JP2023141206A - 室内構造 - Google Patents

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哲夫 由田
Tetsuo Yoshida
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Abstract

【課題】間仕切り壁の端部で回折する回折音を、隣接する個室ブースに伝搬することを低減することができるブース構造を提供する。【解決手段】複数の個室ブース10A、10Bを含むブース構造1であって、複数の個室ブース10A、10Bは、室内RIの一方側に開放しており、隣接する個室ブース10A、10B同士は、間仕切り壁17により区画されており、間仕切り壁17の端部17aには、間仕切り壁17の高さの方向に沿って、吸音構造20が設けられている。好ましくは、吸音構造20は、間仕切り壁17の端部17aにおいて、障壁20Aにより空洞43が形成された構造であり、障壁20Aには、一方側に開口し、空洞43に連通した連通部42が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、複数の個室ブースを含む室内構造に関する。
従来から、テレビ会議、ソロワーク等で使用される個室ブースにおいては、スピーチプライバシーの確保を行うためにブース間の遮音性能が求められる。遮音性能を確保するには、天井面、壁面で囲まれた閉鎖空間とすることが必要となるが、閉鎖空間とした場合、消防法への対応(煙感知器、スプリンクラーの設置、不燃材の使用)や、空調設備、換気設備を設ける必要がある。
消防法への対応、空調・換気設備を不要とするため、一面開放した(室内の一方側に開放した)個室ブースが利用されることがある。このような個室ブースを複数設ける場合には、たとえば、特許文献1で開示されているように、隣接する個室ブースに間仕切り壁が配置されることがある。
特許第5771933号公報
しかしながら、特許文献1に示すブース構造では、室内の一方側に開放した開放部分から、隣の個室ブースに音が伝播するおそれがある。具体的には、個室ブース内で発生した発生音は、間仕切り壁の端部で回折を起こし、この回折した音(回折音)が、隣接する個室ブースに伝搬するおそれがある。これにより、隣接する個室ブースの話声等が聞こることもあり、スピーチプライバシーの確保が困難になったり、集中を必要とする作業が困難になったりすることが想定される。
このような点を鑑みて、本発明の目的とするところは、間仕切り壁の端部で回折する回折音を、隣接する個室ブースに伝搬することを低減することができるブース構造を提供する。
前記課題を鑑みて、本発明に係るブース構造は、複数の個室ブースを含むブース構造であって、前記複数の個室ブースは、室内の一方側に開放しており、前記複数の個室ブースのうち隣接する個室ブース同士は、間仕切り壁により区画されており、前記間仕切り壁の端面のうち、前記一方側の端部には、前記間仕切り壁の高さの方向に沿って、吸音構造が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、間仕切り壁の端部のうち、一方側の端部には、間仕切り壁の高さの方向に沿って、吸音構造が設けられているので、個室ブース内で発生した発生音が、間仕切り壁の端部で回折を起こすことを低減することができ、隣接する個室ブースに回折音が伝搬することを抑えることができる。これにより、隣り合う2つの個室ブースのうち、一方側の個室ブースにおけるスピーチプライバシーの確保を確保することができるとともに、他方の個室ブースにおいて、集中を要する作業を行うこともできる。
より好ましい態様にしては、前記吸音構造は、前記間仕切り壁の端部において、少なくとも障壁により空洞が形成された構造であり、前記障壁には、前記一方側に開口し、前記空洞に連通した連通部が形成されている。
この態様によれば、吸音構造は、間仕切り壁の端部に形成した空洞と、この空洞を連通し、室内の一方側に開口した連通部と、により、ヘルムホルツ共鳴器が形成される。これにより、各個室ブース内で発生した音のうち、ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数に応じた周波数の音を、吸収することができる。
ここで、たとえば、間仕切り壁の端面に、隔壁により筐体を形成し、この筐体の内部空間を空洞として、空洞を連通し、室内の一方側に開口した連通部を設けてもよい。しかしながら、より好ましい態様としては、前記障壁は、前記間仕切り壁の端面に設けられ、前記隣接する個室ブースのうち、各個室ブースに延在した第1障壁部と、前記各個室ブース内において、前記第1障壁部と前記間仕切り壁とにより前記空洞が形成されるように、前記間仕切り壁から延在した第2障壁部と、を備える。
この態様によれば、個室ブースのそれぞれに対して、個室ブース内に、間仕切り壁を利用して、第1障壁部および第2障壁部により、空洞を形成することができるため、吸音機構を個室ブースから外部に突出させなくてもよい。これにより、ブース構造の省スペース化を図ることができる。
ここで、たとえば、空洞を形成することができるのであれば、第1障壁部と第2障壁部の形状は特に限定されない。より好ましい態様としては、前記第2障壁部は、前記間仕切り壁から、前記一方側に進むに従って、前記間仕切り壁から離れるように、傾斜している。
このように傾斜した第2障壁部を設けることにより、第2障壁部を個室ブース側に傾斜するように向けることができるので、第2障壁部で、個室ブース内の音を、その内部で吸音することができる。
ここで、たとえば、空洞と連通部により、ヘルムホルツ共鳴器を形成することができるのであれば、その構造は、特に限定されるものではないが、より好ましい態様としては、前記空洞には、前記空洞を上下方向に複数の分割空間に分割する分割材が設けられており、前記分割された分割空間ごとに連通する前記連通部が設けられており、前記分割空間と前記連通部とにより、ヘルムホルツ共鳴器が形成されている。
この態様によれば、分割空間と連通部とにより、ヘルムホルツ共鳴器が形成されているので、特定の周波数帯域の音を低減することができる。ここで、200~300Hzの範囲に共振周波数を有するようにヘルムホルツ共鳴器を設ければ、この周波数帯域の回折音を吸音することができる。特に、吸音構造の水平方向の幅を、680mm以上にすれば、間仕切り壁を越えて伝播する500Hz帯域の回折音を吸音することができるため、幅広い周波数帯域の回折音を吸音することができる。
さらに、より好ましい態様としては、前記障壁の表面には、吸音材が設けられている。この態様によれば、前記障壁の表面には、吸音材が設けられているので、1kH帯域の音を低減することができる。
本発明によれば、間仕切り壁の端部で回折する回折音を、隣接する個室ブースに伝搬することを低減することができる。
本実施形態に係るブース構造を示す模式的平面図である。 図1に示すA-A線に沿ったブース構造の断面図である。 図1に示すブース構造の吸音構造の模式的斜視図である。 図1に示す吸音構造のB部の模式的拡大図である。 (a)は、図4に示す吸音構造のモデル図であり、(b)は、鉛直方向から視た吸音構造のモデル図である。 図3に示す吸音構造の変形例に係る模式的斜視図である。 (a)は、図6に示す吸音構造のモデル図であり、(b)は、鉛直方向から視た吸音構造のモデル図である。
以下に図1~図7を参照しながら、本発明の2つの本実施形態に係るブース構造1を説明する。
図1は、本実施形態に係るブース構造を示す模式的平面図である。図2は、図1に示すA-A線に沿ったブース構造の断面図である。図3は、図1に示すブース構造の吸音構造の模式的斜視図である。図1および図2に示すように、本実施形態に係るブース構造1は、たとえば、オフィスの執務室、会議室等の室内に設けられた構造である。ブース構造1は、複数(2つ)の個室ブース10A、10Bからなるが、たとえば、3以上の個室ブースであってもよい。
図1に示すように、2つの個室ブース10A、10Bは、室内RIの一方側に開放している。すなわち、これらの2つの個室ブース10A、10Bは、同じ方向に、ブース内空間を形成する壁面のうちの1つが開放された状態である。ブース構造1は、床11から天井18まで、延在した、一対の側壁15、15と、背壁16とを備えており、これらの壁は、室内空間を形成する立壁、袖壁、または仕切り壁などであってもよい。隣接する個室ブース10A、10B同士は、間仕切り壁17により区画されている。
間仕切り壁17は、個室ブース10A、10Bを区画することができるのであれば、木質板、樹脂板、石膏ボード、ガラス板、またはケイ酸カルシウム板、さらにはこれらを複合したボード材からなり、これらの表面のうち、室内RI側の表面に、化粧層、化粧シート、仕上げ材がさらに設けられていてもよい。
本実施形態では、個室ブース10A、10Bを形成する側壁15、15、背壁16、および、間仕切り壁17の表面には、吸音材34が設けられていてもよい。吸音材34としては、グラスウール、樹脂繊維などからなる不織布または織布のシート、発泡樹脂のシートなどを挙げることができ、吸音性を確保することができるのであれば、特に限定されるものではない。
ここで、隣接する個室ブース10A、10B同士は、一対の側壁15、15と、背壁16と、間仕切り壁17とが、床11から天井18までにわたって形成されている。したがって、一方の個室ブース10Aで発生した音が、天井18を反射したり、回折したりして、他方の個室ブース10Bまで、届くことは、ほとんどない。しかしながら、上述した如く、2つの個室ブース10A、10Bは、同じ方向に、ブース内空間を形成する壁面のうちの1つが開放された状態である。したがって、室内の一方側に開放した空間から、一方の個室ブースで発生した音が回折し、他方の個室ブースまで、届くことがある。
このような点から、本実施形態では、図3に示すように、間仕切り壁17の端部17aのうち、一方側の端部17aには、間仕切り壁17の高さの方向に沿って、吸音構造20が設けられている。本実施形態では、吸音構造20は、床11から天井18までにわたって配置されている。
具体的には、吸音構造20は、間仕切り壁17の端部において、間仕切り壁17と、障壁20Aにより空洞43が形成された構造である。障壁20Aには、一方側に開口し、空洞43に連通した連通部42が形成されている。本実施形態では、障壁20Aは、第1障壁部21と、一対の第2障壁部22、22と、を備えている。
第1障壁部21は、間仕切り壁17の端面17bに設けられており、隣接する個室ブース10A(10B)のうち、各個室ブース10A(10B)に延在した部分である。各第2障壁部22は、各個室ブース10A(10B)内において、第1障壁部21と間仕切り壁17とにより空洞43が形成されるように、間仕切り壁17から延在している。第2障壁部22は、間仕切り壁17から、室内RIの一方側に進むに従って、間仕切り壁17から離れるように、傾斜している。本実施形態では、障壁20Aを構成する第1障壁部21と第2障壁部22との間に、隙間が形成され、この隙間が連通部42となっている。
本実施形態では、第1障壁部21の表面のうち、室内の空間に面した一方側の表面には、吸音材31が貼り付けられており、第2障壁部22の両面にも、吸音材32が貼り付けられている。吸音材31、32は、側壁15、15、背壁16、および、間仕切り壁17に貼り付けられた吸音材34で例示した材料を用いることができる。本実施形態では、さらに、上述した如く、傾斜した第2障壁部22を設けることにより、第2障壁部22を個室ブース10A(10B)側に傾斜するように向けることができるので、第2障壁部22で、個室ブース10A(10B)内の拡散音を、低減することができる。
ここで、空洞43と、これに連通する連通部42とにより、ヘルムホルツ共鳴器を形成される。したがって、各個室ブース10A、10B内で、ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数に応じた周波数の音を、吸収することができる。ここで、実施形態では、ヘルムホルツ共鳴器で吸音できる共振周波数を、以下のようにして設定している。
具体的には、本実施形態では、図3および図4に示すように、空洞43には、空洞43を上下方向に複数の分割空間44に分割する分割材41が設けられており、分割された分割空間44ごとに連通する連通部42が設けられている。本実施形態では、形成された空洞43において、上下方向に、分割材41として、三角形状の板材が、その周縁において、上下方向に間隔を空けて、間仕切り壁17(具体的にはその表面に貼り付けられた吸音材31)と、第1障壁部21と、第2障壁部22(具体的には、その内面に貼り付けられた吸音材32)とに、固着されている。なお、図4に示す符号「a」が、吸音構造20の水平方向の幅であり、「b」が、連通部42の幅である。
本実施形態では、分割空間44と連通部42とにより、ヘルムホルツ共鳴器が形成されている。ここで、ヘルムホルツ共鳴器で、200~300Hzの範囲に共振周波数を有する音を吸音する場合には、以下のように構成する。その詳細を、図5を参照して詳細に説明する。図5(a)は、図4に示す吸音構造のモデル図であり、(b)は、鉛直方向から視た吸音構造のモデル図である。
本実施形態では、各ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数fを、以下の式(1)を用いて算出することができる。
Figure 2023141206000002
ここで、cは、音速であり、Sは、図5(b)に示す各連通部42の開口断面積であり、Vは、分割空間44の体積であり、tは、図5(a)に示す第1障壁部21の厚さであり、δは、開口端補正値である。
吸音のメカニズムを簡単に説明すると、外部から発生した音(音波)によってヘルムホルツ共鳴器が共鳴し、各ヘルムホルツ共鳴器を構成する連通部42で空気(空気粒子)が激しく振動する結果、音の振動エネルギーが摩擦エネルギー(熱エネルギー)に変換されて消費される。その結果として音が吸音されることになる。ヘルムホルツ共鳴器では、上述した式(1)で表される共振周波数近傍において音の振動エネルギーが効率的に消費される構造となり、共振周波数近傍で効率的に吸音することができる。
ここで、具体的に数値として、音速cは、340m/sとする。図5に示すモデルでは、連通部42の高さ0.15m(150mm)、連通部42の幅0.10m(100mm)であることから、各連通部42の開口断面積Sは、0.015mである。
分割空間44の体積Vは、三角柱状の空間の体積であることから、図5(a)、(b)に示すように、0.3m(300mm)×0.2m(200mm)×1/2×0.15m(150mm)であり、0.0045mである。第1障壁の厚さtは、0.02m(20mm)である。この開口断面積Sに対する開口端補正値δは、0.12mmであることから、これを計算すると、共振周波数fは、262Hzとなる。なお、開口端補正値δは、実験等で算出した値である。このようにして、分割空間33と連通部42とにより、200~300Hzの範囲に共振周波数を有するヘルムホルツ共鳴器が形成されているので、この周波数帯域の音を低減することができる。
さらに、本実施形態では、吸音構造20の水平方向の幅aは、680mm以上である。これにより、間仕切り壁17を越えて伝播する500Hz帯域の回折音を、吸音構造20で吸音することができる。さらに、吸音構造20の第1および第2障壁部21、22に、吸音材31、32を設けられているので、1kH帯域の音を低減することができる。このようにして、吸音構造20により、幅広い帯域の回折音を低減することができる。
ここで、図6に示すブース構造1であってもよい。図6は、図1に示すブース構造の吸音構造の変形例に係る模式的斜視図であり、図7(a)は、図6に示す吸音構造のモデル図であり、図7(b)は、鉛直方向から視た吸音構造のモデル図である。
図6に示すブース構造1は、吸音構造20が、図4に示すものと相違する。したがって、以下に吸音構造20の相違点について、詳細に説明する。図6に示すように、吸音構造20は、間仕切り壁17の端部において、間仕切り壁17と、障壁20Aにより箱型の閉空間となる空洞43が形成された構造である。
本実施形態では、第1障壁部21に、一方側に開口し、空洞43に連通した円形状の連通部(連通孔)42が形成されている。本実施形態では、障壁20Aは、第1障壁部21と、一対の第2障壁部22、22とで構成されている。
第1障壁部21は、間仕切り壁17の端面17bに設けられており、隣接する個室ブース10A(10B)のうち、各個室ブース10A(10B)に延在した部分である。第2障壁部22は、各個室ブース10A(10B)内において、間仕切り壁17から、第1障壁部21の幅方向の端部まで延在している。第1および第2障壁部21、22と間仕切り壁17とにより、三角柱状の空洞43が形成されている。
本変形例も同様に、この空洞43を上下方向に分割する分割材41が形成されており、この分割材41により、上下方向に、複数の分割空間44が形成されている。本実施形態では、この複数の分割空間44毎に、第1障壁部21に、分割空間44に連通する連通部42が形成されている。
本変形例では、分割空間44と連通部42とにより、ヘルムホルツ共鳴器が形成されている。ここで、200~300Hzの範囲に共振周波数を有するヘルムホルツ共鳴器を形成する場合には、以下のように構成する。
具体的には、上述した式(1)において、具体的に数値として、音速cは、340m/sとする。図6に示すモデルでは、連通部42は、直径0.1m(100mm)の円であることから、各連通部42の開口断面積Sは、0.00785mである。
分割空間44の体積Vは、三角柱状の空間の体積であることから、図6(a)、(b)に示すように、0.3m(300mm)×0.2m(200mm)×1/2×0.15m(150mm)であり、0.0045mである。第1障壁の厚さtは、0.02m(20mm)である。この開口断面積Sに対する開口端補正値δは、連通部の直径×0.8で、0.08mmであることから、これを計算すると、共振周波数fは、226Hzとなる。なお、開口端補正値δは、実験等で算出した値であってもよい。このようにして、分割空間33と連通部42とにより、200~300Hzの範囲に共振周波数を有するヘルムホルツ共鳴器が形成されているので、この周波数帯域の音を低減することができる。
以上、本実施形態によれば、各個室ブース10A、10Bは、室内RIの一方側に開放しているので、ブース内空間の換気設備、空調設備、および消防設備を設けなくてもよく、ブース構造の設置の低コスト化を図ることができる。
また、間仕切り壁17の端部のうち、上述した吸音構造20が設けられているので、個室ブース10A、10B内で発生した発生音が、間仕切り壁17の端部17aで回折を起こすことを低減することができる。これにより、隣り合う2つの個室ブース10A、10Bのうち、一方側の個室ブース10A(10B)におけるスピーチプライバシーの確保を確保することができるとともに、他方の個室ブース10B(10A)において、集中を要する作業を行うこともできる。
本実施形態では、個室ブース10A、10Bの壁面に吸音材34を設けることにより、個室ブース10A、10B内での拡散音を抑えることにより、このような回折音をより一層低減することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
1:ブース構造、10A、10B:個室ブース、17:間仕切り壁、20:吸音構造、21:第1障壁部、22:第2障壁部、31、32:吸音材、42:連通部、43:空洞、44:分割空間

Claims (6)

  1. 複数の個室ブースを含むブース構造であって、
    前記複数の個室ブースは、室内の一方側に開放しており、
    前記複数の個室ブースのうち隣接する個室ブース同士は、間仕切り壁により区画されており、
    前記間仕切り壁の端部のうち、前記一方側の端部には、前記間仕切り壁の高さの方向に沿って、吸音構造が設けられていることを特徴とするブース構造。
  2. 前記吸音構造は、前記間仕切り壁の端部において、少なくとも障壁により空洞が形成された構造であり、
    前記障壁には、前記一方側に開口し、前記空洞に連通した連通部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブース構造。
  3. 前記障壁は、
    前記間仕切り壁の端面に設けられ、前記隣接する個室ブースのうち、各個室ブースに延在した第1障壁部と、
    前記各個室ブース内において、前記第1障壁部と前記間仕切り壁とにより前記空洞が形成されるように、前記間仕切り壁から延在した第2障壁部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のブース構造。
  4. 前記第2障壁部は、前記間仕切り壁から、前記一方側に進むに従って、前記間仕切り壁から離れるように、傾斜していることを特徴とする請求項3に記載のブース構造。
  5. 前記空洞には、前記空洞を上下方向に複数の分割空間に分割する分割材が設けられており、
    前記分割された分割空間ごとに連通する前記連通部が設けられており、
    前記分割空間と前記連通部とにより、ヘルムホルツ共鳴器が形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載のブース構造。
  6. 前記障壁の表面には、吸音材が設けられていることを特徴とする請求項2~5のいずれか一項に記載のブース構造。
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