JP2023142739A - 集合ケーブル - Google Patents

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泰典 吉岡
Taisuke Yoshioka
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Abstract

【課題】複数のケーブルを分けた際、複数のケーブルがばらばらになり易い集合ケーブルを提供する。【解決手段】複数のケーブルを備えた集合ケーブルであって、前記複数のケーブルは第一ケーブルと第二ケーブルとを含み、前記第一ケーブル及び前記第二ケーブルの各々は、複数の被覆電線からなる撚り線を有し、前記第一ケーブルが有する前記撚り線の第一の撚りピッチと前記第二ケーブルが有する前記撚り線の第二の撚りピッチとは異なる撚りピッチである、集合ケーブル。【選択図】図2

Description

本開示は、集合ケーブルに関する。
複数のケーブルを備えた集合ケーブルとして、特許文献1には撚り合わせケーブルが開示されている。撚り合わせケーブルは、3本のケーブルを撚り合わせて構成されている。各ケーブルは、導体である線心と、線心の被覆物であるシースとを備えている。
特開2002-042578号公報
複数のケーブルの端部を分けた際、複数のケーブルの端部がばらばらになり易い集合ケーブルの開発が望まれている。
本開示は、複数のケーブル端部を分けた際、複数のケーブルの端部がばらばらになり易い集合ケーブルを提供することを目的の一つとする。
本開示の集合ケーブルは、
複数のケーブルを備えた集合ケーブルであって、
前記複数のケーブルは第一ケーブルと第二ケーブルとを含み、
前記第一ケーブル及び前記第二ケーブルの各々は、複数の被覆電線からなる撚り線を有し、
前記第一ケーブルが有する前記撚り線の第一の撚りピッチと前記第二ケーブルが有する前記撚り線の第二の撚りピッチとは異なる撚りピッチである。
本開示の集合ケーブルは、複数のケーブルの端部を分けた際、複数のケーブルの端部をばらばらにし易い。
図1は、実施形態の集合ケーブルを示す概略側面図である。 図2は、図1のII-II断面図である。 図3は、実施形態の集合ケーブルに備わるケーブルの別の例を示す断面図である。 図4は、実施形態の集合ケーブルに備わる複数のケーブルの端部を分けた状態を示す概略図である。 図5は、従来の集合ケーブルに備わる複数のケーブルの端部を分けた状態を示す概略図である。
《本開示の実施形態の説明》
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の一態様の集合ケーブルは、
複数のケーブルを備えた集合ケーブルであって、
前記複数のケーブルは第一ケーブルと第二ケーブルとを含み、
前記第一ケーブル及び前記第二ケーブルの各々は、複数の被覆電線からなる撚り線を有し、
前記第一ケーブルが有する前記撚り線の第一の撚りピッチと前記第二ケーブルが有する前記撚り線の第二の撚りピッチとは異なる撚りピッチである。
集合ケーブルは、例えば電源の分配ユニットと複数の電気機器とを接続する。各ケーブルの端部と電気機器との接続は、次のようにして行われる。まとめられた複数のケーブルの端部が分けられる。分けられた各ケーブルの端部が各電気機器に接続される。
一般的な集合ケーブルでは、複数のケーブルの各々の構成は同じである。つまり、複数のケーブルは、撚り線の撚りピッチも同じである。撚りピッチが同じであることで、各ケーブルの可とう性が同じである。可とう性が同じであることで、複数のケーブルの端部が分けられた際、各ケーブルの端部の自重に伴う垂れ下がり方が同じである。つまり、複数のケーブルの端部が分けられたにも関わらず、複数のケーブルの端部がばらばらになり難い。そのため、複数のケーブルのうち1つのケーブルの端部を電気機器に接続する際、残りのケーブルの端部が邪魔になり易い。このように、一般的な集合ケーブルではケーブルの端部が取り扱い難い。よって、ケーブルの接続作業性が低下する。
本開示の一態様の集合ケーブルでは、第一ケーブルが有する撚り線の第一の撚りピッチと第二ケーブルが有する撚り線の第二の撚りピッチとが互いに異なっている。撚りピッチが異なることで、第一ケーブルの可とう性と第二ケーブルの可とう性とが異なる。可とう性が異なることで、複数のケーブルの端部が分けられた際、第一ケーブルの端部の自重に伴う垂れ下がり方と第二ケーブルの端部の自重に伴う垂れ下がり方とが異なる。つまり、第一ケーブルの端部と第二ケーブルの端部とが互いに離れ易いので、複数のケーブルの端部がばらばらになり易い。そのため、第一ケーブルの端部を電気機器に接続する際、第二ケーブルの端部が邪魔になり易い。或いは、第二ケーブルを電気機器に接続する際、第一ケーブルの端部が邪魔になり難い。このように、本開示の一態様の集合ケーブルでは第一ケーブルの端部及び第二ケーブルの端部が取り扱い易い。よって、第一ケーブルの端部及び第二ケーブルの端部の接続作業性が向上する。
(2)上記集合ケーブルにおいて、
前記第一の撚りピッチは、前記第二の撚りピッチの0.4倍以上1倍未満であってもよい。
第一の撚りピッチが第二の撚りピッチの1倍未満であることで、第一ケーブルは第二ケーブルよりも可とう性に優れる。そのため、複数のケーブルの端部が分けられた際、第一ケーブルの端部が第二ケーブルの端部よりも垂れ下がり易い。よって、第一ケーブルの端部と第二ケーブルの端部とが互いに離れ易いので、複数のケーブルの端部がばらばらになり易い。
第一の撚りピッチが第二の撚りピッチの0.4倍以上であることで、第一ケーブルの導体の長さと第二ケーブルの導体の長さとの差が小さくなり易い。そのため、第一ケーブルの抵抗と第二ケーブルの抵抗との差が小さくなり易い。
(3)上記集合ケーブルにおいて、
前記集合ケーブルの集合方法は同心撚り又は集合撚りであってもよい。
集合方法が同心撚りである場合の方が集合撚りである場合に比較して、集合ケーブルの輪郭形状の真円度が高い。集合方法が集合撚りである場合の方が同心撚りである場合に比較して、集合ケーブルの可とう性に優れる。
(4)上記集合ケーブルにおいて、
前記複数のケーブルの数は3本以上19本以下であってもよい。
ケーブルの数が3本以上である集合ケーブルは、複数の電気機器に接続することができる。ケーブルの数が19本以下である集合ケーブルは、ケーブルの本数が多すぎないため、可とう性に優れる。
(5)上記集合ケーブルにおいて、
前記第一ケーブル及び前記第二ケーブルの各々は、前記撚り線の外周を覆うシースを有し、
前記複数の被覆電線の数は2本であってもよい。
上記集合ケーブルは、直流送電用に好適である。
(6)上記集合ケーブルにおいて、
前記複数のケーブルをまとめる結束紐をさらに備えであってもよい。
上記の構成によれば、結束紐によって分けられる前の複数のケーブルがばらばらになり難い。
(7)上記集合ケーブルにおいて、
前記複数のケーブルはいずれも、前記撚り線の撚りピッチが異なっていてもよい。
上記の構成によれば、複数のケーブルの端部を分けた際、複数のケーブルの端部がより一層ばらばらになり易い。
《本開示の実施形態の詳細》
本開示の実施形態の集合ケーブルの詳細を、以下に説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。各図面が示す部材の大きさ等は、説明を明確にする目的で表現されており、必ずしも実際の寸法関係等を表すものではない。
《実施形態》
〔集合ケーブル〕
図1から図4を参照して、実施形態の集合ケーブル1を説明する。集合ケーブル1は、図1、図2に示されるように、複数のケーブル2を備える。複数のケーブル2はまとめられている。複数のケーブル2は、第一ケーブル21と第二ケーブル22とを含む。第一ケーブル21及び第二ケーブル22の各々は、図2に示されるように、複数の被覆電線30からなる撚り線3を有する。本実施形態の集合ケーブル1の特徴の一つは、第一ケーブル21及び第二ケーブル22が特定の撚り線3で構成されている点にある。
図1に示されるように、本例の複数のケーブル2は撚り合わされている。複数のケーブル2の撚り方は同心撚り又は集合撚りである。同心撚りとは、1本のケーブル2の外周に複数のケーブル2を同心状に撚り合わせていることをいう。集合撚りとは、複数のケーブル2をひとまとめに撚り合わせていることをいう。撚り方が同心撚りである場合の方が集合撚りである場合に比較して、集合ケーブル1の輪郭形状の真円度を高くし易い。撚り方が集合撚りである場合の方が同心撚りである場合に比較して、集合ケーブル1の可とう性に優れる。本例の撚り方は同心撚りである。図示は省略するものの、本例とは異なり複数のケーブル2は縦沿いされていてもよい。
ケーブル2の数は、集合ケーブル1の用途によるものの、例えば3本以上19本以下である。ケーブル2の数が3本以上である集合ケーブル1は、複数の電気機器に接続することができる。ケーブル2の数が19本以下である集合ケーブル1は、ケーブル2の本数が多すぎないため、可とう性に優れる。撚り方が同心撚りである場合、複数のケーブル2の数は7本又は19本である。7本の同心撚りの複数のケーブル2は、1本の中心のケーブル2と6本の外周のケーブル2とで構成されている。6本の外周のケーブル2は、中心のケーブル2の外周に同心状に撚り合わされている。19本の同心撚りの複数のケーブル2は、1本の中心のケーブル2と6本の外周のケーブル2と12本の最外周のケーブル2とで構成されている。6本の外周のケーブル2は、中心のケーブル2の外周に同心状に撚り合わされている。12本の最外周のケーブル2は、外周のケーブル2の外周に同心状に撚り合わされている。撚り方が集合撚りである場合、複数のケーブル2の数は3本以上19本以下の範囲から適宜選択されるとよい。但し、複数のケーブル2の撚り方が同心撚り又は集合撚りのいずれかに関わらず、ケーブル2の数は20本以上であってもよい。図2に示されるように、本例のケーブル2の数は7本である。
各ケーブル2は、図2に示されるように、撚り線3とシース6とを備える。各ケーブル2は、後述する他の部材をさらに備えていてもよい。複数のケーブル2では、撚り線3のピッチが異なる点を除き、撚り線3の構成が同じである。
各撚り線3に備わる複数の被覆電線30の数は適宜選択できる。本例では、各撚り線3における被覆電線30の数は2本である。各撚り線3における被覆電線30の数が2本でることで、各ケーブル2は直流送電用に好適である。各被覆電線30は、導体31と絶縁体32とを備える。導体31の材質は公知の金属である。各電線の導体31は同じ金属である。金属の一例は、銅、銅合金、アルミニウム、又はアルミニウム合金である。これらの金属は導電性に優れる。導体31は、単線、撚り線、又は圧縮撚り線のいずれでもよい。撚り線は、複数の素線からなる。圧縮撚り線は、撚り線が所定の形状に圧縮成形されてなる。導体31の輪郭形状は円形状である。各被覆電線30の導体31の外径は同じである。絶縁体32は、導体31の外周の直上に設けられている。絶縁体32の材質は公知の樹脂又はゴムである。その樹脂の一例は、架橋ポリエチレン又はポリ塩化ビニルである。そのゴムの一例は、エチレン・プロピレンゴム又は天然ゴムである。被覆電線30の輪郭形状は例えば円形状である。各被覆電線30の絶縁体32の外径は同じである。
各シース6は各撚り線3の外周を覆っている。シース6の材質は公知の樹脂又はゴムである。その樹脂の一例は、ポリ塩化ビニル又はポリエチレンである。そのゴムの一例は、クロロプレンゴム又はクロロスルホン化ポリエチレンゴムである。シース6は撚り線3の直上に設けられていてもよい。撚り線3とシース6との間には他の部材が設けられていてもよい。他の部材は、例えば、介在物及び押え巻きテープの組み合わせ、又は介在物、押え巻きテープ、ドレインワイヤ、及び一括遮蔽層の組み合わせである。介在物は、図示は省略するものの、撚り線3の撚り溝を埋める。撚り線3と介在物の一体物の輪郭形状が円形状になるように、撚り線3の撚り溝に介在物が設けられる。押え巻きテープ4は、図2に示されるように、撚り線3の撚りが崩れることを抑制する。押え巻きテープ4は、上記一体物の外周の直上に巻き付けられる。押え巻きテープ4は、例えばポリエステルの不織布である。一括遮蔽層5は、図3に示されるように、押え巻きテープ4の外周に設けられる。一括遮蔽層5は、例えば銅テープである。ドレインワイヤは、押え巻きテープ4の外周の直上に設けられている。一括遮蔽層5は、押え巻きテープ4及びドレインワイヤの外周の直上に巻きつけられる。シース6は、図2に示されるように押え巻きテープ4の外周の直上に設けられる場合と、図3に示されるように一括遮蔽層5の外周の直上に設けられる場合とがある。
本例の各ケーブル2は2心の架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(cross-linked polyethylene insulated vinyl sheath cable)である。本例の各ケーブル2は直流送電用である。本例の各ケーブル2は低電圧用である。使用電圧は例えば600V以下である。
複数のケーブル2には、第一ケーブル21と第二ケーブル22とが含まれている。第一ケーブル21と第二ケーブル22とは、撚り線3の撚りピッチが互いに異なるケーブル2である。第一ケーブル21が有する撚り線3の第一の撚りピッチは、第二ケーブル22が有する撚り線3の第二の撚りピッチよりも小さい。撚りピッチが小さいケーブル2ほど、可とう性に優れる。つまり、第一ケーブル21の方が第二ケーブル22より可とう性に優れる。可とう性が異なることで、複数のケーブル2の端部を分けた際、第一ケーブル21の端部の自重に伴う垂れ下がり方と第二ケーブル22の端部の自重に伴う垂れ下がり方とが異なる。具体的には、第一ケーブル21の端部の方が第二ケーブル22の端部より垂れ下がり易い。垂れ下がり方が異なることで、第一ケーブル21の端部と第二ケーブル22の端部とが互いに離れ易いので、図4に示されるように複数のケーブル2の端部がばらばらになり易い。集合ケーブル1は、例えば電源の分配ユニットと複数の電気機器とを接続する。第一ケーブル21の端部と第二ケーブル22の端部とが互いに離れていることで、第一ケーブル21を電気機器に接続する際、第二ケーブル22の端部が邪魔になり難い。或いは、第二ケーブル22を電気機器に接続する際、第一ケーブル21の端部が邪魔になり難い。よって、第一ケーブル21の端部及び第二ケーブル22の端部を取り扱い易いため、第一ケーブル21の端部及び第二ケーブル22の端部を電気機器に接続し易い。
これに対し、図5に示される一般的な集合ケーブル100では、複数のケーブル200の各々の構成は同じである。つまり、複数のケーブル200は、撚り線3の撚りピッチも同じである。撚りピッチが同じであることで、各ケーブル200の可とう性が同じである。可とう性が同じであることで、複数のケーブル200の端部が分けられた際、各ケーブル200の端部の自重に伴う垂れ下がり方が同じである。つまり、複数のケーブル200の端部が分けられたにも関わらず、複数のケーブル200の端部がばらばらになり難い。そのため、複数のケーブル200のうち1つのケーブル200の端部を電気機器に接続する際、残りのケーブル200の端部が邪魔になり易い。このように、一般的な集合ケーブル100ではケーブル200の端部が取り扱い難い。よって、ケーブル200の接続作業性が低下する。
複数のケーブル2は、図2に示されるように、1本以上の第一ケーブル21と1本以上の第二ケーブル22とを含む。複数のケーブル2は、1本以上の第一ケーブル21と1本以上の第二ケーブル22とで構成されていてもよい。例えば、複数のケーブル2の数が7本である場合、n本は第一ケーブル21であり、(7-n)本は第二ケーブル22である。nは1以上6以下の整数である。
複数のケーブル2は、第一ケーブル21及び第二ケーブル22の他に、撚り線3の撚りピッチが異なる少なくとも1本のケーブル2が含まれていてもよい。例えば、複数のケーブル2の数が7本である場合、n本は第一ケーブル21であり、m本は第二ケーブル22であり、(7-(n+m))本は第三ケーブルであってもよい。(n+m)は2以上6以下の整数であり、nは1以上5以下の整数であり、mは1以上5以下の整数である。複数のケーブル2はいずれも、撚り線3の撚りピッチが異なるケーブル2であってもよい。その場合、複数のケーブル2の端部を分けた際、複数のケーブル2の端部がより一層ばらばらになり易い。例えば、複数のケーブル2の数が7本である場合、7本のケーブル2のいずれも、撚り線3の撚りピッチが異なるケーブル2である。
第一の撚りピッチは、第二の撚りピッチの0.4倍以上1倍未満である。第一の撚りピッチが第二の撚りピッチの1倍未満であることで、第一ケーブル21は第二ケーブル22よりも可とう性に優れる。そのため、複数のケーブル2の端部が分けられた際、第一ケーブル21の端部が第二ケーブル22の端部よりも垂れ下がり易い。よって、第一ケーブル21の端部と第二ケーブル22の端部とが互いに離れ易いので、複数のケーブル2の端部がばらばらになり易い。第一の撚りピッチは、第二の撚りピッチの0.9倍以下であってもよいし、第二の撚りピッチの0.7倍以下であってもよい。第一の撚りピッチが第二の撚りピッチの0.4倍以上であることで、第一ケーブル21の導体31の長さと第二ケーブル22の導体31の長さとの差が小さくなり易い。そのため、第一ケーブル21の抵抗と第二ケーブル22の抵抗との差が小さくなり易い。第一の撚りピッチは、第二の撚りピッチの0.5倍以上であってもよいし、第二の撚りピッチの0.6倍以上であってもよい。つまり、第一の撚りピッチは、第二の撚りピッチの0.5倍以上0.9倍以下であってもよいし、第二の撚りピッチの0.6倍以上0.7倍以下であってもよい。
上述したように例えば複数のケーブル2には第一ケーブル21及び第二ケーブル22の他に撚り線3の撚りピッチが異なる少なくとも1本のケーブル2が含まれている場合、撚り線3の撚りピッチの最小のケーブル2を第一ケーブル21とし、撚り線3の撚りピッチが最大のケーブル2を第二ケーブル22とする。第一ケーブル21及び第二ケーブル22以外のケーブル2における撚り線3の撚りピッチは、第一ケーブル21における撚り線3の第一の撚りピッチ超、第二ケーブル22における撚り線3の第二の撚りピッチ未満とする。
各ケーブル2の外径は同一である。本例のように7本の同心撚りのケーブル2の場合、1本の中心のケーブル2の外周に同心状に撚り合わされた6本の外周のケーブル2の長さは同じであってもよい。6本の外周のケーブル2のうち少なくとも1本のケーブル2の長さは残りのケーブル2の長さと異なっていてもよい。
例えば、6本の外周のケーブル2を第一から第三の3つのケーブル群に分ける。各ケーブル群は2本のケーブル2で構成されている。各ケーブル群の2本のケーブル2は1本の第一ケーブル21と1本の第二ケーブル22である。各ケーブル群の2本のケーブル2の長さは同じである。第一ケーブル群から第三ケーブル群のうち、少なくとも1つのケーブル群の2本のケーブル2の長さは、残りのケーブル群の2本のケーブル2の長さと異なっている。第一ケーブル群の2本のケーブル2の長さと第二ケーブル群の2本のケーブル2の長さとは同じであり、第三ケーブル群の2本のケーブル2の長さよりも長くても短くてもよい。第一ケーブル群の2本のケーブル2の長さと第二ケーブル群の2本のケーブル2の長さと第三ケーブル群の2本のケーブル2の長さとはいずれも異なっていてもよい。
例えば、6本の外周のケーブル2を第一及び第二の2つのケーブル群に分けてもよい。各ケーブル群は3本のケーブル2で構成されている。各ケーブル群の3本のケーブル2は、1本又は2本の第一ケーブル21と1本又は2本の第二ケーブル22であってもよいし、1本の第一ケーブル21と1本の第二ケーブル22と1本の第三ケーブルであってもよい。各ケーブル群の3本のケーブル2の長さは同じである。第一ケーブル群の3本のケーブル2の長さと第二ケーブル群の3本のケーブル2の長さとは異なっている。
本例とは異なり19本の同心撚りのケーブル2の場合、1本の中心のケーブル2の外周に同心状に撚り合わされた6本の外周のケーブル2の長さは互い同じであり、6本の外周のケーブル2の外周に同心状に撚り合わされた12本の最外周のケーブル2の長さは互い同じであってもよい。6本の外周のケーブル2の長さよりも12本の最外周のケーブル2の長さの方が長くても短くてもよい。6本の外周のケーブル2は、上述したように複数のケーブル群に分けてもよい。12本の最外周のケーブル2は、上述したように複数のケーブル群に分けてもよい。
本例とは異なり集合撚りの場合、全てのケーブル2の長さが同じであってもよいし、少なくとも1本のケーブル2の長さが残りのケーブル2の長さと異なっていてもよい。複数のケーブル2は、上述したように複数のケーブル群に分けてもよい。
各ケーブル2には、各ケーブル2を区別する目印が設けられていてもよい。目印は、シース6の外周面に印刷されている。目印は、シース6の外周面に設けられることによって視覚的に把握し易い。目印によって各ケーブル2の接続先を識別し易い。目印は、例えば、数字、文字、及び記号の少なくとも一つである。目印の色彩は同じでも異なっていてもよい。色彩が同じ場合、目印は異なる数字とする。色彩が異なる場合、目印は同じ数字でも異なる数字でもよい。
図1に示されるように、本例の集合ケーブル1は、複数のケーブル2をまとめる結束紐7をさらに備えている。結束紐7は、複数のケーブル2の外周に螺旋状に巻きつけられている。この結束紐7によって、分けられる前の複数のケーブル2がばらばらになり難い。
本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、100 集合ケーブル
2、200 ケーブル、21 第一ケーブル、22 第二ケーブル
3 撚り線、30 被覆電線、31 導体、32 絶縁体
4 押え巻きテープ、5 一括遮蔽層、6 シース、7 結束紐

Claims (7)

  1. 複数のケーブルを備えた集合ケーブルであって、
    前記複数のケーブルは第一ケーブルと第二ケーブルとを含み、
    前記第一ケーブル及び前記第二ケーブルの各々は、複数の被覆電線からなる撚り線を有し、
    前記第一ケーブルが有する前記撚り線の第一の撚りピッチと前記第二ケーブルが有する前記撚り線の第二の撚りピッチとは異なる撚りピッチである、
    集合ケーブル。
  2. 前記第一の撚りピッチは、前記第二の撚りピッチの0.4倍以上1倍未満である、請求項1に記載の集合ケーブル。
  3. 前記集合ケーブルの集合方法は同心撚り又は集合撚りである、請求項1又は請求項2に記載の集合ケーブル。
  4. 前記複数のケーブルの数は3本以上19本以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の集合ケーブル。
  5. 前記第一ケーブル及び前記第二ケーブルの各々は、前記撚り線の外周を覆うシースを有し、
    前記複数の被覆電線の数は2本である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の集合ケーブル。
  6. 前記複数のケーブルをまとめる結束紐をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の集合ケーブル。
  7. 前記複数のケーブルはいずれも、前記撚り線の撚りピッチが異なる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の集合ケーブル。
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