JP2023144801A - 接合構造 - Google Patents

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真人 二階堂
Masato Nikaido
信孝 清水
Nobutaka Shimizu
圭一 佐藤
Keiichi Sato
博巳 平山
Hiromi Hirayama
聡 北岡
Satoshi Kitaoka
浩資 伊藤
Hiroshi Ito
隼 吉本
Hayato Yoshimoto
安男 加賀美
Yasuo Kagami
顕祐 安藤
Kensuke Ando
俊臣 板谷
Toshiomi Itaya
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Abstract

Figure 2023144801000001
【課題】フランジの溶接止端部で発生したき裂が進展して梁端接合部の早期破断につながることを防止する。
【解決手段】フランジおよびウェブを有するH形断面梁を被接合部材に接合する接合構造であって、上記被接合部材に溶接される上記H形断面梁の材軸方向の端部で、上記フランジの幅方向の端部に隣接して配置される鋼製のエンドタブを含み、上記フランジに形成される第1の開先面と上記被接合部材との間、および上記エンドタブに形成される第2の開先面と上記被接合部材との間にそれぞれ溶接金属が充填され、上記被接合部材に対して、上記第2の開先面の上端は上記第1の開先面の上端よりも離隔している接合構造が提供される。
【選択図】図2A

Description

本発明は、接合構造に関する。
工事現場で溶接される現場溶接形式の梁端接合部に関する技術の例として、特許文献1には、H形断面梁のフランジに裏当て金を当接させ、裏当て金の反対側に拡開させた開先面を形成し、フランジに含まれる厚板部と薄板部との板厚差を補完するエンドタブを配置して、フランジの略全幅を厚板部の板厚で溶接接合する技術が記載されている。
特開2018-65155号公報
上記のような梁端接合部では、工事現場で溶接される場合、H形断面梁のフランジの端部と柱やダイアフラムのような被接合部材との溶接部がウェブに干渉するのを避けるために、フランジとの交差部においてウェブの端部にスカラップと呼ばれる切り欠きが形成される。ところが、地震時などに梁端部に曲げモーメントが作用すると、スカラップ底に応力やひずみが集中し、スカラップ底を起点として梁端接合部が脆性的に破断する場合がある。そこで、スカラップ形状などを工夫することによって、早期破断につながるスカラップ底からのき裂発生を回避することが検討されている。一方、スカラップ底以外では、フランジの幅方向両側の溶接止端部においてき裂が発生する可能性があるが、溶接止端部で発生した亀裂も、靱性の安定しないフランジの溶接熱影響部に沿った方向に進展した場合には、梁端接合部の早期破断につながる可能性がある。
一方、工場で溶接される梁端接合部のようにスカラップが形成されない梁端接合部では、フランジの幅方向両側の溶接止端部においてき裂が発生し、フランジの溶接熱影響部に沿った方向に進展する可能性がある。
そこで、本発明は、フランジの溶接止端部で発生したき裂が進展して梁端接合部の早期破断につながることを防止することが可能な接合構造を提供することを目的とする。
[1]フランジおよびウェブを有するH形断面梁を被接合部材に接合する接合構造であって、上記被接合部材に溶接される上記H形断面梁の材軸方向の端部で、上記フランジの幅方向の端部に隣接して配置される鋼製のエンドタブを含み、上記フランジに形成される第1の開先面と上記被接合部材との間、および上記エンドタブに形成される第2の開先面と上記被接合部材との間にそれぞれ溶接金属が充填され、上記被接合部材に対して、上記第2の開先面の開先開放側の端部は上記第1の開先面の開先開放側の端部よりも離隔している接合構造。
[2]上記第2の開先面の開先開放側の端部と上記第1の開先面の開先開放側の端部との間の距離は、10mm以上である、[1]に記載の接合構造。
[3]上記被接合部材に対して、上記第2の開先面の開先ルート側の端部は上記第1の開先面の開先ルート側の端部よりも離隔している、[1]または[2]に記載の接合構造。
[4]上記第2の開先面の開先角度は、上記第1の開先面の開先角度よりも大きい、[1]から[3]のいずれか1項に記載の接合構造。
上記の構成によれば、H形断面梁のフランジと被接合部材との間の溶接部に連続してエンドタブと被接合部材との間の溶接部を形成し、フランジ側の溶接止端とエンドタブ側の溶接止端との位置をずらすことによって、溶接止端の端部から生じる可能性があるき裂をフランジの母材側に誘導し、き裂がフランジの溶接止端や溶接熱影響部に沿った方向に進展することを防止できる。フランジの母材側では溶接止端や溶接熱影響部に比べて靭性が安定することからき裂が脆性き裂に転化しにくく、き裂による梁端接合部の早期破断を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る接合構造を示す図である。 図1の接合構造を左上手前側から見た拡大斜視図である。 図1の接合構造を左上手前側から見た拡大斜視図である。 図1の接合構造における溶接施工の例を示す写真である。 本発明の一実施形態におけるエンドタブの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるエンドタブの別の構成例を示す図である。 実施例において設定された各部材の寸法を示す図である。 実施例において設定された各部材の応力-ひずみ関係を示すグラフである。 実施例および比較例におけるモーメント部材角関係を示すグラフである。 実施例および比較例における相当塑性ひずみと距離xとの関係を示すグラフである。 比較例1の(a)相当塑性ひずみおよび(b)せん断ひずみのコンター図である。 実施例1の(a)相当塑性ひずみおよび(b)せん断ひずみのコンター図である。 実施例2の(a)相当塑性ひずみおよび(b)せん断ひずみのコンター図である。 実施例3の(a)相当塑性ひずみおよび(b)せん断ひずみのコンター図である。 実施例4の(a)相当塑性ひずみおよび(b)せん断ひずみのコンター図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
図1は本発明の一実施形態に係る接合構造を示す図である。図1に示された接合構造1では、H形断面梁2が、例えば角形鋼管などで構成される柱3およびダイアフラム31(被接合部材)に接合される。より具体的には、H形断面梁2のフランジ21は、柱3に取り付けられるダイアフラム31に溶接部41を介して接合される。フランジ21の材軸方向の端面211とダイアフラム31の端面311との間に形成された開先に、裏当て金411を用いて溶接金属を充填することによって溶接部41が形成される。一方、H形断面梁2のウェブ22は、柱3の側面32に溶接部(図示せず)を介して接合される。他の例では、柱3にダイアフラム31が取り付けられず、フランジ21およびウェブ22の両方が柱3の側面32に溶接部を介して接合されてもよい。
なお、以下ではH形断面梁2の下側のフランジ21とダイアフラム31との間の溶接部41を含む接合構造について説明するが、図1に示されているように、H形断面梁2の上側のフランジ23とダイアフラム33との間の溶接部42を含む接合構造についても同様の構成が可能である。
柱3に接合されるH形断面梁2の材軸方向の端部では、フランジ21に接するウェブ22の一部分を切り欠いたスカラップ5が形成される。スカラップ5は、例えばフランジ21およびウェブ22を柱3に接合する前に、切削などによって形成される。あるいは、H形断面梁2が組立H形鋼である場合は、フランジ21にウェブ22を溶接する前にスカラップ5が形成されてもよい。なお、H形断面梁2は組立H形鋼には限られず、圧延H形鋼であってもよい。図示された例において、ウェブ22に形成されるスカラップ5の開口縁は、曲率半径が異なる円弧部51,52と、円弧部52に続いて形成されウェブ22の材軸方向の端面221まで達する直線部53とを含む。スカラップ5の開口縁の形状も図示された例には限られず、公知の様々な形状が利用可能である。
図2Aおよび図2Bは、図1の接合構造を左上手前側から見た拡大斜視図である。図2Aでは開先に溶接金属を充填して溶接部41が形成される前の状態が示され、図2Bでは溶接部41の形成後の状態が示されている。図示されるように、本実施形態では、ダイアフラム31に溶接されるH形断面梁2の材軸方向(図中のx方向)の端部で、フランジ21の幅方向(図中のy方向)の端部に隣接して鋼製のエンドタブ6が配置される。図示された例において、エンドタブ6はフランジ21と同じ板厚で形成される板状の小片であり、フランジ21の溶接表層側の面に揃えられる上面61と、フランジ21の溶接表層側の反対側の裏面に揃えられてフランジ21とともに裏当て金411に当接させられる下面62と、フランジ21の端面211とともにダイアフラム31の端面311に対向する端面63とを有する。
上記のようなエンドタブ6が配置されることによって、本実施形態では、フランジ21の端面211とダイアフラム31の端面311との間に第1の開先G1が形成されるのに加えて、エンドタブ6の端面63とダイアフラム31の端面311との間に第2の開先G2が形成される。なお、本明細書では、第1の開先G1を形成するフランジ21の端面211を第1の開先面ともいい、第2の開先G2を形成するエンドタブ6の端面63を第2の開先面ともいう。被接合部材であるダイアフラム31に対して、第2の開先面であるエンドタブ6の端面63の上端は、第1の開先面であるフランジ21の端面211の上端よりも離隔している。なお、ここで上端は開先面の開先開放側の端部を意味する。H形断面梁2の材軸方向について、第2の開先面である端面63の上端と第1の開先面である端面211の上端との間は距離dだけ離れている。この距離dによって、図2Bに示すように第1の開先G1および第2の開先G2にそれぞれ溶接金属が充填されて溶接部41が形成されたときに、フランジ21側の溶接止端412とエンドタブ6側の溶接止端413との間に、H形断面梁2の材軸方向について位置ずれが生じる。
図3は、図1の接合構造における溶接施工の例を示す写真である。上記のようにして形成された第1の開先G1および第2の開先G2には、例えば図3の写真に示すように連続して溶接金属を充填することによって溶接部41を形成することができる。具体的には、図3の写真に矢印で示されるように、第1の開先G1側から順次進行する溶接のパスを第2の開先G2内で折り返してエンドタブ6が隣接するフランジ21の側面で終端とすることによって、第1の開先G1と、第1の開先G1よりも幅広の第2の開先G2とに溶接金属を充填することができる。図3の写真に示されるように、溶接金属は複数のパスにわたって積層されることによって充填されてもよい。
本実施形態では、上記のようにH形断面梁2のフランジ21と被接合部材との間の溶接部に連続してエンドタブ6と被接合部材との間の溶接部を形成し、フランジ21側の溶接止端とエンドタブ6側の溶接止端との位置をずらすことによって、溶接止端の端部から生じる可能性があるき裂がフランジ21の溶接止端や溶接熱影響部に沿った方向に進展することを防止できる。より具体的には、第1の開先G1および第2の開先G2に溶接金属が充填されて形成される溶接部41の溶接止端の端部からき裂が発生する場合、き裂はまずエンドタブ6側の溶接止端413とフランジ21の小端面との交差点414で発生する。しかし、上述のように溶接止端413はフランジ21側の溶接止端412とは位置がずれているため、交差点414で発生したき裂は、そのまま溶接止端412やその近傍のフランジ21の溶接熱影響部に進展するのではなく、フランジ21の母材側に誘導される。母材側では、溶接止端や溶接熱影響部に比べてき裂が進展しにくいため、き裂による梁端接合部の早期破断を防止することができる。
なお、第2の開先面であるエンドタブ6の端面63の上端と第1の開先面であるフランジ21の端面211の上端との間の距離dは、フランジ21の溶接熱影響部を避けてき裂を誘導するために、例えば10mm以上とすることが好ましい。また、例えば図3の例に示されたように第1の開先G1および第2の開先G2への溶接金属の充填を共通のパスで実施する場合、通常1回のパスで溶接金属を充填できる幅を考慮して、距離dは15mm以下とすることが好ましい。ただし、距離dの好ましい範囲は、H形断面梁2などの部材のサイズや、溶接の条件などによっても異なるため、必ずしも上記の例には限定されない。
また、上記の例ではH形断面梁2のフランジ21の幅方向の一方の端部の構成について説明したが、幅方向の反対側の端部も同様に構成されてもよい。また、H形断面梁2の上フランジについても、被接合部材であるダイアフラム31または柱3との間の接合構造が同様に構成されてもよい。
図4は、本発明の一実施形態におけるエンドタブの構成例を示す図である。上述したように、本実施形態では、被接合部材であるダイアフラム31に対して、第2の開先面であるエンドタブ6の端面63の上端が、第1の開先面であるフランジ21の端面211の上端に比べて距離dだけ離れている。このような構成とするために、例えば、エンドタブ6の端面63の開先ルート側の端部についても、フランジ21の端面211の開先ルート側の端部に比べてダイアフラム31から離れて配置してもよい。これによって、エンドタブ6とダイアフラム31との間に形成される第2の開先G2のルートギャップR2は、フランジ21とダイアフラム31との間に形成される第1の開先G1のルートギャップR1よりも大きくなる。この場合、例えば第1の開先G1と第2の開先G2とで開先角度θが同じであっても、エンドタブ6の端面63の上端をフランジ21の端面211の上端に比べてダイアフラム31から離れさせることができる。
図5は、本発明の一実施形態におけるエンドタブの別の構成例を示す図である。図5に示された例では、第2の開先面であるエンドタブ6の端面63の開先角度θ2が、第1ン開先面であるフランジ21の端面211の開先角度θ1よりも大きい。なお、本明細書において、開先角度は、鉛直面に対して開先面がなす角度(鋭角側)を意味する。この場合、例えば第1の開先G1と第2の開先G2とでルートギャップRが同じであっても、第2の開先面であるエンドタブ6の端面63の上端は第1の開先面であるフランジ21の端面211の上端に比べてダイアフラム31から離隔する。あるいは、図4および図5の例を併用して、第2の開先G2において、ルートギャップおよび開先角度の両方を第1の開先G1よりも大きくしてもよい。
以下では、本発明の実施例に係る解析結果について説明する。解析では、図6に示すように各部材の寸法を設定し、図7に示すように各部材の応力-ひずみ関係を設定した。なお、図7に示す応力-ひずみ関係は、過去の実験における素材の引張試験結果を真応力-真ひずみ関係に変換し、多直線近似したものを用いた。H形断面梁のフランジとウェブとはサブマジアーク溶接(SAW)で接合されるものとする。また、フランジと被接合部材とはCO溶接で接合されるものとした。フランジおよびウェブの降伏応力(F,Fwy)はいずれも367N/mmとし、梁端全塑性耐力時の部材角θは0.00765rad、全塑性モーメントMは1705.3kNmとした。なお、H形断面梁のウェブにスカラップは形成されない。
表1に示すように、エンドタブが配置されるが開先面上端側でのフランジとエンドタブとの間のずらし量x(上記の実施形態で説明した距離d)が0である比較例1と、ずらし量xを段階的に増加させた実施例1から実施例4とについて、ひずみ緩和の効果を検証した。解析モデルは対称性を考慮した1/2モデルとし、要素には8節点要素を用い、載荷方法は梁先端に強制変位Dを一方向に与える単調載荷とした。降伏条件にはvon Misesの降伏条件を採用し、解析には汎用非線形構造解析プログラム「Marc2021」を用いた。
Figure 2023144801000002
図8は、実施例および比較例におけるモーメント部材角関係を示すグラフである。各例の差は最大でも0.5%程度であり、ほとんど差はない。図9は、実施例および比較例において部材角が3θを迎えたときのフランジの開先上端角部(溶接止端とフランジ小端面との交差位置)要素の相当塑性ひずみを示すグラフである。図9のグラフから、エンドタブのずらし量xが大きいほど相当塑性ひずみεeqが小さくなることがわかる。具体的には、x=10mmの実施例3では、比較例に対して相当塑性ひずみが約91%緩和されている。
図10から図14は、各実施例および比較例の(a)相当塑性ひずみおよび(b)塑性せん断ひずみのコンター図である。なお、コンター図においてエンドタブは非表示にされている。図10に示す比較例1の場合、スリット先端(図2Bに示した交差点414)にひずみが集中するのに加えて、フランジ溶接止端の周辺で梁幅方向にひずみ、特に塑性せん断ひずみが高まっていることが確認できる。この場合、スリット先端に発生したき裂はフランジ溶接止端に沿って進展することが想定される。これに対して、図11から図14に示す実施例1から実施例4では、いずれもフランジ溶接止端のひずみの緩和が確認できる。特に、ずらし量xをある程度大きく(x=10)確保した実施例3では、フランジ溶接止端の周辺におけるひずみ集中は確認されなかった。この場合、スリット先端に発生したき裂は、溶接部靱性の低下が予測される溶接熱影響部に沿った方向には進展せず、母材側に誘導されると考えられる。ずらし量xをさらに大きく(x=30)した実施例4でも同様の効果が確認できる。
以上の解析結果から、開先面上端側でフランジとエンドタブとの間にずらし量(上記の実施形態で説明した距離d)を設定することによってひずみが緩和され、特にずらし量を10mm以上に設定した場合にはひずみが緩和され、発生したき裂を母材側に誘導する効果が顕著であることが確認された。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれらの例に限定されない。本発明の属する技術の分野の当業者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1…接合構造、2…H形断面梁、21,23…フランジ、211…端面、22…ウェブ、221…端面、3…柱、31,33…ダイアフラム、311…端面、32…側面、41…溶接部、411…裏当て金、412,413…溶接止端、414…交差点、5…スカラップ、51…第1の円弧部、52…第2の円弧部、53…直線部、6…エンドタブ、61…上面、62…下面、63…端面、G1…第1の開先、G2…第2の開先、R,R1,R2…ルートギャップ、d…距離、θ,θ1,θ2…開先角度。

Claims (4)

  1. フランジおよびウェブを有するH形断面梁を被接合部材に接合する接合構造であって、
    前記被接合部材に溶接される前記H形断面梁の材軸方向の端部で、前記フランジの幅方向の端部に隣接して配置される鋼製のエンドタブを含み、
    前記フランジに形成される第1の開先面と前記被接合部材との間、および前記エンドタブに形成される第2の開先面と前記被接合部材との間にそれぞれ溶接金属が充填され、
    前記被接合部材に対して、前記第2の開先面の開先開放側の端部は前記第1の開先面の開先開放側の端部よりも離隔している接合構造。
  2. 前記第2の開先面の開先開放側の端部と前記第1の開先面の開先開放側の端部との間の距離は、10mm以上である、請求項1に記載の接合構造。
  3. 前記被接合部材に対して、前記第2の開先面の開先ルート側の端部は前記第1の開先面の開先ルート側の端部よりも離隔している、請求項1または請求項2に記載の接合構造。
  4. 前記第2の開先面の開先角度は、前記第1の開先面の開先角度よりも大きい、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の接合構造。
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