JP2023143081A - 積層コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の向上を図ることができる積層コイル部品を提供する。【解決手段】積層コイル部品1は、側面2e寄りに位置する第二配線部7における、第一部分7aと第三部分7cとの境の位置は、側面2f寄りに位置する第二配線部7における、第一部分7aと第三部分7cとの境の位置よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置すると共に、側面2f寄りに位置する第二配線部7における、第二部分7bと第三部分7cとの境の位置は、側面2e寄りに位置する第二配線部7における、第二部分7bと第三部分7cとの境の位置よりも第一方向D1において端面2a寄りに位置する。【選択図】図3

Description

本発明は、積層コイル部品に関する。
従来の積層コイル部品として、たとえば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の積層コイル部品は、第一方向において互いに対向している一対の端面と、第二方向において互いに対向している実装面及び主面と、第三方向において互いに対向している一対の側面と、を有している素体と、素体内に配置されているコイルと、素体の実装面に配置されている一対の端子電極と、を備えている。コイルは、主面側に配置されている複数の第一配線部と、実装面側に配置されている複数の第二配線部と、第二方向において延在していると共に、第一配線部と第二配線部とを接続している複数の接続部と、を含んで構成されている。
特開2015-141945号公報
積層コイル部品において、複数の第二配線部のそれぞれは、第二方向から見て、対応する接続部と重なる領域を含むと共に、一方の端面寄りに位置している第一部分と、対応する接続部と重なる領域を含むと共に、他方の端面寄りに位置している第二部分と、第一部分と第二部分とを接続していると共に第一方向に対して傾斜している第三部分と、を有している。この構成において、複数の第二配線部のそれぞれを同じ形状とすると、隣り合う第二配線部において、第一部分同士のピッチ及び第二部分同士のピッチに対して、第三部分同士のピッチが小さくなる。これにより、第二配線部の配線ルール(線幅及び間隔)が厳しくなる。第二配線部の配線ルールが厳しくなると、第二配線部の第三部分において短絡が生じたり、断線するリスクが高くなったりし得る。その結果、積層コイル部品の特性が低下したり、積層コイル部品が機能しなくなったりする。
本発明の一側面は、信頼性の向上を図ることができる積層コイル部品を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る積層コイル部品は、第一方向において互いに対向している一対の端面と、第二方向において互いに対向している実装面及び主面と、第三方向において互いに対向している一対の側面と、を有している素体と、素体の実装面に配置されている一対の端子電極と、素体内に配置されており、一対の端子電極と電気的に接続されているコイルと、コイルの一端部と一方の端子電極とを接続している第一接続導体、及び、コイルの他端部と他方の端子電極とを接続している第二接続導体と、を備え、第一接続導体は、一方の端面寄りで且つ他方の側面寄りに配置されており、第二接続導体は、他方の端面寄りで且つ一方の側面寄りに配置されており、コイルは、主面側に配置されている複数の第一配線部と、実装面側に配置されている複数の第二配線部と、第二方向において延在していると共に、第一配線部と第二配線部とを接続している複数の接続部と、を含み、複数の第二配線部のそれぞれは、第二方向から見て、対応する接続部と重なる領域を含むと共に、一方の端面寄りに位置している第一部分と、対応する接続部と重なる領域を含むと共に、他方の端面寄りに位置している第二部分と、第一部分と第二部分とを接続していると共に第一方向に対して傾斜している第三部分と、を有しており、互いに隣り合う第二配線部において、第二方向から見て、一方の側面寄りに位置する第二配線部における、第一部分と第三部分との境の位置は、他方の側面寄りに位置する第二配線部における、第一部分と第三部分との境の位置よりも第一方向において他方の端面寄りに位置すると共に、他方の側面寄りに位置する第二配線部における、第二部分と第三部分との境の位置は、一方の側面寄りに位置する第二配線部における、第二部分と第三部分との境の位置よりも第一方向において一方の端面寄りに位置する。
本発明の一側面に係る積層コイル部品では、互いに隣り合う第二配線部において、第二方向から見て、一方の側面寄りに位置する第二配線部における、第一部分と第三部分との第一境の位置は、他方の側面寄りに位置する第二配線部における、第一部分と第三部分との第二境の位置よりも第一方向において他方の端面寄りに位置すると共に、他方の側面寄りに位置する第二配線部における、第二部分と第三部分との第三境の位置は、一方の側面寄りに位置する第二配線部における、第二部分と第三部分との第四境の位置よりも第一方向において一方の端面寄りに位置する。このように、積層コイル部品では、第二配線部ごとに境の位置を変える。これにより、積層コイル部品では、隣り合う第二配線部において、第一部分同士のピッチ及び第二部分同士のピッチと、第三部分同士のピッチとを同じにすることができる。したがって、積層コイル部品では、配線ルールが厳しくなることを回避できるため、第二配線部の第三部分において短絡が生じたり、断線するリスクが高くなったりすることを抑制できる。その結果、積層コイル部品では、信頼性の向上を図ることができる。
一実施形態においては、複数の第二配線部のそれぞれは、第二方向から見て、第一部分と第三部分との境において二つの屈曲点を有すると共に、第二部分と第三部分との境において二つの屈曲点を有し、第二配線部において、第一部分と第三部分との二つの屈曲点は第一方向において異なる位置に位置していると共に、第二部分と第三部分との二つの屈曲点は第一方向において異なる位置に位置しており、隣り合う第二配線部において、第二方向から見て、一方の側面寄りに位置する第二配線部における第一部分と第三部分との二つの屈曲点は、他方の側面寄りに位置する第二配線部における第一部分と第三部分との二つの屈曲点よりも第一方向において他方の端面寄りに位置すると共に、他方の側面寄りに位置する第二配線部における第二部分と第三部分との二つの屈曲点は、一方の側面寄りに位置する第二配線部における第二部分と第三部分との二つの屈曲点よりも第一方向において一方の端面寄りに位置していてもよい。この構成では、隣り合う第二配線部において、第一部分同士のピッチ及び第二部分同士のピッチと、第三部分同士のピッチとを同じにすることができる。
一実施形態においては、複数の第二配線部のそれぞれは、第二方向から見て、第一部分と第三部分との境において二つの屈曲点を有すると共に、第二部分と第三部分との境において二つの屈曲点を有し、第二配線部において、第一部分と第三部分との二つの屈曲点は第一方向において同じ位置に位置していると共に、第二部分と第三部分との二つの屈曲点は第一方向において同じ位置に位置しており、隣り合う第二配線部において、第二方向から見て、一方の側面寄りに位置する第二配線部における第一部分と第三部分との二つの屈曲点は、他方の側面寄りに位置する第二配線部における第一部分と第三部分との二つの屈曲点よりも第一方向において他方の端面寄りに位置すると共に、他方の側面寄りに位置する第二配線部における第二部分と第三部分との二つの屈曲点は、一方の側面寄りに位置する第二配線部における第二部分と第三部分との二つの屈曲点よりも第一方向において一方の端面寄りに位置していてもよい。この構成では、隣り合う第二配線部において、第一部分同士のピッチ及び第二部分同士のピッチと、第三部分同士のピッチとを同じにすることができる。
一実施形態においては、複数の第二配線部のそれぞれは、第二方向から見て、第一部分と第三部分との境において二つの屈曲点を有すると共に、第二部分と第三部分との境において二つの屈曲点を有し、第二配線部において、第一部分と第三部分との二つの屈曲点は第一方向において異なる位置に位置していると共に、第二部分と第三部分との二つの屈曲点は第一方向において異なる位置に位置しており、隣り合う第二配線部において、第二方向から見て、一方の側面寄りに位置する第二配線部における第一部分と第三部分との二つの屈曲点のうち、他方の側面寄りに位置する屈曲点は、他方の側面寄りに位置する第二配線部における第一部分と第三部分との二つの屈曲点のうち、一方の側面寄りに位置する屈曲点と第一方向において同じ位置に位置しており、他方の側面寄りに位置する第二配線部における第二部分と第三部分との二つの屈曲点のうち、一方の側面寄りに位置する屈曲点は、一方の側面寄りに位置する第二配線部における第二部分と第三部分との二つの屈曲点のうち、他方の側面寄りに位置する屈曲点と第一方向において同じ位置に位置していてもよい。この構成では、隣り合う第二配線部において、第一部分同士のピッチ及び第二部分同士のピッチと、第三部分同士のピッチとを同じにすることができる。
一実施形態においては、隣り合う第二配線部において、第二方向から見て、一方の側面寄りに位置する第二配線部の第一部分の一方の側面寄りに位置する側面と、他方の側面寄りに位置する第二配線部の第一部分の一方の側面寄りに位置する側面との間の第一距離、一方の側面寄りに位置する第二配線部の第二部分の一方の側面寄りに位置する側面と、他方の側面寄りに位置する第二配線部の第二部分の一方の側面寄りに位置する側面との間の第二距離、及び、一方の側面寄りに位置する第二配線部の第三部分の一方の側面寄りに位置する側面と、他方の側面寄りに位置する第二配線部の第三部分の一方の側面寄りに位置する側面との間の第三距離が同じであってもよい。この構成では、配線ルールが厳しくなることを回避できるため、第二配線部の第三部分において短絡が生じたり、断線するリスクが高くなったりすることを抑制できる。
本発明の一側面によれば、信頼性の向上を図ることができる。
図1は、一実施形態に係る積層コイル部品の斜視図である。 図2は、積層コイル部品を実装面側から見た図である。 図3は、第二配線部の構成を示す図である。 図4は、図3に示す第二配線部の一部を拡大して示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1を参照して、本実施形態に係る積層コイル部品を説明する。図1は、一実施形態に係る積層コイル部品の斜視図である。図1に示されるように、積層コイル部品1は、素体2と、第一端子電極3及び第二端子電極4と、コイル5と、第一接続導体10(図2参照)及び第二接続導体11と、を備えている。図1では、説明の便宜上、素体2を二点鎖線で示していると共に、コイル5を透過させて示している。図2においても、説明の便宜状、コイル5を透過させて示したり、第一端子電極3及び第二端子電極4を破線で示したりしている。
素体2は、直方体形状を呈している。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。素体2は、外面として、一対の端面2a,2bと、一対の主面2c,2dと、一対の側面2e,2fと、を有している。端面2a,2bは、互いに対向している。主面2c,2dは、互いに対向している。側面2e,2fは、互いに対向している。以下では、端面2a,2bの対向方向を第一方向D1、主面2c,2dの対向方向を第二方向D2、及び、側面2e,2fの対向方向を第三方向D3とする。第一方向D1、第二方向D2、及び第三方向D3は互いに略直交している。
端面2a,2bは、主面2c,2dを連結するように第二方向D2に延在している。端面2a,2bは、側面2e,2fを連結するように第三方向D3にも延在している。主面2c,2dは、端面2a,2bを連結するように第一方向D1に延在している。主面2c,2dは、側面2e,2fを連結するように第三方向D3にも延在している。側面2e,2fは、端面2a,2bを連結するように第一方向D1に延在している。側面2e,2fは、主面2c,2dを連結するように第二方向D2にも延在している。
主面2dは、実装面であり、たとえば積層コイル部品1を図示しない他の電子機器(たとえば、回路基材、又は積層電子部品)に実装する際、他の電子機器と対向する面である。端面2a,2bは、実装面(すなわち主面2d)から連続する面である。
素体2の第一方向D1における長さは、素体2の第二方向D2における長さ及び素体2の第三方向D3における長さよりも長い。素体2の第二方向D2における長さは、素体2の第三方向D3における長さよりも短い。すなわち、本実施形態では、端面2a,2b、主面2c,2d及び側面2e,2fは、長方形状を呈している。素体2の第二方向D2における長さは、素体2の第三方向D3における長さと同等であってもよいし、素体2の第三方向D3における長さよりも長くてもよい。
なお、本実施形態で「同等」とは、等しいことに加えて、予め設定した範囲での微差又は製造誤差などを含んだ値を同等としてもよい。たとえば、複数の値が、当該複数の値の平均値の±5%の範囲内に含まれているのであれば、当該複数の値は同等であると規定する。
素体2は、複数の素体層(図示省略)が第二方向D2において積層されてなる。つまり、素体2の積層方向は、第二方向D2である。実際の素体2では、複数の素体層は、その層間の境が視認できない程度に一体化されていてもよいし、層間の境が視認できるように一体化されていてもよい。
素体層は、樹脂層である。素体層の材料は、たとえば、液晶ポリマー、ポリイミド樹脂、結晶性ポリスチレン、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ビスマレイド系樹脂及びフッ素系樹脂から選択された少なくとも一つを含んでいる。素体層は、フィラーを含んでいる。フィラーは、たとえば、無機フィラーである。無機フィラーとしては、たとえば、シリカが挙げられる。なお、素体層において、フィラーが含まれていなくてもよい。
なお、素体層は、磁性材料を含んで構成されていてもよい。素体層の磁性材料は、たとえば、Ni-Cu-Zn系フェライト材料、Ni-Cu-Zn-Mg系フェライト材料、又はNi-Cu系フェライト材料を含んでいる。素体層の磁性材料は、たとえば、Fe合金を含んでいていてもよい。素体層は、たとえば、非磁性材料を含んでいてもよい。素体層の非磁性材料は、たとえば、ガラスセラミック材料又は誘電体材料を含んでいる。
第一端子電極3及び第二端子電極4のそれぞれは、素体2に設けられている。第一端子電極3及び第二端子電極4のそれぞれは、素体2の主面2dに配置されている。第一端子電極3と第二端子電極4とは、第一方向D1において互いに離間して素体2に設けられている。具体的には、第一端子電極3は、素体2の端面2a側に配置されている。第二端子電極4は、素体2の端面2b側に配置されている。
第一端子電極3及び第二端子電極4のそれぞれは、長方形状(矩形状)を呈している。第一端子電極3及び第二端子電極4のそれぞれは、各辺が第一方向D1又は第三方向D3に沿うように配置されている。第一端子電極3及び第二端子電極4は、主面2dよりも突出している。すなわち、本実施形態では、第一端子電極3及び第二端子電極4のそれぞれの表面は、主面2dと面一ではない。第一端子電極3及び第二端子電極4は、導電材料(たとえば、Cu)により構成されている。
第一端子電極3及び第二端子電極4のそれぞれには、電解めっき又は無電解めっきが施されることにより、たとえばNi、Sn、Auなどを含むめっき層(不図示)が設けられてもよい。めっき層は、たとえばNiを含み第一端子電極3及び第二端子電極4を覆うNiめっき膜と、Auを含み、Niめっき膜を覆うAuめっき膜と、を有していてもよい。第一端子電極3及び第二端子電極4のそれぞれに設けられためっき層は、主面2dよりも突出していてもよい。
コイル5は、素体2内に配置されている。コイル5は、複数の第一配線部6と、複数の第二配線部7と、複数のピラー部(接続部)8と、を有している。コイル5は、第一配線部6、第二配線部7及びピラー部8が電気的に接続されることによって構成されている。コイル5のコイル軸は、第三方向D3に沿って設けられている。複数の第一配線部6、複数の第二配線部7及び複数のピラー部8は、導電材料(たとえば、Cu)により構成されている。第一配線部6、第二配線部7及びピラー部8は、端面2a,2b、主面2c,2d及び側面2e,2fから離間して配置されている。
第一配線部6のそれぞれは、素体2の主面2c側に配置されている。第一配線部6のそれぞれは、第一方向D1に沿って延在している。第一配線部6のそれぞれは、二つのピラー部8を接続している。第一配線部6は、二つのピラー部8に掛け渡されている。第一配線部6の延在方向の一方の端部(端面2a側の端部)は、ピラー部8の一方の端部(主面2c側の端部)に接続されている。第一配線部6の延在方向の他方の端部(端面2b側の端部)は、ピラー部8の一方の端部に接続されている。
第二配線部7のそれぞれは、素体2の主面2d(実装面)側に配置されている。第二配線部7のそれぞれは、第一方向D1において延在している。第二配線部7のそれぞれは、二つのピラー部8を接続している。第二配線部7は、二つのピラー部8に掛け渡されている。第二配線部7の延在方向の一方の端部(端面2a側の端部)は、ピラー部8の他方の端部(主面2d側の端部)に接続されている。第二配線部7の延在方向の他方の端部(端面2b側の端部)は、ピラー部8の他方の端部に接続されている。複数の第二配線部7は、複数の第一配線部6よりも数が一本少ない。すなわち、第一配線部6がn本である場合には、第二配線部7はn-1本となる。
第二配線部7は、第一部分7aと、第二部分7bと、第三部分7cと、を有している。第一部分7aは、第二方向D2から見て、対応するピラー部8と重なる領域を含み、端面2a寄りに位置している。第一部分7aは、第一方向D1において延在している。第二部分7bは、第二方向D2から見て、対応するピラー部8と重なる領域を含み、端面2b寄りに位置している。第二部分7bは、第一方向D1において延在している。第三部分7cは、第一部分7aと第二部分7bとを接続している。第三部分7cは、第二方向D2から見て、第一方向D1に対して傾斜している。
ピラー部8のそれぞれは、素体2の端面2a側及び端面2b側のそれぞれに配置されている。ピラー部8のそれぞれは、第二方向D2に沿って延在している。ピラー部8は、第一配線部6と第二配線部7とを接続している。ピラー部8の一方の端部は、第一配線部6の一方の端部及び他方の端部に接続されている。ピラー部8の他方の端部は、第二配線部7の一方の端部及び他方の端部に接続されている。
第一接続導体10は、第一端子電極3とコイル5の一端部とを接続している。第一接続導体10は、コイル5のピラー部8の他方の端部に接続されている。第一接続導体10は、端面(一方の端面)2a寄りで且つ側面(他方の側面)2f寄りに配置されている。第一接続導体10は、導電材料(たとえば、Cu)により構成されている。第二接続導体11は、第二端子電極4とコイル5の他端部とを接続している。第二接続導体11は、コイル5のピラー部8の他方の端部に接続されている。第二接続導体11は、端面(他方の端面)2b寄りで且つ側面(一方の側面)2e寄りに配置されている。第二接続導体11は、導電材料(たとえば、Cu)により構成されている。
続いて、コイル5の第二配線部7の構成について詳細に説明する。図3は、第二配線部7の構成を示す図である。図3は、第二配線部7を主面2c側から見た状態を示している。図3に示されるように、積層コイル部品1では、互いに隣り合う第二配線部7において、第二方向D2から見たときに、側面2e寄りに位置する第二配線部7における、第一部分7aと第三部分7cとの境Bの位置は、側面2f寄りに位置する第二配線部7における、第一部分7aと第三部分7cとの境Bの位置よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置する。また、互いに隣り合う第二配線部7において、第二方向D2から見たときに、側面2f寄りに位置する第二配線部7における、第二部分7bと第三部分7cとの境Bの位置は、側面2e寄りに位置する第二配線部7における、第二部分7bと第三部分7cとの境Bの位置よりも第一方向D1において端面2a寄りに位置する。図3において、境Bは、破線で示している。
第二配線部7について、より具体的に説明する。以下の説明では、説明の便宜状、複数(四本)の第二配線部7を、第二配線部7A、第二配線部7B、第二配線部7C及び第二配線部7Dとする。
図3に示されるように、たとえば、互いに隣り合う第二配線部7A,7Bにおいて、第二方向D2から見たときに、側面2e寄りに位置する第二配線部7Aにおける、第一部分7aと第三部分7cとの境Bの位置は、側面2f寄りに位置する第二配線部7Bにおける、第一部分7aと第三部分7cとの境Bの位置よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置する。また、互いに隣り合う第二配線部7A,7Bにおいて、第二方向D2から見たときに、側面2f寄りに位置する第二配線部7Bにおける、第二部分7bと第三部分7cとの境Bの位置は、側面2e寄りに位置する第二配線部7Aにおける、第二部分7bと第三部分7cとの境Bの位置よりも第一方向D1において端面2a寄りに位置する。
同様に、たとえば、互いに隣り合う第二配線部7B,7Cにおいて、第二方向D2から見たときに、側面2e寄りに位置する第二配線部7Bにおける、第一部分7aと第三部分7cとの境Bの位置は、側面2f寄りに位置する第二配線部7Cにおける、第一部分7aと第三部分7cとの境Bの位置よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置する。また、互いに隣り合う第二配線部7B,7Cにおいて、第二方向D2から見たときに、側面2f寄りに位置する第二配線部7Cにおける、第二部分7bと第三部分7cとの境Bの位置は、側面2e寄りに位置する第二配線部7Bにおける、第二部分7bと第三部分7cとの境Bの位置よりも第一方向D1において端面2a寄りに位置する。
同様に、たとえば、互いに隣り合う第二配線部7C,7Dにおいて、第二方向D2から見たときに、側面2e寄りに位置する第二配線部7Cにおける、第一部分7aと第三部分7cとの境Bの位置は、側面2f寄りに位置する第二配線部7Dにおける、第一部分7aと第三部分7cとの境Bの位置よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置する。また、互いに隣り合う第二配線部7C,7Dにおいて、第二方向D2から見たときに、側面2f寄りに位置する第二配線部7Dにおける、第二部分7bと第三部分7cとの境Bの位置は、側面2e寄りに位置する第二配線部7Cにおける、第二部分7bと第三部分7cとの境Bの位置よりも第一方向D1において端面2a寄りに位置する。
図4は、図3に示す第二配線部7の一部を拡大して示す図である。図4に示す例では、第二配線部7C及び第二配線部7Dを一例に説明する。図4に示されるように、第二配線部7Cは、第一部分7aと第三部分7cとの境Bにおいて、屈曲点P1及び屈曲点P2を有する。屈曲点P1は、第二配線部7Cにおいて、側面2e寄りに位置する第一部分7aの側面と第三部分7cの側面との連結部分(接続部分)である。屈曲点P2は、第二配線部7Cにおいて、側面2f寄りに位置する第一部分7aの側面と第三部分7cの側面との連結部分である。屈曲点P1と屈曲点P2とを結ぶ直線は、第二配線部7Cにおける第一部分7aと第三部分7cとの境Bに対応する。
第二方向D2から見て、屈曲点P1は、屈曲点P2よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置している。言い換えれば、屈曲点P2は、屈曲点P1よりも第一方向D1において端面2a寄りに位置している。第一部分7aの端面2a寄りに位置する端面と屈曲点P1との間の距離は、当該端面と屈曲点P2との間の距離よりも長い。
第二配線部7Dは、第一部分7aと第三部分7cとの境Bにおいて、屈曲点P3及び屈曲点P4を有する。屈曲点P3は、第二配線部7Dにおいて、側面2e寄りに位置する第一部分7aの側面と第三部分7cの側面との連結部分である。屈曲点P4は、第二配線部7Dにおいて、側面2f寄りに位置する第一部分7aの側面と第三部分7cの側面との連結部分である。屈曲点P3と屈曲点P4とを結ぶ直線は、第二配線部7Dにおける第一部分7aと第三部分7cとの境Bに対応する。
第二方向D2から見て、屈曲点P3は、屈曲点P4よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置している。言い換えれば、屈曲点P4は、屈曲点P3よりも第一方向D1において端面2a寄りに位置している。第一部分7aの端面2a寄りに位置する端面と屈曲点P3との間の距離は、当該端面と屈曲点P4との間の距離よりも長い。
隣り合う第二配線部7Cと第二配線部7Dとにおいて、屈曲点P1及び屈曲点P2は、屈曲点P3及び屈曲点P4よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置している。言い換えれば、屈曲点P3及び屈曲点P4は、屈曲点P1及び屈曲点P2よりも第一方向D1において端面2a寄りに位置している。
屈曲点P1、屈曲点P2、屈曲点P3及び屈曲点P4は、直線で結ぶことができる。当該直線は、第二方向D2から見て、第三方向D3に対して傾斜する。第二配線部7A~7Dのそれぞれは、第一部分7aと第三部分7cとの連結部分において屈曲点を有している。全ての屈曲点は、直線で結ぶことができる。
第二配線部7A~7Dのそれぞれは、第二部分7bと第三部分7cとの連結部分においても、屈曲点を有する。全ての屈曲点は、直線で結ぶことができる。第二配線部7A~7Dのそれぞれにおける第一部分7aと第三部分7cとの屈曲点を結ぶ直線と、第二配線部7A~7Dのそれぞれにおける第二部分7bと第三部分7cとの屈曲点を結ぶ直線とは、平行を成す。
図3に示されるように、積層コイル部品1では、たとえば、隣り合う第二配線部7A,7Bにおいて、第二方向D2から見て、第二配線部7Aの第一部分7aの側面2e寄りに位置する側面と、第二配線部7Bの第一部分7aの側面2e寄りに位置する側面との間の第一ピッチ(第一距離)L1、第二配線部7Aの第二部分7bの側面2e寄りに位置する側面と、第二配線部7Bの第二部分7bの側面2e寄りに位置する側面との間の第二ピッチ(第二距離)L2、及び、第二配線部7Aの第三部分7cの側面2e寄りに位置する側面と、第二配線部7Bの第三部分7cの側面2e寄りに位置する側面との間の第三ピッチ(第三距離)L3が同じである(L1=L2=L3)。第一ピッチL1、第二ピッチL2及び第三ピッチL3は、最短距離である。
積層コイル部品1は、たとえば、以下ように製造することができる。素体2は、素体層を構成するシートをラミネートすることにより形成することができる。コイル5(第一配線部6、第二配線部7、ピラー部8)、第一接続導体10及び第二接続導体11は、フォトリソグラフィ法を用いて製造することができる。「フォトリソグラフィ法」とは、感光性材料を含む加工対象の層を露光及び現像することにより、所望のパターンに加工するものであればよく、マスクの種類などに限定されない。
以上説明したように、本実施形態に係る積層コイル部品1では、互いに隣り合う第二配線部7において、第二方向D2から見たときに、側面2e寄りに位置する第二配線部7における、第一部分7aと第三部分7cとの境Bの位置は、側面2f寄りに位置する第二配線部7における、第一部分7aと第三部分7cとの境Bの位置よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置する。また、積層コイル部品1では、互いに隣り合う第二配線部7において、第二方向D2から見たときに、側面2f寄りに位置する第二配線部7における、第二部分7bと第三部分7cとの境Bの位置は、側面2e寄りに位置する第二配線部7における、第二部分7bと第三部分7cとの境Bの位置よりも第一方向D1において端面2a寄りに位置する。
このように、積層コイル部品1では、第二配線部7ごとに境Bの位置を変える。これにより、積層コイル部品1では、隣り合う第二配線部7において、第一部分7a同士の第一ピッチL1及び第二部分7b同士の第二ピッチL2と、第三部分7c同士の第三ピッチL3とを同じ(L1=L2=L3)にすることができる。したがって、積層コイル部品1では、配線ルールが厳しくなることを回避できるため、第二配線部7の第三部分7cにおいて短絡が生じたり、断線するリスクが高くなったりすることを抑制できる。その結果、積層コイル部品1では、信頼性の向上を図ることができる。
本実施形態に係る積層コイル部品1では、複数の第二配線部7のそれぞれは、第二方向D2から見て、第一部分7aと第三部分7cとの境において二つの屈曲点を有すると共に、第二部分7bと第三部分7cとの境において二つの屈曲点を有する。積層コイル部品1では、側面2e寄りに位置する第二配線部7において、第一部分7aと第三部分7cとの二つの屈曲点は第一方向D1において異なる位置に位置していると共に、第二部分7bと第三部分7cとの二つの屈曲点は第一方向D1において異なる位置に位置している。積層コイル部品1では、側面2f寄りに位置する第二配線部7において、第一部分7aと第三部分7cとの二つの屈曲点は第一方向D1において異なる位置に位置していると共に、第二部分7bと第三部分7cとの二つの屈曲点は第一方向D1において異なる位置に位置している。積層コイル部品では、隣り合う第二配線部7において、第二方向D2から見て、側面2e寄りに位置する第二配線部7における第一部分7aと第三部分7cとの二つの屈曲点は、側面2f寄りに位置する第二配線部7における第一部分7aと第三部分7cとの二つの屈曲点よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置すると共に、側面2e寄りに位置する第二配線部7における第二部分7bと第三部分7cとの二つの屈曲点は、側面2f寄りに位置する第二配線部7における第二部分7bと第三部分7cとの二つの屈曲点よりも第一方向D1において端面2a寄りに位置している。この構成では、隣り合う第二配線部7において、第一部分7a同士の第一ピッチL1及び第二部分7b同士の第二ピッチL2と、第三部分7c同士の第三ピッチL3とを同じ(L1=L2=L3)にすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態では、図4に示されるように、第二方向D2から見て、屈曲点P1が屈曲点P2よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置しており、屈曲点P3が屈曲点P4よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置しており、隣り合う第二配線部7Cと第二配線部7Dとにおいて、屈曲点P1及び屈曲点P2は、屈曲点P3及び屈曲点P4よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置している形態を一例に説明した。
しかし、屈曲点P1と屈曲点P2とが第一方向D1において同じ位置に位置しており(屈曲点P1と屈曲点P2とを結ぶ直線が第三方向D3と略平行となり)、屈曲点P3と屈曲点P4とが第一方向D1において同じ位置に位置しており(屈曲点P3と屈曲点P4とを結ぶ直線が第三方向D3と略平行となり)、隣り合う第二配線部7Cと第二配線部7Dとにおいて、屈曲点P1及び屈曲点P2は、屈曲点P3及び屈曲点P4よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置していてもよい。この構成においても、隣り合う第二配線部7において、第一部分7a同士の第一ピッチL1及び第二部分7b同士の第二ピッチL2と、第三部分7c同士の第三ピッチL3とを同じ(L1=L2=L3)にすることができる。
また、屈曲点P1が屈曲点P2よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置しており、屈曲点P3が屈曲点P4よりも第一方向D1において端面2b寄りに位置しており、隣り合う第二配線部7Cと第二配線部7Dとにおいて、屈曲点P2と屈曲点P3とが第一方向D1において同じ位置に位置していてもよい。この構成においても、隣り合う第二配線部7において、第一部分7a同士の第一ピッチL1及び第二部分7b同士の第二ピッチL2と、第三部分7c同士の第三ピッチL3とを同じ(L1=L2=L3)にすることができる。
上記実施形態では、第一端子電極3及び第二端子電極4が、主面2dよりも突出している形態を一例に説明した。しかし、第一端子電極3及び第二端子電極4は、素体2内に埋設されていてもよい。すなわち、第一端子電極3及び第二端子電極4が、主面2dと略面一に設けられていてもよい。この構成では、第一端子電極3及び第二端子電極4のそれぞれに設けられためっき層が、主面2dよりも突出していてもよい。
1…積層コイル部品、2…素体、2a,2b…端面、2c,2d…主面、2e,2f…側面、3…第一端子電極、4…第二端子電極、5…コイル、6…第一配線部、7,7A,7B,7C,7D…第二配線部、7a…第一部分、7b…第二部分、7c…第三部分、8…ピラー部(接続部)、10…第一接続導体、11…第二接続導体、B…境、D1…第一方向、D2…第二方向、D3…第三方向、L1…第一ピッチ(第一距離)、L2…第二ピッチ(第二距離)、L3…第三ピッチ(第三距離)、P1,P2,P3,P4…屈曲点。

Claims (5)

  1. 第一方向において互いに対向している一対の端面と、第二方向において互いに対向している実装面及び主面と、第三方向において互いに対向している一対の側面と、を有している素体と、
    前記素体の前記実装面に配置されている一対の端子電極と、
    前記素体内に配置されており、一対の前記端子電極と電気的に接続されているコイルと、
    前記コイルの一端部と一方の前記端子電極とを接続している第一接続導体、及び、前記コイルの他端部と他方の前記端子電極とを接続している第二接続導体と、を備え、
    前記第一接続導体は、一方の前記端面寄りで且つ他方の前記側面寄りに配置されており、
    前記第二接続導体は、他方の前記端面寄りで且つ一方の前記側面寄りに配置されており、
    前記コイルは、前記主面側に配置されている複数の第一配線部と、前記実装面側に配置されている複数の第二配線部と、前記第二方向において延在していると共に、前記第一配線部と前記第二配線部とを接続している複数の接続部と、を含み、
    複数の前記第二配線部のそれぞれは、前記第二方向から見て、
    対応する前記接続部と重なる領域を含むと共に、一方の前記端面寄りに位置している第一部分と、
    対応する前記接続部と重なる領域を含むと共に、他方の前記端面寄りに位置している第二部分と、
    前記第一部分と前記第二部分とを接続していると共に前記第一方向に対して傾斜している第三部分と、を有しており、
    互いに隣り合う前記第二配線部において、前記第二方向から見て、
    一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における、前記第一部分と前記第三部分との境の位置は、他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における、前記第一部分と前記第三部分との境の位置よりも前記第一方向において他方の前記端面寄りに位置すると共に、
    他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における、前記第二部分と前記第三部分との境の位置は、一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における、前記第二部分と前記第三部分との境の位置よりも前記第一方向において一方の前記端面寄りに位置する、積層コイル部品。
  2. 複数の前記第二配線部のそれぞれは、前記第二方向から見て、前記第一部分と前記第三部分との前記境において二つの屈曲点を有すると共に、前記第二部分と前記第三部分との前記境において二つの屈曲点を有し、
    前記第二配線部において、前記第一部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点は前記第一方向において異なる位置に位置していると共に、前記第二部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点は前記第一方向において異なる位置に位置しており、
    隣り合う前記第二配線部において、前記第二方向から見て、
    一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第一部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点は、他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第一部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点よりも前記第一方向において他方の前記端面寄りに位置すると共に、
    他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第二部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点は、一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第二部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点よりも前記第一方向において一方の前記端面寄りに位置する、請求項1に記載の積層コイル部品。
  3. 複数の前記第二配線部のそれぞれは、前記第二方向から見て、前記第一部分と前記第三部分との前記境において二つの屈曲点を有すると共に、前記第二部分と前記第三部分との前記境において二つの屈曲点を有し、
    前記第二配線部において、前記第一部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点は前記第一方向において同じ位置に位置していると共に、前記第二部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点は前記第一方向において同じ位置に位置しており、
    隣り合う前記第二配線部において、前記第二方向から見て、
    一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第一部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点は、他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第一部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点よりも前記第一方向において他方の前記端面寄りに位置すると共に、
    他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第二部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点は、一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第二部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点よりも前記第一方向において一方の前記端面寄りに位置する、請求項1に記載の積層コイル部品。
  4. 複数の前記第二配線部のそれぞれは、前記第二方向から見て、前記第一部分と前記第三部分との前記境において二つの屈曲点を有すると共に、前記第二部分と前記第三部分との前記境において二つの屈曲点を有し、
    前記第二配線部において、前記第一部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点は前記第一方向において異なる位置に位置していると共に、前記第二部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点は前記第一方向において異なる位置に位置しており、
    隣り合う前記第二配線部において、前記第二方向から見て、
    一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第一部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点のうち、他方の前記側面寄りに位置する前記屈曲点は、他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第一部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点のうち、一方の前記側面寄りに位置する前記屈曲点と前記第一方向において同じ位置に位置しており、
    他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第二部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点のうち、一方の前記側面寄りに位置する前記屈曲点は、一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部における前記第二部分と前記第三部分との二つの前記屈曲点のうち、他方の前記側面寄りに位置する前記屈曲点と前記第一方向において同じ位置に位置している、請求項1に記載の積層コイル部品。
  5. 隣り合う前記第二配線部において、前記第二方向から見て、
    一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部の前記第一部分の一方の前記側面寄りに位置する側面と、他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部の前記第一部分の一方の前記側面寄りに位置する側面との間の第一距離、
    一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部の前記第二部分の一方の前記側面寄りに位置する側面と、他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部の前記第二部分の一方の前記側面寄りに位置する側面との間の第二距離、及び、
    一方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部の前記第三部分の一方の前記側面寄りに位置する側面と、他方の前記側面寄りに位置する前記第二配線部の前記第三部分の一方の前記側面寄りに位置する側面との間の第三距離が同じである、請求項1~4のいずれか一項に記載の積層コイル部品。
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