JP2023147368A - 乳酸菌を含有するストレス緩和効果を有する組成物、飲食品、化粧品、医薬部外品又は医薬品 - Google Patents

乳酸菌を含有するストレス緩和効果を有する組成物、飲食品、化粧品、医薬部外品又は医薬品 Download PDF

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Abstract

Figure 2023147368000001
【課題】人体に対して客観的な指標で判断した際にストレス緩和効果を有する乳酸菌またはビフィズス菌を提供することを目的とする。
【解決手段】ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株(NITE BP-03308)から得られる菌体、分泌物、その培養液又は発酵産物、もしくは菌体成分、菌体処理物のうち少なくとも一つを有効成分として含有する、ストレス緩和用組成物を提供する。また、一食当たりの単位摂取形態からなり、該単位中に、ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株から得られる菌体、分泌物、その培養液又は発酵産物、もしくは菌体成分、菌体処理物のうち少なくとも一つを有効成分として含有されている、ストレス緩和用組成物を提供する。
【選択図】図1

Description

経済が豊かになり、科学技術が高度に進歩した現代社会は、一方で様々なストレスを受ける『ストレス社会』とも言われている。ここでストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことをいう。外部からの刺激(ストレッサー)としては天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因などが存在する。
長時間ストレッサーを受けたり、強いストレッサーを受けたりすると、ストレス反応と呼ばれる生体反応が生じる。ストレス反応は、心理的、行動的、身体的反応として現れる。ストレス反応に対してうまく制御ができなかった場合、不適応を起こして身体にさまざまな影響が現れる。身体面での不適応の表れとしては、心身症としての消化性潰瘍や高血圧、気管支喘息などが、精神面においては不安や抑うつ、錯乱状態などの様々な反応性精神障害を引き起こす。そのため、現在感じているストレスについて正確かつ簡便に評価できる指標を見つけることが重要となる。
ストレスの評価には、一般的にQOLチェックシートや生活習慣アンケートが使用されている。しかし、これらの手法は主観的評価に過ぎないため、イベントや季節性といった外部因子による影響を受けやすく、実情とかけ離れたスコアが見られる場合がある。これに対して、客観的な評価方法として、血中ホルモン濃度からストレス評価指標を測定する手法が知られている。当該手法は、ストレスホルモンとしてコルチゾール血中濃度、その前駆体であるDHEA-S血中濃度を用いたDHEA-S/コルチゾール比によって評価されている。(非特許文献1および2)
また、ストレス状態の緩和方法として、ビフィドバクテリウム・ブレーベを有効成分とするストレス緩和用組成物が報告されている(特許文献1参照)。特許文献1によれば、ビフィドバクテリウム・ブレーベを摂取することで、POMS試験においてストレスが緩和されるとのデータが示されている。
特開2019-172661号公報
日本健康支援学会 会誌 第14巻 第1号 (2012):1-13 Charles A.Morgen :et al, Arch. Gen. Psychiatry (2004);61:819-825.
ストレス評価で用いられるPOMS試験は主観的評価に基づく結果であり、客観的な指標でも同様の効果が得られるのかは不明である。また、特許文献1の段落0006にもあるように、『プロバイオティクスの菌体あるいは発酵産物を摂取することによる心理状態の改善作用は既にいくつか報告されているが、プロバイオティクスは菌株ごとに異なった生理作用を示すことが知られており、上記の報告においても一致した結果は得られていない』ことが知られている。そのため、同じビフィドバクテリウム属であっても、菌株が異なれば得られる効果も異なってしまうという問題がある。
本発明者らは、客観的な指標で判断した際にストレス緩和効果を有する新たな素材がないか鋭意検討を行った。そして、時計遺伝子の制御機能を有するビフィズス菌N576株を摂取すると、血中のストレスホルモン比率が改善することを新たに見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、以下の特徴を包含する。
(1) ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株(NITE BP-03308)から得られる菌体、分泌物、その培養液又は発酵産物、もしくは菌体成分、菌体処理物のうち少なくとも一つを有効成分として含有する、ストレス緩和用組成物。
(2) ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株(NITE BP-03308)から得られる菌体、分泌物、その培養液又は発酵産物、もしくは菌体成分、菌体処理物のうち少なくとも一つをストレス緩和の有効成分として含有する飲食品。
(3) ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株(NITE BP-03308)から得られる菌体、分泌物、その培養液又は発酵産物、もしくは菌体成分、菌体処理物のうち少なくとも一つをストレス緩和の有効成分として含有する化粧品、医薬部外品または医薬品。
ここで、特許請求の範囲記載の「分泌物」とは菌体から培養液中に分泌される物を意味する。「菌体処理物」とは菌体を超音波処理して得られる菌体破砕物、あるいは細胞壁分解酵素処理して得られる菌体溶解産物、凍結乾燥した菌体や固定化菌体などを意味する。「培養液」とは、菌体からの分泌物及び菌体を含んだ培養液または培養上清等を意味する。また必要に応じて遠心分離やプロテアーゼやリパーゼ等の酵素処理を施してもよい。「発酵産物」とは当該乳酸菌による発酵過程で産生された化合物やペプチド等を精製したものを意味する。具体的には、エクオールやGABA等が挙げられる。
本発明よれば、血中ストレスホルモン比率が改善されるため、ストレスが緩和される。
図1は、層別解析における試験食品を摂取したときの4週及び8週におけるDHEA-S/コルチゾール比の変化量を表した図である。
本明細書において、「ストレス緩和」とは、「ストレスを感じにくくする」、「ストレス反応を軽減する」、「ストレス反応を制御する」等と言い換えることができる。したがって、本実施形態のストレス緩和用組成物は、「ストレス反応軽減用組成物」、「ストレス反応制御用組成物」等と言い換えることもできる。
本実施形態のストレス緩和用組成物は、ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株(NITE BP-03308)の菌体を有効成分として含有する組成物が、ストレス反応に対して有効であることを見出したことに基づくものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
1.ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株(NITE BP-03308)
本発明のビフィズス菌は、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)である。特にビフィドバクテリウム・ロンガムに属するビフィズス菌のうち、ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株(NITE BP-03308)である。本発明にいうN576の記号は日清食品ホールディングス株式会社で独自に菌株に付与した番号であり、本ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株は本発明者によって初めて分離されたものである。
本発明のビフィドバクテリウム・ロンガムN576株は、下記条件で寄託されている。
(1)寄託機関名:独立行政法人製品技術基盤機構 特許微生物寄託センター
(2)連絡先:〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2-5-8 122号室
(3)受託番号:NITE BP-03308
(4)識別のための表示:N576
(5)原寄託日:2020年10月30日
本実施形態で用いられるビフィドバクテリウム・ロンガムN576株菌体の調整方法としては、公知の方法を用いることができる。例えば、前培養および本培養はGAM培地 (ニッスイ) を所定の方法で調製し、ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株を接種後37℃、24時間する。本培養液中の菌体を遠心分離や膜濃縮により集菌し、菌体を水で洗浄後加熱殺菌処理する。なお、集菌処理前に殺菌処理しても良い。殺菌、菌体洗浄後凍結乾燥処理により乾燥殺菌体粉末を得ることができる。菌体の粉末化の方法は凍結乾燥に限らず、スプレードライやドラム乾燥などで行っても良い。また、殺菌処理を施さなければ生菌体粉末を得ることもできる。
本実施形態におけるビフィドバクテリウム・ロンガムN576株の菌体は、生菌を用いても良く、死菌を用いても良い。また、生菌を用いる場合は、死菌が混在していても良い。さらに、菌体を超音波処理して得られる菌体破砕物、あるいは細胞壁分解酵素処理して得られる菌体溶解産物を用いても良い。ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株の菌体は、一日当たり20 mg以上摂取することが好ましい。摂取については、一日当たりの量を一度に摂取しても、数回に分けて摂取してもよく、摂取のタイミングも問わない。例えば、単位摂取形態として一錠当たりビフィドバクテリウム・ロンガムN576株の死菌10 mgを含んだ錠剤がある場合、一度に2錠摂取してもよいし、2錠を何回かに分けて摂取してもよい。また、一錠当たりビフィドバクテリウム・ロンガムN576株の死菌20 mgを含んでいる場合には、一日に1錠摂取すればよい。なお、ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株の菌体の一日当たり摂取量に上限はないが、あえて上限を設けるのであれば、10 g摂取すれば十分であると考える。それ以上摂取しても、効き目に差がないと考えられるためである。また、ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株の菌体は継続して8週間以上摂取することが好ましい。
ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株菌体の摂取または使用方法としては、特に制限されないが、例えば、ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株菌体を食品組成物として含有する飲食品、医薬組成物として含有する医薬品、化粧品組成物として含有する化粧品等として摂取または使用することが好ましい。このうち、経口摂取であることが特に好ましい。
飲食品として摂取する場合、例えばビフィドバクテリウム・ロンガムN576株菌体を食品組成物として発酵乳及び乳酸菌飲料、バター等の乳製品、マヨネーズ等の卵加工品、バターケーキ等の菓子パン類等の材料としても利用することができる。また、即席麺やクッキー等の加工食品にも好適に利用することができる。さらに、水やジュースなどに溶解させて、飲料として摂取してもよい。なお、ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株菌体単体をそのまま飲食品として摂取してもよい。また、一般の飲料や食品以外にも特定保健用食品、機能性表示食品、栄養補助食品、サプリメント等に含有させてもよい。
医薬品として摂取する場合、添加剤やその他の薬学的に許容される担体とともに用いることができる。医薬品の形状としては、例えば、錠剤、カプセル、顆粒等が挙げられる。なお、製剤化は公知の方法を用いることができる。
医薬品に用いる添加剤としては、ステアリン酸カルシウム等の潤滑剤、ショ糖、乳糖等の甘味剤ほか、香味剤、安定剤、緩衝剤、溶解補助剤、酸化防止剤、防腐剤等が挙げられる。
化粧品として使用する場合、例えば軟膏、クリーム、ローションなどの形態が挙げられる。軟膏であれば、油脂性の基材に対して当該乳酸菌粉末やその懸濁液を混合して調製することが可能である。また、クリームであれば、水中油型(O/W型)や油中水型(W/O型)の液状物に混合することで製造が可能である。さらに、ローションであれば、乳液状のローションや、懸濁液状のローションがある。乳液状は乳化物であって、懸濁液状はアルコール類や水が主剤のローションとなる。
化粧品に用いる添加剤としては、糖類、タンパク質、アミノ酸、脂質、水分、ビタミン、ミネラル等が挙げられる。
次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[試験食品の製造]
ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株菌体は水洗浄した後、加熱処理により殺菌したものを凍結乾燥により粉末化して用いた。実施例食品は、ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株の菌体粉末に賦形剤を配合し、打錠製造した。このとき、実施例食品には、一粒当たり10 mgのビフィドバクテリウム・ロンガムN576株の死菌体粉末が含まれるように配合した。一方、プラセボ食品は、賦形剤のみを打錠製造した。なお、両食品に用いられた賦形剤の成分は、デンプン、ステアリン酸カルシウム、二酸化ケイ素とした。
[試験の実施]
年齢が45歳以上の健常な日本人男女を被験者として、ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施した。応募時アンケートの回答に基づいて236名を選抜した。参加者に対して研究内容、方法などについて医師による十分な説明を行い、文書による同意が得られた80名を本検査の対象とした。
試験食品割付責任者は年齢、性別、BMIが偏らないように割付用乱数表を用いて被験者を2群(実施例食品群40名とプラセボ食品群40名)に割り振った。試験食品割付責任者は、キーオープンまで厳密に試験食品割付表を保管し、盲検性は試験食品割付責任者を除く全ての関係者に対して維持された。
本試験開始前に1名が参加を辞退したため、残り79名に対して本試験を実施した。本試験は2020年の8月から12月にかけて実施した。参加者には試験食品を1日1包(2粒)、水またはぬるま湯とともに噛まずに摂取させた。ただし、摂取時間は規定しなかった。また、摂取し忘れた場合でも、翌日に多く摂取しないようにした。摂取期間中は日誌を配布し、毎日記録をつけさせた。試験期間中,禁止・注意事項を遵守するよう被験者に指導し,その他は被験者に普段通りの生活習慣を維持させた。
[有効性評価]
試験食品の摂取開始日、摂取後4、8週目に採血を実施し、血中に含まれるDHEA-Sおよびコルチゾール濃度を測定した。測定したデータを用いて、コルチゾールとDHEA-Sとの比率を算出した。評価は摂取開始日からの変化量にて行った。
[安全性評価]
被験者体重計測と血液検査は試験食品の摂取開始日、摂取後4、8週目に実施した。血液検査は、赤血球数、白血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリット値、血小板数、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アルカリフォスファターゼ(ALP)、γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GT)、乳酸脱水素酵素 (LD)、尿酸、グルコース、クレアチニン、ナトリウム、クロール、カリウム、総コレステロール(TC)、高比重リポタンパク(HDL)-コレステロール、低比重リポタンパク(LDL)-コレステロール、中性脂肪(TG)、総ビリルビン、総蛋白、尿素窒素を測定した。
[統計解析]
データは平均値±標準誤差で算出した。実施例食品群とプラセボ食品群との群間比較は対応のないt検定(両側検定)、摂取開始日と摂取開始後の群内比較には対応のあるt検定で解析を行った。統計学的な有意水準は5%とし、統計量の算出や検定には、統計解析ソフトRを用いた。
[試験結果]
本検査期間中、規約違反により1名が脱落した。そのため、試験終了時はプラセボ食品群39名、実施例食品群39名、合計78名となった。有効性評価は、78名を対象に実施した。被験者のスクリーニング時における一般背景を表1に示す。なお、数値は平均値 ± 標準偏差,P値は群間の比較(2標本t検定)である。
Figure 2023147368000002
[有効性評価の結果]
プラセボ食品群と実施例食品群に群分けした被験者における、試験食品の摂取開始日、摂取後4、8週目のコルチゾールとDHEA-Sとの比率を比較した。評価は摂取開始日からの変化量で行った。結果を表2に示す。なお、数値は,いずれも平均値 ± 標準偏差で示す。また、表中のP値は変化量の群間比較(2標本t検定)、0週のみ実測値の群間比較(2標本t検定)であり、† : P < 0.05を示す。また群内比較は、* :P < 0.05を示す。
Figure 2023147368000003
表2から明らかなように、摂取4週目において群間での有意差が認められた。また、有効性解析対象者全体を解析したところ、実施例食品群のDHEA-S/コルチゾールにおいて、4週目および8週目に平均値の増加が認められた。このことから、より効果を受けやすい被験者の属性があるものと推察された。
そこで、本発明にかかるビフィドバクテリウム・ロンガムN576株は乳酸菌の一種であることから、他の乳酸菌(ヨーグルト、発酵乳など)摂取習慣のある被験者を除外した。また、コルチゾールおよびDHEA-Sの値は、女性と比較して男性は高値になることから、性差による層別解析を実施した。各層での一般背景および層別解析の結果は表3~6の通りであった。ここで、表3は表1における女性に関する一般背景、表4は表1における男性に関する一般背景、表5は女性かつ他の乳酸菌を摂取していない層の有効性評価結果、表6は男性かつ他の乳酸菌を摂取していない層の有効性評価結果をそれぞれ表す。なお、一般背景における数値は平均値 ± 標準偏差,P値は群間の比較(2標本t検定)である。層別解析における数値は,いずれも平均値 ± 標準偏差であり、また、表中のP値は変化量の群間比較(2標本t検定)、0週のみ実測値の群間比較(2標本t検定)であり、† : P < 0.05, ‡ :P < 0.01を示す。また群内比較は、* :P < 0.05、**: P < 0.01を示す。
Figure 2023147368000004
Figure 2023147368000005
Figure 2023147368000006
Figure 2023147368000007
表5,6から明らかなように、男性よりも女性において摂取前後における有意差が認められた。また、女性では、群間においても摂取4週及び8週にて有意差が認められた(図1参照)。
以上の結果より、ビフィドバクテリウム・ロンガムN576菌株を摂取することで、ストレス緩和が示唆された。特に、女性に対してストレス緩和に有効であることが示唆された。

Claims (3)

  1. ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株(NITE BP-03308)から得られる菌体、分泌物、その培養液又は発酵産物、もしくは菌体成分、菌体処理物のうち少なくとも一つを有効成分として含有する、ストレス緩和用組成物。
  2. ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株(NITE BP-03308)から得られる菌体、分泌物、その培養液又は発酵産物、もしくは菌体成分、菌体処理物のうち少なくとも一つをストレス緩和の有効成分として含有する飲食品。
  3. ビフィドバクテリウム・ロンガムN576株(NITE BP-03308)から得られる菌体、分泌物、その培養液又は発酵産物、もしくは菌体成分、菌体処理物のうち少なくとも一つをストレス緩和の有効成分として含有する化粧品、医薬部外品または医薬品。
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