JP2023145066A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷物に発見した誤りを印刷装置側で修正するために文書データの再送からやり直す場合に比して、誤りが修正された印刷物が出力されるまでの時間を短縮する。【解決手段】情報処理装置のプロセッサは、修正の対象である印刷物の第1のイメージのうち、ユーザにより指定された領域に関連する部分を、修正が可能なデータ形式に変更した画面を生成し、画面を通じて受け付けた修正の内容が確定すると、確定した修正の内容を反映した第2のイメージを生成する。【選択図】図9

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
印刷装置から印刷物を回収する際に、誤記等の間違いを見つけることがある。この場合、ユーザは、間違いを修正して印刷をやり直す必要がある。オフィス内であれば、ユーザは自席まで戻って誤記等を修正し、その後、印刷装置まで戻って印刷物を回収する必要がある。
特許文献1には、携帯型の端末から実行された印刷の結果に対して修正を加える場合に、印刷装置の操作パネルを使用して画像データの間違いを修正する作業を受け付ける技術が記載されている。
特開2014-191562号公報
ただし、特許文献1に記載された技術による修正は、ユーザが携帯している端末から印刷装置に印刷が指示された場合に限られる。このため、印刷を指示した端末を印刷装置の場所に携帯していない場合や自席に設置された端末から印刷を指示した場合等には、特許文献1に記載の技術を使えない。
また、特許文献1に記載された技術では、修正個所が存在する画像データを携帯型の端末に表示させた後に印刷装置に転送する必要があり、修正個所の増加に伴ってユーザの手間が増加する。
本発明は、印刷物に発見した誤りを印刷装置側で修正するために文書データの再送からやり直す場合に比して、誤りが修正された印刷物が出力されるまでの時間を短縮することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、修正の対象である印刷物の第1のイメージのうち、ユーザにより指定された領域に関連する部分を、修正が可能なデータ形式に変更した画面を生成し、前記画面を通じて受け付けた修正の内容が確定すると、確定した修正の内容を反映した第2のイメージを生成する、情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、前記関連する部分として、ユーザが指定した前記領域とその周囲の領域を設定する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記プロセッサは、前記領域として文字又は文字列が指定された場合、前記関連する部分に加え、当該関連する部分の周囲に位置する前記第1のイメージを表示する、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記プロセッサは、前記領域として画像が指定された場合、当該画像に置き換える候補として、登録済みの他の画像を選択可能に表示する、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記プロセッサは、前記画面を外部端末の操作部に表示するための情報を表示部に表示又は当該外部端末に送信する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、前記画面を、前記第2のイメージを出力する画像形成装置の操作部に表示する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記プロセッサは、前記修正の内容に関連する他の個所を検索し、修正の候補として提示する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記プロセッサは、前記修正の内容を、前記第1のイメージに対応する文書データに反映して保存する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記プロセッサは、前記修正の内容が反映された前記文書データを読み出すための情報を外部端末に送信する、請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記プロセッサは、前記修正の対象になったページに加え、当該修正の影響が及ぶ後続する他のページを再印刷の対象に設定する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、前記プロセッサは、前記印刷物の印刷時の設定との関係により、前記修正が影響する全てのページを再印刷の対象に設定する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、コンピュータに、修正の対象である印刷物の第1のイメージのうち、ユーザにより指定された領域に関連する部分を、修正が可能なデータ形式に変更した画面を生成する機能と、前記画面を通じて受け付けた修正の内容が確定すると、確定した修正の内容を反映した第2のイメージを生成する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、印刷物に発見した誤りを印刷装置側で修正するために文書データの再送からやり直す場合に比して、誤りが修正された印刷物が出力されるまでの時間を短縮できる。
請求項2記載の発明によれば、指定した領域に関連する範囲を一度に修正できる。
請求項3記載の発明によれば、周囲との関連性を確認しながら修正作業を実行できる。
請求項4記載の発明によれば、画像の誤りを簡単に修正できる。
請求項5記載の発明によれば、外部端末の表示部を使用した修正を可能にできる。
請求項6記載の発明によれば、画像形成装置との連携により第1のイメージを修正できる。
請求項7記載の発明によれば、指定した領域だけでなく関連する修正を一度に実現できる。
請求項8記載の発明によれば、修正の結果を反映した文書データの再利用を可能にできる。
請求項9記載の発明によれば、修正の結果を反映した文書データを外部端末で再利用できる。
請求項10記載の発明によれば、全てのページを再印刷する場合に比して資源の無駄を少なくできる。
請求項11記載の発明によれば、必要最小限のページを印刷の対象に設定できる。
請求項12記載の発明によれば、印刷物に発見した誤りを印刷装置側で修正するために文書データの再送からやり直す場合に比して、誤りが修正された印刷物が出力されるまでの時間を短縮できる。
実施の形態1に係る画像形成システムの概念図である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を説明する図である。 画像形成装置を構成する補助記憶装置に記憶されるデータの一例を説明する図である。 実施の形態1で使用する画像形成装置の機能構成の一例を説明する図である。 印刷物の初回の出力までを説明する図である。 印刷物の初回の出力までの処理動作の一例を説明するフローチャートである。 印刷物の修正が必要になる場面を説明する図である。 修正する領域の指定例を説明する図である。(A)は領域に下線を引く例であり、(B)は領域を丸で囲む例である。 修正済みの印刷物が再印刷されるまでの処理動作の一例を説明するフローチャートである。 指定領域と関連部分の関係を説明する図である。 ステップ18で生成されるHTMLページの一例を説明する図である。 HTMLページの表示例を説明する図である。(A)は修正前の表示例であり、(B)は修正後の表示例である。 反映された修正に類似する又は関連する候補を提示する画面の例を説明する図である。 修正の対象とする領域が画像の場合を説明する図である。 ステップ18で生成されるHTMLページの他の一例を説明する図である。 修正用の画面の一例を説明する図である。 携帯型のユーザ端末の表示装置に画像形成装置の操作画面を表示する例を説明する図である。 画像形成装置の処理動作の他の一例を説明するフローチャートである。 表示装置の画面上で修正する領域の指示を受け付ける例を説明する図である。 表示装置の画面上で修正する領域の指示を受け付ける他の例を説明する図である。 実施の形態3に係る画像形成システムの概念図である。(A)は印刷前のデータの流れを示し、(B)は印刷時のデータの流れを示す。 ストレージのハードウェア構成の一例を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<実施の形態1>
<システム構成>
図1は、実施の形態1に係る画像形成システム1の概念図である。
図1に示す画像形成システム1は、ネットワークNを通じて通信可能に接続されたユーザ端末100と画像形成装置200とで構成されている。
ネットワークNは、例えばLAN(=Local Area Network)、インターネット、4G、5G等の移動通信システムで構成される。なお、ネットワークNは、有線ネットワークに限らず、無線ネットワークでもよい。
図1には、1台のユーザ端末100と1台の画像形成装置200がネットワークNに接続されているが、複数台のユーザ端末100と複数台の画像形成装置200がネットワークNに接続されてもよい。
ユーザ端末100は、ユーザAが操作するコンピュータである。ユーザ端末100は、据え置き型のコンピュータでも可搬型のコンピュータでもよい。
据え置き型のコンピュータは、デスクトップ型のコンピュータとも呼ばれる。
可搬型のコンピュータには、例えばタブレット型、ノート型、ヘッドマウント型、メガネ型、ウェアラブル型、携帯型がある。携帯型のコンピュータには、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレットがある。
ユーザAは、複数台のユーザ端末100を使用することが可能である。
ユーザ端末100は、印刷ジョブを画像形成装置200に送信する機能を有している。
印刷ジョブは、文書の印刷を指示するジョブである。1つの印刷ジョブには、印刷の対象である文書に対応するデータファイル(以下「文書データ」ともいう。)が含まれる。文書データのデータ形式は問わない。
文書データには、アプリケーションプログラム(以下「アプリ」という。)で生成された電子文書と、紙の文書から生成された電子化文書がある。
電子文書には、例えばいわゆるオフィスアプリで生成された電子データ、製図アプリで生成された電子データ、会計アプリで生成された電子データ、ウェブサイトを閲覧するアプリ(すなわちブラウザ)に表示されるウェブページがある。
電子化文書には、例えばスキャナから出力される電子データ、カメラから出力される電子データがある。
画像形成装置200は、用紙その他の媒体に画像を形成する装置である。画像の形成(以下「印刷」という。)に特化した画像形成装置200は「印刷機」とも呼ばれる。
画像形成装置200には、印刷の機能に加え、原稿の複製物を生成するコピー機能、原稿のイメージを光学的に読み取るスキャナ機能、ファックス機能等を備える装置もある。複数の機能を備える画像形成装置200は「複合機」とも呼ばれる。
画像形成装置200は、業務用でも家庭用でもよい。
なお、画像形成装置200は、情報処理装置の一例である。
<画像形成装置200の構成>
図2は、画像形成装置200のハードウェア構成の一例を説明する図である。
図2に示す画像形成装置200は、装置全体の動作を制御するプロセッサ211と、BIOS等が記録されたROM212と、プロセッサ211のワークエリアとして用いられるRAM213と、画像データや印刷データ等を記録する補助記憶装置214と、ユーザインタフェースを表示する表示装置215と、ユーザの操作を受け付ける操作受付装置216と、原稿の画像を読み取るスキャナ217と、画像データに色補正や階調補正等の処理を加える画像処理部218と、用紙その他の媒体に画像を印刷する印刷エンジン219と、ネットワークNとの通信を実現する通信装置220とを有している。なお、プロセッサ211と他の処理部は、通信路221を用いて相互に接続されている。
プロセッサ211と、ROM212と、RAM213は、いわゆるコンピュータとして機能する。
プロセッサ211は、プログラムの実行を通じて各種の機能を実現する。ここでの機能の1つとして、印刷済みの文書の修正を受け付ける機能がある。この機能により、ユーザが指示した領域に関連する部分だけを修正可能なデータ形式に変更した画面が生成される。
補助記憶装置214には、例えばハードディスク装置や半導体メモリが使用される。補助記憶装置214には、印刷ジョブに関連する各種のデータが記憶される。
図3は、画像形成装置200(図2参照)を構成する補助記憶装置214に記憶されるデータの一例を説明する図である。
本実施の形態の場合、補助記憶装置214におけるデータの保存場所は、URL(=Uniform Resource Locator)により管理される。
「URL1」は、印刷ジョブに対応する「文書データ」の保存場所である。
「URL2」は、印刷物の出力に使用した「出力イメージ2」の保存場所である。「出力イメージ2」は、印刷の対象である文書の「出力イメージ1」に「URL1」と「URL2」の情報を埋め込んだ出力イメージである。
「URL3」は、「修正済みの文書データ」の保存場所である。「修正済みの文書データ」は、修正の内容が反映された文書データをいう。本実施の形態における「修正」は、画像形成装置200による印刷物の出力後に、画像形成装置200が受け付ける。
図2の説明に戻る。
表示装置215は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイである。表示装置215には、操作画面が表示される。操作画面の一例として、ホーム画面が表示される。この他、操作画面には、印刷物に対応する印刷イメージや誤記等の修正を受け付ける画面が表示される。操作画面を表示する表示装置215は、操作部の一例である。
操作受付装置216は、物理的なスイッチやボタンの他、表示装置215の表面に配置される静電容量式のタッチセンサ等で構成される。表示装置215と操作受付装置216を一体化したデバイスは、タッチパネルと呼ばれる。
スキャナ217は、静止状態の原稿に対して読み取り部を相対的に移動させながら画像を読み取るモードと、静止状態の読み取り部に対して原稿を相対的に移動させながら画像を読み取るモードの両方に対応する。
画像処理部218は、画像データや印刷データを処理するための専用のプロセッサや処理回路等で構成されている。
印刷エンジン219は、用紙等の媒体に画像を形成するデバイスであり、印刷方式に応じた機構で構成される。記録材には例えばトナーやインクが使用される。
通信装置220は、ネットワークNとの通信を実現するデバイスであり、有線や無線による通信規格に準拠したモジュールで構成される。
通信路221は、信号線やバスである。
図4は、実施の形態1で使用する画像形成装置200の機能構成の一例を説明する図である。
図4に示す機能部は、プロセッサ211(図2参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。
図4に示す機能部は、修正受付部231、指定領域受付部232、関連部分設定部233、修正可能データ生成部234、修正受付画面生成部235、修正内容受付部236、修正内容反映部237、印刷イメージ生成部238、印刷制御部239である。
修正受付部231は、印刷済みの文書に対する修正を受け付ける機能部である。
修正受付部231は、ホーム画面その他の操作画面を通じ、印刷済みの文書の修正を受け付ける。
指定領域受付部232は、ユーザが指定する領域(以下「指定領域」ともいう。)を受け付ける機能部である。ここでの領域は、文字列や画像に対応する。ユーザが指定する領域の数は、1つに限らず複数でもよい。
指定領域受付部232は、例えばスキャン画像に含まれる印(マーク)の位置を読み取って指定領域を受け付ける。ここでの印には、下線、丸印、チェックマーク等を使用する。
関連部分設定部233は、指定領域に関連する部分(以下「関連部分」ともいう。)を設定する機能部である。
関連部分は、指定領域を包含する部分領域であり、指定領域を基準に設定される。関連部分は、修正作業の効率化の観点から設定される。例えば誤字を削除して文字列を詰めると、修正の影響が後続する複数行に及ぶことがある。また、修正する前の文字数よりも修正後の文字数が多い場合、やはり修正の影響が後続する複数行に及ぶ。
また、修正の内容によっては、指定領域より前の表現を変更したくなることがある。例えば受け身の表現と能動の表現とを入れ替えたい場合、主語や助詞の修正が必要になることがある。
そこで、本実施の形態では関連部分を設定して、関連する修正を一度に受付可能にしている。
本実施の形態の場合、関連部分設定部233は、指定領域を含む行又は指定領域に対応する行の上下又は前後に位置する各数行分の範囲を「関連部分」として設定する。
もっとも、関連部分は、指定領域を含む行に限定してもよいし、指定領域を含む行の下方又は後方に位置する数行分の範囲に限定してもよい。なお、関連範囲を規定する行数は、事前に与えてもよい。
この他、関連部分設定部233は、指定領域を含む文、段落、項、節、章等を単位として関連部分を設定してもよい。
もっとも、関連部分設定部233が設定した関連部分の範囲は、ユーザによる変更が可能でもよい。
修正可能データ生成部234は、関連部分に対応する出力イメージに基づいて、修正が可能なデータ形式のデータを生成する機能部である。換言すると、修正可能データ生成部234は、修正の対象である印刷物の出力に使用した「出力イメージ2」の一部分だけを修正が可能なデータ形式に変換する。例えばHTML(=Hypertext Markup Language)文書が生成される。HTML文書は、各要素に構造を規定するタグが付されたテキスト文書である。HTML文書は、構造化文書の一例である。
例えば出力イメージの文字部分にテキスト情報が付属する場合、修正可能データ生成部234は、関連部分に付属するテキスト情報を読み出して使用する。この種の出力イメージの拡張子には、例えば「pdf」や「xdw」がある。
出力イメージの文字部分にテキスト情報が付属しない場合、修正可能データ生成部234は、出力イメージの関連部分をOCR(=Optical character recognition)処理してテキスト情報を生成する。
本実施の形態の場合、OCR処理は、修正可能データ生成部234における機能の一部として実行される。
もっとも、OCR処理は、ネットワークNに接続された外部端末で実行してもよい。この場合、修正可能データ生成部234は、関連部分の出力イメージを外部端末に与え、OCR処理の結果を外部端末から受け取る。この種の文書データの拡張子には、例えば「png」、「jpeg」がある。
指定領域の記述が画像である場合、修正可能データ生成部234は、画像の置き換え候補として予め登録されている1又は複数の他の画像を読み出す。
本実施の形態では、他の画像として、会社等のロゴ、マーク等を想定する。可能性がある全ての画像を事前に登録することは非現実的なので、例えば経験的に間違われる頻度が高い画像を登録してもよい。
これらの画像は、ユーザが指定した画像の種類とは無関係に読み出される。もっとも、ユーザが指定した画像の種類がロゴであれば、ロゴに関する画像だけを選択的に読み出してもよい。
このように、印刷後に受け付ける修正は関連部分に限定される。このため、印刷物の全体を修正可能なデータ形式に変換する場合に比して計算資源への負荷が少なく済む。
また、修正が可能な部分が関連部分に限定されることで、ユーザAによる修正の時間も短く済む。その結果、修正のために画像形成装置200が占有される時間も短く済む。
修正受付画面生成部235は、修正の受付に使用する画面(以下「修正受付画面」ともいう。)を生成する機能部である。
本実施の形態における修正受付画面は、修正可能なデータ形式のデータ部分と、その周囲の領域に対応する「出力イメージ1」とで構成される。
前述したように、「出力イメージ1」の部分は、ユーザによる修正の対象外となる。「出力イメージ1」は、関連部分だけでは把握が難しい文脈等の把握に使用される。もっとも、修正受付画面は、関連部分だけで構成してもよい。修正受付画面は、例えばHTMLページとして生成してもよい。
修正内容受付部236は、修正受付画面に対するユーザからの修正の指示を受け付ける機能部である。
関連部分に文字列が含まれる場合、修正内容受付部236は、関連部分に対応するHTML文書に対する修正を受け付ける。
関連部分に画像が含まれる場合、修正内容受付部236は、候補として表示されている他の画像の1つへの置き換えを受け付ける。画像形成装置200の操作画面上で画像を修正することは、作業性や作業時間の観点から好ましくない。このため、修正内容受付部236は、登録済みの他の画像の1つへの置き換えを受け付ける手法を採用する。
修正内容反映部237は、受け付けた修正の内容を対応する文書データに反映する機能部である。HTML文書上で修正を受け付けた場合、修正内容反映部237は、修正後のHTML文書により、印刷物の印刷に使用した文書データの対応部分を置き換える。
他の画像への置き換えを受け付けた場合、修正内容反映部237は、印刷物の印刷に使用した文書データの対応部分を、選択された他の画像で置き換える。
修正後の文書データは、補助記憶装置214(図3参照)の「URL3」に保存される。
印刷イメージ生成部238は、修正の内容を反映した文書データから印刷イメージを生成する機能部である。本実施の形態では、修正の内容を反映した文書データから生成された印刷イメージを「出力イメージ3」という。
印刷制御部239は、生成された印刷イメージに基づいた印刷の実行を制御する機能部である。印刷制御部239による制御の結果、誤記等が修正された新たな印刷物が画像形成装置200から出力される。
<処理動作の説明>
<印刷物の初回の出力まで>
図5は、印刷物の初回の出力までを説明する図である。図5には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
まず、ユーザ端末100から画像形成装置200に対し、印刷ジョブが送信される。印刷ジョブには文書データが含まれている。
本実施の形態の場合、印刷ジョブは、画像形成装置200の場所に移動したユーザAが印刷の実行を指示するまで画像形成装置200に保存される。もっとも、画像形成装置200は、受付順に印刷ジョブを実行してもよい。
図5の場合、画像形成装置200に移動したユーザAが印刷を指示したので印刷ジョブが実行され、印刷物が出力されている。
本実施の形態の場合、印刷物には、「出力イメージ2」の保存場所を示す「URL2」と、「出力イメージ2」の生成に使用した文書データの保存場所を示す「URL1」とが埋め込まれている。「URL1」と「URL2」は、文字列として紙面上に印字してもよいし、バーコードやQRコード(登録商標)として紙面上に印字してもよいし、微小なドット画像として紙面上に印字してもよい。
図6は、印刷物の初回の出力までの処理動作の一例を説明するフローチャートである。図中に示す記号のSはステップを意味する。図6に示す処理動作は、プロセッサ211(図2参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。
プロセッサ211が、印刷ジョブを受け付けると、印刷ジョブの文書データをURL1に保存する(ステップ1)。URL1は、補助記憶装置214(図3参照)の記憶領域を示している。
次に、プロセッサ211は、印刷の指示を受け付けたか否かを判定する(ステップ2)。
ユーザAが印刷を指示していない場合、プロセッサ211は、ステップ2で否定結果(ステップ2で「NO」)を得る。ステップ2で否定結果が得られている間、プロセッサ211は、ステップ2の判定を繰り返す。
ユーザAが印刷を指示した場合、プロセッサ211は、ステップ2で肯定結果(ステップ2で「YES」)を得る。
ステップ2で肯定結果が得られると、プロセッサ211は、印刷ジョブに紐付けられているURL1から文書データを取得する(ステップ3)。
次に、プロセッサ211は、文書データから「出力イメージ1」を生成する(ステップ4)。
続いて、プロセッサ211は、URL1とURL2を「出力イメージ1」に埋め込んだ「出力イメージ2」を生成する(ステップ5)。
その後、プロセッサ211は、URL1とURL2を埋め込んだ「出力イメージ2」をURL2に保存する(ステップ6)。
次に、プロセッサ211は、「出力イメージ2」を印刷する(ステップ7)。
<印刷物の修正>
図7は、印刷物の修正が必要になる場面を説明する図である。図7には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。
図7では、ユーザAが、印刷物に誤記を見つけた場合を想定している。図7には、誤記を含むページを拡大した画像を示している。もっとも、吹き出しには、誤記を含む行だけを表している。
図7に示すページには「イメージでの街頭箇所からテキストの参照は」が表示されている。「街頭」が誤記である。
図8は、修正する領域の指定例を説明する図である。(A)は領域に下線を引く例であり、(B)は領域を丸で囲む例である。なお、印刷物の例は、図7と同じである。
図8(A)の場合、ユーザは、ペンPで「街頭箇所」に下線を付している。図8(B)の場合、ユーザは、ペンPで「街頭箇所」を丸で囲んでいる。
なお、修正する領域を指定する方法は、図8(A)及び(B)に限らず、チェックマークでもよいし、矩形その他の囲み線でもよい。
図9は、修正済みの印刷物が再印刷されるまでの処理動作の一例を説明するフローチャートである。図中に示す記号のSはステップを意味する。図9に示す処理動作は、プロセッサ211(図2参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。
図9に示す処理動作は、ホーム画面で、例えば「印刷後の修正」が選択された場合や実行ログを示す画面において「印刷後の修正」が選択された場合に開始される。図9の例では、「印刷後の修正」の選択の際に、修正する領域の指定にスキャン画像を使用することも選択されている。
なお、ユーザAによる印刷物への印付けは、「印刷後の修正」の選択前でも後でもよい。
「修正後の修正」を受け付けたプロセッサ211は、スキャン画像を検出したか否かを判定する(ステップ11)。スキャン画像は、スキャナ217(図2参照)から出力される。
スキャン画像が検出されない場合、プロセッサ211は、ステップ11で否定結果(ステップ11で「NO」)を得る。ステップ11で否定結果が得られている間、プロセッサ211は、ステップ11の判定を繰り返す。
スキャン画像が検出された場合、プロセッサ211は、ステップ11で肯定結果(ステップ11で[YES])を得る。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、プロセッサ211は、スキャン画像からURL2の情報を取得する(ステップ12)。URL2は、印刷物の生成に使用した「出力イメージ2」の保存場所を示す情報であり、紙面に埋め込まれている。
次に、プロセッサ211は、URL2の場所から「出力イメージ2」とURL1を取得する(ステップ13)。「出力イメージ2」は、第1のイメージの一例である。
続いて、プロセッサ211は、「出力イメージ2」とスキャン画像との差分を抽出する(ステップ14)。差分が見つかった領域が「指定領域」である。
次に、プロセッサ211は、差分とその周囲で設定された関連部分をOCR処理する(ステップ15)。
図10は、指定領域と関連部分の関係を説明する図である。印刷物の例は、図7と同じである。なお、図10に示すイメージは「出力イメージ2」に対応する。
図10では、指定領域に対応する範囲を破線で囲んで示している。図10の場合、指定領域を含む行の上下数行が「関連部分」に設定されている。関連部分に含まれるテキストがOCR処理によりテキストデータに変換される。
図9の説明に戻る。
続いて、プロセッサ211は、差分が見つかったページとOCR処理後のテキストとを関連付けて一時保存する(ステップ16)。差分が見つかったページは、「出力イメージ2」との照合により特定される。
次に、プロセッサ211は、URL1から文書データを取得し、一時保存したページとOCRの結果から関連部分に対応するテキストデータと画像データを抽出し、抽出箇所を一時保存する(ステップ17)。ここでの「URL1」は、ステップ13で取得されている。
なお、ステップ16で保存されたテキストデータは、文書データから該当するデータ部分を抽出するために使用される。結果的に、修正の対象である印刷物の原本に当たる文書データから、関連部分に対応するテキストと画像が抽出される。
続いて、プロセッサ211は、該当ページのイメージと修正可能なエリアとを含むHTMLページを生成する(ステップ18)。修正可能なエリアには、関連部分に対応するテキストと画像が含まれる。該当ページのイメージは、「出力イメージ2」の該当ページのうち関連部分を除く部分のイメージに対応する。
図11は、ステップ18で生成されるHTMLページの一例を説明する図である。関連部分の外側には、関連部分の周囲に位置するイメージが配置されている。
このHTMLページは、「修正が可能なデータ形式に変更した画面」の一例である。また、修正可能なエリアは「関連部分」に対応する。
図12は、HTMLページの表示例を説明する図である。(A)は修正前の表示例であり、(B)は修正後の表示例である。
図12(A)及び(B)に示す操作画面は、画像形成装置200(図1参照)の表示装置215に表示されている。ここでの操作画面も、「修正が可能なデータ形式に変更した画面」の一例である。
図12(A)及び(B)に示す操作画面は、部分画面215A及び215Bで構成されている。
部分画面215Aには、文書データの各ページのサムネイル画像が表示されており、部分画面215Bに表示されているページの位置と表示の位置が示される。
図12(A)に示す部分画面215Aの表示からは、文書データが6ページで構成されること、修正の対象となるページが3ページ目であることが分かる。
3ページ目のサムネイル画像には、部分画面215Bの表示されている範囲が網掛け250で示されている。また、修正が可能な部分が網掛け251で示されている。
部分画面215Bの表示の内容は、図11に示したHTMLページと同じである。図12(A)に示すように、部分画面215Bには、関連部分とその周辺のイメージだけが表示される。このため、HTMLページの表示に必要な計算資源が少なく済む。また、HTMLページが表示されるまでの時間も短縮される。
図12(A)に示す操作画面上で、ユーザAは、誤記を修正する。図12(B)に示す操作画面は修正後の表示である。図12(B)では、「街頭箇所」が「該当箇所」に修正されている。
また、図12(B)の部分画面215Bには、修正の確定を指示するボタン252が表示されている。図12(B)の場合、ボタン252には「反映」の文字が表示されている。ボタン252の操作を検出すると、プロセッサ211(図2参照)は、修正の内容を文書データに反映する。
なお、指定領域が複数ある場合には、ボタン252に「次へ」や「次の編集画面」等を表示してもよい。
また、他に指定領域が存在しない場合には、「反映」に変えて「保存」や「再印刷」等を表示してもよい。
図13は、反映された修正に類似する又は関連する候補を提示する画面の例を説明する図である。図13には、図12との対応部分に対応する符号を付して示している。
図13に示す画面は、修正されたテキストと同じ内容の記載が文書データに見つかった場合に表示される。例えば「街頭」の文字列が文書データの他の箇所に見つかる場合に表示される。
図13では、文書データの4ページ目に「イメージに街頭する部分には下線が付されて」なる記載が存在している。このため、部分画面215Bには、「他に修正の候補が見つかりました。修正しますか?」との問い合わせ253が表示されている。なお、この候補はユーザAの指示した内容ではないので、ボタン254には「しない」との文字が表示されている。ただし、テキスト部分の内容が修正された場合には、ボタン254の表示が「反映」に切り替わる。
ところで、修正の内容によっては候補の数が多数に及ぶ可能性がある。
このため、修正された文字又は文字列(以下「文字列」という。)だけでなく、該当する文字列の前後の文字列も含めて検索を実行してもよい。例えば図12(A)の例であれば、「での街頭箇所から」を検索キーとして検索を実行してもよい。この例は、該当する文字列の前後2文字を検索キーに含めている。前後の文字列を含めることにより、同じ表現の見落としを確実に見つけ出すことが可能になる。
もちろん、該当する文字列とその前方の文字列を検索キーとして用いてもよいし、該当する文字列とその後方の文字列を検索キーとして用いてもよい。
一方で、この種の検索キーでは、図13に例示した候補が発見されない。このため、該当する文字列を動詞として活用する可能性がある場合には、該当する文字列を動詞とする表現を検索キーに含めてもよい。
図14は、修正の対象とする領域が画像の場合を説明する図である。図14には、図8との対応部分に対応する符号を付して示している。
図14の場合、ユーザは、ペンPで画像を丸で囲んでいる。
図15は、ステップ18で生成されるHTMLページの他の一例を説明する図である。
図15には、図11との対応部分に対応する説明を付して示している。
図15の例は、修正の対象とする領域が画像の場合である。このため、指定された画像が指定領域となる。また、図15の場合、指定領域を含む行が関連部分として設定されている。なお、図15に示す関連部分は一例であり、修正の対象がテキストの場合と同様、指定領域の上下数行の範囲を関連部分に含めてもよい。
関連部分にテキストが含まれる場合には、対応するテキストを編集が可能なデータ形式で表示してもよい。
図15の例では、関連領域の上下にイメージの領域が配置されている。
図16は、修正用の画面の一例を説明する図である。図16には、図12との対応部分に対応する符号を付して示している。
図16に示す操作画面も、部分画面215A及び215Bで構成されている。図16の場合、文書データの4ページ目が修正の対象ページである。
修正の対象が画像である場合、画像を扱うアプリを起動し、操作画面上で画像を修正することは現実的でない。このため、図16に示す操作画面では、関連部分に対応する表示の近傍に、置き換えの候補となる画像の選択欄255が配置されている。
図16では、置き換えの候補として3つの画像が表示されている。図16の例では、真ん中に位置する画像が置き換えの対象として選択されている。この状態でボタン252が操作されると、指定領域の画像を選択された画像の候補に置き換えた文書データが生成される。
ところで、画像形成装置200(図1参照)の操作画面は、予めレイアウトされたボタン類の操作を前提とする。
このため、文書データの該当ページの表示にはサイズが不足することがある。該当ページが縮小表示された状態での修正の作業は困難である。
また、修正する誤記等の数が多いと、自ずと作業時間も長くなる。作業時間が長くなると、ユーザAが画像形成装置200を専有する時間も長くなり、他のユーザによる印刷その他の作業に影響が及ぶ可能性が生じる。
そこで、ユーザAが携帯するユーザ端末に操作画面を表示させる仕組みも採用する。
図17は、携帯型のユーザ端末300の表示装置301に画像形成装置200の操作画面を表示する例を説明する図である。表示装置301は、操作部の一例である。
図17では、携帯型のユーザ端末300として表示面の面積が大きいタブレット型のコンピュータを例示している。もっとも、画像形成装置200の操作パネルより表示の面積が大きければ、ユーザ端末300としてスマートフォンを使用することも可能である。もっとも、ユーザAが希望する場合には、表示面の面積とは無関係に、画像形成装置200の操作画面をユーザ端末300に表示させてもよい。
なお、ユーザ端末300のハードウェア構成は、図2に示す画像形成装置200のハードウェア構成からスキャナ217、画像処理部218、印刷エンジン219を除いた構成でよい。
ところで、図12及び図16に例示した操作画面は、画像形成装置200において特定のURLに紐づけて管理されている。
このため、ユーザ端末300は、この特定のURLを画像形成装置200から取得する。取得したURLにアクセスすることにより、ユーザ端末300は、画像形成装置200の操作画面を表示部に表示することが可能になる。
なお、URLの通知には、ユーザAのメールアドレスや電話番号を宛先とする電子メールやショートメッセージを使用してもよい。
この他、URLの通知には、NFC(=Near Field Communication)(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)、無線LANその他の通信規格に準拠した通信を使用してもよい。
また、画像形成装置200の操作画面上に特定のURLを示すバーコードやQRコードを表示し、ここでのバーコード等をユーザ端末300側で読み取らせることにより、特定のURLへのアクセスを可能にしてもよい。
図9の説明に戻る。
操作画面として使用するHTMLページが生成された状態で、修正を受け付けた場合、プロセッサ211は、一時保存してある抽出箇所を修正後の内容で置き換える(ステップ19)。
ここでの抽出箇所は、ステップ17で一時保存された箇所であり、「関連部分」に相当する。
その後、プロセッサ211は、修正後の内容で置き換えた文書データをURL3に保存し、「出力イメージ3」を生成する(ステップ20)。「出力イメージ3」は、第2のイメージの一例である。
また、プロセッサ211は、「出力メージ3」を印刷する(ステップ21)。
ここでの印刷には、幾つかの方法がある。
方法の一つは、修正されたページのみの印刷である。この印刷は、修正の影響が後続するページに及ばない場合である。例えば修正の対象である文字列の文字数と修正後の文字列の文字数が同じ場合には、修正されたページのみの印刷が実行される。先の例であれば、「街頭」を「該当」に修正する場合である。
ところで、修正の影響が後続するページに及ぶ場合には、修正されたページと後続するページが印刷される。例えば修正の対象である文字列の文字数と修正後の文字列の文字数が異なり、修正されたページ内の最終行の内容が変更される場合である。例えば最終行の内容が次ページの先頭にずれる場合、修正前の次ページの1行目が修正されたページの最終行にずれる場合がある。
この他、印刷の形態によっても、再印刷する範囲が異なる可能性がある。
例えば印刷物が綴じ処理されている場合には、全てのページを再印刷の対象に指定する。
1枚の用紙の同じ紙面に複数ページを印刷する場合には、少なくとも修正されたページと対になるページが印刷の対象になる。例えば1枚の用紙に2つのページを割り付ける印刷モードにおいて、3ページ目が修正された場合、3ページ目と4ページ目が割り付けられるイメージが再印刷の対象となる。この場合に、3ページ目の修正の影響が4ページ目に及ぶ場合がある。4ページ目に影響が及んでも、その影響が4ページ目で吸収される場合には、再印刷の対象は、3ページ目と4ページ目が割り付けられるイメージに限定される。一方で、3ページ目の修正の影響が5ページ目以降にも影響する場合には、その影響が及ぶ範囲で再印刷が必要になる。
1枚の用紙の表面と裏面にページを割り当てる両面印刷の場合にも、少なくとも修正されたページと対になるページが印刷の対象になる。例えば1枚の用紙の表面と裏面に1ページずつ計2ページを割り付ける印刷において、3ページ目が修正された場合、3ページ目と4ページ目が再印刷の対象となる。この場合も、3ページ目の修正の影響が4ページ目に及ぶ場合がある。4ページ目に影響が及んでも、その影響が4ページ目で吸収される場合には、再印刷の対象は、3ページ目と4ページ目が割り付けられるイメージに限定される。一方で、3ページ目の修正の影響が5ページ目以降にも影響する場合には、その影響が及ぶ範囲で再印刷が必要になる。
これらの印刷の範囲は、プロセッサ211が決定してもよいし、ユーザAが指定してもよい。
印刷の実行後、又は、印刷と並行して、プロセッサ211は、URL3をメール等でユーザに送信する(ステップ22)。ここでの通知先は、ユーザ端末100を想定する。もっとも、ユーザ端末300を使用した場合には、ユーザ端末300に通知してもよい。
修正の内容を反映した文書データの保存場所を示すURL3がユーザ端末100又はユーザ端末300に通知されることにより、ユーザAは、修正の内容が反映された文書データをそのまま再利用することが可能になる。なお、この通知がない場合、ユーザAは、印刷ジョブで使用した文書データに対する修正を重複的に行う必要がある。
<実施の形態2>
実施の形態2では、印刷物に誤記等を発見した場合における指定領域の他の指定方法について説明する。
実施の形態2の場合にも、実施の形態1と同じ画像形成システム1(図1参照)を使用する。
以下では、印刷物を出力した画像形成装置200(図1参照)に移動したユーザAが印刷物に誤記を発見し、印刷後の修正を画像形成装置200に指示する場合を想定する。
図18は、画像形成装置の処理動作の他の一例を説明するフローチャートである。図18には、図9との対応部分に対応する符号を付して示している。図18に示す処理動作も、プロセッサ211(図2参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。
図18に示す処理動作は、例えばホーム画面で「印刷後の修正」が選択された場合や実行済みの印刷ジョブのうちログリストで指定された特定の印刷ジョブについて「印刷後の修正」が選択された場合に開始される。
まず、プロセッサ211は、実行ログの画面から特定の印刷ジョブが指定されたか否かを判定する(ステップ31)。
特定の印刷ジョブが指定されていない場合、プロセッサ211は、ステップ31で否定結果(ステップ31で「NO」)を得る。ステップ31で否定結果が得られている間、プロセッサ211は、ステップ31の判定を繰り返す。
特定の印刷ジョブが指定された場合、プロセッサ211は、ステップ31で肯定結果(ステップ31で[YES])を得る。
ステップ31で肯定結果が得られた場合、プロセッサ211は、指定された印刷ジョブに対応する「出力イメージ2」の保存場所であるURL2を取得する(ステップ32)。
次に、プロセッサ211は、URL2から「出力イメージ2」を取得して画面上に表示する(ステップ33)。
続いて、プロセッサ211は、修正する領域の指定を受け付ける(ステップ34)。
図19は、表示装置215の画面上で修正する領域の指示を受け付ける例を説明する図である。図19には、図12との対応部分に対応する符号を付して示している。ただし、図19は指示領域を指定するための画面である点で、指示領域の検出後に表示される図12の画面とは異なる。
部分画面215Bには、3ページ目の「イメージでの街頭箇所からテキストの参照」を含む行の周囲が表示されている。ただし、修正する領域を指定する前であるので、部分画面215Aには、部分画面215Aに表示されている範囲を示す網掛け250だけが示されている。
また、図19では、ユーザAが修正したい箇所を指先でタップしようとする場面を表現している。
図20は、表示装置215の画面上で修正する領域の指示を受け付ける他の例を説明する図である。図20には、図16との対応部分に対応する符号を付して示している。ただし、図20も指示領域を指定するための画面である点で、指示領域の検出後に表示される図16の画面とは異なる。
図20の場合、部分画面215Bには、4ページ目が表示されている。図20では、ユーザAが修正したい画像を指先でタップしようとする場面を表現している。
図18の説明に戻る。
次に、プロセッサ211は、受け付けた領域とその周囲で設定された関連部分をOCR処理する(ステップ35)。
さらに、プロセッサ211は、該当するページとOCR処理後のテキストとを関連付けて一時保存する(ステップ36)。
その後の処理は、実施の形態1と同様である。すなわち、ステップ17~ステップ22の処理が順番に実行される。
本実施の形態の場合、画像形成装置200の表示装置215(図2参照)に表示された操作画面に対する操作により誤記等の修正が可能になる。このため、画像形成装置200がスキャナ217(図2参照)を有していない場合でも、印刷後の誤記の修正を画像形成装置200で作業することが可能になる。
<実施の形態3>
実施の形態3では、他のシステム構成について説明する。
図21は、実施の形態3に係る画像形成システム1Aの概念図である。(A)は印刷前のデータの流れを示し、(B)は印刷時のデータの流れを示す。図21には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図21(A)及び(B)に示す画像形成システム1Aには、画像形成装置200の外部装置としてのストレージ400が設けられている。ストレージ400は、印刷ジョブ又は文書データを蓄積する装置であり、例えばハードディスク装置や半導体メモリで構成される。
本実施の形態におけるストレージ400は、印刷ジョブ又は文書データの蓄積に特化した装置である必要はない。ストレージ400は、例えばファイルサーバでもよいし、印刷サーバでもよいし、文書等を管理するサーバでもよい。また、ストレージ400は、オンプレミス型の運用でもクラウド型の運用でもよい。
図21(A)では、文書データ等がユーザ端末100からストレージ400にアップロードされる場面を表している。
図21(B)では、画像形成装置200の場所に移動したユーザAが印刷の実行のために文書データ等をダウンロードする場面を表している。
図22は、ストレージ400のハードウェア構成の一例を説明する図である。
図22に示すストレージ400は、装置全体の動作を制御するプロセッサ411と、BIOS等が記憶されたROM412と、プロセッサ411のワークエリアとして用いられるRAM413と、印刷ジョブや文書等のデータを記憶する補助記憶装置414と、外部との通信に用いられる通信装置415と、を有している。
プロセッサ411と、ROM412と、RAM413は、いわゆるコンピュータとして機能する。プロセッサ411は、プログラムの実行を通じて各種の機能を実現する。例えば画像形成装置200との連携により、印刷に関連する各種のデータの保存や出力を実現する。
補助記憶装置414には、例えばハードディスク装置、半導体メモリが使用される。本実施の形態の場合、データの保存場所は、URLで管理される。
図22に示す補助記憶装置414の「URL1」には、ユーザ端末100から受信した「文書データ」が保存されている。ここでの文書データには、印刷ジョブに含まれる文書データを含めてもよい。
また、「URL2」には、画像形成装置200から受信した「出力イメージ2」が保存される。この「出力イメージ2」にも、URL1とURL2の情報が含まれている。
また、「URL3」には、画像形成装置200から受信した「修正済みの文書」が保存場される。
本実施の形態の場合、ユーザAは、ネットワークNに接続されている任意の画像形成装置200から印刷物を出力することが可能になる。
また、出力イメージや修正済みの文書データが画像形成装置200内に残らないので文書データに対するセキュリティーが向上される。
<他の実施の形態>
(1)以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は前述した実施の形態に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
(2)前述の実施の形態では、画像形成装置200に印刷後の修正を受け付ける機能、すなわち図4に示す機能部の全てを設けているが、一部の機能は、画像形成装置200と連携するコンピュータで実行してもよい。例えば画像形成装置200と連携するストレージ400(図21参照)に図4に示す機能部の一部を設けてもよい。この場合、ストレージ400は、情報処理装置の一例として用いられる。
(3)前述した各実施の形態におけるプロセッサは、広義的な意味でのプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU等)の他、専用的なプロセッサ(例えばGPU(=Graphical Processing Unit)、ASIC(=Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(=Field Programmable Gate Array)、プログラム論理デバイス等)を含む。
また、前述した各実施の形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサが単独で実行してもよいが、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して実行してもよい。また、プロセッサにおける各動作の実行の順番は、前述した各実施の形態に記載した順番のみに限定されるものでなく、個別に変更してもよい。
1、1A…画像形成システム、100、300…ユーザ端末、211、411…プロセッサ、200…画像形成装置、214、414…補助記憶装置、231…修正受付部、232…指定領域受付部、233…関連部分設定部、234…修正可能データ生成部、235…修正受付画面生成部、236…修正内容受付部、237…修正内容反映部、238…印刷イメージ生成部、239…印刷制御部、400…ストレージ

Claims (12)

  1. プロセッサを有し、
    前記プロセッサは、
    修正の対象である印刷物の第1のイメージのうち、ユーザにより指定された領域に関連する部分を、修正が可能なデータ形式に変更した画面を生成し、
    前記画面を通じて受け付けた修正の内容が確定すると、確定した修正の内容を反映した第2のイメージを生成する、
    情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記関連する部分として、ユーザが指定した前記領域とその周囲の領域を設定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記領域として文字又は文字列が指定された場合、前記関連する部分に加え、当該関連する部分の周囲に位置する前記第1のイメージを表示する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記領域として画像が指定された場合、当該画像に置き換える候補として、登録済みの他の画像を選択可能に表示する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記画面を外部端末の操作部に表示するための情報を表示又は送信する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記画面を、前記第2のイメージを出力する画像形成装置の操作部に表示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記修正の内容に関連する他の個所を検索し、修正の候補として提示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記修正の内容を、前記第1のイメージに対応する文書データに反映して保存する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記修正の内容が反映された前記文書データを読み出すための情報を外部端末に送信する、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記修正の対象になったページに加え、当該修正の影響が及ぶ後続する他のページを再印刷の対象に設定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記プロセッサは、
    前記印刷物の印刷時の設定との関係により、前記修正が影響する全てのページを再印刷の対象に設定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータに、
    修正の対象である印刷物の第1のイメージのうち、ユーザにより指定された領域に関連する部分を、修正が可能なデータ形式に変更した画面を生成する機能と、
    前記画面を通じて受け付けた修正の内容が確定すると、確定した修正の内容を反映した第2のイメージを生成する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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