JP2023146076A - 口腔内吸引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バキュームチップ側に光源を設置する場合において、バキュームチップがバキュームホースと物理的に着脱可能とするために、バキュームチップとバキュームホースの電気的接続が、その着脱に対応してなされるような構造となっていること。【解決手段】吸引源に接続されたバキュームホースと、前記バキュームホースの先端に接続可能な基端及び吸引口である先端を具備する管体を有するバキュームチップと、を備えた口腔内吸引装置であって、前記バキュームチップに設けられた口腔内を照らす光源と、 前記バキュームホースの先端に設けられ、かつ電源から前記光源へと電力を供給するためのホース側電極と、バキュームチップの基端に設けられ前記光源と電気的に接続されかつ前記ホース側電極からの電力を受け取るためのチップ側電極と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、バキュームチップを有する口腔内吸引装置に関する。
歯科では、バキュームホースの先端に吸引具を装着して口腔内の不要物を吸引して除去する吸引装置が用いられている。主な先端吸引具は、専ら液体(唾液、血液または水分)のみを吸引する排唾管と、液体及び固体(口腔内に脱落した歯や金属の欠片等)の両方を吸引できるバキュームチップである。
この口腔内吸引装置において、実用的な照明機能を有することが求められる。一般的な無影灯を用いる場合、口腔という狭い空間に歯科医が持つ切削用ハンドピースやミラー、またはアシスタントが持つ吸引用のバキュームチップが入ると影ができるため、切削用ハンドピースやバキュームチップを避けるように患部を照らさなければならず、患者の口の角度が少しでも変わるとその都度角度を調整する必要があった。特に上顎の臼歯部の遠心頬側や近心頬側根の根管口には無影灯の光が届きにくいという実情があった。
そこで、一般的な無影灯に代わる照明機能を有する口腔内装置に係る発明がなされてきた(特許文献1~4参照)。
一方、口腔内は、数百種類以上の種類の細菌が生息し、病気を引き起こす様々な菌が生息、繁殖するため、歯科治療においては、口腔内吸引装置の患者の口腔内に入る部位は、着脱可能とし、滅菌処理、または新品との交換が可能であることも求められる(特許文献1~4参照)。
照明機能の実現には、光源からの光を光ファイバにより照射対象まで誘導する方法がある。しかし、滅菌処理における光ファイバの耐熱性の問題から、滅菌処理を行うバキュームチップ部分には光ファイバを配置せずに、バキュームチップに透明または半透明の導光部材を用いることで、バキュームチップの基端まで光ファイバ等で誘導された光を、その導光部材によって口腔内まで誘導する方法が用いられる(特許文献1~3)。
しかし、バキュームチップ以外の部分であっても光ファイバを用いる場合(特許文献1、2)、光ファイバを経由することによる光の減衰を考慮しなければならず、歯科治療において実用される機器とするためには、その点の考慮した設計が必要となる。この点がコスト増の要因となる。
光源自体により口腔内を照射すれば、換言すると光源がバキュームチップ側にあれば、こうした設計が不要となる。この点を考慮した場合には、光源自体を吸引装置に取り付ける方法や(特許文献4)、バキュームチップとバキュームホースの接続部に光源を設置し、その光源まで電源から電線を配線する方法などがある(特許文献3)。
こうした方法では、操作者にとって口腔内への光の照射が容易であることや、かつ口腔内の唾液等が光源に付かない設計を許容することが求められるが、特許文献4はこの点を充足しない。
また、口腔内を照らす十分な光量を確保しつつも、構造が簡易でバキュームホースとバキュームチップとの着脱が操作者とって容易であることも求められるが、特許文献3はこの点を充足しない。
バキュームチップの着脱が可能な口腔内吸引装置において、口腔内を照らす光源に電力供給するための電気的接続が、安定してなされる構造となっていることが望ましく、かつその着脱が操作者にとって負担のないものであることが望ましい。
米国特許第5931670号公報 特表2002-506676号公報 特開2005-177143号公報 特表第2010-514532号公報
光源をバキュームチップ側に設置する設計を許容する、すなわちバキュームチップ側に電気的配線がある場合においても、バキュームチップとバキュームホースとの着脱が可能であるような構造とするためには、光源と電源との電気的接続がバキュームチップの着脱に対応した構造でなければならない。
本発明は、以上を可能とする構造を実現することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
1)本発明の第1の態様は、
吸引源に接続されたバキュームホースと、前記バキュームホースの先端に接続可能な基端及び吸引口である先端を具備する管体を有するバキュームチップと、を備えた口腔内吸引装置であって、
前記バキュームチップに設けられた口腔内を照らす光源と、
前記バキュームホースの先端部に設けられかつ電源と電気的に接続されたホース側電極と、
前記バキュームチップの基端部に設けられ前記光源と電気的に接続されかつ前記ホース側電極から電力を受け取るためのチップ側電極と、を有し、
前記バキュームチップと前記バキュームホースとの間の接続が完了した状態において、前記チップ側電極及び前記ホース側電極が、相互に接触及び導通するように位置することを特徴とする。
2)上記態様において、前記バキュームチップと前記バキュームホースの互いに接続される各端部のうち、一方の端部が、長手方向に沿って延びる切り欠き部を有し、他方の端部が長手方向に一定の長さを有する係止突起部を有し、
前記切り欠き部と前記係止突起部の位置を合わせつつ、前記バキュームチップを前記バキュームホースに差し込むとき、前記バキュームチップと前記バキュームホースのジョイント部において、前記係止突起部が、前記切り欠き部の最奥部で止まった状態において、前記バキュームチップと前記バキュームホースとの接続が完了することを特徴とする。
3)上記態様において、前記バキュームチップと前記バキュームホースの互いに接続される各端部のうち、一方の端部が、長手方向に沿って延びる第1の部分と前記第1の部分における最奥部から周方向に延びる第2の部分とを具備する切り欠き部を有するとともに、他方の端部が、係止突起部を有し、
前記切り欠き部と前記係止突起部の位置を合わせつつ、前記バキュームチップを前記バキュームホースに差し込むとき、前記バキュームチップと前記バキュームホースのジョイント部において、前記係止突起部が、前記切り欠き部の前記第1の部分の最奥部まで長手方向に移動させられた後に、前記第2の部分内を周方向に移動させられることによって前記バキュームチップと前記バキュームホースとの接続が完了することを特徴とする。
4)上記態様において、前記バキュームホースに設けられ、前記ホース側電極を前記バキュームホースの先端側に付勢する弾性体をさらに有することを特徴とする。
5)上記態様において、前記バキュームホースに設けられ、前記ホース側電極を前記バキュームホースの先端側に付勢する複数の導体である弾性体をさらに有し、
前記弾性体のうち、一つの一端を前記電源の正極と電気的に接続し、他端をホース側電極の正極と接続し、別の一つの一端を前記電源の負極と電気的に接続し、他端をホース側電極の負極と接続することで、これらの弾性体を介して、前記電源と前記ホース側電極とを電気的に接続することを特徴とする。
6)上記態様において、前記バキュームチップの管体の内側及び/若しくは外側に前記光源が設けられていること、並びに/または前記バキュームチップの管壁が透明若しくは半透明の樹脂からなる場合において前記バキュームチップの管壁内部に前記光源が設けられていることを特徴とする。
7)本発明の別の態様は、
吸引源に接続されたバキュームホースと、前記バキュームホースの先端に差し込み可能な基端を具備するアタッチメントと、前記アタッチメントの先端に接続可能な基端及び吸引口である先端を具備するバキュームチップと、を備えた管体の口腔内吸引装置であって、
前記バキュームチップに設けられた口腔内を照らす光源と、
前記アタッチメントの先端部に設けられかつ電源と電気的に接続されたアタッチメント側電極と、
前記バキュームチップの基端部に設けられ前記光源と電気的に接続されかつ前記アタッチメント側電極から電力を受け取るためのチップ側電極と、を有し、
前記バキュームチップと前記アタッチメントとの間の接続が完了した状態において、前記チップ側電極及び前記アタッチメント側電極が、相互に接触及び導通するように位置することを特徴とする。
8)上記態様において、前記アタッチメントの管体の外側に設けられた電源装置をさらに有し、
前記電源装置と前記アタッチメント側電極が、電気的に接続されていることを特徴とする。
9)上記態様において、前記バキュームチップと前記アタッチメントの互いに接続される各端部のうち、一方の端部が、長手方向に沿って延びる切り欠き部を有し、他方の端部が長手方向に一定の幅を有する係止突起部を有し、
前記切り欠き部と前記係止突起部の位置を合わせつつ、前記バキュームチップを前記アタッチメントに差し込むとき、前記バキュームチップと前記アタッチメントのジョイント部において、前記係止突起部が、前記切り欠き部の最奥部で止まった状態により、前記バキュームチップと前記アタッチメントの接続が完了することを特徴とする。
10)上記態様において、前記バキュームチップと前記アタッチメントの互いに接続される各端部のうち、一方の端部が、長手方向に沿って延びる第1の部分と前記第1の部分における最奥部から周方向に延びる第2の部分とを具備する切り欠き部を有するとともに、他方の端部が、係止突起部を有し、
前記切り欠き部と前記係止突起部の位置を合わせつつ、前記バキュームチップを前記アタッチメントに差し込むとき、前記バキュームチップと前記アタッチメントのジョイント部において、前記係止突起部が、前記切り欠き部の前記第1の部分の最奥部まで長手方向に移動させられた後に、前記第2の部分内を周方向に移動させられることによって前記バキュームチップと前記アタッチメントの接続が完了することを特徴とする。
11)上記態様において、前記アタッチメントに設けられ、前記アタッチメント側電極を前記アタッチメントの先端側に付勢する弾性体をさらに有することを特徴とする。
12)上記態様において、前記アタッチメントに設けられ、前記アタッチメント側電極を前記アタッチメントの先端側に付勢する複数の導体である弾性体をさらに有し、
前記弾性体のうち、一つの一端を前記電源装置の正極と電気的に接続し、他端をアタッチメント側電極の正極と接続し、別の一つの一端を前記電源装置の負極と電気的に接続し、他端をアタッチメント側電極の負極と接続することで、これらの弾性体を介して、前記電源装置と前記アタッチメント側電極とを電気的に接続することを特徴とする。
13)上記態様において、前記バキュームチップの管体の内側及び/若しくは外側に前記光源が設けられていること、及び/並びに前記バキュームチップの管壁が透明若しくは半透明の樹脂からなる場合において前記バキュームチップの管壁内部に前記光源が設けられていることを特徴とする。
本発明により、光源をバキュームチップ側に設置する設計を許容することで光の減衰を考慮しない設計が可能となる。これにより、設計コストが抑えられる。光源を唾液等に接触しない位置にも設けることが可能な構造により、施術における実用的なニーズに答えられる。
バキュームチップ自体がバキュームホース側からの着脱が可能であるような構造とすることで、バキュームチップの交換や、滅菌処理が可能となる。
光源と電源との電気的接続に係る構造が、バキュームチップの着脱に対応した構造により実装されることで、バキュームチップ側の光源の位置や個数に関する設計の自由度が大きくなる。
図1は、本発明による口腔内吸引装置の概略断面図であり、(a)はバキュームチップをバキュームホースに接続した状態を示し、(b)はバキュームチップをバキュームホースから取り外した状態を示している。 図2(a)は、図1(b)のI領域に係る断面の概略拡大図である。図2(b)は、ホース側電極への配線に関する(a)とは別の実施形態を示す。 図3は、ホース先端部及びチップ基端部の概略端面図であり、(a)左側は、図1(b)のラインA-A’に沿った概略端面図、(a)右側は、図1(b)ラインB-B’に沿った概略端面図であり、(b)においてそれぞれの別の形態を示す。 図4は、図1(b)のI領域における側面の概略拡大図である。 図5は、図1(b)のI領域に係る側面の概略拡大図であって、図4とは別の形態を示している。 図6(a)は、図5の場合におけるホース先端部の概略斜視図である。(b)は、バキュームホース先端側からバキュームホースの先端をみた状態を示している。 図7は、アタッチメントを含む口腔内吸引装置の実施形態の概略断面を示し、(a)は、アタッチメントに、バキュームチップ及びバキュームホースを接続した状態を示し、(b)は、アタッチメントから、バキュームチップ及び、バキュームホースを取り外した状態の概略断面を示している。 図8(a)は、アタッチメントを含む口腔内吸引装置の一形態における、アタッチメント先端部の概略斜視図である。(b)は、アタッチメント先端側からアタッチメントの先端をみた状態を示している。 図9は、チップ側電極と、ホース側電極またはアタッチメント側電極とが接触する部分の周辺を示した概略断面図である。(a)(b)(c)でそれぞれ別の形態を示す。
以下、実施例を示した図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。図面において、各実施形態における同じまたは類似する構成要素には、基本的に同じ符号を付している。また、別の実施形態において既に説明した同じまたは類似する構成要素については、説明を省略する場合がある。
(1)第1の実施形態
図1は、口腔内吸引装置の概略断面図であり、(a)はバキュームチップ20をバキュームホース10に接続した状態を示し、(b)はバキュームチップ20をバキュームホース10から取り外した状態を示している。
この断面は、バキュームチップ20及びバキュームホース10をそれらの長手方向に沿ってほぼ半分に割ったときに現れる縦断面である(以下の類似の図においても同じ)。以下、バキュームチップ20については、バキュームホース10との接続側を「基端」と称し、その反対側を「先端」と称する。バキュームホース10については、吸引源側を「基端」とし、バキュームチップ20との接続側を「先端」と称する。バキュームチップ20またはバキュームホース10に装着されるその他の部材または要素の「基端」及び「先端」についても、同様とする。
本発明の口腔内吸引装置の基本構成について説明する。この基本構成は、以下の各実施形態においても、ほぼ共通する。口腔内吸引装置は、硬質の管体を有するバキュームチップ20と、フレキシブルなバキュームホース10とを有する。バキュームホース10の基端は、排気ポンプ等の吸引源(図示せず)に接続される。一般的なバキュームチップの材料は、例えばポリプロピレンなどのプラスチック、または金属である。バキュームホース10の材料は、例えば軟質塩化ビニル、シリコーンゴム、ポリウレタン樹脂などである。
バキュームホース10の先端に対して、バキュームチップ20の基端を差し込み可能である。バキュームチップ20は、所定の長さ(例えば1~2cm)だけバキュームホース2内に挿入される。ジョイント部Jは、バキュームチップ20とバキュームホース10の重なり部分を示す。ジョイント部Jの長さが常に一定となる一方法として、バキュームホース10の内面上に突起などのストッパー15を設ける方法や(図1)、バキュームチップ20の基端側から所定の位置よりも先端側において管径を太くする方法や、逆にバキュームホース10の先端側から所定の位置よりも基端側において管径を小さくする方法などがある。いずれの方法においても、吸引装置の吸引機能を維持する必要がある。
バキュームチップ20をバキュームホース10に差し込むことにより、互いの内部空間が連通する。バキュームチップ20の先端に吸引口25がある。操作者は、バキュームチップ20の基端部付近を手で持ち、バキュームチップ20を口腔内で動かして必要な吸引を行う。
図1の例では、バキュームチップ20の管体が、基端から先端にかけて部分的に湾曲する。バキュームチップ20の基端から先端までのおおよその長さは、例えば10~15cmである。別の例では、バキュームチップ20は、全体的に湾曲した管体、直線状の管体、または、途中で90°または鈍角で屈曲した管体とすることもできる。管体の長手方向に垂直な断面形状は、通常、略円形または略楕円形である。
図示の例では、吸引口25は、管体の先端を、長手方向に対して斜めに切り欠いた形状を有する。バキュームチップ20は、通常、吸引口25が向いた側を吸引対象物に向けて使用するので、吸引口25が向いた側の凸湾曲面が作業側面24aであり、その反対側の凹湾曲面が非作業側面24bとなる。別の例として、吸引口25にゴム製チップを装着することもある。
本発明の口腔内吸引装置においては、バキュームチップ20が、口腔内を照らすための照明機能を有する。その場合、作業側面24a及び/または吸引口25の周囲が照らされることが好ましい。しかしながら、照明範囲は、これに限られず、非作業側面24bも含むバキュームチップ20の全周囲が照らされるように構成することもできる。このために、本発明の口腔内吸引装置は、少なくとも以下の構成を備えている。なお以下で光源30という場合には、バキュームチップ20に設置された光源全体を指す。
- バキュームチップ20に必要となる照明範囲及び光量を確保するように光源30を配置する。光源30に電力を供給するための導線21が、チップ側電極27から、バキュームチップ20を通り、光源30へとつながる。
- 当該光源30の電力は、電源80から供給され、その電力を供給する導線12は、バキュームホース10を通り、ホース側電極17へとつながる。
- バキュームチップ20とバキュームホース10との間の接続が完了した状態において、ホース側電極17及びチップ側電極27が、相互に接触及び導通することで前記光源30に電源80から電力を供給可能となるように位置する。
図1、図2、図9(a)(b)を用いて、第1の実施形態に係る個々の部位について説明する。図1に示すように外部の電源80から電力供給する場合であって、この電力供給を例えば家庭用コンセントを介して行うときには、交流を直流に変換するためにACアダプタを介する必要がある。
別の実施形態として、電源80は、充電式ではない乾電池や、バッテリであってもよい。これらの乾電池やバッテリを、接続ボックス18内に設置することも可能である。
第1の実施形態では、バキュームホース10には、ホース側分岐部12、及びバキュームホース10とバキュームチップ20の電気的接続を行う接続ボックス18が設けられている。本実施形態ではホース側分岐部12は中空構造をとることを想定する。電源80からつながる導線11は、ホース側分岐部12の、バキュームホース10の管体から遠い側の一端から入り、他端から、バキュームホース10の管体へと配線される。導線11は、図2(a)に示すように、当該管体から接続ボックス18内部へと配線され、その正極側の導線がホース側電極17の正極へつながり、負極側の導線がホース側電極17の負極へと接続される。
配線に関する別の形態として、図2(b)に示すように、導線11とホース側電極17との結線を、導体である弾性体16を介して行うこともできる。その導線11と弾性体16の結線を、接続ボックス18の壁内で行うこともできる。この場合少なくとも2つの弾性体16が設けられ、そのうちの一つを正極の結線のために用い、その他のうちの一つを負極の結線のために用いる。
配線に関するさらに別の形態は、導体である弾性体16を一つのみ有する場合である。この場合、正極または負極のいずれかに関する配線のみを弾性体を介して行う。
図1において、バキュームホース10から突出したホース側分岐部12は、弧を描くような形状を有する。別の形態として、ホース側電極17から電源80へと配線可能であれば、L字型等、その他の形状をとることができる。さらに別の形態として、ホース側分岐部12を設けずに、電源80から直接バキュームホース10へと配線することもできる。
電源からの導線が入る側のホース側分岐部12の一端に、規格化されたソケットを用いることで、ACアダプタの普及品を使用することもできる。
バキュームチップ20には、チップ側分岐部22が設けられている。チップ側分岐部22には、ホース側電極17と接触し、導通するためのチップ側電極27が設置される。
チップ側電極27を起点とした導線21が、チップ側分岐部22を経由し、バキュームチップ20の管壁内23へと配線され、それが光源30へと接続される。この導線21は正極と負極を含む。光源30が管体の外側、あるいは吸引対象の通り道となる内側に配置される場合には、管壁内23を通る導線21は、壁外へと突出させ光源30と結線してもよいし、光源30から出るピンを管壁内に突出させ、そこで結線しても良い。
上記のバキュームホース10又はバキュームチップ20の管壁内の配線は、管体の外側に配線することも可能であるが、接触回避のために管壁内に配線することが好ましい。
チップ側電極27を起点とする導線21が、各光源30へと分岐して接続されるだけの構成であるため、必要な光量や照射範囲を確保するための光源の位置や個数について、設計の自由度がある。図1においては、例として、光源30cをバキュームチップ20の管壁内23に、光源30aをバキュームチップ20管体の内側に、光源30bを当該管体の外側に、設置した状態を示している。導線21の分岐は、管壁内を周方向につたわせることもできる(図1点線)。
光源30には、主に発光ダイオード(LED)を想定する。以下の実施形態においても同じである。LEDのように素子自体の発熱が小さいものが好ましい。
バキュームチップ20の管壁内23への光源30cの実装について説明する。
バキュームチップ20は、その管体のほぼ全体が、一様な材料からなるチューブ状のライトガイドにより形成されていることにより(例えば、特表2012-522302号公報)、バキュームチップ20の管体自体が、導光要素として機能する。
このライトガイドは、例えば透明なアクリル系樹脂を、バキュームチップ20の形状に成形したものである。例えば、管壁の内面と外面が管壁内部に対して鏡面となるように構成されている。このために、例えば、管壁の内面上と外面上に適宜の反射被覆層を設けてもよい。したがって、図1に示すように、光源30cをバキュームチップ20の管壁内23に設置すると、光源30cからの光は、管壁内部で全反射しながら進行し、先端に向かって進行する。最終的には、バキュームチップ20の先端の吸引口25に到達し、そこで投射される。もしくはバキュームチップ20の管壁の一部に、例えば複数の溝もしくは突起、または粗面を有するプリズム部を形成することによって、必要に応じて管体側面から外部に光を投射することも可能である。ライトガイドの側面から光を投射する多様な方法は、周知である。
第1の実施形態では、チップ側分岐部22は、作業側面24aに取り付けられている。しかしこの位置は、ホース側電極17の位置とチップ側分岐部22に取り付けられたチップ側電極27を接触させることを目的としたものであるため、電極の接触が可能であれば、チップ側分岐部22の位置は作業側面24aに限定されるものではない。
ホース先端部102とは、図1(b)に示すようにバキュームホースの先端から一定の長さの領域である。チップ基端部201とは、図1(b)に示すようにバキュームチップの基端から一定の長さの領域である。ホース側電極17とチップ側電極27とが接触しやすいように、接続ボックス18は、バキュームホース10のホース先端部102に設置されることが好ましく、チップ側分岐部22は、バキュームチップ20のチップ基端部201に設置されることが好ましい。
図1において、バキュームチップ20から突出したチップ側分岐部22は、弧を描くような形状を有する。別の形態として、チップ側電極27からバキュームチップ20の管体へと配線可能であれば、L字型等、その他の形状をとることができる。
図2は、図1(b)のI領域に係る断面の概略拡大図である。第1の実施形態において、バキュームチップ20は、その基端がバキュームホース10の管体内面に設置されたストッパー15の位置で止まるまで、差し込まれる。バキュームチップ20とバキュームホース10との接続は、この状態において完了する。この接続状態において、バキュームチップ20とバキュームホース10との意図しない分離を妨げるには、それらの接触面の摩擦によって実現されるのが好適である。作業時において分離しにくく、交換時においては一定の力で簡単に分離できる程度の摩擦が生じることが好適である。
図2に示すように、ホース側電極17は、プレート19に配置される。プレート19と接続ボックス18はコイルバネ等の弾性体16で結合している。弾性体16は、プレート19をバキュームホース10の先端側に付勢する。
プレート19を先端側からみた場合の、プレート19の面積は、接続ボックス18の先端方向への開口面の面積とほぼ同じであって若干小さい程度の面積を有していることが望ましい。これは、接続ボックスの先端方向への開口面内におけるプレート19の動きによって生じる、ホース側電極17とチップ側電極27との接触不良を、防ぐためである。
一方、弾性体16は、プレート19に配置されたホース側電極17をチップ側電極27に押しつけるために設置されたものであるため、プレート19は接続ボックス18内において長手方向に可動となる。
図1(a)は、バキュームチップ20とバキュームホース10との間の接続状態を示す。この接続状態において、プレート19は、チップ側分岐部22からの力を受けることで、弾性体16は若干縮む。弾性体16の長さは、この受けた力により、好ましくは5ミリ程度縮むように、決められる。
この弾性体16の弾性力は、プレート19を押し出すことでホース側電極17とチップ側電極27を確実に接触させる程度の力を有し、かつ接続状態においてバキュームチップ20がバキュームホース10から分離しない方向に働く摩擦力よりも十分に弱い力であることが望ましい。
操作者により光源30のオンとオフを切り替えるためのスイッチを、接続ボックス18に設置することも可能である(図示なし)。
(2)第2の実施形態
図3と図4を用いて第2の実施形態を説明する。
図3(a)左側及び(b)左側は、バキュームホース10の先端を、先端側からみた場合の図1(b)のラインA-A’に沿った概略端面図であり、それぞれにより切り欠き部の形状に関する別の形態を示す。
図3(a)右側と(b)右側は、バキュームチップ20の基端を、基端側からみた場合の図1(b)のラインB-B’に沿った概略端面図であり、それぞれにより係止突起部の形状に関する別の形態を示す。
切り欠き部40a、40bに、係止突起部41a、41bを嵌合させるように、バキュームチップ20をバキュームホース10に差し込むことによって、接続状態において、バキュームチップ20が管体の軸を中心とする周方向に回転することを防止する。
仮にこの切り欠き部40a、40b及び係止突起部41a、41bを有さないとすると、バキュームチップ20の当該周方向にずれようとする力が、チップ側分岐部22と接続ボックス18の接触面にかかることになる。これがチップ側分岐部22への負荷となる。接続ボックス18内での、チップ側電極27とホース側電極の17の接触部分は、電源80から光源30への電力供給を担っているため、チップ側電極27を備えるチップ側分岐部22に負荷がかかることは好ましくはない。この負荷を回避するために、切り欠き部40a、40b及び係止突起部41a、41bをバキュームチップ20ないしバキュームホース10側の管体に設けることが好ましい。
なお第2の実施形態では、切り欠き部40a、40bをバキュームホース10に設け、係止突起部41a、41bをバキュームチップ20に設けているが、逆に設置することも可能である。接続状態においてバキュームチップ20の周方向回転を防止可能である限り、切り欠き部40a、40b及び係止突起部41a、41bを、1箇所だけ、或いは周方向に複数箇所設けることも可能である。
切り欠き部40a、40b及び係止突起部41a、41bの形状について説明する。
図3(a)では、切り欠き部40aが、バキュームホース10の管体の外側まで切り欠かれていない形態を示している。図3(b)では、切り欠き部40bが、バキュームホース10の管体の外側まで切り欠かれている形態を示している。それぞれと嵌合するように設計されるものが、バキュームチップ20に設けられる係止突起部41a及び41bとなる。そして、図3(b)に示す、切り欠き部40bと、係止突起部41bとを有する場合に、図1(b)のI領域における側面の概略拡大図を示したものが図4である。
係止突起部の形状は、図4に示すような形状ではなく、円形等、接続状態において、切り欠き部と嵌合する形状であればよい。
(3)第3の実施形態
図5及び図6を用いて、第3の実施形態における電極の接触方法について説明する。
第3の実施形態における口腔内吸引装置は、図5に示すように、切り欠き部40cがL字形となっている。切り欠き部40cがL字型を有する場合の、切り欠き部40cと係止突起部41cの機能は、バキュームホース10を先端側からみた場合の右回転方向に、バキュームチップ20が周回転することを抑止すること、かつ、接続状態において、バキュームチップ20とバキュームホース10が分離しないように係止することにある。
図5(a)では、バキュームチップ20及びバキュームホース10の接続前の状態を示す。図5(b)では、切り欠き部40cと係止突起部41cが嵌合するように、バキュームチップ20を長手方向に、移動させ、最奥まで差し込んだ状態を示している。この長手方向の切り欠きを第1の部分とする。図5(c)では、バキュームホース先端側からみて第1の部分の最奥部からバキュームチップ20を図5(b)の矢印の向きに周回転させ、係止突起部41cが切り欠き部40cの切り欠いた部分の全てを移動し終えた状態を示す。第1の部分の最奥部から周方向に切り欠かれた部分を第2の部分とする。図5(c)の状態が、バキュームチップ20及びバキュームホース10の接続状態である。この状態において、切り欠き部40cと係止突起部41cが上記機能を果たす。
第3の実施形態における切り欠き部40cについても、第2の実施形態における場合と同様に、1箇所に設けられていても、バキュームホース10の管体の周方向に複数箇所に設けられていてもよい。
第3の実施形態における上記接続状態において、電気的にもホース側電極17とチップ側電極27とが接続状態になければならない。この実現のために、バキュームホース10とバキュームチップ20の接続におけるバキュームチップ20の周回転させる動きに接続ボックス18を対応させた。
図6(a)は、図5のような形状の切り欠き部40cが二箇所、バキュームホース10に設けられている場合における、バキュームホース先端の概略斜視図である。図6(b)は、そのバキュームホース先端側からバキュームホース10をみた状態を示している。
図6(b)で示すように、接続ボックス18は、周方向に一定の幅を有する。切り欠き部40cの最奥部までバキュームチップ20の係止突起部41cが移動する間に、すなわち図5(a)の状態から図5(b)の状態までの間、チップ側分岐部22は、図6(b)に示した接続ボックス18の左側に差し込まれる。バキュームチップ20が周方向に回転し、図5(b)の状態から図5(c)の状態になるまでの間、チップ側分岐部22もバキュームホース10の軸を中心に周回転し、図6(b)に示した接続ボックス18の右側まで回転する。チップ側分岐部22の周回転の間、チップ側電極27とホース側電極17は、接触を継続する。これにより、接続状態から、バキュームチップ20が、図6(b)の左回転方向に、意図せず回転した場合でも、光源30への電力供給は継続することができる。また、操作者が切り欠き部40cに係止突起部41cを篏合させるように、バキュームチップ20をバキュームホース10に差し込むにあたり、操作者が意識することなく電気的接続が実現される。
弾性体16は、プレート19を先端方向に付勢し、プレート19上に配置されたホース側電極17に、チップ側電極27との接触方向に向かう力を物理的に与える。これにより電気的接続の接触不良が生じにくい構造となっている。
第3の実施形態では、図6(a)に示すように、バキュームホース10の管壁内を通り、配線された導線が、接続ボックス内部の管壁側に開いた孔14を通過し、導体である弾性体16を介してホース側電極17へと接続されている。二つの弾性体が設置されるのは、一方を正極、他方を負極に使用するためである。個々の弾性体16が他の構成要素と干渉せずに伸縮が可能であるならば、3つ以上の弾性体16を設けることも可能であり、そのうちの一つを正極の結線のために用い、その他のうちの一つを負極の結線のために用い、その他の弾性体16は電気的な役割を有さない形態であってもよい。
ホース側電極17は、プレート19上に、ホース側電極上段17aとホース側電極下段17bとして配列され、一方を正極に接続し、他方を負極に接続する。これに対応してチップ側電極27も、チップ側分岐部22上に、チップ側電極上段(図示なし)と、チップ側電極下段(図示なし)が配列される。ホース側電極17とチップ側電極27の正極負極が対応するように、配線する。
(4)第4の実施形態
図7を用いて、第4の実施形態を説明する。図8は、アタッチメント60を含む口腔内吸引装置の実施形態の概略断面を示し、(a)は、アタッチメント60に、バキュームチップ20及びバキュームホース10を接続した状態を示し、(b)は、アタッチメント60から、バキュームチップ20及び、バキュームホース10を取り外した状態の概略断面を示している。
上述した口腔内吸引装置の第1~第3の実施形態においては、接続ボックス18やホース側分岐部12等が、バキュームホース10に固定されているため、バキュームホース10の管壁内に導線の配線加工が必要となる。これらの実施形態では、一般的なバキュームホースに対する加工が必要となる。図7に示したアタッチメント60用いることにより、そのような加工が不要となり、一般的なバキュームホースをそのまま用いることができる。
アタッチメント60は、バキュームチップ20及びバキュームホース10と接続可能な管体を有する。管体は、好ましくは略円筒状である。管体の材料は、バキュームチップ20と同じ材料でよく、例えば、プラスチックまたは金属である。アタッチメントの基端はバキュームホース10の先端に差し込み可能であり、アタッチメントの先端にはバキュームチップ20の基端を差し込み可能である。アタッチメント60の両端部におけるジョイント部の長さは、バキュームチップ20とバキュームホース10を互いに直接接続したときのジョイント部の長さと同じになるように設定される。このために、例えば、図7(b)に示すようにアタッチメント基端部601に段差63を設け、図7(a)に示すようにアタッチメント60が一定以上バキュームホース10に差し込めない構造にすることができる。また、アタッチメント先端部602においては、一定以上バキュームチップ20がアタッチメント60の内部に差し込まれないように管体内面上に突起などのストッパー(図示せず)を設けることができる。アタッチメント60の内部空間は、吸引物の通路となる。
なおアタッチメント基端部601とは、図7(b)に示すようにバキュームチップの基端から一定の長さの領域である。アタッチメント先端部602とは、図7(b)に示すようにアタッチメントの先端から一定の長さの領域である。
本実施形態では、アタッチメント60の管体外面上に、接続ボックス18及びバッテリボックス50が設けられている。当該実施形態におけるバッテリボックス50は、主に電源装置51とスイッチ部52とを備える。また電源装置51が充電可能なバッテリである場合には、電源80を用いて充電するためのインターフェースとなるソケット54を備える。その場合に、電源が交流電源であるならば、ACアダプタ(図示なし)などを介して、電源装置51の充電に適した直流電源に変換する必要がある。別の実施形態として、ACアダプタを用いず、コンバータをバッテリボックス50に設置することもできる。ACアダプタを介した場合のコネクタ72及びソケット54は、汎用的な例えばUSBであることが好適である。
電源装置51は、充電式ではない電池であってもよい。電池またはバッテリを筐体に内蔵する場合は、口腔内吸引装置の使用に外部電源を要しない。アタッチメント60の軸方向の長さは、これらの装備を搭載するために必要十分な長さであればよい。
スイッチ部52は、電源装置51からアタッチメント側電極67への電力供給のオンとオフを切り替えるためのものである。スイッチ部52は、口腔内吸引装置の操作者の操作のために、スイッチ53を有する。図7においてスイッチ53をレバー形状になっているが、ボタン式や、接触によりオンとオフが切り替わるものなどその他の形態であってもよい。
別の実施形態として、バッテリボックス50内に電源装置51を備えない形態も考えられる。この場合には、外部の電源から電力を供給することになる。この電力供給が、一般の家庭用コンセントから行う場合には、ACアダプタを介してバッテリボックス50へと供給する形態や、コンバータをバッテリボックス50に設置する形態が考えられる。
接続ボックス18については、第1の実施形態と、機構や機能は実質的に同じである。ソケット54からアタッチメント側電極67へとつながる導線の配線は、ほぼ直線状につながる。例えば、アタッチメント側電極67から、導体である弾性体16を経由して、バッテリボックス50と接続ボックス18との境界の壁を突き抜けて、スイッチ部52に接続され、スイッチ部52を経由して電源装置51を経由して、バッテリボックス50の基端側の壁を介してソケット54へと接続される。このように電源装置51としてバッテリを用いる場合には、バッテリとアタッチメント側電極67が電気的に接続される。
アタッチメント60とバキュームチップ20の接続状態において、アタッチメント側電極67と、チップ側電極27との接続については、第1の実施形態におけるバキュームホース10とバキュームチップ20の接続状態におけるホース側電極67とチップ側電極27の接続と、実質的に同じ機構である。
使用方法の一例として、バキュームホース10とアタッチメント60は、常時接続しておいてもよい。バキュームチップ20の交換時には、アタッチメント60からバキュームチップ20を取り外し、新しいバキュームチップ20を差し込む。バキュームチップ20をアタッチメント60に差し込むことによりバキュームチップ20とアタッチメント60との接続が完了し、それと同時にアタッチメント60における導線と、光源30との電気的接続も完了する。
図7では、図1同様光源30cをバキュームチップ20の管壁内23に、光源30aをバキュームチップ20管体の内側に、光源30bを当該管体の外側に、設置した状態を示す。光源30の個数や位置に関する設計の自由度については、第1の実施形態における記述と実質的に同じである。
(5)第5の実施形態
図8を用いて、第5の実施形態を説明する。図8(a)は、アタッチメント60を含む口腔内吸引装置の一形態における、アタッチメント先端602の概略斜視図である。第7の実施形態における口腔内吸引装置は、第3の実施形態と同じく、切り欠き部40cがL字形となっている。図8(b)は、アタッチメント先端側からアタッチメント60をみた状態を示している。
切り欠き部40cがL字形となっている場合の、アタッチメント60とバキュームチップ20の接続方法については、第3の実施形態のバキュームホース10とバキュームチップ20の接続方法と実質的に同じである。
アタッチメント60の切り欠き部40cとバキュームチップ20の係止突起部が嵌合するように、バキュームチップ20を長手方向に、移動させ、最奥まで差し込む。この長手方向の切り欠きを第1の部分とする。アタッチメント先端側からみて第1の部分の最奥部からバキュームチップ20を周回転させ、切り欠き部40cの終端で係止突起部が止まるまで周回転させる。第1の部分の最奥部から周方向に切り欠かれた部分を第2の部分とする。この最後の状態が、バキュームチップ20及びアタッチメント60の接続状態である。
この状態で、アタッチメント60を先端側からみた場合の右回転方向に、バキュームチップ20が周回転することを抑止でき、かつ、接続状態において、アタッチメント60とバキュームホース10が分離しないように係止することにある。
第3の実施形態同様に、切り欠き部40cは、1箇所に設けられていても、アタッチメント60の管体の周方向に複数箇所に設けられていてもよい。また、バキュームチップ20に切り欠き部40cを、アタッチメント60に係止突起部を設けてもよい。その場合、アタッチメントの係止突起部は、管壁内面から内側に突出する。
第3の実施形態同様に、第5の実施形態においても、アタッチメント60とバキュームチップ20の接続状態において、電気的にもアタッチメント側電極67とチップ側電極27とが接続状態になければならない。この実現のために、接続ボックス18をアタッチメント60とバキュームチップ20の接続におけるバキュームチップ20の周回転させる動きに対応させた。
図10(b)で示すように、接続ボックス18は、周方向に一定の幅を有する。切り欠き部40cの最奥部までバキュームチップ20の係止突起部41cが移動する間に、チップ側分岐部22は、図10(b)に示した接続ボックス18の左側に差し込まれる。バキュームチップ20の周方向に回転し、チップ側分岐部22もアタッチメント60の軸を中心に周回転し、図10(b)に示した接続ボックス18の右側まで回転する。チップ側分岐部22の周回転の間、チップ側電極27とアタッチメント側電極67は、接触し続ける。これにより、接続状態から、バキュームチップ20が、図10(b)の左回転方向に、意図せず回転した場合でも、光源30への電力供給は継続することができる。また、操作者が切り欠き部40cに係止突起部を篏合させるように、バキュームチップ20をアタッチメント60に差し込むにあたり、操作者が意識することなく電気的接続が実現される。
弾性体16及びプレート19の構造や機能は、第3の実施形態と実質的に同じである。
本実施形態では、図10(a)に示すように、電源装置51からの導線13がスイッチ部53に入り、そこから出た導線13のうち、導体である弾性体16の一方に正極が、他方に負極が接続される。その弾性体16のそれぞれが、アタッチメント側電極上段17aまたはアタッチメント側電極下段17bに接続される。チップ側電極27も、チップ側分岐部22上に、チップ側電極上段(図示なし)と、チップ側電極下段(図示なし)が配列され、ホース側電極17とチップ側電極27の正極負極が対応するように、バキュームチップ20側で配線される。
3つ以上の弾性体16を設けることが可能な点も第3の実施形態と同様である。
以上の実施形態に共通する、チップ側電極27と、ホース側電極17またはアタッチメント側電極67との接触面について、説明する。
各実施形態では、バキュームチップ20と、バキュームホース10又はアタッチメント60との接続状態において、それぞれの正極に係る電極同士と、負極に係る電極同士が、接触及び導通するように、電極同士が対向する位置にあることを主に想定してきた。
当該接触面は、一方の電極が平面であれば、他方の電極も平面であることが望ましい。平面同士が、弾性体16によって密着することで、安定的な導通が実現される。
また、図9(a)に示すように、ホース側電極17またはアタッチメント側電極67の、チップ側電極27との接触面が凹形となり、チップ側電極27の、ホース側電極17またはアタッチメント側電極67との接触面が凸形となる形状を有することができる。電極同士の接触面積が大きくなること、嵌合する形状とすることで、接触状態を維持しやすくなる。チップ側電極27が凹形で、ホース側電極17またはアタッチメント側電極67が凸形であってもよい。
別の形態として、図9(b)に示すように、プレート19自体の一部がホース側電極17またはアタッチメント側電極67となっており、電極となっているプレート19の部分が凹形状となり、それと対向するチップ側電極27が凸形状をなることも可能である。
バキュームホース10またはアタッチメント60が図5に示すような切り欠き部40cを有するときの、ホース側電極17またはアタッチメント側電極67においても(図6、図8)、電極上段(17a、67a)、電極下段(17b、67b)のそれぞれが、管体の半径方向の断面において、凹形となるような形状をとることができる(図9(c))。この場合にはチップ側電極27は、ホース側電極17またはアタッチメント側電極67の凹型と嵌合しつつ、周方向にスライド可能な凸形を有する。
以上、本発明の幾つかの実施形態を示す図面を参照して本発明を説明したが、1つの実施形態で説明された1または複数の構成を、他の実施形態で説明された1または複数の構成と組み合わせた形態についても、本発明の主旨に沿う限り、本発明の実施形態の1つに含まれる。また、本発明の主旨に沿う限りにおいてさらに多様な変形形態が可能であり、それらについても本発明の実施形態に含まれる。
10 バキュームホース
101 ホース基端部
102 ホース先端部
11 導線
12 ホース側分岐部
13 導線
15 ストッパー
16 弾性体
17 ホース側電極
17a ホース側電極上段
17b ホース側電極下段
18 接続ボックス
19 プレート
20 バキュームチップ
201 チップ基端部
202 チップ先端部
21 導線
22 チップ側分岐部
23 管壁内
24a 作業側面
24b 非作業側面
25 吸引口
27 チップ側電極
27a チップ側電極上段
27b チップ側電極下段
30、30a、30b、30c 光源
40a、40b、40c、 切り欠き部
41a、41b、41c、 係止突起部
50 バッテリボックス
51 電源装置
52 スイッチ部
53 スイッチ
54 ソケット
60 アタッチメント
601 アタッチメント基端部
602 アタッチメント先端部
63 段差
67 アタッチメント側電極
67a アタッチメント側電極上段
67b アタッチメント側電極下段
72 コネクタ
80 電源
J ジョイント部






Claims (13)

  1. 吸引源に接続されたバキュームホースと、前記バキュームホースの先端に接続可能な基端及び吸引口である先端を具備する管体を有するバキュームチップと、を備えた口腔内吸引装置であって、
    前記バキュームチップに設けられた口腔内を照らす光源と、
    前記バキュームホースの先端部に設けられかつ電源と電気的に接続されたホース側電極と、
    前記バキュームチップの基端部に設けられ前記光源と電気的に接続されかつ前記ホース側電極から電力を受け取るためのチップ側電極と、を有し、
    前記バキュームチップと前記バキュームホースとの間の接続が完了した状態において、前記チップ側電極及び前記ホース側電極が、相互に接触及び導通するように位置することを特徴とする口腔内吸引装置。
  2. 前記バキュームチップと前記バキュームホースの互いに接続される各端部のうち、一方の端部が、長手方向に沿って延びる切り欠き部を有し、他方の端部が長手方向に一定の長さを有する係止突起部を有し、
    前記切り欠き部と前記係止突起部の位置を合わせつつ、前記バキュームチップを前記バキュームホースに差し込むとき、前記バキュームチップと前記バキュームホースのジョイント部において、前記係止突起部が、前記切り欠き部の最奥部で止まった状態において、前記バキュームチップと前記バキュームホースとの接続が完了することを特徴とする請求項1に記載の口腔内吸引装置。
  3. 前記バキュームチップと前記バキュームホースの互いに接続される各端部のうち、一方の端部が、長手方向に沿って延びる第1の部分と前記第1の部分における最奥部から周方向に延びる第2の部分とを具備する切り欠き部を有するとともに、他方の端部が、係止突起部を有し、
    前記切り欠き部と前記係止突起部の位置を合わせつつ、前記バキュームチップを前記バキュームホースに差し込むとき、前記バキュームチップと前記バキュームホースのジョイント部において、前記係止突起部が、前記切り欠き部の前記第1の部分の最奥部まで長手方向に移動させられた後に、前記第2の部分内を周方向に移動させられることによって前記バキュームチップと前記バキュームホースとの接続が完了することを特徴とする請求項1に記載の口腔内吸引装置。
  4. 前記バキュームホースに設けられ、前記ホース側電極を前記バキュームホースの先端側に付勢する弾性体をさらに有することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の口腔内吸引装置。
  5. 前記バキュームホースに設けられ、前記ホース側電極を前記バキュームホースの先端側に付勢する複数の導体である弾性体をさらに有し、
    前記弾性体のうち、一つの一端を前記電源の正極と電気的に接続し、他端をホース側電極の正極と接続し、別の一つの一端を前記電源の負極と電気的に接続し、他端をホース側電極の負極と接続することで、これらの弾性体を介して、前記電源と前記ホース側電極とを電気的に接続することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の口腔内吸引装置。
  6. 前記バキュームチップの管体の内側及び/若しくは外側に前記光源が設けられていること、並びに/または前記バキュームチップの管壁が透明若しくは半透明の樹脂からなる場合において前記バキュームチップの管壁内部に前記光源が設けられていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の口腔内吸引装置。
  7. 吸引源に接続されたバキュームホースと、前記バキュームホースの先端に差し込み可能な基端を具備するアタッチメントと、前記アタッチメントの先端に接続可能な基端及び吸引口である先端を具備するバキュームチップと、を備えた管体の口腔内吸引装置であって、
    前記バキュームチップに設けられた口腔内を照らす光源と、
    前記アタッチメントの先端部に設けられかつ電源と電気的に接続されたアタッチメント側電極と、
    前記バキュームチップの基端部に設けられ前記光源と電気的に接続されかつ前記アタッチメント側電極から電力を受け取るためのチップ側電極と、を有し、
    前記バキュームチップと前記アタッチメントとの間の接続が完了した状態において、前記チップ側電極及び前記アタッチメント側電極が、相互に接触及び導通するように位置することを特徴とする口腔内吸引装置。
  8. 前記アタッチメントの管体の外側に設けられた電源装置をさらに有し、
    前記電源装置と前記アタッチメント側電極が、電気的に接続されていることを特徴とする請求項7の口腔内吸引装置。
  9. 前記バキュームチップと前記アタッチメントの互いに接続される各端部のうち、一方の端部が、長手方向に沿って延びる切り欠き部を有し、他方の端部が長手方向に一定の幅を有する係止突起部を有し、
    前記切り欠き部と前記係止突起部の位置を合わせつつ、前記バキュームチップを前記アタッチメントに差し込むとき、前記バキュームチップと前記アタッチメントのジョイント部において、前記係止突起部が、前記切り欠き部の最奥部で止まった状態により、前記バキュームチップと前記アタッチメントの接続が完了することを特徴とする請求項7または8に記載の口腔内吸引装置。
  10. 前記バキュームチップと前記アタッチメントの互いに接続される各端部のうち、一方の端部が、長手方向に沿って延びる第1の部分と前記第1の部分における最奥部から周方向に延びる第2の部分とを具備する切り欠き部を有するとともに、他方の端部が、係止突起部を有し、
    前記切り欠き部と前記係止突起部の位置を合わせつつ、前記バキュームチップを前記アタッチメントに差し込むとき、前記バキュームチップと前記アタッチメントのジョイント部において、前記係止突起部が、前記切り欠き部の前記第1の部分の最奥部まで長手方向に移動させられた後に、前記第2の部分内を周方向に移動させられることによって前記バキュームチップと前記アタッチメントの接続が完了することを特徴とする請求項7または8に記載の口腔内吸引装置。
  11. 前記アタッチメントに設けられ、前記アタッチメント側電極を前記アタッチメントの先端側に付勢する弾性体をさらに有することを特徴とする請求項7~10のいずれかに記載の口腔内吸引装置。
  12. 前記アタッチメントに設けられ、前記アタッチメント側電極を前記アタッチメントの先端側に付勢する複数の導体である弾性体をさらに有し、
    前記弾性体のうち、一つの一端を前記電源装置の正極と電気的に接続し、他端をアタッチメント側電極の正極と接続し、別の一つの一端を前記電源装置の負極と電気的に接続し、他端をアタッチメント側電極の負極と接続することで、これらの弾性体を介して、前記電源装置と前記アタッチメント側電極とを電気的に接続することを特徴とする請求項7~10のいずれかに記載の口腔内吸引装置。
  13. 前記バキュームチップの管体の内側及び/若しくは外側に前記光源が設けられていること、及び/並びに前記バキュームチップの管壁が透明若しくは半透明の樹脂からなる場合において前記バキュームチップの管壁内部に前記光源が設けられていることを特徴とする請求項7~12のいずれかに記載の口腔内吸引装置。























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