7334818B2 (ja) 遊戯画像撮影システム
JP6813109B1 (ja) 遊戯画像撮影装置および遊戯画像撮影設定プログラム