JP2023146153A - 電子機器のケーブル固定構造 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、結束バンドを使用してケーブルを固定する電子機器のケーブル固定構造に関する。
電話機の主装置等を構成する筐体内には、多数のケーブルが配線されている。通常、これらの複数のケーブルは、基板等の邪魔にならないような箇所に結束バンド等で束ねて配置される。このようにケーブルを結束バンドのみで束ねる場合もあるが、特許文献1のようにコード固定用具と複数のケーブルとを結束バンドで束ね、コード固定用具を筐体に固定することでケーブルを筐体対して固定するものや、特許文献2のように筐体にケーブルと結束バンドとを固定する構造を形成してケーブルを予め定めた位置に取り付けるものもある。
特許文献1や特許文献2に記載されているケーブル固定構造においては、ケーブルの配線工事を行うときに工事作業者が決まった位置にケーブルを位置決めし、結束バンドで固定するだけで配線作業を完了させることができるため、配線作業の作業性が良い。
しかしながら、ケーブルを取り付けた後に配線ミスに気付いたり、接続機器が増設されて新たにケーブルを追加する場合のように、結束したケーブルを一度ばらして再度結束し直すことが必要になる場合が多々ある。このような場合、再使用可能な結束バンド、すなわち、一度締めても緩めることが可能な結束バンドを使用すれば良い。しかし、このようなタイプの結束バンドは、緩めることができない一般的な結束バンドに較べると約3倍程度のコスト高になるために、使用することが難しい。そのため、多くの場合、固定してしまった結束バンドは切断して新たな結束バンドでケーブルを束ねることが多い。
このような切断作業において、工事作業者はニッパーを使用することが多いが、ニッパーの刃先でケーブルを傷付けてしまうという課題があった。ここでいう「傷付ける」というのは、ケーブルの切断やケーブル損傷には至らないが、ケーブルを覆うチューブを損傷させてしまうことを含む。このような傷はケーブルの機能的には全く問題ないが、客先に設置してある装置のケーブルの外観を傷付けてしまうことは許されない。そのため、工事作業者はケーブルを傷付けないように気を使って慎重に切断するため作業性が非常に悪いという課題があった。
このような切断作業において、工事作業者はニッパーを使用することが多いが、ニッパーの刃先でケーブルを傷付けてしまうという課題があった。ここでいう「傷付ける」というのは、ケーブルの切断やケーブル損傷には至らないが、ケーブルを覆うチューブを損傷させてしまうことを含む。このような傷はケーブルの機能的には全く問題ないが、客先に設置してある装置のケーブルの外観を傷付けてしまうことは許されない。そのため、工事作業者はケーブルを傷付けないように気を使って慎重に切断するため作業性が非常に悪いという課題があった。
本発明の目的は、ケーブルの再結束作業時にケーブルの切断を防止できる電子機器のケーブル固定構造を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明に係る電子機器のケーブル固定構造は、電子機器の筐体を構成する筐体部品に立設され、ケーブルが延びる方向に所定の間隔をおいて互いに離間する一対の第1壁部と、前記第1壁部の先端部にケーブルを載置可能に形成されたケーブル載置部と、前記第1壁部に前記ケーブル載置部より前記筐体部品とは反対側に延びるように立設され、前記ケーブルが延びる方向とは直交する方向に所定の間隔をおいて並ぶ一対の第2壁部とを備え、前記一対の第1壁部どうしの間には、結束バンドを通すことが可能な幅の空間が形成されているものである。
本発明は、前記電子機器のケーブル固定構造において、前記ケーブル載置部は、前記一対の第1壁部どうしの間に架け渡され、前記ケーブル載置部の前記ケーブルが載せられる載置面は、前記ケーブルが延びる方向の中央部が両端より前記筐体部品とは反対側に突出する凸曲面によって形成され、前記載置面の曲率半径は、前記ケーブルの許容屈曲半径以上であってもよい。
本発明は、前記電子機器のケーブル固定構造において、前記ケーブル載置部は、前記第2壁部を挟むように第1壁部の両側に設けられていてもよい。
本発明に係るケーブル固定構造においては、ケーブル載置部に載せられたケーブルと一対の第2壁部とを結束バンドで束ねるようにしてケーブルを第2壁部に固定することができる。そして、例えばケーブルを追加する場合は、一対の第2壁部どうしの間にニッパーを挿入して結束バンドを切断する。このときケーブルとニッパーとの間には一対の第2壁部のうちの一方の第2壁部が位置しているから、ケーブルがニッパーによって傷付けられることはない。
したがって、本発明によれば、ケーブルの再結束作業時にケーブルの切断を防止できるケーブル固定構造を提供することができる。
したがって、本発明によれば、ケーブルの再結束作業時にケーブルの切断を防止できるケーブル固定構造を提供することができる。
以下、本発明に係る電子機器のケーブル固定構造の一実施の形態を図1~図18を参照して詳細に説明する。
図1に示す電子機器1は、筐体2の内部に各種の電子部品(図示せず)を収容して構成されている。筐体2は、図1において下側に位置する箱状のロアケース3と、ロアケース3の開口部分を塞ぐアッパーケース4とを備えている。
ロアケース3は、本発明でいう「筐体部品」を構成するもので、ケーブル5~7が結束バンド8によって固定される第1のケーブル固定構造11および第2のケーブル固定構造12を備えている。
図1に示す電子機器1は、筐体2の内部に各種の電子部品(図示せず)を収容して構成されている。筐体2は、図1において下側に位置する箱状のロアケース3と、ロアケース3の開口部分を塞ぐアッパーケース4とを備えている。
ロアケース3は、本発明でいう「筐体部品」を構成するもので、ケーブル5~7が結束バンド8によって固定される第1のケーブル固定構造11および第2のケーブル固定構造12を備えている。
(第1のケーブル固定構造の説明)
第1のケーブル固定構造11は、ロアケース3に一体に形成された第1のケーブル支持体13と、第1のケーブル支持体13にケーブル5を固定するための結束バンド8とによって構成されている。
第2のケーブル固定構造12は、ロアケース3に一体に形成された第2のケーブル支持体14と、第2のケーブル支持体14にケーブル6,7を固定するための結束バンド8とによって構成されている。以下において第1および第2のケーブル固定構造11,12を説明するにあたって方向を示す場合は、ケーブル5~7が延びる方向を便宜上、固定構造の前後方向といい、ケーブル5~7が延びる方向とは直交する方向であってかつロアケース3の壁面3aが延びる方向と平行な方向を便宜上、固定構造の左右方向という。
第1のケーブル固定構造11は、ロアケース3に一体に形成された第1のケーブル支持体13と、第1のケーブル支持体13にケーブル5を固定するための結束バンド8とによって構成されている。
第2のケーブル固定構造12は、ロアケース3に一体に形成された第2のケーブル支持体14と、第2のケーブル支持体14にケーブル6,7を固定するための結束バンド8とによって構成されている。以下において第1および第2のケーブル固定構造11,12を説明するにあたって方向を示す場合は、ケーブル5~7が延びる方向を便宜上、固定構造の前後方向といい、ケーブル5~7が延びる方向とは直交する方向であってかつロアケース3の壁面3aが延びる方向と平行な方向を便宜上、固定構造の左右方向という。
第1および第2のケーブル固定構造11,12のうち、図1において左上側に描かれている第1のケーブル固定構造11に用いる第1のケーブル支持体13は、図2に示すように、ロアケース3に立設された一対の第1壁部15,15を有している。これらの第1壁部15は、それぞれ板状に形成されており、ロアケース3から離間する方向と、固定構造の左右方向とに延びている。また、一方の第1壁部15と他方の第1壁部15は、固定構造の前後方向に所定の間隔をおいて互いに離間している。この所定の間隔とは、結束バンド8を通すことが可能な間隔である。すなわち、一対の第1壁部15どうしの間には、結束バンド8を通すことが可能な幅の空間S1が形成されている。
一対の第1壁部15どうしの間には、図5および図6に示すように補強壁16が架け渡される状態で設けられている。図6の破断位置は、図5中にVI-VI線によって示す位置である。一方の第1壁部15と他方の第1壁部15は、補強壁16を介して互いに接続されている。補強壁16は、ロアケース3から突出する高さが第1壁部15より低くなるように形成されている。
図2に示すように、第1壁部15の先端部には、ケーブル5を載置可能な平坦面からなるケーブル載置部17と、ケーブル載置部17よりロアケース3とは反対側に延びるように突設された一対の第2壁部18とが形成されている。ケーブル載置部17は、固定構造の左右方向における、第1壁部15の一側部に形成されている。第2壁部18は、固定構造の左右方向における第1壁部15の他側部に、前後方向へ延びる板状に形成されている。一対の第2壁部18は、固定構造の左右方向に所定の間隔だけ離間する状態で並んでいる。このため、一対の第2壁部18どうしの間には空間S2が形成されている。
図3に示すように、これらの第2壁部18と上述した補強壁16との間には、第1のケーブル固定構造11を固定構造の左右方向に貫通する貫通孔19が形成されている。
図3に示すように、これらの第2壁部18と上述した補強壁16との間には、第1のケーブル固定構造11を固定構造の左右方向に貫通する貫通孔19が形成されている。
図4に示すように、第1壁部15における、一対の第2壁部18どうしの間には、ケーブル載置部17よりロアケース3とは反対側に突出する突出部15aが設けられている。突出部15aは、固定構造の左右方向に加えられる荷重に対して第2壁部18を補強する補強材として機能する。
第1のケーブル固定構造11によってロアケース3にケーブル5を固定するためには、先ず、図7に示すようにケーブル載置部17にケーブル5を載せる。そして、図8(A)に示すように、結束バンド8の先端を第1壁部15どうしの間に挿入し、補強壁16と第2壁部18との間の貫通孔19を通して第1壁部15の反対側に導出させる。その後、図8(B)に示すように、ケーブル5と第2壁部18とに結束バンド8を巻き付けて絞り、第2壁部18にケーブル5を固定する。
第1のケーブル固定構造11によってロアケース3にケーブル5を固定した後、例えばケーブル5の交換、新しいケーブルの追加などを行う場合は、図9に示すように、結束バンド8における一対の第2壁部18に架け渡された部分を例えばニッパー20で切断する。このとき、一対の第2壁部18どうしの間の空間S2にニッパー20の先端部を挿入できるから、ニッパー20で結束バンド8を容易に切断することができる。また、ニッパー20で結束バンド8を切断するときは、ケーブル5とニッパー20との間には一対の第2壁部18のうちの一方の第2壁部18が位置しているから、ケーブル5がニッパー20によって傷付けられることはない。
このように結束バンド8を切断した後、結束バンド8を取り外してケーブル載置部17を開放させ、ケーブル5を再配線したり、新しいケーブルを追加する。
したがって、第1のケーブル固定構造11においては、ケーブルの再結束作業時にケーブルの切断を防止することができる。
このように結束バンド8を切断した後、結束バンド8を取り外してケーブル載置部17を開放させ、ケーブル5を再配線したり、新しいケーブルを追加する。
したがって、第1のケーブル固定構造11においては、ケーブルの再結束作業時にケーブルの切断を防止することができる。
(第2のケーブル固定構造の説明)
図1において右下側に描かれている第2のケーブル固定構造12に用いる第2のケーブル支持体14は、図10に示すように、ロアケース3に立設された一対の第1壁部21を備えている。第1壁部21は、ロアケース3に形成されたケーブル挿通口22と固定構造の前後方向に隣り合う位置に配設されている。以下においては、第1壁部21がケーブル挿通口22に対して位置する方向を固定構造の後方として説明する。
図1において右下側に描かれている第2のケーブル固定構造12に用いる第2のケーブル支持体14は、図10に示すように、ロアケース3に立設された一対の第1壁部21を備えている。第1壁部21は、ロアケース3に形成されたケーブル挿通口22と固定構造の前後方向に隣り合う位置に配設されている。以下においては、第1壁部21がケーブル挿通口22に対して位置する方向を固定構造の後方として説明する。
第1壁部21は、ロアケース3から離間する方向と、固定構造の左右方向とに延びる板状に形成されている。一対の第1壁部21は、固定構造の前後方向に所定の間隔をおいて離間するように並べられている。一対の第1壁部21どうしの間には、結束バンド8を通すことが可能な幅の空間S3が形成されている。
これらの一対の第1壁部21どうしの間には、図11、図13および図14に示すように、補強壁23が設けられている。図14の破断位置は、図13中にXIV-XIV線によって示す位置である。この補強壁23は、一方の第1壁部21と他方の第1壁部21とを接続している。補強壁23のロアケース3から離間する方向の長さは、第1壁部21のロアケース3から離間する方向の長さより短い。
これらの一対の第1壁部21どうしの間には、図11、図13および図14に示すように、補強壁23が設けられている。図14の破断位置は、図13中にXIV-XIV線によって示す位置である。この補強壁23は、一方の第1壁部21と他方の第1壁部21とを接続している。補強壁23のロアケース3から離間する方向の長さは、第1壁部21のロアケース3から離間する方向の長さより短い。
図11に示すように、一対の第1壁部21のうちケーブル挿通口22に近い前側の第1壁部21は、後側の第1壁部21よりロアケース3から突出する長さが短くなるように形成されている。
図12に示すように、固定構造の左右方向における第1壁部21の中央部には、一対の第2壁部24が設けられている。また、固定構造の左右方向における第1壁部21の両側には、第2壁部24を挟むようにケーブル載置部25が設けられている。
図12に示すように、固定構造の左右方向における第1壁部21の中央部には、一対の第2壁部24が設けられている。また、固定構造の左右方向における第1壁部21の両側には、第2壁部24を挟むようにケーブル載置部25が設けられている。
このケーブル載置部25は、図11に示すように、一対の第1壁部21どうしの間に架け渡されて固定構造の前後方向に延びており、固定構造の前側が後側よりロアケース3に近くなるように傾斜している。また、このケーブル載置部25のケーブル6,7が載せられる載置面25aは、固定構造の前後方向(ケーブル6,7が延びる方向)の中央部が両端(前端および後端)よりロアケース3とは反対側に突出する凸曲面によって形成されている。この載置面25aの曲率半径R(図11参照)は、ケーブル6,7の許容屈曲半径以上である。
第2壁部24は、図10に示すように、固定構造の前後方向へ延びる板状に形成されており、第1壁部21からロアケース3とは反対側に突出している。一対の第2壁部24は、固定構造の左右方向に所定の間隔だけ離間する状態で並んでいる。このため、一対の第2壁部24どうしの間には空間S4が形成されている。図11に示すように、これらの第2壁部24と上述した補強壁23との間には、第2のケーブル固定構造12を固定構造の左右方向に貫通する貫通孔26が形成されている。
この実施の形態による第2壁部24は、図15に示すように、断面形状がコ字状となるように形成されている。図15の破断位置は、図11中にXV-XV線によって示す位置である。詳述すると、この実施の形態による第2壁部24は、図15に示すように、固定構造の前後方向に延びる主板部24aと、固定構造の前後方向における主板部24aの両端に主板部24aから他方の第2壁部24に向けて突出する厚肉部24bとを有している。これらの厚肉部24bは、固定構造の左右方向に加えられる荷重に対して第2壁部24を補強する補強材として機能する。
第2のケーブル固定構造12によってロアケース3にケーブル6,7を固定するためには、先ず、図16に示すように第2のケーブル支持体14の二つのケーブル載置部25にケーブル6,7を載せる。なお、ケーブルの本数が少ない場合は、一方のケーブル載置部25にのみケーブルを載せるだけでもよい。図16に示すケーブル6,7は、ロアケース3のケーブル挿通口22に通されている。そして、図17(A)に示すように、結束バンド8の先端を第1壁部21どうしの間に挿入し、補強壁23と第2壁部24との間の貫通孔26を通して第1壁部21の反対側に導出させる。図17(A)の破断位置は、図11中にXVII-XVII線によって示す位置である。その後、図17(B)に示すように、ケーブル6,7と第2壁部24とに結束バンド8を巻き付けて絞り、第2壁部24にケーブル5を固定する。
第2のケーブル固定構造12によってロアケース3にケーブル6,7を固定した後、例えばケーブルの交換、ケーブルの追加などを行う場合は、図18に示すように、結束バンド8における一対の第2壁部24に架け渡された部分を例えばニッパー20で切断する。このとき、一対の第2壁部24どうしの間の空間S4にニッパー20の先端部を挿入できるから、ニッパー20で結束バンド8を容易に切断することができる。結束バンド8をニッパーで切断するときは、ケーブルとニッパーとの間には一対の第2壁部24のうちの一方の第2壁部24が位置しているから、ケーブルがニッパーによって傷付けられることはない。
このように結束バンド8を切断した後、結束バンド8を取り外してケーブル載置部25を開放させ、ケーブル6,7を再配線したり、新しいケーブルを追加する。
したがって、第2のケーブル固定構造12においても、ケーブルの再結束作業時にケーブルが切断されることを防止することができる。
このように結束バンド8を切断した後、結束バンド8を取り外してケーブル載置部25を開放させ、ケーブル6,7を再配線したり、新しいケーブルを追加する。
したがって、第2のケーブル固定構造12においても、ケーブルの再結束作業時にケーブルが切断されることを防止することができる。
第2のケーブル固定構造12に用いられる第2のケーブル支持体14のケーブル載置部25は、一対の第1壁部21どうしの間に架け渡されている。ケーブル載置部25のケーブルが載せられる載置面25aは、ケーブル6,7が延びる方向の中央部が両端よりロアケース3とは反対側に突出する凸曲面によって形成されている。載置面25aの曲率半径Rは、ケーブル6,7の許容屈曲半径以上である。このため、第2のケーブル固定構造12によってロアケース3に固定されたケーブル6,7の屈曲部分の曲率半径が許容屈曲半径より大きくなるから、ケーブル6,7が過度に小さく曲げられて性能低下を起こすことを防ぐことができる。
第2のケーブル支持体14のケーブル載置部25は、第2壁部24を挟むように第1壁部21の両側に設けられている。このため、複数のケーブル6,7を1箇所で固定することができるから、ケーブル6,7の配線作業を効率良く行うことができる。
1…電子機器、2…筐体、3…ロアケース(筐体部品)、5~7…ケーブル、8…結束バンド、11…第1のケーブル固定構造、12…第2のケーブル固定構造、21…第1壁部、24…第2壁部、25…ケーブル載置部、25a…載置面、S1,S3…空間。
Claims (3)
- 電子機器の筐体を構成する筐体部品に立設され、ケーブルが延びる方向に所定の間隔をおいて互いに離間する一対の第1壁部と、
前記第1壁部の先端部にケーブルを載置可能に形成されたケーブル載置部と、
前記第1壁部に前記ケーブル載置部より前記筐体部品とは反対側に延びるように立設され、前記ケーブルが延びる方向とは直交する方向に所定の間隔をおいて並ぶ一対の第2壁部とを備え、
前記一対の第1壁部どうしの間には、結束バンドを通すことが可能な幅の空間が形成されていることを特徴とする電子機器のケーブル固定構造。 - 請求項1記載の電子機器のケーブル固定構造において、
前記ケーブル載置部は、前記一対の第1壁部どうしの間に架け渡され、
前記ケーブル載置部の前記ケーブルが載せられる載置面は、前記ケーブルが延びる方向の中央部が両端より前記筐体部品とは反対側に突出する凸曲面によって形成され、
前記載置面の曲率半径は、前記ケーブルの許容屈曲半径以上であることを特徴とする電子機器のケーブル固定構造。 - 請求項1または請求項2記載の電子機器のケーブル固定構造において、
前記ケーブル載置部は、前記第2壁部を挟むように前記第1壁部の両側に設けられていることを特徴とする電子機器のケーブル固定構造。
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