JP2023146892A - 印刷システム、情報処理装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷システム、情報処理装置とその制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顧客がジョブに色検証のためのプロファイルを指定してきた場合でも、顧客の要望に合う品質を満たした印刷物を生成する。【解決手段】画像形成装置、サーバ及び情報処理装置を含む印刷システムにおいて、情報処理装置は、印刷ジョブに色検証用のプロファイルが設定されているかどうか判定し、前記色検証用のプロファイルが設定されていると判定すると、前記色検証用のプロファイルの解析をサーバに要求する。その要求に対する前記サーバからの前記プロファイルの情報を受信し、受信したプロファイルの情報が、対象の画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれると判定すると前記印刷ジョブを前記対象の画像形成装置に送信し、含まれないと判定すると、前記印刷ジョブの色検証用のプロファイルに基づく色検証を前記サーバに指示し、前記サーバによる前記色検証の結果に基づいて前記印刷ジョブを前記対象の画像形成装置に送信するかどうか制御する。【選択図】図17

Description

本発明は、印刷システム、情報処理装置とその制御方法、及びプログラムに関する。
商業印刷では、印刷機の印刷における色味を正確に再現することが求められる。そのため印刷現場では、印刷機の色味の状態を定期的に検証(以後、色検証)し、正確な色味が再現できない状態の場合は、色味の状態の調整(以後、色調整)を実施し、正確な色味が再現できる状態を維持している。この色検証を実施した結果、正確な色味が再現できない状態であると判定された印刷機で印刷物の生産を行うと、顧客が所望する品質の印刷物が生産できない可能性が高くなる。
一般的に印刷会社が顧客に提供できる品質基準を達成できているかを確認するために、朝、2交代、3交代の交代時などの決められたタイミングで、デバイス毎にJapan ColorやGRACOLといった基準色で色検証を行う。特許文献1には、ジョブ毎に用紙の特性等を考慮して、印刷物の画質が基準に達するか否かを判定する方法も提案されている。
特開2017-49424号公報
昨今、例えば、PQX(Print Quality Exchange)のカラープロファイルの指定のように、ジョブチケットに色検証のためのプロファイルを設定する標準仕様が策定されている。しかし顧客がジョブチケットに色検証のためのプロファイルを設定しても、受ける側のシステムが対応していないため、そのプロファイルは使用されずに無視されていた。
これは印刷会社は、顧客がジョブチケットに設定したプロファイルを用いた色検証を行うことなく、自ら策定した品質基準を満たしているかの色検証を、デバイス毎に定期的に行うためである。その結果 顧客が求めている色検証が行われておらず、求める品質を満たしていない可能性もあった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題の少なくとも一つを解決することにある。
本発明の目的は、顧客がジョブに色検証のためのプロファイルを指定してきた場合でも、顧客の要望に合う品質を満たした印刷物を生成することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る印刷システムは以下のような構成を備える。即ち、
1或いは複数の画像形成装置と、前記1或いは複数の画像形成装置の色調整の状態を管理するサーバと、画像形成装置に印刷ジョブを送信して印刷を指示する情報処理装置とを有する印刷システムであって、
前記情報処理装置は、
印刷ジョブに色検証用のプロファイルが設定されているかどうか判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段が前記色検証用のプロファイルが設定されていると判定すると、前記色検証用のプロファイルの解析を前記サーバに要求する要求手段と、
前記要求に対する前記サーバからの前記プロファイルの情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したプロファイルの情報が、対象の画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれるかどうか判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段が、前記受信したプロファイルの情報が前記対象の画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれると判定すると前記印刷ジョブを前記対象の画像形成装置に送信し、
前記第2判定手段が、前記受信したプロファイルの情報が前記対象の画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれないと判定すると、前記印刷ジョブの色検証用のプロファイルに基づく色検証を前記サーバに指示し、前記サーバによる前記色検証の結果に基づいて前記印刷ジョブを前記対象の画像形成装置に送信するかどうか制御する制御手段と、を有し、
前記サーバは、
前記要求に応じて、前記色検証用のプロファイルの情報を前記情報処理装置に返却し、前記色検証の指示に応じて、前記色検証用のプロファイルに基づくテストデータを前記対象の画像形成装置に印刷させて測色させた測色情報を受信し、当該測色情報に基づいて、前記色検証の結果を前記情報処理装置に送信し、
前記対象の画像形成装置は、前記テストデータに基づいて印刷した画像の前記測色情報を前記サーバに送信することを特徴とする。
本発明によれば、顧客がジョブに色検証のためのプロファイルを指定してきた場合でも、顧客の要望に合う品質を満たした印刷物を生成できるという効果がある。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。尚、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態1に係る印刷システムの構成を説明する図。 実施形態1に係る情報処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態1に係る画像形成装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態1に係るCMS、情報処理装置の機能構成を説明する機能ブロック図。 実施形態1に係る情報処理装置が、色状態を管理する対象の画像形成装置及び色検証を行うための色検証設定をCMSに登録するときの処理を説明するフローチャート。 実施形態1に係る情報処理装置で表示される設定画面例を示す図。 実施形態1に係るデバイス追加画面の一例を示す図。 実施形態1に係るCMSに登録された色検証設定を表示する設定画面例を示す図。 実施形態1に係る色検証設定を作成する画面例を示す図。 実施形態1に係るCMSに登録された色検証ジョブを表示する設定画面例をす図。 実施形態1に係る色検証ジョブの作成画面の一例を示す図。 実施形態1に係る色検証ジョブの検証実行画面の一例を示す図。 実施形態1に係るCMSが、登録された色検証処理を実行するときの処理の流れを説明するフローチャート。 実施形態1に係る情報処理装置が印刷ワークフローアプリケーションを実行して行う印刷ジョブリスト表示の更新処理を説明するフローチャート。 実施形態1に係る印刷ワークフローアプリケーションが表示する印刷ジョブ管理画面の一例を示す図。 ジョブチケットに色検証のためのプロファイルが指定された一例を示す図。 実施形態1に係る情報処理装置において、ジョブチケットに色検証のためのプロファイルが設定された場合の処理を説明するフローチャート。 図17のS1702のジョブの色情報と、デバイス毎に行う色検証プロファイルとの比較処理を説明するフローチャート。 図17のS1705で実行されるジョブ毎の色検証を説明するフローチャート。 本発明の実施形態2に係る情報処理装置において、ジョブチケットに色検証のためのプロファイルが設定されたの処理を説明するフローチャート。 色検証用のプロファイルをLab色空間に投影した図。 色検証用のプロファイルがデバイスの色検証用のプロファイルの範囲に含まれている場合とそうでない場合の例を示す図。 実施形態1に係るデバイス管理情報と色検証設定情報の一例を示す図。 実施形態1に係るCMSの色検証ジョブ情報に格納されるデータ例を示す図。 実施形態1に係る色検証ジョブ情報、デバイス管理部が管理しているデバイス情報、及びプロファイル情報の一例を示す図。 印刷ジョブ情報とプロファイルデータの一例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これら複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る印刷システムの構成を説明する図である。実施形態1に係るシステム構成は、カラーマネージメントシステム(以後CMS)100、情報処理装置101,103、画像形成装置104,105,106を備える。情報処理装置101,103と画像形成装置104,105,106は、ネットワーク107を介して互いに接続される。ここで、情報処理装置101,103と画像形成装置104,105,106は印刷物を生産する生産ラインAに属している。CMS100は、生産ラインAと同様の構成を持つ別の生産ラインB、生産ラインCからも接続され、複数の生産ラインの画像形成装置の色状態を管理するクラウドサービスである。ここで示す生産ラインは、CMS100に接続が可能な構成であれば、同一の印刷工場内の複数の生産ラインでも、別の印刷工場の生産ラインでも構わない。
情報処理装置101は、印刷物の注文及び生産を管理し、画像形成装置104,105,106に対して印刷指示の実行、及びCMS100へアクセスして、接続している画像形成装置の色状態を確認する役割を担う。また画像形成装置104,05,106は、内蔵したインラインセンサ(以後、ILS)により印刷物の色測定を行い、測定した色情報をCMS100へ送信する。色測定処理は、ILSではなく測色機(不図示)を用いて実行可能な構成にしても構わない。情報処理装置103は、生産ラインAの各種装置とCMS100との接続を代理するプロキシサーバであり、ローカルエリアネットワークで接続される生産ラインAの各種装置と、パブリックネットワークで接続されるCMS100との間の通信を仲介する。
画像形成装置104~106は、情報処理装置101などから送信される印刷データを解析し、1ページずつドットイメージに変換して印刷する。画像形成装置104~106には印刷物に対して、ステイプル、パンチ、折りや製本、断裁などの後加工を施すフィニッシャーを装着可能であり、印刷と共に各種後加工を施した状態で印刷物を出力することが可能である。
尚、図1では、生産ラインAでは、情報処理装置が2台、画像形成装置が3台接続された例を示しているが、別の構成をとっても構わない。例えば、複数の情報処理装置からの印刷データを1台の画像形成装置で処理するようにしても良く、或いは画像形成装置に外部コントローラ(不図示)が接続され、情報処理装置を介さずに外部コントローラが情報処理装置相当の印刷データの処理を担う構成にしても構わない。また実施形態で、画像形成装置104,105,106(もしくは接続される外部コントローラ)が担う、色測定と色測定した色情報のCMS100への送信処理は、他の情報処理装置で実行可能な構成にしても構わない。
図2は、実施形態1に係る情報処理装置101,103のハードウェア構成を説明するブロック図である。
CPU201は、ROM202に記憶されたブートプログラムを実行してHDD204に記憶されているプログラムをRAM203に展開し、それを実行することで各種制御処理を実行する。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリアなどの一時記憶領域として用いられる。HDD204は、画像データや各種プログラムを記憶する。キーボード205は、指示入力手段である入力装置であり、後述するアプリケーションに対して制御コマンドの命令やテキスト入力などを指示する。ポインティングデバイス206はキーボード205とともに指示入力手段である入力装置であり、後述するアプリケーションに対して制御コマンドの命令を指示する。ディスプレイ207は表示手段である出力装置であり、キーボード205やポインティングデバイス206から入力されたコマンドや、後述するアプリケーションの状態などを表示する。ネットワークI/F208は情報処理装置101,103をネットワーク(Local Area Networkやインターネットなど)に接続する。情報処理装置101,103はネットワークI/F208を用いてネットワーク上の他の装置と各種情報を送受信する。
図3は、実施形態1に係る画像形成装置104~106のハードウェア構成を説明するブロック図である。尚、ここでは画像形成装置104~106は同じ構成とし、画像形成装置104を例に説明する。
画像形成装置104は、制御部301、操作部304、認証部305、NIC(ネットワーク・インタフェースカード)306、画像読取部307、印刷部308、CPU309、RAM310、ROM311、記憶部312、ILS313を有している。制御部301は、上述の各部と接続され、この画像形成装置104全体の動作を制御している。制御部301は、装置全体の動作を制御する装置制御部302、画像データを処理する画像処理部303、ILS313を制御して色測定を行う色測定部314とを有する。
操作部304は、例えばソフトウェアキーボード、タッチパネル、その他入力装置を有し、各種の設定値の入力、及び表示をすることが可能である。CPU309は、ROM311内に記憶されたプログラムや、記憶部312からRAM310に展開されたアプリケーションを実行する。即ち、CPU309が読み取り可能な記憶媒体に格納された該プログラムを実行することにより、制御部301の各処理部として機能する。RAM310は、CPU309のメインメモリであり、ワークエリアなどとして機能する。画像読取部307は、例えばスキャナなどを含み、紙文書を読み取ることにより画像データ形式の文書画像を取得することが出来る。制御部301は、記憶部312に配置された文書画像を操作部304に提供し、操作部304に文書画像を出力する処理を実行する。また制御部301は同様に、記憶部312に記憶された文書画像を印刷部308に提供し、印刷部308は種々の形式で文書画像を出力する処理を実行する。例えば、印刷部308は、文書画像に係る画像データを記憶媒体に出力する処理を実行することが出来る。ILS313は、印刷画像を読み取ることができ、読み取った情報を色測定部314に渡す。また画像形成装置104は、NIC306を介してネットワーク107と接続し、ネットワーク107を介してデータの送受信を可能とする。NIC306を介して得られたデータは、操作部304上に表示することも可能である。
図4は、実施形態1に係るCMS100、情報処理装置101の機能構成を説明する機能ブロック図である。尚、これら機能は、各対応する装置のCPUが、各装置のRAMに展開されたプログラムを実行することにより実現される。
まず初めに、CMS100のソフトウェア構成を説明する。
CMS100は、デバイス管理部401、色検証設定管理部402、色検証処理部403、通信部404、Webページ生成部405を含む。CMS100は、クラウド上のハードウェアリソースを使用して動作するクラウドサービスであり、クライアントからのリクエストに応じて各処理部が処理を行い、クライアントへレスポンスを返却する。尚、本実施形態1では、CMS100をクラウドサービスとして説明するが、同様の処理が実行可能であれば、クライアントサーバ型のシステムにおいて、サーバ側で実現するようにしても構わない。デバイス管理部401は、色状態を管理する対象の画像形成装置の各種情報を設定及び管理する。色検証設定管理部402は、画像形成装置の色検証を行うために必要となる基準の色情報、及び後述する色検証ジョブの設定及び管理を行う。色検証処理部403は、色検証設定管理部402で管理される基準の色情報と、画像形成装置の出力結果から測定された色情報とに基づいて、当該画像形成装置の色味が正常か否かを検証する。通信部404は、情報処理装置103を介して情報処理装置101からの各種処理リクエスト及び各種処理リクエストに対するレスポンスの送受信、及び画像形成装置104~106への印刷指示の送信を実行する。Webページ生成部405は、画像形成装置の登録処理や色検証設定を行うためのWebページを生成する。また色検証処理部403で検証した画像形成装置の色状態を表示したWebページも生成する。こうして生成したWebページは、情報処理装置のWebブラウザからアクセスされる。
デバイス管理情報406は、デバイス管理部401で管理される画像形成装置の情報を格納するデータベースである。色検証設定情報407は、色検証設定管理部402で管理される色検証を行うための基準の色情報を格納するデータベースである。色検証ジョブ情報408は、色検証の対象のデバイスと、検証の基準とする色検証設定とを関連付けた色検証ジョブの設定を格納するデータベースである。色検証ジョブには、色検証処理部403において色検証を実行した結果、日時の情報も合わせて格納される。
次に情報処理装置101のソフトウェア構成を説明する。
印刷ワークフローアプリケーション409は、情報処理装置101のHDD204にインストールされ、実行時にRAM203に展開され、CPU201により実行されるプログラムモジュールである。UI部410は、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)の構築や、ユーザからの各種入力操作を受け付けて、対応する処理の実行指示を行う。印刷ジョブ管理部411は、後述する印刷ジョブ情報145にアクセスし、印刷ワークフローアプリケーション409が画像形成装置へ送信する印刷ジョブの各種情報への参照を実行する。印刷ジョブ制御部412は、印刷ワークフローアプリケーション409における印刷ジョブに対する各種機能(印刷ジョブの送信、編集、削除など)の実行を制御する。印刷処理部413は、印刷ジョブ制御部412から受信した印刷ジョブの送信指示に応じて、画像形成装置へ印刷ジョブのコンテンツデータとジョブチケットデータを送信する。デバイス管理部414は、後述するデバイス情報416にアクセスし、印刷ワークフローアプリケーション409から印刷ジョブを送信する対象となる画像形成装置の各種情報(識別名称、アドレスなど)を管理する。ジョブチケット処理部418は、印刷ジョブにジョブチケットが付与されている場合に、そのジョブチケットを解析、処理する。プロファイル管理部419は、後述するプロファイルデータにアクセスし、色検証で使用するプロファイルの情報を管理する。プロファイル比較部420は、プロファイルデータの包含関係をチェックする。印刷データ処理部421は、印刷データのコンテンツを解析し必要な情報を抽出し処理する。
印刷ジョブ情報415は、後述する印刷ジョブに関わる情報を管理するデータベースである。デバイス情報416は、印刷ワークフローアプリケーション409が印刷ジョブの送信先として管理しているデバイスの各種情報を管理するデータベースである。プロファイルデータ422は、色検証で使用するプロファイル情報を管理するデータベースである。印刷ジョブ情報415、デバイス情報416及びプロファイルデータ422は、情報処理装置101のHDD204に格納される構成だけではなく、例えば、ネットワークを介して接続された他の情報処理装置(データベースサーバなど)を格納先としても構わない。Webブラウザ417は、情報処理装置101のHDD204にインストールされて動作し、実行時にRAM203に展開され、CPU201により実行されるプログラムモジュールで、CMS100へのアクセスを行い、各種処理を実行するために使用される。
図5は、実施形態1に係る情報処理装置が、色状態を管理する対象の画像形成装置及び色検証を行うための色検証設定をCMS100に登録するときの処理を説明するフローチャートである。尚、図5において、情報処理装置101が実行する処理は、CPU201がRAM203に展開したプログラムを実行することにより達成されるが、ここでは図4の機能ブロックによる処理として説明する。
まずS501で情報処理装置101のWebブラウザ417が、CMSの設定画面にアクセスを実行する。このときオペレータから、Webブラウザ417にCMSの設定画面のURLが入力され、実行が指示されたことを受信すると、Webブラウザ417はCMS100へ、そのURLで示された設定画面の取得リクエストを送信する。
これによりS502でCMS100は、設定画面のWebページを返却する。このときCMS100の通信部404は、受信したリクエストに基づいて、Webページ生成部405からCMSの設定画面のWebページを取得して返却する。
これによりS503でWebブラウザ417が、S502で返却されたCMSの設定画面のWebページを表示する。
図6~図12は、実施形態1に係る情報処理装置で表示される設定画面例を示す図である。
図6(A)は、CMS100の設定画面の設定一覧画面の一例を示す図で、CMS100に登録されたデバイス設定が表示されている例を示している。尚、図6(A)で示す画面が、CMS100の設定画面の初期画面となる。S503では、Webブラウザに図6(A)で示した画面が表示された状態となる。
図6(A)において、デバイス600は、デバイスの設定を表示するためのメニュー項目、色検証設定601は、色検証設定を表示するためのメニュー項目、色検証ジョブ602は、色検証ジョブを表示するためのメニュー項目である。デバイスリスト603は、登録されたデバイス設定を表示するデバイスリストである。追加ボタン604は、CMS100に新たにデバイス設定を登録するためのボタンである。変更ボタン605は、登録されたデバイス設定の内容を変更するためのボタンである。削除ボタン606は、登録されているデバイス設定を削除するためのボタンである。ログイン名607は、CMS100にログインしているユーザ名を表示している。
デバイスリスト603には、後述するデバイス追加画面で設定した情報が表示される。尚、デバイスリスト603に表示されるデバイス設定は、CMS100にログインするユーザに応じて変更される。例えば、図6(B)のデバイスリスト603は、別のユーザ(ここでは「Imn456」)がログインしたときのデバイスリストを示している。このデバイスリスト603は、CMS100に登録されているデバイス設定から、ログインするユーザの権限に応じて絞り込んで表示される。例えば、図6(A)のログインユーザ名「ABC123」は〇×印刷に属するため、〇×会社のデバイス設定のみが表示されるようにし、図6(B)のログインユーザ名「Imn456」は、□□印刷に属するため、□□印刷のデバイス設定のみが表示されるようにする。
次にS504で情報処理装置101は、デバイスの登録処理が実行された旨を受信する。
図7は、図6(A)の画面で、追加ボタン604が押下されることで表示されるデバイス追加画面の一例を示している。
この追加画面は、デバイス名700、モデル701、国名702、会社名703、拠点名704、IPアドレス705、備考の入力欄706を有している。ここで、IPアドレス705は、情報処理装置101から画像形成装置へアクセスするために必要な情報となる。この画面を介して、登録対象の画像形成装置の各種情報が入力されてOKボタン707が押下されると、デバイスの登録処理の実行が指示されたことを受信してS505に進む。尚、キャンセルボタン708が押下されると、デバイスの登録処理をキャンセルして元の画面(図6(A))に戻る。
そしてS505で情報処理装置101は、図7のデバイス追加画面で設定された各種情報をCMS100へ送信する。これによりS506でCMS100は、受信したデバイス設定情報をデバイス管理情報406へ登録する。このときデバイス管理部401は、通信部404を介してS505で送信されたデバイスの設定情報を受信し、受信した情報に基づいてデバイス管理情報406へ登録する。
図23(A)は、デバイス管理情報406に格納されたデータ例を示す図である。ここでは、S504で指定された各種デバイス設定情報が格納される。尚、デバイス管理情報406には、CMS100が管理するすべてのデバイス設定(ID、デバイス名、モデル、国、会社名、拠点名、ホストアドレス、IPアドレス、備考)が格納される。尚、ホスト(Host)アドレスは、CMS100との接続を仲介するプロキシサーバ(情報処理装置103)のIPアドレスとなる。こうしてCMS100は、受信したデバイス設定情報の送信先となるプロキシサーバのIPアドレスの情報をデバイス管理情報406に併せて登録する。
次にS507で情報処理装置101は、色検証設定の登録処理が実行された旨を受信する。これは図6(A)の画面で、色検証設定601が押下されたことを検知することで受け取る。
図8は、CMS100に登録された色検証設定を表示する設定画面例を示す図で、図6(A)でメニュー項目の色検証設定601が選択されると、この図8に示す色検証設定を表示する画面が表示される。色検証設定リスト801は、登録された色検証設定を表示している。作成ボタン802は、CMS100に新たに色検証設定を作成するためのボタンである。変更ボタン803は、登録された色検証設定の内容を変更するためのボタンである。削除ボタン804は、登録された色検証設定を削除するためのボタンである。
この色検証設定の設定画面で、作成ボタン802が押下されると、図9に示す色検証設定作成画面が表示される。
図9は、色検証設定を作成する画面例を示す図である。
この画面は、色検証設定名901、基準プロファイル902、許容値903、会社名904、備考の入力欄905を含んでいる。色検証設定名901は、登録する色検証設定を一意に識別するための設定名であり任意の値を設定する。基準プロファイル902は、デバイスの色味を検証する際に使用するカラープロファイル名を指定する。許容値903は、基準プロファイル902で設定したカラープロファイルの色情報と、デバイスの出力結果から測色された色情報とを比較する際に使用される許容値を指定する。この許容値には、色差を示すΔE値が指定される。後述する色検証処理において、基準プロファイルとデバイスの測色との色差が許容値以内であれば、デバイスの色味が正常な状態であると判定される。尚、許容値903を入力しない場合は、許容値無し(検証時に色差の誤差を許容しない)となる。会社名904、備考905は、任意の値が設定される。登録する色検証設定の情報を入力してOKボタン906が押下されると、色検証設定の登録処理の実行が指示されたことを受信する。尚、キャンセルボタン907が押下されると、色検証設定の登録処理をキャンセルして元の画面(図8)に戻る。
OKボタン906が押下されるS508に進み情報処理装置101は、図9の色検証設定画面で設定された各種情報をCMS100へ送信する。
S509でCMS100は、受信した色検証設定情報を色検証設定情報407へ登録する。色検証設定管理部402は、通信部404を介してS508で送信された色検証設定情報を受信し、受信した情報に基づいて色検証設定情報407へ登録する。
図23(B)は、色検証設定情報407に格納されているデータ例を示す図である。ここではS507で指定された各種色検証設定情報が格納される。尚、色検証設定情報407には、CMS100が管理するすべての色検証設定情報(ID、色検証設定名、基準プロファイル、許容値、会社名、備考)が格納される。
次にS510に進み情報処理装置101は、色検証ジョブの作成処理が実行された旨を受信する。
図10は、CMS100に登録された色検証ジョブを表示する設定画面例をす図である。この画面は、図6(A)のメニュー項目の色検証ジョブ602が選択されることにより表示される。
色検証ジョブリスト1001は、登録された色検証ジョブを表示する。作成ボタン1002は、CMS100に新たに色検証ジョブを作成するためのボタンである。変更ボタン1003は、登録された色検証ジョブの内容を変更するためのボタンである。削除ボタン1004は、登録された色検証設定を削除するためのボタンである。測色用ジョブ送信ボタン1005は、指定した色検証ジョブの色検証時に必要となる測色用の印刷ジョブの送信を指示するボタンである。色検証実行ボタン1006は、指定した色検証ジョブを実行させるボタンである。ILS313を用いる構成では、測色用ジョブの送信後に続けて色検証処理も実施される。測色機を用いる構成では、測色用ジョブ送信ボタン1005と色検証実行ボタン1006が押下されたタイミングで、測色用ジョブと色検証がそれぞれ独立して実行される。色検証の処理フローに関しては後述する。
この色検証ジョブの設定画面で作成ボタン1002が押下されると、図11で示す色検証ジョブ作成画面が表示される。
図11は、色検証ジョブの作成画面の一例を示す図である。
この画面は、色検証ジョブ名1101、対象デバイス1102、基準色検証設定1103、実行タイミング1104、備考の入力欄1109、最新の検証結果の有効期間を設定するか否かのチェックボックス1107を有している。ここで、対象デバイス1102は、S506でCMS100に登録されたデバイス設定情報のデバイス名の中から選択して指定する形式となる。そして基準色検証設定1103は、S509でCMSに登録された色検証設定情報の色検証設定名から選択して指定する形式となる。また実行タイミング1104は、オペレータが手動でジョブを実行する「手動」と、CMS100が定期的な間隔でジョブを実行する「定期」とから選択して指定する。「定期」が指定された場合は、定期間隔1105と時刻1106が設定可能となる。定期間隔1105では、何日おきに実行するかの数値を指定し、時刻1106では、色検証ジョブを実行する時刻を指定する。尚、同日に複数回の色検証ジョブを実行する場合は、時刻1106を複数設定する。チェックボックス1107にチェックして、最新の検証結果の有効期間を設定することを有効にした場合は、有効期間1108が設定可能となる。有効期間を設定することにより、最新の色検証が実施された日時から有効期間が経過したときに、最新の色検証結果を無効にすることが可能となる。これは、あるタイミングで色検証を実行して正常な色味であると判定されたデバイスに対して、以後色検証を実施しなかった場合に、色検証結果が正常である結果が残り続けることを防ぐための設定である。前回の色検証の日時から有効期間を過ぎても新しい色検証の結果が送信されない場合には、一旦前回の色検証の結果を自動的に無効に変更する。このようにして、登録する色検証ジョブの情報を入力してOKボタン1110が押下されると、色検証ジョブの登録処理の実行が指示されたことを受信する。尚、キャンセルボタン1111が押下されると、色検証ジョブの登録処理をキャンセルして元の画面(図10)に戻る。
次にS511で情報処理装置101は、図11の色検証ジョブの作成画面で設定された色検証ジョブの各種情報をCMS100へ送信する。
そしてS512でCMS100は、受信した色検証ジョブの情報を色検証ジョブ情報408へ登録する。色検証設定管理部402は、通信部404を介してS511で送信された色検証ジョブ情報を受信し、受信した情報に基づいて色検証ジョブ情報408へ登録する。
図24は、色検証ジョブ情報408に格納されるデータ例を示す図である。ここには、S510で指定された各種色検証ジョブ情報が格納される。尚、色検証ジョブ情報408には、CMS100が管理するすべての色検証ジョブ情報(ID、色検証ジョブ名、対象デバイス、基準色検証設定、実行タイミング、定期間隔、時刻、有効期間、検証結果(最新)、検証時刻、備考)が格納される。Lab座標に関しては後述する。また、各色検証ジョブの検証結果の履歴情報は、図25(A)で示すデータ例で色検証ジョブ情報408に格納される。この例では、ID=1に、色検証ジョブ(iPC10_定期)の検証結果と検証時刻(日時)の履歴が格納されている。
以上で、実施形態1において、情報処理装置101からCMS100へのデバイスの登録、色検証設定及び色検証ジョブを登録する処理を説明した。
図13は、実施形態1に係るCMS100が、上述のようにして登録された色検証処理を実行するときの処理の流れを説明するフローチャートである。この色検証処理は、色検証を実行するために必要になる測色用ジョブの印刷処理と、印刷された用紙をILS313で測色して色検証を処理する2つの処理フローから成る。図13はこれらの処理を示したフローチャートである。ここでCMS100の処理は、図4に示すCMS100の各機能部が実施し、画像形成装置の処理は、CPU309がRAM310に展開されたプログラムを実行することで、制御部301の各機能部として機能することにより達成される。
まずS1301でCMS100は、色検証を実行する色検証ジョブ、測色用ジョブの送信指示が実行された旨を受信する。これは測色を指示する情報処理装置101のWebブラウザ417から、図10で示した色検証ジョブ画面にアクセスされ、色検証を実行する対象の色検証ジョブを選択し、測色用ジョブ送信ボタン1005がオペレータによって押下されたことをCMS100が受信する。次にCMS100の色検証処理部403は、色検証ジョブ情報408、色検証設定情報407、デバイス管理情報406へアクセスし、対象の色検証ジョブを検証するための印刷ジョブを生成し、対象のデバイス(画像形成装置)に送信する。
例えば、図24の色検証ジョブ情報408のID=C1の色検証ジョブを指定した場合、対象デバイスは「iPC10xxxxx」、基準色検証設定は「TG-JPC_3」となる。そして、図23(B)の色検証設定情報407の色検証設定名「TG-JPC_3」の基準プロファイルは「JapanColor2011」であるため、JapanColor2011の色味を検証するためのCMYK、グレーなどのカラーバーが印刷される測色用カラーパッチの印刷ジョブを生成する。そして、図23(A)のデバイス管理情報406からHostアドレス「1xx.23x.4xx」、IPアドレス「1xx.2xx.3xx」を取得し、生成した印刷ジョブを、その宛先へ送信する。こうして印刷ジョブを送信した後S1302に進み、CMS100の色検証処理部403は対象の色検証ジョブの検証モードへ移行する。
次にS1303で画像形成装置のCPU309は、受信した測色用カラーパッチの印刷ジョブの印刷を実行する。ここでは指定された測色用カラーパッチの用紙を用いて、ILS313を使用して、測色及び色検証の処理を実行する。尚、実施形態1では、CMS100から対象の画像形成装置へ測色用カラーパッチの印刷ジョブを送信したが、CMS100から直接、画像形成装置へ印刷ジョブを送信するのではなく、情報処理装置101へ測色用カラーパッチのデータ(例:PDFファイル)をダウンロードし、情報処理装置101からプリンタドライバなどを用いて画像形成装置へ印刷する方法をとっても構わない。
図12(A)、図12(B)は、実施形態1に係る色検証ジョブの検証実行画面の一例を示す図である。
この画面は、実行中の色検証ジョブ情報1201、測色した情報を表示する測色情報1202、色検証結果を表示する結果情報1203を含んでいる。色検証ジョブ情報1201は、実行中の色検証ジョブの各種情報(色検証ジョブ名、対象デバイス、基準プロファイルなど)を、色検証ジョブ情報408、色検証設定情報407、デバイス管理情報406から取得して表示する。測色情報1202は、実行中の色検証ジョブの検証項目詳細とそれぞれの基準値、そして後述する測色用カラーパッチから測色された値を表示する。結果情報1203は、色検証のステータス及び結果を表示する。
S1304で、測色実行前なので、図12(A)で示した検証実行画面の状態となる。尚、閉じるボタン1204を押下することにより、元の画面(図10)に戻ることができるが、色検証中に閉じるボタン1204が押下された場合は、色検証処理をキャンセルするようにしても構わない。
次にS1304に進みCPU309は、測色用カラーパッチの印刷物をILS313で測色することで、色測定部314が測色した色情報を、NIC306を介してCMS100へ送信する。
次にS1305でCMS100は、情報処理装置102から測色された色情報を受信したかどうか判定する。ここで色検証処理部403が、測色された色情報を正常に受信したと判定した場合はS1306へ進み、色情報を受信していない、もしくは受信した色情報に欠損があると判定した場合はS1307へ進む。S1306でCMS100は、色検証処理部403が受信した色情報が基準値を満たしているか否かを判定する。ここで色検証処理部403は、受信した色情報の値と基準値の値を比較し、許容値内に収まっている場合は基準値を満たしていると判定してS1308へ進む。一方、色検証処理部403は、受信した色情報の値と基準値の値を比較し、図23(B)に示す許容値内に収まっていない場合は基準値を満たしていないと判定してS1309へ進む。S1307で色検証処理部403は、色検証結果を検証失敗と判断する。ここで言う検証失敗は、対象の画像形成装置の色味が正常ではないという意味ではなく、色の検証処理自体が通信状況やILS313の読み取りミスなどにより正常に行われなかったことを意味する。そのため、検証失敗時は、測色の再試行へ移行するようにしても構わない。S1308で色検証処理部403は、色検証結果を検証OKと判定してS1310に進む。検証OKは、対象の画像形成装置の色味が、基準プロファイルで定義される色味を正しく再現できる状態であることを意味する。一方、S1309で色検証処理部403は、色検証結果を検証NG(不良)と判定してS1310に進む。検証NGは、対象の画像形成装置の色味が、基準プロファイルで定義される色味を正しく再現できていない状態であることを意味する。
図12(B)は、色検証実行後の検証実行画面の例を示している。測定情報1205の各項目の測定値の欄に、測色された色情報の値が表示され、結果情報1206に色検証結果が表示された状態となる。
そしてS1310で色検証処理部403は、S1307,S1308,S1309のいずれかで判定した色検証結果に基づいて、色検証ジョブ情報408へアクセスし、対象の色検証ジョブの検証結果の情報を更新する。色検証処理部403は、前述した色検証ジョブ情報408の対象の色検証ジョブの、「検証結果(最新)」、「検証時刻(最新)」へ検証結果と時刻(日時)を登録する。また対象の色検証ジョブの、前述した色検証ジョブ情報408の検証結果の履歴情報の「検証結果」、「検証時刻」にも検証結果と時刻(日時)を登録する。
図14は、実施形態1に係る情報処理装置101が印刷ワークフローアプリケーション409を実行して行う印刷ジョブリスト表示の更新処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理はCPU201がRAM203に展開した印刷ワークフローアプリケーションを実行することで達成される。尚。ここではCPU201が図4に示す印刷ワークフローアプリケーション409の各機能部として動作する例で説明する。
S1401でデバイス管理部414が、デバイス情報416に登録されたデバイスの色検証結果及び使用した色検証用のプロファイルの情報を取得する要求をCMS100へ送信する。
図15は、実施形態1に係る印刷ワークフローアプリケーション409が表示する印刷ジョブ管理画面の一例を示す図である。
オペレータから印刷ワークフローアプリケーション409の実行が指示されると、RAM203にプログラムが展開され、UI部410はディスプレイ207に印刷ジョブ管理画面を表示する。
印刷ジョブリスト1501は、印刷ワークフローアプリケーション409で管理している印刷ジョブの一覧を表示している。印刷ワークフローアプリケーション409は、印刷ジョブ情報415に格納される印刷ジョブの情報を、印刷ジョブ管理部411を介してアクセスし、印刷ジョブリスト1501に印刷対象となる印刷ジョブを表示する。印刷ボタン1502は、印刷ジョブリスト1501で選択された印刷ジョブの印刷指示を行うボタン、削除ボタン1503は、印刷ジョブリスト1501で選択された印刷ジョブを削除するボタンである。オペレータは、印刷ジョブリスト1501に表示された印刷ジョブをポインティングデバイス206等で選択し、印刷ボタン1502を押下することで、その印刷ジョブに対して印刷指示を行うことができる。
デバイス一覧1504は、印刷ワークフローアプリケーション409が出力先として管理している画像形成装置の一覧を表示している。デバイス一覧1504には、当該デバイスとの通信状態や色検証状態が表示される。印刷ワークフローアプリケーション409は、デバイス管理部414を介してデバイス情報416の情報を取得し、デバイス一覧1504に表示する。更新ボタン1505は、デバイスの通信状態と色検証状態を最新に更新するためのボタンである。デバイスの通信状態と色検証状態は定期間隔で更新を実行するが、更新ボタン1505が押下されることで任意のタイミングで更新することも可能とする。
図25(B)は、デバイス管理部414が管理しているデバイス情報416の情報を示している。デバイス情報には、接続する画像形成装置を示す情報が格納され、デバイスID、デバイス名、IPアドレス、検証結果(最新)、プロファイル、速度、カラーなどのデータが格納される。S1401では、このデバイス情報に格納されるIPアドレスの情報をキーにして、CMS100へ色検証結果の情報を取得する要求を送信する。尚、図25(B)では、デバイス「iPC9xxxx」の検証結果がNGとなっており、これに対応して図15のデバイス一覧1504では、対応するデバイスの検証結果がNGとなっている。
図26(B)は、プロファイル管理部419が管理しているプロファイルデータ422の情報を示している。プロファイルデータには、色検証に使用するプロファイル情報が格納され、プロファイル名とそのLab座標情報が格納される。Lab座標情報に関しては後述する。
次にS1402でCMS100の色検証処理部403は、指定されたデバイスの最新の色検証結果、及び使用した色検証用のプロファイルの情報を情報処理装置101に返却する。このときCMS100の色検証処理部403は、通信部404を介して、印刷ワークフローアプリケーション409のデバイス管理部414が送信したデバイスのIPアドレスと、情報処理装置103のプロキシサーバのIPアドレス(Hostアドレス)をキーに、デバイス管理情報406からデバイスを特定する。そして、そのデバイスに関連付けられた色検証ジョブ情報408から、最新の色検証結果及び、使用した色検証用のプロファイルの情報を返却する。例えば、図25(B)のデバイス情報416のデバイスID「D-01」のデバイスであれば、図23(A)のIPアドレス「1xx.2xx.3xx」と情報処理装置103のIPアドレス(Hostアドレス「1xx.23x.4xx」をキーに、デバイス管理情報406から適合するデバイス(ID「A1」、デバイス名「iPC10xxxxx」)を特定する。そして、そのデバイスに関連付けられた色検証ジョブ情報を色検証ジョブ情報408から探索し、図24のID=「C1」、色検証ジョブ名「iPC10_定期」を特定する。そして、その特定した色検証ジョブの最新の色検証結果の情報(検証結果(最新)「OK」)、及び使用した色検証用のプロファイル名(JapanColor2011)と、そのLab座標情報を返却する。
ここでプロファイルのLab座標情報について説明する。
図21は、色検証用のプロファイルをLab色空間に投影した図である。図21はLab色空間を表していて、明度を意味するLと、補色次元のa及びbからなる。
Lab色空間は人間の視覚を近似するように設計されている。各L値におけるa,bの座標がプロットされている。図21では、L=25,50,75,90の例が示されている。プロファイル情報は、図21の様に多角形2101~2104を示していて、各頂点の座標を保存している。ここで使用する色空間としてLab色空間を選択しているが、XYZ色空間等他の色空間としても構わない。
次に、S1403でデバイス管理部414は、返却された色検証結果及び使用した色検証用のプロファイルの情報に基づいて、デバイス情報416の検証結果(最新)の値及びプロファイルデータ422のプロファイル及び座標データを更新する。またUI部410は、デバイス情報416の更新に合わせて、図15のデバイス一覧1504の色検証の表示及び後述する印刷ジョブリスト1501の表示を更新する。尚、これらS1401,S1402,S1403の処理は、印刷ワークフローアプリケーション409が定期間隔で実行するが、前述したように、更新ボタン1505の押下に応じて任意のタイミングでも実行される。
S1404で印刷ジョブ管理部411は、印刷ジョブリスト1501のジョブ数分以下の処理を繰り返す。S1405で印刷ジョブ管理部411は、処理する印刷ジョブの情報を印刷ジョブ情報415から取得する。図26(A)は、印刷ジョブ情報415を示している。印刷ジョブ情報には、オーダID、ジョブID、ジョブ名、部数、片面/両面、カラー、用紙、コンテンツ名、出力先などのデータが格納される。
次にS1406では印刷ジョブ管理部411は、S1405で取得した、印刷ジョブの出力先の色検証結果がOKか否かを判定する。例えば、印刷指示されている印刷ジョブがジョブID「Job0001」である場合、出力先は「iPC9xxxx」であり、デバイス情報416(図25(B))からiPC9xxxxの検証結果(最新)の情報を取得する。ここで取得した検証結果(最新)の情報がOKである場合はS1409へ進み、NGである場合はS1407へ進む。尚、OK、NGではなく色検証が実行されていない状態を示す「無効」、又は色検証が失敗している状態を示す「失敗」の場合もS1407へ進む。
S1407でUI部410は、印刷ジョブが送信できない旨を示したメッセージ画面を表示する。このメッセージ画面では、出力先のデバイスが色を正常に出力できない状態になっているため、印刷できない旨の警告メッセージが表示される。そしてS1408に進み、その印刷ジョブをキャンセルして、この処理を終了する。
以上の処理を実行することで、印刷ジョブの出力先デバイスの色検証状態に応じて、印刷ジョブの送信を制御することが可能となる。デバイスの色検証状態が正確な色味を再現できない状態である場合は、当該デバイスへの印刷ジョブの送信を止めることが可能となり、印刷不良の発生を事前に防ぐことが可能となる。
次に、本実施形態の特徴であるジョブチケットに色検証のためのプロファイルが設定された場合の処理に関して説明する。
図16に示すように、ジョブチケットに色検証のためのプロファイルを指定することができる。
例えば、図16(A)の様に、標準化されている基準色を指定することもできるし、図16(B)のように、it8ファイル等のカスタマイズしたプロファイルを指定することもできる。図16(C)は、図16(B)で指定されたit8ファイルのサンプルである。
図17は、実施形態1に係る情報処理装置101において、ジョブチケットに色検証のためのプロファイルが設定された場合の処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、情報処理装置101のCPU201がRAM203に展開した印刷ワークフローアプリケーション40を実行し、図4に示す各機能部として機能することにより達成される。
まずS1701で情報処理装置101のジョブチケット処理部418は、ジョブチケットに色検証用のプロファイルが設定されているかを判定する。これは例えば図16(A)では、特定の、例えば「color info」要素が設定されているか否かで判定することができる。ここで色検証用のプロファイルが設定されている場合はS1702に進み、設定されていない場合はS1704に進む。S1702では後述するジョブの色情報とデバイス毎に行う色検証プロファイルとの比較を実施してS1703に進む。S1703でCPU201は、ジョブの色情報が、デバイス毎に行う色検証用のプロファイルの範囲に含まれているかを判定する。ここで色検証用のプロファイルが、デバイス毎に行う色検証用のプロファイルの範囲に含まれている例と、含まれていない例を図22に示す。
図22は、色検証用のプロファイルがデバイスの色検証用のプロファイルの範囲に含まれている場合とそうでない場合の例を示す図である。
参照番号2201は、デバイス毎に行う色検証用のプロファイルの範囲を示し、参照番号2202がジョブチケットに含まれる色検証のためのプロファイルの色範囲を示している。ここで、ジョブチケットに含まれる色検証のためのプロファイルの色範囲2202が、デバイス毎に行う色検証用のプロファイルの範囲2201の内部にある場合が色範囲に含まれる状態である。一方、ジョブチケットに含まれる色検証のためのプロファイルの色範囲2204の様に、一部でもデバイス毎に行う色検証用のプロファイルの範囲2201の外部にある場合は色範囲に含まれない状態となる。
こうしてS1703で、ジョブの色情報が、デバイス毎に行う色検証用のプロファイルの範囲に含まれていればジョブ毎の色検証を行うことなくS1704に進む。一方、ジョブの色情報が、デバイス毎に行う色検証用のプロファイルの範囲に含まれていなければS1705に進む。S1704では印刷処理部413が印刷ジョブを送信して、この処理を終了する。S1705では後述するジョブ毎の色検証を実施する。こうしてS1705でジョブチケットに設定されたプロファイルにより色検証を実施するとS1706に進み印刷ジョブ制御部412は、色検証結果を判定して、結果がNGかどうか判定する。ここで検証結果がNGであればS1707に進み、印刷ジョブ制御部412が印刷ジョブの送信をキャンセルして、この処理を終了する。一方、検証結果がNGでない場合はS1704に進み、印刷処理部413が通信部404を介して印刷ジョブを送信してこの処理を終了する。
図18は、図17のS1702のジョブの色情報と、デバイス毎に行う色検証プロファイルとの比較処理を説明するフローチャートである。
まずS1801でジョブチケット処理部418は、ジョブの色検証用のプロファイル情報の解析をCMS100に要求する。これによりS1802でCMS100の色検証処理部403は、プロファイルのLab座標リストを抽出して図25(C)に示したプロファイル情報の座標データと同様の形式で返却する。
これによりS1803でプロファイル管理部419は、CMS100から返却された色情報に基づいて、プロファイルデータ422のジョブのプロファイルデータを更新する。プロファイルデータ422に保存されたジョブのプロファイルデータ例を26(B)に示す。図26(B)では、ジョブIDと、そのジョブに紐づくプロファイル及びそのLab座標リストの情報が格納されている。
次にS1804に進みプロファイル比較部420は、プロファイルデータ422からジョブの色情報、つまりプロファイルのLab座標リストと、対象デバイスの色検証プロファイルのLab座標リストを取得する。そして、ジョブのプロファイルのLab座標リストの全座標が、対象デバイスの色検証プロファイルのLab座標リストが形成する多角形の内部に含まれるか否かチェックする。このチェックには、例えば、Crossing Number AlgorithmやWinding Number Algorithm等を用いて行うことが一般的に知られている。
以上がS1702における、ジョブの色情報とデバイス毎に行う色検証プロファイルとの比較の説明となる。
次に図17のS1705における、ジョブ毎の色検証を実施する処理を図19のフローチャートを参照して説明する。
図19は、図17のS1705で実行されるジョブ毎の色検証を説明するフローチャートである。
S1901では、情報処理装置101がMIS(不図示)からジョブチケットに色検証用のプロファイルが指定されたジョブに対する印刷命令を受信する。これは、前述の図15に示すように、受信したジョブが表示されて、ユーザは、所望のジョブを選択して印刷ボタン1502を押下した状態である。次にS1902に進みジョブチケット処理部418は、そのジョブのジョブチケットから取り出した色検証用のプロファイルをCMS100に送信する。
これによりS1903でCMS100の色検証処理部403は、受信した色検証用のプロファイルを基に測色用カラーパッチを作成する。そしてS1904で色検証処理部403は、S1903で作成した測色用カラーパッチを用いて色検証用のテストデータ(例:PDFファイル)を作成する。そしてS1905に進みCMS100の色検証処理部403は、通信部404を介して画像形成装置に、その作成した色検証用のテストデータを送信する。
これによりS1906で画像形成装置の画像処理部303は、受信した色検証用のテストデータの印刷を実行する。そしてS1907では色測定部314は、ILS313により、S1906で印刷された画像を測色して、その色情報をCMS100に送信する。
これによりS1908でCMS100の色検証処理部403が、画像形成装置から送信された測色された色情報を受信したか否かを判定する。色検証処理部403が測色された色情報を正常に受信したと判定した場合はS1909に進み、色情報を受信していない、もしくは受信した色情報に欠損があると判定した場合はS1910へ進む。
S1909でCMS100の色検証処理部403は、受信した色情報が基準値を満たしているか否かを判定する。このとき色検証処理部403は、受信した色情報の値と基準値の値を比較し、許容値内に収まっている場合は、基準値を満たしていると判定してS1911へ進む。一方、色検証処理部403は、受信した色情報の値と基準値の値を比較し、許容値内に収まっていない場合は基準値を満たしていないと判定してS1912へ進む。S1911で色検証処理部403は、色検証結果をOKと判定してS1913に進む。検証OKは、対象の画像形成装置の色味が、基準プロファイルで定義される色味を正しく再現できる状態であることを意味している。一方、S1912で色検証処理部403は、色検証結果をNGと判定してS1913に進む。検証NGは、対象の画像形成装置の色味が、基準プロファイルで定義される色味を正しく再現できていない状態であることを意味している。
またS1910で色検証処理部403は、色検証結果を検証失敗と判定してS1913に進む。ここで言う検証失敗は、対象の画像形成装置の色味が正常ではないという意味ではなく、色の検証処理自体が通信状況やILSの読み取りミスなどにより正常に行われなかったことを意味する。そのため、検証失敗時は、測色の再試行へ移行するようにしても構わない。
S1913で色検証処理部403は、S1910,S1911,S1912のいずれかで判定した色検証結果に基づいて、色検証ジョブ情報408へアクセスし、対象の色検証ジョブの検証結果の情報を更新するとともに、その検証結果を情報処理装置101に送信する。色検証処理部403は、前述した色検証ジョブ情報408の対象の色検証ジョブの、「検証結果(最新)」、「検証時刻(最新)」へ検証結果と時刻(日時)を登録する。また、対象の色検証ジョブの、前述した色検証ジョブ情報408の検証結果の履歴情報の「検証結果」、「検証時刻」にも、検証結果と時刻(日時)を登録する。そして、その検証結果を情報処理装置101に送付する。
こうしてS1914で情報処理装置101の印刷ジョブ制御部412は、CMS100から受信した検証結果を基にジョブの印刷可否を判定する。
図12(B)は、色検証実行後の検証実行画面の例を示している。測定情報1205の各項目の測定値に測色された色情報の値が表示され、結果情報1206に色検証結果が表示された状態となる。以上が、S1705のジョブ毎の色検証を実施するフローチャートの説明となる。
尚、実施形態1では、情報処理装置は、色検証のためのプロファイルが設定されたジョブを受け取るとCMS(サーバ)に、そのプロファイルの解析を要求し、更に、CMSに色検証の実施を依頼している。しかし、情報処理装置が、色検証を実行して、デバイス毎のプロファイルを管理することで、情報処理装置だけで前述の図17のフローチャートで示す処理を完結できるようにしても良い。
以上説明したように実施形態1によれば、顧客がジョブチケットに色検証のためのプロファイルを設定した場合は、ジョブ毎に設定されたプロファイルを基に色検証を行うことで顧客が求める色検証を実施することができる。
[実施形態2]
本発明の実施形態2に関して説明する。尚、前述の実施形態1と同一の構成に関しては説明を省略する。実施形態2では、ジョブチケットに色検証のためのプロファイルが指定された場合でも、検証のためのプロファイルが前ジョブと同じ場合は検証をスキップする処理に関して説明する。
図20は、本発明の実施形態2に係る情報処理装置101において、ジョブチケットに色検証のためのプロファイルが設定されたの処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、情報処理装置101のCPU201がRAM203に展開した印刷ワークフローアプリケーション40を実行し、図4に示す各機能部として機能することにより達成される。尚、図20において、前述の実施形態1の図17と共通する処理は同じ参照番号を付して、それらの説明を省略する。
S2001で情報処理装置101のジョブチケット処理部418は、前のジョブと同じ色検証用のプロファイルが設定されているかを判定する。ここで同じプロファイルが設定されていると判定するとS1704に進み、設定されていないと判定するとS1705に進む。尚、S2001の判定は、前のジョブの色検証用のプロファイルの範囲に含まれるかを判定しても良い。
ここで色検証用のプロファイルが前のジョブの色検証用のプロファイルの範囲に含まれている例を前述の図22を参照して説明する。
この図22の2201が前のジョブの色検証用のプロファイルの範囲を示していて、2202がジョブチケットに含まれる色検証のためのプロファイルの色範囲を示している。色範囲2202が、プロファイルの範囲2201の内部にある場合が色範囲に含まれる状態である。
以上説明したように実施形態2によれば、不要なジョブ毎の色検証をスキップして、生産の効率化が図れる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
100…カラーマネージメントシステム(CMS)、102,103…情報処理装置、104~106…画像形成装置、303…画像処理部、314…色測定部、401…デバイス管理部、403…色検証処理部、410…UI部、411…印刷ジョブ管理部、412…印刷ジョブ制御部、413…印刷処理部、414…デバイス管理部、421…印刷データ処理部、415…印刷ジョブ情報、416…デバイス情報、422…プロファイルデータ

Claims (15)

  1. 1或いは複数の画像形成装置と、前記1或いは複数の画像形成装置の色調整の状態を管理するサーバと、画像形成装置に印刷ジョブを送信して印刷を指示する情報処理装置とを有する印刷システムであって、
    前記情報処理装置は、
    印刷ジョブに色検証用のプロファイルが設定されているかどうか判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段が前記色検証用のプロファイルが設定されていると判定すると、前記色検証用のプロファイルの解析を前記サーバに要求する要求手段と、
    前記要求に対する前記サーバからの前記プロファイルの情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信したプロファイルの情報が、対象の画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれるかどうか判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段が、前記受信したプロファイルの情報が前記対象の画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれると判定すると前記印刷ジョブを前記対象の画像形成装置に送信し、
    前記第2判定手段が、前記受信したプロファイルの情報が前記対象の画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれないと判定すると、前記印刷ジョブの色検証用のプロファイルに基づく色検証を前記サーバに指示し、前記サーバによる前記色検証の結果に基づいて前記印刷ジョブを前記対象の画像形成装置に送信するかどうか制御する制御手段と、を有し、
    前記サーバは、
    前記要求に応じて、前記色検証用のプロファイルの情報を前記情報処理装置に返却し、前記色検証の指示に応じて、前記色検証用のプロファイルに基づくテストデータを前記対象の画像形成装置に印刷させて測色させた測色情報を受信し、当該測色情報に基づいて、前記色検証の結果を前記情報処理装置に送信し、
    前記対象の画像形成装置は、前記テストデータに基づいて印刷した画像の前記測色情報を前記サーバに送信することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記第1判定手段は、前記印刷ジョブに特定の要素が含まれるかどうかで前記色検証用のプロファイルが設定されているかどうか判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記第2判定手段は、前記受信したプロファイルの座標情報が示す色範囲が、前記対象の画像形成装置の色検証用のプロファイルの座標情報が示す色範囲に含まれるかどうかで判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  4. 前記座標情報は、Lab色空間でL値に対するa,bの座標情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。
  5. 前記画像形成装置は、
    前記テストデータに基づいてカラーパッチを印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段により印刷されたカラーパッチを測色して前記測色情報を取得する測色手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷システム。
  6. 前記サーバは、前記測色情報と基準値との差が、前記プロファイルに対応して設定されている許容値内に収まっている場合は、前記色検証の結果がOKと判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の印刷システム。
  7. 前記情報処理装置は、定期的に、或いはオペレータの指示に応じて、前記1或いは複数の画像形成装置の色検証の結果、及び使用した色検証用のプロファイルを含む色検証に関する情報を前記サーバに要求し、前記サーバから返却される前記色検証に関する情報に基づいて、前記1或いは複数の画像形成装置の色検証結果及び使用した色検証用のプロファイルを更新して記憶することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の印刷システム。
  8. 1或いは複数の画像形成装置と、前記1或いは複数の画像形成装置の色調整の状態を管理するサーバと、画像形成装置に印刷ジョブを送信して印刷を指示する情報処理装置とを有する印刷システムであって、
    前記情報処理装置は、
    印刷ジョブに色検証用のプロファイルが設定されているかどうか判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段が前記色検証用のプロファイルが設定されていると判定すると、前記印刷ジョブに設定されている色検証用のプロファイルが、前の印刷ジョブの色検証用のプロファイルと同じかどうか判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段が、前記前の印刷ジョブの色検証用のプロファイルと同じと判定すると前記印刷ジョブを対象の画像形成装置に送信し、
    前記第2判定手段が、前記前の印刷ジョブの色検証用のプロファイルと同じでない判定すると、前記印刷ジョブの色検証用のプロファイルに基づく色検証を前記サーバに指示し、前記サーバによる前記色検証の結果に基づいて前記印刷ジョブを前記対象の画像形成装置に送信するかどうか制御する制御手段と、を有し、
    前記サーバは、
    前記色検証の指示に応じて、前記色検証用のプロファイルに基づくテストデータを前記対象の画像形成装置に印刷させて測色させた測色情報を受信し、当該測色情報に基づいて、前記色検証の結果を前記情報処理装置に送信し、
    前記対象の画像形成装置は、前記テストデータに基づいて印刷した画像の前記測色情報を前記サーバに送信することを特徴とする印刷システム。
  9. 画像形成装置に印刷ジョブを送信して印刷を指示する情報処理装置であって、
    前記印刷ジョブに色検証用のプロファイルが設定されていると、前記色検証用のプロファイルを解析して、当該プロファイルの情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得したプロファイルの情報が、前記画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれるかどうか判定する判定手段と、
    前記判定手段が、前記取得したプロファイルの情報が、前記画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれると判定すると前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信し、
    前記判定手段が、前記取得したプロファイルの情報が、前記画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれないと判定すると、前記印刷ジョブの色検証用のプロファイルに基づく色検証を前記画像形成装置に指示し、前記画像形成装置による前記色検証の結果に基づいて前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信するかどうか制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  10. 前記判定手段は、前記取得したプロファイルの座標情報が示す色範囲が、前記画像形成装置の色検証用のプロファイルの座標情報が示す色範囲に含まれるかどうかで判定することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記座標情報は、Lab色空間でL値に対するa,bの座標情報を含むことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記印刷ジョブに設定されている色検証用のプロファイルが、前の印刷ジョブの色検証用のプロファイルと同じかどうか判定する手段を、更に有し、
    前記印刷ジョブに設定されている色検証用のプロファイルが、前記前の印刷ジョブの色検証用のプロファイルと同じである場合、前記制御手段は、前記判定手段による判定を行うことなく前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信するよう制御することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  13. 前記画像形成装置の色検証の結果と、前記色検証で使用したプロファイルを記憶する記憶手段と、
    定期的に、或いはオペレータの指示に応じて、前記記憶手段の色検証の結果、及び当該色検証で使用したプロファイルを更新する更新手段と、を更に有することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 画像形成装置に印刷ジョブを送信して印刷を指示する情報処理装置を制御する制御方法であって、
    前記印刷ジョブに色検証用のプロファイルが設定されていると、前記色検証用のプロファイルを解析して、当該プロファイルの情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得したプロファイルの情報が、前記画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれるかどうか判定する判定工程と、
    前記判定工程が、前記取得したプロファイルの情報が、前記画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれると判定すると前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信し、
    前記判定工程が、前記取得したプロファイルの情報が、前記画像形成装置の色検証用のプロファイルに含まれないと判定すると、前記印刷ジョブの色検証用のプロファイルに基づく色検証を前記画像形成装置に指示し、前記画像形成装置による前記色検証の結果に基づいて前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信するかどうか制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  15. コンピュータに、請求項14に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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