JP2023145783A - 投光装置、投受光装置及び測距装置 - Google Patents

投光装置、投受光装置及び測距装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安全に遠距離又は広範囲にレーザ光を投光することが可能な投光装置、投受光装置及び測距装置を提供する。【解決手段】光を方向可変に偏向しつつ投光する1の偏向素子と1の偏向素子に向けて互いに異なる光路で複数のレーザ光を出射する出射部とを有する投光装置であって、複数のレーザ光の各々が、1の偏向素子から投光された際には互いに離間しており、投光装置から所定距離離れた位置で少なくとも一部が互いに重なる投光装置及び対象物によって反射された複数のレーザ光である反射光を受光する受光素子を有する投受光装置と、受光素子による反射光の受光結果に基づいて対象物までの距離を測定する測距部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、光を投光する投光装置、光の投光及び受光を行う投受光装置並びに光学的な測距を行う測距装置に関する。
従来から、光を対象物に照射し、当該対象物によって反射された光を検出することで、当該対象物までの距離を測定する測距装置が知られている。また、光走査を行うことで複数の対象物に対する測距を行う走査型の測距装置が知られている。例えば、特許文献1には、投光部、受光部及び距離計測手段を含む光学式レーダ装置が開示されている。
特開2007-85832号公報
例えば、測距装置には、測距用のレーザ光を投光し、対象物によって反射された光を受光することで、対象物までの距離を測定する。測距装置は、測距可能な距離を長くすること、また高精度な測距を行うことを考慮した場合、高強度なレーザ光を遠距離まで投光するように構成されることが好ましい。また、測距可能な範囲、すなわち投光可能な範囲は広いことが好ましい。
一方、測距装置は、種々の環境下で使用できることが好ましい。例えば、測距装置は、車両などの移動体に搭載され、当該移動体の周辺に存在する種々の対象物に対して測距を行う用途に使用することが想定されることができる。この場合、測距用のレーザ光が人体などの生物に照射されることとなる。この場合、例えば日本工業規格に規定されるレーザ製品の安全基準などを満たす必要がある。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、安全に遠距離又は広範囲にレーザ光を投光することが可能な投光装置、投受光装置及び測距装置を提供することを目的の1つとしている。
請求項1に記載の発明は、光を方向可変に偏向しつつ投光する1の偏向素子と1の偏向素子に向けて互いに異なる光路で複数のレーザ光を出射する出射部とを有する投光装置であって、複数のレーザ光の各々が、1の偏向素子から投光された際には互いに離間しており、投光装置から所定距離離れた位置で少なくとも一部が互いに重なる投光装置及び対象物によって反射された複数のレーザ光である反射光を受光する受光素子を有する投受光装置と、受光素子による反射光の受光結果に基づいて対象物までの距離を測定する測距部と、を有することを特徴とする。
実施例1に係る測距装置の全体構成を示す図である。 実施例1に係る測距装置におけるレーザ素子の光出射面を示す図である。 実施例1に係る測距装置における光の投光態様を示す図である。 実施例1に係る測距装置における受光素子の受光面を示す図である。 実施例2に係る測距装置における出射部の構成を示す図である。 実施例2に係る測距装置における光の投光態様を示す図である。 実施例3に係る測距装置における出射部の構成を示す図である。 実施例4に係る測距装置の構成を示す図である。
以下に本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、実施例1に係る測距装置10の模式的な配置図である。測距装置10は、所定の領域(以下、走査領域と称する)R0の光走査を行い、走査領域R0内に存在する対象物OBまでの距離を測定する走査型の測距装置である。図1を用いて、測距装置10について説明する。なお、図1には、走査領域R0及び対象物OBを模式的に示している。
まず、測距装置10は、走査領域R0に向けて投光する走査用の光を出射する出射部11を有する。まず、出射部11は、レーザ光L1を生成及び出射するレーザ素子12を有する。本実施例においては、レーザ素子12は、赤外領域にピーク波長を有するレーザ光L1を生成し、これを断続的に出射する。
出射部11は、レーザ光L1を集光及び整形する投光光学系13を有する。投光光学系13は、例えば、少なくとも1つのレンズを有する。
出射部11は、レーザ光L1を分離して出射する第1及び第2の光学素子14及び15を有する。本実施例においては、第1の光学素子14は、レーザ光L1の一部を第1の分離光L21として反射させ、他のレーザ光L1を第2の分離光L22として透過させるハーフミラー(第1のミラー)からなる。また、第2の光学素子15は、第2の分離光L22を反射させるミラー(第2のミラー)からなる。
換言すれば、出射部11は、互いに光路が異なる複数のレーザ光(以下、第1及び第2の分離光L21及びL22)を出射するように構成されている。
測距装置10は、第1及び第2の分離光L21及びL22を方向可変に偏向させつつそれぞれ走査光(以下、第1及び第2の走査光と称する場合がある)L31及びL32として投光する偏向素子(第1の偏向素子)16を有する。偏向素子16は、周期的な動作を行って第1及び第2の分離光L21及びL22の偏向方向を周期的に変化させる。
偏向素子16は、第1及び第2の分離光L21及びL22の各々を進行方向を屈曲させつつ出射し、またその屈曲方向を周期的に変化させる。偏向素子16によって偏向された第1及び第2の分離光L21及びL22は、それぞれ走査光L31及びL32として、走査領域R0に向けて投光される。
本実施例においては、偏向素子16は、回動軸AYの周りに回動し、第1及び第2の分離光L21及びL22を反射させる回動ミラー16Aを有する。例えば、偏向素子16は、回動ミラー16Aとして各々が回動軸AYの周りに回動する複数の反射面からなるポリゴンミラーを含む。
本実施例においては、出射部11は、互いにほぼ平行な光軸に沿って進む第1及び第2の分離光L21及びL22の各々を偏向素子16の回動ミラー16Aに向けて出射する。偏向素子16は、回動ミラー16Aが回動しつつ第1及び第2の分離光L21及びL22の各々を反射させることで、第1及び第2の分離光L21及びL22各々の反射方向を周期的に変化させる。すなわち、本実施例においては、走査光L31及びL32は、それぞれ偏向素子16の回動ミラー16Aによって反射された第1及び第2の分離光L21及びL22である。
なお、走査領域R0は、偏向素子16を経た走査光L31及びL32が投光される仮想の3次元空間である。図1においては、走査領域R0の外縁を破線で模式的に示した。
本実施例においては、レーザ素子12は、回動ミラー16Aの回動軸AYの軸方向に沿って延びるライン状のビーム形状を有するパルス状のレーザ光L1を出射する。また、偏向素子16は、走査光L31及びL32の各々を、ほぼ平行な光軸に沿って同時に投光する。
従って、例えば、走査領域R0は、第1及び第2の分離光L21及びL22の断面における長手方向(以下、第1の方向と称する)D1に沿った高さ方向の方向範囲と、偏向素子16による第1及び第2の分離光L21及びL22の偏向方向の可変範囲に対応する方向(以下、第2の方向と称する)D2に沿った幅方向の方向範囲と、走査光L31及びL32が所定の強度を維持できる距離方向の範囲(すなわち奥行範囲)と、を有する錐状の空間として定義されることができる。
また、走査領域R0内における偏向素子16から所定の距離だけ離れた仮想の平面を走査面R1としたとき、走査面R1は、第1及び第2の方向D1及びD2に沿って広がる2次元的な領域として定義されることができる。走査光L31及びL32は、この走査面R1を走査するように、走査領域R0に向けて投光される。
また、図1に示すように、走査領域R0に対象物OB(すなわち2次光L2に対して反射性又は散乱性を有する物体又は物質)が存在する場合、走査光L31及びL32は、対象物OBによって反射又は散乱される。対象物OBによって反射された走査光L31及びL32は、その一部が、反射光L4として、走査光L31及びL32とほぼ同一の光路を走査光L31及びL32とは反対の方向に向かって進み、偏向素子16に戻って来る。
測距装置10は、反射光L4の光路上に設けられ、反射光L4を偏向する偏向素子(第2の偏向素子)17を有する。例えば、偏向素子17は、第1及び第2の分離光L21及びL22を透過させ、反射光L4を反射させる光分離素子であり、本実施例においてはビームスプリッタである。
換言すれば、本実施例においては、偏向素子16は、動作することで第1及び第2の分離光L21及びL22を方向可変に偏向する走査用の可動偏向素子である。一方、偏向素子17は、固定式の偏向素子である。
測距装置10は、反射光L4を受光する受光光学系18を有する。受光光学系17は、反射光L4を集光しつつ整形する。受光光学系18は、例えば、少なくとも1つのレンズを含む。
また、測距装置10は、反射光L4を受光する受光素子19を有する。受光素子19は、例えば、受光光学系18によって集光された反射光L4の焦点位置に配置されている。例えば、受光素子19は、反射光L4を検出し、反射光L4に応じた電気信号を生成する少なくとも1つの検出素子を有する。
受光素子19は、当該電気信号を反射光L4の検出結果(受光結果)として生成する。すなわち、測距装置10は、受光素子19によって生成された当該電気信号を走査領域R0の走査結果として生成する。
測距装置10は、レーザ素子12、偏向素子16及び受光素子19の駆動及びその制御を行う制御部20を有する。例えば、本実施例においては、制御部20は、レーザ素子12の駆動及びその制御を行う光源制御部21と、偏向素子16の駆動及びその制御を行う偏向制御部22と、を有する。また、制御部20は、受光素子19の駆動を行う。
また、制御部20は、受光素子19による反射光L4の受光結果に基づいて対象物OBまでの距離を測定する測距部23を有する。本実施例においては、測距部23は、当該電気信号から反射光L4を示すパルスを検出する。また、測距部23は、走査光L31及びL32の投光タイミングと反射光L4の受光タイミングとの間の時間差に基づくタイムオブフライト法によって、対象物OB(又はその一部の表面領域)までの距離を測定する。また、測距部23は、測定した距離情報を示すデータ(測距データ)を生成する。
また、本実施例においては、測距部23は、走査領域R0(走査面R1)を複数の測距点(走査点)に区別し、当該複数の測距点の各々の測距結果(距離値)を画素として示す走査領域R0の画像(測距画像)を生成する。本実施例においては、測距部23は、測距点と回動ミラー16Aの変位とを示す情報とを対応付け、走査領域R0の2次元マップ又は3次元マップを示す画像データを生成する。
また、測距部23は、例えば、走査光L31及びL32の投光方向の変化周期、すなわち走査領域R0を走査する周期である走査周期を測距画像の生成周期とし、当該走査周期毎に1つの測距画像を生成する。
なお、走査周期とは、例えば、測距装置10が走査領域R0に対する光走査を周期的に行う場合において、回動ミラー16Aの1の変位が、その後に再度当該1の変位に戻るまでの期間をいう。また、測距部23は、生成した複数の測距画像を時系列に沿って動画として表示する表示部(図示せず)を有していてもよい。
図2は、レーザ素子12におけるレーザ光L1の出射面12Sを模式的に示す図である。本実施例においては、レーザ素子12は、第1の方向D1を長手方向とするライン状又は楕円状の断面形状を有する出射口12Aを有する。本実施例においては、レーザ素子12は、第1の方向D1を長手方向とし、第2の方向D2を短手方向とする断面形状を有するライン状のレーザ光L1を出射する。
図3は、走査光L31及びL32の投光態様を模式的に示す図である。図3は、偏向素子16における回動ミラー16Aから投光される時の走査光L31及びL32と、対象物OBに照射される時の走査光L31及びL32と、の形状を模式的に示す図である。
まず、本実施例においては、第1及び第2の光学素子14及び15は、第2の方向D2に沿って並んで配置されている。従って、第1及び第2の分離光L21及びL22は、第2の方向D2において互いに離間した状態で偏向素子16の回動ミラー16Aに入射する。従って、図3に示すように、偏向素子16から投光された直後においては、走査光L31及びL32の各々は、互いに離間している。
一方、走査光L31及びL32は、所定の比率でビーム形状を相似形に拡大しつつ走査領域R0内を進む。従って、走査光L31及びL32は、所定の距離以上離れた(例えば遠方の)対象物OBに照射される際には互いに重なり合い、ほぼ同一の領域を照射したとみなすことができる。すなわち、走査光L31及びL32は、投光直後には互いに離間した2つの光であり、走査領域R0内においては1つの光となるような態様で投光される。
ここで、レーザ光L1などのレーザ光を投光する場合、人の目にレーザ光が入射した場合の安全性を考慮する必要がある。例えば、測距装置10などのように走査型の測距装置においては、遠方における投光スポットが高速で移動するため、遠方の人の目に走査光L31及びL32が入射した場合でも安全である場合が多い。一方、測距装置10の至近距離においては、遠方の場合に比べて走査光L31及びL32の投光スポットの移動速度が遅い。従って、仮にレーザ光L1の全てのエネルギが1点に集中した状態で人の目に入射した場合に人の目に危険が及ぶ可能性を考慮する必要がある。
従って、安全なレーザ光を走査領域R0に投光することを考慮した場合、十分に離間させることで、それぞれで安全基準を満たす範囲内の走査光L31及びL32を投光することができる。
一方、走査光L31及びL32を所定の距離だけ離れた位置で重なるように投光することで、遠距離の位置においても、測距に必要な光の強度を確保することができる。従って、安全性を確保しつつ、測距可能な距離を長くすることができる。
図4は、受光素子19の受光面19Sを模式的に示す図である。図4に示すように、受光素子19は、第1の方向D1に沿って配列された複数の受光セグメント19Aからなる受光面19Sを有する。本実施例においては、受光素子19は、受光セグメント19Aの各々が1列に配列され、ライン状の受光面19Sを有するラインセンサである。
本実施例においては、受光セグメント19Aの各々は、互いに独立して反射光L4の受光動作を行う。また、受光セグメント19Aの各々は、少なくとも1つの光電変換素子を有する。
本実施例においては、反射光L4は、受光光学系18によって集光され、受光セグメント19Aの各々に入射する。そして、受光セグメント19A毎に受光された反射光L4の部分に対応する電気信号が受光セグメント19Aの各々によって生成される。従って、受光セグメント19Aの個数分の走査情報を一括して取得することができる。
このように、本実施例においては、測距装置10は、出射部11がレーザ光L1を第1及び第2の分離光L21及びL22に分離した上で、これら第1及び第2の分離光L21及びL22の各々を偏向素子16の回動ミラー16Aの互いに離間した領域に向けて出射する。また、偏向素子16は、第1及び第2の分離光L21及びL22を用いて走査領域R0に走査光L31及びL32を投光する。従って、安全に遠距離までレーザ光L1を投光することができ、遠距離の対象物OBに対しても正確な測距を行うことができる。
なお、本実施例においては、出射部11が偏向素子16の互いに離間した領域に向けて第1及び第2の分離光L21及びL22を出射する場合について説明した。しかし、出射部11におけるレーザ光L1の出射態様はこれに限定されない。
第1及び第2の分離光L21及びL22の各々は、少なくとも互いに異なる光路を通って偏向素子16に入射すればよい。これによって、走査光L31及びL32の各々は、偏向素子16によって偏向された後、互いに異なる方向に向けて投光される。従って、例えば、走査光L31及びL32の各々を安全基準の範囲内で高い出力で出射した場合でも、投光後の走査光L31及びL32は互いに離間することとなり、安全性を確保することができる。
また、本実施例においては、第1及び第2の光学素子14及び15がそれぞれミラーからなる場合について説明した。しかし、第1及び第2の光学素子14及び15の構成はこれに限定されない。例えば、第1の光学素子14はビームスプリッタであってもよい。また、第2の光学素子15は、回折格子であってもよい。
第1の光学素子14は、レーザ光L1の光路上に設けられ、レーザ光L1を第1及び第2の分離光L21及びL22に分離しかつ第1の分離光L21を偏向素子16に導くように構成されていればよい。また、第2の光学素子15は、第2の分離光L22の光路上に設けられ、第2の分離光L22を偏向素子16に導くように構成されていればよい。
また、本実施例においては、光源11がライン状の断面形状のレーザ光を出射する場合について説明した。しかし、光源11の構成はこれに限定されない。例えば、光源11が出射するレーザ光の断面形状はライン状に限定されない。例えば、光源11は、点状のレーザ光を出射するように構成されていてもよい。
このように、本実施例においては、測距装置10は、光を方向可変に偏向する1の偏向素子16と、偏向素子16に向けて互いに異なる光路で複数のレーザ光(第1及び第2の分離光L21及びL22)を出射する出射部11と、対象物OBによって反射された複数のレーザ光(第1及び第2の分離光L21及びL22)である反射光L4を受光する受光素子19と、受光素子19による反射光L4の受光結果に基づいて対象物OBまでの距離を測定する測距部23と、を有する。従って、安全に遠距離までレーザ光L1を投光することができ、遠距離の対象物OBに対しても正確な測距を行うことができる。
なお、受光素子19による反射光L4の受光結果は、測距以外の用途、例えば対象物OBの検出用途などにも有効に利用することができる。従って、測距装置10は、測距部23を有していなくてもよい。この場合、例えば、測距装置10における出射部11、偏向素子16及び受光素子19は、走査装置、すなわち走査型の投受光装置として機能する。この場合であっても、安全に遠距離までレーザ光L1を投光することができ、遠距離の対象物OBに対しても正確な投受光を行うことができる。
さらに、測距装置10は、受光素子19を有していなくてもよい。この場合、測距装置10の出射部11及び偏向素子16は、投光装置として機能する。例えば、本実施例における投光装置は、光を方向可変に偏向する1の偏向素子16と、偏向素子16に向けて互いに異なる光路で複数のレーザ光(第1及び第2の分離光L21及びL22)を出射する出射部11と、を有する。従って、安全に遠距離までレーザ光L1を投光することができる投光装置を提供することができる。
図5は、実施例2に係る測距装置30における出射部31の構成を示す図である。測距装置30は、出射部31の構成を除いては、測距装置10と同様の構成を有する。測距装置30においては、出射部31が第1及び第2の光学素子32及び33として互いに法線方向が異なる第1及び第2のミラーを有する。
具体的には、第1の光学素子32としての第1のミラー(ハーフミラー)におけるレーザ光L1の入射面の法線N1は、第2の光学素子33としての第2のミラーにおける第2の分離光L22の入射面の法線N2とは異なる方向に延びている。これによって、第1及び第2の分離光L21及びL22は、第1及び第2の光学素子32及び33から、互いに離れつつ、偏向素子16に向けて出射される。
図6は、測距装置30における走査光L31及びL32の投光態様を模式的に示す図である。図6に示すように、例えば、第1及び第2の光学素子32及び33によって、第1及び第2の分離光L21及び22は、回動ミラー16Aにおける第1及び第2の方向D1及びD2においてズレた位置に入射する。
この場合、対象物OBに照射される際には、図6に示すように、走査光L31及びL32は、第1の方向D1に沿って拡大された1つのレーザ光となる。すなわち、走査光L31及びL32の走査領域R0内における投光可能範囲が第1の方向に拡大される。従って、広範囲に亘って安全にレーザ光を投光することが可能となる。
このように、本実施例においては、第1及び第2のミラー(第1及び第2の光学素子32及び33)は、第1のミラーにおけるレーザ光L1の入射面の法線N1と第2のミラーにおける第2の分離光L22の入射面の法線N2とが異なる方向に延びるように配置されている。従って、安全にかつ広範囲にレーザ光L1を投光することができる投光装置、投受光装置及び測距装置を提供することができる。
図7は、実施例3に係る測距装置40における出射部31の構成を示す図である。測距装置40は、出射部41の構成を除いては、測距装置10と同様の構成を有する。測距装置40においては、出射部41が第1及び第2の分離光L21及びL22の光路上にそれぞれ設けられた第1及び第2の回折格子42及び43を有する。
具体的には、出射部41は、第1の分離光L21の光路上に設けられ、第1の分離光L21を偏向させる第1の回折格子42を有する。また、出射部41は、第2の分離光L22の光路上に設けられ、第2の分離光L22を偏向させる第2の回折格子43を有する。
本実施例においても、実施例2と同様に、第1及び第2の分離光L21及びL22を互いに離れさせつつ偏向素子16に向けて出射することができる。従って、安全にかつ広範囲にレーザ光を安定して投光することができる。
なお、本実施例においては、第1及び第2の分離光L21及びL22の光路上の各々にそれぞれ第1及び第2の回折格子42及び43が設けられる場合について説明した。しかし、出射部41の構成はこれに限定されない。例えば、第1及び第2の回折格子42及び42のいずれか一方のみが設けられていてもよい。すなわち、出射部41は、第1の回折格子42又は第2の回折格子43を有していればよい。
このように、本実施例においては、出射部41は、第1の分離光L21の光路上又は第2の分離光L22の光路上に設けられた回折格子(第1又は第2の回折格子42又は43)を有する。従って、安全にかつ広範囲にレーザ光L1を投光することができる投光装置、投受光装置及び測距装置を提供することができる。
図8は、実施例4に係る測距装置50の構成を示す図である。測距装置50は、出射部51の構成を除いては、測距装置10と同様の構成を有する。測距装置50においては、出射部51は、各々が偏向素子16に向けてレーザ光L11及びL12を出射し、互いに離間して配置された複数のレーザ素子52を有する。
本実施例においては、出射部51は、互いに離間したレーザ素子52の各々から偏向素子16に向けてレーザ光L11及びL12を出射する。このように出射部51が構成されている場合であっても、偏向素子16に向けて互いに異なる光路で複数のレーザ光L11及びL12を出射することができる。また、レーザ光L11及びL12の光軸を調節することで、遠距離又は広範囲にレーザ光L11及びL12を投光することができる。
このように、本実施例においては、出射部51は、各々が偏向素子16に向けてレーザ光L11及びL12を出射し、互いに離間した複数のレーザ素子52を有する。従って、安全に遠距離又は広範囲までレーザ光L11及びL12を投光することができる投光装置、投受光装置及び測距装置を提供することができる。
10、30、40、50 測距装置
11、31、41、51 出射部
16 偏向素子

Claims (7)

  1. 光を方向可変に偏向しつつ投光する1の偏向素子と前記1の偏向素子に向けて互いに異なる光路で複数のレーザ光を出射する出射部とを有する投光装置であって、前記複数のレーザ光の各々が、前記1の偏向素子から投光された際には互いに離間しており、前記投光装置から所定距離離れた位置で少なくとも一部が互いに重なる投光装置及び対象物によって反射された前記複数のレーザ光である反射光を受光する受光素子を有する投受光装置と、
    前記受光素子による前記反射光の受光結果に基づいて前記対象物までの距離を測定する測距部と、
    を有することを特徴とする測距装置。
  2. 前記出射部は、レーザ光を生成するレーザ素子と、前記レーザ光の光路上に設けられ、前記レーザ光を第1及び第2の分離光に分離しかつ前記第1の分離光を前記1の偏向素子に導く第1の光学素子と、前記第2の分離光の光路上に設けられ、前記第2の分離光を前記1の偏向素子に導く第2の光学素子と、を有することを特徴とする請求項1に記載の測距装置。
  3. 前記第1の光学素子は、前記レーザ光の一部を前記1の偏向素子に向けて反射させる第1のミラーを有し、
    前記第2の光学素子は、前記第1のミラーを透過した前記レーザ光を前記1の偏向素子に向けて反射させる第2のミラーを有することを特徴とする請求項2に記載の測距装置。
  4. 前記第1及び第2のミラーは、前記第1のミラーにおける前記レーザ光の入射面の法線と前記第2のミラーにおける前記第2の分離光の入射面の法線とが異なる方向に延びるように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の測距装置。
  5. 前記出射部は、前記第1の分離光の光路上又は前記第2の分離光の光路上に設けられた回折格子を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載の測距装置。
  6. 前記出射部は、各々が前記1の偏向素子に向けてレーザ光を出射し、互いに離間した複数のレーザ素子を有することを特徴とする請求項1に記載の測距装置。
  7. 前記1の偏向素子は、所定の軸の周りに回動しかつ前記第1及び第2の分離光の各々を反射させることで、前記第1及び第2の分離光の各々を方向可変に偏向する回動ミラーを有することを特徴とする請求項3に記載の測距装置。
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