JP2023142368A - 施工管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】施工現場の配管の施工に用いられる図面において存在するデータ上の継手と、施工現場において施工される現物の継手とを、施工される位置に対応させて管理できるようにする。【解決手段】施工対象の継手が施工される位置に在るようにされた通信機が測位システムと通信を行って測定された位置情報を取得し、融着装置による施工結果を示す施工履歴情報を生成し、施工履歴情報に取得された位置情報を対応付け、施工現場における配管を示す図面において施工位置が示され、当該図面においてそれぞれ固有の継手識別情報が付与された図面内継手のうちから、施工履歴情報に対応付けられた位置情報が示す位置と施工位置が合致する図面内継手を特定し、特定された図面内継手に付与された継手識別情報を、施工履歴情報に対応する施工対象の継手に対応付けるように施工管理システムを構成する。【選択図】図7

Description

本発明は、施工管理システムに関する。
予め管材と継手とを接続したプレハブ加工配管を工場で製作し、圧力検査等も経た後でこのプレハブ加工配管を現場にて敷設するようにされた技術が知られている。
特開2018-80463号公報
施工管理にあたっては、施工現場の配管の施工に用いられる図面において存在するデータ上の継手と、施工現場において施工される現物の継手とを、施工される位置に対応させて管理できるようにすることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、施工現場の配管の施工に用いられる図面において存在するデータ上の継手と、施工現場において施工される現物の継手とを、施工される位置に対応させて管理できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決する本発明の一態様は、施工現場において施工対象の継手が施工される位置に在り、前記施工現場に設けられた測位システムと通信を行うようにされる通信機と、前記通信機が測位システムと通信を行うことにより測定される位置情報を取得する位置情報取得部と、継手をパイプと融着させる施工に対応して施工対象の継手に通電を行う融着装置による施工結果を示す施工履歴情報を生成し、生成された施工履歴情報に前記位置情報取得部が取得した位置情報を対応付ける施工履歴情報処理部と、前記施工現場における配管を示す図面において施工位置が示され、当該図面においてそれぞれ固有の継手識別情報が付与された図面内継手のうちから、前記施工履歴情報に対応付けられた位置情報が示す位置と前記施工位置が合致する図面内継手を、施工対象の継手に対応するものと特定し、特定された図面内継手に付与された継手識別情報を、前記施工履歴情報に対応する施工対象の継手に対応付ける識別情報処理部とを備える施工管理システムである。
以上説明したように、本発明によれば、施工現場の配管の施工に用いられる図面において存在するデータ上の継手と、施工現場において施工される現物の継手とを、施工される位置に対応させて管理できるようになるという効果が得られる。
第1実施形態における施工管理システムの一例を示す図である。 第1実施形態における融着装置の構成例を示す図である。 第1実施形態における施工履歴情報の一例を示す図である。 第1実施形態における施工履歴情報の一例を示す図である。 第1実施形態における施工端末の構成例を示す図である。 第1実施形態における施工管理サーバの構成例を示す図である。 第1実施形態における融着装置と施工管理サーバとが施工モデルデータへの施工履歴情報の連結に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第1実施形態における施工端末が施工状況の情報の表示に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態における施工管理システムの一例を示す図である。 第3実施形態における施工管理システムの一例を示す図である。 第3実施形態における融着装置と施工管理サーバとが実行する処理手順例を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
[施工管理システムの構成]
第1実施形態の施工管理システムについて説明する。本実施形態の施工管理システムは、建物を施工する施工現場での電気融着継手の施工についての管理を、BIM(Building Information Modeling)を用いて行うシステムである。ここでの「施工」とは、融着装置100により継手に通電することで継手とパイプとの融着を行う工程である。
電気融着継手は、ポリエチレンなどの熱可塑性を有する材質のパイプの連結を電気融着によって行えるようにした継手である。以降の説明においては、電気融着継手について単に継手と記載する。
BIM(図面の一例)は、建物の構造を3次元モデル化する技術である。本実施形態の施工管理システムにおいては、BIMにより施工対象の建物を3次元モデル化したデータ(施工モデルデータ)を施工管理に用いる。本実施形態の施工モデルデータにおいては、上下水等に対応する配管構造も存在しており、配管構造においてはパイプ(例えば、直管)を連結する継手の存在も示される。
図1は、本実施形態の施工管理システムの一例を示している。同図の施工管理システムは、融着装置100、施工端末200(200A、200B)、施工管理サーバ300、及び測位対応通信装置500(500-1、500-2、500-3)を備える。
施工現場1においては、継手を施工する作業者が用いる融着装置100と施工端末200Aとが備えられる。施工端末200Aには、作業者が施工現場1にて行う継手の施工を支援する施工作業支援アプリケーションがインストールされる。
融着装置100は、2本のパイプ同士を継手により接合するために継手に通電を行う装置である。作業者は、継手の施工として、継手にパイプを差し込んだうえで融着装置100を用いて継手に通電を行う。通電が行われたことで継手の電熱線が加熱され、電熱線の熱により継手とパイプとが溶融して接合される。
融着装置100と施工管理サーバ300とはネットワーク経由で通信が可能とされる。
融着装置100と施工端末200Aは通信が可能なように接続されてよい。融着装置100と施工端末200Aとの接続は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によるものであってよい。また、融着装置100と施工端末200Aとの接続は、USB等の有線によるデータインターフェース等により接続されてもよい。
このように融着装置100と施工端末200Aとが接続される場合、融着装置100と施工管理サーバ300との通信は、施工端末200Aを経由して行われてよい。
施工端末200Aは、施工モデルデータに基づく施工図面を表示させることが可能とされる。
施工端末200Aは、施工管理サーバ300とネットワーク経由で通信可能に接続される。
施工管理サーバ300は、施工現場1における継手の施工管理を行うサーバである。
施工端末200Bは、施工現場1の管理者が利用する端末である。施工端末200Bは、施工管理サーバ300とネットワーク経由で通信可能に接続される。
施工端末200Bには、管理者が行う施工現場1における継手の施工状況の管理を支援する施工状況管理アプリケーションがインストールされる。
測位対応通信装置500(500-1、500-2、500-3)は、施工現場1における所定位置に備えられる。同図においては、3つの測位対応通信装置500-1、500-2、500-3が示されているが、測位対応通信装置500は、測位に必要な数を満たしたうえで、施工現場1の規模や空間の形状等に応じて適宜必要な数が必要な箇所にて設けられてよい。
本実施形態の測位対応通信装置500は、具体的には、無線LANのアクセスポイント(通信システムの一例)であってよい。あるいは、測位対応通信装置500は、ビーコン送信機やUWB(Ultra Wide Band)信号送信機等であってよい。以降の説明は、測位対応通信装置500が無線LANのアクセスポイントである場合を例に挙げる。測位対応通信装置500は、融着装置100が備える通信機110と通信を行う。
[融着装置の構成例]
図2は、融着装置100の構成例を示している。同図の融着装置100は、通信部101、表示部102、操作部103、コードリーダ104、コネクタ105、制御部106、記憶部107、及び通信機110を備える。同図の融着装置100としての機能は、融着装置100が備えるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより実現される。
通信部101は、例えば近距離無線通信により施工端末200Aと通信を行う。また、通信部101は、ネットワークの通信に対応可能とされることで、施工管理サーバ300と通信が可能なようにされてよい。
表示部102は、制御部106の制御に応じて画像を表示する。
操作部103は、ユーザである作業者の操作を受け付ける部位である。融着装置100は、操作部103において、表示部102と組み合わされたタッチパネルを備えてよい。
コードリーダ104は、バーコードの読み取りを行う部位である。コードリーダ104は、例えば2次元コード等のバーコード以外のコードの読み取りが可能とされてよい。
コネクタ105、105は、それぞれ、継手の電熱線に通電させるための部位である。コネクタ105、105は、それぞれケーブルを介して融着装置100の本体から引き出されるように設けられている。
コネクタ105、105は、それぞれ継手における電熱線と接続可能となるように継手の所定箇所に取り付けられる。この状態のもとで、制御部106の制御に応じてコネクタ105、105に通電が行われることで、継手の電熱線にも電流が供給され、継手とパイプとを融着させることで物理的に連結させることができる。
制御部106は、融着装置100における各種制御を行う。制御部106は、施工履歴情報処理部161、位置情報取得部162、及び通電制御部163を備える。
施工履歴情報処理部161は、施工履歴情報を生成する。施工履歴情報は、継手ごとの施工の履歴に関する情報である。施工履歴情報処理部161は、施工対象とされる継手の施工に応じて融着装置100が通電を行うごとに、施工対象の継手についての施工履歴情報を生成する。
また、本実施形態の施工履歴情報処理部161(施工履歴情報処理部の一例)は、施工履歴情報処理部161が生成した施工履歴情報に位置情報取得部162が取得した位置情報を対応付ける。
位置情報取得部162は、施工現場1において施工対象の継手が施工された位置を示す位置情報を取得する。このような施工対象の継手の位置情報は、施工現場1における継手ごとに固有となる継手固有情報である。
通電制御部163は、コネクタ105、105に電流を流すための制御(通電制御)を実行する。
記憶部107は、融着装置100に関する情報を記憶する。記憶部107は、施工履歴情報記憶部171を備える。施工履歴情報記憶部171は、施工履歴情報を記憶する。施工履歴情報は、施工現場1にて融着装置100により施工(パイプとの融着)が行われた継手ごとの施工結果に関する情報である。
通信機110は、測位対応通信装置500のそれぞれと通信を実行する。本実施形態の場合、通信機110は、無線LANのアクセスポイントとしての測位対応通信装置500から送信されるAP(アクセスポイント)位置情報を受信するとともに、通信相手の測位対応通信装置500ごとの電波強度を測定する。
また、この場合の通信機110は、コネクタ105、105のうちの一方から電源供給を受けるようにされている。つまり、コネクタ105の一方は、通電のために供給される電力を分岐して通信機110に供給可能とされている。コネクタ105から電源供給を受けた通信機110は起動し、通信を実行することができる。
通信機110は、例えば電源を供給する側のコネクタ105に対して固定されるように取り付けられてよい。また、コネクタ105から通信機110への電源供給は、有線経由であってもよいし、非接触による電力伝送によるものであってもよい。
また、通信機110は、融着装置100と通信可能に接続される。通信機110と融着装置100との接続は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のデータインターフェース経由であってもよいし、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によるものであってもよい。
[施工履歴情報について]
図3(A)は、1の継手に対応して施工履歴情報記憶部171が記憶する施工履歴情報の一例を示している。同図に示されるように、1の継手に対応する施工履歴情報は、施工基本情報フィールドFL1、施工継手情報フィールドFL2、融着結果情報フィールドFL3、及び継手固有情報フィールドFL4を有する。
施工基本情報フィールドFL1は、施工履歴情報における基本的な情報を格納するフィールドである。
図3(B)は、施工基本情報フィールドFL1の一具体例を示している。同図においては、具体的事例として、施工が行われた5つの継手についての施工基本情報フィールドFL1の内容が示される。同図の施工基本情報フィールドFL1は、融着装置ID、施工番号、及び施工日時のフィールドを含む。
融着装置IDのフィールドは、対応の施工(融着)に応じた通電を行った融着装置100を示す融着装置IDを格納する。
施工番号のフィールドは、対応の継手の施工に対して付された番号(施工番号)を格納する。
施工日時のフィールドは、対応の継手の施工が行われた日時(施工日時)を格納する。
施工継手情報フィールドFL2は、対応の施工対象とされた継手に関する情報(施工継手情報)を格納する。
図3(C)は、施工継手情報フィールドFL2の一具体例を示している。同図は、図3(B)と同じ5つの継手に対応する施工継手情報フィールドFL2を示している。同図の施工継手情報フィールドFL2は、品種、サイズ、製造者、管理番号、標準抵抗、標準出力電圧、標準通電時間、及びバーコードデータのフィールドを含む。
品種のフィールドは、対応の施工対象の継手の品種(種別)を示す情報を格納する。
サイズのフィールドは、対応の施工対象の継手のサイズを示す情報を格納する。
製造者のフィールドは、対応の施工対象の継手の製造者(メーカ)を示す情報を格納する。
管理番号のフィールドは、対応の施工対象の継手に付与されている管理番号(製品番号)を格納する。
標準抵抗のフィールドは、対応の施工対象の継手の電熱線の標準抵抗値を示す情報を格納する。
標準出力電圧のフィールドは、対応の施工対象の継手に通電を行う際に印加すべき標準の出力電圧を示す情報を格納する。
標準通電時間のフィールドは、対応の施工対象の継手に通電する標準の時間を示す情報を格納する。
バーコードデータのフィールドは、対応の施工対象の継手に貼付されている仕様バーコードの値(バーコードデータ)を格納する。継手に貼付されている仕様バーコードは、対応の継手の仕様を示す継手仕様情報をコード化したものである。仕様バーコードによる継手仕様情報は、対応の継手の種類、サイズ、シリアルナンバ、SDR値(外形肉厚の係数、電熱線の原料の特性(種類、抵抗変化許容値等)、通電電圧を示す。電熱線の標準抵抗値、電熱線の抵抗許容差、電熱線の温度特性、通電時間、温度補正係数、チェックディジット(C/D)等を示す。
このような仕様バーコードから読み取られる継手仕様情報は、施工継手情報フィールドFL2における情報に反映される。
融着結果情報フィールドFL3は、対応の継手について施工を行った結果を示す情報を格納する。
図4(A)は、融着結果情報フィールドFL3の具体例を示している。同図は、図3(B)、図3(C)と同じ5つの継手に対応する融着結果情報フィールドFL3を示している。同図の融着結果情報フィールドFL3は、終了状態、環境温度、実抵抗、最低出力電圧、最高出力電圧、最低出力電流、最高出力電流、最低入力電圧、最高入力電圧、目標通電時間、実通電時間、残り通電時間、及び融着エネルギーのフィールドを含む。
終了状態のフィールドは、対応の継手についての施工後の状態(終了状態)を示す終了コードを格納する。終了コードは、正常終了、電源切断、電流異常などの終了状態に応じた所定の値が定められている。終了状態は継手の施工品質を示す情報となる。
環境温度のフィールドは、対応の継手についての施工に際して融着装置100が測定した周囲温度(環境温度)を示す情報を格納する。
実抵抗のフィールドは、施工に際して融着装置100が測定した対応の継手の電熱線の実の抵抗値(実抵抗)を示す情報を格納する。
最低出力電圧のフィールドは、施工に際して融着装置100が通電を行った際に測定された出力電圧の最低値を示す情報を格納する。
最高出力電圧のフィールドは、施工に際して融着装置100が通電を行った際に測定された出力電圧の最高値を示す情報を格納する。
最低出力電流のフィールドは、施工に際して融着装置100が通電を行った際に測定された出力電流の最低値を示す情報を格納する。
最高出力電流のフィールドは、施工に際して融着装置100が通電を行った際に測定された出力電流の最高値を示す情報を格納する。
最低入力電圧のフィールドは、施工に際して融着装置100が通電を行った際に測定された入力電圧の最低値を示す情報を格納する。
最高入力電圧のフィールドは、施工に際して融着装置100が通電を行った際に測定された入力電圧の最高値を示す情報を格納する。
目標通電時間のフィールドは、施工に際して融着装置100が所定の条件に基づいて算出した目標通電時間を格納する。
実通電時間のフィールドは、施工に際して融着装置100が実際に通電を行った実通電時間を格納する。
残り通電時間のフィールドは、施工に際して融着装置100が実際に通電を行った際の目標通電時間に対する実通電時間の不足分である残り通電時間を格納する。
融着エネルギーのフィールドは、施工(融着)に際して融着装置100が使用したエネルギーを示す情報を格納する。
継手固有情報フィールドFL4は、施工対象の継手に対応して取得した継手固有情報を格納する。図4(B)は、継手固有情報フィールドFL4の具体例を示している。同図は、図4(A)と同じ5つの継手に対応する継手固有情報フィールドFL4を示している。
図4(B)の継手固有情報フィールドFL4は、継手固有情報として、継手位置情報を格納する。具体的に、図4(B)の継手位置情報は、緯度、経度、階数のフィールドを含む場合を例に挙げている。このようにして、継手位置情報は、緯度、経度により平面方向の位置を示すとともに、階数により高さ方向の位置を示すようにされている。つまり、継手位置情報は、施工現場1としての3次元空間における継手の位置を示すことができる。
[施工端末の構成例]
図5は、施工端末200の構成例を示している。同図の施工端末200は、通信部201、表示部202、操作部203、カメラ204、制御部205、及び記憶部206を備える。
通信部201は、近距離無線通信により融着装置100と通信を行う。また、通信部201は、ネットワーク経由で施工管理サーバ300と通信を行う。
表示部202は、制御部205の制御に応じて画像を表示する。
操作部203は、ユーザである作業者の操作を受け付ける部位である。施工端末200は、操作部203において、表示部202と組み合わされたタッチパネルを備えてよい。
カメラ204は、撮像を行うことで撮像画像を得る。
制御部205は、施工端末200における制御を実行する。制御部205は、施工作業支援処理部251及び施工状況管理部252を備える。
施工作業支援処理部251は、施工端末200Aにインストールされた施工作業支援アプリケーションの機能に応じた処理を実行する。一具体例として、施工作業支援処理部251は、施工モデルデータ記憶部261が記憶する施工モデルデータに基づいて、配管施工に対応する施工現場1の図面を表示部202に表示させることができる。
施工状況管理部252は、施工端末200Bにインストールされた施工状況管理アプリケーションの機能に応じた処理を実行する。一具体例として、施工状況管理部252は、施工モデルデータ記憶部261が記憶する施工モデルデータに基づいて、施工現場1における継手の施工についての進捗状況に関する情報を表示部202に表示させることができる。
記憶部206は、施工端末200に関する情報を記憶する。記憶部206は、施工モデルデータ記憶部261を備える。施工モデルデータ記憶部261は、施工管理サーバ300から取得した施工モデルデータを記憶する。施工モデルデータ記憶部261が記憶する施工モデルデータは、作業者が継手の施工を行う際に利用される。
[施工管理サーバの構成例]
図6は、施工管理サーバ300の構成例を示している。同図の施工管理サーバ300としての機能は、施工管理サーバ300が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現される。
同図の施工管理サーバ300は、通信部301、制御部302、及び記憶部303を備える。
通信部301は、ネットワーク経由で施工端末200A、200B等と通信を行う。また、通信部301は、ネットワーク経由で融着装置100と通信可能とされてもよい。
制御部302は、施工管理サーバ300における制御を実行する。制御部302は、施工モデルデータ処理部321を備える。
施工モデルデータ処理部321は、施工モデルデータ記憶部331が記憶する施工モデルデータに関する処理を実行する。
記憶部303は、施工管理サーバ300に関する情報を記憶する。記憶部303は、施工モデルデータ記憶部331を備える。
施工モデルデータ記憶部331は、施工モデルデータを記憶する。施工モデルデータ記憶部331が記憶する施工モデルデータは、施工モデルデータにおいて存在する継手に対して、データ構造的に、当該継手に対応する施工履歴情報を連結した(対応付けた)ものである。
[施工モデルデータ処理に関する処理手順例]
図7のフローチャートを参照して、本実施形態の融着装置100と施工管理サーバ300とが実行する処理手順例について説明する。同図の処理手順は、融着装置100を利用して作業者が行う1の継手の施工に対応してパイプを連結する際に対応する処理となる。
まず、融着装置100が実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:作業者は、1の継手をパイプと融着させる施工を行うにあたり、まず、融着装置100のコネクタ105、105を施工対象の継手に取り付けておくようにする。
次に、作業者は、融着装置100のコードリーダ104に、施工に使用する継手(施工対象の継手)に貼付されている仕様バーコードを読み取らせる操作を行う。融着装置100の制御部106において、施工履歴情報処理部161は、コードリーダ104により読み取られた仕様バーコードから継手仕様情報を取得する。
ステップS102:融着装置100の制御部106において、通電制御部163は、ステップS101の仕様バーコードの読み取りにより取得された継手仕様情報に基づいて、施工対象の継手に対応する通電パラメータを設定する。
ステップS103:作業者は、通電開始の操作を行う。通電開始の操作に応じて、通電制御部163は、通電制御として、コネクタ105、105への通電を開始させる。
ステップS104:当該ステップS104は、コネクタ105と接続された通信機110の処理となる。コネクタ105は、通電により受ける電力を通信機110に分岐して出力可能とされている。このため、ステップS103によりコネクタ105への通電が開始されたことに応じて通信機110への電力供給も開始される。
電力供給を受けた通信機110は起動し、通信距離にある無線LANのアクセスポイントとしての測位対応通信装置500と通信を行う。本実施形態の通信機110が測位のために通信することが必要な測位対応通信装置500の数は3点測位が行われることに応じて3台である。この場合において、通信機110は、通信可能な測位対応通信装置500が4以上ある場合には、例えば電波強度が高い順に従って3つの測位対応通信装置500と通信を行うようにされてよい。
当該ステップS104により通信を行うことで、通信機110は、通信相手の測位対応通信装置500ごとの位置を示す通信装置位置情報を受信する。通信装置位置情報は、対応の測位対応通信装置500が設置された位置を緯度、経度、及び高さにより示す。高さは、施工現場1としての建物における階数を示すものであるが、例えば標高を示すものであってよい。
また、通信機110は、通信相手の測位対応通信装置500ごとの電波強度を測定する。
通信機110は、通信相手の測位対応通信装置500ごとの通信装置位置情報と電波強度の情報とを利用して、自己の位置を測定する。通信機110は、測定した自己の位置を示す通信機位置情報を融着装置100に出力する。
ステップS105:融着装置100において、位置情報取得部162は、ステップS104により通信機110から出力された通信機位置情報を、継手位置情報として取得する。
継手位置情報は、今回の施工対象とされた継手が施工現場1において施工された位置を示す位置情報である。通信機位置情報は、施工対象の継手に接触して通電を行っているコネクタ105に取り付けられた通信機110の位置を示すことから、施工対象の継手が施工された位置に相当するものとみることができる。
ステップS106:融着装置100において通電制御部163は、ステップS103により通電を開始させてから必要な通電時間が経過すると、通電を終了させる。
ステップS107:ステップS106により通電が終了されると、施工履歴情報処理部161は、今回の施工結果が反映された施工履歴情報を生成する。また、通電の終了に応じて電力供給が行われなくなることから、通信機110も動作を停止する。
施工履歴情報は図3(A)に示される構造である。施工履歴情報処理部161は、施工履歴情報を生成するにあたり、継手固有情報フィールドFL4における継手固有情報として、ステップS105にて取得した継手位置情報を格納する。このように施工履歴情報処理部161(施工履歴情報処理部)が、継手固有情報フィールドFL4における継手固有情報として継手位置情報を格納する処理は、継手位置情報を施工履歴情報に対応付ける処理に相当する。
ステップS108:施工履歴情報処理部161は、ステップS107により生成した施工履歴情報を施工履歴情報記憶部171に記憶させる。また、施工履歴情報処理部161は、ステップS106により生成した施工履歴情報を、施工管理サーバ300に送信する。
次に施工管理サーバ300の処理手順例について説明する。
ステップS201:施工管理サーバ300において施工モデルデータ処理部321は、ステップS107により融着装置100が送信した施工履歴情報を受信する。
ステップS202:施工モデルデータ処理部321は、ステップS201にて受信した施工履歴情報に含まれる継手固有情報としての継手位置情報が示す位置と、施工モデルデータ記憶部331が記憶する施工モデルデータにおけるモデル内継手の位置(施工位置の一例)とを照合する。
ステップS203:施工モデルデータ処理部321は、ステップS202による照合の結果、継手位置情報が示す位置と合致するモデル内継手が有るか否かを判定する。この際、施工モデルデータ処理部321は、継手位置情報が示す位置とモデル内継手の位置とについて、例えば階数が同じで、緯度及び経度により特定される位置の差分が一定以内であれば、位置が合致すると判定してよい。
当該ステップS203にて継手位置情報が示す位置と合致するモデル内継手が有ると判定された場合、施工モデルデータ処理部321は、当該合致すると判定されたモデル内継手を、今回の施工対象の継手に対応するものとして特定したことになる。
ステップS204:ステップS203にて継手位置情報が示す位置と合致するモデル内継手が無いと判定された場合には、例えば融着装置100が測定した継手の位置についての誤差が大きかったといった可能性がある。
そこで、この場合の施工モデルデータ処理部321は、施工モデルデータにおいて継手位置情報が示す位置を基準に一定以内の距離の範囲に位置するモデル内継手を候補として選択する。
施工モデルデータ処理部321は、候補のモデル内継手ごとの所定の仕様項目(例えば、種別、口径等)と、施工対象の継手の同じ所定の仕様項目とを照合する。
モデル内継手の仕様項目は、施工モデルデータにおいてはモデル内継手ごとに継手仕様情報が対応付けられている。また、施工対象の継手についての仕様項目は、受信された施工履歴情報に含まれている。
ステップS205:施工モデルデータ処理部321は、ステップS204による照合の結果、候補のモデル内継手のうちで、仕様項目の内容が施工対象の継手と合致したものが有ったか否かを判定する。
ステップS206:ステップS205にて仕様項目の内容が施工対象の継手と合致するモデル内継手が無いと判定された場合には、例えば融着装置100が測定した継手の位置についての精度に信頼性が無いということがいえる。
そこで、この場合の施工モデルデータ処理部321は、施工モデルデータにおいて示される候補の継手ごとの施工スケジュールと、施工対象の継手の施工日時とを照合する。つまり、この場合の施工モデルデータ処理部321は、既に計画された施工スケジュールにおいて施工対象の継手の施工日時に該当する日時に施工することが示されるモデル内継手を、施工対象の継手に対応するモデル内継手として特定しようとするものである。
モデル内継手ごとの施工スケジュールは、施工モデルデータにおいて示されている。また、施工対象の継手の施工日時は、受信された施工履歴情報に含まれている。
ステップS207:施工モデルデータ処理部321は、ステップS206による照合の結果に基づき、施工スケジュールにおいて施工対象の継手の施工日時に該当する日時に施工することが示されるモデル内継手を、連結対象のモデル内継手として決定する。
ステップS208:ステップS203にて継手位置情報が示す位置と合致するモデル内継手が有ると判定された場合、あるいはステップS205にて仕様項目の内容が施工対象の継手と合致するモデル内継手が有ると判定された場合、あるいはステップS207の処理の後、施工モデルデータ処理部321(識別情報処理部の一例)は、施工モデルデータ記憶部331が記憶する施工モデルデータを更新する。
当該ステップS208の処理として、ステップS203にて継手位置情報が示す位置と合致するモデル内継手が有ると判定された場合には、継手位置情報が示す位置と合致するモデル内継手に対してステップS201にて受信された施工履歴情報を連結するようにして施工モデルデータを更新する。
当該ステップS208の処理として、ステップS205にて仕様項目の内容が施工対象の継手と合致するモデル内継手が有ると判定された場合には、施工対象の継手と仕様項目の内容が合致したモデル内継手に対して施工履歴情報を連結するようにして施工モデルデータを更新する。
当該ステップS208の処理として、ステップS207の処理を経た場合には、当該ステップS207にて連結対象として決定されたモデル内継手に対して施工履歴情報を連結するようにして施工モデルデータを更新する。
施工モデルデータにおいては、モデル内継手のそれぞれに対して一意となるように継手ID(継手識別情報の一例)が付与されている。ステップS208によるモデル内継手に対する施工履歴情報の連結は、施工現場1において今回の施工対象とされた現物の継手に対して、施工モデルデータにおける施工位置が対応するモデル内継手の継手IDを対応付ける処理として捉えることができる。つまり、本実施形態の施工モデルデータによっては、施工現場1の施工モデルデータにおいて存在するモデル内継手と、施工現場1において施工される現物の継手とを、施工される位置に対応させて管理することが可能となる。
[施工状況表示に関する処理手順例]
本実施形態において、管理者が使用する施工端末200は、施工管理サーバ300が記憶する施工モデルデータに基づいて、施工現場1における施工状況に関する情報を表示により出力することができる。
図8のフローチャートを参照して、施工端末200Bが施工状況に関する情報の表示に関連して実行する処理手順例について説明する。同図の処理は、施工端末200Bにて施工状況管理アプリケーションが動作することにより実現されるものであってよい。
ステップS301:管理者は、施工現場1における継手の施工状況を把握しようとするにあたり、施工端末200Bに対して施工状況画面の表示を指示する操作を行う。当該操作に応じて、施工端末200Bにおける施工状況情報出力部253は、施工モデルデータ記憶部331から施工モデルデータを取得する。
ステップS302:施工状況情報出力部253は、ステップS301により取得した施工モデルデータを利用して、施工現場1における継手の施工についての進捗率(施工進捗率:進捗状況の一例)を算出する。
施工状況情報出力部253は、施工モデルデータに存在するモデル内継手における、施工履歴情報が連結されたモデル内継手の数と施工履歴情報が連結されていないモデル内継手の数とに基づいて施工進捗率を算出可能である。施工履歴情報が連結されたモデル内継手は施工現場1において施工済みの継手を示し、施工履歴情報が連結されていないモデル内継手は施工現場1において未施工の継手を示す。
また、施工進捗率は、施工現場1全体において施工が完了した継手に対応するものとして算出されてもよい。あるいは、施工進捗率は、所定期間における施工計画に対して施工が完了した継手に対応するものとして算出されてもよい。あるいは、施工進捗率は、例えば特定のフロアであるとか、所定の施工区間における施工計画に対して施工が完了した継手に対応するものとして算出されてもよい。また、施工状況情報出力部253は、これらの施工進捗率のそれぞれを算出してもよい。
ステップS303:施工状況情報出力部253は、施工不良箇所が有るか否かを判定する。このため、施工状況情報出力部253は、ステップS301により取得した施工モデルデータにおけるモデル内継手に連結された施工履歴情報のうちで、終了状態が正常終了を示していない施工履歴情報の有無を判定する。
ステップS304:ステップS303にて施工不良箇所が有ると判定した場合、施工状況情報出力部253は、施工不良の報知とステップS302にて算出した施工進捗率とを含む施工状況画面を表示部202にて表示させる。
施工状況画面における施工不良の報知は、例えば施工モデルデータを利用して表示した施工現場1の図面において施工不良が発生した継手の位置を示すものであってよい。このような施工不良の報知の表示により、管理者は施工現場1において施工不良が発生した箇所を的確に把握し、迅速に再施工などの措置を採ることができる。
また、施工状況画面における施工進捗率は、施工現場1全体におけるものと、所定期間におけるものと、所定の施工区間におけるものとを、同時にあるいは選択的に表示可能とされてよい。
ステップS305:ステップS304にて施工不良箇所が無いと判定した場合、施工状況情報出力部253は、ステップS302にて算出した施工進捗率を含み、施工不良の報知は含まない施工状況画面を表示部202にて表示させる。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について説明する。
図9は、第2実施形態に対応する施工管理システムの構成例を示している。図9において図1と同一部分には同一符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態の施工管理システムにおいては、上記第1実施形態の測位対応通信装置500に代えて、測位対応通信装置500Aが備えられる。
上記第1実施形態の測位対応通信装置500は、無線LANのアクセスポイント、あるいはビーコン送信機、あるいはUWB信号送信機とされていた。これに対して、本実施形態の測位対応通信装置500Aは、例えばIMES(Indoor Messaging System)に対応する送信機(IMES送信機)であってよい。測位対応通信装置500Aは、通信範囲に位置する端末の位置を測定し、測定した位置を示す位置情報を当該端末に送信する。測位対応通信装置500Aが送信する位置情報は、例えば緯度、経度、高さ(例えば、階数または標高)により位置を示すものであってよい。
測位対応通信装置500Aは、施工現場1において継手の施工が行われる場所を通信範囲としてカバーできるように配置されてよい。
本実施形態における融着装置100、施工管理サーバ300の構成は、図2、図6と同様でよい。
本実施形態においては、融着装置100が通電制御を行うことで起動した通信機110が測位対応通信装置500Aから送信される位置情報を受信する。融着装置100の位置情報取得部162は、図7のステップS105の処理として、通信機110が受信した位置情報を、継手位置情報(継手固有情報)として取得する。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について説明する。図10は、第3実施形態に対応する管理システムの構成例を示している。図10において図1と同一部分には同一符号を付して適宜説明を省略する。
図10の施工管理システムにおいては、融着装置100が継手固有情報としての継手位置情報を取得するにあたり、測位対応通信装置500Bが備えられる。本実施形態の測位対応通信装置500Bは、例えばQuuppa Intelligent Locating System(登録商標、以下、「Quuppaシステム」と記載する)に対応するロケータであってよい。
測位対応通信装置500Bは、施工現場1において継手の施工が行われる場所を通信範囲としてカバーできるように適宜配置されてよい。
本実施形態における融着装置100は、図2と同様の構成であってよい。そのうえで、本実施形態の通信機110は、起動に応じてQuuppaシステムに対応する測位信号を送信するようにされる。通信機110が送信する測位信号には、例えば対応の融着装置100を一意に識別する融着装置IDが含まれる。
本実施形態においては、融着装置100がコネクタ105に通電を行ったことで通信機110が起動され、起動された通信機110が信号を送信する。
Quuppaシステムのロケータとしての測位対応通信装置500Bは、通信機110が測位信号を送信する際に出力された電波の入射角を計算し、自己の位置と、計算された入射角と、受信した融着装置IDとを含む位置算出要求を位置演算サーバ600に送信する。
位置演算サーバ600は、受信された位置算出要求に含まれる測位対応通信装置500Bの位置と入射角の情報等を利用して、測位対象物の位置を算出する。このように算出される測位対象物の位置は、通信機110の位置を示すものとなる。つまり、算出される測位対象物の位置は、施工対象の継手が施工された位置を示すものとなる。位置演算サーバ600は、算出した位置を示す位置情報と融着装置IDとを含む位置情報通知を施工管理サーバ300に送信する。施工管理サーバ300は、送信された位置情報通知を、対応の融着装置100に送信する。融着装置100は、施工管理サーバ300から送信された継手位置通知に含まれる位置情報を継手位置情報として取得する。
図11のフローチャートを参照して、本実施形態の融着装置100と施工管理サーバ300とが実行する処理手順例について説明する。同図の処理手順は、融着装置100を利用して作業者が行う1の継手の施工に対応してパイプを連結する際に対応する処理となる。本実施形態において、融着装置100と施工管理サーバ300の構成は、図2、図6と同様でよい。
まず、融着装置100が実行する処理手順例について説明する。ステップS301~S303の処理は、図7のステップS101~S103と同様である。
ステップS304:Quuppaシステム対応する通信機110は、ステップS303によりコネクタ105への通電が開始されたことに応じて起動し、測位信号を送信する。
通信機110が測位信号を送信したことに応じて、前述のようにQuuppaシステムのロケータとしての測位対応通信装置500Bが電波の入射角を計算し、自己の位置と、計算された入射角と、受信した融着装置IDとを含む位置算出要求を位置演算サーバ600に送信する。
ステップS305:ステップS304により通信機110が測位信号を送信したことに応じて、施工管理サーバ300は、前述のように位置演算サーバ600から送信された位置情報通知を融着装置100に転送する。
融着装置100において位置情報取得部162は、転送された位置情報通知を受信し、受信した位置情報通知に含まれる位置情報を、継手位置情報として取得する。
ステップS306~S308の処理は、図7のステップS106~S108と同様である。この場合の施工履歴情報処理部161は、ステップS307にて施工履歴情報を生成するにあたり、ステップS305にて受信した位置情報通知から取得した位置情報を、継手固有情報フィールドFL4の継手固有情報として格納する。
次に、施工管理サーバ300が実行する処理手順例について説明する。
ステップS401:ステップS304により通信機110が測位信号を送信したことに応じて、前述のように測位対応通信装置500Bが位置算出要求を位置演算サーバ600に送信する。位置演算サーバ600は、位置算出要求の受信に応じて測位対象物の位置を算出し、位置情報通知を施工管理サーバ300に送信する。
施工管理サーバ300において制御部302は、ステップS401にて施工管理サーバ300から送信された位置情報通知を受信する。
ステップS402:制御部302は、受信された位置情報通知に含まれる融着装置IDが示す融着装置100を宛先(転送先)として、当該受信された位置情報通知を転送する。
ステップS403:ステップS307により融着装置100から施工履歴情報が送信されたことに応じて、融着装置100の施工履歴情報処理部161は、施工モデルデータ更新処理を実行する。当該ステップS403としての施工モデルデータ更新処理は、図7のステップS201~S208と同様である。
<変形例>
以下に、上記各実施形態に対応する変形例について説明する。以下の変形例は、適宜組み合わされてよい。
[第1変形例]
図7に示される処理では、融着装置100が通電制御を行うごとに施工履歴情報を送信しているが、所定の施工期間において行った通電制御ごとに応じた施工履歴情報を記憶しておき、所定のタイミングで一括して施工履歴情報を送信するようにしてよい。この場合、施工管理サーバ300は、送信された施工履歴情報ごとにステップS201~S208の処理を実行し、施工モデルデータへの施工履歴情報の連結を行うようにされてよい。
[第2変形例]
本実施形態の施工端末200(200A、200B)は、施工履歴情報が連結された施工モデルデータを利用して、継手の施工結果を示す帳票データを作成可能とされてよい。施工端末200は、作成した帳票データを表示、印刷等により出力可能とされてよい。
そのうえで、本実施形態の施工端末200は、施工現場1にて例えば継手の施工が行われた配管に対して行われた水圧検査等の検査結果等についても施工モデルデータに連結可能とされてよい。また、施工端末200は、施工モデルデータに連結させた検査結果も帳票として出力可能とされてよい。
[第3変形例]
なお、本実施形態において、施工現場1にて施工された現物の継手の位置と対応付けが行われる図面データは、3次元モデルによる施工モデルデータではなく、2次元モデルによる図面データであってもよい。
なお、上述の施工管理システムにおける各装置の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の施工管理システムにおける各装置の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 施工現場、100 融着装置、200(200A、200B) 施工端末、300 施工管理サーバ、500(500-1~500-3、500A、500B) 測位対応通信装置、600 位置演算サーバ

Claims (8)

  1. 施工現場において施工対象の継手が施工される位置に在り、前記施工現場に設けられた測位システムと通信を行うようにされる通信機と、
    前記通信機が測位システムと通信を行うことにより測定される位置情報を取得する位置情報取得部と、
    継手をパイプと融着させる施工に対応して施工対象の継手に通電を行う融着装置による施工結果を示す施工履歴情報を生成し、生成された施工履歴情報に前記位置情報取得部が取得した位置情報を対応付ける施工履歴情報処理部と、
    前記施工現場における配管を示す図面において施工位置が示され、当該図面においてそれぞれ固有の継手識別情報が付与された図面内継手のうちから、前記施工履歴情報に対応付けられた位置情報が示す位置と前記施工位置が合致する図面内継手を、施工対象の継手に対応するものと特定し、特定された図面内継手に付与された継手識別情報を、前記施工履歴情報に対応する施工対象の継手に対応付ける識別情報処理部と
    を備える施工管理システム。
  2. 前記識別情報処理部は、
    前記施工履歴情報に対応付けられた位置情報が示す位置と前記施工位置が合致する図面内継手がない場合、前記図面において前記施工履歴情報に対応付けられた位置情報が示すのと同じ位置を基準とする所定の位置範囲に存在する図面内継手のうちで、前記施工履歴情報に対応する施工対象の継手と仕様が合致する図面内継手を施工対象の継手に対応するものと特定する
    請求項1に記載の施工管理システム。
  3. 前記識別情報処理部は、
    前記施工履歴情報に対応付けられた位置情報が示す位置と前記施工位置が合致する図面内継手がない場合、前記図面において前記施工履歴情報に対応付けられた位置情報が示すのと同じ位置を基準とする所定の位置範囲に存在する図面内継手のうちで、施工スケジュールが前記施工履歴情報にて示される施工日時と合致する図面内継手を施工対象の継手に対応するものと特定する
    請求項1または2に記載の施工管理システム。
  4. 前記通信機は、通電に際して前記パイプに対して接触される融着装置のコネクタに設けられる
    請求項1から3のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  5. 前記通信機は、通電のために前記コネクタへの電流の供給が開始されることに応じて起動し、通信を行う
    請求項4に記載の施工管理システム。
  6. 前記位置情報取得部は、前記測位システムにおける複数の測位対応通信装置のそれぞれから前記通信機が受信する位置情報と、前記複数の測位対応通信装置のそれぞれとの通信における電波強度に基づいて自己の位置を測定し、測定した位置情報を取得する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  7. 前記測位システムにおける測位対応通信装置は、自己が設けられた位置に対応して平面方向における位置と高さ方向における位置とを示す位置情報を送信し、
    前記位置情報取得部は、前記通信機が受信した前記位置情報を取得する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  8. 前記位置情報取得部は、前記測位システムにおける測位対応通信装置の位置と当該測位対応通信装置が前記通信機から受信した電波の入射角とに基づいて測定された位置を示す位置情報を取得する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の施工管理システム。
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